JP2003181747A - 工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装置 - Google Patents
工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装置Info
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- JP2003181747A JP2003181747A JP2001386263A JP2001386263A JP2003181747A JP 2003181747 A JP2003181747 A JP 2003181747A JP 2001386263 A JP2001386263 A JP 2001386263A JP 2001386263 A JP2001386263 A JP 2001386263A JP 2003181747 A JP2003181747 A JP 2003181747A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主軸に対する工具ホルダの装着状態を正確に
検出することができる工作機械の主軸装置を提供する。 【解決手段】 投光部43aと受光部43bとを有する
光学式センサ43をハウジング11に設け、投光部43
aから主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ
部19bの内端面33との間に向けて投光した光線を受
光部43bにより受光し、その受光結果に基づいて、主
軸13に対する工具ホルダ19の装着状態を検出する。
検出することができる工作機械の主軸装置を提供する。 【解決手段】 投光部43aと受光部43bとを有する
光学式センサ43をハウジング11に設け、投光部43
aから主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ
部19bの内端面33との間に向けて投光した光線を受
光部43bにより受光し、その受光結果に基づいて、主
軸13に対する工具ホルダ19の装着状態を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具が取り付けら
れた工具ホルダを着脱可能に装着する主軸を有したフラ
イス盤、マシニングセンタ等の工作機械の主軸装置に関
する。
れた工具ホルダを着脱可能に装着する主軸を有したフラ
イス盤、マシニングセンタ等の工作機械の主軸装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】フライス盤やマシニングセンタのような
工作機械の主軸装置では、テーパシャンク部を備えた工
具ホルダに工具を取り付け、この工具ホルダのテーパシ
ャンク部を主軸の端面に設けられたテーパ状の装着孔に
挿入し、テーパシャンク部の後端に設けられたプルスタ
ッドを主軸のドローバーで主軸後方側へ引っ張ることに
よって、心合わせを行いつつ、工具ホルダを介して工具
を主軸に装着している。このような工具ホルダには、工
具ホルダを主軸に装着したときにテーパシャンク部の円
錐状外周面のみが主軸の装着孔のテーパ内周面と密着す
る1面拘束タイプ、いわゆるBTシャンクタイプと、工
具ホルダを主軸に装着したときにテーパシャンク部の円
錐状外周面が主軸の装着孔のテーパ内周面と密着すると
共に主軸側に位置するフランジ部の内端面(すなわち内
側のフランジ面)が主軸の端面と密着する2面拘束タイ
プ、いわゆるHSKシャンクタイプとがある。
工作機械の主軸装置では、テーパシャンク部を備えた工
具ホルダに工具を取り付け、この工具ホルダのテーパシ
ャンク部を主軸の端面に設けられたテーパ状の装着孔に
挿入し、テーパシャンク部の後端に設けられたプルスタ
ッドを主軸のドローバーで主軸後方側へ引っ張ることに
よって、心合わせを行いつつ、工具ホルダを介して工具
を主軸に装着している。このような工具ホルダには、工
具ホルダを主軸に装着したときにテーパシャンク部の円
錐状外周面のみが主軸の装着孔のテーパ内周面と密着す
る1面拘束タイプ、いわゆるBTシャンクタイプと、工
具ホルダを主軸に装着したときにテーパシャンク部の円
錐状外周面が主軸の装着孔のテーパ内周面と密着すると
共に主軸側に位置するフランジ部の内端面(すなわち内
側のフランジ面)が主軸の端面と密着する2面拘束タイ
プ、いわゆるHSKシャンクタイプとがある。
【0003】上記のようにして工具の装着を行う際に
は、操作者の誤りや自動工具交換装置(ATC)の誤動
作などによって、工具が取り付けられた工具ホルダが主
軸の装着孔に装着されない事態が発生することがある。
そして、工具が主軸に取り付けられていないまま、工作
機械が加工動作を続行すると、加工が行われていないの
に加工終了としてしまったり、次工程において工具に異
常な負荷をかけて工具や工作機械の主軸に損傷を与えた
りするといった問題をさらに生じさせ得る。また、工具
ホルダが主軸の装着孔に装着されていても、ドローバー
がプルスタッドを完全に把持していない場合などには、
工具の軸線と主軸の回転軸線とが不整合となって加工精
度に悪影響を与えるだけでなく、主軸の装着孔に対する
工具ホルダの把持が不十分となって工具や工作機械(特
に主軸の装着孔の内周面)に損傷を与える恐れもある。
は、操作者の誤りや自動工具交換装置(ATC)の誤動
作などによって、工具が取り付けられた工具ホルダが主
軸の装着孔に装着されない事態が発生することがある。
そして、工具が主軸に取り付けられていないまま、工作
機械が加工動作を続行すると、加工が行われていないの
に加工終了としてしまったり、次工程において工具に異
常な負荷をかけて工具や工作機械の主軸に損傷を与えた
りするといった問題をさらに生じさせ得る。また、工具
ホルダが主軸の装着孔に装着されていても、ドローバー
がプルスタッドを完全に把持していない場合などには、
工具の軸線と主軸の回転軸線とが不整合となって加工精
度に悪影響を与えるだけでなく、主軸の装着孔に対する
工具ホルダの把持が不十分となって工具や工作機械(特
に主軸の装着孔の内周面)に損傷を与える恐れもある。
【0004】さらに、BTシャンクタイプにおいて工具
ホルダのテーパシャンク部の外周面と主軸の装着孔のテ
ーパ面との間に切屑等の異物が存在する場合やHSKシ
ャンクタイプにおいて工具ホルダのフランジ部の内端面
と主軸の端面との間に切屑等の異物が存在する場合など
も、同様に加工精度に悪影響を与え、工具や工作機械の
主軸に損傷を与える可能性がある。
ホルダのテーパシャンク部の外周面と主軸の装着孔のテ
ーパ面との間に切屑等の異物が存在する場合やHSKシ
ャンクタイプにおいて工具ホルダのフランジ部の内端面
と主軸の端面との間に切屑等の異物が存在する場合など
も、同様に加工精度に悪影響を与え、工具や工作機械の
主軸に損傷を与える可能性がある。
【0005】このため、特開昭61−270053号公
報及び特開平5−50359号公報には、変位センサを
用いてドローバーの変位量を測定することによって、主
軸と工具ホルダとの密着状態を間接的に検出し、上記の
問題が発生することを防止するようにした工作機械の主
軸装置が開示されている。一般に、工作機械の主軸装置
においては、ドローバーが工具ホルダのプルスタッドを
正確に把持していれば、ドローバーの引き込みの際に、
工具ホルダのテーパシャンク部と主軸の装着孔のテーパ
面とが接触してドローバーは予め定められた位置で停止
する。これに対して、工具ホルダが主軸の装着孔に挿入
