JP2003180185A - 飼料供給装置 - Google Patents

飼料供給装置

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JP2003180185A
JP2003180185A JP2001388463A JP2001388463A JP2003180185A JP 2003180185 A JP2003180185 A JP 2003180185A JP 2001388463 A JP2001388463 A JP 2001388463A JP 2001388463 A JP2001388463 A JP 2001388463A JP 2003180185 A JP2003180185 A JP 2003180185A
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feed
sprocket
pipeline
wire
feeder
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Kazumi Fujii
一己 藤井
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Fujii Shokai Co Ltd
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Fujii Shokai Co Ltd
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    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K5/00Feeding devices for stock or game ; Feeding wagons; Feeding stacks
    • A01K5/02Automatic devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G19/00Conveyors comprising an impeller or a series of impellers carried by an endless traction element and arranged to move articles or materials over a supporting surface or underlying material, e.g. endless scraper conveyors
    • B65G19/14Conveyors comprising an impeller or a series of impellers carried by an endless traction element and arranged to move articles or materials over a supporting surface or underlying material, e.g. endless scraper conveyors for moving bulk material in closed conduits, e.g. tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡略化して部品点数を削減し且つコス
トを大幅に低減すると同時に、飼料の種類や状態に関係
なく飼料供給停止の事態を招くことを防止し、飼料タン
ク内の飼料をスムーズに効果的に送り出す飼料供給装置
を提供する。 【解決手段】 飼料タンクTに備える給餌ホッパ24の
真下で搬送スプロケット25を水平に軸支する一方、パ
イプラインL内にディスクワイヤー(搬送媒介部材)2
1を挿設する。給餌ホッパ24には、下端部の全周に多
数のスリットを設けて飼料出口を形成し、その下端部を
搬送スプロケット25の略歯底円位置に向けて配設し、
その歯底円位置より内側の搬送スプロケット25上に攪
拌プレート26を立設する一方、飼料タンクTに搬送ス
プロケット25と同軸に駆動モータ27を直結して搬送
スプロケットおよびディスクワイヤーを共に駆動する構
成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、養豚飼育用など
の給餌器の設置レイアウトに応じて配管したパイプライ
ン内に、ディスクワイヤー等の長尺な搬送媒介部材を挿
設し、その搬送媒介部材を作動することにより、飼料タ
ンク内の飼料をパイプラインへ送り出して各給餌器へと
搬送する飼料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種の飼料供給装置の中に、
たとえば図14および図15に示すように構成したもの
がある。この従来の飼料供給装置は、複数の給餌器(図
示省略)の設置レイアウトに応じて配管したパイプライ
ンpに、小径の搬送ディスク1aを等間隔に有するディ
スクワイヤー1を挿設し、餌料タンクt近くのワイヤー
移動方向x上流側のパイプラインp途中に、ディスクワ
イヤー1のドライブユニット2を設置し、飼料タンクt
