JP2003179882A - エッジに基づく補間方法 - Google Patents

エッジに基づく補間方法

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JP2003179882A
JP2003179882A JP2002322729A JP2002322729A JP2003179882A JP 2003179882 A JP2003179882 A JP 2003179882A JP 2002322729 A JP2002322729 A JP 2002322729A JP 2002322729 A JP2002322729 A JP 2002322729A JP 2003179882 A JP2003179882 A JP 2003179882A
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Christopher J Orlick
ジェイ. オーリック クリストファー
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/012Conversion between an interlaced and a progressive signal

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  • Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直線のちらつき、または結果的に生じるフ
レームイメージを劣化させる垂直方向における細部の欠
損等の歪んだアーチファクトをなくす方法を提供するこ
と。 【解決手段】 水平方向および垂直方向の勾配輝度を判
定し、次いで、勾配輝度を比較することにより、エッジ
角度を算出する。補間されたピクセルの値は、特定され
た角度に沿って存在し、対象ピクセル位置の近くにあ
る、飛越し走査イメージのサンプルから算出される。本
方法は、勾配強度およびその勾配強度の間の差分値をビ
ットストリングとして表わし、より大きな勾配値の最上
位の非ゼロビットの位置を確認し、差分ストリングの対
応するビット位置、および所定数の後続の位置の値を増
加する2のベキ乗で除算し、その結果を合計し、1.0
からその合計を減算し、逆正接関数を用いてエッジ角度
を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、飛越し走
査映像信号を順次走査映像信号に変換する方法に関し、
詳細には、飛越し走査映像イメージの視覚的に明確な領
域間のエッジに存在する、ピクセルの割込み行(int
erstitial row of pixels)の
画素(ピクセル)の値を補間する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ画面上のイメージは、水平方向に
おいて行で構成され、一般に、垂直方向に1つのピクセ
ル位置だけ相互にオフセットする、ピクセルから構成さ
れる。各ピクセルには、そのピクセルの赤色成分、緑色
成分、および青色成分のそれぞれの輝度を示す、3つの
値が割り当てられる。映像イメージは、ピクセルの行を
イメージの水平線として連続的に表示することにより生
成される。
【0003】NTSC、PAL、およびSECAM等の
既存のアナログ放送規格は、2つの映像フィールドを用
いて、単一の映像フレームを生成する。各フィールド
は、イメージフレームを構成する水平線の半分を含む。
一方のフィールドは、フレームの奇数番目の線の全てを
含み、他方のフィールドは、偶数番目の線の全てを含
む。飛越しイメージは、垂直線のちらつき、または結果
的に生じるフレームイメージを劣化させる垂直方向にお
ける細部の欠損等の歪んだアーチファクトを表す。これ
らのアーチファクトをなくす1つの方法は、飛越し走査
されたフィールドを順次走査フレームに変換することで
ある。順次走査フレームでは、奇数および偶数のイメー
ジ線の両方が単一のイメージとして連続的に表示され
る。
【0004】飛越し走査−順次走査変換システムは、よ
り多くのテレビ視聴者が順次走査信号を表示することが
できる高精細度テレビモニタを購入するにつれて重要性
を増している。放送設備および消費者の両方が、飛越し
走査イメージの歪んだアーチファクトを防ぐために、飛
越し走査−順次走査変換能力を有することを求め得る。
【0005】飛越し走査フィールドから順次走査フレー
ムを生成する1つの方法は、各フィールド内の割込み線
を補間することである。よって、奇数のフィールドの線
が、偶数番目の線を補間するために用いられ、偶数のフ
ィールドの線が、奇数番目の線を補間するために用いら
れる。
【0006】補間された線の各ピクセル(すなわち「補
間ピクセル」)は、隣接する飛越し走査線における近接
するピクセルの値に基づいて算出される。補間ピクセル
を生成する最も簡便な方法は、先に受け取られた走査線
の対応する位置からピクセルを単に複製することであ
る。対角線のエッジにあるピクセルについて、これは、
結果的に、ジャギー(jaggies)(滑らかではな
く、ギザギザまたは段々に見える線)を生じ得る。エッ
ジ上にないピクセルについて、このような複製は、結果
的に、表示されているイメージに対応しないピクセルを
生じ得、結果的に、視聴者に対する表示の質が悪くな
る。この方法はまた、飛越し走査イメージと比較して、
イメージの垂直方向の解像度を低減し、30Hzの速度
でちらつく領域をそのイメージに生じ得る。
【0007】他の簡便な方法は、補間ピクセルの値を2
つの垂直方向に隣接するピクセルの平均値として設定す
ることである。しかしながら、2つの視覚的に明確な領
域のエッジ上のピクセルについて、そのような平均化
は、隣接するピクセルのいずれとも整合しないピクセル
を生じ得る。例えば、青色ピクセルと緑色ピクセルとの
間の補間ピクセルに対して生成された値は、シアンであ
り得、これは、視聴者に提示されることが所望されるイ
メージとはならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図1は、2つの視覚的
に明確な領域102および104を含む、テレビイメー
ジ100上のイメージを示す。本明細書中において、こ
れら2つの視覚的に明確な領域の境界103をエッジと
呼ぶ。テレビ画面上のイメージは、2つ以上の視覚的に
明確な領域から構成され得、図示されるように、1つ以
上の任意の視覚的に明確な領域は、テレビ画面内には完
全に収まり得るわけではない。
【0009】(色のぼかしを有し得る)壁の上の(グレ
ーおよび黒の階調を有し得る)陰または光等のより漸次
的な変化とは対照的に、視覚的に明確な領域は、それら
の間のエッジ103により規定される。エッジ上に存在
する補間ピクセル108を生成する際、エッジの視覚的
な平滑性を考慮することが望ましい。補間された線10
6上のピクセル108の値が、受け取られた走査線10
5および107の近接するピクセルのみに基づく場合、
算出された値は、2つの領域を分ける明確なエッジでは
なく、その2つの視覚的に明確な領域の値の組み合わせ
であり得る。その結果、2つの領域を識別するために十
分な明瞭さを有さないエッジ、視覚的に滑らかでない
線、またはエッジの正しい値を有するが誤ったピクセル
位置に表示されるピクセルとなり得る。
【0010】従って、本発明は、垂直線のちらつき、ま
たは結果的に生じるフレームイメージを劣化させる垂直
方向における細部の欠損等の歪んだアーチファクトをな
くす方法、すなわち、飛越し操作されたフィールドを順
次操作フレームに変換することを提供し、さらには、飛
越し走査イメージの2つの連続する線の間の対象ピクセ
ル位置に補間画素(ピクセル)を生成する装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このおよび他の要求を満
たすため、かつその目的を鑑みて、本発明は、飛越し−
順次変換システムで補間ピクセルを生成する方法を提供
し、本方法は、飛越し走査信号から対象ピクセルを選択
する工程、水平方向および垂直方向の勾配輝度(gra
dient intensity)を判定することによ
り、対象ピクセルが第1の視覚的に明確な領域と第2の
視覚的に明確な領域との間のエッジ上に存在するかどう
かを判定する工程、組合せ論理を用いて勾配輝度値を組
み合わせることにより、エッジ角度を算出する工程、な
らびに算出されたエッジの方向の対象ピクセルに近いピ
クセルの平均値として、順次走査信号からピクセルの値
を算出する工程を包含する。
【0012】本発明は、飛越し走査イメージの2つの連
続する線の間の対象ピクセル位置に補間画素(ピクセ
ル)を生成する方法であって、該対象ピクセル位置の周
りの所定の領域において、第1の方向の第1の勾配輝度
値を判定し、該判定された第1の勾配輝度値の第1の絶
対値を判定する工程と、該対象ピクセル位置の周りの該
所定の領域において、該第1の方向と異なる第2の方向
の第2の勾配輝度値を判定し、該判定された第2の勾配
輝度値の第2の絶対値を判定する工程と、該第1の絶対
値および該第2の絶対値のうちの少なくとも1つが所定
の閾値を越えるかどうかを判定することにより、該対象
ピクセル位置をエッジピクセル位置として規定する工程
と、該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置である場
合、該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値とを比較
することにより、該エッジの近似角度を判定する工程
と、該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置である場
合、該対象ピクセルに隣接し、該判定された近似角度に
沿って存在する該飛越し走査イメージ内のピクセルの値
から該対象ピクセル位置の値を補間する工程とを包含す
る、方法であり、これにより上記目的が達成される。
【0013】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と前記第2の勾配輝度値とを比較する工程は、
前記第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つ
が、他方の絶対値より大きいことを特定し、該より大き
な絶対値と該他方の絶対値の差分値を算出する工程と、
該第1の絶対値、該第2の絶対値、および該差分値をビ
ットストリングとして表わす工程と、該より大きな絶対
値を表わすビットストリングの最上位の非ゼロビット位
置を特定する工程と、該差分値を表わすビットストリン
グのビット位置を特定する工程であって、該特定された
ビット位置は、該より大きな勾配輝度値を表わすビット
ストリングで特定されたビット位置に対応する、工程
と、該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値との差分
値を表わすビットストリングの特定されたビット位置、
および所定数の下位ビット位置のバイナリ値のそれぞれ
を増加する2のベキ乗で除算することによりそれぞれの
結果を算出し、該結果を加算することにより合計する工
