JP2003178162A - 電子データ供給方法、電子データ供給システム、電子データ発行装置、中継装置、プログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

電子データ供給方法、電子データ供給システム、電子データ発行装置、中継装置、プログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003178162A
JP2003178162A JP2001378552A JP2001378552A JP2003178162A JP 2003178162 A JP2003178162 A JP 2003178162A JP 2001378552 A JP2001378552 A JP 2001378552A JP 2001378552 A JP2001378552 A JP 2001378552A JP 2003178162 A JP2003178162 A JP 2003178162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注情報とともに経路情報を送信することに
より、複数の代行業者にライセンスキーの発行を同時に
依頼してもトラブルを生じさせない。 【解決手段】 ライセンス発行システム4は、ライセン
ス発行装置1と端末装置3とが複数の経路によって結ば
れるとともに、各経路には少なくとも1つのライセンス
中継装置2が配設されている。発注情報中継送出部21
は、ライセンス発注情報M1が中継されてきた履歴を示
す発注経路情報M2に、通信ネットワークにおける自装
置の位置を特定する情報を追記して、ライセンス発注情
報M1とともに送信する。ライセンスキー発行部11
は、同一のライセンス発注情報M1を複数の経路から受
信した時、これら複数の経路から1つの経路を選択し、
当該経路から受信したライセンス発注情報M1に対して
ライセンスキーM4を発行する。ライセンスキーM4
は、発注経路情報M2を逆にたどって端末装置3へ送信
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
経由で電子データを配布するシステムに関し、さらに詳
しくは、配布サーバと端末装置の間に中継サーバを配置
したネットワークにおける電子データ供給方法、電子デ
ータ供給システム、電子データ発行装置、中継装置、プ
ログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等のネットワーク
を使った電子商取引が活発に行われている。その中で
も、一般消費者向け電子商取引として、ソフトウェアや
デジタル音楽コンテンツ等のダウンロード販売が急速に
発展している。
【0003】ここで、ソフトウェアやデジタル音楽コン
テンツ等(以降、デジタルコンテンツと呼ぶ)のダウン
ロード販売では、デジタルコンテンツの著作権をいかに
保護するかが重要である。
【0004】この点、従来、ユーザがデジタルコンテン
ツをダウンロードする際に入力するパスワード等を発行
し、許可されたユーザのみがデジタルコンテンツをダウ
ンロードできるようにする方法がある。この方法によれ
ば、パスワード発行に際して課金し、料金を支払ったユ
ーザのみにデジタルコンテンツのダウンロードを実行さ
せることができる。
【0005】しかし、デジタルコンテンツにはサイズが
大きいものも多く、ダウンロードの途中でネットワーク
障害が発生してダウンロードに失敗する場合も少なくな
い。そして、ダウンロードに失敗した場合には再度ダウ
ンロードを行わなければならず、ダウンロードを何度も
試みるなどの非効率な状況が発生する。また、ダウンロ
ード失敗に対応するために課金処理が複雑である。
【0006】そこで、デジタルコンテンツ本体と、デジ
タルコンテンツを有効にするためのライセンスキーとを
分離して、より小さなサイズのライセンスキーに対して
課金することが行われている。
【0007】このようにすると、ダウンロード失敗の確
率が低くなるとともに、課金処理が単純になる。加え
て、デジタルコンテンツの利用にはライセンスキーの購
入が必要であるため、デジタルコンテンツ本体をCD−
ROMなどの媒体で配布しても、デジタルコンテンツの
著作権を守ることができる。
【0008】しかし、この方法では、デジタルコンテン
ツ本体とライセンスキーとの組を複製するため、著作権
侵害の危険性がある。
【0009】そこで、ライセンスキーを、特定のパソコ
ンでしか利用できないように、公開鍵暗号技術(PK
I:Public Key Infrastructure)を用いて発行するこ
とが行われている。具体的には、例えば、ライセンスサ
イトが、ユーザのパソコン内部の固有情報を元にした識
別子を取得し、その識別子に対応したライセンスキーを
発行する。そして、ユーザのパソコンでは、そのライセ
ンスキーをパソコン内部の固有情報とともに使うことに
よって、ライセンスキーが有効になる。
【0010】これにより、特定ユーザのパソコンでしか
デジタルコンテンツを再生できないようにできる。ま
た、第三者からの攻撃を防止することができ、デジタル
コンテンツ、ライセンスキーそれぞれの受け渡しを安全
に行うことができる。
【0011】また、デジタルコンテンツ本体に流通経路
の情報を電子透かしとして挿入することも行われてい
る。例えば、公開特許公報「特開2000−29868
9号(公開日:平成12年(2000)10月24日)
『デジタル著作物の管理方法、管理システム、記録装置
および再生装置』」には、利用経路を表す情報を電子透
かしとしてデジタルコンテンツに挿入することにより、
デジタルコンテンツを複製した場合、新しいライセンス
キーを発行する際に利用経路情報を書き換える装置が開
示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術はいずれも、ユーザとライセンス発行者との直
接のやりとりでライセンスキーを発行するものである。
すなわち、現実の商品のやりとりのように仲介業者を通
じてのやりとりはできない。具体的には、例えば、ライ
センス発行者が、ユーザの管理、与信、広告宣伝などを
外部の仲介業者に委託したい場合などに、従来の技術を
直接利用することはできない。
【0013】その理由は以下のとおりである。なおここ
では、互いに競争する複数の仲介業者が存在し、ユーザ
およびライセンス発行者はそれぞれ仲介業者を自由に選
択できるものとする。
【0014】まず、ライセンス発行者は、ユーザからの
ライセンス発行依頼の受け付けを代行してもらう仲介業
者をいくつか選択し、仲介業者ごとに契約を結ぶ。ユー
ザは、ライセンス発行者が契約した仲介業者の中から1
つ選び、ライセンス発行を依頼する。
【0015】このとき、通常の流れでは、ユーザがライ
センス発行を仲介業者に依頼すれば、依頼を受けた仲介
業者は、ライセンス発行者に対して実際のライセンス発
行を依頼し、ライセンス発行者が発行したライセンスを
受け取り、ユーザにそのライセンスを渡すことになる。
【0016】ところが、仲介業者において処理が滞り、
ライセンス発行が順調に進展しない場合には、ユーザは
その仲介業者への依頼をキャンセルして、他の仲介業者
に改めて依頼することを考える。しかし、この場合に最
初の仲介業者がキャンセルをすぐに受け付けずにライセ
ンス発行を代行してしまえば、2つの仲介業者が重複し
てライセンスキーを発行することになる。その結果、仲
介業者への支払いや、重複したライセンスキーへの対応
などが問題となる。なお、ユーザによるキャンセルを不
可能にすると、ユーザのメリットをはなはだしく低下さ
せることになり、好ましくない。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、ユーザが複数の代行業者
に電子データの発注を同時に依頼してもトラブルが発生
しない電子データ供給方法、電子データ供給システム、
電子データ発行装置、中継装置を提供することにある。
また、本発明の目的には、上記電子データ発行装置およ
び上記中継装置を実現するプログラムならびにこれを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことも含まれる。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の電子データ供給方法は、通信ネットワー
クを介して、端末装置と電子データ発行装置とが複数の
経路によって結ばれるとともに、各経路には少なくとも
1つの中継装置が配設されており、かつ、端末装置が要
求情報によって要求した電子データを電子データ発行装
置が発行し、端末装置へ送信する電子データ供給方法で
あって、上記要求情報を当該要求情報が通過した経路を
特定する経路情報とともに上記電子データ発行装置に送
信する要求情報送信処理と、上記電子データ発行装置が
同一の要求情報を複数の経路から受信した時、これら複
数の経路から1つの経路を選択し、当該経路から受信し
た要求情報に対して上記電子データを発行する電子デー
タ発行処理とを含むことを特徴としている。
【0019】また、本発明の電子データ供給システム
は、通信ネットワークを介して、端末装置が要求情報に
よって要求した電子データを電子データ発行装置が発行
し、端末装置へ送信する電子データ供給システムであっ
て、上記端末装置と上記電子データ発行装置とが複数の
経路によって結ばれるとともに、各経路には少なくとも
