JP2003179031A - 無機多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微細構造体の加工方法及びその方法による集積回路、デバイス及びマイクロマシーンコンポーネント - Google Patents

無機多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微細構造体の加工方法及びその方法による集積回路、デバイス及びマイクロマシーンコンポーネント

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドライエッチング用マスクを形成することな
く、Si基板表面に量子デバイスに用いられる微細回路
パターンを形成するイオンビーム微細加工方法を提供す
る。 【解決手段】 Siウェハー基板1表面に、Al層2と
Siアモルファス層3を形成した後、該Siアモルファ
ス層3表面にマスク5を通して金属イオン6を注入後
に、マスク5を外して金属イオン9を注入し、前記Si
アモルファス層3表面に形成されている表面自然酸化膜
4の存在又は酸素分子放射のもと前記表面自然酸化膜を
選択的にSiO27に置換又は生成させ、更にイオンを
注入することにより、前記Al層2表面にAlxy8を
生成させた後、臭素化物により一原子層単位でドライエ
ッチングし、前記SiO2及びAlxy8に置換した部
分以外の前記表面自然酸化膜、Siアモルファス層、A
l層及びSiウェハー基板の一部を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Si半導体基板表
面の微細加工方法、特に、無機多層レジストのイオンビ
ーム注入リソグラフィーによるSi半導体微細構造体の
加工方法及びその方法による集積回路、デバイス及びマ
イクロマシーンコンポーネントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロエレクトロニクスの中核
をなすULSIの集積度の向上とともに、これら量子デ
バイスにおける回路パターンは微細化の一途をたどって
いる。従来、半導体デバイスの作製プロセスでは、絶縁
膜や金属薄膜の不要部分を、レジストパターン通りに高
精度で取り除くための基礎技術として、半導体結晶のエ
ッチング法が広く採用されている。このエッチング法の
ための手段として、ハロゲンガスを用いたドライエッチ
ングの検討も進められている。このドライエッチング
は、超高真空中の比較的清浄な雰囲気でエッチングを行
うため、微細な量子デバイスの加工が可能なものとして
期待されている。
【0003】例えば、デバイス材料として代表的なSi
については、フッ素および塩素系のハロゲンガスによる
ドライエッチングプロセスが検討されてきている。しか
しながら、これまでのところ、このシリコンの場合につ
いても、より微細な量子素子を作製するためのドライエ
ッチングプロセスはいまだ完成していないのが実情であ
る。そして、GaAs等の化合物半導体についてもドラ
イエッチングプロセスに関する報告は多いが、量子素子
の作製を可能とする技術的手段についてはいまだSi同
様に、完成していないのが実情である。
【0004】本発明者は、Si半導体等に対する従来の
ハロゲンガスによるドライエッチング方法の技術的限界
を克服するドライエッチング方法として、半導体結晶表
面を臭素化物により一原子層単位でドライエッチングす
る方法を特開平8−321483号公報で開示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、Si
半導体の製法においては、前述のドライエッチング法は
殆ど採用されておらず依然として有機感光剤のウェット
レジストによる光学リソグラフィー法が採用されてい
る。しかしながら、この光学リソグラフィー法で精度よ
く回路パターンの微細化、複雑化に対応するにはマスク
そのものの作製も困難になり、さらには有機感光剤のウ
ェットレジスト工程のダストフリーのクリーン度を保つ
為に膨大な設備コストが必要である。
【0006】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
であり、Si半導体の微細加工を従来の有機物ウェット