程と、1から該合計を減算することにより、正接値を生
成する工程と、該正接値を逆正接関数に適用することに
より、前記エッジの近似角度を判定する工程とを包含す
る、上記に記載の方法である。
【0014】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と第2の勾配輝度値とを比較することにより、
エッジの近似角度を判定する工程は、前記第1の絶対値
が前記第2の絶対値より大きい場合、該エッジ角度を所
定の基準角度の周りに示す工程をさらに包含する、上記
に記載の方法である。
【0015】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と前記第2の勾配輝度値とを比較し、該第1の
勾配輝度値および該第2の勾配輝度値の向きが反対であ
る場合、前記エッジ角度の向きを正から負へと変更する
工程をさらに包含する、上記に記載の方法である。
【0016】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
方法であって、エッジを規定すると判定された複数のピ
クセル位置を含むエッジマップを生成する工程と、第1
のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用いて
該エッジマップをフィルタリングする工程であって、該
第1のエッジフィルタは、正の角度を有するエッジに対
応し、該第2のエッジフィルタは、負の角度を有するエ
ッジに対応する、工程と、前記対象ピクセル位置で、該
第2のエッジフィルタの出力信号が該第1のエッジフィ
ルタより大きな出力信号となる場合、該対象ピクセル位
置のエッジ角度が負の角度であると判定する工程とをさ
らに包含する、方法である。
【0017】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
方法であって、第1のエッジフィルタおよび第2のエッ
ジフィルタを用いて前記飛越し走査イメージをフィルタ
リングする工程であって、該第1のエッジフィルタは、
正の角度を有するエッジに対応し、該第2のエッジフィ
ルタは、負の角度を有するエッジに対応する、工程と、
前記対象ピクセル位置で、該第2のエッジフィルタの出
力信号が該第1のエッジフィルタより大きな出力信号と
なる場合、該対象ピクセル位置のエッジ角度が負の角度
であると判定する工程とをさらに包含する、方法であ
る。
【0018】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と第2の勾配輝度値とを比較する工程は、前記
第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つをよ
り大きな値として特定し、該第1の絶対値と該第2の絶
対値の差分値を算出する工程と、該第1の絶対値、該第
2の絶対値、および該第1の絶対値と該第2の絶対値と
の差分値をビットストリングとして表わす工程と、該よ
り大きな絶対値を表わすビットストリングの最上位の非
ゼロビット位置を特定する工程と、該第1の絶対値と該
第2の絶対値との差分値を表わすビットストリングのビ
ット位置を特定する工程であって、該特定されたビット
位置は、該より大きな絶対値を表わすビットストリング
で特定されたビット位置に対応する、工程と、該より大
きな絶対値に応答して、複数の係数のセットから1つの
係数のセットを選択する工程であって、各係数のセット
は複数の係数値を含む、工程と、該第1の絶対値と該第
2の絶対値との差分値を表わすビットストリングで特定
されたビット位置、および所定数の下位ビット位置に対
応する各1ビット値に、該選択された係数のセット内の
それぞれの異なる1つの係数値を掛けることにより、複
数の結果を算出する工程と、該複数の結果を加算するこ
とにより前記エッジ角度を判定する工程とを包含する、
上記に記載の方法である。
【0019】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と第2の勾配輝度値とを比較することにより、
エッジ角度を判定する工程が、前記第1の絶対値が前記
第2の絶対値より大きい場合、該エッジ角度を所定の基
準角度の周りに示す工程をさらに包含する、上記に記載
の方法である。
【0020】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と前記第2の勾配輝度値とを比較し、該第1の
勾配輝度値および該第2の勾配輝度値の向きが反対であ
る場合、前記エッジ角度の向きを正から負へと変更する
工程をさらに包含する、上記に記載の方法である。
【0021】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
方法であって、エッジを規定すると判定された複数のピ
クセル位置を含むエッジマップを生成する工程と、第1
のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用いて
該エッジマップをフィルタリングする工程であって、該
第1のエッジフィルタは、正の角度を有するエッジに対
応し、該第2のエッジフィルタは、負の角度を有するエ
ッジに対応する、工程と、前記対象ピクセル位置で、該
第2のエッジフィルタの出力信号が該第1のエッジフィ
ルタより大きな出力信号となる場合、該対象ピクセル位
置のエッジ角度が負の角度であると判定する工程とをさ
らに包含する、方法である。
【0022】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と第2の勾配輝度値とを比較する工程は、前記
第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つが、
他方の絶対値より大きいことを特定し、該より大きな絶
対値と該他方の絶対値との差分値を算出する工程と、該
第1の絶対値、該第2の絶対値、および該差分値をビッ
トストリングとして表わす工程と、該より大きな絶対値
を表わすビットストリングの最上位の非ゼロビット位置
を特定する工程と、該差分値を表わすビットストリング
のビット位置を特定する工程であって、該特定されたビ
ット位置は、該より大きな勾配輝度値を表わすビットス
トリングで特定されたビット位置に対応する、工程と、
該差分値を表わすビットストリングの該特定されたビッ
ト位置および複数の下位ビット位置を組合せ論理に適用
することにより、前記エッジの近似角度を判定する工程
とを包含する、上記に記載の方法である。
【0023】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と第2の勾配輝度値とを比較することにより、
エッジの角度を判定する工程は、前記第1の絶対値が前
記第2の絶対値より大きい場合、該エッジ角度を所定の
基準角度の周りに示す工程をさらに包含する、上記に記
載の方法である。
【0024】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と前記第2の勾配輝度値とを比較し、該第1の
勾配輝度値および該第2の勾配輝度値の向きが反対であ
る場合、前記エッジ角度の向きを正から負へと変更する
工程をさらに包含する、上記に記載の方法である。
【0025】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
方法であって、エッジを規定すると判定された複数のピ
クセル位置を含むエッジマップを生成する工程と、第1
のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用いて
該エッジマップをフィルタリングする工程であって、該
第1のエッジフィルタは、正の角度を有するエッジに対
応し、該第2のエッジフィルタは、負の角度を有するエ
ッジに対応する、工程と、前記対象ピクセル位置で、該
第2のエッジフィルタの出力信号が該第1のエッジフィ
ルタより大きな出力信号となる場合、該対象ピクセル位
置のエッジ角度が負の角度であると判定する工程とをさ
らに包含する、方法である。
【0026】さらに、本発明は、飛越し走査イメージの
2つの連続する線の間の対象ピクセル位置に補間画素
(ピクセル)を生成する装置であって、該対象ピクセル
位置の周りの領域において、該飛越し走査イメージの連
続する線をフィルタリングすることにより、第1の絶対
値および第1の向きの値を有する第1の勾配輝度値を生
成するように構成された第1のフィルタと、該対象ピク
セル位置の周りの領域において、該飛越し走査イメージ
の連続する線をフィルタリングすることにより、第2の
絶対値および第2の向きの値を有する第2の勾配輝度値
を生成するように構成された第2のフィルタであって、
該第2の勾配輝度値は、該第1の勾配輝度値とは異なる
角度に関する、第2のフィルタと、該第1の絶対値およ
び該第2の絶対値のうちの少なくとも1つが所定の閾値
を越えるかどうかを判定することにより、該対象ピクセ
ル位置をエッジピクセル位置として規定するコンパレー
タと、該第1の勾配輝度値および該第2の勾配輝度値を
組み合わせることにより、該エッジの角度を判定する組
合せ論理と、該対象ピクセルに隣接し、該判定された角
度に沿って存在する該飛越し走査イメージ内のピクセル
の値を組み合わせることにより、該補間ピクセルを生成
する補間器とを備える、装置であり、これにより上記目
的が達成される。
【0027】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の絶対値と前記第2の絶対値とを比較す
ることにより、より大きな絶対値、およびより小さな絶
対値を特定するコンパレータと、該より大きな絶対値か
ら該より小さな絶対値を減算することにより、差分値を
生成する減算器であって、少なくとも該より大きな絶対
値および該差分値がビットストリングとして表わされ
る、減算器と、該より大きな絶対値を受け取るように結
合され、該より大きな絶対値の最上位の非ゼロビット位
置を特定する論理回路と、該差分値を表わすビットスト
リングの特定されたビット位置、および所定数の下位ビ
ット位置の1ビット値のそれぞれを増加する2のベキ乗
で除算することによりそれぞの結果を算出し、該結果を
合計し、1から該合計を減算することにより、正接値を
生成する演算回路と、該正接値に応答して、該エッジ角
度を返すようにプログラムされたルックアップテーブル
とを備える、上記に記載の装置である。
【0028】本発明の1つの実施形態は、前記ルックア
ップテーブルは、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値
より大きいことを示す信号に応答して、前記エッジ角度
を所定の基準角度の周りに示す、上記に記載の装置であ
る。
【0029】本発明の1つの実施形態は、前記ルックア
ップテーブルは、前記第1の向きの値が前記第2の向き
の値と異なることを示す信号に応答して、前記エッジ角
度を正から負へと変更する、上記に記載の装置である。
【0030】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
