JP2003185931A - 顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡システム

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JP2003185931A JP2001383559A JP2001383559A JP2003185931A JP 2003185931 A JP2003185931 A JP 2003185931A JP 2001383559 A JP2001383559 A JP 2001383559A JP 2001383559 A JP2001383559 A JP 2001383559A JP 2003185931 A JP2003185931 A JP 2003185931A
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貴 米山
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哲也 城田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで大型化することなく、観察光学系と
連動して調光を行なっても色温度が変化しない顕微鏡シ
ステムを提供すること。 【解決手段】被写体(5)を照明する照明手段(2)
と、前記照明手段によって照明された前記被写体を撮像
素子(8)に投影する結像手段(6,7)と、前記照明
手段の光量を調整する調光手段(13,14)と、前記
結像手段により前記撮像素子に投影される被写体像の倍
率を変化させるズーム手段(11,12)と、前記調光
手段による調整に応じて、前記撮像素子の駆動パルスに
同期して前記照明手段への通電パルス幅を変えることに
より照明光の光量を制御する制御手段(14)と、を具
備し、前記制御手段は、前記ズーム手段による倍率の変
化に連動して前記通電パルス幅を可変させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡の照明操作制御において、観察光
学系の変化に対して照明光の強度を連動させる技術は公
知である。例えば、ズームレンズを低倍率から高倍率へ
と変化させた場合、一般に被写体像は暗くなる。特開平
7−248450号公報では、この照明光の強度を補正
するために、ズーム倍率と光量比のパラメータテーブル
から最適な減光フィルタの組み合わせを選択し、その減
光フィルタを光路中にIN/OUTすることにより、自
動調光制御をする方法が開示されている。
【0003】また特開2000−137167号公報で
は、被写体を撮像素子により撮像し、その輝度情報を基
に光源へ供給する電源電圧を制御し、調光を行なう方法
が開示されている。さらに特開平9−68742号公報
では、省電力化のため、カメラのシャッターの開閉期間
とLEDの照明期間を同期させる方法が開示されてい
る。
【0004】また特開平7−248450号公報には、
対物レンズとズーム機構を備えた顕微鏡システムが開示
されている。この顕微鏡システムは、ズーム機構が観察
光量のパラメータを記憶する手段を有し、このパラメー
タを参照して、変倍前後の観察光量が一定に維持される
よう調光部材(NDフィルタ)を制御(組合せ挿脱)し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−248450号公報ではフィルタをIN/OUTさ
せるため、フィルタ自体、フィルタを駆動する機構、及
び電気制御機構が必要であり、装置が大型化したり、コ
ストが高くなる欠点がある。
【0006】また、特開2000−137167号公報
のように調光を光源の電源電圧で行なう制御では、画像
データを演算するための装置が必要となり、同じく装置
が大型化しコスト高となる。さらに、調光制御が供給電
圧の大きさを変える制御のため、輝度により光源の色温
度が変化し、同じ被写体を観察していても調光を行なう
と被写体の色が変化するという欠点がある。そのため、
被写体である細胞等の状態をその色や形から判断する顕
微鏡観察では、光源の電源電圧を調整する方法で調光を
行なうことは非常に困難である。
【0007】また従来、低消費電力性能と高信頼性を有
するLEDを照明として利用する製品が発表されてい
る。LED照明の調光制御としては、供給電圧・電流制
御と、供給電流の通電時間を変化させるパルス制御が一
般的である。しかし供給電圧・電流制御は、LEDにお
いても色温度が変化してしまうため、顕微鏡観察では採
用することができない。
【0008】そのため、パルス制御によりLEDの調光
を行なうこととなるが、LEDの点灯期間と消灯期間が
存在することにより、TV観察では画面上に縞模様がで
るなどの不具合が生じてしまう。そこで特開平9−68
742号公報では、カメラのシャッター開閉期間とLE
Dの照明期間を同期させる方法が開示されている。
【0009】しかし、上述したいずれの従来技術でも、
顕微鏡の光源を使用せずに自然エネルギーの太陽光など
を被写体への光源として省電力化した場合、画像情報と
光源の関連性がなくなるため、調光制御によるシステム
の不具合が生じる可能性がある。
【0010】また特開平7−248450号公報では、
変倍前後の観察光量を一定に維持するために光量パラメ
ータをPCメモリ等に記憶させる必要があり、光量検知
用の撮像素子や記憶メモリ等の電子デバイスが必要とな
る。さらに、それら電子デバイスのネットワークを構成
するための筐体や配線、電源供給、組立て調整等を必要
とし、非常に高いコストがかかってしまうという問題が
ある。
