JP2003188989A - 携帯電話システム、携帯端末及び移動網交換局 - Google Patents

携帯電話システム、携帯端末及び移動網交換局

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JP2003188989A
JP2003188989A JP2001382381A JP2001382381A JP2003188989A JP 2003188989 A JP2003188989 A JP 2003188989A JP 2001382381 A JP2001382381 A JP 2001382381A JP 2001382381 A JP2001382381 A JP 2001382381A JP 2003188989 A JP2003188989 A JP 2003188989A
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Yoshihiro Ando
嘉浩 安藤
Akihiro Kaneko
昭弘 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信携帯端末の使用者が着信を望む携帯端末
の使用者が電話番号を更新していても、該発信携帯端末
と着信携帯端末とを接続することが可能な携帯電話シス
テムなど利便性が高い携帯電話システムを提供する。 【解決手段】 発信元電話番号として自己の電話番号
と、着信先電話番号として該番号メモリに登録した電話
番号から選択した電話番号と、該選択した電話番号を番
号メモリに登録した日を付加して発信する携帯端末と、
該携帯端末から接続要求があった時には、加入者情報メ
モリに格納されている新電話番号、該新電話番号を登録
した日、該着信先電話番号、及び該選択した電話番号を
番号メモリに登録した日とを比較して接続処理をする移
動網交換局とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話システ
ム、携帯端末及び移動網交換局に係り、特に、発信携帯
端末の使用者が着信を望む携帯端末の使用者が電話番号
を更新していても、該発信携帯端末と着信携帯端末とを
接続することが可能な携帯電話システム、該着信携帯端
末の使用者が接続を拒否する発信携帯端末とは接続しな
い携帯電話システム、該着信携帯端末の電話番号が更新
されている旨を該発信携帯端末に通知可能な携帯電話シ
ステム、及び、発信携帯端末の使用者が着信を望む携帯
端末の使用者が電話番号を複数回更新していても、該発
信携帯端末と着信携帯端末とを接続することが可能な携
帯電話システムと、該携帯電話システムを構成する携帯
端末及び移動網交換局に関する。
【0002】最近になって携帯端末の増加に若干のかげ
りが見えているが、近年の携帯端末の普及には目ざまし
いものがあり、既に、携帯端末の数が固定網に収容され
ている固定電話機の数を大幅に上回っている。又、携帯
電話システムの方式がTDMA(Time Division Multip
le Access)方式に加えてCDMA(Code DivisionMultio
le Access)方式が実用化されたり、機能的に使い勝手の
よい携帯端末やメール機能を備えた携帯端末が発売され
ている。
【0003】このような背景の下、携帯端末の使用者が
自己が保有する携帯端末から新しい携帯端末に更新する
際に電話番号を更新するケースが多くなっている。従っ
て、発信側の携帯端末の利用者が着信を望む携帯端末の
電話番号が更新されたことを知らなくても、発信携帯端
末と着信携帯端末とを接続できる携帯電話システムの実
現が要望されており、更に、着信携帯端末の使用者が接
続を拒否する発信携帯端末とは接続しない携帯電話シス
テム、着信携帯端末の電話番号が更新されている旨を発
信携帯端末に通知可能な携帯電話システム、及び、発信
携帯端末の使用者が着信を望む携帯端末の使用者が電話
番号を複数回更新していても、発信携帯端末と着信携帯
端末とを接続することが可能な携帯電話システムの実現
も望まれている。従って、上記携帯電話システムに適合
する携帯端末及び移動網交換局の実用化も併せて望まれ
ている。
【0004】
【従来の技術】図16は、携帯電話システムの基本ネッ
トワーク構成で、固定網のネットワークも併せて図示し
ている。図16において、1aは携帯端末a、1bは携
帯端末b、1cは携帯端末c、1dは携帯端末dであ
る。
【0005】2a及び2bは無線基地局である。尚、無
線基地局2a又は無線基地局2bは、各々の携帯端末と
無線伝送路を使用して通信できるようになっている。3
は移動網交換局、3−1は移動網交換局3に併設されて
いる加入者情報メモリである。
【0006】以上の構成要素によって携帯電話システム
が構成される。5は携帯電話システムと固定網との間の
呼を交換する関門交換局、6は固定網、7は固定網6に
収容される固定端末である。尚、移動網交換局3と各々
の無線基地局の間と、移動網交換局3と関門交換局5と
の間は光ファイバ・ネットワークを含む有線伝送路を使
用して通信できるようになっている。
【0007】図15は、従来の携帯電話システムにおけ
る発着信シーケンスである。尚、図15では移動網交換
局と携帯端末の呼制御部の動作を表わすことを目的とし
ているので、無線基地局については図示を省略してお
り、本発明が接続シーケンスに関係するため接続シーケ
ンスのみを図示している。図15に示すように、発信側
が発信元電話番号と着信先電話番号を付してセット・ア
ップ信号を移動網交換局に対して送信する。
【0008】該セット・アップ信号を受けた移動網交換
局は、それぞれの電話番号が加入者情報に登録されてい
ることを確認した後に、該セット・アップ信号に付され
てきた着信先電話番号を呼び出し電話番号として、全て
の携帯端末に対してページングを行なう。該ページング
を受けた携帯端末は、ページング信号の中の呼び出し電
話番号が自己の電話番号であった場合には、着信無線状
態報告を移動網交換局に対して返送する。
【0009】その後、移動網交換局と各々の携帯端末は
セット・アップ、コール・コンファーム、アラーティン
グ、コネクト、コネクト・アクノレッジの処理を行な
い、最終的に発信側と受信側の携帯端末が接続されて通
話が行なわれる。そして、通話の終了時には公知の終了
シーケンスに従って終話のための処理が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来の携帯電話
システムにおいて或る加入者が自己の携帯端末の電話番
号を更新した場合、当然、更新した新しい電話番号宛で
の通話のみが可能になるので、電話番号の更新を知らさ
れていない別の加入者が自己の携帯端末の番号メモリや
メモ帳に登録してある旧電話番号で電話をかけても電話
番号を更新した携帯端末にはつながらず、生活や業務へ
の支障が生じていた。
【0011】或いは、電話番号を更新した加入者が従来
使用していた電話番号が別の加入者に割り当てられてい
る場合には、電話をかけた加入者が意図しない加入者と
の間で電話がつながってしまい、無駄に通話料金を支払
わなければならないという問題があった。上記の問題を
個人的に解決するためには、電話番号を更新した加入者
が通話を必要とする加入者に対して一人一人更新通知を
行ない、番号メモリ又はメモ帳の更新を依頼し、通知を
受けた加入者は一々番号メモリ又はメモ帳を更新する必
要があった。これは、通知をする方も受ける方も面倒な
ことであるので、自動的な更新が望ましいが、これが不
可能であった。
【0012】上記の問題を通信事業者が介入して解決す
るために、電話番号の更新後一定期間は旧電話番号への
発信があった場合に音声ガイダンスなどで電話番号に更
新があったことを知らせるサービスもある。しかし、所
定の期間が経過するとこのサービスは停止されるので、
停止後は上記問題が再度発生して、本質的な解決にはな
らなかった。
【0013】一方、通信事業者の立場に立つと、上記サ
ービスを行なっている間は更新された旧電話番号を他の
加入者に配分できないために、電話番号というリソース
の使用効率が低下するという問題が生じていた。又、電
話番号を更新した加入者にしてみれば、電話番号の更新
を契機に着信を許容する加入者を選別したいなどの希望
があっても、従来の携帯電話システムでは不可能であっ
た。
【0014】本発明は、かくの如き問題に鑑み、発信電
話機の使用者が着信を望む電話機の使用者が電話番号を
更新していても、該発信電話機と着信電話機とを接続す
ることが可能な携帯電話システム、該着信電話機の使用
者が接続を拒否する発信電話機とは接続しない携帯電話
システム、該着信電話機の電話番号が更新されている旨
を該発信電話機に通知可能な携帯電話システム、及び、
発信電話機の使用者が着信を望む電話機の使用者が電話
番号を複数回更新していても、該発信電話機と着信電話
機とを接続することが可能な携帯電話システムを提供
し、併せて、上記携帯電話システムを構成する携帯端末
及び移動網交換局を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を下
