JP2003178983A - 炭化珪素基板及びその製造方法、及び半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

炭化珪素基板及びその製造方法、及び半導体装置及びその製造方法

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JP2003178983A
JP2003178983A JP2001376008A JP2001376008A JP2003178983A JP 2003178983 A JP2003178983 A JP 2003178983A JP 2001376008 A JP2001376008 A JP 2001376008A JP 2001376008 A JP2001376008 A JP 2001376008A JP 2003178983 A JP2003178983 A JP 2003178983A
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carbide crystal
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Akihiro Hachiman
彰博 八幡
Takashi Shinohe
孝 四戸
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化珪素結晶内の結晶欠陥密度が低い炭化珪
素基板の成長方法を提供する。 【解決手段】 単結晶基板の主表面に当該主表面内の1
結晶軸方向に平行に伸びる複数の第1の起伏部を形成
し、この第1の起伏部の上に第1の炭化珪素結晶層をエ
ピタキシャル成長させ、第1の炭化珪素結晶層の主表面
に1結晶軸方向に垂直に伸びる複数の第2の起伏部を形
成し、この第2の起伏部の上に第2の炭化珪素結晶層を
エピタキシャル成長させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭化珪素基板及びそ
の製造方法に関わり、特に、立方晶系3C型炭化珪素基
板及びその成長方法に関する。また、本発明は立方晶系
3C型SiC基板を用いたショットキー素子等の半導体
装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素(SiC)結晶は、シリコン
(Si)結晶、ガリウム砒素(GaAs)結晶に比して
約10倍の絶縁破壊耐圧、約2倍の電子の飽和ドリフト
速度を有し、Si結晶に比して約3倍の熱伝導率を有す
る。また、SiC結晶は、p型/n型の伝導型制御が可
能である、安定した熱酸化膜形成が可能であるという優
れた特長を有し、Si結晶に代わる将来のパワー素子用
半導体材料として期待されている。SiC結晶には、4
H型/6H型などの六方晶系の結晶と、立方晶系3C型
SiC基板とが含まれる。
【0003】4H、6Hなどの六方晶系SiC基板は、
基板の大口径化が困難であり、基板中に存在する構造欠
陥(マイクロパイプ)によって基板内の使用可能部分が
限定される。そのため、4H型/6H型のSiC基板を
用いたSiC素子の量産化及び安定供給は難しい。
【0004】一方、立方晶系3C型SiC基板は、Si
基板上にSiC結晶をエピタキシャル成長させて製造す
ることができる為、基板の大口径化が可能でありSiC
素子の量産化などに適している。ところが、3C型Si
C基板を用いて縦型パワー素子を製造する場合に以下の
問題が生じる。
【0005】縦型SiCパワー素子を作製するために
は、3C型SiC結晶の表裏面にカソード及びアノード
電極をそれぞれ形成しなければならない。このために、
SiC結晶をエピタキシャル成長させた後にSi基板を
除去することが必要である。従って、素子の機械的強度
を増すために比較的厚いSiC結晶を成長させなければ
ならない。
【0006】厚膜化に伴うエピタキシャル成長に要する
時間の増加を回避する為、エピタキシャル成長の成長速
度を増加することが重要となる。しかし、成長速度を増
加することは、SiC結晶を平衡状態から乖離した状態
で成長することを意味する。また、Si結晶とSiC結
晶の間には25%程度の格子不整合がある。これらの結
果、元素半導体上に化合物半導体をエピタキシャル成長
させる時に観察される反位相境界(Anti Phase Boundar
y:APB)、あるいは双晶(Twin Boundary:TB)と
呼ばれる結晶欠陥が、SiC結晶中に多数生成されてし
まう。
【0007】これらの結晶欠陥はSiC結晶内で金属的
準位を形成するため、3C型SiC結晶に金属電極を接
続したショットキー素子は、期待されるショットキー特
