JP2004318291A - ライセンスキー生成発行方法およびサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、機器側に発行する方法で、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成できるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行できるようにする。
【解決手段】機器またはPC(パソコン)からの要求によって、認証用サーバ20またはライセンス元サーバ10で機器またはユーザを認証した上で、ライセンス元サーバ10は、機能の使用を許可するライセンスキーとして、当該機器の機器IDを用いて、当該機器に固有のキーを生成して、要求元に発行する。その際、ライセンス元サーバ10は、ユーザがすでに購入済みの機能を含まない商品ラインナップ画面を要求元に呈示し、購入済み機能に対応するキー情報を含むライセンスキーを生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】機器またはPC(パソコン)からの要求によって、認証用サーバ20またはライセンス元サーバ10で機器またはユーザを認証した上で、ライセンス元サーバ10は、機能の使用を許可するライセンスキーとして、当該機器の機器IDを用いて、当該機器に固有のキーを生成して、要求元に発行する。その際、ライセンス元サーバ10は、ユーザがすでに購入済みの機能を含まない商品ラインナップ画面を要求元に呈示し、購入済み機能に対応するキー情報を含むライセンスキーを生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、機器側に発行する方法およびサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の電子機器、特に民生機器では、多数の機能を搭載したものが多い。このことは、一方では、機器の商品力を高めることができ、消費者の購入意欲をそそり、多機能化を望む消費者の要求を満たすことができるが、他方では、製品の価格が高価になるため、消費者が製品を購入しずらくなるとともに、機器の機能が複雑になるため、機能を使いこなすためには習熟することが必要となり、あるいは搭載された便利な機能が利用されないままになってしまうなどの問題がある。
【0003】
また、最近の電子機器のコンピュータ化ないしソフトウェア化によって、機器が製造販売された後も、ソフトウェア(プログラムやデータ)を追加することによって機能を追加することがある。
【0004】
この機器製造後の機能の追加につき、特許文献1(特開2002−318704公報)には、AV(Audio and Visual)アンプなどの電子機器で、次のような方法によって、フラッシュメモリなどの書き替え可能な不揮発性メモリに、CD−ROMなどからプログラムをロードして、不揮発性メモリ内のプログラムを書き替え、新たな機能を追加することが示されている。
【0005】
具体的に、この方法では、機器としては、上記の不揮発性メモリ内に各機能に対応するバージョンフラグを設定し、機器製造販売後、機器メーカは、新たに機能A,B,Cを実現する機能プログラムPa,Pb,Pcを順次開発した場合には、それぞれ機能プログラムPa,Pb,Pcとロードプログラムおよびバージョン情報とを収納した第1、第2、第3のCD−ROMを順次販売する。
【0006】
ただし、機能プログラムPbは、機能Bを無条件で実現するとともに、上記のバージョンフラグの機能Aに対応するビットをチェックして、機能Aに対応するビットが“1”にセットされているときにのみ、機能Aの実現を許可するものとし、機能プログラムPcは、機能Cを無条件で実現するとともに、上記のバージョンフラグの機能A,Bに対応するビットをチェックして、機能Aに対応するビットが“1”にセットされているときにのみ機能Aの実現を許可し、機能Bに対応するビットが“1”にセットされているときにのみ機能Bの実現を許可するものとする。
【0007】
そして、ユーザは、機能A,B,Cが第1、第2、第3のCD−ROMによって提供されているとき、そのうちの任意の機能だけを追加することができる。例えば、最新の機能Cだけを追加する場合には、第3のCD−ROMを購入して、上記のロードプログラムによって、機能Cを実現する機能プログラムPcを機器内の不揮発性メモリにロードする。
【0008】
このとき、機器のCPUは、上記のバージョン情報によって、上記のバージョンフラグの機能A,Bに対応するビットは“0”のまま、機能Cに対応するビットを“1”にセットする。したがって、以後、機器では、機能A,B,Cのうち機能Cのみが実行されるようになる。
【0009】
これによって、ユーザは、機器購入後、自分の必要とする機能のみを、安価に購入し、追加することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−318704公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されているような機器製造販売後の機能追加の問題以前に、機器製造販売時に機器に、どのような機能や、どれだけの機能を搭載するかが問題となる。
【0012】
機器製造時に考えられている機能の全てまたは多くを搭載すれば、上述したように、機器の商品力を高めることができ、消費者の購入意欲をそそり、多機能化を望む消費者の要求を満たすことができる。しかし、そうすると、上述したように、製品の価格が高価になるため、消費者が製品を購入しずらくなるとともに、機器の機能が複雑になるため、機能を使いこなすためには習熟することが必要となり、あるいは搭載された便利な機能が利用されないままになってしまうなどの問題がある。
【0013】
そのため、機器メーカとしては、実際上、同種の機器として、例えばAVアンプとして、多くの機能を搭載した上位機種、および機能を抑えた下位機種を製造販売し、または、中間の機種を含めた、より多数の機種を製造販売しなければならない。
【0014】
その結果、機種の設計や製造のコストが、同じ上位機種でも、上位機種だけを製造する場合と比べてアップするとともに、消費者としては、選択の自由が増加する一方で、どの機種の機器を購入するか、判断に迷うことになる。
【0015】
そこで、出願人は先に、より多くの消費者の、機器の機能および価格に対する要求を満たすことができるとともに、機器メーカとしては、機器のコストおよび価格を低下させることができ、より多くの消費者に機器を提供することができる方法およびシステムを、特願2002−377573(平成14年12月26日出願)として提案した。
【0016】
図18に、この先願(特願2002−377573)の発明の概略を示す。このシステムでは、機器側(ユーザ側)とキー発行側(メーカ側)が、オフラインまたはオンラインで結ばれる。
【0017】
機器1は、ユーザ2が機器メーカ3から購入した、複数の機能が搭載されているものの、その一部または全ての機能の使用が制限されている、オーディオ機器やビデオ機器などの機器である。
【0018】
具体的に、機器1の出荷時、機器1の内部メモリには、当該の機器1に固有の機器ID(識別情報)が書き込まれるとともに、各機能についての使用制限の有無が使用制限フラグとして書き込まれる。
【0019】
ただし、実際的には、試用可能な日数、回数または期間が設定され、ユーザ2は、機器購入後、その試用可能な日数、回数または期間内であれば、使用が制限されている機能を無償で使用できるものである。
【0020】
機器1を購入したユーザ2は、使用が制限されている機能を購入し、試用可能な日数、回数または期間を経過または消化した後も使用する場合には、機器メーカ3またはその関連会社などであるキー発行元4に機能購入を申し込む。
【0021】
キー発行元4は、使用許諾契約に対する同意の有無や、機能購入代金の決済(支払い)などにつき判断して、機能を売却するか否かを決定し、売却する場合には、その機能の使用制限を解除するキー情報を生成して、ユーザ2に発行する。
【0022】