記の技術によって解決する。第一の発明は、番号メモリ
に、通話する可能性がある携帯端末の電話番号と、該携
帯端末の電話番号を番号メモリに登録した日とを格納
し、発信時に発信元電話番号として自己の電話番号と、
着信先電話番号として該番号メモリに登録した電話番号
から選択した電話番号と、該選択した電話番号を番号メ
モリに登録した日を付加して発信する携帯端末と、加入
者情報メモリに、携帯端末の現在の電話番号である新電
話番号と、該新電話番号を登録した日と、電話番号を更
新した携帯端末については、当該携帯端末の更新以前の
旧電話番号と、該旧電話番号を登録した日とを格納し、
該電話機から接続要求があった時には、該加入者情報メ
モリに格納されている新電話番号、該新電話番号を登録
した日、該着信先電話番号、及び該選択した電話番号を
番号メモリに登録した日を比較して接続処理をする移動
網交換局とによって構成されることを特徴とする携帯電
話システムである。
【0016】第一の発明の携帯電話システムによれば、
該携帯端末が、着信先電話番号として該番号メモリに登
録した電話番号から選択した電話番号と、該選択した電
話番号を番号メモリに登録した日を付加して発信し、該
移動網交換局が、着信先電話番号として該番号メモリに
登録した電話番号から選択した電話番号及び該選択した
電話番号を番号メモリに登録した日と、該加入者情報メ
モリに格納されている新電話番号、該新電話番号を登録
した日、該着信先電話番号、及び該選択した電話番号を
番号メモリに登録した日とを比較するので、着信側の携
帯端末の電話番号が更新されていても接続要求があった
携帯端末に着信させることができる。
【0017】第二の発明は、番号メモリに、通話する可
能性がある携帯端末の電話番号と、該携帯端末の電話番
号を番号メモリに登録した日とを格納し、発信元電話番
号として自己の電話番号と、着信先電話番号として該番
号メモリに登録した電話番号から選択した電話番号と、
該選択した電話番号を番号メモリに登録した日を付加し
て発信することを特徴とする携帯端末である。
【0018】第二の発明の携帯端末によれば、番号メモ
リに、通話する可能性がある携帯端末の電話番号と、該
携帯端末の電話番号を番号メモリに登録した日とを格納
し、発信元電話番号として自己の電話番号と、着信先電
話番号として該番号メモリに登録した電話番号から選択
した電話番号と、該選択した電話番号を番号メモリに登
録した日を付加して発信するので、第一の発明における
移動網交換局が、着信側の携帯端末の電話番号が更新さ
れていても接続要求があった携帯端末に着信させること
ができる。
【0019】第三の発明は、加入者情報メモリに、携帯
端末の現在の電話番号である新電話番号と、該新電話番
号を登録した日と、電話番号を更新した携帯端末につい
ては、当該携帯端末の更新以前の旧電話番号と、該旧電
話番号を登録した日とを格納し、第二の発明の携帯端末
から接続要求があった時には、該加入者情報メモリに格
納されている新電話番号、該新電話番号を登録した日、
該着信先電話番号、及び該選択した電話番号を番号メモ
リに登録した日を比較することを特徴とする移動網交換
局である。
【0020】第三の発明の移動網交換局によれば、加入
者情報メモリに、携帯端末の現在の電話番号である新電
話番号と、該新電話番号を登録した日と、電話番号を更
新した携帯端末については、当該携帯端末の更新以前の
旧電話番号と、該旧電話番号を登録した日とを格納し、
第二の発明の携帯端末から接続要求があった時には、該
加入者情報メモリに格納されている新電話番号、該新電
話番号を登録した日、該着信先電話番号、及び該選択し
た電話番号を番号メモリに登録した日を比較するので、
着信側の携帯端末の電話番号が更新されていても接続要
求があった携帯端末に着信させることができる。
【0021】第四の発明は、発信携帯端末から送られて
きた着信携帯端末の番号が加入者情報の新電話番号に登
録されておらず、該着信携帯端末の番号が加入者情報の
旧電話番号に登録されている場合には、該着信携帯端末
の番号に付加されている登録日が該加入者情報の旧電話
番号の旧登録日より新しい時には、該加入者情報に格納
されている該着信携帯端末の新電話番号を設定してペー
ジングを行ない、該着信携帯端末の番号に付加されてい
る登録日が該加入者情報の旧電話番号の旧登録日より古
い時には、該発信携帯端末と該着信携帯端末との接続を
拒否し、発信携帯端末から送られてきた着信携帯端末の
番号が加入者情報の新電話番号に登録されている場合に
は、該着信携帯端末の番号に付加されている登録日が該
加入者情報の新電話番号の登録日より新しい時に該着信
携帯端末の番号を設定してページングを行なうことを特
徴とする携帯電話システムである。
【0022】第四の発明の携帯電話システムによれば、
発信携帯端末から送られてきた着信携帯端末の番号が加
入者情報の新電話番号に登録されておらず、該着信携帯
端末の番号が加入者情報の旧電話番号に登録されている
場合に、該着信携帯端末の番号に付加されている登録日
が該加入者情報の旧電話番号の旧登録日より新しい時に
は、該加入者情報に格納されている該着信携帯端末の新
電話番号を設定してページングを行なうので、該着信携
帯端末の電話番号が更新されていても該発信携帯端末の
使用者が望む着信携帯端末に着信させることができる上
に、発信携帯端末から送られてきた着信携帯端末の番号
が加入者情報の新電話番号に登録されている場合には、
該着信携帯端末の番号に付加されている登録日が該加入
者情報の新電話番号の登録日より新しい時に該着信携帯
端末の番号を設定してページングを行なうので、更新前
の旧電話番号が全く別の携帯端末に割り当てられている
場合でも、該発信携帯端末の使用者が意図しない携帯端
末に着信することがない。
【0023】第五の発明は、第三の発明及び第四の発明
のいずれかの携帯電話システムにおいて、該着信携帯端
末の新電話番号を設定してページングをした後で、該着
信携帯端末からアラート信号を受信した時に、該発信携
帯端末に対して該着信携帯端末の新電話番号と旧電話番
号とを通知することを特徴とする携帯電話システムであ
る。
【0024】第五の発明の携帯電話システムによれば、
第一の発明乃至第三の発明のいずれかの携帯電話システ
ムにおいて、該着信携帯端末の新電話番号を設定してペ
ージングをした後で、該着信携帯端末からアラート信号
を受信した時に、該発信携帯端末に対して該着信携帯端
末の新電話番号と旧電話番号とを通知するので、該発信
携帯端末の使用者は該着信携帯端末電話機の番号が更新
されたことを知ることができ、更新された電話番号を該
着信携帯端末が有する番号メモリに格納することによ
り、次回からは更新された電話番号によって発信するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以降、図面も用いて本発明の技術
を詳細に説明する。図1は、携帯端末と移動網交換局側
の主要機能ブロックで、図1(イ)は携帯端末の主要機
能ブロック、図1(ロ)は移動網交換局の主要機能ブロ
ックである。
【0026】図1(イ)において、11はキー・ボード
による入力や液晶ディスプレイによる表示などを受け持
つヒューマン・インタフェース部(図では「HMI部」
と略記している。HMIは、HUMAN INTERFACE の主要ア
ルファベットによる略語である。以降も、図では同様に
記載する。) 、12は携帯端末の機能全体を管理、制御
する管理部、13は呼の制御を行なう呼制御部、14は
無線基地局との無線通信信号の送受信を受け持つ無線通
信部である。
【0027】又、15は通話の可能性がある加入者の電
話番号等を格納してメモリ・ダイアル機能をサポートす
る番号メモリ、16は自己の電話番号などの個人情報を
格納する個人情報メモリである。図1(ロ)において、
31は入力やディスプレイへの表示などを受け持つヒュ
ーマン・インタフェース部、32は移動網交換局の機能
全体を管理、制御する管理部、33は呼の制御を行なう
呼制御部、34は無線基地局や関門交換局との有線通信
信号の送受信を受け持つ有線通信部である。
【0028】又、3−1は移動網交換局3に併設され
る、全ての携帯端末の電話番号や位置情報を格納する加
入者情報メモリである。携帯端末と移動網交換局の主要
機能ブロックを図1の如く図示しただけでは、これらは
従来の携帯電話システムにおける携帯端末と移動網交換
局の主要機能ブロックと同一であるように見える。
【0029】しかし、本発明の携帯電話システムにおい
ては、特に、移動網交換局の呼制御部33と加入者情報
メモリ3−1と、携帯端末の呼制御部13及び番号メモ
リ15に特徴がある。以降、先ず本発明における加入者
情報メモリの格納内容及び番号メモリの格納内容と、本
発明の携帯電話システムの発着信シーケンスについて説
明し、次いで、本発明の携帯電話システムの移動網交換
局における呼制御部の制御機能についてフローチャート
を用いて説明する。
【0030】図9は、本発明の携帯電話システムの加入
者情報の例(その1)で、携帯端末a乃至携帯端末cの
電話番号が登録されており、いずれの携帯端末において
も電話番号の更新が行なわれていない状態を示してい
