JP2003190662A - ブロック玩具 - Google Patents

ブロック玩具

Info

Publication number
JP2003190662A
JP2003190662A JP2001400394A JP2001400394A JP2003190662A JP 2003190662 A JP2003190662 A JP 2003190662A JP 2001400394 A JP2001400394 A JP 2001400394A JP 2001400394 A JP2001400394 A JP 2001400394A JP 2003190662 A JP2003190662 A JP 2003190662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
data block
communication
block body
communication information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001400394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3765755B2 (ja
Inventor
Kenji Nakayama
賢二 中山
Hiroshi Shinohara
比呂志 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomy Co Ltd
Original Assignee
Tomy Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomy Co Ltd filed Critical Tomy Co Ltd
Priority to JP2001400394A priority Critical patent/JP3765755B2/ja
Publication of JP2003190662A publication Critical patent/JP2003190662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3765755B2 publication Critical patent/JP3765755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚的な情報を音声情報への変換,視覚的な
情報の組合せの学習に好適で、興趣性を喚起せしめる玩
具の提供 【解決部】 任意の順番に並べて使用する固有の情報が
表示された複数のデータブロック体101と各データブ
ロック体101の固有の情報を認識して処理し結果を出
力するベース体102とを有し、ベース体102は、各
データブロック体101からの通信情報から固有の情報
を識別する情報識別部22と、識別された固有の情報を
処理する情報処理部23と、その処理結果を出力するス
ピーカー15と、を備え、各データブロック体101
は、通信情報を出力する通信情報出力部41と、情報要
求指令を下流側の他のデータブロック体101及び通信
情報出力部41に伝える情報要求指令連絡部と、下流側
の他のデータブロック体101と自己の通信情報をベー
ス体102側に伝える通信情報連絡部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、知育玩具に関す
るもので、さらに詳しくは、児童の創造力の発達及び教
育に好適なブロック玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、児童の創造力の育成に好適な
玩具として積み木状のブロック玩具が周知である。そし
て、かかるブロック玩具に児童の教育の促進効果を付加
するために改良したものとして、ブロック玩具の表面に
何らかの視覚的な情報、例えば平仮名文字,図柄,数字
又は記号等を表示したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した平仮名文字情
報が表示されたブロック玩具は、児童が自由に並べたり
積み上げたりすることで、視覚的に平仮名文字を覚えた
り、平仮名文字の組合せにより単語を作り出すことで単
語自体を覚えたりするので、創造力の促進や平仮名,単
語の学習の面から非常に優れた知育玩具といえる。
【0004】しかしながら、上述の平仮名文字情報が表
示された従来のブロック玩具は、それを用いる児童に対
して視覚的な情報を提供するのみであるため、表示され
た文字の視覚的な形象を記憶させる効果は得られるが、
実際にその文字がいかなる音を有するものであるかは、
児童の保護者が付き添って教える作業が不可欠となる、
という欠点も有するものであった。
【0005】また、平仮名文字に限らずあらゆる視覚的
情報が表示された従来のブロック玩具は、表示されてい
る情報が視覚的に児童に訴えられるという効果を除き、
玩具からは児童に対して何らアクションを行うものでは
なく、児童に対して玩具に対する興味を喚起させる効果
が乏しく、ひいては飽きを生じ易いという欠点を有して
いた。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、視覚的な情報を音声情報に転換する上での教育や
視覚的な情報の組合せから得られる結果を学ぶ等の教育
面に好適であり、飽きのこない興趣性を喚起せしめるブ
ロック玩具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
各々の表面に固有の情報が視覚的に表示されると共に任
意の順番に並べて使用する複数のデータブロック体と、
各データブロック体の固有の情報に所定の処理を行い且
つその処理結果を出力する機能を備えたベース体と、を
含む構成を採っている。そして、各データブロック体
は、自己の固有の情報の識別に必要な通信情報を出力す
る通信情報出力部と、自己の通信情報及び他のデータブ
ロック体からの通信情報をベース体側に伝える通信情報
連絡部とを備えている。また、ベース体は、各データブ
ロック体からの通信情報から各々の固有の情報を識別す
る情報識別部と、識別された各データブロック体の固有
の情報に所定の処理を行う情報処理部と、その処理結果
を出力する情報出力手段とを備えている。
【0008】かかる構成からなるブロック玩具では、ま
ず、種々の固有の情報が記載された無数のデータブロッ
ク体の内、任意のものを選び出すと共に、これらが何ら
かの意味を成すように(例えば、固有の情報が平仮名文
字であれば単語が構成されるように、また、固有の情報
が数字と数学記号であれば数式が構成されるように)順
番に並べる。また、並べられたデータブロック体のいず
れかに対してベース体を通信可能な状態で配置する。か
かる状態において、各データブロック体の通信情報出力
部から通信情報が出力され、かかる通信情報は各データ
ブロック体の通信情報連絡部を介してベース体まで伝達
されることになる。従って、全てのデータブロック体の
通信情報が最終的にはベース体に到達するので、ベース
体はいずれか一つのデータブロック体と通信を行うこと
により全ての通信情報を取得することができる。そし
て、ベース体の情報識別部は各通信情報から固有の情報
を識別し、情報処理部では識別された固有の情報の処理
を行う。
【0009】ここで、「通信情報」の通信には、代表的
なものとしてはID等の情報を含む信号の送受が挙げら
れるが、各データブロック体の表面に表示された固有の
情報を特定することが可能であればいかなる伝達手段で
も良い。例えば、通信情報として固有の情報ごとに異な
る電位に設定した電気信号を送信して、電位差により固
有の情報を特定する構成としても良い。また、ベース体
側の情報識別部が複数のポートを有し、データブロック
体側の通信情報出力部が所定のポートに信号入力を行う
構成としても良い。また、「固有の情報の処理」とは、
固有の情報に応じた処理のことを意味するものである
が、固有の情報の種別やその処理の種別については特に
限定しない。好ましい例示としては、固有の情報が平
仮名文字情報である場合に、それらを組み合わせた文字
列を音声データに変換し、音声出力を行わしめる処理、
組み合わせた文字列が意味するものを画像データに変
換し、画像出力を行う処理、組み合わせた文字列が意
味する漢字データに変換し、漢字の画像出力を行う処
理、固有の情報が数字や数式記号である場合に、組み
合わせた数式情報から演算結果を出力する処理、ベー
ス体があらかじめ出力した問題に対して回答を示すデー
タブロック体を選択した場合に、その正否を比較し、正
解又は誤りを出力する処理、固有の情報が音符や音程
情報である場合に、それらに対応する旋律データに変換
し、対応する旋律を音声出力する処理、固有の情報が
固有の音声を発声する動物や物体を示す画像情報である
場合に、それらに対応する音源データに変換し、音声出
力する処理等が挙げられる。「情報出力手段」とは、固
有の情報からいかなる処理を行うかにより決定されるの
で、特に限定はしない。好ましい例示をするとすれば、
音声を出力するスピーカー、映像を出力するモニター等
が挙げられる。
【0010】またここで、上記構成にあっては、各デー
タブロック体間で通信情報を伝達することが可能なの
で、ベース体は一列に並べられたデータブロック体のい
ずれのものを介しても他の全てのデータブロック体との
通信情報のやりとりは可能である。但し、その場合、ベ
ース体と接続されたデータブロック体が二方向から通信
情報を受信する等の処理の複雑化も生じ得るので、処理
の単純化のためには、ベース体の配置について、一列に
並んだデータブロック体のいずれかの端部に位置するも
のを介して通信情報のやりとりを行うことが望ましい。
【0011】また、請求項1記載の発明にあっては、デ
ータブロック体の形状について、各データブロック体の
相互間での通信情報の送受が可能な形状であれば特に限
定はなく、例えば球状,円盤状,板状等であっても良
い。但し、より望ましい形状については、請求項5,
6,7において言及している。また、ベース体の形態に
ついては、少なくともいずれか一つのデータブロック体
との通信情報のやりとりが可能であれば(例えば互いに
通信情報の送受を行う素子を有する等)特に限定される
ものではない。好ましい例示としては、ベース体が上
下方向に積まれた各データブロック体を載置する載置面
を備える構造、ベース体が、各データブロック体を所
定方向に並べた状態で格納する筐体状である構造、ベ
ース体が、データブロック体と同一のブロック状の形態
を採る構造等、又はのいずれかの構造を採りなが
ら児童の興味を引くような既知の物体を模した形態(例
えば乗り物,動物等)を採る構造等、が挙げられる。
【0012】なお、ベース体による受信した通信情報の
処理の開始を行わしめる指示を外部から入力するための
操作入力手段を当該ベース体に設けても良い。これによ
り、各データブロック体が並べ終わってから処理を開始
する等、玩具の使用者に都合の良いタイミングで結果出
力を行わせることが可能となる。また、同様に、各デー
タブロック体に、通信情報の出力を開始せしめる指示を
外部から入力するための操作入力手段を設けても良い。
なお、上述した請求項1記載の発明の各構成の具体的な
例示,付加しても良い他の構成の例示,用語の定義・注
釈は、矛盾や抵触が生じない限り他の請求項記載の発明
についても適用可能であることは言うまでもないことで
ある。
【0013】請求項2記載の発明は、各々の表面に固有
の情報が視覚的に表示されると共に任意の順番に並べて
