JP2003185330A - 冷蔵庫の扉及び冷蔵庫の扉の製造方法及びハンドルの手掛け部の成型金型 - Google Patents

冷蔵庫の扉及び冷蔵庫の扉の製造方法及びハンドルの手掛け部の成型金型

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JP2003185330A
JP2003185330A JP2001379806A JP2001379806A JP2003185330A JP 2003185330 A JP2003185330 A JP 2003185330A JP 2001379806 A JP2001379806 A JP 2001379806A JP 2001379806 A JP2001379806 A JP 2001379806A JP 2003185330 A JP2003185330 A JP 2003185330A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルカバーの中央部はシボのメッキ部、
周囲は通常のメッキ部に分割でき、ハンドルベースとの
取付が容易で、強度が強く、安価で、高度な意匠の要求
に対して対応可能な冷蔵庫の扉を提供すること。 【解決手段】 この発明に係る冷蔵庫の扉は、扉の正面
を構成するドアパネルと、ドアパネルの上下端部に嵌合
されるドアキャップと、ドアパネルに嵌合されるハンド
ルとを有し、扉内部に発泡断熱材を充填した冷蔵庫の扉
において、ハンドルの手掛け部の意匠面は、成型品自体
に意匠面の中央部にシボが施されると共に、中央部の周
りはシボのない研磨した面とし、手掛け部の意匠面全体
に同一のメッキが施されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫の扉に関
するものであり、意匠性に優れた外観の美しい安価な冷
蔵庫の扉に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図10は従来の冷蔵庫の扉を示す
図で、図8は冷蔵庫の扉の正面図、図9は冷蔵庫の扉の
分解図、図10は冷蔵庫の扉の要部断面図である。図に
示すように、冷蔵庫の扉110は、両端部が後方に折曲
されたドアパネル113の上下端面を被うようにドアキ
ャップ118が嵌合しており、内部には発泡断熱材11
5が充填されている。扉の開け易さといった機能的な面
と意匠的な面が考慮され、通常扉の周縁近くにハンドル
を設けるが、図8の冷蔵庫の扉110もドアパネル11
3周縁の上部付近にしぼり面113aのある長穴113
bを設け、その長穴113bに固定用の部品であるウエ
ッジ160を用いてハンドル180を取り付けた構成と
なっている。
【0003】ハンドル180の構造としては、ハンドル
ベース140、ハンドルカバー120、ハンドルトリム
130という3部品の構成になっており、ハンドルカバ
ー120とハンドルトリム130は外観上確認できる
が、ハンドルベース140は意匠的には確認できない構
造となっている。ハンドル180は、通常メッキや塗装
でアクセントを付けることが多いが、各々の場合、メッ
キ部品、塗装部品、メッキや塗装をしない成型品を別部
品としている。量産性やコスト等を考えると、各々を別
部品とする必要があるからである。扉110の意匠性を
向上させるために、このハンドル180は、ハンドルト
リム130をメッキしており、またハンドルカバー12
0全体を塗装している。それにより、ハンドルカバー1
20の端面上にハンドルトリム130のメッキ部がのっ
ているように見えるため、意匠的に良いものとなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫の扉の一
般的なハンドルは、塗装するか、メッキ部品を取り付け
るか、またはメッキの上に装飾品を取り付けるなどの意
匠としていたが、メッキ部品は通常のメッキのみであっ
た。上記従来の冷蔵庫の扉110のハンドル180も、
通常のメッキ部品と塗装した装飾部品を組み合わせたハ
ンドルであった。
【0005】冷蔵庫の扉の意匠性を改善するため、大幅
な意匠変更を実施したい。ドアパネル113に長穴11
3bを設け、そこに塗装したハンドルベース140を取
り付け、そのハンドルベース140上部とドアパネル1
13の上部を被うようにハンドルカバー120を取り付
ける。ハンドルカバー120は全体をメッキしている
が、中央部はシボのメッキでその周りは通常のメッキと
なっている意匠としたい。
【0006】2種類のメッキを同一部品に施す方法とし
ては、特開昭57−110693号公報に記載されてい
るように、化学メッキと電解メッキで行う方法がある。
つまり、前処理として化学メッキを行い、仕上げ処理と
して電解メッキを施す部分と施さない部分との間に、予
め(1)式を満たすような深さ及び幅を有する境界溝を
設けて、その溝で2種類のメッキを分けるというメッキ
方法である。 D≧2W−0.1 (1) ここで、Wは溝の幅(mm)、Dは溝の深さ(mm)、
