JPH06274912A - 光ピックアップサーボ回路 - Google Patents

光ピックアップサーボ回路

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JPH06274912A
JPH06274912A JP6166193A JP6166193A JPH06274912A JP H06274912 A JPH06274912 A JP H06274912A JP 6166193 A JP6166193 A JP 6166193A JP 6166193 A JP6166193 A JP 6166193A JP H06274912 A JPH06274912 A JP H06274912A
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JP
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focusing
optical pickup
servo
temperature
focus search
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JP6166193A
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Hachiro Yokota
八郎 横田
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度に関わらず、回路特性を常に最適状態に
維持できる光ピックアップサーボ回路を提供する。 【構成】 光ピックアップ2の温度を温度センサ14で
検出し、該検出した温度に応じてシステムコントローラ
15がディジタルフォーカシングサーボ回路7のループ
フィルタ7cの周波数特性を、温度によるフォーカシン
グアクチュエータ2aの低域駆動感度の最適値からのず
れを打ち消すように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ピックアップサーボ回
路に係り、特に光ピックアップに設けられたアクチュエ
ータ特性の温度変化に関わらず、常に最適なサーボ特性
が得られるように調整可能とした光ピックアップサーボ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、LD、MD等の光ディスクや光磁
気ディスクを記録媒体にして記録や再生を行う場合、光
ピックアップから発射されるレーザビームのスポットを
常にディスク信号面に合焦させ、かつ、トラック上に位
置させなければならない。このため、ディスクの記録や
再生を行う装置にはフォーカシングサーボ回路やトラッ
キングサーボ回路等の光ピックアップサーボ回路が装備
されており、ディスクの面振れに関わらずビームスポッ
トがディスク信号面に対し合焦状態を維持するように
し、ディスクの心振れに関わらずビームスポットがトラ
ックを追跡できるようにしてある。
【0003】具体的には、フォーカシングサーボ回路
は、光ピックアップの出力に基づきディスク信号面とビ
ームスポットの焦点ズレを示すフォーカシングエラー信
号を発生するフォーカシングエラー検出回路と、フォー
カシングエラー信号に対し位相補償を行うループフィル
タと、ループフィルタの出力を電流増幅して光ピックア
ップに設けたフォーカシングアクチュエータを駆動し、
焦点ズレを打ち消す方向に対物レンズを移動させるフォ
ーカシングドライバーとによって構成されており、一種
のフィードバック制御回路となっている。トラッキング
サーボ回路についても同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィードバ
ック制御回路では、制御系の速応性や安定性等、制御特
性を最適化することが良好なプレーアビリティーを確保
する上で重要となる。例えば、サーボループの低域ゲイ
ンが低すぎると定常特性が悪化し、開ループゲインが1
(0dB)となる交さ周波数fC が小さすぎると速応性
が悪化する。このように制御特性が良好でないとき、サ
ーボ外れが生じやすく光ディスクからのデータ読み取り
エラーが発生してしまう。
【0005】しかしながら、実際の光ピックアップサー
