JP2003187674A - 多方向入力装置 - Google Patents

多方向入力装置

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JP2003187674A
JP2003187674A JP2001388877A JP2001388877A JP2003187674A JP 2003187674 A JP2003187674 A JP 2003187674A JP 2001388877 A JP2001388877 A JP 2001388877A JP 2001388877 A JP2001388877 A JP 2001388877A JP 2003187674 A JP2003187674 A JP 2003187674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多方向入力装置は、確実なクリック感
(節度感)を生起する機構を有していないので、操作者
にクリック感覚を感得させることが出来ず、且つ、中心
部から外側方向に向かい、順次設けられた可動、及び固
定接点が貼着されていることから装置が大型化するとい
う問題点があり、クリック感覚を感得させ、且つ、小型
化可能な多方向入力装置を提供する。 【解決手段】 受け部材3が操作部4aに各第1可動接
点部6が露出するように取り付けられ、各支持部3gを
各第1可動接点部の位置の近傍に配設し、操作部の外周
部への操作にて、操作された操作部のスカート部4bが
部分的に座屈し、第1可動接点部が第1固定接点部1b
にクリック感を伴って当接し、更に、続けて操作部の操
作にて、第1可動接点部が押圧され、支持部が絶縁基板
1に当接し、支持部を支点とし、操作部がスイッチ素子
2を操作するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多方向入力装置に
関し、特に、円周状の各接点部と、中央部の1個の接点
部とによる二段階にオン操作するように用いて好適な多
方向入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多方向入力装置について図面を用
いて説明すると、図16は、従来の多方向入力装置を示
す一部切欠した平面図、図17は、図16の17ー17
線における断面図である。
【0003】多方向入力装置11は、十字状の操作ツマ
ミ12と、操作ツマミ12を保持する基体部13と、基
体部13に支持されたラバー部材14と、操作ツマミ1
2と基体部13との中心部に配設された下端が半球状で
スプリング15を介して嵌着された支承部材16と、ラ
バー部材14と対向して配設された基板17とを有して
いる。
【0004】また、ラバー部材14には、中心部から外
側方向に向かって順次厚さ寸法が小さくなるラバー片1
4a、14b、14cが十字状の位置にそれぞれ設けら
れ、各ラバー片14a、14b、14cの下端面には可
動接点18a、18b、18cが貼着されている。
【0005】また、基板17上には、各可動接点18
a、18b、18cに対応して同数の固定接点19a、
19b、19cが設けてある。従って、各可動接点18
a、18b、18cと、基板17上の各固定接点19
a、19b、19cとの間隔は、中心側(内側)の接点
間ほど狭くなるように形成されている。
【0006】上述の如き構成の従来の多方向入力装置1
1は、十字状の操作ツマミ12の一辺12aが垂直に下
方に押圧されるのであるが、この押圧動作によって、操
作ツマミ12は、図17において左方向(矢印F方向)
に倒回し、先ず、中心側(内側)の可動接点18aと固
定接点19aとが接触する。
【0007】ここで、更に、操作ツマミ12の一辺12
aを押圧し続けると、操作ツマミ12の左方向への倒回
が大きくなり、可動接点18b、および可動接点18c
が、順次固定接点19b、及び固定接点19cと接触し
ていくことになる。従って、操作ツマミ12の押圧力に
よって、接触する接点数が順次増加していくように構成
されいる。
【0008】このような押圧動作は、十字状の操作ツマ
ミ12のその他の一辺を下方に押圧されたときも、ほぼ
同様な動作をする。また、この多方向入力装置11は、
操作ツマミ12への押圧力をを解除すると、スプリング
15の弾発力によって、操作ツマミ12が元の位置に復
帰するように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の多方向入力装置
は、確実なクリック感(節度感)を生起する機構を有し
ていないことから、操作者に入力操作を行ったという確
実なクリック感覚を感得させることが出来ず、且つ、中
心部から外側方向に向かい、十字状に順次設けられた複
数個の可動接点、及び複数個の固定接点がそれぞれ配設
されていることから装置が大型化するという問題点があ
る。
【0010】本発明の多方向入力装置は、上述の問題点
を解決するもので、その目的は、確実なクリック感を操
作者に感得させることが出来、且つ、小型化された多方
向入力装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の多方向入力装置
は、複数個の第1固定接点部が円周状に設けられた絶縁
基板と、絶縁基板の各第1固定接点部の中央部に設けら