性を示すことができず、オーミック特性を示してしま
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−178
740号公報において、SiC結晶内のAPBを低減/
消滅させるために、Si基板表面の全部又は一部に1方
向に平行に伸びる複数の起伏を具備させて、このSi基
板表面にSiC結晶を成長させる方法が開示されてい
る。この製造方法を用いることで、ショットキー素子は
ショットキー特性を示すようになる。しかしながら、S
iC結晶内のTBを完全に除去することができず、ショ
ットキー素子の逆方向耐圧が依然として小さいという問
題があった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、炭化珪素結晶内の結晶欠陥密度が
低い炭化珪素基板及びその成長方法、及びこの炭化珪素
基板を用いた半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴は、単結晶基板の主表面に当該
主表面内の1結晶軸方向に平行に伸びる複数の第1の起
伏部を形成し、この第1の起伏部の上に第1の炭化珪素
結晶層をエピタキシャル成長させ、第1の炭化珪素結晶
層の主表面に1結晶軸方向に垂直に伸びる複数の第2の
起伏部を形成し、この第2の起伏部の上に第2の炭化珪
素結晶層をエピタキシャル成長させる炭化珪素基板の製
造方法であることである。
【0011】本発明の第2の特徴は、単結晶基板と、こ
の単結晶基板の主表面に形成された、当該主表面内の1
結晶軸方向に平行に伸びる複数の第1の起伏部と、この
第1の起伏部の上に積層された第1の炭化珪素結晶層
と、この第1の炭化珪素結晶層の主表面に形成された、
1結晶軸方向に垂直に伸びる複数の第2の起伏部と、こ
の第2の起伏部の上に積層された第2の炭化珪素結晶層
とを具備する炭化珪素基板であることである。
【0012】本発明の第3の特徴は、第1の炭化珪素結
晶層と、第1の炭化珪素結晶層の主表面に形成された、
1方向に伸びる複数の起伏部と、起伏部の上に積層され
た第2の炭化珪素結晶層とを具備する炭化珪素基板であ
ることである。
【0013】第1の炭化珪素結晶層内には1結晶軸方向
に垂直な方向に伸びる結晶欠陥が多数存在する。しか
し、結晶欠陥が伸びる方向に平行に第2の起伏部を形成
して、第2の起伏部の上に第2の炭化珪素結晶層を積層
することで、第2の炭化珪素結晶層内の1結晶軸方向に
垂直な方向の結晶欠陥が減少或いは消滅する。
【0014】本発明の第1の特徴において、第1の起伏
部の上に第1の炭化珪素結晶層をエピタキシャル成長さ
せた後に、単結晶基板を除去して第1の炭化珪素結晶層
の主表面(第1主表面)に対向する面(第2主表面)を
形成しても構わない。ここで、「単結晶基板を除去して
第1の炭化珪素結晶層の第1主表面に対向する第2主表
面を形成する」ことには、単結晶基板のみを除去して第
1の起伏部が残された面を露出させることのみならず、
単結晶基板及び第1の炭化珪素結晶層の一部を除去し
て、第1の炭化珪素結晶層の平坦な面を新たに形成する
ことも含まれる。なお、この単結晶基板の除去は、第2
の炭化珪素結晶層のエピタキシャル成長を行う前であっ
て後であっても構わない。
【0015】本発明の第4の特徴は、単結晶基板の主表
面に当該主表面内の1結晶軸方向に平行に伸びる複数の
第1の起伏部を形成し、この第1の起伏部の上に第1の
炭化珪素結晶層をエピタキシャル成長させ、第1の炭化
珪素結晶層の第1主表面に1結晶軸方向に垂直に伸びる
複数の第2の起伏部を形成し、この第2の起伏部の上に
第2の炭化珪素結晶層をエピタキシャル成長させ、第2
の炭化珪素結晶層の主表面に第1の電極を接続し、単結
晶基板を除去して第1の炭化珪素結晶層の第1主表面に
対向する第2主表面を形成し、この第2主表面に第2の
電極を接続する半導体装置の製造方法であることであ
る。ここで、「単結晶基板を除去して第1の炭化珪素結
晶層の第1主表面に対向する第2主表面を形成する」こ
とには、単結晶基板のみを除去して第1の起伏部が残さ
れた面を露出させることのみならず、単結晶基板及び第
1の炭化珪素結晶層の一部を除去して、第1の炭化珪素
結晶層の平坦な面を新たに形成することも含まれる。
【0016】本発明の第5の特徴は、第1の炭化珪素結
晶層と、この第1の炭化珪素結晶層の第1主表面に形成
された、1方向に伸びる複数の起伏部と、この起伏部の
上に積層された第2の炭化珪素結晶層と、この第2の炭
化珪素結晶層の主表面に接続された第1の電極と、第1
の炭化珪素結晶層の第1主表面に対抗する第2主表面に
接続された第2の電極とを具備する半導体装置であるこ
