JP2003191067A - 方向性凝固鋳造装置、方向性凝固鋳造方法 - Google Patents

方向性凝固鋳造装置、方向性凝固鋳造方法

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JP2003191067A
JP2003191067A JP2001390542A JP2001390542A JP2003191067A JP 2003191067 A JP2003191067 A JP 2003191067A JP 2001390542 A JP2001390542 A JP 2001390542A JP 2001390542 A JP2001390542 A JP 2001390542A JP 2003191067 A JP2003191067 A JP 2003191067A
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mold
directional solidification
molds
heating chamber
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JP2001390542A
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Yukiro Shimobatake
幸郎 下畠
Yuichi Otani
雄一 大谷
Tatsuya Ohira
竜也 大平
Ikuo Okada
郁生 岡田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D27/00Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/04Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
    • B22D27/045Directionally solidified castings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、鋳型に注入された溶融物を方向性
凝固させる際に、冷却効果を増大させることのできる方
向性凝固鋳造装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 鋳造物31を鋳造するための金属の溶融
温度以上に加熱された加熱室10から、所定の領域の周
囲に配置された鋳型20を引き出して、この鋳型20の
キャビティ21に保持された溶融金属32を方向性凝固
させる。方向性凝固鋳造装置100は、鋳型20を加熱
室10から引き出す駆動ロッド42と、鋳型20が配置
されている所定の領域の内側から冷却ガスを噴出して鋳
型20を急冷するガスノズル52bと、鋳型20が配置
されている所定の領域の外側から冷却ガスを噴出して鋳
型20を急冷するガスノズル52aとを備える。また、
駆動ロッド42が昇降しても動かないバッフル15が備
えられており、このバッフル15が加熱室10からの放
射熱を遮蔽する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方向性凝固の鋳
造物を鋳造する方法およびその装置に関し、特にガスタ
ービン等の静翼や動翼等を鋳造する方向性凝固鋳造方法
および方向性凝固鋳造装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高い熱的および機械的な負荷がか
かるような部位の鋳造物の製作には、ブリッジマン法が
用いられていた。このような部位の一例としては、複雑
に形成されたガスタービンの静翼や動翼等が挙げられ
る。ブリッジマン法により方向性凝固した鋳造物は、単
結晶または有利な方向に配向された柱状結晶を呈する。
【0003】ここで、図8を用いて従来における方向性
凝固の鋳造物の製造方法について説明する。図8に示す
ように、従来、方向性凝固の鋳造物は、駆動ロッド42
を軸線A−Aに沿って矢印の方向に降下させて、水冷板
41に載せられた鋳型20を加熱室10から引き出すこ
とにより製作されていた。そして鋳型20内部の溶融金
属32は、水冷リング51を通過する際に放射冷却等に
より冷却されて凝固し、鋳造物31となっていた。ま
た、図示したような水冷リング51を用いた方法の他に
