JP2003186370A - 画像形成装置及び交換ユニット - Google Patents

画像形成装置及び交換ユニット

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JP2003186370A
JP2003186370A JP2001382059A JP2001382059A JP2003186370A JP 2003186370 A JP2003186370 A JP 2003186370A JP 2001382059 A JP2001382059 A JP 2001382059A JP 2001382059 A JP2001382059 A JP 2001382059A JP 2003186370 A JP2003186370 A JP 2003186370A
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unit
transfer
image forming
forming apparatus
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JP2001382059A
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English (en)
Inventor
Yasukuni Komata
安国 小俣
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品や消耗品の取り外し・取り出しに時間が
かからず、生産性を低下させることのない画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 転写搬送ベルト装置100をユニット化
し、ユニットU1として設ける。そのユニットU1は、
第1カバー51及び第2カバー52からなるドア50に
保持される。ドア50を開放することにより、転写搬送
ベルト装置100は中間転写ベルト10から離間され、
ユニットU1が取り出し可能状態に移行する。ユニット
U1を上方に引き抜けば、ユニットU1を容易に交換で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換ユニットを備
える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、ベルト状の搬送装置により記録用
紙を搬送しつつ像担持体上に担持する画像を用紙に転写
するように構成されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の転写搬送ベルト
装置は、複数のローラ間に掛け渡されたベルトのループ
内に転写手段や裏当てローラ等が配設されており、構造
が複雑であるため、ベルトが損傷したり寿命となった場
合などの交換作業は装置本体を大きな範囲において分解
する必要があり、装置の停止時間が長くなるという問題
があった。そして、交換作業が難しいことから、転写搬
送ベルト装置の交換はユーザ自身で行うことは難しく、
サービスマンに委託する必要がありコストがかかるとい
う問題もある。
【0004】また、転写搬送ベルト装置に限らず、交換
部品や消耗品の交換において、部品や消耗品の取り外し
・取り出しに時間がかかると、それだけ装置の停止時間
が長くなり、生産性を低下させてしまう。
【0005】本発明は、従来の画像形成装置における上
述の問題を解決し、部品や消耗品の取り外し・取り出し
に時間がかからず、生産性を低下させることのない画像
形成装置を提供することを課題とする。
【0006】また、交換作業を容易に行うことのできる
転写搬送ベルト装置を提供することも本発明の課題であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、装置本体に着脱可能な交換ユニットを備える画像
形成装置において、装置本体に開放可能なカバー部材を
有し、前記交換ユニットが該カバー部材に保持され、該
カバー部材の開放により前記交換ユニットが着脱可能状
態に移行することにより解決される。
【0008】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記交換ユニットが潜像及び可視像を担持可能な像
担持体であることを提案する。また、前記の課題を解決
するため、本発明は、前記交換ユニットが潜像及び可視
像を担持可能な像担持体の周囲に配置される機器を搭載
する作像ユニットであることを提案する。
【0009】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記交換ユニットが、像担持体から可視像を転写さ
れる中間転写ベルトを搭載するユニットであることを提
案する。
【0010】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記交換ユニットが、ベルト状搬送手段により記録
媒体を搬送しつつ像担持体上に担持された画像を記録媒
体に転写させる転写搬送ベルト装置を搭載するユニット
であることを提案する。
【0011】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、少なくとも2つの像担持体を有し、一方の像担持体
から他方の像担持体へ一旦転写した顕像を前記他方の像
担持体から記録媒体の一面に転写するとともに、前記一
方の像担持体から顕像を記録媒体の他面に転写すること
により記録媒体の両面に顕像を転写可能な画像形成装置
であって、前記他方の像担持体が前記転写搬送ベルト装
置であることを提案する。
【0012】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記交換ユニットに、前記中間転写ベルトまたは前
記転写搬送ベルト装置の支持ローラ,裏当てローラ,ベ
