JP2003181695A - 粉末プレス装置、粉末プレス方法およびそれを用いた焼結体製造方法 - Google Patents

粉末プレス装置、粉末プレス方法およびそれを用いた焼結体製造方法

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JP2003181695A
JP2003181695A JP2001379596A JP2001379596A JP2003181695A JP 2003181695 A JP2003181695 A JP 2003181695A JP 2001379596 A JP2001379596 A JP 2001379596A JP 2001379596 A JP2001379596 A JP 2001379596A JP 2003181695 A JP2003181695 A JP 2003181695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形体の割れを生じることなく歩留まりが向
上し、より多くの成形体を同時に得ることができる、粉
末プレス装置および粉末プレス方法を提供する。 【解決手段】 粉末プレス装置10はダイ12を含む。
ダイ12に形成される複数のキャビティ24内に粉末m
を充填する。各キャビティ24内の粉末mをプレスする
ための下パンチ16a,16bに作用する圧力媒体Pの
量を減らし、各キャビティ24内の粉末mに対するプレ
ス圧が等しくなるように、上パンチ46と下パンチ16
a,16bとによって各キャビティ24内の粉末mをプ
レスする。粉末mをプレスして得られた成形体F1,F
2を取り出し、下パンチ16a,16bに作用する圧力
媒体Pの量を元に戻すべく補充する。圧力媒体Pを収納
する収納空間32a,32bを、下パンチ16a,16
b毎に設け、かつプレス方向に対して直交する方向に相
互に重ならないように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は粉末プレス装置、
粉末プレス方法およびそれを用いた焼結体製造方法に関
し、より特定的には、ダイに形成される複数のキャビテ
ィに充填された粉末を同時に等密度成形する粉末プレス
装置、粉末プレス方法およびそれを用いた焼結体製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術の一例として、本件出
願人は特開2000−24799において、プレス成形
の際に圧力媒体によって複数のキャビティに均一な圧力
を加え、成形密度のばらつきの少ない複数の成形体を同
時に作製する技術を提案している。この技術によれば、
各キャビティに充填された粉末には同一の圧力が作用す
るので、各キャビティに充填された粉末量が異なれば成
形体の厚み(高さ)には違いが生じる。得られた成形体
を取り出すときには、特開2000−24799の図1
0に示すように、ダイを下降させ上パンチを上方に退避
させることによって、下パンチが規制部により規制され
る位置まで持ち上げられ、成形体が取り出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、成形体の厚み
が異なれば、各成形体に対応する上パンチは、各成形体
から同時に離れるのでなく厚みの小さい成形体から順次
離れていく。したがって、最後の成形体すなわち最も厚
い(特開2000−24799の図10では左端の)成
形体には上下から全圧力が加わり割れが生じるおそれが
あった。また、下パンチの段部および圧力媒体が収納さ
れる収納空間の側部に要求される強度は、周知のフープ
応力計算式によって設定される。この計算式によれば、
収納空間を構成する側部が圧力媒体から受ける圧力に耐
えうるように、該側部を構成する部材に要求される厚み
が計算される。従来技術では、隣接する収納空間は並置
されているので、収納空間2個分の強度を確保できるよ
うに2つの収納空間の間に設けられる部材の肉厚を大き
くしなけらばならず、隣接する収納空間の相互の間隔を
縮めることができない。したがって、下パンチひいては
キャビティの間隔も大きくなってしまい、多数個取りの
数にも限界があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、成
形体の割れを生じることなく歩留まりが向上する、粉末
プレス装置および粉末プレス方法を提供することであ
る。この発明の他の目的は、より多くの成形体を同時に
得ることができる、粉末プレス装置および粉末プレス方
