JP2003182095A - 機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法および洗浄装置、並びに液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法 - Google Patents

機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法および洗浄装置、並びに液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法

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JP2003182095A JP2001388317A JP2001388317A JP2003182095A JP 2003182095 A JP2003182095 A JP 2003182095A JP 2001388317 A JP2001388317 A JP 2001388317A JP 2001388317 A JP2001388317 A JP 2001388317A JP 2003182095 A JP2003182095 A JP 2003182095A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能液滴吐出ヘッドを確実に洗浄して、機能
液を吐出する際の機能液の分離やノズルの目詰まりを生
じないようにする。 【解決手段】 ヘッドユニット1に搭載した機能液滴吐
出ヘッドの機能液導入口に接続される導入口接続アタッ
チメント5に、純水タンク202とアルコールタンク2
03と溶剤タンク204とを流入パイプ208を介して
接続すると共に、機能液滴吐出ヘッドの吐出ノズルに接
続されるノズル接続アタッチメント7に、吸引ポンプ2
25を流出パイプ226を介して接続し、機能液滴吐出
ヘッドに洗浄液たる純水とアルコールと溶剤とを順に通
液する。また、流入側に介設した洗浄促進弁219の開
閉で洗浄液の流速を緩急させ、更に、気泡混入弁221
の開閉で洗浄液に気泡を混入させる。また、アルコール
と溶剤は循環使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットに
代表される機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法および洗浄装
置、並びにこの洗浄方法や洗浄装置により洗浄した機能
液滴吐出ヘッドを用いて行う液晶表示装置の製造方法、
有機EL装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、P
DP装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カ
ラーフィルタの製造方法、有機ELの製造方法、スペー
サ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジ
スト形成方法および光拡散体形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタのインクジェッ
トヘッド(機能液滴吐出ヘッド)は、微小なインク滴
(液滴)をドット状に精度良く吐出することができるこ
とから、例えば吐出液に特殊なインクや感光性の樹脂等
の機能液を用いることにより、各種部品の製造分野への
応用が期待されている。
【0003】例えば、図1ないし図3に示す如く、単一
のキャリッジ2に複数の機能液滴吐出ヘッド3を搭載し
て成るヘッドユニット1を用い、このヘッドユニット1
を図4に示す描画装置Aに投入して、液晶表示装置や有
機EL表示装置等のカラーフィルタを製造することが考
えられている。この描画装置Aは、ヘッドユニット1を
搭載しこれをY軸方向およびθ軸方向に移動させるヘッ
ド移動部101と、ヘッド移動部101に対峙し、カラ
ーフィルタの基板といったワークWをX軸方向に移動さ
せるワーク移動部102と、ヘッドユニット1の機能液
滴吐出ヘッド3を保全するメンテナンス部103とを備
えている。ヘッド移動部101は、これに搭載したヘッ
ドユニット1を、ワーク移動部102を挟んでユニット
投入部104とメンテナンス部103との間で移動させ
る。ヘッドユニット1を投入セットする場合には、ヘッ
ド移動部101がユニット投入部104側に移動し、そ
の仮置き台105がユニット投入部104に臨んでい
る。ヘッドユニット1は、この仮置き台105上に仮置
きされ配管および配線を繋ぎこんだ後、ヘッド移動部1
01に送り込むようにしてセットされる。そして、ヘッ
ドユニット1の初期位置決めを行う準備工程では、ヘッ
ドユニット1のθ軸方向への微小移動(角度補正)が行
われるが、フィルタ材料(機能液)を吐出する描画工程
では、ワークWがX軸方向に且つヘッドユニット1がY
軸方向に移動して、機能液滴吐出ヘッド3の主走査およ
び副走査が行われる。尚、メンテナンス部103には吸
引キャップ106が配置され、描画工程開始前に機能液
滴吐出ヘッド3に残留する液体を吸引キャップ106に
より吸引除去するクリーニングを行う。
【0004】上記ヘッドユニット1は、X軸方向に二分
して6個宛計12個の機能液滴吐出ヘッド3を備えてお
り、各機能液滴吐出ヘッド3は各ヘッド保持部材4を介
してキャリッジ2に固定されている。キャリッジ2は、
X軸方向両側の長辺部分に取り付けた一対の支持部材2
a,2aと、両支持部材2a,2aの端部に立設した一
対のハンドル2b,2bとを備えており、ハンドル2
b,2bを手持ち部位としてヘッドユニット1を描画装
置A等に投入できるようにしている。また、キャリッジ
2には、二分された機能液滴吐出ヘッド群の上側に位置
させて、これら機能液滴吐出ヘッド3に接続される一対
の導入口接続アタッチメント5,5および一対の配線接
続アタッチメント6,6が搭載されている。各導入口接
続アタッチメント5は、描画装置Aのフィルタ材料供給
系に配管接続され、同様に各配線接続アッセンブリ6
は、描画装置Aの制御系に配線接続されるようになって
いる。各導入口接続アタッチメント5は、キャリッジ2
上にスペーサ5aを介して架設したプレート5bと、こ
のプレート5bに搭載した6組の配管アダプタ5cとで
構成されている。各配管アダプタ5cは、上端の配管接
続部5dと下端のヘッド接続部5eとを備えており、ヘ
ッド接続部5eをプレート5bの下方に突出させた状態
でプレート5bに固定されている。また、各配線接続ア
ッセンブリ6は、キャリッジ2の長辺部分の上方に屈曲
支持部材6aを介して架設したコネクタベース6bと、
コネクタベース6b上に取り付けた配線コネクタ6c付
きのヘッド中継基板6dとで構成されている。そして、
配線接続アッセンブリ6はカバー6e(図2にのみ図
示)で上方から覆われている。尚、図1は、一方の導入
口接続アタッチメント5を省略して、描かれている。
【0005】上記機能液滴吐出ヘッド3はいわゆる2連
のものであり、図5ないし図7に示す如く、2連の針状
の機能液導入口3aを有する液体導入部3bと、液体導
入部3bの側方に連なる2連のヘッド基板3cと、液体
導入部3bの下方に連なる2連のポンプ部3dと、ポン
プ部3dに連なるノズル形成プレート3eとを備えてい
る。上記導入口接続アタッチメント5のプレート5bを
スペーサ5a上にねじ5f止めすると、導入口接続アタ
ッチメント5の2連の配管アダプタ5cのヘッド接続部
5eが機能液導入口3aに嵌合接続される。また、ヘッ
ド基板3cには、上記配線接続アタッチメント6のヘッ
ド中継基板6dから導出されるフレキシブルフラットケ
ーブル(図示せず)が接続されている。一方、上記ポン
プ部3dとノズル形成プレート3eとにより、キャリッ
ジ2に形成したヘッド装着開口2cを通してその裏面側
に突出する方形のヘッド本体が構成されている。また、
ノズル形成プレート3eには、多数の吐出ノズル3fが
2列に形成されている。ポンプ部3dは、シリコンゴム
等の弾性体3gに形成したノズル数に対応する圧力室3
hと圧電素子3iとを有し、各圧力室3hは対応する吐
出ノズル3fに連通している。そして、圧電素子3iへ
の通電による圧電素子3iを介しての圧力室3hの伸縮
で吐出ノズル3fから液滴が吐出される。また、ポンプ
部3dの基部側は、液体導入部3bを受けるべく方形フ
ランジ状に形成され、このフランジ部3jには、機能液
滴吐出ヘッド3をヘッド保持部材4に固定する小ねじ用
の一対のねじ孔3kが形成されている。
【0006】ところで、上記吐出ノズル3fは微小であ
って目詰まりを生じやすく、機能液滴吐出ヘッド3の製
造後、ヘッド内に保存液を充填して、ヘッド内に空気中
の塵埃等の異物が混入しないようにしている。そして、
従来は、機能液滴吐出ヘッド3をキャリッジ2に搭載し
てヘッドユニット1を組立てた後、描画装置Aにヘッド
ユニット1を投入して上記吸引キャップ106により機
能液滴吐出ヘッド3内の保存液を吸引除去し、その後で
フィルタ材料を供給して描画作業を行うようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く機能液滴吐
出ヘッド3内に保存液を充填しておいても、時間が経つ
と保存液中の不純物が析出して、目詰まりの原因になる
ことがある。ここで、機能液滴吐出ヘッド3内の保存液
を吸引キャップ106により単純に吸引するだけでは、
圧力室3hのコーナ部等に保存液が残留し易く、吐出ノ
ズル3fの目詰まりを確実に防止することはできない。
また、保存液は一般に水溶性であり、機能液の吐出時に
残留保存液により機能液が分離して、吐出不良を生ずる
こともある。本発明は、以上の点に鑑み、機能液滴吐出
ヘッドを確実に洗浄して、その後の目詰まりや機能液の
分離といった不具合を防止できるようにした洗浄方法お
よび洗浄装置、並びにこの洗浄方法や洗浄装置で洗浄し
た機能液滴吐出ヘッドを用いた液晶表示装置の製造方
法、有機EL装置の製造方法、電子放出装置の製造方
法、PDP装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方
法、カラーフィルタの製造方法、有機ELの製造方法、
スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方
法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法を提供す
ることをその課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄方法は、機
能液滴吐出ヘッドの機能液導入口から吐出ノズルに至る
ヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法
であって、純水をヘッド内流路に通水してこれを洗浄す
る純水洗浄工程と、純水洗浄工程の後、アルコールをヘ
ッド内流路に通液してこれを洗浄するアルコール洗浄工
程と、アルコール洗浄工程の後、機能液の溶剤をヘッド
内流路に通液してこれを洗浄する溶剤洗浄工程とを備え
たことを特徴とする。
【0009】この構成によれば、ヘッド内流路の保存液
等が純水洗浄工程でほぼ洗い落とされ、引き続くアルコ
ール洗浄工程と溶剤洗浄工程とでヘッド内流路を完全に
洗浄でき、更に、溶剤洗浄工程を最後に行うことによ
り、その後の機能液の供給吐出時にヘッド内流路で機能
液の顔料と溶剤が分離するといった不具合も生じない。
ここで、純水洗浄工程に続いて溶剤洗浄工程を実行する
と、ヘッド内流路に水が残留し易くなるが、本発明で
は、中間工程として水と溶剤との両方に対し親和性の高
いアルコールによる洗浄を行うため、ヘッド内流路に水
が残留することはなく、最後に残るのは溶剤だけにな
り、機能液の吐出不良を生ずることはない。
【0010】尚、洗浄後のヘッド内流路への異物の混入
を防止するため、ヘッド内流路に溶剤を充填する溶剤充
填工程を実行することが望ましい。この場合、溶剤洗浄
工程の最後に溶剤の通液を停止することで溶剤の充填を
行うようにすれば、溶剤充填工程のための時間を別途確
保せずに済み、作業能率が向上する。
【0011】ところで、純水、アルコール、溶剤といっ
た洗浄液を一定流速の定常流として流すと、ヘッド内流
路の壁面近傍に滞留層が生成され、洗浄効果が低下す
る。これに対し、通液する洗浄液の流速を緩急させれ
ば、上記滞留層の生成が抑制され、洗浄効果が向上す
る。通液する洗浄液に気泡を混入させることによって
も、滞留層の生成を抑制して洗浄効果を向上できる。
【0012】また、ランニングコストの低減を図るに
は、洗浄液の流路を閉回路とし、洗浄液を循環使用する
ことが望ましい。但し、洗浄初期工程では洗浄液が汚れ
易く、洗浄液を循環使用すると、ヘッド内流路の壁面に
汚れが再付着する。そこで、洗浄初期工程たる純水洗浄
工程では純水を循環使用せずに洗浄を行うが、純水は低
コストであって、このようにしてもランニングコストは
さほど増加しない。換言すれば、最初に純水洗浄工程を
行うことにより洗浄効果を向上させつつランニングコス
トの低減を図ることができる。
【0013】上記本発明の洗浄方法の実施に用いる本発
明の洗浄装置は、機能液導入口に接続される導入口接続
アタッチメントと、吐出ノズルに接続されるノズル接続
アタッチメントと、導入口接続アタッチメントおよびノ
ズル接続アタッチメントを介して、ヘッド内流路に純
水、アルコールおよび機能液の溶剤を、個々に通液する
洗浄液供給手段と、洗浄液供給手段を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。そして、制御手段により
洗浄液供給手段を制御して、純水、アルコールおよび溶
剤の順で通液し、純水洗浄工程、アルコール洗浄工程お
よび溶剤洗浄工程を順に実行する。尚、アルコール、溶
剤は引火性があり、安全性を確保するため、制御手段は
