JP2003182963A - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
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Abstract
した安全の高い乗客コンベアを提供する。 【解決手段】 無端状に連結されて循環移動する複数の
踏段6と、これら複数の踏段6を駆動するモータ等から
なる駆動装置11と、各所に設置された複数の停止信号
発生手段31A,31B,32A〜32F、33Aと、
これら停止信号発生手段が発する停止信号に基づいて制
動力を発生させる制動装置14とを備えた乗客コンベア
において、前記停止信号発生手段31A,31B,32
A〜32F、33Aからの信号により前記制動装置11
を制動から制動解除、制動解除から制動と制動動作を繰
り返して減速制御する制動指令装置35を設けた構成。
Description
電動道路等の乗客コンベアに係り、特に、新規な制動制
御を行う乗客コンベアに関する。
せる場合、専用操作キーで終業時に運転を停止させる通
常停止と、安全装置や保護装置などが作動して運転を停
止させる緊急停止とがある。
緊急停止させるように構成した乗客コンベアは、特開平
7-202074号公報に開示されている。
来技術の乗客コンベアは、安全装置の作動時に乗客の被
害を少なくしたり、運転中の不意の緊急停止による乗客
の転倒事故については配慮されていなかった。
の被害を少なくしたり、運転中の不意の緊急停止による
乗客の転倒事故を防止し得る乗客コンベアを提供するこ
とにある。
するために、無端状に連結されて循環移動する複数の踏
段と、これら複数の踏段を駆動するモータ等からなる駆
動装置と、各所に設置された複数の停止信号発生手段
と、これら停止信号発生手段が発する停止信号に基づい
て制動力を発生させる制動装置とを備えた乗客コンベア
において、前記停止信号発生手段からの信号により前記
制動装置を制動から制動解除、制動解除から制動と制動
動作を繰り返して減速制御する制動指令装置を設けたも
のである。
止信号発生手段の中から特定の停止信号発生手段からの
場合にのみ制動装置に対して繰り返しの制動動作を指令
するようにしたものである。
置に対して3回以上の制動動作を繰り返す減速指令を発
するようにしたものである。
発生手段からの停止信号により、乗客コンベアが上昇運
転時にのみ制動装置に対して繰り返しの制動動作を指令
するようにしたものである。
の被害を少なくしたり、運転中の不意の緊急停止による
乗客の転倒事故を防止し得る乗客コンベアを提供するこ
とができる。
施形態を図に基づいて説明する。
形態を示す全体構成図、図2は本発明による乗客コンベ
アの駆動装置を示す平面図、図3は図2の駆動装置に設
けられた制動装置を示す拡大図、図4は本発明による乗
客コンベアの制動指令を示すブロック図である。
階床1と上階床2とに跨って設置した枠体3に必要な装
置を支持させて構成されている。枠体3の長手方向の両
端部には下部乗降床4及び上部乗降床5とが設けられ、
これら両乗降床4,5間を乗客搬送体が循環移動してい
る。この乗客搬送体は、エスカレーターの場合には、踏
段チェーン7によって無端状に連結された複数の踏段6
によって構成されている。図示しない電動道路の場合に
は、乗客輸送体が踏板チェーン(図示せず)によって無
端状に連結された複数の踏板(図示せず)によって構成
される場合と、乗客輸送体が無端状に連続するベルト
(図示せず)で構成される場合とがある。
床5の下側で軸支された駆動スプロケット8に巻掛けら
れ、他方端は下部乗降床4の下側で軸支された従動スプ
ロケット9に巻掛けられている。また、前記複数の踏段
6の両側でその移動方向に沿って前記枠体3上に欄干3
Aが立設されており、この欄干3Aの周縁に移動手摺1
0が移動できるように案内されている。前記上部乗降床
5の下側には、前記駆動スプロケット8を駆動する駆動
装置11も設置されている。
電動機12と減速機13とから構成されている。電動機
12の回転軸12Sには軸継手15を介して減速機13
の入力軸13Sの一端側が連結され、この入力軸13S
の他端側には制動装置14が設けられている。また、減
速機13の出力軸16にはスプロケット17が装着され
ている。スプロケット17には駆動チェーン18が巻掛
けられており、この駆動チェーン18は前記駆動スプロ
ケット8と同軸の動力スプロケット19に巻掛けられて
いる。
成されている。即ち、減速機箱13Fの入力軸13Sの他
端側が貫通する側に、ボルト21によって環状のディス
ク20を固定し、このディスク20を基準に前記制動装
置14を構成している。前記環状のディスク20は、前
記入力軸13Sと同心的に形成されている。そして前記
減速機箱13Fを貫通した入力軸13Sには、外周に軸
方向に長い複数の歯部を有するスプラインハブ22が固
設されており、このスプラインハブ22の歯部に円盤状
のライニング23が軸方向にのみ移動するように係合さ
れている。
13Sと平行に支持ボルト24が立設されている。この
支持ボルト24は鉄心26を貫通してその先端にナット
25をねじ込んで、前記ディスク20と鉄心26の間隔
を一定に保持している。
の環状に形成されており、前記ライニング23と対向す
る側に開口部を有する環状溝27Gとばね穴28Gとが
形成されている。この鉄心26の環状溝27G内にコイ
ル27を装着して電磁石を構成しており、また前記ばね
穴28G内には圧縮ばね28を収納している。
6との間には、前記入力軸13Sと同心となるようにア
マチュア29が位置している。このアマチュア29は、
磁性材で環状盤に形成されており、前記支持ボルト24
を貫通させることにより前記入力軸13Sと同心となる
ように位置決めされている。
縮ばね28のばね力によって鉄心26から離れる方向に
押圧されている。押圧されているアマチュア29はライ
ニング23をディスク20側に変位させて押付け、押付
けた状態でこのライニング23をディスク20との間で
挟圧している。この状態が制動状態である。
ル27に通電すると、電磁石となって鉄心26は電磁力
を発生してアマチュア29を吸着する。このアマチュア
29が鉄心26へ吸着されて変位することにより、ライ
ニング23はディスク20との間の挟圧を解かれ、入力
軸13Sの回転を自由にする。この状態が制動釈放状態
である。
ー30(図4)のオン−オフ操作により、始業時に運転
