JPH0715131U - 線材製造ラインにおけるレイングヘッド装置 - Google Patents

線材製造ラインにおけるレイングヘッド装置

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JPH0715131U
JPH0715131U JP4792493U JP4792493U JPH0715131U JP H0715131 U JPH0715131 U JP H0715131U JP 4792493 U JP4792493 U JP 4792493U JP 4792493 U JP4792493 U JP 4792493U JP H0715131 U JPH0715131 U JP H0715131U
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謙二 野間
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合同製鐵株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レイングヘッド装置における線材を通過させ
るエントリパイプの遊転を可能にして、摩耗を周方向へ
分散させ延命化を図ること。 【構成】 レイングヘッド装置6は、線材1をレイング
パイプ10へ導入する誘導機7と、線材1をリング状に
捲いて送り出すレイングパイプ10を備える捲取機とか
らなる。誘導機7には線材1のパスライン1mに沿って
中空管9が回転駆動可能に配置され、中空管9の上流側
には、ピンチローラ装置2からの線材1を誘導するエン
トリパイプ22と、上流側の端板11Aの部分でケーシ
ング7に固定した水冷ジャケット11とが内挿され、中
空管9と一体に回転するレイングパイプ10の上流側開
口10aを後端22aに臨ませたエントリパイプ22
は、その外径が水冷ジャケット11の内径よりも小さ
く、エントリパイプ22を通過する線材1の挙動によっ
て遊転可能となるように水冷ジャケット11に嵌着され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は線材製造ラインにおけるレイングヘッド装置に係り、詳しくは、線材 製造ラインの仕上ロール圧延機の下流側に設置したピンチローラから送り出され る高温の線材をレイングパイプへ誘導し、リング状に捲き線材を連続して横倒し にするレイングヘッド装置にあって、レイングパイプと共に回転する中空管の上 流側に設けられたエントリパイプがレイングパイプに導入するために通過する線 材に接触し、それによってエントリパイプの内面に生じる偏摩耗を抑制もしくは 回避させることができるようにしたレイングヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製鉄所の線材製造ラインでは、加熱炉から取り出された鋼材が、粗ロール圧延 機や中間ロール圧延機を経て仕上ロール圧延機を通過する間に、例えば、5.5 mmないし13mm径の線材に圧延される。そして、冷却ゾーンで水冷されて測 寸機近傍の復熱ゾーンで復熱された後に再度冷却ゾーンで冷却され、仕上ロール 圧延機から例えば45mといった程度に離れた位置のピンチローラへ送られる。 ピンチローラの下流側に設けた導出管から送り出される850℃ないし900 ℃の線材は、例えば24mmしか隔たっていないレイングヘッド装置に受け渡さ れる。このレイングヘッド装置は誘導機と捲取機とから構成され、誘導機にはパ スラインに沿った中空管とその先端部内に配置したエントリパイプとがあり、捲 取機にはエントリパイプの下流側開口に臨み、線材をリング状に捲くために上記 中空管と共に回転する螺旋状のレイングパイプが備えられている。 そのエントリパイプは、例えば85m/秒といった高速で通過する線材をガイ ドするものであり、したがって、上記の線材は、エントリパイプを通過した後に レイングパイプへスムーズに導入されるようになっている。 レイングパイプ内で螺旋状の捩れを受けた後に下流側開口から導出された線材 は、約1,300mm径の連続したリング状に捲かれてステルモアコンベア上に 横倒しするように重ねて乗載され、集束部に向けて搬送される。ステルモアコン ベアを出たところで上下に重なるように束ねられた線材はダウンエンダで横姿勢 とされ、ハンガーコンベアで所定位置へ搬出して以後結束や秤量などの処理を施 して出荷される。
