JP2006510975A - コンテンツ・データをクライアントに提供する方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、クライアントからコンテンツ・データの選択を受信し、定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを作成し、前記ＸＭＬファイルを前記クライアントに送信し、前記クライアントに関するローカル・ライセンス関連データをサーバに戻して同期化させるステップを含む、同期化技術に基づいて、クライアント上のコンテンツ・データのために相互運用可能なデジタル権利管理システムを提供する方法に関する。

Description

本発明は、コンテンツ・データをクライアントに提供する分野に関し、より詳細には、これに制限されるものではないが、デジタル・ライセンス権利の管理に関する。

コンピューティング及びネットワーク化技術と組み合わせられた媒体コンテンツのデジタル表示は、強力な出版方法を提供する。この相対的に新しいモードの出版によると、ネットワーク化技術により、インターネットのようなネットワーク上で、デジタル化された媒体コンテンツをエンドユーザのクライアント・コンピュータに送信することが可能になる。通信プロトコルは、デジタル化された媒体コンテンツが、ネットワーク上でどのように交換されるのかを定めるものである。メディア・プレーヤーは、エンドユーザのクライアント・コンピュータ上で動作し、ユーザが、媒体コンテンツをレンダリングするのを可能にする。

デジタル権利管理は、デジタル媒体のコンテンツ・データのオンライン商業化における中心的課題である。デジタル媒体のコンテンツ・データは、ビデオ及び音声データ、画像、文書、ソフトウェア及び他の形態のデジタル・コンテンツを保証することができる。

デジタル・コンテンツの通常の特性は、発行者（又は、再販業者）が、コンテンツをクライアントに提供するか又は販売し、該コンテンツがクライアントの独占的な物的管理下におかれた後でも、該コンテンツを使用する権利を制限し続けるという点である。例えば、一般に、発行者が仕事に対する著作権を有するので、クライアントは、許可なく該仕事を再生又は出版することができない。

永続的にコピーを行うことをクライアントに許容しているか、又は伝送時にオンライン上でコンテンツを見ることだけを許容しているかによって、発行者が価格設定を調整することもできる。これらのシナリオは、特有の構成を示す。デジタル・コンテンツ・データを保有するユーザは、多くの場合、その使用に対する完全な権利をもつわけではなく、代わりに、プロバイダが該権利の少なくとも一部を保持する。

クライアントによるコンテンツ・データの使用が、ユーザが発行者から獲得したライセンスの範囲内に限られるようにした種々のデジタル権利管理システム及び方法が、従来技術により公知である。

特許文献１は、メモリにアクセスする信頼できるアプリケーションの実行の結果として、データがメモリ内又はページ・ファイル上に読み込まれる間、ダウンロードされたコンテンツのような権利管理されたデータを、信頼できないプログラムによるアクセスから保護するデジタル権管理作動システムを示す。メモリ内に常駐する権利管理されたデータを保護するために、デジタル権利管理作動システムは、信頼できるアプリケーションの実行中に信頼できないプログラムをメモリ内に読み込むことを拒否するか、又は信頼できないプログラムを読み込む前にデータをメモリから除去する。このようにして、権利管理されたデータの認可されていないコピーを防止することができる。

特許文献２及び特許文献３は、更に別のデジタル権利管理システムを示す。

Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標） Ｍｅｄｉａ Ｒｉｇｈｔ Ｍａｎａｇｅｒ（登録商標）は、マイクロソフト社から商業的に入手可能なエンドツーエンドのデジタル権利管理（ＤＥＭ）システムである。このシステムは、デジタル媒体ファイルを安全に配布するための柔軟性あるプラットフォームをコンテンツ・プロバイダ及び小売業者に提供する。このシステムは、コンテンツ・プロバイダが、歌、ビデオ、及び他のデジタル媒体コンテンツを、インターネット上で暗号化されたファイル形式で送るようにし、デジタル媒体ファイルをパッケージすることによって、（歌及びビデオのような）デジタル媒体の保護を助けるものである。