レジスト法から無機物ドライレジスト法に変えてSi半
導体の微細構造体の加工と微細回路の加工を精度よく安
価な設備で製作可能としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載の無機多層レジストのイオン
ビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微細構造体
の加工方法は、Siウェハー基板表面にAl層を形成
し、さらに、該Al層表面にSiアモルファス層を形成
した後、該Siアモルファス層表面にイオンビームを任
意の形状に選択吸収できるマスクを通して金属イオンを
所要の形状に注入し、前記Siアモルファス層表面に自
然に形成されている表面自然酸化膜の存在又は酸素分子
放射のもとでの金属イオン打ち込みにより、前記表面自
然酸化膜を選択的に強制酸化膜Si xyに置換又は生成
させ、更にイオンの打ち込み量を増やし、前記強制酸化
膜SixyからのOイオンの伝播及び前記Siアモルフ
ァス層のスパッタリングにより前記Al層の一部にAl
xyを生成させた後、前記Siウェハー基板表面を反応
性エッチングガスにより一原子層単位でドライエッチン
グし、前記強制酸化膜Sixy及びAlxyに置換した
部分以外の前記表面自然酸化膜、Siアモルファス層、
Al層及びSiウェハー基板の一部を除去するものであ
る。
【0008】Siウェハー基板表面に、Al層を、さら
にその表面にSiアモルファス層を形成する。このSi
アモルファス層表面に所定のパターンが形成され、必要
な部分以外の場所にはイオンビームを透過しないマスク
を設置し、このマスクを介して金属イオンを前記Siア
モルファス層表面に自然に形成されている表面自然酸化
膜の存在又は酸素分子放射のもとで照射する。すると、
マスクに設けられているパターンを通過した金属イオン
によって、Siアモルファス層表面に自然に形成されて
いる表面自然酸化膜が選択的に化学的に安定な酸化層S
iO2に置換される。更にイオンの打ち込み量を増やす
と、このSiO2からのOイオンの伝播又はSiアモル
ファス層のスパッタリングによって、Al層表面に化学
的に安定なAlxy、例えば、Al23が形成される。
そして、マスクを除去した後、Siウェハー基板表面に
形成されたSiO2、及びAlxy以外の部分のSiア
モルファス層、Al層及びSiウェハー基板の一部を1
-8Pa以下程度の減圧下において、ドライエッチング
して、化学的に安定なAl23を残すことによって、S
i基板表面に任意の形状の構造やパターンを自在に形成
することができる。なお、ここで、用いられる金属イオ
ンとしては、比較的重い金属であるGa等を使用するこ
とが好ましい。
【0009】ここで、Si基板表面に形成されるAl層
は、分子線エピタキシー(Molecular Bea
m Epitaxy)(以下、MBEという。)又は化
学気相体積法(Chmical Vapor Depo
sition)(以下、CVDという)によって形成さ
れたものであることが好ましい。MBE法又はCVD法
によって形成されることで、原子層単位で厚み制御を行
うことが可能となるからである。Al層の表面に形成さ
れるSiアモルファス層も、MBE法またはCVD法に
よって形成されたものであることが好ましい。原子層単
位での厚み制御が可能であるため、第2層のAl層表面
へのOイオンの伝播量の正確な制御が可能となるからで
ある。
【0010】また、請求項2に記載の無機多層レジスト
のイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微
細構造体の加工方法は、請求項1において、前記マスク
を介して金属イオンを注入した後に、前記マスクを取り
除き、任意のイオンビーム径、イオン電流密度に制御し
た金属イオンの集束イオンビームを前記Siアモルファ
ス層表面に自然に形成されている表面自然酸化膜の存在
又は酸素分子放射のもとでの金属イオン打ち込みによ
り、前記表面自然酸化膜を選択的に強制酸化膜Sixy
に置換又は生成させ、更にイオンの打ち込み量を増や
し、前記強制酸化膜SixyからのOイオンの伝播及び
前記Siアモルファス層のスパッタリングにより前記A
l層の一部にAlxyを生成させた後、Siウェハー基
板表面を反応性エッチングガスにより一原子層単位でド