【0011】本発明の目的は、低コストで大型化するこ
となく、観察光学系と連動して調光を行なっても色温度
が変化しない顕微鏡システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の顕微鏡システムは以下の如く
構成されている。
【0013】(1)本発明の顕微鏡システムは、被写体
を照明する照明手段と、前記照明手段によって照明され
た前記被写体を撮像素子に投影する結像手段と、前記照
明手段の光量を調整する調光手段と、前記結像手段によ
り前記撮像素子に投影される被写体像の倍率を変化させ
るズーム手段と、前記調光手段による調整に応じて、前
記撮像素子の駆動パルスに同期して前記照明手段への通
電パルス幅を変えることにより照明光の光量を制御する
制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ズーム手段
による倍率の変化に連動して前記通電パルス幅を可変さ
せる。
【0014】(2)本発明の顕微鏡システムは上記
(1)に記載のシステムであり、かつ前記制御手段は、
前記調光手段による調整を優先させて前記照明光の光量
を制御する。
【0015】(3)本発明の顕微鏡システムは上記
(1)または(2)に記載のシステムであり、かつ前記
調光手段により前記照明光の光量が最小になった場合も
前記撮像素子を駆動させる。
【0016】(4)本発明の顕微鏡システムは上記
(1)乃至(3)のいずれかに記載のシステムであり、
かつ前記調光手段は、前記通電パルス幅を最小から最大
まで可変可能であり、前記照明手段の通電を停止させる
切換手段と一体化されている。
【0017】(5)本発明の顕微鏡システムは上記
(1)乃至(4)のいずれかに記載のシステムであり、
かつ前記制御手段は、前記調光手段の回転角度に応じて
前記通電パルス幅を変化させる。
【0018】(6)本発明の顕微鏡システムは上記
(1)乃至(5)のいずれかに記載のシステムであり、
かつ前記制御手段は、前記ズーム手段の回転角度に応じ
て前記通電パルス幅を変化させる。
【0019】上記手段を講じた結果、それぞれ以下のよ
うな作用を奏する。
【0020】(1)本発明の顕微鏡システムによれば、
照明光の光量制御を撮像素子の駆動パルスに同期した制
御により行なうため、フィルタやフィルタ駆動装置など
を必要とせず、システムが低コストで大型化することな
く、観察光学系の変化に連動した調光を行なっても色温
度を変化させずにテレビ観察をすることが可能となる。
【0021】(2)本発明の顕微鏡システムによれば、
ズーム倍率に関わらず照明光の光量を変えることができ
る。
【0022】(3)本発明の顕微鏡システムによれば、
照明手段を消灯しても撮像素子は駆動しているため、照
明に自然エネルギーである太陽光を使用でき省電力化を
図ることができる。
【0023】(4)本発明の顕微鏡システムによれば、
調光手段と照明手段の点灯/消灯切換手段とが一体とな
っているため、煩雑な操作をすることなく、確実な照明
手段の操作が可能となる。
【0024】(5)本発明の顕微鏡システムによれば、
調光手段の回転位置に関わらず、調光手段の回転角度の
変化量に対する照明強度の変化の比率をほぼ一定にする
ことができ、被写体への照明光を最適にする調光操作を
容易に行なうことができる。
【0025】(6)本発明の顕微鏡システムによれば、
ズーム倍率の変化による照明光強度の変化を確実に補正
することができ、ズーム操作時に調光操作を行なう必要
がなく、常に適切な照明光量で顕微鏡観察を容易に行な
うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る顕微鏡システムの全体構成を示す
図である。図1に示すように、LED照明ユニット1は
LED2とコレクタレンズ3を備えている。顕微鏡本体
100の上部には、ステージ4が設けられ、ステージ4
上には被写体5が載置されている。さらに顕微鏡本体1
00は、被写体側レンズ6、結像レンズ7、撮像素子で
あるCCD8、ズーム機構10、調光コントロール部1
4、CCD信号処理部141を備えている。LED2の
光軸a上に、コレクタレンズ3、ステージ4、被写体側
レンズ6、ズームレンズ群12、結像レンズ7、及びC
CD8が配置されている。
【0028】調光コントロール部14は、ズームボリュ
ーム11と調光ボリューム13の抵抗値に基づいてLE
D照明ユニット1の調光制御を行なう。CCD信号処理
部141は、CCD8、調光コントロール部14と接続
され、さらに顕微鏡本体100とは別体のモニタ9に接
続されている。CCD信号処理部141は、CCD8か
らの撮像信号を処理して映像信号を生成する。モニタ9
はCCD信号処理部141からの映像信号を受けて、被
写体5の観察画像を表示する。
【0029】LED照明ユニット1では、LED2から
下方へ出射された光をコレクタレンズ3で集光して、ス
テージ4上に固定された被写体5への照明を行なう。L
ED2からの照明光によって照明された被写体5の像
は、被写体側レンズ6、ズームレンズ群12、結像レン
ズ7によってCCD8に結像され、モニタ9で観察され
る。なお、結像される被写体像は、ズーム機構10によ
って投影倍率(以後、ズーム倍率と称する)を変化させ
ることが可能である。
【0030】ズーム機構10の操作、すなわちズーム倍
率の変更は、回し環(図1では不図示。後述する図19
の回し環603に相当する。)で行なわれる。ズームボ
リューム11は、ズーム倍率の変動により生じる観察像
の明るさ変化をキャンセルするための調光を行なう可変
抵抗器からなる。このズームボリューム11は、不図示
の連動機構によって、上記回し環の回転操作に連動す