れた押圧式のスイッチ素子と、弾性材から成り、各第1
固定接点部にそれぞれ接離可能に対向する複数個の第1
可動接点部を有する操作部と、該操作部の外周縁から末
広がり状に延設され、座屈可能なスカート部と、該スカ
ート部から延設され、絶縁基板に載置される載置部とを
有する操作ツマミと、複数個の支持部が設けられた剛性
の受け部材とを備え、受け部材が操作部の下面側に各第
1可動接点部が露出するように取り付けられ、各支持部
をそれぞれ各第1可動接点部の位置の近傍に配設し、操
作部の外周部への第1の押圧操作によって、第1の押圧
操作された操作部の外周部の近傍のスカート部が部分的
に座屈し、操作側の第1可動接点部が対向する第1固定
接点部にクリック感を伴って当接し、更に、そのまま続
けて操作部の第2の押圧操作によって、操作側の第1可
動接点部が僅かに押圧され、この第1可動接点部の近傍
にある支持部が絶縁基板に当接し、該支持部を支点と
し、操作ツマミの操作部が回動し、操作部の中央部がス
イッチ素子を操作するようにしたことである。かかる構
成によって、操作部の外周部への押圧操作にて、円周状
に設けられた各第1固定接点部と、該各第1固定接点部
とそれぞれ接離可能に対向する複数個の第1可動接点部
とをクリック感を伴って当接させることが出来、且つ、
支持部を支点とし、操作部の中央部がスイッチ素子を操
作するので、一段目の押圧操作時に、クリック感を有
し、二段階の押圧操作の操作性が良好で、小型化可能な
多方向入力装置を提供できる。
【0012】また、本発明の多方向入力装置は、円周状
に設けられた複数個の第1固定接点部、及び各第1固定
接点部の中央部に設けられた第2固定接点部を有する絶
縁基板と、弾性材から成り、各第1、及び第2固定接点
部にそれぞれ接離可能に対向する複数個の第1、及び第
2可動接点部を有する操作部と、該操作部の外周縁から
末広がり状に延設され、座屈可能なスカート部と、該ス
カート部から延設され、絶縁基板に載置される載置部と
を有する操作ツマミと、複数個の支持部が設けられた剛
性の受け部材とを備え、受け部材が操作部の下面側に各
第1、及び第2可動接点部が露出するように取り付けら
れ、各支持部をそれぞれ各第1可動接点部の位置の近傍
に配設し、操作部の外周部への第1の押圧操作によっ
て、第1の押圧操作された操作部の外周部の近傍のスカ
ート部が部分的に座屈し、操作側の第1可動接点部が対
向する第1固定接点部にクリック感を伴って当接し、更
に、そのまま続けて操作部の第2の押圧操作によって、
操作側の第1可動接点部が僅かに押圧され、この第1可
動接点部の近傍にある支持部が絶縁基板に当接し、該支
持部を支点とし、操作ツマミの操作部が回動し、第2可
動接点部が対向する第2固定接点部に当接するようにし
たことである。かかる構成によって、操作ツマミに第
1、及び第2可動接点部を設けることで、構成部品点数
を削減でき、構成が簡単で、支持部を支点とすることで
第2可動接点部の確実な操作が行え、小型化可能な多方
向入力装置を提供することが出来る。
【0013】また、本発明の多方向入力装置は、複数個
の支持部の配置が、複数個の第1可動接点部の円周状の
配置よりも外側に設けられたことである。かかる構成に
よって、スイッチ素子のオン・オフ操作、又は第2固定
接点部への第2可動接点部のオン・オフ操作が、支点と
なる支持部の外側配置にて、一層確実な操作が行える多
方向入力装置を提供することが出来る。
【0014】また、本発明の多方向入力装置は、操作部
の中央部を押圧した際に、操作部が絶縁基板に対して垂
直方向に移動し、操作部の中央部がスイッチ素子のみを
オン操作するようにしたことである。かかる構成によっ
て、操作部の中央部を押圧したとき、スイッチ素子のみ
がオン操作するので、他の各接点部のオン操作による機
能に加えて、その他の機能を付加することが出来ること
から、多機能な多方向入力装置を提供することが出来
る。
【0015】また、本発明の多方向入力装置は、スイッ
チ素子が操作されるときに、クリック感を生起すること
である。かかる構成によって、二段目に押圧操作される
スイッチ素子がクリック感を生起することで、誤操作を
防ぐことが出来、操作者による操作性が、一層良好な多
方向入力装置を提供することが出来る。
【0016】また、本発明の多方向入力装置は、操作部
の下面に設けられた受け部材の中央部には、スイッチ素
子を押圧操作する押圧部が一体に設けられたことであ
る。かかる構成によって、押圧部が剛性の受け部材と一
体に設けられたことから、スイッチ素子の操作感触が、
確実に操作部を操作する操作者に感得させることが出
来、操作性の一層良好な多方向入力装置を提供すること
が出来る。
【0017】また、本発明の多方向入力装置は、受け部
材の外周縁部には、複数個の切欠部が設けられ、該各切
欠部内に各第1可動接点部が配設され、該各第1可動接
点部を挟む等間隔の位置に2個の支持部が設けられてい
ることである。かかる構成によって、第1可動接点部の
露出した配設、及び2個の支持部の配設が受け部材の簡
単な構成にて形成出来、且つ、各第1可動接点部を挟む
2個の支持部の配設にて、支点が2点に成り、操作部の
二段目の押圧操作を一層安定した操作とすることが出来
る。
【0018】また、本発明の多方向入力装置は、複数個
の第1固定接点部と複数個の第1可動接点部とが、操作
ツマミの中心から同心円上で、等間隔で4個配設されて