とである。
【0017】本発明の第1乃至第5の特徴において、
「第1の炭化珪素結晶層」及び「第2の炭化珪素結晶
層」は、一般的に「層」と表現される程度の厚さのもの
に限らず、それよりも厚い「基板」と表現される程度の
ものも含む概念である。
【0018】
【発明の実施の形態】(実験例)本発明の実施の形態を
説明する前に、発明者が行った実験例及びその実験例に
よって検証された知見について説明する。発明者は、特
開2000−178740号公報で開示されている製造
方法に従って炭化珪素結晶をシリコン基板上に成長さ
せ、この炭化珪素結晶を用いてショットキー素子を製造
した。即ち、基板表面の全部又は一部に1方向に平行に
伸びる複数の起伏をシリコン基板の主表面に形成し、こ
のシリコン基板の主表面に炭化珪素結晶を成長させた。
そして、炭化珪素結晶にショットキー電極を接続して、
ショットキー素子を製造した。このショットキー素子に
対して電流−電圧特性を測定したところ、順方向の電流
−電圧特性は通常のショットキー特性を示したが、逆方
向の絶縁耐圧は低かった。
【0019】発明者は、逆方向の絶縁耐圧が低かった理
由が、起伏に直角な方向に短い双晶(TB)が多数存在
するためであることを突き止めた。そこで、炭化珪素結
晶の主表面に、双晶に平行、すなわちシリコン基板の起
伏が伸びる方向に垂直な方向に再び起伏を形成し、この
炭化珪素結晶の主表面に、新たな炭化珪素結晶をエピタ
キシャル成長させた。新たに成長させた炭化珪素結晶内
の双晶の分布を観察したところ、双晶の密度が減少して
いることを確認した。さらに、この新たに成長させた炭
化珪素結晶にショットキー電極を接続してショットキー
素子を製造したところ、逆方向の絶縁耐圧が高くなっ
た。
【0020】(第1の実施の形態)以下図面を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載におい
て同一あるいは類似部分には同一あるいは類似な符号を
付している。ただし、図面は模式的なものであり、層の
厚みと幅との関係、各層の厚みの比率などは現実のもの
とは異なることに留意すべきである。また、図面の相互
間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含
まれていることはもちろんである。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
炭化珪素基板を示す斜視図であり、炭化珪素基板の断面
構造を示すために相互に直交する2方向に切断した状態
の炭化珪素基板の一部分を示している。炭化珪素基板
は、単結晶基板1と、単結晶基板1の主表面に形成され
た、当該主表面内の1結晶軸方向に平行に伸びる複数の
第1の起伏4と、第1の起伏4の上に積層された第1の
炭化珪素結晶2と、第1の炭化珪素結晶2の主表面に形
成された、1結晶軸方向に垂直に伸びる複数の第2の起
伏5と、第2の起伏5の上に積層された第2の炭化珪素
結晶3とを具備する。
【0022】単結晶基板1は、立方晶系3C型炭化珪素
結晶をエピタキシャル成長するための被成長基板であ
り、ここでは、単結晶基板としてシリコン基板1を用い
る。図1中の<100>、<110>、<110>は、
シリコン基板1の結晶方位軸方向をそれぞれ示す。また
ここでは、「1結晶軸方向」が<110>方向である場
合について説明を続ける。
【0023】複数の第1の起伏4は、シリコン基板1の
主表面に等間隔で繰り返された山と谷からなる。この山
と谷は、シリコン基板1の<110>方向に平行に伸び
ている。複数の第2の起伏5も同様に、第1の炭化珪素
結晶2の主表面に等間隔で繰り返された山と谷からな
る。この山と谷は、<110>方向に垂直、つまり<1
10>方向に平行に伸びている。従って、第1の起伏4
が伸びる方向と第2の起伏5が伸びる方向とは直交して
いる。
【0024】第1の起伏4の傾斜角度は、シリコン基板
1の(100)面に対しておおよそ1°〜50°の範囲
であることが望ましい。また、山と山の間隔は短いほ
ど、その上に形成される第1の炭化珪素結晶2内の結晶
欠陥の密度は低下する。第1の実施の形態では、例え
ば、山と山の間隔が1.5μmであり、山と谷の高低差
が1μmである場合について説明を続ける。また、第2
の起伏5の傾斜角度、山と山の間隔、及び山と谷の高低
差は、第1の起伏4と同様にして設定すればよい。
【0025】シリコン基板1と第1の炭化珪素結晶2と
は第1の起伏4を介して結晶学的に連続している。換言
すれば、第1の炭化珪素結晶2は、シリコン基板1の結
晶方位を引き継いで積層されている。同様に、第1の炭
化珪素結晶2と第2の炭化珪素結晶3とは第2の起伏5
