JP2003184065A - 地盤改良用二液注入管の連結装置 - Google Patents

地盤改良用二液注入管の連結装置

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JP2003184065A
JP2003184065A JP2001383092A JP2001383092A JP2003184065A JP 2003184065 A JP2003184065 A JP 2003184065A JP 2001383092 A JP2001383092 A JP 2001383092A JP 2001383092 A JP2001383092 A JP 2001383092A JP 2003184065 A JP2003184065 A JP 2003184065A
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Hisao Kuzuhara
尚雄 葛原
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AMAGASAKI KOKAN KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作コストが安く、分解が容易な連結装置
を提供する。 【解決手段】 内管1と外管2との二重管からなる地盤
改良用二液注入管を連結する連結装置であって、一方の
二液注入管Pの外管端部と他方の二液注入管Pの外管端
部とを外管連結用スリーブ5の両端部に螺嵌して両方の
二液注入管P,Pの外管2,2どうしを連結し、一方の
二液注入管Pの内管端部に内管連結用の第1スリーブ6
の一端部を螺嵌し、他方の二液注入管Pの内管端部に第
2スリーブ7の一端部を螺嵌して、第1及び第2両スリ
ーブ6,7の他端部を互いに嵌挿することによって両二
液注入管P,Pの内管1,1どうしを連結すると共に、
両二液注入管P,Pの夫々の内管端部には、外周部を外
管内周面に支持させて内管1を外管2に芯合せする芯合
せ部材8,9を取り付けてなる連結装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎工事等におい
て、軟弱地盤部分の強化や漏水防止のために所要の地盤
箇所に地盤改良剤液を注入する、内管と外管との二重管
からなる二液注入管で、内管の内部を第1液用流路と
し、内外両管の間を第2液用流路としてなる二液注入管
を端部どうし連結するための連結装置に関する。尚、こ
の二液注入管では、第1液用流路に例えばグラウト剤液
(セメントと水との混和液)、第2液用流路に例えば硬
化剤液(塩化カルシウム等と水との混和液)を流通させ
る。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に従来の二液注入管連結装
置を示す。二液注入管Pは、内管1と外管2との二重管
からなるもので、内管1の内部が第1液用流路3とさ
れ、内管1の外周面と外管2の内周面との間が第2液用
流路4とされる。このような二液注入管Pを連結するの
に従来より使用されている連結装置は、図4から分かる
ように、外管連結用スリーブ15と、内管連結用の第1
連結管16及び第2連結管17とからなり、内管連結用
第1連結管16の一端部には、連結すべき一方の二液注
入管Pの内管1を外管2に芯合せする芯合せ鍔部18が
一体に形成され、第2連結管17の一端部には他方の二
液注入管Pの内管1を外管2に芯合せする芯合せ鍔部1
9が一体に形成され、第1連結管16の他端部に第2連
結管17の他端部がシールリング(Oリング)20を介
して嵌挿されるようになっている。また、第1連結管1
6の他端部には、この第1連結管16を外管連結用スリ
ーブ15に芯合せする芯合せ鍔部26が一体に形成され
ている。
【0003】この連結装置による二液注入管P,Pの連
結にあたっては、内管連結用第1連結管16の一端部を
一方の二液注入管Pの内管1端部に外嵌してロウ付け
し、(そのロウ付け部をRで示す)、第2連結管17の
一端部を他方の二液注入管Pの内管1端部に外嵌して同
