JP2003181536A - 熱間圧延線材のコイル集束装置 - Google Patents

熱間圧延線材のコイル集束装置

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JP2003181536A
JP2003181536A JP2001377625A JP2001377625A JP2003181536A JP 2003181536 A JP2003181536 A JP 2003181536A JP 2001377625 A JP2001377625 A JP 2001377625A JP 2001377625 A JP2001377625 A JP 2001377625A JP 2003181536 A JP2003181536 A JP 2003181536A
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JP
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hot
coil
wire rod
falling
rolled wire
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JP2001377625A
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Hiroki Hotta
浩喜 堀田
Kihachi Ikebe
喜八 池部
Koshiro Hirata
幸四郎 平田
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Sumitomo Metals Kokura Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metals Kokura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル成形工程におけるリング充填密度を高
め、しかもコイル成形工程における縫れ発生を可及的に
抑制すること。 【解決手段】 非同心リング状に重ねて平面展開した状
態での搬送中に所定のパターンで冷却した熱間圧延線材
リング8を、ステルモアコンベア6の終端より落下させ
てコイル状に集束する装置である。コンベア終端に設置
される落下部円筒を、最上部の落下部円筒シュート11
とこの落下部円筒シュート11に続く下部の集束部固定
円筒19に分割する。最上部の落下部円筒シュート11
を、直交するX軸方向とY軸方向に水平移動が可能なよ
うに構成する。 【効果】 熱間圧延線材リングの落下中は最上部の落下
部円筒シュートを下部の集束部固定円筒に対して連続し
て偏芯円運動させることにより、下部の集束部固定円筒
内での熱間圧延線材リングの堆積位置を均等に分散さ
せ、リング充填密度が高く縺れのないコイルを成形でき
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延線材を非
同心リング状に重ねて平面展開した状態で搬送しながら
所定のパターンで冷却するコンベアの終端に設けられ
て、該線材リングをコイル状に成形する集束装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】この種のコイル集束装置として、例えば
特公平7−63760号、特許第2509143号、特
開平10−166049号、特開平9−132354号
が提案されている。 【0003】このうち、特公平7−63760号で提案
された装置は、リフォーミングタブのほば半円周に亘る
範囲の内壁面近傍に、複数のガイドバーを垂下状に設置
し、これらガイドバーを順次振り子状に揺動させて落下
中の線材リングに接触させることにより、線材リングの
斜め落ちを抑制すると共に、堆積位置を制御しようとす
るものである。 【0004】しかしながら、このような構成の装置で
は、 ガイドバーと線材リングの接触面積が小さいので、
焼付き等による疵発生の原因となる。 ガイドバー駆動装置がリフォーミングタブの上部に
位置しているので、線材からの熱影響でトラブルが多発
する。 リフォーミングタブ内でミスが発生した時にミス材
の処理が困難である。等の不具合がある。 【0005】また、特許第2509143号で提案され
た装置は、線材リングの下降経路を包囲する円形経路の
周囲に、三次元に湾曲したガイド表面を備えるデフレク
タを連続回転させることにより、線材リングを水平に保
持しながら円滑かつ均等に落下させることで、堆積位置
をコイルの周辺に揃うようにしようとするものである。 【0006】しかしながら、このような構成の装置で
は、 1) 落下途中の線材リングの落下位置を強制的に変更す
るため、特に軟質材では疵が発生する。 2) 連続回転運動を行うための軸受機構が大規模になる
ので、高価な設備になる。 等の不具合がある。 【0007】また、特開平10−166049号で提案
された装置は、リフォーミングタブの全周に亘る範囲に
複数の揺動レバーを設置し、これら揺動レバーを順次振
り子状に揺動させて落下中の線材リングに接触させるこ
とにより、線材リングの斜め落ちを抑制すると共に、堆
積位置を制御しようとするものである。 【0008】しかしながら、このような構成の装置で
は、 a) 揺動レバーと線材リングの接触面積が小さいので、
焼付き等による疵発生の原因となる。 b) 落下途中の線材リングの落下位置を強制的に変更す
るため、特に軟質材では疵が発生する。 等の不具合がある。 【0009】また、特開平9−132354号で提案さ