を介して結晶学的に連続であり、第2の炭化珪素結晶3
は、第1の炭化珪素結晶2の結晶方位を引き継いで積層
されている。
【0026】図2(a)は、図1に示した炭化珪素基板
の<110>方向に垂直な面に沿った断面図である。図
2(b)は、図1に示した炭化珪素基板の<110>方
向に垂直な面に沿った断面図である。図2(a)に示す
ように、<110>方向に垂直な面には、シリコン基板
1と第1の炭化珪素結晶2との間に、複数の第1の起伏
4による山と谷の形状が現れている。しかし、第1の炭
化珪素結晶2と第2の炭化珪素結晶3との間に、第2の
起伏5による山と谷の形状は現れていない。一方、図2
(b)に示すように、<110>方向に垂直な面には、
第1の炭化珪素結晶2と第2の炭化珪素結晶3との間
に、第2の起伏5による山と谷の形状が現れている。し
かし、シリコン基板1と第1の炭化珪素結晶2との間
に、第1の起伏4による山と谷の形状は現れていない。
【0027】次に、第1の実施の形態に係る炭化珪素基
板の製造方法を図3(a)乃至(c)を参照して説明す
る。
【0028】(イ)まず、単結晶シリコンからなる平板
状のシリコン基板1を用意する。シリコン基板1の主表
面には、(100)面が表出している。(100)面内
には、互いに直交する<110>方位軸および<110
>方位軸が存在する。シリコン基板1の主表面に対し
て、図3(a)に示すように、<110>方向に平行に
伸びる複数の第1の起伏4を形成する。
【0029】具体的には、シリコン基板1の主表面に、
フォトリソグラフィー技術を用いて1.5μm幅、厚さ
1μmのラインアンドスペースパターンからなるレジス
トパターンを形成する。このレジストパターンは<11
0>方向に平行に伸びている。そして、170℃の加熱
温度にて10分間、シリコン基板1を加熱する。する
と、レジストパターンが<110>方向に直行する方向
に広がって変形し、第1の起伏4の山と谷が滑らかな曲
線で繋がった波面状の断面のレジストパターンが形成さ
れる。このレジストパターンの断面形状(起伏)及び平
面形状(ラインアンドスペース)をドライエッチングに
てシリコン基板1に転写する。その後、レジストパター
ンを除去することで、シリコン基板1の主表面に、図3
(a)に示すような第1の起伏4を形成することができ
る。
【0030】(ロ)次に、所定の反応容器内にシリコン
基板1を搬入する。そして、シリコン基板1を室温から
1050℃まで120分間かけて加熱する。そして、1
050℃の温度において、反応容器内にシラン(SiH
)ガスとプロパン(C )ガスとを交互に反応容
器内に導入する。このようにして、第1の起伏4が形成
されたシリコン基板1の主表面に、電子濃度が高い第1
の炭化珪素結晶2をエピタキシャル成長させる。なお、
第1の炭化珪素結晶2の電子濃度は3×10 cm
−3であり、成長速度は50μm/hであり、成長膜厚
は300μmである。その後、シリコン基板1を、所定
の時間をかけて1050℃から室温まで冷却し、反応容
器から取り出す。
【0031】(ハ)次に、第1の炭化珪素結晶の主表面
に対して鏡面研磨処理を施す。その後、第1の炭化珪素
結晶2の主表面に、<110>方向に垂直、つまり<1
10>方向に平行に伸びる複数の第2の起伏5を形成す
る。換言すれば、シリコン基板1の主表面に形成された
第1の起伏4が伸びる方向に垂直な方向に伸びる第2の
起伏5を、第1の炭化珪素結晶2の主表面に形成する。
【0032】具体的には、シリコン基板1の主表面に第
1の起伏4を形成する場合と同様な方法を用いて形成す
ればよい。第1の炭化珪素結晶2の主表面に、フォトリ
ソグラフィー技術を用いて1.5μm幅、厚さ1μmの
ラインアンドスペースパターンからなるレジスタパター
ンを形成する。このレジストパターンは<110>方向
に垂直に伸びている。170℃の加熱温度にて10分
間、第1の炭化珪素結晶2を加熱する。すると、レジス
トパターンが<110>方向に平行な方向に広がって変
形し、第2の起伏5の山と谷が滑らかな曲線で繋がった
波面状の断面のレジストパターンが形成される。このレ
ジストパターンの断面形状(起伏)及び平面形状(ライ
ンアンドスペース)をドライエッチングにて第1の炭化
珪素結晶2に転写する。その後、レジストパターンを除
去することで、第1の炭化珪素結晶2の主表面に、図3
(b)に示すような第2の起伏5を形成することができ
る。
【0033】(ニ)再び、反応容器内にシリコン基板1
を搬入する。そして、シリコン基板1を室温から105
0℃まで120分間かけて加熱する。そして、1050
℃の温度において、反応容器内にシラン(SiH)ガ
スとプロパン(C)ガスとを交互に反応容器内に
