JP2003179024A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JP2003179024A
JP2003179024A JP2001379709A JP2001379709A JP2003179024A JP 2003179024 A JP2003179024 A JP 2003179024A JP 2001379709 A JP2001379709 A JP 2001379709A JP 2001379709 A JP2001379709 A JP 2001379709A JP 2003179024 A JP2003179024 A JP 2003179024A
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JP
Japan
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chemical liquid
tank
substrate
chemical
anodizing
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Application number
JP2001379709A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yagi
靖司 八木
Kazuji Aoki
一二 青木
Mitsuru Ushijima
満 牛島
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液の温度変動を抑制して、確実に処理の再
現性を得ることができる基板処理装置および基板処理方
法を提供する。 【解決手段】 本発明の基板処理装置1は、陽極化成処
理等が行われる処理槽12と、処理槽12に供給する陽
極化成液を貯留するタンク42とを備えている。処理槽
12とタンク42とは、供給管47および排出管57を
介して接続されている。ガラス基板Gに陽極化成処理を
施す以前或いは陽極化成処理中に処理槽12を介して陽
極化成液を循環させることにより、陽極化成液の温度上
昇を抑制することができ、確実に陽極化成処理の再現性
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、ガラス基板等の基
板に処理を施す基板処理装置および基板処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、フラットパネルディスプレイの開
発が進んでいる。フラットパネルディスプレイの中に
は、BSD(Ballistic Surface‐E
mitting Display)のような電子を放出
する電子源を備えているものもある。BSDに使用され
る電子源は、ポリシリコンを多孔質化して作製されるも
のである。
【0003】このようなポリシリコンを多孔質化する装
置としては、電気化学反応を利用した陽極化成装置が知
られている。この陽極化成装置では、タンクから陽極化
成処理槽に陽極化成液を供給し、かつポリシリコンを陽
極化成液に接触させた状態で電極間に電圧を印可して、
多孔質化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな陽極化成装置は、反応速度を抑制して、陽極化成処
理の再現性を向上させるために、陽極化成液をタンクで
一定温度に温度調節し、温度調節した陽極化成液を陽極
化成処理槽に供給している。
【0005】しかしながら、タンクで陽極化成液を温度
調節しても、陽極化成液が陽極化成処理槽或いはタンク
から陽極化成処理槽までの間の配管等で温められ、陽極
化成液の温度が上昇してしまうことがある。
【0006】また、ポリシリコンがn型ポリシリコンの
場合には、陽極化成処理の際に光を照射する必要がある
が、光を照射すると、光により陽極化成液が温められ、
陽極化成液の温度が上昇してしまうことがある。
【0007】上記したような陽極化成液の温度変動があ
ると、処理の度に陽極化成液の温度が異なってしまうの
で、処理の度に反応速度が異なり、再現性を有効に向上
することができないという問題がある。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされたものである。即ち、薬液の温度変動を抑制し
て、確実に処理の再現性を得ることができる基板処理装
置および基板処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】本発明の基板処理装置
は、基板を保持する保持台と、保持台に保持された基板
との接続により、薬液を貯留する処理槽が形成される枠
体と、基板に接触する第1の電極と、第1の電極との間
に電圧が印加される第2の電極と、基板に光を照射する
光源と、処理槽を介して薬液を循環させる、薬液の温度
を調節する温度調節手段を備えた薬液循環系と、を具備
することを特徴としている。
【0010】上述した発明及び以下に示す各発明におい
て、特に限定しない限り用語の定義及び技術的意義は次
による。
【0011】薬液は、正孔を有する基板に処理を施すこ
とができれば、どのようなものであってもよい。このよ
うな薬液としては、例えば、陽極化成液が挙げられる。
【0012】基板は、薬液を使用して処理される基板で
あれば、どのようなものであってもよい。このような基
板としては、例えば、ポリシリコンが形成されたガラス
基板或いはシリコン系基板が挙げられる。
【0013】光源は、基板に正孔を作ることができれ
ば、どのようなものであってもよい。このような光源と
しては、例えば、ハロゲンランプが挙げられる。
【0014】温度調節手段は、薬液を加温する加温手段
および薬液を冷却する冷却手段のいずれであってもよ
い。冷却手段としては、熱交換器、ペルチェ素子等を使
用することができる。
【0015】本発明の基板処理装置は、処理槽を介して
薬液を循環させる、薬液の温度を調節する温度調節手段
を備えた薬液循環系を備えているので、薬液の温度変動
を抑制して、確実に処理の再現性を得ることができる。
また、薬液を循環させることができるので、コストの低
減を図ることができる。
【0016】上記基板処理装置の薬液循環系は、薬液を
貯留する薬液槽と、薬液槽から処理槽に薬液を供給する
薬液供給管と、処理槽から薬液を排出し、薬液槽に薬液
を戻す薬液排出管と、を備えていることが好ましい。薬
液槽を備えることにより、薬液の交換頻度を低下させる
ことができる。また、薬液供給管と薬液排出管とを備え
ることにより、薬液槽から処理槽に薬液を供給或いは処
理槽から薬液槽に薬液を戻すことができる。
【0017】上記基板処理装置の薬液循環系は、一端が
薬液供給管に接続され、かつ他端が薬液排出管に接続さ
れた、薬液槽に薬液を戻す薬液戻し管をさらに備えてい
ることが好ましい。薬液戻し管を備えることにより、薬
液供給管内および薬液排出管内に滞留する薬液を薬液槽
に戻すことができる。また、基板の搬出入を行っている
間或いは基板に他の処理を施している間に、薬液の温度