使用する複数のデータブロック体から構成され、各々の
データブロック体が,自己及び他のデータブロック体の
固有の情報を認識して所定の処理を行い且つその処理結
果を出力する機能を備えるという構成を採っている。そ
して、各データブロック体は、自己の固有の情報の識別
に必要な通信情報を出力する通信情報出力部と、他の各
データブロック体からの通信情報から各々の固有の情報
を識別する情報識別部と、自己の固有の情報と他のデー
タブロック体の固有の情報とを組み合わせて所定の処理
を行う情報処理部と、その処理結果を出力する情報出力
手段と、自己の通信情報及び他のデータブロック体から
の通信情報をさらに他のデータブロック体側に伝える通
信情報連絡部とを備えている。
【0014】かかる請求項2記載の発明は、上述した請
求項1記載の発明のベース体を設ける代わりに、各デー
タブロック体がベース体の機能を全て具備する構成を採
っている。従って、並べられた全てのデータブロック体
から通信情報が出力されると共に、各々のデータブロッ
ク体の通信情報に対する処理及びその処理結果の出力が
各データブロック体ごとに行われる。
【0015】なお、請求項1記載の発明で言及した操作
入力手段を本発明の各データブロック体に設けても良
い。この場合、外部入力が行われたデータブロック体で
のみ各通信情報の処理を行わせることが可能となる。ま
た、一列に並べたときに最も端となることを検出する検
出手段を各データブロック体に設け、これにより特定さ
れたデータブロック体のみにより通信情報の処理を行う
構成としても良い。即ち、データブロック体の両側端部
に他のデータブロック体を検出する検出手段を設けた
り、或いは、下流側への通信情報の出力先がないことを
検出する検出手段を設けることで、一方の側端部に隣接
している他のデータブロック体がないことを検知し、自
らが最も端に位置していることを認識することが可能と
なる。
【0016】請求項3記載の発明では、上記情報処理部
が、各データブロック体の通信情報の受信により当該各
データブロック体の並び順を認識する順番認識機能を備
えることとしている。かかる並び順を認識することで、
当該並び順を考慮した上での処理が行われる。
【0017】この場合、並び順を特定するには、各デー
タブロック体からの通信情報から判断される。例えば、
各データブロック体の通信情報の到着順を並び順とみな
して処理したり、各通信情報が電気信号により送受され
る場合には、その電位差を検出し、電位の高低の順番に
従って並び順を特定したりする(データブロック体がベ
ース体から遠方であればあるほど電気信号の電位が下が
るため)。
【0018】請求項4記載の発明は、各データブロック
体の通信情報出力部が、自己の通信情報を記憶する情報
格納部を有する、という構成を採っている。この場合、
通信情報出力部にはメモリ等の記憶手段が搭載されるこ
ととなる(なお、記憶手段を搭載しない具体例としては
図8を参照のこと)。
【0019】請求項5記載の発明は 各データブロック
体は互いに略平行を成す二つの平面部を有し、通信情報
連絡部は、当該各平面部の各々に外部に対する通信情報
の送受を行うための素子を有すると共に,一方の素子と
他方の素子との間で他のデータブロック体の通信情報の
伝達を図る機能を有する、という構成を採っている。
【0020】かかる構成の場合、各データブロック体の
相互の平面部同士を重ね合わせた状態で任意の順番に並
べることとなる。このとき、平面部には通信情報連絡部
の通信情報送受用の素子が配置されているので、各々の
素子が互いに最も近接又は接触するように各データブロ
ック体を位置決めすることで、相互の通信情報の送受が
可能となる。
【0021】なお、二つの平面部の形状については特に
限定はしないが、より好ましい例示としては、一方の平
面部と他方の平面部の形状を統一し、一方の平面部内に
おけるの通信情報連絡部の素子の配置と他方の平面部の
通信情報連絡部の素子の配置とを互いに鏡面対称に設定
することが挙げられる。また、ベース体を備える構成の
場合には、当該ベース体にデータブロック体の平面部と
同一形状の平面部を設け、当該平面部上において、デー
タブロック体の平面部における素子の配置と鏡面対称と
なる位置に通信情報の受信部を配置することが望まし
い。
【0022】請求項6記載の発明では、各データブロッ
ク体は二つの平面部が互いにほぼ同一の正多角形状を成
す略多角柱状であると共に、当該二つの平面部に挟まれ
た各側面部ごとに異なる固有の情報が視覚的に表示され
る。そして、これら固有の情報ごとに個別に通信情報連
絡部を設けると共に、これら各通信情報連絡部の素子の
各々が自己の対応する固有の情報が表示された側面部か
ら均一な位置関係となるように平面部に配置される。ま
た、通信情報出力部は、各素子ごとに各々が対応する一
側面に表示された固有の情報を示す通信情報を出力す
る、という構成を採っている。
【0023】かかる構成では、データブロック体の形状
を正多角柱状とし、正多角形状を成す二つの平面部を上
面と底面としてみた場合に、側面に該当する各面ごとに
異なる固有の情報が表示される。
【0024】さらに、「各通信情報連絡部の素子の各々
が自己の対応する固有の情報が表示された側面部から均
一な位置関係となるように平面部に配置」することの意
味を、具体的な例示に基づいて説明する。例えば、上下
の二平面部を正六角形とした場合、均等な六つの側面部
から構成される。そして、この六つの側面部の各々に固
有の情報を表示した場合、各情報に個別に対応して六つ
の通信情報連絡部が設けられる。これら六つの通信情報
連絡部にはそれぞれ正六角形状の二平面部の表面又はそ
の近傍に配置される素子を有しているが、各通信情報連
絡部の素子は、対応する固有の情報が表示されている側
面部からいずれも同じ位置関係で配置されていることを
意味するものである。より具体的に説明すると、固有の
情報が表示された一側面部と六角形状を成す平面部との
境界となる正六角形の一辺に対して当該一辺の垂直二等
分線上に通信情報連絡部の素子を配置するとしたら、他
の固有の情報に対応する通信情報連絡部の素子について
も、当該他の固有の情報が表示された一側面部と正六角
形の平面部の境界となる一辺の垂直二等分線上に配置す
ることを意味している。
【0025】かかる構成では、各データブロック体が正
多角形状の辺の数と等しい数の固有の情報を有してお
り、各データブロック体ごとにそれらの固有の情報を一
つだけ選択し、当該各データブロック体の選択された側
面部が同一平面上に乗るように各データブロック体を重
ね合わせることで、各通信情報連絡部が素子を介して連
絡する。従って、請求項6記載の発明についても、正多
角形状を成す一方の平面部内における通信情報連絡部の
素子の配置と他方の平面部の通信情報連絡部の素子の配
置とを互いに鏡面対称に設定することがより望ましい。
即ち、前述した「均一な位置関係」とは、同一の平面部
に設けられた複数の素子について各々均一な位置関係で
配置することを意味し、上面となる平面部と底面となる
平面部とにそれぞれ配設された各素子まで同一とするこ
とを意味するものではない。請求項6記載の発明では、
一のデータブロック体の底面となる平面部と他のデータ
ブロック体の上面となる平面部とを向かい合わせた状態
で並べるので、上面と底面の各素子を鏡面対称に配置す
ることで、各素子間で位置ズレが解消し、良好に通信可
能となるからである。
【0026】また、ベース体を備える構成の場合には、
当該ベース体にデータブロック体の平面部と同一多角形
状の平面部を設け、当該平面部上において、データブロ
ック体の平面部における素子の配置と鏡面対称となる位
置に通信情報の受信部を配置することが望ましい。
【0027】請求項7記載の発明では、データブロック
体は略立方体状であると共に、その六方の各平面部ごと
に異なる固有の情報が視覚的に表示されると共に、これ
ら固有の情報ごとに個別に対応して通信情報連絡部を設
け、各通信情報連絡部はいずれも対応する固有の情報が
表示された一平面部と垂直を成す四つの平面部ごとに外
部に対する通信情報の送受を行うための素子を有すると
共に、これらの内の互いに平行となる平面部同士の相互
間について他のデータブロック体からの通信情報を連絡
する。
【0028】そして、各通信情報連絡部の素子の各々
が、対応する固有の情報が表示された平面部からいずれ
も均一な位置関係となるように各々の平面部に配置され
ている。また、通信情報出力部は、各素子ごとに各々が
対応する平面部に表示された固有の情報を示す通信情報
を出力する、という構成を採っている。かかる構成で
は、データブロック体の形状を立方体状とし、その六つ
全ての平面部ごとに異なる固有の情報が表示される。ま
た、各固有の情報に個別に対応して六つの通信情報連絡
部が設けられ、各通信情報連絡部は四つの通信情報送受
用の素子を有している。即ち、一の固有の情報が表示さ
れた平面部と隣接する平面部は四つ存在するが、これら
四つの平面部のそれぞれに通信情報連絡部は素子を有し
ている。そして、四つの素子の内の互いに平行となる二
平面部上に位置するもの同士を情報の連絡が可能となる
ように連結している。従って、各素子はいずれも情報の
入力が行われると、平行となる面に位置する他方の素子
から情報が出力されることとなる。さらに、「各通信情
報連絡部の素子の各々が自己の対応する固有の情報が表
示された側面部から均一な位置関係となるように平面部
に配置」することの意味は、前述した請求項6記載の発
明における「各通信情報連絡部の素子の各々が、対応す
る固有の情報が表示された平面部からいずれも均一な位
置関係となるように各々の平面部に配置」することと同
様である。
【0029】かかる構成では、各データブロック体が六
つの固有の情報を有しており、各データブロック体ごと
にそれらの固有の情報を一つだけ選択し、当該各データ
ブロック体の選択された平面部が一平面に乗るように各
データブロック体を重ね合わせることで、各通信情報連
絡部が素子を介して連絡する。
【0030】かかる請求項7記載の発明についても、正
方形状を成す一の平面部内における通信情報連絡部の素
子の配置と、平行な他方の平面部の通信情報連絡部の素
子の配置とを互いに鏡面対称に設定することがより望ま
しい。また、ベース体を備える構成の場合には、当該ベ
ース体にデータブロック体の平面部と同一の正方形を成
す平面部を設け、当該平面部上において、データブロッ
ク体の平面部における素子の配置と鏡面対称となる位置
に通信情報の受信部を配置することが望ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態] (全体構成)図1は本発明の第1の実施形態たるブロッ
ク玩具100の斜視図である。このブロック玩具100
は、各面ごとに固有の情報としての平仮名文字情報が視
覚的に表示されると共に任意の順番に並べて使用する複
数のデータブロック体101と、各データブロック体1
01の並び順と各々の平仮名文字情報とを認識して所定
の処理を行うと共に並び順に従って組み合わされた文字
列の音声出力を行う機能を備えたベース体としてのベー
スブロック体102とを備えている。
【0032】上記データブロック体101及びベースブ
ロック体102はいずれも、六つの正方形状の平面部を
備える同一大の立方体を呈している。そして、図1に示
すように任意に選び出された複数のデータブロック体1
01とベースブロック体102とを各々の相対する平面
部にずれを生じないように一列に並べ、ベースブロック
体102については当該列の最端となる位置に配置する