導入する。図3(c)に示すように、第2の起伏5が形
成された第1の炭化珪素結晶2の主表面に、電子濃度が
低い第2の炭化珪素結晶3をエピタキシャル成長させる
ことができる。なお、第2の炭化珪素結晶3の電子濃度
は1×1015cm−3であり、成長速度は2μm/h
であり、成長膜厚は15μmである。その後、シリコン
基板1を、所定の時間をかけて1050℃から室温まで
冷却し、反応容器から取り出す。以上の製造工程を経て
図1に示した炭化珪素基板を製造することができる。
【0034】第1の炭化珪素結晶2の成長速度を、第2
の炭化珪素結晶3の成長速度よりも速くすることで、エ
ピタキシャル成長に要する時間を増やすことなく、単結
晶基板全体の厚膜化を実現することができる。
【0035】第1の起伏4は<110>方向に平行に伸
びているため、第1の炭化珪素結晶2内の<110>方
向に平行な方向に伸びる結晶欠陥の密度は低く抑えるこ
とができる。しかし、第1の炭化珪素結晶2内には依然
として<110>方向に垂直な方向に伸びる短い双晶
(TB)等の結晶欠陥が多数残存してしまう。そこで、
残存した結晶欠陥が伸びる方向に平行に第2の起伏5を
形成して、第2の起伏5の上に第2の炭化珪素結晶3を
成長させる。このことにより、第2の炭化珪素結晶3内
の<110>方向に垂直な方向に伸びる結晶欠陥を減少
或いは消滅させることができる。従って、第2の炭化珪
素結晶3内の反位相境界(APB)及び双晶(TB)の
濃度を減少させることができる。
【0036】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態では、第1の実施の形態で示した炭化珪素基板を
用いたショットキー素子及びその製造方法について説明
する。
【0037】図4は、第2の実施の形態に係るショット
キー素子を示す斜視図である。ショットキー素子は、第
1の炭化珪素結晶2と、第1の炭化珪素結晶2の第1主
表面に形成された複数の第1の起伏4と、第1の起伏4
の上に積層された第2の炭化珪素結晶3と、第2の炭化
珪素結晶3の主表面に接続されたショットキー電極7
と、第1の炭化珪素結晶2の第1主表面に対抗する第2
主表面に接続されたオーミック電極6とを具備する。
【0038】ショットキー電極7は、第2の炭化珪素結
晶3に対してショットキー接合され、ショットキーダイ
オードを構成している。一方、オーミック電極6は、第
1の炭化珪素結晶2に対してオーミック接合されてい
る。第1の炭化珪素結晶2の電子濃度は第2の炭化珪素
結晶3の電子濃度よりも高い。図示は省略するが、良好
なオーミック接合を実現するために、第1の炭化珪素結
晶2の内でオーミック電極6に接する部分の電子濃度は
更に高いことが望ましい。第1の炭化珪素結晶2、第1
の起伏4、第2の起伏5、及び第2の炭化珪素結晶3
は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略す
る。
【0039】オーミック電極6は、図1に示したシリコ
ン基板1を除去した後に形成された電極である。シリコ
ン基板1の除去は、例えば、HF及びHNOの混酸
(HF:HNO=7:1)を用いたウェットエッチン
グによって行うことができる。従って、ウェットエッチ
ングを用いた場合、第1の起伏4の形状がそのまま残っ
た第1の炭化珪素結晶2の第2主表面が表出する。スパ
ッタ法などを用いて第1の炭化珪素結晶2の第2主表面
にオーミック電極6を形成することにより、第1の炭化
珪素結晶2とオーミック電極6は第1の起伏4を介して
接合される。
【0040】図5(a)及び図5(b)は、図4に示し
たショットキー素子の互いに直交する切断面に沿った断
面図である。図5(a)に示すように、一方の切断面に
は、第1の炭化珪素結晶2と第2の炭化珪素結晶3との
間に、第2の起伏5による山と谷の形状が現れている。
しかし、オーミック電極6と第1の炭化珪素結晶2との
間に、複数の第1の起伏4による山と谷の形状は現れて
いない。一方、図5(b)に示すように、他方の切断面
には、オーミック電極6と第1の炭化珪素結晶2との間
に、第1の起伏4による山と谷の形状が現れている。し
かし、第1の炭化珪素結晶2と第2の炭化珪素結晶3と
の間に、第2の起伏5による山と谷の形状は現れていな
い。
【0041】図6(a)及び(b)は、第2の実施の形
態の比較例1に係るショットキー素子の構造を説明する
為の断面図である。比較例1に係るショットキー素子
は、図6(a)に示す炭化珪素基板を用いて製造した。
比較例1に係る炭化珪素基板は、シリコン基板101
と、電子濃度が高い第1の炭化珪素結晶102と、電子
濃度が低い第2の炭化珪素結晶103とが順番に積層さ
