JP2003179144A - 半導体集積回路の設計方法 - Google Patents

半導体集積回路の設計方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出率が低下したり、テストパターンが長くな
ることなく遅延性故障を検出することができるようにす
る。 【解決手段】複数のスキャンセルの中から、第1のスキ
ャンセルと論理的に関連性のないスキャンセル群を検出
し、このスキャンセル群の中から第2のスキャンセルを
選択して、第1のスキャンセルのテスト出力を第2のス
キャンセルのテスト入力に接続する、もしくは第2のス
キャンセルのテスト出力を第1のスキャンセルのテスト
入力に接続することを繰り返し行い、前段のスキャンセ
ルのテスト出力を次段のスキャンセルのテスト入力に順
次接続してスキャンチェーンを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部回路をテスト
するためのスキャンチェーンを備える半導体集積回路の
設計方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の遅延性故障(遷移故
障)を検出する方法として、代表的に、トランジション
フォールト(Transition Fault)とパスディレイフォー
ルト(Path Delay Fault)の2つの方法が知られてい
る。
【0003】まず、トランジションフォールトは、内部
回路中の全てのノードに対して遷移故障を想定し、全て
のノードを遷移させることを目的としてテストパターン
を自動生成するものである。この方法は、必ずしもクリ
ティカルパスを活性化するものではないが、遷移に要す
る時間が大きいノードを検出して、そのノードで遅延性
故障が発生していることを検出可能な方法である。
【0004】一方、パスディレイフォールトは、プロセ
ス変動に伴う、チップ性能の検証等を目的として、指定
したパスだけを活性化するテストパターンを自動生成す
るものである。この方法では、通常、設計者がクリティ
カルパスを指定し、指定されたパスに対してのみテスト
が行われる。
【0005】これら2つの遅延性故障の検出方法は共に
スキャンテスト方式をベースとするものであり、例えば
ATPG(自動テストパターン生成)ツールにより実現
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
遅延性故障の検出方法のうち、例えばトランジションフ
ォールトは、縮退故障(良品であれば、0にも1にもな
るはずのノードが0又は1に固定されてしまう故障)に
比べると、10%程度故障検出率が悪く、自動生成され
るテストパターンの長さも、0から1および1から0へ
の遷移状態を検出する必要があるため3〜5倍程度にな
ると言われている。
【0007】以下、具体例を挙げて、従来の遅延性故障
の検出方法の問題点について説明する。
【0008】図2は、従来法を適用して設計されたスキ
ャンチェーンを備える半導体集積回路の一例の構成概略
図である。同図には、スキャンチェーンを構成する9個
のスキャンセルFA1〜9と、ロジック(logic)
A,Bと、ANDゲートA1とが示されている。なお、
各々のスキャンセルFA1〜9は、通常入力、通常出
力、テスト入力、テスト出力、クロック端子を備えてお
り、図中テスト入力とテスト出力との接続は太線で示さ
れている。図2では、通常出力とテスト出力とは分かれ
ているが、共通とされ、スキャンセル内部で分岐する場
合もある。この場合には、両出力は同一状態が検出され
る。なお、図示省略しているが、各スキャンセルは、テ
ストと通常動作を切り替えるセレクト端子も備えてい
る。
【0009】ここで、スキャンセルFA1〜3の通常出
力は全てロジックAに接続され、ロジックAの3つの出
力はそれぞれスキャンセルFA4〜6の通常入力に接続
されている。また、スキャンセルFA4の通常出力はロ
ジックBに接続され、ロジックBの2つの出力はそれぞ
れスキャンセルFA7,8の通常入力に接続されてい
る。スキャンセルFA5,6の通常出力はANDゲート
の入力端子A,Bに接続され、ANDゲートの出力Yは
スキャンセルFA9の通常入力に接続されている。
【0010】また、9個のスキャンセルFA1〜9は直
列に接続され、1本のスキャンチェーンが構成されてい
る。このスキャンチェーンでは、図中太線で示すよう
に、外部から初段のスキャンセルFA1のテスト入力に