内で水平に軸支した搬送スプロケット3に搬送ディスク
1aを噛み合わせてディスクワイヤー1を掛け回し、ド
ライブユニット2の駆動モータ2aを駆動してディスク
ワイヤー1を移動し、これにより飼料タンクt内の飼料
をパイプラインtへ送り出して各給餌器へと搬送する構
成になっている。
【0003】ドライブユニット2は、駆動モータ2aの
駆動歯車2bに対して従動歯車2cをワイヤー移動方向
x前後に可動に保持し、両歯車間にディスクワイヤー1
の一部を掛け渡す一方、不図示の付勢ばねで従動歯車2
cをワイヤー移動方向xに対し後向きに付勢してディス
クワイヤー1が弛まないようにテンションを付与してい
る。一方、飼料タンクtには、飼料排出手段aとして、
搬送スプロケット3の上方に連結シャフト4で連結して
円板状の飼料篩板5を配設している。
【0004】したがって、この第1の従来例では、給餌
時に、駆動モータ2aを駆動してディスクワイヤー1を
移動すると、それに従って搬送スプロケット3と一体に
飼料篩板5を回転し、飼料篩板5に有する多数のスリッ
ト穴5aから、図15に示す如く、飼料sを搬送スプロ
ケット3上にふるい落として餌排出口6を通して排出
し、さらにディスクワイヤー1の回動に従ってパイプラ
インtへ送り出す仕組みになっている。
【0005】また、従来には、他の飼料供給装置の中
に、上述したと同様なドライブユニット2を備える一
方、図16に示すような飼料排出手段bを飼料タンクt
内に備えた構成のものがある。
【0006】この第2の従来例における飼料排出手段b
は、飼料タンクtの餌排出口6近くの内周壁に、支軸7
aを介して回動自在にアーム7を付設し、そのアーム7
の基端側にスプリング8を上向きに取り付けるととも
に、先端にローラ9を回転自在に取り付けてディスクワ
イヤー1上に乗せた構造になっている。
【0007】したがって、第2の従来例では、餌供給時
に、前記のように駆動モータ2aを駆動してディスクワ
イヤー1を移動すると、搬送ディスク1a…にローラが
連続的に当たって押し上がり、それに応じてアーム7が
回動してスプリング8を揺り動かし、これによって飼料
sをほぐしながら下方の餌排出口6へ落とし、さらにパ
イプラインtへ送り出す仕組みになっている。
【0008】さらに、従来には、他の飼料供給装置の中
に、上述したと同様なドライブユニット2を備える一
方、図17に示すような飼料排出手段cを飼料タンクt
に備えた構成のものもある。
【0009】この第3の従来例における飼料排出手段c
は、飼料タンクtの給餌ホッパ10の下部を収納した餌
排出ボックス11を備え、餌排出ボックス11内に、給
餌ホッパ10の餌出口10aと連通する排出管12を水
平に架設し、排出管12内にスクリューコンベア13を
挿設している。この飼料排出手段cは、スクリューコン
ベア13の一端にコンベア駆動モータ14を外付けする
一方、給餌ホッパ10の餌出口10a近くの内周壁に、
支軸15を介して回動自在に板状アーム16を付設して
いる。板状アーム16は、先端にローラ17を回転自在
に取り付けてスクリューコンベア13上に載置するとと
もに、給餌ホッパ10との間でスプリング18を取り付
けた構造になっている。さらに、餌排出ボックス11を
横断するディスクワイヤー1の上方には、スクリューコ
ンベア13に網状の異物排出筒19が取り付けられてい
る。
【0010】したがって、第3の従来例では、給餌時
に、コンベア駆動モータ14を駆動してスクリューコン
ベア13を回転すると、スクリューコンベア13の羽根
にローラ17が連続的に当たって押し上がり、それに応
じてアーム7が回動して上下に揺り動かされ、これによ
って飼料sをほぐしながら排出管12内へ落としてか
ら、スクリューコンベア13の回転で排出管12を通し
て搬送し、さらに飼料sを異物排出筒19を通してディ
スクワイヤー1上に落としてパイプラインtへ送り出す
仕組みになっている。異物排出筒19に残った異物は、
異物排出口11aから取り出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、第1の従
来例では、ディスクワイヤー1のドライブユニット2
が、駆動モータ2aとは別に、駆動歯車2bや従動歯車
2cの他、ばね付勢手段などを備えた複雑な構造であ
り、しかも、飼料排出手段aとして、飼料タンクt内に
搬送スプロケット3とは別に、連結シャフト4を用いて
連結した大型の飼料篩板5などを備えるため、全体に多
くの部品が必要な複雑な構成となり、その結果、著しい
コスト高を招くという課題があった。
【0012】さらに、第1の従来例では、飼料篩板5を
用いて飼料sをふるい落としながら飼料タンクt内から
送り出すが、単に平面的な飼料篩板5を回転させるだけ
であるため、飼料sは攪拌されず、使用する飼料sが性
質上パウダー状のものであったり、外部要因により水分
や湿気を含んだものであったりすると、それら飼料がス
リット5aに詰まって目詰まりを起し、これが原因で飼
料の供給が完全に停止してしまうことがある。その結
果、飼料sの供給が停止する一方で、ディスクワイヤー
1は空駆動し続けるため、それだけディスクワイヤー1