を調節しながら循環させることもできる。
【0018】上記基板処理装置の薬液循環系は、一端が
薬液供給管に接続され、かつ他端が薬液槽に接続され
た、薬液槽内の薬液を攪拌する薬液攪拌配管をさらに備
えていることが好ましい。薬液攪拌配管を備えることに
より、薬液槽内の薬液の温度を均一にすることができ
る。
【0019】上記基板処理装置の薬液循環系は、薬液供
給管の、薬液攪拌配管の接続位置より上流側の位置に介
在した薬液供給・攪拌ポンプをさらに備えていることが
好ましい。薬液供給・攪拌ポンプを備えることにより、
一つのポンプで、薬液の供給と攪拌とを行うことができ
る。
【0020】上記基板処理装置の薬液循環系は、薬液戻
し管に薬液を流す薬液戻しバルブをさらに備えているこ
とが好ましい。薬液戻しバルブを備えることにより、所
望のタイミングで薬液を薬液戻し管に流入させることが
できる。
【0021】本発明の他の基板処理装置は、基板を保持
する保持台と、保持台に保持された基板に接続して、上
部が開放された処理槽を形成する枠体と、薬液を貯留す
る薬液槽と、薬液の温度を調節する温度調節手段と、薬
液槽から処理槽に薬液を供給する薬液供給管と、処理槽
から薬液を排出する薬液排出管と、薬液供給管の途中か
ら分岐した、薬液供給管内の薬液を薬液槽に戻す薬液戻
し管と、を具備することを特徴としている。ここで、本
発明の薬液は、基板が正孔を有しているか否か問わず、
基板に処理を施せるものである。
【0022】本発明の基板処理装置は、薬液供給管の途
中から分岐した、薬液供給管内の薬液を薬液槽に戻す薬
液戻し管を備えているので、薬液の温度変動を抑制し
て、確実に処理の再現性を得ることができる。
【0023】上記基板処理装置の薬液供給管は、処理槽
に供給される薬液が流れる内管と、内管を覆った覆設部
と、一端が覆設部に接続され、かつ他端が薬液槽に接続
された、覆設部の内面と前記内管の外面との間に薬液を
供給する供給部とを有する外管と、を備えていることが
好ましい。薬液供給管が内管と外管とを備えることによ
り、内管から処理槽に供給される薬液の温度変動を抑制
することができる。
【0024】上記基板処理装置の保持台および枠体の少
なくとも一方は、薬液の温度を調節する温度調節手段を
備えていることが好ましい。温度調節手段を備えること
により、確実に薬液或いは基板の温度変動を抑制するこ
とができる。
【0025】上記基板処理装置に使用される薬液は、陽
極化成液であってもよい。陽極化成液は、基板に陽極化
成処理を施すことができれば、どのようなものであって
もよい。このような陽極化成液としては、例えば、フッ
化水素酸、或いはフッ化水素酸とアルコールとの混合液
が挙げられる。混合液に使用されるアルコールとして
は、例えば、エタノールが挙げられる。
【0026】陽極化成液を使用することにより、基板に
陽極化成処理を施すことができる。ここで、本発明の
「陽極化成処理」とは、基板の少なくとも一部を多孔質
化する処理をいう。
【0027】薬液に陽極化成液を使用し、基板にポリシ
リコンが形成されたガラス基板或いはシリコン系基板を
使用した場合には、例えば、下式(1)〜(3)のよう
な反応式でポリシリコンが多孔質化されると考えられ
る。 Si+2HF+(2−n)e → SiF+2H+ne ……式 (1) SiF+2HF → SiF+H ……式 (2) SiF+2HF → HSiF ……式 (3) ここで、eは正孔であり、eは電子である。
【0028】上記基板処理装置の陽極化成液は、フッ化
水素酸を含んでいることが好ましい。陽極化成液がフッ
化水素酸を含むことにより、確実に基板に陽極化成処理
を施すことができる。
【0029】上記基板処理装置は、前記処理槽に陽極酸
化液を供給する陽極酸化液供給系と、前記処理槽に洗浄
液を供給する洗浄液供給系とをさらに備えていることが
好ましい。
【0030】陽極酸化液は、基板に陽極酸化処理を施す
ことができれば、どのようなものであってもよい。ここ
で、本発明の「陽極酸化処理」とは、基板の陽極化成処
理により多孔質化された部分に酸化膜を形成する処理を
いう。陽極酸化液としては、例えば、硫酸、或いは硫酸
とアルコールとの混合液が挙げられる。混合液に使用さ
れるアルコールとしては、例えば、エタノールが挙げら
れる。
【0031】洗浄液は、基板を洗浄できるものであれ
ば、どのようなものであってもよい。このような洗浄液
としては、アルコール、或いは純水が挙げられる。な
お、アルコールとしては、例えば、エタノールが使用で
きる。
【0032】陽極酸化液供給系と洗浄液供給系とを備え
ることにより、基板に陽極酸化処理および洗浄処理を施
すことができる。
【0033】本発明の基板処理方法は、処理槽内の薬液
に基板を接触させた状態で、基板に接触した第1の電極
と第2の電極との間に電圧を印加し、かつ基板に光を照
射して、基板に処理を施す処理工程と、薬液の温度を調
節しながら、処理槽を介して薬液を循環させる処理槽介
在循環工程と、を具備することを特徴としている。
【0034】処理槽介在循環工程は、処理工程以前およ
び処理工程中の少なくともいずれか一方で行うことが可
能である。
【0035】本発明の基板処理方法は、薬液の温度を調
節しながら、処理槽を介して薬液を循環させる処理槽介
在循環工程を備えているので、薬液の温度変動を抑制し
て、確実に処理の再現性を得ることができる。また、コ
ストの低減を図ることができる。
【0036】上記基板処理方法の処理槽介在循環工程
は、処理工程以前に行われることが好ましい。処理槽介
在循環工程を処理工程以前に行うことにより、基板、処
理槽および薬液供給管等を温度調節することができ、基
板、処理槽および薬液供給管等を処理温度に近づけるこ
とができる。
【0037】上記基板処理方法の処理槽介在循環工程
は、処理工程中に行われることが好ましい。処理槽介在
循環工程を処理工程中に行うことにより、確実に処理工
程中における薬液の温度変動を抑制することができる。
【0038】上記基板処理方法は、処理工程後に、処理
槽を介さずに薬液の温度を調節しながら循環させる処理
槽非介在循環工程をさらに備えていることが好ましい。
処理槽非介在循環工程を行うことにより、次の基板に処
理を施す際に、速やかに処理を施すことができる。
【0039】本発明の他の基板処理方法は、薬液の温度
を調節する温度調節工程と、薬液を貯留した薬液槽から
保持台に保持された基板と基板に接続した枠体とで形成
された処理槽に、薬液供給管を介して薬液を供給する供
給工程と、薬液に浸された基板に処理を施す処理工程
と、処理槽から薬液排出管を介して薬液を排出する排出
工程と、薬液槽と、薬液供給管と、薬液供給管の途中か
ら分岐した、薬液供給管内の薬液を薬液槽に戻す戻し管
とで薬液を循環させる循環工程と、を具備することを特
徴としている。
【0040】本発明の基板処理方法では、薬液槽と、薬
液供給管と、薬液供給管の途中から分岐した、薬液供給
管内の薬液を薬液槽に戻す戻し管とで薬液を循環させる
循環工程を備えているので、薬液の温度変動を抑制し
て、確実に処理の再現性を得ることができる。
【0041】上記基板処理方法の処理工程は、薬液槽