装置であって、各ピクセル位置ごとにバイナリ値を保持
するように構成されたエッジマップメモリであって、エ
ッジを規定すると判定された、該エッジマップメモリの
ピクセル位置に第1の値が割当てられ、エッジを規定す
ると判定されなかった、ピクセル位置に該第1の値とは
異なる第2の値が割当てられる、エッジマップメモリ
と、負の角度を有するエッジに対応する第1のエッジフ
ィルタであって、該エッジマップをフィルタリングする
ことにより、負の角度出力値を生成する、第1のエッジ
フィルタと、正の角度を有するエッジに対応する第2の
エッジフィルタであって、該エッジマップをフィルタリ
ングすることにより、正の角度出力値を生成する、第2
のエッジフィルタとをさらに備える、装置である。
【0031】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
装置であって、負の角度を有するエッジに対応する第1
のエッジフィルタであって、前記飛越し走査イメージを
フィルタリングすることにより、負の角度出力値を生成
する、第1のエッジフィルタと、正の角度を有するエッ
ジに対応する第2のエッジフィルタであって、該飛越し
走査イメージをフィルタリングすることにより、正の角
度出力値を生成する、第2のエッジフィルタとを備え
る、装置である。
【0032】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の絶対値と前記第2の絶対値とを比較す
ることにより、より大きな絶対値、およびより小さな絶
対値を特定するコンパレータと、該より大きな絶対値か
ら該より小さな絶対値を減算することにより、差分値を
生成する減算器であって、少なくとも該より大きな絶対
値および該差分値がビットストリングとして表わされ
る、減算器と、該より大きな絶対値を受け取るように結
合され、該より大きな絶対値の最上位の非ゼロビット位
置を特定する論理回路と、該より大きな絶対値に応答し
て、複数の係数のセットから単一の係数のセットを選択
するセレクタであって、各係数のセットは、複数の係数
値を含む、セレクタと、該差分値を表わすビットストリ
ングの特定されたビット位置、および所定数の下位ビッ
ト位置の1ビット値のそれぞれに該選択された係数のセ
ットの該複数の係数値のうちの異なる1つを掛け、結果
を合計することにより、前記エッジの角度を判定する演
算回路とをさらに備える、上記に記載の装置である。
【0033】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値よりも大き
い場合、第1の値を有し、前記第1の絶対値が前記第2
の絶対値よりも大きくない場合、該第1の値と異なる第
2の値を有する1ビット値を生成する、さらなるコンパ
レータをさらに備え、該生成された1ビット値は、前記
判定されたエッジ角度に連結されることにより、所定の
基準角度よりも大きな角度、および所定の基準角度より
も小さな角度を表わす、上記に記載の装置である。
【0034】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の向きの値が前記第2の向きの値と異な
る場合、第1の値を有する、さらなる1ビット値を生成
する、さらなる論理回路をさらに備え、該さらなる1ビ
ット値は、サインビットとして、前記判定された角度と
連結される、上記に記載の装置である。
【0035】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
装置であって、各ピクセル位置ごとにバイナリ値を保持
するように構成されたエッジマップメモリであって、エ
ッジを規定すると判定された、該エッジマップメモリの
ピクセル位置に第1の値が割当てられ、エッジを規定す
ると判定されなかった、ピクセル位置に該第1の値とは
異なる第2の値が割当てられる、エッジマップメモリ
と、負の角度を有するエッジに対応する第1のエッジフ
ィルタであって、該エッジマッメモリに保持された値を
フィルタリングすることにより、負の角度出力値を生成
する、第1のエッジフィルタと、正の角度を有するエッ
ジに対応する第2のエッジフィルタであって、該エッジ
マップメモリに保持された値をフィルタリングすること
により、正の角度出力値を生成する、第2のエッジフィ
ルタとをさらに備える、装置である。
【0036】本発明の1つの実施形態は、上記に記載の
装置であって、負の角度を有するエッジに対応する第1
のエッジフィルタであって、前記飛越し走査イメージを
フィルタリングすることにより、負の角度出力値を生成
する、第1のエッジフィルタと、正の角度を有するエッ
ジに対応する第2のエッジフィルタであって、該飛越し
走査イメージをフィルタリングすることにより、正の角
度出力値を生成する、第2のエッジフィルタとをさらに
備える、装置である。
【0037】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の絶対値と前記第2の絶対値とを比較す
ることにより、より大きな絶対値、およびより小さな絶
対値を特定するコンパレータと、該より大きな絶対値か
ら該より小さな絶対値を減算することにより、差分値を
生成する減算器であって、少なくとも該より大きな絶対
値および該差分値がビットストリングとして表わされ
る、減算器と、該より大きな絶対値を受け取るように結
合され、該より大きな絶対値の最上位の非ゼロビット位
置を特定する論理回路と、該差分値の特定されたビット
位置、および該差分値の複数の下位ビット位置に応答し
て、前記エッジ角度を表わす、多ビット出力値を生成す
る、さらなる論理回路とを備える、上記に記載の装置で
ある。
【0038】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値よりも大き
い場合、第1の値を有し、該第1の絶対値が該第2の絶
対値よりも大きくない場合、該第1の値と異なる第2の
値を有する1ビット値を生成する、さらなるコンパレー
タをさらに備え、該生成された1ビット値は、前記エッ
ジ角度を表わす多ビット値に連結されることにより、所
定の基準角度よりも大きな角度、および所定の基準角度
よりも小さな角度を表わす、上記に記載の装置である。
【0039】本発明の1つの実施形態は、前記組合せ論
理は、前記第1の向きの値が前記第2の向きの値と異な
る場合、第1の値を有する、さらなる1ビット値を生成
する、さらなる論理回路をさらに備え、該さらなる1ビ
ット値は、サインビットとして、前記所定の基準角度よ
りも大きな角度、および該所定の基準角度よりも小さな
角度を表わす、前記多ビット値と連結される、上記に記
載の装置である。
【0040】さらに、本発明は、飛越し走査イメージの
2つの連続する線の間の対象ピクセル位置に補間画素
(ピクセル)を生成する方法をコンピュータに実行させ
るコンピュータプログラム命令を含むコンピュータ読出
し可能キャリアであって、該方法は、該対象ピクセル位
置の周りの所定の領域において、第1の方向の第1の勾
配輝度値を判定し、該判定された第1の勾配輝度値の第
1の絶対値を判定する工程と、該対象ピクセル位置の周
りの該所定の領域において、該第1の方向と異なる第2
の方向の第2の勾配輝度値を判定し、該判定された第2
の勾配輝度値の第2の絶対値を判定する工程と、該第1
の絶対値および該第2の絶対値のうちの少なくとも1つ
が所定の閾値を越えるかどうかを判定することにより、
該対象ピクセル位置をエッジピクセル位置として規定す
る工程と、該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置で
ある場合、該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値と
を比較することにより、該エッジの近似角度を判定する
工程と、該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置であ
る場合、該対象ピクセルに隣接し、該判定された近似角
度に沿って存在する該飛越し走査イメージ内のピクセル
の値から該対象ピクセル位置の値を補間する工程とを包
含する、コンピュータ読出し可能キャリアであり、これ
により上記目的が達成される。
【0041】本発明の1つの実施形態は、前記第1の勾
配輝度値と前記第2の勾配輝度値とを比較する工程をコ
ンピュータに実行させるコンピュータプログラム命令
は、前記第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの
1つが、他方の絶対値より大きいことを特定し、該より
大きな絶対値と該他方の絶対値との差分値を算出する工
程と、該第1の絶対値、該第2の絶対値、および該差分
値をビットストリングとして表わす工程と、該より大き
な絶対値を表わすビットストリングの最上位の非ゼロビ
ット位置を特定する工程と、該差分値を表わすビットス
トリングのビット位置を特定する工程であって、該特定
されたビット位置は、該より大きな勾配輝度値を表わす
ビットストリングで特定されたビット位置に対応する、
工程と、該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値との
差分値を表わすビットストリングの特定されたビット位
置、および所定数の下位ビット位置のバイナリ値のそれ
ぞれを増加する2のベキ乗で除算することによりそれぞ
れの結果を算出し、該結果を加算することにより合計す
る工程と、1から該合計を減算することにより、正接値
を生成する工程と、該正接値を逆正接関数に適用するこ
とにより、前記エッジ角度を判定する工程とを該コンピ
ュータに実行させる、上記に記載のコンピュータ読出し
可能キャリアである。
【0042】上記の一般的な説明、および下記の詳細な
説明はともに本発明の例示であり、限定的なものではな
いことが理解されるべきである。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明は、飛越し走査映像信号を
順次走査映像信号に変換する方法および装置に関し、詳
細には、飛越しフィールドイメージ内に割込み線の画素
(ピクセル)(飛越しフィールド内の視覚的に明確な領
域の間のエッジ上にあるピクセル)を生成する方法およ
び装置に関する。
【0044】図2Aに示す本発明の1つの例示的な実施
形態では、演算近似技術を用いて、特定のピクセル位置
のエッジ角度を判定することにより、十分に容認できる
許容範囲レベル内にある補間ピクセルを得る一方で、算
術計算またはメモリの使用のオーバーヘッドを防ぐ。演
算近似は、組合わせ論理を用いて達成される。本発明の
例示的な実施形態はまた、その結果に異なる度合いの精
度を許容する。
【0045】例示的な実施形態は、飛越し走査映像信号
とともに用いられるように具体的に設計され、ノイズ低
減フィルタとしても機能する、水平方向エッジ検出器1
10、および垂直方向エッジ検出器120を用いる。水
平方向エッジ検出器110、および垂直方向エッジ検出
器120は、対象ピクセルに隣接する走査された行内の
ピクセルの値の変化の度合いを表す、「エッジ強度(e
dge strength)」と呼ばれる数値を判定す
る働きをする。