1つの中継装置が配設されており、かつ、上記中継装置
は、上記要求情報が中継されてきた履歴を示す経路情報
に、上記通信ネットワークにおける自装置の位置を特定
する情報を追記して、当該要求情報とともに送信する要
求情報中継手段を備え、上記電子データ発行装置は、同
一の要求情報を複数の経路から受信した時、これら複数
の経路から1つの経路を選択し、当該経路から受信した
要求情報に対して上記電子データを発行する電子データ
発行手段を備えることを特徴としている。
【0020】上記の方法および構成により、電子データ
発行装置は、同一の要求情報を複数の経路から受信した
時、これら複数の経路から1つの経路を選択し、当該経
路から受信した要求情報に対して電子データを発行す
る。
【0021】また、電子データ発行装置は、要求情報を
当該要求情報が通過した経路を特定する経路情報ととも
に受信する。そのために、中継装置において、通信ネッ
トワークにおける自装置の位置を特定する情報を経路情
報に追記して、要求情報とともに送信することが好まし
い。
【0022】よって、電子データ発行装置は、経路情報
に基づいて、電子データを発行した/する要求情報の送
信経路を特定できる。なお、電子データ発行装置は、発
行した電子データを、上記経路情報を逆にたどって、中
継装置を経由して端末装置まで送信することもできる。
【0023】したがって、ユーザが複数の代行業者に電
子データの発注を同時に依頼してもトラブルが発生しな
い電子データ供給システムを実現することが可能とな
る。
【0024】ここで、上記中継装置は、電子データの発
行サービス(販売やレンタル等)においては、ユーザの
管理、与信、広告宣伝などを、発行者の代わりに行う代
行業者の情報処理装置に対応する。この場合、経路情報
には、代行業者を識別するための情報、例えば代行業者
のIDを利用できる。
【0025】そして、発行者(電子データ発行装置)
は、経路情報に基づいて要求情報の送信経路を特定でき
るため、複数の代行業者から電子データの発行要求を受
信しても排他的に処理できる。よって、ユーザが電子デ
ータの発行を複数の中継装置(代行業者)に同時に依頼
しても、電子データの重複発行や代行業者への支払いな
どにトラブルが発生しない。また、ユーザは、1つの代
行業者の代行業務が滞っても、他の代行業者から電子デ
ータを取得することが可能である。
【0026】また、上記の方法およびシステムは、本質
的に代行業者間の競争を促しユーザメリットを生み出す
仕組みである。また、電子データの発行に関わるユーザ
管理業務を分離できるため、電子データの発行者にとっ
てもユーザ管理業務をアウトソーシングできるというメ
リットがある。また、発行者のサーバに直接アクセスせ
ずに課金できるため、ピアツーピアネットワーク環境に
おいて特に有効である。
【0027】さらに、上記の方法およびシステムは、端
末装置にてデジタルコンテンツを利用可能にするライセ
ンスキーの発行に好適である。この場合、デジタルコン
テンツのライセンスキーの発行を、ネットワーク経由
で、代行業者の代行させても、重複発行等のトラブルが
発生しない。したがって、デジタルコンテンツの著作権
を保護しながら、ライセンスの発行を代行業者を利用て
柔軟に行うことが可能となる。
【0028】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報を受信し
た時、所定の猶予期間だけ、同一の要求情報を待つもの
であることを特徴としている。
【0029】上記の構成により、さらに、電子データ発
行装置は、最初の要求情報を受信してから猶予期間の間
は、電子データの発行を行わない。そして、猶予期間経
過後、猶予期間中に同一の要求情報を複数の経路から受
信した時、これら複数の経路から1つの経路を選択し、
当該経路から受信した要求情報に対して上記電子データ
を発行する。
【0030】これにより、ユーザが同一の要求情報を時
間をあけて複数回送信した場合や、端末装置から電子デ
ータ発行装置までの通信時間が経路ごとに異なる場合で
あっても、ユーザが同時期に送信した同一の要求情報
を、一つの要求情報として処理することが可能となる。
【0031】ここで、猶予期間の長さは、電子データ発
行装置が同一の要求情報を受信する可能性が高い期間に
応じて適宜設定できる。また、猶予期間の長さは、電子
データ発行装置にあらかじめ設定しておいてもよいし、
外部から例えば要求情報とともに与えてもよい。
【0032】なお、猶予期間中、電子データ発行装置
は、受信した要求情報や経路情報等の情報を、不揮発性
の記憶装置に記憶してもよいし、短期間であれば揮発性
の記憶装置に記憶しておいてもよい。
【0033】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
受信した猶予期間情報によって指定された期間を上記猶
予期間とするものであることを特徴としている。
【0034】上記の構成により、さらに、電子データ発
行装置に対して、要求情報とともに送信する猶予期間情
報によって猶予期間を指定できる。よって、電子データ
発行装置において同一の要求情報をまとめて処理するた
めの猶予期間を、ユーザが端末装置から要求情報を送信
する時に指定できる。なお、猶予期間情報は中継装置が
要求情報を中継する際に付加することもできる。
【0035】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
当該要求情報に設定されている優先度を受信し、かつ、
同一の要求情報を複数の経路から受信した時、上記優先
度が最も高い経路を選択するものであることを特徴とし
ている。
【0036】上記の構成により、さらに、電子データ発
行装置に対して、要求情報とともに送信する優先度によ
って経路の優先順位を指定できる。よって、電子データ
発行装置において同一の要求情報をまとめ、その経路か
ら1つを選択するための優先度を、ユーザが端末装置か
ら要求情報を送信する時に指定できる。なお、優先度は
中継装置が要求情報を中継する際に設定することもでき
る。
【0037】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
当該要求情報に設定されている料金情報を受信し、か
つ、同一の要求情報を複数の経路から受信した時、上記
料金情報が最も安い経路を選択するものであることを特
徴としている。
【0038】上記の構成により、さらに、電子データ発
行装置は、同一の要求情報を複数の経路から受信した
時、料金情報が最も安い経路を選択する。よって、料金
に関してユーザに最も有利な経路を選択できる。なお、
料金情報は、ユーザが端末装置から要求情報を送信する
時に設定してもよいし、要求情報を中継する際に中継装
置が設定してもよい。
【0039】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データが、上記端末装置にてデジタルコン
テンツを利用可能にするライセンスキーであることを特
徴としている。
【0040】上述したように、上記電子データ供給シス
テムは、ユーザが電子データの発行を複数の中継装置
(代行業者)に同時に依頼しても、電子データの重複発
行や代行業者への支払いなどにトラブルが発生しない。
また、ユーザは、1つの代行業者の代行業務が滞って
も、他の代行業者から電子データを取得することが可能
である。
【0041】よって、上記電子データ供給システムは、
端末装置にてデジタルコンテンツを利用可能にするライ
センスキーの発行に好適である。
【0042】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
上記端末装置を特定する端末識別子を受信し、かつ、上
記ライセンスキーを、上記端末識別子と上記経路情報と
を埋め込んで生成するものであることを特徴としてい
る。
【0043】上記の構成により、さらに、ライセンスキ
ーに端末識別子と経路情報とを埋め込むことができる。
【0044】よって、発行したライセンスキーに経路情
報が含まれるので、ユーザが複数の代行業者にライセン
ス発行を依頼しても、重複したライセンスの発行などの
トラブルが発生することがない。また、デジタルコンテ
ンツの使用を特定の端末装置に制限することができる。
【0045】したがって、デジタルコンテンツの著作権
を保護しながら、ライセンスの発行を代行業者を利用て
柔軟に行うことが可能となる。
【0046】また、本発明の電子データ発行装置は、上
記の電子データ供給システムに含まれる電子データ発行
装置であって、上記電子データ発行手段を具備すること
を特徴としている。
【0047】上記の構成により、電子データ発行装置
は、同一の要求情報を複数の経路から受信した時、これ
ら複数の経路から1つの経路を選択し、当該経路から受
信した要求情報に対して電子データを発行する。
【0048】ここで、端末装置と電子データ発行装置と
は複数の経路によって結ばれるとともに、各経路には少
なくとも1つの中継装置が配設されている。また、中継
装置は、通信ネットワークにおける自装置の位置を特定
する情報を経路情報に追記して、要求情報とともに送信
する。
【0049】よって、電子データ発行装置は、要求情報
を当該要求情報が通過した経路を特定する経路情報とと
もに受信するため、これに基づいて、電子データを発行
した/する要求情報の送信経路を特定できる。
【0050】したがって、ユーザが複数の代行業者に電