る。調光ボリューム13は、ズーム機構10とは無関係
に調光を行なうための可変抵抗器からなる。調光コント
ロール部14は、ズームボリューム11と調光ボリュー
ム13からの出力を受けて、LED照明ユニット1の調
光制御を行なう。
【0031】この構成によって、(1)ユーザーによる上
記回し環の操作によりズーム倍率が変更された場合に、
それに伴って生じる観察像の明るさ変化が自動的に補正
され、(2)ユーザーは観察像の明るさを変更したい場合
に、調光ボリューム13を操作することによってズーム
倍率と無関係に照明光量の調整を行なえる。
【0032】図2の(a)は、調光ボリューム13の回
転角度に対する抵抗値の変化の例を示す図、図2の
(b)は、ズームボリューム11の回転角度に対する抵
抗値の変化の例を示す図である。ズーム機構10では、
ズームレンズ群12が光軸a方向へ移動することによ
り、投影倍率を可変させる。すなわちズーム機構10
は、図2の(b)に示すような倍率に対応した回転角度
に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器からなるズームボ
リューム11にズームレンズ群12が連動しており、上
記回し環の回転に連動して抵抗値が変化する。また、調
光ボリューム13は、ユーザーが調光を行なうためのメ
インのボリュームスイッチであり、ズームボリューム1
1と同様、図2の(a)に示すように、調光ボリューム
13の回転角度に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器か
らなる。
【0033】調光コントロール部14は、ズームボリュ
ーム11と調光ボリューム13からの出力を受けて、L
ED照明ユニット1の調光制御を行なう。
【0034】図3は、上記顕微鏡システムの調光機能に
関するブロック図である。図3に示すように、調光コン
トロール部14では、リファレンス電圧発生器15が、
メインボリュームゲイン16、減算器17、加算器1
9、及びA/Dコンバータ20に接続されている。ま
た、メインボリュームゲイン16が、減算器17、ズー
ムゲイン18、及び加算器19を介してA/Dコンバー
タ20に接続され、A/Dコンバータ20がLED駆動
パルス発生器21に接続されている。さらに、メインボ
リュームゲイン16には調光ボリューム13が接続さ
れ、ズームゲイン18にはズームボリューム11が接続
されている。LED駆動パルス発生器21には、LED
照明ユニット1とCCD8が接続されている。
【0035】リファレンス電圧発生器15は、メインボ
リュームゲイン16へ出力する基準電圧refと、A/
Dコンバータ20へ出力する基準電圧VRB、VRTを
発生する。本第1の実施の形態では、リファレンス電圧
発生器15は、1Vの基準電圧refと、それぞれ1
V、3Vの基準電圧VRB、VRTを発生する。
【0036】メインボリュームゲイン16は、リファレ
ンス電圧発生部15から入力した基準電圧refを、調
光ボリューム13の抵抗値に応じて増幅するものであ
り、ここでは1倍から3倍までの増幅を行なう。ズーム
ゲイン18は、メインボリュームゲイン16で増幅され
たリファレンス電圧から減算器17によって基準電圧r
ef分減算された電位を、ズームボリューム11の抵抗
値に応じて増幅するものであり、ここでは1倍から10
倍までの増幅を行なう。
【0037】A/Dコンバータ20は、ズームゲイン1
8で増幅された電位に加算器19によって基準電圧re
fが再び加算された電位を、A/D変換するものであ
り、ここでは1Vから3Vまでの電圧範囲を0から25
5までの値にA/D変換する。
【0038】LED駆動パルス発生器21は、図4に示
すように、CCD8の駆動制御を行なうための駆動パル
スを作成するとともに、LED照明ユニット1のLED
2への電圧の供給を、CCD8の駆動周期Tに同期さ
せ、通電パルス幅tを可変させて行なうものである。こ
こで通電パルス幅tは、A/Dコンバータ20から出力
される0から255の値に応じて、最小パルス幅から最
大パルス幅まで可変する。最大パルス幅の場合、連続点
灯が行なわれる。ここでは最小パルス幅はtminとなっ
ている。
【0039】次に、以上のように構成された本第1の実
施の形態の顕微鏡システムにおける動作について説明す
る。
【0040】まず、LED2からの光量を最大値の1/
2、ズーム倍率を1倍として観察する場合について説明
する。光量調整のために、ユーザーが調光ボリューム1
3を回転させると、その回転角度に応じて調光ボリュー
ム13の抵抗値が変化する。調光コントロール部14で
は、リファレンス電圧発生器15によって生成された1
Vの基準電位refが、メインボリュームゲイン16に
よって、調光ボリューム13の抵抗値に応じて増幅され
る。例えば、ユーザーが調光ボリューム13の回転角度
を最大値の1/2の角度にしたものとする。この場合、
メインボリュームゲイン16は調光ボリューム13の抵
抗値に応じて1倍から3倍まで増幅を行なうものであ
り、ここでは約2Vに増幅される。
【0041】続いて、メインボリュームゲイン16で増
幅された電位は、減算器17によって2Vから1Vへ基
準電圧1V分の減算が行なわれ、さらにズームゲイン1
8によって、ズームボリューム11の抵抗値に応じて増
幅される。この場合、ズームゲイン18はズームボリュ
ーム11の抵抗値に応じて1倍から10倍まで増幅を行
なうものであり、ここではズーム倍率が1倍となってい
るので増幅率は1倍となり、電位は1Vのままとなる。
【0042】ズームゲイン18で増幅された電位は、加
算器19によって1Vから2Vへ基準電圧1V分の加算