具体的に、オフライン手続の場合には、ユーザ2からの機能購入申し込みによって、キー発行元4からユーザ2に解除キーが発行され、その解除キーがユーザ2によって機器1に入力される。
【0023】
また、機器1とキー発行元4のサーバ5とをインターネットなどのネットワーク6を介して接続できる構成とする場合には、オンライン手続として、機器1からサーバ5に解除キーの発行を要求し、サーバ5から機器1に解除キーを発行する。
【0024】
このように解除キーが機器1に入力され、または機器1で受信されることによって、機器1のCPUは、上記のように機器1の内部メモリに書き込まれている使用制限フラグを書き替え、ユーザ2は以後、購入した機能を使用できるようになる。
【0025】
以上の方法またはシステムによれば、機器メーカは、機器に多くの機能を搭載することによって、機器の商品力を高めることができ、多数の機種を製造販売する必要がないので、機器のコストダウンを実現できるとともに、使用を制限した機能の価格分はユーザが機能を購入する際に回収できるので、機器の価格を抑えることができる。
【0026】
消費者としては、どの機種の機器を購入するか、判断に迷うことがないとともに、機器自体は安く購入することができ、機器購入後、使用が制限されていない機能や、機能購入によって使用が許可された機能を使用しながら、必要な機能を買い増すことができる。
【0027】
さらに、機能の使用制限を、試用可能な日数、回数または期間内では使用を許可するものとする場合には、ユーザは、その試用可能な日数、回数または期間内で機能を使用して、機能の必要性や有用性を確認し、機能をある程度習熟した上で、その機能を購入することができ、ユーザにとって好都合であるとともに、機器メーカとしても機能の価値をアピールすることができる。
【0028】
しかも、使用が制限された機能についても、その機能を実行するハードウェア回路やプログラムなどのソフトウェアは搭載されていて、使用制限を解除するためのキー情報だけを配布するので、機器の製造出荷後に機能を追加するためにプログラムを配布する場合などに比べて、配布に伴うリスクが低下する。
【0029】
上述したシステムでは、正当なユーザの正当な機器に対して、ライセンスキーが発行される必要があるとともに、ライセンスキーは、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いものである必要がある。
【0030】
そこで、この発明は、特に、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成することができるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行することができるようにしたものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】
この発明のライセンスキー生成発行方法は、
複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、前記機器側に発行する方法であって、
前記機器側を認証して、前記機器に固有の機器識別情報を取得する工程と、
前記ライセンスキーとして、前記機器識別情報を用いて、前記機器に固有のライセンスキーを生成する工程と、
その生成したライセンスキーを、前記認証工程で認証した機器側に発行する工程と、
を備えるものである。
【0032】
上記の構成の、この発明のライセンスキー生成発行方法では、機器に固有のライセンスキーを生成するとともに、その生成したライセンスキーを、認証した機器側(機器またはユーザ)に発行するので、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成することができるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
〔システムの実施形態:図1〜図4〕
図1に、この発明の方法を実行するシステムの一例を示す。
【0034】
この例のシステムでは、ユーザ側には、例えば、ユーザRのもとに、機器XrおよびPC(パーソナルコンピュータ)7rが備えられ、ユーザSのもとに、機器YsおよびPC7sが備えられ、ユーザTのもとに、機器YtおよびPC7tが備えられ、ユーザUのもとに、機器Xu、機器ZuおよびPC7uが備えられる。
【0035】
ユーザRが保有する機器XrおよびユーザUが保有する機器Xuは、機種(製品)としては同じ機器Xであるが、機器IDおよびシリアル番号が異なるものであり、同様に、ユーザSが保有する機器YsおよびユーザTが保有する機器Ytは、機種としては同じ機器Yであるが、機器IDおよびシリアル番号が異なるものである。また、ユーザUが保有する機器Zuは、機種としては機器Zである。
【0036】
機器IDは、機器に固有の機器識別情報として、それぞれの機器の内部メモリに書き込まれたものであり、全ての機器の間で異なるものである。
【0037】
各機器(機種)の機能としては、例えば、図2に示すように、機器Xは、製造販売時、機能A,B,Cの使用が制限されたものであり、機器Yは、製造販売時、機能D,E,Fの使用が制限されたものであり、機器Zは、製造販売時、機能G,H,I,Jの使用が制限されたものである。
【0038】
図1に示すように、各機器Xr,Ys,Yt,Xu,Zu、および各PC7r,7s,7t,7uは、インターネットなどのネットワーク6に接続される。
【0039】
一方、ライセンサー側には、ライセンス元サーバ10および認証用サーバ20が設けられ、それぞれネットワーク6に接続される。ただし、認証用サーバ20は、これによってユーザ認証または機器認証を行う場合に、ライセンス元サーバ10の外部サーバとして設けられる。
【0040】
ライセンス元サーバ10は、管理コンピュータ11に、キー生成モジュール12および機能購入データベース13が接続され、さらに、ライセンス元サーバ10でユーザ認証または機器認証を行う場合には、機器購入データベース14および機器情報データベース15が接続されて、構成される。認証用サーバ20は、管理コンピュータ21に、機器購入データベース22および機器情報データベース23が接続されて、構成される。
【0041】
キー生成モジュール12は、ユーザ側の機器の、使用が制限されている機能の使用制限を解除し、使用を許可するライセンスキーを生成するものである。
【0042】
具体的に、ライセンスキーは、機器ID、キー情報および付属情報をもとに、機器に固有のものとして生成される。付属情報は、試用可能な日数、回数または期間を示す情報などである。
【0043】
図2に、上述した各機器(機種)の、使用が制限された各機能についてのキー情報および付属情報を示す。付属情報は、各機能につき、共通(同一)でも、別個でもよい。
【0044】
機能購入データベース13には、後述のように、各機器(機種)および各ユーザについての機能(商品)購入の履歴が記録される。
【0045】
機器購入データベース14,22には、機器購入時、図3に示すように、機器購入者のユーザID/PW(ユーザIDおよびパスワード)と、そのユーザが購入した機器の機器IDとが、対応づけられて記録される。
【0046】
機器情報データベース15,23には、機器購入時、図4に示すように、ユーザが購入した機器の、機種コード(製品コード)、シリアル番号および機器IDが、対応づけられて記録される。
【0047】
機種コードとシリアル番号を合わせたものは、機器IDと1:1で対応するもので、したがって、機種コードとシリアル番号が分かれば、機器IDを特定することができる。
【0048】
〔ユーザ認証または機器認証による機器情報の取得:図5〜図8〕
上述したシステムでは、ユーザが、その保有する機器につき、使用が制限されている機能(商品)を購入する際、ライセンス元サーバ10は、認証用サーバ20によって、または自身で、ユーザまたは機器を認証して、機器情報を取得し、当該の機器に固有のライセンスキーを生成して、ユーザまたは機器に発行する。
【0049】
以下に、(1)認証用サーバ20でユーザを認証する場合、(2)ライセンス元サーバ10でユーザを認証する場合、(3)認証用サーバ20で機器を認証する場合、(4)ライセンス元サーバ10で機器を認証する場合、の各場合を示す。