されていなければ、ドローバーの引き込みの際に、ドロ
ーバーは抵抗がないために過剰に引き込まれ、また、ド
ローバーが工具ホルダのプルスタッドを完全に把持して
いなかったことに起因して工具ホルダが主軸の装着孔に
十分に密着していなければ、ドローバーは上記予め定め
られた位置で停止しない。上記工作機械の主軸装置で
は、これを利用して、ドローバーの引き込み量すなわち
変位量を測定することにより、主軸の装着孔と工具ホル
ダとの密着状態を検出している。
報及び特開平5−50359号公報には、変位センサを
用いてドローバーの変位量を測定することによって、主
軸と工具ホルダとの密着状態を間接的に検出し、上記の
問題が発生することを防止するようにした工作機械の主
軸装置が開示されている。一般に、工作機械の主軸装置
においては、ドローバーが工具ホルダのプルスタッドを
正確に把持していれば、ドローバーの引き込みの際に、
工具ホルダのテーパシャンク部と主軸の装着孔のテーパ
面とが接触してドローバーは予め定められた位置で停止
する。これに対して、工具ホルダが主軸の装着孔に挿入
されていなければ、ドローバーの引き込みの際に、ドロ
ーバーは抵抗がないために過剰に引き込まれ、また、ド
ローバーが工具ホルダのプルスタッドを完全に把持して
いなかったことに起因して工具ホルダが主軸の装着孔に
十分に密着していなければ、ドローバーは上記予め定め
られた位置で停止しない。上記工作機械の主軸装置で
は、これを利用して、ドローバーの引き込み量すなわち
変位量を測定することにより、主軸の装着孔と工具ホル
ダとの密着状態を検出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
昭61−270053号公報及び特開平5−50359
号公報に記載される工作機械の主軸装置は、ドローバー
の変位量を測定することにより、主軸に対する工具ホル
ダの装着状態を間接的に検出している。このため、ドロ
ーバーの移動機構の異常と工具ホルダの装着異常とを区
別することはできず、また、ドローバーの引き込みの際
にドローバーが予め定められた位置にあったとしても、
ドローバーの先端に工具ホルダが本当に把持されている
かはわからないという問題がある。
昭61−270053号公報及び特開平5−50359
号公報に記載される工作機械の主軸装置は、ドローバー
の変位量を測定することにより、主軸に対する工具ホル
ダの装着状態を間接的に検出している。このため、ドロ
ーバーの移動機構の異常と工具ホルダの装着異常とを区
別することはできず、また、ドローバーの引き込みの際
にドローバーが予め定められた位置にあったとしても、
ドローバーの先端に工具ホルダが本当に把持されている
かはわからないという問題がある。
【0007】また、工具ホルダのプルスタッドとドロー
バーとの係合状態は考慮されないので、例えばBTシャ
ンクタイプにおいてテーパシャンク部と主軸の装着孔の
テーパ面との間に切屑等の異物が存在する場合やHSK
シャンクタイプにおいて工具ホルダのフランジ部の内端
面と主軸の端面との間に切屑等の異物が存在する場合な
どには、工具ホルダのフランジ部の内端面と主軸の端面
とが平行とならず偏った隙間が生じ、工具の軸線と主軸
の回転軸線とが不整合となるにも関わらず、ドローバー
は予め定められた位置になり得るので、工具ホルダの装
着異常を検出することができないことがある。
バーとの係合状態は考慮されないので、例えばBTシャ
ンクタイプにおいてテーパシャンク部と主軸の装着孔の
テーパ面との間に切屑等の異物が存在する場合やHSK
シャンクタイプにおいて工具ホルダのフランジ部の内端
面と主軸の端面との間に切屑等の異物が存在する場合な
どには、工具ホルダのフランジ部の内端面と主軸の端面
とが平行とならず偏った隙間が生じ、工具の軸線と主軸
の回転軸線とが不整合となるにも関わらず、ドローバー
は予め定められた位置になり得るので、工具ホルダの装
着異常を検出することができないことがある。
【0008】よって、本発明の目的は、上記従来技術に
存する問題を解消し、主軸に対する工具ホルダの装着状
態をより正確に検出できる工具装着状態検出装置を備え
た工作機械の主軸装置を提供することにある。
存する問題を解消し、主軸に対する工具ホルダの装着状
態をより正確に検出できる工具装着状態検出装置を備え
た工作機械の主軸装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
みて、主軸への工具ホルダの装着時に、主軸の端面と工
具ホルダのフランジ面との間に向けて、ハウジングに設
けられた光学式センサの投光部から光線を投光し、光学
式センサの受光部による光線の受光結果に基づいて、主
軸と工具ホルダとの密着状態を判断するようにしたもの
である。
みて、主軸への工具ホルダの装着時に、主軸の端面と工
具ホルダのフランジ面との間に向けて、ハウジングに設
けられた光学式センサの投光部から光線を投光し、光学
式センサの受光部による光線の受光結果に基づいて、主
軸と工具ホルダとの密着状態を判断するようにしたもの
である。
【0010】本発明によれば、工具が取り付けられた工
具ホルダを着脱可能に装着する主軸を有した工作機械の
主軸装置において、前記主軸を回転支持するハウジング
に設けられ、光線を投光する投光部及び被測定部を通過
した前記光線を受光する受光部で成る光学式センサと、
前記主軸への前記工具ホルダの装着時に、前記主軸の端
面と前記工具ホルダのフランジ面との間に向けて前記光
学式センサの投光部から光線を投光する制御手段と、前
記光学式センサの受光部による光線の受光結果に基づい
て、前記主軸と前記工具ホルダとの密着状態を判断する
判断手段とを具備する工具装着状態検出装置を備えた工
作機械の主軸装置が提供される。
具ホルダを着脱可能に装着する主軸を有した工作機械の
主軸装置において、前記主軸を回転支持するハウジング
に設けられ、光線を投光する投光部及び被測定部を通過
した前記光線を受光する受光部で成る光学式センサと、
前記主軸への前記工具ホルダの装着時に、前記主軸の端
面と前記工具ホルダのフランジ面との間に向けて前記光
学式センサの投光部から光線を投光する制御手段と、前
記光学式センサの受光部による光線の受光結果に基づい
て、前記主軸と前記工具ホルダとの密着状態を判断する
判断手段とを具備する工具装着状態検出装置を備えた工
作機械の主軸装置が提供される。
【0011】前記制御手段は、前記主軸への前記工具ホ
ルダの装着時に、前記主軸を回転させ、前記主軸の端面
と前記工具ホルダのフランジ面との間に向けて前記光学
式センサの投光部から光線を投光するようにしてもよ
い。
ルダの装着時に、前記主軸を回転させ、前記主軸の端面
と前記工具ホルダのフランジ面との間に向けて前記光学
式センサの投光部から光線を投光するようにしてもよ
い。
【0012】前記判断手段は、前記光学式センサの受光
部による光線の受光結果から求められる実際の前記主軸
の端面と前記工具ホルダのフランジ面との距離と予め設
定された前記主軸の端面と前記工具ホルダのフランジ面
との距離との比較結果に基づいて、前記主軸と前記工具
ホルダとの密着状態を判断するようにしてもよい。
部による光線の受光結果から求められる実際の前記主軸
の端面と前記工具ホルダのフランジ面との距離と予め設
定された前記主軸の端面と前記工具ホルダのフランジ面
との距離との比較結果に基づいて、前記主軸と前記工具
ホルダとの密着状態を判断するようにしてもよい。
【0013】本発明の工作機械の主軸装置によれば、光
学式センサの投光部と受光部との間で工具ホルダのフラ