ルトクリーニング装置及び転写手段が含まれることを提
案する。
【0013】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記カバー部材の開放により、前記一方の像担持体
と前記他方の像担持体が離間されることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、前記交換ユ
ニットを保持する保持部材が前記カバー部材に一体的に
形成されることを提案する。
【0014】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記交換ユニットの取り出し方向の端部に把持部を
設けることを提案する。また、前記の課題を解決するた
め、本発明は、前記交換ユニットの下部に脚部を設け、
交換ユニット単独で立て置き可能に構成することを提案
する。
【0015】また、前記の課題は、本発明により、画像
形成装置の本体に着脱可能に備えられる交換ユニットで
あって、ベルト状搬送手段により記録媒体を搬送しつつ
像担持体上に担持された画像を記録媒体に転写させる転
写搬送ベルト装置がユニット化されていることにより解
決される。
【0016】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記転写搬送ベルト装置は、像担持体上に担持され
た画像を当該ベルト表面に転写した後に記録媒体に転写
可能であることを提案する。
【0017】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記転写搬送ベルト装置の支持ローラ,裏当てロー
ラ,ベルトクリーニング装置及び転写手段が含まれるこ
とを提案する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明が適用される画像
形成装置の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図
である。
【0019】この図において、符号1はプリンタ本体を
示し、該プリンタ本体1の下部には上下2段に設けられ
た給紙トレイ26−1,26−2を備えた給紙部2が設
けられている。給紙部2の給紙トレイ26−1,26−
2は、用紙の補給時等において図1の矢印A方向に引き
出される。また、プリンタ本体1の上部右側には操作部
3が設けられ、該操作部は電源スイッチ(図示せず)、
ジャムしたシートの位置あるいはトナー補給や部品交換
が必要になったときその旨等を表示する表示部を有して
いる。本プリンタでは、操作部3があり、かつ、給紙ト
レイ26−1,26−2が引き出される側を装置正面と
している。装置本体の右側面となる外装部には開放可能
なドア50(カバー部材)が設けられている。
【0020】プリンタの内部は、図2に示すように、本
体内のほぼ中央にローラ11,12,13に巻き掛けら
れた像担持体としての中間転写ベルト10が配置され、
該中間転写ベルト10はローラ11,12,13の一つ
が駆動ローラとして図示していない駆動手段と駆動連結
され、該駆動手段の駆動により図中反時計方向に回転走
行される。中間転写ベルト10には、その下部走行辺に
沿って4つの作像部a,b,c,dが配置され、各作像
部は中間転写ベルト10に接するように配置された感光
体ドラム5を有している。感光体ドラム5の周囲には、
除電装置L、クリーニング装置6、帯電装置7、現像装
置8が配設され、感光体ドラム5は不図示の駆動手段に
よって矢印方向に回転駆動される。各作像部a,b,
c,dの下方には露光装置9が設けられ、露光装置9よ
り発せられるレーザ光が、帯電装置3と現像装置8の間
の書き込み位置にて感光体ドラム5に照射される。各作
像部a,b,c,dは、それぞれ周囲の部品構成は同じ
であるが、現像装置8が扱う色材(トナー)の色が異な
る。
【0021】中間転写ベルト10は、感光体ドラム5か
らトナーを転写可能とする抵抗値を備えるベルトであ
る。例えば、基体の厚みが50μmないし500μmの
樹脂フィルムあるいはゴムを基体にしたベルトで、表層
に低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の体積
抵抗値を10から1012Ωcmとし、表面抵抗率
(Ω/□)が10〜1012の範囲にある。この中間
転写ベルト10の裏側(ループの内側)には、作像部
a,b,c,dに形成されたトナー像を該ベルト面に転
写する手段としての転写ローラ20が作像部a,b,
c,dの感光体ドラム5に対向して配備されている。さ
らに、中間転写ベルト10のループ外側には、ローラ1
3と対向する位置にクリーニング装置25が配備されて
おり、該クリーニング装置25は中間転写ベルト10に
担持したトナー像を転写した後、当該ベルト表面に残留
する不要のトナーを除去する用をなす。
【0022】図2において、中間転写ベルト10の右側
には、転写搬送ベルト装置100が縦方向に延在するよ
うに張設されている。本例のプリンタにおける転写搬送
ベルト装置100は、トナー像を担持できる中間転写体
として設けられており、これにより後述するように用紙
両面へのプリントを可能としている。
【0023】この転写搬送ベルト装置100は回転ロー
ラ111,112,113に巻き掛けられており、回転
ローラ111,112,113の1つが図示していない
駆動装置に駆動されて図中時計回りに回転駆動される。
この転写搬送ベルト装置100の裏側(ループの内側)
には、中間転写ベルト10に担持したトナー像を記録媒
体もしくは転写搬送ベルト装置100に転写する手段と
しての転写ローラ120が中間転写ベルト10を支持す
るローラ11の近傍に配備されている。また、裏当てロ
ーラ114,114が設けられている。さらに、転写搬
送ベルト装置100のループ外側には、当該転写搬送ベ
ルト装置用クリーニング装置250、転写搬送ベルト装
置100が担持したトナー像を記録媒体に転写するため