パッケージされた媒体ファイルは、暗号化され、キーでロックされた媒体ファイルのバージョンを含む。このパッケージされたファイルはまた、コンテンツ・プロバイダからの付加的な情報と抱き合わせ販売される。その結果、ライセンスを得た人だけがパッケージされた媒体ファイルを再生できるようになる。

デジタル権利管理の問題の１つは、異なる発行者及びコンテンツ・プロバイダが、異なるデジタル権利管理方法を用いるという点である。したがって、クライアント装置は、ユーザが、異なる種類のデジタル権利管理方法を用いて、発行者からコンテンツ・データを獲得し、レンダリングすることを可能にするように、多数のデジタル権利管理方法をサポートする必要がある。

従来技術のデジタル権利管理システムに関連した別の問題は、クライアント装置がオフラインの時にライセンスを更新できないという点である。例えば、ユーザが、コンテンツ・データを一定の回数だけ再生することを可能にするライセンスを購入したとする。ユーザが旅行しており、ネットワーク接続を利用できない場合、該ユーザは、取得したライセンスを使い果たし、それ以上の再生ができなくなる。この例においては、ユーザは、ライセンスの更新のために、該ユーザがクライアント装置をネットワークに再接続できるようになるまで待つ必要がある。

米国特許第６，３３０，６７０号明細書 米国特許出願第２００２／００１３７７２Ａ１号明細書 米国特許出願第２００２／０１０８０４９Ａ１号明細書

したがって、本発明は、コンテンツ・データをクライアント、並びに対応するコンピュータ・プログラム及びコンピュータ・システムに提供するための改善された方法を提供しようとするものである。

本発明は、多数のデジタル権利管理システムの使用を一般的な方法で可能にする、コンテンツ・データをクライアントに提供する方法を提供するものである。このことは、発行者が使用する特定のデジタル権利管理システムとは別個に、デジタル権利管理データを交換するフォーマットを定義する文書タイプ定義（ＤＴＤ：Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｔｙｐｅ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）に基づいてデータを交換するためのＸＭＬベース文書を用いることによって達成される。

ユーザがライセンスを購入した時、対応するデジタル権利管理データすなわちライセンス情報が、定義されたＤＴＤ形式を有する拡張可能なマークアップ言語（ＸＭＬ）ファイルの形態で、ユーザのクライアント装置に提供される。クライアント装置は、ＸＭＬファイルを構文解析してライセンス情報を抽出し、該ライセンス情報を局所的に格納する。さらに、クライアント装置は、ＸＭＬファイル内に含まれるロケータを用いて、コンテンツ・データをダウンロードする。コンテンツは、そのサイズによって、文書内に直接含ませることもできる。次に、ｗｉｎｄｏｗｓ ｍｅｄｉａ ｐｌａｙｅｒのようなクライアント装置上のレンダリング・アプリケーションを用いて、ダウンロードされたコンテンツ・データをレンダリングすることもできる。

本発明の好ましい実施形態によると、レンダリング・アプリケーションが、クライアント装置の共通ライセンス・クライアントを用いて、ライセンス状況情報を確認する。コンテンツ・データの所望のレンダリングが、実際のライセンス状況によってカバーされる場合には、レンダリングを開始し、それに応じてライセンス状況が適合される。ライセンスの有効期限が経過した場合には、再生が使用不能になる。ライセンスの使用は、ローカル・データベース内の共通ライセンス・クライアントによって記録される。

本発明の更に別の好ましい実施形態によると、ライセンスの有効期限が経過しても、ライセンスの有効期限経過後のコンテンツ・データの使用が追跡され、ローカル・ライセンス・データベース内に格納される場合には、再生が使用不能にならない。クライアント装置がネットワークに再接続された時、プロセスが開始し、必要なライセンス権利に対する支払いが遡及的に行われる。このように、ユーザは、オリジナル・ライセンスの有効期限が経過し、ユーザが旅行中にネットワーク接続にアクセスできない場合にも、依然としてコンテンツ・データを再生することが可能になる。特に、このことにより、定期購読ベースのビジネス・モデルが可能になる。