ボ回路では、光ピックアップのアクチュエータの周波数
特性が温度によって図10に示すように、常温時の最適
な特性aに対して高温時はb、低温時はcの如く変化す
るので、常に、最適な特性を得ることは不可能であっ
た。具体的には、アクチュエータの内、対物レンズ保持
機構は温度によって、カットオフ周波数と低域駆動感度
が変化し、マグネット及びコイルは温度によって駆動感
度(全域)が変化する。特に、カーオーディオでは温度
変化がサーボ特性に大きな影響を与える。
【0006】以上から本発明の目的は、温度に関わら
ず、回路特性を常に最適状態に維持できる光ピックアッ
プサーボ回路を提供することである。また、フォーカス
サーボ系でのフォーカスサーボオン動作を良好に行える
光ピックアップサーボ回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、光ピックアップの温度を検出する温度センサと、
温度センサで検出した温度に応じてフォーカシングアク
チュエータまたはトラッキングアクチュエータの周波数
特性の温度変化を相殺するようにループの周波数特性を
調整する調整手段を設けたことにより達成される。
【0008】
【作用】本発明によれば、光ピックアップの温度を検出
し、該検出した温度に応じてフォーカシングアクチュエ
ータまたはトラッキングアクチュエータの周波数特性の
温度変化を相殺するようにループの周波数特性を調整す
る。これにより、光ピックアップに設けられたアクチュ
エータ特性の温度変化に関わらず、常に、最適なサーボ
特性を得ることができる。
【0009】また、光ピックアップの温度を検出して、
該検出した温度に応じてフォーカシングアクチュエータ
の周波数特性の温度変化を相殺するようにループゲイン
を調整し、フォーカスサーチ時、フォーカスサーチ信号
印加手段の発生したフォーカスサーチ信号を調整手段よ
り前段側から印加する。
【0010】これにより、光ピックアップに設けられた
フォーカシングアクチュエータ特性の温度変化に関わら
ず、常に、最適なフォーカシングサーボ特性を得ること
ができ、また、ループの周波数特性の調整後にフォーカ
スサーチを行う際、フォーカシングアクチュエータの低
域駆動感度の温度特性に影響されることなく対物レンズ
の移動振幅を一定とでき、合焦点通過速度を一定とでき
るので、フォーカスサーボ引き込み動作を安定に行うこ
とが可能となる。
【0011】また、フォーカシングサーボ回路のループ
フィルタの前または後に可変利得アンプを設け、サーボ
オン状態でサーボループに所定周波数、所定レベルの外
乱を注入し、該外乱がサーボループを一巡したしたとき
のレベル変化の割合が所定の設定値となるように可変利
得アンプの利得を調整し、フォーカスサーチ時、フォー
カスサーチ信号印加手段の発生したフォーカスサーチ信
号を可変利得アンプより前段側から印加する。
【0012】これによっても、光ピックアップに設けら
れたフォーカシングアクチュエータ特性の温度変化に関
わらず、常に、最適なフォーカシングサーボ特性を得る
ことができ、また、可変利得アンプの利得調整後にフォ
ーカスサーチを行う際、フォーカシングアクチュエータ
の低域駆動感度の温度特性に影響されることなく対物レ
ンズの移動振幅を一定とでき、合焦点通過速度を一定と
できるので、フォーカスサーボ引き込み動作を安定に行
うことが可能となる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係わるCDプレー
ヤの光ピックアップサーボ回路の全体構成図である。図
において、1は光ディスク(コンパクトディスク)、2
はビームスポットを光ディスク1に当てて信号検出を行
う光ピックアップであり、ここでは4分割フォトダイオ
ードを有しており、A〜Dの光検出信号を出力するもの
とする。光ピックアップ2には対物レンズを光ディスク
1の信号面に対し垂直方向に移動するフォーカシングア
クチュエータ2aと信号面と平行な方向(光ディスク1
の半径方向)に移動するトラッキングアクチュエータ2
bが設けられている。
【0014】3はRFアンプであり、A〜Dの光検出信
号を加算してRF信号を出力する外、(A+C)−(B
+D)の演算を行ってフォーカシングエラー信号FEを
出力するフォーカシングエラー検出回路3a、(A+
B)−(C+D)の演算を行ってトラッキングエラー信