洗浄液供給手段を空気圧で制御するように構成すること
が望ましい。
【0014】また、洗浄液供給手段は、流入パイプを介
して導入口接続アタッチメントに接続される純水タン
ク、アルコールタンクおよび溶剤タンクと、流出パイプ
を介してノズル接続アタッチメントに接続される吸引ポ
ンプとを有するものに構成すれば良い。これによれば、
各タンク内の純水やアルコールや溶剤を、流入パイプと
導入口接続アタッチメントと機能液滴吐出ヘッドとノズ
ル接続アタッチメントと流出パイプとを介して吸引ポン
プで吸引し、ヘッド内流路に純水やアルコールや溶剤を
通液できる。
【0015】この場合、流入パイプの上流側で相互に合
流接続する、純水タンクに連通する純水供給パイプ、ア
ルコールタンクに連通するアルコール供給パイプおよび
溶剤タンクに連通する溶剤供給パイプを設け、これら純
水供給パイプ、アルコール供給パイプおよび溶媒供給パ
イプに、前記制御手段により選択制御される流入側開閉
弁をそれぞれ介設すれば、吸引ポンプが単一であって
も、流入側開閉弁を選択的に開弁することにより純水、
アルコールおよび溶剤を個々に通液することができ、構
造の簡素化を図れる。
【0016】また、吸引ポンプの吐出側に、排水系に連
通する純水排水パイプ、アルコールタンクに連通するア
ルコール回収パイプおよび溶剤タンクに連通する溶剤回
収パイプを分岐接続し、これら純水排水パイプ、アルコ
ール回収パイプおよび溶媒回収パイプに、制御手段によ
り選択制御される流出側開閉弁をそれぞれ介設すれば、
これら流出側開閉弁を選択的に開弁することにより、吸
引ポンプで吸引された洗浄後の純水は排水し、洗浄後の
アルコールや溶剤は対応するタンクに回収できる。即
ち、アルコールや溶剤の流路を閉回路化してアルコール
や溶剤を循環使用することができる。尚、純水タンクに
は、純水の供給源に連通する補給水パイプを接続し、排
水で減少する純水を補給できるようにする。
【0017】更に、流入パイプまたは流出パイプには、
通液する純水、アルコールおよび溶剤の流速を緩急させ
る洗浄促進弁を介設することが望ましい。上記の如く吸
引ポンプを用いると、洗浄促進弁を単純な開閉式の弁で
構成しても、閉弁時に吸引ポンプの吸引力により発生す
る負圧の影響で開弁時に流速がピーク的に増加し、流速
に大きな緩急変化を付けられ、洗浄効果が向上する。ま
た、流入パイプにエアーパイプを接続することにより、
通液する純水、アルコールおよび溶剤に気泡を混入し
て、洗浄効果を向上することもできる。この場合、気泡
の混入を制御し得るよう、エアーパイプに気泡混入弁を
介設しておくことが望ましい。
【0018】ところで、キャリッジに複数の機能液滴吐
出ヘッドを搭載したヘッドユニットに適用される洗浄装
置では、導入口接続アタッチメントおよびノズル接続ア
タッチメントを、ヘッドユニットの複数の機能液滴吐出
ヘッドに対応する複数の接続部を備えるものに構成し、
複数の機能液滴吐出ヘッドに対する導入口接続アタッチ
メントやノズル接続アタッチメントの接続作業を纏めて
簡便に行うことができるようにする。この場合、導入口
接続アタッチメントには、該導入口接続アタッチメント
の複数の接続部に個別に連通する複数本の個別流入パイ
プを接続し、ノズル接続アタッチメントには、ノズル接
続アタッチメントの複数の接続部に個別に連通する複数
本の個別流出パイプを接続するが、配管構造をすっきり
させるには、複数本の個別流入パイプに流入側マニホー
ルドを介して流入パイプを接続すると共に、複数本の個
別流出パイプに流出側マニホールドを介して流出パイプ
を接続することが望ましい。
【0019】また、ヘッドユニットに適用される洗浄装
置において、複数の機能液滴吐出ヘッドに共通の洗浄液
流路となる流入パイプや流出パイプに洗浄促進弁を介設
して、純水やアルコールや溶剤といった洗浄液の流速を
緩急させることも可能であるが、これでは機能液滴吐出
ヘッド毎に洗浄液の流速変化にばらつきを生じ易くな
る。そのため、各個別流入パイプまたは各個別流出パイ
プに洗浄促進弁を介設し、各機能液滴吐出ヘッドに通液
する洗浄液の流速を各洗浄促進弁で個別に緩急変化し得
るようにすることが望ましい。同様に、各個別流入パイ
プにエアーパイプを接続し、各エアーパイプに気泡混入
弁を介設することが望ましい。この場合、各個別流入パ
イプおよび/または各個別流出パイプが液流を外部から
視認可能な樹脂チューブで構成されていれば、気泡の混
入具合を目視確認でき、有利である。また、各個別流入
パイプを、流入側マニホールドに接続される上流側部分
と、導入口接続アタッチメントに接続される下流側部分
とに分離し、キャリッジに各個別流入パイプの上流側部
分を各個別流入パイプの下流側部分に接続するワンタッ
チジョイントを搭載しておけば、流入側マニホールドと
導入口接続アタッチメントとの間の配管作業が容易にな
ると共に、描画装置にヘッドユニットを投入したとき
に、描画装置の機能液用配管部材をこのワンタッチジョ
イントを介して導入口接続アタッチメントに接続できる
ため、描画装置にワンタッチジョイントを設ける必要が
なく、コストダウンを図る上で有利である。
【0020】また、洗浄装置に、ノズル接続アタッチメ
ントを支持するアタッチメント支持部材と、機能液滴吐
出ヘッドを搭載したキャリッジをアタッチメント支持部
材で支持されるノズル接続アタッチメントの上に重ねる
ようにして支持するキャリッジ支持部材とを設け、キャ
リッジ支持部材にキャリッジを支持させることで機能液
滴吐出ヘッドの吐出ノズルがノズル接続アタッチメント
に接続されるようにしておけば、機能液滴吐出ヘッドに
対するノズル接続アタッチメントの接続作業を別途行わ
ずに済み、作業能率が向上する。
【0021】上記本発明の洗浄方法や洗浄装置によれ
ば、機能液滴吐出ヘッドを良好に洗浄でき、目詰まり等
による吐出不良を生ずることなく、吐出ノズルから機能
液を確実に精度良く吐出できる。そのため、本発明の洗
浄方法や洗浄装置により洗浄した機能液滴吐出ヘッドを
用いることにより、液晶表示装置、有機EL装置、電子
放出装置、PDP装置、電気泳動表示装置といった種々
の製品を精度良く製造でき、更に、スペーサ形成方法、
金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法
および光拡散体形成方法にも本発明の洗浄方法や洗浄装
置により洗浄した機能液滴吐出ヘッドを用いることがで
きる。
【0022】本発明の液晶表示装置の製造方法は、上記
した本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の
機能液滴吐出ヘッドを用い、カラーフィルタの基板上に
多数のフィルタエレメントを形成する液晶表示装置の製
造方法であって、複数の機能液滴吐出ヘッドに各色のフ
ィルタ材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッドを基板
に対し相対的に走査し、フィルタ材料を選択的に吐出し
て多数のフィルタエレメントを形成することを特徴とす
る。
【0023】本発明の有機EL装置の製造方法は、上記
した本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の
機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上の多数の画素ピクセ
ルにそれぞれEL発光層を形成する有機EL装置の製造
方法であって、複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の発光
材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッドを基板に対し
相対的に走査し、発光材料を選択的に吐出して多数のE
L発光層を形成することを特徴とする。
【0024】本発明の電子放出装置の製造方法は、上記
した本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の
機能液滴吐出ヘッドを用い、電極上に多数の蛍光体を形
成する電子放出装置の製造方法であって、複数の機能液
滴吐出ヘッドに各色の蛍光材料を導入し、複数の機能液
滴吐出ヘッドを電極に対し相対的に走査し、蛍光材料を
選択的に吐出して多数の蛍光体を形成することを特徴と
する。
【0025】本発明のPDP装置の製造方法は、上記し
た本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機
能液滴吐出ヘッドを用い、背面基板上の多数の凹部にそ
れぞれ蛍光体を形成するPDP装置の製造方法であっ
て、複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の蛍光材料を導入
し、複数の機能液滴吐出ヘッドを背面基板に対し相対的
に走査し、蛍光材料を選択的に吐出して多数の蛍光体を
形成することを特徴とする。
【0026】本発明の電気泳動表示装置の製造方法は、
上記した本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複
数の機能液滴吐出ヘッドを用い、電極上の多数の凹部に
泳動体を形成する電気泳動表示装置の製造方法であっ
て、複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の泳動体材料を導
入し、複数の液滴吐出ヘッドを電極に対し相対的に走査
し、泳動体材料を選択的に吐出して多数の泳動体を形成
することを特徴とする。
【0027】本発明のカラーフィルタの製造方法は、上
記した本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数
の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上に多数のフィルタ
エレメントを配列して成るカラーフィルタを製造するカ
ラーフィルタの製造方法であって、複数の機能液滴吐出
ヘッドに各色のフィルタ材料を導入し、複数の機能液滴
吐出ヘッドを基板に対し相対的に走査し、フィルタ材料
を選択的に吐出して多数のフィルタエレメントを形成す
ることを特徴とする。
【0028】またこの場合、多数のフィルタエレメント
およびバンクを被覆するオーバーコート膜が形成されて
おり、フィルタエレメントを形成した後に、複数の液滴
吐出ヘッドに透光性のコーティング材料を導入し、複数
の機能液滴吐出ヘッドを基板に対し相対的に走査し、コ
ーティング材料を選択的に吐出してオーバーコート膜を
形成することが、好ましい。
【0029】本発明の有機ELの製造方法は、上記した
本発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機能
液滴吐出ヘッドを用い、EL発光層を含む多数の複数の
絵素ピクセルを基板上に配列して成る有機ELの製造方
法であって、複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の発光材
料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッドを基板に対し相
対的に走査し、発光材料を選択的に吐出して多数のEL
発光層を形成することを特徴とする。
【0030】またこの場合、多数のEL発光層と基板と
の間には、EL発光層に対応して多数の画素電極が形成
されており、バンクを形成する前に、複数の機能液滴吐
出ヘッドに液状電極材料を導入し、複数の機能液滴吐出
ヘッドを基板に対し相対的に走査し、液状電極材料を選
択的に吐出して多数の画素電極を形成することが、好ま
しい。
【0031】さらにこの場合、多数のEL発光層および
バンクを覆うように対向電極が形成されており、EL発
光層を形成した後に、複数の機能液滴吐出ヘッドに液状
電極材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッドを基板に
対し相対的に走査し、液状電極材料を選択的に吐出して
対向電極を形成することが、好ましい。
【0032】本発明のスペーサ形成方法は、上記した本
発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機能液
滴吐出ヘッドを用い、2枚の基板間に微小なセルギャッ
プを構成すべく多数の粒子状のスペーサを形成するスペ
ーサ形成方法であって、複数の機能液滴吐出ヘッドにス
ペーサを構成する粒子材料を導入し、複数の機能液滴吐
出ヘッドを少なくとも一方の基板に対し相対的に走査
し、粒子材料を選択的に吐出して基板上にスペーサを形
成することを特徴とする。
【0033】本発明の金属配線形成方法は、上記した本
発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機能液
滴吐出ヘッドを用い、基板上に金属配線を形成する金属
配線形成方法であって、複数の機能液滴吐出ヘッドに液
状金属材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッドを基板
に対し相対的に走査し、液状金属材料を選択的に吐出し
て金属配線を形成することを特徴とする。
【0034】本発明のレンズ形成方法は、上記した本発
明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機能液滴
吐出ヘッドを用い、基板上に多数のマイクロレンズを形
成するレンズ形成方法であって、複数の機能液滴吐出ヘ
ッドにレンズ材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッド
を基板に対し相対的に走査し、レンズ材料を選択的に吐
出して多数のマイクロレンズを形成することを特徴とす
る。
【0035】本発明のレジスト形成方法は、上記した本
