JP2003192593A - 膀胱排出力改善剤 - Google Patents

膀胱排出力改善剤

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JP2003192593A JP2002354856A JP2002354856A JP2003192593A JP 2003192593 A JP2003192593 A JP 2003192593A JP 2002354856 A JP2002354856 A JP 2002354856A JP 2002354856 A JP2002354856 A JP 2002354856A JP 2003192593 A JP2003192593 A JP 2003192593A
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Hiroshi Nagabukuro
長袋  洋
Yuji Ishichi
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れた膀胱排出力改善剤の提供。 【解決手段】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有
する非カルバメート系アミン化合物は、優れた膀胱筋収
縮増強作用を有すると共に、尿道筋収縮作用を有しない
ことから、排尿効率が高く、膀胱排出力改善剤として有
用である。更には、排尿障害、特に排尿困難の予防及び
治療剤としても有用である。特に、1−ベンジル−4−
[(5,6−ジメトキシ−1−インダノン)−2−イ
ル]メチルピペリジンが有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、より詳しく
は膀胱排出力改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】下部尿路疾患は、尿の蓄積(蓄尿)から
排泄(排尿)の過程における自覚的あるいは他覚的異常
の総称であり、蓄尿障害(尿失禁、頻尿等)、排尿障害
(排尿困難、排尿痛、尿路閉塞等)等に分けられる。下
部尿路疾患は、若年層からも見受けられるが、近年、高
齢化社会の進展とともに、高齢者の下部尿路疾患、特に
排尿障害、とりわけ前立腺肥大症に伴う排尿困難が大き
な社会問題となっている。排尿は、排尿中枢の支配下、
骨盤神経等の副交感神経、下腹神経等の交感神経及び陰
部神経等の体性神経からなる末梢神経系が司っており、
種々の神経伝達物質(例えば、アセチルコリン、アドレ
ナリン、ATP、サブスタンスP、ニューロペプチドY
等)の関与が示唆されている。排尿障害、特に排尿困難
の治療薬としては、 膀胱筋(排尿筋)の収縮力を増強さ
せる薬剤、又は、尿道筋を弛緩し、尿道抵抗を減弱させ
る薬剤が用いられる。膀胱筋に働き、その収縮力を増強
させる薬剤としては、例えばベサネコール等のコリン作
用剤、ジスチグミン等のアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤等が使用されているが、例えば、ベサネコールに
は、流涙、発汗、胃腸障害、腹痛等の副作用があり、妊
婦、消化性潰瘍、器質的腸管閉塞、喘息、甲状腺機能亢
進症等には禁忌であり、今だ満足な薬剤は見い出されて
いない。また、膀胱筋収縮力の増強作用を有するアセチ
ルコリンエステラーゼ阻害剤としては、分子内にカルバ
メート構造(−OCON−)を有するカルバメート系ア
セチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、ジスチグミ
ン、ネオスチグミン等)が知られている。該カルバメー
ト系アセチルコリンエステラーゼ阻害剤は、その分子構
造上の特徴であるカルバメート構造に基づいて阻害作用
を発現することが知られている(Goodman & Gilman's
The PHARMACOLOGICAL BASIS OF THERAPEUTICS, Ninth e
d., McGraw-Hill, New York, p.161-176)。しかしなが
ら、例えば、ジスチグミンは膀胱筋を収縮させる一方
で、尿道筋を収縮し、尿道抵抗をあげる作用を有してお
り、そのために排尿効率が悪く、臨床での効果が不十分
であることが知られている。 また、ネオスチグミンは、
作用持続が短いため治療には用いられない(「神経因性
膀胱の診断と治療」第2版、服部孝道、安田耕作著、医
学書院 p105-106, p139)。
【0003】一方、 アセチルコリンエステラーゼ阻害作
用を有し、カルバメート系阻害剤とは構造の異なる種々
のアミン化合物が以下のように報告されている。 EP-A-0378207に記載の下式化合物又はその
塩。
【化1】 〔式中、Bは置換されていてもよい飽和又は不飽和の5
〜7員アザ複素環状基を示し、Aは結合手又は炭化水素
残基、オキソ基若しくはヒドロキシ基で置換されていて
もよいアルキレン基又はアルケニレン基を示し、
【化2】---は単結合若しくは二重結合を示し(但し、
Aが結合手を表すときは、
【化3】---は単結合を表す)、R2及びR3はそれぞれ
独立して水素原子若しくは置換基を有していてもよい炭
化水素残基を示すか(但し、同時に水素原子ではない)
又は、隣接する窒素原子とともに環状アミノ基を形成し
てもよく、nは0、1又は2を示し、pは1又は2を示
す。〕 具体例として、3−[1−(フェニルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−1−[4−(ピロリジン−1−イル)
フェニル]−1−プロパノン、1−[4−(N,N−ジ
メチルアミノ)フェニル]−3−[1−(フェニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−1−プロパノン等が記載
されている。
【0004】特開平5−140149号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化4】 〔式中、XはR−N< (Rは水素原子、置換基を
有していてもよい炭化水素基又は置換基を有していても
よいアシル基を示す)、酸素原子又は硫黄原子を示し、
2は水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素
基を示し、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、kは0〜3の整数を、mは1〜8の整数を、nは1
〜6の整数を示す。〕 具体例として、3−[1−(フェニルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−1−(2,3−ジヒドロ−1H−イン
ドール−5−イル)−1−プロパノン、3−[1−(フ
ェニルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−(2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン
−8−イル)−1−プロパノン等が記載されている。
【0005】特開平6−166676号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化5】 〔式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基又は置換基を有していてもよいアシル基を示
し、A環は更に置換基を有していてもよいベンゼン環を
示し、nは1ないし10の整数を示し、R、R及び
は同一又は異なって水素原子又は置換基を有してい
てもよい炭化水素基を示し、あるいはRとRは隣接
する窒素原子と共に置換基を有していてもよい複素環基
を形成していてもよく、Rはnの繰り返しにおいてそ
れぞれ異なっていてもよく、kは0ないし3の整数を、
mは1ないし8の整数を示す。但し、k=0かつm=2
の時、n>1である。〕 具体例として、1−[3−(フェニルメチル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン
−7−イル]−3−[4−(フェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル]−1−プロパノン、1−[2−(フェニ
ルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2
−ベンズアゼピン−8−イル]−3−[4−(フェニル
メチル)ピペラジン−1−イル]−1−プロパノン等が
記載されている。
【0006】特開平6−206875号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化6】 〔式中、A環は更に置換基を有していてもベンゼン環
を、B環は同一又は異なるヘテロ原子を2個以上含む非
芳香性複素環であって、置換基を有していてもよく、R
は水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基
であって、nの繰り返しにおいて異なっていてもよく、
Yは置換基されていてもよいアミノ基又は置換基されて
いてもよい含窒素飽和複素環基を、nは1ないし10の
整数を示す。〕 具体例として、3−[1−(フェニルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−1−(2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンズオキサゼピン−7−イル)−1−プロ
パノン等が記載されている。
【0007】特開平7−206854号には、式
【化7】 〔式中、Arは少なくとも一つの複素環が縮合した三環
式縮合ベンゼン環基であって、置換基を有していてもよ
く、nは2ないし10の整数を示し、Rは水素原子又
は置換基を有していてもよい炭化水素基であって、nの
繰り返しにおいて異なっていてもよく、Yはそれぞれ置
換基を有していてもよい4−ピペリジニル基、1−ピペ
ラジニル基又は4−ベンジルー1−ピペリジニル基を示
す。〕 具体例としては、8−[3−[1−(フェニルメチル)
−4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]−1,
2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1
−ij]キノリン−4−オン、1−(1,2,2a,
3,4,5−ヘキサヒドロベンズ[cd]インドール−
6−イル)−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピペ
リジニル]−1−プロパノン等が記載されている。
【0008】特開平7−309835号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化8】 〔式中、Arは置換基を有していてもよい四環式縮合複
素環基を示し、nは1ないし10の整数を示し、R
水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基であ
って、nの繰り返しにおいて異なっていてもよく、Yは
それぞれ置換基を有していてもよいアミノ基又は含窒素
飽和複素環基を示す。〕 具体例として、3−[3−[1−(フェニルメチル)−
4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]−7,11
b,12,13−テトラヒドロ−5H−イソインドロ
[2,1−b][2]ベンズアゼピン−7−オン、2−
[1−オキソ−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピ
ペリジニル]]−4,5,7a,8,9,10,11,
11a−オクタヒドロ−6H−ピリド[3,2,1−j
k]カルバゾール−6−オン等が記載されている。
【0009】WO 93/07140、特表平6−5
00794号、特開平4−234845号、特開平6−
116237号、特開平7−109275号、 WO 9
7/37992、特開平5−148228号、特開平5
−194359号、特開平6−507387号、特表平
7−502272号、特表平8−511515号、特開
平6−41070号、特開平5−9188号、特開平5
−279355号、特開平5−320160号、特開平
6−41125号、特開平5−345772号、特開平
7−502529号、特開昭64−79151号、特開
昭62−234065号、特開平4−235161号、
特開平4−21670号、特開平9−268176号等
に記載のアミン化合物。 特開平2−167267号、特開昭63−16688
1号、特開平2−96580号、特開平3−15366
7号、特開昭61−148154号、特公平5−411
41号、特開昭63−284175号、特開平3−95
161号、特開平3−220189号、特開平4−13
4083号、特開平4−66571号、特表平11−5
00144号、特表平10−511651号、特開平4
−290872号、特開平2−231421号、特開平
4−18071号、特開平4−159225号、特開平
4−346975号、WO 99/11625、J.A
m.Chem.Soc.,1991,113,p4695-4696、J.Am.Che
m.Soc.,1989,111,p4116-4117、WO 97/11
077、Heterocycles,1977,8,p277-282、J.Chem.
Soc.(C),1971,p1043-1047等に記載のアミン化合物。 特開平2−91052号、特開平3−95143号、
特開平3−141244号、特開平3−223251
号、特開平5−239024号、特開平2−13825
5号等に記載のアミン化合物。
【0010】また、種々の薬理作用を有するアミン化合
物が以下のように報告されている。 WO 91/03243には、抗精神薬として用いら
れる式
【化9】 〔式中、mは0ないし3を、nは0ないし3を示し、
m,nが共に0を示すことはなく、pは0ないし3を、
Xは、O,S,SO,SO,NR,CR,C
O又はCHOHを、R、R及びRはそれぞれ水素
原子、C1−5アルキル、ハロゲン、NR1011
OH、COOH、C2−6カルボアルコキシ、CN、A
r、C1−5アルコキシ又はC1−5アルキルチオを示
し、R、R 及びRはそれぞれ水素原子、C1−5
アルキル、C2−6カルボアルコキシ、CN、C1−5
アルコキシ又はArを示し、XがO,S,SO,SO
又はNRのとき、R、R、R及びRはC
1−5アルコキシ、C1−5アルキルチオ、NR10
11又はOHではなく、Rは水素原子、アルキル、ハ
ロゲン、OH又はアルケニルを、Rは水素原子、C
1−5アルキル又はArを、Ar及びArはそれぞ
れナフチル、ピリジル、ピリミジル、インドリル、キノ
リニル、イソキノリニル又はフェニル基を示し、これら
の基はC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、1ない
し7のハロゲン原子を有するC1−3ハロアルキル、S
H、S(O)t−C1−3アルキル(tは1、2又は
3)、C2−6ジアルキルアミノ、ハロゲン、C1−3
アルキルアミノ、NH、CN、NO、SOH、テ
トラゾール、COOH、C2−6カルボアルコキシ、C
ONH、SO、NO、COR、CONR12
13、SONR1213、Ar、OAr又はS
Arで置換されていてもよい。Arはナフチル又は
フェニル基であり、これらの基はC1−3アルキル、1
ないし7のハロゲン原子を有するC1−3ハロアルキ
ル、C1−3アルコキシ、ハロゲン又はC1−3アルキ
ルチオで置換されていてもよい。R、R10
11、R12及びR13はそれぞれ水素原子、C
1−5アルキル又はフェニルを示し、R10とR11
共にC 3−6アルキレン鎖を、R12とR13は共にC
3−6アルキレン鎖を形成してもよい。a又はbは二重
結合又は単結合を示し、共に二重結合を示すことはな
い。〕で表される化合物又はその薬理的に許容できる塩
が記載されている。
【0011】特開昭52−72829号には、特にセ
ロトニン系機能障害によって生ずる病気の治療に使用さ
れる、式
【化10】 〔式中、Rは水素原子、炭素原子1ないし4個を含有す
るアルキル基又はアルキル部分が炭素原子1若しくは2
個含有するアラルキル基を表し、Xは水素原子又はハロ
ゲン原子、それぞれが炭素原子1ないし4個を有するこ
とができるアルキル、アルコキシ、又はアルキルチオ
基、トリフルオロメチル、ニトロ、ヒドロキシ又は置換
されていないアミノ基又は1個若しくは2個のアルキル
基又はアシル又はアルキルスルホニル基で置換されてい
るアミノ基を表し、Aは基 −CO−又は基 −CH
を表し、nは0、1又は2である。〕で表される化合物
又はその塩が記載されている。しかしながら、排尿障害
(排尿困難)の予防・治療剤としての作用、膀胱排出力
改善剤としての作用については、今まで何ら報告も示唆
も開示もされていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】膀胱排出力改善作用を
有することが知られている公知の化合物に比べて、排尿
効率が高く、汎用性の高い、排尿障害、特に排尿困難の
予防・治療剤の開発が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この様な
現状に鑑み、排尿効率が高い新しい膀胱排出力改善剤、
排尿障害、特に排尿困難の治療薬の探索研究を進め、鋭
意検討した結果、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用
を有する非カルバメート系アミン化合物が、予想外にも
優れた膀胱筋収縮増強作用を示すと共に、尿道筋収縮作
用を有しない、予想外にも優れた膀胱排出力改善作用、
排尿障害、特に排尿困難の予防・治療作用等を有してい
ることを見い出し、これに基づいて本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明は、〔1〕アセチルコリンエ
ステラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化
合物を含有してなる膀胱排出力改善剤、〔2〕アミン化
合物が、式
【化11】 〔式中、Arは縮合していてもよいフェニル基で、該フ
ェニル基は置換基を有していてもよい、nは1ないし1
0の整数、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい
炭化水素基、Yは置換基を有していてもよいアミノ基又
は置換基を有していてもよい含窒素飽和複素環基を示
す。〕で表される非カルバメート系化合物又はその塩で
ある第〔1〕項記載の剤、〔3〕Arがフェニル基であ
り、(i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基、(ii)ハロゲン原子、(iii)低級アルキレンジオ
キシ基、(iv)ニトロ基、(v)シアノ基、(vi)ヒド
ロキシ基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級ア
ルコキシ基、(viii)シクロアルキル基、(ix)ハロゲ
ン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(x)アミ
ノ基、(xi)モノ−低級アルキルアミノ基、(xii)ジ
−低級アルキルアミノ基、(xiii)5ないし7員環状ア
ミノ基、(xiv)低級アルキル−カルボニルアミノ基、
(xv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xvi)低級
アルコキシ−カルボニル基、(xvii)カルボキシ基、
(xviii)低級アルキル−カルボニル基、(xix)シクロ
アルキル−カルボニル基、(xx)カルバモイル基、チオ
カルバモイル基、(xxi)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(xxii)ジ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xxiii)低級アルキルスルホニル基、(xxiv)シ
クロアルキルスルホニル基、(xxv)フェニル基、(xxv
i)ナフチル基、(xxvii)モノ−フェニル−低級アルキ
ル基、(xxviii)ジ−フェニル−低級アルキル基、(xx
ix)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ
基、(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
オキシ基、(xxxi)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フ
ェニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiii)ジ−
フェニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiv)ベ
ンゾイル基、(xxxv)フェノキシカルボニル基、(xxxv
i)フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、(xxxvi
i)フェニルカルバモイル基、(xxxviii)フェニル−低
級アルキル−カルボニルアミノ基、(xxxix)フェニル
−低級アルキルアミノ基、(xxxx)フェニル−低級アル
キルスルホニル基、(xxxxi)フェニルスルホニル基、
(xxxxii)フェニル−低級アルキルスルフィニル基、
(xxxxiii)フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ
基及び(xxxxiv)フェニルスルホニルアミノ基(前記
(xxv)ないし(xxxxiv)のフェニル基、ナフチル基、
モノ−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル−低級
アルキル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
ルオキシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
オキシ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級アルキ
ル−カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル−カル
ボニル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル基、フ
ェニル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニルカル
バモイル基、フェニル−低級アルキル−カルボニルアミ
ノ基、フェニル−低級アルキルアミノ基、フェニル−低
級アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基、フェ
ニル−低級アルキルスルフィニル基、フェニル−低級ア
ルキルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホニルアミ
ノ基は、更に、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ
基、モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルア
ミノ基、ニトロ基、低級アルキル−カルボニル基及びベ
ンゾイル基から選ばれる置換基を1ないし4個有してい
てもよい。)から選ばれる置換基を1ないし4個有して
いてもよい第〔2〕項記載の剤、〔4〕Arが式
【化12】 〔式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
B'環は更にオキソ基で置換されていてもよい5ないし
9員の含窒素複素環を示す。〕で表される基である第
〔2〕項記載の剤、〔5〕Rが(1)水素原子、
(2)(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シ
アノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)
ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)
ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(vii
i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、
(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、
(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と
1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよ
い5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−
カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xv
i)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル
基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、
(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アル
キルスルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニ
ル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アル
キル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
ないし5個有していてもよい窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5な
いし14員複素環基、(xxv)C6−1 アリール基、
(xxvi)C7−16アラルキル基、(xxvii)ウレイド
基、3−メチルウレイド基、3−エチルウレイド基、3
−フェニルウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)
ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、
3−(4−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,
4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−
ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3
−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド
基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxvii
i)チオウレイド基、3−メチルチオウレイド基、3−
エチルチオウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、
3−(4−フルオロフェニル)チオウレイド基、3−
(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3−(4−メ
トキシフェニル)チオウレイド基、3−(2,4−ジク
ロロフェニル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレ
イド基又は3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xx
ix)アミジノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチ
ルアミジノ基、N−フェニルアミジノ基、N,N
−ジメチルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ
基、N−メチル−N−エチルアミジノ基、N,N
−ジエチルアミジノ基、N−メチル−N−フェニ
ルアミジノ基又はN,N−ジ(4−ニトロフェニ
ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
−クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
(xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
(xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
アリ−ル−C2− 12アルキニル基、シクロアルキル−
アルキル基又はアリール−アリール−C −10アルキ
ル基、(3)式−(C=O)−R、−(C=O)−O
、−(C=O)−NR、−SO−R、−
SO−R、−(C=S)−OR 又は −(C=S)NR
で表されるアシル基(R及びRがそれぞれ
水素原子又は(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、
(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ
基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
シ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキル
アミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)
炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級
アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキル
スルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニ
ル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−
カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバ
モイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
i)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アルコキ
シ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキ
シ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニ
トロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ
基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低
級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アル
キルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭
素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキ
ル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カ
ルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カ
ルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級ア
ルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カル
バモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ば
れる置換基を1ないし5個有していてもよい、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
6−14アリール基、(xxvi)C7−16アラルキル
基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3
−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド基、3−
(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチ
ルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)
ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、
3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−ビフェ
ニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド基、3−
メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイド基、3
−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオロフェニ
ル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニル)チオ
ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チオウレイ
ド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド
基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチ
ル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N−メチ
ルアミジノ基、N−エチルアミジノ基、N−フェニ
ルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、
,N−ジメチルアミジノ基、N−メチル−N
−エチルアミジノ基、N,N−ジエチルアミジノ
基、N−メチル−N−フェニルアミジノ基又は
,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、
(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,
3−ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニ
ジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノ
カルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、
(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベン
ジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペ
リジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボ
ニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カ
ルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル
基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボ
ニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルア
ミノチオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニ
ル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノス
ルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxi
v)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スル
ホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホ
ニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルア
ミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルア
ミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニル
アミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ
基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキ
ルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(x
xxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基
及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル
基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2−12
ルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール
−アリール−C1−10アルキル基である)、又は
(4)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、
(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、
(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)ア
ミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低
級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以
外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環
状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、
(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコ
キシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アル
キル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバ
モイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、
(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級ア
ルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個
有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれるヘテロ原子1ないし6個を含む5ないし14
員複素環基、A環が(i)ハロゲン化されていてもよい
低級アルキル基、(ii)ハロゲン原子、(iii)低級ア
ルキレンジオキシ基、(iv)ニトロ基、(v)シアノ
基、(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロゲン化されてい
てもよい低級アルコキシ基、(viii)シクロアルキル
基、(ix)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチ
オ基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級アルキルアミ
ノ基、(xii)ジ−低級アルキルアミノ基、(xiii)5
ないし7員環状アミノ基、(xiv)低級アルキル−カル
ボニルアミノ基、(xv)低級アルキルスルホニルアミノ
基、(xvi)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvii)
カルボキシ基、(xviii)低級アルキル−カルボニル
基、(xix)シクロアルキル−カルボニル基、(xx)カ
ルバモイル基、チオカルバモイル基、(xxi)モノ−低
級アルキル−カルバモイル基、(xxii)ジ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xxiii)低級アルキルスルホニ
ル基、(xxiv)シクロアルキルスルホニル基、(xxv)
フェニル基、(xxvi)ナフチル基、(xxvii)モノ−フ
ェニル−低級アルキル基、(xxviii)ジ−フェニル−低
級アルキル基、(xxix)モノ−フェニル−低級アルキル
−カルボニルオキシ基、(xxx)ジ−フェニル−低級ア
ルキル−カルボニルオキシ基、(xxxi)フェノキシ基、
(xxxii)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
基、(xxxiii)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
ル基、(xxxiv)ベンゾイル基、(xxxv)フェノキシカ
ルボニル基、(xxxvi)フェニル−低級アルキル−カル
バモイル基、(xxxvii)フェニルカルバモイル基、(xx
xviii)フェニル−低級アルキル−カルボニルアミノ
基、(xxxix)フェニル−低級アルキルアミノ、(xxx
x)フェニル−低級アルキルスルホニル基、(xxxxi)フ
ェニルスルホニル基、(xxxxii)フェニル−低級アルキ
ルスルフィニル基、(xxxxiii)フェニル−低級アルキ
ルスルホニルアミノ基及び(xxxxiv)フェニルスルホニ
ルアミノ基(前記(xxv)ないし(xxxxiv)に〕項記載
のフェニル基、ナフチル基、モノ−フェニル−低級アル
キル基、ジ−フェニル−低級アルキル基、モノ−フェニ
ル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、ジ−フェニル