本発明の更に別の好ましい実施形態が、従属する請求項において述べられる。

以下において、本発明の好ましい実施形態が、図面を参照することによって、より詳細に説明される。

図１は、コンピュータ・システム１００のブロック図を示す。コンピュータ・システム１００は、ウェブ・ポータル１０４を実装するサーバ・コンピュータ１０２を有する。ウェブ・ポータル１０４は、デジタル・コンテンツ・データの選択のためのプラットフォーム、及びこうしたデジタル・コンテンツ・データの使用のためのライセンス権利の購入を提供する。

サーバ・コンピュータ１０２は、ウェブ・ポータル１０４に接続されたコンテンツ選択データベース１０６を有し、ユーザが、該ユーザの識別、及び音楽、ビデオ、画像、ソフトウェア、又は他のデジタル媒体コンテンツ・データのような所望のコンテンツ・データの選択についてのデータベース照会を行うことを可能にする。

クライアント・コンピュータ１０８は、インターネット又は無線ネットワークのようなコンピュータ・ネットワークを介して、サーバ・コンピュータ１０２に接続することができる。クライアント・コンピュータ１０８によって、ユーザは、ウェブ・ポータル１０４からコンテンツ・データを選択し、ライセンスを購入して代金を支払い、ＤＴＤ形式のＸＭＬファイルの形態でデジタル権利管理データすなわちライセンス情報を受け取る。クライアント・コンピュータ１０８は、パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、或いはコンピュータ・ネットワーク上でサーバ・コンピュータ１０２に接続することができる別の据え置き型又は携帯型装置とすることができる。

サーバ・コンピュータ１０２をライセンス・サーバ１１０に接続することができる。ライセンス・サーバ１１０は、デジタル媒体コンテンツ・データベースの発行者及び他の・プロバイダのライセンス条件を格納するライセンス・データベース１１２を有する。サーバ・コンピュータ１０２は、こうしたライセンス条件をライセンス・サーバ１１０から要求することができ、該ライセンス・サーバ１１０は、特定のデジタル媒体コンテンツ・データ・ファイルのライセンス条件をサーバ・コンピュータ１０２に戻すように、ライセンス・データベース１１２に照会する。

デジタル媒体コンテンツ・データが、コンテンツ・サーバ１１４内のコンテンツ・データベース１１６に格納される。クライアント・コンピュータ１０８は、コンテンツ・サーバ１１４から所望のコンテンツ・データ・ファイルのダウンロードを要求することができ、該クライアント・コンピュータ１０８は、ダウンロード作業を可能にするために、対応するライセンス・キーを提供する必要がある。

ここで考えられる好ましい実施形態は、クライアント・コンピュータ１０８が全く同じデジタル権利管理方法をサポートすることを要求することなく、サーバ・コンピュータ１０２によって種々のデジタル権利管理方法を用い得るという点で、特に有利である。この種の柔軟性をもたせる理由は、定義されたＤＴＤ形式が、デジタル権利管理データの交換のために一般的な共通方法を提供することである。サーバ・コンピュータ１０２によって用いられる特定のデジタル権利方法論に関係なく、クライアント・コンピュータ１０８は、ＤＴＤ形式のＸＭＬファイルを構文解析して必要とされるデジタル権利管理情報を抽出し、これに応じてコンテンツ・データを保護することができる。