号TEを出力するトラッキングエラー検出回路3bを有
している。また、RFアンプ3にはCLV制御信号CL
Vを発生するCLV制御信号発生回路(図示せず)も設
けられている。4は光ディスク1を回転するスピンドル
モータ、5は後述するシステムコントローラの制御に基
づきスピンドルモータ4の立ち上げ及びRFアンプ3か
ら入力されたCLV制御信号に基づくCLV制御を行う
スピンドルサーボ回路である。
【0015】6はフォーカシングエラー信号FEをAD
変換するA/D変換器、7はディジタル領域でフォーカ
シングサーボ動作を行うディジタルフォーカシングサー
ボ回路であり、この内、7aはシステムコントローラの
制御で所定時に所定周波数f C1、所定レベル(所定振
幅)の正弦波を外乱信号AN1 として発生する発振器、
7bはフォーカシングエラー信号FEと発振器7aの出
力を加算する加算器、7cはフォーカシングエラー信号
FEに対し周波数特性(周波数−ゲイン特性)の設定を
行うループフィルタ(ディジタルフィルタ)であり、図
2に示す如く、常温時のフォーカシングアクチュエータ
の温度特性(図10のa参照)に対し最適な周波数特性
A、高温時における対物レンズ保持機構の低域駆動感度
の増大を相殺できるようにAに比べて低域ゲインを抑制
した周波数特性B、低温時における対物レンズ保持機構
の低域駆動感度の減少を相殺できるようにAに比べて低
域ゲインを持ち上げた周波数特性Cに切り換え可能とな
っている。例えば、低域での周波数特性AとBのゲイン
の差GA −GB は、図10におけるgb −ga +g1
なっており、低域での周波数特性CとAのゲインの差G
C−GA は、図10におけるga −gC +g2 となって
いる。
【0016】7dはゲイン可変の可変利得アンプで、ル
ープフィルタ7cからの出力信号に対しレベル調整を行
う。7eはシステムコントローラの制御でサーボループ
のオン・オフを行うループスイッチ、7fはシステムコ
ントローラの制御で所定時に数Hzの三角波をフォーカ
スサーチ信号FSとして発生するフォーカスサーチ信号
発生器、7gはループスイッチ7eの出力とフォーカス
サーチ信号発生器の出力を加算する加算器である。
【0017】発振器7aの発生する外乱信号AN1 の周
波数fC1は、フォーカシングサーボの最適な開ループ特
性(設計特性)においてゲイン1(0dB)となる交さ
周波数となっている。8は加算器7gの出力をDA変換
するD/A変換器、9はD/A変換器8の出力に対し電
流増幅を行って光ピックアップ2に設けられたフォーカ
シングアクチュエータ2aの駆動を行うフォーカシング
ドライバーである。
【0018】10はトラッキングエラー信号TEをAD
変換するA/D変換器、11はディジタル領域でトラッ
キングサーボ動作を行うディジタルトラッキングサーボ
回路であり、図3に示す構成を有している。11aはシ
ステムコントローラの制御で所定時に所定周波数fC2
所定レベル(所定振幅)の正弦波を外乱信号AN2 とし
て発生する発振器、11bはトラッキングエラー信号T
Eと発振器11aの出力を加算する加算器、11cはト
ラッキングエラー信号TEに対し周波数特性の設定を行
うループフィルタ(ディジタルフィルタ)であり、図4
に示す如く、常温時のトラッキングアクチュエータの温
度特性に対し最適な周波数特性D、高温時における対物
レンズ保持機構の低域駆動感度の増大を相殺できるよう
にDに比べて低域ゲインを抑制した周波数特性E、低温
時における対物レンズ保持機構の低域駆動感度の減少を
相殺できるようにDに比べて低域ゲインを持ち上げた周
波数特性Fに切り換え可能となっている。これらの周波
数特性D〜Fは図2のA〜Cの場合と同様に設定されて
いる。
【0019】11dはゲイン可変の可変利得アンプで、
ループフィルタ11cからの出力信号に対しレベル調整
を行う。11eはシステムコントローラの制御でサーボ
ループのオン・オフを行うループスイッチである。
【0020】発振器11aの発生する外乱信号AN2
周波数fC2は、トラッキングサーボの最適な開ループ特
性(設計特性)においてゲイン1(0dB)となる交さ
周波数となっている。12はループスイッチ11eの出
力をDA変換するD/A変換器、13はD/A変換器1
2の出力に対し電流増幅を行って光ピックアップ2に設