−低級アルキル−カルボニルオキシ基、フェノキシ基、
モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル基、ジ−フ
ェニル−低級アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、
フェノキシカルボニル基、フェニル−低級アルキル−カ
ルバモイル基、フェニルカルバモイル基、フェニル−低
級アルキル−カルボニルアミノ基、フェニル−低級アル
キルアミノ、フェニル−低級アルキルスルホニル基、フ
ェニルスルホニル基、フェニル−低級アルキルスルフィ
ニル基、フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及
びフェニルスルホニルアミノ基は、更に、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
ベンジルオキシ基、アミノ基、モノ−低級アルキルアミ
ノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、ニトロ基、低級アル
キル−カルボニル基及びベンゾイル基から選ばれる置換
基を1ないし4個有していてもよい。)から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよいベンゼン環、及び
B'環が更にオキソ基で置換されていてもよい炭素原子
及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個含有して
いてもよい5ないし9員の含窒素複素環である第〔4〕
項記載の剤、〔6〕Arが式
【化13】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
C'環及びD'環は、それぞれ更にオキソ基で置換されて
いてもよい5ないし9員の含窒素複素環を示す。〕で表
される基である第〔2〕項記載の剤、〔7〕A環が
(i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(i
i)ハロゲン原子、(iii)低級アルキレンジオキシ基、
(iv)ニトロ基、(v)シアノ基、(vi)ヒドロキシ
基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
シ基、(viii)シクロアルキル基、(ix)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルキルチオ基、(x)アミノ基、
(xi)モノ−低級アルキルアミノ基、(xii)ジ−低級
アルキルアミノ基、(xiii)5ないし7員環状アミノ
基、(xiv)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(x
v)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xvi)低級アル
コキシ−カルボニル基、(xvii)カルボキシ基、(xvii
i)低級アルキル−カルボニル基、(xix)シクロアルキ
ル−カルボニル基、(xx)カルバモイル基、チオカルバ
モイル基、(xxi)モノ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xxii)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
iii)低級アルキルスルホニル基、(xxiv)シクロアル
キルスルホニル基、(xxv)フェニル基、(xxvi)ナフ
チル基、(xxvii)モノ−フェニル−低級アルキル基、
(xxviii)ジ−フェニル−低級アルキル基、(xxix)モ
ノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、
(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキ
シ基、(xxxi)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フェニ
ル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiii)ジ−フェ
ニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiv)ベンゾ
イル基、(xxxv)フェノキシカルボニル基、(xxxvi)
フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、(xxxvii)
フェニルカルバモイル基、(xxxviii)フェニル−低級
アルキル−カルボニルアミノ基、(xxxix)フェニル−
低級アルキルアミノ、(xxxx)フェニル−低級アルキル
スルホニル基、(xxxxi)フェニルスルホニル基、(xxx
xii)フェニル−低級アルキルスルフィニル基、(xxxxi
ii)フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及び
(xxxxiv)フェニルスルホニルアミノ基(前記(xxv)
ないし(xxxxiv)に〕項記載のフェニル基、ナフチル
基、モノ−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル−
低級アルキル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カル
ボニルオキシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボ
ニルオキシ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級ア
ルキル−カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル−
カルボニル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル
基、フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニ
ルカルバモイル基、フェニル−低級アルキル−カルボニ
ルアミノ基、フェニル−低級アルキルアミノ、フェニル
−低級アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基、
フェニル−低級アルキルスルフィニル基、フェニル−低
級アルキルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホニル
アミノ基は、更に、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、
アミノ基、モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アル
キルアミノ基、ニトロ基、低級アルキル−カルボニル基
及びベンゾイル基から選ばれる置換基を1ないし4個有
していてもよい。)から選ばれる置換基を1ないし2個
有していてもよいベンゼン環、及びC'環及びD'環が更
にオキソ基で置換されていてもよい炭素原子及び1個の
窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から
選ばれるヘテロ原子を1ないし3個含有していてもよい
5ないし9員の含窒素複素環である第〔6〕項記載の
剤、〔8〕nが2である第〔2〕項記載の剤、
〔9〕R
が(1)水素原子又は(2)(i)ハロゲン原子、(i
i)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、
(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化されていてもよ
い低級アルキル基、(vii)ハロゲン化されていてもよ
い低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化されていても
よい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ
−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミ
ノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
基、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(xi
v)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xv)低級アル
コキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ基、(xvi
i)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)カルバモイ
ル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル基、(xxi
i)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキル基、(x
xiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロ
ゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、
(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコ
キシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モ
ノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミ
ノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ない
し3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(1
3)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキ
ルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニ
ル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニ
ル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)
モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級ア
ルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニ
ル基から選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよ
い、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素環基、
(xxv)C6−14アリール基、(xxvi)C7−16
ラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイ
ド基、3−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド
基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−
(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキ
シフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイ
ド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−
ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド
基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイ
ド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオ
ロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニ
ル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チ
オウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオ
ウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1
−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N
−メチルアミジノ基、N−エチルアミジノ基、N
−フェニルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ
基、N,N−ジメチルアミジノ基、N−メチル−
−エチルアミジノ基、N,N−ジエチルアミジ
ノ基、N−メチル−N −フェニルアミジノ基、
,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、
(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,
3−ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニ
ジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノ
カルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、
(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベン
ジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペ
リジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボ
ニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カ
ルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル
基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボ
ニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルア
ミノチオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニ
ル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノス
ルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxi
v)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スル
ホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホ
ニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルア
ミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルア
ミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニル
アミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ
基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキ
ルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(x
xxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基
及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル
基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2−12
ルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール
−アリール−C1−10アルキル基である第〔2〕項記
載の剤、〔10〕Rが水素原子である第〔2〕項記載の
剤、〔11〕Yが(A)式
【化14】 で表される基(R及びRがそれぞれ(1)水素原
子、(2)(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(ii
i)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、
(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、
(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ
基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
チオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルア
ミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭
素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級ア
ルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキルス
ルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル
基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カ
ルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバモ
イル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
i)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アルコキ
シ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキ
シ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニ
トロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ
基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低
級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アル
キルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭
素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキ
ル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カ
ルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カ
ルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級ア
ルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カル
バモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ば
れる置換基を1ないし5個有していてもよい、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
6− 14アリール基、(xxvi)C7−16アラルキル
基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3
−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド基、3−
(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチ
ルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)
ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、
3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−ビフェ
ニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド基、3−
メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイド基、3
−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオロフェニ
ル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニル)チオ
ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チオウレイ
ド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド
基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチ
ル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N−メチ
ルアミジノ基、N−エチルアミジノ基、N−フェニ
ルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、
,N−ジメチルアミジノ基、N−メチル−N
−エチルアミジノ基、N,N−ジエチルアミジノ
基、N−メチル−N−フェニルアミジノ基又は
,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、
(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,
3−ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニ
ジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノ
カルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、
(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベン
ジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペ
リジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボ
ニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カ
ルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル
基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボ
ニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルア
ミノチオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニ
ル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノス
ルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxi
v)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スル
ホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホ
ニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルア
ミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルア
ミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニル
アミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ
基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキ
ルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(x
xxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基
及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル
基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C −12
ルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール
−アリール−C 1−10アルキル基、又は(3)式−
(C=O)−R、−(C=O)−OR、−(C=O)−
NR、−SO−R、−SO−R、−(C=
S)−OR 又は −(C=S)NR で表されるア
シル基(R及びRがそれぞれ水素原子、(i)
ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(i
v)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化
されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ
基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低
級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原
子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7
員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルア
ミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(x
v)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイ
ル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキ
ルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよい窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素
環基、(xxv)C6−14アリール基、(xxvi)C
7−16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
ノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチルアミジノ
基、N−フェニルアミジノ基、N,N−ジメチル
アミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、N
メチル−N−エチルアミジノ基、N,N−ジエチ
ルアミジノ基、N−メチル−N−フェニルアミジノ
基又はN,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ
基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、
3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグ
アニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリ
ジノカルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル
基、(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−
ベンジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイル
ピペリジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベン
ゾイル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペ
ラジノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カ
ルボニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジ
ノ]カルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボ
ニル基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカ
ルボニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチ
ルアミノチオカルボニル基又はジメチルアミノチオカル
ボニル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミ
ノスルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xx
xiv)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェ
ニル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)ス
ルホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スル
ホニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニル
アミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニル
アミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニ
ルアミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ
基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキ
ルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(x
xxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基
及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル
基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2−12
ルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール
−アリール−C1−10アルキル基、(1)ハロゲン原
子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒド
ロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、
(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級
アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(1
2)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子
及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有
していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級ア
ルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホ
ニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(1
6)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(1
8)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低
級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−
カルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から
選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環基、又はR
とは互いに結合して隣接する窒素原子と共に形成す
る炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸素
原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3
個含有していてもよい5ないし9員の含窒素飽和複素環
基((1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイ
ル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキ
ルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよい)を形成していてもよい)、又は(B)
(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキ
ソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級
アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、
(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキ
ルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素
原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を
1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級
アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カ
ルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カ
ルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル
基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ
−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキル
スルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有して
いてもよく、含窒素飽和複素環中の窒素原子は(1)
(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ
基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハ
ロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)
アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)
ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボ
ニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ
基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カ
ルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、
(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xi
x)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−
低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキル
スルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−
低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル
基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シア
ノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキ
ル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、
(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)
ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素
原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし
7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミ
ノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級
アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低
級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオ
カルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイ
ル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)
低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1ない
し5個有していてもよい窒素原子、酸素原子及び硫黄原
子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし
14員複素環基、(xxv)C6−14アリール基、(xxv
i)C7−16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3
−メチルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェ
ニルウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイ
ド基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−
(4−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−
ジフルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベ
ンジルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又
は3−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チ
オウレイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチル
チオウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−
(4−フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−
メチルフェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシ
フェニル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフ
ェニル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基
又は3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)ア
ミジノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチルアミ
ジノ基、N−フェニルアミジノ基、N,N−ジメ
チルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、N
−メチル−N−エチルアミジノ基、N,N−ジ
エチルアミジノ基、N−メチル−N−フェニルアミ
ジノ基又はN,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミ
ジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ
基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチ
ルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピ
ペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベン
ゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオ
ロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチ
ルピペラジノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジ
ノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペ
ラジノ]カルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カ
ルボニル基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリ
ノカルボニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、
メチルアミノチオカルボニル基又はジメチルアミノチオ
カルボニル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチル
アミノスルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、
(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチル
フェニル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)ス
ルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)ス
ルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニル
スルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)ス
ルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低
級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィ
ノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)
ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリ
ル基から選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよ
いアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロア
ルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、
アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C
2−12アルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又
はアリール−アリール−C1−10アルキル基、(2)
式−(C=O)−R、−(C=O)−OR、−(C=
O)−NR、−SO−R、−SO−R、−
(C=S)−OR 又は −(C=S)NR で表され
るアシル基(R及びRがそれぞれ水素原子又は
(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ
基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハ
ロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)
アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)
ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボ
ニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ
基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カ
ルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、
(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xi
x)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−
低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキル
スルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−
低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル
基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シア
ノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキ
ル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、
(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)
ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素
原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし
7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミ
ノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級
アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低
級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオ
カルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイ
ル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)
低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1ない
し5個有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び硫黄
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5ない
し14員複素環基、(xxv)C6−14アリール基、(x
xvi)C7−16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、
3−メチルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フ
ェニルウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレ
イド基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−
(4−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−
ジフルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベ
ンジルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又
は3−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チ
オウレイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチル
チオウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−
(4−フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−
メチルフェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシ
フェニル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフ
ェニル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基
又は3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)ア
ミジノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチルアミ
ジノ基、N−フェニルアミジノ基、N,N−ジメ
チルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、N
−メチル−N−エチルアミジノ基、N,N−ジ
エチルアミジノ基、N−メチル−N−フェニルアミ
ジノ基又はN,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミ
ジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ
基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチ
ルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピ
ペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベン
ゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオ
ロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチ
ルピペラジノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジ
ノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペ
ラジノ]カルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カ
ルボニル基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリ
ノカルボニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、
メチルアミノチオカルボニル基又はジメチルアミノチオ
カルボニル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチル
アミノスルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、
(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチル
フェニル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)ス
ルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)ス
ルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニル
スルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)ス
ルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低
級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィ
ノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)
ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリ
ル基から選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよ
いアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロア
ルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、
アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C
2−12アルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又
はアリール−アリール−C1−10アルキル基であ
る)、又は(3)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
ないし5個有していてもよい窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5な
いし14員複素環で置換されていてもよい、炭素原子及
び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子及び硫黄
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個含有してい
てもよい5ないし9員含窒素飽和複素環基である第
〔2〕項記載の剤、〔12〕Yが式
【化15】 〔式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基を示す。〕で表される基である第〔2〕項記載の
剤、〔13〕Rが(1)水素原子又は(2)(i)ハ
ロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(i
v)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化
されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ
基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi) ジ−低
級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原
子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7
員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルア
ミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(x
v)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
−カルボニル基、(18)カルバモイル基、(19)モノ−低級
アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
個除去してできる基、(xxv)C6−14アリール基、
(xxvi)C7−16アラルキル基、(xxvii)ウレイド
基、3−メチルウレイド基、3−エチルウレイド基、3
−フェニルウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)
ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、
3−(4−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,
4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−
ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3
−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド
基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxvii
i)チオウレイド基、3−メチルチオウレイド基、3−
エチルチオウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、
3−(4−フルオロフェニル)チオウレイド基、3−
(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3−(4−メ
トキシフェニル)チオウレイド基、3−(2,4−ジク
ロロフェニル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレ
イド基又は3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xx
ix)アミジノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチ
ルアミジノ基、N−フェニルアミジノ基、N,N
−ジメチルアミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ
基、N−メチル−N−エチルアミジノ基、N,N
−ジエチルアミジノ基、N−メチル−N−フェニ
ルアミジノ基又はN,N−ジ(4−ニトロフェニ
ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
ニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノス
ルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ基、
(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4−ク
ロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジクロ
ロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシフェ
ニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノフェ
ニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニル)
フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、(xx
xvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxvi
ii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキルス
ルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、(xx
xxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホ
スホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有してい
てもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シ
クロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、アリー
ル基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−
ル−C2−12アルキニル基、シクロアルキル−アルキ
ル基又はアリール−アリール−C1−10アルキル基、
(3)式−(C=O)−R、−(C=O)−OR、−
(C=O)−NR、−SO −R、−SO−R
、−(C=S)−OR 又は −(C=S)NR
表されるアシル基(R及びRがそれぞれ水素原
子、(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シ
アノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)
ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)
ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(vii
i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、
(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、
(xi) ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と
1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよ
い5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−
カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xv
i)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル
基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、
(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アル
キルスルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニ
ル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アル
キル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる1ないし5
個の置換基を有していてもよい窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5
ないし14員複素環から水素原子を1個除去してできる
基、(xxv)C6−14アリール基、(xxvi)C
7−16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
ノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチルアミジノ
基、N−フェニルアミジノ基、N,N−ジメチル
アミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、N
メチル−N−エチルアミジノ基、N,N−ジエチ
ルアミジノ基、N−メチル−N−フェニルアミジノ
基又はN,N−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ
基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、
3,3−ジメチルグアニジノ基、3,3−ジエチルグア
ニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジ
ノカルボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル
基、(4−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−
ベンジルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイル
ピペリジノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベン
ゾイル)ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペ
ラジノ)カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カ
ルボニル基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジ
ノ]カルボニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボ
ニル基、モルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカ
ルボニル基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチ
ルアミノチオカルボニル基、ジメチルアミノチオカルボ
ニル基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノ
スルホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxi
v)フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニ
ル)スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スル
ホニルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホ
ニルアミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルア
ミノ基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルア
ミノ基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニル
アミノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ
基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキ
ルスルホ基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(x
xxx)低級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基
及び(xxxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
架橋環式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル
基、アリ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C 2−12
ルキニル基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール
−アリール−C1−10アルキル基、又は(4)(1)ハ
ロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ
基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級ア
ルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(1
0)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキル
アミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級
アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カ
ルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カ
ルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル
基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ
−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキル
スルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有して
いてもよい窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素環
から水素原子を1個除去してできる基である第〔12〕
項記載の剤、〔14〕Arが式
【化16】 で表される基で、Arがフェニル基の場合は、該フェニ
ル基が(i)ハロゲン、(ii)C1−6アルコキシ、(iii)ア
ミノ、(iv)モノ又はジC1−6アルキルアミノ、(v)ピ
ロリジノ、(vi)ピペリジノ、(vii)ピペラジノ、(viii)
N−メチルピペラジノ、(ix)N−アセチルピペラジノ、
(x)モルホリノ、(xi)ヘキサメチレンイミノ、(xii)イミ
ダゾリル及び(xiii)C1−6アルキルでエステル化され
ていてもよいカルボキシで置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる置換基を有していてもよ
く、Arが縮合したフェニル基の場合は、その複素環部
分がC −6アルキル、ハロゲン、C1−6アルキ
ル、C1−6アルコキシ及びニトロから選ばれる置換基
を有していてもよいC7−16アラルキル、C1−6
アルキル−カルボニル、C7−16アラルキル−カル
ボニル、C6−14アリール−カルボニル、C
1−6アルキル−カルボニル−C6−14アリール、
1−6アルコキシ−カルボニル−C6−14アリール
及びピリジルから選ばれる置換基を有していてもよ
く;nが2;Rが水素原子;及びYが式
【化17】 で表される基(Rが水素原子、シアノ、ヒドロキ
シ、モノ又はジC1−6アルキルアミノ、ピリジル及び
エステル化されていてもよいカルボキシから選ばれる置
換基を有していてもよいC1−6アルキル、ハロゲ
ン、C1−6アルキル、ハロゲノC1−6アルキル、ヒ
ドロキシ、C1−6アルコキシ、ニトロ、アミノ、シア
ノ、カルバモイル、エステル化されていてもよいカルボ
キシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、C
1−6アルキルで置換されていてもよいカルバモイル又
はホルミルで置換されていてもよいアミノ及びC1−3
アルキレンジオキシから選ばれる置換基を有していても
よいC7−16アラルキル、エステル化されていても
よいカルボキシで置換されていてもよいC1−6アルキ
ル又はモノ又はジC1−6アルキルアミノで置換され
ていてもよいC1−6アルキル−カルボニル);である
第〔2〕項記載の剤、〔15〕Arが式
【化18】 で表される基;nが2;Rが水素原子;及びYが式
【化19】 〔式中、R6’はハロゲン原子、C1−3アルキル基、
1−3アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びヒドロ
キシ基から選ばれる置換基を1ないし2個有していても
よいベンジル基を示す。〕で表される基である第〔2〕
項記載の剤、〔16〕8−[3−[1−[(3−フルオ
ロフェニル)メチル]−4−ピペリジニル]−1−オキ
ソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピ
ロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン、8−[3
−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]−1
−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−4
H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン、8
−[3−[1−[(2−ヒドロキシフェニル)メチル]
−4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]−1,2,
5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−i
j]キノリン−4−オン又はその塩を含有してなる第
〔1〕項記載の剤、〔17〕アミン化合物が、式
【化20】 〔式中、Jssは(a)置換若しくは無置換の次に示す
基;(1)フェニル基、(2)ピリジル基、(3)ピラ
ジル基、(4)キノリル基、(5)シクロヘキシル基、
(6)キノキサリル基又は(7)フリル基、(b)フェ
ニル基が置換されていてもよい次の群から選択された一
価又は二価の基;(1)インダニル、(2)インダノニ
ル、(3)インデニル、(4)インデノニル、(5)イ
ンダンジオニル、(6)テトラロニル、(7)ベンズス
ベロニル、(8)インダノリル、(9)式
【化21】 で示される基、(c)環状アミド化合物から誘導される
一価の基、(d)低級アルキル基、又は(e)式R
1ss−CH=CH−(式中、R1ssは水素原子又は
低級アルコキシカルボニル基を意味する)で示される基
を意味する。Bssは式 −(CHR2ss)nss− で示さ
れる基、式 −CO−(CHR2ss)nss− で示される
基、式 −NR3ss−(CHR2ss)nss−(式中、R
3ssは水素原子、低級アルキル基、アシル基、低級ア
ルキルスルホニル基、置換されていてもよいフェニル基
又はベンジル基を意味する)で示される基、式 −CO
−NR4ss−(CHR2ss)nss−(式中、R4ss
は水素原子、低級アルキル基又はフェニル基を意味す
る)で示される基、式−CH=CH−(CHR2s )ns
s− で示される基、式 −O−COO−(CHR2ss)n
ss− で示される基、式 −O−CO−NH−(CHR
2ss)nss− で示される基、式 −NH−CO−(CH
2ss)nss− で示される基、式 −CH−CO−N
H−(CHR2s )nss− で示される基、式 −(C
)−CO−NH−(CHR2ss)nss−で示される
基、式 −C(OH)H−(CHR2ss)nss− で示され
る基(以上の式中、nssは0又は1〜10の整数を意味
する。R2ssは式 −(CHR2ss)nss− で示され
るアルキレン基が置換基を持たないか、又は1つ又は1
つ以上のメチル基を有しているような形で水素原子又は
メチル基を意味する)、式 =(CH−CH=CH)bss−
(式中、bssは1〜3の整数を意味する)で示される
基、式 =CH−(CH2)css−(式中、cssは0又は1
〜9の整数を意味する)で示される基、式 =(CH−C
H)dss= (式中、dssは0又は1〜5の整数を意味す
る)で示される基、式 −CO−CH=CH−CH
で示される基、式−CO−CH−C(OH)H−CH
− で示される基、式 −C(CH)H−CO−NH−C
− で示される基、式 −CH=CH−CO−NH−
(CH) − で示される基、式 −NH− で示される
基、式 −O− で示される基、式−S− で示される
基、ジアルキルアミノアルキルカルボニル基又は低級ア
ルコキシカルボニル基を意味する。Tssは窒素原子又は
炭素原子を意味する。Qssは窒素原子、炭素原子又は式
>N→O で示される基を意味する。Kssは水素原子、
置換若しくは無置換のフェニル基、フェニル基が置換さ
れてもよいアリールアルキル基、フェニル基が置換され
ていてもよいシンナミル基、低級アルキル基、ピリジル
メチル基、シクロアルキルアルキル基、アダマンタンメ
チル基、フリルメチル基、シクロアルキル基、低級アル
コキシカルボニル基又はアシル基を意味する。qssは1
〜3の整数を意味する。式中、
【化22】---は単結合若しくは二重結合を意味す
る。〕で表される化合物又はその塩である第〔1〕項記
載の剤、〔18〕アミン化合物が、式
【化23】 で表される9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
アクリジン又はその塩である第〔1〕項記載の剤、〔1
9〕アミン化合物が式
【化24】 [式中、R1xr、R2xr及びR3xrはそれぞれ水素原子
又は低級アルキル基を示す。]で表される化合物又はそ
の塩である第〔1〕項記載の剤、〔20〕アミン化合物
が式
【化25】 〔式中、R1xs及びR2xsは同一のもの若しくは異なる
ものであり、それぞれ水素原子、アシル基又は直鎖ある
いは枝分かれしたアルキル基である。R3xsは直鎖又は
枝分かれしたアルキル基、アルケニル基あるいはアルカ
リル基であり、これらの基は任意にハロゲン原子、ある
いはシクロアルキル基、水酸基、アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基、アミノアルキル基、アシルアミノ基、ヘ
テロアリール基、ヘテロアリール−アルキル基、アロイ
ル基、アロイルアルキル基、あるいはシアノ基により置
き換えられる。R4xsは四つの環状骨格を形成している
炭素の少なくとも一つに結合している水素原子あるいは
ハロゲン原子を意味する。〕で表されるガランタミン又
はその塩である第〔1〕項記載の剤、〔21〕排尿障害
治療剤、である第〔1〕項記載の剤、〔22〕排尿困難
治療剤、である第〔1〕項記載の剤、および〔23〕ア
セチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する非カルバメ
ート系アミン化合物とα−遮断薬とを組合わせることを
特徴とする膀胱排出力改善剤に関する。
【0015】本発明で用いられる「アセチルコリンエス
テラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合
物」は、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有し、
分子内にカルバメート構造(−OCON−)を有さず、
アンモニアの水素原子を炭化水素基で置換した化合物で
あればよく、好ましくは、第一級アミン化合物、第二級
アミン化合物、第三級アミン化合物である。更に好まし
くは、以下に記載する化合物等が列記される。これらの
化合物のうち、少なくとも1個の5ないし7員含窒素複
素環を部分構造として有する化合物等が好ましく、中で
も後述の1)、20)、23)、41)、42)及び4
3)の化合物等が好ましく、1)の化合物等が特に好ま
しい。 1)式
【化26】 〔式中、Arは縮合していてもよいフェニル基で、該フ
ェニル基は置換基を有していてもよい、nは1ないし1
0の整数、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい
炭化水素基、Yは置換基を有していてもよいアミノ基又
は置換基を有していてもよい含窒素飽和複素環基を示
す。〕で表される化合物(以下、化合物(I)と略記す
ることもある)又はその塩。
【0016】上記式中、Arで示される「縮合していて
もよいフェニル基で、該フェニル基は置換基を有してい
てもよい」の「置換基」としては、例えば、(i)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル基、(ii)ハロゲ
ン原子(例えば、フルオロ、クロル、ブロム、ヨード
等)、(iii)低級アルキレンジオキシ基(例えば、メ
チレンジオキシ、エチレンジオキシ等のC1−3アルキ
レンジオキシ基等)、(iv)ニトロ基、(v)シアノ
基、(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロゲン化されてい
てもよい低級アルコキシ基、(viii)シクロアルキル基
(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル基
等)、(ix)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
チオ基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級アルキルア
ミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノ等のモノ−C1−6アルキルアミノ基等)、
(xii)ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ等のジ−C −6アルキルアミ
ノ基等)、(xiii)5ないし7員環状アミノ基(例え
ば、1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄
原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有してい
てもよい5ないし7員環状アミノ基(例、ピロリジノ、
ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ
等)等)、(xiv)低級アルキル−カルボニルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチ
リルアミノ等のC1−6アルキル−カルボニルアミノ基
等)、(xv)低級アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミ
ノ、プロピルスルホニルアミノ等のC1−6アルキルス
ルホニルアミノ基等)、(xvi)低級アルコキシ−カル
ボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル等のC −6アルコキシ−カルボニル基等)、(xvi
i)カルボキシ基、(xviii)低級アルキル−カルボニル
基(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブ
チルカルボニル等のC1−6アルキル−カルボニル基
等)、(xix)シクロアルキル−カルボニル基(例え
ば、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニ
ル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボ
ニル等のC3−6シクロアルキル−カルボニル基等)、
(xx)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xxi)
モノ−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、メチル
