JP2003192576A - カプサイシノイド様物質含有製剤 - Google Patents
カプサイシノイド様物質含有製剤Info
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Abstract
れ、各種の飲食品、医薬品などに長期間安定にカプサイ
シノイド様物質の生理作用を付与することのできる保存
安定性に優れたカプサイシノイド様物質を含有する乳化
製剤及び粉末製剤を提供すること。 【解決手段】 カプサイシノイド様物質、油脂類および
乳化剤を含有する乳化製剤又は粉末製剤であって、該製
剤のpHが2.0〜6.5の範囲内であることを特徴と
するカプサイシノイド様物質含有乳化製剤又は同粉末製
剤。
Description
有するカプサイシノイド様物質含有製剤、その製法なら
びに該製剤を含有する飲食品又は医薬品に関し、さらに
詳しくは、カプサイシノイド様物質、油脂類および乳化
剤を含有する乳化製剤であって、該製剤のpHが2.0
〜6.5の範囲内にあることを特徴とするカプサイシノ
イド様物質含有乳化製剤及びその製法、該乳化製剤を乾
燥してなるカプサイシノイド様物質含有粉末製剤及びそ
の製法ならびに該製剤を含有する飲食品又は医薬品物に
関する。
食品、香辛料、医薬品等の製造原料として世界中で広く
利用されている植物である。トウガラシの果実から単離
・構造決定された辛味成分は、現在までにカプサイシ
ン、ジヒドロカプサイシンなど14種類に達しており、
それらは「カプサイシノイド」と総称されている。カプ
サイシンは様々な生理活性を有しており、例えば、食欲
増進や、唾液・胃酸分泌、消化管蠕動、エネルギー代謝
の亢進作用など(河田照雄,岩井和夫;香辛料成分の体
熱産生亢進作用とその発現機構,岩井和夫,中谷延二編
「香辛料成分の食品機能」,光生館,1989年,97
−129頁)のほかに、新しいタイプの鎮痛薬としての
可能性が報告されている。しかしながら、カプサイシン
はその強烈な辛味があり、トウガラシ摂取の魅力のひと
つとなっているが、この強辛味と発痛作用のためにその
使用量等が制限され、食品添加物又は医薬としての用途
はかなり限られている。
イ国で入手した辛味品種の変異株から、京都大学の実験
園場で選抜固定されたトウガラシの無辛味固定品種であ
る「CH−19甘」には、カプサイシノイドはほとんど
含まれておらず、「カプサイシノイド様物質」が多量含
有されていることが報告されている(園芸学会雑誌,5
8,3,601−607,1989)。また、そのカプ
サイシノイド様物質はカプシエイト及びジヒドロカプシ
エイトであり、これらのカプサイシノイド様物質には免
疫の賦活化作用およびエネルギー代謝の活性化作用があ
ることも報告されている(J.Agricultural and Food Ch
emistry,46,5,1695-1697,1998、特開平11−2464
78号公報)。
イド様物質を工業的に抽出する方法として、トウガラシ
を超臨界又はその近傍の状態にある二酸化炭素を抽剤と
して用いて抽出処理するカプサイシノイド様物質の抽出
方法を提案している(特願2001−25258号)。
サイシノイド様物質の保存安定性に優れ、各種の飲食
品、医薬品などに利用することができ、これらの飲食
品、医薬品などに長期間安定にカプサイシノイド様物質
が有する各種の生理作用を付与することのできるカプサ
イシノイド様物質含有乳化製剤及び粉末製剤ならびにそ
の製法を提供することである。
シノイド様物質を各種の飲食品、医薬品などに利用する
ための製剤化について鋭意研究を行った結果、今回、カ
プサイシノイド様物質、油脂類及び乳化剤を含有する乳
化製剤のpHを2.0〜6.5の範囲内に調整すると、
カプサイシノイド様物質の保存安定性に優れた乳化製剤
が得られること、そして当該乳化製剤及びそれを乾燥し
た粉末製剤又は両者の混合物が、各種の飲食品、医薬品
などに長期間安定にカプサイシノイド様物質の有する各
種の生理作用を付与することができることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
イド様物質、油脂類および乳化剤を含有する乳化製剤で
あって、該製剤のpHが2.0〜6.5の範囲内にある
ことを特徴とするカプサイシノイド様物質含有乳化製剤
が提供される。
燥してなるカプサイシノイド様物質含有粉末製剤が提供
される。
は粉末製剤を含有する飲食品又は医薬品が提供される。
ノイド様物質、油脂類および乳化剤を含有する混合物の