発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機能液
滴吐出ヘッドを用い、基板上に任意形状のレジストを形
成するレジスト形成方法であって、複数の機能液滴吐出
ヘッドにレジスト材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘ
ッドを基板に対し相対的に走査し、レジスト材料を選択
的に吐出してレジストを形成することを特徴とする。
【0036】本発明の光拡散体形成方法は、上記した本
発明の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した複数の機能液
滴吐出ヘッドを用い、基板上に多数の光拡散体を形成す
る光拡散体形成方法であって、複数の機能液滴吐出ヘッ
ドに光拡散材料を導入し、複数の機能液滴吐出ヘッドを
基板に対し相対的に走査し、光拡散材料を選択的に吐出
して多数の光拡散体を形成することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図3に示したヘ
ッドユニット1のキャリッジ2に搭載されている複数の
機能液滴吐出ヘッド3の洗浄に本発明を適用した実施形
態について説明する。
【0038】図8および図9は、上記機能液滴吐出ヘッ
ド3の洗浄を行う洗浄装置Bの全体構造を示している。
この洗浄装置Bは、図4に示した描画装置Aの近傍に配
置されるもので、架台200とその上方のカバー201
とを備えている。架台200内には、図10および図1
1に示す如く、純水を入れる純水タンク202と、エタ
ノール等のアルコールを入れるアルコールタンク203
と、描画装置Aで機能液滴吐出ヘッド3から吐出させる
機能液の溶剤を入れる溶剤タンク204とが設けられて
いる。そして、図5ないし図7に示した機能液滴吐出ヘ
ッド3の機能液導入口3aから吐出ノズル3fに至るヘ
ッド内流路に、洗浄液たる上記タンク202,203,
204からの純水、アルコール、溶剤を順に通液してヘ
ッド内流路の洗浄を行う。そのために、洗浄装置Bに
は、機能液導入口3aに接続される先に説明した導入口
接続アタッチメント5および吐出ノズル3fに接続され
るノズル接続アタッチメント7(後述する)を介して、
ヘッド内流路に純水、アルコールおよび溶剤を個々に通
液する洗浄液供給手段と、洗浄液供給手段を制御する制
御手段とが設けられている。
【0039】ノズル接続アタッチメント7は、図15に
示す如く、支持板70に、機能液滴吐出ヘッド3に対す
る接続部となるキャップ71を装着して成るもので、機
能液滴吐出ヘッド3がヘッドユニット1に6個宛2列に
配設されているのに合わせて、キャップ71を支持板7
0に6個宛2列に配設している。各キャップ71は、図
16に示す如く、支持板70に対する取付けベース72
と、取付けベース72にばね73で上方に付勢して支持
させたキャップ本体74と、キャップ本体74の上面の
窪み74aの開口部周縁に装着したパッキン75とを備
えており、機能液滴吐出ヘッド3のノズル形成プレート
3eの周辺部にパッキン75が密着する。キャップ本体
74には、窪み74aに連通するエルボ管76が連結さ
れており、ノズル形成プレート3eに形成した多数の吐
出ノズル3fがキャップ本体74を介してエルボ管76
に接続される。尚、本実施形態では、キャップ71を、
描画装置Aに設ける吸引キャップ106の流用品で構成
しているため、窪み74aに多孔質の吸液板77が装着
され、また、窪み74aに連通する大気開放弁78が設
けられているが、これらは必要不可欠ではない。
【0040】前記架台200の上面に装着する天板20
5には、図10に示す如く、比較的短い柱状のアタッチ
メント支持部材206が前後(Y軸方向)に離間して左
右(X軸方向)各一対に立設されると共に、比較的長い
柱状のキャリッジ支持部材207が左右に離間して前後
各3本立設されている。そして、ノズル接続アタッチメ
ント7の支持板70の前後に左右各一対に形成した位置
決め孔70aをアタッチメント支持部材206の上端部
に嵌合させることにより、ノズル接続アタッチメント7
をアタッチメント支持部材206で位置決めして支持
し、また、ヘッドユニット1のキャリッジ2の左右の各
支持部材2a,2aに前後3個形成した位置決め孔2d
をキャリッジ支持部材207の上端部に嵌合させること
により、キャリッジ2、即ち、ヘッドユニット1をキャ
リッジ支持部材207で位置決めして支持し得るように
した。この状態では、ノズル接続アタッチメント7の上
にヘッドユニット1が重なり、上記キャップ本体74が
ばね73の付勢力に抗して押し下げられ、機能液滴吐出
ヘッド3のノズル形成プレート3eの周辺部にキャップ
本体74がパッキン75を介して密着する。尚、機能液
滴吐出ヘッド3とキャップ71との接続をより確実にす
るため、キャリッジ2をキャリッジ支持部材207の上
端に螺合するねじ207aで上方から押さえるようにし
ている。
【0041】洗浄液供給手段の回路構成は図17に示す
通りであり、導入口接続アタッチメント5に接続される
流入パイプ208の上流側に、純水タンク202に連通
する純水供給パイプ202aと、アルコールタンク20
3に連通するアルコール供給パイプ203aと、溶剤タ
ンク204に連通する溶剤供給パイプ204aとがマニ
ホールド209を介して合流接続されている。そして、
純水供給パイプ202a、アルコール供給パイプ203
aおよび溶剤供給パイプ204aに、それぞれ流入側開
閉弁210,211,212を介設している。尚、流入
パイプ208には、液圧センサ213とその近傍の第1
大気開放弁214とが接続され、更に、マニホールド2
09を介して第2大気開放弁215が接続されている。
【0042】導入口接続アタッチメント5には、その複
数の配管アダプタ5cに個別に連通する複数本の個別流
入パイプ216が接続されており、これら複数本の個別
流入パイプ216に流入側マニホールド217を介して
前記流入パイプ208が接続されている。尚、導入口接
続アタッチメント5は左右一対に設けられているため、
流入側マニホールド217も左右一対に設け、流入パイ
プ208をその下流側のマニホールド218で2つのパ
イプ208a,208bに分岐して、一方のパイプ20
8aを一方の流入側マニホールド217、他方のパイプ
208bを他方の流入側マニホールド217に接続して
いる。また、各1個の機能液滴吐出ヘッド3に各2個の
配管アダプタ5c,5cが接続されるため、各1本の個
別流入パイプ216をY字継ぎ手(図示せず)を介して
各2個の配管アダプタ5c,5cに接続している。
【0043】また、各個別流入パイプ216には、洗浄
液たる純水、アルコールおよび溶剤の流速を緩急させる
開閉式の洗浄促進弁219が介設されている。更に、各
個別流入パイプ216に流入側マニホールド217を介
してエアーパイプ220を接続し、純水、アルコールお
よび溶剤に気泡を混入し得るようにしている。各エアー
パイプ220には、開閉式の気泡混入弁221と、手動
で操作する流量調整弁222とが介設されている。尚、
エアーパイプ220は、エアー源223に接続される左
右一対のエアーマニホールド224,224から複数本
宛分岐されており、左方のエアーマニホールド224か
ら分岐したエアーパイプ220を左方の流入側マニホー
ルド217に接続し、右方のエアーマニホールド224
から分岐したエアーパイプ220を右方の流入側マニホ
ールド217に接続している。また、個別流入パイプ2
16は、洗浄促進弁219を介設した上流側部分と、配
管アダプタ5cに接続される下流側部分とに分断されて
おり、下流側部分を上流側部分にワンタッチジョイント
216aを介して着脱自在に接続している。そして、洗
浄後は下流側部分を配管アダプタ5cに接続したまま上
流側部分から切り離し、描画装置Aにヘッドユニット1
を投入したとき、描画装置Aの機能液供給用の配管部材
に下流側部分を同様のワンタッチジョイントを介して簡
便に接続できるようにしている。
【0044】洗浄装置Bには、更に、吸引ポンプ225
が設けられており、この吸引ポンプ225をノズル接続
アタッチメント7に流出パイプ226を介して接続して
いる。吸引ポンプ225は単一であって、その吐出側に
は、排水系に連通する純水排水パイプ227、アルコー
ルタンク203に連通するアルコール回収パイプ203
bおよび溶剤タンク204に連通する溶剤回収パイプ2
04bが分岐接続されている。そして、純水排水パイプ
227、アルコール回収パイプ203bおよび溶剤回収
パイプ204bに、それぞれ流出側開閉弁228,22
9,230を介設し、更に、アルコール回収パイプ20
3bと溶剤回収パイプ204bとに、それぞれ再生フィ
ルタ231,232を介設している。また、純水タンク
202には、純水の供給源233に連通する補給水パイ
プ202bが接続されており、この補給水パイプ202
bに介設した開閉弁234により純水タンク202に純
水を補給できるようにしている。尚、本実施形態では、
純水排水パイプ227の分岐部の下流側に純水とそれ以
外の洗浄液との切り換えのための開閉弁235を設け、
その下流側でアルコール回収パイプ203bと溶剤回収
パイプ204bとを分岐している。
【0045】前記ノズル接続アタッチメント7には,そ
の複数のキャップ71に個別に連通する複数本の個別流
出パイプ236が接続されており、これら複数本の個別
流出パイプ236に流出側マニホールド237を介して
前記流出パイプ226が接続されている。尚、ノズル接
続アタッチメント7の複数のキャップ71は左右2列に
分設されているため、流出側マニホールド237も左右
一対に設けており、左右の流出側マニホールド237,
237からのパイプ237a,237aを中継マニホー
ルド238を介して流出パイプ226に合流接続してい
る。また、個別流出パイプ236は、一端がノズル接続
アタッチメント7の各キャップ71のエルボ管76に接
続され、他端が流出側マニホールド237にワンタッチ
ジョイント236aを介して着脱自在に接続されてい
る。
【0046】上記吸引ポンプ225は、空気圧で駆動さ
れるダイヤフラム式ポンプで構成され、また、流量調整
弁222を除く上記各弁210,211,212,21
4,215,219,221,228,229,23
0,234,235は全て空気圧で開閉制御されるよう
になっている。制御手段は、図示しないが、これら吸引
ポンプ225と弁210,211,212,214,2
15,219,221,228,229,230,23
4,235とを空気圧で制御するように構成されてい
る。このような空気圧制御方式を採用したことにより、
洗浄液としてアルコールや溶剤といった引火性のあるも
のを用いても、安全性である。
【0047】ここで、吸引ポンプ225、流出側開閉弁
228,229,230および洗浄液切換用の開閉弁2
35は、図8、図10および図11に示す如く、架台2
00の上部の天板205で覆われる部分に配置されてい
る。架台200の上部には、更に、左右一対のエアーマ
ニホールド224,224が天板205を通してその上
方に露出するように配置されている。
【0048】図12ないし図14を参照して、流入側開
閉弁210,211,212、第2大気開放弁215、
マニホールド209,218および中継マニホールド2
38は、架台200の天板205上に、ヘッドユニット
1のセット場所よりも後方に位置するように配置され、
また、流入側マニホールド217、洗浄促進弁219、
気泡混入弁221、流量調整弁222、流出側マニホー
ルド237およびワンタッチジョイント216a,23
6aは、天板205上のヘッドユニット1のセット場所
の左右両側に配置されている。更に、ヘッドユニット1
のセット場所の左右両側には、導入口接続アタッチメン
ト5を載置可能な支持板239が設けられている。ここ
で、ワンタッチジョイント216aは比較的上方位置に
配置されており、ワンタッチジョイント216aと導入
口接続アタッチメント5の配管アダプタ5cとの間の配
管に用いる個別流入パイプ216は他の物に邪魔されず
に目視できる。そこで、液流を外部から視認可能な樹脂
チューブで個別流入パイプ216を構成し、洗浄時に洗
浄液の通液具合を目視確認できるようにしている。尚、
個別流出パイプ236が見やすい場所に配置されている
場合には、個別流出パイプ236を上記樹脂チューブで
構成しても良い。また、本実施形態では、各個別流入パ
イプ216に洗浄促進弁219を介設したが、各個別流
出パイプ236に洗浄促進弁219を介設しても良い。
【0049】架台200上には、図8に示す如く、アル
コールや溶剤の漏れによる引火性ガスの発生に備えてガ
ス検知器240が設けられている。また、液圧センサ2
13と第1大気開放弁214はカバー201上に設けら
れている。カバー201上には、更に、排気ダクト取付
け口241と、排気圧確認用差圧ゲージ242と、排気
圧確認用差圧スイッチ243とが設けられている。
【0050】上記洗浄装置Bによる洗浄に際しては、先
ず、支持板239に導入口接続アタッチメント5を載置
した状態で、予め導入口接続アタッチメント5の各配管
アダプタ5cに接続されている各個別流入パイプ216
の下流側部分をその上流側部分に各ワンタッチジョイン
ト216aを介して接続する。次に、キャリッジ2に複
数の機能液滴吐出ヘッド3を装着して組み立てたヘッド
ユニット1を、キャリッジ支持部材207でキャリッジ
2が支持されるように洗浄装置Bにセットし、キャリッ
ジ2をねじ207aでキャリッジ支持部材207上に固
定する。これによれば、アタッチメント支持部材206
で支持されているノズル接続アタッチメント7の各キャ
ップ71に各機能液滴吐出ヘッド3の吐出ノズル3fが
接続される。その後、導入口接続アタッチメント5をキ
ャリッジ2に装着して、各配管アダプタ5cを各機能液
滴吐出ヘッド3の機能液導入口3aに接続する。