【0050】
(認証用サーバ20でユーザを認証する場合:図5)
図5に、認証用サーバ20でユーザを認証する場合を示す。
【0051】
この場合には、まず、ユーザ側のPC7(図1のPC7r,7s,7tまたは7u)から、ライセンス元サーバ10に認証を要求し、これを受けて、ライセンス元サーバ10は、認証用サーバ20にワンタイムIDを要求する。
【0052】
これによって、認証用サーバ20は、ライセンス元サーバ10を介してPC7にワンタイムIDを送り、PC7は、そのワンタイムIDを添えて、認証用サーバ20にユーザID/PWの入力画面を要求する。
【0053】
認証用サーバ20は、ステップ51で、PC7からのワンタイムIDが、自身が送ったものであることを確認した上で、PC7にユーザID/PW入力画面の表示用データを送る。
【0054】
PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上にユーザID/PW入力画面が表示され、ユーザがユーザID/PWを入力することによって、そのユーザID/PWが認証用サーバ20に送られる。
【0055】
認証用サーバ20は、ステップ52で、そのユーザID/PWが機器購入データベース22に登録されていることを確認して、PC7によって認証を要求したユーザが正当なユーザであることを認証した上で、PC7にワンタイムIDを送る。
【0056】
PC7は、そのワンタイムIDをライセンス元サーバ10に送り、ライセンス元サーバ10は、そのワンタイムIDを添えて、認証用サーバ20に当該ユーザが保有する機器を確認する。
【0057】
認証用サーバ20は、ステップ53で、ライセンス元サーバ10からのワンタイムIDが、自身が送ったものであることを確認した上で、機器購入データベース22および機器情報データベース23を参照して、当該ユーザが保有する機器のリストとして、当該ユーザが保有する機種についての、機種コード、シリアル番号および機器IDの組を、ライセンス元サーバ10に送る。例えば、図1のユーザUであれば、機器Xuおよび機器Zuについての、機種コード、シリアル番号および機器IDの組を送る。
【0058】
これを受けて、ライセンス元サーバ10は、PC7に機器選択画面の表示用データを送り、PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上に機器選択画面が表示され、ユーザが機器を選択することによって、選択された機器がライセンス元サーバ10に通知される。例えば、図1のユーザUであれば、機器Xu(機種X)および機器Zu(機種Z)のいずれか一方または双方を選択する。
【0059】
これによって、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該ユーザが選択した機器についての機能購入履歴を参照して、機種コード別に、すなわち当該ユーザが選択した機器ごとに、機器の商品をラインナップし、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0060】
これによって、PC7は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0061】
なお、図1のユーザR,S,Tのように、当該ユーザが一機種しか保有していない場合には、ライセンス元サーバ10は、PC7に機器選択画面の表示用データを送ることなく、ステップ47で、その機種(機器)の商品をラインナップして、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送るように、システムを構成してもよい。
【0062】
(ライセンス元サーバ10でユーザを認証する場合:図6)
図6に、ライセンス元サーバ10でユーザを認証する場合を示す。
【0063】
この場合には、まず、ユーザ側のPC7から、ライセンス元サーバ10に認証を要求し、これを受けて、ライセンス元サーバ10は、PC7にユーザID/PW入力画面の表示用データを送る。
【0064】
PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上にユーザID/PW入力画面が表示され、ユーザがユーザID/PWを入力することによって、そのユーザID/PWがライセンス元サーバ10に送られる。
【0065】
ライセンス元サーバ10は、ステップ41で、そのユーザID/PWが機器購入データベース14に登録されていることを確認して、PC7によって認証を要求したユーザが正当なユーザであることを認証した上で、ステップ42に進んで、機器購入データベース14を参照して、当該ユーザが保有する機器を確認し、PC7に機器選択画面の表示用データを送る。
【0066】
PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上に機器選択画面が表示され、ユーザが機器を選択することによって、選択された機器がライセンス元サーバ10に通知される。
【0067】
これによって、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該ユーザが選択した機器についての機能購入履歴を参照して、機種コード別に、すなわち当該ユーザが選択した機器ごとに、機器の商品をラインナップし、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0068】
これによって、PC7は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0069】
この場合も、当該ユーザが一機種しか保有していない場合には、ライセンス元サーバ10は、PC7に機器選択画面の表示用データを送ることなく、ステップ47で、その機種(機器)の商品をラインナップして、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送るように、システムを構成してもよい。
【0070】
(認証用サーバ20で機器を認証する場合:図7)
図7に、認証用サーバ20で機器を認証する場合を示す。
【0071】
この場合には、まず、ユーザ側の機器1(図1の機器Xr,Ys,Yt,XuまたはZu)で、ライセンス元サーバ10のWebページを閲覧するなどによって、ライセンス元サーバ10は、ステップ43で、機器認証トリガーを行って、認証用サーバ20のアドレス(URL)Uurlおよびライセンス元サーバ10のアドレス(URL)Aurlを機器1に送る。
【0072】
これによって、機器1は、ライセンス元サーバ10のアドレスAurlを添えて、自己の機器IDを認証用サーバ20に送り、認証用サーバ20は、ステップ54で、その機器IDが機器購入データベース22に登録されていることを確認して、機器IDを送った機器1が正当な機器であることを認証した上で、ライセンス元サーバ10のアドレスAurlを添えて、機器1にワンタイムIDを送る。
【0073】
機器1は、そのワンタイムIDをライセンス元サーバ10に送り、ライセンス元サーバ10は、そのワンタイムIDを認証用サーバ20に送り、認証用サーバ20は、ステップ55で、そのワンタイムIDが、自身が送ったものであることを確認した上で、機器情報データベース23を参照して、機器1から送られた機器IDに対応する機種コードおよびシリアル番号をライセンス元サーバ10に送る。
【0074】
これによって、ライセンス元サーバ10は、認証用サーバ20に機器IDを確認し、認証用サーバ20は、ライセンス元サーバ10に機器IDを送り、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該機器についての機能購入履歴を参照して、当該機器の商品をラインナップし、機器1に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0075】
これによって、機器1は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0076】