0.1≦W≦1.2である。
【0007】しかしながら、上記メッキ方法では、シボ
のメッキ部と通常のメッキ部とでメッキの種類を変える
ということであるが、2種類のメッキを施すことは、量
産においてコスト的に高いという問題があるため実施不
可能である。よって1種類のメッキにより色や質感を変
化させたい。
【0008】そこで、成型品自体にシボをつけることと
する。ハンドルカバー120の中央部のみに金型上でシ
ボを付け、メッキ無しの成型品の状態でも中央部にはシ
ボが付くことになる。そのハンドルカバー120は全体
にメッキを付けることにより、シボのあるメッキと無い
メッキに分けることが出来る。
【0009】シボの部分は、金型表面を溶剤で溶かして
荒らす加工をするが、シボをしない部分にはマスキング
をする必要がある。このマスキングの見切り部が、曲面
であるため非常に困難で、うまくマスキングしないと、
シボのある部分と無い部分をきれいに分けることができ
ない。
【0010】また、ハンドルカバー120をシボのメッ
キ部と通常のメッキ部とで2部品に分割することは、構
造・強度的に困難であり、またコストも非常に高くなっ
てしまうという問題があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、ハンドルカバーの中央部はシ
ボのメッキ部、周囲は通常のメッキ部に分割でき、ハン
ドルベースとの取付が容易で、強度が強く、安価で、高
度な意匠の要求に対して対応可能な冷蔵庫の扉を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷蔵庫の
扉は、扉の正面を構成するドアパネルと、ドアパネルの
上下端部に嵌合されるドアキャップと、ドアパネルに嵌
合されるハンドルとを有し、扉内部に発泡断熱材を充填
した冷蔵庫の扉において、ハンドルの手掛け部の意匠面
は、成型品自体に意匠面の中央部にシボが施されると共
に、中央部の周りはシボのない研磨した面とし、手掛け
部の意匠面全体に同一のメッキが施されたことを特徴と
する。
【0013】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、ハン
ドルは、ドアパネルに取り付けられるハンドルベース
と、このハンドルベースを被うように取り付けられるハ
ンドルカバーと、このハンドルカバーと共に手掛け部を
構成するハンドルアタッチとを有し、ハンドルカバーは
メッキが施され、手掛け部の意匠面となることを特徴と
する。
【0014】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、ハン
ドルの手掛け部の意匠面におけるシボを施した面と施し
ていない面との境界上に、シボ加工に必要なマスキング
見切り部を設けたことを特徴とする。
【0015】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、マス
キング見切り部の形状を、凹形状又は凸形状としたこと
を特徴とする。
【0016】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、マス
キング見切り部の形状を、V溝としたことを特徴とす
る。
【0017】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、扉横
面から前面にかけて、ハンドルカバーのシボのあるメッ
キ部とシボのないメッキ部、ハンドルベース、ドアパネ
ルとが一体となった意匠であることを特徴とする。
【0018】この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方法は、
扉の正面を構成するドアパネルと、ドアパネルの上下端
部に嵌合されるドアキャップと、ドアパネルに嵌合され
るハンドルとを有し、扉内部に発泡断熱材を充填した冷
蔵庫の扉の製造方法において、ハンドルの手掛け部の意
匠面に、成型時に意匠面の中央部にシボを施すと共に、
中央部の周りの面は研磨し、成型後に手掛け部の意匠面
全体に同一のメッキを施すことを特徴とする。
【0019】また、この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方
法は、金型上にハンドルの手掛け部の意匠面におけるシ
ボを施した面と施していない面との境界となるマスキン
グ見切り部を設け、シボをしない面にマスキングをして
シボ加工を行うことを特徴とする。
【0020】また、この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方
法は、金型上におけるマスキング見切り部の形状を、凸
形状又は凹形状としたことを特徴とする。
【0021】また、この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方
法は、金型上におけるマスキング見切り部の形状を、断
面が凸形状の三角形状としたことを特徴とする。
【0022】この発明に係るハンドルの手掛け部の成型