も、鋳型20に冷却ガスを噴射することによる冷却方法
も用いられていた。また、冷却浴による冷却および導熱
管に鋳型20を浸入させることによる冷却方法が用いら
れていた。
【0004】このような方向性凝固の鋳造物を製造する
方法および装置としては、特開平9−10919号公報
および特開平9−206918号公報等の技術が知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、方向
性凝固の鋳造物を製造するのに、上述したような方法お
よび装置が用いられていた。しかしながら、このような
従来の方法および装置による方向性凝固では、鋳造しよ
うとする部位の形状が複雑化した場合、または一度の鋳
造で複数の製品を製造する工法を採用した場合には、異
結晶と呼ばれる組織欠陥やフレックルと呼ばれる組織欠
陥が生じることがある。この組織欠陥が生じると、歩留
まりが低下してしまう。また、鋳造物が大型化した場合
には、冷却効率が低下し、そのために鋳造物の生産効率
が低下してしまう。
【0006】例えば、図8に示した方法および装置で
は、ヒータ11からの熱放射を遮蔽する機構が設けられ
ていない。このような構成では、ヒータ11からの放射
熱の一部は、鋳型20の内部に形成された空間内で鋳型
20に吸収されることなく反射を繰り返して、冷却ゾー
ンに達してしまう。また、この放射熱は、鋳型20の引
き出しおよび冷却過程においても加熱室10内部の中空
部を通って冷却ゾーンにまで達することになる。このよ
うに、ヒータ11からの放射熱のほとんどは阻止される
ことなく冷却ゾーンへ放出されてしまうため、この冷却
ゾーンにおける鋳型20内部の溶融金属32の冷却が促
進されないばかりでなく、方向性凝固鋳造装置100全
体の熱効率が悪化する。この熱効率の悪化は、組織欠陥
が起こる原因となりかねないばかりでなく、生産効率の
低下をも招くおそれがある。
【0007】また、特開平9−10919号公報にて開
示されている方法および装置では、1つの鋳型だけしか
冷却することができないので、歩留まりが悪くなる。さ
らに、特開平9−206918号公報にて開示されてい
る方法および装置では、一度に複数の鋳型を冷却するこ
とができるが、放射冷却だけによって鋳型を冷却してい
るので、全体の冷却量が増えるわけではなく、大型の鋳
造物を製作することができない。
【0008】そこで、本発明は、鋳型に注入された溶融
物を方向性凝固させる際に、冷却効果を増大させること
ができると共に、生産性を向上させることのできる方向
性凝固鋳造方法および方向性凝固鋳造装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、以下のように構成されたことを特徴とする方向
性凝固鋳造装置を提供する。すなわち、鋳造の対象とな
る金属の溶融温度以上に加熱された加熱室から、所定の
領域の周囲に配置された複数の鋳型を引き出して、複数
の鋳型に供給された溶融金属を方向性凝固させる方向性
凝固鋳造装置は、複数の鋳型を加熱室より引き出す駆動
手段と、所定の領域の内側から複数の鋳型を冷却ガスに
より冷却する第1の冷却手段と、所定の領域の外側から
複数の鋳型を冷却ガスにより冷却する第2の冷却手段と
を備える。本発明の方向性凝固鋳造装置は、複数の鋳型
を所定の領域の周囲に配置する。この所定の領域とし
て、例えば、円形の領域がある。円形の領域の場合、複
数の鋳型は円周上に配置される。そして、当該円の中心
側から第1の冷却手段からの冷却ガスにより、また当該
円の外側から第2の冷却手段により、複数の鋳型を冷却
することができる。したがって、方向性凝固のために十
分な冷却効果を得ることができると共に、生産性をも確
保することができる。なお、所定の領域としては、円の
他、三角形、矩形等の多角形、さらには不定形等種々の
形態がある。
【0010】この方向性凝固鋳造装置は、加熱室の下部
かつ第1の冷却手段および第2の冷却手段の上部に配設
され、複数の鋳型が通過する開口部が設けられたバッフ
ルをさらに備え、このバッフルは、複数の鋳型が加熱室
より引き出された際にも加熱室の下部かつ第1の冷却手
段および第2の冷却手段の上部に配設され、加熱室の熱
源から放射される熱を遮蔽する。このバッフルによって
熱源からの熱を遮蔽することによって、第1の冷却手段
と第2の冷却手段による冷却効果、および方向性凝固鋳
造装置の熱効率を向上させることができる。