法を提供することである。この発明のその他の目的は、
寸法ばらつきの少ない焼結体を得ることができる、焼結
体製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の粉末プレス装置は、粉末が充填
されるキャビティが形成される複数のダイホールを有す
るダイ、キャビティ内の粉末をプレスするための一端面
と圧力媒体が作用する他端面と一端面および他端面間に
設けられる段部とを有し、ダイホールに一方側から挿入
される複数の第1パンチ、キャビティ内の粉末をプレス
するための端面を有し、ダイホールに他方側から挿入さ
れる複数の第2パンチ、第1パンチを案内する第1パン
チ案内部と第1パンチのプレス方向の移動限度位置を規
制するために段部に係合可能な規制部と第1パンチに作
用する圧力媒体を収納する収納空間とを有する保持部、
ならびに収納空間内の圧力媒体の量を調節する調節手段
を備える。
【0006】請求項2に記載の粉末プレス装置は、粉末
が充填されるキャビティが形成される複数のダイホール
を有するダイ、キャビティ内の粉末をプレスするための
一端面と圧力媒体が作用する他端面とを有し、ダイホー
ルに一方側から挿入される複数の第1パンチ、キャビテ
ィ内の粉末をプレスするための端面を有し、ダイホール
に他方側から挿入される複数の第2パンチ、および第1
パンチを案内する第1パンチ案内部と第1パンチに作用
する圧力媒体を収納する収納空間とを有する保持部を備
え、収納空間は各第1パンチ毎に設けられかつ各収納空
間は隣接する収納空間の少なくとも1つとは第1パンチ
のプレス方向に対して直交する方向に相互に重ならない
ように配置されることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の粉末プレス装置は、請求
項1または2に記載の粉末プレス装置において、さら
に、キャビティに充填された粉末にプレス方向に対して
平行に磁場を印加するための磁場印加手段を備えること
を特徴とする。請求項4に記載の粉末プレス装置は、請
求項1から3のいずれかに記載の粉末プレス装置におい
て、第1パンチは下パンチ、第2パンチは上パンチであ
ることを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の粉末プレス方法は、ダイ
に形成される複数のキャビティ内に粉末を充填する工
程、各キャビティ内の粉末をプレスするための複数の第
1パンチに作用する圧力媒体の量を減らす工程、各キャ
ビティ内の粉末に対するプレス圧が等しくなるように、
複数の第2パンチと圧力媒体が作用する複数の第1パン
チとによって各キャビティ内の前記粉末をプレスする工
程、粉末をプレスして得られた成形体を取り出す工程、
および第1パンチに作用する圧力媒体の量を元に戻すべ
く補充する工程を備える。
【0009】請求項6に記載の粉末プレス方法は、ダイ
に形成される複数のキャビティ内の粉末をプレスするた
めの複数の第1パンチに作用する圧力媒体を収納する収
納空間を各第1パンチ毎に設け、各収納空間を隣接する
収納空間の少なくとも1つとは第1パンチのプレス方向
に対して直交する方向に相互に重ならないように配置し
た状態で、キャビティ内の粉末をプレスする粉末プレス
方法であって、複数のキャビティ内に粉末を充填する工
程、各キャビティ内の粉末に対するプレス圧が等しくな
るように、複数の第2パンチと圧力媒体が作用する複数
の第1パンチとによって各キャビティ内の粉末をプレス
する工程、および粉末をプレスして得られた成形体を取
り出す工程を備える。
【0010】請求項7に記載の粉末プレス方法は、請求
項5または6に記載の粉末プレス方法において、キャビ
ティに充填された粉末にプレス方向に対して平行に磁場
を印加する工程をさらに備えることを特徴とする。請求
項8に記載の粉末プレス方法は、請求項5から7のいず
れかに記載の粉末プレス方法において、第1パンチは下
パンチ、第2パンチは上パンチであることを特徴とす
る。請求項9に記載の焼結体製造方法は、請求項5から
8のいずれかに記載の粉末プレス方法によって得られた
成形体を焼結して焼結体を得ることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の粉末プレス装置では、キ
ャビティに粉末を充填した後、第1パンチに作用する圧
力媒体の量を減らしてキャビティ内の粉末を第1および
第2パンチによってプレスし成形体を得る。圧力媒体の
量はプレス成形中に減らされてもよい。その後、成形体