や各回転部での部品の磨耗が激しく、装置全体の寿命が
短くなり、また、電力も無駄に消費し、さらには家畜の
肥育に甚大な損害が及ぶなど、数々の弊害が発生すると
いう課題があった。
【0013】第2の従来例では、第1の従来例と同様な
ドライブユニット2を備え、しかも、飼料排出手段b
を、アーム7・スプリング8・ローラ9等の多数部品で
構成するため、やはりコスト高を招くという課題があ
る。加えて、スプリング8を揺り動かして飼料sをほぐ
しながら送り出すが、スプリング8が単に繰り返し上下
に動くにすぎないため、その可動範囲にある飼料sだけ
が落下し、図16に示すように、餌排出口6の上方に飼
料sがブリッジ状に残って飼料の供給が完全に停止し、
第1の従来例と同様に各種の甚大な弊害が発生するとい
う課題があった。
【0014】第3の従来例においても、第1・2の従来
例と同様なドライブユニット2を備え、しかも、飼料排
出手段cを、餌排出ボックス11・スクリューコンベア
13・コンベア駆動モータ14等の多数部品で構成する
ため、やはりコスト高を招くという課題がある。加え
て、第2の従来例と同様に、スプリング18を揺り動か
して飼料sをほぐして送り出すが、スプリング18が単
に繰り返し上下に回動するにすぎないため、その可動範
囲にある飼料sだけが落下し、図17に示すように、餌
出口10aの上方に飼料sがブリッジ状に残って飼料の
供給が完全に停止し、第1・2の従来例と同様に各種の
甚大な弊害が発生するという課題があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
課題を解決し、構造を簡略化して部品点数を削減し且つ
コストを大幅に低減すると同時に、飼料の種類や状態に
関係なく飼料供給停止の事態を招くことを防止し、飼料
タンク内の飼料をスムーズに効果的に送り出すことので
きる飼料供給装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明
は、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に
示すとおり、飼料タンクTに備える給餌ホッパ24の真
下にて搬送スプロケット25を水平に軸支する一方、複
数の給餌器の設置レイアウトに応じて配管したパイプラ
インL内に長尺な搬送媒介部材21・72を挿設し、給
餌時は駆動モータ27で該搬送スプロケット25を回転
駆動して前記飼料タンクT内の飼料Sを前記パイプライ
ンLへ送り出し、さらに該パイプラインL内で前記搬送
媒介部材を作動して各給餌器へと搬送する飼料供給装置
であって、前記給餌ホッパ24の下端部外周に多数のス
リット31aを設けて飼料出口31を形成し、該給餌ホ
ッパ24の下端部を前記搬送スプロケット25の略歯底
円位置に向けて配設し、その歯底円位置より内側の前記
搬送スプロケット25上に攪拌プレート26を立設する
一方、前記飼料タンクTに前記搬送スプロケット25と
同軸に前記駆動モータ27を直結してなることを特徴と
する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の飼料供給装置において、たとえば以下に図面を用いて
説明する実施の形態に示すとおり、前記搬送媒介部材
を、ディスクワイヤー21を用いて形成する一方、前記
給餌器の設置レイアウトに応じて前記パイプラインLを
無端状に形成し、そのパイプラインL内に前記ディスク
ワイヤー21をエンドレスに挿設し、その一部を前記搬
送スプロケット25に掛け回して前記駆動モータ27で
該搬送スプロケット25および前記ディスクワイヤー2
1を共に駆動してなることを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の飼料供給装置において、たとえば以下に図面を用いて
説明する実施の形態に示すとおり、前記搬送媒介部材
を、長尺な螺旋状部材72を用いて形成する一方、前記
給餌器71の設置レイアウトに応じて前記パイプライン
Lを一方向有端状に形成し、そのパイプラインL内に前
記螺旋状部材72を挿設し、該螺旋状部材72を前記パ
イプラインL内で軸心周りに回転駆動して飼料Sを搬送
してなることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本発明による飼料供給装置の要部
構成を示す。この飼料供給装置は、例えば、養豚用の飼
料搬送システムとして豚舎内に構築され、図中符号Tで
示す飼料タンクを備える一方、図示省略したが、養豚飼
育の規模に応じて多数の給餌器を並べて設置している。
飼料タンクTと各給餌器との間は、給餌器の設置レイア
ウトに応じて、複数のコーナーを設けて配管したパイプ
ラインLを介して連結している。
【0021】パイプラインLは、金属製丸パイプ材から
なる複数の配管パイプ20を接続して形成し、各コーナ
ーにて円弧状パイプ材のコーナージョイントで繋いで、
幾つかのコ形状ライン部を形成して全体にエンドレスに
配管し、ディスクワイヤー21を図中矢印X方向へ移動
可能に挿設している。そして、給餌器の各設置位置にお
いて、垂直なドロップパイプを介して給餌器と連通させ
ている。
