JP2003189537A

JP2003189537A - 自動車用の調節モータ

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Publication number: JP2003189537A
Application number: JP2002331939A
Authority: JP
Inventors: Thomas Bethge; トーマス・ベトゲ; Rainer Gerding; ライナー・ゲルディング
Original assignee: Faurecia Autositze GmbH and Co KG
Current assignee: Faurecia Autositze GmbH and Co KG
Priority date: 2001-12-14
Filing date: 2002-11-15
Publication date: 2003-07-04
Anticipated expiration: 2022-11-15
Also published as: US20030111875A1; JP3730953B2

Abstract

(57)【要約】【課題】モータケーシング１ａを有している自動車用
の調節モータ１において、制御ケーシング２ａ内に設け
られた制御電子機器２は、差込み固定可能であり、この
制御電子機器が、この制御電子機器自体で、差込み可能
な差込み装置２ｂを介して給電可能である。【解決手段】この制御ケーシング２ａは、形状一体化
結合または摩擦係合を介して、モータケーシング１ａに
固定可能である。このモータケーシング１ａは、導線を
用いて、または制御電子機器２の引出口を介して、給電
のための相手方差込み装置との選択的な結合のための差
込み装置１ｂを有しており、その際、この制御電子機器
２が、モータケーシング１ａの差込み装置１ｂに適合す
る差込み装置２ｂを有しており、且つ、引出口を形成す
る相手方差込み装置２ｄを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求項１の上
位概念による調節モータに関する。

【０００２】

【従来の技術】公知として前提とされる様式（ヨーロッ
パ特許公開第０５７７２０１号明細書）の、特に自
動車における補助装置の駆動のためのものである調節モ
ータは、電子式の制御装置を有しており、この制御装置
が、外側へ案内された調節モータの接点ピンに差し込ま
れる。この制御装置と、給電導線が、差込み装置を用い
て接続される。この実施形態は、調節モータの組み付け
を、異なる型押し加工において容易にする。この制御装
置無しに、この調節モータは、作動不可能である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従って、この公知技術
を出発点として、本発明の根底をなす課題は、公知とし
て前提とされる様式の調節モータを、この調節モータ
が、選択的に中央の制御装置を介して、または個別の調
節モータに所属して設けられた制御電子機器を介して給
電され、且つ制御されるように形成することである。特
別の実施形態において、その際、中央の制御電子機器の
制御ケーシングの空間的な対応関係は、モータケーシン
グに対して、異なる使用状況および組み込み状況に適合
可能である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題の解決は、特許
請求項１または１０の特徴によって行われる。

【０００５】駆動電流および制御信号を供給するため
に、全ての場合において、モータケーシングにおける自
体の接続部が利用される。調節モータに所属して設けら
れた制御電子機器は、場所をとらないように、このモー
タケーシングに密着している。この制御電子機器は、容
易に組み付けされる。何故ならば、差込み結合部は、同
様に、異なる電子機器、および異なる接点割当て（Kont
aktbelegung）においても、常に同一に形成されている
からである。

【０００６】選択的な実施の形態−この実施の形態にお
いて、制御ケーシングがモータケーシングを囲繞する保
持ベルトを用いて、モータケーシングと結合される−の
場合、簡単な、且つ迅速な固定可能性が得られ、この固
定可能性は、それに加えて、異なる組み込み状況への適
合を可能にする。

【０００７】本発明の有利な更なる実施形態は、従属請
求項から与えられる。

【０００８】２つの離間して設けられた、且つ平行に指
向する保持ベルトの配置は、特に有利であり、これら保
持ベルトは、有利には、ケーブル結束体（Kabelbinde
r）として形成されている。ケーブル結束体は、簡単
な、適当な費用の、且つ特に迅速に組み込み可能な固定
部材である。ケーブル結束体は、強固な且つ確実な結合
を保証する、低廉の大量生産品である。