【0003】 線材をリング状にするレイングパイプと共に回転する上記した中空管は、誘導 機の上流側フレームや下流側フレームに配置した軸受によって支承され、傘歯車 機構などを介して回転駆動される。その軸受は強制循環された潤滑油によって冷 却されているが、とりわけ上流側に位置する軸受は、高温の線材を通過させるエ ントリパイプのところに配置されているために過熱されやすい。したがって、こ の軸受で支承される中空管の先端部内には、過熱防止用の水冷ジャケットが設け られる。 上記のエントリパイプは水冷ジャケットの中空部に挿入されており、エントリ パイプの上流部のフランジは後述する要領で、水冷ジャケットの上流側の端板に 固定されている。それゆえ、上記の水冷ジャケットは、本来的には、900℃と いった高温の線材が通過するエントリパイプの熱歪の発生を抑制し、高速で通過 する線材の腰折れなどが起こらないように冷却する機能も有している。 上記のようにエントリパイプが水冷ジャケットに固定され、水冷ジャケットは 上流側でレイングヘッド装置のケーシングに取り付けられており、ピンチローラ の導出管からくる線材は若干波打つように螺旋的に変形しながらエントリパイプ を通過するが、その際に、回転することのないエントリパイプの内面の特定部位 に接触する傾向がある。その結果、エントリパイプが局部的に摩耗するといった 偏摩耗がしばしば発生する。
【0004】 従来から使用されているエントリパイプには、例えば外径35mm、内径20 mmおよび肉厚7.5mmを有する耐摩耗性の高いステンレスパイプが採用され ているにもかかわらず、短期間でエントリパイプに偏摩耗が生じて深さ5mm程 度のすり疵が発生したり、さらに、摩耗疵が大きくなって破れたり、あるいは、 破損に基因して水冷ジャケットを損傷させ、水洩れを起こしたりする。それゆえ に、エントリパイプの頻繁な交換が余儀なくされる問題がある。 一方、螺旋状に成形されたレイングパイプの内面も通過する高温の線材に接触 して摩耗する。しかし、この摩耗は回避しがたいものと扱われ、消耗品として一 定期間ごとに交換される。すなわち、予備品が準備され、さらには、交換に必要 な作業空間も機械構造上確保しやすい状況にある。そして、通常は、10分程度 の短い交換時間で線材製造ラインを再び稼働させることができる。 なお、圧延する線材の線径を変更する際には、ピンチローラの上下のローラが 交換される。その場合、ピンチローラの下流側に位置して線材をガイドする導出 管が分解され、その導出管に内挿される内管も圧延される線材の線径に適した内 径のものに交換される。導出管が分解される際などに、高々20数mmしか隔た っていないレイングヘッド装置からエントリパイプを交換するに必要な空間が広 く確保されることになる。 しかし、エントリパイプのみを交換する場合でも、上下のローラや導出管の解 体が余儀なくされ、例えば三時間程度もの長い作業を要する。それゆえ、エント リパイプの摩耗や特に破れが原因で水冷ジャケットに水洩れが生じて線材製造ラ インを緊急停止させないようにするためには、エントリパイプの定期的交換の時 間的間隔が、エントリパイプの寿命を見越して予め短く定められる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のエントリパイプは固定式であり、以下のように構成されてい る。エントリパイプの上流側には、水冷ジャケットの上流側の仕切面をなすと共 に冷却水の給排通路の穿設された端板に当接するフランジが形成される。そのフ ランジは円板の例えば左右部位が平行して直線的に切り落とされた形状の非円形 体であって、残余の円弧部分の一方の中央にキーが突出されている。 そして、水冷ジャケットの端板から突出するエントリパイプのフランジに、そ のフランジの挿通孔を形成したブラケットが被せられ、フランジのキーとそのブ ラケットの挿通孔の周縁の一部に設けたキー溝とが合わされる。ブラケットを水 冷ジャケットの上流側の端板にボルト止めなどすると、フランジのキーを介して 回転止めされた恰好で、エントリパイプが水冷ジャケットに嵌着した状態で固定 されるようになっている。 そのブラケットの上流側には、さらに空気吹付用インサートを格納するインサ ート支持金具が被せられ、空気吹付用インサートの上流側に線材を導入しやすく するために面取りしたガイドリングが嵌められる。したがって、線材はガイドリ ング,空気吹付用インサート,線材通路のあけられたフランジを経てエントリパ イプにほぼ直線的に送られ、その間に空気吹付用インサートから吹き出されるエ アによって、上流側の冷却ゾーンから持ち込まれる水を吹き払うことができるよ うになっている。 エントリパイプは水冷ジャケットの内面に接触する程度の外径となっていて、 900℃といった高温の線材の通過によって昇温し、熱膨張や熱変形するエント リパイプの放熱を促すための冷却が図られていることはすでに述べた。