ンジ部と主軸とが投光部から投光された光線を遮光した
かどうか、またその遮光幅に基づいて工具ホルダのフラ
ンジ部の内端面又は外端面(フランジ部において内端面
と反対側に位置する面)と主軸の端面との間の距離を直
接的に測定するので、主軸の装着孔における工具ホルダ
の有無、工具ホルダと主軸の装着孔との密着状態及び工
具ホルダと主軸との接触面への異物の噛み込みによる把
持不良といった主軸に対する工具ホルダの装着状態を正
確に検出することが可能となる。
学式センサの投光部と受光部との間で工具ホルダのフラ
ンジ部と主軸とが投光部から投光された光線を遮光した
かどうか、またその遮光幅に基づいて工具ホルダのフラ
ンジ部の内端面又は外端面(フランジ部において内端面
と反対側に位置する面)と主軸の端面との間の距離を直
接的に測定するので、主軸の装着孔における工具ホルダ
の有無、工具ホルダと主軸の装着孔との密着状態及び工
具ホルダと主軸との接触面への異物の噛み込みによる把
持不良といった主軸に対する工具ホルダの装着状態を正
確に検出することが可能となる。
【0014】また、特開平11−254212号公報に
開示の工作機械の主軸位置のように、回転部分である主
軸にセンサが取り付けられると、回転バランスに悪影響
を及ぼし、加工精度を低下させ得るが、本発明では、非
回転部分であるハウジングにセンサが取り付けられてい
るので、主軸の回転バランスに悪影響を与えることがな
い。
開示の工作機械の主軸位置のように、回転部分である主
軸にセンサが取り付けられると、回転バランスに悪影響
を及ぼし、加工精度を低下させ得るが、本発明では、非
回転部分であるハウジングにセンサが取り付けられてい
るので、主軸の回転バランスに悪影響を与えることがな
い。
【0015】さらに、光学式センサが主軸に設けられて
いる場合、加工により主軸に負荷が作用するとセンサに
損傷を与える危険性があるが、本発明の工作機械の主軸
装置では、光学式センサを非回転部分であるハウジング
に設けているので、その危険性が回避される。
いる場合、加工により主軸に負荷が作用するとセンサに
損傷を与える危険性があるが、本発明の工作機械の主軸
装置では、光学式センサを非回転部分であるハウジング
に設けているので、その危険性が回避される。
【0016】主軸を回転させつつ、工具ホルダのフラン
ジ部の内端面又は外端面と主軸の端面との間の距離を測
定すれば、単一の光学式センサのみを用いて主軸の端面
と工具ホルダのフランジ部の内端面又は外端面との間の
距離が工具ホルダの全周方向にわたって一様であるか否
かを検出することができ、例えば工具ホルダのテーパシ
ャンク部と主軸の装着孔のテーパ面との間又は工具ホル
ダのフランジ部の内端面と主軸の端面との間に切屑等の
異物を噛み込んだことによる主軸の端面と工具ホルダの
フランジ部の内端面とが平行になっていない把持不良を
も検出することが可能となる。
ジ部の内端面又は外端面と主軸の端面との間の距離を測
定すれば、単一の光学式センサのみを用いて主軸の端面
と工具ホルダのフランジ部の内端面又は外端面との間の
距離が工具ホルダの全周方向にわたって一様であるか否
かを検出することができ、例えば工具ホルダのテーパシ
ャンク部と主軸の装着孔のテーパ面との間又は工具ホル
ダのフランジ部の内端面と主軸の端面との間に切屑等の
異物を噛み込んだことによる主軸の端面と工具ホルダの
フランジ部の内端面とが平行になっていない把持不良を
も検出することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
工作機械の主軸装置の実施形態を説明する。
工作機械の主軸装置の実施形態を説明する。
【0018】図1は本発明の工具装着状態検出装置を備
えた工作機械の主軸装置の要部断面図及びブロック図で
あり、図2は図1における矢視A図であり、図3は本発
明の工作機械の主軸装置において工具装着状態検出に用
いる光学式センサを示している略図であり、図4は本発
明の工具装着状態検出装置を備えた別の実施形態の工作
機械の主軸装置の要部断面図及びブロック図である。
えた工作機械の主軸装置の要部断面図及びブロック図で
あり、図2は図1における矢視A図であり、図3は本発
明の工作機械の主軸装置において工具装着状態検出に用
いる光学式センサを示している略図であり、図4は本発
明の工具装着状態検出装置を備えた別の実施形態の工作
機械の主軸装置の要部断面図及びブロック図である。
【0019】図1を参照すると、工作機械の主軸装置1
0では、間座15により相互に離間して配置されている
一対の軸受17により、主軸13の前方部がハウジング
11に回転可能に支持されており、主軸13の先端部に
は工具ホルダ19を装着するテーパ状の装着孔21が形
成されている。また、装着孔21の底部には収容空間2
3が形成されており、該収容空間23から主軸13の回
転軸線Oに沿って後方へ向けて中心孔27がさらに形成
されている。後述するように、これらの装着孔21、収
容空間23及び中心孔27には、主軸13に工具ホルダ
19を着脱自在に装着する機構が設けられている。主軸
13の後方部も図示しない軸受により回転可能に支持さ
れていることは言うまでもない。
0では、間座15により相互に離間して配置されている
一対の軸受17により、主軸13の前方部がハウジング
11に回転可能に支持されており、主軸13の先端部に
は工具ホルダ19を装着するテーパ状の装着孔21が形
成されている。また、装着孔21の底部には収容空間2
3が形成されており、該収容空間23から主軸13の回
転軸線Oに沿って後方へ向けて中心孔27がさらに形成
されている。後述するように、これらの装着孔21、収
容空間23及び中心孔27には、主軸13に工具ホルダ
19を着脱自在に装着する機構が設けられている。主軸
13の後方部も図示しない軸受により回転可能に支持さ
れていることは言うまでもない。
【0020】図1に示されている工具ホルダ19は、2
面拘束タイプ(いわゆるHSKシャンクタイプ)であ
り、工具29が取り付けられるシャンク部19aと、こ
のシャンク部19aに続けて設けられたフランジ部19
bと、このフランジ部19bに続けて設けられた円錐状
外周面を有したテーパシャンク部19cとを備える。
面拘束タイプ(いわゆるHSKシャンクタイプ)であ
り、工具29が取り付けられるシャンク部19aと、こ
のシャンク部19aに続けて設けられたフランジ部19
bと、このフランジ部19bに続けて設けられた円錐状
外周面を有したテーパシャンク部19cとを備える。
【0021】フランジ部19bは、シャンク部19aよ
りも半径方向に大きい部分であり、主軸13へ工具ホル
ダ19を装着するときに主軸13の端面31と対面する
ように配置された内端面33を有している。なお、フラ
ンジ部19bは環状の内端面33が確保できれば必ずし
もシャンク部19aよりも半径方向に大きくなっている
必要はない。
りも半径方向に大きい部分であり、主軸13へ工具ホル
ダ19を装着するときに主軸13の端面31と対面する
ように配置された内端面33を有している。なお、フラ
ンジ部19bは環状の内端面33が確保できれば必ずし
もシャンク部19aよりも半径方向に大きくなっている
必要はない。
【0022】テーパシャンク部19cは、対応した形状
の主軸13のテーパ状装着孔21に挿入され、円錐状の
外周面が装着孔21の内周面と密着するようになってい
る。また、テーパシャンク部19cはその内部が中空で
あり、先端部の内周には、半径方向内側へ突出している
隆起部35が形成され、隆起部35の軸線方向内側に周
状傾斜面が形成されている。
の主軸13のテーパ状装着孔21に挿入され、円錐状の