カルバモイル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモ
イル、ブチルカルバモイル等のモノ−C1− アルキル
−カルバモイル基等)(xxii)ジ−低級アルキル−カル
バモイル基(例えば、ジエチルカルバモイル、ジブチル
カルバモイル等のジ−C1−6アルキル−カルバモイル
基等)、(xxiii)低級アルキルスルホニル基(例え
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル等のC1−6アルキルスルホニル基等)、(xx
iv)シクロアルキルスルホニル基(例えば、シクロペン
チルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル等のC
3−6シクロアルキルスルホニル等)、(xxv)フェニ
ル基、(xxvi)ナフチル基、(xxvii)モノ−フェニル
−低級アルキル基(例えばベンジル、フェニルエチル等
のモノ−フェニル−C1− アルキル基等)、(xxvii
i)ジ−フェニル−低級アルキル基(例えば、ジフェニ
ルメチル、ジフェニルエチル等のジ−フェニル−C
1−6アルキル基等)、(xxix)モノ−フェニル−低級
アルキル−カルボニルオキシ基(例えばフェニルメチル
カルボニルオキシ、フェニルエチルカルボニルオキシ等
のモノ−フェニル−C1−6アルキル−カルボニルオキ
シ基等)、(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カル
ボニルオキシ基(例えば、ジフェニルメチルカルボニル
オキシ、ジフェニルエチルカルボニルオキシ等のジ−フ
ェニル−C1−6アルキル−カルボニルオキシ基等)、
(xxxi)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フェニル−低
級アルキル−カルボニル基(例えばフェニルメチルカル
ボニル、フェニルエチルカルボニル等のモノ−フェニル
−C1−6アルキル−カルボニル基等)、(xxxiii)ジ
−フェニル−低級アルキル−カルボニル基(例えば、ジ
フェニルメチルカルボニル、ジフェニルエチルカルボニ
ル等のジ−フェニル−C1−6アルキル−カルボニル基
等)、(xxxiv)ベンゾイル基、(xxxv)フェノキシカ
ルボニル基、(xxxvi)フェニル−低級アルキル−カル
バモイル基(例えば、フェニル−メチルカルバモイル、
フェニル−エチルカルバモイル等のフェニル−C1−6
アルキル−カルバモイル基等)、(xxxvii)フェニルカ
ルバモイル基、(xxxviii)フェニル−低級アルキル−
カルボニルアミノ基(例えば、フェニル−メチルカルボ
ニルアミノ、フェニル−エチルカルボニルアミノ等のフ
ェニル−C1−6アルキル−カルボニルアミノ基等)、
(xxxix)フェニル−低級アルキルアミノ基(例えば、
フェニル−メチルアミノ、フェニル−エチルアミノ等の
フェニル−C1−6アルキルアミノ基等)、(xxxx)フ
ェニル−低級アルキルスルホニル基(例えば、フェニル
−メチルスルホニル、フェニル−エチルスルホニル等の
フェニル−C1− アルキルスルホニル基等)、(xxxx
i)フェニルスルホニル基、(xxxxii)フェニル−低級
アルキルスルフィニル基(例えば、フェニル−メチルス
ルフィニル、フェニル−エチルスルフィニル等のフェニ
ル−C1−6アルキルスルフィニル基等)、(xxxxii
i)フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、フェニル−メチルスルホニルアミノ、フェニル−エ
チルスルホニルアミノ等のフェニル−C1−6アルキル
スルホニルアミノ基等)及び(xxxxiv)フェニルスルホ
ニルアミノ基(前記(xxv)ないし(xxxxiv)のフェニ
ル基、ナフチル基、モノ−フェニル−低級アルキル基、
ジ−フェニル−低級アルキル基、モノ−フェニル−低級
アルキル−カルボニルオキシ基、ジ−フェニル−低級ア
ルキル−カルボニルオキシ基、フェノキシ基、モノ−フ
ェニル−低級アルキル−カルボニル基、ジ−フェニル−
低級アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、フェノキ
シカルボニル基、フェニル−低級アルキル−カルバモイ
ル基、フェニルカルバモイル基、フェニル−低級アルキ
ル−カルボニルアミノ基、フェニル−低級アルキルアミ
ノ基、フェニル−低級アルキルスルホニル基、フェニル
スルホニル基、フェニル−低級アルキルスルフィニル
基、フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及びフ
ェニルスルホニルアミノ基は、更に、例えば、低級アル
キル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、
ヘキシル等のC1−6アルキル等)、低級アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert
-ブトキシ等のC1−6アルコキシ等)、ハロゲン原子
(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)、ヒドロキシ
基、ベンジルオキシ基、アミノ基、モノ−低級アルキル
アミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロ
ピルアミノ等のモノ−C1−6アルキルアミノ等)、ジ
−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ等のジ−C1−6アルキルアミノ等)、ニ
トロ基、低級アルキル−カルボニル基(例えば、メチル
カルボニル、エチルカルボニル、ブチルカルボニル等の
1−6アルキル−カルボニル等)、ベンゾイル基等か
ら選ばれた1ないし4個の置換基を有していてもよ
い。)等が挙げられる。該フェニル基はこれらの置換基
を1ないし4個有していてもよい。
【0017】上記の「ハロゲン化されていてもよい低級
アルキル基」としては、例えば、1ないし3個のハロゲ
ン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)を有して
いてもよい低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、tert-
ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル基
等)等が挙げられ、具体例としては、メチル、クロロメ
チル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフル
オロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2、2,2−
トリフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフル
オロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−ト
リフルオロブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブ
チル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,
5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6
−トリフルオロヘキシル等が挙げられる。上記の「ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルコキシ基」としては、
例えば、1ないし3個のハロゲン原子(例えば、クロ
ル、ブロム、ヨード等)を有していてもよい低級アルコ
キシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキ
シ、tert-ブトキシ等のC1− アルコキシ基等)等が
挙げられ、具体例としては、例えばメトキシ、ジフルオ
ロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,
2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキ
シ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘ
キシルオキシ等が挙げられる。上記の「ハロゲン化され
ていてもよい低級アルキルチオ基」としては、例えば、
1ないし3個のハロゲン原子(例えば、クロル、ブロ
ム、ヨード等)を有していてもよい低級アルキルチオ基
(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イ
ソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブ
チルチオ、tert-ブチルチオ等のC1−6アルキルチオ
基等)等が挙げられ、具体例としては、メチルチオ、ジ
フルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチル
チオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
4,4,4−トリフルオロブチルチオ、イソブチルチ
オ、sec-ブチルチオ、tert-ブチルチオ、ペンチルチ
オ、ヘキシルチオ等が挙げられる。
【0018】「縮合していてもよいフェニル基で、該フ
ェニル基は置換基を有していてもよい」の「置換基」と
して好ましくは、(i)アミノ基、(ii)モノ−低級ア
ルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ等のモノ−C1−6アルキルアミノ
基等)、(iii)ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1−6アル
キルアミノ基等)、(iv)例えば1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ
原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状
アミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ等)、(v)低級アル
キル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、
プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ等のC1−6アル
キル−カルボニルアミノ基等)、(vi)低級アルキルス
ルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ等
のC1−6アルキルスルホニルアミノ基等)、(vii)
フェニル−低級アルキルアミノ(例えば、フェニル−メ
チルアミノ、フェニル−エチルアミノ等のフェニル−C
1−6アルキルアミノ等)、(viii)フェニル−低級ア
ルキルスルホニルアミノ基(例えば、フェニル−メチル
スルホニルアミノ、フェニル−エチルスルホニルアミノ
等のフェニル−C1−6アルキル−スルホニルアミノ基
等)、(ix)フェニルスルホニルアミノ基、(x)ハロ
ゲン原子(例えば、フルオロ、クロル等)、(xi)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオ
ロメチル等)及び(xii)ハロゲン化されていてもよい
低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソ
プロポキシ、tert-ブトキシ、トリフルオロメトキシ
等)等が挙げられ、特に、ジ−低級アルキルアミノ基
(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C
1−6アルキルアミノ基等)、1個の窒素原子以外に窒
素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
ミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ等)等が好ましい。該
「縮合していてもよいフェニル基で、該フェニル基は置
換基を有していてもよい」の「フェニル基」が縮合する
例としては、例えば、(1)置換基を有していてもよい
単環式複素環と縮合する場合、(2)置換基を有してい
てもよい2環式複素環と縮合する、あるいは2つの同一
又は異なった単環(但し、少なくとも一方の環が単環式
複素環である)と縮合する場合、及び(3)置換基を有
していてもよい3環式複素環と縮合する場合等が挙げら
れる。
【0019】上記(1)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が単環式複素環と縮合する場合の具体例とし
ては、例えば、式
【化27】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
及びB環は置換基を有していてもよい複素環を示す。〕
で表される基等が挙げられる。A環の置換基としては、
上記の「縮合していてもよいフェニル基で、該フェニル
基は置換基を有していてもよい」の「置換基」等が挙げ
られ、その置換基数は1ないし3個である。
【0020】B環で示される「置換基を有していてもよ
い複素環」の「複素環」としては、例えば、窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ない
し4個含む4ないし14員(好ましくは5ないし9員)
芳香族又は非芳香族複素環等が挙げられる。具体的には
例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イミダゾー
ル、フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、ジアゼピ
ン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメ
チレンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラヒドロフ
ラン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキ
サゼピン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、ピ
ラゾール、1,2,3−トリアゾール、オキサゾール、
オキサゾリジン、チアゾール、チアゾリジン、イソオキ
サゾール、イミダゾリン等が挙げられる。このうち、1
個のヘテロ原子あるいは同一又は異なる2個のヘテロ原
子を含有する5ないし9員環の非芳香族複素環(例え
ば、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメチレンイミン、
ヘプタメチレンイミン、テトラヒドロフラン、ピペラジ
ン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキサゼピン、モル
ホリン、チオモルホリン等)等が好ましい。特に、例
えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1個
のヘテロ原子を含有する非芳香族複素環、1個の窒素
原子と窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1
個のヘテロ原子とを含有する非芳香族複素環等が好まし
い。B環で示される「置換基を有していてもよい複素
環」の「置換基」としては、例えば(i)ハロゲン原子
(例えば、フルオロ、クロル、ブロム、ヨード等)、
(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、
(v)ヒドロキシ基、(vi)低級アルキル基(例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、tert-ブチル、sec-ブチル等のC1−6アル
キル基等)(vii)低級アルコキシ基(例えば、メトキ
シ,エトキシ,プロピルオキシ,イソプロピルオキシ、
ブチルオキシ等のC1−6アルコキシ基等)、(viii)
低級アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ等のC1−6アルキルチオ基等)、
(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基
(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミ
ノ等のモノ−C1−6アルキルアミノ基等)、(xi)ジ
−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ等のジ−C1−6アルキルアミノ基等)、
(xii)例えば炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ原子を
1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
基(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モ
ルホリノ、チオモルホリノ等)、(xiii)低級アルキル
−カルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノ、ブチリルアミノ等のC1−6アルキル
−カルボニルアミノ基等)、(xiv)低級アルキルスル
ホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、エ
チルスルホニルアミノ等のC1−6アルキル−カルボニ
ルアミノ基等)、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル等のC1−6アルコキシ−カルボ
ニル基等)、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アル
キルカルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチル
カルボニル、プロピルカルボニル等のC1−6アルキル
−カルボニル基等)、(xviii)カルバモイル基、(xi
x)モノ−低級アルキルカルバモイル基(例えば、メチ
ルカルバモイル、エチルカルバモイル等のモノ−C
1−6アルキル−カルバモイル基等)、(xx)ジ−低級
アルキルカルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイ
ル、ジエチルカルバモイル等のジ−C1−6アルキル−
カルバモイル基等)、(xxi)低級アルキルスルホニル
基(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プ
ロピルスルホニル等のC1−6アルキルスルホニル基
等)等から選ばれた1ないし5個が用いられる。中で
も、オキソ基、低級アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、te
rt-ブチル、sec-ブチル等のC1−6アルキル基等)等
が好ましい。特にオキソ基等が好ましい。
【0021】B環が環中に窒素原子を有する場合、例え
ば、B環は環中に式 >N−R 〔式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基を示す。〕で表される基を有していてもよい。更
に、B環は上記置換基(i)ないし(xxi)を1ないし3
個有していてもよい。Rで示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」は、炭化水素
化合物から水素原子を1個除いた基を示し、その例とし
ては、例えば以下のアルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基、これらの組み合わせの基等が挙げられる。このう
ち、C1− 16炭化水素基等が好ましい。 (1)アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチ
ル、sec-ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アル
キル基等) (2)アルケニル基(例えば、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec-ブテニル等の
2−6アルケニル基等) (3)アルキニル基(例えば、プロパルギル、エチニ
ル、ブチニル、1−ヘキシニル等のC2−6アルキニル
基等) (4)シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC
3−6シクロアルキル基等) (5)架橋環式低級飽和炭化水素基(例えば、ビシクロ
〔3.2.1〕オクト−2−イル、ビシクロ〔3.3.1〕
ノン−2−イル、アダマンタン−1−イル等の架橋環式
8−14飽和炭化水素基等) (6)アリール基(例えば、フェニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、ビフェニル、2−インデニル、2−アン
スリル等のC6−14アリール基等、好ましくはフェニ
ル基等) (7)アラルキル基(例えば、ベンジル,フェニルエチ
ル、フェニルプロピル、フェニルブチル、フェニルペン
チル、フェニルヘキシル等のフェニル−C1−1 アル
キル;α−ナフチルメチル等のナフチル−C1−6アル
キル;ジフェニルメチル、ジフェニルエチル等のジフェ
ニル−C1−3アルキル等のC7−16アラルキル基
等) (8)アリ−ル−アルケニル基(例えばスチリル、シン
ナミル、4−フェニル−2−ブテニル、4−フェニル−
3−ブテニル等のフェニル−C2−12アルケニル等の
6−14アリ−ル−C2−12アルケニル基等) (9)アリ−ル−C2−12アルキニル基(例えば、フ
ェニルエチニル、3−フェニル−2−プロピニル、3−
フェニル−1−プロピニル等のフェニル−C2− 12
ルキニル等のC6−14アリ−ル−C2−12アルキニ
ル基等) (10)シクロアルキル−アルキル基(例えば、シクロプ
ロピルメチル,シクロブチルメチル,シクロペンチルメ
チル,シクロヘキシルメチル,シクロヘプチルメチル,
シクロプロピルエチル,シクロブチルエチル,シクロペ
ンチルエチル,シクロヘキシルエチル,シクロヘプチル
エチル,シクロプロピルプロピル,シクロブチルプロピ
ル,シクロペンチルプロピル,シクロヘキシルプロピ
ル,シクロヘプチルプロピル,シクロプロピルブチル,
シクロブチルブチル,シクロペンチルブチル,シクロヘ
キシルブチル,シクロヘプチルブチル,シクロプロピル
ペンチル,シクロブチルペンチル,シクロペンチルペン
チル,シクロヘキシルペンチル,シクロヘプチルペンチ
ル,シクロプロピルヘキシル,シクロブチルヘキシル,
シクロペンチルヘキシル,シクロヘキシルヘキシル等の
3−7シクロアルキル−C1−6アルキル基等) (11)アリール−アリール−C1−10アルキル基(例
えばビフェニルメチル、ビフェニルエチル等)
【0022】Rで示される「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」の「炭化水素基」の好ましいものとして
は、例えば、C1−6アルキル基、C3−6シクロアル
キル基、C7−16アラルキル基等である。更に好まし
くはC7−10アラルキル基(例えば、ベンジル、フェ
ニルエチル、フェニルプロピル等のフェニル−C1−
アルキル等)等である。Rで示される「置換基を有し
ていてもよい炭化水素基」の「置換基」としては、例え
ば、(i)ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロル、
ブロム、ヨード等)、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ
基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハ
ロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)
アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ等の
モノ−C1−6アルキルアミノ基等)、(xi) ジ−低
級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノ等のジ−C1−6アルキルアミノ基等)、(xi
i)例えば炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ原子を1な
いし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ基
(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モル
ホリノ、チオモルホリノ等)、(xiii)低級アルキル−
カルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピ
オニルアミノ、ブチリルアミノ等のC1−6アルキル−
カルボニルアミノ基等)、(xiv)低級アルキルスルホ
ニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、エチ
ルスルホニルアミノ等のC1−6アルキル−スルホニル
アミノ基等)、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル等のC1−6アルコキシ−カルボ
ニル基等)、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アル
キル−カルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチ
ルカルボニル、プロピルカルボニル等のC1−6アルキ
ル−カルボニル基等)、(xviii)カルバモイル基、チ
オカルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カル
バモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカル
バモイル等のモノ−C1−6アルキル−カルバモイル基
等)、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基(例え
ば、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル等の
ジ−C −6アルキル−カルバモイル基等)、(xxi)
低級アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル等のC
1−6アルキルスルホニル基等)、(xxii)低級アルコ
キシ−カルボニル−低級アルキル基(例えば、メトキシ
カルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、tert-
ブトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエチ
ル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニル
(ジメチル)メチル、エトキシカルボニル(ジメチル)
メチル、tert-ブトキシカルボニル(ジメチル)メチル
等のC1−6アルキル−カルボニル−C1−6アルキル
基等)、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基(例え
ば、カルボキシルメチル、カルボキシルエチル、カルボ
キシル(ジメチル)メチル等のカルボキシ−C1−6
ルキル基等)、(xxiv)置換基を有していてもよい複素
環基、(xxv)C6−14アリール基(例えば、フェニ
ル、ナフチル等)、(xxvi)C7−16アラルキル基
(例えば、ベンジル等)、(xxvii)置換基を有してい
てもよいウレイド基(例えば、ウレイド、3−メチルウ
レイド、3−エチルウレイド、3−フェニルウレイド、
3−(4−フルオロフェニル)ウレイド、3−(2−メ
チルフェニル)ウレイド、3−(4−メトキシフェニ
ル)ウレイド、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウ
レイド、3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ウレイド、3−ベンジルウレイド、3−(1−
ナフチル)ウレイド、3−(2−ビフェニリル)ウレイ
ド等)、(xxviii)置換基を有していてもよいチオウレ
イド基(例えば、チオウレイド、3−メチルチオウレイ
ド、3−エチルチオウレイド、3−フェニルチオウレイ
ド、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイド、3−
(4−メチルフェニル)チオウレイド、3−(4−メト
キシフェニル)チオウレイド、3−(2,4−ジクロロ
フェニル)チオウレイド、3−ベンジルチオウレイド、
3−(1−ナフチル)チオウレイド等)、(xxix)置換
基を有していてもよいアミジノ基(例えば、アミジノ、
−メチルアミジノ、N−エチルアミジノ、N
フェニルアミジノ、N,N−ジメチルアミジノ、N
,N−ジメチルアミジノ、N−メチル−N −エ
チルアミジノ、N,N−ジエチルアミジノ、N
メチル−N−フェニルアミジノ、N,N−ジ(4
−ニトロフェニル)アミジノ等)、(xxx)置換基を有
していてもよいグアニジノ基(例えば、グアニジノ、3
−メチルグアニジノ、3,3−ジメチルグアニジノ、
3,3−ジエチルグアニジノ等)、(xxxi)置換基を有
していてもよい環状アミノカルボニル基(例えば、ピロ
リジノカルボニル、ピペリジノカルボニル、(4−メチ
ルピペリジノ)カルボニル、(4−フェニルピペリジ
ノ)カルボニル、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニ
ル、(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル、[4−
(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル、
(4−メチルピペラジノ)カルボニル、(4−フェニル
ピペラジノ)カルボニル、[4−(4−ニトロフェニ
ル)ピペラジノ]カルボニル、(4−ベンジルピペラジ
ノ)カルボニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリ
ノカルボニル等)、(xxxii)置換基を有していてもよ
いアミノチオカルボニル基(例えば、アミノチオカルボ
ニル、メチルアミノチオカルボニル、ジメチルアミノチ
オカルボニル等)、(xxxiii)置換基を有していてもよ
いアミノスルホニル基(例えば、アミノスルホニル、メ
チルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル
等)、(xxxiv)置換基を有していてもよいフェニルス
ルホニルアミノ(例えば、フェニルスルホニルアミノ、
(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ、(4−クロ
ロフェニル)スルホニルアミノ、(2,5−ジクロロフ
ェニル)スルホニルアミノ、(4−メトキシフェニル)
スルホニルアミノ、(4−アセチルアミノフェニル)ス
ルホニルアミノ、(4−ニトロフェニル)フェニルスル
ホニルアミノ等)、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スル
フィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(xxxviii)C
1−6アルキルスルホ基(例えば、メチルスルホ、エチ
ルスルホ、プロピルスルホ等)、(xxxix)C1−6
ルキルスルフィノ基(例えば、メチルスルフィノ、エチ
ルスルフィノ、プロピルスルフィノ等)、(xxxx)C
1−6アルキルスルフェノ基(例えば、メチルスルフェ
ノ、エチルスルフェノ、プロピルスルフェノ等)、(xx
xxi)ホスホノ基、(xxxxii)ジ−C1−6アルコキシ
ホスホリル基(例えば、ジメトキシホスホリル、ジエト
キシホスホリル、ジプロポキシホスホリル等)等から選
ばれた1ないし5個(好ましくは1ないし3個)が挙げ
られる。このうち好ましくは、ハロゲン原子、ハロゲン
化されていてもよいアルキル基、ハロゲン化されていて
もよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ
基、カルボキシ基、C1−6アルコキシ−カルボニル
基、カルバモイル基、アミノチオカルボニル基、モノ−
1−6アルキル−カルバモイル基、ジ−C1−6アル
キル−カルバモイル基、アミノ基、モノ−C1−6アル
キルアミノ基、ジ−C1−6アルキルアミノ基、5ない
し7員環状アミノ基、C1−6アルキル−カルボニルア
ミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、C1−6アルキ
ルスルホニルアミノ基等が挙げられる。
【0023】上記「置換基を有していてもよい複素環
基」の「複素環基」としては、例えば、窒素原子、酸素
原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし6個
(好ましくは1ないし4個)を含む5ないし14員(単
環式又は2ないし4環式)複素環から水素原子を1個除
去してできる基等が用いられる。単環式複素環基として
は、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イミダゾール、
フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、ジアゼピン、
オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメチレ
ンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラヒドロフラ
ン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキサ
ゼピン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、ピラ
ゾール、1,2,3−トリアゾール、オキサゾール、オ
キサゾリジン、チアゾール、チアゾリジン、イソオキサ
ゾール、イミダゾリン、トリアゾール、チアジアゾー
ル、オキサジアゾール、オキサチアジアゾール、トリア
ジン、テトラゾール等の単環式複素環から水素原子を1
個除去してできる基等が挙げられる。2環式複素環とし
ては、例えば、インドール、ジヒドロインドール、イソ
インドール、ジヒドロイソインドール、ベンゾフラン、
ジヒドロベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオ
キサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンゾチアゾー
ル、インダゾール、キノリン、テトラヒドロキノリン、
イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、テトラヒド
ロ-1H-1-ベンズアゼピン、テトラヒドロ-1H-2-ベンズア
ゼピン、テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン、テトラヒ
ドロベンズオキサゼピン、キナゾリン、テトラヒドロキ
ナゾリン、キノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、
ベンゾジオキサン、ベンゾジオキソール、ベンゾチアジ
ン、イミダゾピリジン等の2環式複素環から水素原子を
1個除去してできる基等が用いられる。3又は4環式複
素環基としては、アクリジン、テトラヒドロアクリジ
ン、ピロロキノリン、ピロロインドール、シクロペント
インドール、イソインドロベンズアゼピン等の3又は4
環式複素環から水素原子を1個除去してできる基等が挙
げられる。
【0024】該「複素環基」としては、単環又は2環式
複素環から水素原子を1個除去してできる基等が好まし
い。該「置換基を有していてもよい複素環基」の「置換
基」としては上記B環で示される「置換基を有していて
もよい複素環」の「置換基」が挙げられ、その置換基数
は1ないし5個である。Rで示される「置換基を有し
ていてもよい炭化水素基」として好ましくは、ハロゲン
原子、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ニト
ロ、シアノ及びヒドロキシから選ばれる置換基を1ない
し5個有していてもよいC7−16アラルキル基(好ま
しくはベンジル等)等が挙げられる。上記Rで示され
る「アシル基」としては、例えば、式: −(C=O)−R、−(C=O)−OR、−(C=O)
−NR、−SO−R、−SO−R、−(C
=S)−OR 又は −(C=S)NR〔式中、R
及びRはそれぞれ(i)水素原子、(ii)置換基を
有していてもよい炭化水素基又は(iii)置換基を有し
ていてもよい複素環基を示すか、RとRとは互いに
結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有していても
よい含窒素環基を形成してもよい。〕で表されるアシル
基等が挙げられる。このうち好ましくは、式:−(C=
O)−R又は −(C=O)−NR〔式中、各記
号は前記と同意義を示す。〕で表されるアシル基であ
る。
【0025】R又はRで示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」及び「置換基を有していてもよ
い複素環基」は、上記Rで示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」及び「置換基を有していてもよ
い複素環基」と同様のものがそれぞれ挙げられる。R
とRとで形成される「置換基を有していてもよい含窒
素環基」としては、炭素原子及び1個の窒素原子以外
に、例えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし3個含有していてもよい5ない
し9員(好ましくは5ないし7員)の含窒素飽和複素環
基等が挙げられる。より具体的には、例えば、式
【化28】 で表される基等が挙げられる。
【0026】該「置換基を有していてもよい含窒素環
基」の「置換基」としては、上記B環で示される「置換
基を有していてもよい複素環」の「置換基」と同様のも
のが挙げられ、その置換基数は1ないし5個である。R
及びRとして、好ましくは、(i)水素原子、(i
i)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、(i
ii)C1−6アルキル及びC1−6アルコキシから選ば
れる置換基を1ないし3個有していてもよいC6−10
アリール、(iii)C7−16アラルキル(例、ベンジ
ル等)、(iv)5又は6員複素環基(例、ピリジル、チ
エニル、フリル等)等が挙げられる。上記Rで示され
る「アシル基」として、好ましくは、ホルミル、ハロゲ
ン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル
(例、アセチル、トリフルオロアセチル、プロピオニル
等)、5又は6員複素環カルボニル(例、ピリジルカル
ボニル、チエニルカルボニル、フリルカルボニル等)、
C6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1
−ナフトイル、2−ナフトイル等)、C7−16アラル
キル−カルボニル(例、フェニルアセチル、3−フェニ
ルプロピオニル等)、C6−10アリールスルホニル
(例、ベンゼンスルホニル、ナフチルスルホニル等)等
が挙げられる。Rは、好ましくは、水素原子、C
1−6アルキル、C1−6アルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル等である。
【0027】上記式
【化29】 で表される基の具体例としては、2,3−ジヒドロベン
ゾフラン;3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾチオピ
ラン;2,3−ジヒドロ−1H−インドール;1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン;2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズ
アゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベ
ンズアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3
−ベンズアゼピン等のベンズアゼピン;1,2,3,4,
5,6−ヘキサヒドロ−1−ベンズアゾシン、1,2,3,
4,5,6−ヘキサヒドロ−2−ベンズアゾシン、1,2,
3,4,5,6−ヘキサヒドロ−3−ベンズアゾシン等の
ベンズアゾシン;2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−
1H−1−ベンズアゾニン、2,3,4,5, 6,7−ヘキ
サヒドロ−1H−2−ベンズアゾニン、2,3,4,5,
6,7−ヘキサヒドロ−1H−3−ベンズアゾニン、2,
3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−4−ベンズアゾ
ニン等のベンズアゾニン;2,3−ジヒドロベンズオキ
サゾール等のベンズオキサゾール;2,3−ジヒドロベ
ンゾチアゾール等のベンゾチアゾール;2,3−ジヒド
ロ−1H−ベンズイミダゾール等のベンズイミダゾー
ル;3,4−ジヒドロ−1H−2,1−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−1H−2,3−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−1,2−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−1,3−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンズオキサジ
ン等のベンズオキサジン;3,4−ジヒドロ−1H−
2,1−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−1H−
2,3−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,2−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,3−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