をダイから取り出す。このとき、第1パンチのプレス方
向の移動は規制されず、プレス成形直後とダイからの成
形体抜き出し時とにおいて、各第1パンチの相対的位置
関係は変化せず、各成形体をほぼ等しい保持圧で保持し
ながらダイから抜き出すことができる。したがって、各
成形体に対応する第2パンチを同時に成形体から分離で
き、一部の成形体に圧力が集中するということはなく、
成形体の割れを防止でき、歩留まりを向上できる。請求
項5に記載の粉末プレス方法についても同様である。
【0012】第1パンチ毎に設けられる各収納空間には
成形圧力に耐えうる強度が要求される。請求項2に記載
の粉末プレス装置では、各収納空間は隣接する収納空間
の少なくとも1つと第1パンチのプレス方向に対して直
交する方向に相互に重ならないように配置される。この
ように配置すると、収納空間を構成する側部の肉厚とし
ては、1つの収納空間に要求される強度分の厚みを確保
できればよく、隣接する収納空間の距離を短くできる。
その結果、第1パンチ間ひいてはキャビティ間の距離を
短くできるので、少ないスペースでより多くの等密度の
成形体を同時に形成できる。請求項6に記載の粉末プレ
ス方法についても同様である。
【0013】請求項3に記載の粉末プレス装置では、成
形密度をほぼ等しくできるので、プレス成形時にプレス
方向と平行な磁場を印加して粉末を配向する場合であっ
ても、各成形体の配向ばらつきをほぼ同一にすることが
できる。また、キャビティ間の距離を短くできるので、
キャビティをダイの端部に形成しなくてもよく、磁場が
より均一な箇所にキャビティを設けてプレス成形でき
る。したがって、各成形体を良好に配向できる。請求項
7に記載の粉末プレス方法についても同様である。
【0014】この発明は、請求項4および8に記載する
ように、第1パンチが下パンチであり、第2パンチが上
パンチである場合に好適となる。請求項9に記載するよ
うに、上述のようにして形成された成形体を焼結するこ
とによって、寸法ばらつきの少ない焼結体が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。図1を参照して、この発明
の一実施形態の粉末プレス装置10は、1回のプレスサ
イクルで複数個の等密度の成形体が得られる多数個取り
用装置である。粉末プレス装置10は、たとえば超硬合
金からなるダイ12を含む。ダイ12には複数のダイホ
ール14が上下方向に貫通するように形成される。ダイ
ホール14の横断面形状はたとえば弓形である(図3参
照)。各ダイホール14には、たとえば超硬合金からな
る下パンチ16aおよび16bが下側から挿入される。
下パンチ16aおよび16bはそれぞれ、パンチ本体1
8aおよび18bと段部20aおよび20bとを有す
る。段部20aおよび20bは、パンチ本体18aおよ
び18bの下部に形成されかつパンチ本体18aおよび
18bより大きな断面積を有する。ダイホール14の内
周面と下パンチ16aおよび16bの上端面22aおよ
び22bとによって任意の容積のキャビティ24が形成
される。
【0016】下パンチ16aおよび16bは保持部26
によって保持される。保持部26は、下パンチ16aお
よび16bのパンチ本体18aおよび18bを案内保持
する下パンチ案内部28aおよび28bと、規制部30
aおよび30bを介して下パンチ案内部28aおよび2
8bに連なる収納空間32aおよび32bとを含む。規
制部30aおよび30bはそれぞれ下パンチ16aおよ
び16bの段部20aおよび20bに係合可能とされ、
規制部30aおよび30bは下パンチ16aおよび16
bの上限位置を規制する役割を果たす。収納空間32a
および32bはそれぞれ、下パンチ16aおよび16b
の段部20aおよび20bと圧力媒体Pとを収納保持
し、下パンチ16aおよび16bの下端面34aおよび
34bが圧力媒体Pによって下方から支持される。
【0017】圧力媒体Pとしては、各種の油類、油脂類
等の有機化合物、水銀、水等、その他常温常圧で液体状
の任意の物質を用いることができる。圧力媒体(圧力伝
達媒体)Pは低粘度であることが望ましい。この場合、
圧力を伝える導圧度が高く、キャビティ24毎の下パン
チ16aおよび16bに伝わる圧力のばらつきが低減さ
れるからである。
【0018】ここで、隣接する収納空間32aと32b
とは、下パンチ16aおよび16bのプレス方向に垂直
に、すなわち水平方向に重ならないように配置される。
この実施形態では、隣接する収納空間32aおよび32
bにおいて、収納空間32aの下面が収納空間32bの
