JP2003187481A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2003187481A
JP2003187481A JP2001383424A JP2001383424A JP2003187481A JP 2003187481 A JP2003187481 A JP 2003187481A JP 2001383424 A JP2001383424 A JP 2001383424A JP 2001383424 A JP2001383424 A JP 2001383424A JP 2003187481 A JP2003187481 A JP 2003187481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magneto
high frequency
circuit
optical
optical recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001383424A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Arai
一馬 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001383424A priority Critical patent/JP2003187481A/ja
Publication of JP2003187481A publication Critical patent/JP2003187481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気ディスクへのレーザ照射パワーに応じ
て、高周波重畳用の高周波振幅を最適化できる光磁気記
録再生装置を提供すること。 【解決手段】 光磁気記録再生装置1は、磁気的に結合
される再生層と記録層とを備え、前記記録層を磁気多層
膜で構成した光磁気ディスクMOを使用し、光磁気ディ
スクMO上に半導体レーザ3からレーザ光を照射すると
ともに光磁気ディスクMOの磁気的結合により情報の記
録再生を行なうものである。光磁気記録再生装置1は、
記録再生を制御する光ディスク制御回路23と、レーザ
ノイズを低減するために半導体レーザ3に高周波を重畳
する高周波重畳回路19とを備え、高周波重畳回路19
は、光ディスク制御回路23から設定される半導体レー
ザ3の照射パワーに応じ高周波の出力振幅を2以上の出
力値に切り換えできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体上
に半導体レーザからレーザ光を照射するとともに前記光
磁気記録媒体の磁気的結合により情報の記録再生を行な
う光磁気記録再生装置に係り、特に磁気超解像を実現す
る光磁気記録媒体の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の光ディスクでは、さらなる
高密度化及び大容量化の傾向があり、光ディスクの高密
度化を達成する技術の一つとして磁気超解像による再生
方法が知られている。なお、光ディスクには、コンパク
トデスク(CD)、レーザディスク(LD)、光磁気記
録媒体(MO)などが挙げられるが、本発明では特に光
磁気記録媒体(以下では、「光磁気ディスク」という
(MO))について説明するものとする。
【0003】前記磁気超解像による光磁気ディスクにお
いて、データ再生時の記録層上に積層されたマスク層の
温度分布を利用して一つの微小磁区(開口部)のみを検
出することを可能にした光磁気記録媒体と情報記録再生
装置が提案されている(特開平1−143041号公
報、特開平1−143042号公報、特開平3−930
58号公報参照)。また、これらの具体的再生回路構成
が特開平11−328678号公報に開示されている。
【0004】これら公報に記載された光磁気記録再生装
置は、磁気的に結合される再生層と記録層とを備え、前
記記録層を磁気多層膜で構成した光磁気記録媒体を使用
し、前記光磁気記録媒体上に半導体レーザからレーザ光
を照射するとともに前記光磁気記録媒体の磁気的結合に
より情報の記録再生を行なっている。
【0005】これら公報に記載された光磁気記録再生装
置は、その原理上、従来の光磁気ディスクでの記録情報
の再生レーザパワー出力と比較して、高い再生レーザパ
ワーを必要としている。
【0006】一方、超解像によらない従来の光磁気記録
再生装置では、記録媒体からの反射光を所望のピームス
プリッタプリズムプリズムなどでP偏光とS偏光成分に
分離し、これら分離された光信号をそれぞれに配置され
た光電変換素子に注入することにより光電変換して電気
信号を得るとともに、当該電気信号を差動検出させるこ
とにより、同相ノイズを低減した再生信号を得ている。
【0007】また、超解像によらない従来の光磁気記録
再生装置では、光磁気ディスクからの反射光やレーザの
発光モードの変動(モードホップ)により発生するレー
ザノイズを低減するため、数百[MHz]の高周波をレー
ザに重畳していた。また、超解像によらない従来の光磁
気記録再生装置において使用されている再生レーザのパ
ワーは、比較的低出力で、かつ、固定パワーで対応可能
であったため、前記レーザノイズを低減するための高周
波重畳振幅も固定の電流振幅でレーザに印加(重畳)さ
せることで対応が可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超解像
の光磁気ディスクを使用する光磁気記録再生装置では、
上記のとおり、信号再生に必要となる再生レーザパワー
が高出力であり、かつ、記録媒体の再生箇所により、最
適な再生パワーが異なるため、再生レーザパワーの変動
要因となる光磁気ディスクの再生感度、環境温度、レー
ザの電流/光変換効率(I/L特性)、光磁気ディスク
の再生箇所及び光磁気ディスクから再生時の光ディスク
の回転数などにより、記録信号の再生に必要なレーザパ
ワーが異なる。したがって、情報の再生に必要な再生レ
ーザパワーの範囲は非常広く設定されることになる。
【0009】このため、超解像によらない従来の光磁気