れた装置は、円胴状のリフォーミングタブ入口の線材リ
ング進入側の位置と、その反対側の位置に夫々タブロー
ラを設置することで、これらタブローラをリフォーミン
グタブのほぼ半円周に亘る範囲に取り付け、これら複数
個のタブローラを線材リングに合せてシフトし揺動させ
ることで、線材リングをリフォーミングタブ内の適正範
囲内に分布落下させるものである。 【0010】しかしながら、このような構成の装置で
は、 A) タブローラと線材リングの接触面積が小さく,特に
線材リング進入位置の反対側に半円周に亘って取付けら
れたタブローラにおいて、焼付き、変形等が発生する。 B) タブローラを揺動するための装置を複数個のタブロ
ーラ全てに取り付ける必要があり、複雑且つ高価な設備
になる。 等の不具合がある。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来装置の問題点に鑑みてなされたものであり、コイル成
形工程におけるリング充填密度を高め、しかもコイル成
形工程における縫れ発生を可及的に抑制できる熱間圧延
線材のコイル集束装置を提供することを目的としてい
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る熱間圧延線材のコイル集束装置
は、コンベア終端に設置される落下部円筒を、最上部の
落下部円筒シュートとこの落下部円筒シュートに続く下
部の集束部固定円筒に分割し、前記最上部の落下部円筒
シュートを、直交するX軸方向とY軸方向に水平移動が
可能なように構成したこととしている。 【0013】そして、このようにすることで、コイル成
形工程におけるリング充填密度を高めることができると
共に、コイル成形工程における縫れ発生を可及的に抑制
できるようになる。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明に係る熱間圧延線材のコイ
ル集束装置は、非同心リング状に重ねて平面展開した状
態での搬送中に所定のパターンで冷却した熱間圧延線材
リングを、コンベアの終端より落下させてコイル状に集
束する装置であって、コンベア終端に設置される落下部
円筒を、最上部の落下部円筒シュートとこの落下部円筒
シュートに続く下部の集束部固定円筒に分割し、前記最
上部の落下部円筒シュートを、直交するX軸方向とY軸
方向に水平移動が可能なように構成したものである。 【0015】本発明に係る熱間圧延線材のコイル集束装
置によれば、熱間圧延線材リングがコンベア終端から落
下している間、最上部の落下部円筒シュートを下部の集
束部固定円筒に対して連続して偏芯円運動させるように
すれば、下部の集束部固定円筒内での熱間圧延線材リン
グの堆積位置を均等に分散させることができ、リング充
填密度が高く縺れのないコイルが成形できるようにな
る。 【0016】 【実施例】以下、本発明に係る熱間圧延線材のコイル集
束装置を図1〜図7に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係るコイル集束装置を設置する熱間圧延
線材の製造ラインを平面から見た図、図2は図1の側面
から見た捲取装置以降の図、図3は捲取装置により非同
心リング状態に捲き取られてステルモアコンベア上に平
面展開された線材を平面から見た図、図4は本発明に係
るコイル集束装置を平面から見た図、図5は図4の矢視
A−A図、図6(a)は図4の矢視B−B図、(b)は
落下部円筒における最上部の落下部円筒シュートとそれ
に続く下部の集束部固定円筒の位置関係を(a)の底面
から見た図、図7は図5において線材リングがコンベア
終端から落下している図である。 【0017】図1及び図2において、1は加熱炉、2は
粗圧延機列、3は中間圧延機列、4は仕上圧延機、5は
捲取装置、6はステルモアコンベア、7は本発明に係る
コイル集束装置であり、これらによって線材8の熱間圧
延設備は構成されている。圧延列数は1〜4系列圧延が
一般的であるが、この図1及び図2では2系列圧延設備
の例を示している。 【0018】線材8は上記の設備を経由して熱間圧延さ
れ、捲取装置5により非同心リング状態に捲き取られて
図3に示したようにステルモアコンベア6上に平面展開
され、このステルモアコンベア6上を搬送される過程で
所定の冷却パターンで冷却され、所定の冷却後、ステル
モアコンベア6の終端に設置されたコイル集束装置7で
コイル状に成形される。 【0019】ステルモアコンベア6には種々の構成のも
のがある。図2に示した実施例では搬送手段としてロー
ラ6aを使用した例を示しているが、チェーンによる搬
送も可能である。 【0020】熱間圧延された線材8は、ステルモアコン
ベア6上で冷却されつつローラ6aによって、図4〜図
7に示したような構成の本発明に係るコイル集束装置7
まで搬送されるが、このとき、線材8はステルモアコン
ベア6の終端に設置した落下部ローラ9で落下直前まで
水平に保持されてコイル集束装置7への斜め落ちが抑制
される。落下部ローラ9は駆動装置10により支持され
ると共にローラ6aと同調して回転される。なお、線材
径が大きい場合は、落下部ローラ9はフリー回転でもよ
い。 【0021】図4〜図7において、11は落下部ローラ
9に続いて配置された落下部円筒シュートであり、この
落下部円筒シュート11のシュート内径は線材8のリン
グ外径より所定寸法だけ大きく設定されている。 【0022】前記した落下部ローラ9、駆動装置10、
落下部円筒シュート11は、X軸構造体12上に載置さ
れ、このX軸構造体12は、駆動モータ13によるスク