【0011】ここで、本発明の方向性凝固鋳造装置にお
いて、少なくとも以下の4つの態様がある。まず1つめ
の方向性凝固鋳造装置の態様は、第1の冷却手段および
第2の冷却手段が、鋳型に衝突する冷却ガスを吹き付け
る態様である。また2つめの態様は、第1の冷却手段お
よび第2の冷却手段が、鋳型の外周に沿って冷却ガスを
吹き付ける態様である。そして3つめの態様は、第1の
冷却手段および第2の冷却手段が、多孔管より冷却ガス
を噴出する態様である。さらに4つめの態様は、第1の
冷却手段および第2の冷却手段は、鋳型の外周を取り囲
むように配置されたリング状の管の内周面に設けられた
ガス噴出口より、冷却ガスを噴出する態様である。ここ
でこの4つめの態様では、リング状の管が単体で形成さ
れている場合には、このリング状の管のうち内側から冷
却する部分を第1の冷却手段、外側から冷却する部分を
第2の冷却手段とすることができる。さらに、リング状
の管が例えば2個に分割されて形成されている場合に
は、それぞれを第1の冷却手段、第2の冷却手段とする
ことができる。また、このような管は複数に分割されて
いても構わないものである。本発明では、これらの4つ
の態様によって、所定の領域の周囲に配設された鋳型の
内側と外側とから、この鋳型を急冷することができる。
【0012】また、この方向性凝固鋳造装置は、駆動手
段を貫通し、この駆動手段により複数の鋳型が下降した
際に、駆動手段の内側より複数の鋳型からの放射熱を吸
収して冷却する第1の放射冷却手段と、第1の放射冷却
手段の外側に配設され、駆動手段により複数の鋳型が下
降した際に、駆動手段の外側より複数の鋳型からの放射
熱を吸収して冷却する第2の放射冷却手段とをさらに備
える。このように、第1の放射冷却手段と第2の放射冷
却手段を備えることによって、上述した第1の冷却手段
と第2の冷却手段を通過する際に急冷された鋳型を、さ
らに冷却することができるようになる。
【0013】また、本発明は、以下のような方向性凝固
鋳造方法を提供する。すなわち、鋳造の対象となる金属
の溶融温度以上に加熱された加熱室から所定の領域の周
囲に配置された複数の鋳型を引き出して、複数の鋳型に
供給された溶融金属を方向性凝固させる方向性凝固鋳造
方法であって、複数の鋳型を加熱室より引き出すと共
に、加熱室からの熱を遮蔽し、所定の領域の周囲に配置
された複数の鋳型の内側および外側より不活性ガスを吹
き付けて冷却し、溶融金属を方向性凝固させる。
【0014】ここでこの不活性ガスは、噴霧状態の液体
窒素または液体窒素の蒸発ガスとすることができる。ま
た、この不活性ガスは液体窒素に限らず、鋳型と化学反
応しない不活性ガスであれば、他の流体を用いても構わ
ないものとする。また、この不活性ガスは、鋳型に面状
に吹き付けられることを特徴とする。このとき、この不
活性ガスは多孔管から噴出するものとするが、鋳型に向
けられた単数または複数のノズルから噴出するものとし
ても良いし、鋳型を取り囲むリング状の管から鋳型に向
けて噴出するものとしても構わない。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、添付
図面に示す第1の実施の形態に基づいて本発明を詳細に
説明する。図1は、第1の実施の形態における方向性凝
固鋳造装置100の構成を示す図である。ここでは、例
えばタービン等の翼を方向性凝固により鋳造する場合に
ついて説明する。この方向性凝固鋳造装置100は、後
に図2を用いて説明する冷却過程においてB−B線に沿
って切断すると、図3に示す平断面図となる。つまり、
第1の実施の形態にて説明する方向性凝固鋳造装置10
0では、図3に示すように複数(図中では4個)の翼を
鋳造することができる。
【0016】図1に示すように、この方向性凝固鋳造装
置100の加熱室10は、底面以外をカバー12によっ
て取り囲まれている。加熱室10のカバー12内部の側
面にはヒータ11が備えられている。また、このカバー
12の天面には開口部13が設けられており、さらにこ
の開口部13を覆う開口蓋14が備えられている。また
さらに加熱室10の底部には、開口部16が設けられた
バッフル15が備えられており、このバッフル15の端
部には加熱室10から鋳型20を引き出す際に鋳型20
の側面に当接するフレキシブルフィンガ17がさらに設
けられている。
【0017】加熱室10の内部には鋳型20が収納され