記録再生装置と同様に、固定の電流振幅で高周波重畳を
行なうと、再生レーザパワーに関わらず常に大振幅で高
周波を重畳しなければならないため、以下のような問題
が発生する。
【0010】(1)常に、大振幅の高周波を重畳してい
るため、高周波重畳回路の消費電力か非常に大きなもの
となる。
【0011】(2)消費電力の増大に伴って、高周波重
畳回路に過大な熱が発生し、光磁気ディスク記録再生装
置としての熱設計が困難なものになる。
【0012】(3)低い再生レーザパワー時であって
も、過大な高周波を重畳するため、前記再生レーザパワ
ーでの再生信号の劣化が発生する恐れがあり、ジッター
の増大を引き起し、再生信号の信号対雑音(S/N)比
が劣化する可能性がある。
【0013】(4)必要となる再生レーザパワーの範囲
が広く、最大再生レーザパワー時の最大出力電流振幅
が、レーザの閾値電流の2倍を超えた場合、半導体レー
ザに逆バイアス電圧が印加されることにより半導体レー
ザの劣化が発生する可能性がある。
【0014】本発明は、上述した問題点を解消し、光磁
気ディスクへのレーザ照射パワーに応じて、高周波重畳
用の高周波振幅を最適化できる光磁気記録再生装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る光磁気記録再生装置は、
磁気的に結合される再生層と記録層とを備え、前記記録
層を磁気多層膜で構成した光磁気記録媒体を使用し、前
記光磁気記録媒体上に半導体レーザからレーザ光を照射
するとともに前記光磁気記録媒体の磁気的結合により情
報の記録再生を行なう光磁気記録再生装置であって、記
録再生を制御する光ディスク制御回路と、レーザノイズ
を低減するために前記半導体レーザに高周波を重畳する
高周波重畳回路とを備え、前記高周波重畳回路は、前記
光ディスク制御回路から設定される半導体レーザの照射
パワーに応じ、前記高周波の出力振幅を2以上の出力値
の切換できる手段を設けたことを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明に係る光磁気記録再生装置は、磁気的に結合される
再生層と記録層とを備え、前記記録層を磁気多層膜で構
成した光磁気記録媒体を使用し、前記光磁気記録媒体上
に半導体レーザからレーザ光を照射するとともに前記光
磁気記録媒体の磁気的結合により情報の記録再生を行な
う光磁気記録再生装置であって、記録再生を制御する光
ディスク制御回路と、前記光磁気記録媒体へ照射される
光出力を検出する検出手段と、半導体レーザノイズを低
減するために前記半導体レーザに高周波を重畳する高周
波重畳回路と前記高周波重畳回路の出力振幅値を決定す
るためのパラメータを記録するメモリと、前記光ディス
ク制御回路及び界磁系を制御し各種演算処理を実行する
演算手段とを有し、前記演算手段は、前記検出手段から
の検出信号と前記メモリからパラメータを取り込み、前
記検出信号と前記パラメータとから前記高周波重畳回路
の出力振幅値が一定の変調度に制御させる制御信号を形
成し、前記制御信号で前記高周波重畳回路を出力振幅値
を制御する手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項1または
2において、前記検出手段は、半導体レーザの駆動電流
値を検出する手段からなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態(請求項1に相当))
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を説明する
ためのものである。ここに、図1は、本発明の第1の実
施の形態に係る光磁気記録再生装置を示すブロック図で
ある。
【0020】図1において、光磁気記録再生装置1は、
大別して、レーザ光を発射できる半導体レーザ3と、光
磁気ディスクMOからの反射光を電気信号に変換する再
生信号検出手段5と、前記半導体レーザ3から出射され
ている光パワーを検出する光パワー検出手段7と、この
半導体レーザ3のレーザ光を光磁気ディスクMOと光パ
ワー検出手段7とに導きかつ光磁気ディスクMOからの
反射光を再生信号検出手段5に導く光学系9と、半導体
レーザ3を駆動するレーザ駆動回路11と、前記レーザ
駆動回路11を制御するレーザ制御回路13と、光磁気
ディスクMOに界磁を印加する界磁系15と、再生信号
検出手段5からの検出信号からデータを再生するデータ
再生回路17と、半導体レーザノイズを低減するために
前記半導体レーザ3に高周波を重畳する高周波重畳回路
19と、光磁気ディスクMOを回転させる駆動系21
と、前記データ再生回路5からの再生信号やその他の信
号を基に光磁気ディスクMOへの情報の書込再生を制御
する光ディスク制御回路23と、界磁系15を駆動制御
するとともに光ディスク制御回路23を制御しかつ各種
演算制御を行なうCPU回路からなる演算手段25とか
ら構成されている。
【0021】さらに説明すると、光パワー検出手段7の
出力部はレーザ駆動回路11に接続されている。レーザ
制御回路13には、光ディスク制御回路23からゲート
信号(Write Gate/Read Gate/Erase Gate)と半導体レー
ザパワー制御信号が供給されるようになっている。高周
波重畳回路19には、光ディスク制御回路23からゲー
ト信号(Write Gate/Read Gate/Erase Gate)と高周波重
畳ゲイン制御信号とが供給されるようになっている。
【0022】前記再生信号検出手段5は、光電変換素子
PD1,PD2と、電流/電圧変換素子IV2,IV3
と、演算増幅器OP1,OP2とを備え、次のように構
成されている。光電変換素子PD1の出力は電流/電圧
変換素子IV3を介して演算増幅器OP1のマイナス入
力端子と演算増幅器OP2のプラス入力端子に接続され
ている。光電変換素子PD2の出力は電流/電圧変換素
子IV2を介して演算増幅器OP1のプラス入力端子と
演算増幅器OP2のマイナス入力端子に接続されてい
る。演算増幅器OP1,OP2の各出力端子は、データ
再生回路17に接続されている。
【0023】前記光パワー検出手段7は、光電変換素子
MPDと、電流/電圧変換素子IV1とを備え、光電変