【0051】次に、純水用の流入側開閉弁210を開弁
させた状態で吸引ポンプ225を駆動し、このときの流
入パイプ208の液圧変化を液圧センサ213で検出し
て、キャップ71と機能液滴吐出ヘッドとの接続の良否
を確認する。確認後は、一旦純水用の流入側開閉弁21
0を閉弁すると共に、第1大気開放弁214と純水用の
流出側開閉弁228とを開弁し、流入パイプ208から
各機能液滴吐出ヘッド3を介して流出パイプ226に至
る洗浄経路内の液体を純水排水パイプ227を介して排
出する。
【0052】次に、純水用の流出側開閉弁228を開弁
したまま、第1大気開放弁214を閉弁すると共に純水
用の流入側開閉弁210を再度開弁する。これによれ
ば、純水タンク202内の純水が洗浄経路を介して吸引
ポンプ225に吸引され、純水排水パイプ227を介し
て排水系に排出される。このようにして、各機能液滴吐
出ヘッド3の機能液導入口3aから吐出ノズル3fに至
るノズル内流路を純水で洗浄する純水洗浄工程を行う。
尚、純水洗浄工程では、開閉弁234を適宜開弁して、
純水タンク202に純水を補給する。
【0053】純水洗浄工程の終了時は、純水用の流出側
開閉弁228を開弁したまま、純水用の流入側開閉弁2
10を閉弁すると共に第2大気開放弁215を開弁し、
洗浄経路内の液体を純水排水パイプ227を介して排出
する。次に、純水用の流出側開閉弁228と第2大気開
放弁215とを閉弁した後、アルコール用の流入側およ
び流出側開閉弁211,229と洗浄液切換用の開閉弁
235とを開弁する。これによれば、アルコールタンク
203内のアルコールが洗浄経路を介して吸引ポンプ2
25に吸引され、吸引ポンプ225から再生フィルタ2
31を介してアルコールタンク203に戻される。この
ようにして、各機能液滴吐出ヘッド3の機能液導入口3
aから吐出ノズル3fに至るノズル内流路をアルコール
で洗浄するアルコール洗浄工程を行う。尚、アルコール
洗浄工程では、アルコールの流路がアルコールタンク2
03から出てアルコールタンク203に戻る閉回路にな
り、アルコールが循環使用される。
【0054】アルコール洗浄工程の終了時は、アルコー
ル用の流出側開閉弁229と洗浄液切換用の開閉弁23
5とを開弁したまま、アルコール用の流入側開閉弁21
1を閉弁すると共に第2大気開放弁215を開弁し、洗
浄経路内の液体をアルコールタンク203に戻す。次
に、アルコール用の流出側開閉弁228と第2大気開放
弁215とを閉弁した後、溶剤用の流入側および流出側
開閉弁212,230を開弁する。これによれば、溶剤
タンク204内の溶剤が洗浄経路を介して吸引ポンプ2
25に吸引され、吸引ポンプ225から再生フィルタ2
32を介して溶剤タンク204に戻される。このように
して、各機能液滴吐出ヘッド3の機能液導入口3aから
吐出ノズル3fに至るノズル内流路を溶剤で洗浄する溶
剤洗浄工程を行う。尚、溶剤洗浄工程では、溶剤の流路
が溶剤タンク204から出て溶剤タンク204に戻る閉
回路になり、溶剤が循環使用される。
【0055】溶剤洗浄工程の終了時は、溶剤用の流入側
および流出側開閉弁212,230と洗浄液切換用の開
閉弁235とを閉弁し、且つ、吸引ポンプ225を停止
する。これによれば、各機能液滴吐出ヘッド3の機能液
導入口3aから吐出ノズル3fに至るノズル内流路に溶
剤が充填された状態で溶剤の通液が停止される。従っ
て、その後各個別流入パイプ216をワンタッチジョイ
ント216aから離脱させて、ヘッドユニット1を洗浄
装置Bから取り出しても、ノズル内流路には溶剤が充填
されたままになり、ノズル内流路への異物の混入等によ
る吐出ノズル3fの目詰まりを確実に防止できる。尚、
ノズル内流路に充填した溶剤は、ヘッドユニット1を描
画装置Aに投入した後、描画作業を開始する前に吸引キ
ャップ106で吸引除去する。
【0056】ここで、ヘッドユニット1の組立工程でキ
ャリッジ2に搭載する新品の機能液滴吐出ヘッド3には
保存液が充填されているが、この保存液は一般に水に溶
けやすく、上記純水洗浄工程で保存液を効率良く洗い流
すことができる。そして、上記アルコール洗浄工程と溶
剤洗浄工程とにより機能液滴吐出ヘッド3内の微小な異
物も完全に洗い落とすことができる。また、最初に純水
洗浄工程を行うため、その後の洗浄工程では洗浄液があ
まり汚れず、アルコールと溶剤の循環使用によるランニ
ングコストの低減が可能になる。更に、中間工程として
水と溶剤との両方に対し親和性の高いアルコールによる
洗浄を行うため、ヘッド内流路に水が残留することはな
く、描画装置Aで使用する際に、残留水により機能液の
分離を生ずるようなことはない。
【0057】また、本実施形態では、純水、アルコー
ル、溶剤から成る各洗浄液による洗浄工程において、洗
浄液を一定の流速で所定時間(例えば60秒)通液した
後、気泡混入弁221を開閉して洗浄液に気泡を混入さ
せ、次に、洗浄促進弁219を開閉して洗浄液の流速を
緩急させるようにした。気泡を混入させると、洗浄液が
断続的な流れになり、ノズル内流路の内壁面近傍に生じ
やすい滞留層の生成が抑制されて、内壁面の洗浄効果が
向上する。気泡混入弁221の開閉は、例えば、開弁時
間を1秒、閉弁時間を15秒として5回行う。また、洗
浄促進弁219を開閉すると、閉弁時に吸引ポンプ22
5の吸引力により発生する負圧の影響で開弁時に流速が
ピーク的に増加し、流速に大きな緩急変化を生ずる。そ
して、流速の緩急変化により滞留層の生成が抑制され、
洗浄効果が向上する。洗浄促進弁219の開閉は、例え
ば、開弁時間を1秒、閉弁時間を1秒として15回行
う。好ましくは、一定流速での通液と気泡を混入させる
通液と流速を緩急させる通液とを1サイクルとして、こ
れを2サイクル以上行う。
【0058】尚、上記実施形態では、個別流入パイプ2
16の上流側部分と下流側部分とを接続するワンタッチ
ジョイント216aを洗浄装置Bに設けたが、図18
(a)(b)(c)に示す如く、ヘッドユニット1のキ
ャリッジ2に個別流入パイプ216用のワンタッチジョ
イント8を搭載しても良い。このワンタッチジョイント
8は、キャリッジ2のY軸方向一端部(ハンドル2b側
の端部)にブラケット80を介して取り付けられてい
る。図19(a)(b)に明示されているように、ワン
タッチジョイント8は、ブラケット80にねじ止めされ
るX軸方向に長手のプレート81を備えており、このプ
レート81に、上下2列で計12個のソケット82を嵌
合固定し、各ソケット82に、導入口接続アタッチメン
ト5の各配管アダプタ5cに接続される各個別流入パイ
プ216の下流側部分を管継手83を介して接続するよ
うに構成されている。尚、配管アダプタ5cは各1個の
機能液滴吐出ヘッド3に対し2個宛設けられているた
め、各個別流入パイプ216をY字継ぎ手(図示せず)
を介して2個の配管アダプタ5cに接続する。各ソケッ
ト82には、プラグ84が着脱自在に嵌合しており、各
プラグ84に上記各洗浄促進弁219に連通する各個別
流入パイプ216の上流側部分をエルボ管85を介して
接続しておく。かくて、各ソケット82に各プラグ84
を着脱するだけで、各個別流入パイプ216の下流側部
分にその上流側部分を接続、分離できる。そして、描画
装置Aの機能液用の配管部材に上記と同様のプラグを取
り付けておくことにより、機能液用の配管部材を上記ワ
ンタッチジョイント8を介して配管アダプタ5cに接続
することができる。そのため、描画装置Aに別途ワンタ
ッチジョイントを設ける必要がなく、コストダウンを図
れる。尚、上記プラグ84は、プレート81に両端のね
じ86で着脱自在に取り付けられる押えバー87により
抜け止めされている。また、図1ないし図3に示すもの
では、プレート5bに複数の配管アダプタ5cを固定
し、プレート5bをキャリッジ2上のスペーサ5aにね
じ5f止めすることで、各配管アダプタ5cを各機能液
滴吐出ヘッド3に接続するようにしたが、図18に示す
ものでは、プレート5bを省略して、各機能液滴吐出ヘ
ッド3に各配管アダプタ5cを個別に接続している。
【0059】ところで、上記洗浄装置Bにより上記の如
く洗浄を行うと、機能液滴吐出ヘッド3は良好に洗浄さ
れ、目詰まり等による吐出不良を生ずることなく、吐出
ノズル3fから機能液を確実に精度良く吐出できる。そ
のため、上記の如く洗浄した機能液滴吐出ヘッド3を用
いることにより、液晶表示装置、有機EL装置、電子放
出装置、PDP装置、電気泳動表示装置といった種々の
製品を精度良く製造できる。以下、上記の如く洗浄した
機能液滴吐出ヘッド3(ヘッドユニット1)を用いた製
造方法を、液晶表示装置の製造方法および有機EL装置
の製造方法を例に、説明する。
【0060】図20は、液晶表示装置のカラーフィルタ
の部分拡大図である。図20(a)は平面図であり、図
20(b)は図20(a)のB−B´線断面図である。
断面図各部のハッチングは一部省略している。
【0061】図20(a)に示されるように、カラーフ
ィルタ400は、マトリクス状に並んだ画素(フィルタ
エレメント)412を備え、画素と画素の境目は、仕切
り413によって区切られている。画素412の1つ1
つには、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかのイ
ンク(フィルタ材料)が導入されている。この例では
赤、緑、青の配置をいわゆるモザイク配列としたが、ス
トライプ配列、デルタ配列など、その他の配置でも構わ
ない。
【0062】図20(b)に示されるように、カラーフ
ィルタ400は、透光性の基板411と、遮光性の仕切
り413とを備えている。仕切り413が形成されてい
ない(除去された)部分は、上記画素412を構成す
る。この画素412に導入された各色のインクは着色層
421を構成する。仕切り413及び着色層421の上
面には、オーバーコート層422及び電極層423が形
成されている。
【0063】図21は、本発明の実施形態によるカラー
フィルタの製造方法を説明する製造工程断面図である。
断面図各部のハッチングは一部省略している。
【0064】膜厚0.7mm、たて38cm、横30c
mの無アルカリガラスからなる透明基板411の表面
を、熱濃硫酸に過酸化水素水を1重量%添加した洗浄液
で洗浄し、純水でリンスした後、エア乾燥を行って清浄
表面を得る。この表面に、スパッタ法によりクロム膜を
平均0.2μmの膜厚で形成し、金属層414´を得る
(図21:S1)。
【0065】この基板をホットプレート上で、80℃で
5分間乾燥させた後、金属層414´の表面に、スピン
コートによりフォトレジスト層(図示せず)を形成す
る。この基板表面に、所要のマトリクスパターン形状を
描画したマスクフィルムを密着させ、紫外線で露光をお
こなう。次に、これを、水酸化カリウムを8重量%の割
合で含むアルカリ現像液に浸漬して、未露光の部分のフ
ォトレジストを除去し、レジスト層をパターニングす
る。続いて、露出した金属層を、塩酸を主成分とするエ
ッチング液でエッチング除去する。このようにして所定
のマトリクスパターンを有する遮光層(ブラックマトリ
クス)414を得ることができる(図21:S2)。遮
光層414の膜厚は、およそ0.2μmである。また、
遮光層414の幅は、およそ22μmである。
【0066】この基板上に、さらにネガ型の透明アクリ
ル系の感光性樹脂組成物415´をやはりスピンコート
法で塗布する(図21:S3)。これを100℃で20
分間プレベークした後、所定のマトリクスパターン形状
を描画したマスクフィルムを用いて紫外線露光を行な
う。未露光部分の樹脂を、やはりアルカリ性の現像液で
現像し、純水でリンスした後スピン乾燥する。最終乾燥
としてのアフターベークを200℃で30分間行い、樹
脂部を十分硬化させることにより、バンク層415が形
成され、遮光層414及びバンク層415からなる仕切
り413が形成される(図21:S4)。このバンク層
415の膜厚は、平均で2.7μmである。また、バン
ク層415の幅は、およそ14μmである。
【0067】得られた遮光層414およびバンク層41
5で区画された着色層形成領域(特にガラス基板411
の露出面)のインク濡れ性を改善するため、ドライエッ
チング、すなわちプラズマ処理を行なう。具体的には、
ヘリウムに酸素を20%加えた混合ガスに高電圧を印加
し、プラズマ雰囲気でエッチングスポットに形成し、基
板を、このエッチングスポット下を通過させてエッチン
グする。
【0068】次に、描画装置Aに投入した洗浄済みのヘ
ッドユニット1を用い、仕切り413で区切られて形成
された画素412内に、上記R(赤)、G(緑)、B
(青)の各インクをインクジェット方式により導入する
(図21:S5)。この際、機能液滴吐出ヘッド3から
微小インク滴を着色層形成領域毎に10滴、選択的に飛
ばす。駆動周波数は14.4kHz、すなわち、各イン
ク滴の吐出間隔は69.5μ秒に設定する。ヘッドとタ
ーゲットとの距離は、0.3mmに設定する。ヘッドよ
りターゲットである着色層形成領域への飛翔速度、飛行
曲がり、サテライトと称される分裂迷走滴の発生防止の
ためには、インクの物性はもとよりヘッドの圧電素子を
駆動する波形(電圧を含む)が重要である。従って、あ
らかじめ条件設定された波形をプログラムして、インク
滴を赤、緑、青の3色を同時に塗布して所定の配色パタ
ーンにインクを塗布する。
【0069】インク(フィルタ材料)としては、例えば
ポリウレタン樹脂オリゴマーに無機顔料を分散させた
後、低沸点溶剤としてシクロヘキサノンおよび酢酸ブチ
ルを、高沸点溶剤としてブチルカルビトールアセテート
を加え、さらに非イオン系界面活性剤0.01重量%を
分散剤として添加し、粘度6〜8センチポアズとしたも
のを用いる。
【0070】次に、塗布したインクを乾燥させる。ま
ず、自然雰囲気中で3時間放置してインク層416のセ
ッティングを行った後、80℃のホットプレート上で4
0分間加熱し、最後にオーブン中で200℃で30分間