【0006】 上記したブラケットには、挿通孔の周囲に90度の間隔をおいて二つ目のキー 溝が形成されている。これは、直線的に進行する線材であってもエントリパイプ 内で少し螺旋的に通過する間に偏摩耗をきたしたエントリパイプの姿勢を変更し て、直ちには時間を要するエントリパイプの交換作業をしなくて済むように配慮 されている。 すなわち、ピンチローラの導出管の内管の交換をする場合にはエントリパイプ の上流側に交換スペースを生じさせることができるが、そのスペースを確保する までもなく、インサート支持金具とブラケットとを水冷ジャケットの端板から外 せばエントリパイプのフランジ部分を露出させることができる。そして、フラン ジの左右の切り落とし部分にレンチを掛けるなどしてエントリパイプを90度回 動させ、その状態でフランジのキーをブラケットの二つ目のキー溝に合わせた後 に上記の要領によって組み立てることができる。 このように構成されている結果、エントリパイプの偏摩耗を分散して、その延 命を図っている。しかし、固定姿勢を変更するにしても、その位置替え回数は月 あたり3.1回、取替え回数は月あたり1.6回となり、依然として頻繁にエン トリパイプのための保守作業が必要となる。時として、予定外に偏摩耗が進行し てエントリパイプが破れ、線材製造ラインを緊急に停止させなければならない事 態も生じる。 そこで、稼働中の線材製造ラインを停止させるといったエントリパイプの破れ に基づく緊急交換を回避できるようにすることが強く望まれる。
【0007】 本考案は、上述の事情に鑑みなされたもので、その目的は、仕上ロール圧延機 で圧延された線材を回転するレイングパイプに誘導する際にエントリパイプが線 材による擦れで局部的に摩耗するのを可及的に少なくできること、それによって 、時間の要する交換作業の回数を低減したり、エントリパイプの破れに基づく水 冷ジャケットの水洩れなどに原因する線材製造ラインの緊急停止をなくすこと、 さらには、エントリパイプに新しい対策を施しても、レイングヘッド装置自体に 機械的構成の複雑化を招かないようにすることを実現した線材製造ラインにおけ るレイングヘッド装置を提供することである。 なお、本考案は、エントリパイプを通過する線材がある一定の挙動、例えば螺 旋的に変形するような動きに基因して、エントリパイプの内面の同じ箇所を集中 的に摩耗させるという事実に着目したもので、そのエントリパイプの取付形態を 改善する研究を重ねた結果完成されたものである。また、線材の緩やかではある が螺旋状の変形がエントリパイプに回転力を及ぼしていることを見出し、その現 象を利用することに着眼したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、鋼片を圧延して冷却後にピンチローラ装置によって送り出された線 材を回転する螺旋状のレイングパイプへ誘導すると共に、線材をレイングパイプ によってリング状に捲いてステルモアコンベアへ転載するレイングヘッド装置に 適用される。 その特徴とするところは、図1を参照して、レイングヘッド装置6は、冷却後 にピンチローラ装置2によって送り出された線材1をレイングパイプ10へ導入 する誘導機7と、線材1をリング状に捲いてステルモアコンベア12(図3参照 )へ送り出すレイングパイプ10を備える捲取機8とからなる。その誘導機7を 縦通する線材1のパスライン1mに沿って、中空管9が上流側および下流側で軸 承されて回転駆動可能に配置され、中空管9の上流側には、ピンチローラ装置2 から供給された線材1を誘導するエントリパイプ22と、そのエントリパイプ2 2を外囲し上流端が誘導機7のケーシング17等に固定した水冷ジャケット11 とが内装される。 中空管9と一体に回転するレイングパイプ10の上流側開口10aを後端22 aに臨ませたエントリパイプ22は、その外径D1 (図2参照)が水冷ジャケッ ト11の内径d2 よりも小さく、エントリパイプ22を通過する線材1の挙動に よって遊転可能となるように水冷ジャケット11に嵌着され、エントリパイプ2 2の上流側には、水冷ジャケット11の上流側の端板11Aに摺接する円形フラ ンジ22Bが形成されていることである。 なお、エントリパイプ22の下流側の外径D2 (図2参照)は、上流側の外径 D1 よりも小さくしておくとよい。
【0009】
【作用】