の転写手段としてのチャージャCH、などが配備されて
いる。クリーニング装置250は、用紙にトナーを転写
した後の転写搬送ベルト装置100に残留する不要のト
ナーを除去する。
【0024】中間転写ベルト10と転写搬送ベルト装置
100は、上記転写手段120、ローラ113、第2の
像担持体10を支持するローラ11により接触し、あら
かじめ定められた転写ニップを形成する。
【0025】転写搬送ベルト装置100は、耐熱性で、
かつ中間転写ベルト10からのトナーを転写可能とする
抵抗値を備えるベルトである。この転写搬送ベルト装置
100は、基体の厚みが50μm乃至500μmのポリ
イミドあるいはポリアミドイミドであって、表層にフッ
素等、低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の
体積抵抗値を10から1012Ωcmとし、表面抵抗
率(Ω/□)が10〜1012の範囲にある。
【0026】給紙部2の給紙カセット26-1,26-2
には、記録媒体としての用紙Pが収納されており、最上
の用紙が給紙ローラ27を含む給送手段によって給紙さ
れ、給紙された用紙は複数のガイド29及び67を経て
レジストローラ対28へ搬送される。
【0027】転写搬送ベルト装置100の上方には、ヒ
ータ等の熱源を内蔵した定着部30が設けられ、定着部
30に続いて排紙ガイド31、排紙ローラ対32が配備
されている。定着部30の熱源は、用紙Pが搬送されて
定着の工程で通電が行われる。なお、本例においては、
定着部30がユニット化されて設けられており、後述す
るように、定着部(定着ユニット)30を装置本体に対
して脱着することができる。
【0028】装置上面は排紙スタック部40として形成
されている。その排紙スタック部40の下方で中間転写
ベルト10の上方には、補給用のトナーを収納した4個
のトナーカートリッジTCをセットできる収納部TSが
設けられている。トナーカートリッジTCのトナーの色
は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色であ
り、不図示の粉体ポンプによって対応する色の現像装置
8に補給される。トナーカートリッジTCの交換は、排
紙部40の一部であるカバーを開放することで可能とな
る。
【0029】上記のように構成された本実施例における
画像形成動作について説明する。まず、用紙の両面に画
像を得る場合の動作から説明する。本実施例の画像形成
装置はいわゆるプリンタであり、書き込みのための信号
はホストマシーン、例えばコンピュータから送られてく
る。受信した画像信号に基づいて露光装置9が駆動さ
れ、露光装置のレーザ光源(図示せず)からの光は、モ
ータにより回転駆動されるポリゴンミラーによって走査
され、ミラー等を経て、帯電装置7により一様に帯電さ
れた感光体ドラム5に照射され、感光体5上に書き込み
情報(色分解された各色画像情報)に対応した潜像を形
成する。
【0030】感光体ドラム5上に形成された潜像は、現
像装置8で現像され、トナー像となって該感光体ドラム
5の表面に形成・保持される。このトナー像は、転写ロ
ーラ20により、感光体ドラム5と同期して移動する中
間転写ベルト10の表面に転写される。トナー像転写後
の感光体ドラム5の表面に残留するトナーは、クリーニ
ング装置6によってクリーニングされ、その後感光体ド
ラム5は除電装置Lで除電され次の作像サイクルに備え
る。
【0031】中間転写ベルト10は、作像部aの感光体
ドラム5から転写されたトナー像を表面に担持して矢印
の方向に移動する。作像部bの感光体ドラム5に、別の
色に対応する潜像が書き込まれ、対応する色のトナーで
現像されトナー像となる。この像は、すでに中間転写ベ
ルト10に乗っている前の色のトナー像に重ねられ、最
終的に作像部a,b,c,dで形成された4色のトナー
像が重ねられてフルカラー画像が形成される。また、転
写搬送ベルト装置100も中間転写ベルト10と同期す
るようにして矢印方向に移動していて、中間転写ベルト
10表面に担持したトナー画像が転写領域に達すると、
転写ローラ120の作用で転写搬送ベルト装置100の
表面に転写される。この転写搬送ベルト装置100に担
持された画像を説明の便宜上、裏面画像と言う。転写搬
送ベルト装置100に転写された裏面画像は、図中時計
回りに回動する転写搬送ベルト装置100に担持されて
1周し、中間転写ベルト10と転写搬送ベルト装置10
0とが接触する転写位置にむけて移動する。
【0032】次に、上記と同様にして、表面画像となる
トナー像が中間転写ベルト10上に重ね転写されて担持
される。この表面画像が中間転写ベルト10の移動によ
り転写領域に達すると、この表面画像及び先に転写搬送
ベルト装置100に転写された裏面画像と同期して、給
紙部2からの用紙Pがレジストローラ対28を介して給
送される。そして、用紙Pが中間転写ベルト10と転写
搬送ベルト装置100の間に達すると、その一方側の面
に、中間転写ベルト10に担持された表面画像のトナー
像が転写ローラ120により転写される。このとき、先
に転写搬送ベルト装置100に転写されている裏面画像
は、用紙の他方側の面に重ねられている。
【0033】さらに用紙Pが上方に搬送されると、転写
搬送ベルト装置100に担持された裏面画像のトナー像
が、チャージャCHにより用紙Pのもう一方の面に転写
される。
【0034】本実施例では、4つの作像部にて感光体ド
ラム5上に作像されるトナーの極性はマイナスである。
転写ローラ20にプラスの電荷を与えることで、感光体
ドラム5に作像されたトナー像が中間転写ベルト10に
転写される。また、転写ローラ120にプラスの電荷を
与えることで、中間転写ベルトに担持されたトナーが転
写搬送ベルト装置100もしくは用紙Pの片側の面に転
写される。さらにまた、チャージャCHからプラス極性
の電荷与えることで、転写搬送ベルト装置100表面の