けられたトラッキングアクチュエータ2bの駆動を行う
トラッキングドライバーである。
【0021】14は温度センサであり、光ピックアップ
2の温度を検出する。15はシステムコントローラであ
り、ディジタルフォーカシングサーボ回路7、ディジタ
ルトラッキングサーボ回路11、スピンドルサーボ回路
5に対しサーボのオン・オフ制御を行ったり、ディジタ
ルフォーカシングサーボ回路7とディジタルトラッキン
グサーボ回路11に対しサーボ特性の最適化制御を行っ
たりする。16はトラッキングループ制御信号発生回路
であり、RFアンプ3から入力したRF信号を基準レベ
ルと比較することでトラッキングエラー信号TEが負帰
還領域に入っていることを示すトラッキングループ制御
信号をシステムコントローラ15へ出力する。
【0022】図5と図6はシステムコントローラ15の
動作を示す流れ図であり、以下、これらの図に従って説
明する。なお、ここでは、システムコントローラ15は
セットに光ディスク1が装填される度にディジタルフォ
ーカシングサーボ回路7とディジタルトラッキングサー
ボ回路11に対しサーボ特性の最適化調整を行うものと
する。また、光ピックアップ2は予め、光ディスク1の
最内周に相当する位置に復帰しているものとする。
【0023】光ディスク1が装填されると、システムコ
ントローラ15はまず、初期設定処理を行いディジタル
フォーカシングサーボ回路7とディジタルトラッキング
サーボ回路11のループスイッチ7eと11eをオフ
し、可変利得アンプ7dと11dのゲインを個々に所定
の初期値(例えばゲイン1)に設定しておく(図5のス
テップ101、102)。このとき、フォーカシングサ
ーボとトラッキングサーボはともにオフ状態となる。
【0024】次に、システムコントローラ15は温度セ
ンサ14から温度信号を入力し、所定の基準値と比較し
て常温、高温、低温のいずれか判別し、例えば低温であ
ったとき、ディジタルフォーカシングサーボ回路7のル
ープフィルタ7cの特性を図2のCに切り換える(ステ
ップ103)。この結果、フォーカシングアクチュエー
タ2aの特に対物レンズ保持機構が低温のため低域駆動
感度が低くなり過ぎているのを補償することができる。
逆に、高温であったとき、ループフィルタ7cの特性を
図2のBに切り換える。この結果、フォーカシングアク
チュエータ2aの対物レンズ保持機構が低温のため低域
駆動感度が高くなり過ぎているのを抑制することができ
る。なお、常温であったときは、フォーカシングアクチ
ュエータ2aの対物レンズ保持機構はほぼ最適な低域駆
動感度となっているので図2のAに切り換える。ステッ
プ103の処理で、フォーカシングアクチュエータ2a
の特に対物レンズ保持機構の温度による低域駆動感度の
最適値(常温時の感度)からのずれをかなり吸収するこ
とができる。
【0025】続いて、ディジタルトラッキングサーボ回
路11のループフィルタ11cの特性を温度に応じて、
図4のD、E、Fのいずれかに切り換える(ステップ1
04)。ステップ104の処理で、トラッキングアクチ
ュエータ2bの特に対物レンズ保持機構の温度による低
域駆動感度の最適値(常温時の感度)からのずれ変化を
かなり吸収することができる。
【0026】このあと、システムコントローラ15はフ
ォーカスサーチ処理を行う(ステップ105)。この処
理では、まず、ディジタルフォーカシングサーボ回路7
のフォーカスサーチ信号発生器7fに数Hzの三角波か
ら成るフォーカスサーチ信号FSを発生させ、フォーカ
シングアクチュエータ2aの駆動を行う。フォーカスサ
ーチ信号FSは加算器7gを経てD/A変換器8でアナ
ログ信号に変換されたあと、フォーカシングドライバー
9で電流増幅されてフォーカシングアクチュエータ2a
に印加される。すると、フォーカシングアクチュエータ
2aは対物レンズ(図示せず)を光ディスク1の信号面
に対し垂直方向に移動し、ビームスポットの焦点位置を
例えば信号面から離れ過ぎた位置→信号面→信号面に近
づき過ぎた位置→信号面→信号面から離れ過ぎた位置→
・・という具合に繰り返し変化させる。このときA/D
変換器6からフォーカシングエラー信号FEを取り込
み、合焦位置近傍の値になったところでループスイッチ
7eをオンする。ループスイッチ7eを閉じた所で、フ
ォーカスサーチ信号FSの出力を止める。