いると共に、受け部材の2個の支持部が隣り合う第1可
動接点部のそれぞれの間に同心円上に位置し、等間隔で
8個の支持部が受け部材に配設されたことである。かか
る構成によって、隣り合う第1可動接点部の間の操作部
の外周部を押圧操作した際にも、2個の支持部がそれぞ
れ支点と成ることで、操作部による二段目の押圧操作も
スムースに出来る多方向入力装置を提供することが出来
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多方向入力装置に
ついての図面を説明すると、図1は、本発明の多方向入
力装置の実施の形態を示す上面側からの分解斜視図、図
2は、本発明の多方向入力装置の実施の形態を示す下面
側からの分解斜視図、図3は、本発明の多方向入力装置
の実施の形態に係わるプリント配線基板の平面図、図4
は、本発明の多方向入力装置の実施の形態に係わる操作
ツマミの平面図、図5は、図4の側面図、図6は、図4
の底面図である。
【0020】図1、図2に示すように、プリント配線基
板1は、絶縁性平板材から成り、矩形であって、一方の
面に設けられ、略中心から90度の等角度間隔で同心円
上(円周状)の位置(十字状の位置)にそれぞれ配設さ
れた4個の固定接点部1aと、図示していないが各固定
接点部1aに接続された所定の回路パターンと、固定接
点部1aと同心円上(円周状)で、且つ、隣り合う固定
接点部1aの中央部にそれぞれ設けられた貫通する矩形
の4個の孔部1bとを有している。
【0021】このプリント配線基板1は、いわゆる絶縁
基板として機能するように配設されている。
【0022】押釦スイッチ2は、固定接点部(図示せ
ず)とドーム状をした金属板製の可動接点部(図示せ
ず)とが配設され、可動接点部の反転に伴ってクリック
感(節度感)を生起する機構(図示せず)を有する略矩
形の本体部2aと、本体部2aの前面(上面)から外方
に突出する押釦2bと、本体部2aの側面の所定の個所
から延設された複数本の端子2cとを有している。
【0023】この押釦スイッチ2は、押釦2bへの押圧
操作にて、可動接点部が固定接点部に当接されると共
に、本体部2a内に配設されたクリック感を生起する機
構(図示しないドーム状の可動接点部の反転動作)によ
って、クリック感が生起される。そして、この押釦スイ
ッチ2は、プリント配線基板1の同心円上(円周状)に
設けられた各固定接点部1aの中心部に配設され、各端
子2cが回路パターン(図示せず)に半田付けされてい
る。
【0024】この押釦スイッチ2は、いわゆるスイッチ
素子としてプリント配線基板1(絶縁基板)上に設けら
れている。
【0025】受け部材3は、例えば、合成樹脂材料や金
属材料などの剛性材料から成り、成形加工や切削加工に
よって形成され、平板状で略八角形の基板部3aと、基
板部3aの一方の面の外周縁の近傍から基板部3aに直
交する外方に延設され、基板部3aの中心から90度の
等角度間隔(十字状)で同心円上(円周状)の位置に設
けられた4個の固定用突起3bと、基板部3aの他方の
面の外周縁の近傍から基板部3aに直交する外方に延設
され、基板部3aの中心から90度の等角度間隔(十字
状)で同心円上(円周状)の位置に設けられた4個の取
付脚(突起部)3cとを有している。
【0026】また、略八角形の基板部3aには、基板部
3aの中心部に前方に円形状に突出する凸部3dと、凸
部3dの後面側から前面側に凹んで設けられた円形状の
凹部3eと、凹部3eの内底面の中心部に設けられ、凹
部3e内に突出する円弧状の押圧部3fとを有してい
る。また、更に、略八角形の基板部3aには、基板部3
aの各頂部の近傍に基板部3aから後方側に突出する凸
部から成る円板状の8個の支持部3gと、基板部3aの
中心から90度の等角度間隔で、十字状に位置する基板
部3aの4辺の各中心に設けられたU字状の4個の切欠
部3hとを有している。
【0027】また、この各固定用突起3bと各取付脚3
cとは、ほぼ基板部3aの同位置であって基板部3aの
前方、及び後方に向かってそれぞれ延設されている。ま
た、隣接する支持部3gの中央部に取付脚3c、又は切
欠部3hが位置するように基板部3aの中心から45度
の等角度間隔で支持部3gが設けられている。
【0028】また、固定用突起3bは、略円柱状であっ
て、外側面には、複数個の円環状の凹凸部3jを備えて
いる。また、取付脚3cは、平板状の脚部3kと、脚部
3kの自由端部に設けられたフック部3mとを備えてい
る。この取付脚3cは、後述する操作ツマミ4の操作部
4aのプリント配線基板1(絶縁基板)に対する平行移
動を規制する規制部材として配設されている。
【0029】この受け部材3は、4個の取付脚3cがプ
リント配線基板1の4個の孔部1b内にスナップイン係
合の如く挿通されて、脚部3kが孔部1bの内側面に対
向すると共に、フック部3mの係止面3nが孔部1bの
周縁部(裏面)に掛け止めされることになっている。ま
た、受け部材3の円弧状の押圧部3fの頂部は、押釦ス
イッチ2の押釦2bと所定の間隔をもって対向する位置
に配設されている。
【0030】操作ツマミ4は、例えば、ゴム材やエラス
トマー材などの弾性材料から成り、所定の厚さ寸法を有
する円板状の操作部4aと、操作部4aの後端部の外周
縁から末広がり状に延設され、座屈可能な八角形のスカ