子データの発注を同時に依頼してもトラブルが発生しな
い電子データ供給システムを実現することが可能とな
る。
【0051】また、本発明の中継装置は、上記の電子デ
ータ供給システムに含まれる中継装置であって、上記要
求情報中継手段を具備することを特徴としている。
【0052】上記の構成により、中継装置は、要求情報
が中継されてきた履歴を示す経路情報に、通信ネットワ
ークにおける自装置の位置を特定する情報を追記して、
当該要求情報とともに送信する。
【0053】よって、中継装置は、電子データ発行装置
に、要求情報とともに当該要求情報が通過した経路を特
定する経路情報を提供できる。その結果、電子データ発
行装置は、同一の要求情報を複数の経路から受信した
時、これら複数の経路から1つの経路を選択し、当該経
路から受信した要求情報に対して電子データを発行する
ことができる。すなわち、電子データ発行装置は、経路
情報に基づいて、電子データを発行した/する要求情報
の送信経路を特定できる。
【0054】したがって、ユーザが複数の代行業者に電
子データの発注を同時に依頼してもトラブルが発生しな
い電子データ供給システムを実現することが可能とな
る。
【0055】また、本発明の電子データ発行プログラム
は、コンピュータを上記電子データ発行手段として機能
させるコンピュータプログラムである。
【0056】上記の構成により、コンピュータで上記電
子データ発行装置の電子データ発行手段を実現すること
によって、上記電子データ発行装置を実現することがで
きる。したがって、上記した電子データ発行装置の効果
である、ユーザが複数の代行業者に電子データの発注を
同時に依頼してもトラブルが発生しない電子データ供給
システムを実現できる。
【0057】また、本発明の電子データ発行プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上
記電子データ発行手段をコンピュータに実現させて、上
記電子データ発行装置を動作させる電子データ発行プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
【0058】上記の構成により、上記記録媒体から読み
出された電子データ発行プログラムによって、上記電子
データ発行装置をコンピュータ上に実現することができ
る。
【0059】また、本発明の中継プログラムは、コンピ
ュータを上記要求情報中継手段として機能させるコンピ
ュータプログラムである。
【0060】上記の構成により、コンピュータで上記中
継装置の要求情報中継手段を実現することによって、上
記中継装置を実現することができる。したがって、上記
した中継装置の効果である、ユーザが複数の代行業者に
電子データの発注を同時に依頼してもトラブルが発生し
ない電子データ供給システムを実現できる。
【0061】また、本発明の中継プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記要求情報
中継手段をコンピュータに実現させて、上記中継装置を
動作させる中継プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体である。
【0062】上記の構成により、上記記録媒体から読み
出された中継プログラムによって、上記中継装置をコン
ピュータ上に実現することができる。
【0063】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1から図14に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0064】本実施の形態では、ソフトウェアやデジタ
ル音楽コンテンツ等のデジタルコンテンツの販売におい
て、デジタルコンテンツ本体を有効にするためのライセ
ンスキーを発行するライセンス発行システムについて説
明する。なお、デジタルコンテンツ本体の配布方法は任
意であって、例えば、インターネット等のネットワーク
によるダウンロードで配布してもよいし、CD−ROM
などの媒体で配布してもよい。
【0065】また、本実施の形態では、ライセンスキー
の取得に伴うライセンス料金の決済方法について言及し
ない。ライセンスキーの受け渡し関係は明らかになって
おり、それぞれの装置間でクレジット決済、または、契
約ベースの決済など、公知の技術を使って決済を行えば
よい。
【0066】図1を参照しながら、本実施の形態に係る
ライセンス発行システム(電子データ供給システム)4
の概略について説明する。
【0067】図1に示すように、上記ライセンス発行シ
ステム4は、ライセンス発行装置(電子データ発行装
置)1、ライセンス中継装置(中継装置)2、端末装置
3を備えて構成されている。そして、上記ライセンス発
行装置1は、発注情報受付部10、ライセンスキー発行
部(電子データ発行手段)11、ライセンスDB(デー
タベース)12を備えて構成されている。上記ライセン
ス中継装置2は、発注情報中継受付部20、発注情報中
継送出部(要求情報中継手段)21、ライセンスキー中
継受付部22、ライセンスキー中継送出部23を備えて
構成されている。上記端末装置3は、発注情報送出部3
0、ライセンスキー受付部31、入力部32、表示部3
3を備えて構成されている。
【0068】ここで、上記ライセンス発行システム4で
は、ライセンス発行装置1と端末装置3との間に、複数
のライセンス中継装置2が直列に接続されていてもよ
い。
【0069】例えば、図2に示すネットワーク構成例で
は、ライセンス発行装置1と端末装置3とを接続する経
路として、ライセンス中継装置2aを経由する経路R1
と、直列に接続されたライセンス中継装置2b・2cを
経由する経路R2との2本の経路が並列に存在してい
る。ここで、ライセンス中継装置2a,2b,2cは、
ライセンス中継装置2(図1)と同じ機能を有する。ま
た、経路R1は、図1の接続形態に相当する。
【0070】次に、上記ライセンス発行装置1の各部に
ついて説明すれば以下のとおりである。
【0071】発注情報受付部10は、ライセンス中継装
置2の発注情報中継送出部21から受け取ったライセン
ス発注情報(要求情報)M1、発注経路情報(経路情
報)M2、ライセンスの対象である端末装置3の端末識
別子M3を受け付けライセンスキー発行部11に送る。
なお、ライセンス発注情報M1、発注経路情報M2およ
び端末識別子M3の組を「発注情報等」と記すことがあ
る。
【0072】ライセンスキー発行部11は、発注情報受
付部10から受け取ったライセンス発注情報M1、発注
経路情報M2、端末識別子M3を受け取り、適切な処理
を施してライセンスキー(電子データ)M4を発行し、
ライセンス中継装置2のライセンスキー中継受付部22
に送る。
【0073】ライセンスDB12は、ライセンスキー発
行部11が発行したライセンスキーM4を関係する発注
経路情報M2および端末識別子M3と関連付けて保存す
る。
【0074】次に、上記ライセンス中継装置2の各部に
ついて説明すれば以下のとおりである。
【0075】発注情報中継受付部20は、端末装置3の
発注情報送出部30から受け取ったライセンス発注情報
M1、端末識別子M3を発注情報中継送出部21に送
る。また、発注情報中継受付部20は、他のライセンス
中継装置2(図2参照)の発注情報中継送出部21から
受け取ったライセンス発注情報M1、発注経路情報M
2、端末識別子M3を発注情報中継送出部21に送る。
【0076】発注情報中継送出部21は、自装置(ライ
センス中継装置2)を特定する情報を発注経路情報M2
に設定する。具体的には、発注情報中継送出部21は、
発注情報中継受付部20から発注経路情報M2を受け取
らなかった場合には、自装置を特定する情報を含む発注
経路情報M2をあらたに生成する。一方、発注情報中継
送出部21が発注情報中継受付部20から発注経路情報
M2を受け取った場合には、当該発注経路情報M2に自
装置を特定する情報を追加する。
【0077】そして、発注情報中継送出部21は、発注
情報中継受付部20から受け取ったライセンス発注情報
M1および端末識別子M3と、設定した発注経路情報M
2とを、ライセンス発行装置1の発注情報受付部10ま
たは他のライセンス中継装置2の発注情報中継受付部2
0へ送る。
【0078】ライセンスキー中継受付部22は、ライセ
ンス発行装置1のライセンスキー発行部11または他の
ライセンス中継装置2のライセンスキー中継送出部23
から受け取ったライセンスキーM4をライセンスキー中
継送出部23に送る。
【0079】ライセンスキー中継送出部23は、ライセ
ンスキー中継受付部22から受け取ったライセンスキー
M4を端末装置3のライセンスキー受付部31または他
のライセンス中継装置2のライセンスキー中継受付部2
2へ送る。
【0080】なお、ライセンス発注情報M1を中継する
部分(発注情報中継受付部20と発注情報中継送出部2
1)とライセンスキーM4を中継する部分(ライセンス
キー中継受付部22とライセンスキー中継送出部23)
とは、同じ装置内に存在しなくてもよい。すなわち、発
注情報中継受付部20および発注情報中継送出部21
と、ライセンスキー中継受付部22およびライセンスキ
ー中継送出部23とを、一つの装置に設けてもよいし、
それぞれ別々の装置に分離して設けてもよい。
【0081】次に、上記端末装置3の各部について説明
すれば以下のとおりである。
【0082】発注情報送出部30は、入力部32からの
指示に従ってライセンス発注情報M1および端末識別子