が行なわれ、A/Dコンバータ20へ出力される。A/
Dコンバータ20は、1Vから3Vの電圧範囲を0から
255までの値にA/D変換するものであるので、入力
された2Vの電位は128としてLED駆動パルス発生
器21へ出力される。
【0043】LED駆動パルス発生器21は、A/Dコ
ンバータ20から入力した0〜255の値に応じて、通
電パルス幅tを連続してCCD8の駆動周期Tに同期さ
せ可変するものであるので、通電パルス幅tを駆動周期
Tの約半分となるように制御する。従って、光量が連続
通電状態であるMax光量の約1/2となる調光が行な
われる。
【0044】次に、ユーザーが調光ボリューム13の回
転角度を最小値である0の角度にしたものとする。この
場合、A/Dコンバータ20の出力は0となるため、通
電パルス幅tは最小幅のtminとなり、最小光量である
Min光量に調光される。また、調光ボリューム13の
回転角度が最大値である1の角度の場合は、A/Dコン
バータ20の出力は255となり、通電パルス幅tは駆
動周期Tと同じとなり連続点灯の状態となるので、最大
光量であるMax光量に調光される。
【0045】従って、図5に示すように、調光ボリュー
ム13の回転角度を可変させることで、照明光の連続的
な調光が可能となる。同時に、CCD8の駆動パルスと
同期したパルス制御で調光を行なっているため、色温度
の変化がなく、モニタ9で観察可能な調光を行なうこと
ができる。
【0046】続いて、ズームボリューム11を可変させ
る場合について説明する。以下では、ズーム倍率を先ほ
どの1倍から1.2倍に可変させる場合について説明す
る。ユーザーがズームボリューム11を回転させて、先
ほどの1倍の状態から1.2倍の状態に可変させると、
ズームレンズ群12がズーム倍率に対応した位置に移動
し、CCD8への投影倍率が1.2倍となる。
【0047】同時に、ズームボリューム11の抵抗値も
倍率に応じて変化する。ズームゲイン18はズームボリ
ューム11の抵抗値に応じて、ズーム倍率に対応した増
幅を行なうものであり、ここでは、ズームゲイン18の
増幅率はズーム倍率の2乗と等しい1.4倍となる。通
電パルス幅tは、ズームゲイン18からの電位に応じて
可変となっているので、通電パルス幅も1.4倍とな
る。このため、LED照明ユニット1からの光量はズー
ム倍率1倍の時の1.4倍となるが、投影倍率のためC
CD8上に投影される光量は1/1.4となる。
【0048】従って図6に示すように、CCD8上の光
量は、ズーム倍率に関わらず一定であり、ズーム倍率を
1.2倍にしてもズーム倍率1倍の時と等しくなる。こ
れにより、ズーム倍率を可変させた場合でも、一定の明
るさの状態で観察を行なうことが可能となる。
【0049】また、調光コントロール部14は上述した
構成をなすため、調光ボリューム13の角度を最小にし
た場合は、ズームボリューム11の値によらず、A/D
コンバータ20の出力は0となるため、通電パルス幅t
は最小幅のtminとなり、Min光量に調光される。ま
た、調光ボリューム13の角度を最大にした場合は、A
/Dコンバータ20の出力は255となるため、通電パ
ルス幅tは最大幅すなわち連続点灯の状態となり、Ma
x光量に調光される。なお、調光ボリューム13の角度
を最小にした場合でも、CCD8への駆動パルスの出力
は行なわれているので、LED照明ユニット1の光量が
最小となっても、自然エネルギーである太陽光を照明に
使用した観察が可能である。
【0050】(第2の実施の形態)図7は、本発明の第
2の実施の形態に係る顕微鏡システムの調光機能に関す
るブロック図である。図7において図3と同一な部分に
は同符号を付してある。
【0051】図7に示すように、調光ボリューム13と
LED駆動パルス発生器21に調光スイッチ22が接続
されている。調光スイッチ22は、調光ボリューム13
と一体になっているスイッチであり、調光ボリューム1
3の抵抗値が0となった時に調光ボリューム13をさら
に抵抗値を下げる方向に回した場合、図8に示すよう
に、OFFとなり、それ以外ではONとなるものであ
る。
【0052】次に、以上のように構成された本第2の実
施の形態の顕微鏡システムにおける動作について説明す
る。
【0053】本第2の実施の形態では、調光ボリューム
13を用いてLED照明ユニット1の調光を行なうまで
は、第1の実施の形態の動作と同様であり、調光ボリュ
ーム13を可変させることによって、LED2への通電
パルス幅tを最小パルス幅から連続点灯が行なわれる最
大パルス幅まで連続的に可変できる。
【0054】ユーザーが、調光ボリューム13を抵抗値
が最小の角度からさらに減少する方向に回転させた場
合、調光スイッチ22はOFFの状態となる。調光スイ
ッチ22がOFFとなると、LED駆動パルス発生器2
1はLED2の通電を停止させる制御を行なう。そし
て、ユーザーが調光ボリューム13を抵抗値の増加する
方向に回転させ、調光スイッチ22がONの状態となる
と、LED駆動パルス発生器21は再びLED2の通電
を開始させる制御を行なう。
【0055】従って、ユーザーは調光ボリューム13を
操作するだけで、通電パルス幅tの可変と通電のON,
OFFを行なうことができ、煩雑な操作を行なうことな
く、確実にLEDの点灯操作を行なうことができる。
【0056】(第3の実施の形態)図9は、本発明の第
3の実施の形態に係る顕微鏡システムの調光機能に関す
るブロック図である。図9において図3,図7と同一な
部分には同符号を付してある。図10は、第1の実施の
形態における調光ボリューム13の回転角度に対する抵
抗値(通電パルス幅)の変化を示す図、図11は調光ボ
リューム13の回転角度に対するCCD8上の光量の変