マイナス極性のトナー像は吸引されて、用紙Pの他の面
に転写される。
【0035】上記のようにして表裏両面にトナー像が転
写された用紙Pは、定着手段30に送られ、用紙P上の
両面のトナー像が一度に定着され、ガイド31を経て排
紙ローラ対32により排紙スタック部40に排出され
る。
【0036】図2のように、排紙部40を構成した場
合、両面画像のうち中間転写ベルト10から用紙Pに直
接転写される面が下面となって、排紙スタック部40に
載置されるから、頁揃えをしておくには2頁目の画像を
先に作成し、転写搬送ベルト装置100にそのトナー像
を保持し、1頁目の画像を中間転写ベルト10から用紙
Pに直接転写するようにすればよい。
【0037】中間転写ベルト10から用紙Pに転写され
る表面画像は、感光体ドラム5表面で正像にし、転写搬
送ベルト装置100から用紙Pに転写される裏面画像
は、感光体ドラム5表面で逆像(鏡像)になるよう露光
される。
【0038】このような頁揃えのための作像順は、画像
データをメモリに貯蔵する公知の技術で、また正、逆像
(鏡像)に切り換える露光も、公知の画像処理技術によ
り、実現できている。
【0039】一方、本実施例において用紙片面に画像を
得る場合は、転写搬送ベルト装置100に画像を転写す
る必要はなく、中間転写ベルト10上に担持する画像を
直接用紙に転写すれば良い。ただし、排紙スタック部4
0に排出するときに用紙の上面に画像を得たい場合に
は、片面プリントにおいて転写搬送ベルト装置100を
介して用紙上面に画像を転写するようにもできる。
【0040】ところで、本実施例のプリンタにおいて
は、定着部30及び転写搬送ベルト装置100がそれぞ
れユニット化されて設けられており、プリンタ本体に対
して脱着可能に構成されている。その定着ユニット及び
転写搬送ベルト装置ユニットを装置本体に脱着するため
のドア50が、図1に示すように装置右側の側面に設け
られている。本例におけるドア50は、第1カバー51
と第2カバー52とからなる外装カバーとして構成さ
れ、図3に示すように、第1カバー51の下端部に設け
られた回動軸60を支点として装置本体1から開放でき
るように設けられている。第1カバー51と第2カバー
52は、軸61により連結され、ドア50の開放に際し
て装置正面から見て「逆くの字」状に屈曲して開放され
る。第2カバー52の側面には、ドア開閉時に手を掛け
るための把持部50a(図1)が設けられている。
【0041】なお、図3に示すように、給紙部2からレ
ジストローラ28部までの用紙搬送路の一方側をガイド
するためのガイド板67が、第1カバー51に一体的に
設けられている。また、転写搬送ベルト装置100は、
ユニットU1として第2カバー52に脱着可能に支持さ
れる。そして、ドア50を装置本体から開放することに
より、給紙部2から定着部30手前位置までの用紙搬送
路が開放され、この部分でのジャム処理を非常に容易に
している。
【0042】図4は、ドア50を開放した状態を示す斜
視図である。この図に示すように、装置奥側で本体1と
第2カバー52との間に装着された回動ステー53によ
り、ドア50を開放したときにドア50が所定角度に保
持される。転写搬送ベルト装置100を含むユニットU
1は、第2カバー52の両側に立設された保持部52
a,52aにより第2カバー52に位置決め保持され
る。ユニットU1の上端部には取っ手54が形成されて
おり、ユニットU1を取り出しやすくなっている。
【0043】図5に示すように、ユニットU1を上方に
引き抜くことにより、転写搬送ベルト装置100を含む
ユニットを装置本体から容易に取り外すことができる。
ユニットU1をセットする場合は、これとは逆に、上方
から下方に、ユニットU1を第2カバー52の保持部に
セットしてやればよい。このように、本実施例のプリン
タにおいては、ドア50を開放することにより、転写搬
送ベルト装置100を含むユニットU1が脱着可能状態
に移行されるので、転写搬送ベルト装置100を極めて
容易に交換することができる。そのため、その交換作業
に要する時間が短くて済み、装置の生産性を低下させる
ことがない。
【0044】そして、ユニットU1を第2カバー52の
保持部にセットした後、ドア50を閉鎖すると、転写搬
送ベルト装置100は図2に示す位置に移動し、画像形
成動作可能状態に移行する。
【0045】なお、本実施例においては、ユニットU1
には、転写搬送ベルト装置100(そのベルトループ内
の部材を含む)の他に、ベルトクリーニング装置250
及び除去したトナーを収納する廃トナー容器が搭載され
ている。したがって、ユニットU1を交換することによ
り、転写搬送ベルト装置100と共にクリーニング装置
250も交換される。クリーニング装置250で除去し
たトナー(廃トナー)を溜める廃トナーボトルも同時に
交換されることになる。
【0046】また、転写搬送ベルト装置100をユニッ
ト化する際、少なくとも搬送ベルト、ベルトが掛け渡さ
れるローラ部材111,112,113、裏当てローラ
114、転写手段(転写ローラ)120及びクリーニン
グ装置250を含めてユニット化することにより、その
ユニットU1を交換した場合でも、搬送ベルトとその支
持ローラ・裏当てローラとの位置関係(ベルトの張り具
合)、あるいは、ベルトと転写手段の位置関係、また
は、ベルトとクリーニング装置250との位置関係など
の転写搬送ベルト装置にかかわる条件が変わることがな
く、ユニットU1を交換しても適切な画像形成を変わり
なく実行することができる。
【0047】なお、図2に示すように、ユニットU1の
底部には脚部55,55が設けられており、ユニットU
1を装置本体から取り外した後にユニットU1を立てて
置くことができる。これにより、ユニットU1が転倒す
ることを防ぎ、ユニットU1に設けられた廃トナー容器
からのトナーのこぼれを防止することができる。
【0048】また、本実施例においては、ユニットU1