上面より上に位置する。したがって、収納空間32aの
側部を構成する保持部26の肉厚は収納空間32a内に
加わる圧力を、また収納空間32bの側部を構成する保
持部26の肉厚は収納空間32b内に加わる圧力を、そ
れぞれ考慮するだけで決定できる。このように、各収納
空間32aおよび32bの周囲の保持部26の厚みは収
納空間1個分の耐久性を考慮すればよいので、収納空間
32aおよび32b間の距離を短くでき、下パンチ16
aおよび16bの間隔ひいてはキャビティ24の間隔を
狭くすることができる。
【0019】なお、段部20aおよび20bがそれぞれ
規制部30aおよび30bに接触しているときに下パン
チ16aおよび16bの上端面22aおよび22bの高
さが等しくなるように、隣接するパンチ本体18aおよ
び18bは異なる長さに設定される。これによって、キ
ャビティ24の充填深さを揃えることができる。また、
下パンチ16a,16bの段部20a,20bおよびシ
リンダ42の外周にはそれぞれ、シール部材36a,3
6bおよび36cが設けられ、これによって収納空間3
2a,32bおよび38にある圧力媒体Pが流出するこ
とを防止する。また、パンチ本体18a,18bの外周
にもそれぞれシール部材36d,36eを設けることで
粉末mが下パンチ摺動部に流入することを防止する。
【0020】保持部26の内部において収納空間32a
および32bより下の位置にも収納空間38が設けられ
る。収納空間32a,32bおよび38は流路40によ
って接続され、圧力媒体Pは各収納空間32a,32b
および38の間を移動できる。収納空間38には圧力媒
体Pのほかシリンダ42が上下方向に摺動可能に収納さ
れる。収納空間32a,32bおよび38内の圧力媒体
Pの量はシリンダ42によって調節される。シリンダ4
2の位置は、収納空間38の下部領域38aに対してポ
ンプ43によって送り込まれる圧力媒体Qの量によって
制御される。
【0021】下部領域38aに対する圧力媒体Qの供給
・排出は、ソレノイド(図示せず)によって動作する電
磁弁44を用いて切り替えられる。電磁弁44は、圧力
媒体Qを下部領域38aに供給するための導入路44
a、下部領域38a内の圧力媒体Qを排出するための排
出路44bおよび圧力媒体Qの供給を停止するための停
止栓44cを含む。圧力媒体供給時には、導入路44a
が下部領域38aおよびポンプ43に接続され、タンク
45に収容された圧力媒体Qが下部領域38aへ供給さ
れる。一方、圧力媒体排出時には、排出路44bが下部
領域38aに接続されかつ停止栓44cがポンプ43に
接続され、下部領域38a内の圧力媒体Qがタンク45
へ排出される。なお、圧力媒体Qには圧力媒体Pと同様
の物質が用いられる。
【0022】また、ダイ12の上方には各ダイホール1
4に挿入可能なたとえば超硬合金からなる複数の上パン
チ46が配置される。上パンチ46は上パンチ固定座金
48に固定される。上パンチ46は上下方向に移動可能
であり、上パンチ46をダイホール14(キャビティ2
4)内に上側から没入することによって、キャビティ2
4内に充填された粉末m(後述)が上パンチ46の下端
面50と下パンチ16aおよび16bの上端面22aお
よび22bとによって圧縮され、たとえば弓形の成形体
が得られる。キャビティ24内の粉末mには、配向コイ
ル52aおよび52bを用いて、プレス方向に平行に配
向磁場が印加される。
【0023】さらに、ダイ14にはフィーダープレート
54が隣接配置される。フィーダープレート54上には
粉末mが収納される給粉装置56が設けられる。給粉装
置56は、図示しないシリンダによってダイ12上と待
機位置とを往復移動する。給粉装置56としては、たと
えば特開2000−248301の場合と同様、棒状部
材58を用いて粉末mをキャビティ24に充填する方式
のものが好ましい。このような給粉装置56を用いれ
ば、キャビティ24内への粉末mの充填密度ばらつきが
少なく、出来上がった焼結体Sにおいても弦幅方向だけ
ではなく厚み方向(図5(b)参照)のばらつきを少な
くできる。
【0024】粉末mとしてはたとえば急冷法によって製
造されたR−Fe−B系合金粉末などの希土類合金粉末
が用いられる。粉末mはたとえばつぎのようにして作製
される。まず、急冷法による合金の作製法として米国特
許第5,383,978号に示されるようなストリップ
キャスト法を用いて、鋳片が作製される。
【0025】具体的には、公知の方法によって製造され
た、Nd:30wt%、B:1.0wt%、Dy:1.