れている。但し、第1の炭化珪素結晶102をエピタキ
シャル成長させる際、シリコン基板101の主表面は平
坦面である。また、第2の炭化珪素結晶103をエピタ
キシャル成長させる際、第1の炭化珪素結晶102の主
表面も平坦面である。このような炭化珪素基板に対し
て、シリコン基板101をウェットエッチングにて除去
し、オーミック電極106を第1の炭化珪素結晶102
に接続する。そして、第2の炭化珪素結晶103の主表
面にショットキー電極107を接続する。
【0042】図7(a)及び(b)は、第2の実施の形
態の比較例2に係るショットキー素子の構造を説明する
為の断面図である。比較例2に係るショットキー素子
は、図7(a)に示す炭化珪素基板を用いて製造した。
比較例2に係る炭化珪素基板は、シリコン基板201
と、電子濃度が高い第1の炭化珪素結晶202と、電子
濃度が低い第2の炭化珪素結晶203とが順番に積層さ
れている。第1の炭化珪素結晶202をエピタキシャル
成長させる際、シリコン基板201の主表面には第1の
起伏204が形成されている。但し、第2の炭化珪素結
晶203をエピタキシャル成長させる際、第1の炭化珪
素結晶202の主表面は平坦面である。このような炭化
珪素基板に対して、シリコン基板201をウェットエッ
チングにて除去し、オーミック電極206を第1の炭化
珪素結晶202に接続する。そして、第2の炭化珪素結
晶203の主表面にショットキー電極207を接続す
る。
【0043】図8は、第2の実施の形態に係るショット
キー素子(図4)、その比較例1に係るショットキー素
子(図6)、及びその比較例2に係るショットキー素子
(図7)の電流−電圧特性をそれぞれ示すグラフであ
る。比較例1に係るショットキー素子は、点線(b)に
示すように、順方向及び逆方向共にオーミック特性を示
す。従来の3C型SiC結晶ではAPBとTBが多量に
存在し、これらが金属的準位を形成する。このことによ
り、ショットキー構造を作製しても本来得られるべきシ
ョットキー特性が得られず、オーミック特性になってし
まう。
【0044】比較例2に係るショットキー素子は、一点
鎖線(c)に示すように、順方向ではショットキー特性
を示すが、逆方向の絶縁耐圧があまり高くない。これ
は、炭化珪素結晶内に、第1の起伏204が伸びる方向
に垂直な短いTBが多数残存するからである。
【0045】第2の実施の形態に係るショットキー素子
は、実線(a)に示すように、順方向ではショットキー
特性を有し、逆方向の絶縁耐圧も高く、850Vの値が
得られた。このように、第2の炭化珪素結晶3内におい
て第1の起伏204が伸びる方向に垂直な短いTBが減
少或いは消滅するため、第2の実施の形態に係るショッ
トキー素子は、順方向及び逆方向共に良好なショットキ
ー特性を示すことができる。
【0046】(その他の実施の形態)上記のように、本
発明は、第1および第2の実施の形態によって記載した
が、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限
定するものであると理解すべきではない。この開示から
当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術
が明らかとなろう。
【0047】第1の実施の形態では、第1の起伏4が伸
びる方向と平行な「1結晶軸方向」が、<110>方向
である場合について説明した。しかし、本発明はこれに
限定されることなく、「1結晶軸方向」が<110>方
向であっても構わない。更に、シリコン基板1の主表面
に(100)面が表出している場合に限定されることな
く、他の結晶面が表出していても構わない。勿論、シリ
コン基板1の主表面の結晶面が異なれば、「1結晶軸方
向」もそれに対応して変化する。
【0048】また、「単結晶基板」がシリコン基板1で
ある場合について説明したが、「単結晶基板」として、
シリコン基板の他に、例えば、炭化珪素基板、サファイ
ア基板等を用いることができる。
【0049】更に、炭化珪素結晶(2、3)のエピタキ
シャル成長方法は、成長膜内の面欠陥の伝搬方位を特定
の結晶面内に限定し得る方法であれば良く、気相化学堆
積(CVD)法の他に、液相エピタキシャル成長法、ス
パッタリング法、分子線エピタキシー(MBE)法など
を使用することができる。また、CVD法の場合、シラ
ン(SiH)ガスとプロパン(C)ガスを交互
に導入する方法の他に、同時に導入する方法を用いるこ
とができる。
【0050】また更に、炭化珪素結晶のエピタキシャル
成長において、シラン(SiH)ガスの代わりに、ジ
クロルシラン(SiHCl)、SiCl、SiH
Cl などのシラン系化合物ガスを使用することができ