ート部4bと、スカート部4bの後端部から操作部4a
の外周側面と直交する方向に延設され、平板状で矩形の
支持部(載置部)4cとを有している。
【0031】また、操作部4aには、操作部4aの後面
の中央部に設けられた円形の第1凹部4dと、操作部4
aの後面の中心から90度の等角度間隔で同心円の位置
に設けられ、内方に突出する4個の円柱部4eと、円柱
部4eと同心円上で、且つ、隣り合う円柱部4eの中央
部にそれぞれ設けられた4個の第2凹部4fとを有して
いる。また、操作部4aの前面は、中央部が僅かに窪ん
だ状態に設けられている。
【0032】また、円柱部4eの先端面には、例えば、
カーボン材などの導電材料からなる可動接点部6が印刷
などの適宜手段にて配設されている。
【0033】そして、この操作ツマミ4の4個の第2凹
部4fには、受け部材3の4個の固定用突起3bが圧入
され、固定用突起3bの凹凸部3jによって、固定用突
起3bが第2凹部4f内に確実に係合・固着される。即
ち、操作ツマミ4の操作部4aの裏面側に受け部材3の
取付脚3cが外方に延設し、配設されることになってい
る。
【0034】また、このとき、操作ツマミ4の第1凹部
4d内に受け部材3の凸部3dが挿通されて配設される
と共に、操作ツマミ4の円柱部4eが受け部材3のU字
状の切欠部3h内に挿通されて配設されることになって
いる。
【0035】この各切欠部3h内への各円柱部4eの配
設によって、受け部材3から各可動接点部6が露出(突
出)されて設けられることになっている。
【0036】そして、4個の円柱部4eに配設された各
可動接点部6は、プリント配線基板1の4個の固定接点
部1a上に所定の間隔をもって、対向され、それぞれ配
設されることになっている。また、このとき、各可動接
点部6と各固定接点部1aとの第1の間隔寸法と、8個
の支持部3gとプリント配線基板1との第2の間隔寸法
とは、第1の間隔寸法が、第2の間隔寸法に対して僅か
に短い寸法であるように形成されている。このようにし
て、プリント配線基板1と押釦スイッチ2と受け部材3
と操作ツマミ4とは一体化される。
【0037】ハウジング5は、合成樹脂材料から成り、
成形加工によって形成され、所定の形状で平板状の前面
板5aと、前面板5aの所定の個所に設けられ、貫通す
る円形の開口部5bと、開口部5bを囲む外周部であっ
て、前面板5aから後方側に前面板5aに対して直交す
るように延設された八角形のリブ部5cとを有してい
る。
【0038】このハウジング5は、開口部5b内に操作
ツマミ4の操作部4aが挿通されて配設され、八角形の
リブ部5cが八角形のスカート部4bの外側の近傍に位
置し、リブ部5cの端面が操作ツマミ4の支持部4c上
に当接されて配設されている。これによって、操作ツマ
ミ4の支持部4cは、プリント配線基板1の前面と、ハ
ウジング5のリブ部5cとによって挟み込まれた状態で
確実に保持されることになっている。
【0039】また、このハウジング5によって、図示し
ていないが、プリント配線基板1が、適宜手段によっ
て、ハウジング5に取り付けられることになっている。
【0040】次に、本発明の多方向入力装置の組立につ
いて説明する。先ず、操作ツマミ4の4個の第2凹部4
f内に受け部材3の4個の固定用突起3bを圧入する。
この固定用突起3bの圧入によって、操作部4aの後面
(裏面)が受け部材3の基板部3aに面で支持されるよ
うになり、操作ツマミ4と受け部材3とは、一体化され
る。このとき、略八角形の基板部3aが八角形のスカー
ト部4b内に配設されると共に、円形状の凸部3dが第
1凹部4d内に配設され、且つ、各可動接点部6が配設
された各円柱部4eがU字状の各切欠部3h内に挿通さ
れて配置される。
【0041】次に、プリント配線基板1の4個の固定接
点部1aの中央部に押釦スイッチ2を配設し、各端子2
cをプリント配線基板1の配線パターン(図示せず)に
半田付けする。
【0042】次に、一体化された操作ツマミ4と受け部
材3とは、受け部材3の4個の取付脚3cの各フック部
3mをプリント配線基板1の4個の孔部1b内に挿通
し、各脚部3kが各孔部1bの内側面と対向して位置さ
れると共に、各フック部3mの係止面3nが各孔部1b
の周縁部(裏面)に掛け止めされる。
【0043】この孔部1bへのフック部3mの掛け止め
によって、プリント配線基板1と操作ツマミ4と受け部
材3とは、一体化される。次に、ハウジング5の開口部
5b内に操作ツマミ4の操作部4aを挿通し、操作部4
aの表面を前面板5aの表面よりも外方に位置させる。
【0044】このとき、ハウジング5の八角形のリブ部
5c内に操作ツマミ4の八角形のスカート部4bが配設
されると共に、リブ部5cの端面が操作ツマミ4の支持
部4cの所定の個所に当接し、このリブ部5cの端面の
当接によって、操作ツマミ4は、プリント配線基板1の
表面に確実に配設される。即ち、操作ツマミ4の支持部
4cが、スカート部4bを介して操作部4aを支持した
状態でプリント配線基板1の表面に載置されている。ま
た、このハウジング5にて、図示していないが、プリン
ト配線基板1が、適宜手段によって、ハウジング5に取
り付けられる。
【0045】次に、本発明の多方向入力装置の動作につ
いて説明する。図7は、本発明の多方向入力装置の可動
接点部の第1の動作を説明する断面図、図8は、本発明