ている。この鋳型20には、溶湯を注湯する湯口23
と、この湯口23から注湯された溶湯をキャビティ21
に供給する湯道24とが備えられている。また、鋳型2
0の中間部には、結晶の成長を促進する核などを収納す
る薄肉のセラミック部22がさらに備えられている。
【0018】鋳型20は、水冷板41上に配設されてお
り、この水冷板41はキャビティ21の下部を塞いで鋳
型20の底部を形成している。また、この水冷板41は
バッフル15の開口部16をも塞いでいる。そして、こ
の水冷板41は軸線A−Aに沿って昇降可能な駆動ロッ
ド42に支持されており、この駆動ロッド42の降下に
伴って水冷板41上に配設された鋳型20を加熱室10
から引き出すことができる。また、駆動ロッド42の内
部には、熱シンク43が配置されている。この熱シンク
43は、駆動ロッド42が降下した際にも同じ位置に固
定され、加熱室10から引き出された鋳型20を方向性
凝固鋳造装置100の中心側(軸線A−A側)から放射
冷却によって冷却する。
【0019】また、鋳型20を方向性凝固鋳造装置10
0の外周側から放射冷却によって冷却する水冷リング5
1と、噴霧状態の液体窒素または液体窒素の蒸発ガス
(以下、圧力ガス)を噴出するガスノズル52aおよび
ガスノズル52bが備えられている。ガスノズル52a
はバッフル15と水冷リング51との間に挟まれる位置
に、図3に示すように配置されており、鋳型20を水冷
リング51側(外周側)より冷却する。また、ガスノズ
ル52bはバッフル15と熱シンク43との間に挟まれ
る位置に、図3に示すように配置されており、鋳型20
を中心側(内周側)より冷却する。ここで、バッフル1
5およびガスノズル52a,52bは固定されているの
で、駆動ロッド42が昇降しても動くことはない。以上
のように、第1の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100は、ガスノズル52a,52b、水冷板41、
熱シンク43および水冷リング51からなる冷却ゾーン
を備えている。ここで、加熱室10の下部に設けられた
冷却ゾーンおよび駆動ロッド42は、図示しないケーシ
ングによって囲まれているものとする。
【0020】加熱室10内部は、この加熱室10の内部
に設けられたヒータ11により加熱され、溶湯(以下、
溶融金属32)の溶融温度よりも高い温度に保たれてい
る。加熱室10が十分に加熱された状態で、カバー12
に設けられた開口部13から湯口23に溶融金属32が
注湯される。溶融金属32は湯道24を通ってキャビテ
ィ21に供給され、鋳型20の底部を形成している水冷
板41に直接接触する。そうすると、この溶融金属32
の熱は、熱伝導により水冷板41へと伝えられる。そし
て、溶融金属32は冷却されて方向性凝固し、キャビテ
ィ21の底部には薄い合金の凝固フロント33が形成さ
れる。この凝固フロント33を境界に、上部の溶融金属
32と下部の水冷板41との間には大きな温度勾配が形
成される。
【0021】図2は、第1の実施の形態における方向性
凝固鋳造装置100における冷却過程の状態を示す図で
ある。図2に示すように、駆動ロッド42が軸線A−A
に沿って降下するにつれて水冷板41も降下する。その
際、水冷板41に載せられた鋳型20は、バッフル15
に設けられた開口部16を通過して加熱室10より引き
出される。上述したように、外周側のバッフル15の下
部、すなわち鋳型20の外周側には、圧力ガスを噴出す
るガスノズル52aが配置されている。また、内周側の
バッフル15の下部、すなわち鋳型20の内周側にも、
圧力ガスを噴出するガスノズル52bが配置されてい
る。キャビティ21に高温の溶融金属32を保持する鋳
型20がガスノズル52aを通過するときには、このガ
スノズル52aから鋳型20に対して白抜きの矢印で示
すように圧力ガスを吹き付ける。またこれと同時に、ガ
スノズル52bからも鋳型20に対して白抜きの矢印で
示すように圧力ガスを吹き付ける。この圧力ガスの吹き
付けによって、鋳型20と共に鋳型20のキャビティ2
1に保持された溶融金属32は急冷される。しかも、こ
の圧力ガスによる急冷は、鋳型20の外周側と内周側の
両方から同時に行われることになる。
【0022】溶融金属32がキャビティ21に供給され
たときに、鋳型20の底部に形成された凝固フロント3
3は、ガスノズル52a,52b下部のB−B線の位置