様にロウ付けし、これら第1連結管16及び第2連結管
17の他端部を互いに嵌挿することによって、両方の二
液注入管P,Pの内管1,1どうしを連結する。また、
第1連結管16に外嵌した外管連結用スリーブ15の一
端側雄ねじ部21を一方の二液注入管Pの外管端部2a
に形成された雌ねじ部23に螺嵌し、外管連結用スリー
ブ15の他端側雄ねじ部22を他方の二液注入管Pの外
管端部2bに形成された雌ねじ部24に螺嵌することに
よって、両方の二液注入管P,Pの外管2,2どうしを
連結する。そして、第1連結管16の一端部側の芯合せ
鍔部18は、一方の二液注入管Pの外管端部2a内周面
に支持されることによって、その二液注入管Pの内管1
を外管2に芯合せすると共に、外管端部2a内周側凹段
部25と、外管連結用スリーブ15の一端面との間に挟
み込まれて、第1連結管16を定位置に保持し、また第
2連結管17の一端側の芯合せ鍔部19は、他方の二液
注入管Pの外管端部2b側内周面に支持されることによ
って、その二液注入管Pの内管1を外管2に芯合わす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の二液注入管
連結装置では、図5から分かるように、内管連結用の第
1連結管16がその両端部に芯合せ鍔部18,26を夫
々一体に形成した構造からなると共に、第2連結管17
がその一端部に芯合せ鍔部19を一体に形成した構造か
らなるために、第1連結管16及び第2連結管17の製
作にあたっては、これら第1連結管16及び第2連結管
17の機械加工に非常な手間がかかって、コストが非常
に高くつく、と云う問題があった。また、内管連結用の
第1連結管16及び第2連結管17を両方の二液注入管
P,Pに夫々結合するのに、各連結管16,17の夫々
一端部に二液注入管Pの端部を差し込んでロウ付けする
構造となっているため、二液注入管Pの端部からの各連
結管16,17の切り離しが非常に困難で、二液注入管
Pの分解が容易に行えなかった。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑み、装置構成
部材の機械加工が容易で、製作コストを安くできると共
に、連結した二液注入管の分解が容易に行える連結装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
内管1と外管2との二重管で、内管1の内部を第1液用
流路3とし、内外両管1,2の間を第2液用流路4とし
た地盤改良用二液注入管を連結するための連結装置であ
って、連結すべき一方の二液注入管Pの外管端部と他方
の二液注入管Pの外管端部とを外管連結用スリーブ5の
両端部に螺嵌することによって両方の二液注入管P,P
の外管2,2どうしを連結し、一方の二液注入管Pの内
管端部に内管連結用の第1スリーブ6の一端部を螺嵌
し、他方の二液注入管Pの内管端部に第2スリーブ7の
一端部を螺嵌して、第1及び第2両スリーブ6,7の他
端部を互いに嵌挿することによって両二液注入管P,P
の内管1,1どうしを連結すると共に、両二液注入管
P,Pの夫々の内管端部には、外周部を外管内周面に支
持させて内管1を外管2に芯合せする芯合せ部材8,9
を取り付けてなることを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1に記載の地盤改良用
二液注入管の連結装置において、外管連結用スリーブ5
の内周面と対向する内管連結用第1スリーブ6又は第2
スリーブ7の外周面には、外周部を外管連結用スリーブ
5内周面に支持させて第1スリーブ6又は第2スリーブ
7を外管連結用スリーブ5に芯合せする芯合せ部材10
を取り付けてなることを特徴とする。
【0008】請求項3は、請求項1又は2に記載の地盤
改良用二液注入管の連結装置において、内管連結用第1
スリーブ6の一端部及び第2スリーブ7の一端部を二液
注入管Pの内管端部に螺嵌するにあたり、互いに螺嵌さ
れる雄ねじ部1a,1bと雌ねじ部11,27との間に
接着剤を介在させてなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1の(A)は本発明に係る二液