【0022】ディスクワイヤー21は、本発明における
「搬送媒介部材」の一例で、多数の搬送ディスク21a
…を等間隔に固着した数本の鋼製ワイヤーをジョイント
金具で所望長さに結線して形成してなる。そのため、パ
イプラインLには、飼料タンクT近くのライン途中に、
ディスクワイヤー21の弛みをとるテンション付与手段
Aを組み付けている。
【0023】なお、パイプラインLには、図示省略した
が、そのコーナー部に、ディスクワイヤー21を駆動す
る駆動モータを備えたコーナー駆動式のドライブユーニ
ットを設置している。そして、該ドライブユーニット近
くのライン途中にも、ディスクワイヤー21が弛みを発
生し易いワイヤー移動方向X下流側に、同様なテンショ
ン付与手段Aを組み付けている。
【0024】さて、本発明において、飼料タンクTは、
図2および図3に示すように、飼料排出ケース23と、
飼料排出ケース23上に取り付ける給餌ホッパ24を備
える。飼料排出ケース23は、上側開放の比較的大径な
円筒形状をなし、外周部に互いに平行に接続パイプ23
a・23bを突設する一方、搬送スプロケット25を水
平に内設してなる。
【0025】搬送スプロケット25は、円板25aを挟
んで上下両側に平歯車25b・25cを重ねて固着して
なり、上側の平歯車25b上に2つの攪拌プレート26
を立設している。なお、搬送スプロケットは、この重ね
組付け式の他、鋳物などを用いた一体成形式のものであ
ってもよいのは、勿論である。攪拌プレート26は、細
長板材からなり、平歯車25bの歯底円位置より内側、
つまり歯部より内側で径方向に配設している。図示例で
は、搬送スプロケット25に攪拌プレート26を2つ立
設したが、1つ又は3つ以上立設してもよい。そして、
この搬送スプロケット25には、図4に示すように、搬
送ディスク21a…を歯部に噛み合わせてディスクワイ
ヤー21の一部を掛け回している。
【0026】本発明における飼料タンクTは、特に、飼
料排出ケース23の底面に駆動モータ27を固着し、そ
のモータ軸27aを搬送スプロケット25に直結して該
スプロケット25を回転駆動可能に軸支している。
【0027】一方、給餌ホッパ24は、飼料排出ケース
23より小径な円筒状をなす飼料攪拌ケース28と、飼
料攪拌ケース28の上端部に固定する上側開放の略逆円
錐状をなすホッパ本体29と、飼料攪拌ケース28の下
端部外周に装着した調整板30を備える。
【0028】飼料攪拌ケース28は、上端部および高さ
方向中間部の外周に、それぞれ環状に取付用鍔部28a
・28bを有し、そのうち中段の取付用鍔部28bに、
互いに対称位置に逃げ凹部28cを形成している。両鍔
部28a・28b間における外周面には、異物取出し窓
28dを設けている。
【0029】加えて、飼料攪拌ケース28には、下端部
の全周に渡って多数のスリット31aを設けて格子状の
飼料出口31を形成している。そして、飼料攪拌ケース
28は、この飼料出口31を設ける下端部を、搬送スプ
ロケット25の略歯底円位置に向けて配設している。
【0030】なお、上述した飼料出口31は、ホッパ本
体29の下端部全周に多数のスリット31aを設けて形
成することが好ましいが、下端部外周の一部に多数スリ
ット31aを設けて飼料出口31を形成してもよい。ま
た、飼料出口31は、多数スリット31aを設けて形成
すればよく、図示のように格子状に形成することに限ら
れない。
【0031】調整板30は、リング状をなし、その上端
部の互いに対称な位置にL板状をなす一対の取っ手32
を取り付けている。取っ手32には、縦長な調節穴32
aを設けてある。この調整板30は、飼料攪拌ケース2
8の下端部に、高さ方向上下にスライド可能に嵌め付
け、蝶ボルト33とナット34とで所望高さ位置に止着
する。そのため、ナット34は、予め飼料攪拌ケース2
8の内周面に、高さ方向の多段位置に溶接してある。し
たがって、調整板30の止着高さ位置を調整することに
より、飼料出口31の開放面積が調節され、これによっ
て飼料の排出量を調節できるようにしている。
【0032】上述した構成の飼料タンクTは、図1に示
すように左右の接続パイプ23a・23bを介してパイ
プラインLと接合されるが、飼料供給側の接続パイプ2
3aは、テンション付与手段Aを介してパイプラインL
と接合している。つまり、テンション付与手段Aは、デ
ィスクワイヤー21が弛みを発生し易いワイヤー移動方
向X下流側にあって、飼料タンクT近くに組み付ける。
テンション付与手段Aは、所謂ガスショック式で、その
具体的構成を図5〜図7に示す。
【0033】図示テンション付与手段Aは、図5に示す
ように、共に短尺な金属製丸パイプ材からなる、インナ
ーパイプ39と、インナーパイプ39を挿入した、より
若干大径なアウターパイプ40を備え、両パイプ39・
40にて1つのパイプ組立体41を構築している。加え
て、インナーパイプ39とアウターパイプ40をショッ
クアブソーバ42で連結し、ショックアブソーバ42の
圧力の変動に応じてパイプ組立体41を長さ方向に伸縮
自在に構成している。
【0034】インナーパイプ39は、上記配管パイプ2
0と略同径で、その外周の図5中下向きに連結板片39