仕上ロール圧延機から出た線材1は移送されながら冷却され、ピンチローラ装 置2で引き出された後にレイングヘッド装置6の誘導機7へ進められ、線材1の パスライン1mに沿って誘導機7を縦通する中空管9に介装したエントリパイプ 22へ導入される。 中空管9は上流側および下流側で軸承されて回転駆動され、捲取機8内のレイ ングパイプ10を回転させ、エントリパイプ22からの線材1を径の大きいリン グ状にしてステルモアコンベア12上へ吐き出す(図3参照)。 レイングパイプ10が回転されて線材1に緩やかな曲げが与えられること、ピ ンチローラ装置2から引き出されてエントリパイプ22に入る線材1には押し力 が作用することなどから、線材1は緩やかな螺旋状に変形しながらエントリパイ プ22を通過する。 エントリパイプ22は回転する中空管9内にあるが、エントリパイプ22を中 空管9内で外囲し、その上流端が誘導機7のケーシング17等に固定されている 水冷ジャケット11の内面に対して隙間が確保されている。それゆえに、通過す る線材1の螺旋的変形によってエントリパイプ22を回転するように力が及ぼさ れると、水冷ジャケット11の上流側の端板11Aに摺接する円形フランジ22 Bによって、エントリパイプ22は線材1の移動方向へひきづられることなく、 水冷ジャケット11内で遊転する。 しかも、円形フランジ22Bは軸対称形であり、エントリパイプ22のウエイ トバランスが全周均等に保たれ、遊転後の静止に周方向の位置的な偏りがない。 したがって、エントリパイプ22の内面の同じ箇所ばかりが線材1と擦れること はなくなり、局部的な摩耗の発生は抑制される。すなわち、エントリパイプ22 の内面の摩耗箇所は分散されることになり、エントリパイプ22としての耐用時 間が長くなる。
【0010】 エントリパイプ22の下流側の外径D2 (図2参照)が、上流側の外径D1 よ りも小さくなっていると、エントリパイプ22と水冷ジャケット11の内面との 隙間が下流側で大きくなり、長いエントリパイプ22が熱で撓むなど変形しても 下流側の変形の許容代が大きく確保され、エントリパイプ22の外面が水冷ジャ ケット11と擦れることが少なくなる。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、水冷ジャケットに固定されている従来のエントリパイプとは 異なり、エントリパイプを線材の挙動につれて遊転させることができるようにし ている。したがって、線材が少し変形しながら通過しても、特定の箇所ばかりを 摩耗させることが防止され、エントリパイプの破損の発生を抑制して従前に比べ れば著しく長い耐用時間を実現する。 エントリパイプを格納している中空管を回転させるなどの必要から、エントリ パイプの回転機構を誘導機に配置したり装着させることが容易でない状態にある が、そのエントリパイプの遊転は線材の挙動に随伴するものであり、積極的に回 転駆動機構を設ける必要がなく、線材の挙動を利用してエントリパイプを遊転さ せることによって、誘導機の構造の複雑化が回避される。 このようにエントリパイプの破損などが抑制または回避されると、線材製造ラ インを緊急停止させることもなくなり、安定した連続操業が確保される。また、 エントリパイプの交換回数も少なくなり、部品の消費量の低減と保守作業の軽減 が図られる。 エントリパイプの下流側が上流側の径よりも僅かでも小さくなっていると、高 温の線材による熱変形や歪が生じても、エントリパイプの水冷ジャケット内での 変形許容代が確保され、遊転が交換時まで実現されて熱変形による障害をきたす ことが回避される。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案に係る線材製造ラインにおけるレイングヘッド装置を、実施例 を表した図面にもとづき、詳細に説明する。 図1は本考案のレイングヘッド装置6を構成する誘導機7の位置する部分の拡 大断面図であり、レイングヘッド装置6の上流側部分には回転する中空管9が配 置され、それにエントリパイプ22や水冷ジャケット11が内装されている。 製鉄所に設置される線材製造ラインは、従来技術のところでも触れたが、加熱 された鋼片が幾つかのロール圧延機を通過した後に複数の仕上ロール圧延機によ って、例えば5.5mmないし13mmの線径の線材1に成形される。そして、 冷却ゾーンで水冷されたり復熱ゾーンで復熱された後に再度冷却されて、900 ℃にまで降温した状態で図4に示すピンチローラ装置2へ送られてくる。 最終の仕上ロール圧延機から線材1をレイングヘッド装置6へ移送するまでは 例えば45mも離れているので、レイングヘッド装置6の上流側にはピンチロー ラ装置2が配置され、長い線材1を引き込んでレイングヘッド装置6に供給でき るようにしている。 そのピンチローラ装置2には、電動駆動型の上下のローラ2A,2Bよりなる ピンチローラを備える。なお、線材1の径が異なる場合には、その都度線径に適 合した上下のローラ2A,2Bに交換され、線材1のパスライン1mに沿うよう な引張力が発揮されるようになっている。
