JP2003184810A - 作業機械における油圧回路 - Google Patents

作業機械における油圧回路

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JP2003184810A
JP2003184810A JP2001386205A JP2001386205A JP2003184810A JP 2003184810 A JP2003184810 A JP 2003184810A JP 2001386205 A JP2001386205 A JP 2001386205A JP 2001386205 A JP2001386205 A JP 2001386205A JP 2003184810 A JP2003184810 A JP 2003184810A
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Hitoshi Iwasaki
仁 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧油供給源から制御バルブに至る油圧回路
に、該回路を設定圧に保持するためのリリーフ機能と、
ロック用操作具の操作に基づいて制御バルブへの圧油供
給を停止するための油圧ロック機能とを備えるにあた
り、部品点数の削減および省スペース化を計る。 【解決手段】 パイロットポンプ11からパイロットバ
ルブ9に至るパイロット供給回路Aに、油圧ロックレバ
ー13がロック側に操作されているときにはパイロット
ポンプ11の圧油をアンロード状態で油タンク7に流す
一方、油圧ロックレバー13がロック解除側に操作され
ているときにはパイロット供給回路Aを設定圧に保持す
るリリーフ機能を備えた電磁リリーフ弁12を配設し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
油圧アクチュエータを備えた作業機械における油圧回路
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業機械に
は、油圧シリンダや油圧モータ等の各種油圧アクチュエ
ータが備えられているが、該油圧アクチュエータへの圧
油供給排出制御を行うコントロールバルブとして、パイ
ロットバルブから出力されるパイロット圧で作動するパ
イロット作動式のコントロールバルブを用いることがあ
る。このようなものでは、作業機械の油圧回路に、パイ
ロット圧供給源(パイロットポンプ)からパイロットバ
ルブに圧油を供給するためのパイロット供給回路が設け
られるが、該パイロット供給回路が設けられた油圧回路
として、従来、図7に示すようなものが知られている。
つまり、前記図7に示す油圧回路図において、5は油圧
アクチュエータ、6はメインポンプ、7は油タンク、8
はコントロールバルブ、9はパイロットバルブ、10は
油圧アクチュエータ用操作具、11はパイロットポンプ
であって、上記パイロットバルブ9は、油圧アクチュエ
ータ用操作具10の操作に基づいてコントロールバルブ
8にパイロット圧を出力する。そして、該パイロット圧
によりコントロールバルブ8の切換え作動が行われ、こ
れによりメインポンプ6からの圧油が油圧アクチュエー
タ5に供給されて、油圧アクチュエータ5が作動するよ
うに構成されている。さらに、前記パイロットポンプ1
1からパイロットバルブ9に至るパイロット供給回路A
には、該パイロット供給回路Aを設定圧に保持するため
のリリーフ弁21、およびパイロットバルブ9へのパイ
ロット圧供給を遮断するための油圧ロック用マニホ−ル
ド22が配設されているが、この油圧ロック用マニホ−
ルド22には、切換弁23と電磁弁24とが組み込まれ
ている。そして、電磁弁24のソレノイド24aが「O
FF」のときには、切換弁23のパイロットポート23
aにパイロット圧が供給されず、切換弁23はパイロッ
トバルブ9への圧油供給を遮断する閉位置Xに位置して
いるが、電磁弁24のソレノイド24aが「ON」にな
ると、切換弁23のパイロットポート23aにパイロッ
ト圧が供給され、これにより切換弁23は、パイロット
ポンプ11の圧油をパイロットバルブ9に供給する開位
置Yに切換わるように構成されている。ここで、前記電
磁弁24のソレノイド24aの「ON」−「OFF」の
切換えは、運転席部に配される油圧ロックレバーの操作
に基づいてなされる。この油圧ロックレバーは、非常時
の停止や、誤って油圧アクチュエータが作動してしまう
ことを防止するための操作レバーであって、該油圧ロッ
クレバーがロック側に操作されているときには、電磁弁
24のソレノイド24aが「OFF」になるように、つ