pHを、乳化時又は乳化後に、2.0〜6.5の範囲内
に調整することを特徴とするカプサイシノイド様物質含
有乳化製剤及び当該乳化製剤を乾燥してなるカプサイシ
ノイド様物質含有粉末製剤の製法が提供される。
る。
含有乳化製剤は、カプサイシノイド様物質、油脂類及び
乳化剤を含有する乳化製剤であって、該製剤のpHが
2.0〜6.5の範囲内にあることを特徴とするもので
ある。
ド様物質は、特に制限されるものでなく、前記したトウ
ガラシの無辛味固定品種である「CH−19甘」から抽
出した抽出物或いは化学的又は生化学的に製造したもの
のいずれも使用することができる。
78号公報に示されている酢酸エチルによる抽出方法
や、特願2001−25258号の明細書に記載されて
いる超臨界又はその近傍にある二酸化炭素による抽出法
などにより抽出されたものが挙げられる。
法、例えば、特開平11−246478号公報に示され
ているように、対応する脂肪酸とバニリルアルコールを
出発物質として当業者に周知のエステル化反応を利用し
て化学的に合成する方法や、特許公報第3092006
号に記載されているように、対応する脂肪酸エステル、
トリアシルグリセリド及び脂肪酸のうち少なくとも1種
と、バニリルアルコールを基質として用いて、リパーゼ
等のエステラーゼによる逆反応を利用して生化学的に合
成する方法によりカプサイシノイド様物質を製造する方
法などが挙げられる。
ド様物質の配合量は、厳密に制限されるものではなく、
配合目的や配合すべき飲食品又は医薬品の種類・形態・
目的等によって異なり一概には決められないが、一般に
は、本発明のカプサイシノイド様物質、油脂類及び乳化
剤の合計量を基準にして、約0.1〜約2.5重量%、
特に約0.3〜約2.0重量%の範囲内が適当である。
類としては、特に制限されず、広範囲の油脂類を使用す
ることができ、例えば、大豆油、菜種油、ヤシ油、コメ
油、コーン油、パーム油、紅花油、オリーブ油などの植
物油脂類;炭素数6〜10の飽和脂肪酸(例えば、カプ
リル酸、カプリン酸など)を主要な構成成分とした脂肪
酸とグリセリンから構成される中鎖飽和脂肪酸トリグリ
セライド類;牛脂、豚脂、鶏脂、魚油などの動物油脂類
などを例示することができる。これらの油脂類は、一般
に、カプサイシノイド様物質、油脂類及び乳化剤の合計
重量を基準にして、約2〜約40重量%、特に約10〜
約20重量%の範囲内が好適である。
化剤も特に制限されるものではなく、従来から飲食品等
に用いられている各種の乳化剤が使用可能であり、例え
ば、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセリド、脂肪
酸トリグリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、レシチン、化工でん粉、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、キラヤ抽出物、アラビアガム、トラガントガム、グ
アーガム、カラヤガム、キサンタンガム、ペクチン、ア
ルギン酸及びその塩類、カラギーナン、ゼラチン、カゼ
イン等を挙げることができる。
ものではなく、用いる乳化剤の種類等に応じて広い範囲
にわたり変えることができるが、通常、カプサイシノイ
ド様物質、油脂類及び乳化剤の合計重量に対し約2〜約
30重量%、特に約3〜約25重量%の範囲内で使用す
ることができる。
製剤は、例えば、以上に述べたカプサイシノイド様物
質、油脂類及び乳化剤を混合して乳化する際又は乳化後
に、該製剤のpHを2.0〜6.5、特に2.5〜5.
5の範囲内に調整することを特徴とするものである。か
かるpH調整に用いうる酸性物質としては特に制限はな
く広範囲の酸性物質を使用することができ、例えば、ク
エン酸、アジピン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル
酸、DL−リンゴ酸、安息香酸、グルコン酸、グルコノ
デルタラクトンなどの有機酸及びその塩類;炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ピロリン酸
二水素ナトリウムなどの塩類;リン酸などの無機酸及び
その塩類;ビタミンC及びその塩類などを挙げることが
でき、これらの酸性物質はそれぞれ単独で又は2種以上
を組み合わせて使用することができる。これらの酸性物
質を本発明の乳化製剤に配合して、該製剤のpHを2.