【０００９】次に、本発明の２つの有利な実施の形態
を、図に基づいて詳しく説明する。

【００１０】

【発明の実施の形態】図において、同じ、または互いに
相応する部材は、それぞれに、同じ参照符号を付けられ
ている。これら参照符号は、必要に応じて、単にダッシ
ュによって、相互に区別されている、

【００１１】先ず第一に、図１から３までによる実施の
形態に関して説明する：調節モータ１は、モータケーシ
ング１ａを有しており、このモータケーシング内に、従
動軸１ｄが、回転軸線１ｅを中心にして、回転可能に軸
受されており、且つ、このモータケーシングに、制御ケ
ーシング２ａを有する制御電子機器２が固定されてい
る。この制御ケーシング２ａを固定するために、保持湾
曲片として形成された保持領域２ｃが用いられ、この保
持領域は、この制御ケーシング２ａの下側との組み合せ
によって、このモータケーシング１ａを完全に囲繞して
いる。この保持領域２ｃ、およびこの保持領域を補完す
る制御ケーシング２ａの外側面が、内側輪郭を形成して
おり、この内側輪郭は、断面において、モータケーシン
グ１ａの外側輪郭に相応している。従って、この制御電
子機器２は、容易にこのモータケーシング１ａ上に回転
軸線１ｅの方向で押込まれ、且つこのモータケーシング
に対して回転不能に保持される。

【００１２】調節モータ１は、一方の端面に、差込み装
置１ｂを担持しており、この差込み装置を介して、この
調節モータが、駆動電流および制御信号を供給される。
制御電子機器２の押込みの際、この制御電子機器２と強
固に結合された相手方差込み装置２ｄは、強制的に、こ
の差込み装置１ｂ内に挿入される。この相手方差込み装
置２ｄは、ばね状に予負荷されたロック部２ｅを担持し
ており、このロック部が、差込み装置１ｂの相手側切欠
き部１ｃ内に係合する。このロック部２ｅは、解放レバ
ー２ｆによって解放状態に移動され、この解放状態にお
いて、モータケーシング１ａにおける制御ケーシング２
ａの固定が、回転軸線１ｅの方向で解除されている。

【００１３】相手方差込み装置２ｄに向かい合って位置
する側面に、制御ケーシング２ａは、差込み装置２ｂを
担持しており、この差込み装置内に、図示されていない
相手方差込み装置が挿入可能である。この相手方差込み
装置は、基本的に、制御ケーシング２ａに設けられた相
手方差込み装置２ｄと相応しており、且つ制御電子機器
２を、電源または中央の制御装置と結合する。従って、
制御ケーシング２ａおよびモータケーシング１ａにおけ
るこれら差込み装置１ｂおよび２ｂが、同一に形成され
ている場合も、合目的である。これら差込み装置は、場
合によっては、差込み接点の割当て（Belegung）によっ
て区別される。制御電子機器２から分離された相手方差
込み装置は、選択的に、差込み装置１ｂまたは２ｂ内に
挿入され、その際、この差込み装置のロック部が、それ
ぞれに、相手側切欠き部１ｃまたは２ｇを貫通する。

【００１４】差込み装置および相手方差込み装置とし
て、この発明の詳細な説明および特許請求項において、
両方の相補的な差込み結合部の構成要素は称されてい
る。それぞれの構成要素は、その際に、「ソケット」と
して日常語的に称されている部材、および「プラグ」と
して日常語的に称されている部材である。