外周面が装着孔21の内周面と密着するようになってい
る。また、テーパシャンク部19cはその内部が中空で
あり、先端部の内周には、半径方向内側へ突出している
隆起部35が形成され、隆起部35の軸線方向内側に周
状傾斜面が形成されている。
【0023】図1に示されている工具ホルダ19は、2
面拘束タイプのものであり、工具ホルダ19が主軸13
に適正に装着されていれば、テーパシャンク部19cの
円錐状外周面が主軸13の装着孔21のテーパ状の内周
面と密着すると共にフランジ部19bの内端面33が主
軸13の端面31と密着する。図1では工具ホルダ19
と主軸13とが完全に密着している状態を示している。
面拘束タイプのものであり、工具ホルダ19が主軸13
に適正に装着されていれば、テーパシャンク部19cの
円錐状外周面が主軸13の装着孔21のテーパ状の内周
面と密着すると共にフランジ部19bの内端面33が主
軸13の端面31と密着する。図1では工具ホルダ19
と主軸13とが完全に密着している状態を示している。
【0024】図1に示されている工具ホルダ19は実施
形態の1つであり、本発明は2面拘束タイプの工具ホル
ダ19を装着する工作機械の主軸装置10に対する適用
に限定されるものではない。例えば、本発明は、工具ホ
ルダ19を主軸13の装着孔21に装着したときにテー
パシャンク部19cの円錐状外周面のみが主軸13の装
着孔21の内周面と密着するBTシャンクタイプを装着
する工作機械の主軸装置に対しても適用可能である。
形態の1つであり、本発明は2面拘束タイプの工具ホル
ダ19を装着する工作機械の主軸装置10に対する適用
に限定されるものではない。例えば、本発明は、工具ホ
ルダ19を主軸13の装着孔21に装着したときにテー
パシャンク部19cの円錐状外周面のみが主軸13の装
着孔21の内周面と密着するBTシャンクタイプを装着
する工作機械の主軸装置に対しても適用可能である。
【0025】工具ホルダ19の着脱は主軸13に設けら
れた工具ホルダ着脱機構により行うことができ、公知の
様々な工具ホルダ着脱機構が使用され得る。
れた工具ホルダ着脱機構により行うことができ、公知の
様々な工具ホルダ着脱機構が使用され得る。
【0026】図1に示されている実施態様では、主軸1
3の中心孔27内には主軸13の回転軸線Oに沿って進
退自在なドローバー37が設けられている。また、装着
孔21及び収容空間23には、これらにまたがるように
してチャック爪39が配設されている。ドローバー37
の先端部の外周の軸線方向内側に形成された周状傾斜面
がチャック爪39の後部内周の軸線方向内側に形成され
た周状傾斜面と係合している一方、チャック爪39の前
部外周の軸線方向内側に形成された周状傾斜面が工具ホ
ルダ19の隆起部35の軸線方向内側に形成された周状
傾斜面と係合しており、主軸13の中心孔27内のドロ
ーバー37を後方(図中右側)へ引き込むことにより、
チャック爪39を介して工具ホルダ19のテーパシャン
ク部19cを装着孔21に引き込み、固定するようにな
っている。
3の中心孔27内には主軸13の回転軸線Oに沿って進
退自在なドローバー37が設けられている。また、装着
孔21及び収容空間23には、これらにまたがるように
してチャック爪39が配設されている。ドローバー37
の先端部の外周の軸線方向内側に形成された周状傾斜面
がチャック爪39の後部内周の軸線方向内側に形成され
た周状傾斜面と係合している一方、チャック爪39の前
部外周の軸線方向内側に形成された周状傾斜面が工具ホ
ルダ19の隆起部35の軸線方向内側に形成された周状
傾斜面と係合しており、主軸13の中心孔27内のドロ
ーバー37を後方(図中右側)へ引き込むことにより、
チャック爪39を介して工具ホルダ19のテーパシャン
ク部19cを装着孔21に引き込み、固定するようにな
っている。
【0027】なお、ドローバー37は主軸13の中心孔
27内に設けられた皿ばねなどの戻しばね41によって
主軸13の後方側へ引き込まれるように常時付勢されて
おり、工具ホルダ19を主軸13から着脱する際には、
作動手段(不図示)によりドローバー37を前方へ押し
出して、チャック爪39の前部外周に形成された周状傾
斜面と工具ホルダ19のテーパシャンク部19cの内周
に形成された周状傾斜面との係合を解除させることによ
り行う。
27内に設けられた皿ばねなどの戻しばね41によって
主軸13の後方側へ引き込まれるように常時付勢されて
おり、工具ホルダ19を主軸13から着脱する際には、
作動手段(不図示)によりドローバー37を前方へ押し
出して、チャック爪39の前部外周に形成された周状傾
斜面と工具ホルダ19のテーパシャンク部19cの内周
に形成された周状傾斜面との係合を解除させることによ
り行う。
【0028】このような主軸13の工具ホルダ着脱機構
は公知のものであるので、ここではこれ以上詳細には説
明しない。
は公知のものであるので、ここではこれ以上詳細には説
明しない。
【0029】本発明の工作機械の主軸装置10は、主軸
13に対する工具ホルダ19の装着状態を検出するため
に、ハウジング11の前端部に光学式センサ43をさら
に備えている。
13に対する工具ホルダ19の装着状態を検出するため
に、ハウジング11の前端部に光学式センサ43をさら
に備えている。
【0030】光学式センサ43は、図3に示されている
ように、発光ダイオード等の光源からの光を平行光線4
5へ変換するレンズを内蔵しており、この平行光線45
を主軸13の回転軸線Oと垂直方向に主軸13の端面3
1と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33と
の間に向けて投光する投光部43aと、投光部43aか
ら投光された平行光線45を受光する複数の電荷結合型
素子(CCD)等の受光素子を所定間隔で配列すること
により構成されている受光部43bとを有しており、投
光部43aと受光部43bとは互いに対向するように配
置されている。
ように、発光ダイオード等の光源からの光を平行光線4
5へ変換するレンズを内蔵しており、この平行光線45
を主軸13の回転軸線Oと垂直方向に主軸13の端面3
1と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33と
の間に向けて投光する投光部43aと、投光部43aか
ら投光された平行光線45を受光する複数の電荷結合型
素子(CCD)等の受光素子を所定間隔で配列すること
により構成されている受光部43bとを有しており、投
光部43aと受光部43bとは互いに対向するように配
置されている。
【0031】光学式センサ43は、投光部43aから受
光部43bに向けて投光される平行光線45の光軸が工
具ホルダ19のフランジ部19bの外周部を通過するよ
うに配置されることが好ましい。この配置により、光学
式センサ43は、工具ホルダ19のフランジ部19bの
外周部における主軸13の端面31と工具ホルダ19の
フランジ部19bの内端面33との間の距離を測定する
こととなる。
光部43bに向けて投光される平行光線45の光軸が工
具ホルダ19のフランジ部19bの外周部を通過するよ
うに配置されることが好ましい。この配置により、光学
式センサ43は、工具ホルダ19のフランジ部19bの
外周部における主軸13の端面31と工具ホルダ19の
フランジ部19bの内端面33との間の距離を測定する
こととなる。
【0032】さらに、加工中に発生する切屑や加工部に
供給される切削液等が投光部43aや受光部43bに付
着して汚れるのを防止するために、加工中は光学式セン