加熱してインク層416の硬化処理を行って、着色層4
21が得られる(図21:S6)。
【0071】上記基板に、透明アクリル樹脂塗料をスピ
ンコートして平滑面を有するオーバーコート層422を
形成する。さらに、この上面にITO(Indium Tin Oxi
de)からなる電極層423を所要パターンで形成して、
カラーフィルタ400とする(図21:S7)。
【0072】図22は、上記の如く製造されるカラーフ
ィルタ400を使用した電気光学装置(フラットディス
プレイ)の一例であるカラー液晶表示装置の断面図であ
る。断面図各部のハッチングは一部省略している。
【0073】このカラー液晶表示装置450は、カラー
フィルタ400と対向基板466とを組み合わせ、両者
の間に液晶組成物465を封入することにより製造され
る。液晶表示装置450の一方の基板466の内側の面
には、TFT(薄膜トランジスタ)素子(図示せず)と
画素電極463とがマトリクス状に形成されている。ま
た、もう一方の基板として、画素電極463に対向する
位置に赤、緑、青の着色層421が配列するようにカラ
ーフィルタ400が設置されている。
【0074】基板466とカラーフィルタ400の対向
するそれぞれの面には、配向膜461、464が形成さ
れている。これらの配向膜461、464はラビング処
理されており、液晶分子を一定方向に配列させることが
できる。また、基板466およびカラーフィルタ400
の外側の面には、偏光板462、467がそれぞれ接着
されている。また、バックライトとしては蛍光燈(図示
せず)と散乱板の組合わせが一般的に用いられており、
液晶組成物465をバックライト光の透過率を変化させ
る光シャッターとして機能させることにより表示を行
う。
【0075】なお、電気光学装置は、本発明では上記の
カラー液晶表示装置に限定されず、例えば薄型のブラウ
ン管、あるいは液晶シャッター等を用いた小型テレビ、
EL表示装置、プラズマディスプレイ、CRTディスプ
レイ、FED(Field Emission Display)パネル等の種
々の電気光学手段を用いることができる。
【0076】次に、図23ないし図35を参照して、有
機EL装置の有機EL(表示装置)とその製造方法を説
明する。
【0077】図23ないし図35は、有機EL素子を含
む有機EL装置の製造プロセスと共にその構造を表して
いる。この製造プロセスは、バンク部形成工程と、プラ
ズマ処理工程と、正孔注入/輸送層形成工程及び発光層
形成工程からなる発光素子形成工程と、対向電極形成工
程と、封止工程とを具備して構成されている。
【0078】バンク部形成工程では、基板501に予め
形成した回路素子部502上及び電極511(画素電極
ともいう)上の所定の位置に、無機物バンク層512a
と有機物バンク層512bを積層することにより、開口
部512gを有するバンク部512を形成する。このよ
うに、バンク部形成工程には、電極511の一部に、無
機物バンク層512aを形成する工程と、無機物バンク
層の上に有機物バンク層512bを形成する工程が含ま
れる。
【0079】まず無機物バンク層512aを形成する工
程では、図23に示すように、回路素子部502の第2
層間絶縁膜544b上及び画素電極511上に、無機物
バンク層512aを形成する。無機物バンク層512a
を、例えばCVD法、コート法、スパッタ法、蒸着法等
によって層間絶縁層514及び画素電極511の全面に
SiO2、TiO2等の無機物膜を形成する。
【0080】次にこの無機物膜をエッチング等によりパ
ターニングして、電極511の電極面511aの形成位
置に対応する下部開口部512cを設ける。このとき、
無機物バンク層512aを電極511の周縁部と重なる
ように形成しておく必要がある。このように、電極51
1の周縁部(一部)と無機物バンク層512aとが重な
るように無機物バンク層512aを形成することによ
り、発光層510の発光領域を制御することができる。
【0081】次に有機物バンク層512bを形成する工
程では、図24に示すように、無機物バンク層512a
上に有機物バンク層512bを形成する。有機物バンク
層512bをフォトリソグラフィ技術等によりエッチン
グして、有機物バンク層512bの上部開口部512d
を形成する。上部開口部512dは、電極面511a及
び下部開口部512cに対応する位置に設けられる。
【0082】上部開口部512dは、図24に示すよう
に、下部開口部512cより広く、電極面511aより
狭く形成することが好ましい。これにより、無機物バン
ク層512aの下部開口部512cを囲む第1積層部5
12eが、有機物バンク層512bよりも電極511の
中央側に延出された形になる。このようにして、上部開
口部512d、下部開口部512cを連通させることに
より、無機物バンク層512a及び有機物バンク層51
2bを貫通する開口部512gが形成される。
【0083】次にプラズマ処理工程では、バンク部51
2の表面と画素電極の表面511aに、親インク性を示
す領域と、撥インク性を示す領域を形成する。このプラ
ズマ処理工程は、予備加熱工程と、バンク部512の上
面(512f)及び開口部512gの壁面並びに画素電
極511の電極面511aを親インク性を有するように
加工する親インク化工程と、有機物バンク層512bの
上面512f及び上部開口部512dの壁面を、撥イン
ク性を有するように加工する撥インク化工程と、冷却工
程とに大別される。
【0084】まず、予備加熱工程では、バンク部512
を含む基板501を所定の温度まで加熱する。加熱は、
例えば基板501を載せるステージにヒータを取り付
け、このヒータで当該ステージごと基板501を加熱す
ることにより行う。具体的には、基板501の予備加熱
温度を、例えば70〜80℃の範囲とすることが好まし
い。
【0085】つぎに、親インク化工程では、大気雰囲気
中で酸素を処理ガスとするプラズマ処理(O2プラズマ
処理)を行う。このO2プラズマ処理により、図25に
示すように、画素電極511の電極面511a、無機物
バンク層512aの第1積層部512e及び有機物バン
ク層512bの上部開口部512dの壁面ならびに上面
512fが親インク処理される。この親インク処理によ
り、これらの各面に水酸基が導入されて親インク性が付
与される。図25では、親インク処理された部分を一点
鎖線で示している。
【0086】つぎに、撥インク化工程では、大気雰囲気
中で4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理(C
4プラズマ処理)を行う。CF4プラズマ処理により、
図26に示すように、上部開口部512d壁面及び有機
物バンク層の上面512fが撥インク処理される。この
撥インク処理により、これらの各面にフッ素基が導入さ
れて撥インク性が付与される。図26では、撥インク性
を示す領域を二点鎖線で示している。
【0087】次に、冷却工程では、プラズマ処理のため
に加熱された基板501を室温、またはインクジェット
工程(液滴吐出工程)の管理温度まで冷却する。プラズ
マ処理後の基板501を室温、または所定の温度(例え
ばインクジェット工程を行う管理温度)まで冷却するこ
とにより、次の正孔注入/輸送層形成工程を一定の温度
で行うことができる。
【0088】次に発光素子形成工程では、画素電極51
1上に正孔注入/輸送層及び発光層を形成することによ
り発光素子を形成する。発光素子形成工程には、4つの
工程が含まれる。即ち、正孔注入/輸送層を形成するた
めの第1組成物を各前記画素電極上に吐出する第1液滴
吐出工程と、吐出された前記第1組成物を乾燥させて前
記画素電極上に正孔注入/輸送層を形成する正孔注入/
輸送層形成工程と、発光層を形成するための第2組成物
を前記正孔注入/輸送層の上に吐出する第2液滴吐出工
程と、吐出された前記第2組成物を乾燥させて前記正孔
注入/輸送層上に発光層を形成する発光層形成工程とが
含まれる。
【0089】まず、第1液滴吐出工程では、インクジェ
ット法(液滴吐出法)により、正孔注入/輸送層形成材
料を含む第1組成物を電極面511a上に吐出する。な
お、この第1液滴吐出工程以降は、水、酸素の無い窒素
雰囲気、アルゴン雰囲気等の不活性ガス雰囲気で行うこ
とが好ましい。(なお、画素電極上にのみ正孔注入/輸
送層を形成する場合は、有機物バンク層に隣接して形成
される正孔注入/輸送層は形成されない)
【0090】図27に示すように、インクジェットヘッ
ド(機能液滴吐出ヘッド)Hに正孔注入/輸送層形成材
料を含む第1組成物を充填し、インクジェットヘッドH
の吐出ノズルを下部開口部512c内に位置する電極面
511aに対向させ、インクジェットヘッドHと基板5
01とを相対移動させながら、吐出ノズルから1滴当た
りの液量が制御された第1組成物滴510cを電極面5
11a上に吐出する。
【0091】ここで用いる第1組成物としては、例え
ば、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)等のポリ
チオフェン誘導体とポリスチレンスルホン酸(PSS)等の
混合物を、極性溶媒に溶解させた組成物を用いることが
できる。極性溶媒としては、例えば、イソプロピルアル
コール(IPA)、ノルマルブタノール、γ−ブチロラクト
ン、N−メチルピロリドン(NMP)、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン(DMI)及びその誘導体、カルビト
−ルアセテート、ブチルカルビト−ルアセテート等のグ
リコールエーテル類等を挙げることができる。なお、正
孔注入/輸送層形成材料は、R・G・Bの各発光層51
0bに対して同じ材料を用いても良く、発光層毎に変え
ても良い。
【0092】図27に示すように、吐出された第1組成
物滴510cは、親インク処理された電極面511a及
び第1積層部512e上に広がり、下部、上部開口部5
12c、512d内に満たされる。電極面511a上に
吐出する第1組成物量は、下部、上部開口部512c、
512dの大きさ、形成しようとする正孔注入/輸送層
の厚さ、第1組成物中の正孔注入/輸送層形成材料の濃
度等により決定される。また、第1組成物滴510cは
1回のみならず、数回に分けて同一の電極面511a上
に吐出しても良い。
【0093】次に正孔注入/輸送層形成工程では、図2
8に示すように、吐出後の第1組成物を乾燥処理及び熱
処理して第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させるこ
とにより、電極面511a上に正孔注入/輸送層510
aを形成する。乾燥処理を行うと、第1組成物滴510
cに含まれる極性溶媒の蒸発が、主に無機物バンク層5
12a及び有機物バンク層512bに近いところで起
き、極性溶媒の蒸発に併せて正孔注入/輸送層形成材料
が濃縮されて析出する。
【0094】これにより図28に示すように、乾燥処理
によって電極面511a上でも極性溶媒の蒸発が起き、
これにより電極面511a上に正孔注入/輸送層形成材
料からなる平坦部510aが形成される。電極面511
a上では極性溶媒の蒸発速度がほぼ均一であるため、正
孔注入/輸送層の形成材料が電極面511a上で均一に
濃縮され、これにより均一な厚さの平坦部510aが形
成される。
【0095】次に第2液滴吐出工程では、インクジェッ
ト法(液滴吐出法)により、発光層形成材料を含む第2
組成物を正孔注入/輸送層510a上に吐出する。この
第2液滴吐出工程では、正孔注入/輸送層510aの再
溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組
成物の溶媒として、正孔注入/輸送層510aに対して
不溶な非極性溶媒を用いる。
【0096】しかしその一方で正孔注入/輸送層510
aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶
媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層510a上に吐
出しても、正孔注入/輸送層510aと発光層510b
とを密着させることができなくなるか、あるいは発光層
510bを均一に塗布できないおそれがある。そこで、
非極性溶媒ならびに発光層形成材料に対する正孔注入/
輸送層510aの表面の親和性を高めるために、発光層
を形成する前に表面改質工程を行うことが好ましい。
【0097】そこでまず、表面改質工程について説明す
る。表面改質工程は、発光層形成の際に用いる第1組成
物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒であ
る表面改質用溶媒を、インクジェット法(液滴吐出
法)、スピンコート法またはディップ法により正孔注入
/輸送層510a上に塗布した後に乾燥することにより
行う。
【0098】例えば、インクジェット法による塗布は、
図29に示すように、インクジェットヘッドHに、表面
改質用溶媒を充填し、インクジェットヘッドHの吐出ノ
ズルを基板(すなわち、正孔注入/輸送層510aが形
成された基板)に対向させ、インクジェットヘッドHと
基板501とを相対移動させながら、吐出ノズルHから
表面改質用溶媒510dを正孔注入/輸送層510a上
に吐出することにより行う。そして、図30に示すよう
に、表面改質用溶媒510dを乾燥させる。
【0099】次に第2液滴吐出工程では、インクジェッ
ト法(液滴吐出法)により、発光層形成材料を含む第2
組成物を正孔注入/輸送層510a上に吐出する。図3
1に示すように、インクジェットヘッドHに、青色
(B)発光層形成材料を含有する第2組成物を充填し、
インクジェットヘッドHの吐出ノズルを下部、上部開口
部512c、512d内に位置する正孔注入/輸送層5
10aに対向させ、インクジェットヘッドHと基板50
1とを相対移動させながら、吐出ノズルから1滴当たり