スキャンイン(ScanIn)が入力され、以後、スキャンセ
ルFA1〜8のテスト出力がそれぞれ次段のスキャンセ
ルFA2〜9のテスト入力に接続され、最終段のスキャ
ンセルFA9のテスト出力がスキャンアウト(ScanOut
)として外部へ出力されている。
【0011】ところで、遷移故障を想定した場合、半導
体集積回路の外部から、内部回路中の各々のノードにつ
いて、0から1および1から0への遷移が観測可能であ
る必要がある。また、あるノードを遷移させる場合に、
他のノードの状態を固定して遷移しない状況を作ること
によってより厳密なテストが可能となる。
【0012】例えば、図2のANDゲートA1において
は、その入力端子A,Bの両方で信号の遷移を確認する
必要がある。スキャンチェーンを利用してデータをシフ
トし、ANDゲートA1の入力端子A,Bに信号を印加
する場合、例えばスキャンセルFA6,FA5の出力が
1,1の状態から、0を1段シフトして0,1の状態に
することにより、ANDゲートA1の入力端子Aを1に
固定した状態で、入力端子Bを1から0へ遷移させるテ
ストを行うことができる。
【0013】しかし、例えば入力端子Bを1に固定した
状態で、入力端子Aを1から0へ遷移させるテストを行
うことは、スキャンチェーンを利用したシフト動作の過
程では実現不可能である。これは、スキャンセルFA
6,5が論理的に関連性があり、スキャンチェーンを利
用したシフト動作では、スキャンセルFA6のテスト出
力の状態に依存して、スキャンセルFA5の出力が遷移
するからである。
【0014】この問題を解決するために、従来の遅延性
故障の検出方法を適用するATPGツールでは、スキャ
ンチェーンのシフト動作だけで遷移の前状態、後状態を
実現するのではなく、まず、シフト動作で遷移の前状態
を作り、1回目のキャプチャーでロジックAを用いてF
A6、FA5の遷移を興し、2回目のキャプチャーでA
NDゲートA1の遷移故障をFA9で観測して遷移テス
トを実現している。
【0015】しかし、この方法では、テストパターンの
生成が非常に困難であり、ロジックAの回路構成に依存
して前述の遷移テストを行うテストパターンを自動生成
することができず、すなわち遅延性故障を検出すること
ができず、その分、故障検出率が低下するという問題が
あった。また、検出することができるとしても、自動生
成されるテストパターンが非常に長くなり、テスト時間
すなわちテストコストが増大するという問題があった。
【0016】本発明の目的は、前記従来技術に基づく問
題点を解消し、検出率が低下したり、テストパターンが
長くなることなく遅延性故障を検出することができる半
導体集積回路の設計方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のスキャンセルを接続して構成され
たスキャンチェーンを備える半導体集積回路の設計方法
であって、前記複数のスキャンセルの中から、第1のス
キャンセルと論理的に関連性のないスキャンセル群を検
出し、このスキャンセル群の中から第2のスキャンセル
を選択して、前記第1のスキャンセルのテスト出力を前
記第2のスキャンセルのテスト入力に接続する、もしく
は前記第2のスキャンセルのテスト出力を前記第1のス
キャンセルのテスト入力に接続することを繰り返し行
い、前段のスキャンセルのテスト出力を次段のスキャン
セルのテスト入力に順次接続して前記スキャンチェーン
を構成することを特徴とする半導体集積回路の設計方法
を提供するものである。
【0018】ここで、前記複数のスキャンセルの中か
ら、前記第1のスキャンセルの通常入力に影響を与える
ロジックと前記第1のスキャンセルの通常出力が影響を
与えるロジックとの入力に影響を与えるスキャンセル
群、および、該ロジック群の出力が影響を与えるスキャ
ンセル群を含む第1のスキャンセル群を検出した後、前
記複数のスキャンセルの中から、前記第1のスキャンセ
ルおよび前記第1のスキャンセル群以外のスキャンセル
群を検出することにより、前記第1のスキャンセルと論
理的に関連性のないスキャンセル群を検出するのが好ま
しい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の半導体集積回路の設計方法を
詳細に説明する。
【0020】本発明の半導体集積回路の設計方法に従っ
て、内部回路をテストするためのスキャンチェーンを構
成するに際しては、まず、スキャンチェーンを構成しよ