ことで、当該ベースブロック体102が各データブロッ
ク体101の並び順と平仮名文字情報を認識し、文字列
の音声出力を行う。
【0033】なお、データブロック体101の個体数に
ついては特に制限はないが、少なくとも、データブロッ
ク体101の全ての面を使用して「あ」〜「ん」までの
全ての平仮名文字と「っ」「ゃ」等の小平仮名と「が」
「ぱ」のような濁音・半濁音の平仮名と「ー」のような
長音符が揃っていることが望ましい。従って、10〜1
5個程度のデータブロック体101が揃えられているこ
とが望ましいが、図1においてはその一部のみを図示す
るものとする。また、より多くのデータブロック体10
1を用意して、同じ平仮名文字が複数のデータブロック
体101に表示されていても良い。
【0034】(ベースブロック体の概略構成)図2は二
方向から見たベースブロック体102の斜視図である。
図2に示すように、ベースブロック体102は六つの平
面部の一つのみに矢印11が表示されている。
【0035】後述するデータブロック体101は、ベー
スブロック体102と同一大の立方体状を呈すると共に
その外形を構成する六つの平面部の各々に異なる平仮名
文字情報が表示されていることから、ベースブロック体
102に対していずれの平面部に表示された平仮名文字
情報を認識せしめるかを特定する必要がある。従って、
上記矢印11は、図1のようにベースブロック体102
に対して矢印11の示す方向にデータブロック体101
を配置すると共に同方向に沿って複数のデータブロック
体101を並べることを指示する役割を有し、さらに、
このように並べられた各データブロック体101の六つ
の平仮名文字情報の内の矢印11が表示された平面部と
同一平面となる平面部に表示された平仮名文字情報をベ
ースブロック体102が認識することを示す役割を有し
ている。
【0036】また、ベースブロック体102の矢印11
が表示された平面部に対して当該矢印11が示す方向で
隣接する他の平面部(図2における底面となる平面部)
には、各データブロック体101に対して通信情報を要
求する情報要求指令としてのトークンの送信及び各デー
タブロック体101の通信情報としてのID(識別子デ
ータ)の受信を行うための素子12と電源供給用の端子
13とが設けられている(図2(A))。
【0037】上記素子12は後述するデータブロック体
101に設けられた素子31(データブロック体101
側の素子は図4の如く31a〜31xまで24個存在す
るがここでは総称して素子31と記すことにする)と接
触した状態で信号の送受を行う接触式のものである。ま
た、この素子12の配置は、それが設けられた平面部に
おいて、当該平面部と矢印11が表示された平面部との
境界となる一辺の垂直二等分線上に設定されている。こ
のような配置設定としたのは、ベースブロック体101
の素子31が同様の配置に設定されているためである
(データブロック体101の素子31がそのような配置
設定されている理由についてはデータブロック体101
の説明の際に言及することとする)。従って、ベースブ
ロック体102とデータブロック体101とを並べたと
きに、素子12とデータブロック体101側の素子31
の配置とが一致し、各ブロック体間101,102での
通信が可能となる。
【0038】また、上記電源供給用の端子13は平面部
の中心に設けられており、ここからデータブロック体1
01に電源を供給する方式を採っている。また、後述す
るが、並べられた各データブロック体101についても
相互間での電源供給用の端子32が設けられている(図
4参照)。従って、ベースブロック体102は、一列に
並んだ全てのデータブロック体101に対して電源を供
給する構成となっている。
【0039】(ベースブロック体の制御系)次に、ベー
スブロック体102の制御系の構成について説明する。
図3はベースブロック体102及び各データブロック体
101の制御系を示す機能ブロック図である。ベースブ
ロック体102は、図3に示すように、外部からの入力
操作により各データブロック体101の平仮名文字情報
の認識及び音声出力を開始させる操作入力手段としての
スタートボタン14と、平仮名文字情報の認識及び音声
出力の処理を実現するためのコントローラ20と、コン
トローラ20の処理に従って音声出力を行う情報出力手
段としてのスピーカー15とを備えている。
【0040】さらに、上記コントローラ20は、実際的
にはCPU,ROM,RAM等を含む演算装置で構成さ
れ、これらに所定のプログラムが入力されることによ
り、下記に示す機能的な構成を実現すると共に後述する
動作制御を実行する。即ち、コントローラ20は、隣接
しているデータブロック体101にトークンを出力する
情報要求指令出力部21と、トークンを受けて各データ
ブロック体101から出力されるIDから固有の情報を
識別する情報識別部22と、識別された各データブロッ
ク体101の固有の情報を処理する情報処理部23と、
送受信用の素子12に対する外部からのIDの入力を検
知すると共に当該検知によりトークンの出力可能状態と
IDの受信可能状態とを切り替える送受切替部24と、
各部の動作制御を行う動作制御部25とを備えている。
【0041】各部を説明すると、情報要求指令出力部2
1は、動作制御部25の指令に従って送受切替部24に
より素子12が送信レディ状態であるLレベル(出力可
能状態)に設定され、隣接するデータブロック体101
にトークンの送信を知らせた後にトークンを出力する。
これは、後述するデータブロック体101が単一の素子
31にてトークンの受信とIDの出力を行うため、デー
タブロック体101側で当該素子31を出力可能状態と
受信可能状態との切替を行わせるためである。
【0042】一方、ベースブロック体102も単一の素
子12でトークンの出力とIDの受信を行わねばならな
いので素子12における出力可能状態と受信可能状態と
を切替ねばならない。従って、上記送受切替部24は、
動作開始当初は動作制御部25の指令により、素子12
を信号の送信レディ状態にしてトークンを出力した後に
は、素子12を入力モードであるHレベル(受信可能状
態)にしてデータブロック体101からの信号の受信待
ち状態に切替え、データブロック体101からIDが出
力されるとこれを受信する。
【0043】情報識別部22は、各々のデータブロック
体101が出力するIDを順次格納するバッファを有
し、また受信したIDがどの平仮名文字情報に相当する
かを示すデータメモリを有している。一方、動作制御部
25はトークン出力からの経過時間をカウントするタイ
マーを有しており、一定時間経過後に情報識別部22に
よりストアされた複数のIDの処理の開始を指令する。
情報識別部22はかかる指令を受けて、データメモリを
参照してストアされた複数のIDの平仮名文字情報を格
納されたときの順番を維持した状態で情報処理部23に
出力する。
【0044】情報処理部23では、平仮名文字情報とそ
れに対応する音声データとの関連を示すメモリを有して
いる。そして、情報識別部22から出力された順番に従
って各平仮名文字情報を文字列と認識し、当該文字列に
従って音声データを組合せ、スピーカー15にて音声出
力を行う。ちなみに、本実施形態ではIDの格納した順
番に文字列の組み立てを行い、IDはベースブロック体
102に近いデータブロック体101から到達するの
で、図1に示すように各ブロック体101,102を積
んだ場合には、ベースブロック体102は「あひる」と
発声することとなる。
【0045】(データブロック体の概略構成)図4は二
方向から見たベースブロック体102の斜視図である。
データブロック体101は、前述のごとく、立方体状を
呈しており、各平面部のそれぞれに平仮名文字情報が表
示されている。そして、一つの平仮名文字情報につきト
ークンの受信及びIDの出力を行う四つの素子が振り分
けられている。即ち、データブロック体101は、24
個の素子31a,31b,…31xと、各平面部ごとにそ
の中心に設けられた電源供給用の端子32と、ID出力
等の動作制御を行うコントローラ40と、トークンをそ
の伝達方向下流側(ベースブロック体102から遠ざか
る方向)の他のデータブロック体101及びコントロー
ラ40に伝える情報要求指令連絡部と、下流側(トーク
ンが伝達される方向における下流側)の他のデータブロ
ック体101からのID及びコントローラ40から出力
されたIDの両方をベースブロック体102側に伝える
通信情報連絡部とを備えている。
【0046】上記各電力供給用の端子32は、各平面部
のいずれのものからでもコントローラ40に電源を供給
することが可能である。また、互いに平行な二つの平面
部に設けられた端子32同士は接続されており、これら
の一方の端子32に電源が供給されると他方の端子32
から隣接する他のデータブロック体101への電源の供
給が可能となっている。
【0047】(データブロック体の信号送受用の各素子
の配置の説明)図5は一つの平仮名文字情報に対応する
四つの素子31a〜31dの配置を説明するためにデータ
ブロック体101の五つの平面部を展開した説明図であ
る。なお、この図5では他の平面部に表示された平仮名
文字情報及び他の平仮名文字情報に対応する素子の図示
は省略している。
【0048】平仮名文字情報「あ」に対応する四つの素
子31a〜31dはそれぞれ平仮名文字情報「あ」が表示
された平面部と隣接する四つの平面部にそれぞれ配設さ
れている。そして、各素子31a〜31dはそれぞれが配
設された平面部において「あ」が表示された平面部との
境界となる一辺からの相対的な配置がいずれも同一に設
定されている。さらに詳述すると、各素子31a〜31d
は以下の二条件に従って配置されている。 前述したベースブロック体102の素子12が配置さ
れた平面部と矢印11が表示された平面部との境界とな
る一辺と素子12との相対的な配置に対して鏡面対称で
あること 境界となる一辺の垂直二等分線上にあること
【0049】まず、は、平仮名文字情報「あ」がベー
スブロック体102の矢印11と同一平面となるように
データブロック体101をベースブロック体102の並
べたときに、いずれかの素子31a〜31dがベースブロ
ック体102側の素子12と接触し、相互間の信号送受
を可能とするための条件である。また、は、複数のデ
ータブロック体101を順次並べたときに平仮名文字が
上下左右のいずれを向いている場合であっても、互いに
隣接する二つのデータブロック体101間での信号送受
を可能とするための条件である。
【0050】なお、上記二条件は他の平仮名文字情報に
対応する素子31e〜31xについても同様である。各
々の平仮名文字情報について上述のように配置した四つ
の素子を設けることにより、ベースブロック体102の
矢印方向に対して横を向いていても、また逆さ方向を向
いていても、データブロック体101の平仮名文字情報
を認識することができる。
【0051】(データブロック体の制御系)データブロ
ック体101の制御系を図3に基づいて説明する。かか
る制御系は、前述したコントローラ40と情報要求指令
連絡部と通信情報連絡部とを有する構成となっている。
データブロック体101は各平仮名文字情報ごとに個別
に対応する情報要求指令連絡部及び通信情報連絡部を有
しているが、図3においては一つの平仮名文字情報
「あ」に対応するもの以外の図示は省略するものとす
る。
【0052】本実施形態では、情報要求指令連絡部と通
信情報連絡部とを、共通する信号線及び素子31から構
成し、一つの素子31にてトークンやIDの送受を行っ
ているが、トークンとIDを別系統とすることも可能で