で溶融金属32と鋳造物31との界面を形成する。そし
て、この凝固フロント33は、鋳型20が降下してもB
−B線の位置に留まるが、これより下部には鋳造物31
が凝固される。そして鋳造物31は、鋳型20の外周側
に備えられた水冷リング51および鋳型20の内周側に
備えられた熱シンク43に対して矢印で示すように熱を
放射して、さらに冷却される。このように、鋳型20を
急冷することにより、キャビティ21に供給された溶融
金属32は方向性凝固される。そして鋳型20を外周側
と内周側とから急激に冷却することにより、キャビティ
21の内部で方向性凝固した鋳造物31の水平方向の温
度勾配を極力減らすことができる。さらに、鉛直方向の
温度勾配の傾斜度を高めることができるので、組織欠陥
のない方向性凝固を行うことができるようになる。そう
することによって、方向性凝固鋳造装置100における
生産性が向上する。
【0023】図3は、第1の実施の形態における方向性
凝固鋳造装置100の平断面図である。図3に示す平断
面図は、図2に示す方向性凝固鋳造装置100をB−B
線に沿って切断した状態を示す。図3に示すように、鋳
型20は熱シンク43を取り囲むようにして、所定の領
域内に配置されている。また、鋳型20の外周側には水
冷リング51が設けられており、内周側に設けられた熱
シンク43と共に鋳型20からの放射熱を吸収して冷却
を行う。そして、鋳型20が設けられている領域の外周
側(水冷リング51側)に設けられたガスノズル52a
からは、矢印で示すように鋳型20に衝突する圧力ガス
が吹き付けられている。さらに、鋳型20が設けられて
いる領域の内周側(熱シンク43側)に設けられたガス
ノズル52bからも同様に、矢印で示すように鋳型20
に衝突する圧力ガスが吹き付けられている。この圧力ガ
スによって、鋳型20と共に鋳型20のキャビティ21
に保持された溶融金属32は急冷され、方向性凝固して
鋳造物31となる。そしてその後、鋳型20内の鋳造物
31は、鋳型20が熱シンク43および水冷リング51
に対して熱を放射して放射冷却により冷却される。
【0024】以上のように、第1の実施の形態では、鋳
型20を加熱室10より引き出す際、鋳型20が配置さ
れた領域よりも外周側に設けられたガスノズル52a
と、鋳型20が配置された領域よりも内周側に設けられ
たガスノズル52bとから吹き付けられる圧力ガスによ
って鋳型20を急冷し、溶融金属32を方向性凝固させ
ている。方向性凝固鋳造装置100をこのような構成と
し、ガスノズル52a,52bからの圧力ガスによって
鋳型20を急冷するようにすれば、溶融金属32を方向
性凝固させる際の冷却効果が増大する。また、鋳型20
および水冷板41が降下した際にも、加熱室10の底部
中央部分に備えられたバッフル15によって、ヒータ1
1から放射される熱を遮蔽することができる。したがっ
て、ガスノズル52a,52bよりも下部での冷却効果
を増大させることができるだけでなく、方向性凝固鋳造
装置100全体の熱効率をも向上させることができる。
さらに、第1の実施の形態によれば、一度の鋳造で複数
の鋳造物31を方向性凝固させることのできる鋳型20
を効率良く冷却して溶融金属32を方向性凝固させるこ
とができる。またさらに、ガスノズル52a,52bか
ら吹き付けられる圧力ガスで急冷を行うことができるの
で、複雑な形状の部位であっても、方向性凝固した鋳造
物31に組織欠陥が生じにくくなる。
【0025】第1の実施の形態では、ガスノズル52
a,52bから吹き付ける圧力ガスを噴霧状態の液体窒
素または液体窒素の蒸発ガスとしたが、加熱された鋳型
20と化学反応しないような不活性物質であれば、ヘリ
ウムやアルゴン等、他の不活性流体を噴出するようにし
ても構わない。
【0026】[第2の実施の形態]以下、図4に基づい
て第2の実施の形態について説明する。図4は、第2の
実施の形態における方向性凝固鋳造装置100の平断面
図である。図4に示した平断面図は、第1の実施の形態
にて説明した方向性凝固鋳造装置100を、図3に示し
た平断面図と同様にB−B線に沿って切断した状態を示
す。第2の実施の形態における方向性凝固鋳造装置10
0の構成は、ガスノズル52a,52bの向き以外は第
1の実施の形態にて説明した方向性凝固鋳造装置100
と同じなので、説明を省略する。図4に示すように、鋳
型20は熱シンク43を取り囲むようにして、所定の領
域内に配置されている。また、鋳型20の外周側には水