換素子MPDの出力が電流/電圧変換素子IV1を介し
てレーザ駆動回路11の入力端子に接続されている。
【0024】前記光学系9は、各集光レンズCO1,C
O2,CO3と、コリメータレンズCO4と、ピームス
プリッタプリズムPBS1,PBS2と、対物レンズC
O5とが図1に示すように配置されることにより構成さ
れている。
【0025】前記界磁系15は、デジタル/アナログ変
換器151と、界磁系駆動回路152とからなる。
【0026】前記データ再生回路17では、図示しない
可変ゲインアンプ、高域遮断フィルタ、2値化回路、P
LL回路により構成されている。
【0027】次に、レーザ駆動回路周りの構成を図2を
参照して説明する。
【0028】ここに、図2は、本発明の第1の実施の形
態に係る光磁気記録再生装置に用いるレーザ駆動回路周
り示す回路図である。
【0029】図2では図1の光パワー検出手段7に代え
て次のようにしている。図2に示す光パワー検出手段7
aは、光電変換素子PDのアノードを電源Vcに、その
カソードを抵抗R1を介して接地してあり、また、光電
変換素子PDと抵抗R1との接続点をレーザ駆動回路1
1の演算増幅器OP3のプラス入力端子に接続してい
る。このように接続できるのは、光電変換素子PDと抵
抗R1との接続点から光検出信号が電圧で得られるから
である。
【0030】前記レーザ駆動回路11は、前記レーザ制
御回路13からの電流制御信号を演算増幅器OP3のマ
イナス入力端子に入力されるようにし、演算増幅器OP
3の出力端子をトランジスタTr1のベースに接続し、
トランジスタTr1のエミッタを抵抗R2を介して接地
し、かつトランジスタTr1のコレクタを半導体レーザ
3のカソードに接続することにより構成されている。
【0031】また、高周波重畳回路19の高周波出力端
子は、コンデンサC1を介して半導体レーザ3のカソー
ドに接続されている。半導体レーザ3のアノードは、電
源Vcに接続されている。
【0032】なお、レーザ制御回路13、光ディスク制
御回路23については図1と同様であるので説明を省略
する。
【0033】次に、高周波重畳回路周りの回路構成を説
明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る光磁
気記録再生装置に用いる高周波重畳回路周りの構成を示
す回路図である。
【0034】図3において、高周波重畳回路19は、ゲ
ート信号によって発振/停止する発振回路(OSC)1
91と、前記OSC191で発振した高周波を可変増幅
率で増幅する可変増幅回路部192と、この可変増幅回
路部192からの高周波を電流成分に変換する電流増幅
部193とからなる。
【0035】可変増幅回路部192は、増幅器AMP
と、前記増幅器AMPの入力出力端子間に設けられた可
変抵抗VR1とスイッチSW1と、前記増幅器AMPの
入力出力端子間に設けられた可変抵抗VR2とスイッチ
SW2と、前記増幅器AMPの入力出力端子間に設けら
れた可変抵抗VR3とスイッチSW3と、増幅器AMP
の入力端子とOSC191とを接続するコンデンサC2
と、増幅器AMPの出力端子と電流増幅部193の入力
端子の間に設けたコンデンサC3とからなる。
【0036】前記電流増幅部193は、電源Vcとアー
スとの間に設けた直列抵抗R3,R4と、前記抵抗R
3,R4の接続点をトランジスタTr2のベースに接続
し、このトランジスタTr2のエミッタを抵抗R5を介
して接地し、かつ、トランジスタTr2のコレクタをイ
ンダクタンスL、抵抗R6の直列回路を介して電源Vc
に接続し、インダクタンスLと抵抗R6の接続点をコン
デンサC5を介して接地し、抵抗R3と抵抗R6の接続
点をコンデンサC4を介して接地し、トランジスタTr
のコレクタをコンデンサC1を介して半導体レーザ3の
カソードに接続することにより、構成されている。な
お、トランジスタTr2のベースが電流増幅部193の
入力端子になる。
【0037】前記可変増幅回路部192のスイッチSW
1,SW2,SW3は光ディスク制御回路23からの高
周波重畳ゲイン制御信号により切り換わり、これによっ
て可変増幅回路部192から出力される高周波の振幅が
複数(本実施の形態では3つ)に切り換わって出力され
る。
【0038】なお、レーザ駆動回路11と光ディスク制
御回路23の構成は図1と同一であるので、説明を省略
する。
【0039】このように構成された光磁気記録再生装置
の動作を図1ないし図3を基に、図4及び図5を参照し
て説明する。ここに、図4は、本発明の第1の実施の形
態に係る光磁気記録再生装置の高周波重畳回路における
波形を示す図であって、図4(a)にOSC、可変増幅
回路部及び電流増幅部の出力波形を示し、図4(b)に
は電流増幅部の出力波形を拡大したものを示すものであ
る。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る光磁気記
録再生装置で用いる半導体レーザの特性を示す特性図で
あって、横軸に半導体レーザの駆動電流[mA]を、縦
軸に発光パワー[mW]を、それぞれ示したものであ
る。
【0040】まず、光磁気記録再生装置の全体的な動作
及びレーザ駆動回路の動作を説明する。半導体レーザ3
から出射されたレーザ光は、光学系9を構成するコリメ
ータレンズCO4、ピームスプリッタプリズムPBS
1、対物レンズCO5を通って光磁気ディスクMOの盤
面に照射される。ここで、ピームスプリッタプリズムP
BS1で分離されたレーザ光は、集光レンズCO1で集
光後、光パワー検出手段7の光電変換素子MPDに入力
される。
【0041】また、光磁気ディスクMOからの反射光
は、前記対物レンズCO5を通ってピームスプリッタプ
リズムPBS1にて光軸を変更されピームスプリッタプ
リズムPBS2にて進行方向を2つに分離され、各集光
レンズCO2,CO3にてそれぞれ集光された後、二つ
の光電変換素子PD1,PD2に入射される。
【0042】また、レーザ制御回路13は、光ディスク
制御回路23からの各ゲート信号でのレーザパワー制御
信号(指示値)及び各モードでのゲート信号、記録デー
タ信号、記録基準クロック信号に準じたLD電流制御信
