JP2003181582A - めっき釘の製造方法 - Google Patents

めっき釘の製造方法

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JP2003181582A JP2001386100A JP2001386100A JP2003181582A JP 2003181582 A JP2003181582 A JP 2003181582A JP 2001386100 A JP2001386100 A JP 2001386100A JP 2001386100 A JP2001386100 A JP 2001386100A JP 2003181582 A JP2003181582 A JP 2003181582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき釘の製造方法として、釘打ち部位が雨
濡れしても周辺の木材が黒く変色することがなく、従来
の電気めっき施しためっき釘よりも耐食性及び耐久性に
優れるめっき釘を、一連の連続工程で少ない工程数によ
り極めて能率よく安価に製造し得る手段を提供する。 【解決手段】 鉄を主体とする芯材11の表面に非鉄金
属の溶融めっき層12を有する溶融めっき線10を所要
長さに切断し、切断した一端20a側のパンチング加工
によって釘頭部1aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太め鉄丸釘、細め
鉄丸釘、鉄丸釘等の木材に使用されるめっき釘の製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、太め鉄丸釘、細め鉄丸
釘、鉄丸釘等のJISマーク表示釘(JIS A550
8)として、図9の工程図に示すように、鉄線を製釘工
程で所定の形状・寸法に加工したのち、磨釘工程で研磨
を行って製品化したもの、研磨後に着色塗装工程で全面
に着色塗装を施して製品化したもの、これら製品を更に
連結工程で樹脂、シート、針金等の連結材によってコイ
ル状又はステイック状に連結したものがある。また、こ
れらの釘で特に耐蝕性を必要とする用途に供されるもの
は、磨釘工程後にめっき工程を介在させ、電気めっき処
理を施してめっき釘として製品化される。
【0003】しかるに、従来のJISマーク表示釘で
は、無塗装釘はもちろんのこと、着色塗装釘であって
も、木材に対する釘打ち部位が雨濡れした場合に、その
後の1〜2日程度で釘頭部周辺の木材が黒く変色するこ
とが知られている。この変色は雨濡れによって釘から溶
出した鉄イオンが木材中に含まれるタンニン等の有機物
と反応して生じるものであり、特に釘打ち部位が垂直面
である場合は変色域が下方へ垂れるように拡がるため、
外観が著しく悪化することになる。
【0004】ところが、従来ではこのような変色に対し
てコスト的に見合う有効な対策がないため、建物の建築
中に風雨に曝される釘打ち部位や屋外で保管する釘打ち
した物品等の変色を避けるには、シート等で覆って雨濡
れを防ぐしかないが、これには多大な労力を要する上、
建物の部位によっては覆いが困難であったり、作業の都
合で覆いを外している間に降雨があったり、また降雨中
でも作業のために覆いを取ることを余儀なくされる場合
もあるから、雨濡れ防止策としても確実とは言えない。
【0005】一方、従来の電気めっきを施しためっき釘
では、前記変色の問題はないが、電気めっき処理に多大
な手間及び時間と処理コストがかかる上、この電気めっ
き処理が独立工程となって生産効率も悪く、製造コスト
が嵩んで高価になるため、価格面から用途が大きく制約
されて無塗装釘や着色塗装釘と同等に扱えないという根
本的な難点がある。
【0006】本発明は、上述の情況に鑑み、めっき釘の
製造方法として、釘打ち部位が雨濡れしても周辺の木材
が黒く変色することがなく、しかも従来の電気めっき施
しためっき釘よりも耐食性及び耐久性に優れるめっき釘
を、一連の連続工程で且つ少ない工程数により極めて能
率よく安価に製造し得る手段を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るめっき釘の製造方法は、図
面の参照符号を付して示せば、鉄を主体とする芯材11