冷リング51が設けられており、内周側に設けられた熱
シンク43と共に鋳型20からの放射熱を吸収して冷却
を行う。そして、鋳型20が設けられている領域の外周
側(水冷リング51側)に設けられたガスノズル52a
からは、矢印で示すように鋳型20の外周に沿って圧力
ガスが吹き付けられている。さらに、鋳型20が設けら
れている領域の内周側(熱シンク43側)に設けられた
ガスノズル52bからも同様に、矢印で示すように鋳型
20の外周に沿って圧力ガスが吹き付けられている。こ
の圧力ガスによって、鋳型20と共にこの鋳型20のキ
ャビティ21に保持された溶融金属32は急冷され、方
向性凝固して鋳造物31となる。
【0027】以上のように、第2の実施の形態では、鋳
型20が配置された領域よりも外周側に設けられたガス
ノズル52aと、鋳型20が配置された領域よりも内周
側に設けられたガスノズル52bとから吹き付けられる
圧力ガスによって鋳型20を急冷し、溶融金属32を方
向性凝固させている。このようにすれば、第2の実施の
形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0028】[第3の実施の形態]以下、図5に基づい
て第3の実施の形態について説明する。図5は、第3の
実施の形態における方向性凝固鋳造装置100の構成を
示す図である。この方向性凝固鋳造装置100は、第1
および第2の実施の形態にて示した方向性凝固鋳造装置
100とほぼ同じ構成となっている。そしてこの方向性
凝固鋳造装置100では、駆動ロッド42を軸線A−A
に沿って降下させることによって、水冷板41に載せら
れた鋳型20を加熱室10から引き出す。また、第1お
よび第2の実施の形態にて説明したガスノズル52a,
52bに代わって、鋳型20を冷却する多孔管53aと
多孔管53bとが備えられている。さらに加熱室10の
下部には、水冷リング51が備えられている。
【0029】図6は、第3の実施の形態における方向性
凝固鋳造装置100の平断面図である。図6に示した平
断面図は、図5に示した方向性凝固鋳造装置100をB
−B線に沿って切断した状態を示す。図6に示すよう
に、鋳型20は軸線A−Aを取り囲むようにして、所定
の領域内に配置されている。また鋳型20の外周側には
水冷リング51が設けられており、鋳型20からの放射
熱を吸収して冷却を行う。そして、鋳型20が設けられ
ている領域の外周側(水冷リング51側)に設けられた
多孔管53aの外周面からは、矢印で示すように圧力ガ
スが噴出されている。さらに、鋳型20が設けられてい
る領域の内周側(軸線A−A側)に設けられた多孔管5
3bの外周面からは、矢印で示すように圧力ガスが噴出
されている。この圧力ガスによって、鋳型20内の溶融
金属32は急冷され、方向性凝固して鋳造物31とな
る。そしてその後、鋳型20内の鋳造物31は、鋳型2
0が水冷リング51に対して熱を放射して放射冷却によ
り冷却される。
【0030】以上のように、第3の実施の形態では、鋳
型20を加熱室10より引き出す際、鋳型20が配置さ
れた領域よりも外周側に設けられた多孔管53aと、鋳
型20が配置された領域よりも内側に設けられた多孔管
53bとから噴出する圧力ガスによって鋳型20を急冷
し、溶融金属32を方向性凝固させている。方向性凝固
鋳造装置100をこのような構成とし、多孔管53a,
53bからの圧力ガスによって鋳型20を急冷するよう
にすれば、溶融金属32を方向性凝固させる際の冷却効
果が増大する。そして、複雑な形状の部位であっても、
方向性凝固した鋳造物31に組織欠陥が生じにくくな
る。さらに、鋳型20の外周側と内周側から噴出する圧
力ガスによって急冷を行うので、溶融金属32の冷却の
均一性を向上させることができる。
【0031】[第4の実施の形態]以下、図7に基づい
て第4の実施の形態について説明する。図7は、第4の
実施の形態における方向性凝固鋳造装置100の平断面
図である。図7に示す平断面図は、第3の実施の形態に
て説明した方向性凝固鋳造装置100を、例えばB−B
線に沿って切断した状態を示す。第4の実施の形態にお
ける方向性凝固装置100の構成は、図5に示した多孔
管53a,53bの代わりに鋳型20の外周を囲むリン
グ54が備えられている以外は、第3の実施の形態にて
説明した方向性凝固鋳造装置100と同じである。ここ
でこのリング54は、鋳型20を取り囲むリング状の管