を取り出すために開けるドア50の第1カバー51に、
用紙搬送路をガイドするガイド板67が設けられてい
る。したがって、ドア50(第1カバー51、第2カバ
ー52)を開放することによりガイド板67が移動し、
その部分の用紙搬送路が開放される。また、中間転写ベ
ルト10と転写搬送ベルト装置100とが離間すること
により両ベルトのニップ部(転写領域)から定着手前位
置までの用紙搬送路が開放される。そのため、給紙部2
から定着手前までの用紙搬送路にてジャムが発生した場
合、ドア50の開放により用紙搬送路が解放され、ジャ
ム処理を容易に行うことができる。
【0049】そして、本実施例では、ユニットU1を取
り出すためドア50を開放することにより、作像部の中
間転写ベルト10と転写搬送ベルト装置100とが離間
されるので、転写搬送ベルト装置100(ユニットU
1)の交換時に中間転写ベルト10が転写搬送ベルト装
置100によって擦られることがなく、中間転写ベルト
10の損傷を防止することができる。
【0050】また、ユニットU1を取り出すためのドア
50が2部材を連結した中折れ式であるため、ユニット
U1の取り出しに必要なドア50の開放スペースが少な
くて済む。仮に、ドア50が1枚ドアであった場合、図
3において下端部の軸60を支点にして1枚ドアを開放
するときのスペースが大きくなり、また、ユニットU1
の取り出し方向が斜めにならざるを得ないので、装置側
面に要する空きスペースが大きくなってしまう。また、
ユニットU1の取り出しも、し難くなる。本実施例で
は、ユニットU1の取り出し・装着方向が上下方向であ
るので、取り出しが容易で場所もとらない。
【0051】ところで、先に述べたように、本例では定
着部30がユニット化されて設けられており、定着部
(定着ユニット)30を装置本体に対して脱着すること
ができるようになっている。そして、図4に示されるよ
うに、本実施例のプリンタにおいては、ドア50を開放
することにより、定着ユニット30が脱着可能状態に移
行される。その定着ユニット30を保持する機構につい
て図6により説明する。
【0052】図6において、第2カバー52は、通常の
装着状態(図6a)においては、ロックレバー308に
よって装置本体に固設されたピン309と連結して固定
され、閉じられている。ロックレバー308は、図1に
示されている凹部50a内に設けるのが好適である。ま
た定着ユニット30は、第2カバー52に設けられたス
トッパー302に押されてセットされている。この状態
で、定着ユニット30と転写搬送ベルト装置100(図
6には示されていない)は、本体側の交流コネクター3
03と定着装置側の対応コネクター304で電気的に結
合している。
【0053】ドア50(図1)を開放する際は、ロック
レバー308を上に上げることで当該レバーが回動し、
本体側ピン309と連結が外れてドア50が旋回して開
放される(図4)。その際、図2bに示すように、定着
ユニット30はストッパー302が第2カバー52と共
に移動するために、圧縮スプリング306によって本体
フレーム307の突き当て部317に押しやられる。こ
の時の移動距離Lは交流コネクター303,304が電
気的に切断される距離であり、また、ユーザーが明らか
に開いたと認識できる距離でなければならない。これは
指が入らない程度の僅かな距離にすぎないが、ロックレ
バー308の上方部分でもあり、目立ち易く認識容易で
ある。
【0054】定着ユニット30の交換作業にあたって
は、定着ユニット30を引き出して行う(図2c)が、
この際、定着装置30をいったん持ち上げ(I-a)、
本体横方向へ引き出す(I-b)こととなる。
【0055】定着ユニット30の取り付け時は、図2c
の動作と逆に、定着ユニット30をフレーム307内に
挿入してセットする。さらに、ドア50を閉め、圧縮ス
プリング306の付勢力に抗してドア50を完全に閉め
ることで、ストッパー302が定着ユニット30を本体
内に押し込み、コネクター303,304が接続され
る。
【0056】このように、ドア50を開放することによ
り、定着ユニット30が脱着可能状態に移行されるの
で、定着ユニット30の取り外し・取り付け作業が容易
である。そのため、定着ユニット30の交換作業に要す
る時間が短くて済み、装置の生産性を低下させることが
ない。
【0057】さらに、本実施例においては、各色トナー
カートリッジ、ベルトクリーニング装置25で除去した
廃トナーボトル、中間転写ベルト10をそれぞれユニッ
ト化して装置本体に対して脱着可能に設けている。以
下、その構成について図7,8を参照して説明する。
【0058】まず、各色トナーカートリッジと廃トナー
ボトルについて図7により説明する。図2で説明したよ
うに、中間転写ベルト10の上方に設けられた収納部T
Sには、4個のトナーカートリッジTCがセットされて
いる。各トナーカートリッジTCは、図7に示すよう
に、各色のカートリッジごとに分割されてユニットフレ
ーム71上にセットされており、外装カバー70を装置
手前方向に開くことによりユニットフレーム71ととも
に装置手前側に引き出される。この外装カバー70の開
放動作により、トナーカートリッジTCは脱着可能状態
に移行する。すなわち、図7の状態でトナーカートリッ
ジTCを上方に持ち上げることにより、カートリッジは
容易にユニットフレーム71から取り外すことができ
る。新しいトナーカートリッジTCをユニットフレーム
71上にセットし外装カバー70を閉めることで、トナ
ーカートリッジTCは装置本体内に挿入され、画像形成
動作が可能な状態となる。他の色のトナーカートリッジ
TCについても同様である。
【0059】また、廃トナーボトル82は、図7に示す
ように装置本体の奥側に位置して設けられている。この
廃トナーボトル82は、ユニットフレーム81上にセッ
トされており、外装カバー80を装置右側方向に開くこ
とによりユニットフレーム81とともに装置右側に引き