サ43をカバー(不図示)で覆うようにしておくことが
好ましい。
供給される切削液等が投光部43aや受光部43bに付
着して汚れるのを防止するために、加工中は光学式セン
サ43をカバー(不図示)で覆うようにしておくことが
好ましい。
【0033】図1及び図2に示されている実施形態で
は、主軸13の端面を検出できるようにするために、光
学式センサ43の一部をハウジング11の端面に埋め込
んでいる。光学式センサ43をハウジング11の外周部
に取り付けるようにしてもよいが、できるだけ主軸13
の近傍に光学式センサ43を配置するのが好ましい。
は、主軸13の端面を検出できるようにするために、光
学式センサ43の一部をハウジング11の端面に埋め込
んでいる。光学式センサ43をハウジング11の外周部
に取り付けるようにしてもよいが、できるだけ主軸13
の近傍に光学式センサ43を配置するのが好ましい。
【0034】なお、本発明の工作機械の主軸装置で用い
られる光学式センサ43は、例えば特開平11−254
212号公報に記載されている工作機械の主軸装置のよ
うに、回転部分である主軸13の端面31に埋め込まれ
ているのではなく、非回転部分であるハウジング11に
取り付けられている。したがって、主軸13の端面31
と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33とが
接触する2面拘束タイプの工具ホルダ19を使用する場
合でも、主軸13の端面31と工具ホルダ19のフラン
ジ部19bの内端面33との間の距離を測定することが
可能であり、加工により主軸13に負荷が作用した場合
でも光学式センサ43に損傷を与えることもない。ま
た、主軸13は回転部分であるので、主軸13に光学式
センサ43を設けると主軸13の回転バランスに悪影響
を及ぼす要因となる。そこで、本発明では、光学式セン
サ13を非回転部分であるハウジング11に設け、上記
の問題の発生を回避している。
られる光学式センサ43は、例えば特開平11−254
212号公報に記載されている工作機械の主軸装置のよ
うに、回転部分である主軸13の端面31に埋め込まれ
ているのではなく、非回転部分であるハウジング11に
取り付けられている。したがって、主軸13の端面31
と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33とが
接触する2面拘束タイプの工具ホルダ19を使用する場
合でも、主軸13の端面31と工具ホルダ19のフラン
ジ部19bの内端面33との間の距離を測定することが
可能であり、加工により主軸13に負荷が作用した場合
でも光学式センサ43に損傷を与えることもない。ま
た、主軸13は回転部分であるので、主軸13に光学式
センサ43を設けると主軸13の回転バランスに悪影響
を及ぼす要因となる。そこで、本発明では、光学式セン
サ13を非回転部分であるハウジング11に設け、上記
の問題の発生を回避している。
【0035】本発明の主軸装置10を有した工作機械
は、光学式センサ43の投光部43a及び受光部43b
の動作を制御するセンサ制御手段47と、光学式センサ
43の受光部43bの受光結果に基づいて主軸13の端
面31と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面3
3との間の距離を求め、主軸13に対する工具ホルダ1
9の装着状態を判断する判断手段49と、工作機械全体
の動作を制御するNC装置51とをさらに備えている。
は、光学式センサ43の投光部43a及び受光部43b
の動作を制御するセンサ制御手段47と、光学式センサ
43の受光部43bの受光結果に基づいて主軸13の端
面31と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面3
3との間の距離を求め、主軸13に対する工具ホルダ1
9の装着状態を判断する判断手段49と、工作機械全体
の動作を制御するNC装置51とをさらに備えている。
【0036】ここで、本発明の工作機械の主軸装置10
における工具装着状態の検出方法を説明する。
における工具装着状態の検出方法を説明する。
【0037】最初に、工具ホルダ19が主軸13に装着
されると、センサ制御手段47は、NC装置51からの
指令に応じて、光学式センサ43の動作を制御して、主
軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19b
の内端面33との間に向けて光学式センサ43の投光部
43aから平行光線45を投光させる。
されると、センサ制御手段47は、NC装置51からの
指令に応じて、光学式センサ43の動作を制御して、主
軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19b
の内端面33との間に向けて光学式センサ43の投光部
43aから平行光線45を投光させる。
【0038】光学式センサ43の投光部43aから投光
された平行光線45のうち主軸13及び工具ホルダ19
のフランジ部19bによって遮光されなかったものは、
主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19
bの内端面33との間を通過し、受光部43bによって
受光される。このとき、通過した平行光線45を受光し
た受光素子の数又は受光素子が受光した平行光線45の
光量に基づいた受光結果が光学式センサ43の受光部4
3bからセンサ制御手段47に送られる。なお、受光部
43bが単一の受光素子から構成されており、受光素子
が受光した平行光線45の光量に基づいた受光結果が光
学式センサ43の受光部43bからセンサ制御手段47
に送られてもよいことはもちろんである。
された平行光線45のうち主軸13及び工具ホルダ19
のフランジ部19bによって遮光されなかったものは、
主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19
bの内端面33との間を通過し、受光部43bによって
受光される。このとき、通過した平行光線45を受光し
た受光素子の数又は受光素子が受光した平行光線45の
光量に基づいた受光結果が光学式センサ43の受光部4
3bからセンサ制御手段47に送られる。なお、受光部
43bが単一の受光素子から構成されており、受光素子
が受光した平行光線45の光量に基づいた受光結果が光
学式センサ43の受光部43bからセンサ制御手段47
に送られてもよいことはもちろんである。
【0039】センサ制御手段47は、受光部43bの受
光結果を判断手段49に転送する。判断手段49は、受
光部43bの受光結果に基づいて、主軸13の端面31
と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との
間の距離を求め、主軸13に対する工具ホルダ19の装
着状態を判断する。図1に示されている実施形態では、
工具ホルダ19は2面拘束タイプのものであり、工具ホ
ルダ19が主軸13の装着孔21に適正に装着されてい
るとき、テーパシャンク部19cの円錐状外周面が主軸
13の装着孔21のテーパ状内周面と密着すると共にフ
ランジ部19bの内端面33が主軸13の端面31と密
着するはずである。したがって、主軸13の端面31と
工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との間
に隙間がなければ、投光部43aから投光された平行光
線45は、工具ホルダ19のフランジ部19b及び主軸
13によりすべて遮光され、受光部43bでは受光され