ライエッチングし、前記強制酸化膜Sixy及びAlx
yに置換した部分以外の前記表面自然酸化膜、Siア
モルファス層、Al層及びSiウェハー基板の一部を除
去するものである。
【0011】マスクを使用して金属イオンを照射した後
に、マスクを取り除き、マスクを通過した金属イオンに
よって、形成された化学的に安定なSiO2、及びAlx
yに対して金属イオンをさらに注入することによっ
て、これらに注入されるイオンドーズ量を増加させ、形
成されるAlxyの大きさを制御することが可能とな
る。これによって、Siウェハー基板表面に部分的に集
束イオンビームによる描画を効率よく行うことが可能と
なり、Siウェハー基板表面の全体に所定の微細加工を
施すとともに、部分的にも微細加工を行うことができ
る。
【0012】また、請求項3に記載の無機多層レジスト
のイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微
細構造体の加工方法は、請求項2において、前記マスク
を取り除いた後に表面自然酸化膜に打ち込む任意のイオ
ンビーム径とイオン電流密度に制御した金属イオンの注
入量を制御することによって、前記Alxy層の一部を
スパッタリングし、該Alxyパターンを任意の形状に
微細加工して、全体と局部両方のパターンを自在に制御
することによって、ナノオーダーサイズの微細構造体及
び/又は電子回路をSiウェハー基板全面に効率よく形
成することができるものである。
【0013】マスクを取り除いた後に、注入するイオン
ビームのビーム径及びイオン電流密度を制御する。そし
て、注入されるイオンが所定の濃度以上となるように、
例えば、金属イオンビームをそのイオンビーム密度が、
例えば6×1016(個/cm 2)以上で注入する。これ
によって、マスクを用いた金属イオン注入で得られた形
状に追加して微細加工形状を任意に形成することができ
る。このため、Siウェハー基板表面の全体と局部両方
をミリオーダーからナノオーダーサイズの所定のパター
ンを有した微細構造体及び/又は電子回路を加工するこ
とが可能となる。
【0014】また、請求項4に記載の無機多層レジスト
のイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微
細構造体の加工方法は、請求項1乃至3のいずれかにお
いて、前記Siアモルファス層の厚みを制御することに
よって、前記Al層表面に形成されるAlxyの大きさ
を制御できるものである。
【0015】MBE法又はCVD法により、表面に形成
されるSiアモルファス層の厚みを原子層単位で制御す
ることで、第2層のAl層へのOイオンの伝播量を制御
することができ、Al層表面に形成されるAlxy層の
大きさを制御することが可能となる。また、イオンビー
ム密度を例えば6×1016(個/cm2)以上に増やす
とスパッタリングを起こす。そして、Alxy層とSi
基板の一部を削り取りマスクを用いたGaイオン注入で
得られた形状に追加して微細加工形状を任意に形成する
ことができるので、ミリオーダーからナノオーダーの広
範囲の形状を自由に形成することができる。
【0016】また、請求項5に記載の無機多層レジスト
のイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微
細構造体の加工方法は、請求項1乃至4のいずれかにお
いて、前記Sixy及びAlxyに置換される部分の大
きさ及び前記ドライエッチングによる除去量を制御する
ことによって前記Siウェハー基板表面を、ナノオーダ
ーサイズのネガ型、ポジ型のいずれにも加工することが
できるものである。
【0017】化学的に安定なSixy及びAlxyの形
成される大きさを制御するとともに、エッチング量を制
御することによって、Siウェハー基板表面に形成され
る微細加工面積を自在に制御することが可能であり、S
iウェハー基板表面を、ネガ型、ポジ型のいずれにも自
在に加工することができる。このため、近年の量子デバ
イスに用いられる回路パターンのように、複雑化し、微
細化した回路パターンにも対応が可能となる。
【0018】また、請求項6に記載の無機多層レジスト
のイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微