号をレーザ駆動回路11に与え、記録・再生・消去モー
ドに応じてたレーザー光強度となるように制御を行な
う。
【0043】また、前記高周波重畳回路19は、前記光
ディスク制御回路23からの各モードにおけるゲート信
号に応じて出力切換するとともに、ゲート信号応じた高
周波重畳ゲイン制御信号によって、高周波振幅が制御さ
れる。
【0044】さらに、光電変換素子PD1,PD2で電
流変換された光磁気ディスクMOからの再生信号は、そ
れぞれ電流/電圧変換素子IV3,IV2により電圧変
換されて、演算増幅器OP1,OP2にて演算処理をさ
れた後に、データ再生回路17に入力される。
【0045】データ再生回路17は、再生クロックに動
機した光ディスクアドレスデータ及びMOデータの2値
化を実施し、前記光ディスク制御回路23へ再生クロッ
クに同期した2値化信号(ID−date,MO−da
te)及びリードクロックを出力する。
【0046】前記光ディスク制御回路23は、これら3
つの信号より再生信号を復調し、かつ、記録時には記録
基準クロック及び記録データをレーザ制御回路13に供
給する。また、光ディスク制御回路23は、各記録・消
去・再生モードに伴うゲート信号を各回路に供給する。
【0047】さらに、上記光パワー検出手段7の光電変
換素子MPDによって光電変換された半導体レーザ3の
出射パワーは、電流電圧変換素子IV1により電圧変換
された後、レーザ駆動回路11に入力される。
【0048】レーザ駆動回路11では、図2に示すよう
に、電流電圧変換素子IV1により電圧変換された光検
出レベルが演算増幅器OP3のプラス入力端子に入力さ
れる。また、レーザ制御回路13からの目標パワーが演
算増幅器OP3のマイナス入力端子に入力されている。
演算増幅器OP3は、光電変換素子MPDからの光検出
レベルがレーザ制御回路13からの目標パワーより小さ
いときには半導体レーザ3に流す電流を大きくする誤差
信号を出力し、光電変換素子MPDからの光検出レベル
がレーザ制御回路13からの目標パワーより大きいとき
には半導体レーザ3に流す電流を小さくする誤差信号を
出力する。この誤差信号は、トランジスタTr1のベー
スに入力されて、誤差信号に応じた電流を半導体レーザ
3に流すようにトランジスタTr1が動作する。
【0049】界磁系15は、前記演算手段25からの電
流指示値がデジタル/アナログ変換器151を介して界
磁系駆動回路152に供給される。
【0050】上記光磁気記録再生装置1の全体動作及び
レーザ駆動回路の動作は以上の如くである。
【0051】次に、高周波重畳回路19の動作を説明す
る。
【0052】まず、OSC191は、光ディスク制御回
路23からの出力信号に応じて、高周波信号を出力する
か、又は、出力しない。すなわち、リードゲート信号が
低(Low)になったときにOSC191が発振し、リ
ードゲート信号が高(High)になったときにOSC
191は発振を停止する。リードゲート信号が低(Lo
w)になってOSC191が発振すると、OSC191
が出力からは発振出力信号(図4(a)のOSC出力参
照)が出力される。この発振出力信号は、可変増幅回路
部192の演算増幅器AMPに入力された後に増幅され
る。このときに、スイッチSW1〜SW3のオンオフで
演算増幅器AMPの増幅率が変化する。このスイッチS
W1〜SW3のオンオフは、光ディスク制御回路23か
らの高周波重畳ゲイン制御信号によって制御される。
【0053】光ディスク制御回路23からの高周波重畳
ゲイン制御信号よって設定された増幅率の演算増幅器A
MPによって増幅された高周波信号(図4(a)のVG
A出力参照)は、コンデンサC3を介して電流増幅部1
93のトランジスタTr2のベースに供給される。
【0054】トランジスタTr2で電流増幅された高周
波信号(図4(a)のLD駆動電流参照)は、電流増幅
されてコンデンサC1を介して半導体レーザ3のカソー
ドに供給される。
【0055】この半導体レーザ3のカソードに印加され
る高周波信号は、図4(b)のHFM回路出力の項に示
されるように、高周波電流の最大値(±Ihfmax)
の間で振幅した信号になる。この高周波信号(図4
(b)のHFM回路出力)が半導体レーザ3のカソード
に印加されると、半導体レーザ3の閾値電流をIthと
すると、図4(b)のHFM回路出力の波形の高周波電
流の最大値(−Ihfmax)からIth以上の部分が
半導体レーザ3から出力されることになる(図4(b)
のLD出射パワーの項参照)。
【0056】ついで、半導体レーザ3の駆動電流をIi
dとし、レーザ駆動回路11より駆動される電流をIo
pとし、高周波重畳回路19の電流増幅部193から出
力される高周波電流をIhfとすると、駆動電流Iid
は、下記数式1に示すように、 Iid=Iop+Ihf …(1) で与えられる。
【0057】次に、可変増幅回路部192の増幅率の切
換に関して説明する。まず、図5につて説明する。図5
では、高周波重畳回路19がオフのときの駆動電流対発
光パワーの関係を示す直線が実線で示されており、高周
波重畳回路19がオンのときの駆動電流対発光パワーの
関係を示す直線が点線で示されている。
【0058】可変増幅回路部192の増幅率の切換は、
光ディスク制御回路23からの高周波重畳ゲイン制御信
号によって切り換えられることは既に説明した。半導体
レーザ3の閾値電流をIthとすると、半導体レーザ3
の閾値電流Ithは、各半導体レーザによって異なるこ
とから、光磁気記録再生装置を生産時に以下の通り設
定、調整を実施するものとする。
【0059】まず、光磁気記録再生装置1にて使用でき
る範囲にある半導体レーザ3の出力をP1,P2,P3
とする。ただし、P1<P2<P3とする。
【0060】(1)高周波重畳回路19がオフの状態の
ときに、対物レンズ出射パワーがP1,P2,P3とな
るように、レーザ駆動回路11への指示を光ディスク制
御回路23からレーザ制御回路13に設定する。このと
きに、レーザ駆動回路11での半導体レーザ3の駆動電
流をI1,I2,I3とする。
【0061】(2)次に、高周波重畳回路19がオンの
状態のときに、同様に、対物レンズ出射パワーがP1,
P2,P3となり、かつ、レーザ駆動回路11の駆動電