ない、すなわち主軸13の端面31と工具ホルダ19の
フランジ部19bの内端面33との間の距離が0にな
る。このとき、判断手段49は、工具ホルダ19のフラ
ンジ部19bの内端面33及びテーパシャンク部19c
の外周面がそれぞれ主軸13の端面31及び装着孔21
の内周面と密着した状態で、工具ホルダ19が主軸13
に装着されていると判断する。また、主軸13の端面3
1と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33と
の間に隙間があれば、受光部43bで平行光線45を受
光するため、判断手段49は、主軸13と工具ホルダ1
9との接触面の間に切屑等の異物等が噛み込まれている
こと等に起因して、工具ホルダ19が主軸13に非密着
状態で装着されていると判断する。また、工具ホルダ1
9のフランジ部19bが検出されなければ、すなわち、
主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19
bの内端面33との間の距離が大きすぎる時は、判断手
段49は、工具ホルダ19が主軸13に装着されていな
いと判断する。
光結果を判断手段49に転送する。判断手段49は、受
光部43bの受光結果に基づいて、主軸13の端面31
と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との
間の距離を求め、主軸13に対する工具ホルダ19の装
着状態を判断する。図1に示されている実施形態では、
工具ホルダ19は2面拘束タイプのものであり、工具ホ
ルダ19が主軸13の装着孔21に適正に装着されてい
るとき、テーパシャンク部19cの円錐状外周面が主軸
13の装着孔21のテーパ状内周面と密着すると共にフ
ランジ部19bの内端面33が主軸13の端面31と密
着するはずである。したがって、主軸13の端面31と
工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との間
に隙間がなければ、投光部43aから投光された平行光
線45は、工具ホルダ19のフランジ部19b及び主軸
13によりすべて遮光され、受光部43bでは受光され
ない、すなわち主軸13の端面31と工具ホルダ19の
フランジ部19bの内端面33との間の距離が0にな
る。このとき、判断手段49は、工具ホルダ19のフラ
ンジ部19bの内端面33及びテーパシャンク部19c
の外周面がそれぞれ主軸13の端面31及び装着孔21
の内周面と密着した状態で、工具ホルダ19が主軸13
に装着されていると判断する。また、主軸13の端面3
1と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33と
の間に隙間があれば、受光部43bで平行光線45を受
光するため、判断手段49は、主軸13と工具ホルダ1
9との接触面の間に切屑等の異物等が噛み込まれている
こと等に起因して、工具ホルダ19が主軸13に非密着
状態で装着されていると判断する。また、工具ホルダ1
9のフランジ部19bが検出されなければ、すなわち、
主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19
bの内端面33との間の距離が大きすぎる時は、判断手
段49は、工具ホルダ19が主軸13に装着されていな
いと判断する。
【0040】なお、上述したように、投光部43aから
受光部43bに向けて投光される平行光線45の光軸が
工具ホルダ19のフランジ部19bの外周部を通過する
ように光学式センサ43が配置されている場合に、主軸
13を回転させつつ、光学式センサ43による測定を行
えば、主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ
部19bの内端面33との間の距離を工具ホルダ19の
フランジ部19bの全周方向にわたって測定することが
できるようになり、主軸13の端面31と工具ホルダ1
9のフランジ部19bの内端面33との間の距離の周方
向変化を検出することが可能となる。したがって、主軸
13と工具ホルダ19の接触面の間に切屑等の異物が噛
み込んだことなどに起因して、主軸13の端面31と工
具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との間の
何れかの部分に隙間が生じればこれを検出することが
き、主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部
19bの内端面33とが平行になっていない状態を検出
することが可能となる。
受光部43bに向けて投光される平行光線45の光軸が
工具ホルダ19のフランジ部19bの外周部を通過する
ように光学式センサ43が配置されている場合に、主軸
13を回転させつつ、光学式センサ43による測定を行
えば、主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ
部19bの内端面33との間の距離を工具ホルダ19の
フランジ部19bの全周方向にわたって測定することが
できるようになり、主軸13の端面31と工具ホルダ1
9のフランジ部19bの内端面33との間の距離の周方
向変化を検出することが可能となる。したがって、主軸
13と工具ホルダ19の接触面の間に切屑等の異物が噛
み込んだことなどに起因して、主軸13の端面31と工
具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との間の
何れかの部分に隙間が生じればこれを検出することが
き、主軸13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部
19bの内端面33とが平行になっていない状態を検出
することが可能となる。
【0041】判断手段49は、主軸13に対する工具ホ
ルダ19の装着状態を判断すると、その判断結果をNC
装置51に送る。判断結果を受け取ったNC装置51
は、工具ホルダ19が主軸13に密着した状態で装着さ
れている場合には工具ホルダ19が主軸13に適正に装
着されていると見なして、主軸13の駆動モータ(不図
示)を駆動し、主軸13を回転させ、工具29によるワ
ーク(不図示)の加工を開始させる。一方、工具ホルダ
19が主軸13に非密着状態で装着されている場合又は
工具ホルダ19が主軸13に未装着の場合には、NC装
置51は、工具ホルダ19が主軸13に適正に装着され
ていないと見なして、主軸13の駆動モータを停止また
は駆動させない。この場合には、警報を鳴らして操作者
に異常を知らせるようにすることが好ましい。また、N
C装置51が工具交換装置に再度工具交換命令を出し
て、工具29を適正に装着させ直してもよい。
ルダ19の装着状態を判断すると、その判断結果をNC
装置51に送る。判断結果を受け取ったNC装置51
は、工具ホルダ19が主軸13に密着した状態で装着さ
れている場合には工具ホルダ19が主軸13に適正に装
着されていると見なして、主軸13の駆動モータ(不図
示)を駆動し、主軸13を回転させ、工具29によるワ
ーク(不図示)の加工を開始させる。一方、工具ホルダ
19が主軸13に非密着状態で装着されている場合又は
工具ホルダ19が主軸13に未装着の場合には、NC装
置51は、工具ホルダ19が主軸13に適正に装着され
ていないと見なして、主軸13の駆動モータを停止また
は駆動させない。この場合には、警報を鳴らして操作者
に異常を知らせるようにすることが好ましい。また、N
C装置51が工具交換装置に再度工具交換命令を出し