出される。この外装カバー80の開放動作により、廃ト
ナーボトル82は脱着可能状態に移行する。すなわち、
図7の状態で廃トナーボトル82を上方に持ち上げるこ
とにより、廃トナーボトル82は容易にユニットフレー
ム81から取り外すことができる。新しい廃トナーボト
ル82をユニットフレーム81上にセットし外装カバー
80を閉めることで、廃トナーボトル82は装置本体内
に挿入され、所定位置にセットされてクリーニング装置
25からの廃トナーを受け入れ可能な状態となる。な
お、図2にも仮想線で廃トナーボトル82を示してある
が、この廃トナーボトル82とクリーニング装置25と
の間は図示しないトナー搬送機構によって連絡されてい
る。また、転写搬送ベルト装置100用のクリーニング
装置250と廃トナーボトル82とを連絡するように構
成することもできる(ただし、本例では上述のようにユ
ニットU1にクリーニング装置250用の廃トナー容器
を搭載しているので、その必要はないが)。
【0060】そして、本実施例のプリンタにおいて、中
間転写ベルト10及びそのクリーニング装置25(図2
参照)は、中転ユニット92としてユニット化されてい
る。この中転ユニット92は、図8に示すように、ユニ
ットフレーム91に支持されて装置前後方向にスライド
できるように構成されている。図8のように、外装カバ
ー90を装置手前に開放することで、ユニットフレーム
91に支持された中転ユニット92が装置本体内から手
前側に露出される。なお、外装カバー90の開放は、操
作部3から指示するものであり、この開放指示により、
中間転写ベルト10と各色の作像ユニットとが離間する
ように自動的に上下へ移動し、さらに外装カバー90
(及びユニットフレーム91に支持された中転ユニット
92)が自動的に手前側に移動してくる。
【0061】図8に示すように、外装カバー90の開放
動作により、中転ユニット92は脱着可能状態に移行す
る。すなわち、装置手前に引き出したユニットフレーム
91から中転ユニット92を持ち上げることで、中転ユ
ニット92を容易に取り外すことができる。また、新し
い中転ユニット92をユニットフレーム91上にセット
して、操作部3から交換完了、すなわち外装カバー90
の閉鎖を指示すると、自動的に先と逆の動作が行われ、
装置稼動状態に復帰する。
【0062】このように、本実施例においては、外装カ
バー70,80,90を開放することにより、トナーカ
ートリッジTC,廃トナーボトル82あるいは中転ユニ
ット92がそれぞれ脱着可能状態に移行されるので、ト
ナーカートリッジTC,廃トナーボトル82あるいは中
転ユニット92の取り外し・取り付け作業が容易であ
る。そのため、トナーカートリッジTC,廃トナーボト
ル82あるいは中転ユニット92の交換作業に要する時
間が短くて済み、装置の生産性を低下させることがな
い。
【0063】図9は、スライド式ドアを有する第2の実
施例を示す断面構成図である。この図に示すプリンタで
は、転写搬送ベルト装置100を中心とする縦搬送部1
01は、伸縮レール68に支持されて図示両矢印の如く
図の左右方向にスライド移動できるように構成されてい
る。縦搬送部101には、転写搬送ベルト装置100及
びベルトクリーニング装置250を搭載するユニットU
2が保持されている。この実施例では、ドア50は2つ
に分割されておらず、一体となったものである。このド
ア50を開けることにより、縦搬送部101がプリンタ
本体1より引き出され、ユニットU2を上方に引き抜く
ことにより、転写搬送ベルト装置100を含むユニット
U2を容易に取り出すことができる。
【0064】ユニットU2を交換する場合は、古いユニ
ットU2を取り出した後に、新しいユニットU2を縦搬
送部101にセットしてドア50を閉めてやればよい。
これにより、転写搬送ベルト装置100は中間転写ベル
ト10に接触され、装置稼動状態に復帰する。なお、ベ
ルトクリーニング装置250で除去した廃トナーを収納
する廃トナー容器をユニットU2内に設けることで、ユ
ニットU2の交換により廃トナー容器も交換される。
【0065】このように、本実施例においては、ドア5
0を開放することにより、転写搬送ベルト装置100を
含むユニットU2が脱着可能状態に移行されるので、ユ
ニットU2の取り外し・取り付け作業が容易である。そ
のため、転写搬送ベルト装置100の交換作業に要する
時間が短くて済み、装置の生産性を低下させることがな
い。
【0066】また、本実施例においても、図6で説明し
た前記実施例の場合と同様の構成により、ドア50を開
けることにより定着ユニット30が脱着可能状態に移行
される。したがって、定着ユニット30の取り外し・取
り付け作業が容易であり、定着ユニット30の交換作業
に要する時間が短くて済み、装置の生産性を低下させる
ことがない。
【0067】また、本実施例においては、ユニットU1
を取り出すために開けるドア50に、用紙搬送路をガイ
ドするガイド板67が設けられている。したがって、ド
ア50を開放することによりガイド板67が移動し、そ
の部分の用紙搬送路が開放される。また、中間転写ベル
ト10と転写搬送ベルト装置100とが離間することに
より両ベルトのニップ部(転写領域)から定着手前位置
までの用紙搬送路が開放される。そのため、給紙部2か
ら定着手前までの用紙搬送路にてジャムが発生した場
合、ドア50の開放により用紙搬送路が解放され、ジャ
ム処理を容易に行うことができる。
【0068】本実施例においても、ユニットU1を取り
出すためドア50を開放することにより、作像部の中間
転写ベルト10と転写搬送ベルト装置100とが離間さ
れるので、転写搬送ベルト装置100(ユニットU1)
の交換時に中間転写ベルト10が転写搬送ベルト装置1
00によって擦られることがなく、中間転写ベルト10
の損傷を防止することができる。
【0069】さらに、ドア50がスライド式であるた
め、ユニットU1の取り出しに必要なドア50の開放ス