2wt%、Al:0.2wt%、Co:0.9wt%、
残部Feおよび不可避不純物からなる組成の合金が高周
波溶解により溶湯とされる。この溶湯が1,350゜C
に保持された後、ロール周速度を約1m/秒、冷却速度
102゜C/sec〜104゜C/sec、過冷度200
゜Cの条件で、単ロール上で急冷され、厚さ0.3mm
のフレーク状合金鋳塊が得られる。合金としては、上記
組成のほか、米国特許第4,770,723号、第4,
792,368号に示すものを使用できる。
【0026】つぎに、合金インゴットが、水素吸蔵法に
よって粗粉砕された後、ジェットミルを用いて窒素ガス
雰囲気中で微粉砕され、たとえば平均粒径2μm〜10
μm(FSSS粒径)の合金粉末が得られる。このよう
な粉末mには配向性を向上させるとともに圧縮性を改善
するため潤滑剤が添加されてもよい。この場合、たとえ
ば、潤滑剤として脂肪酸エステルやステアリン酸亜鉛、
溶剤として石油系溶剤が用いられ、粉末mに対して、脂
肪酸エステルまたはステアリン酸亜鉛を石油系溶剤で希
釈したものが0.3wt%(潤滑剤ベース)添加混合さ
れ、潤滑剤が粉末mの表面に被覆される。
【0027】図2を参照して、このような粉末プレス装
置10の動作を説明する。まず、図2(a)に示すよう
に、上パンチ46は上昇端に位置している。このとき、
ポンプ43によって大気圧以上の圧力を加えることでタ
ンク45内の圧力媒体Qが収納空間38の下部領域38
aに供給される。それによって、シリンダ42は上昇し
下パンチ16aおよび16bは圧力媒体Pによって持ち
上げられる。段部20aおよび20bが規制部30aお
よび30bに接触し、下パンチ16aおよび16bの上
端面22aおよび22bはダイ12の上面より少し(た
とえば略2mm)突出しかつ同一高さとなる。このよう
に粉末充填前に下パンチ16aおよび16bの上端面2
2aおよび22bを同一高さにできるので、形成される
キャビティ24の容積を均一にできるため、供給される
粉末量のばらつきを小さくできる。
【0028】ついで、図2(b)に示すように、ダイ1
2を上昇させダイホール14上部にキャビティ24が形
成される。各キャビティ24は同一深さとなる。その状
態で、給粉装置56をダイ12に向かってスライドさせ
ダイホール14上に位置したときに停止させ、給粉装置
56内の粉末mを重力落下によりキャビティ24内に充
填する。その後、図2(c)に示すように、給粉装置5
6をキャビティ24上から退去させる。このとき、給粉
装置56の下端でキャビティ24上の粉末mが摺り切ら
れ粉末充填が完了する。
【0029】そして、図2(d)に示すように、ソレノ
イドによって電磁弁44をスライドさせることで電磁弁
44の導入路44aと収納空間38およびポンプ43と
の接続を遮断して、収納空間38と排出路44bとを接
続させるとともにポンプ43を停止栓44cに接続させ
る。これによって、収納空間38の下部領域38a内の
圧力媒体Qがタンク45へ排出されていき、シリンダ4
2も下方へ移動する。それに伴って、収納空間32aお
よび32b内の圧力媒体Pの一部は流路40を介して収
納空間38に移され、下パンチ16aおよび16bに作
用する圧力媒体Pの量が減じられる。それに応じて下パ
ンチ16aおよび16bが下降し、下パンチ16aおよ
び16bの段部20aおよび20bと保持部26の規制
部30aおよび30bとの間に隙間が形成される。その
状態で、上パンチ46が下降してダイホール14(キャ
ビティ24)に挿入され、キャビティ24内の粉末mに
配向コイル52aおよび52bによって配向磁場が印加
されながらまたは印加された後で、粉末mが上パンチ4
6と下パンチ16aおよび16bとによってプレス成形
され、図2(e)に示すように成形体F1およびF2が
形成される。このとき、圧力媒体Pが収納された収納空
間32a,32bおよび38は流路40によって連結さ
れているので、圧力媒体Pの作用で下パンチ16aおよ
び16bのそれぞれの下端面34aおよび34bには等
圧がかかる。それによって、粉末mの充填量がばらつい
ていたとしても下パンチ16aおよび16bが移動し、
各キャビティ24内の粉末mは等圧でプレスされるの
で、成形密度が均一になる。このように下パンチ16a
および16bが移動可能になるのは、シリンダ42によ
って下パンチ16aおよび16bを降下させているから
である。したがって、粉末mの充填量の多少に応じて下
パンチ16aおよび16bそれぞれの移動量が決定さ
れ、場合によっては両パンチの移動方向(下降または上
昇)も異なる。この実施形態では、右側のキャビティ2
4の方に粉末mが多めに充填されており、圧力媒体Pの
作用で左側の下パンチ16aは上昇するが右側の下パン
チ16bは下降し、右側のキャビティ24に形成される