3,1−ベンゾチアジン等のベンゾチアジン;1,2,
3,4−テトラヒドロシンノリン、1,2,3,4−テ
トラヒドロフタラジン、1,2,3,4−テトラヒドロ
キナゾリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリ
ン等のベンゾジアジン;3,4−ジヒドロ−1,2−ベ
ンズオキサチイン、3,4−ジヒドロ−2,1−ベンズ
オキサチイン、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンズオキ
サチイン、1,4−ジヒドロ−2,3−ベンズオキサチ
イン、4H−1,3−ベンズオキサチイン、4H−3,
1−ベンズオキサチイン等のベンズオキサチイン;3,
4−ジヒドロ−1,2−ベンゾジオキシン、2,3−ジ
ヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン、1,4−ジヒドロ
−2,3−ベンゾジオキシン、4H−1,3−ベンゾジ
オキシン等のベンゾジオキシン;3,4−ジヒドロ−
1,2−ベンズジチイン、2,3−ジヒドロ−1,4−
ベンズジチイン、1,4−ジヒドロ−2,3−ベンズジ
チイン、4H−1,3−ベンズジチイン等のベンズジチ
イン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−ベンズ
オキサゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3
−ベンズオキサゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンズオキサゼピン、2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1,5−ベンズオキサゼピン、1,3,4,
5−テトラヒドロ−2,1−ベンズオキサゼピン、1,
3,4,5−テトラヒドロ−2,3−ベンズオキサゼピ
ン、1,3,4,5−テトラヒドロ−2,4−ベンズオ
キサゼピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−3,1−
ベンズオキサゼピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−
3,2−ベンズオキサゼピン、1,2,3,5−テトラ
ヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン等のベンズオキサ
ゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−ベン
ゾチアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン、1,3,4,5−テトラヒ
ドロ−2,1−ベンゾチアゼピン、1,3,4,5−テ
トラヒドロ−2,4−ベンゾチアゼピン、1,2,4,
5−テトラヒドロ−3,1−ベンゾチアゼピン、1,
2,4,5−テトラヒドロ−3,2−ベンゾチアゼピ
ン、1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチ
アゼピン等のベンゾチアゼピン;2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−1,2−ベンゾチアゼピン、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−1,3−ベンゾジアゼピ
ン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−1,5−ベンゾジアゼピン、2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−2,3−ベンゾジアゼピン、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−2,4−ベンゾジアゼピ
ン等のベンゾジアゼピン;4,5−ジヒドロ−1,3−
ベンゾジオキセピン、4,5−ジヒドロ−3H−1,2
−ベンゾジオキセピン、2,3−ジヒドロ−5H−1,
4−ベンゾジオキセピン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,5−ベンゾジオキセピン、4,5−ジヒドロ−1H
−2,3−ベンゾジオキセピン、1,5−ジヒドロ−
2,4−ベンゾジオキセピン等のベンゾジオキセピン;
4,5−ジヒドロ−1H−2,3−ベンゾチエピン、
1,5−ジヒドロ−2,4−ベンゾジチエピン、3,4
−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジチエピン、2,3
−ジヒドロ−5H−1,4−ベンゾジチエピン等のベン
ゾジチエピン、3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
1,5−ベンズオキサゾシン、3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−2H−1,6−ベンズオキサゾシン等のベンズ
オキサゾシン;3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
1,5−ベンゾチアゾシン、3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−2H−1,6−ベンゾチアゾシン等のベンゾチア
ゾシン;1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−1,
6−ベンゾジアゾシン等のベンゾジアゾシン;2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,6−ベンズオキサチオシン
等のベンズオキサチオシン;2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,6−ベンゾジオキソシン等のベンゾジオキソ
シン;1,3,5−ベンゾトリオキセピン、5H−1,
3,4−ベンゾトリオキセピン等のベンゾトリオキセピ
ン;3,4−ジヒドロ−1H−5,2,1−ベンズオキ
サチアゼピン、3,4−ジヒドロ−2H−5,1,2−
ベンズオキサチアゼピン、4,5−ジヒドロ−3,1,
4−ベンズオキサチアゼピン、4,5−ジヒドロ−3H
−1,2,5−ベンズオキサチアゼピン等のベンズオキ
サチアゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
3,4−ベンズオキサジアゼピン等のベンズオキサジア
ゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3,5−
ベンズチアジアゼピン等のベンズチアジアゼピン;2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,2,5−ベンゾ
トリアゼピン等のベンゾトリアゼピン;4,5−ジヒド
ロ−1,3,2−ベンゾオキサチエピン、4,5−ジヒ
ドロ−1H−2,3−ベンズオキサチエピン、3,4−
ジヒドロ−2H−1,5−ベンズオキサチエピン、4,
5−ジヒドロ−3H−1,2−ベンズオキサチエピン、
4,5−ジヒドロ−3H−2,1−ベンズオキサチエピ
ン、2,3−ジヒドロ−5H−1,4−ベンズオキサチ
エピン、2,3−ジヒドロ−5H−4,1−ベンズオキ
サチエピン等、とりわけ2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−3−ベンズアゼピン、2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−2−ベンズアゼピン、2,3−ジヒドロ−1
H−インドール、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンズオキサゼピン等の2環式縮合ベンゼン環から水素
原子を1個除去してできる基等が挙げられる。
【0028】このうち、好ましい例としては式
【化30】 〔式中、B'環はオキソ基で更に置換されていてもよい
5ないし9員の含窒素複素環、その他の各記号は前記と
同意義を示す。〕で表される基等が挙げられる。
【0029】該「オキソ基で更に置換されていてもよい
5ないし9員の含窒素複素環」の「5ないし9員の含窒
素複素環」としては、炭素原子及び1個の窒素原子以外
に、例えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし3個含有していてもよい5ない
し9員の含窒素複素環等が挙げられ、5ないし9員の非
芳香族含窒素複素環(例えば、ピロリジン、ピペリジ
ン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、ピ
ペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキサゼピ
ン、モルホリン、チオモルホリン等)等が好ましく用い
られる。このうち、より好ましい例としては、式
【化31】 〔式中、Rは前記と同意義を示す。〕で表される基等
が挙げられる。特に好ましくは、式
【化32】 〔式中、Rは前記と同意義を示す。〕で表される基等
が挙げられる。
【0030】上記(2)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が置換基を有していてもよい2環式複素環と
縮合する、あるいは2つの同一又は異なった単環(但
し、少なくとも一方の環が単環式複素環である)と縮合
する場合の具体例としては、例えば、式
【化33】 〔式中、A環は上記と同意義、C環及びD環の一方は置
換基を有していてもよい複素環、他方は置換基を有して
いてもよい5ないし9員環を示す。〕で表される基等が
挙げられる。
【0031】C環又はD環で示される「置換基を有して
いてもよい複素環」の「複素環」としては、B環で示さ
れる「置換基を有していてもよい複素環」が挙げられ
る。C環又はD環で示される「置換基を有していてもよ
い5ないし9員環」の「5ないし9員環」は、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし3個含有していてもよく、例えば、5ないし9員
複素環(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イ
ミダゾール、フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、
ジアゼピン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、
ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラ
ヒドロフラン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒ
ドロオキサゼピン、モルホリン、チオモルホリン等)、
5ないし9員炭素環(例えば、ベンゼン、シクロペンタ
ン、シクロペンテン、シクロヘキサン、シクロヘキセ
ン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタン、シクロヘプ
テン、シクロヘプタジエン等)等が挙げられる。このう
ち、5ないし7員環が好ましい。中でも、ベンゼン、シ
クロヘキサン等が好ましい。「置換基を有していてもよ
い5ないし9員環」の「置換基」としては、上記B環で
示される「置換基を有していてもよい複素環」の「置換
基」と同様のものが挙げられる。
【0032】上記式
【化34】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、カルバゾール、1,2,3,4,4
a,9a−ヘキサヒドロカルバゾール、9,10−ジヒ
ドロアクリジン、1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンズ〔b,
f〕アゼピン、5,6,7,12−テトラヒドロジベン
ズ〔b,g〕アゾシン、6,11−ジヒドロ−5H−ジ
ベンズ〔b,e〕アゼピン、6,7−ジヒドロ−5H−
ジベンズ〔c,e〕アゼピン、5,6,11,12−テ
トラヒドロジベンズ〔b,f〕アゾシン、ジベンゾフラ
ン、9H−キサンテン、10,11−ジヒドロジベンズ
〔b,f〕オキセピン、6,11−ジヒドロジベンズ
〔b,e〕オキセピン、6,7−ジヒドロ−5H−ジベ
ンズ〔b,g〕オキソシン、ジベンゾチオフェン、9H
−チオキサンテン、10,11−ジヒドロジベンゾ
〔b,f〕チエピン、6,11−ジヒドロジベンゾ
〔b,e〕チエピン、6,7−ジヒドロ−5H−ジベン
ゾ〔b,g〕チオシン、10H−フェノチアジン、10
H−フェノキサジン、5,10−ジヒドロフェナジン、
10,11−ジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼピ
ン、10,11−ジヒドロジベンズ〔b,f〕〔1,
4〕オキサゼピン、2,3,5,6,11,11a−ヘ
キサヒドロ−1H−ピロロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズ
アゼピン、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ
〔b,e〕〔1,4〕ジアゼピン、5,11−ジヒドロ
ジベンズ〔b,e〕〔1,4〕オキサゼピン、5,11
−ジヒドロジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼピン、
10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔b,e〕
〔1,4〕ジアゼピン、1,2,3,3a,8,8a−
ヘキサヒドロピロロ〔2,3−b〕インドール等の3環
式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基
が挙げられる。
【0033】上記式
【化35】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H,3H−ナフト〔1,8−c
d〕〔1,2〕オキサジン、ナフト〔1,8−de〕−
1,3−オキサジン、ナフト〔1,8−de〕−1,2
−オキサジン、1,2,2a,3,4,5−ヘキサヒド
ロベンズ〔cd〕インドール、2,3,3a,4,5,
6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕キノリン、4
H−ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン、1,2,
5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ〔3,2,1−i
j〕キノリン、5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン、1H,5H−ベンゾ〔ij〕
キノリジン、アゼピノ〔3,2,1−hi〕インドー
ル、1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロアゼピノ
〔3,2,1−hi〕インドール、1H−ピリド〔3,
2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン、5,6,7,8
−テトラヒドロ−1H−ピリド〔3,2,1−jk〕
〔1〕ベンズアゼピン、1,2,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−1H−ピリド〔3,2,1−jk〕〔1〕ベ
ンズアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−ベンズ〔d
e〕イソキノリン、1,2,3,4,4a,5,6,7
−オクタヒドロナフト〔1,8−bc〕アゼピン、2,
3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1H−ピリド
〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン等の3環式
縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基が
挙げられる。
【0034】上記式
【化36】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒ
ドロベンゾ〔1,2−b:4,5−b’〕ジピロール、
1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロシクロペント
〔f〕インドール等の3環式縮合ベンゼン環から水素原
子を1個除去してできる基が挙げられる。
【0035】上記式
【化37】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1,2,3,6,7,8−ヘキサヒ
ドロシクロペント〔e〕インドール、2,3,4,7,
8,9−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ〔f〕キノ
リン等の3環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去
してできる基が挙げられる。
【0036】このうち、式
【化38】 〔式中、C'環及びD'環は、それぞれオキソ基で更に置
換されていてもよい5ないし9員の含窒素複素環、その
他の各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基等が
好ましい。このうち式
【化39】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
等が更に好ましい。
【0037】C'環又は0037D'環で示される「オキ
ソ基で更に置換されていてもよい5ないし9員の含窒素
複素環」は、B'環で示される「オキソ基で更に置換さ
れていてもよい5ないし9員の含窒素複素環」と同様の
ものが挙げられる。中でもより好ましくは、式
【化40】 で表される基等が挙げられる。
【0038】上記(3)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が置換基を有していてもよい3環式複素環と
縮合する場合の具体例としては、例えば、式
【化41】 〔式中、A環は上記と同意義、E環、F環及びG環の少
なくとも一つの環は置換基を有していてもよい複素環、
その他の環は置換基を有していてもよい5ないし9員環
を示す。〕で表される基等が挙げられる。E環、F環又
はG環で示される「置換基を有していてもよい複素環」
及び「置換基を有していてもよい5ないし9員環」は、
B環又はC環で示される「置換基を有していてもよい複
素環」及び「置換基を有していてもよい5ないし9員
環」がそれぞれ挙げられる。
【0039】このうち、好ましくは (i)式
【化42】 〔式中、A環は前記と同意義、E'環、F'環及びG'環
は、それぞれオキソ基で更に置換されていてもよい5な
いし9員の含窒素複素環、及び - - -は単結合又は二重
結合を示す。〕で表される基、
【0040】(ii)例えば、フルオランテン、アセフェ
ナントリレン、アセアントリレン、トリフェニレン、ピ
レン、クリセン、ナフタセン、プレイアデン、ベンゾ
[a]アントラセン、インデノ[1,2−a]インデ
ン、シクロペンタ[a]フェナントレン、ピリド
[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−b]キノキ
サリン、1H−2−オキサピレン、スピロ[ピペリジン
−4.9’−キサンテン]等の環から水素原子を1個除
去してできる基、及びこれらのジヒドロ体、テトラヒド
ロ体、ヘキサヒドロ体、オクタヒドロ体、デカヒドロ体
等が挙げられる。E'環、F'環及びG'環で示される
「オキソ基で更に置換されていてもよい5ないし9員の
含窒素複素環」は、B'環で示される「オキソ基で更に
置換されていてもよい5ないし9員の含窒素複素環」と
同様のものが挙げられる。
【0041】上記式
【化43】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、2H−イソインドロ〔2,1−e〕プ
リン,1H−ピラゾロ〔4',3':3,4〕ピリド
〔2,1−a〕イソインドール,1H−ピリド〔2',
3':4,5〕イミダゾ〔2,1−a〕イソインドール,
2H,6H−ピリド〔1',2':3,4〕イミダゾ
〔5,1−a〕イソインドール,1H−イソインドロ
〔2,1−a〕ベンズイミダゾール,1H−ピリド
〔3',4':4,5〕ピロロ〔2,1−a〕イソインドー
ル,2H−ピリド〔4',3':4,5〕ピロロ〔2,1
−a〕イソインドール,1H−イソインドロ〔2,1−
a〕インドール,2H−イソインドロ〔1,2−a〕イソ
インドール,1H−シクロペンタ〔4,5〕ピリミド
〔2,1−a〕イソインドール,2H,4H−ピラノ
〔4',3':4,5〕〔1,3〕オキサジノ〔2,3−
a〕イソインドール,2H−イソインドロ〔2,1−a〕
〔3,1〕ベンズオキサジン,7H−イソインドロ〔1,
2−b〕〔1,3〕ベンズオキサジン,2H−ピリド
〔2',1':3,4〕ピラジノ〔2,1−a〕イソインド
ール,ピリド〔2',3':4,5〕ピリミド〔2,1−
a〕イソインドール,ピリド〔3',2':5,6〕ピリ
ミド〔2,1−a〕イソインドール,1H−ピリド
〔1',2':3,4〕ピリミド〔2,1−a〕イソインド
ール,イソインドロ〔2,1−a〕キナゾリン,イソイン
ドロ〔2,1−a〕キノキサリン,イソインドロ〔1,2
−a〕イソキノリン,イソインドロ〔2,1−b〕イソキ
ノリン,イソインドロ〔2,1−a〕キノリン,6H−オ
キサジノ〔3',4':3,4〕〔1,4〕ジアゼピノ
〔2,1−a〕イソインドール,アゼピノ〔2',1':
3,4〕ピラジノ〔2,1−a〕イソインドール,2H,
6H−ピリド〔2',1':3,4〕〔1,4〕ジアゼピ
ノ〔2,1−a〕イソインドール,1H−イソインドロ
〔1,2−b〕〔1,3,4〕ベンゾトリアゼピン,2H−
イソインドロ〔2,1−a〕〔1,3,4〕ベンゾトリアゼ
ピン,イソインドロ〔2,1−d〕〔1,4〕ベンズオキ
サゼピン,1H−イソインドロ〔2,1−b〕〔2,4〕
ベンゾジアゼピン,1H−イソインドロ〔2,1−c〕
〔2,3〕ベンゾジアゼピン,2H−イソインドロ〔1,
2−a〕〔2,4〕ベンゾジアゼピン,2H−イソインド
ロ〔2,1−d〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,5H−イ
ンドロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズアゼピン,2H−イソ
インドロ〔1,2−a〕〔2〕ベンズアゼピン,2H−イ
ソインドロ〔1,2−b〕〔3〕ベンズアゼピン,2H−
イソインドロ〔2,1−b〕〔2〕ベンズアゼピン,2H
−イソインドロ〔1,2−b〕〔1,3,4〕ベンゾオキサ
ジアゾシン,イソインドロ〔2,1−b〕〔1,2,6〕ベ
ンゾトリアゾシン,5H−4,8−メタノ−1H−〔1,
5〕ジアザシクロウンデシノ〔1,11−a〕インドール
等の4環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去して
できる基が挙げられる。
【0042】上記式
【化44】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H,4H−ピロロ〔3',2':
4,5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,ピロロ〔3,
2,1−jk〕カルバゾール,1H−フロ〔2',3':4,
5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,1H,4H−シ
クロペンタ〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キノキサ
リン,1H,4H−シクロペンタ〔4,5〕ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン,ピリド〔3',4':4,5〕ピロ
ロ〔1,2,3−de〕ベンズオキサジン,〔1,4〕オキ
サジノ〔2,3,4−jk〕カルバゾール,1H,3H−
〔1,3〕オキサジノ〔5,4,3−jk〕カルバゾール,
ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕
〔1,4〕ベンゾチアジン,4H−ピロロ〔3,2,1−d
e〕フェナンスリジン,4H,5H−ピリド〔3,2,1
−de〕フェナンスリジン,1H,4H−3a,6a−ジア
ザフルオロアンテン,1−オキサ−4,6a−ジアザフル
オロアンテン,4−オキサ−2,10b−ジアザフルオ
ロアンテン,1−チア−4,6a−ジアザフルオロアン
テン,1H−ピラジノ〔3,2,1−jk〕カルバゾール,
1H−インドロ〔3,2,1−de〕〔1,5〕ナフチリジ
ン,ベンゾ〔b〕ピラノ〔2,3,4−hi〕インドリジ
ン,1H,3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,4,5−hi〕
インドリジン,1H,4H−ピラノ〔2',3':4,
5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,1H,3H−ベ
ンゾ〔b〕チオピラノ〔3,4,5−hi〕インドリジン,
1H−ピリド〔3,2,1−jk〕カルバゾール,4H−3
−オキサ−11b−アザシクロヘプタ〔jk〕フルオレ
ン,2H−アゼピノ〔1',2':1,2〕ピリミジノ
〔4,5−b〕インドール,1H,4H−シクロヘプタ
〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キノキサリン,5H
−ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ〔1,2,3−ef〕
〔1,5〕ベンズオキサゼピン,4H−ピリド〔3',
4':4,5〕ピロロ〔3,2,1−jk〕〔4,1〕ベンゾ
チアゼピン,5H−ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ
〔1,2,3−ef〕〔1,5〕ベンゾチアゼピン,5H−
ピリド〔4',3':4,5〕ピロロ〔1,2,3−ef〕
〔1,5〕ベンゾチアゼピン,〔1,2,4〕トリアゼピ
ノ〔6,5,4−jk〕カルバゾール,〔1,2,4〕トリア
ゼピノ〔6,7,1−jk〕カルバゾール,〔1,2,5〕ト
リアゼピノ〔3,4,5−jk〕カルバゾール,5H−
〔1,4〕オキサゼピノ〔2,3,4−jk〕カルバゾー
ル,5H−〔1,4〕チアゼピノ〔2,3,4−jk〕カル
バゾール,〔1,4〕ジアゼピノ〔3,2,1−jk〕カル
バゾール,〔1,4〕ジアゼピノ〔6,7,1−jk〕カル
バゾール,アゼピノ〔3,2,1−jk〕カルバゾール,1
H−シクロオクタ〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キ
ノキサリン,1H−シクロオクタ〔4,5〕ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン等の4環式縮合ベンゼン環から水
素原子を1個除去してできる基が挙げられる。
【0043】上記式
【化45】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−インドロ〔1,2−a〕ベンズ
イミダゾール,1H−インドロ〔1,2−b〕インダゾー
ル,ピロロ〔2',1':3,4〕ピラジノ〔1,2−a〕
インドール,1H,5H−ピロロ〔1',2':4,5〕
ピラジノ〔1,2−a〕インドール,2H−ピリド
〔2',3':3,4〕ピロロ〔1,2−a〕インドール,
1H−ピロロ〔2',3':3,4〕ピリド〔1,2−a〕
インドール,1H−インドロ〔1,2−a〕インドール,
6H−イソインドロ〔2,1−a〕インドール,6H−イ
ンドロ〔1,2−c〕〔1,3〕ベンズオキサジン,1H
−インドロ〔1,2−b〕〔1,2〕ベンゾチアジン,ピ
リミド〔4',5':4,5〕ピリミド〔1,6−a〕イン
ドール,ピラジノ〔2',3':3,4〕ピリド〔1,2−
a〕インドール,6H−ピリド〔1',2':3,4〕ピリ
ミド〔1,6−a〕インドール,インドロ〔1,2−b〕シ
ンノリン,インドロ〔1,2−a〕キナゾリン,インドロ
〔1,2−c〕キナゾリン,インドロ〔2,1−b〕キナゾ
リン,インドロ〔1,2−a〕キノキサリン,インドロ
〔1,2−a〕〔1,8〕ナフチリジン,インドロ〔1,2
−b〕−2,6−ナフチリジン,インドロ〔1,2−b〕
〔2,7〕ナフチリジン,インドロ〔1,2−h〕−1,7
−ナフチリジン,インドロ〔1,2−b〕イソキノリン,
インドロ〔2,1−a〕イソキノリン,インドロ〔1,2
−a〕キノリン,2H,6H−ピリド〔2',1':3,
4〕〔1,4〕ジアゼピノ〔1,2−a〕インドール,1
H−インドロ〔2,1−c〕〔1,4〕ベンゾジアゼピ
ン,2H−インドロ〔1,2−d〕〔1,4〕ベンゾジア
ゼピン,2H−インドロ〔2,1−a〕〔2,3〕ベンゾ
ジアゼピン,2H−インドロ〔2,1−b〕〔1,3〕ベ
ンゾジアゼピン,1H−インドロ〔1,2−b〕〔2〕ベ
ンズアゼピン,2H−インドロ〔1,2−a〕〔1〕ベン
ズアゼピン,2H−インドロ〔2,1−a〕〔2〕ベンズ
アゼピン,インドロ〔1,2−e〕〔1,5〕ベンゾジア
ゾシン,インドロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズアゾシン等
の4環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してで
きる基が挙げられる。
【0044】上記式
【化46】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−イミダゾ〔1',2':1,
2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−イミダゾ
〔1',2':1,6〕ピリド〔4,3−b〕インドール,
1H−イミダゾ〔1',5':1,2〕ピリド〔3,4−
b〕インドール,1H−イミダゾ〔1',5':1,6〕ピ
リド〔4,3−b〕インドール,1H−ピリド〔2',
1':2,3〕イミダゾ〔4,5−b〕インドール,イミダ
ゾ〔4,5−a〕カルバゾール,イミダゾ〔4,5−c〕カ
ルバゾール,ピラゾロ〔3,4−c〕カルバゾール,2H
−ピラジノ〔1',2':1,5〕ピロロ〔2,3−b〕イ
ンドール,1H−ピロロ〔1',2':1,2〕ピリミド
〔4,5−b〕インドール,1H−インドリジノ〔6,7
−b〕インドール,1H−インドリジノ〔8,7−b〕イ
ンドール,インドロ〔2,3−b〕インドール,インドロ
〔3,2−b〕インドール,ピロロ〔2,3−a〕カルバゾ
ール,ピロロ〔2,3−b〕カルバゾール,ピロロ〔2,
3−c〕カルバゾール,ピロロ〔3,2−a〕カルバゾー
ル,ピロロ〔3,2−b〕カルバゾール,ピロロ〔3,2
−c〕カルバゾール,ピロロ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,ピロロ〔3,4−b〕カルバゾール,ピロロ〔3,4
−c〕カルバゾール,1H−ピリド〔3',4':4,5〕
フロ〔3,2−b〕インドール,1H−フロ〔3,4−a〕
カルバゾール,1H−フロ〔3,4−b〕カルバゾール,
1H−フロ〔3,4−c〕カルバゾール,2H−フロ
〔2,3−a〕カルバゾール,2H−フロ〔2,3−c〕カ
ルバゾール,2H−フロ〔3,2−a〕カルバゾール,2
H−フロ〔3,2−c〕カルバゾール,1H−ピリド
〔3',4':4,5〕チエノ〔2,3−b〕インドール,
チエノ〔3',2':5,6〕チオピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,チエノ〔3',4':5,6〕チオピラノ〔4,
3−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチエノ〔2,3
−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチエノ〔3,2−
b〕インドール,1H−チエノ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,2H−チエノ〔2,3−b〕カルバゾール,2H−チ
エノ〔3,2−a〕カルバゾール,2H−チエノ〔3,2
−b〕カルバゾール,シクロペンタ〔4,5〕ピロロ
〔2,3−f〕キノキサリン,シクロペンタ〔5,6〕ピ
リド〔2,3−b〕インドール,ピリド〔2',3':3,
4〕シクロペンタ〔1,2−b〕インドール,ピリド
〔2',3':4,5〕シクロペンタ〔1,2−b〕インド
ール,ピリド〔3',4':3,4〕シクロペンタ〔1,2
−b〕インドール,ピリド〔3',4':4,5〕シクロペ
ンタ〔1,2−b〕インドール,ピリド〔4',3':4,
5〕シクロペンタ〔1,2−b〕インドール,1H−シク
ロペンタ〔5,6〕ピラノ〔2,3−b〕インドール,1
H−シクロペンタ〔5,6〕チオピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,シクロペンタ〔a〕カルバゾール,シクロペ
ンタ〔c〕カルバゾール,インデノ〔1,2−b〕インド
ール,インデノ〔2,1−b〕インドール,〔1,2,4〕
トリアジノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イ
ンドール,1,3,5−トリアジノ〔1',2':1,1〕
ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−〔1,4〕オキ
サジノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インド
ール,1H−〔1,4〕オキサジノ〔4',3':1,6〕
ピリド〔3,4−b〕インドール,4H−〔1,3〕オキ
サジノ〔3',4':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インド
ール,インドロ〔3,2−b〕〔1,4〕ベンズオキサジ
ン,1,3−オキサジノ〔6,5−b〕カルバゾール,2
H−ピリミド〔2',1':2,3〕〔1,3〕チアジノ
〔5,6−b〕インドール,2H−〔1,3〕チアジノ
〔3',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
4H−〔1,3〕チアジノ〔3',4':1,2〕ピリド
〔3,4−b〕インドール,インドロ〔2,3−b〕〔1,
4〕ベンゾチアジン,インドロ〔3,2−b〕〔1,4〕
ベンゾチアジン,インドロ〔3,2−c〕〔2,1〕ベン
ゾチアジン,1,4−チアジノ〔2,3−a〕カルバゾー
ル,〔1,4〕チアジノ〔2,3−b〕カルバゾール,
〔1,4〕チアジノ〔2,3−c〕カルバゾール,1,4−
チアジノ〔3,2−b〕カルバゾール,1,4−チアジノ
〔3,2−c〕カルバゾール,1H−インドロ〔2,3−
g〕プテリジン,1H−インドロ〔3,2−g〕プテリジ
ン,ピラジノ〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕
インドール,ピラジノ〔1',2':1,2〕ピリド〔4,
3−b〕インドール,1H−ピリド〔2',3':5,6〕
ピラジノ〔2,3−b〕インドール,1H−ピリド
〔3',2':5,6〕ピラジノ〔2,3−b〕インドー
ル,1H−ピリド〔3',4':5,6〕ピラジノ〔2,3
−b〕インドール,ピリド〔1',2':1,2〕ピリミド
〔4,5−b〕インドール,ピリド〔1',2':1,2〕
ピリミド〔5,4−b〕インドール,ピリド〔2',1':
2,3〕ピリミド〔4,5−b〕インドール,ピリミド
〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
ピリミド〔1',2':1,6〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,ピリミド〔5',4':5,6〕ピラノ〔2,3−
b〕インドール,ピリダジノ〔4',5':5,6〕チオピ
ラノ〔4,5−b〕インドール,1H−インドロ〔3,2
−c〕シンノリン,1H−インドロ〔2,3−b〕キノキ
サリン,1H−ピラジノ〔2,3−a〕カルバゾール,1
H−ピラジノ〔2,3−b〕カルバゾール,1H−ピラジ
ノ〔2,3−c〕カルバゾール,1H−ピリダジノ〔3,
4−c〕カルバゾール,1H−ピリダジノ〔4,5−b〕
カルバゾール,1H−ピリミド〔4,5−a〕カルバゾー
ル,1H−ピリミド〔4,5−c〕カルバゾール,1H−
ピリミド〔5,4−a〕カルバゾール,1H−ピリミド
〔5,4−b〕カルバゾール,1H−ピリミド〔5,4−
c〕カルバゾール,7H−1,4−ジオキシノ〔2',
3':5,6〕〔1,2〕ジオキシノ〔3,4−b〕インド
ール,6H−〔1,4〕ベンゾジオキシノ〔2,3−b〕
インドール,6H−〔1,4〕ベンゾジチイノ〔2,3−
b〕インドール,1H−インドロ〔2,3−b〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−b〕〔1,6〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−b〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,6〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,7〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,7〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−c〕〔1,8〕
ナフチリジン,インドロ〔2,3−a〕キノリジン,イン
ドロ〔2,3−b〕キノリジン,インドロ〔3,2−a〕キ
ノリジン,インドロ〔3,2−b〕キノリジン,ピラノ
〔4',3':5,6〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
ピリド〔4',3':4,5〕ピラノ〔3,2−b〕インド
ール,ピリド〔4',3':5,6〕ピラノ〔2,3−b〕
インドール,ピリド〔4',3':5,6〕ピラノ〔3,4
−b〕インドール,1H−インドロ〔2,3−c〕イソキ
ノリン,1H−インドロ〔3,2−c〕イソキノリン,1
H−インドロ〔2,3−c〕キノリン,1H−インドロ
〔3,2−c〕キノリン,1H−ピリド〔2,3−a〕カル
バゾール,1H−ピリド〔2,3−b〕カルバゾール,1
H−ピリド〔2,3−c〕カルバゾール,1H−ピリド
〔3,2−a〕カルバゾール,1H−ピリド〔3,2−b〕
カルバゾール,1H−ピリド〔3,2−c〕カルバゾー
ル,1H−ピリド〔3,4−a〕カルバゾール,1H−ピ
リド〔3,4−b〕カルバゾール,1H−ピリド〔3,4
−c〕カルバゾール,1H−ピリド〔4,3−a〕カルバ
ゾール,1H−ピリド〔4,3−b〕カルバゾール,1H
−ピリド〔4,3−c〕カルバゾール,1H−キンドリ
ン,1H−キニンドリン,1H−ピラノ〔3',4':
5,6〕ピラノ〔4,3−b〕インドール,〔1〕ベンゾ
ピラノ〔2,3−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ
〔3,2−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ〔3,4
−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,〔2〕ベンゾピラノ〔4,3−b〕インドー
ル,ピラノ〔2,3−a〕カルバゾール,ピラノ〔2,3
−b〕カルバゾール,ピラノ〔2,3−c〕カルバゾー
ル,ピラノ〔3,2−a〕カルバゾール,ピラノ〔3,2
−c〕カルバゾール,ピラノ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,1H−ホスフィノリノ〔4,3−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔2,3−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔3,2−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔3,4−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔4,3−b〕インドール,
〔2〕ベンゾチオピラノ〔4,3−b〕インドール,1H
−ベンゾ〔a〕カルバゾール,1H−ベンゾ〔b〕カルバ
ゾール,1H−ベンゾ〔c〕カルバゾール,〔1,6,
2〕オキサチアゼピノ〔2',3':1,2〕ピリド〔3,
4−b〕インドール,1H−アゼピノ〔1',2':1,
2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−ピリド
〔1',2':1,2〕アゼピノ〔4,5−b〕インドー
ル,2H−ピリド〔1',2':1,2〕アゼピノ〔3,4
−b〕インドール,1H−ピリド〔3',2':5,6〕オ
キセピノ〔3,2−b〕インドール,1H−ピリド
〔4',3':5,6〕オキセピノ〔3,2−b〕インドー
ル,2H−ピリド〔2',3':5,6〕オキセピノ〔2,
3−b〕インドール,2H−ピリド〔2',3':5,6〕
オキセピノ〔3,2−b〕インドール,2H−ピリド
〔3',4':5,6〕オキセピノ〔3,2−b〕インドー
ル,ピリド〔2',3':4,5〕シクロヘプタ〔1,2−
b〕インドール,ピリド〔3',2':3,4〕シクロヘプ
タ〔1,2−b〕インドール,ピリド〔3',4':4,
5〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ピリド
〔3',4':5,6〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インド
ール,2H−ピラノ〔3',2':2,3〕アゼピノ〔4,
5−b〕インドール,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,
5〕ベンズオキサゼピン,1H−インドロ〔3,2−d〕
〔1,2〕ベンズオキサゼピン,1H−インドロ〔2,3
−c〕〔1,5〕ベンゾチアゼピン,〔1,4〕ジアゼピ
ノ〔2,3−a〕カルバゾール,インドロ〔2,3−b〕
〔1,5〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔2,3−d〕
〔1,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−b〕
〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−b〕
〔1,5〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−d〕
〔1,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−d〕
〔2,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔2,3−a〕
〔3〕ベンズアゼピン,インドロ〔2,3−c〕〔1〕ベ
ンズアゼピン,インドロ〔2,3−d〕〔1〕ベンズアゼ
ピン,インドロ〔2,3−d〕〔2〕ベンズアゼピン,イ
ンドロ〔3,2−b〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ
〔3,2−c〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ〔3,2
−d〕〔1〕ベンズアゼピン,1H−インドロ〔2,1−
b〕〔3〕ベンズアゼピン,1H−〔1〕ベンズオキセ
ピノ〔5,4−b〕インドール,1H−〔2〕ベンズオキ
セピノ〔4,3−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔4,5−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−b〕インドール,ベンゾ〔3,4〕シク
ロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔4,5〕シ
クロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔5,6〕
シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔6,
7〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,シクロヘプ
タ〔b〕カルバゾール,4H−〔1,5〕オキサゾシノ
〔5',4':1,6〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
アゾシノ〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,2,6−メタノ−2H−アゼシノ〔4,3−b〕
インドール,3,7−メタノ−3H−アゼシノ〔5,4−
b〕インドール,ピリド〔1',2':1,8〕アゾシノ
〔5,4−b〕インドール,ピリド〔4',3':6,7〕
オキソシノ〔2,3−b〕インドール,ピリド〔4',
3':6,7〕オキソシノ〔4,3−b〕インドール,1,
5−メタノ−1H−アゼシノ〔3,4−b〕インドール,
2,6−メタノ−1H−アゼシノ〔5,4−b〕インドー
ル,1H−ピリド〔3',4':5,6〕シクロオクタ
〔1,2−b〕インドール,1,4−エタノオキソシノ
〔3,4−b〕インドール,ピラノ〔3',4':5,6〕
シクロオクタ〔1,2−b〕インドール,1H−インドロ
〔2,3−c〕〔1,2,5,6〕ベンゾテトラゾシン,1
H−インドロ〔2,3−c〕〔1,6〕ベンゾジアゾシ
ン,6,13b−メタノ−13bH−アゼシノ〔5,4−
b〕インドール,オキソシノ〔3,2−a〕カルバゾー
ル,1H−ベンゾ〔g〕シクロオクタ〔b〕インドール,
6,3−(イミノメタノ)−2H−1,4−チアゾニノ
〔9,8−b〕インドール,1H,3H−〔1,4〕オキ
サゾニノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,2H−3,6−エタノアゾニノ〔5,4−b〕イ
ンドール,2H−3,7−メタノアザシクロウンデシノ
〔5,4−b〕インドール,1H−6,12b−エタノアゾ
ニノ〔5,4−b〕インドール,インドロ〔3,2−e〕
〔2〕ベンズアゾニン,5,9−メタノアザシクロウン
デシノ〔5,4−b〕インドール,3,6−エタノ−3H
−アゼシノ〔5,4−b〕インドール,3,7−メタノ−
3H−アザシクロウンデシノ〔5,4−b〕インドール,
ピラノ〔4',3':8,9〕アゼシノ〔5,4−b〕イン
ドール,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,7〕ベンゾ
ジアゼシン,1H−インドロ〔3,2−e〕〔2〕ベンズ
アゼシン,ベンゾ〔e〕ピロロ〔3,2−b〕インドー
ル,ベンゾ〔e〕ピロロ〔3,2−g〕インドール,ベン
ゾ〔e〕ピロロ〔3,2,1−hi〕インドール,ベンゾ
〔e〕ピロロ〔3,4−b〕インドール,ベンゾ〔g〕ピロ
ロ〔3,4−b〕インドール,1H−ベンゾ〔f〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,1H−ベンゾ〔g〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,2H−ベンゾ〔e〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,1H−ベンゾ〔f〕ピロロ
〔2,1−a〕イソインドール,1H−ベンゾ〔g〕ピロ
ロ〔2,1−a〕イソインドール,2H−ベンゾ〔e〕ピ
ロロ〔2,1−a〕イソインドール,イソインドロ〔6,
7,1−cde〕インドール,スピロ〔シクロヘキサン−
1,5'−〔5H〕ピロロ〔2,1−a〕イソインドー
ル〕,イソインドロ〔7,1,2−hij〕キノリン,7,1
1−メタノアゾシノ〔1,2−a〕インドール,7,11
−メタノアゾシノ〔2,1−a〕イソインドール,ジベン
ズ〔cd,f〕インドール,ジベンズ〔cd,g〕インドール,
ジベンズ〔d,f〕インドール,1H−ジベンズ〔e,g〕イ
ンドール,1H−ジベンズ〔e,g〕イソインドール,ナ
フト〔1,2,3−cd〕インドール,ナフト〔1,8−e
f〕インドール,ナフト〔1,8−fg〕インドール,ナフ
ト〔3,2,1−cd〕インドール,1H−ナフト〔1,2
−e〕インドール,1H−ナフト〔1,2−f〕インドー
ル,1H−ナフト〔1,2−g〕インドール,1H−ナフ
ト〔2,1−e〕インドール,1H−ナフト〔2,3−e〕
インドール,1H−ナフト〔1,2−f〕イソインドー
ル,1H−ナフト〔2,3−e〕イソインドール,スピロ
〔1H−カルバゾール−1,1'−シクロヘキサン〕,ス
ピロ〔2H−カルバゾール−2,1'−シクロヘキサ
ン〕,スピロ〔3H−カルバゾール−3,1'−シクロヘ
キサン〕,シクロヘプタ〔4,5〕ピロロ〔3,2−f〕
キノリン,シクロヘプタ〔4,5〕ピロロ〔3,2−h〕
キノリン,アゼピノ〔4,5−b〕ベンズ〔e〕インドー
ル,1H−アゼピノ〔1,2−a〕ベンズ〔f〕インドー
ル,1H−アゼピノ〔2,1−a〕ベンズ〔f〕イソイン
ドール,ベンゾ〔e〕シクロヘプタ〔b〕インドール,ベ
ンゾ〔g〕シクロヘプタ〔b〕インドール等の4環式縮合
ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基が挙げ
られる。
【0045】上記式
【化47】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−ジピロロ〔2,3−b:
3',2',1'−hi〕インドール,スピロ〔シクロペ
ンタン−1,2'(1'H)−ピロロ〔3,2,1−h
i〕インドール〕,スピロ〔イミダゾリジン−4,1'
(2'H)−〔4H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノ
リン〕,ピリド〔2,3−b〕ピロロ〔3,2,1−h
i〕インドール,ピリド〔4,3−b〕ピロロ〔3,
2,1−hi〕インドール,ベンゾ〔de〕ピロロ
〔3,2,1−ij〕キノリン,3H−ピロロ〔3,
2,1−de〕アクリジン,1H−ピロロ〔3,2,1
−de〕フェナントリジン,スピロ〔シクロヘキサン−
1,6'−〔6H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリ
ン〕,4,9−メタノピロロ〔3,2,1−lm〕
〔1〕ベンゾアゾシン,スピロ〔シクロヘプタン−1,
6'−〔6H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリ
ン〕,1H−ピラノ〔3,4−d〕ピロロ〔3,2,1
−jk〕〔1〕ベンズアゼピン,3H−ベンゾ〔b〕ピ
ロロ〔3,2,1−jk〕〔4,1〕ベンズオキサゼピ
ン,7H−インドロ〔1,7−ab〕〔4,1〕ベンズ
オキサゼピン,ベンゾ〔b〕ピロロ〔3,2,1−j
k〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔1,7−
ab〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔1,7
−ab〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ〔7,1−a
b〕〔3〕ベンズアゼピン,1H−シクロヘプタ〔d〕
〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン,スピロ
〔アゼピノ〔3,2,1−hi〕インドール−7(4
H),1'−シクロヘプタン〕,4H−5,11−メタ
ノピロロ〔3,2,1−no〕〔1〕ベンズアザシクロ
ウンデシン,スピロ〔アゼピノ〔3,2,1−hi〕イ
ンドール−7(4H),1'−シクロオクタン〕等の4
環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる
基等が挙げられる。
【0046】このうち、更に好ましくは、式
【化48】 で表される基等である。
【0047】Arで示される「縮合していてもよいフェ
ニル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」
として、好ましくは、例えば置換基を有していてもよい
【化49】 で表される基である。特に好ましくは、式
【化50】 で表される基である。
【0048】nは、好ましくは、1ないし6の整数であ
る。更に好ましくは2ないし6である。特に好ましくは
2である。Rは、水素原子又は置換基を有していてもよ
い炭化水素基を示し、nの繰り返しにおいて異なってい
てもよい。Rで示される「置換基を有していてもよい炭
化水素基」としては、Rで示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。R
としては水素原子が好ましい。Yで示される「置換され
ていてもよいアミノ基」としては、例えば式
【化51】 〔式中、R及びRは、それぞれ水素原子、置換基を
有していてもよい炭化水素基又はアシル基を示す。〕で
表される基等が挙げられる。R又はRで示される
「置換基を有していてもよい炭化水素基」及び「アシル
基」としては、Rで示される「置換基を有していても
よい炭化水素基」及び「アシル基」と同様のものが挙げ
られる。
【0049】Yで示される「置換基を有していてもよい
含窒素飽和複素環基」の「含窒素飽和複素環基」として
は、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸
素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
3個含有していてもよい5ないし9員(好ましくは5な
いし7員)含窒素飽和複素環基等が挙げられる。具体的
には、式
【化52】 で表される基等が挙げられる。このうち、好ましくは6
員環基である。更に好ましくは
【化53】 である。
【0050】該「置換基を有していてもよい含窒素飽和
複素環基」の「置換基」としては、上記B環で示される
「置換基を有していてもよい複素環」の「置換基」と同
様のものが挙げられ、その置換基数は1ないし5個であ
る。また、該「置換基を有していてもよい含窒素飽和複
素環基」の「含窒素飽和複素環基」の窒素は、上記R
で表される基と同様のものを有していてもよい。Yとし
て、好ましくは式
【化54】 〔式中、RはRと同意義を示す。〕で表される基等
である。更に好ましくは、式
【化55】 〔式中、Rは前記と同意義を示す。〕で表される基等
である。Rは、好ましくは、水素原子又は置換基を有
していてもよい炭化水素基である。更に好ましくは、ハ
ロゲン原子(好ましくはフルオロ等)、C1−6アルキ
ル(好ましくはメチル等)、C1−6アルコキシ(好ま
しくはメトキシ等)、シアノ、ニトロ及びヒドロキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
7−16アラルキル基(好ましくはベンジル)等であ
る。
【0051】化合物(I)として、好ましくは、Arが
【化56】 で表される基で、このうちArがフェニル基の場合、該
フェニル基は(i)ハロゲン(フルオロ等)、(ii)C
1−6アルコキシ(メトキシ等)、(iii)アミノ、(iv)
(モノ又はジ)C1−6アルキルアミノ(メチルアミ
ノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
等)、(v)ピロリジノ、(vi)ピペリジノ、(vii)ピペラジ
ノ、(viii)N−メチルピペラジノ、(ix)N−アセチルピ
ペラジノ、(x)モルホリノ、(xi)ヘキサメチレンイミ
ノ、(xii)イミダゾリル及び(xiii)C1−6アルキル
(メチル等)でエステル化されていてもよいカルボキシ
で置換されていてもよいC1−6アルキル(プロピル
等)から選ばれる置換基を有していてもよく、
【0052】Arが縮合したフェニル基の場合、その複
素環部分はC1−6アルキル(メチル、エチル、プロ
ピル、n-ブチル等)、ハロゲン(フルオロ、クロロ
等)、C1−6アルキル(メチル等)、C1−6アルコ
キシ(メトキシ等)及びニトロから選ばれる置換基を有
していてもよいC7−16アラルキル(ベンジル、フェ
ニルエチル等)、C1−6アルキル−カルボニル(ア
セチル、プロピオニル、イソブチリル、ピバロイル
等)、C7−16アラルキル−カルボニル(フェニル
アセチル等)、C6−14アリール−カルボニル(ベ
ンゾイル等)、C −6アルキル−カルボニル−C
6−14アリール(メチルベンゾイル等)、C 1−6
アルコキシ−カルボニル−C6−14アリール(メトキ
シベンゾイル等)及びピリジルから選ばれる置換基を
有していてもよく;nが2;Rが水素原子;Yが式
【化57】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
で、Rが水素原子、シアノ、ヒドロキシ、(モノ
又はジ)C1−6アルキルアミノ(ジエチルアミノ
等)、ピリジル及び(C1−6アルキル(エチル等)
で)エステル化されていてもよいカルボキシから選ばれ
る置換基を有していてもよいC1−6アルキル(メチ
ル、エチル、イソプロピル等)、ハロゲン(フルオ
ロ、クロロ等)、C1−6アルキル(メチル、t−ブチ
ル等)、ハロゲノC1−6アルキル(トリフルオロメチ
ル等)、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ(メトキシ
等)、ニトロ、アミノ、シアノ、カルバモイル、(C
1−6アルキル等で)エステル化されていてもよいカル
ボキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ(O
CHCOH、OCHCOEt等)、C1−6
ルキルで置換されていてもよいカルバモイル又はホルミ
ルで置換されていてもよいアミノ(NHCHO、NHC
ONH、NHCONHMe等)及びC1−3アルキレ
ンジオキシ(メチレンジオキシ等)から選ばれる置換基
を有していてもよいC7−16アラルキル(ベンジル、
α−メチルベンジル、フェニルエチル等)、(C
1−6アルキル(エチル等)等で)エステル化されてい
てもよいカルボキシで置換されていてもよいC1−6
ルキル(メチル、プロピル等)又は(モノ又はジ)C
−6アルキルアミノ(ジメチルアミノ等)で置換され
ていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(アセチル
等)である化合物等が挙げられる。
【0053】化合物(I)として、更に好ましくは、A
rが式
【化58】 で表される基;nが2;Rが水素原子;Yが式
【化59】 〔式中、R6’はハロゲン原子、C1−3アルキル、C
1−3アルコキシ、シアノ、ニトロ及びヒドロキシから
選ばれる置換基を1又は2個有していてもよいベンジル
を示す。〕で表される基である化合物等が挙げられる。
【0054】特に好ましくは、8−[3−[1−[(3
−フルオロフェニル)メチル]−4−ピペリジニル]−
1−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−
4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン、
8−[3−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニ
ル]−1−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒ
ドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−
オン、8−[3−[1−[(2−ヒドロキシフェニル)
メチル]−4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]
−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,
1−ij]キノリン−4−オン、又はその塩等が挙げら
れる。
【0055】化合物(I)又はその塩は自体公知の方法
又はそれに準じた方法によって製造することができる。
具体的には、上記式中、(1)Arで示される「縮合し
ていてもよいフェニル基で、該フェニル基は置換基を有
していてもよい」が縮合環を形成しない場合、特開平3
−173867号(EP−A−0378207号)、特
開昭64−79151号(EP−A−0296560
号)記載の方法等、(2)Arで示される「縮合してい
てもよいフェニル基で、該フェニル基は置換基を有して
いてもよい」が置換基を有していてもよい単環式複素環
と縮合する場合、特開平5−140149号(EP−A
−0487071号)、特開平6−166676号(E
P−A−0560235号)、特開平6−206875
号(EP−A−0567090号)、特開平2−169
569号(USP 4,895,841号)記載の方法
等、(3)Arで示される「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」が
置換基を有していてもよい2環式複素環と縮合する場
合、あるいは2つの同一又は異なった単環(但し、少な
くとも一方の環が単環式複素環である)と縮合する場
合、特開平7−206854号(EP−A−06078
64号)記載の方法等、及び(4)Arで示される「縮
合していてもよいフェニル基で、該フェニル基は置換基
を有していてもよい」が置換基を有していてもよい3環
式複素環と縮合する場合、特開平7−309835(E
P−A−0655451号)記載の方法等に準じて目的
物を製造すればよい。
【0056】2)式
【化60】 〔式中、C=Zaaを含む側鎖、R2aaあるいはR3aaのうち
ひとつは、環Baaの*で示した炭素原子に結合し、環Aa
aはベンゾ,チエノ,ピリド,ピラジノ,ピリミド,フ
ラノ,セレノ,ピロロ,チアゾロあるいはイミダゾロを
示し、R1aaはフェニル,フェニル−C1−6アルキル,
シンナミル又はヘテロアリールメチル(ここでヘテロア
リール基としては、イミダゾロ,チアゾロ,チエノ,ピ
リド又はイソオキサゾロを示す)を示し、フェニル及び
ヘテロアリール基はC1−6アルキル,C1−6アルコキシ
及びハロゲンから選ばれる置換基を1〜2個有していて
もよい。R2aa及びR3aaは、それぞれ独立して、水素原
子,C1−6アルコキシ、1〜3個のフッ素で置換されて
いても良いC1−6アルキル基、ベンジルオキシ,ヒドロ
キシ,フェニル,ベンジル,ハロゲン,ニトロ,シア
ノ,COOR4aa,CONHR4aa,NR4aa5aa,NR
4aaCOR5aa又はSOpaaCH2Ph(ここでpaaは
0,1又は2を示す)を示すか、R2aaとR3aaは隣接す
る炭素原子と共に5ないし6員環(環の構成原子は、炭
素,窒素,酸素)、例えばメチレンジオキシ,エチレン
ジオキシあるいはラクタム環を形成してもよい。また、
4aa及びR5aaはそれぞれ独立して、水素原子又はC
1−6アルキル基を示すか、NR4aa5aaのR 4aa及びR
5aaは隣接する窒素原子と共に窒素原子を少なくとも1
個含む4ないし8員環(環の他の構成原子は炭素,酸素
又は窒素である。)を形成してもよい。またNR4aa
OR5aaのR4aa及びR5aaは隣接する窒素原子及び炭素
原子と共に4ないし8員ラクタム環を形成してもよい。
Xaaは窒素あるいはCHを、Yaaは酸素,イオウあるい
はNR6aaを示す。R6aaは水素原子,C1−6アルキル,
CO-C1−6アルキルあるいはSO2−フェニル(ここ
で、フェニル基はC1−4アルキルから独立して選ばれる
1ないし5個の置換基を有していてもよい)を示す。n
aaは1ないし4の整数を、それぞれのqaaは独立して1
ないし2を、Zaaは酸素あるいはイオウを示す。〕で表
される化合物又はその塩。具体例としては、1−(2−
メチル−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)−3−
[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]−1−
プロパノン、1−(6−メチルベンゾ[b]チエ−2−
イル)−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジ
ニル]−1−プロパノン、1−(6−メチルインドール
−2−イル)−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピ
ペリジニル]−1−プロパノン等が挙げられる。上記化
合物又はその塩は、WO 93/07140記載の方法
又はそれに準じた方法により製造される。
【0057】3)式
【化61】 〔式中、R1bb及びR2bbはそれぞれ、水素原子、
1−6アルコキシ、ベンジルオキシ、フェノキシ、ヒ
ドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、ニトロ、シ
アノ、式:COR5bb、−COOR5bb、−CON
HR5bb、−NR5bb6bb又は−NR5bb
OR6bb(式中、R5bb及びR6bbはそれぞれ
i)水素原子、ii)C1−6アルキル、iii)ハロゲン、
1−4アルキル、トリフルオロメチル、C1−4アル
コキシ、シアノ、ニトロ及びヒドロキシから選ばれる置
換基を1又は2個それぞれ有していてもよいフェニル又
はベンジル;又はNR5bb6bbのR5bbとR
6bbとは一緒になって4ないし8員含窒素環を形成、
NR5bbCOR6bbのR5bbとR6bbとは一緒
になって4ないし8員ラクタム環を形成する)で表され
る基、1ないし3個のフッ素で置換されていてもよいC
1−6アルキル、式:SOpbbCH−フェニル 又
は SOpbb −6アルキル(式中、pbbは0、
1又は2を示す)で表される基、ピリジルメチルオキ
シ、チエニルメチルオキシ、2−オキサゾリル、2−チ
アゾリル又はベンゼンスルホンアミド(該フェノキシ、
ベンジルオキシ、フェニル、ベンジル、ベンゼンスルホ
ンアミド、ピリジルメチルオキシ、チエニルメチルオキ
シ、2−オキサゾリル、2−チアゾリルは、ハロゲン、
1−6アルキル、トリフルオロメチル、C1−6アル
コキシ、シアノ、ニトロ及びヒドロキシから選ばれる置
換基を1又は2個を有していてもよい);又はR1bb
及びR2bbは隣接する炭素原子に結合する場合及びX
bbが酸素、硫黄又はNR4bb(R4bbは、水素又は
1−4アルキルである)である場合、これらが結合す
る炭素原子と一緒になって式
【0058】
【化62】 〔式中、Jbbは酸素、硫黄又はNR4bb、abbは1又
は2、R3bbは水素又はC1−6アルキルQbbは酸
素、硫黄、NH、CHCH、C(CH)、−CH=
CH− 又は (CH)lbb、及びlbbは1ないし3の
整数を示す。〕で表される基を形成;Xbbは酸素、硫
黄、−CH=CH−、−CH=N−、−NH=CH−、
−N=N− 又は NR4bb (R4bbは前記と同意
義);Ybbは −(CH)mbb−、−CH=CH(CH
)nbb−、−NR4bb(CH)mbb− 又は −
O(CH)mbb− (R4bbは前記と同意義、nbb
は0ないし3の整数、mbbは1ないし3の整数;Mbbは
−CH− 又は窒素;Lbbはi)ハロゲン、C1−6
ルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−カ
ルボニル又はC1−6アルキル−カルボニルから選ばれ
る置換基を1ないし3個それぞれ有していてもよいフェ
ニル又はフェニル−C1−6アルキル、ii)シンナミ
ル、iii)ピリジルメチル、又はiv)式:
【化63】 〔式中、bbbは1ないし4の整数、R13bb及びR
14bbはそれぞれ水素、C1−4アルキル、ハロゲン
又はフェニル、Ebb及びFbbはそれぞれ −CH− 又は
窒素、Gbbは酸素、硫黄又は NR4bb(R4bb
前記と同意義)を示す。但し、Ebb及びFbbが両者とも
窒素の場合、R13bb及びR14bbの一方は存在せ
ず。〕で表される基;R7bb及びR8bbはそれぞれ
水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ−カルボ
ニル、C1−6アルキル−カルボニル又はC1−6アル
コキシを示す。但し、該C1−6アルコキシは窒素に隣
接する炭素原子には結合しない。〕で表される化合物又
はその塩。具体例としては、3−[2−[1−(フェニ
ルメチル)−4−ピペリジニル]エチル]−5,6,8
−トリヒドロ−7H−イソキサゾロ[4,5−g]キノ
リン−7−オン、6,8−ジヒドロ−3−[2−[1−
(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]エチル]−7
H−ピロロ[5,4−g]−1,2−ベンズイソキサゾ
ール−7−オン、5,7−ジヒドロ−3−[2−[1−
(フェニルメチル)−4−ピペリル]エチル]−6H−
ピロロ[5,4−f]−1,2−ベンズイソキサゾール
−6−オン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、
特表平6−500794号公報(WO 92/1747
5)記載の方法又はそれに準じた方法により製造され
る。
【0059】4)式
【化64】 〔式中、環Accはベンゾ、チエノ、ピリド、ピラジノ、
ピリミド、フラノ、セレノロ又はピロロ;R2ccは水
素、C1−4アルキル、ベンジル、フルオロ又はシア
ノ;R3cc、R4cc、R5cc及びR6ccはそれ
ぞれ、水素、C1−6アルコキシ、ベンジルオキシ、フ
ェノキシ、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲ
ン、ニトロ、シアノ、−COOR9cc、−CONHR
9cc、−NR9cc 10cc、−NR9ccCOR
10cc、又は1ないし3個のフッ素原子で置換されて
いてもよいC1−6アルキル; SOpccCH−フ
ェニル(pccは0、1又は2)、ピリジルメチルオキシ
又はチエニルメチルオキシ(該フェノキシ、ベンジルオ
キシ、フェニル、ピリジルメチルオキシ及びチエニルメ
チルオキシは、ハロゲン、C1−4アルキル、トリフル
オロメチル、C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ及び
ヒドロキシから選ばれる置換基を1又は2個有していて
もよい);又はR3cc、R4cc、R5cc及びR
6ccの2つは、隣接する炭素原子と一緒になって、該
隣接炭素原子と共に環の各原子が炭素、窒素又は酸素で
ある飽和5又は6員環(例えば、メチレンジオキシ、エ
チレンジオキシ又はラクタム環)を形成;R9cc及び
10ccはそれぞれ水素又はC1−6アルキル、又は
NR9cc10ccのR9cc及びR10ccは一緒
になって環の1つの原子が窒素であり、他が炭素である
4ないし8員環状アミノ基を形成、又はNR9ccCO
10ccのR9cc及びR10ccは、一緒になって
4ないし8員環状ラクタム環を形成;
【0060】Gccは炭素又は窒素;Eccは炭素、窒素、
酸素、硫黄、スルホキシド又はスルホン;
【化65】---は単結合又は二重結合;環Dccの1−、
2−又は3−位のいずれかにある炭素がカルボニル基に
隣接している場合、適宜窒素で置換されていてもよい
(該炭素は環Dccの1−、2−又は3−位にあるため環
はラクタム環となる);XccはO、S、NOR1cc
水素又はC1−6アルキル(但し、Xccが結合している
環Dccの原子が炭素であり、XccがO、S、NOR
1ccであるときのみ、Xccは環Dccに二重結合す
る);R1ccは水素又はC1−6アルキル;qccは1
又は2;環Dccがラクタム環の場合、nccは1ないし3
の整数、環Dccがラクタム環ではない場合、nccは0又
は1ないし3の整数;Mccは炭素又は窒素;Lccはフェ
ニル、フェニル−C1−6アルキル、シンナミル又はピ
リジルメチル(該フェニル及びフェニル−C1−6アル
キルは、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C1−6アルキル−カ
ルボニル及びハロゲンから選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよい);R11ccは水素、ハロゲン、
ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ又
は酸素;R12cc及びR13ccはそれぞれ、水素、
フルオロ、ヒドロキシ、アセトキシ、o−メシレート、
o−トシレート、C1−4アルキル又はC1−4アルコ
キシ;又はR12cc及びR13ccの両者が炭素原子
に結合している場合、それらが結合している原子と一緒
になって環の各原子が炭素又は酸素である3ないし5員
環を形成;R7cc及びR8ccはそれぞれ、水素、C
1−6アルキル又はC1−6アルコキシ(該C1−6
ルコキシは、窒素、C1−6アルコキシ−カルボニル及
びC 1−6アルキル−カルボニルに隣接している炭素と
は結合しない);又はR8cc及びR12ccはそれら
が結合している原子と一緒となって4ないし7員飽和炭
素環を形成する(前記炭素原子の1つは、酸素、窒素又
は硫黄で置換されていてもよい)。
【0061】但し、(a)Eccが炭素、窒素、酸素、硫
黄、スルホキシド又はスルホンの場合、Gccは炭素であ
り;(b)Gccが窒素の場合、Eccは炭素又は窒素であ
り;(c)EccとGccの両者が窒素の場合、 Gccが炭
素であり、Eccが酸素、硫黄、スルホキシド又はスルホ
ンの場合、R2ccはなく;(d)環Dccの1−、2−
及び3−位の原子の各々は1つをこえた二重結合で結合
することはなく;(e)R11ccが酸素の場合、環D
ccに二重結合し、R11ccが酸素以外の場合、環Dcc
に一重結合し;(f)XccとR11ccの両者が酸素
で、かつ各々環Dccの1−及び3−位の炭素に結合して
いる、又は各々環Dccの3−及び1−位の炭素に結合し
ている場合、環Dccの2−位の炭素は窒素で置換されて
おり;(g)
【化66】 を含有する炭化水素基が結合している位置に隣接する位
置でXccが環Dccに結合する。〕 で表される化合物又
はその塩。具体例としては、2,3−ジヒドロ−2−
[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチ
レン]−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−
オン、1,2,3,4−テトラヒドロ−4−メチル−2
−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メ
チレン]−シクロペント[b]インドール−3−オン、
2,3−ジヒドロ−2−[[1−(フェニルメチル)−
4−ピペリジニル]メチル]−1H−ピロロ[1,2−
a]ベンズイミダゾール−1−オン、1,2,3,4−
テトラヒドロ−6−メチル−2−[[1−(フェニルメ
チル)−4−ピペリジニル]エチル]−ピロロ[3,4
−b]インドール−3−オン等が挙げられる。上記化合
物又はその塩は、特開平4−234845号公報(EP
−A−441517)記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0062】5)式
【化67】 〔式中、Xddは水素,低級アルキル、低級アルコキシ、
ヒドロキシ又はニトロ;Yddは水素又は低級アルコキ
シ;又はXddとYddはいっしょに結合して基 −OCH2
O−を形成(この場合にはベンゼン環部分のXddとYddの
各位置は互いに隣接していなければならない);Zddは
水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハ
ロゲン又はニトロ;nddは0又は1である。〕で表され
る化合物又はその塩。具体例としては2−[(N−ベン
ジルピペリジン−4−イル)メチル]−2a,3,4,
5−テトラヒドロ−1(2H)−アセナフチレン−1−
オン、2−[[N−(3−フルオロベンジル)ピペリジ
ン−4−イル]メチル]−2a,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1(2H)−アセナフチレン−1−オン等が挙げ
られる。上記化合物又はその塩は、特開平6−1162
37号公報(EP−A−517221,USP 5,1
06,856)記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0063】6)式
【化68】 〔式中、R1eeは水素、低級アルキル、アリール低級
アルキル、CONHR 1ee又はCONR6ee
7ee;R2eeは水素、シアノ、CHNR8e
9ee、CONHR5ee又はCONR
6ee7ee;R3ee
【化69】 (ここで、R10eeは水素、低級アルキル、アリール
低級アルキル、CONHR5ee、CONR6ee
7ee、アシル、アシルオキシ低級アルキル又はアシル
オキシアリール低級アルキルである);R4eeは水
素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシ; R
5eeは水素、低級アルキル又はアリール低級アルキ
ル;R6eeは低級アルキル又はアリール低級アルキ
ル;R7eeは低級アルキル又はアリール低級アルキ
ル;R8eeは水素、低級アルキル、アリール低級アル
キル又はアシル;R9eeは水素、低級アルキル又はア
リール低級アルキル;R11eeは低級アルキル、アリ
ール又はアリール低級アルキルである。但し、R1ee
が水素又は低級アルキルである場合、R2eeは水素で
はない。〕で表される化合物又はその塩。具体例として
は、1−メチル−4−(4−シアノ−7−メトキシ−2
−ベンゾフラニル)ピペリジン、1−メチル−4−(4
−N,N−ジエチルアミド−7−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)ピペリジン、1−メチル−4−(4−N,N
−ジエチルアミノメチル−7−メトキシ−2−ベンゾフ
ラニル)ピペリジン等が挙げられる。上記化合物又はそ
の塩は、特開平7−109275号公報記載の方法又は
それに準じた方法により製造される。
【0064】7)式
【化70】 〔式中、Xffは水素、ハロゲン、低級アルコキシ、低級
アルキル、ヒドロキシ又はトリフルオロメチル;mffは
1又は2;R1ffは水素又は低級アルキル;R 2ff
は水素、式
【化71】 (式中、nffは1又は2、Xff及びmffは上記と同意義
を示す)で表される基、式
【化72】 (式中、Xffとmffは上記と同意義を示す)で表される
基、又は式
【化73】 (式中、Xffは上記と同意義、Yffは水素又は式:CO
4ff(式中、R4f は水素又は低級アルキルを示
す)、pffは2又は3を示す)である。〕で表される化
合物又はその塩。具体的には、1,4−ジヒドロ−7−
メトキシ−4−メチル−1'−フェニルメチルスピロ
[シクロペント[b]インドール−3(2H),4’−
ピペリジン]、1,4−ジヒドロ−4−メチル−1'−
(4−メトキシフェニル)メチルスピロ[シクロペント
[b]インドール−3(2H),4'−ピペリジン]等
が挙げられる。上記化合物又はその塩は、WO 97/
37992記載の方法又はそれに準じた方法により製造
される。
【0065】8)式
【化74】 〔式中、R1ggはC5−7シクロアルキル基、フェニ
ル基、又はC1−4アルキル基、 C1−4アルコキシ
基、ニトロ基若しくはハロゲン原子で置換されたフェニ
ル基;R2gg及びR3ggは、互いに独立して水素原
子又はC1−4アルキル基;Xggはイオウ原子、酸素原
子、CH−NO基又はN−R5gg基(ここでR
5ggは水素原子、ヒドロキシル基、C1−4アルコキ
シ基、C1−4アルキル基、シアノ基又はC1−4アル
キルスルホニル基;Arggは、ハロゲン原子、C1−4
アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4アシル
基、 シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基及び
トリフルオロメトキシ基から選ばれる置換基を1若しく
は2以上それぞれ有していてもよいピリジル基又はフェ
ニル基を意味する。〕で表される化合物又はその塩。具
体例としては、N−フェニル−N'−[2−(1−ベン
ジル−4−ピペリジル)エチル]−1,1−ジアミノ−
2−ニトロエチレン、1−(2−ピリジル)−3−[2
−(1−ベンジル−4−ピペリジル)エチル]チオ尿
素、1−フェニル−2−ヒドロキシ−3−[2−(1−
ベンジル−4−ピペリジル)エチル]グアニジン等が挙
げられる。上記化合物又はその塩は、特開平5−148
228号公報(EP−A−516520)に記載の方法
又はそれに準じた方法により製造される。
【0066】9)式
【化75】 〔式中、R1hhはC1−4アルキル基、R2hhはC
5−7シクロアルキル基、C5−7シクロアルキル−メ
チル基、ベンジル基、又はC1−4アルキル基、C
1−4アルコキシル基、ハロゲン原子若しくはニトロ基
を有するベンジル基;Ahhは酸素原子又はメチレン基;
Bhhは直接結合、メチレン基又はカルボニル基;Arhh
はピリジル基、下式のフェニル基、
【化76】 (ここで、R3hhとR4hhは互いに独立して、水
素、ハロゲン原子、ニトロ基、C1−4アルキル基、C
1−4アルコキシル基、フェニル基又はトリフルオロメ
トキシ基を意味する)、下式のオキソフルオレニル基、
【化77】 下式のジオキソアントラセニル基、
【化78】 又はナフチル基を、nhhは1又は2を、Xhhは酸素原子
又はイオウ原子を意味する。〕で表される化合物又はそ
の塩。具体例としては、1−[2−[2−(N−ベンジ
ル− N−メチルアミノ)エトキシ]エチル]−3−
(3−ニトロベンゾイル)チオ尿素、1−[2−[2−
(N−ベンジル−N−メチルアミノ)エトキシ]エチ
ル]−3−(9−オキソ−2−フルオレノイル)チオ尿
素等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平5
−194359号公報(EP−A−526313)に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0067】10)式
【化79】 〔式中、R1iiはC5−7シクロアルキル基、フェニ
ル基、又はC1−4アルキル基、C1−4アルコキシル
基若しくはハロゲン原子で置換されたフェニル基;R
2iiは水素原子又はC1−4アルキル基;Xiiは酸素
原子又はイオウ原子;Aiiはメチレン基、カルボニル基
又はスルホニル基;R3iiは式
【化80】 (ここで、R4iiとR5iiは互いに独立して、水
素、ハロゲン原子、ニトロ基、C1−4アルキル基、C
1−4アルコキシル基、C1−4アシル基、 ベンゾイ
ル基、C1−4アルキルスルホニル基又はトリフルオロ
メトキシ基を表すか、又はR4iiとR5iiが一緒に
なってメチレンジオキシ基を形成)で表される基、式
【化81】 で表される基又は式
【化82】 で表される基;但し、Xiiが酸素原子を表すときは、A
iiはメチレン基以外の基を表す。〕で表される化合物又
はその塩。具体例としては、1−(3−ニトロベンゾイ
ル)−3−[2−(1−ベンジル−4−ピペリジル)エ
チル]チオ尿素、1−(9,10−ジオキソ−2−アン
トラセノイル)−3−[2−(1−ベンジル−4−ピペ
リジル)エチル]チオ尿素等が挙げられる。上記化合物
又はその塩は、特表平6−507387号公報(WO
92/14710)に記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0068】11)式
【化83】 〔式中、njjは1、2又は3であり;pjjは1又は2で
あり;qjjは1又は2であり;Xjjは独立して水素、低
級アルキル、アリール、アリールオキシ、CN、低級ア
ルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオ
ロメチル、アルキルスルホンアミド、NHCORjj(こ
こで、Rjjは低級アルキル又はアリールである)、NR
1jj2jj(ここで、R1jj及びR2jjは独立
して水素又は低級アルキルであるか、一緒になって環を
形成する)、COjj(ここで、Rjjは低級アル
キルである)、又は場合によっては、更に低級アルキル
により置換されたシクロアルキル、シクロアルケニル若
しくはビシクロアルキルから選択される1個以上の置換
基であり;YjjはCO又はCR3jj4jj(ここ
で、R3jj及びR4jjは独立して水素、低級アルキ
ル、低級アルコキシであるか、又は一緒になって環状ア
セタールを形成する)であり;ZjjはN又はCHであ
り;
【化84】 は場合によっては置換されたフェニル又はシクロヘキシ
ル基である(ここで、Wjjは独立して水素、低級アルキ
ル、低級アルコキシ又はハロゲンから選択される1個以
上の置換基である)〕で表される化合物(但し、njj=
1、pjj=1、qjj=1、Xjj=H、Yjj=CO、Zjj
=Nかつ
【化85】 が未置換フェニルである化合物、及びnjj=2、pjj=
1、qjj=1、Xjj=H、Yjj=CO、Zjj=Nかつ
【化86】 が4−クロロフェニルである化合物を除く)、その立体
異性体、光学異性体、ラセミ体又はそれらの塩。具体例
としては、5−シロヘキシル−1,3−ジヒドロ−1−
[2−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]