(ライセンス元サーバ10で機器を認証する場合:図8)
図8に、ライセンス元サーバ10で機器を認証する場合を示す。
【0077】
この場合には、まず、ユーザ側の機器1から、ライセンス元サーバ10に機器IDを送り、ライセンス元サーバ10は、ステップ44で、その機器IDが機器購入データベース14に登録されていることを確認して、機器IDを送った機器1が正当な機器であることを認証する。
【0078】
その上で、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該機器についての機能購入履歴を参照して、当該機器の商品をラインナップし、機器1に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0079】
これによって、機器1は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0080】
〔ライセンスキー生成と機能購入履歴:図9〜図13〕
図5〜図8のステップ39では、ライセンス元サーバ10から送られた表示用データによって、PC7または機器1の図9に示すような表示画面8上に、図示するような商品ラインナップ画面9aが表示される。
【0081】
ただし、この商品ラインナップ画面9aは、機器Xを保有するユーザ(図1のユーザRまたはユーザU)が、機器Xにつき、いまだいずれの商品(使用が制限されている機能)も購入していない時のもので、商品<A>は、図2に示した機能A,B,C中の機能Aであり、商品<B>は、機能Bであり、商品<C>は、機能Cであり、商品<A+B>は、機能A,Bであり、商品<B+C>は、機能B,Cであり、商品<A+C>は、機能A,Cであり、商品<A+B+C>は、機能A,B,Cである。
【0082】
ユーザは、これら商品の中から、購入を希望する商品を選択する。その選択された商品を示す情報は、PC7または機器1からライセンス元サーバ10に送られ、ライセンス元サーバ10は、図5〜図8のステップ49で、キー生成モジュール12によって、ユーザが選択した商品(機能)についてのライセンスキーを生成する。
【0083】
例えば、ユーザが商品<A>を購入した場合には、図10の式(1)で表されるように、ライセンスキーKとして、図2に示すような機能Aに対応するキー情報Kaおよび付属情報Naを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<B+C>を購入した場合には、図10の式(2)で表されるように、ライセンスキーKとして、図2に示すような機能B,Cに対応するキー情報Kb,Kcおよび付属情報Nb,Ncを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<A+B+C>を購入した場合には、図10の式(3)で表されるように、ライセンスキーKとして、図2に示すような機能A,B,Cに対応するキー情報Ka,Kb,Kcおよび付属情報Na,Nb,Ncを含むライセンスキーが生成される。
【0084】
しかも、ライセンスキーとしては、対象機器の機器IDに応じて、対象機器に固有のものを生成する。例えば、ユーザRが保有する機器Xrに対するライセンスキーと、ユーザUが保有する機器Xuに対するライセンスキーとは、同じ機能についてのものでも、例えば商品<A+B+C>として機能A,B,Cについてのものでも、異なるものとする。
【0085】
そのために、具体的には、キー情報および付属情報を含むライセンスキーを、対象機器の機器IDをパラメータとして暗号化し、または対象機器の機器IDを含むものとする。
【0086】
これによって、ライセンスキーの守秘性を高め、不正使用の可能性を低減することができる。
【0087】
図5〜図8のステップ49では、ライセンス元サーバ10は、上記のようにライセンスキーを生成し、PC7または機器1に発行(送信)した後、機能購入データベース13に機能購入履歴を記録する。
【0088】
機能購入履歴は、図11に示すように、機種(機種コード)ごとに分け、さらに同じ機種ではユーザ(ユーザID)ごとに分けて、記録する。
【0089】
図11は、ユーザRが機器Xの機能Aおよび機能Bを別の機会に購入し、ユーザUが機器Xの機能Aおよび機能B,Cを別の機会に購入し、ユーザSが機器Yの機能D,Eを同時に購入し、ユーザTが機器Yの機能Fのみを購入し、ユーザUが機器Zの機能G,H,I,Jを同時に購入した後の時点での機能購入履歴である。
【0090】
ユーザが、ある機器のある機能を購入した後、同じ機器の別の機能を購入する場合、図5〜図8のステップ39では、PC7または機器1の図12に示すような表示画面8上には、図9に示したような前回の購入時とは異なる商品ラインナップ画面9bが表示される。
【0091】
ただし、この商品ラインナップ画面9bは、機器Xを保有するユーザ(図1のユーザRまたはユーザU)が、機器Xにつき、すでに機能Aを購入している時のものである。
【0092】
具体的に、この場合、ライセンス元サーバ10は、上記の機能購入履歴を参照して、すでに購入済みの機能を含む商品は商品ラインナップ画面にラインナップしないようにする。
【0093】
例えば、図12の商品ラインナップ画面9bでは、商品<B>、<C>および<B+C>のみが表示され、購入済み機能Aを含む商品<A>、<A+B>、<A+C>および<A+B+C>は表示されない。
【0094】
これによって、ユーザが誤って、購入済みの機能を二重に購入してしまうことを防止することができる。
【0095】
ユーザは、表示された商品の中から、購入を希望する商品を選択する。その選択された商品を示す情報は、PC7または機器1からライセンス元サーバ10に送られ、ライセンス元サーバ10は、図5〜図8のステップ49で、キー生成モジュール12によって、ユーザが選択した商品(機能)についてのライセンスキーを生成する。
【0096】
この場合、ユーザがそれまでに購入した機能に対応するキー情報および付属情報を含むライセンスキーを生成する。
【0097】
例えば、ユーザが商品<B>を購入した場合には、図13の式(4)で表されるように、ライセンスキーKとして、機能A,Bに対応するキー情報Ka,Kbおよび付属情報Na,Nbを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<C>を購入した場合には、図13の式(5)で表されるように、ライセンスキーKとして、機能A,Cに対応するキー情報Ka,Kcおよび付属情報Na,Ncを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<B+C>を購入した場合には、図13の式(6)で表されるように、ライセンスキーKとして、機能A,B,Cに対応するキー情報Ka,Kb,Kcおよび付属情報Na,Nb,Ncを含むライセンスキーが生成される。
【0098】
これによって、機器1では、使用制限の有無などの、各機能の使用に関する設定情報を画一的・統一的に処理することができる。
【0099】
〔機能購入申し込みの受け付け:図14および図15〕
上述したシステムでは、機能購入申し込みおよびライセンスキー発行の方法(チャネル、ルート)として、複数の方法がある。第1は、図5または図6に示したような、PC7からの申し込みによってライセンスキーが発行されるものであり、第2は、図7または図8に示したような、機器1からの申し込みによってライセンスキーが発行されるものである。そのほか、ユーザが郵送やファクシミリによってライセンス元に機能購入を申し込み、ライセンス元が郵送やファクシミリによってユーザにライセンスキーを発行する方法などもある。
【0100】
このように、ユーザは幾つかの方法によって機能購入を申し込むことができるため、例えば、ユーザが、郵送で機器Xの機能Aの購入を申し込んだ後、そのことを失念して、または考え直して、機器1で機器Xの機能A,Bの購入を申し込み、結果として、ライセンス元に、ほぼ同じ時期に、重複した機能購入申し込みが到達することがあり得る。
【0101】
この場合、いずれの機能購入申し込みについても、いまだライセンスキーを発行していない状態では、ライセンス元サーバ10は、機能購入データベース13の機能購入履歴を見ても、機能購入申し込みが重複していることを識別することができない。