0〜6.5、好ましくはpH2.5〜5.5の範囲内に
調整することにより、カプサイシノイド様物質の安定性
を長期間保持することができる。該製剤のpHが2未満
では該製剤の乳化安定性が維持できず、また、該製剤の
pHが6.5を超える範囲ではカプサイシノイド様物質
の安定性が悪くなり適当でない。
ノイド様物質、油脂類及び乳化剤を乳化混合し且つ酸性
物質を配合してpH調整されたカプサイシノイド様物質
含有乳化製剤とされる。この乳化製剤には、乳化に際し
て、必要に応じて、砂糖、水飴等の糖類;グリセリン、
ソルビトール、プロピレングリコール等の多価アルコー
ル類;クエン酸、リンゴ酸等の有機酸類;塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の塩類;シューク
ロースアセテートイソブチレート(SAIB);中鎖脂
肪酸トリグリセリド;ロジン、ダンマル、エレミ等の樹
脂類;抽出トコフェノール、ローズマリー抽出物等の酸
化防止剤;β−カロチン、パプリカ色素等の色素類等を
適宜配合することもできる。これらの使用量は使用目的
等に応じて適宜に選択することができる。また、本発明
の乳化製剤には、乳化剤等を溶解するため水を加えるこ
ともできる。
製剤の製造法の好ましい一実施態様を示せば、例えば、
まず水に前記した如き乳化剤を加熱溶解させ、それに前
記した如きカプサイシノイド様物質と油脂類との混合物
を添加し、次いで乳化製剤のpHが2.0〜6.5の範
囲となるように前記した酸性物質で調整し、ホモミキサ
ー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー等を用いて混合
処理を行ことにより、カプサイシノイド様物質の保存安
定性に優れた乳化製剤を得ることができる。
有粉末製剤は、前記した乳化製剤を乾燥することにより
得ることができる。乾燥する際に、適当な粉末化基材を
配合することもできる。かかる粉末化基材は、特に制限
されるものではなく、従来から飲食品等に用いられてい
る各種の粉末化基材が使用可能であり、例えば、リン酸
架橋エーテル化デンプン、オクテニルコハク酸エステル
化デンプン、α化デンプン、デキストリン、粉末水飴、
酸化デンプン等の各種澱粉誘導体;砂糖、トレハロー
ス、グルコース、ラクトース、ソルビトール、水飴等の
糖類;アラビアガム、大豆多糖類、ゼラチン等の粉末状
タンパク質、ポリグリセリン脂肪酸エステル、キラヤ抽
出物、レシチン等を挙げることができ、これらはそれぞ
れ単独で使用でき又は2種以上併用することもできる。
れるものではなく、用いる粉末化基材の種類等に応じて
広い範囲にわたり変えることができるが、通常、粉末製
剤に対し約5〜約90重量%の範囲内で配合するのが好
適である。
製剤の製造法の好ましい一実施態様を示せば、例えば、
まず水に上記した如き粉末化基材を加熱溶解させ、それ
に前記した如きカプサイシノイド様物質含有乳化製剤を
添加混合し、得られる混合物を真空乾燥、噴霧乾燥等の
乾燥手段で乾燥することにより、カプサイシノイド様物
質の保存安定性に優れた粉末製剤を得ることができる。
含有乳化製剤及び粉末製剤は、例えば、飲料、粉末飲
料、チョコレート、キャンディ、チューインガム、錠
菓、ベーカリー類、スナック類、水産加工食品、畜肉加
工食品、レトルト食品、冷凍食品、インスタントラーメ
ン、健康食品などの飲食品類に適当量を配合することに
より、長期間安定にカプサイシノイド様物質の生理作用
が付与された飲食品類を提供することができる。これら
飲食品類に配合されるカプサイシノイド様物質含有乳化
製剤又は粉末製剤の使用量は、使用目的、飲食品の種類
・形態などにより異なるが、一般的には、飲食品に対し
て約0.01〜約5重量%、好ましくは約0.05〜約
1重量%の範囲内で使用することができる。
有乳化製剤及び粉末製剤は、例えば、肥満抑制、体脂肪
蓄積抑制、アドレナリン分泌促進などの各用途を有する
医薬品に適当量配合することにより、長期間安定にカプ
サイシノイド様物質の生理作用が付与された医薬品を提
供することができる。これら医薬品に配合されるカプサ
イシノイド様物質含有乳化製剤又は粉末製剤の使用量
は、使用目的、患者の年齢・体重、要求される効果、医
薬品の種類・形態などにより異なるが、一般的には、医
薬品に対して約0.01〜約5重量%、好ましくは約
0.05〜約1重量%の範囲内とすることができる。
本発明をさらに具体的に説明する。
定品種「CH−19甘」の凍結乾燥品粉砕物100K
