JP2003192060A - 液体噴出器 - Google Patents

液体噴出器

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JP2003192060A
JP2003192060A JP2001394768A JP2001394768A JP2003192060A JP 2003192060 A JP2003192060 A JP 2003192060A JP 2001394768 A JP2001394768 A JP 2001394768A JP 2001394768 A JP2001394768 A JP 2001394768A JP 2003192060 A JP2003192060 A JP 2003192060A
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JP
Japan
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stem
fitted
container
liquid
container body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001394768A
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English (en)
Inventor
Takayuki Abe
孝之 阿部
Kazuaki Nose
和明 野瀬
Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアゾール容器体Aに注出キャップBを嵌着し
た液体噴出器であって、使用前にはその未使用を表現で
きるとともに、悪戯の防止、液の不用意な注出の防止を
行え、しかも、収納液を使い切った後に容器体内に残存
するガスを極めて簡単な操作で排出することができる液
体噴出器を提案する。 【解決手段】注出キャップBは、容器体A上の外周縁部
に嵌着固定した環状の固定部B1と、容器体上面より突出
したステム3に下端を密嵌した注出筒11の上部を押圧板
12上方へ突出するとともに、前部を固定部の前部内縁部
にヒンジ部13を介して揺動可能に連結した注出部B2とか
ら構成し、特殊構成の係合片15を設けてステムの押下げ
状態を維持可能に構成するとともに、固定部と注出部と
の間に切取可能な帯状部18を設けてバージンシール性を
付与した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体噴出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体噴出器として種々の形態のものが知
られているが、例えば、上面より上方付勢状態で押し下
げ可能にステムを突出し、ステムの押し下げにより内臓
吐出弁が開弁してガス圧により収納液を噴出する如く構
成したエアゾール容器体が知られている。これらのエア
ゾール容器体は、上端に噴出ヘッドや注出キャップを嵌
着して使用するのが一般的であり、例えば、前面に噴出
口を備えた筒状の噴出ヘッドをステムに嵌着したもの
や、容器体胴部外周上端に嵌着させた装着筒により容器
体に固定した固定部と、該固定部にヒンジ部を介して上
下揺動可能に連結するとともに、ステムに下端を密嵌し
た注出筒の上端を押圧板より突設してなる注出部とを備
えた注出キャップを装着したものがある。
【0003】従来のこの種のエアゾール容器は、収納液
を使い切った後にもガスが容器体内に残存しているた
め、そのまま廃棄すると破裂等の不都合を引き起こす虞
があり、そのため、例えば容器体胴部に釘等により穿孔
してガス抜きを行った後廃棄したりしている。また、こ
の様な作業が面倒であったり、そのような不都合の虞が
あることを認識していない場合にはそのまま廃棄される
場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題の一つ
は、収納液を使い切った後に容器体内に残存するガスを
極めて簡単な操作で排出することができ、破裂等の不都
合の虞がなく廃棄できる液体噴出器を提案することであ
る。
【0005】また、本発明の課題の他の一つは、使用前
にその未使用を表示できるとともに、悪戯の防止、液の
不用意な注出の防止を行え、また、使用時には容易に開
封することができる液体噴出器を提案することである。
【0006】更に、本発明の課題の他の一つは、ガス抜
き後、容器体と注出キャップとを簡単に分離でき、合成
樹脂製の注出キャップと、主として金属製のエアゾール
容器体との分別処理を容易に行える液体噴出器を提案す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明の液体噴
出器は、上記課題を解決するため、上面より上方付勢状
態で押し下げ可能にステム3を突出するとともに、該ス
テムの押し下げにより内臓吐出弁が開き、ガス圧で液を
ステムより噴出する如く構成したエアゾール容器体A
と、該容器体に嵌着した合成樹脂製の注出キャップBと
からなり、上記注出キャップBは、容器体A上の外周縁
部に嵌着固定した環状の固定部B1と、ステム3に下端を