る。また、プロパン(C )ガスの代わりに、CH
、Cなどの炭化水素ガスを使用することができ
る。
【0051】また更に、図1に示した第2の炭化珪素結
晶3の主表面に絶縁体を接合して、シリコン基板1を除
去し、更に欠陥密度の高い第1の炭化珪素結晶2をも除
去することで、絶縁体の上に欠陥密度の低い第2の炭化
珪素結晶3だけが残された、Semiconductor On Insulat
or(SOI)基板を製造することができる。
【0052】第1の起伏4及び第2の起伏5について、
起伏の間隔、山と谷の高低差などはここで示した数値に
限定されることはなく、他の数値であっても構わない。
また、第1及び第2の炭化珪素結晶(2、3)の成長速
度、電子濃度、成長膜厚も、ここで示した数値に限定さ
れることはなく、他の数値であっても構わない。
【0053】第2の実施の形態において、シリコン基板
1の除去をウェットエッチング法によって行った場合を
示したが、化学的機械的研磨(CMP)法を用いて行っ
ても構わない。この場合、第1の炭化珪素結晶2とオー
ミック電極6との間に第1の起伏4が残存することが無
く、両者の接触面は平坦面となる。
【0054】第2の実施の形態においては、欠陥密度の
低い炭化珪素結晶と金属電極間の良好なショットキー特
性を利用したショットキー素子について説明したが、本
発明に係る炭化珪素結晶は、金属電極とのオーミック接
合においても良好な特性を示すことができる。従って本
発明は、ショットキー素子以外にも、pn接合による通
常のダイオード、静電誘導トランジスタ(SIT)、或
いはMOSFETなどの他の半導体装置へ適用すること
ができる。以下に各半導体装置について説明する。な
お、第1の炭化珪素結晶2及び第2の炭化珪素結晶3の
導電型がn型である場合について説明する。
【0055】通常のダイオードの場合、第2の炭化珪素
結晶3の主表面部分にはp型層が形成されている。第
2の炭化珪素結晶3の主表面にはアノード電極がオーミ
ック接続され、第1の炭化珪素結晶2の第2主表面には
カソード電極がオーミック接続されている。ここでは、
アノード電極が第1の電極に対応し、カソード電極が第
2の電極に対応している。炭化珪素結晶の極性を入れ替
えることでアノードとカソードも入れ替わる。
【0056】SITの場合、第2の炭化珪素結晶3の主
表面部分に、リング状のp型ゲート領域が形成され、
ゲート領域にゲート電極がオーミック接続されている。
ゲート領域の内側にn型のソース領域が選択的に形成
され、ソース領域にソース電極がオーミック接続されて
いる。第1の炭化珪素結晶2の第2主表面にはドレイン
電極がオーミック接続されている。ここでは、ゲート電
極及びソース電極が第1の電極に相当し、ドレイン電極
が第2の電極に相当する。なお、ゲート電極は、ゲート
領域の一部分に形成された溝に埋め込まれていても構わ
ない。また、ゲート領域の一部分にゲート電極が埋め込
まれている場合、ゲート領域(半導体領域)の代わりに
ゲート絶縁膜が形成されていても構わない。
【0057】MOSFETの場合、第2の炭化珪素結晶
3の主表面部分にはp型層が形成されている。また、第
2の炭化珪素結晶3の主表面には、p型層を貫通する溝
が形成され、溝の内部には、ゲート絶縁膜を介してゲー
ト電極が埋め込まれている。第2の炭化珪素結晶3の主
表面のうちのゲート絶縁膜に接する一部分にn型ソー
ス領域が形成され、n型ソース領域及びp型層にソー
ス電極がオーミック接続されている。第1の炭化珪素結
晶2の第2主表面にはドレイン電極がオーミック接続さ
れている。ここでは、ソース電極が第1の電極に相当
し、ドレイン電極が第2の電極に相当する。
【0058】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を包含するということを理解す
べきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な
特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定さ
れるものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
炭化珪素結晶内の結晶欠陥密度が低い炭化珪素基板及び
その成長方法、及びこの炭化珪素基板を用いた半導体装
置及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る炭化珪素基板
を示す斜視図である。
【図2】図2(a)は図1に示した炭化珪素基板の<1
10>方向に垂直な面に沿った断面図である。図2
(b)は図1に示した炭化珪素基板の<110>方向に