と、薬液供給管と、薬液排出管とで薬液を循環させなが
ら行われることが好ましい。薬液を循環させながら処理
工程を行うことにより、薬液の温度変動を抑制して、確
実に処理の再現性を得ることができる。
【0042】上記基板処理方法に使用される薬液は、陽
極化成液であってもよい。陽極化成液を使用することに
より、基板に陽極化成処理を施すことができる。
【0043】上記基板処理方法は、処理工程後に、処理
槽に陽極酸化液を供給して、基板に陽極酸化処理を施す
陽極酸化処理工程と、陽極化成処理工程後に、処理槽に
洗浄液を供給して、基板に洗浄処理を施す洗浄処理工程
と、をさらに備えていることが好ましい。
【0044】洗浄処理工程は、複数回行うことも可能で
ある。例えば、陽極化成処理工程後、かつ陽極酸化処理
工程前に第1の洗浄処理工程を行い、さらに陽極酸化処
理工程後に第2の洗浄処理工程を行うことも可能であ
る。この場合、第1の洗浄処理工程に使用される洗浄液
としては、例えば、アルコールが挙げられる。また、第
2の洗浄処理工程に使用される洗浄液としては、例え
ば、純水が挙げられる。
【0045】陽極酸化処理工程および洗浄処理工程を行
うことにより、基板に酸化膜を形成することができ、か
つ基板を洗浄することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態に係る基板処理装置について説明
する。図1は本実施の形態に係る基板処理装置の構成を
模式的に示した構成図であり、図2は本実施の形態に係
る基板処理装置のプロセス部の一部を模式的に示した垂
直断面図である。図3は本実施の形態に係る基板処理装
置の各供給系の接続関係を模式的に示した構成図であ
り、図4は本実施の形態に係る基板処理装置の供給管を
模式的に示した垂直断面図である。
【0047】図1〜図4に示すように、基板処理装置1
は、主に、陽極化成処理等の処理を行うプロセス部2
と、プロセス部2に陽極化成液(薬液)等の処理液を供
給する処理液供給部3とから構成されている。
【0048】プロセス部2内には、合成樹脂等の耐処理
液性材料で形成されたハウジング11が配設されてい
る。ハウジング11の内部には、主に、陽極化成液等の
処理液を貯留する分離可能な処理槽12と、ガラス基板
Gに光を照射するランプユニット13と、が配設されて
いる。
【0049】処理槽12は、ガラス基板Gを載置する保
持台14と枠体15とから構成されており、枠体15が
保持台14に対して下降して接触することにより、上部
が開放された処理槽12が形成される。なお、ハウジン
グ11上側から下側にかけてランプユニット13、枠体
15、および保持台14の順で、配設されている。
【0050】保持台14の付近のハウジング11にはガ
ラス基板Gを基板処理装置1内に搬出入するゲートバル
ブ16が設けられている。
【0051】保持台14は、主に、ガラス基板Gを載置
する略四角形の載置部14aと、載置部14aを支持す
る4本の支持部14bとから構成されている。なお、ガ
ラス基板Gは、被処理面を上側に向けるフェイスアップ
方式で載置部14aに載置される。
【0052】載置部14aには、吸引孔17が設けられ
ており、吸引孔17には真空ポンプ18が接続されてい
る。真空ポンプ18を作動させることにより、吸引孔1
7内の空気が吸引され、ガラス基板Gが載置部14aに
吸着される。また、載置部14aには、エアシリンダ等
から構成されたガラス基板昇降機構19が内蔵されてお
り、ガラス基板昇降機構19が作動することによりガラ
ス基板Gが保持台14に載置或いは保持台14から離間
される。
【0053】載置部14aには、冷却媒体を流すための
開口20が形成されている。開口20には、後述するタ
ンク45が図示しない配管を介して接続されており、タ
ンク45から冷却媒体を開口20に供給することによ
り、載置部14aが後述する陽極化成処理温度に冷却さ
れる。
【0054】各支持部14bには、エアシリンダ21が
内蔵されており、エアシリンダ21が作動することによ
り、枠体15が保持台14に対して昇降する。枠体15
は、待機させるための待機位置(A)と陽極化成処理
等の処理を行うための処理位置(A)との間で昇降す
る。
【0055】枠体15は、略四角形に形成されている。
枠体15の内壁面は上部から下部にかけて開口が狭くな
るように傾斜している。枠体15の内壁面を傾斜させる
ことにより、後述するハロゲンランプ32から光を照射
した場合に、影が形成されることがなくなり、ガラス基
板Gの被処理面全体に光が照射される。
【0056】枠体15の底部には、ガラス基板Gと枠体
15との間からの処理液の漏洩を防ぐシールリング22
が配設されている。シールリング22は、例えばフッ素
系樹脂から形成され、エアシリンダ21の作動で枠体1
5が待機位置(A)から処理位置(A)に位置する
ことにより、押圧され、弾性変形する。
【0057】シールリング22より外側の枠体15底部
には、ガラス基板Gの縁部に接触するアノード電極23
(第1の電極)が配設されている。アノード電極23を
ガラス基板Gに接触させて、後述するカソード電極34
との間に電圧を印加することにより、ガラス基板Gに陽
極化成処理および陽極酸化処理を施すことができる。な
お、アノード電極23は、対向する2箇所に配設されて
いる。
【0058】ここで、本実施の形態で使用されるガラス
基板Gについて説明する。ガラス基板G上には、スパッ
タリング等によりアルミニウムが所定の間隔をおいて一
定方向に形成されており、アノード電極23がアルミニ
ウムに接触することによりアルミニウムと後述するカソ
ード電極34との間に電圧が印加される。また、アルミ
ニウム上には、n型ポリシリコンが形成されており、n
型ポリシリコン上にはレジストのようなマスクが形成さ
れている。マスクには、窓が形成されており、窓に対応
するn型ポリシリコンの部分が陽極化成処理される。
【0059】枠体15の例えば5箇所には、内壁面から
外壁面にかけて貫通する開口24〜28が形成されてい
る。開口24は処理液を処理槽12内に供給するもので
あり、開口25〜28は処理液を処理槽12内から排出
するものである。
【0060】開口24は、枠体15を処理位置(A
に位置させた場合に、ガラス基板Gの被処理面に近接す
る位置に形成されている。開口24をガラス基板Gの被
処理面に近接する位置に形成することにより、処理液供
給の際、処理液の飛散を防止することができる。
【0061】開口25〜27は枠体15の内壁面から外
壁面にかけて下るような傾斜を有している。このような
傾斜を有することにより、開口25〜27に流入した処
理液が重力により後述するバッファタンク58に流れ込
む。
【0062】開口28は、枠体15を処理位置(A
に位置させた場合に、ガラス基板Gの被処理面に近接す
る位置に形成されている。開口28をガラス基板Gの被
処理面に近接する位置に形成することにより、後述する
エジェクタ64を作動させたとき、ガラス基板Gの被処
理面付近に存在する処理液を吸引除去することができ
る。
【0063】枠体15には、熱伝対29が配設されてお