流がI1’,I2’,I3’が下記の数式2〜数式4に
なるように、可変増幅回路部192のゲイン設定用の抵
抗VR1,VR2,VR3を調整する。
【0062】 I1’=I1−K[mA] …(2) I2’=I2−K[mA] …(3) I3’=I3−K[mA] …(4) ここに、Kは固定の定数である。このKは、図5から分
かるように、ΔIopである。通常は、このKは例えば
3.0〜5.0[mA]になるように設定するのが一般
的であり、高周波重畳の変調度のパラメータとして用い
られている。
【0063】また、ここでのP1,P2,P3は、以下
のとおり設定するものとする。例えば、光磁気記録再生
装置1の再生パワーの範囲が0[mA]<リードパワー
<6[mA]とすると、これらリードパワーの範囲を3
分割した中央値であるものとする。してがって、ここで
は、P1=1.0[mA]、P2=3.0[mA],P
3=5.0[mA]とする。
【0064】上述したように決定された可変増幅回路部
192の可変抵抗VR1,VR2,VR3を、その後の
動作では、リード時にレーザ駆動回路11に指示される
対物レンズ出射パワー目標値に応じて、スイッチSW
1,SW2,SW3を切り換えて使用している。
【0065】具体的な使用状態について説明すると、使
用可能なリード時の対物レンズ出射パワーが0[mA]
<リードパワー<6[mA]とすると、次のように各ス
イッチSW1,SW2,SW3を切り換えればよい。
【0066】(1)0.0[mA]<リードパワー<
2.0[mA]の場合には、スイッチSW1をオン、ス
イッチSW2をオフ、スイッチSW3をオフとする。
【0067】(2)2.0[mA]<リードパワー<
4.0[mA]の場合には、スイッチSW1をオフ、ス
イッチSW2をオン、スイッチSW3をオフとする。 (3)4.0[mA]<リードパワー<6.0[mA]
の場合には、スイッチSW1をオフ、スイッチSW2を
オフ、スイッチSW3をオンとする。 このようにしたことにより、リード時のパワー指示値に
よらず、ほぼ一定のΔIopを得ることがてきる。ま
た、以上のように構成したことにより、光ディスクの種
類や、光ディスク上の再生位置により変化するリードパ
ワーによらず、一定の高周波重畳の変調度を実現し、変
調度不足によるレーザノイズの増加が原因となる高周波
信号のS/Nの劣化や、高周波重畳振幅の変調度過度に
よる消費電力の増加や回路の発熱、変調度過剰による高
周波重畳信号周波数ノイズによる信号劣化の内光磁気記
録再生装置を提供できる。
【0068】なお、上記第1の実施の形態では、前記高
周波重畳回路19から出力される高周波の出力振幅を3
の出力値に切り換えできるようにしたが、これに限ら
ず、高周波の出力振幅を2の出力値に切り換えたり、あ
るいは、高周波の出力振幅を4つ以上の出力値に切り換
えたりしてもよい。
【0069】(第2の実施の形態(請求項2に相当))
図6及び図7は、本発明の第2の実施の形態を説明する
ためのものである。ここに、図6は、本発明の第2の実
施の形態に係る光磁気記録再生装置を示すブロック図で
ある。
【0070】図6において、本発明の第2の実施例に係
る光磁気記録再生装置1aは、ほぼ第1の実施の形態と
同様な構成であり、半導体レーザ3と、再生信号検出手
段5と、光パワー検出手段7と、光学系9と、レーザ駆
動回路11と、レーザ制御回路13と、界磁系15と、
データ再生回路17と、高周波重畳回路19aと、駆動
系21と、光ディスク制御回路23と、演算手段25と
からなる。また、本発明の第2の実施例に係る光磁気記
録再生装置1aが、第1の実施の形態と異なるところ
は、高周波重畳回路19aと、レーザ駆動電流モニタ回
路27と、高周波重畳ゲイン制御信号を形成するデジタ
ル/アナログ変換器29と、メモリ31とを加えた点に
ある。したがって、第2の実施の形態が第1の実施の形
態と構成の異なる高周波重畳回路周辺に関する構成を説
明する。
【0071】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る
光磁気記録再生装置に使用される高周波重畳回路周りの
回路構成を示す回路図である。
【0072】図7において、高周波重畳回路19aは、
ゲート信号によって発振/停止する発振回路(OSC)
191と、前記OSC191で発振した高周波を前記デ
ジタル/アナログ変換器29からのゲイン指示電圧で設
定されゲインで増幅する可変増幅回路部192aと、こ
の可変増幅回路部192aからの高周波を電流成分に変
換する電流増幅部193とからなる。
【0073】可変増幅回路部192は、前記OSC19
1で発振した高周波を、デジタル/アナログ変換器29
から出力されたゲイン指示電圧で設定されゲインで増幅
することができる。
【0074】前記電流増幅部193は、電源Vcとアー
スとの間に設けた直列抵抗R3,R4と、前記抵抗R
3,R4の接続点をトランジスタTr2のベースに接続
し、このトランジスタTr2のエミッタを抵抗R5を介
して接地し、かつ、トランジスタTr2のコレクタをイ
ンダクタンスL、抵抗R6の直列回路を介して電源Vc
に接続し、インダクタンスLと抵抗R6の接続点をコン
デンサC5を介して接地し、抵抗R3と抵抗R6の接続
点をコンデンサC4を介して接地し、トランジスタTr
のコレクタをコンデンサC1を介して半導体レーザ3の
カソードに接続することにより、構成されている。な
お、トランジスタTr2のベースが電流増幅部193の
入力端子になる。なお、前記OSC191は、光ディス
ク制御回路23からのゲート信号によってON/OFF
する。
【0075】また、前記レーザ駆動電流モニタ回路27
は、半導体レーザ3のアノードと電源Vcとの問に抵抗
Ridを接続し、半導体レーザ3のアノードと抵抗Ri
dとの接続点をアナログ/デジタル変換器A/D1の入
力端子に接続し、アナログ/デジタル変換器A/D1の
デジタル出力を光ディスク制御回路23に接続して構成
されている。
【0076】次に、この高周波重畳回路の具体的動作を
説明する。OSC191は、光ディスク制御回路23か
らのゲート信号に応じ、高周波出力を出力し、あるい
は、出力停止する。具体的には、OSC191は、リー