成形体F2の方が厚みが大きくなる。なお、このように
成形体F1およびF2が形成された時点においても、下
パンチ16aおよび16bの段部20aおよび20bと
保持部26の規制部30aおよび30bとの間には依然
として隙間が存在する。
【0030】このようにプレスが終了すると、図2
(f)に示すように、上パンチ46および下パンチ16
a,16bの位置を変えず上パンチ46および下パンチ
16a,16bによって成形体F1およびF2に一定の
保持圧を加えたままで、ダイ12を下降させ成形体F1
およびF2をダイホール14から抜き出しダイ12上に
露出させる。ダイ下降完了時のダイ12上面の位置は、
厚みの大きい成形体F2の下面の位置とほぼ等しくなる
ことが望ましい。
【0031】その後、図2(g)に示すように、上パン
チ46を上昇させて、成形体F1およびF2がダイ12
上から取り除かれる。このときも、下パンチ16aおよ
び16bの位置は変化せず、下パンチ16aおよび16
bの段部20aおよび20bと保持部26の規制部30
aおよび30bとの間には依然として隙間が存在し、各
成形体F1およびF2の上面の位置も変化せず両者は同
一高さを保ち続ける。したがって、上パンチ46の上昇
時には、各成形体F1およびF2から上パンチ46が同
時に分離される。その結果、一方の成形体にのみ圧力が
集中することはない。
【0032】成形体F1およびF2を取り出した後、収
納空間38内に圧力媒体Qをポンプ43によって補充す
る。このとき、先の工程で減量した分、収納空間38内
の圧力媒体Qが補充される。それに伴って、収納空間3
8内の圧力媒体Pが流路40を介して収納空間32aお
よび32bに移され、収納空間32aおよび32b内の
圧力媒体Pも先の工程で減量した分、補充される。すな
わち、下パンチ16aおよび16bに作用する圧力媒体
Pの量が元に戻される。すると、段部20aおよび20
bと保持部26の規制部30aおよび30bとが接触す
るまで下パンチ16aおよび16bが上昇し、図2
(a)に示すように、下パンチ16aおよび16bの上
端面22aおよび22bがダイ12の上面から少し突出
しかつ同一高さになる。その後は、上述した動作が繰り
返される。
【0033】このような粉末プレス装置10によれば、
プレス成形して得られた成形体をダイ12から取り出す
とき、下パンチ16aおよび16bのプレス方向の移動
は規制されず、プレス成形直後とダイ12からの成形体
抜き出し時とにおいて、下パンチ16aおよび16bの
相対的位置関係は変化せず、成形体F1およびF2をほ
ぼ等しい保持圧で保持しながらダイ12から抜き出すこ
とができる。したがって、各キャビティ24への粉末m
の充填ばらつきによる成形体F1およびF2の厚みばら
つきが発生しても、成形体F1およびF2に対応する各
上パンチ46が同時に分離される。その結果、一部の成
形体に圧力が集中するということはなく、成形体の割れ
を防止でき、歩留まりを向上できる。また、成形密度を
ほぼ等しくできるので、たとえばプレス成形時にプレス
方向と平行な磁場を印加して粉末mを配向する場合であ
っても、各成形体の配向ばらつきを同一にできる。
【0034】さらに、各収納空間32aおよび32bの
側部の肉厚としては、1つの収納空間に要求される強度
分の厚みを確保できればよく、隣接する収納空間32a
および32bの距離を短くできる。その結果、下パンチ
16aおよび16b間ひいてはキャビティ24間の距離
を短くできるので、少ないスペースでより多くの等密度
の成形体を同時に形成できる。また、プレス方向と磁場
印加方向とが平行であるときは成形圧力は高くなり、各
収納空間32aおよび32bを構成する部材の肉厚をよ
り大きくする必要があるが、このような場合であっても
ダイ12ひいては装置を小型化できる。
【0035】また、キャビティ24間の距離を短くでき
るので、図3に示すように多数個(ここでは6個)取り
する場合であっても、ダイ12に形成される全キャビテ
ィ24を、ダイ12の端部に形成しなくてもよい。した
がって、成形体について、キャビティ24の位置ごとの
単重ばらつきを抑制できる。また、ダイ12のうち磁場
がより均一な箇所を用いてプレス成形できるので、各キ
ャビティ24内の磁場強度分布をほぼ均一にでき、キャ
ビティ24に充填された粉末mが磁場強度分布の不均一
によって偏ることも防止できる。したがって、成形体を
良好に配向できかつ成形体の寸法ばらつきを抑制でき
る。
【0036】一般に、寸法ばらつきの許容範囲は焼結体
の用途に応じて決定され、たとえばVCM(ボイスコイ
ルモータ)用の磁石の場合、駆動機構の位置制御に用い
るため、特に磁石主面の輪郭には高精度が要求される。
したがって、従来では、図4(a)に示すように、予め
削り代を加えた形状にて焼結体を作製していた。しか