【0102】
そこで、ライセンス元サーバ10は、例えば、図14に示すような構成とする。この例では、管理コンピュータ11としては、CPU61を備え、そのバス62に、プログラムやデータが記録された記憶装置63、およびプログラムやデータが展開されるメモリ64が接続される。
【0103】
ライセンス元サーバ10としては、バス62に、図1に示したキー生成モジュール12、機能購入データベース13、機器購入データベース14および機器情報データベース15が接続されるとともに、申し込み受け付けテーブル16が接続される。ただし、申し込み受け付けテーブル16は、記憶装置63やメモリ64の一部の領域としてもよい。
【0104】
そして、CPU61は、図15に示すような処理によって、ユーザからの機能購入申し込みを処理する。
【0105】
すなわち、図15の例では、機能購入の申し込みがあると、CPU61は、まずステップ71で、申し込み受け付けテーブル16を参照し、次にステップ72に進んで、重複する申し込みがあるか否かを判断する。
【0106】
そして、重複する申し込みが無ければ、ステップ72からステップ73に進んで、その申し込みを受け付けて、申し込み対象の機器の機器ID、および申し込み対象の機能を示す情報を、申し込み受け付けテーブル16に書き込んだ上で、ステップ74に進んで、ライセンスキーを生成し、さらにステップ75に進んで、そのライセンスキーをユーザに発行し、さらにステップ76に進んで、申し込み受け付けテーブル16から当該の申し込みを消去するとともに、機能購入データベース13に当該の申し込みに対応する機能購入履歴を記録する。
【0107】
一方、重複する申し込みがある場合には、ステップ72からステップ77に進んで、別処理を行う。具体的に、別処理としては、ユーザに申し込みが重複していることを知らせるための処理などを行う。
【0108】
これによって、ライセンス元サーバ10が同じ機能につき、二重にライセンスキーを発行してしまうことを防止することができる。
【0109】
〔複数のキー生成モジュールによるキー生成:図16および図17〕
機器X,Y,Zが順次製造販売されるような場合、それに伴って、ライセンスキーのキー生成アルゴリズムをバージョンアップすることが考えられる。また、使用が制限された機能ごとに、その制限を解除するライセンスキーのキー生成アルゴリズムを変えることが考えられる。
【0110】
その場合には、ライセンス元サーバ10は、例えば、図16に示すような構成とする。この例では、キー生成モジュールとして、機器X,Y用のキー生成モジュール12aと、機器Z用のキー生成モジュール12bとを備え、図17に示すような処理によって、CPU61が、これらキー生成モジュール12aおよび12bを使い分けて、ライセンスキーを生成する。
【0111】
すなわち、図17の例では、機能購入の申し込みがあると、CPU61は、まずステップ81で、機種コードによって、申し込み対象の機器が機器X,Y,Zのいずれであるかを判断し、対象機器が機器Xまたは機器Yであるときには、ステップ82に進んで、キー生成モジュール12aによってライセンスキーを生成し、さらにステップ84に進んで、そのライセンスキーをユーザに発行する。
【0112】
一方、対象機器が機器Zであるときには、ステップ81からステップ83に進んで、キー生成モジュール12bによってライセンスキーを生成し、さらにステップ84に進んで、そのライセンスキーをユーザに発行する。
【0113】
申し込み対象の機能に応じて、例えば、機能A,B,D,Eについては、第1のキー生成モジュールによってライセンスキーを生成し、機能C,F,G,Hについては、第2のキー生成モジュールによってライセンスキーを生成し、機能I,Jについては、第3のキー生成モジュールによってライセンスキーを生成するように、ライセンス元サーバ10を構成することもできる。
【0114】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成することができるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実行するシステムの一例を示す図である。
【図2】機器と機能およびライセンスキーとの関係を示す図である。
【図3】機器購入データベースの記録内容の一例を示す図である。
【図4】機器情報データベースの記録内容の一例を示す図である。
【図5】認証用サーバでユーザを認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図6】ライセンス元サーバでユーザを認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図7】認証用サーバで機器を認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図8】ライセンス元サーバで機器を認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図9】機能の初回購入時の商品ラインナップ画面の一例を示す図である。
【図10】機能の初回購入時のライセンスキー生成の説明に供する図である。
【図11】機能購入データベースの機能購入履歴の一例を示す図である。
【図12】機能の次回購入時の商品ラインナップ画面の一例を示す図である。
【図13】機能の次回購入時のライセンスキー生成の説明に供する図である。
【図14】ライセンス元サーバの一例を示す図である。
【図15】ライセンス元サーバでの機能購入申し込みに対する処理の一例を示す図である。
【図16】ライセンス元サーバの一例を示す図である。
【図17】ライセンス元サーバでのライセンスキー生成の処理の一例を示す図である。
【図18】先願の発明の方法およびシステムを示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、機器側に発行する方法およびサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の電子機器、特に民生機器では、多数の機能を搭載したものが多い。このことは、一方では、機器の商品力を高めることができ、消費者の購入意欲をそそり、多機能化を望む消費者の要求を満たすことができるが、他方では、製品の価格が高価になるため、消費者が製品を購入しずらくなるとともに、機器の機能が複雑になるため、機能を使いこなすためには習熟することが必要となり、あるいは搭載された便利な機能が利用されないままになってしまうなどの問題がある。
【0003】
また、最近の電子機器のコンピュータ化ないしソフトウェア化によって、機器が製造販売された後も、ソフトウェア(プログラムやデータ)を追加することによって機能を追加することがある。
【0004】
この機器製造後の機能の追加につき、特許文献1(特開2002−318704公報)には、AV(Audio and Visual)アンプなどの電子機器で、次のような方法によって、フラッシュメモリなどの書き替え可能な不揮発性メモリに、CD−ROMなどからプログラムをロードして、不揮発性メモリ内のプログラムを書き替え、新たな機能を追加することが示されている。
【0005】
具体的に、この方法では、機器としては、上記の不揮発性メモリ内に各機能に対応するバージョンフラグを設定し、機器製造販売後、機器メーカは、新たに機能A,B,Cを実現する機能プログラムPa,Pb,Pcを順次開発した場合には、それぞれ機能プログラムPa,Pb,Pcとロードプログラムおよびバージョン情報とを収納した第1、第2、第3のCD−ROMを順次販売する。
【0006】
ただし、機能プログラムPbは、機能Bを無条件で実現するとともに、上記のバージョンフラグの機能Aに対応するビットをチェックして、機能Aに対応するビットが“1”にセットされているときにのみ、機能Aの実現を許可するものとし、機能プログラムPcは、機能Cを無条件で実現するとともに、上記のバージョンフラグの機能A,Bに対応するビットをチェックして、機能Aに対応するビットが“1”にセットされているときにのみ機能Aの実現を許可し、機能Bに対応するビットが“1”にセットされているときにのみ機能Bの実現を許可するものとする。