ドゲート信号が低(Low)で発振し、リードゲート信
号が高(High)で発振を停止する。リードゲート信
号が低(Low)で発振したOSC191の高周波出力
信号は、コンデンサC2を介して可変増幅回路部192
aに入力される。この高周波出力信号は、可変増幅回路
部192aにおいて、デジタル/アナログ変換器29か
ら供給されたゲイン指示電圧によって設定された振幅率
で増幅される。
【0077】可変増幅回路部192aによって所定の振
幅に増幅された高周波出力信号は、電流増幅部193に
入力され所定の電流増幅率(にて増幅されてコンデンサ
C1を介して半導体レーザ3を駆動する。したがって、
半導体レーザ3への駆動電流Iidは、レーザ駆動回路
11より駆動される電流をIopとすると、上記数式1
と同じになる。
【0078】次に、可変増幅回路部192aのゲイン設
定について説明する。可変増幅回路部192aのゲイン
は、光ディスク制御回路23からのデジタル指示をデジ
タル/アナログ変換器29でデジタルからアナログに変
換したゲイン指示電圧に応じて、リニアに変化する。半
導体レーザ3の閾値電流Ithは、半導体レーザ3によ
り異なるのは、既に説明した。また、上記半導体レーザ
3の闘値電流Ithは、半導体レーザ3の動作環境によ
っても変化する。これら変化のパラメータとしては、温
度及び光ディスクからの戻り光量(光ディスクの反射率
に対応する)が挙げられる。したがって、半導体レーザ
3の闘値電流Ithは、光磁気記録再生装置1aの環境
温度及び使用する光ディスにより変化する。
【0079】また、最適なリードパワーも光ディスク種
類や光ディスクの再生位置により、異なることは既に説
明したとおりである。特に、上記にて説明を行った磁気
超解像ディスクでは、その原理上、光ディスクの再生位
置による最適リードパワーの変化が大きい。
【0080】この第2の実施の形態では、半導体レーザ
3のアノードと電源Vcとの間に抵抗Ridを直列に接
続し、その接続点の電圧をアナログ/デジタル変換器A
/D1でデジタルデータにし、これを光ディスク制御回
路23に入力することで最適な高周波重畳の振幅の変調
度を最適化している。
【0081】次に、高周波重畳変調度の調整方法につい
て説明する。光磁気記録再生装置1aにおいて、半導体
レーザ3の使用範囲にある2つのレーザ出力をP1,P
2とする。ただし、P2>P1であり、理想的には、P
1が下限値、P2が上限値であることが望ましい。
【0082】(S1)高周波重畳回路19aがオフ状態
にし、対物レンズ出射パワーがP2となるように、レー
ザ駆動回路11への指示を光ディスク制御回路23から
レーザ制御回路13設定する。このとき、レーザ駆動電
流モニタ回路27での抵抗Ridの電圧降下により検出
されたレーザ駆動電流をI2とする。
【0083】(S2)次に、高周波重畳回路19aをオ
ン状態にし、同様に対物レンズ出射パワーがP2とな
り、かつ、レーザ駆動回路11の駆動電流12’が以下
の通りとなるにうに、高周波重畳回路19aの可変増幅
回路部192aのゲインを調整する。ここで、Kは固定
の定数である。この定数Kは、図5に示すように、ΔI
opに相当する電流であり、通常、3.0[mA]から
5.0[mA]となるように設定するのが一般的であ
り、高周波重畳の変調度のパラメータとして用いられて
いる。この高周波重畳回路19aのオフ時のレーザ駆動
電流I2と、前記高周波重畳回路19aのオン時のレー
ザ駆動電流I2’とは、上記数式3に示す関係が成立す
ればよい。
【0084】(S3)数式3が成立した際の可変増幅回
路部192aへの指示値(V2)を光ディスク制御回路
23から演算手段25に通知する。演算手段25は、メ
モリ31に前記指示値(V2)を記憶させる。
【0085】(S4)そして、高周波重畳回路19aを
オフ状態にし、対物レンズ出射パワーがP1となるよう
に、上記(S1)(S2)を繰り返し、上記数式2が成
立た際の可変増幅回路部192aへの指示値(V1)を
光ディスク制御回路23から演算手段25に通知する。
演算手段25は、当該指示値(V1)をメモリ31に記
憶する。
【0086】(S5)上述した学習で得られた「P2」
に対する「V2」,「P1」に対する「V1」を用い
て、以下の近似直線を算出する。
【0087】 V=αP+β …(5) ここに、Vはゲイン指示電圧、Pは対物レンズ出射パワ
ー、α,βは定数である。
【0088】(S6)上記定数α,βは上述同様メモリ
31に記憶される。
【0089】前記演算手段25は、前記検出手段からの
検出信号を光ディスク制御回路23を介して取り込むと
ともに、前記メモリ31からパラメータ(Vや定数α,
β)を取り込み、前記検出信号と前記パラメータとから
前記数式5の計算をし、前記高周波重畳回路19aの出
力振幅値が一定の変調度に制御させる制御信号を形成
し、 前記制御信号を光ディスク制御回路23を介して
前記高周波重畳回路に与えて出力振幅値を制御してい
る。
【0090】すなわち、対物レンズ出射パワー目標値
を、数式5の対物レンズ出射パワーPを変数として、可
変増幅回路部192aの指示電圧Vを算出し、光ディス
ク制御回路23よりデジタル/アナログ変換器29を介
して可変増幅回路部192aに設定する。
【0091】このように構成し動作する第2の実施の形
態に係る光磁気記録再生装置1aによれば、リードパワ
ー指示値によらない一定のΔIopが得られる高周波重
畳が実現可能である。これにより、ディスク種類、ディ
スク上の再生位置により変化するリードパワーによら
ず、一定の高周波重畳の変調度を実現し、変調度不足に
よるレーザノイズ増加が原因となる高周波信号のS/N
の劣化や、高周波重畳振幅の変調度過剰による消費電力
の増加及び回路発熱や、変調度過剰による高周波重畳信
号周波数ノイズによる信号劣化のない光ディスクの再生
できる光磁気記録再生装置を得ることができる。
【0092】(第3の実施の形態)この第3の実施の形
態に係る光磁気記録再生装置は、第1の実施例に係る光
磁気記録再生装置1に、第2実施例における半導体レー
ザ3の駆動電流を検出するレーザ駆動電流モニタ回路2
7を設け、半導体レーザ3の駆動電流を検出し、当該検
出信号を高周波重畳回路19にフィードバックするよう