ペースが少なくて済む。また、ユニットU1の取り出し
・装着方向が上下方向であるので、取り出しが容易で場
所もとらない。
【0070】以上、本発明を図示の各実施例により説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々
の変形が可能である。上記2つの実施例では、転写搬送
ベルト装置100はトナー像を担持可能な中間転写ベル
トであり、したがって実施例のプリンタは両面プリント
が可能であった。しかし、転写搬送ベルト装置100を
単なる搬送ベルト(トナー像を担持するものではなく用
紙を搬送するだけの搬送ベルト)とした場合でも、その
搬送ベルト装置をユニット化することで、搬送ベルトの
交換性を向上させることができる。なお、その場合に
は、別個に用紙反転部を設けない限り、片面プリントの
装置となる。
【0071】また、フルカラーの画像形成装置に限ら
ず、2〜3色のカラー装置あるいはモノクロ装置にも本
発明を適用することができる。画像形成装置としてはプ
リンタに限らず、複写機やファクシミリでもよいことは
言うまでもない。
【0072】また、ユニット化する機器は上記実施例で
挙げたものに限らず、例えば、作像部における感光体
(ドラム状、ベルト状を問わない)をユニット化して脱
着可能に設けてもよい。あるいは感光体周りの機器を含
めてユニット化しても良い。
【0073】さらに、転写手段や帯電手段あるいは定着
装置、クリーニング装置等の構成は実施例の方式に限定
されない。現像装置の構成も同様である。カラー装置の
場合、単数の感光体回りに複数の現像器を配置した構成
も可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、装置本体に開放可能なカバー部材を有
し、交換ユニットが該カバー部材に保持され、該カバー
部材の開放により交換ユニットが着脱可能状態に移行す
るので、ユニットの交換作業を容易にすることができ、
ユニット交換に伴う装置生産性の低下を極力抑えること
ができる。
【0075】請求項2の構成により、交換ユニットが潜
像及び可視像を担持可能な像担持体であるので、損傷し
やすく高価な像担持体を容易に交換することができる。
請求項3の構成により、交換ユニットが潜像及び可視像
を担持可能な像担持体の周囲に配置される機器を搭載す
る作像ユニットであるので、構成の複雑な作像ユニット
の交換が容易になる。
【0076】請求項4の構成により、交換ユニットが、
像担持体から可視像を転写される中間転写ベルトを搭載
するユニットであるので、構成が複雑で高価な中間転写
ベルトをユーザが容易に交換することができる。
【0077】請求項5の構成により、交換ユニットが、
ベルト状搬送手段により記録媒体を搬送しつつ像担持体
上に担持された画像を記録媒体に転写させる転写搬送ベ
ルト装置を搭載するユニットであるので、構成が複雑で
高価な転写搬送ベルト装置をユーザが容易に交換するこ
とができる。
【0078】請求項6の構成により、少なくとも2つの
像担持体を有し、一方の像担持体から他方の像担持体へ
一旦転写した顕像を前記他方の像担持体から記録媒体の
一面に転写するとともに、前記一方の像担持体から顕像
を記録媒体の他面に転写することにより記録媒体の両面
に顕像を転写可能な画像形成装置であって、前記他方の
像担持体が前記転写搬送ベルト装置であるので、両面記
録が可能な装置における転写搬送ベルト装置をユーザが
容易に交換することができる。
【0079】請求項7の構成により、交換ユニットに、
中間転写ベルトまたは転写搬送ベルト装置の支持ロー
ラ,裏当てローラ,ベルトクリーニング装置及び転写手
段が含まれるので、中間転写ベルトまたは転写搬送ベル
ト装置にかかわる各種の条件を変えることなく交換で
き、画像形成に影響を与えることがない。
【0080】請求項8の構成により、カバー部材の開放
によって一方の像担持体と他方の像担持体が離間される
ので、転写搬送ベルト装置の交換時に2つの像担持体が
擦れることが防止され、両者の損傷を防ぐことができ
る。
【0081】請求項9の構成により、交換ユニットを保
持する保持部材がカバー部材に一体的に形成されるの
で、コストを抑えつつ交換ユニットを確実に保持するこ
とができる。
【0082】請求項10の構成により、交換ユニットの
取り出し方向の端部に把持部を設けたので、ユニット交
換時の取り出しが容易になる。請求項11の構成によ
り、交換ユニットの下部に脚部を設け、交換ユニット単
独で立て置き可能に構成したので、ユニット交換時にお
ける交換ユニットの転倒を防ぐと共に、廃トナー等のこ
ぼれを防止することができる。
【0083】請求項12の交換ユニットによれば、ベル
ト状搬送手段により記録媒体を搬送しつつ像担持体上に
担持された画像を記録媒体に転写させる転写搬送ベルト
装置がユニット化されているので、構成が複雑で高価な
転写搬送ベルト装置をユーザが容易に交換することがで
きる。
【0084】請求項13の構成により、転写搬送ベルト
装置は、像担持体上に担持された画像を当該ベルト表面
に転写した後に記録媒体に転写可能であるので、両面記
録を可能にする転写搬送ベルト装置を容易に交換するこ
とができる。
【0085】請求項14の構成により、転写搬送ベルト
装置の支持ローラ,裏当てローラ,ベルトクリーニング
装置及び転写手段が交換ユニットに含まれるので、転写
搬送ベルト装置にかかわる各種の条件を変えることなく
交換でき、画像形成に影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例である
プリンタの外観斜視図である。
【図2】そのプリンタの概略構成を示す断面図である。
【図3】そのプリンタのカバー部材の構成を説明する側
面図である。
【図4】カバー部材を開放した様子を示す斜視図であ
る。
【図5】カバー部材を開放して交換ユニットを取り出す
様子を示す斜視図である。