垂直な面に沿った断面図である。
【図3】図3(a)乃至(c)は、本発明の第1の実施
の形態に係る炭化珪素基板の製造方法を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るショットキー
素子を示す斜視図である。
【図5】図5(a)は図4に示したショットキー素子の
1結晶軸方向に垂直な面に沿った断面図である。図5
(b)は図4に示したショットキー素子の1結晶軸方向
に平行な面に沿った断面図である。
【図6】図6(a)は第2の実施の形態の比較例1に係
る炭化珪素基板を示す断面図である。図6(b)は比較
例1に係るショットキー素子を示す断面図である。
【図7】図7(a)は第2の実施の形態の比較例2に係
る炭化珪素基板を示す断面図である。図7(b)は比較
例2に係るショットキー素子を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態、その比較例1、及びその比
較例2にそれぞれ係るショットキー素子の電流−電圧特
性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 単結晶基板(シリコン基板) 2 第1の炭化珪素結晶 3 第2の炭化珪素結晶 4 第1の起伏 5 第2の起伏 6 オーミック電極 7 ショットキー電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶基板の主表面に、当該主表面内の
    1結晶軸方向に平行に伸びる複数の第1の起伏部を形成
    し、 前記第1の起伏部の上に、第1の炭化珪素結晶層をエピ
    タキシャル成長させ、前記第1の炭化珪素結晶層の主表
    面に、前記1結晶軸方向に垂直に伸びる複数の第2の起
    伏部を形成し、 前記第2の起伏部の上に、第2の炭化珪素結晶層をエピ
    タキシャル成長させることを特徴とする炭化珪素基板の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の炭化珪素結晶層の成長速度
    は、前記第2の炭化珪素結晶層の成長速度よりも速いこ
    とを特徴とする請求項1記載の炭化珪素基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 単結晶基板と、 前記単結晶基板の主表面に形成された、当該主表面内の
    1結晶軸方向に平行に伸びる複数の第1の起伏部と、 前記第1の起伏部の上に積層された第1の炭化珪素結晶
    層と、 前記第1の炭化珪素結晶層の主表面に形成された、前記
    1結晶軸方向に垂直に伸びる複数の第2の起伏部と、 前記第2の起伏部の上に積層された第2の炭化珪素結晶
    層とを具備することを特徴とする炭化珪素基板。
  4. 【請求項4】 第1の炭化珪素結晶層と、 前記第1の炭化珪素結晶層の主表面に形成された、1方
    向に伸びる複数の起伏部と、 前記起伏部の上に積層された第2の炭化珪素結晶層とを
    具備することを特徴とする炭化珪素基板。
  5. 【請求項5】 単結晶基板の主表面に、当該主表面内の
    1結晶軸方向に平行に伸びる複数の第1の起伏部を形成
    し、 前記第1の起伏部の上に、第1の炭化珪素結晶層をエピ
    タキシャル成長させ、 前記第1の炭化珪素結晶層の第1主表面に、前記1結晶
    軸方向に垂直に伸びる複数の第2の起伏部を形成し、 前記第2の起伏部の上に、第2の炭化珪素結晶層をエピ
    タキシャル成長させ、前記第2の炭化珪素結晶層の主表
    面に第1の電極を接続し、 前記単結晶基板を除去して、前記第1の炭化珪素結晶層
    の前記第1主表面に対向する第2主表面を形成し、 前記第2主表面に第2の電極を接続することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の炭化珪素結晶層の成長速度
    は、前記第2の炭化珪素結晶層の成長速度よりも速いこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1の炭化珪素結晶層と、 前記第1の炭化珪素結晶層の第1主表面に形成された、
    1方向に伸びる複数の起伏部と、 前記起伏部の上に積層された第2の炭化珪素結晶層と、 前記第2の炭化珪素結晶層の主表面に接続された第1の
    電極と、 前記第1の炭化珪素結晶層の前記第1主表面に対向する
    第2主表面に接続された第2の電極とを具備することを
    特徴とする半導体装置。
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