リュージャッキ14の作動によりX軸方向(図4におけ
る紙面上下方向)に直線運動するように構成されてい
る。 【0023】また、前記X軸構造体12、駆動モータ1
3、スクリュージャッキ14は、Y軸構造体15上に載
置され、このY軸構造体15は、駆動モータ16による
スクリュージャッキ17の作動によりY軸方向(図4に
おける紙面左右方向)に直線運動するように構成されて
いる。 【0024】なお、Y軸構造体15、駆動モータ16、
スクリュージャッキ17は、固定側構造体18上に載置
され、この固定側構造体18は、前記落下部円筒シュー
ト11の下端部を内挿するように落下部円筒シュート1
1の下方に固定配置された集束部固定円筒19と一体に
構成されている。 【0025】本発明に係るコイル集束装置7は上記した
ような構成であり、コイル形成時、X軸、Y軸の組み合
わせ運動により落下部円筒シュート11を集束部固定円
筒19に対して所定量の偏芯回転運動を生じさせるので
ある。 【0026】すなわち、リング状線材8を落下させる間
は、集束部固定円筒19に対して落下部円筒シュート1
1を連続して偏芯円運動させることにより、続く下部の
集束部固定円筒19内でのリングの堆積位置を均等に分
散させ、リング充填密度が高く縺れのないコイルを成形
させることが可能となるのである。そして、その際、落
下部円筒シュート11の集束部固定円筒19に対する偏
心機構が、落下部円筒シュート11や集束部固定円筒1
9の外周側に配置されているので、線材8からの熱影響
を受けることがない。 【0027】なお、図4〜図7中における20はマンド
レル、図6(b)中の21は最上部の落下部円筒シュー
ト11の円周運動軌跡を示す。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱間圧延線材リングがコンベア終端から落下している
間、最上部の落下部円筒シュートを下部の集束部固定円
筒に対して連続して偏芯円運動させることにより、下部
の集束部固定円筒内での熱間圧延線材リングの堆積位置
を均等に分散させることができ、リング充填密度が高く
縺れのないコイルが成形できるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るコイル集束装置を設置する熱間圧
延線材の製造ラインを平面から見た図である。 【図2】図1の側面から見た捲取装置以降の図である。 【図3】捲取装置により非同心リング状態に捲き取られ
てステルモアコンベア上に平面展開された線材を平面か
ら見た図である。 【図4】本発明に係るコイル集束装置を平面から見た図
である。 【図5】図4の矢視A−A図である。 【図6】(a)は図4の矢視B−B図、(b)は落下部
円筒における最上部の落下部円筒シュートとそれに続く
下部の集束部固定円筒の位置関係を(a)の底面から見
た図である。 【図7】図5において線材リングがコンベア終端から落
下している図である。 【符号の説明】 1 加熱炉 2 粗圧延機列 3 中間圧延機列 4 仕上圧延機 5 捲取装置 6 ステルモアコンベア 7 コイル集束装置 8 線材 9 落下部ローラ 10 駆動装置 11 落下部円筒シュート 12 X軸構造体 13 駆動モータ 14 スクリュージャッキ 15 Y軸構造体 16 駆動モータ 17 スクリュージャッキ 18 固定側構造体 19 集束部固定円筒 20 マンドレル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 幸四郎 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 株 式会社住友金属小倉内 Fターム(参考) 3F068 AA11 DA02 DB03 4E026 DA02 GA01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 非同心リング状に重ねて平面展開した状
    態での搬送中に所定のパターンで冷却した熱間圧延線材
    リングを、コンベアの終端より落下させてコイル状に集
    束する装置であって、 コンベア終端に設置される落下部円筒を、最上部の落下
    部円筒シュートとこの落下部円筒シュートに続く下部の
    集束部固定円筒に分割し、 前記最上部の落下部円筒シュートを、直交するX軸方向
    とY軸方向に水平移動が可能なように構成し、 前記熱間圧延線材リングの落下中は前記最上部の落下部
    円筒シュートを下部の集束部固定円筒に対して連続して
    偏芯円運動させることにより、下部の集束部固定円筒内
    での熱間圧延線材リングの堆積位置を均等に分散させ、
    リング充填密度が高く縺れのないコイルを成形させるよ
    うにしたことを特徴とする熱間圧延線材のコイル集束装
    置。
JP2001377625A 2001-12-11 2001-12-11 熱間圧延線材のコイル集束装置 Pending JP2003181536A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069376A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Kobe Steel Ltd 伸線性に優れた鋼線材およびその製造方法
CN102825074A (zh) * 2012-09-14 2012-12-19 南京钢铁股份有限公司 一种胎圈钢丝用盘条的控制冷却工艺

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