る。従来の携帯電話システムの加入者情報は、携帯端末
毎の現在の電話番号と、当該電話番号が登録された日だ
けで構成されていたのに対して、図9に示す加入者情報
は、 携帯端末の現在の電話番号である新電話番号 該新電話番号を登録した新登録日 現在の電話番号が更新後の電話番号である場合に、
更新以前の旧電話番号 旧電話番号が登録された旧登録日 旧電話番号で電話がかかってきても新電話番号に転
送を拒否したい場合に、転送拒否電話番号 を登録できるようになっているのが特徴である。
【0031】図9の例では、携帯端末aが新電話番号0
901111111で2001年4月1日に登録され、
携帯端末bが新電話番号0902222222で200
0年5月1日に登録され、携帯端末cが新電話番号09
04444444で2001年1月1日に登録されてお
り、いずれも電話番号の更新を行なっていない状態を示
している。
【0032】図10は、本発明の携帯電話システムの加
入者情報の例(その2)で、携帯端末a乃至携帯端末c
の電話番号が登録されており、携帯端末bだけが電話番
号の更新を行なって、しかも、転送拒否電話番号も登録
した状態を示している。即ち、携帯端末bは、2001
年5月1日に新電話番号0903333333に更新し
ており、電話番号0904444444から旧電話番号
で発信があっても転送しないように該電話番号0904
444444を転送拒否電話番号に登録している。
【0033】そして、携帯端末bの新電話番号を登録す
るのと同時に携帯端末bの更新以前の電話番号とその登
録日が旧電話番号及び旧登録日に格納し直されている。
尚、転送拒否電話番号は個別の電話番号で指定するだけ
でなく、全ての電話番号を転送拒否対象にすることと、
全ての電話番号を転送許容対象とすることもできる。こ
れらの場合には、それぞれ、特番を転送拒否電話番号の
格納領域に格納すればよい。
【0034】図11は、本発明の携帯電話システムの加
入者情報の例(その3)で、携帯端末bの旧電話番号が
新たな加入者に割り当てられた状態を示している。即
ち、携帯端末a乃至携帯端末cに関する格納情報は図1
0の状態と変化がないが、新たに携帯端末dを購入した
加入者が登録されており、しかも、携帯端末dの新電話
番号には携帯端末bの旧電話番号0902222222
が割り当てられている。
【0035】一方、本発明に係る番号メモリの格納内容
は下記の通りである。図12は、本発明の携帯電話シス
テムの番号メモリの格納情報例(その1)で、図9の加
入者情報に対応して携帯端末aが番号メモリに格納して
いる情報、又は、図10の加入者情報に対応するが携帯
端末bの電話番号が更新されたことを知らないまま携帯
端末aが番号メモリに格納している情報である。
【0036】即ち、携帯端末bの電話番号090222
2222とそれを番号メモリに登録した日、携帯端末c
の電話番号0904444444とそれを番号メモリに
登録した日を格納している。図13は、本発明の携帯電
話システムの番号メモリの格納情報例(その2)で、図
9の加入者情報に対応して携帯端末cが番号メモリに格
納している情報、又は、図10の加入者情報に対応する
が携帯端末bの電話番号が更新されたことを知らないま
ま携帯端末cが番号メモリに格納している情報である。
【0037】即ち、携帯端末aの電話番号090111
1111とそれを番号メモリに登録した日、携帯端末b
の電話番号0902222222とそれを番号メモリに
登録した日を格納している。図14は、本発明の携帯電
話システムの番号メモリの格納情報例(その3)で、図
10の加入者情報に対応しており、しかも、携帯端末b
の電話番号が更新されたことを知らされた後で携帯端末
aが番号メモリに格納している情報である。
【0038】即ち、携帯端末bの更新後の電話番号09
03333333とそれを番号メモリに登録した日、携
帯端末cの電話番号0904444444とそれを番号
メモリに登録した日を格納している。即ち、番号メモリ
に電話番号とそれを登録した日を格納しているのが特徴
である。
【0039】従って、本発明の各々の携帯端末の呼制御
部13は、 発信元電話番号 着信先電話番号 の他に、 着信先電話番号登録日 を添付してセット・アップ信号を出力することができ
る。
【0040】ここで、該着信先電話番号登録日は、メモ
リ・ダイアルを使用して発信する場合には番号メモリに
格納されている着信先電話番号を登録した日である。こ
れで、加入者情報メモリと番号メモリに格納する情報に
ついて説明したので、本発明の発着信シーケンスについ
て説明する。図2は、本発明の携帯電話システムの発着
信シーケンス(その1)で、本発明の携帯電話システム
における基本的な機能を説明するものである。
【0041】図2の如く、発信側携帯端末の呼制御部が
発信元電話番号、着信先電話番号及び着信先電話番号登
録日を添付してセット・アップ信号を送信してきた時
に、移動網交換局の呼制御部は概ね下記の処理を行なっ
て、着信側携帯端末に対する呼び出し電話番号を選択し
てページングをかける。例えば、2001年6月1日に
携帯端末bの電話番号更新を知らなかった携帯端末aの
加入者から携帯端末bの加入者宛に旧電話番号で発信が
あったものとし、携帯端末aの番号メモリ上の着信先電
話番号登録日が、図12の如く、2000年5月10日
であるものとする。
【0042】図10と図11に記載の加入者情報を比較
すれば明らかなように、2001年6月1日には携帯端
末bの電話番号は既に更新されており、しかも、携帯端
末bの旧電話番号は他の携帯端末には付与されていない
状態である。従って、携帯端末aが送信してきた着信先
電話番号は加入者情報の新電話番号にはなく、旧電話番
号の方に転記されている。そして、セット・アップ信号
に添付されている着信先電話番号の登録日は加入者情報
の携帯端末bの旧電話番号の登録日より新しいという関
係になっている。
【0043】これを元に、移動網交換局の呼制御部は下
記のように判断する。即ち、加入者情報メモリの新電話
番号を検索しても着信先電話番号0902222222
がないので加入者情報メモリの旧電話番号を検索する
と、携帯端末bの旧電話番号が着信先電話番号と等しい
ことが判る。そして、着信先電話番号の登録日が旧電話
番号を加入者情報に登録した日より新しいことが判る。
従って、携帯端末aの加入者は携帯端末bの電話番号が
更新されていることを知らずに旧電話番号で発信してき
たものと判断して、旧電話番号を新電話番号に変換して
ページングをかける。以降の発着信シーケンスは従来の
発着信シーケンスと同じである。これにより、携帯端末
aの加入者は携帯端末bの新電話番号を知らなかったに
もかかわらず携帯端末bの加入者と通話することが可能
になる。
【0044】別の例として、2001年10月10日に
携帯端末bの電話番号更新を知らなかった携帯端末aの
加入者から携帯端末bの加入者宛に旧電話番号で発信が
あり、携帯端末aの番号メモリ上の着信先電話番号登録
日が2000年5月10日である場合を考える。図10
と図11に記載の加入者情報を比較すれば明らかなよう
に、2001年10月10日には携帯端末bの電話番号
は既に0903333333更新されており、しかも、
携帯端末bの旧電話番号0902222222は携帯端
末dに新たに付与された状態である。従って、携帯端末
aが送信してきた着信先電話番号0902222222
は加入者情報の新電話番号にあり、加入者情報の新電話
番号の登録日より着信先電話番号の登録日の方が古いと
いう関係になっている。
【0045】これを元に、移動網交換局の呼制御部は下
記のように判断する。即ち、加入者情報メモリの新電話
番号を検索して着信先電話番号0902222222と
等しい電話番号を発見するが、同時に着信先電話番号の
登録日が新電話番号の登録日がより古いことが判る。こ
のため、携帯端末aの加入者が着信を意図している携帯
端末は新電話番号に登録されている電話番号を持つ携帯
端末ではないと判断して、加入者情報メモリの旧電話番
号を検索する。
【0046】加入者情報の旧電話番号を検索すると着信
先電話番号0902222222と等しい電話番号が携
帯端末bに対して格納されており、しかも、旧電話番号
の登録日の方が着信先電話番号の登録日より古いことが
判る。従って、携帯端末aの加入者は携帯端末bの電話
番号が更新されていることを知らずに旧電話番号で発信
してきたものと判断して、旧電話番号を新電話番号09
03333333に変換してページングをかける。以降
の発着信シーケンスは従来の発着信シーケンスと同じで
ある。これにより、携帯端末aの加入者は携帯端末bの
新電話番号を知らなかったにもかかわらず携帯端末bの
加入者と通話することが可能になる上に、現在は携帯端
末bの旧電話番号で登録されている携帯端末dに着信さ
せられずに済む。
【0047】尚、図2にはシーケンスを明示していない
が、着信側となった加入者が着信を拒否する加入者の電
話番号即ち転送拒否電話番号を登録しており、発信側の
電話番号が転送拒否電話番号に一致する場合には接続を
拒否してページングは行なわない。例えば、図10の携
帯端末cの加入者が携帯端末bの旧電話番号で発信した
場合、移動網交換局の呼制御部は携帯端末cの加入者が