細構造体の加工方法は、請求項5において、前記反応性
エッチングガスに、BiF3又はXeF2を用いるもので
ある。原子層単位でのエッチングが可能となり、Siウ
ェハー基板表面に任意の回路パターンを自在に形成する
ことができる。
【0019】また、本発明は、請求項1乃至7のいずれ
かに記載の無機多層レジストのイオンビーム注入リソグ
ラフィーによるSi半導体微細構造体の加工方法により
製作された集積回路、デバイス又はマイクロマシーンコ
ンポーネントである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係る無機多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィ
ーによるSi半導体微細構造体の加工方法の実施形態の
一例を説明する。図1は、マスクを使ってイオンをシャ
ワー状に打ち込んだ状態の断面模式図であり、図2は引
き続いてマスクを外してイオンを細く集束させて場所に
より注入量を変えて打ち込んだ状態の断面模式図であ
り、図3は原子層単位でドライエッチングをした場合の
断面模式図である。図4は図3よりエッチング量の多い
ものを示している。ここで、用いられるイオンとして
は、比較的重い金属のイオンであれば特に限定されるも
のではなく、一般に、よく使用されているGaイオン
が、既存の設備をそのまま利用できることなどから好ま
しい。
【0021】図1において、1はSiウェハー基板であ
り、2はSiウェハー基板1表面にMBE法またはCV
D法により形成されたAl層を示し、3はAl層2の表
面にMBE法またはCVD法により形成されたSiアモ
ルファス層であり、4はSiアモルファス層3の表面に
自然に形成されているSiO2等の表面自然酸化膜であ
り、5はマスクを示し、6は金属イオンとして使用する
Gaイオンを示す。ここで、マスク5としては、金等の
金属が例示できるが、照射するイオンによって適宜選択
することが好ましい。また、マスク5は、一枚のマスク
上に任意のパターンが加工されたものや、複数のマスク
を組み合わせて所定のパターンが形成できるようにした
もの及び複数のマスクでイオン照射を繰り返して所定の
パターンを形成できるようにしたものであってもよい。
【0022】本発明に係る無機多層レジストのイオンビ
ーム注入リソグラフィーによるSi半導体微細構造体の
加工方法は、Siウェハー基板1表面にMBE法または
CVD法により任意の厚みにAl層2を形成し、このA
l層2の表面にSiアモルファス層3を積層する。そし
て、その表面に自然に形成されているSiO2等の表面
自然酸化膜4を除去することなく、この表面自然酸化膜
4上に所定のパターンが形成されたマスク5を設置し、
真空中でGaイオンビーム6をマスク5を介して照射す
る。このとき、Gaイオンビーム6は、シャワー状に表
面全体に照射するようにしてもよいし、あるいは、集束
させたGaイオンビームを一定速度で走査させて表面全
体を照射するようにしてもよい。
【0023】Gaイオン6の注入により表面自然酸化膜
4には、化学的に安定な酸化物であるSiO27が生成
される。そして、SiO27のOイオンがSiアモルフ
ァス層3内を伝播しSiアモルファス層3にイオン侵入
領域12が形成される。さらに、Gaイオン6の注入量
を増加させると、SiO27のOイオンの伝播、又はS
iO27及びSiアモルファス層3のスパッタリングに
よりこのイオン侵入領域12のOイオンがAl層2表面
に到達し、Al層2表面にAl23層8が形成される。
この化学的に安定なSiO2層7及びAl23層8がド
ライエッチング時のマスクの役割を果たす。
【0024】図2は図1のマスク5を使ったGaイオン
6の注入の後にマスク5を取り除き、真空中でGaイオ
ンの集束イオンビーム9を注入した状態を示す。この時
Gaイオンビーム9は、(a)はイオン注入量が6×1
13(個/cm2)、(b)は6×1015(個/c
2)、(c)は6×1016(個/cm2)、(d)と
(e)は6×1017(個/cm2)である。ここで、図
2(e)は、マスク5を通過して既にGaイオン6の照
射を受けた場所に追加してGaイオンビーム9を照射し
た例を示している。
【0025】ここで、Gaイオンビーム9は、径を0.