化を示す図である。図12は、本第3の実施の形態にお
ける調光ボリューム13’の回転角度に対する抵抗値
(通電パルス幅)の変化を示す図、図13は調光ボリュ
ーム13’の回転角度に対するCCD8上の光量の変化
を示す図である。
【0057】図9に示すように、本第3の実施の形態で
は、図3に示した調光ボリューム13に代え、調光ボリ
ューム13’をメインボリュームゲイン16に接続して
いる。
【0058】メインボリュームゲイン16が、一般的な
オペアンプによって非反転増幅で構成された場合、電位
の増幅率は、式(1+R2/R1)で求められる。ここ
で、R1を4kΩの固定抵抗、R2を0Ωから8kΩま
で可変である調光ボリューム13'とすると、前記式か
ら、1倍から3倍までの増幅率が得られることになる。
【0059】しかしながら、図10に示すように、調光
ボリュームの回転角度の変化に対する抵抗値の変化量が
一定の場合、例えば同じ角度(約36度)だけ回転させ
ても、電位の変化率は、θa付近(抵抗値が800Ω付
近)で約15%、θb付近(抵抗値が8kΩ付近)で7
%と、調光ボリュームの回転位置によって異なることに
なる。
【0060】また、LED2への通電パルス幅tは、A
/D変換された電位に応じて可変となっているため、図
11に示すように、調光ボリュームの回転角度の変化と
光量の変化の比率が異なることになる。したがって、調
光ボリュームの回転位置によって、回転させる角度が同
じでも照明光の変化の度合いが異なるため、ユーザーに
とって違和感があり、調光操作が煩雑なものとなる。
【0061】そこで、本第3の実施の形態の調光ボリュ
ーム13'は、図12に示すように、同じ角度だけ回転
させた場合、抵抗値が小さいθa付近では抵抗値の変化
が少なく、抵抗値が大きいθb付近では抵抗値の変化が
多くなるような特性を有するものとしている。これによ
り、図13に示すように、調光ボリューム13’の回転
角度の変化と光量の変化の比率を等しくすることが可能
となる。よってユーザーは、被写体への調光操作を違和
感なく容易に行なうことができる。
【0062】なお、本第3の実施の形態では、図10の
特性を有する調光ボリューム13を図12の特性を有す
る調光ボリューム13’に変更したが、例えば、調光ボ
リューム13’を図10の特性を有するものとし、図示
しない調光ボリューム軸に設けてもよい。この場合、調
光ボリューム13’を軸と連動させる際に、変形カムを
介して回転させることで、図12に示す抵抗値が小さい
付近では変化量が小さく、抵抗値が大きい付近では変化
量が大きくなるような特性カーブが得られる。また、図
10に示す調光ボリュームの回転角度を読みとり、ルッ
クアップテーブル等を用いて、図13に示す特性カーブ
が得られるように変換を行なっても、同様に実現可能で
ある。
【0063】(第4の実施の形態)図14は、本発明の
第4の実施の形態に係る顕微鏡システムの調光機能に関
するブロック図である。図14において図3,図7,図
9と同一な部分には同符号を付してある。図15は、第
1の実施の形態におけるズームボリューム11の回転角
度に対する抵抗値(通電パルス幅)の変化を示す図、図
16はズームボリューム11の回転角度に対するCCD
8上の光量の変化を示す図である。図17は、本第3の
実施の形態におけるズームボリューム11’の回転角度
に対する抵抗値(通電パルス幅)の変化を示す図、図1
8はズームボリューム11’の回転角度に対するCCD
8上の光量の変化を示す図である。
【0064】図14に示すように、本第4の実施の形態
では、図3に示したズームボリューム11に代え、ズー
ムボリューム11’をズームゲイン18に接続してい
る。
【0065】ズームゲイン18が、一般的なオペアンプ
によって非反転増幅で構成された場合、電位の増幅率
は、式(1+R2/R1)で求められる。ここで、R1
を1kΩの固定抵抗、R2を0Ωから10kΩまで可変
であるズームボリューム11'とすると、前記式から、
1倍から10倍までの増幅率が得られることになる。
【0066】しかしながら、図15に示すように、ズー
ムボリュームの回転角度の変化に対する抵抗値の変化量
が一定の場合、例えば同じ角度(約36度)だけ回転さ
せても、電位の変化率は、θa付近(抵抗値が1kΩ付
近)で約50%、θb付近(抵抗値が10kΩ付近)で
10%と、ズームボリュームの回転位置によって異なる
ことになる。さらに、ズーム倍率xと光量yの関係は、
y=A/x、となる。このため、図16に示すよう
に、ズームボリュームの回転位置によって、CCD8上
の光量が異なることになる。
【0067】そこで、本第4の実施の形態のズームボリ
ューム11'は、図17に示すように、同じ角度だけ回
転させた場合、抵抗値が小さいθa付近では抵抗値の変
化が少なく、抵抗値が大きいθb付近では抵抗値の変化
が多くなるような特性を有するものとしている。これに
より、図18に示すように、ズームボリューム11’の
回転角度によらず、CCD8上の光量を一定とすること
が可能となる。よってユーザーは、被写体への調光操作
を違和感なく容易に行なうことができる。
【0068】なお、本第4の実施の形態では、図15の
特性を有するズームボリューム11を図17の特性を有
するズームボリューム11’に変更したが、例えば、ズ
ームボリューム11’を図15の特性を有するものと
し、図示しないズームボリューム軸に設けてもよい。こ
の場合、ズームボリューム11'を軸と連動する際に、
変形カムを介して回転させることで、図17に示す抵抗
値が小さい付近では変化量が小さく、抵抗値が大きい付
近では変化量が大きくなるような特性カーブが得られ