エチル]−2H−インドール−2−オン等が挙げられ
る。上記化合物又はその塩は、特表平7−502272
号公報(WO 93/12085)に記載の方法又はそ
れに準じた方法により製造される。
【0069】12)式
【化87】 〔式中、nkkは3、4、5、6又は7;Xkkは独立して
水素、低級アルキル、アリール、低級アルコキシ、ハロ
ゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、−NHCOR
kk(ここで、Rkkは低級アルキル又はアリールであ
る)、−NR1kk2k (ここで、R1kk及びR
2kkは独立して水素又は低級アルキルであるか、又は
一緒になって環を形成する)、又は場合によっては、更
に低級アルキルにより置換されたシクロアルキル、シク
ロアルケニル若しくはビシクロアルキルから選択される
1個以上の置換基;YkkはCO又はCR3kk4kk
(ここで、R 3kk及びR4kkは独立して水素、低級
アルキル、低級アルコキシであるか、又は一緒になって
環状アセタールを形成する);Zkkは低級アルキル;そ
して、Wkkは独立して水素、低級アルキル、低級アルコ
キシ又はハロゲンから選択される1個以上の置換基であ
る。〕で表される化合物、その立体異性体、光学異性
体、ラセミ体又はそれらの塩。具体例として、5−シク
ロヘキシル−1,3−ジヒドロ−1−[5−(N−エチ
ル−N−フェニルメチルアミノ)ペンチル]−2H−イ
ンドール−2−オン、5−シクロヘキシル−1−[5−
(N−エチル−N−フェニルメチルアミノ)ペンチル]
−1H−インドール−2,3−ジオン等が挙げられる。
上記化合物又はその塩は、特表平8−511515号公
報(WO 94/29272)に記載の方法又はそれに
準じた方法により製造される。
【0070】13)式
【化88】 〔式中、R1ll及びR2llは、それぞれ水素原子、
下記置換基群Allより選択された基、又は下記置換基群
Allより選択された1ないし3個の置換基(同一又は異
なって)をそれぞれ有していてもよいアリール基、アラ
ルキル基、アラルキルオキシカルボニル基、アリールア
ミノ基、アリールアミノアルキル基、複素環基、複素環
アルキル基若しくは複素環アミノアルキル基;pllは1
ないし3の整数を示す。;Ullは式:−CO− 又は −
CH(OR3ll)− で表される基(式中、R3ll
は水素原子又は水酸基の保護基を示す);Vllは式:−
(CH=CH)mll−(CH)nll− で表される基(式
中、mllは0ないし2、nllは0ないし7の整数を示
す。但し、mll及びnllが同時に0であることはな
い);Wllは環内窒素原子上にVllと結合点を有する含
窒素複素環基、
【0071】式
【化89】 で表される基(式中、kll及びlllは同一又は異なって1
ないし4、R4llは後記のR5ll及びR6llと同
意義を有する);前記一般式(2ll)において、環アル
キレン基が5又は6員環を形成するとき、該5又は6員
環中のエチレン基と1又は2個のベンゼン環が縮合して
なる基、又は式:−NR5ll6llで表される基
(式中、R5ll及びR6llはそれぞれ、水素原子、
下記置換基群Allより選択される基、又は下記置換基群
Allより選択された1ないし3個の置換基(同一又は異
なって)をそれぞれ有していてもよいアリール基、アリ
ールカルボニル基、アラルキル基、複素環基若しくは複
素環アルキル基を示す。)を示す。 置換基群All:低級アルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基、複素環基、アラルキル基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、低級アルキルアミノ基、アリールアミノ基、ア
ミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノアルキル基、
低級アルキニルアミノアルキル基、ニトロ基、シアノ
基、スルフォニル基、低級アルキルスルフォニル基、ハ
ロゲノアルキルスルフォニル基、低級アルカノイル基、
アリールカルボニル基、アリールアルカノイル基、低級
アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、ハロゲノ
低級アルキル基、N−低級アルキニル、N−シアノアミ
ノ基、N−低級アルキニル及びN−メチルアミノメチル
基。〕で表される化合物又はその塩。具体例としては、
1−メチル−3−[3−(1−ベンジル−4−ピペリジ
ル)プロピオニル]インドール、1−メチル−3−[3
−[1−(3−フルオロベンジル)−4−ピペリジル]
プロピオニル]−5−フルオロインドール、1−メチル
−3−[3−[1−(2−クロロベンジル)−4−ピペ
リジル]プロピオニル]インダゾール等が挙げられる。
上記化合物又はその塩は、特開平6−41070号号公
報(EP−A−562832)に記載の方法又はそれに
準じた方法により製造される。
【0072】14)式
【化90】 〔式中、R1mmは水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基又はアルキルチオ基;R2mmは水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基;n
mmは0〜7の整数;破線は二重結合が存在してもよいこ
とを示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例とし
ては、N−[1−[4−(1−ベンジルピペリジル)エ
チル]−2−オキソ−3−ピロリン−4−イル]−2−
アミノベンゾニトリル、N−[1−[4−(1−ベンジ
ルピペリジル)プロピル]−2−オキソ−3−ピロリン
−4−イル]−2−アミノベンゾニトリル等が挙げられ
る。上記化合物又はその塩は、特開平5−9188号公
報に記載の方法又はそれに準じた方法により製造され
る。
【0073】15)式
【化91】 〔式中、
【化92】>Ann---は、 >N−(CH)nnn−、 >
C=、 >C=CH(CH)nnn− 又は >CH(C
)nnn−(ここでnnnは0〜7の整数を示す);Yn
nは >C=O 又は>CHOH;R1nnは水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルキル
チオ基;R2nnは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、
アルキル基、アルコキシ基、置換基を有してもよいフェ
ニル基、フェノキシ基、アルカノイルオキシ基又は置換
基を有してもよいアミノ基;R3nnは水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基;mnnは1〜3
の整数を示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例
としては、9−アミノ−2−[4−(1−ベンジルピペ
リジル)エチル]−2,3−ジヒドロピロロ[3,4−
b]キノリン−1−オン、9−アミノ−2−[2−(1
−ベンジルピペリジン−4−イル)エチル]−1,2,
3,4−テトラヒドロアクリジン−1−オン、9−メト
キシ−2−[4−(1−ベンジルピペリジル)エチル]
−2,3−ジヒドロピロロ[3,4−b]キノリン−1
−オン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開
平5−279355号公報(EP−A−481429)
に記載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0074】16)式
【化93】 〔式中、Rooは水素、アルキル、アルケニル、シクロ
アルキルアルキル、フェニルアルキル、ナフチルアルキ
ル、シクロアルキルアルケニル、フェニルアルケニル又
はナフチルアルケニル;R1oo、R2oo、R3oo
及びR4ooは同一又は異なって、それぞれ水素、ハロ
ゲン、アルキル、フェニル、フェニルアルキル、アルコ
キシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、フェ
ニルアルコキシ、フェノキシ、ヘテロアリールアルコキ
シ、ヘテロアリールオキシ、アシル、アシルオキシ、水
酸基、ニトロ、シアノ、−NHCOR5oo、−S(O)
mooR5oo、−NHSO5oo、−CONR
6oo7oo、−NR6oo 7oo、−OCONR
6oo7oo、−OCSNR6oo7oo、−SO
NR6oo7oo 又は −COOR8oo;又はR
1oo、R2oo、R3o 及びR4ooの隣接するも
のが相互に結合して、置換基を有してもよい−O(CH
)poo−、−O(CH)qooO−、−O(CH)rooN
(R9oo)−、−O(CH)sooCON(R9oo)−、
−N(R9oo)CO−CH=CH− 又はベンゼン環若
しくは複素芳香環を形成する基を示す(ここで、R
5ooは、アルキル、フェニル又はフェニルアルキル;
6oo及びR7ooは同一又は異なって、それぞれ水
素、アルキル、フェニル又はフェニルアルキルを示す
か、隣接する窒素原子を結合して複素環を形成する基;
8ooは、アルキル、フェニル又はフェニルアルキ
ル;R9ooは、水素、アルキル、フェニルアルキル又
はアシル;mooは、0、1又は2;poo、qoo、roo及びs
ooは同一又は異なって、1、2、又は3を示す);Aoo
は直鎖又は分枝鎖状のアルキレン;nooは1、2、又は
3;上記定義中、アルキル、アルケニル、アルコキシ、
フェニル、フェノキシ、シクロアルキルアルキル、フェ
ニルアルキル、ナフチルアルキル、シクロアルキルアル
ケニル、フェニルアルケニル、ナフチルアルケニル、フ
ェニルアルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオ
キシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルコ
キシ、ベンゼン環及び複素芳香環は、ハロゲン、アルキ
ル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、水酸基、ニト
ロ、シアノ、−NHCOR5oo、−S(O)moo
5oo、−NHSO5oo、−CONR6oo
7oo、−NR6oo7oo、−OCONR6oo
7oo、−OCSNR6oo7oo、−SONR
6oo7oo 又は −COOR8oo(ここで、R
5oo、R 6oo、R7oo、R8oo 及び mooは前
記と同義である)から選ばれる1ないし3個の置換基を
有していてもよい。〕で表される化合物又はその塩。具
体例としては、3−[2−(1−ベンジル−4−ピペリ
ジル)エチル]−6,7−ジメトキシ−1,2−ベンゾ
イソオキサゾール、3−[2−(1−ベンジル−4−ピ
ペリジル)エチル]−6−(N−メチルアセトアミノ)
−1,2−ベンゾイソオキサゾール等が挙げられる。上
記化合物又はその塩は、特開平5−320160号公報
(WO 93/04063)に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0075】17)式
【化94】 〔式中、2位と3位の間の結合が単結合を示すとき、R
appは式
【化95】 (式中、Rppは水素、アルキル、アルケニル、シクロア
ルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、フェニル
アルキル、フェニルアルケニル、ナフチルアルキル又は
ナフチルアルケニル;Appは直鎖又は分枝鎖状のアルキ
レン;nppは1、2、又は3を示す)により表される基
を示し、Rbppは酸素を示す。
【0076】2位と3位の間の結合が二重結合を示すと
き、Rappは存在せず、Rbppは式
【化96】 (式中の各記号は前記と同意義である)により表される
基又は式
【化97】 (式中、Eppは酸素、硫黄を示し、他の各記号は前記と
同意義である)により表される基;R1pp
2pp、R3pp及びR4ppは同一又は異なって、
それぞれ水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、フェ
ニル、フェニルアルキル、フェニルアルコキシ、フェノ
キシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテ
ロアリールアルコキシ、ヘテロアリールオキシ、アシ
ル、アシルオキシ、水酸基、ニトロ、シアノ、−NHC
OR5pp、−S(O)mpp5pp、−NHSO
5pp、−CONR6pp7pp、−NR6pp
7pp、−OCSNR6pp7pp、−SONR
6pp7pp 又は −COOR8ppを示す。(R
5ppは、アルキル、フェニル又はフェニルアルキル;
6pp及びR 7ppは同一又は異なって、それぞれ水
素、アルキル、フェニル又はフェニルアルキルを示す
か、隣接する窒素原子と結合して複素環を形成する基;
8ppは、水素、アルキル、フェニル又はフェニルア
ルキル;mppは、0、1又は2を示す;上記定義中、
アルキル、アルケニル、アルコキシ、フェニル、フェニ
ルアルキル、フェニルアルケニル、フェニルアルコキ
シ、フェノキシ、シクロアルキルアルキル、シクロアル
キルアルケニル、ナフチルアルキル、ナフチルアルケニ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロ
アリールアルコキシ及びヘテロアリールオキシは、ハロ
ゲン、アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、
水酸基、ニトロ、シアノ、−NHCOR5pp、−S
(O)mpp5pp、−NHSO5pp、−CON
6pp7pp、−NR6pp7pp、−OCON
6pp7pp、−OCSNR6pp7pp、−S
NR6p 7pp 又は −COOR8pp(R
5pp、R6pp、R7pp、R8pp及びmppは前記
と同意義である)から選ばれる1ないし3個の置換基を
有していてもよい。〕で表される化合物又はその塩。具
体例としては、3−[2−(1−ベンジル−4−ピペリ
ジル)エチル]−6,7−ジメトキシ−1,2−ベンゾ
イソオキサゾール、6−ベンゾイルアミノ−2−[3−
(1−ベンジル−4−ピペリジル)プロピル]−1,2
−ベンゾイソオキサゾール−3(2H)−オン、6−ベ
ンゾイルアミノ−2−[2−(1−ベンジル−4−ピペ
リジル)エチル]−1,2−ベンゾイソオキサゾール−
3(2H)−オン等が挙げられる。上記化合物又はその
塩は、特開平6−41125号公報(WO 93/04
063)に記載の方法又はそれに準じた方法により製造
される。
【0077】18)式 Mqq−Wqq−Yqq−Aqq−Qqq 〔式中、Mqqは式:
【化98】 (式中、R1qqは水素、低級アルキル、置換基を有し
ていてもよい複素環基又は置換基を有していてもよいア
リール;R2qqは、水素、低級アルキル、置換基を有
していてもよい複素環基又は置換基を有していてもよい
アリールを表わすか、又は、R1qqとR2qqが互い
に結合して、式:
【化99】 で表される基を形成;Zqqは、S又はOをそれぞれ示
す)で表される基、式:
【化100】 (式中、R1qq及びR2qqは前記と同意義を示す)
で表される基、又は式:
【化101】 (式中、R1qq及びR2qqは前記と同意義を示す)
で表される基;Wqqは、結合、低級アルキレン又は低級
アルケニレン;Yqqは、低級アルキレン、−NH−、−
CO−、−CONR3qq−(式中、R3qqは水素又
は低級アルキルを示す)の基又は式:−CHR7qq
(式中、R7qqはヒドロキシ又は保護されたヒドロキ
シを示す)の基;Aqqは、結合又は低級アルキレン;Qq
qは、式:−NR8qq9qq(式中、R8qqは低
級アルキル;R9qqはアル(低級)アルキルを示す)
の基又は式:
【化102】 (式中、R4qqは低級アルキル又は置換基を有してい
てもよいアル(低級)アルキルを示す)で表される基を
それぞれ示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例
としては、4−(ピリジン−3−イル)−5−メチル−
2−[[2−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)エ
チル]カルバモイル]チアゾール、2−[[2−(1−
ベンジルピペリジン−4−イル)エチル]カルバモイ
ル]−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサ
ゾール、5−[[2−(1−ベンジルピペリジン−4−
イル)エチル]カルバモイル]−3−(4−ニトロフェ
ニル)ピラゾール等が挙げられる。上記化合物又はその
塩は、特開平5−345772号公報に記載の方法又は
それに準じた方法により製造される。
【0078】19)式 R1rr−Qrr−Zrr−Xrr−Arr−Mrr 〔式中、R1rrは低級アルキル、置換基を有していて
もよい複素環基、置換基を有していてもよいアリール、
置換基を有していてもよいアル(低級)アルキル又はア
ル(低級)アルケニル;Qrrはオキサジアゾールジイ
ル;Zrrは結合又はビニル;Xrrは結合、式:−CON
4rr−(式中、R4rrは水素又は低級アルキルを
示す)、式:−CHR8rr−(式中、R8rrはヒド
ロキシ又は保護されたヒドロキシを示す)、−CO−
又は −NHCO−;Arrは結合、低級アルキレン又は
低級アルケニレン;Mrrは、低級アルキル、イミノ保護
基及び置換基を有していてもよいアル(低級)アルキル
からなる群から選ばれる1個の置換基を有していてもよ
い少なくとも1個の窒素原子を含む複素環基をそれぞれ
示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例として
は、5−(キヌクリジン−3−イル)−3−[[2−
(1−ベンジルピペリジン−4−イル)エチル]カルバ
モイル]−1,2,4−オキサジアゾール、3−[[2
−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)エチル]カル
バモイル]−5−(4−ニトロフェニル)−1,2,4
−オキサジアゾール等が挙げられる。上記化合物又はそ
の塩は、特表平7−502529号公報(WO 93/
13083)に記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0079】20)式
【化103】 〔式中、Jssは(a)置換若しくは無置換の次に示す
基;(1)フェニル基、(2)ピリジル基、(3)ピラ
ジル基、(4)キノリル基、(5)シクロヘキシル基、
(6)キノキサリル基又は(7)フリル基、(b)フェ
ニル基が置換されていてもよい次の群から選択された一
価又は二価の基;(1)インダニル、(2)インダノニ
ル、(3)インデニル、(4)インデノニル、(5)イ
ンダンジオニル、(6)テトラロニル、(7)ベンズス
ベロニル、(8)インダノリル、(9)式
【化104】 で示される基、(c)環状アミド化合物から誘導される
一価の基、(d)低級アルキル基、又は(e)式R
1ss−CH=CH−(式中、R1ssは水素原子又は
低級アルコキシカルボニル基を意味する)で示される基
を意味する。Bssは式 −(CHR2ss)nss− で示さ
れる基、式 −CO−(CHR2ss)nss− で示される
基、式 −NR3ss−(CHR2ss)nss−(式中、R
3ssは水素原子、低級アルキル基、アシル基、低級ア
ルキルスルホニル基、置換されていてもよいフェニル基
又はベンジル基を意味する)で示される基、式 −CO
−NR4ss−(CHR2ss)nss−(式中、R4ss
は水素原子、低級アルキル基又はフェニル基を意味す
る)で示される基、式−CH=CH−(CHR2s )ns
s− で示される基、式 −O−COO−(CHR2ss)n
ss− で示される基、式 −O−CO−NH−(CHR
2ss)nss− で示される基、式 −NH−CO−(CH
2ss)nss− で示される基、式 −CH−CO−N
H−(CHR2s )nss− で示される基、式 −(C
)−CO−NH−(CHR2ss)nss−で示される
基、式 −C(OH)H−(CHR2ss)nss− で示され
る基(以上の式中、nssは0又は1〜10の整数を意味
する。R2ssは式 −(CHR2ss)nss− で示され
るアルキレン基が置換基を持たないか、又は1つ又は1
つ以上のメチル基を有しているような形で水素原子又は
メチル基を意味する)、式 =(CH−CH=CH)bss−
(式中、bssは1〜3の整数を意味する)で示される
基、式 =CH−(CH2)css−(式中、cssは0又は1
〜9の整数を意味する)で示される基、式 =(CH−C
H)dss= (式中、dssは0又は1〜5の整数を意味す
る)で示される基、式 −CO−CH=CH−CH
で示される基、式−CO−CH−C(OH)H−CH
− で示される基、式 −C(CH)H−CO−NH−C
− で示される基、式 −CH=CH−CO−NH−
(CH) − で示される基、式 −NH− で示される
基、式 −O− で示される基、式−S− で示される
基、ジアルキルアミノアルキルカルボニル基又は低級ア
ルコキシカルボニル基を意味する。
【0080】Tssは窒素原子又は炭素原子を意味する。
Qssは窒素原子、炭素原子又は式>N→Oで示される基
を意味する。Kssは水素原子、置換若しくは無置換のフ
ェニル基、フェニル基が置換されてもよいアリールアル
キル基、フェニル基が置換されていてもよいシンナミル
基、低級アルキル基、ピリジルメチル基、シクロアルキ
ルアルキル基、アダマンタンメチル基、フリルメチル
基、シクロアルキル基、低級アルコキシカルボニル基又
はアシル基を意味する。qssは1〜3の整数を意味す
る。式中、
【化105】---は単結合若しくは二重結合を意味す
る。〕で表される化合物又はその塩。具体例としては、
1−ベンジル−4−[(5,6−ジメトキシ−1−イン
ダノン)−2−イル]メチルピペリジン、 N−[4'
−(1'−ベンジルピペリジル)エチル]−2−キノキ
サリンカルボン酸アミド、 4−[4'−(N −ベンジ
ル)ピペリジル]−p−メトキシブチロフェノン、1−
[4'−(1'−ベンジルピペリジン)エチル]−1,
2,3,4−テトラヒドロ−5H−1−ベンツアゼピン
−2−オン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、
特開昭64−79151号公報(USP 4,895,
841)に記載の方法又はそれに準じた方法により製造
される。
【0081】21)式
【化106】 〔式中、R1ttは、置換基を有していてもよいベンゼ
ン、ピリジン、ピラジン、インドール、アントラキノ
ン、キノリン、置換基を有していてもよいフタールイミ
ド、ホモフタールイミド、ピリジンカルボン酸イミド、
ピリジン−N−オキサイド、ピラジンジカルボン酸イミ
ド、ナフタレンジカルボン酸イミド、置換基を有してい
てもよいキナゾリジンジオン、1,8−ナフタールイミ
ド、ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2,3−ジ
カルボン酸イミド及びピロメイルイミドから選ばれるも
のから誘導される一価の基;Xttは式 −(CH)mtt−
(式中、mttは0〜7の整数を示す)で示される基、
式 −O(CH)n tt− で示される基、式 −S(C
)n tt− で示される基、式 −NH(CH)n tt−
で示される基、式 −SONH(CH)ntt− で示さ
れる基、式 −NHCO(CH )ntt− で示される基、
式 −NH(CH)ntt−CO− で示される基、式−C
OO(CH)ntt− で示される基、式 −CHNH
(CH)ntt− で示される基、式 −CONR3tt
(CH)ntt− で示される基 (Xttの定義中、これま
での式でnttはいずれも1〜7の整数、R3ttは低級
アルキル又はベンジル基を意味する)、式 −O−CH
CHCH(CH)− で示される基、式 −O−CH
(CH)CHCH− で示される基、式 −O−CH
CH CH= で示される基、式 −O−CHCH
(OH)CH− で示される基;環Attは式
【化107】 で示される基、式
【化108】 で示される基、式
【化109】 で示される基、又は式
【化110】 で示される基;R2ttは水素原子、低級アルキル基、
置換基を有していてもよいベンジル基、置換基を有して
いてもよいベンゾイル基、ピリジル基、2−ハイドロキ
シエチル基、ピリジルメチル基、又は式
【化111】 (式中、Zttはハロゲン原子を意味する)で表される基
を示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例として
は、N−メチル−N−[2−(1'−ベンジルピペリジ
ン−4'−イル)エチル]−4−ベンジルスルホニルベ
ンツアミド、N−[2−( N'−ベンジルピペリジン−
4'−イル)エチル]−4−ニトロフタールイミド、N
−[2−( N'−ベンジルピペリジン−4'−イル)エ
チル]−1,8−ナフタールイミド等が挙げられる。上
記化合物又はその塩は、特開昭62−234065号公
報(EP−A−229391)に記載の方法又はそれに
準じた方法により製造される。
【0082】22)式 R1uu−(CH)nuu−Zuu 〔式中、R1uuは置換基を有していてもよい環状アミ
ド化合物から誘導される基;nuuは0又は1〜10の整
数;Zuuは、式
【化112】 (式中、R2uuは置換基を有していてもよいアリール
基、シクロアルキル基又は複素環基;muuは1〜6の整
数を意味する)で示される基、又は式
【化113】 (式中、R3uuは水素原子又は低級アルキル基;R
4uuは置換基を有していてもよいアリール基、シクロ
アルキル基又は複素環基;puuは1〜6の整数を意味す
る)で示される基を意味する。但し、R1uuの定義に
おける置換基を有していてもよい環状アミド化合物がキ
ナゾリジン−オン又はキナゾリジン−ジオンである場
合、Zuuの定義において、R2uu及びR4uuがアリ
ール基である場合は除く。〕で表される化合物又はその
塩。具体例としては、3−[2−(1−ベンジル−4−
ピペリジル)エチル]−5−メトキシ−2H−3,4−
ジヒドロ−1,3−ベンツオキサジン−2−オン、3−
[2−[1−(4−ピリジルメチル)−4−ピペリジ
ル]エチル]−2H−3,4−ジヒドロ−1,3−ベン
ツオキサジン−2−オン、3−[2−[1−(1,3−
ジオキソラン−2−イルメチル)−4−ピペリジル]エ
チル]−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
キナゾリン−2,4−ジオン、3−[2−(1−ベンジ
ル−4−ピペリジル)エチル]−6−メトキシ−2H−
3,4−ジヒドロ−1,3−ベンツオキサジン−2,4
−ジオン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特
開平4−235161号公報(EP−A−46818
7)に記載の方法又はそれに準じた方法により製造され
る。
【0083】23)式
【化114】 で表される光学活性インダノン誘導体又はその塩。上記
化合物又はその塩は、特開平4−21670号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。 24)式
【化115】 〔式中、nwwは0又は1〜2の整数;Awwは式
【化116】 (式中、Cwwは水素原子又はヒドロキシ基;Dwwは水素
原子又は低級ヒドロキシアルキル基;Rwwは同一又は異
なって水素原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基
から選ばれる基;mwwは0又は1〜4の整数を意味す
る)で表される基、又は式
【化117】 (式中、各記号は前記と同意義)で表される基;Bwwは
水素原子又はヒドロキシ基を示し;AwwとBwwが二重結
合を形成し、式
【化118】 (式中、各記号は前記と同意義)で表される基を形成し
てもよい。〕で表される化合物又はその塩。具体例とし
ては、1−ベンジル−4−(5,6−ジメトキシ−1−
インダノン−2−イル)ヒドロキシメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−(5,6−ジメトキシ−2−ヒドロ
キシメチル−1−インダノン−2−イル)メチルピペリ
ジン、1−ベンジル−4−[3−(4,5−ジメトキシ
−2−カルボキシフェニル)−2−オキソ]プロピルピ
ペリジン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特
開平9−268176号公報に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0084】25)式
【化119】 [式中、R1xaは水素、ハロゲン、ヒドロキシ基、低級
アルコキシ基、低級アルキル基又はモノ(又はジ又はト
リ)ハロ(低級)アルキル基、
【化120】 (式中、R2xa及びR3xaはそれぞれ低級アルキル基を意
味する。)を意味する。]で表される化合物又はその
塩。具体例としては、9―アミノ―6―クロロ―3,3
―ジメチル―1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン
等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平2−
167267号公報に記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0085】26)式
【化121】 [式中、R1xb、R2xb及びR3xbはそれぞれ水素原子、
ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、低級アルキル
基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
ルコキシメチル基、低級アルキルチオ基、ニトロ基、ア
ミノ基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキルアミ
ノ基、ヒドロキシル基、フェニル基又はハロゲン原子、
低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基で置換された
フェニル基を表わし、R4xbは水素原子、低級アルキル
基、アラルキル基、ジアラルキル基、又は式 R5xb−CO− で表される基(R5xbは低級アルキル基、低級シクロア
ルキル基、アラルキル基、フェニル基又はハロゲン原
子、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基で置換さ
れたフェニル基を表わす。)を表わす。]で表されるア
ミノアザアクリジン誘導体又はその塩。具体例として
は、9―アミノ―8―フルオロ―1,2,3,4−テト
ラヒドロ−1,4―エタノ―1−アザアクリジン等が挙
げられる。上記化合物又はその塩は、特開昭63−16
6881号公報に記載の方法又はそれに準じた方法によ
り製造される。
【0086】27)式
【化122】 [式中、R1xcは、水素原子又は低級アルキル基を、R
2xcは独立して水素原子若しくは、低級アルキル基を示
すか、又はR6xcと一緒になって環状のアルキレン鎖を
示す。R3xc及びR4xcは、独立して各々水素原子を示す
か、又は一緒になって環Axcとともにキノリン環若しく
は、テトラヒドロキノリン環を構成する。X xcは酸素
原子、硫黄原子又はN−R5xcを示し、R5xcは水素原
子、又は低級アルキル基を示す。Yxcは酸素原子又は
N−R6xcを示し、R6xcは独立して、水素原子若しくは
低級アルキル基を示すか、又はR2xcと一緒になって環
状アルキレンを示す。nxcは0又は1を、mxcは0
〜4の整数を示す。]で表される化合物又はその塩。具
体的には、4'−アミノキノリノ[2,3−b]−4−
メチル−5,6―ジヒドロ―1,4−オキサジンや4'
−アミノ−5',6',7',8'−テトラヒドロキノリノ
[2,3−b]−4−メチル−5,6―ジヒドロ―1,
4−オキサジン等が挙げられる。上記化合物又はその塩
は、特開平2−96580号公報に記載の方法又はそれ
に準じた方法により製造される。
【0087】28)式
【化123】 [式中、nxdは1,2又は3であり、Xxdは水素、
低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキ
シ、ニトロ又はトリフルオロメチルであり;R1xd及び
2xdはそれぞれ独立して水素、低級アルキル又はアリ
ール低級アルキルであるが、しかし両者は同時にアリー
ル低級アルキルであることはできないものであり;R
3xd及びR4xdはそれぞれ独立して水素、低級アルキル、
アリール低級アルキル、ホルミル又は低級アルキルカル
ボニルであるか又は基−NR3xd4xdが全体として次の
【化124】 を構成する。]で表される化合物、その立体異性体又は
その塩。具体的には、1−(1―ピペリジニル)―1,
2,3,4―テトラヒドロ―9−アクリジナミンやN−
1―エチル―1,2,3,4―テトラヒドロ―1,9−
アクリジンジアミン等が挙げられる。上記化合物又はそ
の塩は、特開平3−153667号公報に記載の方法又
はそれに準じた方法により製造される。
【0088】29)式
【化125】 [式中、nxeは1,2又は3であり、Xxeは水素、
〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロ
ゲン、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチル,NH
COR2xe(ここでR2xeはC〜C−アルキルであ
る)又はNR3xe4 xe(ここでR3xe及びR4xeは独立し
て水素又はC〜C−アルキルである)であり、Rxe
は水素又はC〜C−アルキルであり、R1xeは水
素、C〜C−アルキル、ジ−C〜C−アルキル
アミノ−C〜C−アルキル、アリール−C〜C
−アルキル、ジアリール−C〜C−アルキル、フリ
ル−C〜C−アルキル、チエニル−C〜C−ア
ルキル、酸素架橋されたアリール−C〜C−アルキ
ル、酸素架橋されたジアリール−C〜C−アルキ
ル、酸素架橋されたフリル−C〜C−アルキル、又
は酸素架橋されたチエニル−C〜C−アルキルであ
り、YxeはC=O又はCR5xeOH(ここでR5xeは水
素又はC〜C−アルキルである)であり、そしてZ
xeはCH又はC=CR6xe7xe(ここでR6xe及び
7xeは独立して水素又はC〜C−アルキルであ
る)であるか、又はYxeとZxeが一緒になってCR
5xe=CH(ここでCR5xe及びCHはそれぞれYxe
xeに対応する)を構成するものとする。]で表され
る化合物、その光学対掌体又はその塩。具体的には、9
―アミノ―3,4―ジヒドロアクリジン―1(2H)−
オン又は9―アミノ―1,2,3,4―テトラヒドロア
クリジン―1−オール等が挙げられる。上記化合物又は
その塩は、特開昭61−148154号公報又は特告平
5−41141号公報に記載の方法又はそれに準じた方
法により製造される。
【0089】30)式
【化126】 [式中、nxfは1〜4であり;Rxfは水素、低級アル
キル又は低級アルキルカルボニルであり;R 1xfは水
素、低級アルキル、低級アルキルカルボニル、アリー
ル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級
アルキル、ジアリール低級アルキル、酸素架橋されたア
リール低級アルキル、又は酸素架橋されたジアリール低
級アルキルであり;Axfは直接の結合又は(CHR
3xf)mxfであり;mxfは1〜3であり;Xxfは
水素、低級アルキル、シクロアルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチ
ル,ホルミル、低級アルキルカルボニル、アリールカル
ボニル、−SH、低級アルキルチオ、−NHCOR4xf
又はNR5xf6xfであり、上記式中R4xfは水素又は低
級アルキルであり、R5xf及びR6xfは各々独立して水
素、低級アルキル又はシクロアルキルであリ;Yxfは
O、S又はNR7xfであり;各R2xf、各R3xf及びR7xf
は独立して水素若しくは低級アルキルであるか、又は2
つが同時に、少なくとも5つの原子からなる環の一部を
なすメチレン若しくはエチレン基を形成し;但しAxf
がCHで、YxfがNCHで、(CHR2xf)nx
fがCHCHで、XxfがH、CH、Cl、Br
又はNOで、RxfがHである場合には、R1x fはH、
メチル、エチル、プロピル、ブチル又はベンジルではな
く;Axfが−CH―又はCHR´−で、YxfがN
H又はNR´で、(CHR2xf)nxfが−CHCH
―又はCHCHR´―である場合には、基―NRxf
1xfは−NH、−NHC又はジ低級アルキル
アミノ低級アルキルアミノではなく、各R´は独立して
低級アルキルであり;AxfがCHで、YxfがNH
又はNR'で、(CHR2xf)nxfが−(CH
又はCHR'CHCH―である場合には、基―NR
xf1xfは−NHではなく;Axfが−CHCH
―で、YxfがNH又はNR'で、(CHR2xf)nxf
が−CHCH―又はCHR'CH―である場合に
は、基―NRxf1xfは−NHではない。]で示され
る化合物、その立体、光学若しくは幾何異性体又はその
塩。具体的には、9―アミノ―2,3−ジヒドロチエノ
[3,2−b]キノリン又は10―アミノ―3,4―ジ
ヒドロ―1H−チオピラノ[4,3−b]キノリン等が
挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開昭63−2
84175号公報に記載の方法又はそれに準じた方法に
より製造される。
【0090】31)式
【化127】 [式中、Xxgは水素、低級アルキル、低級アルコキシ
又はハロゲンであり;R xgは、存在する場合には、水
素、低級アルキル又はアリール低級アルキルであり;R
1xgは、水素、低級アルキル又はアリール低級アルキル
であり;そしてR2xgは、存在する場合には、水素又は
低級アルキルである。]で表される化合物又はその塩。
具体的には、2−(1,2,3,4―テトラヒドロ―9
−アクリジンイミノ)−シクロヘキサンカルボン酸や2
−(1,2,3,4―テトラヒドロ―9−アクリジンイ
ミノ)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル等が
挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平3−95
161号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0091】32)式
【化128】 [式中、R1xh及びR2xhはそれぞれ水素原子、ハロゲン
原子、低級アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロ
キシル基、低級アルコキシ基、低級アルカノイルオキシ
基、ニトロ基、アミノ基又は低級アルカノイルアミノ基
を表わし、R3xhは、水素原子;炭素数1〜15のアル
キル基;シクロアルキル基;ハロゲン、低級アルキル基
若しくは低級アルコキシで置換されていてもよい炭素数
7〜15のアラルキル基;炭素数2〜15のアルカノイ
ル基;又はハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、
ニトロ、ヒドロキシル若しくはアミノで置換されていて
もよいベンゾイル基を表わし、nxhは2〜5の整数を
表わす。]で示される化合物又はその塩。具体的には、
6―アミノ―1―ベンジル―2,3,4,5―テトラヒ
ドロ―1H−アゼピノ[2,3−b]キノリンや5―ア
ミノ―6―フルオロ―1,2,3,4−テトラヒドロベ
ンゾ[d][1,8]ナフチリジンが挙げられる。上記
化合物又はその塩は、特開平3−220189号公報に
記載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0092】33)式
【化129】 [式中、R1xi、R2xiはそれぞれ水素原子、炭素数1〜
4の直鎖及び分枝アルキル基を表わす。但しともに水素
原子となることはない。]で示される4―アミノ―5,
6,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−b]キノリ
ン誘導体又はその塩。具体的には、4―アミノ−2,3
−ジメチル―5,6,7,8−テトラヒドロチエノ
[2,3−b]キノリン等が挙げられる。上記化合物又
はその塩は、特開平4−134083号公報に記載の方
法又はそれに準じた方法により製造される。
【0093】34)式
【化130】 [式中、Axjは式−(CH)nxj−(但しnxj
は3〜5の整数である)のアルキレン基を表わして、こ
れに隣接するピリジン核の隣り合う2個の炭素原子に結
合して1個のシクロアルケノ基を形成するか、若しくは
Axjはこれに隣接するピリジン核の隣り合う2個の炭
素原子と連合して1個のベンゼン環を形成する基であ
り、そして(i)Axjがシクロアルケノ基を形成する
場合にはYxjは水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6
の低級アルキル基又はアミノ基を表わし、かつZxjは
水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アミノ基、式−NR
1xj2xj(R1xj、R2xjは同一でも異なっていてもよ
く、低級アルキル基又はベンジル基を表わす)の基、ピ
ロリジル基、ピペリジル基、ピペラジル基、N−置換ピ
ペラジル基、ピリジル基又は次式
【化131】 (式中、Bは酸素原子又は硫黄原子を示し、mxjは0
〜2の整数を示し、R3x j、R4xj、R5xjは同一でも異
なっていてもよく水素原子、ハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基、水酸基、低級アルコキシ基、直鎖又は分枝
の(C〜C)低級アルキル基、アミノ基、アシルア
ミノ基を表わす)の基を示すか又はZxjはピリジルチ
オ基の基を示し、また(ii)Axjがベンゼン環を形
成する場合には、Yxjは水素原子又はC〜Cの低
級アルキル基を示しかつZxjは式−CONR6xj7xj
(但しR6xj及びR7xjはそれぞれ水素原子又はC〜C
の低級アルキル基を表わし、あるいはR6xj及びR7xj
は共同してC〜Cのシクロアルキル基を形成する)
の基を示すか、又はZxjは式
【化132】 (式中、ExjはC〜Cのアルキレン基又は式−
(CH=CH)pxj−(但しpxjは1又は2を表わ
す)の基を示し、R3xj、R4xj及びR5xjは前期の意味
を表わす)の基を示す。]で表される4―アミノ―2,
3−シクロアルケノピリジン及び4−アミノキノリン誘
導体又はそれらの塩。具体的には、4―アミノ―2−
(N−メチルカルバモイル)キノリン等が挙げられる。
上記化合物又はその塩は、特開平4−66571号公報
に記載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0094】35)式