注入管連結装置の縦断面図、(B)は(A)のX−X線
断面図、(C)は(A)のY−Y線断面図、(D)は
(A)のZ−Z線断面図であり、図2は二液注入管P,
Pの外管2,2の端部どうしを連結する外管連結用スリ
ーブ5を示す縦断面図、図3は内管1,1の端部どうし
を連結する内管連結用の第1スリーブ6及び第2スリー
ブ7、並びに芯合せ部材8,9を示す分解斜視図であ
る。各二液注入管Pは内管1と外管2との二重管からな
るもので、内管1の内部が第1液用流路3とされ、内管
1の外周面と外管2の内周面との間が第2液用流路4と
され、各流路3,4に供給される液体は、図1の矢印で
示すように図の上方から下方へと流れるようになってい
る。本発明に係る連結装置は、夫々金属材によって形成
された、外管連結用スリーブ5と、内管連結用の第1ス
リーブ6及び第2スリーブ7と、芯合せ部材8,9,1
0とを具備して構成される。
【0010】外管連結用スリーブ5は、図2に示すよう
に、その上下両端部に雄ねじ部21,22を有し、上端
部の雄ねじ部21は、上方側二液注入管Pの外管2の下
端部2aに形成された雌ねじ23に螺合し、下端部の雄
ねじ部22は、下方側二液注入管Pの外管2の上端部2
bに形成された雌ねじ部24に螺合するようになってい
る。尚、この外管連結用スリーブ5は、図4に示す従来
の連結装置と同じ構造である。
【0011】図1の(A)及び図3から分かるように、
内管連結用の第1スリーブ6は、外管連結用スリーブ5
の長さの半分程度の長さを有する極めてシンプルな構造
のスリーブで、その上端部内周面には上方側二液注入管
Pの内管1の下端部外周面に設けされた雄ねじ部1aと
螺合する雌ねじ部11を形成し、下端部内周面には雌ね
じ部11の孔径より径大の孔部12を形成している。ま
た、第1スリーブ6の下端外周部には、外管連結用スリ
ーブ5の内周面に支持させて当該第1スリーブ6を外管
連結用スリーブ5に芯合せする芯合せ部材10が周方向
に等間隔で取付け固定されている。
【0012】第1スリーブ6を製作するには、例えば、
所要径の金属管材を所定長さに切断して、その一端部内
周面に雌ねじ部11を形成し、他端部内周面に孔部12
を形成し、そして金属製のリング材を短片にカットした
ような複数個(例えば3個)の芯合せ部材10を、この
スリーブ6の他端部外周面に等間隔おきに溶接して固着
することによって、簡単容易に製作することができる。
【0013】内管連結用の第2スリーブ7も、第1スリ
ーブ6と同様にシンプルな構造のスリーブで、上端部1
3は、第1スリーブ6の下端側孔部12の内径より僅か
に小さい外径を有し、その外周面に形成されたリング溝
15にシールリング(Oリング)20が装着されてい
る。この第2スリーブ7の下端部14は、上端部13よ
りも大きい外径を有し、その内周面には、下方側二液注
入管Pの内管1の上端部外周面に設けられた雄ねじ部1
bと螺合する雌ねじ部27が形成されている。この第2
スリーブ7を製作するには、例えば、金属丸棒材を所要
径の中空軸状に形成した後、その一端部13を第1スリ
ーブ6の孔部12に嵌挿可能な外径に形成し、その他端
部内周面に雌ねじ部27を形成することによって、簡単
容易に製作できるものである。
【0014】芯合せ部材8は、図1の(A)及び(B)
に示すように、内管1に外嵌可能に中央孔部8aを有し
且つこの中央孔部8aの周辺に複数の液体流通口8bを
形成したリング状部材で、上方側二液注入管Pの下端部
に外嵌固定することにより、内管1を外管2に芯合せす
ると共に、内管1が外管2に対して軸方向に移動しない
ように内管1と外管2とをつなぐ機能を有する。また、
芯合せ部材9は、図1の(A)及び(D)に示すよう
に、下方側二液注入管Pの内管1上端部の雄ねじ部1b
と螺合する雌ねじ部28を内周側に形成したリング本体
部9aと、このリング本体部9aの外周面に周方向等間
隔で突設された複数の突起部9bとからなるもので、下
方側二液注入管Pの上端部に外嵌固定することにより、
突起部9bが外管2の内周面に支持されて内管1を外管
2に芯合せするようになっている。これらの芯合せ部材
8,9は、例えば金属材をプレス加工することによっ