ＤＴＤ文法の詳細に関して、ＸＭＬ仕様が説明されており（ｈｔｔｐ:／／ｗｗｗ．ｗ３．ｏｒｇ／ＴＲ／ＲＥＣ−ｘｍｌ）、この全体を引用によりここに組み入れる。

図２は、サーバ・コンピュータ１０２からクライアント・コンピュータ１０８に送信される予め定義されたＤＴＤ形式のＸＭＬファイルの例を示す。ＤＴＤファイルのライン２００は、「ソース」すなわちコンテンツ・サーバ１１４上のコンテンツ・データベース１１６にアクセスするために、ＵＲＬ（ｕｎｉｆｏｒｍ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｌｏｃａｔｏｒ）のようなライセンス情報を配布させるコンテンツ・プロバイダを示す。ここで考えられる例において、このＵＲＬは、「ｗｗｗ．ｓｏｎｇｓｆｏｒｓａｌｅ．ｃｏｍ」である。

ＤＴＤファイルのライン２０２は、「ターゲット」を表示し、すなわちライセンス情報を用いるローカル・レンダリング・アプリケーションについて言及する。ここで考えられる例において、これは、クライアント・コンピュータ１０８上のＭＰ３ｐｌａｙｅｒ／ｖｉｄｅｏ１レンダリング・アプリケーションである。

ライン２０４は、組み込まれたライセンス情報のタイプ及び・又は形式を示す。言い換えれば、ライン２０４は、用いられることになるデジタル権利管理方法を示す。ここで考えられる例において、これは、「ＭＳＦＴＭｅｄｉａＲｉｇｈｔＭａｎａｇｅｒ」である。

ＤＴＤファイルのライン２０６は、ライセンスを受けたコンテンツ・データ品目の識別子（ＩＤ）を示す。このキーを用いて、「ソース」は、コンテンツ・データを明白に特定することができる。この例においては、ＩＤは、「１０５３６６８１」である。

ＤＴＤファイルのライン２０８は、コンテンツ・データのダウンロードに必要とされるキー、又はクライアント上でファイルを実行するのに必要とされるキーのような、ライセンス情報を示すものであり、データは、ライセンスの範囲、すなわち許容された一定数の再生又は特定の期間を示す。使用済み／未使用、有効／有効期間経過・・・といった、更に別の状況情報を含ませることもできる。

これに、別のライン２０８が続き、次のライン２０６において与えられる別のＩＤを有する別のコンテンツ・データ品目のための、こうしたライセンス情報を示す。

図３は、クライアント・コンピュータ１０８のより詳細なブロック図を示す。クライアント・コンピュータ１０８は、コンピュータ・ネットワーク上で該クライアント・コンピュータ１０８をサーバ・コンピュータ１０２と接続させるためのプログラム・モジュールを有する。プログラム・モジュール３００は、サーバ・コンピュータ１０２（図１を参照されたい）から受信したＤＴＤ形式のＸＭＬフィルの構文解析のための構文解析プログラム３０２を有する。さらに、プログラム・モジュール３００は、コンテンツ・データのダウンロードを要求し、該コンテンツ・データを受信するためのコンテンツ・ダウンロード・モジュール３０４を有する。

クライアント・コンピュータ１０８は、構文解析プログラム３０２によってＸＭＬファイルから抽出されたライセンス情報を格納するためのローカル・ライセンス・データベース３０８を有する。

ダウンロードされたコンテンツ・データは、ローカル・コンテンツ・データベース３１０に格納される。レンダリング・アプリケーション・プログラム３１２は、スピーカ又はディスプレイのような出力装置３１４によってコンテンツ・データをレンダリングするために、共通ライセンス・クライアント３１１を介して、ローカル・コンテント・データベース３００にアクセスすることができる。さらに、クライアント・コンピュータ１０８は、ユーザが、レンダリング・アプリケーション３１２によるレンダリングのために、ローカル・コンテンツ・データベース３１０からコンテンツ・データ・ファイルを選択できるユーザ・インターフェース３１６を有する。