【0046】例示的な水平方向エッジ検出器110は、
2つの有限インパルス応答(FIR)フィルタ110A
および110Bを備える。本発明の例示的な実施形態で
は、これらFIRフィルタの各々は、図2に示す係数を
有する5タップフィルタ(five−tap filt
er)である。フィルタの各々は、飛越し映像信号の1
つの線上の5つの連続するピクセルをそれぞれの係数と
掛け合わせ、その結果を合計する。
【0047】水平方向エッジ検出器110の2つのフィ
ルタは、1つの飛越しフィールドの連続する線に対して
作用する。フィルタにより提供される出力信号は、線1
10Cの中心位置である、補間ピクセル位置110Dの
水平方向エッジ強度を示す。
【0048】同様に、垂直方向エッジ検出器120は、
2つのFIRフィルタ120Aおよび120Bを用い
て、線120Cの中心位置である、補間ピクセル位置1
20Dの垂直方向エッジ強度を表わす出力信号を生成す
る。フィルタ120Aおよび120Bはまた、飛越しフ
ィールドの連続する線に対して作用する。
【0049】対象ピクセルの周囲の領域の水平方向11
5および垂直方向125のエッジ強度は、それぞれ、エ
ッジ検出器110および120の出力信号である。水平
方向エッジ強度115および垂直方向エッジ強度125
は、エッジが存在するかどうかを判定するためにエッジ
判定論理130で評価される。水平方向エッジ強度値1
15および垂直方向エッジ強度値125のいずれかまた
は両方が閾値を越える場合、エッジが存在する。
【0050】水平方向勾配輝度と垂直方向勾配輝度との
比率が、エッジ角度を判定するために、論理130によ
り用いられる。ブロック130のエッジ判定コンポーネ
ント132が、エッジの存在を示すようにエッジフラグ
135を設定する。ブロック130の組合わせ論理コン
ポーネント133は、エッジ角度136の値を算出す
る。ブロック130のエッジ判定コンポーネント132
は、図2C、および図3の工程230〜235に対応す
る。ブロック130の組合わせ論理素子133は、図2
B、および後述する図3の工程240〜270に対応す
る。
【0051】エッジフィルタ140は、例えば、「エッ
ジマップ」(イメージ内のエッジ上にある全てのピクセ
ルが論理1により表わされる一方で、全ての他のピクセ
ルが論理0により表わされるバイナリイメージ)を評価
することにより、表示されるイメージを処理し得る。こ
のエッジマップは、エッジが実際に検出されることを確
実にするため、およびノイズをフィルタリングして除去
するために、実際のイメージピクセルとともに処理され
る。対象ピクセルがエッジ上にはないが、イメージ内の
ノイズのアーチファクトであると判定された場合、例え
ば、フィルタ140は、そのピクセルのエッジフラグ1
45をリセットし、そのピクセルのエッジ角度146を
所定値に設定し得る。エッジフラグ145およびエッジ
角度146は、後述するように、対象ピクセルの値を算
出するために、エッジ補間器150により用いられる。
エッジ補間器150は、補間ピクセルのエッジフラグ1
55および値156を提供する。
【0052】本発明の例示的な実施形態の方法を図3に
示す。工程210で、水平方向エッジ強度が、図2Aに
示すフィルタ110を用いて算出される。工程220
で、垂直方向エッジ強度が、図2Aに示すフィルタ12
0を用いて算出される。水平方向エッジ検出器および垂
直方向エッジ検出器は、対象ピクセルに近接する飛越し
走査行のピクセルを調べて、ピクセルの輝度の変化の相
対的な大きさを判定する。例えば、赤から緑への急激な
変化が、エッジを示し得る。エッジ検出器に対して選択
された値は、各方向において、この変化の強度に関する
数値を返す。その数値が所定の閾値より大きい場合(工
程230)、輝度の急激な変化が検出されており、エッ
ジが示される。その数値が所定の閾値より小さい場合、
変化がないかまたは段階的な変化であり、エッジは示さ
れない(工程235)。この数値の相対的な大きさが、
エッジが主に水平方向または垂直方向にあるかを示し、
後述するように、勾配輝度の比較により、エッジ角度が
得られ得る。対象ピクセルに隣接する走査された行のピ
クセル全体にわたる変化の度合いを用いることにより、
ピクセルごとの比較によるオーバーヘッドなしに、エッ
ジが動的に判定され得る。
【0053】エッジ判定部132の1つの出力信号は、
対象ピクセルがイメージ内のエッジ上にあるかどうかを
示すフラグである。後述するように、エッジフィルタリ
ングプロセス140は、これらのエッジフラグを回収す
ることにより、イメージのエッジマップを生成し得る。
例示的な実施形態では、エッジマップは、補間されてい
るイメージフィールドに対応する1ビット値のアレイで
あり、各ビットは、それぞれのピクセルがエッジピクセ
ルであるかどうかを示す。工程230〜235のエッジ
判定方法は、図2Aに示すブロック130のエッジ判定
コンポーネント132に対応する。
【0054】後述するように、水平方向エッジおよび垂
直方向エッジの相対的なエッジ強度が、対象ピクセル位
置のエッジ角度を判定するために用いられ得る。このプ
ロセスの第1の工程(工程240)は、水平方向エッジ
強度値および垂直方向エッジ強度値の大きさをビットス
トリングとして表わす。これらのビットストリング間の
差が算出され、そしてこれもまた工程240でビットス
トリングとして格納される。本発明は、水平方向エッジ
強度値と垂直方向エッジ強度値のうちのより大きな値か
ら選択されたビット、ならびにその差分値(diffe
rence value)を調べることを行う。例示的
な実施形態の方法に従って、工程250で、より大きな
勾配値ビットストリングの最上位の非ゼロビットの位置
が確認される。工程260で、対応するビット位置が、
差分値ビットストリング内で確認される。工程262
で、位置確認されたビット位置、および所定の下位ビッ
ト位置が、エッジ角度を判定するために調べられる。調
べられた下位ビット位置の数は、所望される精度のレベ
ルに応じて変化する。
【0055】第1の近似として、各差分ビットは、2つ
の値の明確なレベルの差を表わす。これらのレベルは、
連続的な2のベキ乗に対応する。すなわち、最上位ビッ
トは2−1(または0.5)であるので、この位置にお
ける1は、水平方向エッジ強度値、および垂直方向エッ
ジ強度値が少なくとも50%相違することを示す。残り
のビットは、水平方向エッジ強度値と垂直方向エッジ強
度値との間の差を減少する2のベキ乗(すなわち、2
−2、2−3、2−4等、すなわち、0.25、0.1
25、0.0625等)で表わす。これらの値を合計す
ることにより、2つのエッジ強度値の間の比率の近似が
行われ、近似の精度は、調べるビット数とともに変化す
る。例えば、約6%の精度は、4ビットをチェックする
ことにより達成され得る。さらに精度が必要である場
合、ビット数が増加され得、さらなるビットの各々がエ
ラーを半減する。差分レベルを合計することにより、差
分とより大きな勾配値との比率が得られる。
【0056】逆正接関数が、対象ピクセルのエッジ角度
を算出するために用いられ得る。逆正接関数について、
必要な比率は、水平方向エッジ強度対垂直方向エッジ強
度の比率である。これを近似するために、工程264
で、上記で算出されたパーセントの差分の合計が1.0
から減算され、工程270で、逆正接が適用されること
により、エッジ角度が得られる。工程240〜270の
エッジ算出方法は、図2Aのブロック130の組合せ論
理コンポーネント133に対応する。本発明の1つの例
示的な実施形態では、逆正接関数はルックアップテーブ
ルを用いて適用される。このルックアップテーブルによ
り提供される出力値は、実際の角度ではないが、特定の
エッジ角度を示す、符号化された値である。例えば、値
x「001」は、22.5°の角度を示し、値x「01
0」は、30°の角度を示し、値x「011」は、45
°の角度を示し、値x「110」は、60°の角度を示
し得る。
【0057】図6A〜図6Dを参照して後述するよう
に、より大きなエッジ強度と差分値との比率は、垂直方
向エッジ強度および水平方向エッジ強度のどちらがより
大きいかに応じて、それぞれ、45°より小さな角度、
または45°より大きな角度を表わし得る。組合せ論理
133は、比較工程で用いられたより大きな値が垂直方
向エッジであるかどうか、または水平方向エッジである
かどうかに基づいて、適切な角度を判定する。さらに、
この角度は、正または負であり得る。水平方向勾配およ
び垂直方向勾配のサインが同じである場合、その角度は
正である可能性があり、それ以外の場合は、負である可
能性がある。その角度が正または負であるかの判定はま
た、図5Aおよび5Bを参照して後述されるように、エ
ッジマスクを用いて行われ得る。
【0058】例示的な実施形態では、工程280で、後
述される特有のエッジマスクが、正の角度および負の角
度を特定すること、およびエッジとして誤って分類され
たが、イメージノイズ、またはエッジ補間器により適切
に処理され得ない小さなエッジ領域を表わす、ピクセル
を補償することの両方のために用いられ得る。エッジマ
スクをフィルタとして用いることが飛越し走査イメージ
に最適であり、これにより補間ピクセルが意図された視
覚イメージに対応することが確実になる。図3の工程2
80は、図2Aに示すエッジフィルタリングブロック1
40により実行される処理を表わす。工程290で、対
象ピクセルの値が提供され得、エッジ検出フラグが設定
され得る。工程290は、図2Aのブロック150によ
り実行される処理を表わす。
【0059】図2Bおよび図2Cは、エッジ判定組合せ
論理130としての使用に適した回路のブロック図であ
る。図2Bは、エッジ角度判定組合せ論理の一例であ
り、図2Cは、エッジ判定論理の一例である。図2Bに
示すように、水平勾配(HG)115、および垂直勾配
(VG)125は、それぞれのマルチプレクサ162お
よび164の対応する入力端子に印加される、絶対値信
号|HG|および|VG|を生成する、それぞれの絶対
値回路161および163に印加される。水平勾配値お
よび垂直勾配値のサインビットHGSおよびVGSは、
それぞれ、個別の信号として利用可能になる。
【0060】信号|HG|および|VG|はまた、コン
パレータ160に印加される。コンパレータ160は、
水平勾配115の絶対値が垂直勾配125の絶対値より
大きい場合に論理ハイである、出力信号H>を生成す
る。この出力信号は、マルチプレクサ162の選択入力
端子、およびマルチプレクサ164の反転選択入力端子
に印加される。結果的に、マルチプレクサ162の出力
信号が、常に、水平勾配115および垂直勾配125の
絶対値のうちのより大きな絶対値である一方、マルチプ
レクサ164の出力信号は、常に、より小さな絶対値で
ある。マルチプレクサ162の出力信号が、減算器16
6の被減数入力ポートに印加される一方、マルチプレク
サ164の出力信号は、減算器166の減数入力ポート
に印加される。よって、減算器166は、水平勾配と垂
直勾配との間の差を提供する。この信号は、演算論理装
置(ALU)172の1つの入力ポートに印加される。
マルチプレクサ162により提供されるより大きな勾配