金型は、扉の正面を構成するドアパネルと、ドアパネル
の上下端部に嵌合されるドアキャップと、ドアパネルに
嵌合されるハンドルとを有し、扉内部に発泡断熱材を充
填した冷蔵庫の扉におけるハンドルの手掛け部の成型金
型において、ハンドルの手掛け部における意匠面の金型
表面に、シボ加工をする面と、シボ加工をしない面との
境界となるマスキング見切り部を設けことを特徴とす
る。
【0023】また、この発明に係るハンドルの手掛け部
の成型金型は、マスキング見切り部の形状を、凸形状又
は凹形状としたことを特徴とする。
【0024】また、この発明に係るハンドルの手掛け部
の成型金型は、マスキング見切り部の形状を、断面が凸
形状の三角形状としたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。図1〜図
7は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫の正面図、
図2は扉の斜視図、図3は扉の分解図、図4は図2のZ
−Z線断面図、図5は手掛け部拡大図、図6は図2のY
−Y線断面図、図7は図2のX−X線断面図である。
【0026】図1〜図4に基づいて基本的な構造につい
て説明する。図に示すように、扉10は左右両端部が後
方に折曲されたドアパネル13の上下端面を被うように
ドアキャップ18が嵌合し、図示しない内板により箱体
を形成し、内部に発泡断熱材15が充填されている。
【0027】図3に示すように、扉10の意匠性を向上
させるために、ドアパネル13に長穴13bを設け、そ
の長穴13bに塗装したハンドルベース40を取り付
け、ウエッジ60と呼ばれる部品によって固定されてい
る。そのハンドルベース40の上部とドアパネル13の
長穴13bの上端を被うようにハンドルカバー20を取
り付ける。ハンドルベース40、ハンドルカバー20と
も意匠面は、正面端部〜横側(背面近くまでの横面)を
断面がL字形状のものが被っていて、ハンドルベース4
0は全体を塗装している。ハンドルカバー20は全体を
メッキしているが、中央部はシボのメッキ部25であ
り、その周りは通常のメッキ部22となる意匠となって
いる。
【0028】ハンドル80の部品構成としては、ハンド
ルベース40、ハンドルカバー20、ハンドルアタッチ
30の3部品構成となっており、それらが嵌合したハン
ドル組立がウエッジ60によってドアパネル13に嵌合
している。ハンドルカバー20の意匠を実現するため
に、ハンドルアタッチ30のような別部品が必要であ
り、意匠性・型構造・手掛け性等を考慮するとこのハン
ドルベース40、ハンドルカバー20、ハンドルアタッ
チ30の3部品構成となる。
【0029】ハンドル80、特にハンドルカバー20の
構造について、説明する。図4、5に示すように、ハン
ドル80の手掛け部の厚さM1は意匠的によく見せ、ま
た手掛け性をよくするためにM1=10mmと、ハンド
ルとしては非常に厚くなっており、また手掛け性とハン
ドル手掛け部の強度を考慮した基本の厚さもM2=6m
mが必要である。樹脂の流動性・ヒケ等を考慮すると1
部品の基本最大肉厚としては3〜4mmが限界であるの
で、この手掛け部の形状を可能にするには2部品にする
しかない。しかし、M1=3〜4mmのような意匠の場
合には、1部品でハンドル80の手掛け部を形成するこ
とも可能である。
【0030】よって手掛け部は、ハンドルカバー20、
ハンドルアタッチ30のような2部品構成になる。その
ため、ハンドル80の手掛け部の意匠面は、ハンドルの
強度およびコストの関係により1部品にする必要があ
り、ハンドルカバー20のような構造となる。
【0031】ハンドルカバー20は、中央部を被ってい
るシボのメッキ部25と、その周りの部分の通常のメッ
キ部22とに分割された意匠となっている。しかし、シ
ボのメッキといっても、通常のメッキ部22とシボのメ
ッキ部25とで違った2種類のメッキをハンドルカバー
20に付けることは、量産においてコスト的に不可能で
あるため、実際には金型上で対応する。
【0032】つまり、ハンドルカバー20の中央部にの
み金型にシボを付けることにより、成型品の状態でも中
央部にのみシボがつくようにする。そして、中央部にシ
ボが有りその周りの部分にシボが無いハンドルカバー2
0全体に同一のメッキを同時に付けることにより、シボ
のあるメッキと無いメッキを同時に施した部品を容易に
そしてコスト高とならずに量産することができる。
【0033】シボの加工としては、金型表面を溶剤で溶
かして荒らす加工をするため、シボをしない部分にはマ
スキングをする必要がある。しかし、このハンドルカバ
ー20であると形状の全てが3次元曲面であるため、マ
スキングが困難であるが、特にマスキングの見切りが非
常に困難である。悪くすると、マスキングの見切りの部
分では、溶剤の浸透などによって、シボのある部分と無
い部分とがぼやけてしまい、くっきり対比することがで
きなくなり、この意匠が良くないものになってしまう。