aを付設している。アウターパイプ40は、一端部をよ
り細径に成形して配管パイプ20と略同径につくられ、
反対の他端部外周に連結板片40aを付設している。
【0035】ショックアブソーバ42は、図6に示すよ
うに、細長なシリンダ44内に、ピストンロッド45の
先端に設けるピストン46を往復動可能に収納するとと
もに、フリーピストン47を摺動自在に内蔵し、フリー
ピストン47で図中左右に仕切って左側室内にオイル4
8を注入する一方、右側室内に窒素ガスgを充填し、入
口40aをシール材49で密閉してなる。
【0036】ショックアブソーバ42は、ピストンロッ
ド45の基端に連結用ブラケット45aを有し、シリン
ダ44の底部に連結用ブラケット44aを有する。そし
て、図5に示す如く、ピストンロッド45を、インナー
パイプ39の連結板片39aにブラケット45aを介し
て連結する一方、シリンダ44を、アウターパイプ40
の連結板片40aにブラケット44aを介して連結して
いる。
【0037】さらに、テンション付与手段Aは、アウタ
ーパイプ40の他端部外周面上に、歯部を上向きにして
ラック50の基端部を固定し、ラック50をパイプ組立
体41の長さ方向に配置する。ラック50は、先端部を
L状につくり、その先端部にリミットキッカ部50aを
形成してなる。
【0038】一方、インナーパイプ39には、外周面上
に一対の支持板片51・52を、間にラック50を挟ん
で立設してなる。そして、支持板片51・52間におい
て、ラック50にピニオン53を噛み合わせている。ピ
ニオン53は、平歯車からなり、ギヤ操作ハンドル54
と同軸に支持板51・52で回転自在に軸支し、ギヤ操
作ハンドル54を回動操作して回転できるようになって
いる。
【0039】ギヤ操作ハンドル54は、グリップ部54
aと、コ形状の支持枠部54bとを有し、支持枠54b
内でギヤ送り爪55を回転自在に軸支している。ギヤ送
り爪55は、図7に示すように、支軸56に巻装して一
端をグリップ部54aに掛けたねじりコイルばね57の
他端が先端爪部55aに掛けられ、このばね付勢力で常
時はピニオン53から離れた図示退避位置に保持されて
いる。一方、ギヤ送り爪55は、ねじりコイルばね57
の付勢力に抗して図中時計方向に回転させると、先端爪
部55aがピニオン53の歯部に係合する。
【0040】加えて、テンション付与手段Aは、ピニオ
ン53の図中左右両側に第1および第2のラチェット爪
58・59を配置し、各々支持板片51・52間で回転
自在に軸支している。さらに、支持板片51・52間に
は、これらラチェット爪58・59の先端爪部58a・
59aと反対側に、それぞれラチェット爪58・59を
受け止める受け軸60・61が設けられている。
【0041】第1のラチェット爪58には、ばね掛けピ
ン58bに、支持板片51に有するばね掛けピン51a
に一端を掛けた引張ばね62の他端を掛けている。した
がって、第1のラチェット爪58は、支点軸63の位置
を越えて図7中時計方向に回転させると、先端爪部58
aが引張ばね62の付勢力でピニオン53の歯部に係合
する。一方、第1のラチェット爪58は、反時計方向に
回転させると、先端爪部58aがピニオン53から外れ
るが、支点軸63の位置を越えた時点で、今度は、引張
ばね62の付勢力で受け軸60に押し当たり、ピニオン
53から離れた退避位置に保持されるようになってい
る。
【0042】この実施の形態では、以上の如く、ギヤ送
り爪55を有するギヤ操作ハンドル54のほか、ラック
50とピニオン53および第1のラチェット爪58によ
り圧縮量調整手段70を構成している。
【0043】第2のラチェット爪59は、ばね掛けピン
59bに、支持板片51のばね掛けピン51aに一端を
掛けた引張ばね64の他端を掛け、常時は、引張ばね6
4の付勢力で受け軸61に押し当たり、先端爪部59a
がピニオン53から離れた退避位置に保持されている。
一方、第2のラチェット爪59は、図7中反時計方向に
回転させると、支点軸65の位置を越えた時点で、今度
は、引張ばね64の付勢力で先端爪部59aがピニオン
53の歯部に係合する。この例では、引張ばね64など
の付勢手段と第2のラチェット爪59によってストッパ
手段67を構成している。
【0044】また、テンション付与手段Aは、図5に示
すように、支持板片51に、異常検知手段としてリミッ
トスイッチ65を取り付けている。リミットスイッチ6
5は、アウターパイプ40がパイプ組立体41の伸長方
向に一定距離以上移動したとき、リミットキッカ部50
aが当接してリミットレバー65aを倒すと、ディスク
ワイヤー21が分断状態にあることを検知し、駆動モー
タの駆動を全て停止するようになっている。
【0045】さて、所望量のテンションを付与してディ
スクワイヤー21をパイプラインLに挿設する場合につ
いて、次に説明する。まずは、テンション付与手段Aの
パイプラインLへの組付けに先だち、圧縮量調整手段7
0の第1のラチェット爪58をピニオン53に係合す
る。そして、ギヤ送り爪55を図7中時計方向に押し回
してピニオン53に係合すると共に、ギヤ操作ハンドル
54を同じ時計方向に回動し、ピニオン53を引張スプ