の液量が制御された第2組成物滴510eとして吐出
し、この第2組成物滴510eを正孔注入/輸送層51
0a上に吐出する。
【0100】発光層形成材料としては、ポリフルオレン
系高分子誘導体や、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘
導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾー
ル、ポリチオフェン誘導体、ペリレン系色素、クマリン
系色素、ローダミン系色素、あるいは上記高分子に有機
EL材料をドープして用いる事ができる。例えば、ルブ
レン、ペリレン、9,10-ジフェニルアントラセン、
テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン
6、キナクリドン等をドープすることにより用いること
ができる。
【0101】非極性溶媒としては、正孔注入/輸送層5
10aに対して不溶なものが好ましく、例えば、シクロ
へキシルベンゼン、ジハイドロベンゾフラン、トリメチ
ルベンゼン、テトラメチルベンゼン等を用いることがで
きる。このような非極性溶媒を発光層510bの第2組
成物に用いることにより、正孔注入/輸送層510aを
再溶解させることなく第2組成物を塗布できる。
【0102】図31に示すように、吐出された第2組成
物510eは、正孔注入/輸送層510a上に広がって
下部、上部開口部512c、512d内に満たされる。
第2組成物510eは1回のみならず、数回に分けて同
一の正孔注入/輸送層510a上に吐出しても良い。こ
の場合、各回における第2組成物の量は同一でも良く、
各回毎に第2組成物量を変えても良い。
【0103】次に発光層形成工程では、第2組成物を吐
出した後に乾燥処理及び熱処理を施して、正孔注入/輸
送層510a上に発光層510bを形成する。乾燥処理
は、吐出後の第2組成物を乾燥処理することにより第2
組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発して、図32に示す
ような青色(B)発光層510bを形成する。
【0104】続けて、図33に示すように、青色(B)
発光層510bの場合と同様にして、赤色(R)発光層
510bを形成し、最後に緑色(G)発光層510bを
形成する。なお、発光層510bの形成順序は、前述の
順序に限られるものではなく、どのような順番で形成し
ても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順
番を決める事も可能である。
【0105】次に対向電極形成工程では、図34に示す
ように、発光層510b及び有機物バンク層512bの
全面に陰極503(対向電極)を形成する。なお,陰極
503は複数の材料を積層して形成しても良い。例え
ば、発光層に近い側には仕事関数が小さい材料を形成す
ることが好ましく、例えばCa、Ba等を用いることが
可能であり、また材料によっては下層にLiF等を薄く
形成した方が良い場合もある。また、上部側(封止側)
には下部側よりも仕事関数が高いものが好ましい。これ
らの陰極(陰極層)503は、例えば蒸着法、スパッタ
法、CVD法等で形成することが好ましく、特に蒸着法
で形成することが、発光層510bの熱による損傷を防
止できる点で好ましい。
【0106】また、フッ化リチウムは、発光層510b
上のみに形成しても良く、更に青色(B)発光層510
b上のみに形成しても良い。この場合、他の赤色(R)
発光層及び緑色(G)発光層510b、510bには、
LiFからなる上部陰極層503bが接することとな
る。また陰極12の上部には、蒸着法、スパッタ法、C
VD法等により形成したAl膜、Ag膜等を用いること
が好ましい。また、陰極503上に、酸化防止のために
SiO2、SiN等の保護層を設けても良い。
【0107】最後に、図35に示す封止工程では、窒
素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気中で、有
機EL素子504上に封止用基板505を積層する。封
止工程は、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰
囲気で行うことが好ましい。大気中で行うと、陰極50
3にピンホール等の欠陥が生じていた場合にこの欠陥部
分から水や酸素等が陰極503に侵入して陰極503が
酸化されるおそれがあるので好ましくない。そして最後
に、フレキシブル基板の配線に陰極503を接続すると
ともに、駆動ICに回路素子部502の配線を接続する
ことにより、本実施形態の有機EL装置500が得られ
る。なお、上記の撥インク膜、陰極503、画素電極5
11等においても、それぞれ液体材料を用い、インクジ
ェット法で形成するようにしてもよい。
【0108】同様に、本実施形態のヘッドユニットは、
電子放出装置の製造方法、PDP装置の製造方法および
電気泳動表示装置の製造方法等に、適用することができ
る。
【0109】電子放出装置の製造方法では、複数の機能
液滴吐出ヘッド3にR、G、B各色の各色の蛍光材料を
導入し、ヘッドユニット1を介して複数の機能液滴吐出
ヘッド3を主走査および副走査し、蛍光材料を選択的に
吐出して、電極上に多数の蛍光体を形成する。なお、電
子放出装置は、FED(電界放出ディスプレイ)を含む
上位の概念である。
【0110】PDP装置の製造方法では、複数の機能液
滴吐出ヘッド3にR、G、B各色の各色の蛍光材料を導
入し、ヘッドユニット1を介して複数の機能液滴吐出ヘ
ッド3を主走査および副走査し、蛍光材料を選択的に吐
出して、背面基板上の多数の凹部にそれぞれ蛍光体を形
成する。
【0111】電気泳動表示装置の製造方法では、複数の
機能液滴吐出ヘッド3に各色の泳動体材料を導入し、ヘ
ッドユニット1を介して複数の機能液滴吐出ヘッド3を
主走査および副走査し、インク材料を選択的に吐出し
て、電極上の多数の凹部にそれぞれ泳動体を形成する。
尚、帯電粒子と染料とから成る泳動体は、マイクロカプ
セルに封入されていることが、好ましい。
【0112】また、洗浄済みのヘッドユニット1は、ス
ペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、
レジスト形成方法および光拡散体形成方法等にも、適用
可能である。
【0113】スペーサ形成方法は、2枚の基板間に微小
なセルギャップを構成すべく多数の粒子状のスペーサを
形成するものであり、複数の機能液滴吐出ヘッド3にス
ペーサを構成する粒子材料を導入し、ヘッドユニット1
を介して複数の機能液滴吐出ヘッド3を主走査および副
走査し、粒子材料を選択的に吐出して少なくとも一方の
基板上にスペーサを形成する。例えば、上記の液晶表示
装置や電気泳動表示装置における2枚の基板間のセルギ
ャップを構成する場合に有用であり、その他この種の微
小なギャップを必要とする半導体製造技術に適用できる
ことはいうまでもない。
【0114】金属配線形成方法では、複数の機能液滴吐
出ヘッド3に液状金属材料を導入し、ヘッドユニット1
を介して複数の機能液滴吐出ヘッド3を主走査および副
走査し、液状金属材料を選択的に吐出して、基板上に金
属配線を形成する。例えば、上記の液晶表示装置におけ
るドライバと各電極とを接続する金属配線や、上記の有
機EL装置におけるTFT等と各電極とを接続する金属
配線に適用することができる。また、この種のフラット
ディスプレイの他、一般的な半導体製造技術に適用でき
ることはいうまでもない。
【0115】レンズ形成方法では、複数の機能液滴吐出
ヘッド3にレンズ材料を導入し、ヘッドユニット1を介
して複数の機能液滴吐出ヘッド3を主走査および副走査
し、レンズ材料を選択的に吐出して、透明基板上に多数
のマイクロレンズを形成する。例えば、上記のFED装
置におけるビーム収束用のデバイスとして適用可能であ
る。また、各種の光デバイスに適用可能であることはい
うまでもない。
【0116】レジスト形成方法では、複数の機能液滴吐
出ヘッド3にレジスト材料を導入し、ヘッドユニット1
を介して複数の機能液滴吐出ヘッド3を主走査および副
走査し、レジスト材料を選択的に吐出して、基板上に任
意形状のフォトレジストを形成する。例えば、上記の各
種表示装置おけるバンクの形成は元より、半導体製造技
術の主体を為すフォトリソグラフィー法において、フォ
トレジストの塗布に広く適用可能である。
【0117】光拡散体形成方法では、複数の機能液滴吐
出ヘッド3に光拡散材料を導入し、ヘッドユニット1を
介して複数の機能液滴吐出ヘッド3を主走査および副走
査し、光拡散材料を選択的に吐出して多数の光拡散体を
形成する。この場合も、各種の光デバイスに適用可能で
あることはいうまでもない。
【0118】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の洗浄方法および洗浄装置によれば、保存液等が充填さ
れている機能液滴吐出ヘッドを良好に洗浄でき、目詰ま
り等による吐出不良を生ずることなく、吐出ノズルから
機能液を確実に精度良く吐出できる。そのため、本発明
の洗浄方法や洗浄装置により洗浄した機能液滴吐出ヘッ
ドを用いることにより、液晶表示装置、有機EL装置、
電子放出装置、PDP装置、電気泳動表示装置といった
種々の製品を精度良く製造でき、更に、スペーサ、金属
配線、レンズ、レジストおよび光拡散体も精度良く形成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗浄対象物となるヘッドユニットの
一例の平面図である。
【図2】 図1のヘッドユニットの正面図である。
【図3】 図1のヘッドユニットの側面図である。
【図4】 ヘッドユニットを用いてカラーフィルタ等の
製品を製造する描画装置の模式図である。
【図5】 ヘッドユニットに搭載した機能液滴吐出ヘッ
ド廻りの断面図である。
【図6】 機能液滴吐出ヘッドを模式的に表した斜視図
である。
【図7】 機能液滴吐出ヘッドの拡大断面図である。
【図8】 本発明に係わる洗浄装置の一例を示す全体斜
視図である。
【図9】 洗浄装置の正面図である。
【図10】 天板を取り外した状態の洗浄装置の斜視図
である。
【図11】 天板を取り外した状態の洗浄装置の平面図
である。
【図12】 天板上に配置する洗浄液供給用の弁類のレ
イアウトを示す斜視図である。
【図13】 図12の上方から見た平面図である。
【図14】 図12の前方から見た正面図である。
【図15】 ノズル接続アタッチメントを示す斜視図で
ある。
【図16】 ノズル接続アタッチメントに装着するキャ
ップの断面図である。
【図17】 洗浄液供給手段の構成を示す回路図であ
る。
【図18】 (a)ヘッドユニットの他の例を示す平面
図、(b)その正面図、(c)その側面図である。
【図19】 (a)図18のヘッドユニットに搭載する
ワンタッチジョイントを示す斜視図、(b)その断面図
である。
【図20】 (a)実施形態のカラーフィルタの製造方
法により製造されるカラーフィルタの部分拡大図、
(b)その断面図である。
【図21】 (S1)〜(S7)実施形態のカラーフィ
ルタの製造方法を模式的に示す製造工程断面図である。
【図22】 実施形態のカラーフィルタの製造方法によ
り製造される液晶表示装置の断面図である。
【図23】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるバンク部形成工程(無機物バンク)の断面図であ
る。
【図24】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるバンク部形成工程(有機物バンク)の断面図であ
る。
【図25】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるプラズマ処理工程(親水化処理)の断面図であ
る。
【図26】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるプラズマ処理工程(撥水化処理)の断面図であ
る。
【図27】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おける正孔注入層形成工程(液滴吐出)の断面図であ
る。
【図28】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おける正孔注入層形成工程(乾燥)の断面図である。
【図29】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おける表面改質工程(液滴吐出)の断面図である。
【図30】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おける表面改質工程(乾燥)の断面図である。
【図31】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるB発光層形成工程(液滴吐出)の断面図である。
【図32】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるB発光層形成工程(乾燥)の断面図である。
【図33】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おけるR・G・B発光層形成工程の断面図である。
【図34】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おける対向電極形成工程の断面図である。
【図35】 実施形態に係る有機EL素子の製造方法に
おける封止工程の断面図である。
【符号の説明】
A 描画装置 B 洗浄装置 1 ヘッドユニット 2 キャリッ
ジ 3 機能液滴吐出ヘッド 3a 機能液導
入口 3f 吐出ノズル 5 導入口