意匠的に美しいものとするには、このマスキングの見切
り部が必要である。
【0034】よって、ハンドルカバー20でこの意匠を
実現するには、中央部のシボの部分とその周りの部分シ
ボなし部との間にマスキング用の見切り部24が必要と
なる。この見切り部24は、凹形状でも凸形状でもいい
わけだが、マスキングのしやすさと、マスキングの見切
りがぼけて意匠的に悪くなることを防ぐためにも、凹形
状(金型上は凸形状)の溝が良い。金型上で凸形状なら
マスキングが容易になるし、意匠面の見切り部24が凹
形状ならマスキングの見切りでぼけた部分が凹形状内部
に隠れるからである。
【0035】しかし、その溝の見切り部24自体が意匠
面上にあるため、その溝の見切り部24も意匠の一部と
認識されてしまう。よって、その溝の見切り部24が普
通の連続したコの字形状のであると、ハンドルカバー2
0およびハンドル80全体の意匠が台無しになってしま
うので、ハンドル80の意匠性を損なわず、またより意
匠性を向上させる溝形状にしなければならない。そこ
で、その溝の見切り部24をV溝とした(今回は特に6
0°のV溝とした)。
【0036】V溝であれば、中央部のシボのメッキ部2
5とその周りの通常のメッキ部22とを、V溝の部分で
くっきり対比させることができ、また周りのメッキ部2
2の意匠的な膨らみをより際だたせることができ、ハン
ドル80全体としての意匠性が増すためである。また、
マスキングの容易さや、シボの見切り部24での溶剤の
浸透等によるぼけた部分を凹形状内部に隠すことについ
ても問題ないからである。
【0037】扉横面から全面にかけての意匠性について
説明する。図2のように、ハンドル80がドアパネル1
3に横面上も被っている意匠であるが、ドアパネル13
の上にハンドルベース40が被い、その上部とドアパネ
ル13上部をハンドルカバー20が被っているように見
える意匠であるのは横面も一緒である。
【0038】図4〜図7のように、成型品であるハンド
ルベース40、ハンドルカバー20は、基本的に抜き勾
配が必要であり、その勾配は1°であるが、その勾配が
かかる面は、ハンドルベース40、ハンドルカバー20
ともに横面である。ハンドルベースの横面40cは全て
1°であるが、ハンドルカバー20の場合、全てが1°
であるわけでは無い。メッキ部横面22cは1°である
が、中央部のシボのメッキ部横面25cはシボ部を金型
で抜く上で、加工性を良くするために3°の勾配が必要
である。
【0039】よって、ドアパネルの横面13cは板金で
あり抜き勾配は必要ないため0°、ハンドルベース横面
40cとハンドルカバー20のメッキ部横面22cの勾
配が1°、ハンドルカバー20のシボのメッキ部25の
勾配が3°で、その間に見切り部の横面24cが並ぶ構
成となっている。ハンドルカバー20は、メッキ部横面
22cとシボのメッキ部横面25cとの間に見切り部横
面24cをはさんで、勾配が違っている。シボのメッキ
部25の3°の面は、メッキ部22の1°の面よりも本
体側に入り込んでいるため、メッキ部22がより膨らん
で見える。つまり、このハンドルカバー20は、勾配の
違いからメッキ部22の膨らみを強調させつつ一体とな
って意匠性を増していることから、ハンドルカバー2
0、ハンドルベース40、ドアパネル13とが横面から
全面にかけて一体となった意匠であるといえる。
【0040】上述の実施の形態では、回動式の扉を例に
説明したが、引出扉の横ハンドルのように、ハンドル1
部品でドアキャップを構成する場合にも、ハンドル手掛
け部の意匠面中央部をシボのある面とし、その周りをシ
ボのない面とすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】この発明に係る冷蔵庫の扉は、ハンドル
の手掛け部の意匠面は、成型品自体に意匠面の中央部に
シボが施されると共に、中央部の周りはシボのない研磨
した面とし、手掛け部の意匠面全体に同一のメッキが施
されたことにより、シボのある面のメッキとシボのない
面のメッキとは同一のメッキでありながら色や質感が違
って見え、意匠性に優れた外観の美しい扉が低コストで
できる。
【0042】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、メッ
キが施されているのはハンドルカバーのみであるため、
意匠性に優れた外観の美しい扉が低コストででき、また
構造的にも強度のあるハンドルとなる。
【0043】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、ハン
ドルの手掛け部の意匠面におけるシボを施した面と施し
ていない面との境界上に、シボ加工に必要なマスキング
見切り部を設けたことにより、マスキングの見切りをき
れいにすることができ、意匠性に優れた外観の美しい扉
となる。
【0044】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、マス
キング見切り部の形状を、凹形状又は凸形状としたこと