【図6】定着ユニットの保持機構を説明する断面図であ
る。
【図7】トナーカートリッジと廃トナーボトルの交換作
業の様子を示す斜視図である。
【図8】中間転写ベルトユニットの交換作業の様子を示
す斜視図である。
【図9】スライド式ドアを有する第2の実施例を示す断
面構成図である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 10 中間転写ベルト 30 定着部定着ユニット 50 ドア 100 転写搬送ベルト装置 82 廃トナーボトル 92 中転ユニット TC トナーカートリッジ U1 転写搬送ベルト装置ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 B41J 29/12 A Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 BB12 CD13 CF03 2H028 BA06 BA16 BC00 2H071 AA42 BA13 BA22 BA23 BA29 BA42 DA09 DA15 DA23 EA18 2H072 CA06 CA07 CB07 EA18 2H200 FA12 GA12 GA23 GA34 GA47 GB12 GB25 GB26 GB43 GB44 HA02 HA12 HB03 HB12 JA02 JB07 JB10 JB17 JB20 JB42 JC04 JC12 KA07 LA02 LA03 LA38

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に着脱可能な交換ユニットを備
    える画像形成装置において、 装置本体に開放可能なカバー部材を有し、 前記交換ユニットが該カバー部材に保持され、該カバー
    部材の開放により前記交換ユニットが着脱可能状態に移
    行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記交換ユニットが潜像及び可視像を担
    持可能な像担持体であることを特徴とする、請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記交換ユニットが潜像及び可視像を担
    持可能な像担持体の周囲に配置される機器を搭載する作
    像ユニットであることを特徴とする、請求項1に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記交換ユニットが、像担持体から可視
    像を転写される中間転写ベルトを搭載するユニットであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記交換ユニットが、ベルト状搬送手段
    により記録媒体を搬送しつつ像担持体上に担持された画
    像を記録媒体に転写させる転写搬送ベルト装置を搭載す
    るユニットであることを特徴とする、請求項1に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つの像担持体を有し、一方
    の像担持体から他方の像担持体へ一旦転写した顕像を前
    記他方の像担持体から記録媒体の一面に転写するととも
    に、前記一方の像担持体から顕像を記録媒体の他面に転
    写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な画
    像形成装置であって、前記他方の像担持体が前記転写搬
    送ベルト装置であることを特徴とする、請求項5に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記交換ユニットに、前記中間転写ベル
    トまたは前記転写搬送ベルト装置の支持ローラ,裏当て
    ローラ,ベルトクリーニング装置及び転写手段が含まれ
    ることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか1項に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記カバー部材の開放により、前記一方
    の像担持体と前記他方の像担持体が離間されることを特
    徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記交換ユニットを保持する保持部材が
    前記カバー部材に一体的に形成されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記交換ユニットの取り出し方向の端
    部に把持部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記交換ユニットの下部に脚部を設
    け、交換ユニット単独で立て置き可能に構成したことを
    特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 画像形成装置の本体に着脱可能に備え
    られる交換ユニットであって、ベルト状搬送手段により
    記録媒体を搬送しつつ像担持体上に担持された画像を記
    録媒体に転写させる転写搬送ベルト装置がユニット化さ
    れていることを特徴とする交換ユニット。
  13. 【請求項13】 前記転写搬送ベルト装置は、像担持体
    上に担持された画像を当該ベルト表面に転写した後に記
    録媒体に転写可能であることを特徴とする、請求項12
    に記載の交換ユニット。
  14. 【請求項14】 前記転写搬送ベルト装置の支持ロー
    ラ,裏当てローラ,ベルトクリーニング装置及び転写手
    段が含まれることを特徴とする、請求項12に記載の交
    換ユニット。
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