【0027】次に、システムコントローラ15は発振器
7aにフォーカシングサーボの最適な開ループ特性の交
さ周波数に相当する周波数fC1で所定レベル(所定振
幅)の正弦波を外乱信号AN1 として発生させ加算器7
bを介してフォーカシングサーボループに注入させる
(ステップ106)。そして、A/D変換器6の出力側
からサーボループを一巡した外乱信号成分を取り込み、
注入した外乱信号レベル(外乱信号振幅)に対する一巡
外乱信号成分のレベル変化(振幅変化)の割合(閉ルー
プゲイン)が所定の最適な設定値(例えば、1/
1/2 )となるように可変利得アンプ7dの利得を調整
する(ステップ107、可変利得アンプ7dの利得調整
後、発振器7aの発振動作を停止する)。
【0028】このような交さ周波数における閉ループゲ
インの最適化により、フォーカシングアクチュエータ2
aの特にマグネット、コイルの駆動感度(全域)の温度
特性に伴う最適値からのずれを吸収することができる。
よって、ステップ103によるフォーカシングアクチュ
エータ2aの対物レンズ保持機構の低域駆動感度の温度
特性による最適値からのずれの吸収と合わせて、フォー
カシングサーボの制御特性の最適化調整を行える。
【0029】このようにしてフォーカシングサーボ系の
特性を調整したあと、システムコントローラ15はスピ
ンドルサーボ回路4をしてスピンドルモータ3を立ち上
げさせ光ディスク1を規定線速度近くの速度で回転させ
る(図6のステップ201)。光ディスク1が回転する
と面振れが生じるが、フォーカシングサーボの働きで光
ピックアップ2から発射されたビームスポットはディス
ク信号面に対し合焦状態を保ち続けることができる。但
し、まだ、トラッキングサーボはオフしているのでビー
ムスポットは光ディスク2の複数のトラックを横切るこ
とになり、このとき、トラッキングエラー検出回路3b
で検出されたトラッキングエラー信号TEは大きく正弦
波状に変化する。
【0030】次いで、システムコントローラ15はトラ
ッキングサーボオン処理を行う(ステップ202)。即
ち、トラッキングループ制御信号発生回路16がRFア
ンプ3から入力したRF信号を基準レベルと比較するこ
とでトラッキングエラー信号TEが負帰還領域に入って
いることを示すトラッキングループ制御信号を出力する
ので、該トラッキングループ制御信号に基づきシステム
コントローラ15はトラッキングエラー信号TEが負帰
還領域に入っている間にループスイッチ11eをオンす
る。
【0031】このあと、システムコントローラ15は発
振器11aにトラッキングサーボの最適な開ループ特性
の交さ周波数に相当する周波数fC2で所定レベル(所定
振幅)の正弦波を外乱信号AN2 として発生させ加算器
11bを介してトラッキングサーボループに注入させる
(ステップ203)。そして、ループフィルタ11cの
出力側からサーボループを一巡した外乱信号成分を取り
込み、注入した外乱信号レベル(外乱信号振幅)に対す
る一巡外乱信号成分のレベル変化(振幅変化)の割合
(閉ループゲイン)が所定の最適な設定値(例えば、1
/21/2 )となるように可変利得アンプ11dの利得を
調整する(ステップ204、可変利得アンプ11dの利
得調整後、発振器11aの発振動作を停止する)。
【0032】このような交さ周波数における閉ループゲ
インの最適化により、トラッキングアクチュエータ2b
の特にマグネット、コイルの駆動感度(全域)の温度特
性に伴う最適値からのずれを吸収することができる。よ
って、ステップ104によるトラッキングアクチュエー
タ2bの対物レンズ保持機構の低域駆動感度の温度特性
による最適値からのずれの吸収と合わせて、トラッキン
グサーボの制御特性の最適化調整を行える。
【0033】トラッキングサーボのオンで光ディスク1
の芯振れに関わらずビームスポットは光ディスク1のト
ラックを正確に追跡できるようになる。トラッキングサ
ーボがオンされるとRFアンプ3からCLV制御信号C
LVが出力されるので該CLV制御信号に基づきスピン
ドルサーボ回路5はスピンドルモータ4に対しCLV制
御を行って光ディスク1を規定の線速度で回転させる。
【0034】この状態で、RFアンプ3から出力された
RF信号は図示しないディジタル信号処理回路に入力さ
れて光ディスク最内周のTOCエリアに記録されたサブ