り、ガラス基板G付近の処理液の温度を測定できるよう
になっている。枠体15の上部には、液面センサ30が
配設されており、枠体15からの処理液のオーバーフロ
ーを防止することができる。
【0064】枠体15には、冷却媒体を流すための開口
31が形成されている。開口31には、後述するタンク
45が図示しない配管を介して接続されており、タンク
45から冷却媒体を開口31に供給することにより枠体
15が後述する陽極化成処理温度に冷却される。
【0065】ランプユニット13は、ハロゲンランプ3
2(光源)とハロゲンランプ32を保持するランプホル
ダ33とを備えている。ハロゲンランプ32は、ランプ
電力が500〜1100W程度であり、ガラス基板Gの
被処理面に450〜500nmの波長域の光を照射する
ものである。ハロゲンランプ32からガラス基板Gの被
処理面に光を照射することにより、ガラス基板G上のn
型ポリシリコンに正孔が形成される。
【0066】ランプホルダ33の底部には、メッシュ状
の白金から形成されたカソード電極34(第2の電極)
が配設されている。
【0067】ランプホルダ33には、ランプユニット1
3を保持台14に対して昇降させるランプユニット昇降
機構35が取り付けられている。ランプユニット昇降機
構35は、例えば、ランプホルダ33に取り付けられた
ランプユニット13を支持する支持梁36と、ハウジン
グ11の内壁に取り付けられたガイドレール37と、支
持梁36をガイドレール37に沿わせて昇降させるエア
シリンダ38とから構成されている。エアシリンダ38
を作動させることにより、支持梁36に支持されたラン
プユニット13がガイドレール37に沿って昇降する。
具体的にはランプユニット13は、待機させるための待
機位置(B)と陽極化成処理を行う処理位置(B
との間で昇降する。
【0068】また、ハウジング11内には、陽極酸化処
理されたガラス基板Gにエアを吹き付けるためのエアガ
ン39が配設されている。エアガン39からガラス基板
Gにエアを吹き付けることにより、ガラス基板Gに乾燥
処理が施される。
【0069】枠体15の開口24〜28には、フッ化水
素酸とエタノールとを所定の混合比で混合した陽極化成
液を循環させる循環系41(薬液循環系)が接続されて
いる。
【0070】循環系41は、陽極化成液を貯留するタン
ク42(薬液槽)を備えている。タンク42には、タン
ク42内の陽極化成液を冷却する冷却手段43(温度調
節手段)が配設されている。冷却手段43は、熱交換器
44を備えており、熱交換器44には、熱交換器44に
供給する冷却媒体を貯留するタンク45が配管46を介
して接続されている。熱交換器44に冷却媒体を流すこ
とにより、タンク42内の陽極化成液が陽極化成処理温
度(約3〜15℃、好ましくは約7℃)に冷却される。
【0071】タンク42には、タンク42から処理槽1
2内に陽極化成液を供給する供給管47(薬液供給管)
の一端が接続されている。ここで、本実施の形態では、
処理槽12内に陽極化成液を供給する際には、タンク4
2側を上流側とし、処理槽12側を下流側として説明す
る。
【0072】供給管47は、例えばポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)のような耐陽極化成液材料で形成
されている。供給管47は、陽極化成液の温度変動を防
止するために2重管構造になっている。具体的には、供
給管47は、処理槽12に供給する陽極化成液が流れる
内管48と、内管48を覆った外管49とから構成され
ている。
【0073】内管48の一端はタンク42に接続されて
おり、他端は枠体15の開口24に接続されている。外
管49は、内管48を覆った覆設管49aと、覆設管4
9aの内面と内管48の外面との間に陽極化成液を供給
する供給管49bとを備えている。覆設管49aおよび
供給管49bの一端は、それぞれタンク42に接続され
ており、他端は覆設管49aと供給管49bとを繋ぐコ
ネクタ50にそれぞれ接続されている。
【0074】供給管49bには、タンク42内の陽極化
成液を圧送するポンプ51が介在している。ポンプ51
を作動させることにより、供給管49bを介して覆設管
49aの内面と内管48の外面との間に陽極化成液が供
給され、その後タンク42に戻される。
【0075】覆設管49aの内面と内管48の外面との
間に陽極化成液を流すことにより、内管48の温度をタ
ンク42内の陽極化成液の温度に近づけることができ
る。その結果、内管48内を流れる陽極化成液の温度変
動を防止することができる。
【0076】内管48には、他端がタンク42に接続さ
れた攪拌配管52(薬液攪拌配管)が接続されている。
また、内管48の攪拌配管52が接続された位置より上
流側には、陽極化成液を圧送するポンプ53(薬液供給
・攪拌ポンプ)が介在している。このような位置にポン
プ53を介在させることにより、ポンプ53一つで陽極
化成液の供給と攪拌とを行うことができる。
【0077】内管48の処理槽12に近接した位置に
は、開閉自在なバルブ54が介在している。バルブ54
を開くことにより処理槽12内にポンプ53で圧送され
た陽極化成液が供給され、バルブ54を閉じることによ
り陽極化成液の処理槽12内への供給が停止される。
【0078】内管48のバルブ54が介在している位置
より上流側には、内管48内および後述する排出管57
内に滞留する陽極化成液をタンク42に戻す戻し管55
の一端が接続されている。戻し管55の他端は、後述す
る排出管57に接続されている。戻し管55には、開閉
自在なバルブ56が介在しており、バルブ54を閉じた
状態で、バルブ56を開くことによりポンプ53で圧送
された陽極化成液が戻し管55に流れ込み、後述する排
出管57を介してタンク42に戻される。本実施の形態
では、ポンプ53の圧送は繰り返し行われるので、内管
48内および後述する排出管57内に滞留する陽極化成
液をタンク42に戻すだけでなく、陽極化成液の循環が
行われる。
【0079】枠体15の開口25〜27には、排出管5
7(薬液排出管)がそれぞれ接続されている。排出管5
7の他端は、タンク42に接続されており、処理槽12
内から排出された陽極化成液が排出管57内を流れ、タ
ンク42に戻される。ここで、本実施の形態では、処理
槽12内から陽極化成液を排出する際には、処理槽12
側を上流側とし、タンク42側を下流側として説明す
る。
【0080】排出管57には、所定量の陽極化成液を貯
留することができるバッファタンク58が介在してい
る。バッファタンク58は、液面センサ59、60を備
えており、バッファタンク58内に存在する陽極化成液
の量を把握することができるようになっている。
【0081】排出管57のバッファタンク58が介在し
ている位置より下流側には、排出された陽極化成液を圧
送するポンプ61が介在している。ポンプ61を作動さ
せることにより、陽極化成液がタンク42に戻される。
【0082】液面センサ59、60およびポンプ61に
は、ポンプ61の作動を制御する制御部62が電気的に
接続されている。制御部62は、液面センサ59、60