g、ODO(日清製油株式会社製、中鎖脂肪酸トリグリ
セライドの商品名)1Kg及びシリカゲル5Kgを仕込
み、超臨界二酸化炭素(抽出槽:圧力10MPa、温度
40℃;二酸化炭素供給量5Kg/h)を供給しながら
5時間抽出を行った。次いで抽出ガスを分離槽に導き、
分離槽内の温度40℃、圧力4MPaの条件で分離し、
抽出物950gを得た(カプサイシノイド様物質含量:
15.1%)。
リン脂肪酸エステルの商品名)60g、グリセリン55
0g及び水30gを混合し、90℃〜95℃で加熱溶解
した後、30℃まで冷却した。このものに、あらかじめ
参考例1で得られた抽出物155g及びシュークロース
アセテートイソブチレート(SAIB)145gを85
℃〜90℃で加熱溶解したものを添加し、TKホモミキ
サー(特殊機化工業株式会社製)で乳化し、乳化物を得
た。この乳化物に、あらかじめビタミンC10gを殺菌
水50gに溶解したものを添加し、さらにTKホモミキ
サーで乳化することにより本発明のカプサイシノイド様
物質含有乳化製剤(本発明品1)を得た。得られた乳化
製剤のpHは3.6であった。
例1と同様に処理してカプサイシノイド様物質含有乳化
製剤(比較品1)を得た。得られた乳化製剤のpHは
9.0であった。 (乳化製剤の安定性試験1)実施例1及び比較例1で得
られた本発明品1及び比較品1の各乳化製剤を、ペース
ト瓶に入れ、4℃、20℃及び37℃に保存して、2週
間後及び4週間後の各乳化製剤中のカプサイシノイド様
物質含量の経時的な変化を観察した。その結果を表1に
示す。なお、カプサイシノイド様物質含量は、各乳化製
剤を酢酸エチル:メタノール=6:4の溶剤に溶解し、
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定し
た。
比べて、カプサイシノイド様物質の安定性に優れている
ことがわかる。
ノイド様物質の含量を100%とし、カプサイシノイド
様物質の残存率で示した。 (乳化製剤の安定性試験2)実施例1及び比較例1で得
られた本発明品1及び比較品1の各乳化製剤を、ショ糖
添加0.2%クエン酸溶液にて120倍に希釈し、10
分間加熱殺菌後、4℃、20℃及び37℃に保存して、
2週間後及び4週間後の各乳化製剤中のカプサイシノイ
ド様物質含量の経時的な変化を観察した。その結果を表
2に示す。なお、カプサイシノイド様物質含量は、各乳
化製剤を酢酸エチル:メタノール=6:4の溶剤に溶解
し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により測
定した。
比べて、乳化製剤をショ糖0.2%クエン酸溶液で希釈
した場合にも、カプサイシノイド様物質の安定性に優れ
ていることがわかる。
ノイド様物質の含量を100%とし、カプサイシノイド
様物質の残存率で示した。
リン脂肪酸エステルの商品名)60g、グリセリン55
0g及び水50gを混合し、90℃〜95℃で加熱溶解
した後、30℃まで冷却した。このものに、あらかじめ
参考例1で得られた抽出物155g、ODO50g及び
SAIB95gを85℃〜90℃で加熱溶解したものを
添加し、TKホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)
で乳化し、乳化物を得た。この乳化物に1%クエン酸水
溶液を使用してpH9.0(pH未調整:比較例2)、
pH2.5(実施例2)、pH3.0(実施例3)、p
H4.0(実施例4)及びpH7.0(比較例3)の各
乳化製剤を調製した。 (乳化製剤の安定性試験3)実施例2〜4、比較例2及
び3で得られた本発明品2〜4、比較品2及び3の各乳
化製剤を、ペースト瓶に入れ、37℃に保存して、2週
間後及び4週間後の各乳化製剤中のカプサイシノイド様
物質含量の経時的な変化を観察した。その結果を表3に
示す。なお、カプサイシノイド様物質含量は、実施例1
と同様にHPLCにより測定した。
2及び3に比べて、カプサイシノイド様物質の安定性に
優れていることがわかる。
ノイド様物質の含量を100%とし、カプサイシノイド
様物質の残存率で示した。
gを85℃〜90℃で加熱溶解した後、あらかじめ水1
500gとアラビアガム600gとを85〜90℃で1
5分間加熱殺菌した粉末化基材水溶液に混合し、さらに
5%クエン酸水溶液100gを添加して、TKホモミキ
サーで乳化した(乳化液のpHは4.3であった)。こ
の乳化液をニロ社のモービルマイナー型スプレードライ