着信を意図しているのは携帯端末bであると判断できる
が、携帯端末cの電話番号0904444444は転送
拒否電話番号に登録されているので接続をしない。
【0048】以上が本発明の携帯電話システムの基本的
機能であるが、これは、下記の考え方によっている。即
ち、 加入者が通信事業者と契約して携帯端末の電話番号
を取得し、通信事業者が当該電話番号を登録するまでは
誰も当該加入者の携帯端末の電話番号を知ることができ
ず、従って、自己の携帯端末の番号メモリに登録するこ
とができない 加入者情報メモリに現在の電話番号として登録され
るより以前に当該電話番号を知っている加入者がいると
すれば、当該加入者が知っている電話番号は加入者情報
メモリに現在の電話番号として登録されている加入者と
は異なる加入者の携帯端末の更新以前の電話番号であ
る。
【0049】上記考え方によって、着信したい加入者が
電話番号を更新したのを知らずに旧電話番号で発信して
きても、着信したい加入者の携帯端末に着信させ、もし
着信したい加入者の旧電話番号が新規加入者に付与され
ていても新規加入者には着信させないために、本発明の
携帯電話システムにおいては、携帯端末において番号メ
モリに電話番号を登録した日を記憶し、移動網交換局側
では加入者情報メモリに新電話番号と新登録日及び旧電
話番号と旧登録日を記憶し、上記の如き処理を行なうの
である。
【0050】図3は、本発明の携帯電話システムの発着
信シーケンス(その2)で、着信側の携帯端末の電話番
号が更新されている場合に、移動網交換局から発信側の
携帯端末に対して着信側の携帯端末の新電話番号と旧電
話番号とを通知する機能を付加された本発明の携帯電話
システムの発着信シーケンスを示すものである。図3に
おいて、アラーティングまでは図2の発着信シーケンス
と同じである。そして、図3の発着信シーケンスは、移
動網交換局の呼制御部が、着信側の携帯端末からコネク
ト信号を受信すると発信側の携帯端末にコネクト信号を
送信する際に着信側の携帯端末の旧電話番号と新電話番
号を付加して送信する点に特徴がある。
【0051】これにより、発信側の携帯端末は着信側の
携帯端末の新電話番号の情報を得ることができ、発信し
た加入者は自己の携帯端末の番号メモリに着信側の携帯
端末の新電話番号を登録することができる。尚、着信側
の携帯端末の新電話番号を登録する時には、同時に、登
録日を格納する。登録日の格納は、加入者がキー・ボー
ドを使用してマニュアルで行なってもよいし、携帯端末
にもとより備えられている時計機能を使用して携帯端末
の管理部が自動的に行なうこともできる。
【0052】上記機能を備えることにより、加入者が何
回電話番号を更新しても、転送拒否電話番号に登録され
なかった加入者は着信先携帯端末の新しい電話番号を必
ず取得することができる。さて、上記では加入者情報メ
モリの旧電話番号及び旧登録日の格納領域が単一の階層
でできているように説明してきたが、加入者情報メモリ
の旧電話番号及び旧登録日の格納領域は単一の階層に限
定されることはない。
【0053】即ち、同一加入者が複数回の電話番号更新
を行なうことは容易に想像できる。これに対応するため
に、加入者情報メモリの旧電話番号と旧登録日の格納領
域を複数階層準備しておき、上位の階層で着信先電話番
号を発見できなかった時には下位の階層を検索して上記
の処理を行なうようにすれば、同一加入者が複数回の電
話番号更新を行なっても、転送拒否されていない限り発
信加入者は着信を意図する加入者と通話することができ
る。
【0054】これで、本発明の携帯電話システムの発着
信シーケンスの概要を説明したので、以降は本発明に係
る移動網交換局の呼制御部の動作を詳細に説明する。図
4は、本発明の携帯電話システムの動作を説明するフロ
ーチャート(その1)で、本発明の携帯電話システムの
最低の動作を示すものである。以降、図4の符号に沿っ
て説明する。
【0055】S1.移動網交換局の呼制御部は、セット
・アップ信号を受信したか否か監視して判断する。セッ
ト・アップ信号を受信しなかった場合(No)には、上
記監視を継続する。 S2.ステップS1で、セット・アップ信号を受信した
と判断した場合(Yes)には、セット・アップ信号上
に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモリの
新電話番号にあるか否か判断する。
【0056】S3.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にあると判断した場合(Yes)には、
着信先電話番号を呼び出し電話番号に設定してページン
グをかけて、以降の処理に移行する。ここで、最も基本
的な動作の一部が終了したので図4では処理を終了する
かのように表現しているだけである。このような表現は
以降も用いる。
【0057】S4.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にないと判断した場合(No)には、着
信先電話番号が加入者情報メモリ上の旧電話番号にある
か否か判断する。 S5.ステップS4で、着信先電話番号が加入者情報メ
モリ上の旧電話番号にあると判断した場合(Yes)に
は、セット・アップ信号に設定されている着信先電話番
号の登録日が加入者情報の旧登録日より新しいか否か判
断する。
【0058】S6.ステップS5で、セット・アップ信
号に設定されている着信先電話番号の登録日が加入者情
報の旧登録日より新しいと判断した場合(Yes)に
は、着信先の携帯端末の新電話番号を呼び出し電話番号
としてページングをかけて、以降の処理に移行する。 S7.一方、ステップS4で、着信先電話番号が加入者
情報メモリ上の旧電話番号にないと判断した場合(N
o)と、ステップS5で、セット・アップ信号に設定さ
れている着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録
日より新しくないと判断した場合(No)には、接続を
拒否して処理を終了する。
【0059】移動網交換局の呼制御部が上記の如き処理
を行なうので、着信先の携帯端末の電話番号が更新され
ていても、発信した加入者は通話を望む加入者と通話す
ることができる。図5は、本発明の携帯電話システムの
動作を説明するフローチャート(その2)で、本発明の
携帯電話システムの改良された動作を示すものである。
以降、図5の符号に沿って説明する。
【0060】S1.移動網交換局の呼制御部は、セット
・アップ信号を受信したか否か監視して判断する。セッ
ト・アップ信号を受信しなかった場合(No)には、上
記監視を継続する。 S2.ステップS1で、セット・アップ信号を受信した
と判断した場合(Yes)には、セット・アップ信号上
に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモリの
新電話番号にあるか否か判断する。
【0061】S8.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にあると判断した場合(Yes)には、
セット・アップ信号上に設定されている着信先電話番号
の登録日が加入者情報の新電話番号の新登録日より新し
いか否か判断する。 S3.ステップS8で、セット・アップ信号上に設定さ
れている着信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話
番号の新登録日より新しいと判断した場合(Yes)に
は、着信先電話番号を呼び出し電話番号に設定してペー
ジングをかけて、以降の処理に移行する。
【0062】S4.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にないと判断した場合(No)と、ステ
ップS8で、セット・アップ信号上に設定されている着
信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話番号の新登
録日より新しくないと判断した場合(No)には、着信
先電話番号が加入者情報メモリ上の旧電話番号にあるか
否か判断する。
【0063】S5.ステップS4で、着信先電話番号が
加入者情報メモリ上の旧電話番号にあるは判断した場合
(Yes)には、セット・アップ信号に設定されている
着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日より新
しいか否か判断する。 S6.ステップS5で、セット・アップ信号に設定され
ている着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日
より新しいと判断した場合(Yes)には、着信先の携
帯端末の新電話番号を呼び出し電話番号としてページン
グをかけて、以降の処理に移行する。
【0064】S7.一方、ステップS4で、着信先電話
番号が加入者情報メモリ上の旧電話番号にないと判断し
た場合(No)と、ステップS5で、セット・アップ信
号に設定されている着信先電話番号の登録日が加入者情
報の旧登録日より新しくないと判断した場合(No)に
は、接続を拒否して処理を終了する。移動網交換局の呼