密嵌した注出筒11の上部を押圧板12上方に突出するとと
もに、前部を固定部B1の前部内縁部にヒンジ部13を介し
て連結して上下揺動可能に設けた注出部B2とを備え、該
注出部B2周縁下端部より係合片15を外方折り返し可能に
垂設するとともに、折り返し状態の係合片15が固定部内
側縁に係合してステム3の押し下げ状態を維持可能に構
成し、固定部B1内周と注出部B2外周との間に切り取り可
能な帯状部18を架設したことを特徴とする液体噴出器と
して構成した。
【0008】また、請求項2発明の液体噴出器は、上記
固定部B1が、容器体A上面に立設した筒部4外周に嵌着
した装着筒6を環状頂板7裏面より垂設するとともに、
頂板7外周縁より周壁8を垂設し、且つ、上記ヒンジ部
対応位置の装着筒6を縦断する切欠部10を設けてなる固
定部であり、上記ヒンジ部13両側の頂板7内側縁より切
欠部10内側を介して周壁8に至る一対の破断線21a を設
けるとともに、一方の破断線21a を周壁8下部まで延設
し、且つ、他方の破断線21b を周壁8下端まで延設して
なる請求項1記載の液体噴出器として構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】本発明の液体噴出器1は、エアゾール容器
体Aと、注出キャップBとを備えている。
【0011】エアゾール容器体Aは、胴部2の上面より
上方付勢状態で押し込み可能にステム3を突出し、該ス
テムの押し込みにより内臓吐出弁(図示せず)が開弁し
てガス圧により容器体内の収納液をステム3より噴出す
る如く構成した公知の噴出機構を備えたものである。図
示例では、筒状の胴部2上端をテーパ状に縮径し、その
上端縁部に筒部4を立設し、筒部4外周下部に下向き段
部5を周設している。
【0012】注出キャップBは、固定部B1と注出部B2と
を合成樹脂により一体に形成している。固定部B1は注出
キャップBを容器体Aに固定するためのもので、エアゾ
ール容器体A上の外周縁部に嵌着固定した環状をなして
いる。
【0013】図示例では、上記筒部4外周に嵌着した装
着筒6を環状の頂板7裏面より垂設するとともに、頂板
7外周縁より下端を容器体の上面周縁部に垂下した周壁
8を垂設している。また、装着筒6の内周下部に突設し
た係合突条9を容器体Aの下向き段部5に強制的に係合
させて上方への抜け出しを防止している。更に、装着筒
6前部の後述するヒンジ部対応位置を縦断する所定幅の
切欠部10を設けている。
【0014】注出部B2は、ステム3に下端を密嵌した注
出筒11の上部を押圧板12上方に突出するとともに、前部
を固定部B1前部内縁部にヒンジ部13を介して連結して上
下揺動可能に設けている。図示例では、押圧板12の周縁
部より垂壁14を垂設し、該垂壁14前面下端部を頂板7の
前部内側縁部にヒンジ部13を介して連結している。ま
た、注出筒11を押圧板12下方で前方へ偏心させ、押圧板
12前部偏心位置より突出させて押圧板12上面後部を押圧
し易く広く構成している。
【0015】本発明では、注出部B2周縁下端部より外方
折り返し可能に係合片15を垂設するとともに、折り返し
状態の係合片15が固定部内側縁に係合してステム3の押
下げ状態を維持可能に構成している。図示例では、内側
に係合突起16を突設した係合片15を、注出部B2周縁下端
部に外方折り返し可能に垂設し、該係合片15の折り返し
状態で係合突起16が固定部B1内側縁下面に係合してステ
ム3の押し下げ状態を維持可能に構成している。
【0016】更に具体的には、上記垂壁14後部下面より
薄肉ヒンジ17を介して正面視縦長矩形状の係合片15を垂
設しており、係合片15の内側面所定位置に横長な係合突
起16を突設している。そして、図4に示す如く、注出部
B2をヒンジ部13を中心に上方へ回動させた後係合片15を
折り返し、次いで図5に示す如く、注出筒11を再びステ
ム3上端に嵌着させるとともに、係合突起16を頂板7下
面に乗り越え係合させ、この状態で、注出部B2がステム
3を押し下げて容器体内蔵の吐出弁を開弁した状態とな
る如く構成している。
【0017】また、本発明では、未使用を簡単に明示で
きる等の目的で、切り取り可能な帯状部18を設けてい
る。該帯状部18は、固定部B1内周と注出部B2外周との間
に切り取り可能に架設したものである。
【0018】図示例では、頂板7の内周面と、対向する
垂壁14の外周面下部との間に帯状部18を架設しており、
帯状部18と対向する頂板7及び垂壁14との間を易破断性
の連結片19により周方向複数連結している。また、帯状
部18の端部上面からは摘み20を立設して容易な切り取り
が可能に構成している。
【0019】また、本発明では、廃棄の際に容器体Aよ
り注出キャップBを簡単に取り外すことができる様に、
上記切欠部10と、一対の破断線21a ,21b を設けてい
る。
【0020】破断線21a ,21b は上記ヒンジ部13両側の
頂板7内縁部より切欠部10内側を介して周壁8に至り、
一方の破断線21a は周壁8下部まで延設するとともに、
他方の破断線21b は周壁8下端まで延設している。ま
た、上記切欠部10は、少なくともその上端部を両破断線
の幅より広く構成して、切欠部の各側端面が両破断線の