し、粉末プレス装置10によれば、プレス成形による歪
みの少ない成形体が得られ、その成形体を焼結して焼結
体を製造すると、磁場分布および輪郭のばらつきが小さ
くかつ等密度の焼結体が得られ、図4(b)に示すよう
に、所望の大きさおよび形状に近い焼結体を得ることが
できる。したがって、焼結体の姿加工が少なくて済み、
生産効率が大幅に向上する。なお、図4(a)および
(b)において、実線は焼結によって得られた焼結体の
輪郭を示し、一点鎖線は姿加工後の焼結体の輪郭を示
す。さらに、粉末mとして、急冷法によって作製され粒
度分布が狭く流動性が悪い粉末を用い、充填ばらつきが
発生しても、寸法ばらつきが小さい成形体および焼結体
を製造できる。
【0037】ついで、この発明の一実験例について説明
する。ここでは、圧力媒体P,Qを用いずに油圧プレス
によって粉末を圧縮する従来の粉末プレス装置と、圧力
媒体P,Qを用いて油圧プレスによって粉末を圧縮する
本件発明の粉末プレス装置10とを用いた。粉末には、
Nd−Fe−B系合金粉末(平均粒径3μm〜5μm)
に潤滑剤を添加したものが用いられた。成形体は、厚さ
3.5mmの弓形形状であり、狙い単重は35.30g
であった。配向磁場の方向はプレス方向と平行であっ
た。成形体は1プレス当たり6個成形され、成形密度は
4.4g/cm3、成形圧力は0.8t/cm2、プレス
成形面は成形体の両主面(図5(b)に示す焼結体Sで
は両主面s1およびs2に相当)であった。成形体は1
050℃で焼結され、焼結後時効処理が施された。焼結
体Sの総作製個数は480個であった。
【0038】図5(a)に示すように、弦幅のばらつき
(MAX−MIN)は、従来技術では0.37mmであ
ったのに対して、粉末プレス装置10によれば0.13
mmに大幅に低減でき、焼結体の寸法ばらつきが大幅に
低減した。したがって、粉末プレス装置10によれば、
弓形形状の輪郭の寸法精度の良い焼結体を容易に製造で
きる。なお、収納空間32aおよび32bから圧力媒体
Pを減量するのは、プレス成形前に限定されずプレス成
形中でもよく、プレス成形工程において粉末の最終成形
圧力になるまでの任意の時点でよいが、粉末充填後に行
われることが好ましい。
【0039】また、成形体を多数個取りする場合、下パ
ンチ毎に設けられる収納空間の数も多くなる。したがっ
て、各収納空間は縦方向、横方向および斜め方向に他の
収納空間と隣接する場合も生じる(方向については図3
参照)。このとき、各収納空間は、縦方向または横方向
に隣接する収納空間とプレス方向に対して直交する方向
に相互に重ならなければよく、斜め方向に隣接する収納
空間はプレス方向に対して直交する方向に相互に重なっ
てもよい。さらに、上述の実施形態では、上下方向にプ
レス成形する場合について説明したがこれに限定され
ず、この発明は、水平方向にプレス成形する場合にも適
用できる。また、上述の実施形態では、プレス方向と平
行に配向磁場を印加する場合について説明したがこれに
限定されず、この発明は、プレス方向と垂直に配向磁場
を印加する場合にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、各成形体をダイから
抜き出した後、各成形体に対応する第2パンチを同時に
成形体から分離できる。したがって、一部の成形体に圧
力が集中するということはなく、成形体の割れを防止で
き、歩留まりを向上できる。また、収納空間を構成する
側部の肉厚としては、1つの収納空間に要求される強度
分の厚みを確保できればよく、隣接する収納空間の距離
を短くできる。その結果、第1パンチ間ひいてはキャビ
ティ間の距離を短くできるので、少ないスペースでより
多くの等密度の成形体を同時に形成できる。さらに、寸
法ばらつきの少ない焼結体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す図解図である。
【図2】図1の実施形態の動作の一例を示す図解図であ
る。
【図3】成形体を6個取りする場合のダイを示す平面図
である。
【図4】(a)は従来技術によって得られる焼結体を示
し、(b)は本件発明によって得られる焼結体を示す。
【図5】(a)は一実験例による焼結体寸法ばらつきの
比較を示すテーブルであり、(b)は焼結体の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 粉末プレス装置 12 ダイ 14 ダイホール 16a,16b 下パンチ 20a,20b 段部 22a,22b 下パンチの上端面 24 キャビティ 26 保持部 28a,28b 下パンチ案内部 30a,30b 規制部 32a,32b,38 収納空間 34a,34b 下パンチの下端面 43 ポンプ 44 電磁弁 45 タンク 46 上パンチ 50 上パンチの下端面 52a,52b 配向コイル 56 給粉装置 P,Q 圧力媒体 m 粉末 F1,F2 成形体 S 焼結体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末が充填されるキャビティが形成され