から送信された電気信号によりポンプ61を制御する。
具体的には制御部62は、液面センサ59から送信され
た電気信号によりバッファタンク58内に存在する陽極
化成液が所定量以上であると判断すると、ポンプ61を
作動させる。また、制御部62が、液面センサ60から
送信された電気信号によりバッファタンク58内に存在
する陽極化成液が所定量に満たないと判断すると、ポン
プ61を停止させる。このような制御を行うことによ
り、ポンプ61の空打ちを防止することができる。
【0083】バッファタンク58には、使用済みの陽極
酸化液、エタノール、および純水を貯留する図示しない
廃液タンクが配管63を介して接続されている。
【0084】開口28には、処理液を吸引するエジェク
タ64が配管65を介して接続されている。エジェクタ
64を作動させることにより、開口28以下に溜まる処
理液を吸引除去することができる。ここで、エジェクタ
64は、調節により開口28以下に溜まっている処理液
の全てを除去或いはガラス基板G上に膜程度の処理液を
残すように処理液を除去することができる。
【0085】なお、供給管47、攪拌配管52、および
排出管57の所定箇所には、開閉自在なバルブ66〜7
0および流量計71〜73が介在している。
【0086】処理液供給部3は、希硫酸とエタノールと
を所定の混合比で混合した陽極酸化液を供給する陽極酸
化液供給系81、エタノールを供給するエタノール供給
系101と(洗浄液供給系)、純水を供給する純水供給
系121(洗浄液供給系)とを備えている。
【0087】陽極酸化液供給系81、エタノール供給系
101、および純水供給系121は、それぞれ、陽極酸
化液、エタノール、および純水を貯留するタンク82、
102、122と、一端がタンク82、102、122
に、かつ他端が供給管47のバルブ54が介在している
位置より下流側の位置に接続された、陽極酸化液、エタ
ノール、および純水を供給する供給管83、103、1
23とを備えている。
【0088】タンク82、102、122には、陽極酸
化液、エタノール、純水を冷却する熱交換器84、10
4、124がそれぞれ配設されており、熱交換器84、
104、124は、配管85、105、125を介して
タンク45に接続されている。熱交換器84、104、
124に冷却媒体を流すことにより、タンク82、10
2、122内の陽極酸化液、エタノール、および純水が
陽極化成処理温度に冷却される。タンク82、102、
122内の陽極酸化液、エタノール、および純水の温度
を陽極化成処理温度に冷却することにより、次のガラス
基板Gに陽極処理を施す際に、陽極化成処理前の陽極化
成液の循環時間を短縮することができる。
【0089】供給管83、103、123には、供給管
47と同様に、他端がタンク82、102、122に接
続された攪拌配管86、106、126が接続されてい
る。また、供給管83、103、123の攪拌配管8
6、106、126が接続された位置より上流側には、
陽極酸化液、エタノール、および純水を圧送するポンプ
87、107、127が介在している。このような位置
にポンプ87、107、127を介在させることによ
り、ポンプ87、107、127一つで陽極化成液、エ
タノール、純水の供給と攪拌とを行うことができる。
【0090】なお、供給管83、103、123および
攪拌配管86、106、126の所定箇所には、開閉自
在なバルブ88、89、108、109、129、13
0および流量計90〜92、110〜112、130〜
132が介在している。
【0091】以下、基板処理装置1で行われる処理のフ
ローについて図5〜図12に沿って説明する。図5は本
実施の形態に係る基板処理装置1で行われる処理のフロ
ーを示したフローチャートであり、図6〜図12は本実
施の形態に係る処理工程を模式的に示した模式図であ
る。
【0092】まず、枠体15が待機位置(A)に位置
した状態で、ゲートバルブ16を開き、図示しない搬送
アームによりガラス基板Gをガラス基板昇降機構19上
に載置する。次いで、ガラス基板昇降19が下降して、
ガラス基板Gを保持台14に載置した後、真空ポンプ1
8の作動により、図6(a)に示すように、ガラス基板
Gが保持台14の載置部14aに吸着され、保持される
(ステップ1a)。
【0093】ガラス基板Gが保持台14の載置部14a
に保持された後、エアシリンダ21の作動により、枠体
15が待機位置(A)から処理位置(A)下降し、
枠体15が保持台14に接触して、処理槽12が形成さ
れる。また、エアシリンダ38の作動により、図6
(b)に示すように、ランプユニット13が待機位置
(B )から処理位置(B)に下降する(ステップ2
a)。なお、枠体15が保持台14に接触している状態
では、シールリング22は弾性変形しており、枠体15
と保持台14との間からの処理液の漏洩が防止される。
【0094】その後、バルブ56を閉じた状態で、バル
ブ54を開き、図7(a)に示すように、処理槽12を
介して陽極化成液を循環させる(ステップ3a)。な
お、タンク42内の陽極化成液は、熱交換器44により
陽極化成処理温度に冷却されている。また、陽極化成液
をポンプ53により圧送すると、陽極化成液は、供給管
47のみならず、攪拌配管52にも流れ込む。攪拌配管
52の一端はタンク42に接続されているので、攪拌配
管52に流れ込んだ陽極化成液はタンク42に戻され
る。従って、ポンプ53の圧送を繰り返すことにより、
タンク42内の陽極化成液が攪拌される。
【0095】陽極化成液を循環させて、処理槽12、供
給管47、およびガラス基板G等の温度が陽極化成処理
温度に安定した後、処理槽12を介して陽極化成液を循
環させている状態で、図7(b)に示すように、アノー
ド電極23とカソード電極34との間に電圧を印可する
とともに、ハロゲンランプ32から光をガラス基板Gに
照射して、約3〜5秒間、ガラス基板Gに陽極化成処理
を施す(ステップ4a)。この陽極化成処理により、上
記した式(1)〜式(3)のような反応が起こり、ガラ
ス基板Gのn型ポリシリコンが多孔質化される。
【0096】本実施の形態では、陽極化成処理前および
陽極化成処理中に、処理槽12を介して陽極化成液を循
環させているので、陽極化成液の温度変動を抑制でき、
確実に陽極化成処理の再現性を得ることができる。
【0097】すなわち、陽極化成処理前に陽極化成液を
循環させることにより、処理槽12、供給管47等を冷
却することができ、処理槽12、供給管47等の温度を
陽極化成処理温度に近づけることができる。従って、陽
極化成処理の際にタンク42から供給される陽極化成液
が処理槽12、供給管47等で温められることが殆どな
くなり、陽極化成液の温度変動を抑制することができ
る。よって、陽極化成処理の際に陽極化成処理温度の陽
極化成液を処理槽12に供給することができる。
【0098】また、陽極化成処理中に陽極化成液を循環
させることにより、処理槽12内の陽極化成液が順次入
れ替わる。従って、ハロゲンランプ32から照射される
光による処理槽12内の陽極化成液の温度変動を抑制す
ることができ、処理槽12内の陽極化成処理液の温度を