コードの復調がなされるので、システムコントローラ1
5はTOC情報を入力して内蔵メモリに記憶し(ステッ
プ205)、一旦、サーボをオフし、光ディスク1の回
転を止める(ステップ206)。
【0035】そして、その後、ユーザが例えば或る曲の
選曲演奏操作をすれば、前述したフォーカースサーチを
伴うフォーカシングサーボオン、スピンドルサーボオ
ン、トラッキングサーボオンの順で各種サーボを立ち上
げ(ステップ207、208)、光ディスク1から読み
出したサブコードから現在位置を確認し(ステップ20
9)、目標位置との差を計算して所望曲の先頭をサーチ
し(ステップ210)、サーチ完了後、演奏を開始させ
る(ステップ211)。この際、予め、フォーカシング
サーボ系とトラッキングサーボ系はいずれも温度に対し
最適な特性に調整済なので、サーボ外れによるデータの
読み取りエラーが生じる恐れはなく、良好なプレーアビ
リティーを確保できる。
【0036】この実施例によれば、光ディスク1が装填
されると、温度センサ14で検出した温度に応じて、デ
ィジタルフォーカシングサーボ回路7とディジタルトラ
ッキングサーボ回路11のループフィルタ7cと11c
の特性を切り換えることで、フォーカシングアクチュエ
ータ2aとトラッキングアクチュエータ2bの特に温度
による対物レンズ保持機構の低域駆動感度の最適値から
のずれを吸収でき、更に、各サーボ系に各々可変利得ア
ンプ7dと11dを介装しておき、各サーボに対し個別
に、サーボオン状態にしたあと所定周波数とレベルを有
する外乱信号を注入し、サーボを一巡したときの元の注
入レベルに対するレベル変化の割合が所定の設定値とな
るように可変利得アンプ7dと11dの利得を調整する
ことで、フォーカシングアクチュエータ2aとトラッキ
ングアクチュエータ2bの特に温度によるマグネット、
コイルの駆動感度の最適値からのずれを吸収でき、これ
らの結果、また、フォーカシングサーボとトラッキング
サーボ系の制御特性を温度に関わらず、常に、最適状態
に維持することができる。
【0037】なお、上記した実施例ではフォーカシング
サーボ回路とトラッキングサーボ回路をディジタル回路
で構成したが、アナログ回路で構成するようにしてもよ
く、また、フォーカシングサーボ回路とトラッキングサ
ーボ回路の内、一方だけ特性の調整を行うようにしても
よい。更に、発振器の発生する外乱信号の周波数は必ず
しも交さ周波数でなくてもよく、最適な閉ループゲイン
特性のカットオフ周波数としたり、帯域幅周波数(閉ル
ープゲインが−3dBとなる周波数)としてもよい。ま
た、最適調整を光ディスクの装填直後に行うようにした
が、PLAYキー等、演奏指示操作がなされた直後や、
演奏停止中等、種々の時点で行うことができる。
【0038】また、フォーカスサーボ系において、図7
に示す如く、ループスイッチ7eとフォーカスサーチ信
号発生器70fから出力されたフォーカスサーチ信号F
1をサーボ系に印加する加算器7gをループフィルタ
7cの前段側に設けるようにすれば、事前にフォーカス
サーボ系を調整したあと行うフォーカスサーチ動作にお
いて(図6のステップ208参照)、フォーカシングア
クチュエータの低域駆動感度の温度による最適値からの
ずれに関係なく、対物レンズの移動振幅を一定とでき、
合焦点通過速度を一定とできるので、フォーカスサーボ
引き込み動作を安定に行うことが可能となる。
【0039】また、ループフィルタの特性切り換えは図
2、図4の如く、中、高域ゲインは固定とし低域ゲイン
を変化させるようにしたが、これとは反対に、例えば、
ディジタルフォーカシングサーボ回路を図8に示す如く
構成し、この内、ループフィルタ70cにおける特性切
り換えは、図9に示す如く、低域ゲインは固定とし中、
高域ゲインを変化させるようにして、フォーカシングア
クチュエータの特に対物レンズ保持機構の温度による全
域にわたる特性変化を相対的に打ち消すようにし、この
とき生じる全域にわたる相対差とフォーカシングアクチ
ュエータのマグネット、コイルの温度による特性変化を
可変利得アンプ7dの利得調整で打ち消すようにしても
よい。ディジタルトラッキングサーボ回路についても全
く同様である。
【0040】図8のディジタルフォーカシングサーボ回
路では、フォーカシングアクチュエータの低域駆動感度