オペレーションにおいて、クライアント・コンピュータ１０８は、サーバ・コンピュータ１０２（図１を参照されたい）から、ＤＴＤ形式のＸＭＬファイルを受信する。ＸＭＬファイルは、プログラム・モジュール３００の構文解析プログラム３０２によって構文解析される。構文解析プログラム３０２によってＸＭＬファイルから抽出されたライセンス情報データは、ローカル・ライセンス・データベース３０８に格納される。コンテンツ・データは、コンテンツ・ダウンロード・モジュール３０４によってコンテンツ・サーバ（図１を参照されたい）からダウンロードされるか、（サイズによって）同じＸＭＬ文書内に含ませることができる。

レンダリング・アプリケーション３１２による後のレンダリングのために、ダウンロードされたコンテンツ・データは、ローカル・コンテンツ・データベース３１０に格納される。

ユーザは、再生のために、ユーザ・インターフェース３１６を介して特定のコンテンツ・データ・ファイルを選択することができる。対応する要求が、ユーザ・インターフェース３１６からレンダリング・アプリケーション３１２に入力される。それに応じて、レンダリング・アプリケーション３１２は、ローカル・ライセンス・データベース３０８内の要求されたコンテンツ・データのライセンス状況を確認するように、共通ライセンス・クライアントに要求する。ライセンス状況が再生に十分なものである場合には、コンテンツ・データは、該コンテンツ・データをローカル・コンテンツ・データベース３１０から検索することによって、共通ライセンス・クライアントにより戻され、レンダリング・アプリケーション３１２によりレンダリングされる。ライセンス状況がレンダリングに不十分なものである場合には、レンダリングは使用不能になる。

ＸＭＬファイルにおいて示されるデジタル権利管理方法は、オリジナル・ライセンスの有効期間経過後にコンテンツ・データの使用量が追跡され、後の支払いのために共通ライセンス・クライアント３１１によってローカル・ライセンス・データベース３０８に格納される場合には、該オリジナル・ライセンスが使い果たされた後でも、ユーザが該コンテンツ・データを使い続けることを可能にするというものである。こうしたデジタル権利管理方法が、ローカル・ライセンス・データベース３０８内の要求されたコンテンツ・データのために特定される場合には、アプリケーション・プログラム３１２は、依然としてコンテンツ・データをレンダリングし、該コンテンツ・データの使用量をローカル・ライセンス・データベース３０８に格納する。クライアント・コンピュータ１０８が、ネットワーク・ライセンスに再接続された時、ローカル・ライセンス・データベース３０８内で行われた入力の同期化が、同期化モジュール３０７によって行われ、更新モジュール３０６がライセンスを更新し始め、オリジナル・ライセンスの有効期間経過後のコンテンツ・データの使用量に対する代金を支払う。

このように、ライセンス更新モジュール３０６が、前に購入されたライセンスを更新する自動プロセスを実施する。同期化モジュール３０７は、ＳｙｎｃＭＬのような何らかの同期化技術に基づくものにすることができる。

更に別の様々なレンダリング・アプリケーション・プログラムをインストールできることに注目すべきである。これらのレンダリング・アプリケーション・プログラムは、共通ライセンス・クライアント３１１に依存し、ライセンス状況関連データを獲得し、更新する。

図４は、対応する方法の例証である。ステップ４００において、クライアントによってウェブ・ポータル上でコンテンツ・データの選択がなされる。ステップ４０２において、ウェブ・ポータルが、ライセンス・サーバ・コンピュータからの選択されたコンテンツ・データのためのライセンス条件を要求し、対応するライセンスの選択肢をクライアントに提供する。ステップ４０４において、クライアントは、特定のライセンス・タイプを選択し、ステップ４０６において、クレジット・カード番号のような支払い識別子の入力によって代金を支払う。