制御部が上記の如き処理を行なうので、着信先の携帯端
末の電話番号が更新されていても、発信した加入者は通
話を望む加入者と通話することができる上、着信先の携
帯端末の更新される前の電話番号が新規の加入者の携帯
端末の電話番号として付与されていても、発信した加入
者は通話を望む加入者と通話することができる。
【0065】図6は、本発明の携帯電話システムの動作
を説明するフローチャート(その3)で、加入者情報に
転送拒否電話番号が登録されている場合の動作を示すも
のである。以降、図6の符号に沿って説明する。 S1.移動網交換局の呼制御部は、セット・アップ信号
を受信したか否か監視して判断する。
【0066】セット・アップ信号を受信しなかった場合
(No)には、上記監視を継続する。 S2.ステップS1で、セット・アップ信号を受信した
と判断した場合(Yes)には、セット・アップ信号上
に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモリの
新電話番号にあるか否か判断する。
【0067】S8.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にあると判断した場合(Yes)には、
セット・アップ信号上に設定されている着信先電話番号
の登録日が加入者情報の新電話番号の新登録日より新し
いか否か判断する。 S3.ステップS8で、セット・アップ信号上に設定さ
れている着信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話
番号の新登録日より新しいと判断した場合(Yes)に
は、着信先電話番号を呼び出し電話番号に設定してペー
ジングをかけて、以降の処理に移行する。
【0068】S4.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にないと判断した場合(No)と、ステ
ップS8で、セット・アップ信号上に設定されている着
信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話番号の新登
録日より新しくないと判断した場合(No)には、着信
先電話番号が加入者情報メモリ上の旧電話番号にあるか
否か判断する。
【0069】S5.ステップS4で、着信先電話番号が
加入者情報メモリ上の旧電話番号にあるは判断した場合
(Yes)には、セット・アップ信号に設定されている
着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日より新
しいか否か判断する。 S9.ステップS5で、セット・アップ信号に設定され
ている着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日
より新しいと判断した場合(Yes)には、加入者情報
上で転送拒否電話番号を検索する。
【0070】S10.ステップS9の検索の結果、全て
の電話番号が転送可であるか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に不一致であるかを判断する。 S6.ステップS10で、全ての電話番号が転送可であ
るか、発信元電話番号が転送拒否電話番号に不一致であ
るのいずれかであると判断した場合(Yes)には、着
信先の携帯端末の新電話番号を呼び出し電話番号として
ページングをかけて、以降の処理に移行する。
【0071】S11.ステップS10で、全ての電話番
号が転送可でないか、発信元電話番号が転送拒否電話番
号に不一致でないと判断した場合(No)には、全ての
電話番号が転送不可であるか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に一致するかを判断する。 S7.ステップS4で、着信先電話番号が加入者情報メ
モリ上の旧電話番号にないと判断した場合(No)と、
ステップS5で、セット・アップ信号に設定されている
着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日より新
しくないと判断した場合(No)と、ステップS11
で、全ての電話番号が転送不可であるか、発信元電話番
号が転送拒否電話番号に一致するのいずれかであると判
断した場合(Yes)には、接続を拒否して処理を終了
する。
【0072】S12.一方、ステップS11で、全ての
電話番号が転送不可でないか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に一致しないのいずれかであると判断した場
合(No)には、ステップS10で判断結果がNoで且
つステップS11で判断結果がNoであることはあり得
ないのでエラー表示をして処理を終了する。移動網交換
局の呼制御部が上記の如き処理を行なうので、着信先の
携帯端末の電話番号が更新されていても、発信した加入
者は通話を望む加入者と通話することができ、着信先の
携帯端末の更新される前の電話番号が新規の加入者の携
帯端末の電話番号として付与されていても、発信した加
入者は通話を望む加入者と通話することができる上に、
着信先の携帯端末を保有する加入者が発信元の携帯端末
を保有する加入者の着信を拒否したい時にその意図通り
の処理を行なうことができる。
【0073】尚、図6では、図5のフローチャートに対
して転送拒否に関する処理を付加したフローチャートを
示しているが、図4のフローチャートに対して転送拒否
に関する処理を付加することも当然可能である。図7
は、本発明の携帯電話システムの動作を説明するフロー
チャート(その4)で、更に発信元の携帯端末に対して
着信先の携帯端末の旧電話番号と新電話番号を通知する
動作が付加されたものである。以降、図7の符号に沿っ
て説明する。
【0074】S1.移動網交換局の呼制御部は、セット
・アップ信号を受信したか否か監視して判断する。セッ
ト・アップ信号を受信しなかった場合(No)には、上
記監視を継続する。 S2.ステップS1で、セット・アップ信号を受信した
と判断した場合(Yes)には、セット・アップ信号上
に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモリの
新電話番号にあるか否か判断する。
【0075】S8.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にあると判断した場合(Yes)には、
セット・アップ信号上に設定されている着信先電話番号
の登録日が加入者情報の新電話番号の新登録日より新し
いか否か判断する。 S3.ステップS8で、セット・アップ信号上に設定さ
れている着信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話
番号の新登録日より新しいと判断した場合(Yes)に
は、着信先電話番号を呼び出し電話番号に設定してペー
ジングをかけて、以降の処理に移行する。
【0076】S4.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にないと判断した場合(No)と、ステ
ップS8で、セット・アップ信号上に設定されている着
信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話番号の新登
録日より新しくないと判断した場合(No)には、着信
先電話番号が加入者情報メモリ上の旧電話番号にあるか
否か判断する。
【0077】S5.ステップS4で、着信先電話番号が
加入者情報メモリ上の旧電話番号にあると判断した場合
(Yes)には、セット・アップ信号に設定されている
着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日より新
しいか否か判断する。 S9.ステップS5で、セット・アップ信号に設定され
ている着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日
より新しいと判断した場合(Yes)には、加入者情報
上で転送拒否電話番号を検索する。
【0078】S10.ステップS9の検索の結果、全て
の電話番号が転送可であるか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に不一致であるかを判断する。 S13.ステップS10で、全ての電話番号が転送可で
あるか、発信元電話番号が転送拒否電話番号に不一致で
あると判断した場合(Yes)には、テンポラリ・メモ
リに“転送あり”を記憶する。
【0079】S6.次いで、着信先の携帯端末の新電話
番号を呼び出し電話番号としてページングをかける。 S14.着信先の携帯端末からアラート信号を受信した
か否か監視して判断する。着信先の携帯端末からアラー
ト信号を受信していない場合(No)には、上記監視を
継続する。
【0080】S15.ステップS14で、着信先の携帯
端末からアラート信号を受信したと判断した場合(Ye
s)には、当該呼の発信元の電話番号を検索する。これ
は、セット・アップ信号を受信した時にテンポラリ・メ
モリに発信元の電話番号を格納しておけば実施できるこ