【0013】 ピンチローラ装置2の上流側にはトラフが配置され、入側の水平なパスライン 1nに沿ったトラフ3Aに対して出側のトラフ3Bが例えば7.5度の下向きに 傾斜され、ピンチローラ装置2内の導入管4に連なっている。 この導入管4から以降のパスライン1mが傾斜しているのは、図3に示すよう に、後述する捲取機8のレイングパイプ10から吐き出された線材1を、ステル モアコンベア12の上面へ自重により前倒して横置きできるようにするためであ る。 図4に戻って、ピンチローラ装置2の上下ロール2A,2Bの下流側には、ピ ンチローラから引き出された線材1を案内する導出管5が配置され、そこを通過 する間に線材1のある程度の真直性が保持もしくは回復され、線材1が円滑にレ イングヘッド装置6のエントリパイプ22(図1参照)へ導入されるようになっ ている。 ちなみに、導出管5の内径は一定であり、線径の異なる線材1が流れる場合に は、その線径に応じた内径を備える図示しない内管が、上記の導出管5につけ替 えられる。
【0014】 レイングヘッド装置6は、誘導機7および捲取機8とから構成される。誘導機 7は、図1および図3に示すように、上流側および下流側で軸承されて回転駆動 できるように配置された中空管9と、その中空管9の上流側に内装されたエント リパイプ22と、このエントリパイプ22を外囲する水冷ジャケット11と、こ れらを収納するケーシング17とよりなる。 水冷ジャケット11は中空管9に内装されているが、その上流端は誘導機7の ケーシング17等に直接もしくは間接的に固定されており、中空管9が回転され ても水冷ジャケット11自体は回転することがなく、冷却水の給排も単純な給排 口を設けておくだけで冷却水を還流させることができるようになっている。 中空管9は、誘導機7を縦通する線材1のパスライン1mに沿って配置され、 架台15に取り付けられてケーシング17を形成する上流側フレーム18と下流 側フレーム19に配置したラビリンス14a,16aでシールされた軸受14, 16により支承され、ベベルギヤ25介して動力が伝動されて回転する。この中 空管9には捲取機8のレイングパイプ10が間接的に固定されており、線材1を 通過させて螺旋状のリングを形成させるレイングパイプ10を回転させるもので ある。
【0015】 水冷ジャケット11は、図2に示すように、上流側の基板11Aおよび下流側 の基板部材11a,11bとからなる基板11Bの間に、外管21A,中管21 Bおよび内管21Cがそれぞれ溶接されて三重管構造となっている。上流側の基 板11Aは中心線からは上方にずれた恰好の略矩形状(図には表れていない)の 平板であって、水冷ジャケット11の端板を構成している。 その端板11Aには内部で上方へ延びる通路11dが穿設され、外管21Aと 中管21Bの間の環状水路11eに連なり、頂部に形成した導入口11cに冷却 水を供給するホースが接続され、冷却水を導入できるようになっている。下部に は排水口11gが設けられ、環状水路11eから中管21Bにあけた孔21aを 経て中管21Bと内管21Cの間の環状水路11fへ流れた冷却水を、図示しな いホースを介して排出できるようになっている。 もちろん、基板11Aには内管21Cの内部に通じる貫通孔11hが設けられ る一方、基板11Bの基板部材11bにも貫通孔11jがあけられ、次に述べる エントリパイプ22を挿通させることができるようになっている。
【0016】 図1を参照して、エントリパイプ22は、ピンチローラ装置2から供給された 線材1をレイングパイプ10の上流側開口10aへ誘導するもので、ステンレス スチール製のパイプ本体22Aと、上流側端部に一体化された円形フランジ22 Bとで構成されている。 パイプ本体22Aの外径D1 (図2参照)は水冷ジャケット11の内管21C の内径d2 よりも小さく、エントリパイプ22が遊転可能に嵌着されるようにな っている。これは、エントリパイプ22を通過する線材1が図2の太い仮想線の ような螺旋的な挙動によって矢印Mの方向への回転力を与えるとき、それによっ てエントリパイプ22を遊転させることができるようにするためである。 すなわち、エントリパイプ22を敢えて駆動装置を使って積極的に回転させる までもなく、線材1の通過を利用してエントリパイプ22を遊転させることがで きる。その際に、エントリパイプ22が下流側へひきずられないように、水冷ジ ャケット11の上流側の端板11Aに摺接する円形フランジ22Bが設けられて いる。