    る複数のダイホールを有するダイ、 前記キャビティ内の前記粉末をプレスするための一端面
    と圧力媒体が作用する他端面と前記一端面および前記他
    端面間に設けられる段部とを有し、前記ダイホールに一
    方側から挿入される複数の第1パンチ、 前記キャビティ内の前記粉末をプレスするための端面を
    有し、前記ダイホールに他方側から挿入される複数の第
    2パンチ、 前記第1パンチを案内する第1パンチ案内部と前記第1
    パンチのプレス方向の移動限度位置を規制するために前
    記段部に係合可能な規制部と前記第1パンチに作用する
    前記圧力媒体を収納する収納空間とを有する保持部、な
    らびに前記収納空間内の前記圧力媒体の量を調節する調
    節手段を備える、粉末プレス装置。
  2. 【請求項2】 粉末が充填されるキャビティが形成され
    る複数のダイホールを有するダイ、 前記キャビティ内の前記粉末をプレスするための一端面
    と圧力媒体が作用する他端面とを有し、前記ダイホール
    に一方側から挿入される複数の第1パンチ、 前記キャビティ内の前記粉末をプレスするための端面を
    有し、前記ダイホールに他方側から挿入される複数の第
    2パンチ、および前記第1パンチを案内する第1パンチ
    案内部と前記第1パンチに作用する前記圧力媒体を収納
    する収納空間とを有する保持部を備え、 前記収納空間は前記各第1パンチ毎に設けられかつ前記
    各収納空間は隣接する前記収納空間の少なくとも1つと
    は前記第1パンチのプレス方向に対して直交する方向に
    相互に重ならないように配置される、粉末プレス装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記キャビティに充填された前
    記粉末にプレス方向に対して平行に磁場を印加するため
    の磁場印加手段を備える、請求項1または2に記載の粉
    末プレス装置。
  4. 【請求項4】 前記第1パンチは下パンチ、前記第2パ
    ンチは上パンチである、請求項1から3のいずれかに記
    載の粉末プレス装置。
  5. 【請求項5】 ダイに形成される複数のキャビティ内に
    粉末を充填する工程、 前記各キャビティ内の前記粉末をプレスするための複数
    の第1パンチに作用する圧力媒体の量を減らす工程、 前記各キャビティ内の前記粉末に対するプレス圧が等し
    くなるように、複数の第2パンチと前記圧力媒体が作用
    する前記複数の第1パンチとによって前記各キャビティ
    内の前記粉末をプレスする工程、 前記粉末をプレスして得られた成形体を取り出す工程、
    および前記第1パンチに作用する前記圧力媒体の量を元
    に戻すべく補充する工程を備える、粉末プレス方法。
  6. 【請求項6】 ダイに形成される複数のキャビティ内の
    粉末をプレスするための複数の第1パンチに作用する圧
    力媒体を収納する収納空間を前記各第1パンチ毎に設
    け、前記各収納空間を隣接する前記収納空間の少なくと
    も1つとは前記第1パンチのプレス方向に対して直交す
    る方向に相互に重ならないように配置した状態で、前記
    キャビティ内の前記粉末をプレスする粉末プレス方法で
    あって、 前記複数のキャビティ内に前記粉末を充填する工程、 前記各キャビティ内の前記粉末に対するプレス圧が等し
    くなるように、複数の第2パンチと前記圧力媒体が作用
    する前記複数の第1パンチとによって前記各キャビティ
    内の前記粉末をプレスする工程、および前記粉末をプレ
    スして得られた成形体を取り出す工程を備える、粉末プ
    レス方法。
  7. 【請求項7】 前記キャビティに充填された前記粉末に
    プレス方向に対して平行に磁場を印加する工程をさらに
    備える、請求項5または6に記載の粉末プレス方法。
  8. 【請求項8】 前記第1パンチは下パンチ、前記第2パ
    ンチは上パンチである、請求項5から7のいずれかに記
    載の粉末プレス方法。
  9. 【請求項9】 請求項5から8のいずれかに記載の粉末
    プレス方法によって得られた成形体を焼結して焼結体を
    得る、焼結体製造方法。
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