であるものとし、このリング状の管の内周面には、等ピ
ッチまたは不等ピッチのガス噴出口が設けられているも
のとする。図7に示すように、鋳型20は軸線A−Aを
取り囲むようにして、所定の領域内に配置されている。
また鋳型20の外周側には水冷リング51が設けられて
おり、鋳型20からの放射熱を吸収して冷却を行う。そ
して、鋳型20の外周を取り囲むようにして配置された
リング54の内周面に設けられたガス噴出口からは、矢
印で示すように圧力ガスが噴出されている。この圧力ガ
スによって、鋳型20内の溶融金属32は急冷され、方
向性凝固して鋳造物31となる。そしてその後、鋳型2
0内の鋳造物31は、鋳型20が水冷リング51に対し
て熱を放射して放射冷却により冷却される。
【0032】以上のように、第4の実施の形態では、鋳
型20を加熱室10より引き出す際、鋳型20の外周を
取り囲むように設けられたリング54の内周面に設けら
れたガス噴出口から噴出する圧力ガスによって鋳型20
を急冷し、溶融金属32を方向性凝固させている。この
ようにすれば、第4の実施の形態においても、第3の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。また、第4
の実施の形態によれば、鋳型20の外周の全方向から冷
却を行うことができるので、さらに冷却の均一性を向上
させることができる。
【0033】第4の実施の形態では、鋳型20をリング
状の管で取り囲む形態について説明したが、このリング
54は必ずしも1つの管によって形成されていなければ
ならないものではなく、複数の管が一体となってリング
状のものを形成するようにしても構わない。また、図7
に示したリング54の内周面は曲面となっているが、鋳
型20の形状によっては、この鋳型20を冷却するのに
適した形状に適宜変更することが好ましい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれは、
溶融物を方向性凝固させる際の冷却効果を増大させるこ
とのできる方向性凝固鋳造装置および方向性凝固鋳造方
法を提供することができる。このような装置および方法
によって、方向性凝固した鋳造物の生産性を向上させる
ことができる。
【0035】また、溶融物を方向性凝固させる際に、急
激に冷却することができるので、鉛直方向の温度勾配の
傾斜度を高めて組織欠陥の発生を防止することができ
る。さらに、この急激な冷却によって、水平方向の温度
勾配を減らして冷却の均一性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100における冷却過程の状態を示す図である。
【図3】 第1の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100の平断面図である。
【図4】 第2の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100の平断面図である。
【図5】 第3の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100の構成を示す図である。
【図6】 第3の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100の平断面図である。
【図7】 第4の実施の形態における方向性凝固鋳造装
置100の平断面図である。
【図8】 従来における方向性凝固鋳造装置100の構
成を示す図である。
【符号の説明】
10…加熱室、11…ヒータ、12…カバー、13…開
口部、14…開口蓋、15…バッフル、16…開口部、
17…フレキシブルフィンガ、20…鋳型、21…キャ
ビティ、22…セラミック部、23…湯口、24…湯
道、31…鋳造物、32…溶融金属、33…凝固フロン
ト、41…水冷板、42…駆動ロッド、43…熱シン
ク、52a,52b…ガスノズル、53a,53b…多
孔管、54…リング、100…方向性凝固鋳造装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 竜也 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社基盤技術研究所内 (72)発明者 岡田 郁生 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造の対象となる金属の溶融温度以上に