にしてもよい。
【0093】このようにすることにより、リードパワー
指示値によらず、ほほ一定のΔIopが得られる高周波
重畳が実現可能である。これにより、ディスク種類・デ
ィスク上の再生位置により変化するリードパワーによら
ず、一定の高周波重畳の変調度を実現し、変調度不足に
よるレーザノイズ増加が原因となる高周波信号のS/N
の劣化や、高周波重畳振幅の変調度過剰による消費電力
の増加及び回路発熱や、変調度過剰による高周波重畳信
号周波数ノイズによる信号劣化のない光ディスク記録得
生装置の得ることができる。
【0094】なお、上記各実施の形態において、図示し
ないホールセンサ等の温度センサにより、光磁気記録再
生装置の内部の温度変化量が所定の変化量を越えた場合
に、この温度センサからの検出信号を使用して高周波重
畳の最適化を図っててもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように請求項1及び2記載
の発明に係る光磁気記録再生装置によれば、高周波重畳
回路による変調度をほぼ一定あるいは一定に制御可能と
なることから、次のような効果がある。
【0096】(1)最適な振幅で高周波重畳ができるた
め、高周波重畳回路の消費電力を小さくできる。
【0097】(2)消費電力を小電力化したことによ
り、高周波重畳回路に発熱が少なくなり、光磁気記録再
生装置としての熱設計が容易になる。
【0098】(3)低再生パワー時では、低再生パワー
に応じた高周波を重畳するため、前記低再生パワーでの
再生信号の劣化がなく、ジッターの発生もなく、再生信
号のS/Nが向上する。
【0099】(4)必要となる再生レーザパワーの範囲
が広くても、最適な高周波重畳を行えるので、半導体レ
ーザの劣化がなく半導体レーザの寿命が延びる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置に用いるレーザ駆動回路周り示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置に用いる高周波重畳回路周りの構成を示す回路図
である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置の高周波重畳回路における波形を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置で用いる半導体レーザの特性を示す特性図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る光磁気記録再
生装置に使用される高周波重畳回路周りの回路構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1,1a…光磁気記録再生装置 3…半導体レーザ 5…再生信号検出手段 7…光パワー検出手段 9…光学系 11…レーザ駆動回路 13…レーザ制御回路 15…界磁系 17…データ再生回路 19,19a…高周波重畳回路 21…駆動系 23…光ディスク制御回路 25…演算手段 27…レーザ駆動電流モニタ回路 29…デジタル/アナログ変換器 31…メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D119 AA11 AA12 AA31 AA34 AA37 BA01 BB05 DA05 FA05 HA28 HA30 HA41 HA54 HA68 5D789 AA11 AA12 AA31 AA34 AA37 BA01 BB05 DA05 FA05 HA28 HA30 HA41 HA54 HA68

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気的に結合される再生層と記録層とを
    備え、前記記録層を磁気多層膜で構成した光磁気記録媒
    体を使用し、前記光磁気記録媒体上に半導体レーザから
    レーザ光を照射するとともに前記光磁気記録媒体の磁気
    的結合により情報の記録再生を行なう光磁気記録再生装
    置であって、 記録再生を制御する光ディスク制御回路と、 レーザノイズを低減するために前記半導体レーザに高周
    波を重畳する高周波重畳回路とを備え、 前記高周波重畳回路は、前記光ディスク制御回路から設
    定される半導体レーザの照射パワーに応じ、前記高周波
    の出力振幅を2以上の出力値の切換できる手段を設けた
    ことを特徴とする光磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 磁気的に結合される再生層と記録層と
    を備え、前記記録層を磁気多層膜で構成した光磁気記録
    媒体を使用し、前記光磁気記録媒体上に半導体レーザか
    らレーザ光を照射するとともに前記光磁気記録媒体の磁
    気的結合により情報の記録再生を行なう光磁気記録再生
    装置であって、 記録再生を制御する光ディスク制御回路と、 前記光磁気記録媒体へ照射される光出力を検出する検出
    手段と、 半導体レーザノイズを低減するために前記半導体レーザ
    に高周波を重畳する高周波重畳回路と前記高周波重畳回
    路の出力振幅値を決定するためのパラメータを記録する
    メモリと、 前記光ディスク制御回路及び界磁系を制御し各種演算処
    理を実行する演算手段とを有し、 前記演算手段は、前記検出手段からの検出信号と前記メ
    モリからパラメータを取り込み、前記検出信号と前記パ
    ラメータとから前記高周波重畳回路の出力振幅値が一定
    の変調度に制御させる制御信号を形成し、前記制御信号
    で前記高周波重畳回路を出力振幅値を制御する手段を備
    えたことを特徴とする光磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、半導体レーザの駆動電
    流値を検出する手段からなることを特徴とする請求項1
    又は2記載の光磁気記録再生装置。