【化133】 [式中、Rxkは水素、アルキル、アラルキル又はアシル
であり、R1xk及びR2xkは、独立して、水素、アルキ
ル、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、
アミノ又は1又は2個のアルキル、アラルキル又はアシ
ル基で置換されたアミノであり、mxk及びnxkは
1、2又は3の値であり、Xxk及びYxkは、独立し
て、2個の炭素間の結合、酸素又は硫黄原子、基N−R
3xk(式中基R3x kはRxkについて上記において定義した
意味を有する)又は1〜5個の炭素原子を含有しかつ1
又は2以上の置換基R4xkを含有できるアルキレン又は
アルケニレン架橋(ここでR4xkは、独立して、水素、
1〜4個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状の
低級アルキル、アルケニル又はアルキリデン、フェニル
又は1又は2以上の1〜4個の炭素原子を有する低級ア
ルキル基、1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシ
基又はハロゲン基で置換されたフェニル、アラルキル、
1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシ、及びヒド
ロキシルである)であり、そしてXxkがアルケニレン
基であるとき、後者は飽和若しくは不飽和の炭素環式又
は複素環式環系に融合することができ、前記環は1又は
2以上の基R 5xk(R5xkは水素、1〜4個の炭素原子を
有する低級アルキル又は低級アルコキシ又はハロゲンで
ある)で置換することができ、そして
【化134】 pxk,qxk及びrxkは1又は1より大きい値であ
り、そしてR6xk又はR7 xkは、独立して、水素、ハロゲ
ン、低級アルコキシ又は低級アルキルであることができ
る置換基である。]の多環式アミノピリジン化合物又は
その塩。具体的には、(+)−12―アミノ―6,7,
10,11―テトラヒドロ―9―エチル―7,11−メ
タノシクロオクタ[b]キノリンや(+)−12―アミ
ノ―6,7,10,11―テトラヒドロ―9―メチル―
7,11−メタノシクロオクタ[b]キノリン等が挙げ
られる。上記化合物又はその塩は、特表平11−500
144号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0095】36)式
【化135】 [式中、Yxlは−C=Oであるか、又は−R2xl、Yは
=CHであり、RxlはC 〜C低級アルキル、
【化136】 (ここで、nxl=0又は1であり、Xxlは水素、C
〜C低級アルキル、C〜C低級アルコキシ、ニ
トロ、ハロゲン、カルボキシ、アルコキシカルボニル、
ヒドロキシメチル、ヒドロキシ、ビス−C〜C低級
アルキル置換アミノを表わす)、−(CHmxl
OOZxl(ここで、mxl=0〜5であり、Zxlは
水素又はC〜C低級アルキルを表わす)、−CH=
CH−Gxl基(ここで、Gxlはフェニル、フラニ
ル、カルボキシ、アルコキシカルボニルを表わす)、及
び窒素原子においてC〜C低級アルキルにより置換
されたジヒドロ若しくはテトラヒドロピリジルを表わ
し、R1xlは水素、C〜C低級アルキル、ピリドイ
ル及びC〜C低級アルコキシ置換ベンゾイルを表
し、R2xlは水素及びC〜C低級アルキルを表わ
す。]で表される化合物又はその塩。具体的には、下式
の化合物等が挙げられる。
【化137】 上記化合物又はその塩は、特表平10−511651号
公報に記載の方法又はそれに準じた方法により製造され
る。
【0096】37)式
【化138】 [式中、Xxm−Yxmは、式
【化139】 (式中、Rxmは水素、低級アルキル、低級アルケニル、
低級アルキニル又はアリール低級アルキルである)の
基、又は式
【化140】 (式中、R1xmは水素、低級アルキル又はアリール低級
アルキルである)の基であり、R2xm及びR3xmは、独立
して水素、低級アルキル、アリール低級アルキル、ジア
リール低級アルキル、低級シクロアルケニル低級アルキ
ル、低級アルコキシ、アリール低級アルコキシ又は低級
アルカノイルであるか、又はR2xm及びR3 xmは、これら
が結合している窒素原子と一緒になって式
【化141】 (式中、pxmは0又は1である)の基、式
【化142】 (式中、ZxmはO、S又は式NR6xm(R6xmは水素、
低級アルキル又はアリール低級アルキルである)の基で
ある)の基を形成し、R4xmは水素、低級アルキル又は
アリール低級アルキルであり、R5xmは水素、低級アル
キル又はアリール低級アルキルであり、mxmは0、1
又は2であり、そしてnxmは1又は2である。]の化
合物、その幾何学的及び光学的異性体又はその塩。具体
的には、N−(1,2,5,6,7,8―ヘキサヒドロ
―5―メチル―2―オキソ―5−キノリニル)アセトア
ミドや5−[[2−(3,4−ジクロロフェニル)エチ
ル]アミノ]−5,6,7,8―テトラヒドロ―1―メ
チル―2(1H)−キノリノン等が挙げられる。上記化
合物又はその塩は、特開平4−290872号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0097】38)式
【化143】 [式中、R1xn、R2xn及びR3xnはそれぞれ水素原子;
低級アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン
原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルキル基が置換して
いても良いアミノ基、低級アルキル基が置換していても
良いスルファモイル基を表わすか、若しくはR1xn及び
2xnがいっしょになってメチレンジオキシ基を表わ
し、R4xn及びR5xnはそれぞれ低級アルキル基又は炭素
数3から6個のシクロアルキル基、若しくはR4xn及びR
5xnがいっしょになってその置換する窒素原子と共に、
それぞれ低級アルキル基が置換していても良い1−ピロ
リジニル基、1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル
基、4−モルホリニル基を表わす。]で示される化合物
又はその塩。具体的には、N−[4−[2−(ジメチル
アミノ)エトキシ]ベンジル]−2−エトキシベンズア
ミドや4―アミノ―N−[4−[2−(ジメチルアミ
ノ)エトキシ]ベンジル]−2−メトキシ−5−スルフ
ァモイルベンズアミド等が挙げられる。上記化合物又は
その塩は、特開平2−231421号公報に記載の方法
又はそれに準じた方法により製造される。
【0098】39)式
【化144】 [式中、Xxpは炭素数1〜10の直鎖又は分枝状のア
ルキレン、
【化145】 又は、
【化146】 を表わす。R1xpはArxp−CHR2xp−(但しArx
pは無置換のフェニル基又はハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基
で置換されたフェニル基を表わし、R2xpは水素原子又
は低級アルキル基を表わす。)、フェニル基が無置換又
はハロゲン原子、低級アルキル基若しくは低級アルコキ
シ基で置換されたシンナミル基、シクロアルキルメチル
基又は複素環芳香族基で置換されたメチル基を表わす。
また、Xの2つのピペリジン環への結合部位は一方が2
位なら他方は2'位、一方が3位なら他方は3'位、一方
が4位なら他方は4'位である。]で示される化合物又
はその塩。具体的には、1,6―ジ―(1―ベンジル―
4−ピペリジル)ヘキサンや1,5―ジ―(1―ベンジ
ル―4−ピペリジル)ペンタン等が挙げられる。上記化
合物又はその塩は、特開平4−18071号公報に記載
の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0099】40)式
【化147】 [式中、Rxqは水酸基又はメトキシ基を示す。]で示
される化合物又はその塩。上記化合物又はその塩は、特
開平4−159225号公報に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0100】41)下式で表される9―アミノ―1,
2,3,4−テトラヒドロアクリジン又はその塩。
【化148】 上記化合物又はその塩は、特開平4−346975号公
報に記載の方法、該公報に引用された文献記載の方法、
又はそれらに準じた方法により製造される。
【0101】42)式
【化149】 [式中、R1xr、R2xr及びR3xrはそれぞれ水素原子
又は低級アルキル基を示す。]で表される化合物又はそ
の塩。
【0102】下式で表されるフペルジンA(Huper
zine A)又はその塩。
【化150】 上記化合物又はその塩は、USP 5,177,082、
J.Am.Chem.Soc.,1991,113,p4695-4696、又は、
J.Am.Chem.Soc.,1989,111,p4116-4117に記載の
方法又はそれらに準じた方法により製造されるか、ある
いは、中草薬の千層塔(トウゲシバ)から抽出後、分離
して得られる。
【0103】43)下式の構造を有しているガランタミ
ンあるいはガランタミンの誘導体
【化151】 上式においてR1xs及びR2xsは同一のもの若しくは異
なるものであり、それぞれ水素原子あるいは低級アルカ
ノイル基のようなアシル基を意味しており、例えばアセ
チル基であり、あるいは例えばメチル、エチル、プロピ
ル又はイソプロピル等の直鎖あるいは枝分かれしたアル
キル基である。R3xsは直鎖又は枝分かれしたアルキル
基、アルケニル基あるいはアルカリル(alkaryl)基であ
り、これらの基は任意にハロゲン原子、あるいはシクロ
アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ
基、アミノアルキル基、アシルアミノ基、ヘテロアリー
ル基、ヘテロアリール−アルキル基、アロイル基、アロ
イルアルキル基、あるいはシアノ基により置き換えられ
るものであり、R4xsは四つの環状骨格を形成している
炭素の少なくとも一つに結合している水素原子あるいは
ハロゲン原子を意味している。但しRが窒素原子に隣
接した位置に存在している場合は、Rは好ましくはハ
ロゲン原子、ならびに例えば臭化水素酸塩、塩酸塩等の
ハロゲンの塩、硫酸メチルあるいはメチオダイドとは異
なるものであることを条件とする。
【0104】具体的には、下式で表されるGalant
hamine又はその塩が挙げられる。
【化152】 上記化合物又はその塩は、特表平6−507617号、
Heterocycles,1977,8,p277-282、又は、J.Chem.So
c.(C),1971,p1043-1047に記載の方法又はそれに準じ
た方法により製造されるか、あるいは、Galanthus niva
lisやGalanthuswaronowii等のユリ科植物から抽出後、
分離して得られる。
【0105】44)式
【化153】 〔式中、R1yaとR2yaは、それぞれ独立して、水素原子
又は、置換基を有していてもよい炭化水素残基を示す
か、あるいは、隣接する窒素原子とともに縮合複素環基
を形成し、R3yaとR4yaは、R3yaが水素原子又は、そ
れぞれ置換基を有していてもよい炭化水素残基若しくは
アシル基を示し、R4yaが水素原子を示すか、あるい
は、R3yaとR4yaが結合して −(CHmya−C
O−,−CO−(CHmya−又は(CH
mya+1−(式中、myaは0,1又は2を示す)を
形成し、Ayaは−(CHlya−(式中、lya
は0,1又は2を示す)又は、−CH=CH−を示し、
yaは1以上の置換基を示し、nyaは4ないし7の
整数を示す。〕で表わされる置換アミン類又はその塩。
上記化合物又はその塩は、特開平2−91052号公報
に記載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0106】45)式
【化154】 〔式中、環Aybは置換されていてもよく、環構成ヘテ
ロ原子としてO,S,Nの1〜2個を含んでいてもよい
5〜8員環状基を示し、R1ybは水素原子又は置換基を
有していてもよい炭化水素残基を示し、R2ybは水素原
子又は低級アルキル基を示し、R3ybは置換基を有して
いてもよい芳香族基を示し、R4ybは水素原子又は低級
アルキル基若しくは置換基を有していてもよい芳香族基
を示し、nybは2〜7の整数を示す。〕で表されるア
ミノケトン誘導体又はその塩。上記化合物又はその塩
は、特開平3−95143号公報に記載の方法又はそれ
に準じた方法により製造される。
【0107】46)式
【化155】 〔式中、R1ycは水素原子又は低級アルキル基を示
し、R2ycは置換基を有していてもよい芳香族基を示
し、R3ycは水素原子又は低級アルキル基若しくは置
換基を有していてもよい芳香族基を示し、nycは0〜
7の整数を示し、環Aycは置換されていてもよく、環
構成ヘテロ原子としてO,Sの1又は2個を含んでいて
もよい5〜8員環状基を示し、環Bycは置換されてい
てもよいベンゼン環を示す。〕で表されるアラルキルア
ミン誘導体又はその塩。上記化合物又はその塩は、特開
平3−141244号公報に記載の方法又はそれに準じ
た方法により製造される。
【0108】47)式
【化156】 〔式中、Bydは置換されていてもよい飽和又は不飽和
の5〜7員アザ複素環状基を示し、Aydは結合手又は
炭化水素残基、オキソ基、ヒドロキシイミノ基若しくは
ヒドロキシ基で置換されていてもよい二価又は三価の脂
肪族炭化水素残基を示し、
【化157】---は単結合若しくは二重結合を示し(但
し、Aydが結合手を表わすときは、
【化158】---は単結合を表わす)、R2yd,R
3ydはそれぞれ独立して水素原子若しくは置換基を有
していてもよい炭化水素残基を示すか又は、隣接する窒
素原子とともに環状アミノ基を形成してもよく、pyd
は1又は2を示す。〕で表されるアミノナフタレン化合
物又はその塩。上記化合物又はその塩は、特開平3−2
23251号公報に記載の方法又はそれに準じた方法に
より製造される。
【0109】48)式
【化159】 〔式中、X1yeはR4ye−N(R4yeは水素原
子、置換基を有していてもよい炭化水素基又は置換基を
有していてもよいアシル基を示す)、酸素原子又は硫黄
原子を示し、X2yeはR5ye−N(R5yeは水素
原子、置換基を有していてもよい炭化水素基又は置換基
を有していてもよいアシル基を示す)又は酸素原子を示
し、Aye環は更に置換基を有していてもよいベンゼン
環を示し、R 1yeは水素原子、置換基を有していても
よい炭化水素基を示し、R1yeはnyeの繰り返しに
おいてそれぞれ異なっていてもよく、Yyeは置換され
ていてもよいアミノ基又は置換基を有していてもよい含
窒素飽和複素環基を示し、nyeは1ないし10の整数
を、kyeは0ないし3の整数を、myeは1ないし8
の整数を示す。〕で表される縮合複素環カルボン酸誘導
体又はその塩。上記化合物又はその塩は、特開平5−2
39024号公報に記載の方法又はそれに準じた方法に
より製造される。
【0110】49)式
【化160】 〔式中、環Ayfは置換基を有していてもよい芳香環を
示し、R1yfは水素原子又は置換基を有していてもよ
い炭化水素残基を示すか、あるいは隣接する基−CH=
C−及び環Ayfを構成する2個の炭素原子とともに置
換されていてもよい炭素環を形成し、R2yfは水素原
子又は置換基を有していてもよい炭化水素残基若しくは
アシル基を示し、R3yfは置換基を有していてもよい
炭化水素残基を示し、nyfは2から6の整数を示
す。〕で表わされる不飽和カルボン酸アミド誘導体又は
その塩。上記化合物又はその塩は、特開平2−1382
55号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により製
造される。
【0111】本発明で用いられる「アセチルコリンエス
テラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合
物」として、好ましくは、化合物(I)が挙げられる。
本発明で用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻害作
用を有する非カルバメート系アミン化合物は、毒性も少
なく、優れた膀胱筋収縮増強作用を有すると共に、尿道
筋収縮作用を有しないことから、ヒト等の哺乳動物の膀
胱排出力改善剤として使用することができる。例えば、
以下の1)から6)等に起因する排尿障害、特に排尿困
難の予防・治療剤として使用することができる。1)前
立腺肥大症、2)膀胱頸部閉鎖症、3)神経因性膀胱、
4)糖尿病、5)手術、及び6)膀胱筋緊張低下。又、
頻尿、尿失禁等の排尿障害にも用いることができる。ま
た、前立腺肥大症に伴う排尿障害、特に排尿困難の予防
・治療剤として使用する場合、アセチルコリンエステラ
ーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合物と
他の薬剤(例えば、タムスロシン等のα−遮断薬等)と
を組み合わせて使用することができる。これらは、同時
に用いても、また、別個製剤化したものを併用してもよ
い。
【0112】本発明化合物と組み合わせて使用すること
ができるα−遮断薬として、具体的には、例えば、以下
の化合物又はその塩が挙げられる。 タムスロシン(Tamsulosin):EP−A−3
4432,USP 4,703,063
【化161】 プラゾシン(Prazosin):USP 3,511,
836
【化162】 テラゾシン(Terazosin):USP 4,02
6,894,USP 4,251,532
【化163】
【0113】ドキサゾシン(Doxazosin):U
SP 4,188,390
【化164】 ウラピジル(Urapidil):USP 3,957,
786
【化165】 インドラミン(Indoramin):USP 3,52
7,761
【化166】
【0114】アルフゾシン(Alfuzosin):U
SP 4,315,007
【化167】 ダピプラゾール(Dapiprazole):USP
4,252,721
【化168】 ナフトピジル(Naftopidil):USP 3,9
97,666
【化169】
【0115】その他、以下のα−遮断薬も挙げられる。
Ro 70−0004
【化170】 KMD−3213
【化171】 GYKI−16084
【化172】
【0116】JTH−601
【化173】 Z−350
【化174】 Rec−15−2739
【化175】
【0117】SK&F−86466
【化176】 ブナゾシン(Bunazosin):USP 3,92
0,636
【化177】 BMY−15037
【化178】
【0118】ブフロメジル(Buflomedil)
【化179】 ネルダゾシン(Neldazosin)
【化180】 Moxisylyte
【化181】
【0119】SL−890591
【化182】 LY−23352
【化183】 また、ABT−980,AIO−8507−L,L−7
83308, L−780945,SL−91089
3,GI−231818,SK&F−106686等の
α−遮断薬も挙げられる。
【0120】本発明で用いられるアセチルコリンエステ
ラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合物
は、自体公知の手段に従って製剤化することができ、化
合物そのまま、あるいは薬理学的に許容される担体を、
製剤化工程において、適宜、適量混合することにより医
薬組成物、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング
錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセ
ルを含む)、液剤、注射剤、座剤、徐放剤等として、経
口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安
全に投与することができる。本発明の膀胱排出力改善剤
中、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する非カ
ルバメート系アミン化合物の含有量は、剤全体の約0.
1〜約100重量%である。投与量は、投与対象、投与
ルート、疾患等により異なるが、例えば、排尿困難治療
剤として、成人(体重約60kg)に対して、経口剤と
して、1回当たり有効成分として約0.005〜約10
0mg、好ましくは約0.05〜約30mg、更に好ま
しくは約0.2〜約10mgであり、1日1回の投与で
もよいし、数回に分けて投与することもできる。本発明
の膀胱排出力改善剤の製造に用いられる薬理学的に許容
される担体としては、製剤素材として慣用される各種有
機又は無機担体物質が挙げられ、例えば固形製剤におけ
る賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における
溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛
化剤等が挙げられる。また、必要に応じて、防腐剤、抗
酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等の添加物を
用いることもできる。
【0121】賦形剤としては、例えば乳糖、白糖、D−
マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロ
ース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。滑沢剤として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。結
合剤としては、例えば結晶セルロース、白糖、D−マン
ニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙
げられる。崩壊剤としては、例えばデンプン、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒ
ドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。溶剤とし
ては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコ
ール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等が挙げ
られる。溶解補助剤としては、例えばポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安
息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コ
レステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤とし
ては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシ
チン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モ
ノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等
が挙げられる。等張化剤としては、例えばブドウ糖、D
−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マ
ンニトール等が挙げられる。緩衝剤としては、例えばリ
ン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙
げられる。無痛化剤としては、例えばベンジルアルコー
ル等が挙げられる。防腐剤としては、例えばパラオキシ
安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビ
ン酸等が挙げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸
塩、アスコルビン酸等が挙げられる。
【0122】
【発明の実施の形態】本発明は、更に以下の参考例、実
施例、実験例及び製剤例によって詳しく説明されるが、
これらの例は単なる実施例であって、本発明を限定する
ものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変
化させてもよい。
【実施例】参考例1−30 自体公知の方法に準じ、下記表に記載の参考例1−30
の化合物を得た。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】参考例15−1 8-[3-[1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-4-ピペリジニ
ル] -1-オキソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(参考例15の化合
物)
【化184】 1) 3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロピオン酸 (8
8.2g, 0.443mol) を、氷冷下、塩化チオニル(300mL) に
少量ずつ加えた。室温で10分間攪拌後、減圧下、25oC
にて塩化チオニルを留去した。残査にジエチルエーテル
を加え、減圧留去して黄色固形物を得た。更にジエチル
エーテルを加え、固形物をスパーテルで粉砕し、減圧留
去して、3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロピオン酸
クロリドの粗生成物を淡黄色粉末として得た。この淡黄
色粉末及び1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン(64.0g, 0.369mol) を1,2-ジクロロエ
タン(200mL) に懸濁し、塩化アルミニウム (162g, 1.21
mol) を室温で少量ずつ加えた。室温で12時間攪拌した
後、反応混合物を氷−水に加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、淡黄色油状物を
得た。油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=9:1)で精製
し、エタノール−ジエチルエーテルから結晶化させるこ
とにより、8-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)-1-オキ
ソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-4-オン 123.5gを融点 157-159℃の無色結
晶として得た。1 HNMR(CDCl3)δ1.00-1.30(2H, m), 1.50-1.95(5H, m),
2.09(3H, s), 2.53(1H,dt, J=12.9, 2.4 Hz), 2.72(2H,
t, J=7.6 Hz), 2.90-3.15(5H, m), 3.24(2H, t, J=8.6
Hz), 3.75-3.90(1H, m), 4.14(2H, t, J=8.6 Hz), 4.5
5-4.70(1H, m),7.68(1H, s), 7.73(1H, s). 2) 1)で得た8-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル) -
1-オキソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(118.7g, 0.335mol) に濃塩
酸(600 mL) を加え、140oC で4時間攪拌した。室温まで
冷却後、減圧下に塩酸を留去し、得られた残査を8規定
水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性(pH>12) とし,酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去
し、酢酸エチル−ジエチルエーテルから結晶化させるこ
とにより、8-[3-(4-ピペリジニル) -1-オキソプロピル]
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン103.7gを融点 114-115℃の無色結晶として得
た。1 HNMR(CDCl3)δ1.00-1.30(2H, m), 1.30-1.90(7H, m),
2.59(2H, dt, J=12.0, 2.4 Hz), 2.72(2H, t, J=7.6 H
z), 2.85-3.15(5H, m), 3.23(2H, t, J=8.6 Hz),4.14(2
H, t, J=8.6 Hz), 7.68(1H, s), 7.73(1H, s). 3) 2)で得た8-[3-(4-ピペリジニル) -1-オキソプロ
ピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン(103.7g, 0.332mol) のアセトニトリル(750
mL) 溶液に、3-フルオロベンジルブロミド(65.9g, 0.34
9mol) 及び無水炭酸カリウム(80g) を加え、室温で12時
間攪拌した。反応溶液を酢酸エチル−水混合溶液に加
え、有機層を分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して淡黄色油
状物を得た。油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=9:1)で
精製した。得られた粗結晶を熱エタノールから再結晶し
て、表題化合物111.2gを融点111-112℃の無色結晶とし
て得た。1 HNMR(CDCl3)δ1.20-1.50(4H, m), 1.55-1.80(4H, m),
1.85-2.05(2H, m), 2.71(2H, t, J=7.6 Hz), 2.80-3.15
(5H, m), 3.22(2H, t, J=8.6 Hz), 3.47(2H, s),4.13(2
H, t, J=8.6 Hz), 6.85-7.15(3H, m), 7.20-7.35(1H,
m), 7.67(1H, s),7.72(1H, s). 元素分析値 C26H29FN2O2として 計算値:C, 74.26; H, 6.95; N, 6.66. 実験値:C, 74.28; H, 7.02; N, 6.58. 上記表題化合物65.4gのエタノール溶液に1.5当量の4
N塩酸(酢酸エチル溶液)を加え、溶媒と過剰の塩酸を
留去して無色粉末を得た。得られた粉末をエタノールか
ら結晶化して、表題化合物の塩酸塩64.1gを融点201-203
℃(分解)の無色結晶として得た。 元素分析値 C26H29FN2O2・HClとして 計算値:C, 68.34; H, 6.62; N, 6.13. 実験値:C, 68.15; H, 6.66; N, 6.04.
【0128】参考例15−2 8-[3-[1-(フェニルメチル)-4-ピペリジニル]-1-オキソ
プロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン(参考例17の化合物)
【化185】 参考例15−1の2)で得た8-[3-(4-ピペリジニル) -1
-オキソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オンとベンジルブロミドを用いて、
参考例15−1の3)と同様の操作を行うことにより無
色粉末を得た。得られた粉末をエーテル−イソプロピル
エーテルから結晶化して、表題化合物を融点103-104℃
の無色結晶として得た。1 HNMR(CDCl3) δ 1.20-1.75(8H, m), 1.85-2.05(2H,
m), 2.71(2H, t, J=7.6 Hz), 2.80-2.95(3H, m), 3.02
(2H, t. J=7.6 Hz), 3.22(2H, t, J=8.6 Hz), 3.49(2H,
s), 4.13(2H, t, J=8.6 Hz), 7.20-7.35(5H, m), 7.67
(1H, s), 7.71(1H, s). 元素分析値 C26H30N2O2として 計算値:C, 77.58; H, 7.51; N, 6.96. 実験値:C, 77.30; H, 7.49; N, 7.20. 上記表題化合物のエタノール溶液に1.5当量の4N塩酸
(酢酸エチル溶液)を加え、溶媒と過剰の塩酸を留去し
て無色粉末を得た。得られた粉末をエタノールから結晶
化して、表題化合物の塩酸塩を融点245-248℃(分解)
の無色結晶として得た。 元素分析値 C26H30N2O2・HClとして 計算値:C, 71.14; H, 7.12; N, 6.38. 実験値:C, 70.97; H, 7.14; N, 6.18.
【0129】製剤例1 以下、参考例15の化合物(8−[3−[1−[(3−
フルオロフェニル)メチル]−4−ピペリジニル]−1
−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−
4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オ
ン)の塩酸塩を化合物Aと略記する。 (1)化合物A 1g (2)乳糖 197g (3)トウモロコシ澱粉 50g (4)ステアリン酸マグネシウム 2g 上記(1),(2)及びトウモロコシ澱粉(20g)を
混和し、トウモロコシ澱粉(15g)と25mLの水か
ら作ったペーストとともに顆粒化し、これにトウモロコ
シ澱粉(15g)と上記(4)を加え、混合物を圧縮錠
剤機で圧縮して、錠剤1錠当たり化合物Aを0.5mg
含有する直径3mmの錠剤2000個を製造した。
【0130】製剤例2 (1)化合物A 2g (2)乳糖 197g (3)トウモロコシ澱粉 50g (4)ステアリン酸マグネシウム 2g 製剤例1と同様の方法により、錠剤1錠当たり化合物A
を1.0mg含有する直径3mmの錠剤2000個を製
造した。
【0131】製剤例3 (1)化合物A 5.0mg (2)乳糖 60.0mg (3)トウモロコシ澱粉 35.0mg (4)ゼラチン 3.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 上記(1)、(2)及び(3)の混合物を10%ゼラチ
ン水溶液0.03ml(ゼラチンとして3.0mg)を
用い、1mmメッシュの篩を通して顆粒化した後、40
℃で乾燥した後、再び篩過した。得られた顆粒を上記
(5)と混合し、圧縮した。得られた中心錠を蔗糖、二
酸化チタン、タルク及びアラビアゴムの水懸液による糖
衣でコーティングした。コーティングが施された錠剤を
ミツロウで艶出してコート錠を得た。
【0132】実験例1 アセチルコリンエステラーゼ阻害活性の測定 参考例化合物のアセチルコリンエステラーゼ阻害活性の
測定を、ヒト赤血球由来アセチルコリンエステラーゼを
用いて、アセチルチオコリン法(Ellman法)にて
行った。ヒト赤血球由来のアセチルコリンエステラーゼ
(Sigma社)を蒸留水にて0.2 IU/mLの濃
度に溶解し酵素標品とした。96wellマイクロプレ
ートに薬液20μL、80mM Tris−HCl(p
H 7.4)30μL、酵素標品50μL及び5mM
5,5−dithio−bis(2−nitroben
zoic acid)(Sigma社)50μLを分注
し、10秒間振とうした。50μLの4mM acet
ylthiocholine iodide(Sigm
a社)を添加し、再度振とうした直後から10分間30
秒間隔で414nMにおける吸光増加を測定した。次式
により酵素活性を測定した。 R=5.74×10−7×Δ (式中、Rは酵素活性(mol)、Δは414nMの
吸光増加を示す) 各化合物について少なくとも3回実験を繰り返し、50
%阻害濃度(IC50)を求めた。また、上記方法と同
様にして、ジスチグミンのアセチルコリンエステラーゼ
阻害活性を測定した。結果を下表に示す。
【0133】
【表5】 上記の結果より、化合物(I)は優れたアセチルコリン
エステラーゼ阻害作用を有することがわかる。
【0134】実験例2 モルモット律動性膀胱収縮に対する増強作用 参考例化合物の律動性膀胱収縮に対する増強作用を、He
rtley系雄モルモットを使用して試験した。体重300g前
後のHertley系雄モルモット(SLC)をウレタン(1.2g/k
g, ip)麻酔後保定し、腹部を正中切開して膀胱を露出
した。尿道を結紮した後ポリエチレンチューブ(PE-5
0)を膀胱内に刺入した。膀胱内圧の測定は血圧アンプ
(日本光電)にて行い、A/D変換装置(MP-30, Biopac s
ystems)を介し、パーソナルコンピューターにデータを
集積した。適当量の生理食塩水をカニューレを通じて膀
胱内に注入し、律動性の膀胱収縮を誘起した。頻度が2
分から10分に1回の安定した律動性収縮を確認できた動
物に、被検化合物を蒸留水に溶解し、静脈内投与し影響
を観察した。データ処理は、以下の方法で行った。被検
化合物投与直前の膀胱収縮と投与後5分以降最初の膀胱
収縮の膀胱内圧曲線と基底線とで結ばれる面積(AUC)
を解析ソフト(Studentlab pro 2.1.5、Biopac system
s)にて算出し、被検化合物の効果を評価した。AUCの用
量依存曲線から薬物投与前値のAUCを2倍に増加する用量
(AUC200)を算出し、被検化合物の膀胱筋に対する収縮
増強作用強度を求めた。また、上記と同じ方法により、
ジスチグミンの膀胱筋に対する収縮増強作用強度を求め
た。各化合物のAUC200値を下表に示す。
【0135】
【表6】 これより、化合物(I)は優れた律動性膀胱収縮に対す
る増強作用を有することがわかる。
【0136】実験例3 モルモットにおける排尿効率に対する作用 参考例化合物のモルモットにおける排尿効率に対する作
用を、Hertley系雄モルモットを使用して試験した。体
重346.5±3.5gのHertley系雄モルモット(SLC)を、各
処理群で6から10頭使用した。モルモットをウレタン麻
酔し、保定後膀胱を露出した。膀胱内に2本のポリエチ
レンチューブ(PE-50、PE-100)を刺入し、片方(PE-5
0)を生理食塩水の注入に、もう一方(PE-100)を膀胱
内圧の測定に用いた。生理食塩水の注入を0.3 mL/minの
流速で持続的に行い、間欠的な排尿を最低3回確認した
後注入を停止し、膀胱内の生理食塩水をすべて引き抜い
た。再び注入を開始し、排尿直前の膀胱内圧の上昇が確
認された時点で注入を停止し、注入時間と排出される尿
の重量を測定した。排尿効率は下の数式で算出した。 排尿効率(%)= 100×排出量(mL)/注入時間(mi
n)× 0.3(mL/min) 少なくとも2回の被検化合物投与前値を測定した後、被
検化合物を蒸留水に溶解し、静脈内投与した。ジスチグ
ミンは投与後30分の値を、参考例化合物に関しては投与
後10分の値を測定した。それぞれ溶媒投与による効果も
確認した。被検化合物投与前の測定値を平均して投与前
値とし、投与後の値とpaired-t testにより有意差検定
を行った。(** p<0.01, * p<0.05) 排尿効率に対する作用を下表に示す。
【0137】
【表7】 上記の結果より、ジスチグミンは排尿効率改善率が小さ
く、かつ、高用量で排尿効率を悪化させるのに対して、
化合物(I)は、排尿効率改善率が大きく、有意であ
り、かつ、高用量でも排尿効率を悪化させないことがわ
かる。
【0138】実験例4 モルモットにおける尿流率に対する作用 参考例化合物、ジスチグミン、プラゾシン、タムスロシ
ンの単独及び併用による尿流率に対する作用を、Hertle
y系雄性モルモットを使用して試験した。体重350g前後
のHertley系雄性モルモット(Slc)を、各処理群で4匹
から6匹使用した。モルモットをウレタン麻酔し、保定
後膀胱を露出した。膀胱内に2本のポリエチレンチュー
ブ(PE-100)を刺入し、片方を生理食塩水の注入に、も
う一方を膀胱内圧の測定に用いた。生理食塩水の注入を
0.3 mL/minの流速で持続的に行い、間欠的な排尿を最低
3回確認した後注入を停止し、膀胱内の生理食塩水をす
べて引き抜いた。再び注入を開始し、排尿直前の膀胱内
圧の上昇が確認された時点で注入を停止した。排出され
る尿の重量を電子天秤(HX-400, A&D)で測定した。膀
胱内圧及び尿重量のアナログデータをAD変換器(MP-30,
Biopac Systems)に入力し、デジタル信号を専用のソ
フトウエア(Student lab pro 2.1.5 , Biopac System
s)にて解析した。データのサンプリング間隔は0.1秒と
し、尿重量の値を微分して尿流率を求めた。排出量及び
尿流率のデータのノイズを除去するため0.5Hzでlowcut
filterをかけた。2回の被検化合物投与前値を測定した
後、被検化合物を静脈内投与した。被検化合物投与の10
分後に再度測定を行った。コントロール実験として、溶
媒投与による効果も確認した。被検化合物投与前の測定
値を平均して投与前値とし、投与前値に対する投与後の
変化の割合を算出して、Dunnet検定により群間比較を行
った。尿流率に対する作用を下表にまとめた。
【0139】
【表8】 ** p<0.01 vs DMSO(コントロール)
【0140】
【表9】 * p<0.05 vs 蒸留水(コントロール) 上記の結果より、ジスチグミンは単独での尿流率改善率
が小さく、かつ、α−遮断薬であるプラゾシンとの併用
により改善率は向上しないことがわかる。一方、化合物
(I)は,単独でも尿流率を改善すると共に、α−遮断
薬であるプラゾシン又はタムスロシンとの併用により尿
流率を大きく改善させることがわかる。上記実験例2、
3及び4の結果から、アセチルコリンエステラーゼ阻害
作用を有する非カルバメート系アミン化合物、特に化合
物(I)は優れた膀胱排出力改善作用を有することがわ
かる。
【0141】
【発明の効果】本発明で用いられるアミン化合物は、優
れた膀胱筋収縮増強作用を有すると共に、尿道筋収縮作
用を有しないことから、排尿効率が高く、膀胱排出力改
善剤として有用である。更には、排尿障害、特に排尿困
難の予防及び治療剤としても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石地 雄二 大阪府茨木市大正町1丁目1−210 Fターム(参考) 4C054 AA02 CC01 CC02 EE01 FF06 FF23 4C086 AA01 AA02 BC21 MA01 NA14 ZA83

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1−ベンジル−4−[(5,6−ジメト
    キシ−1−インダノン)−2−イル]メチルピペリジン
    またはその塩を含有してなる膀胱排出力改善剤。
  2. 【請求項2】 排尿障害予防治療剤である請求項1記載
    の剤。
  3. 【請求項3】 排尿困難予防治療剤である請求項1記載
    の剤。
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