の温度による変化は、可変利得アンプ7dで吸収される
ので、フォーカスサーチ信号発生器71fから出力され
たフォーカスサーチ信号FS 2 をサーボ系に印加する加
算器7gが当該可変利得アンプ7dの前段側に設けてあ
ることで、事前にフォーカスサーボ系を調整したあと行
うフォーカスサーチ動作において(図6のステップ20
8参照)、フォーカシングアクチュエータの低域駆動感
度の温度による最適値からのずれに関係なく、対物レン
ズの移動振幅を一定とでき、合焦点通過速度を一定とで
きるので、フォーカスサーボ引き込み動作を安定に行う
ことが可能となる。
【0041】また、温度に対する調整は、図1、図3、
図7、図8などにおけるループフィルタの特性切り換え
だけで行うようにしたり、或いは、可変利得アンプの利
得調整だけで行うようにしてもよい。ループフィルタの
特性切り換えだけで行う場合、図2のGA −GB は例え
ば、図10のgb −ga とすればよく、また、図2のG
C −GA は図10のga −gC とすればよい。
【0042】
【発明の効果】以上本発明によれば、光ピックアップの
温度を検出し、該検出した温度に応じてフォーカシング
アクチュエータまたはトラッキングアクチュエータの周
波数特性の温度変化を相殺するようにループの周波数特
性を調整するように構成したから、光ピックアップに設
けられたアクチュエータ特性の温度変化に関わらず、常
に、最適なサーボ特性を得ることができる。
【0043】また、光ピックアップの温度を検出して、
該検出した温度に応じてフォーカシングアクチュエータ
の周波数特性の温度変化を相殺するようにループゲイン
を調整し、フォーカスサーチ時、フォーカスサーチ信号
印加手段の発生したフォーカスサーチ信号を調整手段よ
り前段側から印加するように構成したから、光ピックア
ップに設けられたフォーカシングアクチュエータ特性の
温度変化に関わらず、常に、最適なフォーカシングサー
ボ特性を得ることができ、また、ループの周波数特性の
調整後にフォーカスサーチを行う際、フォーカシングア
クチュエータの低域駆動感度の温度特性に影響されるこ
となく対物レンズの移動振幅を一定とでき、合焦点通過
速度を一定とできるので、フォーカスサーボ引き込み動
作を安定に行うことが可能となる。
【0044】また、フォーカシングサーボ回路のループ
フィルタの前または後に可変利得アンプを設け、サーボ
オン状態でサーボループに所定周波数、所定レベルの外
乱を注入し、該外乱がサーボループを一巡したしたとき
のレベル変化の割合が所定の設定値となるように可変利
得アンプの利得を調整し、フォーカスサーチ時、フォー
カスサーチ信号印加手段の発生したフォーカスサーチ信
号を可変利得アンプより前段側から印加するように構成
したから、光ピックアップに設けられたフォーカシング
アクチュエータ特性の温度変化に関わらず、常に、最適
なフォーカシングサーボ特性を得ることができ、また、
可変利得アンプの利得調整後にフォーカスサーチを行う
際、フォーカシングアクチュエータの低域駆動感度の温
度特性に影響されることなく対物レンズの移動振幅を一
定とでき、合焦点通過速度を一定とできるので、フォー
カスサーボ引き込み動作を安定に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るCDプレーヤの光ピッ
クアップサーボ回路の全体構成図である。
【図2】図1中のループフィルタの周波数特性を示す線
図である。
【図3】図1中のディジタルトラッキングサーボ回路の
構成図である。
【図4】図3中のループフィルタの周波数特性を示す線
図である。
【図5】システムコントローラの動作を示す第1の流れ
図である。
【図6】システムコントローラの動作を示す第2の流れ
図である。
【図7】ディジタルフォーカシングサーボ回路の変形例
を示す構成図である。
【図8】ディジタルフォーカシングサーボ回路の他の変
形例を示す構成図である。
【図9】図8中のループフィルタの周波数特性を示す線
図である。
【図10】アクチュエータの周波数特性を示す線図であ
る。
【符号の説明】