【0017】 その円形フランジ22Bは、正面から見て円形をなしているということである が、その円形フランジ22Bが、水冷ジャケット11の端板11Aに取り付ける ブラケット20(図1参照)の挿通孔20aに嵌め込まれた状態で回転する関係 上、矩形よりも円形にしておいた方がブラケット20の挿通孔20aの径を小さ くしておくことができるということに基づく。 また、円形であればエントリパイプ22が軸対称形をなすことになり、遊転も しやすくまた遊転後に周方向の任意の位置で停止させることができ、以後の偏摩 耗の発生を回避できる。すなわち、矩形などにした場合には、遊転した後にウエ イト分布に起因して停止する姿勢が限定的となり、同じ静止状態が再現されると 偏摩耗が発生しやすくなるからである。
【0018】 エントリパイプ22の寸法を例示すると、以下のごとくである。図2を参照し て、内径d1 が20mmのパイプ本体22Aは、その上流側の外径D1 が34m mであり、段差部28を境にして下流側の外径D2 が33mmとなっている。そ して、エントリパイプ22を挿通させている水冷ジャケット11の内管21Cの 内径d2 は38.8mmとされ、D1 やD2 よりもかなり大きく、両周面間の隙 間は上流側で2.4mm、下流側では2.9mmが確保されている。 このように、上下流のいずれの側においても周囲の隙間は十分に確保され、エ ントリパイプ22が水冷ジャケット11内で遊転しやすくなっている。それのみ ならず、下流側においては隙間が大きくとられ、エントリパイプ22が熱変形す るなどして撓みが生じやすくなる部分でも、水冷ジャケット11に接触したり遊 転が阻害されることのないような変形許容代が確保されている。 一方、上流側と下流側の基板11A,11Bに設けた貫通孔11hの内径d3 は35.2mm、貫通孔11jの内径d4 は35mmとされている。それゆえ、 周面間の間隙は、前者では0.6mm、後者では1mmとなるなど、遊転が許容 される。 しかし、上下流側端での隙間が中間部位より小さくなっているのは、エントリ パイプ22を水冷ジャケット11内で遊転しやすいように支持しておく必要のあ ること、上下流側端における熱歪は一般的に小さく、変形代を大きく確保しなく てもよいことなどに基づいている。 ちなみに、パイプ本体22Aの上流側端部の内周面や下流側端部の内周面には 面取りが施され、線材1の進入や通過を円滑にさせている。 一方、水冷ジャケット11の基板11Aの上流側の面に摺接する円形フランジ 22Bは、その内周面をパイプ本体22Aの外周面に当接させて一体化される。 その外径D3 は46mmであり、上流側の内径d5 を37mmにするなどして、 従前に比べてフランジの小径化がなされ、軽量化による遊転性能の向上が図られ ている。
【0019】 捲取機8は、図3を参照して、中空管9に接続されて一体に回転する回転軸1 3と、上流側に位置するエントリパイプ22の後端22aに上流側開口10aを 臨ませ(図1参照)、下流側になるにつれて曲がり径の大きくなる螺旋状に形成 したレイングパイプ10とを有する。そのレイングパイプ10は複数の支持部材 30A,30Aを介して回転軸13に固定して螺旋形が保たれ、下流側開口10 bの位置を保持する台座部材30Bおよび蓋部材30Cなどの固定部材と、それ らを収容するケーシング17Aや、ステルモアコンベア12を覆ったガイド胴1 2Aをも備えている。 そして、誘導機7に位置する中空管9の後端面と回転軸13との間にはカラー 26が介在され、そのカラー26が中空管9および回転軸13のフランジ13a にボルト止めされている。さらに、中空管9の後端部やカラー26や回転軸13 のフランジ13aの一部には、中空管9に上流側部が内挿されたレイングパイプ 10を、回転軸13の外方へひき出すための傾斜した切欠き溝27が設けられて いる。