【0007】
そして、ユーザは、機能A,B,Cが第1、第2、第3のCD−ROMによって提供されているとき、そのうちの任意の機能だけを追加することができる。例えば、最新の機能Cだけを追加する場合には、第3のCD−ROMを購入して、上記のロードプログラムによって、機能Cを実現する機能プログラムPcを機器内の不揮発性メモリにロードする。
【0008】
このとき、機器のCPUは、上記のバージョン情報によって、上記のバージョンフラグの機能A,Bに対応するビットは“0”のまま、機能Cに対応するビットを“1”にセットする。したがって、以後、機器では、機能A,B,Cのうち機能Cのみが実行されるようになる。
【0009】
これによって、ユーザは、機器購入後、自分の必要とする機能のみを、安価に購入し、追加することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−318704公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されているような機器製造販売後の機能追加の問題以前に、機器製造販売時に機器に、どのような機能や、どれだけの機能を搭載するかが問題となる。
【0012】
機器製造時に考えられている機能の全てまたは多くを搭載すれば、上述したように、機器の商品力を高めることができ、消費者の購入意欲をそそり、多機能化を望む消費者の要求を満たすことができる。しかし、そうすると、上述したように、製品の価格が高価になるため、消費者が製品を購入しずらくなるとともに、機器の機能が複雑になるため、機能を使いこなすためには習熟することが必要となり、あるいは搭載された便利な機能が利用されないままになってしまうなどの問題がある。
【0013】
そのため、機器メーカとしては、実際上、同種の機器として、例えばAVアンプとして、多くの機能を搭載した上位機種、および機能を抑えた下位機種を製造販売し、または、中間の機種を含めた、より多数の機種を製造販売しなければならない。
【0014】
その結果、機種の設計や製造のコストが、同じ上位機種でも、上位機種だけを製造する場合と比べてアップするとともに、消費者としては、選択の自由が増加する一方で、どの機種の機器を購入するか、判断に迷うことになる。
【0015】
そこで、出願人は先に、より多くの消費者の、機器の機能および価格に対する要求を満たすことができるとともに、機器メーカとしては、機器のコストおよび価格を低下させることができ、より多くの消費者に機器を提供することができる方法およびシステムを、特願2002−377573(平成14年12月26日出願)として提案した。
【0016】
図18に、この先願(特願2002−377573)の発明の概略を示す。このシステムでは、機器側(ユーザ側)とキー発行側(メーカ側)が、オフラインまたはオンラインで結ばれる。
【0017】
機器1は、ユーザ2が機器メーカ3から購入した、複数の機能が搭載されているものの、その一部または全ての機能の使用が制限されている、オーディオ機器やビデオ機器などの機器である。
【0018】
具体的に、機器1の出荷時、機器1の内部メモリには、当該の機器1に固有の機器ID(識別情報)が書き込まれるとともに、各機能についての使用制限の有無が使用制限フラグとして書き込まれる。
【0019】
ただし、実際的には、試用可能な日数、回数または期間が設定され、ユーザ2は、機器購入後、その試用可能な日数、回数または期間内であれば、使用が制限されている機能を無償で使用できるものである。
【0020】
機器1を購入したユーザ2は、使用が制限されている機能を購入し、試用可能な日数、回数または期間を経過または消化した後も使用する場合には、機器メーカ3またはその関連会社などであるキー発行元4に機能購入を申し込む。
【0021】
キー発行元4は、使用許諾契約に対する同意の有無や、機能購入代金の決済(支払い)などにつき判断して、機能を売却するか否かを決定し、売却する場合には、その機能の使用制限を解除するキー情報を生成して、ユーザ2に発行する。
【0022】
具体的に、オフライン手続の場合には、ユーザ2からの機能購入申し込みによって、キー発行元4からユーザ2に解除キーが発行され、その解除キーがユーザ2によって機器1に入力される。
【0023】
また、機器1とキー発行元4のサーバ5とをインターネットなどのネットワーク6を介して接続できる構成とする場合には、オンライン手続として、機器1からサーバ5に解除キーの発行を要求し、サーバ5から機器1に解除キーを発行する。
【0024】
このように解除キーが機器1に入力され、または機器1で受信されることによって、機器1のCPUは、上記のように機器1の内部メモリに書き込まれている使用制限フラグを書き替え、ユーザ2は以後、購入した機能を使用できるようになる。
【0025】
以上の方法またはシステムによれば、機器メーカは、機器に多くの機能を搭載することによって、機器の商品力を高めることができ、多数の機種を製造販売する必要がないので、機器のコストダウンを実現できるとともに、使用を制限した機能の価格分はユーザが機能を購入する際に回収できるので、機器の価格を抑えることができる。
【0026】
消費者としては、どの機種の機器を購入するか、判断に迷うことがないとともに、機器自体は安く購入することができ、機器購入後、使用が制限されていない機能や、機能購入によって使用が許可された機能を使用しながら、必要な機能を買い増すことができる。
【0027】
さらに、機能の使用制限を、試用可能な日数、回数または期間内では使用を許可するものとする場合には、ユーザは、その試用可能な日数、回数または期間内で機能を使用して、機能の必要性や有用性を確認し、機能をある程度習熟した上で、その機能を購入することができ、ユーザにとって好都合であるとともに、機器メーカとしても機能の価値をアピールすることができる。
【0028】
しかも、使用が制限された機能についても、その機能を実行するハードウェア回路やプログラムなどのソフトウェアは搭載されていて、使用制限を解除するためのキー情報だけを配布するので、機器の製造出荷後に機能を追加するためにプログラムを配布する場合などに比べて、配布に伴うリスクが低下する。
【0029】
上述したシステムでは、正当なユーザの正当な機器に対して、ライセンスキーが発行される必要があるとともに、ライセンスキーは、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いものである必要がある。
【0030】
そこで、この発明は、特に、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成することができるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行することができるようにしたものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】
この発明のライセンスキー生成発行方法は、
複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、前記機器側に発行する方法であって、
前記機器側を認証して、前記機器に固有の機器識別情報を取得する工程と、
前記ライセンスキーとして、前記機器識別情報を用いて、前記機器に固有のライセンスキーを生成する工程と、
その生成したライセンスキーを、前記認証工程で認証した機器側に発行する工程と、
を備えるものである。
【0032】
上記の構成の、この発明のライセンスキー生成発行方法では、機器に固有のライセンスキーを生成するとともに、その生成したライセンスキーを、認証した機器側(機器またはユーザ)に発行するので、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成することができるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
〔システムの実施形態:図1〜図4〕