て、工具29を適正に装着させ直してもよい。
【0042】ここでは、2面拘束タイプの工具ホルダを
装着する工作機械の主軸装置10を例にして、本発明を
説明したが、本発明は、工具ホルダ19を主軸13に装
着したときにテーパシャンク部19cの円錐状外周面の
みが主軸13の装着孔21の内周面と密着する1面拘束
タイプに対して適用することも可能である。
装着する工作機械の主軸装置10を例にして、本発明を
説明したが、本発明は、工具ホルダ19を主軸13に装
着したときにテーパシャンク部19cの円錐状外周面の
みが主軸13の装着孔21の内周面と密着する1面拘束
タイプに対して適用することも可能である。
【0043】図4に示した工作機械の主軸装置100で
は、主軸113の前方が軸受117により、ハウジング
111の後方が図示されない軸受によりそれぞれハウジ
ング111に回転支持されている。主軸113の先端部
には工具ホルダ119を装着するテーパ状の装着孔12
1が形成されている。また、装着孔121の底部には収
容空間123が形成され、収容空間123から主軸11
3の後方に向けて中心孔127が形成されている。収容
空間123及び中心孔127の内部には、ドローバー1
37、皿ばね等の戻しばね141、コレット139が設
けられ、これらの動作により主軸113に工具ホルダ1
19を着脱自在に装着する。すなわち戻しばね141の
主軸113の後方への弾性付勢力でドローバー137が
主軸113の後方に移動することにより、ドローバー1
37先端のコレット139が閉じ、工具ホルダ119の
プルスタッド119dを把持し、主軸113に工具ホル
ダ119がクランプされる。また、戻しばね141の弾
性付勢力に抗してドローバー137を主軸113の前方
に押し込むことにより、コレット139が開き、主軸1
13から工具ホルダ119をアンクランプする。
は、主軸113の前方が軸受117により、ハウジング
111の後方が図示されない軸受によりそれぞれハウジ
ング111に回転支持されている。主軸113の先端部
には工具ホルダ119を装着するテーパ状の装着孔12
1が形成されている。また、装着孔121の底部には収
容空間123が形成され、収容空間123から主軸11
3の後方に向けて中心孔127が形成されている。収容
空間123及び中心孔127の内部には、ドローバー1
37、皿ばね等の戻しばね141、コレット139が設
けられ、これらの動作により主軸113に工具ホルダ1
19を着脱自在に装着する。すなわち戻しばね141の
主軸113の後方への弾性付勢力でドローバー137が
主軸113の後方に移動することにより、ドローバー1
37先端のコレット139が閉じ、工具ホルダ119の
プルスタッド119dを把持し、主軸113に工具ホル
ダ119がクランプされる。また、戻しばね141の弾
性付勢力に抗してドローバー137を主軸113の前方
に押し込むことにより、コレット139が開き、主軸1
13から工具ホルダ119をアンクランプする。
【0044】図4に示されている工具ホルダ119は、
1面拘束タイプ(いわゆるBTシャンクタイプ)であ
り、工具29が取り付けられるシャンク部119aと、
シャンク部119aに続けて設けられたフランジ部11
9bと、フランジ部119bに続けて設けられた円錐状
外周面を有したテーパシャンク部119cとを備える。
よって、主軸113の装着孔121に工具ホルダ119
が適正に装着された場合には、テーパシャンク119c
の円錐状外周面が主軸113の装着孔121のテーパ状
内周面と密着する。ここからは、1面拘束タイプの工具
ホルダ119を主軸113に装着する際に、本発明を適
用した場合を説明する。
1面拘束タイプ(いわゆるBTシャンクタイプ)であ
り、工具29が取り付けられるシャンク部119aと、
シャンク部119aに続けて設けられたフランジ部11
9bと、フランジ部119bに続けて設けられた円錐状
外周面を有したテーパシャンク部119cとを備える。
よって、主軸113の装着孔121に工具ホルダ119
が適正に装着された場合には、テーパシャンク119c
の円錐状外周面が主軸113の装着孔121のテーパ状
内周面と密着する。ここからは、1面拘束タイプの工具
ホルダ119を主軸113に装着する際に、本発明を適
用した場合を説明する。
【0045】この場合には、工具ホルダ19が主軸13
の装着孔21に適正に装着されているとき、テーパシャ
ンク部19cの円錐状外周面が主軸13の装着孔21の
テーパ状内周面と密着し、フランジ部19bの内端面3
3は主軸13の端面31と所定の距離を隔てて対面する
はずである。したがって、判断手段49は、主軸13の
端面31と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面
33との間の隙間が所定の距離と等しければ、工具ホル
ダ19のテーパシャンク部19bの外周面が主軸13の
装着孔21の内周面と密着した状態で工具ホルダ19が
主軸13に適正に装着されていると判断する。また、判
断手段49は、主軸13の端面31と工具ホルダ19の
フランジ部19bの内端面33との間の隙間が所定の距
離よりも大きければ、主軸13と工具ホルダ19との接
触面の間に切屑等の異物が噛み込まれていること等に起
因して、工具ホルダ19が主軸13に適正に装着されて
いないと判断する。ここで、主軸13の端面31と工具
ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との所定の
距離は、NC装置51や判断手段49にあらかじめ記憶
しておくのが好ましい。
の装着孔21に適正に装着されているとき、テーパシャ
ンク部19cの円錐状外周面が主軸13の装着孔21の
テーパ状内周面と密着し、フランジ部19bの内端面3
3は主軸13の端面31と所定の距離を隔てて対面する
はずである。したがって、判断手段49は、主軸13の
端面31と工具ホルダ19のフランジ部19bの内端面
33との間の隙間が所定の距離と等しければ、工具ホル
ダ19のテーパシャンク部19bの外周面が主軸13の
装着孔21の内周面と密着した状態で工具ホルダ19が
主軸13に適正に装着されていると判断する。また、判
断手段49は、主軸13の端面31と工具ホルダ19の
フランジ部19bの内端面33との間の隙間が所定の距
離よりも大きければ、主軸13と工具ホルダ19との接
触面の間に切屑等の異物が噛み込まれていること等に起
因して、工具ホルダ19が主軸13に適正に装着されて
いないと判断する。ここで、主軸13の端面31と工具
ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との所定の
距離は、NC装置51や判断手段49にあらかじめ記憶
しておくのが好ましい。
【0046】上記においては、主軸13の端面31と工
具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との間の
距離を測定することにより、主軸13に対する工具ホル
ダ19の装着状態を検出している。しかしながら、主軸
13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19bの
外端面34、すなわちフランジ部19bにおいて内端面
33と反対側に位置する面との間の距離を測定すること
により、主軸13に対する工具ホルダ19の装着状態を
検出することも可能である。
具ホルダ19のフランジ部19bの内端面33との間の
距離を測定することにより、主軸13に対する工具ホル
ダ19の装着状態を検出している。しかしながら、主軸