ある。データブロック体101は各素子31a〜31xの
いずれからでもトークンの受信及びIDの出力又はトー
クンの出力及びIDの受信を行うことを可能とするため
にコントローラ40と各素子31a〜31xとを信号線3
3a〜33x(33e〜33xは図示略)により個別に結ん
でいる。
【0053】コントローラ40は、実際的にはCPU,
ROM,RAM等を含む演算装置で構成され、これらに
所定のプログラムが入力されることにより、下記に示す
機能的な構成を実現すると共に後述する動作制御を実行
する。即ち、コントローラ40は、トークンを受けて平
仮名文字情報の識別に必要なIDを出力する通信情報出
力部41と、送受信用の素子31a〜31xのいずれかに
対する外部からのトークン又はIDの入力を検知すると
共に当該検知によりトークン又はIDの出力可能状態と
ID又はトークンの受信可能状態とを切り替える送受切
替部42と、各部の動作制御を行う動作制御部43とを
備えている。
【0054】各部を説明すると、まず送受切替部42は
全ての素子31a〜31xと信号線33a〜33xを介して
接続されている。そして、各素子31a〜31xの対面に
はいずれの素子31a〜31xが配置されているかを記憶
している(例えば図3における素子31aと素子31c又
は素子31bと31d)。そして、トークン又はIDのい
ずれを受信した場合でもそれを受信した素子31の対面
に位置する素子31に受信信号を伝達する。通信情報出
力部41では、各素子31a〜31xが六面のいずれの平
仮名文字情報に対応するかを記憶している。また、通信
情報出力部41は、受信した信号がトークンである場合
に限り受信素子に対応する平仮名文字情報を示すIDを
生成し、送受信切替部42を介して信号を受信した素子
31にてIDを出力させる。即ち、トークンを受信する
と受信した素子31からIDを送り返す。動作制御部4
3では、後述するデータブロック体の動作手順に従って
各部の制御を行う。
【0055】かかるコントローラ40を有することで、
ベースブロック体102からトークンを受け取るとこれ
をその伝達方向下流側の他のデータブロック体101に
伝達し、また下流側(トークンの伝達方向下流側)から
IDが受け取るとこれを上流側に伝達する。また、トー
クンの受信時には上流側にIDの出力が行われる。従っ
て、各データブロック体101が直列に並べられた状態
において、最上流側のベースブロック体102からトー
クンが出力されると、下流側のデータブロック体101
に順番に伝達されてゆき、IDは上流側に位置する他の
データブロック体101を介してベースブロック体10
2まで伝達されることとなる。この場合、IDはトーク
ンが伝達される順番にベースブロック体102に到達す
るので、各IDを到達する順番に記憶することでベース
ブロック体102では各データブロック体101の並び
順も認識することが可能である。
【0056】(ブロック玩具の動作説明)上記構成から
なるブロック玩具100の動作を説明する。図6はベー
スブロック体102の動作を示すフローチャートであ
り、図7はデータブロック体101の動作を示すフロー
チャートである。かかる動作説明の前提として、ブロッ
ク玩具100は図1のように複数のデータブロック体1
01が直列で並べられており、その端部にベースブロッ
ク体102が配置されている状態にあるものとする。
【0057】まず、ベースブロック体102の動作を図
3及び図6に基づいて説明すると、スタートボタン14
からスタートが入力されることにより、動作制御部25
は処理を行わないスリープ状態を解除する(ステップS
1)。そして、素子12を送信レディ状態に切り替え、
隣接するデータブロック体101の素子12と接する素
子31aに対して信号の出力があることを検知させ(ス
テップS2)、しかる後に素子12からトークンの出力
を行う(ステップS3)。
【0058】さらに、動作制御部25はトークンの出力
からタイマーのカウントを開始すると共に素子12をL
レベルからHレベルに切り替えて、隣接するデータブロ
ック体101からの信号の受信待ち状態とする(ステッ
プS4,S5)。上記カウント時間があらかじめ設定さ
れた周期を経過する前に隣接するデータブロック体12
の素子31aからIDが出力された場合には情報識別部
22のバッファにIDを記憶する。このとき、各データ
ブロック体101からのIDをベースブロック体102
に近い順番で順次受信するので、情報識別部22ではそ
の受信の順番に従ってIDを格納する(ステップS6)
また、動作制御部25ではIDの受信があるたびにタイ
マーのカウントをリセットし、新たにカウントを開始す
る(ステップS7)。
【0059】また、一定周期の間にIDの受信がない場
合には、動作制御部25は各データブロック体101の
IDを全て受信したものとみなし(ステップS8)、情
報識別部22にストアされた各IDの処理を指令する。
情報識別部22ではバッファに格納された順番を文字列
の順番とみなし、データメモリを参照して各IDの平仮
名文字情報を格納された順番を維持した状態で情報処理
部23に出力する。さらに、情報処理部23では順番が
確定した平仮名文字情報から文字列に相当する音声デー
タを生成し、これに応じてスピーカー15から音声出力
を行う(ステップS9)。
【0060】音声出力が終了すると、動作制御部25は
スリープモードに設定され、スタートスイッチ14の入
力待ち状態となる(ステップS10)。
【0061】これに対する各データブロック体101の
動作を図3及び図7に基づいて説明する。直列に並べら
れた各データブロック体101はベースブロック体10
2の電源供給用端子13から直接又は上流側のデータブ
ロック体101を介して電源が供給される(ステップS
11)。これにより、動作制御部43では、各構成のリ
セットを行い初期状態とする(ステップS12)とする
共に、送受切替部42を介して各素子31a〜31dを受
信可能状態に設定する(ステップS13)。さらに、全
ての素子31a〜31dを走査して(ステップS14),
いずれかの素子が送信レディ状態の他のデータブロック
体101又はベースブロック体102の素子と接してい
るかを検知する(ステップS15)。
【0062】走査の結果、いずれの素子31a〜31dも
送信レディ状態の素子との接触を検知できなかったとき
は繰り返し走査が行われ、検知があったときにはその検
知された素子(Pxポート)から信号(データDx)の受信
を行う(ステップS16)。通信情報出力部41ではデ
ータDxがトークンか否かを識別し(ステップS17)、
受信信号がトークンである場合には、動作制御部43は
送受切替部41を介してPxポートのみを出力可能状態に
切り替える(ステップS18)。さらに、通信情報出力
部41は、Pxポートが対応する六面のいずれの平仮名文
字情報を示すID(ポート識別子)を当該Pxポートから
出力する(ステップS19)。これにより、トークンの
出力源に向けてIDを送り返したこととなる。
【0063】上記ID出力後,又は受信したデータDxが
トークンではない場合(換言すると、下流側の他のデー
タブロック体101からのIDを受信した場合)、送受
切替部41は動作制御部43の指令に従って、Pxポート
の対面に位置するPyポートを出力レディ状態であるLレ
ベルに切り替える(ステップS20)。そして、出力レ
ディ状態を一定期間維持した後にPyポートからデータDx
を出力する(ステップS21,S22)。このように、
出力レディ状態を一定期間維持した後にデータDxを出力
するのは、隣接する他のデータブロック体101に前述
したステップS15の工程での検知を行わしめるためで
ある。従って、出力レディ状態を維持する期間は少なく
ともステップS14での走査周期よりも長く設定され
る。
【0064】かかるステップS20〜22の工程によ
り、連なる各データブロック体101間においてトーク
ンを下流側に順々に伝達することができ、また同時にI
Dを上流側に順々に伝達することが可能である。トーク
ン又はIDの出力後はステップS13に戻り、全ての素
子を受信可能状態に設定し直して、再び外部からの信号
の入力待ち状態となる。上述の動作が各データブロック
体101ごとに行われることで、トークンは下流側に順
々に伝達され、IDはベースブロック体102に向かっ
て順次送られることとなる。
【0065】(ブロック玩具の有する効果)ブロック玩
具100は、上述の構成からなるので、平仮名文字情報
の組合せからな文字列の読みや発音について、大人が付
き添って教える手間を除いて児童は学ぶことができ、従
来のブロック玩具と比較して創造力の促進や平仮名,単
語の学習の面から知育性の向上を図ることが可能であ
る。また、ベース体が処理結果を出力するという児童に
対する積極的な働きかけが行われるので、児童に対して
飽きのこない興趣性を喚起することが可能である。
【0066】[第2の実施形態] (全体構成)図8乃至10に基づいて本発明の第2の実
施形態たるブロック玩具100Aについて説明する。図
8はベースブロック体102A及び各データブロック体
101Aの制御系を示す機能ブロック図、図9はベース
ブロック体102Aの正面と底面に設けられた各素子の
配置を示す説明図、図10はデータブロック体101A
の一つの平仮名文字情報に対応する複数の素子31A1
〜31Anの配置を説明するためにデータブロック体1
01Aの五つの平面部を展開した説明図である。
【0067】かかるブロック玩具100Aについて前述
したブロック玩具100と同一部分については同一の符
号を付して、重複する説明は省略するものとする。
【0068】このブロック玩具100Aは、立方体状で
六面の全てに固有の情報としての平仮名文字情報が表示
された複数のデータブロック体101Aと、各データブ
ロック体101の並び順と各々の平仮名文字情報とを認
識して所定の処理を行うと共に並び順に従って組み合わ
された文字列の音声出力を行う機能を備えたベース体と
してのベースブロック体102Aとを備えている。かか
るブロック玩具100Aもまた図1に示すブロック玩具
100と同様に、ベースブロック体102Aの表面に表
示された矢印11(図9参照)の示す方向に任意の複数
のデータブロック体101Aを並べ、矢印11と同一面
となる平面部に表示された平仮名文字情報を認識する。
【0069】(ベースブロック体の概略構成)また、ベ
ースブロック体102Aの矢印11が表示された平面部
に対して当該矢印11が示す方向で隣接する他の平面部
(図9における底面となる平面部)には、情報要求指令
としての信号の出力用の素子12Aと各データブロック
体101Aの通信情報としての信号の受信を行うための
素子素子16A1〜16Anと電源供給用の端子13とが
設けられている。
【0070】上記素子12Aが設けられた平面部での配
置は、矢印11が表示された平面部との境界となる一辺
の垂直二等分線上となるように設定されている。一方、
素子16A1〜16Anは、全ての平仮名文字情報と同数
だけ設けられており、境界となる一辺と平行に一列に配
置されている。
【0071】(ベースブロック体の制御系)次に、ベー
スブロック体102Aの制御系の構成について説明す
る。ベースブロック体102Aは、図8に示すように、
スタートボタン14と、平仮名文字情報の認識及び音声
出力を実現するためのコントローラ20Aと、音声出力
を行うスピーカー15とを備えている。
【0072】上記コントローラ20Aは、隣接している
データブロック体101に定電圧の電気信号である情報
要求指令を出力する情報要求指令出力部21Aと、情報
