JP2003187429A - 磁気転写用マスター担体 - Google Patents

磁気転写用マスター担体

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JP2003187429A
JP2003187429A JP2001380907A JP2001380907A JP2003187429A JP 2003187429 A JP2003187429 A JP 2003187429A JP 2001380907 A JP2001380907 A JP 2001380907A JP 2001380907 A JP2001380907 A JP 2001380907A JP 2003187429 A JP2003187429 A JP 2003187429A
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master carrier
pattern
master
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JP2001380907A
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Shoichi Nishikawa
正一 西川
Kazuhiro Niitsuma
一弘 新妻
Tadashi Yasunaga
正 安永
Toshihiro Usa
利裕 宇佐
Kazunori Komatsu
和則 小松
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気転写用マスター担体において、マスター
担体から磁気パターンを磁気転写した磁気記録媒体によ
り良好な再生信号を得ることができるようにする。 【解決手段】 磁気記録媒体2に転写すべき情報に応じ
た凹凸パターンを有する基板3aと、該基板3aの少な
くとも凸部31に形成された磁性層3bとを備えてなる磁
気転写用マスター担体3において、基板3aの凸部31
の、該基板3aに垂直かつトラック方向に平行な面に沿
った断面における上面と一方の側面とのなす内角θs1
と、該上面と他方の側面とのなす内角θs2とが、0.01<
|θs1/θs2−1|<2.0の関係になるように磁性層3b
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に情
報を転写するためのパターン状の凹凸を備えた磁気転写
用マスター担体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】磁気記録媒体においては一般に、情報量
の増加に伴い、多くの情報を記録する大容量で、安価
で、かつ、好ましくは短時間で必要な箇所が読み出せ
る、いわゆる高速アクセスが可能な媒体が望まれてお
り、この一例として、ハードディスク、ZIP(アイオ
メガ社)等のフレキシブルディスクからなる高密度磁気
記録媒体が知られている。これらの高密度磁気記録媒体
は情報記録領域が狭トラックで構成されており、狭いト
ラック幅を正確に磁気ヘッドにより走査させて高いS/
Nで信号を再生するためには、いわゆるトラッキングサ
ーボ技術が大きな役割を担っている。 【0003】トラック位置決めのためのサーボ信号や、
そのトラックのアドレス信号、再生クロック信号等のサ
ーボ情報は、磁気記録媒体の製造時にプリフォーマット
として予め磁気記録媒体に記録する必要があり、現在は
専用のサーボ記録装置(サーボトラックライター)を用
いてプリフォーマットが行われている。従来のサーボ記
録装置によるプリフォーマットは、磁気記録媒体1枚ず
つ、磁気ヘッドにより記録する必要があるため、相当の
時間がかかり生産効率の点で問題がある。 【0004】一方、プリフォーマットを正確にかつ効率
よく行う方法として、マスター担体に形成されたサーボ
情報を担持するパターンを磁気記録媒体へ磁気転写によ
り転写する方法が、特開昭63−183623号公報、
特開平10−40544号公報、特開平10−2695
66号公報等において提案されている。 【0005】磁気転写は、転写すべき情報を担持するマ
スター担体を磁気ディスク媒体等の磁気記録媒体(スレ