リング62に抗して矢示方向に回転する。その後、今度
は、ギヤ送り爪55の押し付けを解除し、ねじりコイル
ばね57の付勢力でギヤ送り爪55をピニオン53から
外し、ギヤ操作ハンドル54を反時計方向に回動して元
の直立位置に戻す。それから、上述したと同様に、再び
ギヤ送り爪55を押し回してピニオン53に係合し、ギ
ヤ操作ハンドル54を回動してピニオン53を回転す
る。
【0046】こうしてピニオン53の回転動作を何度か
繰り返えす。すると、このピニオン53の回転量に応じ
て、ラック50をパイプ組立体41が短縮する方向Yに
移動し、アウターパイプ40を押しながら同方向に移動
し、前記ショックアブソーバ42のシリンダ44内をピ
ストン46で圧縮する。そして、ショックアブソーバ4
2を所定圧に圧縮させた時点で、ピニオン53の回転動
作を止める。
【0047】このとき、引張スプリング62の付勢力で
ピニオン53に係合した第1のラチェット爪58によっ
て、アウターパイプ21が伸長方向に戻る動きを規制し
てショックアブソーバ42の圧縮量を保持する。
【0048】しかる後、前述したように、テンション付
与手段Aを接合部にてパイプラインLの途中に組み付け
てから、ディスクワイヤー21を、パイプ組立体41に
通してパイプラインL内に配設する。
【0049】次いで、第1のラチェット爪58をピニオ
ン53から外し、引張スプリング62の付勢力で受け軸
60に当てて退避位置に保持する。すると、ショックア
ブソーバ42の戻り規制が解除され、そのショックアブ
ソーバ42の圧力によって、ラック50とピニオン53
の噛み合いを介してアウターパイプ21が図5中矢印X
で示す伸長方向へ移動してパイプ組立体41を伸長し、
それに応じてパイプラインLが伸びる。このようにパイ
プラインLが伸びると、その伸びに連動して搬送スプロ
ケットと噛み合うディスクワイヤー21が、パイプライ
ンLが伸長する分だけ引き伸ばされ、ディスクワイヤー
21にテンションが付与される。
【0050】しかる後、各テンション付与手段Aにより
ディスクワイヤー21に適宜量のテンションを付与した
状態において、ディスクワイヤー21を空駆動させて各
接合部でのテンション付与量を調整して全体にバランス
を取るようにする。
【0051】テンション付与量のバランス調整を終える
と、上記ストッパ手段67の第2のラチェット爪59
を、図7中反時計方向に回転させてピニオン53係合
し、アウターパイプ40が戻るのを規制する。
【0052】したがって、後述する飼料供給装置の始動
時、或いはその後の稼動中に、飼料タンクTから固形の
異物等がパイプラインL内に侵入した場合、前述した如
く、各駆動装置の各設置位置よりワイヤー移動方向Xの
上流側でディスクワイヤー21に引張力が作用し、これ
に連動して各テンション付与手段Aのアウターパイプ4
0が短縮方向Yに動いてショックアブソーバ42を圧縮
しようとしても、そのショックアブソーバ42の戻り
を、第2のラチェット爪59を有するストッパ手段67
で阻止することができる。よって、テンションの付与後
は、常に同じ所望テンションがディスクワイヤー21に
付与され、全体に弛みなく張り渡されるようにする。
【0053】さて次に、上述した構成の飼料供給装置に
おいて、飼料タンクTの給餌ホッパ24内に収容した飼
料を送り出し、パイプラインLを通して各給餌器へと供
給する場合について説明する。
【0054】まず、飼料タンクTに直結した駆動モータ
27の他、コーナーのドライブユーニットを始動し、デ
ィスクワイヤー21を、パイプラインLを通して移動さ
せる。このとき、特に飼料タンクTでは、駆動モータ2
7を作動させると、搬送スプロケット25が回転してデ
ィスクワイヤー21が回動すると同時に、図8に示すよ
うに、搬送スプロケット25上でそれと一体に攪拌プレ
ート26が回動し、給餌ホッパ24の飼料攪拌ケース2
8内の飼料Sを攪拌プレート26で攪拌する。
【0055】したがって、たとえ飼料Sが性質上パウダ
ー状のものであったり、外部要因により水分や湿気を含
んだものであったりしても、攪拌プレート26の回転に
よって飼料Sは、攪拌されるため、攪拌ケース28内で
渦巻き状に盛り上がるように掻き混ぜられ、なお且つ、
ヘラで外周に押し出されるようにして飼料出口31のス
リット31aから、図2に示すように、随時、飼料排出
ケース23へ排出される。そして、飼料排出ケース23
に排出された飼料Sは、そこで回動するディスクワイヤ
ー21の搬送ディスク21a…により搬送され、供給側
の接続パイプ23aを通して飼料タンクTからパイプラ
インLへと送り出される。
【0056】その後、飼料Sは、移動するディスクワイ
ヤー21によってパイプラインL内を通して搬送され、
各給餌器の真上に到達すると、順次、前記ドロップパイ
プを通して落下し、各給餌器へと供給される。
【0057】なお、上述した飼料供給装置では、稼動中
にディスクワイヤー21が断線したり、ジョイントが外
れたりしてワイヤー分断トラブルを発生した場合、アウ
ターパイプ40がパイプ組立体41の伸長方向に大きく
移動するため、リミットキッカ部50aがリミットレバ
ー65aに当接すると、リミットスイッチ65にてディ