る。また、図15に示すズームボリューム回転角度を読
みとり、ルックアップテーブル等を用いて、図18に示
す特性カーブが得られるように変換を行なっても、同様
に実現可能である。
【0069】(第5の実施の形態)図19,図20は、
本発明の第5の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成
を示す断面図である。図19,図20は、互いの断面方
向が90°をなしている。
【0070】図19,図20に示す顕微鏡1’は、試料
Aを載置するステージ部200と、試料Aを照明するた
めの光源部800と、ステージ部200に載置された試
料Aの像を拡大・縮小するズームレンズ部300と、ズ
ームレンズ部300により拡大・縮小された像を検出す
る撮像素子を備えた撮像部400と、撮像部400で検
出した像のデータを変換し、図示しないパソコンに取り
込むための出力部500と、前述した構成全体を支える
ベース部600、から構成されている。
【0071】ステージ部200には、観察光軸B付近に
開口部201aを有するステージ板201が、水平方向
に移動可能な状態でステージ受け202の上に配置され
ている。ズームレンズ部300には、レンズ枠306に
保持されたレンズ301、レンズ枠309に保持された
レンズ303、レンズ枠310に保持されたレンズ30
4が、それらの光軸Bが略一致するよう直線的に配置さ
れている。
【0072】レンズ枠306は、ステージ受け202の
光軸B付近にある嵌合部202cに摺動可能に嵌合して
いる。レンズ枠306の外周に設けられた溝306aに
は、ステージ受け202の側面孔202dに回転可能に
取り付けられた焦準ハンドル206の先端の偏心ピン2
06aが嵌合している。なお、焦準ハンドル206は、
抜け止めピン207、バネワッシャ208、ワッシャ2
09により、ステージ受け202から抜け落ちることな
く適度な力量で回転可能に保持されている。その結果と
して、焦準ハンドル206を回転することで、レンズ3
01が光軸B方向に移動し、試料Aへのピント合わせが
可能になる。
【0073】図21の(a)は、レンズ枠309の構成
を示す斜視図、図21の(b)は、レンズ枠310の構
成を示す斜視図である。レンズ枠309,310は、そ
れぞれ図21の(a),(b)に示すように、嵌合孔3
09a,嵌合溝309b,及びカムフォロア309c、
嵌合孔310a,嵌合溝310b,及びカムフォロア3
10cを有している。嵌合孔309a及び嵌合溝310
bは後述する2本の支柱602,602の一方に、嵌合
溝309b及び嵌合孔310aは2本の支柱602,6
02の他方に、各々上下方向へ移動可能に嵌合してい
る。
【0074】図19,図20に示すように、2本の支柱
602,602は、上方のステージ受け202と下方の
ベース601とに挟持されている。円筒状をなす回し環
603は、その内側に後述するカム溝603a,603
bを有し、2本の支柱602,602を囲むよう配置さ
れ、ステージ受け202とベース601とに挟まれてい
る。回し環603の上下端面は、それぞれステージ受け
202及びベース601との間にわずかな隙間を有して
いる。また回し環603は、その内径面の上部と下部
が、それぞれステージ受け202とベース601の各突
出部の側面に嵌合しており、ステージ受け202とベー
ス601に対して回転可能な状態にある。カム溝603
a,603bには、それぞれレンズ枠309のカムフォ
ロア309c及びレンズ枠310のカムフォロア310
cが嵌合し、これらが規制されている。
【0075】図22は、カム溝603a,603bの展
開図である。図22に示すように、カム溝603a,6
03bは、それぞれレンズ303とレンズ304によっ
て試料Aの像を拡大または縮小し、前後のレンズの焦点
位置に結像させるべく計算された形状を有している。そ
の結果として、回し環603を回転することで、カム溝
603a,603bに規制されたカムフォロア309c,
310cが押圧され、レンズ303とレンズ304が光
軸Bの方向に移動し、試料Aの像が拡大または縮小され
る。
【0076】さらに、回し環603の下方口元の内径周
面には内歯ギヤ603cが設けられ、この内歯ギヤ60
3cは、ベース601のざぐり穴601aの嵌合部60
1bに回転可能に取り付けられた変速ギヤ901の大ギ
ヤ部901aと噛み合っている。また、大ギヤ部901
aと同軸上で一体的に設けられた小ギヤ部901bが、
回路基板402上に設けられた可変抵抗903のボリュ
ームギヤ903aと噛み合い、回転可能な状態にある。
その結果、可変抵抗903の抵抗値は、回し環603の
回転角度に応じて所定の値に変動可能であり、光源80
1の照明光量を倍率の変動に合わせて変化させることが
できる。なお、変速ギヤ901下方の側面溝にはCリン
グ902が取り付けられ、変速ギヤ901が嵌合部60
1bから上方へ抜けることを防止している。
【0077】撮像部400は、ズームレンズ部300に
よってズーム拡大された試料Aの像を受光する撮像素子
401と、受光した像のデータを処理する機能を有する
回路基板402とからなる。回路基板402上には、撮
像素子401が一体的に設けられている。回路基板40
2は、撮像素子401の撮像面がズームレンズ部300
の光学的な焦点位置に一致するよう、ベース601に対
して固定されている。
【0078】出力部500は、回路基板402上に一体
的に構成された処理回路501と、図示しない外部のパ
ソコンに接続するためのUSB等の端子503とからな
る。処理回路501と端子503は、リード線502に
よって電気的に接続され、画像データ出力やパソコンか
らの電源供給を可能にする。