ーブ媒体)と密着させた状態で、転写用磁界を印加する
ことにより、マスター担体の有する情報パターンに対応
する磁気パターンをスレーブ媒体に磁気的に転写するも
ので、マスター担体とスレーブ媒体との相対的な位置を
変化させることなく静的に記録を行うことができ、正確
なプリフォーマット記録が可能であり、しかも記録に要
する時間も極めて短時間であるという利点を有してい
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前述の特開平10−4
0544号公報、特開平10−269566号公報等に
開示されているこの磁気転写に用いられるマスター担体
は、スレーブ媒体に転写すべき情報に対応する凹凸パタ
ーンを有する基板と、該基板の少なくとも凸部表面に形
成された磁性層を備えたものである。 【0007】ところで、サーボパターン信号としては、
ビット長の10%以内にビット長ばらつきを抑える必要が
ある。現在、さらなる高容量化(ビット長の縮小化)が
図られており、ビット長が 300nmレベルに達すると、
ビット長管理が難しくなり、10%以内の精度を確保する
ことができない。つまりサーボエラーが頻繁に起こるよ
うになると考えられる。 【0008】従来のマスター担体は、凸部端部角が対称
に形成されているが、このように対称に形成されている
場合、上述のようなビット長管理に対応することが困難
であった。 【0009】また、本発明者の検討により、マスター担
体の凸部上面と側面のなす内角(凸部端部角)の対称性
が、磁気転写により信号が転写された磁気記録媒体につ
いての再生信号における再生出力の非対称性、波形の非
対称性の発生に大きく影響することが明らかになった。 【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、磁気転写により磁気パターンが形成される磁気
記録媒体において、良好な再生信号を得ることができる
マスター担体を提供することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の磁気転写用マス
ター担体は、磁気記録媒体に転写すべき情報に応じたパ
ターン状の凹凸を有する基板と、該基板の少なくとも凸
部に形成された磁性層とを備えてなる磁気転写用マスタ
ー担体であって、 前記基板の凸部上の前記磁性層の、該基板に垂直かつト
ラック方向に平行な面に沿った断面における上面と一方
の側面とのなす内角θm1と、該上面と他方の側面とのな
す内角θm2とが、 0.01<|θm1/θm2−1|<2.0 の関係にあることを特徴とするものである。 【0012】なお、前記内角θm1と前記内角θm2とが、
いずれも90°から 140°の範囲であることが望ましい。 【0013】また、前記基板の凸部の、前記断面におけ
る上面と一方の側面とのなす内角θs1と、該上面と他方
の側面とのなす内角θs2とが、 0.01<|θs1/θs2−1|<2.0 の関係にあることが望ましい。 【0014】なお、前記内角θs1と前記内角θs2とが、
いずれも90°から 140°の範囲であることが望ましい。 【0015】 【発明の効果】本発明の磁気転写用マスター担体は、基
板の凸部上に形成された磁性層の、該基板に垂直かつト
ラック方向に平行な面に沿った断面における上面と一方
の側面とのなす内角θm1と、該上面と他方の側面とのな
す内角θs2とが、0.01<|θm1/θm2−1|<2.0の関
係であるため、すなわち、凸部上端部内角を非対称にし
ているため、パターン端で磁束吸い込み強度、磁束吸い
込み密度を容易に調整することができる。すなわち、端
部内角θm1、θm2の角度を浅くすることにより磁束吸い
込み強度および密度を低下させ、磁化反転領域を凹部に
シフトさせることができ、端部内角の角度を深くするこ
とにより磁束吸い込み強度および密度を増加させ、磁化
反転領域をパターン端に近づけることができることがで
きるため、上述の端部内角を非対称として調整すること
で磁気転写時の転写磁界分布を調整することができ、つ
まりは、記録ビット長を任意に調整することができる。
なお、本発明者の検討により、上述の端部内角の非対称
性の範囲内において、ビット長を10%以内で調整可能で