の多方向入力装置の取付脚の第1の動作を説明する断面
図、図9は、本発明の多方向入力装置の可動接点部の第
2の動作を説明する断面図、図10は、本発明の多方向
入力装置の取付脚の第2の動作を説明する断面図、図1
1は、本発明の多方向入力装置の可動接点部の第3の動
作を説明する断面図である。
【0046】先ず、図7、図8に示すように、多方向入
力装置の操作ツマミ4の操作部4aに押圧力を加えてい
ないときは、4個の可動接点部6は、それぞれ対向する
4個の固定接点部1aから所定の間隔をもって配設され
ていると共に、押釦スイッチ2の押釦2bは、受け部材
3の押圧部3fから所定の間隔をもって配設されてい
る。即ち、この多方向入力装置の各接点は、オフの状態
に保持されている。
【0047】次に、図9、図10に示すように、多方向
入力装置の操作ツマミ4の操作部4aの外周部のうちの
所望の近傍個所を矢印A方向に押圧力を加えて、押圧操
作を行うと、押圧操作された操作部4aの外周部の近傍
のスカート部4bが部分的に座屈する。このスカート部
4bの座屈によって、操作者(押圧者)にクリック感
(節度感)を生起させるように動作する。
【0048】この動作によって、押圧される外周部側に
位置する可動接点部6が、この可動接点部6と対向して
設けられた固定接点部1aに軽快なクリック感を伴って
当接し、オン状態となる。
【0049】なお、この操作部4aの外周部への矢印A
方向への押圧力の際に、スカート部4bが部分的に座屈
することから、ときとして、操作部4aがプリント配線
基板1に対して平行である矢印B方向に移動するような
作用力が働くことがある。
【0050】この矢印B方向への作用力は、押圧力の加
えられる操作部4aの外周部と、操作部4aの中心に対
して対向する側に位置する受け部材3のふたつの取付脚
3cの脚部3kの各外表面がプリント配線基板1のふた
つの孔部1bの各内側面に当接することによって、押し
止められる。即ち、操作部4aが矢印B方向へ移動する
ことが規制される。
【0051】このことから、押圧力の加えられる操作部
4aの外周部は、確実に矢印A方向(下方向)に移動す
るように動作し、スカート部4bは、確実にクリック感
を生起して座屈する。
【0052】前述のふたつの孔部1bの各内側面に当接
するふたつの取付脚3cの各フック部3mの係止面3n
は、各孔部1bの周縁部(裏面)に確実に掛け止めさ
れ、この掛け止めされた側の操作ツマミ4の操作部4a
が上方に移動すること無く、このことからも、スカート
部4bの座屈は軽快なクリック感を伴うように座屈す
る。
【0053】このとき、押釦スイッチ2は、押釦2bが
押圧されておらず、オフ操作の状態に維持されている。
【0054】次に、可動接点部6が固定接点部1aに当
接した状態から、更に、そのまま続けて操作ツマミ4の
操作部4aを矢印A方向に押圧する。この押圧によっ
て、可動接点部6が設けられた弾性材料から成る円柱部
4eは、押圧によって、可動接点部6が固定接点部1a
に当接した状態から更に僅かに矢印A方向に移動する
(圧縮される)。
【0055】この移動によって、可動接点部6を挟む受
け部材3のふたつの支持部3gが、プリント配線基板1
の固定接点部1aを挟むそれぞれ所定の位置に当接され
る。そして、図11に示すように、この当接されたふた
つの支持部3gを支点として、操作ツマミ4が矢印C方
向に回動され、この操作ツマミ4の回動によって、受け
部材3の押圧部3fが押釦スイッチ2の押釦2bに当接
し、押釦2bが押圧される。
【0056】この押釦2bの押圧によって、本体部2a
内のクリック感を生起する機構(図示しないドーム状の
可動接点部の反転動作)にてクリック感が生起されると
共に、押釦スイッチ2がオン操作される。このクリック
感は、受け部材3が操作ツマミ4よりも剛性の高い(硬
い)合成樹脂材料などによって形成され、操作ツマミ4
が受け部材3に支持されていることから、操作ツマミ4
への操作者が確実に感得できるクリック感である。
【0057】次に、操作ツマミ4への押圧力を解除する
と、押釦スイッチ2の自己復帰力、及び、操作ツマミ4
の座屈したスカート部4bの自己復帰力によって、クリ
ック感を伴って、操作ツマミ4の操作部4aが最初の状
態であるプリント配線基板1に対して平行な位置に復帰
する。そして、この操作ツマミ4の復帰に伴って、オン
されていた押釦スイッチ2、及び、オンされていた固定
接点部1aと可動接点部6とがそれぞれオフ状態に復帰
する。
【0058】また、この復帰は、押釦スイッチ2がオン
される前に、操作ツマミ4の操作部4aへの押圧力を解
除した際にも、スカート部4bの自己復帰力によって、
ほぼ同様の復帰動作が成される。
【0059】なお、上述した操作部4aの外周部への押
圧操作時の説明は、押圧位置が、可動接点部6の配設さ
れている部分の近傍である場合のものであるが、隣接す
る二つの可動接点部6の中間位置における操作部4aの
外周部を押圧した際にも同様に、二段階の入力を行うこ
とができる。
【0060】即ち、この場合には、先ず、隣接する二つ
の可動接点部6が近接のスカート部4bの部分的な座屈
を伴って、対応する二つの固定接点部1aとそれぞれ、
ほぼ同時に当接する。この際にも、操作部4aの横方向
への移動は、取付脚3cと孔部1bとによって、同様に
規制されるため、確実にクリック感を得ることが出来
る。