の表面に非鉄金属の溶融めっき層12を有する溶融めっ
き線10を所要長さに切断し、この切断した一端20a
側のパンチング加工によって釘頭部1aを形成すること
を特徴としている。
【0008】この製造方法では、釘製作用の線材として
溶融めっき線10を用いるため、得られる釘1は表面に
溶融めっき層12を有するものとなるが、釘自体の製造
にはめっき工程が不要であるから、製品化まで一連の連
続工程を採用することが可能となる。しかして、得られ
ためっき釘1によれば、釘打ち部位が雨濡れしても溶融
めっき層12の存在によって芯材11からの鉄イオンの
溶出が防止され、もって釘頭部1a周辺の木材が黒く変
色することがない。また、このめっき釘1の場合、溶融
めっき層12を厚く設定できる上、溶融めっきではめっ
き層12と芯材11の鉄素地との間にめっき金属と鉄と
の合金層を生じており、この合金層を介してめっき層1
2が芯材11に強く一体化して界面剥離を生じず、もっ
て優れた耐食性及び耐久性を発揮する。
【0009】請求項2の発明は、上記請求項1のめっき
釘の製造方法において、前記溶融めっき線10の溶融め
っき層12が亜鉛又はアルミニウムを主成分とするもの
としている。この場合、得られるめっき釘1は、表面が
鉄よりもイオン化傾向の大きい金属に覆われていること
により、優れた耐蝕性を有するものとなる。
【0010】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
めっき釘の製造方法において、前記溶融めっき線10の
溶融めっき層12が10〜70μmの厚みを有するもの
としている。この場合、得られるめっき釘1は、表面に
厚いめっき層12を有することから、優れた耐蝕性を有
するものとなる。
【0011】請求項4の発明は、上記請求項1〜3のい
ずれかのめっき釘の製造方法において、前記溶融めっき
線10の切断は、一対の括り切断歯3,3によって両側
から挟み付けて絞り切る形で行うようにしている。この
ような切断方式によれば、溶融めっき線10の溶融めっ
き層12が引き延ばされつつ切断面に残ることになるか
ら、切断端部20a,20bは全体が溶融めっき層12
で被覆された状態になり、釘頭形成側の端部20aのパ
ンチング加工にて形成される釘頭部1aも全体が溶融め
っき層12にて覆われたものとなる。
【0012】請求項5の発明は、上記請求項4のめっき
釘の製造方法において、前記一対の括り切断歯3,3
は、互いに突き合わせた端面3a,3a間で尖端同士が
対向した二つの錐形空間をそれぞれ構成する釘頭側凹部
31及び釘先側凹部32を有するものとしている。この
場合、溶融めっき線10が切断される際、両側の括り切
断歯3,3の釘頭側凹部31及び釘先側凹部32に嵌ま
り込んでゆく形で絞り切られる。従って、両切断端部2
0a,20bは前記両錐形空間に対応した錐形になると
共に、この錐形の表面全体を溶融めっき層12が途切れ
なく厚く被覆した状態になり、釘頭形成側の端部20a
のパンチング加工にて形成される釘頭部1aも全体が溶
融めっき層12にて厚く覆われることになる。なお、釘
先側の端部20bはそのままめっき釘1の尖った釘先1
bになる。
【0013】請求項6の発明は、上記請求項5のめっき
釘の製造方法において、前記一対の括り切断歯3,3
は、切断時に前記溶融めっき線10に対して釘頭側凹部
31の両側縁31a,31aが釘先側凹部32の両側縁
32a,32aよりも先に接触するように回動して互い
に開閉動作するものとしている。この場合、特に切断形
成される釘頭側の端部20aは、溶融めっき線10の表
面部から持ち込まれる溶融めっき層12で確実に被覆さ
れた状態になるから、最終的に得られるめっき釘1の釘
頭部1aも全体が溶融めっき層12にて確実に厚く覆わ
れる。
【0014】請求項7の発明は、上記請求項1〜6のい
ずれかのめっき釘の製造方法において、パンチング加工
のパンチ4端面に、釘頭部1aに対応した形状の凹陥部
4aを有する構成としている。この場合、パンチングに
て釘頭部1aを形成する際、釘原材20の釘頭形成側の
端部20aがパンチ4の凹陥部4a内に入り込んで打圧
され、該端部20aは凹陥部4aに包み込まれて拡がり
を規制される状態で展延することになるから、高速冷間
圧造を採用しても当該端部20aの表面の溶融めっき層
12の剥離を防止できると共に、該溶融めっき層12の
打圧による薄層化を抑制できる。
【0015】請求項8の発明は、上記請求項1〜7のい
ずれかのめっき釘の製造方法において、前記溶融めっき
線10を切断加工位置へ間欠的に送り出すと共に、その
送出端部10aを送り出し方向と直交する方向に間欠移
動する搬送ベルト5に保持させ、保持部の手前で切断し
て所定長さの釘原材20とし、この釘原材20を当該搬
送ベルト5の移動によってパンチング加工位置へ搬送
し、該パンチング加工位置において搬送ベルト5に保持
されている釘原材20の一端(端部20a)をパンチン
グして釘頭部を形成するものとしている。この構成で
は、溶融めっき線10から連続工程で効率よくめっき釘
1を製作できる。
【0016】請求項9の発明は、上記請求項1〜7のい
ずれかのめっき釘の製造方法において、前記溶融めっき
線10を切断加工位置へ送り出し、その送出端(端部1
0a)から所要長さの位置を自動バイス6で挟着固定
し、この挟着固定位置の前方で送り出した溶融めっき線
10を切断した後、挟着固定位置より突出する溶融めっ
き線10の切断残部10cを、当該めっき線10の送り
方向に対向配置したパンチ4によってパンチングして釘
頭部1aを形成し、次いで自動バイス6による挟着固定
を解除して前記溶融めっき線10を切断加工位置へ送り
出し、前記各操作を反復する構成としている。この方法
では、溶融めっき線10から連続工程で効率よくめっき
釘1を製作できると共に、これら連続工程を小さいスペ
ース内にコンパクトにまとめて構成できる。
【0017】請求項10の発明は、上記請求項1〜9の
いずれかのめっき釘の製造方法において、前記溶融めっ
き線10の切断加工位置で切断屑をエアー圧で排除する
構成としている。この場合、溶融めっき線10の切断に
伴って生じる切断屑が切断形成される釘原材20に付着
しにくく、もって従来の釘製造で必要としていた磨釘工
程が不要となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るめっき釘の製
造方法の実施例について、図面を参照して具体的に説明
する。図1〜図7は第一実施例、図8は第二実施例に各
々関連する図である。
【0019】図1は、第一実施例の製造方法における釘
製造ラインの概略構成を示す。図において、10Rは釘
材料の線材ロールであり、この線材ロール10Rから繰
り出される溶融めっき線10が送線装置7を介して間欠
的に切断位置S1へ送られ、切断装置30にて所要長さ
に切断されると共に、切断形成された釘原材20…が搬
送ベルト5に保持されてパンチング位置S2へ間欠的に
送られ、パンチング装置40によって各釘原材20の一
端20a側に釘頭部1aが形成され、製品のめっき釘1
…として製品取出し部位へ搬送される。7aは送線装置
7における線材ガイド、8は搬送ベルト5に保持された
釘原材20…をパンチング側へ押し出す押出装置、9は
該押出装置8によって押し出された釘原材20…を所定
位置まで押し戻して一端20a…の位置を揃える頭揃え
装置である。
【0020】ここで、線材ロール10Rの溶融めっき線
10は、図5(A)に示すように、鉄を主体とする芯材
11aの表面が、非鉄金属の溶融めっき層12にて被覆
されたものからなる。
【0021】図1では図示を省略しているが、切断位置
Sの手前には、図2に示すように、切断装置30側に臨
んで開口した吸引ボックス13と、該吸引ボックス13
内に前端部が突入配置したパイプ状のワイヤーガイド1
4とが設けられている。そして、送線装置7を介して間
欠送りされる溶融めっき線10は、ワイヤーガイド14
を通して吸引ボックス13の開口部13aより送出さ
れ、切断装置30の開状態にある上下一対の括り切断歯
3,3間を通過し、先端部10aが搬送ベルト5の上下
一対のベルト部材51,52間に挟まれた状態で送り停
止され、この停止状態において切断装置30の開閉する
括り切断歯3,3の閉動作によって絞り切る形で切断さ
れる。なお、切断装置30の括り切断歯3,3は、図1
では動作が判り易いように溶融めっき線10の左右に配
置する形で示しているが、実際には図2の如く上下に配
置して切断後の釘原材20との干渉を避けるように設定
している。
【0022】しかして、切断位置Sでは溶融めっき線1
0の切断に伴って切り屑(ウエスカ)が発生するが、吸
引ボックス13内を排気口13bからの真空吸引によっ
て減圧することにより、該切り屑は外気と共に吸引ボッ
クス13内に吸い込まれて排除される。従って、切断形
成された釘原材20への切り屑の付着が防止されるか
ら、従来において釘と切り屑との分離のために行ってい
た磨釘工程が省略可能になると共に、切断位置Sの周辺
に切り屑が飛散・落下することによる作業環境の悪化も
未然に防止される。
【0023】搬送ベルト5は、図3に示すように、上側
ベルト部材51の下面側と下側ベルト部材52の上面側
とに、互いに対向して略六角形の挟持孔部5aを構成す
る凹部51a,52aが一定間隔置きに形成されてお
り、両ベルト部材51,52が同期して挟持孔部5a…
の配置ピッチに対応した送りピッチで間欠送りされる。
そして、その送り停止中に切断前の溶融めっき線10の
先端部10aが挟持孔部5aに挿通され、該めっき線1
0の切断後に1ピッチの送りがなされる。
【0024】切断装置30の上下一対の括り切断歯3,
3は、それぞれ先端側に角軸状の歯体3aが固着されて
いる。そして、各歯体3aの端面には、図4(A)〜
(E)に示すように、鈍角二等辺三角形の外形でV字谷
状をなす釘頭側凹部31と、鋭角二等辺三角形の外形で
V字谷状をなす釘先側凹部32とが、両者の二等辺三角
形の頂点Pを突き合わせて谷線が一直線状となる配置で
形成されている。これにより、両切断歯3,3の端面同
士を合接した際、互いの釘頭側凹部31,31間ならび
に釘先側凹部32,32間に各々四角錐形空間が構成さ
れることになる。また、釘頭側凹部31の両側縁31
a,31aと、釘先側凹部32の両側縁32a,32a
とは、これらの両側の凹陥により、同一平面に沿う切込
みエッジを形成している。なお、図4(E)におけるv
は谷線を示す。
【0025】しかして、切断装置30の両括り切断歯
3,3は、切断時の閉動作において、溶融めっき線10
に対し、各々の釘頭側凹部31の両側縁31a,31a
が釘先側凹部32の両側縁32a,32aよりも先に接
触する形で回動し、その回動終点で双方の歯体3a,3
aの端面同士が合接するように、互いに開閉動作するよ
うに設定されている。
【0026】この切断装置30においては、切断開始前
には図5(A)に示すように歯体3a,3aがハの字形
に開いており、その間に溶融めっき線10が送出され、
この送出停止と共に歯体3a,3aが相互の開き角度を
大きくしつつ端面同士を接近させるように閉回動し、該
めっき線10を絞り切る形で切断する。すなわち、この
切断では、まず両歯体3a,3aにおける釘頭側凹部3
1の両側縁31a,31aが溶融めっき線10の側面に
接触し、両歯体3a,3aの回動に伴って該めっき線1
0を絞り込むように食い込んでゆくが、この過程で図5
(B)に示すように釘頭側凹部31の内側になった溶融
めっき層12が中心側へ持ち込まれてゆき、続いて釘先
側凹部32の両側縁31a,31aの食い込みにより、
該凹部32側でも溶融めっき層12の引き延ばしを伴っ
て当該めっき線10の絞り込みがなされ、最終的に図5
(C)に示すように両歯体3a,3aが端面同士を合接
して互いに一直線状になり、該めっき線10は両切断端
部20a,20bが四角錐形になって括り切られる。こ
の切断後、両歯体3a,3aは逆方向に開回動して互い
にハの字形に開いた姿勢に復帰し、次の切断のために待
機する。
【0027】かくして切断形成された釘原材20は、既
述のように搬送ベルト5の間欠移動によって1ピッチ分
だけパンチング装置40側へ送られ、当接していた両切
断端部20a,20bが図6に示すように分離する。し
かして、めっき線10側の端部20aは、次に切断形成
される釘原材20の釘頭側の端部となるが、芯材11の
鉄素地の露出がなく、図6に示すように表面全体に溶融
めっき層12が厚く被覆した状態になっている。一方、
釘原材20の釘先側の端部20bは、やはり表面全体が
溶融めっき層12で被覆されており、そのまま製品であ
るめっき釘1の釘先部1bとなる。
【0028】搬送ベルト5の間欠移動によってパンチン
グ位置S2に到達した釘原材20は、図7に示すよう
に、釘頭側をバイス41にて挟着し、このバイス41か
らの突出部分をパンチング装置40のパンチ4にてパン
チングすることにより、該突出部分を偏平化して釘頭部
1aを形成する。この時、釘原材20の端部20aは既
述のように表面全体が溶融めっき層12で覆われている
ため、パンチングにて形成された釘頭部1aも全体が溶
融めっき層12にて被覆されたものとなる。しかして、
図示のように、パンチ4の端面に釘頭部1aに対応した
形状の凹陥部4aを設けておけば、釘原材20の釘頭形
成側の端部20aがパンチ4の凹陥部4a内に入り込ん
で打圧され、該端部20aは凹陥部4aに包み込まれて
拡がりを規制される状態で展延することになるから、高
速冷間圧造加工によっても溶融めっき線層12の剥離を
生じず、また当該溶融めっき層12の打圧による薄層化
が抑制される。
【0029】釘頭部1aを形成して製品形態となっため
っき釘1は、バイス41の開放と共に搬送ベルト5が1
ピッチ移動してパンチング位置S2から離脱し、最終的
に取り出し位置において搬送ベルト5の上下ベルト部材
51,52の解離によって取り出される。得られためっ
き釘1は、通常はそのまま製品とするが、更に着色塗装
工程を経て着色塗装釘としてもよい。また連結工程を経
てコイル状又はステイック状に連結した製品形態とする
ことも可能である。
【0030】かくして得られためっき釘1は、釘打ち部
位が雨濡れしても溶融めっき12の存在によって芯材1
1からの鉄イオンの溶出が防止され、もって釘頭部1a
周辺の木材が黒く変色することがない。また、このめっ
き釘1の場合、溶融めっき層12を厚く設定できる上、
溶融めっきではめっき層12と芯材11の鉄素地との間
にめっき金属と鉄との合金層を生じており、この合金層
を介してめっき層12が芯材11に強く一体化して界面
剥離を生じず、もって優れた耐食性及び耐久性を発揮す
る。しかも、このめっき釘1は、釘製作用の線材として
溶融めっき線10を用いるため、釘自体の製造にはめっ
き工程が不要であり、製品化まで一連の連続工程を採用
でき、もって従来の電気めっきを施しためっき釘に比較
して格段に低コストで製作できるから、価格面からの用
途の制約は殆どなく、従来の無塗装釘や着色塗装釘と同
等に扱える。また、特に前記の吸引ボックス13のよう
なエアー圧による切り屑の排除機構の採用によって磨釘
工程を省略すれば、更に生産性が高まって製造コストの
低減に繋がることになる。
【0031】図8(A)〜(D)に示す本発明の第二実
施例に係るめっき釘の製造方法は、溶融めっき線10の
切断と釘頭部1aの形成を同じ位置で行うものである。
図8(A)は第一工程であり、先のめっき釘の製造を終
えた直後の状態を示しており、該めっき線10が切断加
工位置の手前で自動バイス6によって挟着され、その切
断された先端に切断直後の一対の括り切断歯3,3が閉
状態で接している。この状態から括り切断歯3,3が開
作動して図8(B)の第二工程に移行し、自動バイス6
による挟着固定位置より突出した溶融めっき線10の切
断残部10cを、当該めっき線10の送り方向に対向配
置したパンチ4によってパンチングして釘頭部1aが形
成される。次いで自動バイス6が開放して図8(C)の
第三工程に移行し、パンチ4の後退に伴い、先端に釘頭
部1aを有する溶融めっき線10が所要長さまで送り出
される。そして、図8(D)の第四工程において、自動
バイス6が閉作動して溶融めっき線10を挟着固定し、
括り切断歯3,3が閉作動して該めっき栓10を切断
し、その切断された先端側がめっき釘1として落下す
る。
【0032】この第二実施例の製造方法においても、釘
製作用の線材として溶融めっき線10を用いているか
ら、得られためっき釘1は釘頭部1aの周囲にも溶融め
っき層12を有するものとなる。従って、このめっき釘
1を用いることにより、釘打ち部位の雨濡れによる釘頭
部1a周辺の黒色化を防止できる。また、この製造方法
では、釘頭部1a形成後にパンチ4を大きく後退させる
必要があるため、前記第一実施例に比較してパンチング
装置関連の設備は複雑化するが、溶融めっき線10の切
断と釘頭部1aの形成を同じ位置で行うことから、製釘
工程全体がコンパクトにまとまるという利点がある。ま
た、この製造方法における装置構成は基本的には従来の
釘用鉄線を用いる製釘工程と同様であるから、既存の製
釘機を大幅な改変なく利用できる有利さもある。
【0033】しかして、この第二実施例のように溶融め
っき線10の切断と釘頭部1aの形成を同じ位置で行う
方法においても、めっき釘1の釘頭部1a全体が溶融め
っき層12にて覆われたものとするために、括り切断歯
3,3として第一実施例と同様の釘頭側凹部31及び釘
先側凹部32を有するものを用いたり、これら括り切断
歯3,3を第一実施例と同様に回動して開閉する構造と
したり、パンチ4として先端面に第一実施例と同様の凹
陥部4aを有するものを用いたりしてもよい。また、第
二実施例の方法では製作しためっき釘1に切り屑が混ざ
り込むため、後の磨釘工程でめっき釘1と切り屑を分離
する必要があるが、切断位置近傍の適当な部位にエアー
圧による切り屑の吸引排除機構を設ける等の対策により
切り屑の混ざり込みを防止することも可能である。
【0034】溶融めっき線10の溶融めっきに用いる非
鉄金属としては、耐蝕性を付与する上で鉄よりもイオン
化傾向の大きい金属を主体とするものが好適である。そ
の具体例として、亜鉛、アルミニウム、亜鉛を主体とし
てアルミニウムを含むZn−Al合金、亜鉛を主体とし
てアルミニウムと錫を含むZn−Al−Sn合金、亜鉛
を主体としてアルミニウムとマグネシウムを含むZn−
Al−Mg合金、アルミニウムを主体としてケイ素を含
むAl−Si合金等が挙げられる。また溶融めっき線1
0としては、材料コストと得られるめっき釘1の耐蝕性
及び強度等の面より、溶融めっき層12の厚みが20〜
70μm程度のものが好適である。
【0035】着色塗装釘とする場合に用いる着色塗料と
しては、一般的に塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂か
らなるバインダーと着色剤としての顔料を有機溶媒中に
含有させたものが使用される。しかして、このような着
色塗装により、めっき釘の耐蝕力が更に向上する。
【0036】本発明の製造方法を適用する釘の種類には
制限はなく、例えば、太め鉄丸釘(記号CN)、細め鉄
丸釘(記号BN)、鉄丸釘(記号N)、石膏ボード用釘
(記号GN)、ジージングインシュレーションファイバ
ーボード用釘(記号SN)等のいずれにも本発明を適用
可能である。また、釘頭部の形状と大きさ、胴部の断面
形状と長さについても制約はない。
【0037】本発明の前記第一実施例の製造方法にて得
られた未塗装及び着色塗装のめっき釘と、従来の製造方
法による未塗装釘及び着色塗装釘について、木材に打ち
込んだ状態での屋外大気暴露試験を行った。その結果を
表1に示す。なお、本発明の製造方法に用いた溶融めっ
き線と、従来の製造方法に用いた釘用鉄線は、次の通り
である。 〔溶融めっき線〕 下記釘用鉄線に厚さ約30μmのZ
n−Al(重量比95:5)合金からなる溶融めっき層
を設けたもの。 〔釘用鉄線〕 JIS G 3505に規定する軟鋼線
材のSWRM10K材に冷間加工を行い、JIS G
3532に規定する断面円形の釘用鉄線としたもの。
【0038】
【表1】
【0039】上表の結果から明らかなように、本発明の
製造方法にて得られためっき釘は、未塗装釘及び着色塗
装釘共に、屋外暴露66日経過後でも鉄イオンの溶出が
なく、釘打ちした木材が元の状態を保っている。これに
対し、従来の製造方法による未塗装釘及び着色塗装釘
は、いずれも雨濡れ1日後で釘打ちした木材が釘頭部周
辺で黒色に変化しており、鉄イオンの溶出を生じている
ことが示唆される。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、めっき釘の製
造方法として、釘製作用の線材として溶融めっき線を用
いることにより、釘打ち部位が雨濡れしても周辺の木材
が黒く変色することがなく、しかも従来の電気めっきを
施しためっき釘よりも耐食性及び耐久性に優れるめっき
釘を、一連の連続工程で且つ少ない工程数により極めて
能率よく安価に製造し得る手段が提供される。
【0041】請求項2の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法において、溶融めっき線として特定の非鉄金
属からなる溶融めっき層を有するものを用いることか
ら、得られるめっき釘がより優れた耐蝕性を有するもの
となる。
【0042】請求項3の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法において、溶融めっき線として特定の厚みの
溶融めっき層を有するものを用いることから、得られる
めっき釘1がより優れた耐蝕性を有するものとなる。
【0043】請求項4の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法において、溶融めっき線を一対の括り切断歯
によって両側から挟み付けて絞り切る形で行うことか
ら、切断端部全体が溶融めっき層で被覆された状態にな
り、最終的に得られるめっき釘も、釘頭部全体が溶融め
っき層にて覆われ、前記雨濡れによる周辺木材が黒色化
をより確実に防止できると共に耐蝕性により優れるもの
となる。
【0044】請求項5の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法において、溶融めっき線を切断する一対の括
り切断歯として特定の歯面形状を有するものを用いるこ
とから、切断端部全体が溶融めっき層で厚く被覆された
状態になり、最終的に得られるめっき釘も釘頭部全体が
厚い溶融めっき層にて覆われたものとなる。
【0045】請求項6の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法において、溶融めっき線を切断する一対の括
り切断歯が特定の回動動作によって開閉する構成として
いることから、特に切断形成される釘頭側の端部が溶融
めっき層で確実に被覆された状態になり、最終的に得ら
れるめっき釘の釘頭部も全体が溶融めっき層にて確実に
厚く覆われたものになる。
【0046】請求項7の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法において、パンチング加工に用いるパンチが
端面に釘頭部に対応した形状の凹陥部を有することか
ら、釘頭部を形成する際、高速冷間圧造によっても溶融
めっき層の剥離を防止できると共に、溶融めっき層の打
圧による薄層化を抑制できる。
【0047】請求項8の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法として、溶融めっき線から連続工程で効率よ
くめっき釘を製作できる手段が提供される。
【0048】請求項9の発明によれば、上記のめっき釘
の製造方法として、溶融めっき線から連続工程で効率よ
くめっき釘を製作できると共に、これら連続工程を小さ
いスペース内にコンパクトにまとめ得る手段が提供され
る。
【0049】請求項10の発明によれば、上記のめっき
釘の製造方法において、溶融めっき線の切断に伴って生
じる切断屑を吸引除去できるため、従来の釘製造で必要
としていた磨釘工程が省略可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例に係るめっき釘の製造方
法に用いる装置構成を示す概略平面図である。
【図2】 同第一実施例の製造方法における溶融めっき
線の切断位置近傍の縦断側面図である。
【図3】 同第一実施例の製造方法に用いる搬送ベルト
の側面図である。
【図4】 同第一実施例の製造方法に用いる括り切断歯
の歯体を示し、(A)図は平面図、(B)図は(A)図
のB−B線の断面矢視図、(C)図は底面図、(D)図
は側面図、(E)図は正面図である。
【図5】 同括り切断歯による溶融めっき線の切断動作
を示し、(A)図は切断開始前の縦断側面図、(B)図
は切断中の縦断側面図、(C)図は切断終了時の縦断側
面図である。
【図6】 同溶融めっき線の切断後の分離動作を示す一
部切欠平面図である。
【図7】 同第一実施例の製造方法におけるパンチング
位置近傍の平面図である。
【図8】 本発明の第二実施例に係るめっき釘の製造方
法を示し、(A)図は第一工程、(B)図は第二工程、
(C)図は第三工程、(D)図は第四工程をそれぞれ示
す模式側面図である。
【図9】 従来における釘の製造工程図である。
【符号の説明】
1 めっき釘 1a 釘頭部 1b 釘先部 10 溶融めっき線 10a 送出端部 11 芯材 12 溶融めっき層 20 釘原材 20a 釘頭側の端部 20b 釘先側の端部 3 括り切断歯 3a 歯体 30 切断装置 31 釘頭側凹部 31a 側縁 32 釘先側凹部 32a 側縁 4 パンチ 4a 凹陥部 40 パンチング装置 5 搬送ベルト 5a 挟持孔部 51 上側ベルト部材 52 下側ベルト部材 6 自動バイス 13 吸引ボックス S1 切断位置 S2 パンチング位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄を主体とする芯材の表面に非鉄金属の
    溶融めっき層を有する溶融めっき線を所要長さに切断
    し、この切断した一端側のパンチング加工によって釘頭
    部を形成することを特徴とするめっき釘の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記溶融めっき線の溶融めっき層が亜鉛
    又はアルミニウムを主成分とする請求項1記載のめっき
    釘の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記溶融めっき線の溶融めっき層が10
    〜70μmの厚みを有する請求項1又は2に記載のめっ
    き釘の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶融めっき線の切断は、一対の括り
    切断歯によって両側から挟み付けて絞り切る形で行う請
    求項1〜3のいずれかに記載のめっき釘の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記一対の括り切断歯は、互いに突き合
    わせた端面間で尖端同士が対向した二つの錐形空間をそ
    れぞれ構成する釘頭側凹部及び釘先側凹部を有するもの
    である請求項4記載のめっき釘の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記一対の括り切断歯は、切断時に前記
    溶融めっき線に対して釘頭側凹部の両側縁が釘先側凹部
    の両側縁よりも先に接触するように回動して互いに開閉
    動作する請求項5記載のめっき釘の製造方法。
  7. 【請求項7】 パンチング加工のパンチ端面に、釘頭部
    に対応した形状の凹陥部を有する請求項1〜6のいずれ
    かに記載のめっき釘の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記溶融めっき線を切断加工位置へ間欠
    的に送り出すと共に、その送出端部を送り出し方向と直
    交する方向に間欠移動する搬送ベルトに保持させ、保持
    部の手前で切断して所定長さの釘原材とし、この釘原材
    を当該搬送ベルトの移動によってパンチング加工位置へ
    搬送し、該パンチング加工位置において搬送ベルトに保
    持されている釘原材の一端をパンチングして釘頭部を形
    成する請求項1〜7のいずれかに記載のめっき釘の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記溶融めっき線を切断加工位置へ送り
    出し、その送出端から所要長さの位置を自動バイスで挟
    着固定し、この挟着固定位置の前方で送り出した溶融め
    っき線を切断した後、挟着固定位置より突出する溶融め
    っき線の切断残部を、当該めっき線の送り方向に対向配
    置したパンチによってパンチングして釘頭部を形成し、
    次いで自動バイスによる挟着固定を解除して前記溶融め
    っき線を切断加工位置へ送り出し、前記各操作を反復す
    る請求項1〜7のいずれかに記載のめっき釘の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記溶融めっき線の切断加工位置で切
    断屑をエアー圧で排除する請求項1〜9のいずれかに記
    載のめっき釘の製造方法。
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