M3を、ライセンス中継装置2の発注情報中継受付部2
0に送る。
【0083】ライセンスキー受付部31は、ライセンス
中継装置2のライセンスキー中継送出部23からライセ
ンスキーM4を受け取る。
【0084】入力部32および表示部33は、端末装置
3のユーザインターフェイスである。すなわち、入力部
32は、ユーザが指示を与えるためのキーボードやマウ
スなどである。表示部33は、ユーザに情報を与えるた
めの表示装置であり、液晶表示装置などがこれにあた
る。
【0085】ここで、上記ライセンス発行装置1および
ライセンス中継装置2は、ワークステーションやパーソ
ナルコンピュータ等の汎用のコンピュータをベースに構
成できる。また、上記端末装置3は、パーソナルコンピ
ュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の汎
用のコンピュータをベースに構成できる。
【0086】すなわち、上記のライセンス発行装置1、
ライセンス中継装置2、端末装置3は、それぞれの機能
を実現するプログラムの命令を実行するCPU(centra
l processing unit )、ブートロジックを格納したRO
M(read only memory)、上記プログラムを展開するR
AM(random access memory)、上記プログラムおよび
各種データベース(ライセンスDB12を含む)を格納
するハードディスク等の記憶装置(記録媒体)、キーボ
ードやマウス等の入力機器、モニタ、スピーカー、プリ
ンタ等の出力機器、外部のネットワークに接続するネッ
トワーク接続機器が、内部バスによって接続されて構成
されている。
【0087】そして、上記のライセンス発行装置1、ラ
イセンス中継装置2、端末装置3の機能は、記憶装置に
格納さたプログラムを必要に応じてRAMに展開してC
PUが実行することでそれぞれ実現される。
【0088】具体的には、ライセンス発行装置1は、典
型的にはJavaサーブレットエンジンなどのアプリケ
ーションサーバ等として構築できる。この場合、ライセ
ンス発行装置1は、HTTPリクエストを処理し、ライ
センスDB12とのやり取りを行い、適切なライセンス
キーM4を作成し、そのライセンスキーM4をHTTP
レスポンスの形式で送信する。もちろんこの形態に限定
されず、例えば電子メールの送受信を利用するなど、ネ
ットワークを介してデータのやり取りを行える構成であ
れば任意に選択できる。
【0089】また、ライセンス中継装置2は、典型的に
はJavaサーブレットエンジンなどのアプリケーショ
ンサーバにより実装できる。この場合、HTTPリクエ
ストに埋め込まれたライセンス発注情報M1やライセン
スキーM4などを適切に処理し、HTTPレスポンスの
形式で結果を送信したり、他の装置に対してHTTPリ
クエストを連鎖的に発生させてデータの送受信を行う。
もちろんこの形態に限定されず、例えばWWW(World
Wide Web)のProxyサーバや電子メールサーバなど
により実装するなど、ネットワークを介してデータを送
受信できる構成であれば任意に選択できる。
【0090】つづいて、ユーザがライセンスの発注を
し、ライセンスキーを取得するまでのライセンス発行装
置1、ライセンス中継装置2および端末装置3での処理
を詳細に説明する。
【0091】なお、本実施の形態では、各情報の送受信
は電子メールで行うことにするが、PGP(Pretty Goo
d Privacy)やVerisign(登録商標)デジタル
IDなどのPKI技術を用いて盗聴や改竄のないセキュ
アな送受信が行えるものとする。例えば、ライセンス発
注情報M1および端末識別子M3は、端末装置3のデジ
タルIDによってデジタル署名されている。
【0092】第一に、図3のフローチャートを参照しな
がら、端末装置3での発注処理について詳細に説明す
る。
【0093】まず、端末装置3は、発注可能なライセン
ス発注情報M1を表示部33に表示する(S11)。な
お、この表示は、例えばWWWブラウザによりライセン
ス発行サイトにアクセスしたり、ライセンス発行代行サ
ービスサイトにアクセスしたりして行う。
【0094】次に、ユーザが発注先である代行業者を選
択する(S12)。代行業者のリストはやはりWWWブ
ラウザなどのインターネットの技術を用いて取得可能で
あり、ユーザはリストアップされている複数の代行業者
の中から自由に選択することができる。
【0095】そして、ユーザが入力部32を用いて発注
を指示する(S13)と、発注情報送出部30は、ライ
センス発注情報M1および端末識別子M3(図4)を生
成して、選択された代行業者のライセンス中継装置2に
送る(S14)。
【0096】ここで、図4および図5を用いて、端末装
置3が送信するライセンス発注情報M1および端末識別
子M3について詳細に説明する。
【0097】上記ライセンス発注情報M1は、ライセン
ス名および発注者IDを少なくとも含んでいる。そし
て、ライセンス発注情報M1は、代行業者ID、猶予期
間、優先度、ライセンス料金をさらに含んでいてもよ
い。
【0098】「ライセンス名」は、目的のライセンスの
一意な識別子であり、どの代行業者に対しても同じもの
になる。一意にするための方法としては、例えば、ネッ
トワーク名を一意に表すのに使われたドメインを利用し
て、“jp.co.sharp...”のように表すことで実現でき
る。なお、図面では簡略化して示している。
【0099】「代行業者ID」は、ライセンス発注をど
の代行業者に行ったかを表す識別子であり、発注する代
行業者ごとに異なる。この識別子も同じようにグローバ
ルに一意なものにできるが、図面では簡略化して示して
いる。
【0100】「猶予期間」は、複数の代行業者に発注す
る場合にライセンス発行装置1で処理を遅延する期間で
ある。これにより、ライセンス発行装置1は、この猶予
期間内に同一ライセンスに対する複数の発注を受け取る
ことができる。
【0101】具体的には、ユーザは、代行業者による業
務遅延によるリスクを軽減するために、ライセンス発注
情報M1および端末識別子M3を複数の代行業者に同時
に送って発注してもよい。この場合、ライセンス発行装
置1は猶予期間内に複数の発注を受け取るが、ライセン
ス発注情報M1および端末識別子M3が同一であるた
め、受け取った複数の発注から1つを選択して、ライセ
ンスキーを発行することができる。そして、ライセンス
キーを発行した発注を代行した代行業者IDが1つに決
まるため、複数の業者に重複して代金を支払うことを防
止できる。さらに、ライセンス発行装置1は猶予期間内
に受け取った発注に対してライセンスキーを発行するた
め、代行の処理が遅い代行業者は排除されることにな
り、結果として代行業者間の競争を促すという効果もあ
る。
【0102】なお、猶予期間は、ライセンス発行装置1
にあらかじめ設定されていてもよい。この場合、ライセ
ンス発注情報M1から猶予期間のデータを省略できる。
【0103】「優先度」は、ライセンス発行装置1にお
いて、複数の発注が猶予期間内に到達した場合に、優先
度の最も高いものを選択するという処理に使用する。な
お、優先度は、ユーザが自由に設定できるようにしても
よいし、代行業者とライセンス発行者との契約に従って
設定してもよい。また、優先度の設定がない場合や同じ
優先度が複数設定されている場合には、先着順や全くラ
ンダムに代行業者を選択してもよいし、その他の基準に
従って選択してもよい。
【0104】「ライセンス料金」は、その代行業者がラ
イセンスの発行を代行した場合の発行料金であり、ユー
ザはそれをもとに優先度などを決定してもよい。もちろ
ん、ライセンス料金が代行業者間で統一されていれば、
ライセンス発注情報M1からライセンス料金のデータを
省略できる。
【0105】「発注者ID」は、端末装置3のユーザで
ある発注者を特定するための識別子である。発注者ID
としては、本実施の形態では電子メールアドレスを使用
するが、端末装置3を特定可能な情報であれば任意の情
報を使用できる。
【0106】また、上記端末識別子M3は、ライセンス
の対象である端末装置3を特定する情報である。ライセ
ンスキーは端末識別子M3をもとに作成されるので、指
定された端末識別子M3の端末装置3のみでライセンス
キーが有効になる。このように特定の端末でのみ有効に
なる仕組みは、PKI技術の基本思想であり、公知の技
術であるのでここでは詳細な説明を省略する。
【0107】第二に、図6のフローチャートを参照しな
がら、ライセンス中継装置2での発注情報中継処理につ
いて詳細に説明する。なお、ステップS21〜S24が
要求情報送信処理に相当する。
【0108】まず、ライセンス中継装置2の発注情報中
継受付部20が、端末装置3から送出されたライセンス
発注情報M1および端末識別子M3(図4,図5)を、
受け取る(S21)。
【0109】次に、発注情報中継送出部21が、自装置
(ライセンス中継装置2)を特定する情報を経路を表す
情報として発注経路情報M2に設定する(S22)。そ
して、発注情報中継送出部21は、送出先を選択して
(S23)、ライセンス発注情報M1、発注経路情報M
2、端末識別子M3を送出先へ送る(S24)。なお、
送出先は、ライセンス発行者との契約等に従って、ライ
センス中継装置2の記憶装置(図示せず)に送出先リス
トとしてあらかじめ設定されているものとする。
【0110】ここで、図7から図9を用いて、ライセン
ス中継装置2が送信するライセンス発注情報M1、発注