うとする複数のスキャンセルの中から、第1のスキャン
セルと論理的に関連性のないスキャンセル群を検出す
る。ここで、第1のスキャンセルは、スキャンチェーン
を構成しようとする複数のスキャンセルの中から選択さ
れた任意の1つのスキャンセルである。
【0021】なお、第1のスキャンセルと論理的に関連
性のないスキャンセル群を検出する方法は何ら限定され
ないが、例えば複数のスキャンセルの中から、第1のス
キャンセルの通常入力に影響を与えるロジックと第1の
スキャンセルの通常出力が影響を与えるロジックとの入
力に影響を与えるスキャンセル群、および、これらのロ
ジック群の出力が影響を与えるスキャンセル群を含む第
1のスキャンセル群を検出した後、複数のスキャンセル
の中から、第1のスキャンセルおよび第1のスキャンセ
ル群以外のスキャンセル群を検出することにより容易に
検出可能である。
【0022】続いて、検出されたスキャンセル群の中か
ら第2のスキャンセルを選択して、第1のスキャンセル
のテスト出力を第2のスキャンセルのテスト入力に接続
する、もしくは第2のスキャンセルのテスト出力を第1
のスキャンセルのテスト入力に接続する。ここで、第2
のスキャンセルは、検出されたスキャンセル群の中から
選択された任意の1つのスキャンセルである。
【0023】そして、以後前述の動作を繰り返し行い、
前段のスキャンセルの出力を次段のスキャンセルのテス
ト入力に順次接続してスキャンチェーンを構成する。
【0024】以下、具体例を挙げて、本発明の半導体集
積回路の設計方法を説明する。
【0025】図1は、本発明を適用して設計されたスキ
ャンチェーンを備える半導体集積回路の一実施例の構成
概略図である。同図には、スキャンチェーンを構成する
18個のスキャンセルFA1〜9,FB1〜9と、ロジ
ック(logic)A,B,C,Dと、ANDゲートA
1とが示されている。図2の場合と同様に、各々のスキ
ャンセルFA1〜9,FB1〜9は、通常入力、通常出
力、テスト入力、テスト出力、クロック端子を備えてお
り、図中テスト入力とテスト出力の接続は太線で示され
ている。
【0026】なお、図1の上半分の回路、すなわちスキ
ャンセルFA1〜9、ロジックAおよびB、ANDゲー
トA1は、スキャンチェーンにおけるテスト入力の接続
状態を除いて図2に示す回路と同じである。言い換える
と、図1の回路では、図2の回路に対して、さらに、下
半分の回路、すなわちスキャンセルFB1〜9、ロジッ
クCおよびDが追加され、スキャンセルFA1〜9,F
B1〜9のテスト出力とテスト入力とを交互に接続して
1本のスキャンチェーンが構成されている。
【0027】すなわち、スキャンセルFA1〜3の通常
出力はロジックAに接続され、ロジックAの3つの出力
はそれぞれスキャンセルFA4〜6の通常入力に接続さ
れている。スキャンセルFA4の通常出力はロジックB
に接続され、ロジックBの2つの出力はそれぞれスキャ
ンセルFA7,8の通常入力に接続されている。スキャ
ンセルFA5,6の通常出力はANDゲートA1の入力
端子A,Bに接続され、ANDゲートA1の出力Yはス
キャンセルFA9の通常入力に接続されている。また、
スキャンセルFB1〜3の通常出力はロジックCに接続
され、ロジックCの3つの出力はそれぞれスキャンセル
FB4〜6の通常入力に接続されている。スキャンセル
FB4〜6の通常出力は全てロジックDに接続され、ロ
ジックDの3つの出力はそれぞれスキャンセルFB7〜
9の通常入力に接続されている。
【0028】また、18個のスキャンセルFA1〜9,
FB1〜9は交互に接続され、1本のスキャンチェーン
が構成されている。このスキャンチェーンでは、図中太
線で示すように、外部から初段のスキャンセルFA1の
テスト入力にスキャンイン(ScanIn)が入力され、以
後、スキャンセルFA1,FB1,FA2,FB2,F
A3,FB3,FA4,FB4,FA5,FB5,FA
6,FB6,FA7,FB7,FA8,FB8,FA9
のテスト出力がそれぞれ次段のスキャンセルFB1,F
A2,FB2,FA3,FB3,FA4,FB4,FA
5,FB5,FA6,FB6,FA7,FB7,FA
8,FB8,FA9,FB9のテスト入力に接続され、
最終段のスキャンセルFB9のテスト出力がスキャンア
ウト(ScanOut )として外部へ出力されている。
【0029】図1に示す回路において、スキャンセルF
B1〜9は、本発明に従って、スキャンチェーンを構成