【0061】そして、押圧力を増して、更に押圧を続け
ると、固定接点部1aと当接した隣接する二つの可動接
点部6の間に位置する二つの支持部3gがプリント配線
基板1と当接し、この二つの支持部3gを支点として、
操作ツマミ4が回動され、受け部材3の押圧部3fによ
って、押釦2bが、押圧操作されて、押釦スイッチ2が
オン操作される。
【0062】このように、本実施の形態に係わる入力装
置は、8方向の入力が可能となっており、いずれの方向
の入力操作時にもスカート部4bがクリック感触を伴っ
て、容易に座屈すべく、スカート部4bは、操作ツマミ
4の傾倒する方向と直交する辺を有する八角形状を成し
ている。
【0063】次に、本発明の多方向入力装置に係わる押
釦スイッチのみの操作について説明する。図12は、本
発明の多方向入力装置の押釦スイッチのみの第1の動作
を説明する断面図、図13は、本発明の多方向入力装置
の押釦スイッチのみの第2の動作を説明する断面図であ
る。
【0064】先ず、図12に示すように、この多方向入
力装置に係わる押釦スイッチのみの操作は、操作ツマミ
4の操作部4aのほぼ中央部を矢印D方向に押圧する。
この操作部4aの中央部の押圧によって、操作部4aが
プリント配線基板1に対して垂直方向に平行に移動し、
この操作部4aの平行移動に伴って、受け部材3が同様
にプリント配線基板1に対して垂直方向に移動する。
【0065】このとき、操作ツマミ4の八角形のスカー
ト部4bは、座屈せず、全体が僅かに撓むように変形す
る。
【0066】次に、垂直方向に移動した受け部材3の押
圧部3fが押釦スイッチ2の押釦2bの上面に当接す
る。そして、更に、そのまま続けて操作部4aの中央部
を押圧すると、図13に示すように、押圧部3fが押釦
2bを押圧し、押釦スイッチ2の本体部2a内に配設さ
れたクリック感(節度感)を生起する前述した機構によ
って、押圧をする操作者が軽快なクリック感を感得する
ことになる。
【0067】そして、このクリック感の感得と同時に押
釦スイッチ2のみがオン操作されるように動作し、この
とき、複数個の可動接点部6と、複数個の固定接点部1
aとはオフであるような位置に配設されている。
【0068】次に、操作部4aの中央部への押圧を解除
すると、押釦スイッチ2の自己復帰力と、操作ツマミ4
のスカート部4bの自己復帰力とによって、操作部4a
は元の位置に復帰し、押釦スイッチ2がオフ操作される
ように動作する。
【0069】なお、前述の多方向入力装置は、例えば、
カーソル移動を操作するリモートコントローラの入力装
置として用いられ、先ず、操作部4aへの第1の押圧操
作によって、画面上のカーソル移動が第1の速度(比較
的遅い速度)で移動し、次に、続けての操作部4aへの
第2の押圧操作によって、カーソル移動が第2の速度
(比較的早い速度)で移動するように操作することが出
来るように用いられる。
【0070】また、押釦スイッチのみへの押圧操作は、
例えば、画面上の所定のカーソル位置における、その位
置での確定操作が出来るように用いられる。
【0071】次に、本発明の多方向入力装置の第2の実
施の形態について図面を用いて説明する。この第2の実
施の形態の多方向入力装置の基本的な構成は、前述の第
1の実施の形態の多方向入力装置とほぼ同一の構成であ
る。このことから、前述の第1の実施の形態と同一構成
については、同一符号を付与して詳細な説明は、省略す
る。
【0072】図14は、本発明の多方向入力装置の第2
の実施の形態を示す第1の断面図、図15は、本発明の
多方向入力装置の第2の実施の形態を示す第2の断面図
である。
【0073】ここで、図14、図15に示すように、第
2の実施の形態の構成の相異点は、前述の如く、第1の
実施の形態の多方向入力装置では、プリント配線基板1
の4個の固定接点部1aの中央部に、押釦2bを設けた
押釦スイッチ2が取り付けられているに対して、第2の
実施の形態の多方向入力装置では、プリント配線基板1
の4個の固定接点部1aの中央部に、第2固定接点部1
cが設けられ、この第2固定接点部1cに対向して、第
2可動接点部7が操作ツマミ4の操作部4aの第2円柱
部4gに設けられている。
【0074】この第2円柱部4gは、操作部4aの中央
部から内方に突出して延設されている。また、この操作
部4aの第2円柱部4gは、受け部材3の凸部3dの中
央部に設けられた貫通孔3pに挿通されて配設され、第
2円柱部4gに設けられた第2可動接点部7が露出され
た状態に配設されている。即ち、中央部の第2固定接点
部1cと第2可動接点部7とは所定の間隔寸法をもっ
て、対向して配設されている。
【0075】次に、本発明の多方向入力装置の第2の実
施の形態の動作について説明する。この動作について
は、基本的に前述の第1の実施の形態の多方向入力装置
の動作と同様であるので、相異点について説明する。
【0076】この多方向入力装置の動作は、操作ツマミ
4の操作部4aの外周外周部押圧操作によって、先ず、
前述の第1の実施の形態と同様に、第1固定接点部1a
と第1可動接点部6とが当接して、オン操作され、更
に、そのまま続けて操作部4aへの押圧操作によって、
第2固定接点部1cと第2可動接点部7とが当接して、
オン操作される。
【0077】次に、操作部4aの外周部への押圧操作を
解除すると、前述の第1の実施の形態と同様に、順次、