JP2001383424A 2001-12-17 2001-12-17 光磁気記録再生装置 Pending JP2003187481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383424A JP2003187481A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 光磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383424A JP2003187481A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 光磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003187481A true JP2003187481A (ja) 2003-07-04

Family

ID=27593474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001383424A Pending JP2003187481A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 光磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003187481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008084504A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Hitachi Ltd 光ディスク装置および光ディスクの再生方法
JP2010135067A (ja) * 2010-03-18 2010-06-17 Hitachi Ltd 光ディスク装置および光ディスクの再生方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008084504A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Hitachi Ltd 光ディスク装置および光ディスクの再生方法
US8111603B2 (en) 2006-09-29 2012-02-07 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and its reproducing method
US8315142B2 (en) 2006-09-29 2012-11-20 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and its reproducing method
US8625399B2 (en) 2006-09-29 2014-01-07 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Optical disk apparatus and its reproducing method
JP2010135067A (ja) * 2010-03-18 2010-06-17 Hitachi Ltd 光ディスク装置および光ディスクの再生方法
JP4692684B2 (ja) * 2010-03-18 2011-06-01 株式会社日立製作所 光ディスク装置および光ディスクの再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5481526A (en) Tracking adjustment using the sum of the maximum and minimum tracking error signals or the mean value of the sum
JP4347220B2 (ja) 半導体レーザ駆動装置、光ヘッド装置、光情報処理装置及び光記録媒体
WO1988008191A1 (en) Laser reproduction apparatus
JP3368908B2 (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JP3059622B2 (ja) 光ディスク装置
WO2005050800A1 (ja) レーザ駆動装置、レーザ駆動装置を備えた光学ヘッドおよび光ディスク装置
JP2003187481A (ja) 光磁気記録再生装置
JP2005108358A (ja) 光ディスク装置及びレーザ制御方法
JP2731237B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2002050057A (ja) 情報記憶装置
JP3025568B2 (ja) 光ディスクのデータ再生方法及び装置
JPH0512675A (ja) デイスク装置の信号処理回路
JP2008176882A (ja) フロントモニタ装置ならびにそれを備える光ピックアップ装置および情報記録再生装置
JP3311161B2 (ja) 光学式データ読み取り装置
JP3843019B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2002133695A (ja) レーザー駆動装置、光ヘッド装置及び光情報処理装置
WO2005101597A1 (ja) レーザ駆動装置、レーザ駆動ic、光ピックアップ及び情報再生装置
JPH06274912A (ja) 光ピックアップサーボ回路
JP2003217143A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH0512678A (ja) デイスク装置
JPH11273099A (ja) フォーカスサーボ回路および光ディスク記録再生装置
JP2004288251A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH11120577A (ja) 光ディスク装置
JPH1049901A (ja) 半導体レーザ駆動装置
JPH0536081A (ja) デイスク装置の信号処理回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005