要求指令を受けて各データブロック体101Aから出力
される通信情報から固有の情報を識別する情報識別部2
2Aと、識別された各データブロック体101Aの固有
の情報を処理する情報処理部23と、各部の動作制御を
行う動作制御部25とを備えている。
【0073】各部を説明すると、情報要求指令出力部2
1Aは、動作制御部25の指令に従って定電圧の電流を
情報要求指令として出力する。ブロック玩具100と異
なるのは、情報要求指令出力専用の素子12Aを備えて
いる点である。即ち、情報要求指令の出力と通信情報の
受信とが別個の素子で行われるので、ベースブロック体
102のコントローラ20のように送受切替部24も備
えていない。なお、図8における素子12Aと素子16
1〜16Anの配置は図9の配置と異なっているが、図
8は説明の便宜上のための図示であり、図9の配置が正
確な配置である。
【0074】情報識別部22Aは、平仮名文字情報の種
類の数と同数の通信情報受信用の素子16A1〜16An
を備えている。かかる情報識別部22Aは、素子16A
1〜16Anがいかなる平仮名文字情報に対応するかを示
すデータメモリを有しており、各データブロック体10
1Aからの通信情報がどの素子16A1〜16Anから受
信されたかにより平仮名文字情報を識別するパラレル方
式と採っている。また、後述するが、各データブロック
体101Aは抵抗を備えており、直列に並んだ複数のデ
ータブロック体101Aはベースブロック体102Aか
ら遠くなるにつれて通信情報の電圧が低くなるように設
定されている。従って、通信情報の電圧の高いものから
順番に識別された平仮名文字情報をバッファに格納し、
これにより各データブロック体の101Aの並び順を特
定している。その他の構成については、ブロック玩具1
00と同様である。
【0075】(データブロック体の概略構成)データブ
ロック体101Aは、図10に示すように、一つの平仮
名文字情報につき当該平仮名文字情報が表示された平面
部を正面とした場合にその上下と左右の四面にそれぞれ
情報要求指令受信用の素子31Aと通信情報出力用の素
子34A1〜34Anと電源供給用の端子32(図示略)
と、通信情報出力部40Aと、情報要求指令をその伝達
方向下流側の他のデータブロック体101A及び通信情
報出力部40Aに伝える情報要求指令連絡部41Aと、
下流側(情報要求指令が伝達される方向における下流
側)の他のデータブロック体101Aからの通信情報及
び自己の通信情報の両方をベースブロック体102A側
に伝える通信情報連絡部42Aとを備えている。
【0076】(データブロック体の各素子の配置の説
明)図10では電源供給用の端子32,他の平面部に表
示された平仮名文字情報及び他の平仮名文字情報に対応
する素子の図示は省略している。
【0077】平仮名文字情報「あ」に対応する四組の情
報要求指令受信用の素子31A及び通信情報出力用の素
子34A1〜34Anはそれぞれ平仮名文字情報「あ」が
表示された平面部と隣接する四つの平面部にそれぞれ配
設されている。そして、各素子31Aと通信情報出力用
の素子34A1〜34Anとはそれぞれが配設された平面
部において「あ」が表示された平面部との境界となる一
辺からの相対的な配置がいずれも同一に設定されてい
る。即ち、情報要求指令受信用の素子31Aは境界とな
る一辺の垂直二等分線上に位置し、通信情報出力用の素
子34A1〜34Anは境界となる一辺に平行に一列に配
設されている。そして、これらの素子31A,34A1
〜34Anの配置は、前述したベースブロック体102
Aの素子12A,16A1〜16Anの配置と一致してい
る。従って、データブロック体101Aとベースブロッ
ク体102Aとを平仮名文字情報の表示面と矢印面とを
揃えて互いに素子が設けられた平面部を当接させると、
ベースブロック体102Aからの情報要求指令をデータ
ブロック体101Aが受信がすることができ、データブ
ロック体101Aからの通信情報をベースブロック体1
02Aが受信することができる。
【0078】(通信情報出力部と情報要求指令連絡部と
通信情報連絡部)図8に基づいて通信情報出力部40A
と情報要求指令連絡部41Aと通信情報連絡部42Aに
ついて説明する。なお、図8における素子31Aと素子
34A1〜34Anの配置は図10の配置と異なっている
が、図8は説明の便宜上のための図示であり、図10の
配置が正確な配置である。また、図8では一の平仮名文
字情報に対応する通信情報出力部40A,情報要求指令
連絡部41A及び通信情報連絡部42Aしか図示してい
ないが、実際は六つの平仮名文字情報ごとにこれらを有
しているものとする。
【0079】情報要求指令連絡部41Aは平仮名文字情
報が表示された平面部を正面としたときの上下面に設け
られた情報要求指令受信用の素子31Aとこれらを結ぶ
信号線及び左右面の素子31Aとこれらを結ぶ信号線と
から構成される(図8において左右面を結ぶ信号線は図
示略)。
【0080】通信情報連絡部42Aは平仮名文字情報が
表示された平面部を正面としたときの上下面に設けられ
た通信情報出力用の素子34A1〜34An及び上下の素
子を個別に結ぶ信号線と左右面の素子34A1〜34An
及び左右の素子を個別に結ぶ信号線とから構成される
(図8において左右面を結ぶ信号線は図示略)。
【0081】さらに、通信情報出力部40Aは、上下方
向の情報要求指令連絡部41Aの中間部と通信情報連絡
部42Aの所定の信号線34Aの中間部とを連結する信
号線と左右方向について同様の各信号線の中間部同士を
連結する信号線とから構成される(左右方向については
図示略)。
【0082】前述の如く、ベースブロック体102Aは
通信情報出力用の素子34A1〜34Anのいずれから通
信情報が出力されるかにより平仮名文字情報を識別する
ので、通信情報出力部40Aは情報要求指令連絡部41
Aの信号線と平仮名文字情報に対応する素子34Aの信
号線とを連結する。
【0083】従って、情報要求指令受信用の素子31A
から情報要求指令が受信されると、当該信号は通信情報
出力部40Aを通過して通信情報として所定の通信情報
出力用の素子34Aから出力されるので、ベースブロッ
ク体102Aはデータブロック体101Aがいかなる平
仮名文字情報を表しているかを識別することができる。
【0084】一方、より下流側に位置するデータブロッ
ク体101Aに対しては、情報要求指令が情報要求指令
連絡部41Aの信号線を通過して素子31Aを介して伝
達される。また、より下流側に位置するデータブロック
体101Aからの通信情報は上流側のデータブロック体
101Aの通信情報連絡部42Aのいずれかの信号を通
過してベースブロック体102Aまで伝達される。
【0085】なお、各信号線は一定の電気抵抗を有する
ものを使用している。従って、より下流側に位置するデ
ータブロック体101Aが送受する情報要求指令と通信
情報とは信号線の通過距離が長くなるので最終的に通信
情報がベースブロック体102Aに到達するときはその
電圧が低くなっており、これを利用して各データブロッ
ク体の並び順を特定している。
【0086】(第2の実施形態の効果)ブロック玩具1
00Aは以上のように構成され機能するので、ブロック
玩具100とほぼ同様の効果を具備すると言える。ブロ
ック玩具100Aは、その構造上、使用する素子の個体
数がブロック玩具100よりも多くなるが、データブロ
ック体100のように制御系を実現するための半導体チ
ップを不要とする利点を有している。
【0087】[第3の実施形態] (全体構成)図11及び12に基づいて本発明の第3の
実施形態たるブロック玩具100Bについて説明する。
図11はデータブロック体100Bの斜視図, 図12は
データブロック体101Bの制御系を示す機能ブロック
図である。かかるブロック玩具100Bについて前述し
たブロック玩具100と同一部分については同一の符号
を付して、重複する説明は省略するものとする。
【0088】このブロック玩具100Bは、各面ごとに
固有の情報としての平仮名文字情報が表示されると共に
任意の順番に並べて使用する複数のデータブロック体1
01Bからなり、当該各データブロック体101Bが,
ブロック玩具100におけるベースブロック体102と
データブロック体101の双方の機能を備えている。
【0089】上記データブロック体101Bもまた立方
体を呈しており、六つの平面部にはそれぞれ異なる平仮
名文字情報が表示されている。そして、任意に選び出さ
れた複数のデータブロック体101Bを一列に並べるこ
とで、いずれかのデータブロック体101Bが各データ
ブロック体101Bの並び順と平仮名文字情報を認識
し、文字列の音声出力を行う。
【0090】(ベースブロック体の概略構成)図11は
データブロック体101Bの斜視図である。図11に示
すように、データブロック体101Bは六つの平面部の
各面に各信号出力及びその処理を開始させるスタートボ
タン14を備えている。複数のデータブロック体が10
1Bが直列に並べられたときには、かかるスタートボタ
ン14が押されたデータブロック体101Bがトークン
の出力,信号の処理及び文字列の音声出力を行う。ま
た、データブロック体101Bが直列に並べられたとき
には四方のいずれの文字列を出力すべきかが問題となる
が、これは押されたスタートボタン14が設けられた平
面部と同一面の文字列が選択される。
【0091】各データブロック体101Bには前述した
データブロック体101と同数で同じ配置で信号送受用
の素子31が設けられているが図11では図示を省略す
る。また、各データブロック体101Bは個別に電源を
内蔵しており、電源供給用の端子は設けられていない。
【0092】(ベースブロック体の制御系)次に、デー
タブロック体101Bの制御系の構成について説明す
る。このデータブロック体101Bは図12に示すよう
に、前述したスタートボタン14と、平仮名文字情報の
認識及び音声出力を実現するためのコントローラ20B
と、コントローラ20Bの処理に従って音声出力を行う
スピーカー15と、他のデータブロック体101Bから
のトークンをその伝達方向下流側のさらに他のデータブ
ロック体101B及びコントローラ20Bに伝える情報
要求指令連絡部と、他のデータブロック体101Bから
のID及びコントローラ20Bから出力されたIDの両
方をトークン伝達方向上流側の他のデータブロック体1
01B側に伝える通信情報連絡部とを備えている。
【0093】上記信号送受用の各素子を含む情報要求指
令連絡部及び通信情報連絡部についてはブロック玩具1
00のデータブロック体101と同一である。従って、
情報要求指令連絡部及び通信情報連絡部を構成する信号
線は、平仮名文字情報が表示された平面部を正面とした
場合における上下の平面部の各素子とを連絡し、また左
右の平面部の各素子とを連絡するが、図12では左右の
素子31b,31d以外の図示は省略する。
【0094】上記コントローラ20Bは、両側で隣接し
ているデータブロック体101Bに情報要求指令として
のトークンを出力する情報要求指令出力部21と、他の
データブロック体101Bからのトークンを受けて受信
した素子31に対応する平仮名文字情報を表すIDを出
力する通信情報出力部41と、各データブロック体10
1Bから出力されるIDから固有の情報を識別する情報
識別部22Bと、識別された各データブロック体101
Bの固有の情報を処理する情報処理部23と、送受信用
の素子31に対する外部からのIDの入力を検知すると
共に当該検知によりトークンの出力可能状態とIDの受
信可能状態とを切り替える送受切替部24と、各部の動
作制御を行う動作制御部25Bとを備えている。