ステップ４０８において、ウェブ・ポータルは、ライセンス情報を含む予め定義されたＤＴＤ形式のＸＭＬファイルを作成する。

ＸＭＬファイルは、クライアントに伝送される。

ステップ４１０において、クライアントはＸＭＬファイルを構文解析し、ステップ４１２において、抽出されたライセンス情報をそのローカル・ライセンス・データベースに格納する。ステップ４１４において、コンテンツ・データは、ＸＭＬファイル内に含まれるライセンス情報を用いてクライアントによりダウンロードされ、そのローカル・コンテンツ・データベースに格納される。ステップ４１６において、ユーザは、レンダリングのためにダウンロードされた特定のコンテンツ・データを選択する。それに応じて、ステップ４１８において、対応するレンダリング・アプリケーション・プログラムが、レンダリングされることになるコンテンツ・データのライセンス状況を確認する。

ライセンス状況によって、ステップ４２０においてレンダリングが開始される。ステップ４２２において、共通ライセンス・クライアントＡＰＩを呼び出すことによって、レンダリング・アプリケーション・プログラムが、ローカル・ライセンス・データベースに格納されたライセンス情報を更新する。例えば、ライセンスが、一定数のコンテンツ・データの再生を含む場合には、残りの再生数は、共通ライセンス・クライアントによって適宜減少される。ライセンスが使い果たされた時、ステップ４２４において、ライセンスの更新がクライアントから要求される。

対応する要求がウェブ・ポータルに送信され、ライセンスの更新のために、クライアントが、付加的なＸＭＬファイルを受信する。このライセンスの更新は、対応するユーザの要求に応答して行うことができ、又はユーザによって選択された設定によって、オリジナル・ライセンスの有効期限経過時に自動的にトリガすることもできる。

本発明のコンピュータ・システムの１つの実施形態のブロック図である。 ライセンス情報をクライアント装置に伝達するための、定義されたＤＴＤ形式を有するＸＭＬファイルの例である。 本発明によるクライアント装置の好ましい実施形態のブロック図である。 本発明の方法の１つの実施の流れ図を示す。

符号の説明

１００：コンピュータ・システム
１０２：サーバ・コンピュータ
１０４：ウェブ・ポータル
１０６：コンテンツ選択データベース
１０８：クライアント・コンピュータ
１１０：ライセンス・サーバ
１１２：ライセンス・データベース
１１４：コンテンツ・サーバ
１１６：コンテンツ・データベース
２００：ライン
２０２：ライン
２０４：ライン
２０６：ライン
２０８：ライン
３００：プログラム・モジュール
３０２：構文解析プログラム
３０４：コンテンツ・ダウンロード・モジュール
３０６：ライセンス更新モジュール
３０７：同期化モジュール
３０８：ローカル・ライセンス・データベース
３１０：ローカル・コンテンツ・データベース
３１１：共通ライセンス・クライアント
３１２：レンダリング・アプリケーション
３１４：出力装置
３１６：ユーザ・インターフェース

Claims (15)