陽極化成処理液温度に安定させることができる。
【0099】これらのことから、陽極化成処理の度に、
陽極化成液の温度が異なることがなくなり、反応速度が
変化することがなくなる。よって、確実に陽極化成処理
の再現性を得ることができる。また、陽極化成液を循環
させて、再利用するので、コストの低減を図ることがで
きる。
【0100】ガラス基板Gに陽極化成処理を施した後、
ポンプ53が作動した状態で、バルブ54を閉じるとと
もにバルブ56を開く。バルブ54を閉じることによ
り、陽極化成液の処理槽12内への供給が停止する。処
理槽12に貯留されている開口27以上の陽極化成液
は、開口25〜27から流出し、排出管57を介してバ
ッファタンク58に貯留される。バッファタンク58に
貯留された陽極化成液は、ポンプ61の作動により、タ
ンク42に戻される。また、開口27以下の陽極化成液
は、開口27から流出しないので、エジェクタ64によ
り開口27以下の陽極化成液を取り除く。ここで、多孔
質化されたn型ポリシリコンは空気に触れると、素子と
しての機能を果たさなくなる。このため、エジェクタ6
4は、膜程度の陽極化成液を残したところで吸引を停止
して、多孔質化されたn型ポリシリコンが空気に触れる
のを防ぐ。一方、ポンプ53が作動した状態で、バルブ
56を開くことにより、図8(a)に示すように、処理
槽12を介さずに陽極化成液が循環する。すなわち、ポ
ンプ53で圧送された陽極化成液は、供給管47から戻
し管55に流れ込み、排出管57を介してタンク42に
戻される(ステップ5a)。この循環は、次のガラス基
板Gが搬入されるまで、絶えず行われる。
【0101】本実施の形態では、陽極化成処理以後の処
理の間も陽極化成液を循環させるので、供給管47およ
び排出管57内に陽極化成液が溜まることがなく、常
に、全ての陽極化成液を陽極化成処理温度に保つことが
できる。また、常に、供給管47の温度を陽極処理温度
に安定させることができる。従って、次のガラス基板G
に陽極化成処理を施す場合に、陽極化成処理前の循環時
間を短縮することができる。
【0102】その後、陽極化成液を循環させている一方
で、バルブ108を開き、図8(b)に示すように、陽
極化成処理温度のエタノールを処理槽12内に供給し
て、約5分間ガラス基板Gにエタノール洗浄処理を施す
(ステップ6a)。なお、エタノール洗浄処理の際に開
口25〜27から流出するエタノールは、バルブ70を
開くことにより、バッファタンク58を介して図示しな
い廃液タンクに貯留される。
【0103】ガラス基板Gにエタノール洗浄処理を施し
た後、図9(a)に示すように、バルブ108を閉じて
エタノールの供給を停止する。処理槽12に貯留されて
いるエタノールは、開口25〜27から流出し、バッフ
ァタンク58を介して図示しない廃液タンクに貯留され
る。また、開口27以下のエタノールは、エジェクタ6
4により取り除かれる(ステップ7a)。ここで、エジ
ェクタ64は、上記と同様にガラス基G板上に膜程度の
エタノールを残したところで吸引を停止する。
【0104】処理槽12内からエタノールを排出した
後、バルブ88を開き、陽極化成処理温度の陽極酸化液
を処理槽12内に供給する。陽極酸化液を処理槽12内
に供給した後、図9(b)に示すように、アノード電極
23とカソード電極34との間に電圧を印加して、約5
秒〜5分間ガラス基板Gに陽極酸化処理を施す(ステッ
プ8a)。この陽極酸化処理により、多孔質化されたn
型ポリシリコンの表面に酸化膜を形成することができ
る。なお、陽極酸化処理の際に開口25〜27に流入す
る陽極酸化液は、バルブ70を開くことにより、バッフ
ァタンク58を介して図示しない廃液タンクに貯留され
る。
【0105】ガラス基板Gに陽極酸化処理を施した後、
図10(a)に示すように、バルブ88を閉じて陽極酸
化液の供給を停止する。処理槽12に貯留されている陽
極酸化液は、開口25〜27から流出し、バッファタン
ク58を介して図示しない廃液タンクに貯留される。ま
た、開口27以下の全ての陽極酸化液は、エジェクタ6
4により取り除かれる(ステップ9a)。
【0106】処理槽12内から陽極酸化液を排出した
後、バルブ128を開き、図10(b)に示すように、
陽極化成処理温度の純水を処理槽12内に供給して、約
3分間ガラス基板Gに純水洗浄処理を施す(ステップ1
0a)。なお、純水洗浄処理の際に開口25〜27に流
入する純水は、バッファタンク58を介して図示しない
廃液タンクに貯留される。
【0107】ガラス基板Gに純水洗浄処理を施した後、
図11(a)に示すように、バルブ128を閉じて純水
の供給を停止する。処理槽12に貯留されている純水
は、開口25〜27から流出し、バッファタンク58を
介して図示しない廃液タンクに貯留される。また、開口
27以下の全ての純水は、エジェクタ64により取り除
かれる(ステップ11a)。
【0108】処理槽12内から純水を排出した後、エア
シリンダ38の作動により、ランプユニット13が処理
位置(B)から待機位置(B)に上昇する。また、
エアシリンダ21の作動により、枠体15が処理位置
(A)から待機位置(A)に上昇し、枠体15が保
持台14から離間して、図11(b)に示すように、処
理槽12が分離する(ステップ12a)。
【0109】処理槽12を分離させた後、図12(a)
に示すように、エアガン39からエアをガラス基板Gに
吹き付けて、ガラス基板Gに乾燥処理を施す(ステップ
13a)。
【0110】その後、真空ポンプ18の作動を停止し
て、ガラス基板Gの吸着を解く。次いで、ガラス基板昇
降機構19が上昇して、ガラス基板Gが保持台14から
離間する。最後に、ゲートバルブ16が開き、図12
(b)に示すように、図示しない搬送アームによりガラ
ス基板Gが搬出される(ステップ14a)。以上で、基
板処理装置1で行われる処理が完了する。
【0111】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について説明する。なお、以下、本実施の
形態のうち先行する実施の形態と重複する内容について
は説明を省略することもある。本実施の形態は、陽極化
成処理前には処理槽を介して陽極化成液を循環させ、か
つ陽極処理中には処理槽を介さずに陽極化成液を循環さ
せる例について説明する。
【0112】図13は本実施の形態に係る基板処理装置
1で行われる処理のフローを示したフローチャートであ
り、図14は本実施の形態に係る処理工程を模式的に示
した模式図である。
【0113】まず、図示しない搬送アームによりガラス
基板Gをガラス基板昇降機構19上に載置する。次い
で、ガラス基板昇降19が下降して、ガラス基板Gが保
持台14の載置部14aに吸着され、保持される(ステ
ップ1b)。
【0114】ガラス基板Gが保持台14の載置部14a
に保持された後、枠体15が待機位置(A)から処理
位置(A)下降し、処理槽12が形成される。また、
ランプユニット13が待機位置(B)から処理位置
(B)に下降する(ステップ2b)。
【0115】その後、バルブ56を閉じた状態で、バル