まり切換弁23が閉位置Xに位置してパイロットポンプ
11からパイロットバルブ9への圧油供給が遮断される
ように設定されている。これにより、油圧ロックレバー
がロック側に操作されているときには、油圧アクチュエ
ータ用操作具10を操作してもパイロットバルブ9から
コントロールバルブ8へのパイロット圧の出力はなく、
油圧アクチュエータ5の作動がロック(作動禁止)され
るように構成されている。一方、油圧ロックレバーがロ
ック解除位置に位置しているときには、電磁弁24のソ
レノイド24aが「ON」になるように、つまり切換弁
23が開位置Yに位置してパイロットポンプ11からの
吐出圧油がパイロットバルブ9に供給されるように設定
されている。これにより、油圧ロックレバーがロック解
除側に操作されているときには、油圧アクチュエータ用
操作具10を操作するとパイロットバルブ9からコント
ロールバルブ8にパイロット圧が出力されることになっ
て、油圧アクチュエータ用操作具10の操作に基づいた
油圧アクチュエータ5の作動が行われるように構成され
ている。尚、図7において、18はアキュムレータ、1
9はチェック弁、20はパイロットフィルタである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のパ
イロット供給回路では、パイロットバルブへの圧油供給
を遮断するための油圧ロック用の弁として、電磁弁と切
換弁とを用いている。この場合、電磁弁だけでパイロッ
ト供給回路の切換えを行おうとすると極めて強力な電磁
弁が必要になり、そこで、電磁弁によって切換弁を切換
える構成になっているが、この様に二つの弁を用いる
と、部品点数が増加してコストダウンの妨げになる許り
か、切換弁はサイズも大きいことから省スペース化のう
えでも不利になるという問題がある。また、エンジンを
かけたままの状態で油圧ロックレバーがロック側に操作
されている待機状態のときも、前記パイロット供給回路
はリリーフ弁によって設定圧に保持されているため、常
時エネルギーロスを生じているという問題もあり、ここ
に本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、油圧アクチュエータと、該油圧
アクチュエータに対する圧油供給排出制御を行うための
制御バルブと、該制御バルブに圧油を供給する油圧供給
源と、油圧アクチュエータの作動をロックするためのロ
ック用操作具とを備えた作業機械において、前記油圧供
給源から制御バルブに至る油圧回路に、ロック用操作具
がロック側に操作されているときに油圧供給源からの圧
油をアンロード状態で油タンクに流す機能と、ロック用
操作具がロック解除側に操作されているときに制御バル
ブの一次側圧力を設定圧に保持するリリーフ機能とを備
えた電気リリーフ弁を配設したものである。そして、こ
の様にすることにより、一つの電気リリーフ弁で、ロッ
ク操作時における制御バルブへの圧油供給停止と、ロッ
ク解除操作時における制御バルブの一次側圧力の設定圧
保持とを行えることになって、部品点数を削減でき、コ
ストダウン、省スペース化に貢献できる。さらに、ロッ
ク操作時には油圧供給源からの圧油をアンロード状態で
油タンクに流すことになるため、省エネルギーにも貢献
できる。このものにおいて、油圧供給源から制御バルブ
に至る油圧回路に、さらに、油圧供給源からの圧油を畜
圧して制御バルブに供給することができるアキュムレー
タを配設することにより、油圧供給源から制御バルブへ
の圧油供給が停止した状態でも、ロック用操作具がロッ
ク解除側に操作されている状態であれば、必要に応じて
アキュムレータの畜圧を制御バルブに供給することがで
きる。また、前記制御バルブが、油圧アクチュエータの
圧油供給排出制御を行うコントロールバルブ作動用のパ
イロット圧を出力するためのパイロットバルブである場
合、電気リリーフ弁は、パイロット圧供給源から前記パ
イロットバルブに至るパイロット回路に配設することが
できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回
体3、該上部旋回体3に装着されるフロントアタッチメ
ント4等の各部からなり、さらに、下部走行体2を走行
せしめるための走行モータ、上部旋回体3を旋回せしめ
るための旋回モータ、フロントアタッチメント4を作動
せしめるための複数の油圧シリンダ等の各種油圧アクチ
ュエータ5を備えて構成されている。
【0006】前記油圧ショベル1における油圧回路の概
略図を図2に示すと、該図2において、5は油圧アクチ
ュエータ、6はメインポンプ、7は油タンク、8は各油