図1に、この発明の方法を実行するシステムの一例を示す。
【0034】
この例のシステムでは、ユーザ側には、例えば、ユーザRのもとに、機器XrおよびPC(パーソナルコンピュータ)7rが備えられ、ユーザSのもとに、機器YsおよびPC7sが備えられ、ユーザTのもとに、機器YtおよびPC7tが備えられ、ユーザUのもとに、機器Xu、機器ZuおよびPC7uが備えられる。
【0035】
ユーザRが保有する機器XrおよびユーザUが保有する機器Xuは、機種(製品)としては同じ機器Xであるが、機器IDおよびシリアル番号が異なるものであり、同様に、ユーザSが保有する機器YsおよびユーザTが保有する機器Ytは、機種としては同じ機器Yであるが、機器IDおよびシリアル番号が異なるものである。また、ユーザUが保有する機器Zuは、機種としては機器Zである。
【0036】
機器IDは、機器に固有の機器識別情報として、それぞれの機器の内部メモリに書き込まれたものであり、全ての機器の間で異なるものである。
【0037】
各機器(機種)の機能としては、例えば、図2に示すように、機器Xは、製造販売時、機能A,B,Cの使用が制限されたものであり、機器Yは、製造販売時、機能D,E,Fの使用が制限されたものであり、機器Zは、製造販売時、機能G,H,I,Jの使用が制限されたものである。
【0038】
図1に示すように、各機器Xr,Ys,Yt,Xu,Zu、および各PC7r,7s,7t,7uは、インターネットなどのネットワーク6に接続される。
【0039】
一方、ライセンサー側には、ライセンス元サーバ10および認証用サーバ20が設けられ、それぞれネットワーク6に接続される。ただし、認証用サーバ20は、これによってユーザ認証または機器認証を行う場合に、ライセンス元サーバ10の外部サーバとして設けられる。
【0040】
ライセンス元サーバ10は、管理コンピュータ11に、キー生成モジュール12および機能購入データベース13が接続され、さらに、ライセンス元サーバ10でユーザ認証または機器認証を行う場合には、機器購入データベース14および機器情報データベース15が接続されて、構成される。認証用サーバ20は、管理コンピュータ21に、機器購入データベース22および機器情報データベース23が接続されて、構成される。
【0041】
キー生成モジュール12は、ユーザ側の機器の、使用が制限されている機能の使用制限を解除し、使用を許可するライセンスキーを生成するものである。
【0042】
具体的に、ライセンスキーは、機器ID、キー情報および付属情報をもとに、機器に固有のものとして生成される。付属情報は、試用可能な日数、回数または期間を示す情報などである。
【0043】
図2に、上述した各機器(機種)の、使用が制限された各機能についてのキー情報および付属情報を示す。付属情報は、各機能につき、共通(同一)でも、別個でもよい。
【0044】
機能購入データベース13には、後述のように、各機器(機種)および各ユーザについての機能(商品)購入の履歴が記録される。
【0045】
機器購入データベース14,22には、機器購入時、図3に示すように、機器購入者のユーザID/PW(ユーザIDおよびパスワード)と、そのユーザが購入した機器の機器IDとが、対応づけられて記録される。
【0046】
機器情報データベース15,23には、機器購入時、図4に示すように、ユーザが購入した機器の、機種コード(製品コード)、シリアル番号および機器IDが、対応づけられて記録される。
【0047】
機種コードとシリアル番号を合わせたものは、機器IDと1:1で対応するもので、したがって、機種コードとシリアル番号が分かれば、機器IDを特定することができる。
【0048】
〔ユーザ認証または機器認証による機器情報の取得:図5〜図8〕
上述したシステムでは、ユーザが、その保有する機器につき、使用が制限されている機能(商品)を購入する際、ライセンス元サーバ10は、認証用サーバ20によって、または自身で、ユーザまたは機器を認証して、機器情報を取得し、当該の機器に固有のライセンスキーを生成して、ユーザまたは機器に発行する。
【0049】
以下に、(1)認証用サーバ20でユーザを認証する場合、(2)ライセンス元サーバ10でユーザを認証する場合、(3)認証用サーバ20で機器を認証する場合、(4)ライセンス元サーバ10で機器を認証する場合、の各場合を示す。
【0050】
(認証用サーバ20でユーザを認証する場合:図5)
図5に、認証用サーバ20でユーザを認証する場合を示す。
【0051】
この場合には、まず、ユーザ側のPC7(図1のPC7r,7s,7tまたは7u)から、ライセンス元サーバ10に認証を要求し、これを受けて、ライセンス元サーバ10は、認証用サーバ20にワンタイムIDを要求する。
【0052】
これによって、認証用サーバ20は、ライセンス元サーバ10を介してPC7にワンタイムIDを送り、PC7は、そのワンタイムIDを添えて、認証用サーバ20にユーザID/PWの入力画面を要求する。
【0053】
認証用サーバ20は、ステップ51で、PC7からのワンタイムIDが、自身が送ったものであることを確認した上で、PC7にユーザID/PW入力画面の表示用データを送る。
【0054】
PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上にユーザID/PW入力画面が表示され、ユーザがユーザID/PWを入力することによって、そのユーザID/PWが認証用サーバ20に送られる。
【0055】
認証用サーバ20は、ステップ52で、そのユーザID/PWが機器購入データベース22に登録されていることを確認して、PC7によって認証を要求したユーザが正当なユーザであることを認証した上で、PC7にワンタイムIDを送る。
【0056】
PC7は、そのワンタイムIDをライセンス元サーバ10に送り、ライセンス元サーバ10は、そのワンタイムIDを添えて、認証用サーバ20に当該ユーザが保有する機器を確認する。
【0057】
認証用サーバ20は、ステップ53で、ライセンス元サーバ10からのワンタイムIDが、自身が送ったものであることを確認した上で、機器購入データベース22および機器情報データベース23を参照して、当該ユーザが保有する機器のリストとして、当該ユーザが保有する機種についての、機種コード、シリアル番号および機器IDの組を、ライセンス元サーバ10に送る。例えば、図1のユーザUであれば、機器Xuおよび機器Zuについての、機種コード、シリアル番号および機器IDの組を送る。
【0058】
これを受けて、ライセンス元サーバ10は、PC7に機器選択画面の表示用データを送り、PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上に機器選択画面が表示され、ユーザが機器を選択することによって、選択された機器がライセンス元サーバ10に通知される。例えば、図1のユーザUであれば、機器Xu(機種X)および機器Zu(機種Z)のいずれか一方または双方を選択する。
【0059】
これによって、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該ユーザが選択した機器についての機能購入履歴を参照して、機種コード別に、すなわち当該ユーザが選択した機器ごとに、機器の商品をラインナップし、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0060】
これによって、PC7は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0061】
なお、図1のユーザR,S,Tのように、当該ユーザが一機種しか保有していない場合には、ライセンス元サーバ10は、PC7に機器選択画面の表示用データを送ることなく、ステップ47で、その機種(機器)の商品をラインナップして、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送るように、システムを構成してもよい。
【0062】
(ライセンス元サーバ10でユーザを認証する場合:図6)
図6に、ライセンス元サーバ10でユーザを認証する場合を示す。
【0063】