あることが明らかになった。 【0016】ビット長の調整を行うことにより、スレー
ブ媒体への磁気転写時において、スレーブ媒体に良好な
磁気パターンを形成することができ、良好な磁気パター
ンが形成されたスレーブ媒体であれば、高品位の再生信
号を得ることができる。特に、転写情報がサーボ情報で
あれば、磁気転写によりサーボ情報に応じた磁気パター
ンが形成されたスレーブ媒体について精度よいトラッキ
ングサーボが可能となる。 【0017】なお、|θs1/θs2−1|が0.01以下であ
る場合、非対称性が小さくビット長の調整効果を得るこ
とができず、一方、|θs1/θs2−1|が2.0以上であ
る場合、両内角の非対称性が大きくなりすぎ、転写信号
の再生信号において歪が発生し、再生出力の非対称性、
波形の非対称性の発生が大きくなり、信号品位が低下し
てしまう。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。 【0019】本発明の実施形態による磁気転写用マスタ
ー担体の表面の一部斜視図を図1に、マスター担体の凸
部の一部断面図を図2に示す。 【0020】マスター担体3は、後述の図3に示すよう
に円盤状に形成されており、表面にパターン状の凸部31
が形成されてなる凹凸パターンを備えた基板3aとその
凸部31上および凸部31間である凹部に形成された軟磁性
層3bとを備えてなる。なお、凹部には軟磁性層が形成
されていなくてもよい。凹凸パターンはスレーブ媒体で
ある磁気記録媒体に転写すべき情報に応じたものであ
り、その一部パターンは例えば図1に示すようなもので
ある。図1において、矢印Xは円周方向(トラック方
向)、矢印Yは半径方向を示す。 【0021】図2は、図1に示したマスター担体3の凸
部31を含むA−A’断面図を示す。すなわち、基板3a
の凸部31の、該基板3aに垂直かつトラック方向Xに平
行な面に沿った断面図である。この断面における基板3
aの凸部31上の軟磁性層3bの上面と一方の側面とのな
す内角θm1と、該凸部31上の軟磁性層3bの上面と他方
の側面とのなす内角θm2とが、0.01<|θm1/θm2−1
|<2.0の関係となる形状とされている。 【0022】マスター担体3は、基板3aの凸部31上の
軟磁性層3bの端部内角θm1とθm2とが上記範囲内で、
磁気記録媒体上における磁気パターンのビット長を容易
に調整することができる。 【0023】また、磁性層端部内角θm1、θm2の対称性
はそれぞれの角度に大きく影響を受けるため、それぞれ
の角度を90°<θm1,θm2<140°に設定する。両端部内
角をこの角度に設定することにより、上述の効果が向上
する。 【0024】また、上述の範囲の端部角度およびその非
対称性を有する磁性層とするためには、基板の凸部の形
状が重要となる。基板の凸部上の磁性層の形状は基板の
凸部に沿ったものとなるため、基板の凸部の、前記断面
における上面と一方の側面とのなす内角θs1と、該上面
と他方の側面となす内角θs2とが0.01<|θs1/θs2−
1|<1の関係となるように、さらに各角度が90°<θ
s1,s2<140°の範囲で形成されている。 【0025】なお、図1の凸部31のA−A’断面と直交
するB−B’断面、すなわち、基板3aに垂直かつトラ
ック方向に垂直な面に沿った断面における凸部31上の軟
磁性層3bの上面と一方の側面とのなす内角θm3と、該
上面と他方の側面とのなす内角θm4との関係も、同様に
0.01<|θm3/θm4−1|<2.0であることが望まし
い。この場合も、内角θm3、θm4とが、いずれも90°か
ら 140°の範囲であることが望ましい。さらに、基板3
aの凸部31の、B−B’断面における上面と一方の側面
とのなす内角θs3と、該上面と他方の側面とのなす内角
θs4との関係も、0.01<|θs3/θs4−1|<2.0の関
係にあることが望ましく、この場合も、内角θs3、θs4
が、いずれも90°から140°の範囲であることが望まし
い。特に、マスター担体3が、垂直磁気記録媒体への磁
気転写に用いられる場合、このトラック方向に垂直な面
に沿った断面における上述の各端部内角が上記範囲であ
ることにより、良好な再生信号品位を得ることができ
る。 【0026】なお、マスター担体3の基板3aとして