て、簡単容易に製作することができるものである。
【0015】次に、上記のように構成される連結装置に
よる二液注入管Pの連結方法を説明する。尚、この連結
方法は一使用例であって、これに限定されるものではな
い。先ず、上方側二液注入管Pの内管1にリング状の芯
合せ部材8を外嵌して、この芯合せ部材8を内管1の下
端から上方へ所定長さ隔たった位置に溶接によって固着
し(その溶接部をWで示す)、また下方側二液注入管P
の内管1の上端側雄ねじ部1bに芯合せ部材9の雌ねじ
部28を螺合して所定位置に固定する。
【0016】それから、上方側二液注入管Pの内管1の
下端側雄ねじ部1aに内管連結用第1スリーブ6の上端
部の雌ねじ部11を螺合し、また下方側二液注入管Pの
内管1の上端側雄ねじ部1bに内管連結用第2スリーブ
7の下端部14の雌ねじ部27を螺合して、図1の
(A)に示すように、この第2スリーブ7の下端面を芯
合せ部材9の上端面に当接させた状態とする。この際
に、上方側二液注入管Pの内管1の雄ねじ部1aと第2
スリーブ7の雌ねじ部27との間、及び下方側二液注入
管Pの内管1の雄ねじ部1bと第2スリーブ7の雌ねじ
部27との間に、夫々エポキシ樹脂等からなる熱硬化性
接着剤を介在させることによって、第1スリーブ6及び
第2スリーブ7を上方側二液注入管Pの内管1及び下方
側二液注入管Pの内管1に対し夫々強固に接合すること
ができる。
【0017】次に、外管連結用スリーブ5を上方側二液
注入管Pの内管1の下端部側に嵌挿して、内管1に固着
した芯合せ部材9をスリーブ5の上端面で押し上げなが
ら、このスリーブ5の上端側雄ねじ部21を外管2の下
端側雌ねじ部23に螺合して、このスリーブ5の上端部
を上方側二液注入管Pの外管2に接合すると共に、その
内管1に固着されたリング状芯合せ部材8の外周縁部
を、スリーブ5の上端面と外管2下端部の内周側凹段部
25との間に挟み込んで、この芯合せ部材8を介して内
管1を外管2側に連結する。
【0018】こうして外管連結用スリーブ5の上端部を
上方側二液注入管Pの外管2に接合した後、下方側二液
注入管Pの内管1に接合した内管連結用第2スリーブ7
の上端部13を、上方側二液注入管Pの内管1に接合し
た第1スリーブ6の下端側孔部12に嵌挿して、上下両
二液注入管P,Pの内管1どうしを連結し、それから下
方側二液注入管Pの外管上端部2bの雌ねじ部24に外
管連結用スリーブ5の下端側雄ねじ部22を螺合して、
上下両二液注入管P,Pの外管2,2どうしを連結す
る。これによって上下両二液注入管P,Pが連結された
状態となる。
【0019】上記のように上下両二液注入管P,Pが連
結された状態では、上方側二液注入管Pの第1液用流路
3に供給された液体は、図1の(A)に矢印で示すよう
に、その内管1の下端部から内管連結用の第1及び第2
スリーブ6,7を通って下方側二液注入管Pの第1液用
流路3である内管1内部に流入する。また、上方側二液
注入管Pの第2液用流路4供給された液体は、芯合わせ
リング8の液体流通口8bを通り抜けて、外管連結用ス
リーブ5と内管1との間を通り、更に外管連結用スリー
ブ5と内管連結用第1スリーブ6との間を通って下方側
二液注入管Pに入り、ここでは外管2と内管連結用第2
スリーブ7との間から芯合わせリング9を通過して第2
液用流路4に流入する。
【0020】上記のように連結された上下両二液注入管
P,Pを分解する時には、例えば、下方側二液注入管P
の外管2を緩み方向に回転させて外管連結用スリーブ5
の下端部から切り離した後、この外管連結用スリーブ5
を緩み方向に回転させて上方側二液注入管Pの外管2か
ら切り離し、そして下方側二液注入管Pの内管1上端部
に取り付けられた内管連結用第2スリーブ7を、上方側
二液注入管Pの内管1下端部に取り付けられた第1スリ
ーブ6から引き抜くことによって、上方二液注入管Pか
ら下方側二液注入管Pを簡単に切り離すことができる。
【0021】また、この切り離し時に、内管連結用の第
1スリーブ6及び第2スリーブ7を、上方側二液注入管
Pの内管1下端部及び下方側二液注入管Pの内管1上端
部から取り外すには、第1スリーブ6と上方側二液注入