圧アクチュエータ5の圧油供給排出制御をそれぞれ行う
コントロールバルブであって、該コントロールバルブ8
はパイロット作動式のものが用いられており、パイロッ
ト圧が供給されていない状態では中立位置Nに位置して
いて油圧アクチュエータ5に対する圧油供給を行わない
が、パイロット圧が供給されることで作動位置Xまたは
Yに切換って、油圧アクチュエータ5に対する圧油供給
排出制御を行うように構成されている。
【0007】さらに、前記図2において、9はパイロッ
トバルブであって、該パイロットバルブ9は、油圧アク
チュエータ用操作具10の操作に基づき、該操作量に対
応するパイロット圧を前記コントロールバルブ8に出力
する。また、11はパイロット圧供給源となるパイロッ
トポンプであって、該パイロットポンプ11からパイロ
ットバルブ9に至るパイロット供給回路Aには、後述す
る電磁リリーフ弁12が配設されている。尚、図2で
は、一組の油圧アクチュエータ5、コントロールバルブ
8、パイロットバルブ9だけを示したが、油圧ショベル
1に設けられる各種の油圧アクチュエータ5に対応して
複数設けられていることは勿論であり、そして前記パイ
ロット供給回路Aは、これら複数のパイロットバルブ9
にパイロット圧を供給するための油路である。
【0008】前記電気リリーフ弁12は、図3に示す如
く、バルブボディ12a、後述する油圧ロックレバー1
3の操作に基づいて「ON」−「OFF」するソレノイ
ド12b、該ソレノイド12bのプランジャーに連結さ
れるポペット弁12c、該ポペット弁12cを移動自在
にガイドするアダプタ12d、ポペットシート12e、
バルブボディ12aに移動自在にガイドされるピストン
12f、ピストンシート12g、ピストン12fをピス
トンシート12g側に押圧するスプリング12h、ピス
トン12fに形成される細孔12i、パイロット供給回
路Aに接続される入口側ポート12j、油タンク7に接
続される出口側ポート12k、ポペット弁12cの弁路
12mから出口側ポート12kに通じる排出路12n等
を備えて構成されている。
【0009】そして、前記電気リリーフ弁12のソレノ
イド12bが「OFF」のときには、ポペット弁12c
は弁路12mを開く開放位置に位置している。これによ
り、入口側ポート12jから流入するパイロット供給回
路Aの圧油は、細孔12iを通ってポペット弁12cの
弁路12mから排出路12nに至り、該排出路12nを
通って出口側ポート12kから油タンク7に流れるよう
になっている。さらに、入口側ポート12jから流入す
るパイロット供給回路Aの圧力が上昇すると、該圧力に
よりピストン12fがスプリング12hに抗してピスト
ンシート12gから離間する方向に移動し、これにより
入口側ポート12jから出口側ポート12kに通じる弁
路が開いて、パイロット供給回路Aの圧油が油タンク7
に流れるようになっている。この場合、スプリング12
hの押圧力は小さく設定されていて、パイロット供給回
路Aの少しの圧力上昇でピストン12fが移動するよう
になっている。而してソレノイド12bが「OFF」の
ときには、電磁リリーフ弁12は、パイロット供給回路
Aの圧油をアンロード状態で油タンク7に流すように構
成されている。
【0010】一方、前記ソレノイド12bが「ON」の
ときには、ポペット弁12cは弁路12mを閉じる閉鎖
位置に位置している。この状態では、入口側ポート12
jから流入するパイロット供給回路Aの圧油の一部は、
細孔12iを経由してバルブボディ12aの内部側に導
入されて、ピストン12fをピストンシート12g側に
押圧する力として作用する。つまりピストン12fに
は、入口側ポート12jから流入するパイロット供給回
路Aの圧力がピストン12fをピストンシート12gか
ら離間させる力として作用する一方、前記バルブボディ
12aの内部側に導入された圧力とスプリング12hの
押圧力とがピストン12fをピストンシート12g側に
押圧する力として作用することになるが、パイロット供
給回路Aの圧力が予め設定される設定圧力以上になった
ときに、前記ピストンシート12gから離間させる力の
ほうがピストンシート12g側に押圧する力よりも大き
くなってピストン12fが移動し、これにより入口側ポ
ート12jから出口側ポート12kに通じる弁路が開く
ように構成されている。而してソレノイド12bが「O
N」のときには、電磁リリーフ弁12は、パイロット供
給回路Aの圧力が設定圧以上となったときに該パイロッ
ト供給回路Aの圧油を油タンク7に流し、これによりパ
イロット供給回路Aの圧力を設定圧に保持するように構
成されている。
【0011】また、記油圧ロックレバー13は、図4、