を開始させ、終業時に運転を停止させるように構成され
ている。
0の欄干内への出入口に第1の安全装置31A,31B
が設けられ、また踏段6と欄干3Aを仕切るスカートガ
ードの内側には複数の第2の安全装置32A〜32Fが
設けられている。第1の安全装置31A,31Bは、移
動手摺10と共に乳幼児の手指が欄干内に引込まれよう
としたときに、直ちにエスカレーターの運転を停止する
ために設けられており、第2の安全装置32A〜32F
は、踏段6とスカートガードとの間に乗客の履物や足が
引込まれようとしたときに直ちにエスカレーターの運転
を停止させるために設けられているものである。
31B、第二の安全装置32A〜32F、エスカレータ
ーの運転を停止させる信号を発生する手段となり、これ
ら停止信号発生手段からの停止信号に基づき、制御装置
34内にある制動指令装置35を介して制動装置14を
作動させるように構成されている。この制動指令装置3
5は、キー,安全装置からの停止信号を判別して最適な
制動内容を指令する機能を有している。
る。例えば、専用操作キー30により終業時にエスカレ
ーターの運転を停止させる場合、専用操作キー30によ
る停止信号が入ると、各種安全装置による停止信号でな
いことを制動指令装置35が判別して、電動機12への
電源を遮断すると共に、制動装置14のコイル27への
電源を遮断する。これにより、エスカレーターは停止す
る。
2の安全装置32A〜32Fが作動した場合には、緊急
を要するので直ちにエスカレーターを停止させなければ
ならないと同時に、乗客に対しては不意の制動による転
倒をなくす必要がある。このため、制動指令装置35
は、電動機12への電源を遮断すると共に、制動装置1
4のコイル27への電源遮断をオン−オフと断続的に行
って、瞬時の制動を生じさせて乗客に制動することを知
らせめるとともに、その後全制動力で減速させて停止さ
せる所謂二段制動を行うものである。これにより、乗客
は最初に弱い制動力で停止することを知ることが出来て
制動に対し身構えができるので、その後の強い制動でも
転倒等の不具合を防ぐことが出来、安全にしかも制動距
離を短く出来る。
をチェックしている装置(例えばチェーン7が伸びてき
た場合等を検出しているチェーン安全装置33A)が作
動した場合には、乗客に対しての不意の制動による転倒
をなくすことが最優先となるので、制動指令装置35は
電動機12への電源を遮断すると共に、制動装置14の
コイル27への電源オン−オフのオンの時間を前記乗客
に対する安全装置(31A等)の場合よりも長くして結
果的に弱い制動力で減速させる。すなわち、緊急に停止
させる必要はないので、制動時間を長めにして乗客の転
倒がないようにする。
の停止とでは、エスカレーターの機能や停止時に乗客の
受ける慣性の大きさなどが異なるので、上昇運転と下降
運転とで制動パターン、すなわち制動装置14のコイル
27への電源オン−オフの時間を変化させて、運転方向
に適した制動特性とするようにしても良い。
オン−オフの繰り返し回数は、エスカレーターが停止す
るまでの間で自由に設定できるが、望ましくは3回以上
が適切である。
利用状況に応じた的確な制動特性を有した乗客コンベア
を提供することが出来る。
例に説明したが、踏段の段差を有しない電動道路に適用
することも可能である。
用状況に応じた的確な制動特性を有した安全の高い乗客
コンベアを提供することが出来る。
示す全体構成図である。
面図である。
大図である。
ロック図である。
段) 14 制動装置 35 制動指令装置
Claims (4)
- 【請求項1】 無端状に連結されて循環移動する複数の
踏段と、これら複数の踏段を駆動するモータ等からなる
駆動装置と、各所に設置された複数の停止信号発生手段
と、これら停止信号発生手段が発する停止信号に基づい
て制動力を発生させる制動装置とを備えた乗客コンベア
において、 前記停止信号発生手段からの信号により前記制動装置を
制動から制動解除、制動解除から制動と制動動作を繰り
返して減速制御する制動指令装置を設けたことを特徴と
する乗客コンベア。 - 【請求項2】 前記制動指令装置は、前記複数の停止信
号発生手段の中から特定の停止信号発生手段からの場合
にのみ制動装置に対して繰り返しの制動動作を指令する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベ
ア。 - 【請求項3】 前記制動指令装置は、前記制動装置に対
して3回以上の制動動作を繰り返す減速指令を発するこ
とを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。 - 【請求項4】 前記制動指令装置は、前記停止信号発生
手段からの停止信号により、乗客コンベアが上昇運転時
にのみ制動装置に対して繰り返しの制動動作を指令する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベ
ア。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001378996A JP3935720B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001378996A JP3935720B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 乗客コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003182963A true JP2003182963A (ja) | 2003-07-03 |
JP3935720B2 JP3935720B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001378996A Expired - Fee Related JP3935720B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3935720B2 (ja) |
-
2001
- 2001-12-12 JP JP2001378996A patent/JP3935720B2/ja not_active Expired - Fee Related
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