【0020】 図1に示したように、レイングパイプ10の上流側開口10aを含む上流側部 は、中空管9の内部段差9aに当接させて設けたカラーリング29に偏心して固 定されている。しかし、上流側開口10aは線材1のパスライン1mを含んでお り、エントリパイプ22からの線材1を回転しているレイングパイプ10へ導入 することに差し支えはない。このように偏心されているのは、レイングパイプ1 0へ導入された線材1に遠心力を作用させ、螺旋状のレイングパイプ10内での リング成形を容易にするためである。なお、線材1の径が異なる場合でもエント リパイプ22は、それを理由に交換されることがない。 回転軸13が矢印N(図3参照)の方向へ回転されることによって、線材1は ガイド胴12Aによって囲まれた空間内でリング状に吐き出され、ステルモアコ ンベア12上へ倒して捲いたように載せられるようになっている。
【0021】 このような構成の線材製造ラインにおけるレイングヘッド装置6は、次のよう にして、線材製造ラインの上流側から送り出されてくる線材1がエントリパイプ 22を通過するとき、線材1と接触するエントリパイプ22の摩耗を内周全面に 分散させて延命化が図られる。 加熱炉で加熱した鋼材が線材製造ラインのロール圧延機群で圧延され、例えば 10mm径の線材に成形されると、下流側へ移送されて冷却や復熱され、仕上ロ ール圧延機からはかなり離れた位置のピンチローラ装置2(図4参照)へ導入さ れる。 線材1はトラフ3A,3Bを経て傾斜した導入管4へ入った後に、上下のロー ラA,2Bに挟み込まれて引っ張り出され、導出管5へ送り出される。そして、 僅かな距離を隔てたレイングヘッド装置6へ導入される。
【0022】 エントリパイプ22の上流側には、円形フランジ22Bを回転可能に覆ってい るブラケット20(図1参照)があり、その前面に配置された空気吹付用インサ ート23の図示しない孔から噴出されるエアによって、冷却ゾーンから持ち込ま れた水が払い除かれる。 その空気吹付用インサート23は、ブラケット20を挿通して水冷ジャケット 11の端板11Aに固定するボルトによって一体的に固定したインサート支持金 具24に支持されている。 その空気吹付用インサート23の上流側にはガイドリング31が嵌め込まれ、 高々24mm程度しか隔たっていないレイングヘッド装置6への導入を容易にし ている。なお、詳しくは説明しないが、ピンチローラ装置2の導出管5とエント リパイプ22とのアライメントは、図示しない直線状の筒体であって内外筒をス ライドさせて伸縮自在となる治具などを用いて予め出されている。
【0023】 空気吹付用インサート23からエントリパイプ22に導入された線材1は、ピ ンチローラ装置2によって押された状態にあり、また、下流側でレイングパイプ 10によって螺旋状のリングに捲き取られていることから、エントリパイプ22 内で僅かであるが波を打ったように変形しながら移動する。その挙動は螺旋的で あって矢印Mの方向(図2参照)への捩れを伴っている。 螺旋状に変形した線材1はエントリパイプ22の内面に接触し、その摩擦力と 85m/秒といった高速で走る線材1の慣性力とがあいまって、エントリパイプ 22に水冷ジャケット11内で回転させる力を及ぼす。 前述したようにエントリパイプ22と水冷ジャケット11の内管21Cの内面 との間には隙間が存在するので、エントリパイプ22は遊転する。エントリパイ プ22の上流側の円形フランジ22Bは、線材1の移動によるエントリパイプ2 2の下流側へのずれを阻止し、かつ、ブラケット23にも影響されず、エントリ パイプ22の円滑な遊転を可能にする。
【0024】 線材1がエントリパイプ22の内面を擦るので、エントリパイプ22にすり疵 がつくのは避けられないが、エントリパイプ22の線材1によるつれ回りによっ て摩擦力は減殺され、すり疵の発生も少なくなる。しかも、エントリパイプ22 が線材1によって擦られる部位は一定しなくなり、局部的な摩耗の発生もほとん どない。 もちろん、水冷ジャケット11の内面とエントリパイプ22の外面との間に隙 間があるが、エントリパイプ22は水冷ジャケット11の基板11A,11Bの 部分で擦られることになる。しかし、エントリパイプ22の遊転は緩やかなもの であり、接触による両者の損傷はほとんど問題となることはない。 エントリパイプ22から導出された線材1は近接して開口するレイングパイプ 10の上流側開口10aへ導入され、中空管9や回転軸13を介して回転される 螺旋状のレイングパイプ10内で捩られる。そして、直径約1300mmの連続 したリング状に捲かれ、ステルモアコンベア12上に倒された恰好で横置きされ る。ステルモアコンベア12で搬送され、集束部に至ると束ねられて必要な処理 が施され、出荷したり保管される。