【0079】光源部800は、光源801と、光源80
1への供給電源を調節するボリューム802と、撮像部
400から光源801の電源を供給するためのケーブル
803とを備えており、これらは基板804に保持され
ている。また光源部800は、リングバネ805によっ
て筒状部品806内に嵌合固定され光源801からの照
射光をステージ部200に載置された試料Aに集光する
ための集光レンズ807と、基板804及び筒状部品8
06を支持し固定ツマミ808によってステージ受け2
02に固定されるアーム809とを備えている。アーム
809に支持された基板804及び筒状部品806は、
外装カバー810で覆われている。筒状部品806の一
部は、集光レンズ807からの照射光をステージ板20
1に照射するために、外装カバー810の外に突出して
いる。
【0080】なお、本第5の実施の形態の顕微鏡システ
ムは、上述した第1〜第4の実施の形態の調光機能を有
しており、図19,図20の構成部分には、図1等に示
した部分に相当するものがある。すなわち、試料Aは被
写体5に、光源801はLED2に、集光レンズ807
はコレクタレンズ3に、ステージ部200はステージ4
に、撮像素子401はCCD8に、処理回路501は調
光コントロール部14とCCD信号処理部141に各々
相当する。可変抵抗903はズームボリューム11,1
1’に相当する。ボリューム802は調光ボリューム1
3,13’に、各々相当する。
【0081】以上の構成により、出力部500に図示し
ないパソコンを接続することで、撮像部400に前記パ
ソコンから電源が供給される。ステージ板201に載置
された試料Aは、光源部800により透過照明される。
光源部800からは、ボリューム802による供給電源
の調整により、所望の照明光量を得ることができる。ま
た、試料Aへのピント合わせは焦準ハンドル206で行
なわれる。ズームレンズ部300により拡大または縮小
された像は、撮像部400で撮像され、その画像データ
は出力部500を介して前記パソコンに送られる。
【0082】観察像の拡大・縮小は、ユーザーが回し環
603を回転させて行なうが、このとき変速ギヤ901
とボリュームギヤ903aが連動回転し、可変抵抗90
3の抵抗値を合わせて変動させる。可変抵抗903の抵
抗値は、処理回路501に入力される。
【0083】通常、光学系の倍率を変えると像の明るさ
が変化し、撮像した画像が白とびや暗黒になってしまう
場合がある。しかし、処理回路501の制御によりズー
ムレンズ部300の倍率変化に合わせて光源801の照
明光量を調整し、撮像素子401の受光量が白とびや暗
黒にならない一定の範囲内となるような抵抗曲線を有す
る可変抵抗903を用いることで、変倍操作後でもボリ
ューム802で調整された観察光量が一定の範囲に保た
れ、観察画像の明るさが一定範囲に保たれる。
【0084】また、試料Aの状態によっても観察光量が
異なるため、可変抵抗903だけでは暗い試料は変倍後
も暗いままである。その場合は、ボリューム802を手
動調整して適切な観察光量に調整する。
【0085】なお、ボリューム802または回し環60
3の回転操作に応じて、処理回路501により、第1〜
第4の実施の形態で述べた調光制御を行なうこともでき
る。
【0086】本発明は上記各実施の形態のみに限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、低コストで大型化する
ことなく、観察光学系と連動して調光を行なっても色温
度が変化しない操作性に優れた顕微鏡システムを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る顕微鏡システ
ムの全体構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るボリュームの
回転角度に対する抵抗値の変化の例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る顕微鏡システ
ムの調光機能に関するブロック図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るCCDの駆動
制御を行なうための駆動パルスを示す図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る調光ボリュー
ムの回転角度に対するCCD上の光量の変化を示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るズーム倍率に
対するCCD上の光量の変化を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る顕微鏡システ
ムの調光機能に関するブロック図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る調光ボリュー
ムの回転角度に対するCCD上の光量の変化を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る顕微鏡システ
ムの調光機能に関するブロック図。
【図10】本発明の第1の実施の形態における調光ボリ
ュームの回転角度に対する抵抗値の変化を示す図。
【図11】本発明の第1の実施の形態における調光ボリ
ュームの回転角度に対するCCD上の光量の変化を示す
図。
【図12】本発明の第3の実施の形態における調光ボリ
ュームの回転角度に対する抵抗値の変化を示す図。
【図13】本発明の第3の実施の形態における調光ボリ
ュームの回転角度に対するCCD上の光量の変化を示す