【００１５】次にここで、図４よる実施の形態に関して
説明する：基本的な構造は、図１から３までによる第１
の実施の形態の構造に相応している。単に、制御電子機
器２と相手方差込み装置２ｄとの間の結合が異なってい
るにすぎない。この結合は、この第２の実施の形態の場
合、ケーブル２ｈを介して行われる。このケーブル２ｈ
の可撓性は、モータケーシング１ａの外周に沿って異な
る位置における、モータケーシング１ａに対する制御電
子機器２の固定を許容する。このモータケーシング１ａ
の外周に沿って選択可能な位置における固定は、２つの
互いに離間して設けられた保持ベルト２ｃ′でもって行
われる。これら保持ベルト２ｃ′は、異なる方法におい
て、制御電子機器２の制御ケーシング２ａに固定されて
いる。即ち従って、相互に軸線方向の間隔を有した状態
で、且つ平行に互いに配置されているこれら保持ベルト
２ｃ′を、この制御ケーシング２ａの下側の、図におい
ては目視できない穴を貫いて通すことは、例えば可能で
ある。このような解決策において、これら保持ベルト２
ｃ′は、これら保持ベルトの長手方向において、制御ケ
ーシング２ａに対して摺動可能である。これら保持ベル
ト２ｃ′を、制御ケーシング２ａにおいて、これら保持
ベルトの長手方向で摺動不能に固定することも、同様に
可能である。この保持ベルトは、巻き付け状態におい
て、閉鎖され且つ固定される。特に簡単な且つ合目的
な、保持ベルトを用いての固定可能性として、ケーブル
結束体の使用が有利であり、これらケーブル結束体の使
用は、適当な費用の大量生産部材（Massenteile）であ
り、且つ、この使用状況に課された全ての要求に、問題
なく適合する。

【００１６】第２の実施の形態において、制御ケーシン
グ２ａの下側は、保持ベルト２ｃ′によって、強固にモ
ータケーシング１ａに対して締付けられる。この固定様
式は、外周のそれぞれの状態における、およびモータケ
ーシング１ａの端面間の適宜の位置における、この制御
ケーシング２ａの固定を許容する。

【図面の簡単な説明】

【図１】制御電子機器を有する調節モータの透視図であ
る。

【図２】後方からの傾斜した注視の方向でもっての、図
１による調節モータの透視図である。

【図３】モータから離反された制御電子機器を共に示し
た、図１による調節モータの透視図である。

【図４】第２の実施の形態の透視図である。

【符号の説明】

１調節モータ１ａモータケーシング１ｂ差込み装置１ｃ相手側切欠き部１ｄ従動軸１ｅ回転軸線２制御電子機器２ａ制御ケーシング２ｂ差込み装置２ｃ保持領域２ｃ′ 保持ベルト２ｄ相手方差込み装置２ｅロック部２ｆ解放レバー２ｇ相手側切欠き部

フロントページの続き (72)発明者ライナー・ゲルディングドイツ連邦共和国、ハノーバー、アルテ・シュテッケナー・ストラーセ、85 Ｆターム(参考） 5H605 BB05 BB09 CC02 CC03 CC06 CC10 EC01 EC05 GG05 5H611 TT01 TT02 UA01