とである。 S16.テンポラリ・メモリに“転送あり”の情報が格
納されているか否か判断する。
【0081】S17.ステップS16で、テンポラリ・
メモリに“転送あり”の情報が格納されていると判断し
た場合(Yes)には、着信先の携帯端末の旧電話番号
と新電話番号とを付加してコネクト信号を発信元の携帯
端末に送信して処理を終了する。 S18.ステップS16で、テンポラリ・メモリに“転
送あり”の情報が格納されていないと判断した場合(N
o)には、着信先の携帯端末の旧電話番号と新電話番号
とを付加してコネクト信号を付加しない、従来のコネク
ト信号を発信元の携帯端末に送信して処理を終了する。
【0082】S11.ステップS10で、全ての電話番
号が転送可でないか、発信元電話番号が転送拒否電話番
号に不一致でないと判断した場合(No)には、全ての
電話番号が転送不可であるか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に一致するかを判断する。 S7.ステップS4で、着信先電話番号が加入者情報メ
モリ上の旧電話番号にないと判断した場合(No)と、
ステップS5で、セット・アップ信号に設定されている
着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日より新
しくないと判断した場合(No)と、ステップS11
で、全ての電話番号が転送不可であるか、発信元電話番
号が転送拒否電話番号に一致するのいずれかであると判
断した場合(Yes)には、接続を拒否して処理を終了
する。
【0083】S12.一方、ステップS11で、全ての
電話番号が転送不可でないか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に一致しないかのいずれかであると判断した
場合(No)には、ステップS10で判断結果がNoで
且つステップS11で判断結果がNoであることはあり
得ないのでエラー表示をして処理を終了する。移動網交
換局の呼制御部が上記の如き処理を行なうので、着信先
の携帯端末の電話番号が更新されていても、発信した加
入者は通話を望む加入者と通話することができ、着信先
の携帯端末の更新される前の電話番号が新規の加入者の
携帯端末の電話番号として付与されていても、発信した
加入者は通話を望む加入者と通話することができ、着信
先の携帯端末を保有する加入者が発信元の携帯端末を保
有する加入者の着信を拒否したい時にその意図通りの処
理を行なうことができる上に、発信元の携帯端末に対し
て着信先の携帯端末の旧電話番号と新電話番号とを通知
することができる。これにより、発信元の携帯端末の使
用者は着信先の携帯端末の新電話番号を番号メモリに登
録しなおすことができる。
【0084】尚、図7では、図6のフローチャートに着
信先携帯電話機の旧電話番号と新電話番号を通知する機
能を付加したフローチャートを示しているが、図4、図
5のフローチャートに着信先携帯電話機の旧電話番号と
新電話番号を通知する機能を付加することも当然可能で
ある。図8は、本発明の携帯電話システムの動作を説明
するフローチャート(その5)で、更に加入者情報の旧
電話番号と旧登録日の格納領域が複数の階層になってい
る場合の動作が付加されたものである。以降、図8の符
号に沿って説明する。
【0085】S1.移動網交換局の呼制御部は、セット
・アップ信号を受信したか否か監視して判断する。セッ
ト・アップ信号を受信しなかった場合(No)には、上
記監視を継続する。 S2.ステップS1で、セット・アップ信号を受信した
と判断した場合(Yes)には、セット・アップ信号上
に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモリの
新電話番号にあるか否か判断する。
【0086】S8.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にあると判断した場合(Yes)には、
セット・アップ信号上に設定されている着信先電話番号
の登録日が加入者情報の新電話番号の新登録日より新し
いか否か判断する。 S3.ステップS8で、セット・アップ信号上に設定さ
れている着信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話
番号の新登録日より新しいと判断した場合(Yes)に
は、着信先電話番号を呼び出し電話番号に設定してペー
ジングをかけて、以降の処理に移行する。
【0087】S4.ステップS2で、セット・アップ信
号上に設定されている着信先電話番号が加入者情報メモ
リの新電話番号にないと判断した場合(No)と、ステ
ップS8で、セット・アップ信号上に設定されている着
信先電話番号の登録日が加入者情報の新電話番号の新登
録日より新しくないと判断した場合(No)には、着信
先電話番号が加入者情報メモリ上の旧電話番号にあるか
否か判断する。
【0088】S5.ステップS4で、着信先電話番号が
加入者情報メモリ上の旧電話番号にあると判断した場合
(Yes)には、セット・アップ信号に設定されている
着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日より新
しいか否か判断する。 S9.ステップS5で、セット・アップ信号に設定され
ている着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録日
より新しいと判断した場合(Yes)には、加入者情報
上で転送拒否電話番号を検索する。
【0089】S10.ステップS9の検索の結果、全て
の電話番号が転送可であるか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に不一致であるかを判断する。 S13.ステップS10で、全ての電話番号が転送可で
あるか、発信元電話番号が転送拒否電話番号に不一致で
あると判断した場合(Yes)には、テンポラリ・メモ
リに“転送あり”を記憶する。
【0090】S6.次いで、着信先の携帯端末の新電話
番号を呼び出し電話番号としてページングをかける。 S14.着信先の携帯端末からアラート信号を受信した
か否か監視して判断する。着信先の携帯端末からアラー
ト信号を受信していない場合(No)には、上記監視を
継続する。
【0091】S15.ステップS14で、着信先の携帯
端末からアラート信号を受信したと判断した場合(Ye
s)には、当該呼の発信元の電話番号を検索する。これ
は、セット・アップ信号を受信した時にテンポラリ・メ
モリに発信元の電話番号を格納しておけば実施できるこ
とである。 S16.テンポラリ・メモリに“転送あり”の情報が格
納されているか否か判断する。
【0092】S17.ステップS16で、テンポラリ・
メモリに“転送あり”の情報が格納されていると判断し
た場合(Yes)には、着信先の携帯端末の旧電話番号
と新電話番号とを付加してコネクト信号を発信元の携帯
端末に送信して処理を終了する。 S18.ステップS16で、テンポラリ・メモリに“転
送あり”の情報が格納されていないと判断した場合(N
o)には、着信先の携帯端末の旧電話番号と新電話番号
とを付加してコネクト信号を付加しない、従来のコネク
ト信号を発信元の携帯端末に送信して処理を終了する。
【0093】S11.ステップS10で、全ての電話番
号が転送可でないか、発信元電話番号が転送拒否電話番
号に不一致でないと判断した場合(No)には、全ての
電話番号が転送不可であるか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に一致するかを判断する。 S19.又、ステップS4で、着信先電話番号が加入者
情報メモリ上の旧電話番号にないと判断した場合(N
o)と、ステップS5で、セット・アップ信号に設定さ
れている着信先電話番号の登録日が加入者情報の旧登録
日より新しくないと判断した場合(No)には、加入者
情報上に旧電話番号と旧登録日の階層が未だあるか否か
判断する。
【0094】加入者情報上に旧電話番号と旧登録日の階
層が未だあると判断した場合(Yes)には、ステップ
S4にジャンプして以降の処理を行なう。 S7.ステップS11で、全ての電話番号が転送不可で
あるか、発信元電話番号が転送拒否電話番号に一致する
のいずれかであると判断した場合(Yes)と、ステッ
プS19で、加入者情報上に旧電話番号と旧登録日の階
層がないと判断した場合(No)には、接続を拒否して
処理を終了する。
【0095】S12.一方、ステップS11で、全ての
電話番号が転送不可でないか、発信元電話番号が転送拒
否電話番号に一致しないかのいずれかであると判断した
場合(No)には、ステップS10で判断結果がNoで
且つステップS11で判断結果がNoであることはあり
得ないのでエラー表示をして処理を終了する。移動網交
換局の呼制御部が上記の如き処理を行なうので、着信先
の携帯端末の電話番号が更新されていても、発信した加
入者は通話を望む加入者と通話することができ、着信先
の携帯端末の更新される前の電話番号が新規の加入者の
携帯端末の電話番号として付与されていても、発信した