は、ニッケル、シリコン、石英板、ガラス、アルミニウ
ム、セラミックス、合成樹脂等が用いられる。また、軟
磁性層3bの磁性材料としては、Co、Co合金(Co
Ni、CoNiZr、CoNbTaZr等)、Fe、F
e合金(FeCo、FeCoNi、FeNiMo、Fe
AlSi、FeAl、FeTaN)、Ni、Ni合金
(NiFe)を用いることができ、特に好ましいのはF
eCo、FeCoNiである。 【0027】マスター担体3のパターン状凸部(凹凸パ
ターン)の形成は、スタンパー法、フォトリソグラフィ
ー法等を用いて行うことができる。 【0028】まず、表面が平滑なガラス板(または石英
板)の上にスピンコート等でフォトレジストを形成し、
このガラス板を回転させながらサーボ信号に対応して変
調したレーザー光(または電子ビーム)を照射し、フォ
トレジスト全面に所定のパターン、例えば各トラックに
回転中心から半径方向に線状に延びるサーボ信号に相当
するパターンを円周上の各フレームに対応する部分に露
光し、その後、フォトレジストを現像処理し、露光部分
を除去しフォトレジストによる凹凸形状を有する原盤を
得る。次に、原盤の表面の凹凸パターンをもとに、この
表面にメッキ(電鋳)を施し、ポジ状凹凸パターンを有
するNi基板を作製し、原盤から剥離する。この基板を
そのままマスター担体とするか、または凹凸パターン上
に必要に応じて軟磁性層、保護膜を被覆してマスター担
体とする。 【0029】また、前記原盤にメッキを施して第2の原
盤を作製し、この第2の原盤を使用してメッキを行い、
ネガ状凹凸パターンを有する基板を作製してもよい。さ
らに、第2の原盤にメッキを行うか樹脂液を押し付けて
硬化を行って第3の原盤を作製し、第3の原盤にメッキ
を行い、ポジ状凹凸パターンを有する基板を作製しても
よい。 【0030】一方、前記ガラス板にフォトレジストによ
るパターンを形成した後、エッチングしてガラス板に穴
を形成し、フォトレジストを除去した原盤を得て、以下
前記と同様に基板を形成するようにしてもよい。 【0031】金属による基板の材料としては、前述の通
り、NiもしくはNi合金等を使用することができ、こ
の基板を作製する前記メッキとしては、無電解メッキ、
電鋳、スパッタリング、イオンプレーティングを含む各
種の金属成膜法が適用できる。基板の凸部高さ(凹凸パ
ターンの深さ)は、50〜800nmの範囲が好ましく、よ
り好ましくは80〜600nmである。この凹凸パターンが
サンプルサーボ信号である場合は、円周方向よりも半径
方向に長い矩形状の凸部が形成される。具体的には、半
径方向の長さは0.05〜20μm、円周方向は0.05〜5μm
が好ましく、この範囲で半径方向の方が長い形状となる
値を選ぶことがサーボ信号の情報を担持するパターンと
して好ましい。なお、既述の通り、基板の凸部の、該基
板に垂直かつトラック方向Xに平行な面に沿った断面に
おける基板3aの凸部の一方の端部内角θs1と他方の端
部内角θs2とが、0.01<|θs1/θs2−1|<2.0の関
係となるように形成する。 【0032】基板の凹凸パターン上への軟磁性層3bの
形成は、磁性材料を真空蒸着法、スパッタリング法、イ
オンプレーティング法等の真空成膜手段、メッキ法など
を用いて行う。軟磁性層の厚みは、50〜500nmの範囲
が好ましく、さらに好ましくは80〜300nmである。 【0033】なお、この凸部表面の軟磁性層の上に5〜
30nmのダイヤモンドライクカーボン(DLC)等の保
護膜を設けることが好ましく、さらに潤滑剤層を設けて
も良い。また、軟磁性層と保護膜の間に、Si等の密着
強化層を設けてもよい。潤滑剤を設けることにより、ス
レーブ媒体との接触過程で生じるずれを補正する際の、
摩擦による傷の発生などの耐久性の劣化が改善される。 【0034】次に、本発明の磁気転写用マスター担体を
用いてスレーブ媒体へ情報を転写する磁気転写方法の実
施形態について説明する。 【0035】図3は、スレーブ媒体2とマスター担体
3、4とを示す斜視図である。スレーブ媒体は、例え
ば、両面または片面に磁気記録層が形成されたハードデ
ィスク、フレキシブルディスク等の円盤状磁気記録媒体
である。また、本実施形態においては、円盤状の基板2
aの両面にそれぞれ磁気記録層2b,2cが形成された