    加熱された加熱室から、所定の領域の周囲に配置された
    複数の鋳型を引き出して、当該複数の鋳型に供給された
    溶融金属を方向性凝固させる方向性凝固鋳造装置であっ
    て、 前記複数の鋳型を前記加熱室より引き出す駆動手段と、 前記所定の領域の内側から前記複数の鋳型を冷却ガスに
    より冷却する第1の冷却手段と、 前記所定の領域の外側から前記複数の鋳型を冷却ガスに
    より冷却する第2の冷却手段とを備えたことを特徴とす
    る方向性凝固鋳造装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱室の下部かつ前記第1の冷却手
    段および前記第2の冷却手段の上部に配設され、前記複
    数の鋳型が通過する開口部が設けられたバッフルをさら
    に備え、 前記バッフルは、 前記複数の鋳型が前記加熱室より引き出された際にも当
    該加熱室の下部かつ前記第1の冷却手段および前記第2
    の冷却手段の上部に配設され、当該加熱室の熱源から放
    射される熱を遮蔽することを特徴とする請求項1に記載
    の方向性凝固鋳造装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の冷却手段および前記第2の冷
    却手段は、 前記鋳型に衝突する前記冷却ガスを吹き付けることを特
    徴とする請求項1および2に記載の方向性凝固鋳造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の冷却手段および前記第2の冷
    却手段は、 前記鋳型の外周に沿って前記冷却ガスを吹き付けること
    を特徴とする請求項1および請求項2に記載の方向性凝
    固鋳造装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の冷却手段および前記第2の冷
    却手段は、 多孔管より前記冷却ガスを噴出することを特徴とする請
    求項1に記載の方向性凝固鋳造装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の冷却手段および前記第2の冷
    却手段は、 前記鋳型の外周を取り囲むように配置されたリング状の
    管の内周面に設けられたガス噴出口より、前記冷却ガス
    を噴出することを特徴とする請求項1に記載の方向性凝
    固鋳造装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段を貫通し、当該駆動手段に
    より前記複数の鋳型が下降した際に、当該駆動手段の内
    側より当該複数の鋳型からの放射熱を吸収して冷却する
    第1の放射冷却手段と、 前記第1の放射冷却手段の外側に配設され、前記駆動手
    段により前記複数の鋳型が下降した際に、当該駆動手段
    の外側より当該複数の鋳型からの放射熱を吸収して冷却
    する第2の放射冷却手段とをさらに備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の方向性凝固鋳造装置。
  8. 【請求項8】 鋳造の対象となる金属の溶融温度以上に
    加熱された加熱室から所定の領域の周囲に配置された複
    数の鋳型を引き出して、当該複数の鋳型に供給された溶
    融金属を方向性凝固させる方向性凝固鋳造方法であっ
    て、 前記複数の鋳型を前記加熱室より引き出すと共に、当該
    加熱室からの熱を遮蔽し、 前記所定の領域の周囲に配置された前記複数の鋳型の内
    側および外側より不活性ガスを吹き付けて冷却し、前記
    溶融金属を方向性凝固させることを特徴とする方向性凝
    固鋳造方法。
  9. 【請求項9】 前記不活性ガスは、 噴霧状態の液体窒素または液体窒素の蒸発ガスであるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の方向性凝固鋳造方法。
  10. 【請求項10】 前記不活性ガスは、 前記鋳型に面状に吹き付けられることを特徴とする請求
    項8に記載の方向性凝固鋳造方法。
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