しようとする複数のスキャンセルの中から選択された、
スキャンセルFA1〜9と論理的に関連性のないスキャ
ンセル群である。すなわち、スキャンセルFA1〜9の
通常出力はスキャンセルFB1〜9の通常入力に影響を
与えないし、同様に、スキャンセルFB1〜9の通常出
力もスキャンセルFA1〜9の通常入力に影響を与えな
い。
【0030】そして、例えばスキャンセルFA1のテス
ト出力は、このスキャンセルFA1と論理的に関連性の
ないスキャンセル群FB1〜9の中から選択されたスキ
ャンセルFB1のテスト入力に接続されている。同様
に、スキャンセルFB1の出力は、論理的に関連性のな
いスキャンセル群FA1〜9の中から選択されたスキャ
ンセルFA2のテスト入力に接続されている。また、ス
キャンセルFA2〜9,FB2〜9についても同様であ
る。
【0031】なお、スキャンチェーンにおけるスキャン
セルの接続順序は図示例のものに限定されず、前後のス
キャンセル同士が互いに論理的に関連性がないのであれ
ばどのような順序で接続してもよい。また、図示例で
は、スキャンセルFA1〜9とスキャンセルFB1〜9
に分けているが、これも限定されず、例えばスキャンセ
ルFA1〜9の中でも、スキャンセルFA4とFA9の
ように、論理的に関連性のないものであれば前後に接続
してもよい。
【0032】ここで、図1に示す回路では、図中上半分
の回路のテストを行う場合、下半分の回路のテストは行
わないものとする。逆に、下半分の回路のテストを行う
場合には上半分の回路のテストは行わないものとする。
【0033】これにより、上半分の回路をテストする場
合には、スキャンセルFB1〜9を利用してスキャンセ
ルFA1〜9に任意のデータを設定することができる。
また逆に、下半分の回路のテストを行う場合には、スキ
ャンセルFA1〜9を利用してスキャンセルFB1〜9
に任意のデータを設定可能になる。また、これにより、
スキャンチェーンによるシフト動作を利用するだけで遅
延性故障を検出することができる。
【0034】例えば、ANDゲートA1の遅延性故障の
テストを行う場合、まず、スキャンセルFA5,FB
5,FA6のテスト出力が1,1,1の状態から、0を
シフトして0,1,1の状態に遷移させることにより、
入力端子Bを1に固定した状態で入力端子Aを1から0
へ遷移させるテストを行うことができる。また、続いて
1をシフトして1,0,1の状態に遷移させることによ
り、入力端子Bを1に固定した状態で入力端子Aを0か
ら1へ遷移させるテストを行うことができる。
【0035】また、スキャンセルFA5,FB5,FA
6の通常出力が1,0,1の状態から、1をシフトして
1,1,0の状態に遷移させることにより、入力端子A
を1に固定した状態で入力端子Bを1から0へ遷移させ
るテストを行うことができる。また、続いて1をシフト
して1,1,1の状態に遷移させることにより、入力端
子Aを1に固定した状態で入力端子Bを0から1へ遷移
させるテストを行うことができる。
【0036】また、スキャンセルFA7の通常入力に接
続されているロジックBの出力の遅延性故障をテストす
る場合、スキャンセルFB6からスキャンセルFA7に
0がシフトされる状態で、スキャンセルFB3からFA
4に対してロジックBの出力が0から1に遷移するよう
なデータをシフトし、これをスキャンセルFA7にキャ
プチャーすることにより、ロジックBの出力の0から1
への遷移状態を確認することができる。
【0037】また、スキャンセルFB6からスキャンセ
ルFA7に1がシフトされる状態で、スキャンセルFB
3からFA4に対してロジックBの出力が1から0に遷
移するようなデータをシフトし、これをスキャンセルF
A7にキャプチャーすることにより、ロジックBの出力
の1から0への遷移状態を確認することができる。
【0038】このように、本発明法を適用して構成され
たスキャンチェーンを備える半導体集積回路では、スキ
ャンチェーンのシフト動作を利用してスキャンセルにデ
ータを設定するだけで容易に遅延性故障を検出するため
のテストパターンを自動生成することができるし、ロジ
ックの回路構成に依存して、遅延性故障を検出するため
のテストパターンを生成できないということがないの
で、縮退故障と同程度の遅延性故障の検出率を実現する
ことができる。
【0039】また、従来のATPGツールのように、ロ
ジックの出力を操作した後、これを再度キャプチャーす
るようなテストパターンを生成する必要はなく、例えば