ヤーを使用して、入口温度140℃、出口温度75℃に
て噴霧乾燥し、カプサイシノイド様物質含有粉末製剤
(本発明品5)を得た。
外は実施例5と同様に処理してカプサイシノイド様物質
含有粉末製剤(比較品4)を得た。 (粉末製剤の安定性試験4)実施例5及び比較例4で得
られた本発明品5及び比較品4の各粉末製剤を、低密度
ポリエチレン袋に入れ、37℃に保存して、2週間後及
び4週間後の各粉末製剤中のカプサイシノイド様物質含
量の経時的な変化を観察した。その結果を表4に示す。
なお、カプサイシノイド様物質含量は、実施例1と同様
にHPLCにより測定した。
比べて、カプサイシノイド様物質の安定性に優れている
ことがわかる。
ノイド様物質の含量を100%とし、カプサイシノイド
様物質の残存率で示した。
充填後に加熱殺菌した。 (飲料中の安定性試験5)実施例6の飲料の製造工程で
のカプサイシノイド様物質含量の変化を求めた。その結
果を表6に示す。カプサイシノイド様物質の含量は、飲
料を酢酸エチル:メタノール=6:4の溶剤にて希釈
し、HPLCにより測定した。
れた缶飲料を4℃及び室温に保存して、2ヶ月後のカプ
サイシノイド様物質の含量を測定し経時的な変化を観察
した。その結果を表7に示す。カプサイシノイド様物質
の含量は、飲料を酢酸エチル:メタノール=6:4の溶
剤にて希釈し、HPLCにより測定した。
し、取出口付パウチにホットパック充填した。 (ゼリー飲料中の安定性試験7)実施例7のゼリー飲料
の製造工程でのカプサイシノイド様物質含量の変化を求
めた。その結果を表9に示す。カプサイシノイド様物質
の含量は、ゼリー飲料を酢酸エチル:メタノール=6:
4の溶剤にて抽出し、HPLCにより測定した。
で得られた取出口付パウチ入りのゼリー飲料を4℃に保
存して、2ヶ月後のカプサイシノイド様物質の含量を測
定し経時的な変化を観察した。その結果を表10に示
す。カプサイシノイド様物質の含量は、ゼリー飲料を酢
酸エチル:メタノール=6:4の溶剤にて抽出し、HP
LCにより測定した。
ンディ生地に実施例1の乳化製剤を1.3%配合で練り
込み、カプサイシノイド様物質乳化製剤キャンディを調
製した。 (キャンディ中の安定性試験9)実施例8のキャンディ
の製造工程でのカプサイシノイド様物質含量の変化を求
めた。その結果を表11に示す。カプサイシノイド様物
質の含量は、キャンディを1%クエン酸溶液に溶解し、
酢酸エチル:メタノール=6:4の溶剤にて抽出した
後、HPLCにより測定した。
載した配合にて常法にてチョコレートを調製した。
ノイド様物質含有乳化製剤及び粉末製剤は、各種の生理
作用を有するカプサイシノイド様物質の保存安定性に優
れ、各種の飲食品、医薬品などに利用することができ、
これらの飲食品、医薬品などに、長期間安定にカプサイ
シノイド様物質の生理作用を付与することができ、飲食
品、医薬品等、広い分野への用途が開けるなど極めて有
用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 カプサイシノイド様物質、油脂類および
乳化剤を含有する乳化製剤であって、該製剤のpHが
2.0〜6.5の範囲内にあることを特徴とするカプサ
イシノイド様物質含有乳化製剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の乳化製剤を乾燥してなる
カプサイシノイド様物質含有粉末製剤。 - 【請求項3】 カプサイシノイド様物質が、トウガラシ
を超臨界又はその近傍の状態にある二酸化炭素を抽剤と
して用いて抽出処理して得られたものであることを特徴
とする請求項1記載の乳化製剤又は請求項2記載の粉末
製剤。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の製剤を含有する飲
食品又は医薬品。 - 【請求項5】 カプサイシノイド様物質、油脂類および
乳化剤を含有する混合物のpHを、乳化時又は乳化後
に、2.0〜6.5の範囲内に調整することを特徴とす
るカプサイシノイド様物質含有乳化製剤の製法。 - 【請求項6】 カプサイシノイド様物質、油脂類および
乳化剤を含有する混合物のpHを、乳化時又は乳化後
に、2.0〜6.5の範囲内に調整して得られた乳化物
を乾燥することを特徴とするカプサイシノイド様物質含
有粉末製剤の製法。
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