加入者は通話を望む加入者と通話することができ、着信
先の携帯端末を保有する加入者が発信元の携帯端末を保
有する加入者の着信を拒否したい時にその意図通りの処
理を行なうことができ、、発信元の携帯端末に対して着
信先の携帯端末の旧電話番号と新電話番号とを通知する
ことができ、しかも、旧電話番号と旧登録日の格納領域
が複数の階層になっていても上記動作を実現することが
できる。
【0096】尚、図8では、図7のフローチャートに旧
電話番号の階層が複数ある場合の処理を付加したフロー
チャートを示しているが、図4乃至図6のフローチャー
トに旧電話番号の階層が複数ある場合の処理を付加する
ことも当然可能である。 (付記1) 番号メモリに、通話する可能性がある携
帯端末の電話番号と、該携帯端末の電話番号を番号メモ
リに登録した日とを格納し、発信時に、発信元電話番号
として自己の電話番号と、着信先電話番号として該番号
メモリに登録した電話番号から選択した電話番号と、該
選択した電話番号を番号メモリに登録した日を付加して
発信する携帯端末と、加入者情報メモリに、携帯端末の
現在の電話番号である新電話番号と、該新電話番号を登
録した日と、電話番号を更新した携帯端末については、
当該携帯端末の更新以前の旧電話番号と、該旧電話番号
を登録した日とを格納し、該電話機から接続要求があっ
た時には、該加入者情報メモリに格納されている新電話
番号、該新電話番号を登録した日、該着信先電話番号、
及び該選択した電話番号を番号メモリに登録した日を比
較することによって、着信側の携帯端末の電話番号が更
新されていても接続要求があった携帯端末に着信させる
移動網交換局とによって構成されることを特徴とする携
帯電話システム。
【0097】(付記2) 番号メモリに、通話する可
能性がある携帯端末の電話番号と、該携帯端末の電話番
号を番号メモリに登録した日とを格納し、発信元電話番
号として自己の電話番号と、着信先電話番号として該番
号メモリに登録した電話番号から選択した電話番号と、
該選択した電話番号を番号メモリに登録した日を付加し
て発信することを特徴とする携帯端末。
【0098】(付記3) 加入者情報メモリに、携帯
端末の現在の電話番号である新電話番号と、該新電話番
号を登録した日と、電話番号を更新した携帯端末につい
ては、当該携帯端末の更新以前の旧電話番号と、該旧電
話番号を登録した日とを格納し、付記2記載の電話機か
ら接続要求があった時には、該加入者情報メモリに格納
されている新電話番号、該新電話番号を登録した日、該
着信先電話番号、及び該選択した電話番号を番号メモリ
に登録した日を比較することによって、着信側の携帯端
末の電話番号が更新されていても接続要求があった携帯
端末に着信させることを特徴とする移動網交換局。
【0099】(付記4) 発信携帯端末から送られて
きた着信携帯端末の番号が加入者情報の新電話番号に登
録されておらず、該着信携帯端末の番号が加入者情報の
旧電話番号に登録されている場合には、該着信携帯端末
の番号に付加されている登録日が該加入者情報の旧電話
番号の旧登録日より新しい時には、該加入者情報に格納
されている該着信携帯端末の新電話番号を設定してペー
ジングを行ない、該着信携帯端末の番号に付加されてい
る登録日が該加入者情報の旧電話番号の旧登録日より古
い時には、該発信携帯端末と該着信携帯端末との接続を
拒否し、発信携帯端末から送られてきた着信携帯端末の
番号が加入者情報の新電話番号に登録されている場合に
は、該着信携帯端末の番号に付加されている登録日が該
加入者情報の新電話番号の登録日より新しい時に該着信
携帯端末の番号を設定してページングを行なうことを特
徴とする携帯電話システム。
【0100】(付記5) 付記4記載の携帯電話シス
テムにおいて、該着信携帯端末の新電話番号を設定して
ページングをした後で、該着信携帯端末からアラート信
号を受信した時に、該発信携帯端末に対して該発信携帯
端末の新電話番号と旧電話番号とを通知することを特徴
とする携帯電話システム。
【0101】(付記6) 発信携帯端末から送られて
きた着信携帯端末の番号が加入者情報の新電話番号に登
録されておらず、該着信携帯端末の番号が加入者情報の
旧電話番号に登録されている場合に、該着信携帯端末の
番号に付加されている登録日が該加入者情報の旧電話番
号の旧登録日より新しい時には、該加入者情報に格納さ
れている該着信携帯端末の新電話番号を設定してページ
ングを行ない、該着信携帯端末の番号に付加されている
登録日が該加入者情報の旧電話番号の旧登録日より古い
時には、該発信携帯端末と該着信携帯端末との接続を拒
否することを特徴とする携帯電話システム。
【0102】(付記7) 付記4乃至付記6のいずれ
かに記載の携帯電話システムにおいて、該着信携帯端末
の番号に付加されている登録日が該加入者情報の旧電話
番号の旧登録日より新しい時には、加入者情報に格納さ
れている着信を拒否すべき電話番号を検索して、該発信
携帯端末の電話番号が該着信を拒否すべき電話番号に含
まれていないならば該加入者情報に格納されている該着
信携帯端末の新電話番号を設定してページングを行な
い、該発信携帯端末の電話番号が該着信を拒否すべき電
話番号に含まれているならば該発信携帯端末と該着信携
帯端末との接続を拒否することを特徴とする携帯電話シ
ステム。
【0103】(付記8) 付記4乃至付記7のいずれ
かに記載の携帯電話システムにおいて、該着信携帯端末
の番号が該加入者情報の旧電話番号に含まれていない
時、又は、該着信携帯端末の番号に付加されている登録
日が該加入者情報の旧電話番号の旧登録日より古い時に
は、該着信先電話機の加入者情報に更に古い旧電話番号
を格納する階層が残っているか否か判定し、該着信先電
話機の加入者情報に更に古い旧電話番号を格納する階層
が残っている場合には、更に古い階層において付記4乃
至付記7のいずれかに記載の上記処理を繰り返し、該着
信先電話機の加入者情報に更に古い旧電話番号を格納す
る階層が残っていない場合には、該発信携帯端末と該着
信携帯端末との接続を拒否することを特徴とする携帯電
話システム。
【0104】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により発信携
帯端末の使用者が着信を望む携帯端末の使用者が電話番
号を更新していても、該発信携帯端末と着信携帯端末と
を接続することが可能な携帯電話システム、該着信携帯
端末の使用者が接続を拒否する発信携帯端末とは接続し
ない携帯電話システム、該着信携帯端末の電話番号が更
新されている旨を該発信携帯端末に通知可能な携帯電話
システム、及び、発信携帯端末の使用者が着信を望む携
帯端末の使用者が電話番号を複数回更新していても、発
信携帯端末と着信携帯端末とを接続することが可能な携
帯電話システムを実現することが可能になり、併せて、
上記形態電話システムを構成する形態端末及び移動もう
交換局を実現することが可能になる。
【0105】即ち、第一の発明の携帯電話システムによ
れば、該携帯端末が、着信先電話番号として該番号メモ
リに登録した電話番号から選択した電話番号と、該選択
した電話番号を番号メモリに登録した日を付加して発信
し、該移動網交換局が、着信先電話番号として該番号メ
モリに登録した電話番号から選択した電話番号及び該選
択した電話番号を番号メモリに登録した日と、該加入者
情報メモリに格納されている新電話番号、該新電話番号
を登録した日、該着信先電話番号、及び該選択した電話
番号を番号メモリに登録した日とを比較するので、着信
側の携帯端末の電話番号が更新されていても接続要求が
あった携帯端末に着信させることができる。
【0106】又、第二の発明の携帯端末によれば、番号
メモリに、通話する可能性がある携帯端末の電話番号
と、該携帯端末の電話番号を番号メモリに登録した日と
を格納し、発信元電話番号として自己の電話番号と、着
信先電話番号として該番号メモリに登録した電話番号か
ら選択した電話番号と、該選択した電話番号を番号メモ
リに登録した日を付加して発信するので、第一の発明に
おける移動網交換局が、着信側の携帯端末の電話番号が
更新されていても接続要求があった携帯端末に着信させ
ることができる。
【0107】又、第三の発明の移動網交換局によれば、
加入者情報メモリに、携帯端末の現在の電話番号である
新電話番号と、該新電話番号を登録した日と、電話番号
を更新した携帯端末については、当該携帯端末の更新以
前の旧電話番号と、該旧電話番号を登録した日とを格納
し、第二の発明の電話機から接続要求があった時には、
該加入者情報メモリに格納されている新電話番号、該新
電話番号を登録した日、該着信先電話番号、及び該選択
した電話番号を番号メモリに登録した日を比較するの
で、着信側の携帯端末の電話番号が更新されていても接
続要求があった携帯端末に着信させることができる。
【0108】又、第四の発明の携帯電話システムによれ
ば、発信携帯端末から送られてきた着信携帯端末の番号
が加入者情報の新電話番号に登録されておらず、該着信
携帯端末の番号が加入者情報の旧電話番号に登録されて
いる場合に、該着信携帯端末の番号に付加されている登
録日が該加入者情報の旧電話番号の旧登録日より新しい
時には、該加入者情報に格納されている該着信携帯端末