経路情報M2、端末識別子M3について説明する。図7
から図9はそれぞれ、図2のライセンス中継装置2a,
2c,2bが送信する情報を表す。なお、ライセンス発
注情報M1および端末識別子M3は、図4および図5を
用いて上述したとおりである。
【0111】上記発注経路情報M2は、端末装置3から
ライセンス発行装置1への経路上のライセンス中継装置
2を特定する情報を順に追記したデータである。例え
ば、図9に示すように、経路R2上のライセンス中継装
置2bからは、ライセンス中継装置2cを特定する経路
情報1に続けて、ライセンス中継装置2bを特定する経
路情報2を追記したデータが発注経路情報M2として送
出される。なお、図中では「経路情報」を“urn:rout
e:”で始まる文字列として表記しているが、これは位置
を表す一般的な情報を表すためである。具体的には、
「経路情報」としては、ライセンス中継装置2のメール
アドレスやインターネットアドレス、あるいはライセン
ス中継装置2の位置を特定可能なその他の情報を使用で
きる。
【0112】なお、本実施の形態では、上述のように、
発注経路情報M2はライセンス発注情報M1を中継する
ごとにライセンス中継装置2において設定される。しか
し、発注経路情報M2は、端末装置3においてライセン
ス発注情報M1が送出される際に、ライセンス発行装置
1までの経路上のすべてのライセンス中継装置2につい
て設定されてもよい。
【0113】また、図10から図12はそれぞれ、図2
のライセンス中継装置2a,2b,2cに設定されてい
る送出先リストを表す。
【0114】図10および図11に示すように、ライセ
ンス中継装置2a,2bがライセンス名“Urn:product:
//softhouse/product/tool.lic”についての発注を送出
する送出先には、ライセンス発行者“Urn:route://soft
house”が設定されている。これに対して、図12に示
すように、ライセンス中継装置2cが上記発注を送出す
る送出先には、他の仲介業者のラインセンス中継装置2
b“Urn:route://agent2b”が設定されている。
【0115】第三に、図13のフローチャートを参照し
ながら、ライセンス発行装置1でのライセンス発行処理
について詳細に説明する。なお、ステップS35および
S37が電子データ発行処理に相当する。
【0116】まず、ライセンス発行装置1の発注情報受
付部10が、ライセンスキー中継装置2から送出された
ライセンス発注情報M1、発注経路情報M2、端末識別
子M3を受け付ける(S31)。
【0117】次に、ライセンスキー発行部11が、ライ
センス発注情報M1および端末識別子M3に基づいて、
ライセンスDB12に格納されているライセンスキーを
参照して、指定されたライセンスキーM4が未発行であ
るか否かを調べる(S32)。発行済みでなければ、ラ
イセンス発注情報M1、発注経路情報M2、端末識別子
M3を一時的に記憶装置(図示せず)に保存して(S3
3)、ライセンス発注情報M1に指定されている猶予期
間だけ、同じライセンスキーについての他の発注を待つ
(S34)。
【0118】ここで、仮に、ライセンス発行装置1が、
第1の発注(図7に示した発注情報等)を受け付けた
後、猶予期間内(例えば1日後)に、第2の発注(図9
に示した発注情報等)を受け付けたとする。
【0119】この場合、猶予期間の経過後、ライセンス
キー発行部11は、第1および第2の発注のどちらか一
方を選択して、ライセンスキーM4を作成する(S3
5)。この時、ライセンスキー発行部11は、例えばラ
イセンス発注情報M1に含まれる優先度に基づいて、発
注を選択できる。具体的には、ライセンス発注情報M1
の優先度は、図7(ライセンス中継装置2a)が“1”
であり、図9(ライセンス中継装置2b)が“2”であ
るため、ライセンスキー発行部11は優先度が高い図9
の発注を選択する。なお、優先度がユーザの指定したも
のであれば、ライセンスキー発行部11はユーザが望む
経路を選択することができる。
【0120】次に、ライセンスキー発行部11は、発注
経路情報M2および端末識別子M3を、作成したライセ
ンスキーM4と関連付けて、ライセンスDB12に格納
する(S36)。
【0121】次に、ライセンスキー発行部11は、作成
したライセンスキーM4を、発注してきた全てのライセ
ンス中継装置2に送出する(S37)。すなわち、上記
の例では、ライセンスキー発行部11は、ライセンス中
継装置2bだけでなく、ライセンス中継装置2aにも送
信する。これにより、ライセンス中継装置2aにおい
て、例えばジョブリストに“処理済”とマークをつけて
発注情報中継処理を終了させることが可能となる。一般
にサーバに対して何らかのリクエストを送ったときには
レスポンスが帰ってくるものである。よって、ライセン
ス中継装置2aにレスポンスとしてライセンスキーM4
を送信することで、ライセンス中継装置2aの負荷を軽
減できる。逆に、ライセンス中継装置2aにライセンス
キーM4を送らないようにしてもよく、この場合にはネ
ットワークの負荷を抑えることができる。なお、送出先
は、それぞれの発注経路情報M2に含まれる経路情報を
参照することで決定できる。
【0122】ここで、図14は、ライセンスキーM4の
データ構造の一例である。ライセンスキーM4は、ライ
センス発注情報M1のライセンス名、発注経路情報M
2、端末識別子M3を含んでいる。このように、ライセ
ンスキーM4には、発注に係る経路情報が含まれている
ので、ライセンス発行者は課金対象の業者に対してのみ
適切に課金処理を行うことが可能である。
【0123】なお、ステップS32において、既に以前
に同等のライセンスキーM4を発行済みであれば、ライ
センスDB12に格納されているライセンスキーM4を
取り出して、それを発注してきたライセンス中継装置2
に送出すればよい。
【0124】また、ライセンスDB12を備えることに
よって、同一ライセンスに対する別の発注が発生して
も、既に発行済みであることが判定できるので、ライセ
ンスキーM4を重複して発行することを避けることがで
きる。
【0125】ただし、通常同一のユーザが同一のライセ
ンスキーM4を複数回発注することはなく、あっても複
数の代行業者に同時に発注する場合である。よって、ラ
イセンスキーM4は短期間(例えば数日間)記憶すれば
十分である。したがって、ライセンス発行装置1におい
て、ライセンスDB12をハードディスク等の長期間記
憶可能な記憶装置に保持することは必須ではなく、ライ
センスキーM4等をメモリ等に一時的に記憶すればよ
い。なお、ライセンスキーM4を長期間保存しない場合
であっても、ライセンス発注情報M1に発注の有効期限
を含ませておけば、猶予期間後に別の発注が遅れてライ
センス発行装置1に届いても、有効期限内であれば、ラ
イセンスキーM4を重複して発行することを避けること
ができる。
【0126】また、ステップS34において、猶予期間
だけ待つとしているが、この処理は必須ではない。すな
わち、ライセンスキーの発行を発注の先着順に行っても
よいし、ライセンス発行装置1での都合により任意の期
間待ってもよい。この場合、ライセンス発注情報M1か
ら猶予期間の情報を省略できる。
【0127】また、ステップS35において、優先度に
基づいて複数の発注から1つを選択するとしているが、
この処理は必須ではない。すなわち、優先度以外の判断
基準により発注を選択してもよい。例えば、ライセンス
料金の最も低いものを選択してもよい。この場合、ユー
ザは最も低価格でライセンスキーを取得できる。具体的
には、ライセンス発注情報M1のライセンス料金は、図
7(ライセンス中継装置2a)が“150円”であり、
図9(ライセンス中継装置2b)が“100円”である
ため、ライセンスキー発行部11はライセンス料金が安
い図7の発注を選択する。
【0128】つづいて、ライセンス発行装置1がライセ
ンスキー発行部11からライセンスキーM4を送出した
後は、ライセンスキー中継装置2がライセンスキー中継
受付部22およびライセンスキー中継送出部23により
ライセンスキーM4の受付と送出を行いながら発注経路
情報M2を逆に辿り、最終的に端末装置3のライセンス
キー受付部31がライセンスキーM4を受け付ける。
【0129】この時、必ずしも発注時の経路情報を参照
する必要はい。すなわち、各ライセンス中継装置2にお
いて、ライセンス発注情報M1のライセンス名と端末識
別子M3との組を記憶しておけば、ライセンスキーM4
に含まれるライセンス名と端末識別子を参照すること
で、送出先を判断できる。
【0130】また、ライセンスキーM4には発注時の経
路情報が含まれているため、仮に、端末装置3にて複数
経路のライセンス中継装置2から同一のライセンスキー
M4を受け取っても、どの代行業者に料金を支払えばよ
いか判断でき、複数業者に重複して支払うなどのトラブ
ルを防ぐことができる。
【0131】さらに、上記ライセンス発行システム4に
加えて、電子データであるデジタルコンテンツ本体を、
ユーザの要求に応じて、端末装置3に送信するサーバを
設けてもよい。この場合、このサーバとライセンス発行
システム4とによって、電子データ販売システムを構成
できる。
【0132】上記電子データ販売システムでは、ユーザ
は、利用を希望するデジタルコンテンツ本体を、上記サ
ーバよりダウンロードする一方、当該デジタルコンテン
ツ本体を端末装置3において有効とするライセンスキー