図5に示すごとく、運転席14の側方に配されていて、
運転席14への乗降通路を開放するロック位置と、乗降
通路を遮断するロック解除位置とに揺動自在に構成され
ている。さらに、15は上記油圧ロックレバー13と一
体的に揺動するよう油圧ロックレバー13の基端部側に
連結される揺動プレートであって、該揺動プレート15
に形成されるスイッチ作動部15aは、検知スイッチ1
6のアクチュエータ16aに対向している。そして、こ
の検知スイッチ16のスイッチ接点16bは、図6のシ
ーケンス図に示す如く、前述した電磁リリーフ弁12の
ソレノイド12bに、リレー17を介して電気的に接続
されている。
【0012】つまり、前記油圧ロックレバー13がロッ
ク位置に位置しているときには、揺動プレート15のス
イッチ作動部15aは検知スイッチ16のアクチュエー
タ16aから離間していて、検知スイッチ16は「OF
F」になっている。この状態ではリレー17に通電され
ないため、リレー接点(a接点)17aは「OFF」と
なっていて電磁リリーフ弁12のソレノイド12bに通
電されないようになっている。即ち、油圧ロックレバー
13がロック位置に位置しているときには、電磁リリー
フ弁12のソレノイド12bは「OFF」の状態になっ
ており、而して電磁リリーフ弁12は、前述したように
パイロット供給回路Aの圧油をアンロード状態で油タン
ク7に流すようになっている。そしてこの状態では、パ
イロットポンプ11からの吐出圧油がアンロード状態で
油タンク7に流れてしまうため、パイロットバルブ9の
一次側に必要な圧力が発生せず、もって油圧アクチュエ
ータ用操作具10が操作されてもパイロットバルブ9か
らコントロールバルブ8にパイロット圧が出力されない
ことになって、油圧アクチュエータ5の作動がロック
(作動禁止)されるように構成されている。
【0013】一方、油圧ロックレバー13がロック解除
位置に位置しているときには、揺動プレート15のスイ
ッチ作動部15aが検知スイッチ16のアクチュエータ
16aに当接して、検知スイッチ16を「ON」にす
る。これにより、リレー17に通電されて、リレー接点
(a接点)17aが「ON」して電磁リリーフ弁12の
ソレノイド12bに通電される。即ち、油圧ロックレバ
ー13がロック解除位置に位置しているときには、電磁
リリーフ弁12のソレノイド12bは「ON」の状態に
なっており、而して電磁リリーフ弁12は、前述したよ
うにパイロット供給回路Aの圧力を設定圧に保持するリ
リーフ弁として機能するようになっている。そしてこの
状態では、パイロットバルブ9の一次側に上記設定圧の
圧油が供給されることになり、而して油圧アクチュエー
タ用操作具10を操作するとパイロットバルブ9からコ
ントロールバルブ8にパイロット圧が出力されて、油圧
アクチュエータ用操作具10の操作に基づいた油圧アク
チュエータ5の作動を行うことができるように構成され
ている。
【0014】さらに、前記パイロット供給回路Aには、
電気リリーフ弁12の上流側に、パイロット供給回路A
の圧力を畜圧するアキュムレータ18、および該アキュ
ムレータ18からパイロットポンプ11側への油の流れ
を阻止することができるチェック弁19が配されてい
る。そして、前記油圧ロックレバー13をロック解除位
置に位置せしめたままの状態でエンジンを停止させたと
き、パイロットポンプ11が駆動停止してパイロット供
給回路Aへの圧力供給がなくなっても、前記アキュムレ
ータ18の畜圧がパイロットバルブ9に供給されるた
め、油圧アクチュエータ用操作具10の操作に基づいて
パイロットバルブ9からパイロット圧を出力させること
ができ、而してエンジン停止状態でもフロントアタッチ
メント4を降下させることができるようになっている。
このとき、前記電気リリーフ弁12は、リリーフ弁とし
て機能しているためアキュムレータ18の畜圧を油タン
ク7側に逃がすことなく、また前記チェック弁19によ
ってパイロットポンプ11側への逆流が阻止されるた
め、アキュムレータ18からの放出圧力を確実にパイロ
ットバルブ9に供給できるようになっている。尚、図2
において、20はパイロット供給回路Aに配されるフィ
ルタである。
【0015】叙述の如く構成されたものにおいて、パイ
ロットポンプ11からパイロットバルブ9に至るパイロ
ット供給回路Aには電磁リリーフ弁12が配されている
が、該電磁リリーフ弁12は、油圧ロックレバー13が
ロック側に操作されているときには、パイロットポンプ
11からの圧油をアンロード状態で油タンク7に流す一
方、油圧ロックレバー13がロック解除側に操作されて
いるときには、パイロットバルブ9の一次側圧力を設定