2 光ピックアップ 2a フォーカシングアクチュエータ 2b トラッキングアクチュエータ 3a フォーカシングエラー検出回路 3b トラッキングエラー検出回路 7a、11a 発振器 7b、7g、11b 加算器、 7c、11c、70c ループフィルタ 7d、11d、7d 可変利得アンプ 7e、11e ループスイッチ 7f、70f、71f フォーカスサーチ信号発生器 9 フォーカシングドライバー 13 トラッキングドライバー 14 温度センサ 15 システムコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップの出力に基づきディスク
    信号面に対するビームスポットの焦点ズレまたはトラッ
    クに対するビームスポットのトラックズレを示すエラー
    信号を発生するエラー検出回路と、エラー信号に対し周
    波数特性の設定を行うループフィルタと、ループフィル
    タの出力を電流増幅して光ピックアップに設けたフォー
    カシングアクチュエータまたはトラッキングアクチュエ
    ータを駆動するドライバーとを有する光ピックアップサ
    ーボ回路において、 光ピックアップの温度を検出する温度センサと、 温度センサで検出した温度に応じてフォーカシングアク
    チュエータまたはトラッキングアクチュエータの周波数
    特性の温度変化を相殺するようにループの周波数特性を
    調整する調整手段と、 を設けたことを特徴とする光ピックアップサーボ回路。
  2. 【請求項2】 光ピックアップの出力に基づきディスク
    信号面に対するビー光ピックアップの出力に基づきディ
    スク信号面に対するビームスポットの焦点ズレを示すフ
    ォーカシングエラー信号を発生するフォーカシングエラ
    ー検出回路と、フォーカシングエラー信号に対し周波数
    特性の設定を行うループフィルタと、ループフィルタの
    出力を電流増幅して光ピックアップに設けたフォーカシ
    ングアクチュエータを駆動するフォーカシングドライバ
    ーと、フォーカスサーチ時、所定のフォーカスサーチ信
    号を発生してフォーカシングサーボループに印加するフ
    ォーカスサーチ信号印加手段と、を有する光ピックアッ
    プサーボ回路において、 光ピックアップの温度を検出する温度センサと、 温度センサで検出した温度に応じてフォーカシングアク
    チュエータの周波数特性の温度変化を相殺するようにル
    ープの周波数特性を調整する調整手段とを備え、 フォーカスサーチ時、フォーカスサーチ信号印加手段の
    発生したフォーカスサーチ信号を調整手段より前段側か
    ら印加するようにしたこと、 を特徴とする光ピックアップサーボ回路。
  3. 【請求項3】 光ピックアップの出力に基づきディスク
    信号面に対するビームスポットの焦点ズレを示すフォー
    カシングエラー信号を発生するフォーカシングエラー検
    出回路と、フォーカシングエラー信号に対し周波数特性
    の設定を行うループフィルタと、ループフィルタの出力
    を電流増幅して光ピックアップに設けたフォーカシング
    アクチュエータを駆動するフォーカシングドライバー
    と、フォーカスサーチ時、所定のフォーカスサーチ信号
    を発生してフォーカシングサーボループに印加するフォ
    ーカスサーチ信号印加手段と、を有する光ピックアップ
    サーボ回路において、 ループフィルタの前または後に設けた可変利得アンプ
    と、 サーボオン状態でサーボループに所定周波数、所定レベ
    ルの外乱を注入し、該外乱がサーボループを一巡したし
    たときのレベル変化の割合が所定の設定値となるように
    可変利得アンプの利得を制御する制御手段とを備え、 フォーカスサーチ時、フォーカスサーチ信号印加手段の
    発生したフォーカスサーチ信号を可変利得アンプより前
    段側から印加するようにしたこと、 を特徴とする光ピックアップサーボ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1622134A2 (en) * 2004-07-28 2006-02-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Optical disk drive apparatus and method
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