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動車用の調節モータであって、この調
節モータが、モータケーシング（１ａ）を有しており、
このモータケーシングに、制御ケーシング（２ａ）内に
設けられた制御電子機器（２）が差込み固定可能であ
り、この制御電子機器が、この制御電子機器自体で、差
込み可能な差込み装置（２ｂ）を介して給電可能である
様式の上記調節モータにおいて、制御ケーシング（２
ａ）は、保持領域（２ｃ）を有しており、この保持領域
が、形状一体化結合を介してモータケーシング（１ａ）
に固定可能であること、および、このモータケーシング
（１ａ）が、導線を用いて、または制御電子機器（２）
の引出口を介して、給電のための相手方差込み装置との
選択的な結合のための差込み装置（１ｂ）を有してお
り、その際、この制御電子機器（２）が、モータケーシ
ング（１ａ）の差込み装置（１ｂ）に適合する差込み装
置（２ｂ）を有しており、且つ、引出口を形成する相手
方差込み装置（２ｄ）を有していることを特徴とする調
節モータ。
【請求項２】制御ケーシング（２ａ）は、固定位置に
おいて、モータケーシング（１ａ）と係止可能であるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項１に記載の
調節モータ。
【請求項３】係止は、モータケーシング（１ａ）の差
込み装置（１ｂ）と、制御ケーシング（２ａ）の相手方
差込み装置（２ｄ）との間で行われていることを特徴と
する請求項１または２に記載の調節モータ。
【請求項４】係止は、ばね負荷されたロック部（２
ｅ）を用いて行われ、このロック部が、係合のために、
相手側切欠き部（１ｃ）内に形成されていることを特徴
とする請求項３に記載の調節モータ。
【請求項５】モータケーシング（１ａ）の差込み装置
（１ｂ）、および制御ケーシング（２ａ）の相手方差込
み装置（２ｄ）は、強固な対応関係において、互いに設
けられていることを特徴とする請求項１から４のいずれ
か一つに記載の調節モータ。
【請求項６】保持領域（２ｃ）は、モータケーシング
（１ａ）を少なくとも部分的に囲繞する保持湾曲片であ
ることを特徴とする請求項１から５のいずれか一つに記
載の調節モータ。
【請求項７】モータケーシング（１ａ）の差込み装置
（１ｂ）、および制御ケーシング（２ａ）の差込み装置
（２ｂ）は、構成された状態において、異なる方向を指
向しているように構成されていることを特徴とする請求
項１から６のいずれか一つに記載の調節モータ。
【請求項８】制御ケーシング（２ａ）は、この制御ケ
ーシングの保持領域（２ｃ）でもって、調節モータ
（１）の回転軸線（１ｅ）の方向で、モータケーシング
（１ａ）に沿って押し込み可能であり、且つ、この制御
ケーシングの相手方差込み装置（２ｄ）が、この押し込
みの際に、モータケーシング（１ａ）の差込み装置（１
ｂ）内へ挿入可能であるように構成されていることを特
徴とする請求項１から７のいずれか一つに記載の調節モ
ータ。
【請求項９】保持領域（２ｃ）、および制御ケーシン
グ（２ａ）のそれに引き続く領域の内側輪郭は、モータ
ケーシング（１ａ）の外側輪郭に適合していることを特
徴とする請求項１から８のいずれか一つに記載の調節モ
ータ。
【請求項１０】自動車用の調節モータであって、この
調節モータが、モータケーシング（１ａ）を有してお
り、このモータケーシングに、制御ケーシング（２ａ）
内に設けられた制御電子機器（２）が差込み固定可能で
あり、この制御電子機器が、この制御電子機器自体で、
差込み可能な差込み装置（２ｂ）を介して給電可能であ
る様式の上記調節モータにおいて、制御ケーシング（２
ａ）は、モータケーシング（１ａ）を囲繞する少なくと
も１つの保持ベルト（２ｃ′）を用いて、選択的な対応
関係において、モータケーシング（１ａ）に固定可能で
あること、および、このモータケーシング（１ａ）が、
導線を用いて、または制御電子機器（２）の引出口を介
して、給電のための相手方差込み装置との選択的な結合
のための差込み装置（１ｂ）を有しており、その際、こ
の制御電子機器（２）が、モータケーシング（１ａ）の
差込み装置（１ｂ）に適合する差込み装置（２ｂ）を有
しており、且つ、ケーブル（２ｈ）を介してこの制御電
子機器（２）と結合された相手方差込み装置（２ｄ）を
有していることを特徴とする調節モータ。
【請求項１１】制御ケーシング（２ａ）は、２つの離
間して設けられた、且つ平行に指向する保持ベルト（２
ｃ′）を介して、モータケーシング（１ａ）に固定可能
であるように構成されていることを特徴とする請求項１
０に記載の調節モータ。
【請求項１２】保持ベルト（２ｃ′）は、ケーブル結
束体であり、このケーブル結束体が、一方の端部に保持
穴を、および他方の端部にこの保持穴を貫通する歯付け
された係止領域を有しており、この係止領域が、この保
持穴内において挿入体方向とは逆に固定されるように保
持されるように構成されていることを特徴とする請求項
１０または１１に記載の調節モータ。