値は、そのより大きな値の最上位の非ゼロビット位置を
判定する、論理回路168に印加される。このビット値
は、ALU172の第2の入力ポートに印加される。
【0061】上述のとおり、ALU172は、減算器1
66およびN個の下位ビット位置における値により提供
される差分値における、論理回路168により示される
ビット位置のバイナリ値に、減少する2のベキ乗(すな
わち、0.5、0.25、0.125など)を掛け、そ
の結果を合計する。本発明の代替的な実施形態では、論
理回路168は、出力ビット位置より下位のビット位置
を調べ、ALU172に、いくつかの係数のセットの中
から1つの係数セットを選択させて、差分値のビット位
置の値に選択された係数を掛けさせる、第2の値(図示
せず)をALU172に提供する。これらの乗算の結果
もまた合計される。ALU172の動作は、プログラム
メモリ170内のプログラムにより制御される。
【0062】差分値の選択されたビットに減少する2の
ベキ乗を掛ける場合、ALU172により提供される出
力値は、エッジ角度の正接を表わす。この値は、ルック
アップテーブル(LUT)174に印加され、角度に変
換され得る。係数のセットが用いられる場合、ALU1
72により提供された値がエッジ角度であるため、LU
T174は必要とされない。
【0063】上述のとおり、ALU172および/また
はLUT174により提供された角度は45°未満であ
る。水平勾配値115が垂直勾配値125より大きい場
合、その角度は45°より大きい。従って、例示的な実
施形態では、信号H>はまた、LUT17に印加され、
45°より大きな角度、および45°より小さな角度の
両方を生成し得る。上述のとおり、信号H>は、コンパ
レータ160により提供される。排他的ORゲート17
6は、エッジ角度が負または正のいずれであるかを判定
する。水平勾配値115および垂直勾配値125のそれ
ぞれのサインビットHGSおよびVGSは、排他的OR
ゲート176の入力端子に印加される。これら2つの値
が同じである場合、角度は正である。これらの値が異な
る場合、角度は負である。排他的ORゲート176の出
力信号もまた、LUT174に印加され、正の角度およ
び負の角度の両方を生成し得る。
【0064】ALU172が係数のセットを用いてエッ
ジ角度を判定し、LUT174が用いられない場合、A
LUは、例えば、その角度の値の2つの最下位ビット位
置を提供し得、信号H>の値は、その次に下位にあるビ
ットであり得、排他的ORゲート176の出力信号は、
サインビットであり得る。これらの値を下記の表2に示
す。この例示的な構成では、角度値が、サイン−絶対値
フォーマットで表わされる。
【0065】図2Cは、例示的なエッジ判定回路のブロ
ック図である。この回路は、2つのコンパレータ186
および188、ならびにORゲート192を備える。コ
ンパレータ186は、信号|HG|(水平勾配値115
の絶対値)と閾値190とを比較し、コンパレータ18
8は、信号|VG|(垂直勾配値125の絶対値)と閾
値190とを比較する。これらの値のいずれかが閾値
(例えば、32)を越える場合、コンパレータは、論理
ハイ出力信号を生成する。コンパレータ186および1
88の出力信号は、ORゲート192に印加され、OR
ゲートの出力信号は、図2Aに示す、エッジフラグ信号
135である。
【0066】本発明の例示的な実施形態による一例を図
4に示す。例示の目的のため、水平エッジ検出フィル
タ、および垂直エッジ検出フィルタは、対象ピクセルに
ついて(図4に、それぞれ、「勾配X」、および「勾配
Y」と示す)バイナリ値を生成した。例示の目的のため
に、これらの値は、所定の閾値より大きいと判定されて
いる。本例では、水平方向エッジ強度値は、63、すな
わち、x“00111111”である。垂直方向エッジ
強度値は、44、すなわち、x“00101100”で
あり、閾値は32である。水平方向エッジ強度と垂直方
向エッジ強度との差は、19、すなわち、x“0001
0011”である。より大きな勾配輝度値の最上位非ゼ
ロビット(この場合、水平勾配輝度値)は、左から3番
目の位置である。差分ビットストリングにおける対応す
る位置の値は、x“0”である。示した例について、精
度は、4つのビット位置が所望されるため、この差分ビ
ットストリングの関連するサブストリングは、x“01
00”である。上述のように、各位置の値と減少する2
のベキ乗を掛け、その結果を合計することにより、(0
×0.5)+(1×0.25)+(0×0.125)+
(0×0.0625)=0.25が得られる。1.0か
らこの結果を減算すると、予想値は0.75となる。本
発明に従って算出を終了するが、図4の例には示さな
い。(例えば、ルックアップテーブルを用いて算出され
た)0.75の逆正接により、約36°の角度が得られ
る。本発明の例示的な実施形態では、この角度は、30
°に近似され得る。この方法は正確な結果を生じ得る
が、より高い精度が所望され得る場合があり得る。これ
らの場合、各エッジ強度値について、より多数のビット
を処理することにより、精度が所望のとおり改善され
る。
【0067】図6A〜6Dは、それぞれ、エッジ61
0、612、614、および616を示す、イメージ図
である。これらのエッジの各々は二重線として示され、
勾配が存在する領域を示す。矢印611、613、61
5、および617は、増加するピクセル値を示す。図6
Aは、45°より小さな負の角度を有するエッジを示
し、図6Bは、45°より小さな正の角度を有するエッ
ジを示し、図6Cは、45°より大きな負の角度を有す
るエッジを示し、図6Dは、45°より大きなの正の角
度を有するエッジを示す。図示するように、水平勾配の
サイン(ΔX)および垂直勾配のサイン(ΔY)は、正
の角度については同じであり、負の角度については異な
る。よって、勾配値の相対的なサインが、エッジにより
形成される角度の向き(正または負)を判定するために
用いられ得る。
【0068】上述のとおり、本発明の1つの実施形態で
は、エッジ角度は、ルックアップテーブルを用いること
なく、エッジ強度値から直接的に算出され得る。後述す
るように、これは、組合せ論理133において、最小限
の処理を追加することにより行われ得る。より大きな値
(すなわち、選択された最上位ビットにより近接した
値)が2のベキ乗の範囲内で変化し得るため、差分ビッ
トのビットパターンの評価も変わり得る。この変化を効
果的かつ正確に近似する方法は、より大きな勾配の中間
の2ビットを評価し、(本質的に、より大きな値が
、2N−1、またはその間にある値により近接して
いるかどうかを示す)3つの範囲のうちの1つを選択す
ることである。パターンの単純な真理表がこれを示す。
【0069】 x“11”:2に近接 x“01”:2と2N−1との間 x“10”:2と2N−1との間 x“00”:2N−1に近接 表1は、これらの場合のそれぞれについて、ビットの補
間を示す係数のセットを表にしている。
【0070】
【表1】 その結果が1から減算される場合、出力値の第1の2ビ
ットは、0°(x“00”)、22.5°(x“0
1”)、30°(x“10”)、または45°(x“1
1”)により近接している角度を規定する。水平方向エ
ッジ強度値がより大きい場合、第3のビット(より上位
のビット)が設定され、その他の場合は、リセットされ
る。水平方向エッジ強度値および垂直方向エッジ強度値
が反対のサインを有する場合、サインビットが設定さ
れ、その他の場合はリセットされる。これにより、表2
に示すエッジ角度の近似が提供される。
【0071】
【表2】 角度は、LUTおよび加算法を用いる、この方法で効率
的に判定され得るが、判定される角度の数が限られてい
る場合、より単純なアプローチが用いられ得る。少数の
角度のみ判定する場合、差分値から選択されたビット
は、各角度に対応する出力値を生成する、最小化された
組合せ論理に印可され得る。これは、あらゆる可能なビ
ットの組み合わせを網羅し、ビットパターンと同数の一
意な角度を許容する、LUTと対照をなす。
【0072】このプロセスの第1の工程は、各可能なビ
ットパターンを表にし(4ビットが用いられる場合、1
6のビットパターン)、表1の係数に従って、各パター
ンの値をインタープリットすることにより、対応する角
度を判定することである。所望の角度に近接する、角度
(およびそれらが対応するビットパターン)は、共にグ
ループ化される。当業者に周知の標準的な最小化技術
(例えば、カーナウ図表等)を用いて、小さな組合せ論
理回路が判定される。例えば、係数の先頭のセットを用
いると、ビットパターン「0011」は、36°の角度
に対応し、ビットパターン「0100」は、32°の角
度に対応し、ビットパターン「0101」は、28°の
角度に対応する。これらのパターンは、30°の角度を
表わすように組み合せられ得る。同様に、さらなる角度
の各々が、ビットパターンのセットに関連づけられる。
無関係な角度に分類された残りのパターンのセットとと
もに、角度に対応するパターンのセットを用いて、最小
化技術が、各角度について、最小化された組合せ論理回
路を判定するために適用され得る。本発明の例示的な実
施形態では、最適化された組合せ論理は、図2BのAL
U172、プログラムメモリ170、およびLUT17
4を含む、点線のボックス171により表わされる。
【0073】組合せ論理アプローチは、いくつかの用途
に対して利点を有するが、多くの異なる角度が区別され
る場合、LUTまたは明示的な加算がより効率的な実現
であり得る。
【0074】各位置でのエッジの存在の判定により、エ
ッジマップが生じる。エッジは、本質的に、微分演算子
であるため、エッジマップは、ノイズを含む傾向にあ
り、明確なイメージの境界には属さない、「誤った」エ
ッジを多く含み得る。さらに、比較的に少数のピクセル
を有するエッジが規定され得る。エッジ補間器はある一
定のカーネルサイズを用いて補間値を算出するため、こ
れらのエッジは、エッジ補間器を用いて処理することが
困難である。このため、エッジマップは、ノイズピクセ
ル、およびエッジ補間器を用いて効率的に処理するには
小さすぎるエッジをなくす、空間フィルタリングアルゴ
リズムを通される。上述のように、エッジフィルタはま
た、正の角度と負の角度とを区別する。本発明の例示的
な実施形態により用いられるエッジフィルタの例を図5
Aおよび図5Bに示す。空間フィルタリングアルゴリズ
ムは、先に選択された角度の方向にほぼ従う、これらの
成形エッジフィルタ(shaped edge fil
ter)を利用して(個別のフィルタが負の角度および
正の角度に対して用いられる)、エッジピクセルが視覚
的に明確なエッジ領域に沿っているかどうかを判定す
る。
【0075】本発明の例示的な実施形態では、それぞ
れ、45°の角度および−45°の角度に対応する、2
つのフィルタのみを用いる。しかしながら、他の角度に
対応するエッジフィルタが、これらのフィルタに加え
て、あるいはそれらの代わりに用いられ得ることが企図
される。
【0076】補間ピクセル(単数または複数)が意図さ
れる視覚イメージに対応することを確実にするために
は、エッジフィルタの使用が飛越し走査イメージに最適