5μm以下、好ましくは0.3μm以下、更に好ましく
は0.1μm以下に絞っていることが好ましい。また、
このイオンビーム9はビーム先端が円形をしている。こ
のため、表面自然酸化膜4上を一定速度で走査すると、
各部分で、イオンビームが重なり合う部分が形成され
る。このため、表面自然酸化膜4に注入されるイオン注
入量は、イオンビーム9の中心部付近ほどその量が多く
なる。すなわち、表面自然酸化膜4に及ぼすイオン領域
は、実際のイオンビーム9の径よりも小さくなり、その
領域は、照射するイオンビーム径の2/3〜1/2の大
きさとできる。このため、表面自然酸化膜4表面には、
イオンビーム9のイオンビーム径の2/3〜1/2の太
さの線のパターンを加工することが可能となる。
【0026】Gaイオンビーム9を真空中で照射して、
表面自然酸化膜4に注入すると、表面自然酸化膜4はあ
る注入量以上では化学的に安定した強制酸化物SiO2
7に置換される(図2参照)。そして、Gaイオンビー
ム9の注入量とSiアモルファス層3の厚みによって、
SiO27からのOイオンのAl層2への伝搬量、又は
Siアモルファス層3のスパッタリング量が制御でき、
Al層2に形成されるAl238の大きさが制御される
(図2参照)。この化学的に安定なSiO27とAl2
38は、ドライエッチング時のマスクの役割を果たす。
また、Al238のサイズはSiO27の約1/10の
大きさであるため、細かいパターニングが可能となる。
このため表面を反応性エッチングガスにより原子層一層
単位でドライエッチングしSiO27とAl238に置
換された部分以外を除去する(図3参照)と、Siウェ
ハー基板1の表面を所定のナノオーダーのサイズの回路
パターンとなるように加工することが可能となる。ここ
で、使用できる反応性エッチングガスとしては、BiF
3又はXeF2を用いることができる。
【0027】ここで、本実施形態例に係るドライエッチ
ングによると、平坦性のよい表面を再現性よく得ること
を可能としている。具体的には、反応性エッチングガス
によるエッチングでは、エッチングされていく原子が表
面のステップ位置の原子であって、表面の凹凸を構成し
ているステップを優先的に取り除くため、原子層を一層
単位でエッチングすることができる。このような一層単
位でのエッチングの結果得られる表面はきわめて平坦性
の高いものである。すなわち原子レベルで平坦な表面を
得ることができる。さらにこの方法はへき開面である
(110)面でも、面指数に関わらない同様なエッチン
グを可能としている。このため、SiやAl結晶の表面
は(100)、(110)、(111)のいずれの面で
も面指数によらず一層単位でのエッチングが可能とな
る。
【0028】このドライエッチングにおいては、反応性
エッチングガスを用いて超高真空中で、たとえば10-8
Paレベルへの排気後、500〜600℃で10-6〜1
-5Paのガス分圧でのエッチャントガスの導入により
エッチングを実施することができる。ここで、エッチャ
ントガスとしては、BiF3又はXeF2がその代表的な
ものとして例示される。もちろん、他種のものであって
もよい。
【0029】図3はドライエッチングにより表面自然酸
化膜4とSiアモルファス層3、Al層2及びイオン侵
入領域12を取り除いた状態であり、Siウェハー基板
1上の所定の場所にSiO2層7とAl23層8が形成
された状態を示す。図4は図3のドライエッチングを更
に進めた状態を示し、この場合はSiウェハー基板1の
一部がエッチングされてAl23層8とSiウェハー基
板1が凸状に形成されている状態を示す。
【0030】図3において、Aはマスクを通過したイオ
ンによってAl23層8が形成されたものであり、別途
イオンを注入することなく、ドライエッチングを行った
部分である。これによって、図3及び図4に示すよう
に、幅広の凸部を設けることが可能となる。また、図3
及び図4におけるa〜d部は、前述したように、イオン
注入量が異なるものであり、イオン注入量が多くなるに
したがって、ドライエッチング後における形態の変化を
示すものである。また、図3及び図4におけるe部は、
マスクを通過したイオンによってAl23層8が形成さ
れた部分にさらにイオンを注入したものである。
【0031】図3において、a部はイオン注入量を少な
くすることによって、表面自然酸化膜4が強制酸化物S
iO27に置換されてドライエッチングで形成された凸
状の細線を示している。b部は、Siアモルファス層3
にGaイオンが注入されたイオン侵入領域12が形成さ
れ、OイオンがAl23層8を形成させて、SiO2
7の中心部に溝10ができた凸状の細線を示している。
また、c部はイオン注入量が過多となり、イオンによっ
て表面に形成されたAl23層8の中央部がスパッタリ
ングされ、V字溝11が形成されるとともに、その中央