自己復帰力によって、操作部4aは、元の位置に復帰す
る。次に、操作部4aの中央部への押圧操作についての
動作だが、この動作は、第2固定接点部1cと第2可動
接点部7とが当接する以外は、前述の第1の実施の形態
での動作とほぼ同様の動作であることから、説明は省略
する。また、この第2の実施の形態における多方向入力
装置においても、第1の実施の形態と同様に、8方向の
入力操作を行うことができるようになっている。
【0078】なお、前述の第1、及び第2の実施の形態
においては、固定接点部、及び可動接点部を十字状に4
個配設したが、これに限定されず、円周状に2個や、8
個配設したものであっても良い。また、前述の受け部材
3の取付脚3cは、受け部材3における、いわゆる突起
部として形成されている。
【0079】また、第1の実施の形態においては、規制
部材が、受け部材に十字状に配置した4個の取付脚によ
って構成されているが、これに限定されるものではな
い。
【0080】また、第1の実施の形態においては、規制
部材が、突起部(取付脚)を有する受け部材から構成さ
れ、この受け部材が操作部に係止されているが、これに
限定されず、規制部材をプリント配線基板(絶縁基板)
側に配設しても良い。
【0081】また、第1、及び第2の実施の形態におい
ては、二段目の押圧操作をより安定したものとするため
に、受け部材に設けられた支持部が各可動接点部(切欠
部)を挟む等間隔の位置にそれぞれ2個配設されている
が、これに限定されず、各可動接点部の近傍にそれぞれ
1個のみ配設されていても良い。
【0082】
【発明の効果】本発明の多方向入力装置は、受け部材が
操作部の下面側に各第1可動接点部が露出するように取
り付けられ、各支持部をそれぞれ各第1可動接点部の位
置の近傍に配設し、操作部の外外周部の第1の押圧操作
によって、第1の押圧操作された操作部の外周部の近傍
のスカート部が部分的に座屈し、操作側の第1可動接点
部が対向する第1固定接点部にクリック感を伴って当接
し、更に、そのまま続けて操作部の第2の押圧操作によ
って、操作側の第1可動接点部が僅かに押圧され、この
第1可動接点部の近傍にある支持部が絶縁基板に当接
し、該支持部を支点とし、操作ツマミの操作部が回動
し、操作部の中央部がスイッチ素子を操作するようにし
たことによって、操作部の外周部への押圧操作にて、円
周状に設けられた各第1固定接点部と、該各第1固定接
点部とそれぞれ接離可能に対向する複数個の第1可動接
点部とをクリック感を伴って当接させることが出来、且
つ、支持部を支点とし、操作部の中央部がスイッチ素子
を操作するので、一段目の押圧操作時にクリック感を有
し、二段階の押圧操作の操作性が良好で、小型化が可能
な多方向入力装置を提供できる。
【0083】また、本発明の多方向入力装置は、複数個
の支持部の配置が、複数個の第1可動接点部の円周状の
配置よりも外側に設けられたことによって、スイッチ素
子のオン・オフ操作、又は第2固定接点部への第2可動
接点部のオン・オフ操作が、支点となる支持部の外側配
置にて、一層確実な操作が行える多方向入力装置を提供
することが出来る。
【0084】また、本発明の多方向入力装置は、スイッ
チ素子が操作されるときに、クリック感を生起すること
によって、二段目に押圧操作されるスイッチ素子がクリ
ック感を生起することで、誤操作を起こし難く、操作者
による操作性が、一層良好な多方向入力装置を提供する
ことが出来る。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方向入力装置の実施の形態を示す上
面側からの分解斜視図である。
【図2】本発明の多方向入力装置の実施の形態を示す下
面側からの分解斜視図である。
【図3】本発明のの多方向入力装置の実施の形態に係わ
るプリント配線基板の平面図である。
【図4】本発明の多方向入力装置の実施の形態に係わる
操作ツマミの平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の底面図である。
【図7】本発明の多方向入力装置の可動接点部の第1の
動作を説明する断面図である。
【図8】本発明の多方向入力装置の取付脚の第1の動作
を説明する断面図である。
【図9】本発明の多方向入力装置の可動接点部の第2の
動作を説明する断面図である。
【図10】本発明の多方向入力装置の取付脚の第2の動
作を説明する断面図である。
【図11】本発明の多方向入力装置の可動接点部の第3
の動作を説明する断面図である。
【図12】本発明の多方向入力装置の押釦スイッチのみ
の第1の動作を説明する断面図である。
【図13】本発明の多方向入力装置の押釦スイッチのみ
の第2の動作を説明する断面図である。
【図14】本発明の多方向入力装置の第2の実施の形態
を示す第1の断面図である。
【図15】本発明の多方向入力装置の第2の実施の形態
を示す第2の断面図である。
【図16】従来の多方向入力装置を示す一部切欠した平
面図である。
【図17】図16の17ー17線における断面図であ
る。