スクワイヤー21が分断状態にあることを検知する。す
ると、検知信号を受けて駆動モータの駆動を全て停止
し、ワイヤー分断トラブルの原因解消に備える。
【0058】ところで、上述した図示実施の形態では、
搬送媒介部材のディスクワイヤー21を無端状のパイプ
ラインL内にエンドレスに挿設し、その一部を搬送スプ
ロケット25に掛け回して駆動モータ27で搬送スプロ
ケット25とディスクワイヤー21を駆動するエンドレ
ス搬送式の飼料搬送装置に、本発明を適用した例を示し
た。しかし、本発明は、以下に例示する如く、いわゆる
螺旋搬送式の飼料搬送装置にも同様に適用することがで
きる。
【0059】螺旋搬送式の飼料搬送装置は、図9に示す
ように、給餌器71…の直線的な設置レイアウトに応じ
てパイプラインLを一方向有端状に形成している。一
方、図中一部を拡大して示すように、搬送媒介部材とし
て長尺な螺旋状部材72を用い、その螺旋状部材72を
パイプラインL内に挿設している。この例では、螺旋状
部材72は、パイプラインLの屈曲箇所に対応すべく、
コイルばね材により形成してなる。そして、パイプライ
ンLには、図中左側の始端側に飼料タンクTを組み付
け、終端側に螺旋状部材72の終端部と連結して螺旋駆
動モータ73を組み付けてなる。したがって、螺旋状部
材72は、螺旋駆動モータ73を駆動すると、パイプラ
インL内で軸心周りに回転して飼料Sを矢印Z方向に搬
送するようになっている
【0060】この例の飼料タンクTには、図10および
図11に示すように、飼料排出ケース23の底部と連通
する接続パイプ23cを付設してある。また、前述した
と同様に駆動モータ27と同軸に直結した搬送スクリュ
25は、1枚の円盤部25dと、円盤部25d外周に突
設した複数の餌搬送用の爪部25eとで形成し、円盤部
25d上に前記攪拌プレート26を立設した構成になっ
ている。
【0061】そこで次に、この他の実施の形態におい
て、飼料タンクTの給餌ホッパ24内の飼料を送り出
し、パイプラインLを通して各給餌器71…へと供給す
る場合について説明する。
【0062】まず、飼料タンクTに直結した駆動モータ
27と、螺旋駆動モータ73を始動し、搬送スプロケッ
ト25を回転するとともに、螺旋状部材72を回転す
る。すると、図12に示すように、搬送スプロケット2
5上でそれと一体に攪拌プレート26が回動し、前述し
た例と同様に、給餌ホッパ24の飼料攪拌ケース28内
で飼料Sを攪拌プレート26で攪拌する。
【0063】したがって、たとえ飼料Sが性質上パウダ
ー状のものであったり、外部要因により水分や湿気を含
んだものであったりしても、攪拌プレート26の回転に
よって飼料Sは、攪拌されるため、攪拌ケース28内で
渦巻き状に盛り上がるように掻き混ぜられ、なお且つ、
ヘラで外周に押し出されるようにして飼料出口31のス
リット31aから、図10に示すように、随時、飼料排
出ケース23へ排出される。スリット31aから飼料排
出ケース23へ排出された飼料Sは、そこで回転する螺
旋状部材72の爪部25eによって螺旋状部材72の上
側まで押し運ばれ、さらに、その螺旋状部材72によっ
て接続パイプ23cを通して飼料タンクTからパイプラ
インLへと送り出される。
【0064】その後、飼料Sは、回転する螺旋状部材7
2によってパイプラインLを通して搬送され、各給餌器
71…の真上に到達すると、順次、ドロップパイプ74
を通して落下し、各給餌器…へと供給される。
【0065】なお、本発明では、螺旋状部材72とし
て、図13(a)でも示すようにコイルばね材を用いる
と、その柔軟性から、搬送ルートに屈曲箇所があるパイ
プラインLに適用できる点で好ましいが、パイプライン
Lが直線的である場合には、同図(b)に例示するよう
に、螺旋状部材72として金属製のスクリュ材を用いる
こともできる。
【0066】以上に示した図示実施の形態では、本発明
を、養豚の飼料供給装置に適用した例を示したが、本発
明は、他の飼育用動物の飼料供給装置にも採用すること
ができるのは、勿論である。
【0067】
【発明の効果】 上述の如く構成した本発明によれば、
次のような効果が得られる。
【0068】請求項1および3に記載の発明によれば、
搬送スプロケット上で一体に回動する攪拌プレートによ
り、飼料タンク内の飼料を攪拌して飼料出口の多数スリ
ットを通して排出する構成であるため、たとえ飼料が性
質上パウダー状のものであったり、外部要因により水分
や湿気を含んだものであったりしても、攪拌プレートの
回転によって渦巻き状に盛り上がるように掻き混ぜて、
取り残すことなく外周に押し出すように飼料出口を通し
て排出することができ、これによって、従来の如く飼料
の目詰まりやブリッジ状に残留すること等が原因で、飼
料供給停止の事態を招くことを防止し、飼料の種類や状
態に全く関係なく、飼料タンクからスムーズに効果的に
飼料を送り出すことができる。そして、飼料供給停止の
事態が防止される結果、従来の如く装置の空駆動によっ
て搬送媒介部材や各回転部にて部品が激しく磨耗して装
置全体の寿命が短くなることを阻止し、電力を無駄に消
費することも防止し、さらには家畜の肥育に甚大な損害