接続アタッチメント 5c 配管アダプタ(接続部) 7 ノズル
接続アタッチメント 71 キャップ(接続部) 8 ワンタ
ッチジョイント 202 純水タンク 202a 純水
供給パイプ 202b 補給水パイプ 203 ア
ルコールタンク 203a アルコール供給パイプ 203b ア
ルコール回収パイプ 204 溶剤タンク 204a 溶剤
供給パイプ 204b 溶剤回収パイプ 206 ア
タッチメント支持部材 207 キャリッジ支持部材 208 流入
パイプ 210 純水用流入側開閉弁 211 アル
コール用流入側開閉弁 212 溶剤用流入側開閉弁 216 個別
流入パイプ 217 流入側マニホールド 219 洗浄
促進弁 220 エアーパイプ 221 気泡
混入弁 225 吸引ポンプ 226 流出
パイプ 227 純水排水パイプ 228 純水
用流出側開閉弁 229 アルコール用流出側開閉弁 230 溶剤
用流出側開閉弁 236 個別流出パイプ 237 流出
側マニホールド
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 1/00 B08B 3/08 Z 4D073 3/08 G02F 1/1335 505 4D075 B41J 2/18 H05B 33/10 4F042 2/185 33/14 A 5E343 G02F 1/1335 505 H05K 3/10 D H05B 33/10 B41J 3/04 102H 33/14 102R H05K 3/10 Fターム(参考) 2C056 EA14 EC23 FB01 JA13 KB21 KD01 2H091 FA02Y FC29 GA08 LA09 3B116 AA01 BA06 BA11 BB02 CC01 CC03 3B201 AA01 BA06 BA11 BB02 BB95 CC01 CC13 3K007 AB18 DB03 FA01 4D073 AA01 BB03 CA20 CC03 CC17 DC05 DC06 DC22 4D075 AC06 AC09 AC73 AE03 BB65Y BB69Y BB79Y BB95Y CA22 CA47 CB03 CB06 CB07 CB08 CB09 DA06 DB13 DC19 DC21 DC24 EA02 EA07 EA43 EA45 EB14 EB22 EB38 EC07 EC10 EC11 EC17 4F042 AA02 AA06 AA10 BA11 CB02 CB20 CC04 CC08 CC15 DA01 5E343 BB72 DD12 FF05 (54)【発明の名称】 機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法および洗浄装置、並びに液晶表示装置の製造方法、有機EL装置 の製造方法、電子放出装置の製造方法、PDP装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、 カラーフィルタの製造方法、有機ELの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レン ズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口から
    吐出ノズルに至るヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐出
    ヘッドの洗浄方法であって、 純水を前記ヘッド内流路に通水してこれを洗浄する純水
    洗浄工程と、 前記純水洗浄工程の後、アルコールを前記ヘッド内流路
    に通液してこれを洗浄するアルコール洗浄工程と、 前記アルコール洗浄工程の後、前記機能液の溶剤を前記
    ヘッド内流路に通液してこれを洗浄する溶剤洗浄工程と
    を備えたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】 前記溶剤洗浄工程の後、前記ヘッド内流
    路に前記溶剤を充填する溶剤充填工程を、更に備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の機能液滴吐出ヘッドの
    洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記溶剤充填工程における前記溶剤の充
    填は、前記溶剤の通液を停止することで行われることを
    特徴とする請求項2に記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    方法。
  4. 【請求項4】 前記純水洗浄工程において、通水する前
    記純水の流速を緩急させることを特徴とする請求項1、
    2または3に記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記純水洗浄工程において、通水する前
    記純水に気泡を混入させることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方
    法。
  6. 【請求項6】 前記アルコール洗浄工程において、通液
    する前記アルコールの流速を緩急させることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘ
    ッドの洗浄方法。
  7. 【請求項7】 前記アルコール洗浄工程において、通液
    する前記アルコールに気泡を混入させることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘ
    ッドの洗浄方法。
  8. 【請求項8】 前記アルコール洗浄工程において、前記
    アルコールの流路を閉回路とし、前記アルコールを循環
    使用することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    に記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法。
  9. 【請求項9】 前記溶剤洗浄工程において、通液する前
    記溶剤の流速を緩急させることを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方
    法。
  10. 【請求項10】 前記溶剤洗浄工程において、通液する
    前記溶剤に気泡を混入させることを特徴とする請求項1
    ないし9のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    方法。
  11. 【請求項11】 前記溶剤洗浄工程において、前記溶剤
    の流路を閉回路とし、前記溶剤を循環使用することを特
    徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の機能液
    滴吐出ヘッドの洗浄方法。
  12. 【請求項12】 機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口か
    ら吐出ノズルに至るヘッド内流路に洗浄液を通液して、
    前記ヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    方法において、 通液する前記洗浄液の流速を緩急させることを特徴とす
    る機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法。
  13. 【請求項13】 機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口か
    ら吐出ノズルに至るヘッド内流路に洗浄液を通液して、
    前記ヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    方法において、 通液する前記洗浄液に気泡を混入させることを特徴とす
    る機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法。
  14. 【請求項14】 前記洗浄液の流路を閉回路とし、前記
    洗浄液を循環使用することを特徴とする請求項12また
    は13に記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法。
  15. 【請求項15】 機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口か
    ら吐出ノズルに至るヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐
    出ヘッドの洗浄装置であって、 前記機能液導入口に接続される導入口接続アタッチメン
    トと、 前記吐出ノズルに接続されるノズル接続アタッチメント
    と、 前記導入口接続アタッチメントおよび前記ノズル接続ア
    タッチメントを介して、前記ヘッド内流路に純水、アル
    コールおよび前記機能液の溶剤を、個々に通液する洗浄
    液供給手段と、 前記洗浄液供給手段を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記洗浄液供給手段
    を空気圧で制御することを特徴とする請求項15に記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は前記洗浄液供給手段を
    制御し、前記純水、前記アルコールおよび前記溶剤の順
    で通液することを特徴とする請求項15または16に記
    載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  18. 【請求項18】 前記洗浄液供給手段は、 流入パイプを介して、前記導入口接続アタッチメントに
    接続される純水タンク、アルコールタンクおよび溶剤タ
    ンクと、 流出パイプを介して、前記ノズル接続アタッチメントに
    接続される吸引ポンプとを有することを特徴とする請求
    項15、16または17に記載の機能液滴吐出ヘッドの
    洗浄装置。
  19. 【請求項19】 前記吸引ポンプは、単一のもので構成
    され、 前記流入パイプの上流側で相互に合流接続する、前記純
    水タンクに連通する純水供給パイプ、前記アルコールタ
    ンクに連通するアルコール供給パイプおよび前記溶剤タ
    ンクに連通する溶剤供給パイプを有し、 前記純水供給パイプ、前記アルコール供給パイプおよび
    前記溶媒供給パイプには、前記制御手段により選択制御
    される流入側開閉弁がそれぞれ介設されていることを特
    徴とする請求項18に記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    装置。
  20. 【請求項20】 前記吸引ポンプの吐出側には、排水系
    に連通する純水排水パイプ、前記アルコールタンクに連
    通するアルコール回収パイプおよび前記溶剤タンクに連
    通する溶剤回収パイプが分岐接続され、 前記純水排水パイプ、前記アルコール回収パイプおよび
    前記溶媒回収パイプには、前記制御手段により選択制御
    される流出側開閉弁がそれぞれ介設されていることを特
    徴とする請求項18または19に記載の機能液滴吐出ヘ
    ッドの洗浄装置。
  21. 【請求項21】 前記純水タンクには、純水の供給源に
    連通する補給水パイプが接続されていることを特徴とす
    る請求項18、19または20に記載の機能液滴吐出ヘ
    ッドの洗浄装置。
  22. 【請求項22】 前記流入パイプまたは前記流出パイプ
    には、通液する前記純水、前記アルコールおよび前記溶
    剤の流速を緩急させる洗浄促進弁が介設されていること
    を特徴とする請求項18ないし21のいずれかに記載の
    機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  23. 【請求項23】 前記流入パイプには、通液する前記純
    水、前記アルコールおよび前記溶剤に気泡を混入させる
    エアーパイプが接続され、 前記エアーパイプには、気泡混入弁が介設されているこ
    とを特徴とする請求項18ないし22のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  24. 【請求項24】 キャリッジに前記機能液滴吐出ヘッド
    を複数搭載したヘッドユニットに適用される請求項18
    ないし21のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗
    浄装置であって、 前記導入口接続アタッチメントおよび前記ノズル接続ア
    タッチメントは、これら複数の機能液滴吐出ヘッドに対
    応する複数の接続部を備えており、 前記導入口接続アタッチメントには、該導入口接続アタ
    ッチメントの前記複数の接続部に個別に連通する複数本
    の個別流入パイプが接続され、且つ前記複数本の個別流
    入パイプには流入側マニホールドを介して前記流入パイ
    プが接続され、 前記ノズル接続アタッチメントには,該ノズル接続アタ
    ッチメントの前記複数の接続部に個別に連通する複数本
    の個別流出パイプが接続され、且つ前記複数本の個別流
    出パイプには流出側マニホールドを介して前記流出パイ
    プが接続されていることを特徴とする機能液滴吐出ヘッ
    ドの洗浄装置。
  25. 【請求項25】 前記各個別流入パイプまたは前記各個
    別流出パイプには、 通液する前記純水、前記アルコールおよび前記溶剤の流