ブ54を開き、処理槽12を介して陽極化成液を循環さ
せる(ステップ3b)。
【0116】陽極化成液を循環させて、処理槽12、供
給管47、およびガラス基板G等の温度が陽極化成処理
温度に安定した後、ポンプ53が作動した状態で、バル
ブ54、67〜69を閉じるとともにバルブ56を開
く。バルブ54を閉じることにより、陽極化成液の処理
槽12内への供給が停止する。また、バルブ67〜69
を閉じることにより、陽極化成液が開口25〜27から
排出されずに処理槽12に貯留される。さらに、ポンプ
53が作動した状態で、バルブ56を開くことにより、
処理槽12を介さずに陽極化成液が循環する。この循環
は、次のガラス基板Gが搬入されるまで、絶えず行われ
る。処理槽12を介さずに陽極化成液を循環させている
状態で、図14に示すように、アノード電極23とカソ
ード電極34との間に電圧を印可するとともに、ハロゲ
ンランプ32から光をガラス基板Gに照射して、ガラス
基板Gに陽極化成処理を施す(ステップ4b)。
【0117】本実施の形態では、陽極化成処理前には処
理槽12を介して陽極化成液を循環させ、かつ陽極処理
中には処理槽12を介さずに陽極化成液を循環させてい
るので、第1の実施の形態とほぼ同様の効果が得られる
とともに、陽極化成処理の安定性を向上させることがで
きる。
【0118】すなわち、陽極化成処理前に処理槽12を
介して陽極化成液を循環させることにより、陽極化成液
の温度変動を抑制することができ、確実に陽極化成処理
の再現性を得ることができる。また、陽極化成処理中に
処理槽12を介さずに陽極処理液を循環させることによ
り、処理槽12内での陽極化成液の揺れを防止できる。
従って、陽極化成処理の安定性を向上させることができ
る。
【0119】ガラス基板Gに陽極化成処理を施した後、
バルブ67〜69を開き、処理槽12から陽極化成液を
排出する。排出された陽極化成液は、ポンプ61の作動
により、タンク42に戻される(ステップ5b)。
【0120】その後、陽極化成液を循環させている一方
で、バルブ108を開き、エタノールを処理槽12内に
供給して、ガラス基板Gにエタノール洗浄処理を施す
(ステップ6b)。ガラス基板Gにエタノール洗浄処理
を施した後、処理槽12からエタノールを排出する(ス
テップ7b)。
【0121】処理槽12内からエタノールを排出した
後、バルブ88を開き、陽極化成処理温度の陽極酸化液
を処理槽12内に供給する。陽極酸化液を処理槽12内
に供給した後、アノード電極23とカソード電極34と
の間に電圧を印加して、ガラス基板Gに陽極酸化処理を
施す(ステップ8b)。ガラス基板Gに陽極酸化処理を
施した後、処理槽12から陽極酸化液を排出する(ステ
ップ9b)。
【0122】処理槽12内から陽極酸化液を排出した
後、バルブ128を開き、純水を処理槽12内に供給し
て、ガラス基板Gに純水洗浄処理を施す(ステップ10
b)。ガラス基板Gに純水洗浄処理を施した後、処理槽
12から純水を排出する(ステップ11b)。
【0123】処理槽12内から純水を排出した後、ラン
プユニット13が処理位置(B)から待機位置
(B)に上昇する。また、枠体15が処理位置
(A)から待機位置(A)に上昇し、枠体15が保
持台14から離間して、処理槽12が分離する(ステッ
プ12b)。
【0124】処理槽12を分離させた後、エアガン39
からエアをガラス基板Gに吹き付けて、ガラス基板Gに
乾燥処理を施す(ステップ13b)。
【0125】その後、ガラス基板Gの吸着を解く。次い
で、ガラス基板昇降機構19が上昇して、ガラス基板G
が保持台14から離間する。最後に図示しない搬送アー
ムによりガラス基板Gが搬出される(ステップ14
b)。以上で、基板処理装置1で行われる処理が完了す
る。
【0126】なお、本発明は上記実施の形態の記載内容
に限定されるものではなく、構造や材質、各部材の配置
等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能で
ある。本実施の形態では、バッファタンク58を備えて
いるが、バッファタンク58を備えなくともよい。ま
た、本実施の形態では、エアガン39でガラス基板Gを
乾燥させているが、他の乾燥手段を使用して乾燥させて
もよい。このような乾燥手段としては、エアシャワー、
エアナイフ、ガラス基板Gの高速回転等が挙げられる。
【0127】
【発明の効果】以上、詳説したように、本発明の基板処
理装置及び基板処理方法によれば、確実に処理の再現性
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1の実施の形態に係る基板処理装置
の構成を模式的に示した構成図である。
【図2】 図2は第1の実施の形態に係る基板処理装置
のプロセス部を模式的に示した垂直断面図である。
【図3】 図3は第1の実施の形態に係る基板処理装置
の各供給系の接続関係を模式的に示した構成図である。
【図4】 図4は第1の実施の形態に係る基板処理装置
の供給管を模式的に示した垂直断面図である。
【図5】 図5は第1の実施の形態に係る基板処理装置
で行われる処理のフローを示したフローチャートであ
る。
【図6】 図6(a)および図6(b)は第1の実施の
形態に係る処理工程を模式的に示した模式図である。
【図7】 図7(a)および図7(b)は実施の形態に
係る処理工程を模式的に示した模式図である。
【図8】 図8(a)および図8(b)は第1の実施の
形態に係る処理工程を模式的に示した模式図である。
【図9】 図9(a)および図9(b)は第1の実施の
形態に係る処理工程を模式的に示した模式図である。
【図10】 図10(a)および図10(b)は第1の
実施の形態に係る処理工程を模式的に示した模式図であ
る。
【図11】 図11(a)および図11(b)は第1の
実施の形態に係る処理工程を模式的に示した模式図であ
る。
【図12】 図12(a)および図12(b)は第1の
実施の形態に係る処理工程を模式的に示した模式図であ
る。
【図13】 図13は第2の実施の形態に係る基板処理
装置で行われる処理のフローを示したフローチャートで
ある。
【図14】 図14は第2の実施の形態に係る処理工程
を模式的に示した模式図である。
【符号の説明】
G…ガラス基板 1…基板処理装置 12…処理槽 23…アノード電極 34…カソード電極 41…循環系 55…戻し管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛島 満 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する保持台と、 前記保持台に保持された前記基板との接続により、薬液
    を貯留する処理槽が形成される枠体と、 前記基板に接触する第1の電極と、 前記第1の電極との間に電圧が印加される第2の電極
    と、 前記基板に光を照射する光源と、 前記処理槽を介して前記薬液を循環させる、前記薬液の
    温度を調節する温度調節手段を備えた薬液循環系とを具