である。本発明によるエッジフィルタは、(少なくとも
2つの飛越し走査行および1つの補間行に対応する)3
つ以上の行にわたる、種々の予め選択された角度のマス
クである。各マスクは、所定数の行にわたる、予め選択
された角度のピクセルパターンである。エッジフィルタ
140の各々は、例えば、整合フィルタとして動作し得
る。イメージピクセルまたはエッジマップがエッジフィ
ルタに適合する場合、比較的に大きな出力値が生成され
る。出力値の大きさは、エッジマップに表わされるよう
に、フィルタとエッジとの整合とともに変化する。45
°のエッジフィルタは、負の角度を有するエッジに対し
てより、正の角度を有するエッジに対してより大きな応
答を生成し、−45°のエッジフィルタは、正の角度を
有するエッジに対してより、負の角度を有するエッジに
対してより大きな応答を生成するため、フィルタは、正
の角度と負の角度とを区別する。
【0077】本発明の1つの例示的な実施形態では、負
の角度のエッジのみが負の角度フィルタに適用され、正
の角度のエッジのみが正の角度フィルタに適用される。
本実施形態では、適切なフィルタが比較的に大きな出力
値を生成しない場合、ピクセルはエッジピクセルでない
と判定される。
【0078】代替的な実施形態では、全てのエッジピク
セルが、全てのエッジフィルタによりフィルタリングさ
れる。少なくとも1つのフィルタにより提供される出力
値が閾値を越える(すなわち、そのピクセル位置で、フ
ィルタとエッジマップとがおおよそ整合していることを
示す)場合、そのピクセルは、実際のエッジピクセルで
ある可能性がある。エッジフィルタに整合するものが見
つからない場合、そのピクセルはエッジピクセルではな
く、イメージ内のノイズのアーチファクトであり、エッ
ジフラグがリセットされる。上述のように、エッジフィ
ルタはまた、エッジの向きを判定するために用いられ得
る。例えば、負のエッジピクセルが正のエッジフィルタ
から比較的に高い出力値を生成し、負のエッジフィルタ
から比較的に低い出力値を生成する場合、本発明の1つ
の実施形態では、エッジの向きは、負から正へと変更さ
れ得る。しかしながら、ピクセルが、正のエッジフィル
タおよび負のエッジフィルタの両方から比較的に高い出
力値を生成する場合、ピクセルがエッジピクセルでない
可能性があり、そのエッジフラグはリセットされる。
【0079】フィルタリングの後、連続するエッジの一
部であると判定されたピクセルは、そのエッジに沿って
補間され、順次的な出力イメージにおいて鮮明さを維持
する。
【0080】対象ピクセルの値は、例えば、対象ピクセ
ルに隣接する走査行で、エッジの算出された角度に沿っ
て存在する2つのピクセルの値を平均することにより算
出され得る。対象ピクセルの値は、補間ピクセル値とし
て提供される。エッジ補間器150は、補間エッジピク
セルの実際の値、およびその値がエッジピクセルである
ことを示すフラグの両方を提供する。
【0081】本発明の1つの実施形態では、エッジ角度
が判定されると、算出されたエッジの向きのエッジ値の
みが、エッジ補間器により提供される。第1の代替的な
実施形態では、エッジ角度が判定されるとすぐに、2つ
の値(一方の値は正の角度に関し、他方の値は負の角度
に関する)が各エッジピクセルについて算出され得る。
これらの2つの値の間の選択は、エッジマップが図5A
および図5Bに示すエッジフィルタを介して処理された
後に行われ得る。別の代替的な実施形態では、エッジ角
度は各ピクセルごとに記憶され得、補間ピクセルは、エ
ッジピクセル入力または対応するエッジマップの入力が
エッジフィルタを介して処理され、そのエッジの角度を
正または負であると確認した後にのみ算出される。
【0082】代替的な実施形態では、本発明は、共に用
いられる装置に応じて、順次走査変換装置の他のコンポ
ーネントの処理と平行して、あるいはその処理に続い
て、エッジピクセルを生成し得る。前者の場合、いくつ
かのフラグおよび中間値が、順次走査変換装置の他のコ
ンポーネントへ、および順次走査変換装置の他のコンポ
ーネントから処理のために送られ得、本発明のコンポー
ネントが適宜に利用され得る。後者の場合、本発明は、
既述の工程およびコンポーネントのいくつかまたは全て
を所望のとおりに実現し得る。
【0083】エッジを検出し、飛越し走査イメージの2
つの連続する線の間の対象ピクセル位置に補間されたエ
ッジピクセルを生成する方法は、まず、水平方向および
垂直方向の勾配輝度を判定し、次いで、勾配輝度を比較
することにより、エッジ角度を算出する。補間されたピ
クセルの値は、特定された角度に沿って存在し、対象ピ
クセル位置の近くにある、飛越し走査イメージのサンプ
ルから算出される。本方法は、勾配強度およびその勾配
強度の間の差分値をビットストリングとして表わし、よ
り大きな勾配値の最上位の非ゼロビットの位置を確認
し、差分ストリングの対応するビット位置、および所定
数の後続の位置の値を増加する2のベキ乗で除算し、そ
の結果を合計し、1.0からその合計を減算し、逆正接
関数を用いてエッジ角度を算出する。
【0084】本発明は、ハードウェアおよびソフトウェ
アを組み合わせた実施形態に関して説明されたが、全体
的にハードウェアで、または全体的にソフトウェアで実
行され得ることが企図される。本発明のソフトウェアの
実施形態、もしくはハードウェアおよびソフトウェアが
組み合わされた実施形態のソフトウェアコンポーネント
は、メモリカード、磁気ディスク、光ディスク、可聴周
波数搬送波、無線周波数搬送波、または光搬送波等のコ
ンピュータ読出し可能キャリア上で実現され得る。
【0085】ある特定の実施形態を参照して上記で例示
および説明したが、本発明は、示された細部に限定され
ることを意図するものではなく、種々の改変が、特許請
求の範囲の等価物の範疇および範囲内で、本発明から逸
脱することなく、細部において行われ得る。
【0086】
【発明の効果】本発明により、垂直線のちらつき、また
は結果的に生じるフレームイメージを劣化させる垂直方
向における細部の欠損等の歪んだアーチファクトをなく
す方法、すなわち、飛越し操作されたフィールドを順次
操作フレームに変換することを提供することが可能とな
った。さらには、飛越し走査イメージの2つの連続する
線の間の対象ピクセル位置に補間画素(ピクセル)を生
成する装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、視覚的に明確な領域の一例である。
【図2A】図2Aは、本発明の1つの例示的な実施形態
のブロック図である。
【図2B】図2Bは、図2Aに示す本発明の実施形態で
の使用に適したエッジ判定組合せ論理の論理図の形態の
部分的ブロック図である。
【図2C】図2Cは、図2Aに示す本発明の実施形態で
の使用に適したエッジ判定組合せ論理の論理図の形態の
部分的ブロック図である。
【図3】図3は、本発明の1つの例示的な実施形態のフ
ローチャートである。
【図4】図4は、本発明の1つの例示的な実施形態によ
る角度の算出を説明するために有用なデータ図である。
【図5A】図5Aは、本発明の1つの例示的な実施形態
で用いられ得る例示的なエッジマスクである。
【図5B】図5Bは、本発明の1つの例示的な実施形態
で用いられ得る例示的なエッジマスクである。
【図6A】図6Aは、本発明での使用に適した角度の算
出を説明するために有用なイメージエッジを示す図であ
る。
【図6B】図6Bは、本発明での使用に適した角度の算
出を説明するために有用なイメージエッジを示す図であ
る。
【図6C】図6Cは、本発明での使用に適した角度の算
出を説明するために有用なイメージエッジを示す図であ
る。
【図6D】図6Dは、本発明での使用に適した角度の算
出を説明するために有用なイメージエッジを示す図であ
る。
【符号の説明】
110 水平方向エッジ検出器 120 垂直方向エッジ検出器 130 エッジ判定論理 140 エッジフィルタ 150 エッジ補間器

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛越し走査イメージの2つの連続する線
    の間の対象ピクセル位置に補間画素(ピクセル)を生成
    する方法であって、 該対象ピクセル位置の周りの所定の領域において、第1
    の方向の第1の勾配輝度値を判定し、該判定された第1
    の勾配輝度値の第1の絶対値を判定する工程と、 該対象ピクセル位置の周りの該所定の領域において、該
    第1の方向と異なる第2の方向の第2の勾配輝度値を判
    定し、該判定された第2の勾配輝度値の第2の絶対値を
    判定する工程と、 該第1の絶対値および該第2の絶対値のうちの少なくと
    も1つが所定の閾値を越えるかどうかを判定することに
    より、該対象ピクセル位置をエッジピクセル位置として
    規定する工程と、 該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置である場合、
    該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値とを比較する
    ことにより、該エッジの近似角度を判定する工程と、 該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置である場合、
    該対象ピクセルに隣接し、該判定された近似角度に沿っ
    て存在する該飛越し走査イメージ内のピクセルの値から
    該対象ピクセル位置の値を補間する工程と、を包含す
    る、方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の勾配輝度値と前記第2の勾配
    輝度値とを比較する工程は、 前記第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つ
    が、他方の絶対値より大きいことを特定し、該より大き
    な絶対値と該他方の絶対値の差分値を算出する工程と、 該第1の絶対値、該第2の絶対値、および該差分値をビ
    ットストリングとして表わす工程と、 該より大きな絶対値を表わすビットストリングの最上位
    の非ゼロビット位置を特定する工程と、 該差分値を表わすビットストリングのビット位置を特定
    する工程であって、該特定されたビット位置は、該より
    大きな勾配輝度値を表わすビットストリングで特定され
    たビット位置に対応する、工程と、 該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値との差分値を
    表わすビットストリングの特定されたビット位置、およ
    び所定数の下位ビット位置のバイナリ値のそれぞれを増
    加する2のベキ乗で除算することによりそれぞれの結果
    を算出し、該結果を加算することにより合計する工程
    と、 1から該合計を減算することにより、正接値を生成する
    工程と、 該正接値を逆正接関数に適用することにより、前記エッ
    ジの近似角度を判定する工程と、 を包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の勾配輝度値と第2の勾配輝度