1. コンテンツ・データをクライアントに提供する方法であって、
   前記クライアントから前記コンテンツ・データの選択を受信し、
   定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを作成し、
   前記ＸＭＬファイルを前記クライアントに送信し、
   前記クライアントに関するローカル・ライセンス関連データをサーバに戻して同期化させる、
   ステップを含む方法。
2. 前記クライアントからの前記コンテンツ・データの選択の受信に応答して、ライセンス・サーバからライセンス条件情報を要求し、
   １つ又はそれ以上のライセンス提供を示す情報を前記クライアントに送信し、
   前記クライアントから受諾を受信する、
   ステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. 異なるレンダリング・アプリケーションからのライセンス状況要求を処理するために、クライアントの装置上の共通ライセンス・クライアントを用いるステップをさらに含む、請求項１又は請求項２に記載の方法。
4. クライアント・ライセンス関連データのための通信機構として同期化方法を用いるステップをさらに含む、請求項１、請求項２、又は請求項３に記載の方法。
5. コンテンツ・データをクライアントに提供する方法であって、
   ウェブ・ポータル上のコンテンツ・データを選択し、
   定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを受信し、
   前記ＸＭＬファイルを構文解析して、前記ライセンス情報を抽出し、
   前記ライセンス情報をローカル・ライセンス・データベースに格納し、
   前記ロケータが示す場所から前記コンテンツ・データをダウンロードする、
   ステップを含む方法。
6. １つ又はそれ以上のライセンス提供を示す情報を受信し、
   前記ライセンス提供の１つ又はそれ以上の受諾を入力する、
   ステップをさらに含む、請求項５に記載の方法。
7. レンダリングのために、ダウンロードされたコンテンツ・データを格納するローカル・コンテンツ・データベースからコンテンツ・データを選択し、
   前記ローカル・ライセンス・データベース内の選択されたコンテンツ・データのライセンス状況を確認し、
   前記コンテンツ・データのレンダリングのために、前記ローカル・コンテンツ・データベースから該コンテンツ・データを読み取る、
   ステップをさらに含む、請求項５又は請求項６に記載の方法。
8. レンダリングのために前記コンテンツ・データが選択された時に、前記ローカル・ライセンス・データベース内の前記ライセンス情報を更新するステップをさらに含む、請求項５、請求項６、又は請求項７に記載の方法。
9. 前記コンテンツ・データのレンダリングための前記ライセンスが使い果たされた場合に、前記コンテンツのレンダリング及び前記コンテンツ・データの使用量の保管を可能にし、
   前記クライアントをネットワークに再接続し、
   前記格納された過去の使用量をカバーする前記コンテンツ・データをレンダリングするために、前記ライセンスの遡及的更新を要求する、
   ステップをさらに含む、請求項７又は請求項８に記載の方法。
10. クライアントからコンテンツ・データの選択を受信し、
    定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを作成し、
    前記ＸＭＬファイルを前記クライアントに送信する、
    ステップによって、前記コンテンツ・データを前記クライアントに提供するためのコンピュータ・プログラム手段を備えるコンピュータ・プログラム、特にデジタル記憶媒体。
11. ウェブ・ポータル上のコンテンツ・データを選択し、
    定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを受信し、
    前記ＸＭＬファイルを構文解析して、前記ライセンス情報を抽出し、
    前記ライセンス情報をローカル・ライセンス・データベースに格納し、
    前記ロケータが示す場所から前記コンテンツ・データをダウンロードする、
    ステップによって、前記コンテンツ・データをクライアントに提供するためのコンピュータ・プログラム手段を備えるコンピュータ・プログラム、特にデジタル記憶媒体。
12. コンテンツ・データをクライアントに提供するためのサーバ・システムであって、
    前記クライアントからコンテンツ・データの選択を受信するための手段（１０２、１０４、１０６）と、
    定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを作成するための手段（１０２、１０４）と、
    前記ＸＭＬファイルを前記クライアントに送信するための手段（１０２、１０４）と、
    を備えるサーバ・システム。
13. コンテンツ・データをクライアントに提供するためのサーバ・システムであって、
    ウェブ・ポータル上のコンテンツ・データを選択するための手段（１０８）と、
    定義されたＤＴＤ形式を有し、ライセンス情報及び前記コンテンツ・データのためのロケータを含むＸＭＬファイルを受信するための手段（３００）と、
    前記ＸＭＬファイルを構文解析して、前記ライセンス情報を抽出するための手段（３０２）と、
    前記ライセンス情報を格納するためのローカル・ライセンス・データベース手段（３０８）と、
    前記ロケータが示す場所から前記コンテンツ・データをダウンロードするための手段（３０４）と、
    を備えるクライアント・システム。
14. 前記クライアント・システムが、ラップトップ・コンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、又はＭＰ３プレーヤーなどの携帯型装置である、請求項１３に記載のクライアント・システム。
15. 請求項１２に記載のサーバ・システム及び請求項１３又は請求項１４に記載のクライアント・システムを具備するコンピュータ・システム。
    

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