    備することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置であって、
    前記薬液循環系は、前記薬液を貯留する薬液槽と、前記
    薬液槽から前記処理槽に前記薬液を供給する薬液供給管
    と、前記処理槽から前記薬液を排出し、前記薬液槽に前
    記薬液を戻す薬液排出管とを備えていることを特徴とす
    る基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置であって、
    前記薬液循環系は、一端が前記薬液供給管に接続され、
    かつ他端が前記薬液排出管に接続された、前記薬液槽に
    前記薬液を戻す薬液戻し管をさらに備えていることを特
    徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の基板処理装置であ
    って、前記薬液循環系は、一端が前記薬液供給管に接続
    され、かつ他端が前記薬液槽に接続された、前記薬液槽
    内の前記薬液を攪拌する薬液攪拌配管をさらに備えてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板処理装置であって、
    前記薬液循環系は、前記薬液供給管の、前記薬液攪拌配
    管の接続位置より上流側の位置に介在した薬液供給・攪
    拌ポンプをさらに備えていることを特徴とする基板処理
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の
    基板処理装置であって、前記薬液循環系は、前記薬液戻
    し管に前記薬液を流す薬液戻しバルブをさらに備えてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 基板を保持する保持台と、 前記保持台に保持された前記基板に接続して、上部が開
    放された処理槽を形成する枠体と、 薬液を貯留する薬液槽と、 前記薬液の温度を調節する温度調節手段と、 前記薬液槽から前記処理槽に前記薬液を供給する薬液供
    給管と、 前記処理槽から前記薬液を排出する薬液排出管と、 前記薬液供給管の途中から分岐した、前記薬液供給管内
    の前記薬液を前記薬液槽に戻す薬液戻し管とを具備する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7のいずれか1項に記載の
    基板処理装置であって、前記薬液供給管は、前記処理槽
    に供給される前記薬液が流れる内管と、 前記内管を覆った覆設部と、一端が前記覆設部に接続さ
    れ、かつ他端が前記薬液槽に接続された、前記覆設部の
    内面と前記内管の外面との間に前記薬液を供給する供給
    部とを有する外管とを備えていることを特徴とする基板
    処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    基板処理装置であって、前記保持台および前記枠体の少
    なくとも一方は、前記薬液の温度を調節する温度調節手
    段を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の基板処理装置であって、前記薬液は、陽極化成液であ
    ることを特徴とする基板処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の基板処理装置であっ
    て、前記陽極化成液は、フッ化水素酸を含んでいること
    を特徴とする基板処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の基板処理装
    置であって、前記処理槽に陽極酸化液を供給する陽極酸
    化液供給系と、前記処理槽に洗浄液を供給する洗浄液供
    給系とをさらに備えていることを特徴とする基板処理装
    置。
  13. 【請求項13】 処理槽内の薬液に基板を接触させた状
    態で、前記基板に接触した第1の電極と第2の電極との
    間に電圧を印加し、かつ前記基板に光を照射して、前記
    基板に処理を施す処理工程と、 前記薬液の温度を調節しながら、前記処理槽を介して前
    記薬液を循環させる処理槽介在循環工程とを具備するこ
    とを特徴とする基板処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の基板処理方法であっ
    て、前記処理槽介在循環工程は、前記処理工程以前に行
    われることを特徴とする基板処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14記載の基板処理方
    法であって、前記処理槽介在循環工程は、前記処理工程
    中に行われることを特徴とする基板処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項13乃至15のいずれか1項に
    記載の基板処理方法であって、前記処理工程後に、前記
    処理槽を介さずに前記薬液の温度を調節しながら循環さ
    せる処理槽非介在循環工程をさらに備えていることを特
    徴とする基板処理方法。
  17. 【請求項17】 薬液の温度を調節する温度調節工程
    と、 前記薬液を貯留した薬液槽から保持台に保持された基板
    と前記基板に接続した枠体とで形成された処理槽に、薬
    液供給管を介して前記薬液を供給する供給工程と、 前記薬液に浸された前記基板に処理を施す処理工程と、 前記処理槽から薬液排出管を介して前記薬液を排出する
    排出工程と、 前記薬液槽と、前記薬液供給管と、前記薬液供給管の途
    中から分岐した、前記薬液供給管内の前記薬液を前記薬
    液槽に戻す戻し管とで前記薬液を循環させる循環工程と
    を具備することを特徴とする基板処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の基板処理方法であっ
    て、前記処理工程は、前記薬液槽と、前記薬液供給管
    と、前記薬液排出管とで前記薬液を循環させながら行わ
    れることを特徴とする基板処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項13乃至18のいずれか1項に
    記載の基板処理方法であって、前記薬液は、陽極化成液
    であることを特徴とする基板処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の基板処理方法であっ
    て、前記処理工程後に、前記処理槽に陽極酸化液を供給
    して、前記基板に陽極酸化処理を施す陽極酸化処理工程
    と、 前記陽極化成処理工程後に、前記処理槽に洗浄液
    を供給して、前記基板に洗浄処理を施す洗浄処理工程
    と、をさらに備えていることを特徴とする基板処理方
    法。
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