をライセンス発行システム4から取得することができ
る。
【0133】例えば、デジタルコンテンツ本体のダウン
ロードの際、ライセンス中継装置2を実現するプログラ
ムをデジタルコンテンツ本体にバンドルして送信もよ
い。
【0134】ここで、インターネットに直接接続可能な
パソコンと、そのパソコンと赤外線通信で接続されたP
DAとがあり、その両方で閲覧可能なデジタルコンテン
ツをダウンロードする場合を考える。
【0135】このとき、デジタルコンテンツ本体にライ
センス中継装置2を実現するプログラムがバンドルされ
ていれば、パソコンをライセンス中継装置2、PDAを
端末装置3とみなすことができる。そして、PDAをパ
ソコンに接続すれば、PDAはネットワークに直接接続
することなく、赤外線通信によりパソコンを介して、デ
ジタルコンテンツ本体およびライセンスキーを取得でき
る。
【0136】さらに、デジタルコンテンツ本体にバンド
ルされたライセンス中継装置2を実現するプログラム
が、デジタルコンテンツ本体が他のパソコンに中継され
るごとに、当該プログラム自体(あるいは、経路情報)
を書き換えることによって、端末装置3からライセンス
キー発行を依頼された時に、どのライセンス中継装置2
に接続すればよいかを判定する処理が不要となる。
【0137】なお、上記ライセンス発行システム4は、
デジタルコンテンツのライセンスキーだけでなく、一般
の電子データの配信にも適用できる。
【0138】本発明に係るライセンス発行装置は、ネッ
トワークを使ったライセンス販売において、ライセンス
発注情報と発注に係る経路情報とライセンス対象端末の
端末識別子とを受け取る発注情報受付手段と、前記経路
情報および前記端末識別子とが埋め込まれたライセンス
キーを発行する発行手段と、を備えて構成されていても
よい。
【0139】また、上記ライセンス発行装置は、前記経
路情報と前記端末識別子とライセンスキーとの組を格納
するライセンスDBをさらに備えていてもよい。
【0140】ここで、経路情報とは、ライセンス発行者
と被発行者であるユーザとの関係において、中継地点に
あたる代行者を識別するための情報であり、例えば代行
業者のIDである。この経路情報をライセンスキーに埋
め込むことにより、特定の端末に対する特定のライセン
スを複数の代行業者が代行発行しようとしても排他的に
処理することができる。
【0141】また、上記ライセンス発行装置は、前記ラ
イセンス発注情報がライセンス発行に係るライセンス料
金を含むとともに、前記発行手段が、そのライセンス料
金に基づいてライセンスを発行するものであってもよ
い。
【0142】また、上記ライセンス発行装置は、前記ラ
イセンス発注情報がライセンス発行に係る優先度を含む
とともに、前記発行手段が、その優先度に基づいてライ
センスを発行するものであってもよい。
【0143】また、上記ライセンス発行装置は、前記ラ
イセンス発注情報がライセンス発行までの猶予期間情報
を含むとともに、前記発行手段が、その猶予期間中はラ
イセンス発行を休止するものであってもよい。
【0144】本発明に係るライセンス中継装置は、前記
ライセンス発注情報と前記ライセンス対象端末の端末識
別子とを受け取る発注情報中継受付手段と、前記ライセ
ンス発注情報と前記端末識別子とを送り出す発注情報中
継送出手段と、を備えて構成されていてもよい。
【0145】また、上記ライセンス中継装置は、前記発
注情報中継受付手段が前記経路情報をも受け取り、前記
発注情報中継送出手段が前記経路情報をも送出するもの
であってもよい。
【0146】また、上記ライセンス中継装置は、前記発
注情報中継送出手段が自身に関する経路情報を送出する
ものであってもよい。
【0147】また、上記ライセンス中継装置は、前記ラ
イセンスキーを受け取るライセンスキー中継受付手段
と、ライセンスキーを送り出すライセンスキー中継送出
手段と、を備えて構成されていてもよい。
【0148】本発明に係る端末装置は、前記ライセンス
発注情報と自身の端末識別子とを送り出す発注情報送出
手段を備えて構成されていてもよい。
【0149】また、上記端末装置は、前記ライセンスキ
ーを受け取るライセンスキー受付手段を備えていてもよ
い。
【0150】本発明に係るライセンス発行方法は、上記
のライセンス発行装置によって実行される方法である。
【0151】本発明に係るライセンス中継方法は、上記
のライセンス中継装置によって実行される方法である。
【0152】本発明に係るライセンス発注方法は、上記
の端末装置によって実行される方法である。
【0153】上記の構成により、発注情報および端末識
別子は、端末装置によって送出され、ライセンス中継装
置によって受け付けられる。ライセンス中継装置におい
て、発注情報および端末識別子に経路情報が付加されて
から、ライセンス発行装置または別のライセンス中継装
置へ送出され、最終的にはライセンス発行装置に受け付
けられる。次に、ライセンス発行装置において、発注情
報を参照しながら端末識別子に対するライセンスキーが
作成され、経路情報が埋め込まれる。次に、ライセンス
発行装置から逆の経路に送出され、ライセンス中継装置
に受け付けられる。
【0154】そして、もしライセンスキーが発行済み、
または発注情報の優先度が低い場合には、以前作成され
たライセンスキーが同様の経路に送出され、ライセンス
中継装置に受け付けられる。次に、ライセンス中継装置
によって、ライセンスキーが送出され、最終的に端末装
置に受け付けられる。
【0155】したがって、発行したライセンスキーに経
路情報が含まれるので、複数の代行業者にライセンス発
行を依頼しても、重複したライセンスの発行などのトラ
ブルが発生することがない。
【0156】また、複数の代行業者に同時に依頼しても
トラブルが発生しないので、一方の代行業者が代行業務
に怠慢であったとしても他方の代行業者からライセンス
を取得することができる。
【0157】また、本発明に係るライセンス発行方法
は、本質的に代行業者間の競争を促しユーザメリットを
生み出す仕組みであるとともに、ライセンス発行に関わ
るユーザ管理業務を分離できる仕組みであり、ライセン
ス発行業者にとってもユーザ管理業務をアウトソーシン
グできるというメリットがある。
【0158】最後に、本発明の目的は、上述した機能を
実現するソフトウエアである電子データ供給プログラム
(電子データ発行プログラム、中継プログラムを含む)
のプログラムコード(実行形式プログラム、中間コード
プログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み
取り可能に記録した記録媒体を、システムあるいは装置
に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されている
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成可能である。この場合、記録媒体から読み出された
プログラムコード自体が上述した機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発
明を構成することになる。
【0159】例えば、上記ライセンス発行装置1が備え
るライセンスキー発行部11は、ライセンス発行装置1
のメモリ(図示せず)に格納された電子データ発行プロ
グラムを、マイクロプロセッサなどが実行することによ
り実現される。同様に、上記ライセンス中継装置2が備
える発注情報中継送出部21は、ライセンス中継装置2
のメモリ(図示せず)に格納された中継プログラムを、
マイクロプロセッサなどが実行することにより実現され
る。
【0160】上記プログラムコードを供給するための記
録媒体は、システムあるいは装置と分離可能に構成する
ことができる。また、上記記録媒体は、プログラムコー
ドを供給可能であるように固定的に担持する媒体であっ
てもよい。そして、上記記録媒体は、記録したプログラ
ムコードをコンピュータが直接読み取ることができるよ
うにシステムあるいは装置に装着されるものであって
も、外部記憶装置としてシステムあるいは装置に接続さ
れたプログラム読み取り装置を介して読み取ることがで
きるように装着されるものであってもよい。
【0161】例えば、上記記録媒体としては、磁気テー
プやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商
標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD
−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディス
クを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/
EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導
体メモリ系などを用いることができる。
【0162】また、上記プログラムコードは、コンピュ
ータが記録媒体から読み出して直接実行できるように記
録されていてもよいし、記録媒体から主記憶のプログラ
ム記憶領域へ転送された後コンピュータが主記憶から読
み出して実行できるように記録されていてもよい。
【0163】さらに、システムあるいは装置を通信ネッ
トワーク(インターネット、イントラネット等を含む)
と接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネッ
トワークを介して供給してもよい。
【0164】なお、プログラムコードを記録媒体から読
み出して主記憶に格納するためのプログラム、および、
通信ネットワークからプログラムコードをダウンロード
するためのプログラムは、コンピュータによって実行可
能にあらかじめシステムあるいは装置に格納されている
ものとする。
【0165】上述した機能は、コンピュータが読み出し
た上記プログラムコードを実行することによって実現さ
れるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処
理の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0166】さらに、上述した機能は、上記記録媒体か
ら読み出された上記プログラムコードが、コンピュータ
に装着された機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理
の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0167】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子データ供給
方法は、通信ネットワークを介して、端末装置と電子デ
ータ発行装置とが複数の経路によって結ばれるととも
に、各経路には少なくとも1つの中継装置が配設されて
おり、かつ、端末装置が要求情報によって要求した電子
データを電子データ発行装置が発行し、端末装置へ送信
する電子データ供給方法であって、上記要求情報を当該
要求情報が通過した経路を特定する経路情報とともに上
記電子データ発行装置に送信する要求情報送信処理と、
上記電子データ発行装置が同一の要求情報を複数の経路
から受信した時、これら複数の経路から1つの経路を選
択し、当該経路から受信した要求情報に対して上記電子
データを発行する電子データ発行処理とを含む方法であ
る。
【0168】また、本発明の電子データ供給システム
は、通信ネットワークを介して、端末装置が要求情報に
よって要求した電子データを電子データ発行装置が発行
し、端末装置へ送信する電子データ供給システムであっ
て、上記端末装置と上記電子データ発行装置とが複数の
経路によって結ばれるとともに、各経路には少なくとも
1つの中継装置が配設されており、かつ、上記中継装置
は、上記要求情報が中継されてきた履歴を示す経路情報
に、上記通信ネットワークにおける自装置の位置を特定
する情報を追記して、当該要求情報とともに送信する要
求情報中継手段を備え、上記電子データ発行装置は、同
一の要求情報を複数の経路から受信した時、これら複数
の経路から1つの経路を選択し、当該経路から受信した
要求情報に対して上記電子データを発行する電子データ
発行手段を備える構成である。
【0169】それゆえ、電子データ発行装置は、経路情
報に基づいて、電子データを発行した/する要求情報の
送信経路を特定できる。したがって、ユーザが複数の代
行業者に電子データの発注を同時に依頼してもトラブル
が発生しない電子データ供給システムを実現することが
可能となるという効果を奏する。
【0170】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報を受信し
た時、所定の猶予期間だけ、同一の要求情報を待つ構成
である。
【0171】それゆえ、さらに、ユーザが同一の要求情
報を時間をあけて複数回送信した場合や、端末装置から
電子データ発行装置までの通信時間が経路ごとに異なる
場合であっても、ユーザが同時期に送信した同一の要求
情報を、一つの要求情報として処理することが可能とな
るという効果を奏する。
【0172】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
受信した猶予期間情報によって指定された期間を上記猶
予期間とする構成である。
【0173】それゆえ、さらに、電子データ発行装置に
対して、要求情報とともに送信する猶予期間情報によっ
て猶予期間を指定できる。よって、電子データ発行装置
において同一の要求情報をまとめて処理するための猶予
期間を、ユーザが端末装置から要求情報を送信する時に
指定できるという効果を奏する。
【0174】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
当該要求情報に設定されている優先度を受信し、かつ、
同一の要求情報を複数の経路から受信した時、上記優先
度が最も高い経路を選択する構成である。
【0175】それゆえ、さらに、電子データ発行装置に
対して、要求情報とともに送信する優先度によって経路
の優先順位を指定できる。よって、電子データ発行装置
において同一の要求情報をまとめ、その経路から1つを
選択するための優先度を、ユーザが端末装置から要求情
報を送信する時に指定できるという効果を奏する。
【0176】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
当該要求情報に設定されている料金情報を受信し、か
つ、同一の要求情報を複数の経路から受信した時、上記
料金情報が最も安い経路を選択する構成である。
【0177】それゆえ、さらに、電子データ発行装置
は、同一の要求情報を複数の経路から受信した時、料金
情報が最も安い経路を選択する。よって、料金に関して
ユーザに最も有利な経路を選択できるという効果を奏す
る。
【0178】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データが、上記端末装置にてデジタルコン
テンツを利用可能にするライセンスキーである構成であ
る。
【0179】上述したように、上記電子データ供給シス
テムは、ユーザが電子データの発行を複数の中継装置
(代行業者)に同時に依頼しても、電子データの重複発
行や代行業者への支払いなどにトラブルが発生しない。
また、ユーザは、1つの代行業者の代行業務が滞って
も、他の代行業者から電子データを取得することが可能
である。
【0180】よって、上記電子データ供給システムは、
端末装置にてデジタルコンテンツを利用可能にするライ
センスキーの発行に好適である。
【0181】さらに、本発明の電子データ供給システム
は、上記電子データ発行手段は、上記要求情報とともに
上記端末装置を特定する端末識別子を受信し、かつ、上
記ライセンスキーを、上記端末識別子と上記経路情報と
を埋め込んで生成する構成である。
【0182】それゆえ、さらに、発行したライセンスキ
ーに経路情報が含まれるので、ユーザが複数の代行業者
にライセンス発行を依頼しても、重複したライセンスの
発行などのトラブルが発生することがない。また、デジ
タルコンテンツの使用を特定の端末装置に制限すること
ができる。したがって、デジタルコンテンツの著作権を
保護しながら、ライセンスの発行を代行業者を利用て柔
軟に行うことが可能となるという効果を奏する。
【0183】また、本発明の電子データ発行装置は、上
記の電子データ供給システムに含まれる電子データ発行
装置であって、上記電子データ発行手段を具備する構成
である。
【0184】それゆえ、電子データ発行装置は、要求情
報を当該要求情報が通過した経路を特定する経路情報と
ともに受信するため、これに基づいて、電子データを発
行した/する要求情報の送信経路を特定できる。したが
って、ユーザが複数の代行業者に電子データの発注を同
時に依頼してもトラブルが発生しない電子データ供給シ
ステムを実現することが可能となるという効果を奏す
る。
【0185】また、本発明の中継装置は、上記の電子デ
ータ供給システムに含まれる中継装置であって、上記要
求情報中継手段を具備する構成である。
【0186】それゆえ、中継装置は、電子データ発行装
置に、要求情報とともに当該要求情報が通過した経路を
特定する経路情報を提供できる。その結果、電子データ
発行装置は、同一の要求情報を複数の経路から受信した
時、これら複数の経路から1つの経路を選択し、当該経
路から受信した要求情報に対して電子データを発行する
ことができる。すなわち、電子データ発行装置は、経路
情報に基づいて、電子データを発行した/する要求情報
の送信経路を特定できる。したがって、ユーザが複数の
代行業者に電子データの発注を同時に依頼してもトラブ
ルが発生しない電子データ供給システムを実現すること
が可能となるという効果を奏する。
【0187】また、本発明の電子データ発行プログラム
は、コンピュータを上記電子データ発行手段として機能
させるコンピュータプログラムである。
【0188】それゆえ、コンピュータで上記電子データ
発行装置の電子データ発行手段を実現することによっ
て、上記電子データ発行装置を実現することができる。
したがって、上記した電子データ発行装置の効果であ
る、ユーザが複数の代行業者に電子データの発注を同時
に依頼してもトラブルが発生しない電子データ供給シス
テムを実現できる。
【0189】また、本発明の電子データ発行プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上
記電子データ発行手段をコンピュータに実現させて、上
記電子データ発行装置を動作させる電子データ発行プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
【0190】それゆえ、上記記録媒体から読み出された
電子データ発行プログラムによって、上記電子データ発