管Pの内管1との接合部、及び第2スリーブ7と下方側
二液注入管Pの内管1との接合部をトーチ等によって所
要温度に加熱すれば、前記熱硬化性接着剤が溶融状態と
なるから、第1スリーブ6及び第2スリーブ7を夫々緩
み方向に回すことによって、夫々内管1から容易に取り
外すことができる。
【0022】以上説明したような二液注入管連結装置に
よれば、上方側二液注入管Pの内管1に接合される内管
連結用の第1スリーブ6と、この上方側二液注入管Pの
内管1を外管2に芯合せする芯合わせリング8とが別体
に形成され、また下方側二液注入管Pの内管1接合され
る内管連結用の第2スリーブ7と、この下方側二液注入
管Pの内管1を外管2に芯合せする芯合わせリング9と
が別体に形成され、更に内管連結用第1スリーブ6と、
内管連結用第1スリーブ6を外管連結用スリーブ5に芯
合せする芯合わせ部材10とが別体に形成されているか
ら、内管連結用の第1スリーブ6及び第2スリーブ7が
夫々シンプル構造のスリーブとなって、この第1スリー
ブ6及び第2スリーブ7の製作が簡単容易となり、また
芯合わせリング8,9,10も夫々プレス等によって簡
単容易に製作することができ、従ってコストの低廉化を
図ることができる。
【0023】また、芯合せ部材8は、上方側二液注入管
Pの下端部に取り付けて、内管1を外管2に芯合せする
と共に、外管連結用スリーブ5の上端面と外管2下端部
の内周側凹段部25との間に挟み込んで内管1が外管2
に対し軸方向に移動しないように内管1と外管2とをつ
なぐ機能を有するものであるが、この芯合わせリング8
が第1スリーブ6と別体に形成されていることから、こ
の第1スリーブ6の長さを短く、即ち従来の内管連結用
第1連結管16の長さの半分以下に形成することが可能
となり、製作コストの一層の低廉化を図ることができ
る。
【0024】尚、上記のように外管連結用スリーブ5と
協同して内管1が外管2に対し軸方向に移動しないよう
に内管1と外管2とをつなぐ機能は、芯合せ部材8に代
えて芯合せ部材9側にもたせるようにすることも可能で
ある。即ち、芯合せ部材8の外周部を外管2側に固定さ
せず、芯合せ部材9の外周部を外管2側に固定させるよ
うにしてもよい。
【0025】また、この連結装置にあっては、内管連結
用第1スリーブ6及び第2スリーブ7を二液注入管Pの
内管1に螺嵌するにあたり、互いに螺嵌される雄ねじ部
1a,1bと雌ねじ部11,27の間に接着剤が介在さ
れるようになっているから、第1スリーブ6及び第2ス
リーブ7を上方側二液注入管Pの内管1及び下方側二液
注入管Pの内管1に対し夫々強固に接合することができ
ると共に、第1及び第2スリーブ6,7の夫々内管1か
らの取り外しも容易に可能となる。
【0026】尚、内管1を外管2に芯合わせするための
芯合わせ部材としての芯合わせリング8,9は、必ずし
もリング状に形成する必要はなく、芯合わせ部材10の
ように複数個のチップ状からなるものとしてもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明の連結装置によれ
ば、連結すべき一方の二液注入管の内管に接合される内
管連結用の第1スリーブと、当該一方の二液注入管の内
管を外管に芯合せする芯合せ部材とを別体に形成し、ま
た他方の二液注入管の内管に接合される第2スリーブ
と、当該他方の二液注入管の内管を外管に芯合せする芯
合せ部材とを別体に形成しているから、内管連結用の第
1スリーブ及び第2スリーブが夫々シンプルな構造のス
リーブとなって、それらの製作が簡単容易となり、また
芯合せ部材も容易に製作でき、従ってコストの低廉化を
図ることができる。
【0028】また、何れか一方の二液注入管の内管に取
り付ける芯合せ部材は、外管連結用スリーブと協同して
内管と外管とをつなぐ機能を有するが、この芯合せ部材
と内管連結用の第1スリーブ又は第2スリーブとが別体
に形成されていることから、そのスリーブの長さを外管
連結用スリーブより十分に短く形成することができ、そ
れによって、製作コストの一層の低廉化を図ることがで
きる。
【0029】更に、この発明の連結装置によれば、内管