の新電話番号を設定してページングを行なうので、該着
信携帯端末の電話番号が更新されていても該発信携帯端
末の使用者が望む着信携帯端末に着信させることができ
る上に、発信携帯端末から送られてきた着信携帯端末の
番号が加入者情報の新電話番号に登録されている場合に
は、該着信携帯端末の番号に付加されている登録日が該
加入者情報の新電話番号の登録日より新しい時に該着信
携帯端末の番号を設定してページングを行なうので、更
新前の旧電話番号が全く別の携帯端末に割り当てられて
いる場合でも、該発信携帯端末の使用者が意図しない携
帯端末に着信することがない。
【0109】更に、第五の発明の携帯電話システムによ
れば、第一の発明乃至第三の発明のいずれかの携帯電話
システムにおいて、該着信携帯端末の新電話番号を設定
してページングをした後で、該着信携帯端末からアラー
ト信号を受信した時に、該発信携帯端末に対して該発信
携帯端末の新電話番号と旧電話番号とを通知するので、
該発信携帯端末の使用者は該着信携帯端末の番号が更新
されたことを知ることができ、更新された電話番号を該
着信携帯端末が有する番号メモリに格納することによ
り、次回からは更新された電話番号によって発信するこ
とができる。
【0110】この他、着信携帯端末の使用者が電話機番
号の更新を機に該発信携帯端末の使用者によって着信の
可否を選択することが可能になる携帯電話システムや、
着信携帯端末の使用者が電話番号を複数回更新していた
としても、旧電話番号に対応する新電話番号によって該
着信携帯端末と該発信携帯端末と接続することが可能に
なる携帯電話システムを実現することができる。
【0111】これにより、携帯電話システムの利便性を
大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯端末と移動網交換局側の主要機能ブロッ
ク。
【図2】 本発明の携帯電話システムにおける発着信シ
ーケンス(その1)。
【図3】 本発明の携帯電話システムにおける発着信シ
ーケンス(その1)。
【図4】 本発明の携帯電話システムの動作を説明する
フローチャート(その1)。
【図5】 本発明の携帯電話システムの動作を説明する
フローチャート(その2)。
【図6】 本発明の携帯電話システムの動作を説明する
フローチャート(その3)。
【図7】 本発明の携帯電話システムの動作を説明する
フローチャート(その4)。
【図8】 本発明の携帯電話システムの動作を説明する
フローチャート(その5)。
【図9】 本発明の携帯電話システムの加入者情報の例
(その1)。
【図10】 本発明の携帯電話システムの加入者情報の
例(その2)。
【図11】 本発明の携帯電話システムの加入者情報の
例(その3)。
【図12】 本発明の携帯電話システムの番号メモリの
格納情報の例(その1)。
【図13】 本発明の携帯電話システムの番号メモリの
格納情報の例(その2)。
【図14】 本発明の携帯電話システムの番号メモリの
格納情報の例(その3)。
【図15】 従来の携帯電話システムにおける発着信シ
ーケンス。
【図16】 携帯電話システムの基本ネットワーク構
成。
【符号の説明】
1a 携帯端末a 1b 携帯端末b 1c 携帯端末c 1d 携帯端末d 2a、2b 無線基地局 3 移動網交換局 3−1 加入者情報メモリ 5 関門交換局 6 固定網 7 固定端末 11 ヒューマン・インタフェース部(HMI部) 12 管理部 13 呼制御部 14 無線通信部 15 番号メモリ 16 個人情報メモリ 31 ヒューマン・インタフェース部(HMI部) 32 管理部 33 呼制御部 34 無線通信部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/57 H04M 1/57 1/725 1/725 11/00 302 11/00 302 H04Q 7/34 H04Q 7/04 D 7/38 C (72)発明者 金子 昭弘 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目3番5号 富士通東日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA61 DD01 DD02 DD04 GG01 GG03 GG05 HH02 5K027 AA11 HH21 HH23 5K036 AA07 BB01 DD41 DD48 EE12 KK14 5K067 AA25 BB04 EE02 EE16 FF05 FF07 HH23 KK15 5K101 LL12 MM07 PP09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番号メモリに、通話する可能性がある
    携帯端末の電話番号と、該携帯端末の電話番号を番号メ
    モリに登録した日とを格納し、 発信時に、発信元電話番号として自己の電話番号と、着
    信先電話番号として該番号メモリに登録した電話番号か
    ら選択した電話番号と、該選択した電話番号を番号メモ
    リに登録した日を付加して発信する携帯端末と、 加入者情報メモリに、携帯端末の現在の電話番号である
    新電話番号と、該新電話番号を登録した日と、電話番号
    を更新した携帯端末については、当該携帯端末の更新以
    前の旧電話番号と、該旧電話番号を登録した日とを格納
    し、 携帯端末から接続要求があった時には、該加入者情報メ
    モリに格納されている新電話番号、該新電話番号を登録
    した日、該着信先電話番号、及び該選択した電話番号を
    番号メモリに登録した日とを比較して接続処理をする移
    動網交換局とによって構成されることを特徴とする携帯
    電話システム。
  2. 【請求項2】 番号メモリに、通話する可能性がある
    携帯端末の電話番号と、該携帯端末の電話番号を番号メ
    モリに登録した日とを格納し、 発信時に、発信元電話番号として自己の電話番号と、着
    信先電話番号として該番号メモリに登録した電話番号か
    ら選択した電話番号と、該選択した電話番号を番号メモ
    リに登録した日を付加して発信することを特徴とする携
    帯端末。
  3. 【請求項3】 加入者情報メモリに、携帯端末の現
    在の電話番号である新電話番号と、該新電話番号を登録
    した日と、電話番号を更新した携帯端末については、当
    該携帯端末の更新以前の旧電話番号と、該旧電話番号を
    登録した日とを格納し、 請求項2記載の電話機から接続要求があった時には、 該加入者情報メモリに格納されている新電話番号、該新
    電話番号を登録した日、該着信先電話番号、及び該選択
    した電話番号を番号メモリに登録した日を比較すること
    によって、着信側の携帯端末の電話番号が更新されてい
    ても接続要求があった携帯端末に着信させることを特徴
    とする移動網交換局。
  4. 【請求項4】 発信元電話機から送られてきた着信先
    電話機の番号が加入者情報の新電話番号に登録されてお
    らず、該着信先電話機の番号が加入者情報の旧電話番号
    に登録されている場合には、 該着信先電話機の番号に付加されている登録日が該加入
    者情報の旧電話番号の旧登録日より新しい時には、該加
    入者情報に格納されている該着信先電話機の新電話番号
    を設定してページングを行ない、 該着信先電話機の番号に付加されている登録日が該加入
    者情報の旧電話番号の旧登録日より古い時には、該発信
    元電話機と該着信先電話機との接続を拒否し、 発信元電話機から送られてきた着信先電話機の番号が加
    入者情報の新電話番号に登録されている場合には、 該着信先電話機の番号に付加されている登録日が該加入
    者情報の新電話番号の登録日より新しい時に該着信先電
    話機の番号を設定してページングを行なうことを特徴と
    する携帯電話システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の携帯電話システムに
    おいて、 着信先電話機の旧電話番号を設定してページングをした
    後で、該着信先電話機からアラート信号を受信した時
    に、 発信元電話機に対して該着信先電話機の新電話番号と旧
    電話番号とを通知することを特徴とする携帯電話システ
    ム。
JP2001382381A 2001-12-14 2001-12-14 携帯電話システム、携帯端末及び移動網交換局 Withdrawn JP2003188989A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007116513A1 (ja) * 2006-04-07 2009-08-20 パナソニック株式会社 通信端末装置、管理サーバ、変更認知システム、変更認知方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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