【0095】以下、動作制御部25Bによる各部の動作
制御の説明と平行してコントローラ20Bの各部を説明
する。動作制御部25Bはいずれかのスタートボタン1
4が押された場合(当該データブロック体101Bがベ
ースブロック体102と同一の機能を果たす場合)に
は、送受切替部24を介して押されたスタートボタン1
4が位置する平面部を正面として上下左右の平面部に設
けられた四つの素子31を送信レディ状態に設定し、一
定期間経過後に情報要求指令出力部21にトークンの出
力を指令する。また、動作制御部25Bは同時に通信情
報出力部41にスタートボタン14と同じ平面部に表示
された平仮名文字情報に対応するIDの出力を情報識別
部22Bに指令をする。
【0096】さらに、動作制御部25Bは、トークン出
力の指令後、送受切替部24に、各素子31のHレベル
(受信可能状態)への切替を指令する。従って、他のデ
ータブロック体101BからIDが出力されるとこれを
受信する。
【0097】情報識別部22Bは、他の各データブロッ
ク体101Bが出力するIDを順次格納するバッファを
有している。例えば、スタートボタン14を押されたの
が直列状態にある各データブロック体101Bの内の中
間に位置するものである場合、IDは上下又は左右の両
方向から受信することとなる。従って、情報識別部22
Bは、上方又は左方から受信したIDを格納するバッフ
ァと、自己の通信情報出力部41から出力されたIDを
格納するバッファと、下方又は右方から受信したIDを
格納するバッファと、全てのIDを合成するバッファと
を備えている。全てのIDを合成するバッファ以外のバ
ッファは、IDを受信の順番で格納するが、これら各バ
ッファのIDを合成する場合には、まず、上方又は左方
から受信した各IDを受信とは反対の順番で格納し、そ
の次に自己のIDを格納し、最後に下方又は右方から受
信したIDを受信の順番のまま格納する。従って、これ
により、上下方向に直列に各データブロック体101B
を並べたときには平仮名文字情報が上から順番に認識さ
れ、左右方向に直列に各データブロック体101Bを並
べたときには左から順番に平仮名文字情報が認識され
る。
【0098】さらに、情報識別部22BがIDと平仮名
文字情報との対応を記憶したメモリを有する点及び動作
制御部25Bがトークン出力から一定時間経過後に情報
識別部22BにストアされたIDの処理の開始を指令す
る点はブロック玩具100の場合と同様である。情報処
理部23はブロック玩具100のものと同様である。
【0099】また、動作制御部25Bは、スタートボタ
ン14による入力がない場合(他のデータブロック体1
01Bがベースブロック体102の機能を果たす場合)
には、前述したブロック玩具100のデータブロック体
101と同様に機能する。即ち、トークンの受信時に
は、受信素子31から自己のIDの出力を行い同時に受
信素子の対面に位置する素子31からトークンの出力を
行い、また、IDの受信時には受信素子31の対面に位
置する素子31から受信IDを出力する。
【0100】(第3の実施形態の効果)ブロック玩具1
00Bは以上のように構成され機能するので、ブロック
玩具100とほぼ同様の効果を具備すると言える。ブロ
ック玩具100Bは、各データブロック体101Bの制
御経路の構成が複雑化するが、ブロック玩具100のよ
うに独立したベースブロック体102を不要とすること
が可能となる。
【0101】[信号送受用の素子の他の例]上述した各
ブロック玩具100,100A,100Bではいずれ
も、信号送受用の素子12,31等が互いに接触するこ
とで信号の送受を行う例を示したが特にこれに限定され
るものではない。かかる接触式の接点である素子は、表
面露出すると外観を損ねる都合上、小型化が要求される
が、かかる場合、ベースブロック体や各データブロック
体を並べる際の位置決めに精度が要求されることとな
る。また、表面の油や汚れの付着による接触不良も生じ
うる。
【0102】そこで、ベースブロック体又はデータブロ
ック体に設けられた各素子を、図13に示すような、コ
イル31C,31Cにて構成しても良い。かかる構成の
場合、コイル31C,31Cにおける相互間の電磁誘導
によりトークン又はIDに相当する信号の送受が行われ
る。また、コイルは信号の送受の他に電力の搬送も可能
なので、低駆動電力のコントローラを使用することによ
り、ベースブロック体から各データブロック体への電力
の供給を図ることも可能となる。
【0103】各素子をコイル31Cとした場合、ベース
ブロック体やデータブロック体の筐体を非金属等の電磁
気を妨げない素材で形成し、上記コイル31C,31C
からなる素子を筐体の表面よりも内側に配設することに
より、前述した接触式の不都合も解消できるほか、多数
ある素子を表面から隠し、ブロックの外観を損なわず、
デザインの自由度も向上できる。また、ブロックの表面
への固有の情報の表示スペースを十分に確保することが
可能となる。
【0104】また、図14に示すように、信号の出力用
の素子と受信用の素子とを別個に構成し、出力用の素子
としてLEDのような発光素子31Dを使用し、受光用
の素子としてフォトトランジスタやフォトダイオードの
ような受光素子31Eを使用しても良い。
【0105】発光素子の発光波長を赤外線のような非可
視光とし、各ブロックの筐体全体又は各素子31D,E
の前面部分を発光素子の発光波長光のみを透過する素材
で視角上遮光することにより、コイルの場合と同様の効
果を上げることができる。
【0106】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であること
は言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、視覚的な情報が
表示されたデータブロック体について、ベース体が当該
情報を認識し、それに基づいて所定の処理を行った処理
結果を出力するので、データブロック体の有する視覚的
な情報以外の情報(例えば音声情報)や視覚的な情報を
組み合わせた結果からなる情報を大人が付き添って教え
る手間を除いて児童に学ばせることができ、従来のブロ
ック玩具と比較して創造力の促進や平仮名,単語の学習
の面から非常に優れた知育玩具を提供することが可能と
なる。また、ベース体が処理結果を出力するという児童
に対する積極的な働きかけが行われるので、児童に対し
て飽きのこない興趣性を喚起することが可能である。さ
らに、並べられた複数のデータブロック体間で通信情報
の伝達が行われるので、個々のデータブロック体全てを
ベース体と直結させる必要がなく、ベース体の構造の簡
略化が図られると共にその形態の設計に際して種々のバ
リエーションを選択することが可能である。同時に、積
み木を積むような遊び感覚で知育に貢献することがで
き、高い興趣性を有すると言える。
【0108】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様の効果を具備すると共に、各データブロック体
にベース体の機能を持たせ、独立したベース体の存在を
削除する構成となっている。従って、データブロック体
をベース体にセットするという作業を排除し、複数のデ
ータブロック体を並べる作業のみにより所定の処理及び
出力が行われることとなり、より遊び感覚に近いところ
で知育が図れると共に児童の興趣性の向上が可能であ
る。
【0109】請求項3記載の発明は、情報処理部が各デ
ータブロック体の並び順を認識するので、固有の情報処
理に際してその並び順により特定される意味等を考慮し
て処理を行うことができ、視覚的な情報からより応用性
の高い処理結果を児童に認識させることが可能となり、
知育性の向上を図ることが可能である。請求項4記載の
発明は、データブロック体の通信情報出力部が自己の通
信情報を記憶する情報格納部を有するため、通信情報に
固有情報の特定に十分な情報を含ませることができ、情
報認識部及び通信情報出力部の回路構成についてパラレ
ル方式とシリアル方式とを自由に選択することができ、
設計の自由度を向上させることが可能となる。
【0110】請求項5記載の発明では、各データブロッ
ク体が互いにほぼ並行となる二つの平面部を有する形状
なので、各部ブロックの平面部を重ねるようにして順次
ブロックを積み上げるように並べることが可能となり、
任意に各データブロック体を並べた状態での姿勢の安定
化を図ることが可能である。
【0111】請求項6記載の発明は、データブロック体
を正多角柱状として、端面以外の平面部のそれぞれに固
有の情報を表示する構成としているので、多種の固有情
報の選択を可能としつつもデータブロック体の個体数を
低減することができ、生産性の向上を図ることが可能で
ある。
【0112】請求項7記載の発明は、データブロック体
を立方体状として、全ての平面部のそれぞれに固有の情
報を表示する構成としているので、請求項6記載の発明
と同様に生産性の向上を図ることが可能である。また、
各固有の情報ごとに当該固有の情報が表示された平面部
と垂直を成す四つの平面部について互いに平行を成す二
組の平面部間での情報要求指令及び通信情報を連絡する
情報要求指令連絡部及び通信情報連絡部を有しているの
で、固有の情報が表示された平面部を正面としてその左
右方向と上下方向のいずれにもデータブロック体を並べ
ることが可能であり、各データブロック体の並べ方につ
いて高い自由度を確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態たるブロック玩具の斜
視図である。
【図2】図1に開示されたベースブロック体の斜視図で
あり、(A)は斜め下方から見た斜視図であり、(B)
は斜め上方から見た斜視図である。
【図3】図1に開示されたベースブロック体及び各デー
タブロック体の制御系を示すブロック図である。
【図4】図1に開示されたデータブロック体の斜視図で
あり、(A)は斜め下方から見た斜視図であり、(B)
は斜め上方から見た斜視図である。
【図5】一つの平仮名文字情報に対応する四つの素子の
配置を説明するためにデータブロック体の五つの平面部
を展開した説明図である。
【図6】ベースブロック体の動作を示すフローチャート
である。
【図7】データブロック体の動作を示すフローチャート
である。
【図8】第2の実施形態たるブロック玩具の制御系を示
すブロック図である。
【図9】ベースブロック体の矢印と信号出力及び受信用
の各素子の配置を説明するためにデータブロック体の正
面及び底面に相当する二つの平面部を展開した説明図で
ある。
【図10】一つの平仮名文字情報に対応する四組の素子
の配置を説明するためにデータブロック体の五つの平面
部を展開した説明図である。
【図11】本発明の第3の実施形態たるブロック玩具の
データブロック体の斜視図である。
【図12】第3の実施形態たるブロック玩具の制御系を
示すブロック図である。
【図13】信号の送受用の素子の他の例を示す説明図で
ある。
【図14】信号の送受用の素子のさらに他の例を示す説
明図である。
【符号の説明】
12,12A,14A1〜34An,31a〜31x,3
1A,34A1〜34An 信号の送受用の素子 15 スピーカー(情報出力手段) 21,21B 情報要求指令出力部 22,22A,22B 情報識別部 23 情報処理部 24,42 送受切替部 33a,33b,33c,33d 信号線(情報要求指