連結用の第1スリーブ及び第2スリーブを両二液注入管
の内管に対し夫々ねじ接合すると共に、第1スリーブと
第2スリーブとは互いに嵌挿するようになっているか
ら、連結された両二液注入管の分解を容易に行うことが
できる。
【0030】請求項2に記載のように、外管連結用スリ
ーブの内周面と対向する内管連結用第1スリーブ又は第
2スリーブの外周面に芯合せ部材を取り付ける構造にす
ることによって、第1スリーブ又は第2スリーブを外管
連結用スリーブに芯合せすることができると共に、第1
スリーブ又は第2スリーブの製作が一層容易となり、コ
ストをより一層安くすることができる。
【0031】請求項3に記載のように、内管連結用第1
スリーブの一端部及び第2スリーブの一端部を二液注入
管の内管端部に螺嵌するにあたり、互いに螺嵌される雄
ねじ部と雌ねじ部との間に接着剤を介在させるようにす
れば、第1スリーブ及び第2スリーブを両二液注入管に
対して夫々強固に接合することができると共に、第1及
び第2スリーブの夫々内管からの取り外しも容易に可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係る二液注入管連結装置の
縦断面図、(B)は(A)のX−X線断面図、(C)は
(A)のY−Y線断面図、(D)は(A)のZ−Z線断
面図である。
【図2】 二液注入管の外管の端部どうしを連結する外
管連結用スリーブを示す縦断面図である。
【図3】 内管の端部どうしを連結する内管連結用の第
1スリーブ及び第2スリーブ並びに芯合せ部材を示す分
解斜視図である。
【図4】 (A)は従来の二液注入管連結装置の縦断面
図、(B)は(A)のX−X線断面図、(C)は(A)
のY−Y線断面図、(D)は(A)のZ−Z線断面図で
ある。
【図5】 従来の連結装置における内管連結用の第1連
結管及び第2連結管を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
P 二液注入管 1 内管 2 外管 3 第1液用流路 4 第2液用流路 5 外管連結用スリーブ 6 内管連結用の第1スリーブ 7 内管連結用の第2スリーブ 8,9 芯合わせリング(芯合せ部材) 10 芯合せ部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管と外管との二重管で、内管の内部を
    第1液用流路とし、内外両管の間を第2液用流路とした
    地盤改良用二液注入管を連結するための連結装置であっ
    て、連結すべき一方の二液注入管の外管端部と他方の二
    液注入管の外管端部とを外管連結用スリーブの両端部に
    螺嵌することによって両方の二液注入管の外管どうしを
    連結し、一方の二液注入管の内管端部に内管連結用の第
    1スリーブの一端部を螺嵌し、他方の二液注入管の内管
    端部に第2スリーブの一端部を螺嵌して、第1及び第2
    両スリーブの他端部を互いに嵌挿することによって両二
    液注入管の内管どうしを連結すると共に、両二液注入管
    の夫々の内管端部には、外周部を外管内周面に支持させ
    て内管を外管に芯合せする芯合せ部材を取り付けてなる
    地盤改良用二液注入管の連結装置。
  2. 【請求項2】 外管連結用スリーブの内周面と対向する
    内管連結用第1スリーブ又は第2スリーブの外周面に
    は、外周部を外管連結用スリーブ内周面に支持させて第
    1スリーブ又は第2スリーブを外管連結用スリーブに芯
    合せする芯合せ部材を取り付けてなる請求項1に記載の
    地盤改良用二液注入管の連結装置。
  3. 【請求項3】 内管連結用第1スリーブの一端部及び第
    2スリーブの一端部を二液注入管の内管端部に螺嵌する
    にあたり、互いに螺嵌される雄ねじ部と雌ねじ部との間
    に接着剤を介在させてなる請求項1又は2に記載の地盤
    改良用二液注入管の連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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