により、マスキングの見切りをきれいにすることがで
き、シボを施した面と施していない面とをはっきり分割
することができるので、意匠性に優れた外観の美しい扉
となる。
【0045】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、マス
キング見切り部の形状を、V溝としたことにより、シボ
を施した面とシボを施していない面だけでなく、V溝も
意匠の一部となり、またV溝によって、シボを施した面
とシボを施していない面との対比が強調されるので、そ
れらが関連しながら強調された意匠性に優れた外観の美
しい扉となる。
【0046】また、この発明に係る冷蔵庫の扉は、扉横
面から前面にかけて、ハンドルカバーのシボのあるメッ
キ部とシボのないメッキ部、ハンドルベース、ドアパネ
ルとが一体となった意匠であることにより、シボのない
メッキ部がシボのあるメッキ部よりより浮き出て外観上
良くなるため、前面だけでなく横面でもそれぞれの部品
が一体でありながら強調された意匠性に優れた外観の美
しい扉となる。
【0047】この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方法は、
ハンドルの手掛け部の意匠面に、成型時に意匠面の中央
部にシボを施すと共に、中央部の周りの面は研磨し、成
型後に手掛け部の意匠面全体に同一のメッキを施すこと
により、シボのある面のメッキとシボのない面のメッキ
とは同一のメッキでありながら色や質感が違って見え、
意匠性に優れた外観の美しい扉が低コストでできる。
【0048】また、この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方
法は、金型上にハンドルの手掛け部の意匠面におけるシ
ボを施した面と施していない面との境界となるマスキン
グ見切り部を設け、シボをしない面にマスキングをして
シボ加工を行うことにより、マスキングの見切りをきれ
いにすることができ、意匠性に優れた外観の美しい扉と
なる。
【0049】また、この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方
法は、金型上におけるマスキング見切り部の形状を、凸
形状又は凹形状としたことにより、マスキングの見切り
をきれいにすることができ、シボを施した面と施してい
ない面とをはっきり分割することができるので、意匠性
に優れた外観の美しい扉となる。
【0050】また、この発明に係る冷蔵庫の扉の製造方
法は、金型上におけるマスキング見切り部の形状を、断
面が凸形状の三角形状としたことにより、シボを施した
面とシボを施していない面との対比が強調されるので、
それらが関連しながら強調された意匠性に優れた外観の
美しい扉となる。
【0051】この発明に係るハンドルの手掛け部の成型
金型は、ハンドルの手掛け部における意匠面の金型表面
に、シボ加工をする面と、シボ加工をしない面との境界
となるマスキング見切り部を設けことにより、マスキン
グの見切りをきれいにすることができ、意匠性に優れた
外観の美しい扉となる。
【0052】また、この発明に係るハンドルの手掛け部
の成型金型は、マスキング見切り部の形状を、凸形状又
は凹形状としたことにより、マスキングの見切りをきれ
いにすることができ、シボを施した面と施していない面
とをはっきり分割することができるので、意匠性に優れ
た外観の美しい扉となる。
【0053】また、この発明に係るハンドルの手掛け部
の成型金型は、マスキング見切り部の形状を、断面が凸
形状の三角形状としたことにより、シボを施した面とシ
ボを施していない面との対比が強調されるので、それら
が関連しながら強調された意匠性に優れた外観の美しい
扉となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の正面図で
ある。
【図2】 実施の形態1を示す図で、扉の斜視図であ
る。
【図3】 実施の形態1を示す図で、扉の分解図であ
る。
【図4】 実施の形態1を示す図で、図2のZ−Z線断
面図である。
【図5】 実施の形態1を示す図で、手掛け部拡大図で
ある。
【図6】 実施の形態1を示す図で、図2のY−Y線断
面図である。
【図7】 実施の形態1を示す図で、図2のX−X線断
面図である。
【図8】 従来の冷蔵庫の扉の正面図である。
【図9】 従来の冷蔵庫の扉の分解図である。
【図10】 従来の冷蔵庫の扉の要部断面図である。
【符号の説明】
10 扉、13 ドアパネル、13b ドアパネル長
穴、13c ドアパネル横面(0°)、15 発泡断熱
材、18 ドアキャップ、20 ハンドルカバー、22
メッキ部、22c メッキ部横面、24 V溝部、2
4c V溝部横面、25 シボのメッキ部、25c シ
ボのメッキ部横面、30 ハンドルアタッチ、40 ハ
ンドルベース、40c ハンドルベース横面、60 ウ
エッジ、80 ハンドル。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の正面を構成するドアパネルと、前記