    値とを比較することにより、エッジの近似角度を判定す
    る工程は、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値より大
    きい場合、該エッジ角度を所定の基準角度の周りに示す
    工程をさらに包含する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の勾配輝度値と前記第2の勾配
    輝度値とを比較し、該第1の勾配輝度値および該第2の
    勾配輝度値の向きが反対である場合、前記エッジ角度の
    向きを正から負へと変更する工程をさらに包含する、請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の方法であって、 エッジを規定すると判定された複数のピクセル位置を含
    むエッジマップを生成する工程と、 第1のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用
    いて該エッジマップをフィルタリングする工程であっ
    て、該第1のエッジフィルタは、正の角度を有するエッ
    ジに対応し、該第2のエッジフィルタは、負の角度を有
    するエッジに対応する、工程と、 前記対象ピクセル位置で、該第2のエッジフィルタの出
    力信号が該第1のエッジフィルタより大きな出力信号と
    なる場合、該対象ピクセル位置のエッジ角度が負の角度
    であると判定する工程と、をさらに包含する、方法。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の方法であって、 第1のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用
    いて前記飛越し走査イメージをフィルタリングする工程
    であって、該第1のエッジフィルタは、正の角度を有す
    るエッジに対応し、該第2のエッジフィルタは、負の角
    度を有するエッジに対応する、工程と、 前記対象ピクセル位置で、該第2のエッジフィルタの出
    力信号が該第1のエッジフィルタより大きな出力信号と
    なる場合、該対象ピクセル位置のエッジ角度が負の角度
    であると判定する工程と、をさらに包含する、方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の勾配輝度値と第2の勾配輝度
    値とを比較する工程は、 前記第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つ
    をより大きな値として特定し、該第1の絶対値と該第2
    の絶対値の差分値を算出する工程と、 該第1の絶対値、該第2の絶対値、および該第1の絶対
    値と該第2の絶対値との差分値をビットストリングとし
    て表わす工程と、 該より大きな絶対値を表わすビットストリングの最上位
    の非ゼロビット位置を特定する工程と、 該第1の絶対値と該第2の絶対値との差分値を表わすビ
    ットストリングのビット位置を特定する工程であって、
    該特定されたビット位置は、該より大きな絶対値を表わ
    すビットストリングで特定されたビット位置に対応す
    る、工程と、 該より大きな絶対値に応答して、複数の係数のセットか
    ら1つの係数のセットを選択する工程であって、各係数
    のセットは複数の係数値を含む、工程と、 該第1の絶対値と該第2の絶対値との差分値を表わすビ
    ットストリングで特定されたビット位置、および所定数
    の下位ビット位置に対応する各1ビット値に、該選択さ
    れた係数のセット内のそれぞれの異なる1つの係数値を
    掛けることにより、複数の結果を算出する工程と、 該複数の結果を加算することにより前記エッジ角度を判
    定する工程と、を包含する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の勾配輝度値と第2の勾配輝度
    値とを比較することにより、エッジ角度を判定する工程
    が、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値より大きい場
    合、該エッジ角度を所定の基準角度の周りに示す工程を
    さらに包含する、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の勾配輝度値と前記第2の勾配
    輝度値とを比較し、該第1の勾配輝度値および該第2の
    勾配輝度値の向きが反対である場合、前記エッジ角度の
    向きを正から負へと変更する工程をさらに包含する、請
    求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の方法であって、 エッジを規定すると判定された複数のピクセル位置を含
    むエッジマップを生成する工程と、 第1のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用
    いて該エッジマップをフィルタリングする工程であっ
    て、該第1のエッジフィルタは、正の角度を有するエッ
    ジに対応し、該第2のエッジフィルタは、負の角度を有
    するエッジに対応する、工程と、 前記対象ピクセル位置で、該第2のエッジフィルタの出
    力信号が該第1のエッジフィルタより大きな出力信号と
    なる場合、該対象ピクセル位置のエッジ角度が負の角度
    であると判定する工程と、をさらに包含する、方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の勾配輝度値と第2の勾配輝
    度値とを比較する工程は、 前記第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つ
    が、他方の絶対値より大きいことを特定し、該より大き
    な絶対値と該他方の絶対値との差分値を算出する工程
    と、 該第1の絶対値、該第2の絶対値、および該差分値をビ
    ットストリングとして表わす工程と、 該より大きな絶対値を表わすビットストリングの最上位
    の非ゼロビット位置を特定する工程と、 該差分値を表わすビットストリングのビット位置を特定
    する工程であって、該特定されたビット位置は、該より
    大きな勾配輝度値を表わすビットストリングで特定され
    たビット位置に対応する、工程と、 該差分値を表わすビットストリングの該特定されたビッ
    ト位置および複数の下位ビット位置を組合せ論理に適用
    することにより、前記エッジの近似角度を判定する工程
    と、 を包含する、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の勾配輝度値と第2の勾配輝
    度値とを比較することにより、エッジの角度を判定する
    工程は、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値より大き
    い場合、該エッジ角度を所定の基準角度の周りに示す工
    程をさらに包含する、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の勾配輝度値と前記第2の勾
    配輝度値とを比較し、該第1の勾配輝度値および該第2
    の勾配輝度値の向きが反対である場合、前記エッジ角度
    の向きを正から負へと変更する工程をさらに包含する、
    請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の方法であって、 エッジを規定すると判定された複数のピクセル位置を含
    むエッジマップを生成する工程と、 第1のエッジフィルタおよび第2のエッジフィルタを用
    いて該エッジマップをフィルタリングする工程であっ
    て、該第1のエッジフィルタは、正の角度を有するエッ
    ジに対応し、該第2のエッジフィルタは、負の角度を有
    するエッジに対応する、工程と、 前記対象ピクセル位置で、該第2のエッジフィルタの出
    力信号が該第1のエッジフィルタより大きな出力信号と
    なる場合、該対象ピクセル位置のエッジ角度が負の角度
    であると判定する工程と、をさらに包含する、方法。
  15. 【請求項15】 飛越し走査イメージの2つの連続する
    線の間の対象ピクセル位置に補間画素(ピクセル)を生
    成する装置であって、 該対象ピクセル位置の周りの領域において、該飛越し走
    査イメージの連続する線をフィルタリングすることによ
    り、第1の絶対値および第1の向きの値を有する第1の
    勾配輝度値を生成するように構成された第1のフィルタ
    と、 該対象ピクセル位置の周りの領域において、該飛越し走
    査イメージの連続する線をフィルタリングすることによ
    り、第2の絶対値および第2の向きの値を有する第2の
    勾配輝度値を生成するように構成された第2のフィルタ
    であって、該第2の勾配輝度値は、該第1の勾配輝度値
    とは異なる角度に関する、第2のフィルタと、 該第1の絶対値および該第2の絶対値のうちの少なくと
    も1つが所定の閾値を越えるかどうかを判定することに
    より、該対象ピクセル位置をエッジピクセル位置として
    規定するコンパレータと、 該第1の勾配輝度値および該第2の勾配輝度値を組み合
    わせることにより、該エッジの角度を判定する組合せ論
    理と、 該対象ピクセルに隣接し、該判定された角度に沿って存
    在する該飛越し走査イメージ内のピクセルの値を組み合
    わせることにより、該補間ピクセルを生成する補間器
    と、を備える、装置。
  16. 【請求項16】 前記組合せ論理は、 前記第1の絶対値と前記第2の絶対値とを比較すること
    により、より大きな絶対値、およびより小さな絶対値を
    特定するコンパレータと、 該より大きな絶対値から該より小さな絶対値を減算する
    ことにより、差分値を生成する減算器であって、少なく
    とも該より大きな絶対値および該差分値がビットストリ
    ングとして表わされる、減算器と、 該より大きな絶対値を受け取るように結合され、該より
    大きな絶対値の最上位の非ゼロビット位置を特定する論
    理回路と、 該差分値を表わすビットストリングの特定されたビット
    位置、および所定数の下位ビット位置の1ビット値のそ
    れぞれを増加する2のベキ乗で除算することによりそれ
    ぞの結果を算出し、該結果を合計し、1から該合計を減
    算することにより、正接値を生成する演算回路と、 該正接値に応答して、該エッジ角度を返すようにプログ
    ラムされたルックアップテーブルと、 を備える、請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ルックアップテーブルは、前記第