部分に幅広の溝10が形成されているものを示してい
る。d部はさらにイオン注入量が多くなり、Siウェハ
ー基板1の一部をもスパッタリングによって加工され、
幅広の溝13が形成されているものを示す。また、図4
は、前述のように、さらにドライエッチングを進めた状
態を示しており、a部はエッチングにより、SiO
27、及びその下のSiアモルファス層3とAl層2が
溶出し、Al23層8を表面に有した微細なパターンが
形成された。
【0032】このように、マスクを使用するとともに、
注入するGaイオン9の量を制御することによって、ミ
リオーダーサイズからナノオーダーサイズのネガ型、ポ
ジ型の微細加工をSiウェハー基板上に自在に施すこと
が可能となる。
【0033】さらに、表面自然酸化膜4やSiアモルフ
ァス層3、Al層2を原子層一層単位毎にエッチングす
ることが可能であるため、イオンの注入によって形成さ
れる化学的に安定な酸化物をドライエッチング時のマス
クとして、高アスペクト比で微細寸法の構造体を再現性
良く且つ容易に形成することが可能となる。
【0034】また、Si基板表面に、Al層及びSiア
モルファス層を積層し、Siアモルファス層の表面に自
然に形成されているSiO2等の表面自然酸化膜を除去
することなく、該表面自然酸化膜にGaイオンを注入す
ることで、化学的に安定なSiO2を形成し、さらには
Gaイオン注入量及びSiアモルファス層の厚さを調節
することによって下部層のAl層表面にAl23を形成
することが可能となる。そして、注入するGaイオン量
を制御することによって反応性エッチングガスによるド
ライエッチング後のSiウェハー基板表面のドライエッ
チングマスクをネガ型、ポジ型のいずれにも加工するこ
とが可能となる。また、Gaイオン注入時に所定の回路
パターンとなるようにSiウェハー基板表面をイオンビ
ームでマスキングによる照射とマスク無しでの描画を組
み合わせることによって、容易に任意の回路パターンを
再現性良く加工することができる。これによって、半導
体デバイスはもちろんであるが、波長弁別デバイス、マ
イクロマシニングやマイクロコンポーネント等の微細加
工、量子ワイヤー等へ応用が可能となる。
【0035】また、Al層とSi層が積層されているた
め、イオン注入によって形成される化学的に安定な原子
サイズの異なるマスクを形成することが可能となり、従
来のように2次元的な回路パターンの設計のみならず、
設計の自由度が広がり、3次元的に回路パターンを設計
することも可能となる。
【0036】なお、本発明に係る無機多層レジストのイ
オンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体微細構
造体の加工方法は、前述の実施形態例に限定されるもの
ではなく、Siウェハー基板表面に形成され、Siウェ
ハー基板の酸化を防止する役割をするAl層をGax
1-xAsy1-y層にすることも可能である。また、S
iアモルファス層に変えてGaxIn1-xAsy1-y層と
することもできる。また、Siウェハー基板表面に無機
材料を多層に積層するだけでなく、一部を単層とするこ
とによって、より複雑な三次元構造の微細構造体に加工
することが可能となる。
【0037】以上のように、Siウェハー基板表面に積
層されているAl層及びSiアモルファス層の表面に形
成されている表面自然酸化膜に金属イオンを注入するこ
とによって、反応性エッチングガスによってエッチング
されない化学的に安定なマスクとなるSiO2やAl2
3の微細なパターンを形成することができる。さらに、
金属イオンの注入量を制御することによって、Si基板
表面に形成されるパターンをポジ型、ネガ型のいずれに
も加工することが可能となる。また、安定性の異なるマ
スクを形成することが可能となるため、2次元だけでな
く、3次元的な回路パターニングの設計も可能となる。
このため、種々の半導体デバイスや、多様な量子デバイ
ス特性を活かした素子、量子細線、量子箱、また、回折
格子やマイクロマシーンコンポーネントの製作が可能と
なる。
【0038】以下、実施例によって本発明を更に具体的
に説明する。 (実施例)Si基板表面にMBE法によって厚さ20n
mのAl層と、厚さ30nmのSiアモルファス層を形
成する。そして、Siアモルファス層表面に自然に形成
されているSiO2等の表面自然酸化膜の表面に向っ
て、開口径100μm厚み500μmに所定のパターン
にパターニングされたマスクをLIGAの製法で作製
し、SiCの枠に取り付けて金の薄板状のマスクとして
Si基板上に設置してマスキングを行いGaイオンを6
×1015(個/cm2)、加速電圧30kVでシャワー
状に照射して表面酸化層にGaイオンを注入する。そし
て、マスクを取り外した後に、イオンビーム径を0.1