本実施例のように、ロジックA,Bのテストが行われる
場合にはロジックC,Dのテストが行われず、その逆
に、ロジックC,Dのテストが行われる場合にはロジッ
クA,Bのテストが行われない場合には、縮退故障と比
べて2倍程度のテストパターンの長さで同程度の故障検
出率を実現可能である。
【0040】本発明の半導体集積回路の設計方法は、基
本的に以上のようなものである。以上、本発明の半導体
集積回路の設計方法について詳細に説明したが、本発明
は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない
範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもち
ろんである。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の半導
体集積回路の設計方法は、複数のスキャンセルの中か
ら、第1のスキャンセルと論理的に関連性のないスキャ
ンセル群を検出し、このスキャンセル群の中から第2の
スキャンセルを選択して、第1のスキャンセルのテスト
出力を第2のスキャンセルのテスト入力に接続する、も
しくは第2のスキャンセルのテスト出力を第1のスキャ
ンセルのテスト入力に接続することを繰り返し行い、前
段のスキャンセルのテスト出力を次段のスキャンセルの
テスト入力に順次接続してスキャンチェーンを構成する
ようにしたものである。これにより、本発明の半導体集
積回路の設計方法によれば、遅延性故障のテストにおい
て、従来よりもはるかに少ない縮退故障の2倍程度のテ
ストパターンで、縮退故障と同程度の検出率を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明法を適用して設計されたスキャンチェ
ーンを備える半導体集積回路の一実施例の構成概略図で
ある。
【図2】 従来法を適用して設計されたスキャンチェー
ンを備える半導体集積回路の一例の構成概略図である。
【符号の説明】
FA1〜9,FB1〜9 スキャンセル A,B,C,D ロジック A1 ANDゲート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスキャンセルを接続して構成された
    スキャンチェーンを備える半導体集積回路の設計方法で
    あって、 前記複数のスキャンセルの中から、第1のスキャンセル
    と論理的に関連性のないスキャンセル群を検出し、この
    スキャンセル群の中から第2のスキャンセルを選択し
    て、前記第1のスキャンセルのテスト出力を前記第2の
    スキャンセルのテスト入力に接続する、もしくは前記第
    2のスキャンセルのテスト出力を前記第1のスキャンセ
    ルのテスト入力に接続することを繰り返し行い、前段の
    スキャンセルのテスト出力を次段のスキャンセルのテス
    ト入力に順次接続して前記スキャンチェーンを構成する
    ことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
  2. 【請求項2】前記複数のスキャンセルの中から、前記第
    1のスキャンセルの通常入力に影響を与えるロジックと
    前記第1のスキャンセルの通常出力が影響を与えるロジ
    ックとの入力に影響を与えるスキャンセル群、および、
    該ロジック群の出力が影響を与えるスキャンセル群を含
    む第1のスキャンセル群を検出した後、前記複数のスキ
    ャンセルの中から、前記第1のスキャンセルおよび前記
    第1のスキャンセル群以外のスキャンセル群を検出する
    ことにより、前記第1のスキャンセルと論理的に関連性
    のないスキャンセル群を検出することを特徴とする請求
    項1に記載の半導体集積回路の設計方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI416147B (zh) * 2011-03-09 2013-11-21 Global Unichip Corp 於積體電路設計中進行測試時脈域設計的方法及相關的電腦可讀媒體
CN111103531A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 瑞昱半导体股份有限公司 芯片

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