両側に位置する如く構成する。尚、各破断線の基端部に
それぞれ切溝を形成して各破断線の切断をより容易とす
ることも可能である。
【0021】上記の如く構成した液体噴出器を使用する
際には、図1の状態から摘み20を掴んで帯状部18を切り
取って開封する。そして押圧板12を押圧すれば注出筒11
より液が噴出する。また、収納液を使い切った後は、図
4及び図5で説明した如く残存ガスを排出し、ついで、
例えば注出筒11部分を持って前方へ引っ張れば各破断線
21a ,21b が分離されて、図6示す如く、固定部B1が開
環され容易に注出キャップBを取り外すことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の液体噴出器
は、既述構成としたことにより、使用前には未使用であ
ることが容易に判断できるとともに、悪戯の防止、液の
不用意な注出の防止を行え、また、使用時には容易に開
封することができ、しかも、収納液を使い切った後に極
めて簡単な操作で残存ガスを排出することができるとい
う利点を兼ね備えている。
【0023】請求項2発明の液体噴出器は、その注出キ
ャップが使用時に確実にエアゾール容器体に固定され、
また、使用後の廃棄の際には簡単に容器体から取り外し
て分別廃棄することができるとともに、取り外した注出
キャップが一体物として廃棄できる利点を兼ね備えてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例の斜視図である。
【図3】同実施例の開封方法を説明する斜視図である。
【図4】同実施例の作用を説明する斜視図である。
【図5】同実施例の作用を説明する縦断面図である。
【図6】同実施例の分離方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】 3…ステム,7…頂板,8…周壁,10…切欠部,11…注
出筒,12…押圧板,13…ヒンジ部,15…係合片,18…帯
状部,21a …一方の破断線,21b …他方の破断線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 茂雄 東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉 野工業所内 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PC02 PD01 PE01 PF02 PF03 PF04 PF10 3E084 AA02 AA12 AA22 AB01 BA01 CA01 CB02 CC03 DA01 DB01 DB13 DB17 DB18 DC03 FA09 FC13 GA08 GB08 KA13 KB06 LB02 LB07 LC01 4F033 RA02 RC21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面より上方付勢状態で押し下げ可能にス
    テム3を突出するとともに、該ステムの押し下げにより
    内臓吐出弁が開き、ガス圧で液をステムより噴出する如
    く構成したエアゾール容器体Aと、該容器体に嵌着した
    合成樹脂製の注出キャップBとからなり、上記注出キャ
    ップBは、容器体A上の外周縁部に嵌着固定した環状の
    固定部B1と、ステム3に下端を密嵌した注出筒11の上部
    を押圧板12上方に突出するとともに、前部を固定部B1の
    前部内縁部にヒンジ部13を介して連結して上下揺動可能
    に設けた注出部B2とを備え、該注出部B2周縁下端部より
    係合片15を外方折り返し可能に垂設するとともに、折り
    返し状態の係合片15が固定部内側縁に係合してステム3
    の押し下げ状態を維持可能に構成し、固定部B1内周と注
    出部B2外周との間に切り取り可能な帯状部18を架設した
    ことを特徴とする液体噴出器。
  2. 【請求項2】上記固定部B1が、容器体A上面に立設した
    筒部4外周に嵌着した装着筒6を環状頂板7裏面より垂
    設するとともに、頂板7外周縁より周壁8を垂設し、且
    つ、上記ヒンジ部対応位置の装着筒6を縦断する切欠部
    10を設けてなる固定部であり、上記ヒンジ部13両側の頂
    板7内側縁より切欠部10内側を介して周壁8に至る一対
    の破断線21a を設けるとともに、一方の破断線21a を周
    壁8下部まで延設し、且つ、他方の破断線21b を周壁8
    下端まで延設してなる請求項1記載の液体噴出器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500239A (ja) * 2004-05-26 2008-01-10 ナードン,ピーター バルブ軸に固定されたアクチュエータを有するエアゾールコンテナ
WO2023174973A1 (en) * 2022-03-18 2023-09-21 Weener Plastics Group B.V. Aerosol cap with rupture line

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