圧に保持するリリーフ弁として機能することになる。そ
して、前記電磁リリーフ弁12を介してパイロットポン
プ11からの圧油がアンロード状態で油タンク7に流れ
ている状態では、パイロットバルブ9の一次側に必要な
圧力が発生しないため、油圧アクチュエータ用操作具1
0の操作に拘わらず油圧アクチュエータ5の作動をロッ
ク(作動禁止)することができ、而して非常時の停止
や、運転席への昇降時等に誤って油圧アクチュエータ用
操作具10を動かしてしまったときの油圧アクチュエー
タ5の誤作動の防止を行うことができる。また、電磁リ
リーフ弁12によりパイロットバルブ9の一次側圧力が
設定圧に保持されている状態では、油圧アクチュエータ
用操作具10が操作されるとパイロットバルブ9からコ
ントロールバルブ8にパイロット圧が出力されることに
なって、油圧アクチュエータ用操作具10の操作に基づ
いた油圧アクチュエータ5の作動を行うことができる。
【0016】この様に、本実施の形態では、一つの電磁
リリーフ弁12で、ロック操作時におけるパイロットバ
ルブ9への圧油供給停止と、ロック解除操作時における
パイロット供給回路Aの設定圧保持とを行えることにな
って、従来のように、設定圧保持用のリリーフ弁に加え
て油圧ロック用の電磁弁と切換弁とを必要とすることが
なく、部品点数を削減できてコストダウンに寄与できる
許りか、省スペース化にも貢献できる。しかもこのもの
では、油圧ロックレバー13がロック側に操作されてい
る状態では、パイロットポンプ11からの吐出圧はアン
ロード状態で油タンク7に流れるため、エンジン駆動中
であってもパイロット供給回路Aに不要な圧力を発生さ
せることなく、省エネルギーのうえでも優れたものとす
ることができる。
【0017】尚、本発明は上記実施の形態の限定されな
いことは勿論であって、油圧アクチュエータを備えた各
種作業機械の油圧回路に実施することができるが、特
に、油圧ロック機能を必要とするパイロット回路に用い
ると有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】油圧回路図である。
【図3】(A)は電磁リリーフ弁の断面図、(B)は
(A)の一部拡大図である。
【図4】運転室内を示す斜視図である。
【図5】(A)は油圧ロックレバーの側面図、(B)は
検知スイッチ配設部の図である。
【図6】検知スイッチと電磁リリーフ弁ソレノイドとの
関係を示すシーケンス図である。
【図7】従来例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
5 油圧アクチュエータ 8 コントロールバルブ 9 パイロットバルブ 11 パイロットポンプ 12 電磁リリーフ弁 13 油圧ロックレバー 18 アキュムレータ A パイロット供給回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータと、該油圧アクチュ
    エータに対する圧油供給排出制御を行うための制御バル
    ブと、該制御バルブに圧油を供給する油圧供給源と、油
    圧アクチュエータの作動をロックするためのロック用操
    作具とを備えた作業機械において、前記油圧供給源から
    制御バルブに至る油圧回路に、ロック用操作具がロック
    側に操作されているときに油圧供給源からの圧油をアン
    ロード状態で油タンクに流す機能と、ロック用操作具が
    ロック解除側に操作されているときに制御バルブの一次
    側圧力を設定圧に保持するリリーフ機能とを備えた電気
    リリーフ弁を配設したことを特徴とする作業機械におけ
    る油圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、油圧供給源から制御
    バルブに至る油圧回路に、さらに、油圧供給源からの圧
    油を畜圧して制御バルブに供給することができるアキュ
    ムレータを配設したことを特徴とする作業機械における
    油圧回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、制御バルブ
    は、油圧アクチュエータの圧油供給排出制御を行うコン
    トロールバルブ作動用のパイロット圧を出力するための
    パイロットバルブであり、電気リリーフ弁は、パイロッ
    ト圧供給源から前記パイロットバルブに至るパイロット
    回路に配設されていることを特徴とする作業機械におけ
    る油圧回路。
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