令連絡部/通信情報連絡部) 40A,41 通信情報出力部 41A 情報要求指令連絡部 42A 通信情報連絡部 100,100A,100B ブロック玩具 101,101A,101B データブロック体 102,102A ベースブロック体(ベース体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 5/02 G09B 5/02 Fターム(参考) 2C028 AA04 AA07 AA12 BB06 BC05 BD04 CA13 2C150 BA22 BA26 BA36 BA63 CA25 CA26 DF03 DF33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の表面に固有の情報が視覚的に表示
    されると共に任意の順番に並べて使用する複数のデータ
    ブロック体と、前記各データブロック体の固有の情報に
    所定の処理を行い且つその処理結果を出力する機能を備
    えたベース体と、を含む構成のブロック玩具であって、 前記各データブロック体は、自己の前記固有の情報の識
    別に必要な通信情報を出力する通信情報出力部と、自己
    の通信情報及び他の前記データブロック体からの通信情
    報を前記ベース体側に伝える通信情報連絡部とを備え、 前記ベース体は、前記各データブロック体からの通信情
    報から各々の前記固有の情報を識別する情報識別部と、
    識別された前記各データブロック体の固有の情報に所定
    の処理を行う情報処理部と、その処理結果を出力する情
    報出力手段とを備えることを特徴とするブロック玩具。
  2. 【請求項2】 各々の表面に固有の情報が視覚的に表示
    されると共に任意の順番に並べて使用する複数のデータ
    ブロック体から構成され、各々のデータブロック体が,
    自己及び他のデータブロック体の固有の情報を認識して
    所定の処理を行い且つその処理結果を出力する機能を備
    えるブロック玩具であって、 前記各データブロック体は、自己の前記固有の情報の識
    別に必要な通信情報を出力する通信情報出力部と、他の
    各データブロック体からの通信情報から各々の前記固有
    の情報を識別する情報識別部と、前記自己の固有の情報
    と他のデータブロック体の固有の情報とを組み合わせて
    所定の処理を行う情報処理部と、その処理結果を出力す
    る情報出力手段と、自己の通信情報及び他の前記データ
    ブロック体からの通信情報をさらに他のデータブロック
    体側に伝える通信情報連絡部とを備えることを特徴とす
    るブロック玩具。
  3. 【請求項3】 前記情報処理部は、前記各データブロッ
    ク体からの通信情報の受信により当該各データブロック
    体の並び順を認識する順番認識機能を備えることを特徴
    とする請求項1又は2記載のブロック玩具。
  4. 【請求項4】 前記各データブロック体の通信情報出力
    部は、それぞれ自己の通信情報を記憶する情報格納部を
    有することを特徴とする請求項1,2又は3記載のブロ
    ック玩具。
  5. 【請求項5】 前記各データブロック体は互いに略平行
    を成す二つの平面部を有し、前記通信情報連絡部は、当
    該各平面部の各々に外部に対する前記通信情報の送受を
    行うための素子を有すると共に,一方の素子と他方の素
    子との間で前記他のデータブロック体の通信情報の伝達
    を図る機能を有することを特徴とする請求項1,2,3
    又は4記載のブロック玩具。
  6. 【請求項6】 前記各データブロック体は前記二つの平
    面部が互いにほぼ同一の正多角形状を成す略多角柱状で
    あると共に、当該二つの平面部に挟まれた複数の側面部
    ごとに異なる固有の情報が視覚的に表示され、 これら固有の情報ごとに個別に前記通信情報連絡部を設
    けると共に、これら各通信情報連絡部の素子の各々が自
    己の対応する固有の情報が表示された側面部から均一な
    位置関係となるように前記平面部に配置され、 前記通信情報出力部は、前記各素子ごとに各々が対応す
    る一側面に表示された固有の情報を示す通信情報を出力
    することを特徴とする請求項5記載のブロック玩具。
  7. 【請求項7】 前記データブロック体は略立方体状であ
    ると共に、その六方の各平面部ごとに異なる固有の情報
    が視覚的に表示されると共に、これら固有の情報ごとに
    個別に前記通信情報連絡部を設け、 前記各通信情報連絡部はいずれも、対応する前記固有の
    情報が表示された一平面部と垂直を成す四つの平面部ご
    とに外部に対する前記通信情報の送受を行うための素子
    を有すると共に、これらの内の互いに平行となる平面部
    同士の相互間について前記他のデータブロック体からの
    通信情報を連絡し、 前記各通信情報連絡部の素子の各々が、対応する固有の
    情報が表示された前記平面部からいずれも均一な位置関
    係となるように各々の平面部に配置され、前記通信情報
    出力部は、前記各素子ごとに各々が対応する平面部に表
    示された固有の情報を示す通信情報を出力することを特
    徴とする請求項1,2,3又は4記載のブロック玩具。
JP2001400394A 2001-12-28 2001-12-28 ブロック玩具 Expired - Fee Related JP3765755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400394A JP3765755B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 ブロック玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400394A JP3765755B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 ブロック玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003190662A true JP2003190662A (ja) 2003-07-08
JP3765755B2 JP3765755B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=27604997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001400394A Expired - Fee Related JP3765755B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 ブロック玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3765755B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538290A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ワード ワールド,エルエルシー 識字教育法、装置、コンピュータプログラム製品及びシステム
JP2008516705A (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 レゴ エー/エス 機能ブリックを有する玩具建造システム
JP2009134146A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Pioneer Electronic Corp コンテンツ編集装置
JP2015150343A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント ブロック、ブロックシステム、およびブロック間電力供給方法
WO2015141889A1 (ko) * 2014-03-20 2015-09-24 김관석 블록 완구
WO2016190677A1 (ko) * 2015-05-26 2016-12-01 주식회사 프레도 스마트 블록 완구
CN106327976A (zh) * 2016-10-23 2017-01-11 咔嗒爸爸(天津)教育科技有限公司 一种基于自适应机制的智能电子积木
CN106409086A (zh) * 2016-10-23 2017-02-15 咔嗒爸爸(天津)教育科技有限公司 一种模仿节能灯系统的智能电子积木
JP6154524B1 (ja) * 2016-07-12 2017-06-28 一画 川口 モジュール型玩具
JP2017170107A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 深セン市優必選科技有限公司 玩具組み立てパーツ
WO2018015743A1 (en) * 2016-07-18 2018-01-25 Spark And Rocket Ltd Signalling apparatus and associated methods
US10029187B2 (en) 2016-03-24 2018-07-24 UBTECH Robotics Corp. Toy assembling apparatus
JP2019510524A (ja) * 2016-01-06 2019-04-18 エヴォルヴ・インコーポレーテッドEvollve,Inc. 変更可能な特性を有するロボット
KR20190072872A (ko) * 2017-12-18 2019-06-26 김별 유아용 조명 완구
WO2019130590A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 株式会社アイデアスケッチ 表示システム及びそれを利用した表示方法
WO2019138951A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 株式会社エルイーテック 玩具
JP2019122484A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 株式会社エルイーテック ブロックにコンテンツを関連付けする装置
KR20190098793A (ko) * 2018-01-30 2019-08-23 정래진 클라우드 기반 영유아 스팀 교육을 위한 토이 플랫폼 서비스 제공 시스템, 방법 및 이를 기록한 기록매체
JP2019205903A (ja) * 2019-08-09 2019-12-05 株式会社エルイーテック ブロックにコンテンツを関連付けする装置
JP2020005707A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 株式会社エルイーテック ブロック玩具
EP3900803A1 (en) * 2014-05-15 2021-10-27 Lego A/S Toy construction system with function construction elements
CN114100156A (zh) * 2021-11-30 2022-03-01 上海布鲁可积木科技有限公司 电子积木用电状态的控制方法和系统及积木系统
WO2022113247A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ブロック玩具

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291462A (ja) 2008-06-06 2009-12-17 Tomy Co Ltd 携帯型電子ゲーム機