μmに絞ったGaイオンを同じく真空中で6×1015
/cm2、加速電圧30kVで照射して、表面自然酸化
膜にGaイオンを注入する。Gaイオン注入後、超高真
空装置に設置し、10-8Paレベルへ排気後、600〜
700℃で10-6〜10-5Paのガス分圧でのBiF3
ガスを導入してエッチングを行った。
【0039】図5にSiウェハー基板表面のAFM像を
示す。図5に示すように、マスクを取り除いた後、部分
的にイオンビームを注入することで、局所的に溝を形成
できるなど、所定形状の高アスペクト比の微細構造物を
比較的容易にSiウェハー基板表面に形成することが可
能となる。
【0040】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
り、Siウェハー基板表面に、Al層及びSiアモルフ
ァス層を形成し、その表面に自然に形成されている表面
自然酸化膜を除去することなく、その表面自然酸化膜に
金属イオンを注入することによって、反応性エッチング
ガスによってエッチングされない化学的に安定なSiO
2やAlxyを形成することができ、さらに、金属イオ
ンの注入量を制御することによって、Siウェハー基板
表面に形成されるパターンをポジ型、ネガ型のいずれに
も加工することが可能となる。また、微細加工にドライ
エッチングのマスクとして使われるAl23は優れた絶
縁性と高い誘電率を持つておりこの性質を利用して集積
回路構成の主要部品であるコンデンサーの性能を大幅に
高める事が可能となり集積回路におけるメモリー機能を
大きく高める事が可能となる。更には、このAl23
はSi基板の上に形成される所謂SOI(シリコン・オ
ン・インシュレーター)の絶縁物としての用途に大変適
しており、Al23層の上に単結晶Siを形成させて寄
生容量の軽減を図った高速動作回路を作る事も可能とな
し得る。加えて、原子サイズの異なるAlxyやSix
Yを形成することができるため、回路パターンの設計
の自由度が広がり、多様な量子デバイス特性を生かした
有用な素子、例えば量子細線、量子箱、回折格子、マイ
クロマシンの実現も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無機多層レジストのイオンビーム
注入リソグラフィーとドライエッチングによるSi半導
体微細構造体加工方法の実施形態の一例のマスクを使用
して広い面積の構造体全体にイオン注入する工程を説明
するための図である。
【図2】図1に示すマスクを使ったイオン注入の後で、
マスクを取り除き、集束イオン描画法でイオンを任意の
大きさ、電流密度で注入して全体構造の形の加工や細部
の微細加工も行う工程を説明するための図である。
【図3】図1に示すイオン注入後の基板表面をドライエ
ッチングした場合の断面模式図を示しSi基板までは削
らない状態を示す図である。
【図4】エッチング量が多い場合の断面模式図を示す図
であるエッチング量が多い場合Si基板の一部が削られ
てAl23を乗せた回路と成っている状態を示す図であ
る。
【図5】本実施例によるSiウェハー基板上の微細構造
体のAFM像を示す図である。
【符号の説明】
1 Siウェハー基板 2 Al層 3 Siアモルファス層 4 表面自然酸化膜 5 マスク 6 金属イオン(Gaイオン) 7 SiO2 8 Al23 9 金属イオン(Gaイオン) 10 溝 11 V字溝 12 イオン侵入領域 13 溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月12日(2001.12.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月14日(2001.12.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野直克 兵庫県三田市学園2丁目1番地 関西学院 大学理学部内 Fターム(参考) 2H097 CA16 LA10 5F004 BA04 DA00 DA19 DB00 DB01 DB09 DB30 EA04 EA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Siウェハー基板表面にAl層を形成
    し、さらに、該Al層表面にSiアモルファス層を形成
    した後、該Siアモルファス層表面にイオンビームを任
    意の形状に選択吸収できるマスクを通して金属イオンを
    所要の形状に注入し、前記Siアモルファス層表面に自
    然に形成されている表面自然酸化膜の存在又は酸素分子
    放射のもとでの金属イオン打ち込みにより、前記表面自
    然酸化膜を選択的に強制酸化膜Sixyに置換又は生成
    させ、更にイオンの打ち込み量を増やし、前記強制酸化
    膜SixyからのOイオンの伝播及び前記Siアモルフ