    1の絶対値が前記第2の絶対値より大きいことを示す信
    号に応答して、前記エッジ角度を所定の基準角度の周り
    に示す、請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ルックアップテーブルは、前記第
    1の向きの値が前記第2の向きの値と異なることを示す
    信号に応答して、前記エッジ角度を正から負へと変更す
    る、請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の装置であって、 各ピクセル位置ごとにバイナリ値を保持するように構成
    されたエッジマップメモリであって、エッジを規定する
    と判定された、該エッジマップメモリのピクセル位置に
    第1の値が割当てられ、エッジを規定すると判定されな
    かった、ピクセル位置に該第1の値とは異なる第2の値
    が割当てられる、エッジマップメモリと、 負の角度を有するエッジに対応する第1のエッジフィル
    タであって、該エッジマップをフィルタリングすること
    により、負の角度出力値を生成する、第1のエッジフィ
    ルタと、 正の角度を有するエッジに対応する第2のエッジフィル
    タであって、該エッジマップをフィルタリングすること
    により、正の角度出力値を生成する、第2のエッジフィ
    ルタと、をさらに備える、装置。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の装置であって、 負の角度を有するエッジに対応する第1のエッジフィル
    タであって、前記飛越し走査イメージをフィルタリング
    することにより、負の角度出力値を生成する、第1のエ
    ッジフィルタと、 正の角度を有するエッジに対応する第2のエッジフィル
    タであって、該飛越し走査イメージをフィルタリングす
    ることにより、正の角度出力値を生成する、第2のエッ
    ジフィルタと、を備える、装置。
  21. 【請求項21】 前記組合せ論理は、 前記第1の絶対値と前記第2の絶対値とを比較すること
    により、より大きな絶対値、およびより小さな絶対値を
    特定するコンパレータと、 該より大きな絶対値から該より小さな絶対値を減算する
    ことにより、差分値を生成する減算器であって、少なく
    とも該より大きな絶対値および該差分値がビットストリ
    ングとして表わされる、減算器と、 該より大きな絶対値を受け取るように結合され、該より
    大きな絶対値の最上位の非ゼロビット位置を特定する論
    理回路と、 該より大きな絶対値に応答して、複数の係数のセットか
    ら単一の係数のセットを選択するセレクタであって、各
    係数のセットは、複数の係数値を含む、セレクタと、 該差分値を表わすビットストリングの特定されたビット
    位置、および所定数の下位ビット位置の1ビット値のそ
    れぞれに該選択された係数のセットの該複数の係数値の
    うちの異なる1つを掛け、結果を合計することにより、
    前記エッジの角度を判定する演算回路と、をさらに備え
    る、請求項15に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記組合せ論理は、前記第1の絶対値
    が前記第2の絶対値よりも大きい場合、第1の値を有
    し、前記第1の絶対値が前記第2の絶対値よりも大きく
    ない場合、該第1の値と異なる第2の値を有する1ビッ
    ト値を生成する、さらなるコンパレータをさらに備え、
    該生成された1ビット値は、前記判定されたエッジ角度
    に連結されることにより、所定の基準角度よりも大きな
    角度、および所定の基準角度よりも小さな角度を表わ
    す、請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記組合せ論理は、前記第1の向きの
    値が前記第2の向きの値と異なる場合、第1の値を有す
    る、さらなる1ビット値を生成する、さらなる論理回路
    をさらに備え、該さらなる1ビット値は、サインビット
    として、前記判定された角度と連結される、請求項22
    に記載の装置。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の装置であって、 各ピクセル位置ごとにバイナリ値を保持するように構成
    されたエッジマップメモリであって、エッジを規定する
    と判定された、該エッジマップメモリのピクセル位置に
    第1の値が割当てられ、エッジを規定すると判定されな
    かった、ピクセル位置に該第1の値とは異なる第2の値
    が割当てられる、エッジマップメモリと、 負の角度を有するエッジに対応する第1のエッジフィル
    タであって、該エッジマッメモリに保持された値をフィ
    ルタリングすることにより、負の角度出力値を生成す
    る、第1のエッジフィルタと、 正の角度を有するエッジに対応する第2のエッジフィル
    タであって、該エッジマップメモリに保持された値をフ
    ィルタリングすることにより、正の角度出力値を生成す
    る、第2のエッジフィルタと、をさらに備える、装置。
  25. 【請求項25】 請求項22に記載の装置であって、 負の角度を有するエッジに対応する第1のエッジフィル
    タであって、前記飛越し走査イメージをフィルタリング
    することにより、負の角度出力値を生成する、第1のエ
    ッジフィルタと、 正の角度を有するエッジに対応する第2のエッジフィル
    タであって、該飛越し走査イメージをフィルタリングす
    ることにより、正の角度出力値を生成する、第2のエッ
    ジフィルタと、をさらに備える、装置。
  26. 【請求項26】 前記組合せ論理は、 前記第1の絶対値と前記第2の絶対値とを比較すること
    により、より大きな絶対値、およびより小さな絶対値を
    特定するコンパレータと、 該より大きな絶対値から該より小さな絶対値を減算する
    ことにより、差分値を生成する減算器であって、少なく
    とも該より大きな絶対値および該差分値がビットストリ
    ングとして表わされる、減算器と、 該より大きな絶対値を受け取るように結合され、該より
    大きな絶対値の最上位の非ゼロビット位置を特定する論
    理回路と、 該差分値の特定されたビット位置、および該差分値の複
    数の下位ビット位置に応答して、前記エッジ角度を表わ
    す、多ビット出力値を生成する、さらなる論理回路と、
    を備える、請求項15に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記組合せ論理は、前記第1の絶対値
    が前記第2の絶対値よりも大きい場合、第1の値を有
    し、該第1の絶対値が該第2の絶対値よりも大きくない
    場合、該第1の値と異なる第2の値を有する1ビット値
    を生成する、さらなるコンパレータをさらに備え、該生
    成された1ビット値は、前記エッジ角度を表わす多ビッ
    ト値に連結されることにより、所定の基準角度よりも大
    きな角度、および所定の基準角度よりも小さな角度を表
    わす、請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記組合せ論理は、前記第1の向きの
    値が前記第2の向きの値と異なる場合、第1の値を有す
    る、さらなる1ビット値を生成する、さらなる論理回路
    をさらに備え、該さらなる1ビット値は、サインビット
    として、前記所定の基準角度よりも大きな角度、および
    該所定の基準角度よりも小さな角度を表わす、前記多ビ
    ット値と連結される、請求項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】 飛越し走査イメージの2つの連続する
    線の間の対象ピクセル位置に補間画素(ピクセル)を生
    成する方法をコンピュータに実行させるコンピュータプ
    ログラム命令を含むコンピュータ読出し可能キャリアで
    あって、該方法は、 該対象ピクセル位置の周りの所定の領域において、第1
    の方向の第1の勾配輝度値を判定し、該判定された第1
    の勾配輝度値の第1の絶対値を判定する工程と、 該対象ピクセル位置の周りの該所定の領域において、該
    第1の方向と異なる第2の方向の第2の勾配輝度値を判
    定し、該判定された第2の勾配輝度値の第2の絶対値を
    判定する工程と、 該第1の絶対値および該第2の絶対値のうちの少なくと
    も1つが所定の閾値を越えるかどうかを判定することに
    より、該対象ピクセル位置をエッジピクセル位置として
    規定する工程と、 該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置である場合、
    該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値とを比較する
    ことにより、該エッジの近似角度を判定する工程と、 該対象ピクセル位置がエッジピクセル位置である場合、
    該対象ピクセルに隣接し、該判定された近似角度に沿っ
    て存在する該飛越し走査イメージ内のピクセルの値から
    該対象ピクセル位置の値を補間する工程と、 を包含する、コンピュータ読出し可能キャリア。
  30. 【請求項30】 前記第1の勾配輝度値と前記第2の勾
    配輝度値とを比較する工程をコンピュータに実行させる
    コンピュータプログラム命令は、 前記第1の絶対値および前記第2の絶対値のうちの1つ
    が、他方の絶対値より大きいことを特定し、該より大き
    な絶対値と該他方の絶対値との差分値を算出する工程
    と、 該第1の絶対値、該第2の絶対値、および該差分値をビ
    ットストリングとして表わす工程と、 該より大きな絶対値を表わすビットストリングの最上位
    の非ゼロビット位置を特定する工程と、 該差分値を表わすビットストリングのビット位置を特定
    する工程であって、該特定されたビット位置は、該より
    大きな勾配輝度値を表わすビットストリングで特定され
    たビット位置に対応する、工程と、 該第1の勾配輝度値と該第2の勾配輝度値との差分値を
    表わすビットストリングの特定されたビット位置、およ
    び所定数の下位ビット位置のバイナリ値のそれぞれを増
    加する2のベキ乗で除算することによりそれぞれの結果
    を算出し、該結果を加算することにより合計する工程
    と、 1から該合計を減算することにより、正接値を生成する
    工程と、 該正接値を逆正接関数に適用することにより、前記エッ
    ジ角度を判定する工程と、を該コンピュータに実行させ
    る、請求項29に記載のコンピュータ読出し可能キャリ
    ア。
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