図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る顕微鏡シス
テムの調光機能に関するブロック図。
【図15】本発明の第1の実施の形態におけるズームボ
リュームの回転角度に対する抵抗値の変化を示す図。
【図16】本発明の第1の実施の形態におけるズームボ
リュームの回転角度に対するCCD上の光量の変化を示
す図。
【図17】本発明の第3の実施の形態におけるズームボ
リュームの回転角度に対する抵抗値の変化を示す図。
【図18】本発明の第3の実施の形態におけるズームボ
リュームの回転角度に対するCCD8上の光量の変化を
示す図。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係る顕微鏡シス
テムの構成を示す断面図。
【図20】本発明の第5の実施の形態に係る顕微鏡シス
テムの構成を示す断面図。
【図21】本発明の第5の実施の形態に係るレンズ枠の
構成を示す斜視図。
【図22】本発明の第5の実施の形態に係るカム溝の展
開図。
【符号の説明】
1…LED照明ユニット 2…LED 3…コレクタレンズ 4…ステージ 5…被写体 6…被写体側レンズ 7…結像レンズ 8…CCD 9…モニタ 10…ズーム機構 11…ズームボリューム 12…ズームレンズ群 13…調光ボリューム 14…調光コントロール部 141…CCD信号処理部 15…リファレンス電圧発生器 16…メインボリュームゲイン 17…減算器 18…ズームゲイン 19…加算器 20…A/Dコンバータ 21…LED駆動パルス発生器 22…調光スイッチ 11’…ズームボリューム 13’…調光ボリューム 1’…顕微鏡 200…ステージ部 201…ステージ板 201a…開口部 202…ステージ受け 202c…嵌合部 202d…側面孔 206…焦準ハンドル 206a…偏心ピン 207…抜け止めピン 208…バネワッシャ 209…ワッシャ 300…ズームレンズ部 301…レンズ 303…レンズ 304…レンズ 306…レンズ枠 306a…溝 309…レンズ枠 309a…嵌合孔 309b…嵌合溝 309c…カムフォロア 310…レンズ枠 310a…嵌合孔 310b…嵌合溝 310c…カムフォロア 400…撮像部 401…撮像素子 402…回路基板 500…出力部 501…処理回路 502…リード線 503…端子 600…ベース部 601…ベース 602…支柱 603…回し環 603a,603b…カム溝 603c…内歯ギヤ 800…光源部 801…光源 802…ボリューム 803…ケーブル 804…基板 805…リングバネ 806…筒状部品 807…集光レンズ 808…固定ツマミ 809…アーム 810…外装カバー 901…変速ギヤ 901a…大ギヤ部 901b…小ギヤ部 902…Cリング 903…可変抵抗 903a…ボリュームギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金尾 真人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H052 AB05 AC05 AC23 AC28 AD03 AD08 AF14 AF21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を照明する照明手段と、 前記照明手段によって照明された前記被写体を撮像素子
    に投影する結像手段と、 前記照明手段の光量を調整する調光手段と、 前記結像手段により前記撮像素子に投影される被写体像
    の倍率を変化させるズーム手段と、 前記調光手段による調整に応じて、前記撮像素子の駆動
    パルスに同期して前記照明手段への通電パルス幅を変え
    ることにより照明光の光量を制御する制御手段と、を具
    備し、 前記制御手段は、前記ズーム手段による倍率の変化に連
    動して前記通電パルス幅を可変させることを特徴とする
    顕微鏡システム。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記調光手段による調整
    を優先させて前記照明光の光量を制御することを特徴と
    する請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 【請求項3】前記調光手段により前記照明光の光量が最
    小になった場合も前記撮像素子を駆動させることを特徴
    とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 【請求項4】前記調光手段は、前記通電パルス幅を最小
    から最大まで可変可能であり、前記照明手段の通電を停
    止させる切換手段と一体化されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の顕微鏡システム。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記調光手段の回転角度
    に応じて前記通電パルス幅を変化させることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の顕微鏡システム。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記ズーム手段の回転角
    度に応じて前記通電パルス幅を変化させることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の顕微鏡システ
    ム。
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