ものを示している。 【0036】また、マスター担体3は上記実施形態に示
したものであり、スレーブ媒体2の下側記録層2b用の
凹凸パターンが形成されている。また、マスター担体4
は、マスター担体3と同様の層構成からなる、スレーブ
媒体2の上側記録層2c用の凹凸パターンが形成された
ものである。 【0037】図3では、磁気記録媒体2とマスター担体
3,4が互いに離間した状態を示しているが、実際の磁
気転写は、磁気記録媒体2の記録再生面とマスター担体
3,4の軟磁性層3b、4bとを密着させて、あるいは
近接して対面させた状態で行う。 【0038】図4は、この磁気転写の基本工程を説明す
るための図であり、図4(a)は磁界を一方向に印加し
てスレーブ媒体を初期直流磁化する工程、(b)はマス
ター担体とスレーブ媒体とを密着させて初期直流磁界と
は略反対方向に磁界を印加する工程、(c)は磁気転写
後のスレーブ媒体の記録再生面の状態をそれぞれ示す図
である。なお、図4においてスレーブ媒体2については
その下面記録層2b側のみを示している。 【0039】図4(a)に示すように、予めスレーブ媒体
2にトラック方向の一方向の初期直流磁界Hinを印加し
て磁気記録層2bの磁化を初期直流磁化させておく。そ
の後、図4(b)に示すように、このスレーブ媒体2の記
録層2b側の面とマスター担体3の凸部表面の軟磁性層
3b側の面とを密着させ、スレーブ媒体2のトラック方
向に前記初期直流磁界Hinとは逆方向の転写用磁界Hdu
を印加して磁気転写を行う。その結果、図4(c)に示す
ように、スレーブ媒体2の磁気記録層2bにはマスター
担体3の凹凸パターンに応じた情報(例えばサーボ信
号)が磁気的に転写記録される。ここでは、スレーブ媒
体2の下側記録層2bへの下側マスター担体3による磁
気転写について説明したが、磁気記録媒体2の上側記録
再生面2eについても上側マスター担体4と密着させて
同様に磁気転写を行う。なお、磁気記録媒体2の上下記
録再生面2d、2eへの磁気転写は同時になされてもよ
いし、片面ずつ順次なされてもよい。 【0040】また、マスター担体3の凹凸パターンが図
4のポジパターンと逆の凹凸形状のネガパターンの場合
であっても、初期磁界Hinの方向および転写用磁界Hdu
の方向を上記と逆方向にすることによって同様の情報を
磁気的に転写記録することができる。なお、初期直流磁
界および転写用磁界は、スレーブ媒体の保磁力、マスタ
ー担体およびスレーブ媒体の比透磁率等を勘案して定め
られた値を採用する必要がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態に係る磁気転写用マスター担
体の表面の一部斜視図 【図2】本発明の実施形態に係る磁気転写用マスター担
体の一部断面図 【図3】スレーブ媒体とマスター担体とを示す斜視図 【図4】磁気転写方法の基本工程を示す図 【符号の説明】 2 スレーブ媒体 2a スレーブ媒体の基板 2b,2c 磁性層(磁気記録層) 3,4 マスター担体 3a,4a マスター担体の基板 3b,4b 軟磁性層 31 基板の凸部
フロントページの続き (72)発明者 安永 正 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 宇佐 利裕 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 小松 和則 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 磁気記録媒体に転写すべき情報に応じた
    パターン状の凹凸を有する基板と、該基板の少なくとも
    凸部に形成された磁性層とを備えてなる磁気転写用マス
    ター担体であって、 前記基板の凸部上に形成された前記磁性層の、該基板に
    垂直かつトラック方向に平行な面に沿った断面における
    上面と一方の側面とのなす内角θm1と、該上面と他方の
    側面とのなす内角θm2とが、 0.01<|θm1/θm2−1|<2.0 の関係にあることを特徴とする磁気転写用マスター担
    体。
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