が及ぶなど各種の弊害が発生することを回避することが
できる。
【0069】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
飼料タンクに備える搬送スプロケットに対しディスクワ
イヤーの駆動モータを直結して搬送スプロケットの駆動
をも兼用させ、その搬送スプロケット上の攪拌プレート
で飼料を攪拌するとともに、パイプラインへ送り出して
搬送する構成にすることにより、従来の如くドライブユ
ーニットに駆動歯車の他、テンション付与手段の従動歯
車やバネ付勢手段などを備える必要がなく、しかも、飼
料排出手段として、搬送スプロケットとは別に、大型の
飼料篩板・スプリング・スクリュコンベア・コンベア駆
動モータ等を備える必要がなく、その結果、全体に構造
が極めて簡略化され、部品点数も著しく削減され、且つ
コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による飼料供給装置の要部を示す斜視
図である。
【図2】 飼料供給装置に備える飼料タンクを示す縦面
図である。
【図3】 飼料タンクの分解組立図である。
【図4】 飼料タンク内の搬送スプロケットに対するデ
ィスクワイヤーの掛け回し状態を示す横断面図である。
【図5】 飼料供給装置に備えるテンション付与手段を
示す斜視図である。
【図6】 テンション付与手段のショックアブソーバを
示す横断面図である。
【図7】 テンション付与手段に備える圧縮量調整手段
およびストッパ手段を示す構成説明図である。
【図8】 飼料タンク内での攪拌プレートによる飼料攪
拌状態を示す斜視図である。
【図9】 本発明の他例として螺旋搬送式の飼料搬送装
置を示す斜視図である。
【図10】 螺旋搬送式の飼料供給装置に備える飼料タ
ンクを示す縦断面図である。
【図11】 その飼料タンクの分解組立図である。
【図12】 その飼料タンク内での攪拌プレートによる
飼料攪拌状態を示す斜視図である。
【図13】 (a)はコイルばね材からなる螺旋状部材
を示し、(b)は金属製スクリュ材からなる螺旋状部材
を示す斜視図である。
【図14】 第1の従来例における飼料供給装置の要部
を示す斜視図である。
【図15】 その飼料供給装置の飼料タンクにおける飼
料送り出し状態を示す縦断面図である。
【図16】 第2の従来例における飼料供給装置に備え
る飼料タンクでの飼料送り出し状態を示す縦断面図であ
る。
【図17】 第3の従来例における飼料供給装置の飼料
タンクでの飼料送り出し状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
21 ディスクワイヤー(搬送媒介部材) 24 給餌ホッパ 25 搬送スプロケット 26 攪拌プレート 27 駆動モータ 31 飼料出口 31a スリット 71 給餌器 72 螺旋状部材(搬送媒介部材) L パイプライン S 飼料 T 飼料タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飼料タンクに備える給餌ホッパの真下に
    て搬送スプロケットを水平に軸支する一方、複数の給餌
    器の設置レイアウトに応じて配管したパイプライン内に
    長尺な搬送媒介部材を挿設し、給餌時は駆動モータで該
    搬送スプロケットを回転駆動して前記飼料タンク内の飼
    料を前記パイプラインへ送り出し、さらに該パイプライ
    ン内で前記搬送媒介部材を作動して各給餌器へと搬送す
    る飼料供給装置であって、 前記給餌ホッパの下端部外周に多数のスリットを設けて
    飼料出口を形成し、該給餌ホッパの下端部を前記搬送ス
    プロケットの略歯底円位置に向けて配設し、その歯底円
    位置より内側の前記搬送スプロケット上に攪拌プレート
    を立設する一方、前記飼料タンクに前記搬送スプロケッ
    トと同軸に前記駆動モータを直結してなることを特徴と
    する、飼料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送媒介部材を、ディスクワイヤー
    を用いて形成する一方、前記給餌器の設置レイアウトに
    応じて前記パイプラインを無端状に形成し、そのパイプ
    ライン内に前記ディスクワイヤーをエンドレスに挿設
    し、その一部を前記搬送スプロケットに掛け回して前記
    駆動モータで該搬送スプロケットおよび前記ディスクワ
    イヤーを共に駆動してなることを特徴とする、請求項1
    に記載の飼料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送媒介部材を、長尺な螺旋状部材
    を用いて形成する一方、前記給餌器の設置レイアウトに
    応じて前記パイプラインを一方向有端状に形成し、その
    パイプライン内に前記螺旋状部材を挿設し、該螺旋状部
    材を前記パイプライン内で軸心周りに回転駆動して飼料
    を搬送してなることを特徴とする、請求項1に記載の飼
    料供給装置。
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