【符号の説明】 1 プリント配線基板(絶縁基板) 1a 固定接点部(第1固定接点部) 1b 孔部 1c 第2固定接点部 2 押釦スイッチ(スイッチ素子) 2b 押釦 3 受け部材 3a 基板部 3b 固定用突起 3c 取付脚(突起部) 3f 押圧部 3g 支持部 3m フック部 3p 貫通孔 4 操作ツマミ 4a 操作部 4b スカート部 4c 支持部(載置部) 4e 円柱部(第1円柱部) 4g 第2円柱部 5 ハウジング 5b 開口部 6 可動接点部(第1可動接点部) 7 第2可動接点部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の第1固定接点部が円周状に設けら
    れた絶縁基板と、該絶縁基板の前記各第1固定接点部の
    中央部に設けられた押圧式のスイッチ素子と、弾性材か
    ら成り、各第1固定接点部にそれぞれ接離可能に対向す
    る複数個の第1可動接点部を有する操作部と、該操作部
    の外周縁から末広がり状に延設され、座屈可能なスカー
    ト部と、該スカート部から延設され、前記絶縁基板に載
    置される載置部とを有する操作ツマミと、複数個の支持
    部が設けられた剛性の受け部材とを備え、 前記受け部材が前記操作部の下面側に前記各第1可動接
    点部が露出するように取り付けられ、前記各支持部をそ
    れぞれ前記各第1可動接点部の位置の近傍に配設し、前
    記操作部の外周部への第1の押圧操作によって、第1の
    押圧操作された前記操作部の外周部の近傍の前記スカー
    ト部が部分的に座屈し、操作側の前記第1可動接点部が
    対向する前記第1固定接点部にクリック感を伴って当接
    し、更に、そのまま続けて前記操作部の第2の押圧操作
    によって、操作側の前記第1可動接点部が僅かに押圧さ
    れ、この前記第1可動接点部の近傍にある前記支持部が
    前記絶縁基板に当接し、前記支持部を支点とし、前記操
    作ツマミの前記操作部が回動し、前記操作部の中央部が
    前記スイッチ素子を操作するようにしたことを特徴とす
    る多方向入力装置。
  2. 【請求項2】円周状に設けられた複数個の第1固定接点
    部、及び該各第1固定接点部の中央部に設けられた第2
    固定接点部を有する絶縁基板と、弾性材から成り、前記
    各第1、及び第2固定接点部にそれぞれ接離可能に対向
    する複数個の第1、及び第2可動接点部を有する操作部
    と、該操作部の外周縁から末広がり状に延設され、座屈
    可能なスカート部と、該スカート部から延設され、前記
    絶縁基板に載置される載置部とを有する操作ツマミと、
    複数個の支持部が設けられた剛性の受け部材とを備え、 前記受け部材が前記操作部の下面側に前記各第1、及び
    第2可動接点部が露出するように取り付けられ、前記各
    支持部をそれぞれ前記各第1可動接点部の位置の近傍に
    配設し、前記操作部の外周部への第1の押圧操作によっ
    て、第1の押圧操作された前記操作部の外周部の近傍の
    前記スカート部が部分的に座屈し、操作側の前記第1可
    動接点部が対向する前記第1固定接点部にクリック感を
    伴って当接し、更に、そのまま続けて前記操作部の第2
    の押圧操作によって、操作側の前記第1可動接点部が僅
    かに押圧され、この前記第1可動接点部の近傍にある前
    記支持部が前記絶縁基板に当接し、前記支持部を支点と
    し、前記操作ツマミの前記操作部が回動し、前記第2可
    動接点部が対向する前記第2固定接点部に当接するよう
    にしたことを特徴とする多方向入力装置。
  3. 【請求項3】複数個の前記支持部の配置が、複数個の前
    記第1可動接点部の円周状の配置よりも外側に設けられ
    たことを特徴とする請求項1、又は2記載の多方向入力
    装置。
  4. 【請求項4】前記操作部の中央部を押圧した際に、前記
    操作部が前記絶縁基板に対して垂直方向に移動し、前記
    操作部の中央部が前記スイッチ素子のみをオン操作する
    ようにしたことを特徴とする請求項1、又は3記載の多
    方向入力装置。
  5. 【請求項5】前記スイッチ素子が操作されるときに、ク
    リック感を生起することを特徴とする請求項1、3、又
    は4記載の多方向入力装置。
  6. 【請求項6】前記操作部の下面に設けられた前記受け部
    材の中央部には、前記スイッチ素子を押圧操作する押圧
    部が一体に設けられたことを特徴とする請求項1、3、
    4、又は5記載の多方向入力装置。
  7. 【請求項7】前記受け部材の外周縁部には、複数個の切
    欠部が設けられ、該各切欠部内に前記各第1可動接点部
    が配設され、前記各第1可動接点部を挟む等間隔の位置
    に2個の前記支持部が設けられていることを特徴とする
    請求項1、乃至6のいずれかひとつに記載の多方向入力
    装置。
  8. 【請求項8】複数個の前記第1固定接点部と複数個の前
    記第1可動接点部とが、前記操作ツマミの中心から同心
    円上で、等間隔で4個配設されていると共に、前記受け
    部材の2個の前記支持部が隣り合う前記第1可動接点部
    のそれぞれの間に同心円上に位置し、等間隔で8個の前
    記支持部が前記受け部材に配設されたことを特徴とする
    請求項1、乃至7のいずれかひとつに記載の多方向入力
    装置。
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