13の端面31と工具ホルダ19のフランジ部19bの
外端面34、すなわちフランジ部19bにおいて内端面
33と反対側に位置する面との間の距離を測定すること
により、主軸13に対する工具ホルダ19の装着状態を
検出することも可能である。
【0047】ここでは、主軸に工具ホルダが装着される
場合を例に本発明を説明したが、旋盤のように、回転し
ない刃物台に工具ホルダが装着される場合でも、刃物台
に光学式センサを設ければ、旋盤であっても本発明を適
用することは可能である。
場合を例に本発明を説明したが、旋盤のように、回転し
ない刃物台に工具ホルダが装着される場合でも、刃物台
に光学式センサを設ければ、旋盤であっても本発明を適
用することは可能である。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ハウジングに設
けた光学式センサにより、主軸の端面と工具ホルダのフ
ランジ部の内端面との間の距離を測定し、主軸に対する
工具ホルダの装着状態を直接的に検出するので、ドロー
バーの変位量に基づいて間接的に主軸と工具ホルダとの
装着状態を検出する従来技術の工作機械の主軸装置と比
較してより正確に主軸に対する工具ホルダの装着状態を
検出することが可能となる。そして、1面拘束タイプま
たは2面拘束タイプという工具ホルダの形式にかかわら
ず、主軸と工具ホルダとの装着状態を正確に行うことが
できる。また、光学式センサが非回転部分であるハウジ
ングに設けられているので、主軸の回転バランスに悪影
響を与えることもない。また、加工中に主軸に負荷が作
用してもセンサが損傷を受けることはなく、センサが加
工による発熱の影響を受けることも少ない。
けた光学式センサにより、主軸の端面と工具ホルダのフ
ランジ部の内端面との間の距離を測定し、主軸に対する
工具ホルダの装着状態を直接的に検出するので、ドロー
バーの変位量に基づいて間接的に主軸と工具ホルダとの
装着状態を検出する従来技術の工作機械の主軸装置と比
較してより正確に主軸に対する工具ホルダの装着状態を
検出することが可能となる。そして、1面拘束タイプま
たは2面拘束タイプという工具ホルダの形式にかかわら
ず、主軸と工具ホルダとの装着状態を正確に行うことが
できる。また、光学式センサが非回転部分であるハウジ
ングに設けられているので、主軸の回転バランスに悪影
響を与えることもない。また、加工中に主軸に負荷が作
用してもセンサが損傷を受けることはなく、センサが加
工による発熱の影響を受けることも少ない。
【図1】本発明の工具装着状態を検出装置を備えた工作
機械の主軸装置の要部断面図及びブロック図である。
機械の主軸装置の要部断面図及びブロック図である。
【図2】図1における矢視A図である。
【図3】本発明の工作機械の主軸装置において工具装着
状態検出に用いる光学式センサを示している略図であ
る。
状態検出に用いる光学式センサを示している略図であ
る。
【図4】本発明の工具装着状態検出装置を備えた別の実
施形態の要部断面図及びブロック図である。
施形態の要部断面図及びブロック図である。
10、100…主軸装置
11、111…ハウジング
13、113…主軸
19、119…工具ホルダ
19b、119b…フランジ部
29…工具
31…端面
33…内端面
34…外端面
43…光学式センサ
43a…投光部
43b…受光部
47…センサ制御装置
49…判断手段
Claims (3)
- 【請求項1】 工具が取り付けられた工具ホルダを着脱
可能に装着する主軸を有した工作機械の主軸装置におい
て、 前記主軸を回転支持するハウジングに設けられ、光線を
投光する投光部及び被測定部を通過した前記光線を受光
する受光部で成る光学式センサと、 前記主軸への前記工具ホルダの装着時に、前記主軸の端
面と前記工具ホルダのフランジ面との間に向けて前記光
学式センサの投光部から光線を投光する制御手段と、 前記光学式センサの受光部による光線の受光結果に基づ
いて、前記主軸と前記工具ホルダとの密着状態を判断す
る判断手段と、 を具備することを特徴とした工具装着状態検出装置を備
えた工作機械の主軸装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記主軸への前記工具
ホルダの装着時に、前記主軸を回転させ、前記主軸の端
面と前記工具ホルダのフランジ面との間に向けて前記光
学式センサの投光部から光線を投光する請求項1に記載
の工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装置。 - 【請求項3】 前記判断手段は、前記光学式センサの受
光部による光線の受光結果から求められる実際の前記主
軸の端面と前記工具ホルダのフランジ面との距離と予め
設定された前記主軸の端面と前記工具ホルダのフランジ
面との距離との比較結果に基づいて、前記主軸と前記工
具ホルダとの密着状態を判断する請求項1または2に記
載の工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001386263A JP2003181747A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001386263A JP2003181747A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003181747A true JP2003181747A (ja) | 2003-07-02 |
Family
ID=27595456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001386263A Pending JP2003181747A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 工具装着状態検出装置を備えた工作機械の主軸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003181747A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010167557A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Ott-Jakob Spanntechnik Gmbh | ツールまたは機械部材の位置監視装置 |
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KR101392656B1 (ko) * | 2007-11-16 | 2014-05-12 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 공구 클램핑 확인장치 및 그 확인방법 |
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-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001386263A patent/JP2003181747A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020067065A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | シチズン時計株式会社 | 工作機械及びその作動方法 |
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