【0025】 エントリパイプのフランジは、従来技術のところで述べたような軸非対称形で はなく、回転を助長する円形すなわち軸対称形であり、周方向におけるウエイト バランスは均等となっている。それゆえに、エントリパイプの回転が止まること があっても、任意の回動位置で停止する。 静止しているエントリパイプに対して線材が擦れるとすり疵はつきやすくなる が、その機会は全周にわたって同じ確率であり、均一な摩耗が生じるだけであっ て、結局は、エントリパイプの耐用時間を長くすることができる。すなわち、定 期的な取替作業だけで済ませることができ、従来は一月あたり少なくとも3回の 位置替えもしくは交換作業が必要とされたものが、例えば0.5回/月程度の交 換でよくなり、保守作業の著しい軽減が図られる。 このようなことから、エントリパイプの破損は低減され、水冷ジャケットの損 傷に基づく線材製造ラインの緊急停止の発生は可及的に少なくなる。水冷ジャケ ットを正常に機能させることができれば、中空管を支承する軸受の故障の発生も 少なく、また、エントリパイプを通過する高温の線材の冷却もなされて、通過中 に腰折れをきたすこともなく、円滑な捲取動作が維持される。 もちろん、エントリパイプの交換時間の間隔も長くなり、安定した連続操業が 実現される。エントリパイプの回転には特に駆動装置が必要とされず、レイング ヘッド装置の構造上の複雑化の回避や動力消費の増大も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るレイングヘッド装置を構成する
誘導機の上流側内部構造と線材を送り出すピンチローラ
装置との配置関係図。
【図2】 水冷ジャケットおよびエントリパイプの拡大
断面図。
【図3】 レイングヘッド装置の下流側内部構造図。
【図4】 線材製造ラインにおけるレイングヘッド装置
の設置部分の機械配置図。
【符号の説明】
1…線材、1m…パスライン、2…ピンチローラ装置、
6…レイングヘッド装置、7…誘導機、8…捲取機、9
…中空管、10…レイングパイプ、10a…上流側開
口、11…水冷ジャケット、11A…上流側の端板(基
板)、12…ステルモアコンベア、14,16…軸受、
17…ケーシング、22…エントリパイプ、22B…円
形フランジ、22a…後端、D1 ,D2 …外径、d2
内径。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延して冷却後にピンチローラ装置によ
    って送り出された線材を回転する螺旋状のレイングパイ
    プへ誘導すると共に、該線材をレイングパイプによって
    リング状に捲いてステルモアコンベアへ転載するレイン
    グヘッド装置において、 前記レイングヘッド装置は、冷却後にピンチローラ装置
    によって送り出された線材を前記レイングパイプへ導入
    する誘導機と、線材をリング状に捲いてステルモアコン
    ベアへ送り出す上記レイングパイプを備える捲取機とか
    らなり、 上記誘導機を縦通する線材のパスラインに沿って、中空
    管が上流側および下流側で軸承されて回転駆動可能に配
    置され、 上記中空管の上流側には、前記ピンチローラ装置から供
    給された線材を誘導するエントリパイプと、該エントリ
    パイプを外囲し上流端が誘導機のケーシング等に固定し
    た水冷ジャケットとが内装され、 前記中空管と一体に回転する前記レイングパイプの上流
    側開口を後端に臨ませた前記エントリパイプは、その外
    径が前記水冷ジャケットの内径よりも小さく、該エント
    リパイプの内部を通過する線材の挙動によって遊転可能
    となるように該水冷ジャケットに嵌着され、 上記エントリパイプの上流側には、前記水冷ジャケット
    の上流側の端板に摺接する円形フランジが形成されてい
    ることを特徴とする線材製造ラインにおけるレイングヘ
    ッド装置。
  2. 【請求項2】 前記エントリパイプの下流側の外径は、
    上流側の外径よりも小さくなっていることを特徴とする
    請求項1に記載された線材製造ラインにおけるレイング
    ヘッド装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50129455U (ja) * 1974-04-04 1975-10-24
KR100315073B1 (ko) * 1995-10-19 2002-10-09 알프스 덴키 가부시키가이샤 회로기판
CN116493408A (zh) * 2023-05-17 2023-07-28 江苏省镔鑫钢铁集团有限公司 一种中轧切分轧制热轧带肋钢筋用设备及方法

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