    ァス層のスパッタリングにより前記Al層の一部にAl
    xyを生成させた後、前記Siウェハー基板表面を反応
    性エッチングガスにより一原子層単位でドライエッチン
    グし、前記強制酸化膜Sixy及びAlxyに置換した
    部分以外の前記表面自然酸化膜、Siアモルファス層、
    Al層及びSiウェハー基板の一部を除去する無機多層
    レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによるSi
    半導体微細構造体の加工方法。
  2. 【請求項2】 前記マスクを介して金属イオンを注入し
    た後に、前記マスクを取り除き、任意のイオンビーム
    径、イオン電流密度に制御した金属イオンの集束イオン
    ビームを前記Siアモルファス層表面に自然に形成され
    ている表面自然酸化膜の存在又は酸素分子放射のもとで
    の金属イオン打ち込みにより、前記表面自然酸化膜を選
    択的に強制酸化膜Sixyに置換又は生成させ、更にイ
    オンの打ち込み量を増やし、前記強制酸化膜Sixy
    らのOイオンの伝播及び前記Siアモルファス層のスパ
    ッタリングにより前記Al層の一部にAlxyを生成さ
    せた後、Siウェハー基板表面を反応性エッチングガス
    により一原子層単位でドライエッチングし、前記強制酸
    化膜Sixy及びAlxyに置換した部分以外の前記表
    面自然酸化膜、Siアモルファス層、Al層及びSiウ
    ェハー基板の一部を除去する請求項1に記載の無機多層
    レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによるSi
    半導体微細構造体の加工方法。
  3. 【請求項3】 前記マスクを取り除いた後に表面自然酸
    化膜に打ち込む任意のイオンビーム径とイオン電流密度
    に制御した金属イオンの注入量を制御することによっ
    て、前記Alxy層の一部をスパッタリングし、該Al
    xyパターンを任意の形状に微細加工して、全体と局部
    両方のパターンを自在に制御することによって、ナノオ
    ーダーサイズの微細構造体及び/又は電子回路をSiウ
    ェハー基板全面に効率よく形成することができる請求項
    2に記載の無機多層レジストのイオンビーム注入リソグ
    ラフィーによるSi半導体微細構造体の加工方法。
  4. 【請求項4】 前記Siアモルファス層の厚みを制御す
    ることによって、前記Al層表面に形成されるAlxy
    の大きさを制御できる請求項1乃至3のいずれかに記載
    の無機多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィー
    によるSi半導体微細構造体の加工方法。
  5. 【請求項5】 前記Sixy及びAlxyに置換される
    部分の大きさ及び前記ドライエッチングによる除去量を
    制御することによって前記Siウェハー基板表面を、ナ
    ノオーダーサイズのネガ型、ポジ型のいずれにも加工す
    ることができる請求項1乃至4のいずれかに記載の無機
    多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによる
    Si半導体微細構造体の加工方法。
  6. 【請求項6】 前記反応性エッチングガスに、BiF3
    又はXeF2を用いる請求項5に記載の無機多層レジス
    トのイオンビーム注入リソグラフィーによるSi半導体
    微細構造体の加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の無機
    多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによる
    Si半導体微細構造体の加工方法により製作された集積
    回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の無機
    多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによる
    Si半導体微細構造体の加工方法により製作されたデバ
    イス。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれかに記載の無機
    多層レジストのイオンビーム注入リソグラフィーによる
    Si半導体微細構造体の加工方法により製作されたマイ
    クロマシーンコンポーネント。
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