行装置をコンピュータ上に実現することができるという
効果を奏する。
【0191】また、本発明の中継プログラムは、コンピ
ュータを上記要求情報中継手段として機能させるコンピ
ュータプログラムである。
【0192】上記の構成により、コンピュータで上記中
継装置の要求情報中継手段を実現することによって、上
記中継装置を実現することができる。したがって、上記
した中継装置の効果である、ユーザが複数の代行業者に
電子データの発注を同時に依頼してもトラブルが発生し
ない電子データ供給システムを実現できる。
【0193】また、本発明の中継プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記要求情報
中継手段をコンピュータに実現させて、上記中継装置を
動作させる中継プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体である。
【0194】それゆえ、上記記録媒体から読み出された
中継プログラムによって、上記中継装置をコンピュータ
上に実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るライセンス発行シ
ステムの構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したライセンス発行システムのネット
ワーク構成の例を示すブロック図である。
【図3】図1に示したライセンス発行システムの端末装
置による発注処理のフローチャートである。
【図4】図1に示したライセンス発行システムの端末装
置が生成するライセンス発注情報および端末識別子の一
例を示す説明図である。
【図5】図1に示したライセンス発行システムの端末装
置が生成するライセンス発注情報および端末識別子の他
の例を示す説明図である。
【図6】図1に示したライセンス発行システムのライセ
ンス中継装置による発注情報中継処理のフローチャート
である。
【図7】図1に示したライセンス発行システムのライセ
ンス中継装置が送信するライセンス発注情報、発注経路
情報および端末識別子の一例を示す説明図である。
【図8】図1に示したライセンス発行システムのライセ
ンス中継装置が送信するライセンス発注情報、発注経路
情報および端末識別子の他の例を示す説明図である。
【図9】図1に示したライセンス発行システムのライセ
ンス中継装置が送信するライセンス発注情報、発注経路
情報および端末識別子のさらに他の例を示す説明図であ
る。
【図10】図1に示したライセンス発行システムのライ
センス発行装置に格納されている送出先リストの一例を
示す説明図である。
【図11】図1に示したライセンス発行システムのライ
センス発行装置に格納されている送出先リストの他の例
を示す説明図である。
【図12】図1に示したライセンス発行システムのライ
センス発行装置に格納されている送出先リストのさらに
他の例を示す説明図である。
【図13】図1に示したライセンス発行システムのライ
センス発行装置によるライセンス発行処理のフローチャ
ートである。
【図14】図1に示したライセンス発行システムのライ
センス発行装置が生成するライセンスキーの一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ライセンス発行装置(電子データ発行装置) 2 ライセンス中継装置(中継装置) 3 端末装置 4 ライセンス発行システム(電子データ供給システ
ム) 11 ライセンスキー発行部(電子データ発行手段) 21 発注情報中継送出部(要求情報中継手段) M1 ライセンス発注情報(要求情報) M2 発注経路情報(経路情報) M3 端末識別子 M4 ライセンスキー(電子データ) R1,R2 経路 S21〜S24 (要求情報送信処理) S35、S37 (電子データ発行処理)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークを介して、端末装置と電
    子データ発行装置とが複数の経路によって結ばれるとと
    もに、各経路には少なくとも1つの中継装置が配設され
    ており、かつ、端末装置が要求情報によって要求した電
    子データを電子データ発行装置が発行し、端末装置へ送
    信する電子データ供給方法であって、 上記要求情報を当該要求情報が通過した経路を特定する
    経路情報とともに上記電子データ発行装置に送信する要
    求情報送信処理と、 上記電子データ発行装置が同一の要求情報を複数の経路
    から受信した時、これら複数の経路から1つの経路を選
    択し、当該経路から受信した要求情報に対して上記電子
    データを発行する電子データ発行処理とを含むことを特
    徴とする電子データ供給方法。
  2. 【請求項2】通信ネットワークを介して、端末装置が要
    求情報によって要求した電子データを電子データ発行装
    置が発行し、端末装置へ送信する電子データ供給システ
    ムであって、 上記端末装置と上記電子データ発行装置とが複数の経路
    によって結ばれるとともに、各経路には少なくとも1つ
    の中継装置が配設されており、かつ、 上記中継装置は、上記要求情報が中継されてきた履歴を
    示す経路情報に、上記通信ネットワークにおける自装置
    の位置を特定する情報を追記して、当該要求情報ととも
    に送信する要求情報中継手段を備え、 上記電子データ発行装置は、同一の要求情報を複数の経
    路から受信した時、これら複数の経路から1つの経路を
    選択し、当該経路から受信した要求情報に対して上記電
    子データを発行する電子データ発行手段を備えることを
    特徴とする電子データ供給システム。
  3. 【請求項3】上記電子データ発行手段は、上記要求情報
    を受信した時、所定の猶予期間だけ、同一の要求情報を
    待つものであることを特徴とする請求項2に記載の電子
    データ供給システム。
  4. 【請求項4】上記電子データ発行手段は、上記要求情報
    とともに受信した猶予期間情報によって指定された期間
    を上記猶予期間とするものであることを特徴とする請求
    項3に記載の電子データ供給システム。
  5. 【請求項5】上記電子データ発行手段は、上記要求情報
    とともに当該要求情報に設定されている優先度を受信
    し、かつ、同一の要求情報を複数の経路から受信した
    時、上記優先度が最も高い経路を選択するものであるこ
    とを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の
    電子データ供給システム。
  6. 【請求項6】上記電子データ発行手段は、上記要求情報
    とともに当該要求情報に設定されている料金情報を受信
    し、かつ、同一の要求情報を複数の経路から受信した
    時、上記料金情報が最も安い経路を選択するものである
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載
    の電子データ供給システム。
  7. 【請求項7】上記電子データが、上記端末装置にてデジ
    タルコンテンツを利用可能にするライセンスキーである
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載
    の電子データ供給システム。
  8. 【請求項8】上記電子データ発行手段は、上記要求情報
    とともに上記端末装置を特定する端末識別子を受信し、
    かつ、上記ライセンスキーを、上記端末識別子と上記経
    路情報とを埋め込んで生成するものであることを特徴と
    する請求項7に記載の電子データ供給システム。
  9. 【請求項9】請求項2から8のいずれか1項に記載の電
    子データ供給システムに含まれる電子データ発行装置で
    あって、 上記電子データ発行手段を具備することを特徴とする電
    子データ発行装置。
  10. 【請求項10】請求項2から8のいずれか1項に記載の
    電子データ供給システムに含まれる中継装置であって、 上記要求情報中継手段を具備することを特徴とする中継
    装置。
  11. 【請求項11】請求項2から8のいずれか1項に記載の
    電子データ供給システムに含まれる電子データ発行装置
    を動作させる電子データ発行プログラムであって、 コンピュータを上記電子データ発行手段として機能させ
    るための電子データ発行プログラム。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の電子データ発行プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  13. 【請求項13】請求項2から8のいずれか1項に記載の
    電子データ供給システムに含まれる中継装置を動作させ
    る中継プログラムであって、 コンピュータを上記要求情報中継手段として機能させる
    ための中継プログラム。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の中継プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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