KR101628881B1 (ko) * 2014-09-01 2016-06-09 한국과학기술연구원 조립 완구
CN107424445A (zh) * 2017-07-31 2017-12-01 深圳小西科技有限公司 一种积木式拼词主机、字符模块和拼词系统
KR102228657B1 (ko) * 2019-11-08 2021-03-15 경복대학교 산학협력단 영유아의 창의력 및 인지능력을 향상시키기 위한 큐브형 퍼즐교구

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538290A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ワード ワールド,エルエルシー 識字教育法、装置、コンピュータプログラム製品及びシステム
JP2008516705A (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 レゴ エー/エス 機能ブリックを有する玩具建造システム
JP2009134146A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Pioneer Electronic Corp コンテンツ編集装置
JP2015150343A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント ブロック、ブロックシステム、およびブロック間電力供給方法
WO2015125668A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント ブロック、ブロックシステム、およびブロック間電力供給方法
JP2017507759A (ja) * 2014-03-20 2017-03-23 キム、カンソク ブロック玩具
WO2015141889A1 (ko) * 2014-03-20 2015-09-24 김관석 블록 완구
EP3900803A1 (en) * 2014-05-15 2021-10-27 Lego A/S Toy construction system with function construction elements
WO2016190677A1 (ko) * 2015-05-26 2016-12-01 주식회사 프레도 스마트 블록 완구
KR20160138608A (ko) * 2015-05-26 2016-12-06 주식회사 프레도 스마트 블록 완구
CN106178543A (zh) * 2015-05-26 2016-12-07 株式会社福来多 智能积木玩具
KR101712487B1 (ko) * 2015-05-26 2017-03-07 주식회사 프레도 스마트 블록 완구
US11529567B2 (en) 2016-01-06 2022-12-20 Evollve, Inc. Robot having a changeable character
JP2019510524A (ja) * 2016-01-06 2019-04-18 エヴォルヴ・インコーポレーテッドEvollve,Inc. 変更可能な特性を有するロボット
JP7156944B2 (ja) 2016-01-06 2022-10-19 エヴォルヴ・インコーポレーテッド 変更可能な特性を有するロボット
JP2017170107A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 深セン市優必選科技有限公司 玩具組み立てパーツ
KR20170113123A (ko) * 2016-03-24 2017-10-12 유비테크 로보틱스 코프 완구 조립부품
US10029187B2 (en) 2016-03-24 2018-07-24 UBTECH Robotics Corp. Toy assembling apparatus
KR101995996B1 (ko) * 2016-03-24 2019-07-03 유비테크 로보틱스 코프 완구 조립부품
JP6154524B1 (ja) * 2016-07-12 2017-06-28 一画 川口 モジュール型玩具
JP2018007759A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 一画 川口 モジュール型玩具
WO2018015743A1 (en) * 2016-07-18 2018-01-25 Spark And Rocket Ltd Signalling apparatus and associated methods
CN106327976A (zh) * 2016-10-23 2017-01-11 咔嗒爸爸(天津)教育科技有限公司 一种基于自适应机制的智能电子积木
CN106409086A (zh) * 2016-10-23 2017-02-15 咔嗒爸爸(天津)教育科技有限公司 一种模仿节能灯系统的智能电子积木
KR20190072872A (ko) * 2017-12-18 2019-06-26 김별 유아용 조명 완구
KR101994551B1 (ko) * 2017-12-18 2019-06-28 김별 유아용 조명 완구
WO2019130590A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 株式会社アイデアスケッチ 表示システム及びそれを利用した表示方法
WO2019138951A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 株式会社エルイーテック 玩具
JP2019122484A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 株式会社エルイーテック ブロックにコンテンツを関連付けする装置
KR102084178B1 (ko) 2018-01-30 2020-03-03 정래진 클라우드 기반 영유아 스팀 교육을 위한 토이 플랫폼 서비스 제공 시스템, 방법 및 이를 기록한 기록매체
KR20190098793A (ko) * 2018-01-30 2019-08-23 정래진 클라우드 기반 영유아 스팀 교육을 위한 토이 플랫폼 서비스 제공 시스템, 방법 및 이를 기록한 기록매체
JP2020005707A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 株式会社エルイーテック ブロック玩具
JP2019205903A (ja) * 2019-08-09 2019-12-05 株式会社エルイーテック ブロックにコンテンツを関連付けする装置
JP7202006B2 (ja) 2019-08-09 2023-01-11 株式会社エルイーテック ブロックにコンテンツを関連付けする装置
WO2022113247A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント ブロック玩具
CN114100156A (zh) * 2021-11-30 2022-03-01 上海布鲁可积木科技有限公司 电子积木用电状态的控制方法和系统及积木系统
CN114100156B (zh) * 2021-11-30 2023-10-31 上海布鲁可积木科技有限公司 电子积木用电状态的控制方法和系统及积木系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3765755B2 (ja) 2006-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003190662A (ja) ブロック玩具
US9108114B2 (en) Tangible user interface and a system thereof
US10737187B2 (en) Coding toy, block, stage, figure body toy and coding method
JP7073373B2 (ja) 教育目的用プログラマブルロボット
US5991693A (en) Wireless I/O apparatus and method of computer-assisted instruction
US20180212358A1 (en) Modular electronic building systems with magnetic interconnections and methods of using the same
US6729881B2 (en) Electronic educational toy appliance and a portable memory device therefor
KR101526508B1 (ko) 외부 기기와 연동하는 퍼즐 시스템
US20080153559A1 (en) System of Bodies Which, by Mutual Communication, Detect and Then Jointly Signalize a Predetermined Concatenation, Storage Box for Such a System and Memory Suitable for Use in Such a Storage Box
Goh et al. The i-cube: design considerations for block-based digital manipulatives and their applications
CN104107554B (zh) 一种智能积木系统及智能积木的控制方法
KR20190062181A (ko) 학습용 블록 시스템 및 학습용 콘텐츠 제공 방법
KR20170106181A (ko) 언어 학습용 블록 교구
US20050064372A1 (en) Toy for use with vertical surfaces
US11393352B2 (en) Reading and contingent response educational and entertainment method and apparatus
KR20060114171A (ko) 유아용 한글블록
WO2019138951A1 (ja) 玩具
KR101917830B1 (ko) 학습용 블록 시스템 및 학습용 콘텐츠 제공 방법
KR101380315B1 (ko) 개선된 광센서 배치 구조를 가진 퍼즐 완구
KR101428451B1 (ko) 아동보호자의 음성녹음수단이 구비된 저연령 학습자용 학습교재
CN1306257A (zh) 互动型儿童益智系统
Brodin " IT TAKES TWO TO PLAY" REFLECTIONS ON PLAY IN CHILDREN WITH MULTIPLE DISABILITIES.
KR101295335B1 (ko) 블록 세트, 한글 블록 세트, 한글 입력 방법 및 기록 매체
KR101640402B1 (ko) Nfc를 활용한 휴먼케어 컨텐츠 시스템 및 그의 처리 방법
WO2005116957A1 (en) Learning apparatus using toy, and control method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees