JPH07171637A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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Publication number
JPH07171637A
JPH07171637A JP34397193A JP34397193A JPH07171637A JP H07171637 A JPH07171637 A JP H07171637A JP 34397193 A JP34397193 A JP 34397193A JP 34397193 A JP34397193 A JP 34397193A JP H07171637 A JPH07171637 A JP H07171637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
blade
metal
plastic core
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34397193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Mori
政敏 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP34397193A priority Critical patent/JPH07171637A/ja
Publication of JPH07171637A publication Critical patent/JPH07171637A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工材にクラックを生じさせずに加工でき
るプレス装置を提供すること。 【構成】 金属面材とプラスチック芯材とを貼り合わせ
た複合材に孔を開設するプレス装置10であって、底面
の外縁部に鋭角な刃22を形成したパンチ20と、該パ
ンチ20の外径とほぼ同径の挿通孔32を有する基台3
0とにより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属面材とプラスチッ
ク芯材とを貼り合わせた複合材を打ち抜くプレス装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のプレス装置aを示す。プレ
ス装置aは、パンチbと基台cとにより構成する。パン
チbは上下方向へ移動自在に取り付けられており、パン
チbが下降した際に基台cに開設された挿通穴dに丁度
挿通するようになっている。このプレス装置aで加工す
る被加工材eは、プラスチック芯材fの表裏両面に薄い
金属板gを貼り合わせた板体であり、基台cの上面に載
置した被加工材eにパンチbを貫通されてプレス加工さ
れる。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】前記の従来のプレ
ス装置aには、次のような問題点がある。
【0004】<イ> 被加工材eは表面が硬質な金属板
gであり、その内部が軟質なプラスチック芯材fである
為、図6の様にパンチbが被加工材eを貫通する際に上
部に位置する金属板gのパンチbに近接する部分が下方
へ折り曲がり、クラックhを生じてしまう。
【0005】<ロ> 被加工材eにクロムメッキが施さ
れている場合など、前記クラックhの発生が著しい。こ
の為、被加工材eの美観を損ね、製品としての品質が低
下する。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたものであり、その目的は、被加工材にクラック
を生じさせずに加工できるプレス装置を提供することで
ある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、金属面
材とプラスチック芯材とを貼り合わせた複合材に孔を開
設するプレス装置であって、底面の外縁部に鋭角な刃を
形成したパンチと、該パンチの外径とほぼ同径の挿通穴
を有する基台とにより構成するプレス装置である。
【0008】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例1
について説明する。
【0009】<イ>全体の構成 図1にプレス装置10の正面図を示す。プレス装置10
は、パンチ20と基台30とにより構成される。以下各
部について詳述する。
【0010】<ロ>パンチ 図1に示す様に、パンチ20は、底面21に刃22を形
成した円柱体である。パンチ20は、その上方部が駆動
機構40(図示せず)に固定されており、上下方向へ移
動自在となっている。例えばパンチ20の底面21に半
球状の凹部を形成し、その凹部の周縁に鋭角な刃22を
形成する。刃22は、パンチ20周面と凹状の底面21
とのなす角度θで形成される。角度θは、45°〜70
°に設定するのが好ましい。この角度θが70°以上で
あると、切断力が十分に得られず、被加工材50の変形
やクラック発生などの加工不良を生じる危険性がある。
【0011】また角度θが45°以下であると、尖鋭す
ぎて刃22を破損する恐れがあり、刃22の耐久性が問
題になる。また、パンチ20は、図3の様に底面21を
平らに形成し、その周縁部に前記刃22を下方へ突設し
たものであっても良い。
【0012】<ハ>基台 基台30は、被加工材50を載置する台であり、載置部
31の前記パンチ20の移動軸の延長上あたる部分に挿
通孔31が開設されている。挿通孔31は、パンチ20
が丁度挿通できる内径で設定され、例えば図1の様に載
置部31を上下に貫通して開設される。
【0013】<ニ>被加工材 被加工材50は、図1の様に軟質なプラスチック芯材5
2の表裏の両面に硬質な金属面材51を貼り合わせた複
合板である。プラスチック芯材52は、一般的な合成樹
脂の板体である。金属面材51は、例えばアルミニウム
など、金属製の板体である。この被加工材50は、表面
が金属であるので、電気メッキなどによる表面処理が可
能であり、建物の内装材や外装看板などに用いられるこ
とから、プレス加工時の変形やクラック等の不良がある
と使用することができなくなるものである。尚、複合板
である被加工材50には、プラスチック芯材52の表裏
の両面に金属面材51を貼り合わせると共に、金属面材
51、51上へ更に塗装やメッキを施したものも当然含
まれる。
【0014】
【作用】次にプレス装置10の使用方法について説明す
る。
【0015】<イ>被加工材のセット 図1の様に、パンチ20を上方へ移動させておき、基台
30の載置部31上面へ被加工材50を位置決めして設
置する。
【0016】<ロ>プレス加工 図示しない駆動機構40を作動させて、パンチ20を降
下させる。すると、先ずパンチ20の刃22が上側の金
属部51に当接し、その金属部51を上方から押し付け
る。刃22の先端は、その角度θが45°〜70°に設
定され鋭角であるから、図2の様に容易に上側の金属部
51を切断し、金属部51が変形して金属部51にクラ
ックが生じる事はない。その後パンチ20は更に降下し
ていき、プラスチック芯材52及び下側の金属部51を
切断して、被加工材50を貫通する。そして、パンチ2
0を上方へ引き上げて、丸孔開設の加工を完了する。そ
して、次の被加工材50を基台30上にセットし、再び
加工を行う。
【0017】<ハ>パンチの耐久性 刃22の先端は、その角度θが45°〜70°に設定さ
れ、ある程度の厚み及び強度をもって形成されているか
ら、繰り返し行われるプレス加工に対して、非常に高い
耐久性を発揮する。
【0018】
【実施例2】前記実施例1のプレス装置10は、角柱形
のパンチにより角孔を開設するものであっても良い。本
実施例のプレス装置60を図4に示す。プレス装置60
は、角柱形のパンチ620とこのパンチ620が挿通す
る挿通孔632を開設した基台630とにより構成され
る。例えば、パンチ620は水平断面を矩形とした角柱
形を呈し、底面を長手方向に沿って凹面状とし、その底
面縁部に刃622が形成されている。この刃622は、
前記刃22と同様な機能を有するものである。また、パ
ンチ620は、その底面を水平方向へ平らな形状とし、
その縁部に下方に向けて刃622を突設したものであっ
ても良い。
【0019】
【実施例3】プレス装置のパンチの形状は、円柱形また
は角柱形以外のものであっても良い。 例えば、パンチ
の横断面における形状は、三角形、五角形またはそれ以
上の多角形、星形、楕円形などであっても良い。そし
て、それらのパンチ底面の外縁部に鋭角な刃を設けれ
ば、軟質なプラスチック芯材の表裏の両面に硬質な金属
面材を貼り合わせた複合板をクラックを生じさせること
なく、プレス加工を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0021】パンチの底面の外縁部に鋭角な刃を形成し
たことにより、金属板とプラスチック芯材との複合板に
クラックを生じさせることなく、複合板をプレス加工す
ることができる。特に、クラックを生じやすい金属板表
面にクロムメッキなどを施した複合材を美観を損ねるこ
となくプレス加工を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プレス装置の正面図
【図2】 パンチの断面図
【図3】 パンチの断面図
【図4】 実施例2のプレス装置の斜視図
【図5】 従来のプレス装置の説明図
【図6】 従来のプレス装置の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属面材とプラスチック芯材とを貼り合
    わせた複合材に孔を開設するプレス装置であって、 底面の外縁部に鋭角な刃を形成したパンチと、 該パンチの外径とほぼ同径の挿通孔を有する基台とによ
    り構成する、 プレス装置。
JP34397193A 1993-12-17 1993-12-17 プレス装置 Pending JPH07171637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34397193A JPH07171637A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 プレス装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP34397193A JPH07171637A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 プレス装置

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Publication Number Publication Date
JPH07171637A true JPH07171637A (ja) 1995-07-11

Family

ID=18365655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34397193A Pending JPH07171637A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 プレス装置

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JP (1) JPH07171637A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005074441A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Punch Industry Co Ltd プレス金型用のパンチ
JP2008012569A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Max Co Ltd 薄板鋼板等に対する孔開け方法
JP2012096259A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Keihin Corp 穿孔用プレスのパンチ
CN105107929A (zh) * 2014-04-09 2015-12-02 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 设备、具有该设备的机器人、用于该设备的冲头以及用于在轻质金属片内冲压开口的方法
JP2020104142A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 Jfeスチール株式会社 打ち抜き被加工材の打ち抜き加工方法および打ち抜き被加工材の打ち抜き加工型

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