    ドアパネルの上下端部に嵌合されるドアキャップと、前
    記ドアパネルに嵌合されるハンドルとを有し、扉内部に
    発泡断熱材を充填した冷蔵庫の扉において、 前記ハンドルの手掛け部の意匠面は、成型品自体に前記
    意匠面の中央部にシボが施されると共に、中央部の周り
    はシボのない研磨した面とし、前記手掛け部の意匠面全
    体に同一のメッキが施されたことを特徴とする冷蔵庫の
    扉。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルは、前記ドアパネルに取り
    付けられるハンドルベースと、このハンドルベースを被
    うように取り付けられるハンドルカバーと、このハンド
    ルカバーと共に手掛け部を構成するハンドルアタッチと
    を有し、前記ハンドルカバーはメッキが施され、手掛け
    部の意匠面となることを特徴とする請求項1に記載の冷
    蔵庫の扉。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルの手掛け部の意匠面におけ
    るシボを施した面と施していない面との境界上に、シボ
    加工に必要なマスキング見切り部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫の扉。
  4. 【請求項4】 前記マスキング見切り部の形状を、凹形
    状又は凸形状としたことを特徴とする請求項3に記載の
    冷蔵庫の扉。
  5. 【請求項5】 前記マスキング見切り部の形状を、V溝
    としたことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫の扉。
  6. 【請求項6】 扉横面から前面にかけて、前記ハンドル
    カバーのシボのあるメッキ部とシボのないメッキ部、前
    記ハンドルベース、前記ドアパネルとが一体となった意
    匠であることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫の
    扉。
  7. 【請求項7】 扉の正面を構成するドアパネルと、前記
    ドアパネルの上下端部に嵌合されるドアキャップと、前
    記ドアパネルに嵌合されるハンドルとを有し 、扉内部に発泡断熱材を充填した冷蔵庫の扉の製造方法
    において、前記ハンドルの手掛け部の意匠面に、成型時
    に前記意匠面の中央部にシボを施すと共に、中央部の周
    りの面は研磨し、成型後に前記手掛け部の意匠面全体に
    同一のメッキを施すことを特徴とする冷蔵庫の扉の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 金型上に前記ハンドルの手掛け部の意匠
    面におけるシボを施した面と施していない面との境界と
    なるマスキング見切り部を設け、シボをしない面にマス
    キングをしてシボ加工を行うことを特徴とする請求項7
    に記載の冷蔵庫の扉の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記金型上におけるマスキング見切り部
    の形状を、凸形状又は凹形状としたことを特徴とする請
    求項8に記載の冷蔵庫の扉の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記金型上におけるマスキング見切り
    部の形状を、断面が凸形状の三角形状としたことを特徴
    とする請求項9に記載の冷蔵庫の扉の製造方法。
  11. 【請求項11】 扉の正面を構成するドアパネルと、前
    記ドアパネルの上下端部に嵌合されるドアキャップと、
    前記ドアパネルに嵌合されるハンドルとを有し、扉内部
    に発泡断熱材を充填した冷蔵庫の扉におけるハンドルの
    手掛け部の成型金型において、 前記ハンドルの手掛け部における意匠面の金型表面に、
    シボ加工をする面と、シボ加工をしない面との境界とな
    るマスキング見切り部を設けことを特徴とするハンドル
    の手掛け部の成型金型。
  12. 【請求項12】 前記マスキング見切り部の形状を、凸
    形状又は凹形状としたことを特徴とする請求項11に記
    載のハンドルの手掛け部の成型金型。
  13. 【請求項13】 前記マスキング見切り部の形状を、断
    面が凸形状の三角形状としたことを特徴とする請求項1
    2に記載のハンドルの手掛け部の成型金型。
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CN108506652A (zh) * 2017-02-27 2018-09-07 青岛海尔新能源电器有限公司 一种发泡外壳把手及发泡外壳把手的生产安装方法

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