    速を緩急させる洗浄促進弁が介設され、 前記前記各個別流入パイプには、通液する前記純水、前
    記アルコールおよび前記溶剤に気泡を混入させるエアー
    パイプが接続され、且つ前記各エアーパイプには、気泡
    混入弁が介設されていることを特徴とする請求項24に
    記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  26. 【請求項26】 前記各個別流入パイプおよび/または
    前記各個別流出パイプは、液流を外部から視認可能な樹
    脂チューブで構成されていることを特徴とする請求項2
    4または25に記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  27. 【請求項27】 前記各個別流入パイプを、前記流入側
    マニホールドに接続される上流側部分と、前記導入口接
    続アタッチメントに接続される下流側部分とに分離し、
    前記キャリッジに前記各個別流入パイプの上流側部分を
    前記各個別流入パイプの下流側部分に接続するワンタッ
    チジョイントを搭載することを特徴とする請求項24な
    いし26のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    装置。
  28. 【請求項28】 前記ノズル接続アタッチメントを支持
    するアタッチメント支持部材と、 前記機能液滴吐出ヘッドを搭載したキャリッジを前記ア
    タッチメント支持部材で支持される前記ノズル接続アタ
    ッチメントの上に重ねるようにして支持するキャリッジ
    支持部材とを備え、 前記キャリッジ支持部材に前記キャリッジを支持させる
    ことで前記機能液滴吐出ヘッドの前記吐出ノズルが前記
    ノズル接続アタッチメントに接続されるようにしたこと
    を特徴とする請求項15ないし27のいずれかに記載の
    機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  29. 【請求項29】 機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口か
    ら吐出ノズルに至るヘッド内流路に洗浄液を通液して、
    前記ヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    装置において、 前記機能液導入口に接続される導入口接続アタッチメン
    トと、 前記吐出ノズルに接続されるノズル接続アタッチメント
    と、 前記導入口接続アタッチメントおよび前記ノズル接続ア
    タッチメントを介して前記ヘッド内流路に前記洗浄液を
    通液する洗浄液供給手段とを備え、 前記洗浄液供給手段は、通液する前記洗浄液の流速を緩
    急させる流速可変機構を有していることを特徴とする機
    能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  30. 【請求項30】 機能液滴吐出ヘッドの機能液導入口か
    ら吐出ノズルに至るヘッド内流路に洗浄液を通液して、
    前記ヘッド内流路を洗浄する機能液滴吐出ヘッドの洗浄
    装置において、 前記機能液導入口に接続される導入口接続アタッチメン
    トと、 前記吐出ノズルに接続されるノズル接続アタッチメント
    と、 前記導入口接続アタッチメントおよび前記ノズル接続ア
    タッチメントを介して前記ヘッド内流路に前記洗浄液を
    通液する洗浄液供給手段とを備え、 前記洗浄液供給手段は、通液する前記洗浄液に気泡を混
    入させる気泡混入機構を有していることを特徴とする機
    能液滴吐出ヘッドの洗浄装置。
  31. 【請求項31】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、カラー
    フィルタの基板上に多数のフィルタエレメントを形成す
    る液晶表示装置の製造方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色のフィルタ材料を
    導入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記フィルタ材料を選択的に吐出して多数の
    前記フィルタエレメントを形成することを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上
    の多数の画素ピクセルにそれぞれEL発光層を形成する
    有機EL装置の製造方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の発光材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記発光材料を選択的に吐出して多数の前記
    EL発光層を形成することを特徴とする有機EL装置の
    製造方法。
  33. 【請求項33】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、電極上
    に多数の蛍光体を形成する電子放出装置の製造方法であ
    って、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の蛍光材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記電極に対し相対的
    に走査し、前記蛍光材料を選択的に吐出して多数の前記
    蛍光体を形成することを特徴とする電子放出装置の製造
    方法。
  34. 【請求項34】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、背面基
    板上の多数の凹部にそれぞれ蛍光体を形成するPDP装
    置の製造方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の蛍光材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記背面基板に対し相
    対的に走査し、前記蛍光材料を選択的に吐出して多数の
    前記蛍光体を形成することを特徴とするPDP装置の製
    造方法。
  35. 【請求項35】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、電極上
    の多数の凹部に泳動体を形成する電気泳動表示装置の製
    造方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の泳動体材料を導
    入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記電極に対し相対的
    に走査し、前記泳動体材料を選択的に吐出して多数の前
    記泳動体を形成することを特徴とする電気泳動表示装置
    の製造方法。
  36. 【請求項36】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上
    に多数のフィルタエレメントを配列して成るカラーフィ
    ルタを製造するカラーフィルタの製造方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色のフィルタ材料を
    導入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記フィルタ材料を選択的に吐出して多数の
    前記フィルタエレメントを形成することを特徴とするカ
    ラーフィルタの製造方法。
  37. 【請求項37】 前記多数のフィルタエレメントおよび
    前記バンクを被覆するオーバーコート膜が形成されてお
    り、 前記フィルタエレメントを形成した後に、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに透光性のコーティング
    材料を導入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記コーティング材料を選択的に吐出して前
    記オーバーコート膜を形成することを特徴とする請求項
    36に記載のカラーフィルタの製造方法。
  38. 【請求項38】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、EL発
    光層を含む多数の複数の絵素ピクセルを基板上に配列し
    て成る有機ELの製造方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに各色の発光材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記発光材料を選択的に吐出して多数の前記
    EL発光層を形成することを特徴とする有機ELの製造
    方法。
  39. 【請求項39】 前記多数のEL発光層と前記基板との
    間には、前記EL発光層に対応して多数の画素電極が形
    成されており、 前記バンクを形成する前に、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに液状電極材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記液状電極材料を選択的に吐出して多数の
    前記画素電極を形成することを特徴とする請求項38に
    記載の有機ELの製造方法。
  40. 【請求項40】 前記多数のEL発光層および前記バン
    クを覆うように対向電極が形成されており、 前記EL発光層を形成した後に、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに液状電極材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記液状電極材料を選択的に吐出して前記対
    向電極を形成することを特徴とする請求項39に記載の
    有機ELの製造方法。
  41. 【請求項41】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、2枚の
    基板間に微小なセルギャップを構成すべく多数の粒子状
    のスペーサを形成するスペーサ形成方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドにスペーサを構成する粒
    子材料を導入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを少なくとも一方の前記
    基板に対し相対的に走査し、前記粒子材料を選択的に吐
    出して前記基板上に前記スペーサを形成することを特徴
    とするスペーサ形成方法。
  42. 【請求項42】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上
    に金属配線を形成する金属配線形成方法であって、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに液状金属材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記液状金属材料を選択的に吐出して前記金
    属配線を形成することを特徴とする金属配線形成方法。
  43. 【請求項43】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上
    に多数のマイクロレンズを形成するレンズ形成方法であ
    って、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドにレンズ材料を導入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記レンズ材料を選択的に吐出して多数の前
    記マイクロレンズを形成することを特徴とするレンズ形
    成方法。
  44. 【請求項44】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上
    に任意形状のレジストを形成するレジスト形成方法であ
    って、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドにレジスト材料を導入
    し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記レジスト材料を選択的に吐出して前記レ
    ジストを形成することを特徴とするレジスト形成方法。
  45. 【請求項45】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の機能液滴吐出ヘッドの洗浄方法または請求項15ない
    し30のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装
    置で洗浄した複数の機能液滴吐出ヘッドを用い、基板上
    に多数の光拡散体を形成する光拡散体形成方法であっ
    て、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドに光拡散材料を導入し、 前記複数の機能液滴吐出ヘッドを前記基板に対し相対的
    に走査し、前記光拡散材料を選択的に吐出して多数の前
    記光拡散体を形成することを特徴とする光拡散体形成方
    法。
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