この場合には、まず、ユーザ側のPC7から、ライセンス元サーバ10に認証を要求し、これを受けて、ライセンス元サーバ10は、PC7にユーザID/PW入力画面の表示用データを送る。
【0064】
PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上にユーザID/PW入力画面が表示され、ユーザがユーザID/PWを入力することによって、そのユーザID/PWがライセンス元サーバ10に送られる。
【0065】
ライセンス元サーバ10は、ステップ41で、そのユーザID/PWが機器購入データベース14に登録されていることを確認して、PC7によって認証を要求したユーザが正当なユーザであることを認証した上で、ステップ42に進んで、機器購入データベース14を参照して、当該ユーザが保有する機器を確認し、PC7に機器選択画面の表示用データを送る。
【0066】
PC7では、その表示用データによって、ディスプレイ上に機器選択画面が表示され、ユーザが機器を選択することによって、選択された機器がライセンス元サーバ10に通知される。
【0067】
これによって、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該ユーザが選択した機器についての機能購入履歴を参照して、機種コード別に、すなわち当該ユーザが選択した機器ごとに、機器の商品をラインナップし、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0068】
これによって、PC7は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0069】
この場合も、当該ユーザが一機種しか保有していない場合には、ライセンス元サーバ10は、PC7に機器選択画面の表示用データを送ることなく、ステップ47で、その機種(機器)の商品をラインナップして、PC7に商品ラインナップ画面の表示用データを送るように、システムを構成してもよい。
【0070】
(認証用サーバ20で機器を認証する場合:図7)
図7に、認証用サーバ20で機器を認証する場合を示す。
【0071】
この場合には、まず、ユーザ側の機器1(図1の機器Xr,Ys,Yt,XuまたはZu)で、ライセンス元サーバ10のWebページを閲覧するなどによって、ライセンス元サーバ10は、ステップ43で、機器認証トリガーを行って、認証用サーバ20のアドレス(URL)Uurlおよびライセンス元サーバ10のアドレス(URL)Aurlを機器1に送る。
【0072】
これによって、機器1は、ライセンス元サーバ10のアドレスAurlを添えて、自己の機器IDを認証用サーバ20に送り、認証用サーバ20は、ステップ54で、その機器IDが機器購入データベース22に登録されていることを確認して、機器IDを送った機器1が正当な機器であることを認証した上で、ライセンス元サーバ10のアドレスAurlを添えて、機器1にワンタイムIDを送る。
【0073】
機器1は、そのワンタイムIDをライセンス元サーバ10に送り、ライセンス元サーバ10は、そのワンタイムIDを認証用サーバ20に送り、認証用サーバ20は、ステップ55で、そのワンタイムIDが、自身が送ったものであることを確認した上で、機器情報データベース23を参照して、機器1から送られた機器IDに対応する機種コードおよびシリアル番号をライセンス元サーバ10に送る。
【0074】
これによって、ライセンス元サーバ10は、認証用サーバ20に機器IDを確認し、認証用サーバ20は、ライセンス元サーバ10に機器IDを送り、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該機器についての機能購入履歴を参照して、当該機器の商品をラインナップし、機器1に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0075】
これによって、機器1は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0076】
(ライセンス元サーバ10で機器を認証する場合:図8)
図8に、ライセンス元サーバ10で機器を認証する場合を示す。
【0077】
この場合には、まず、ユーザ側の機器1から、ライセンス元サーバ10に機器IDを送り、ライセンス元サーバ10は、ステップ44で、その機器IDが機器購入データベース14に登録されていることを確認して、機器IDを送った機器1が正当な機器であることを認証する。
【0078】
その上で、ライセンス元サーバ10は、ステップ47で、機能購入データベース13に記録されている当該機器についての機能購入履歴を参照して、当該機器の商品をラインナップし、機器1に商品ラインナップ画面の表示用データを送る。
【0079】
これによって、機器1は、ステップ39での後述のような商品購入処理に移行し、ライセンス元サーバ10は、ステップ49での後述のようなキー生成発行処理に移行する。
【0080】
〔ライセンスキー生成と機能購入履歴:図9〜図13〕
図5〜図8のステップ39では、ライセンス元サーバ10から送られた表示用データによって、PC7または機器1の図9に示すような表示画面8上に、図示するような商品ラインナップ画面9aが表示される。
【0081】
ただし、この商品ラインナップ画面9aは、機器Xを保有するユーザ(図1のユーザRまたはユーザU)が、機器Xにつき、いまだいずれの商品(使用が制限されている機能)も購入していない時のもので、商品<A>は、図2に示した機能A,B,C中の機能Aであり、商品<B>は、機能Bであり、商品<C>は、機能Cであり、商品<A+B>は、機能A,Bであり、商品<B+C>は、機能B,Cであり、商品<A+C>は、機能A,Cであり、商品<A+B+C>は、機能A,B,Cである。
【0082】
ユーザは、これら商品の中から、購入を希望する商品を選択する。その選択された商品を示す情報は、PC7または機器1からライセンス元サーバ10に送られ、ライセンス元サーバ10は、図5〜図8のステップ49で、キー生成モジュール12によって、ユーザが選択した商品(機能)についてのライセンスキーを生成する。
【0083】
例えば、ユーザが商品<A>を購入した場合には、図10の式(1)で表されるように、ライセンスキーKとして、図2に示すような機能Aに対応するキー情報Kaおよび付属情報Naを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<B+C>を購入した場合には、図10の式(2)で表されるように、ライセンスキーKとして、図2に示すような機能B,Cに対応するキー情報Kb,Kcおよび付属情報Nb,Ncを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<A+B+C>を購入した場合には、図10の式(3)で表されるように、ライセンスキーKとして、図2に示すような機能A,B,Cに対応するキー情報Ka,Kb,Kcおよび付属情報Na,Nb,Ncを含むライセンスキーが生成される。
【0084】
しかも、ライセンスキーとしては、対象機器の機器IDに応じて、対象機器に固有のものを生成する。例えば、ユーザRが保有する機器Xrに対するライセンスキーと、ユーザUが保有する機器Xuに対するライセンスキーとは、同じ機能についてのものでも、例えば商品<A+B+C>として機能A,B,Cについてのものでも、異なるものとする。
【0085】
そのために、具体的には、キー情報および付属情報を含むライセンスキーを、対象機器の機器IDをパラメータとして暗号化し、または対象機器の機器IDを含むものとする。
【0086】
これによって、ライセンスキーの守秘性を高め、不正使用の可能性を低減することができる。
【0087】
図5〜図8のステップ49では、ライセンス元サーバ10は、上記のようにライセンスキーを生成し、PC7または機器1に発行(送信)した後、機能購入データベース13に機能購入履歴を記録する。
【0088】
機能購入履歴は、図11に示すように、機種(機種コード)ごとに分け、さらに同じ機種ではユーザ(ユーザID)ごとに分けて、記録する。
【0089】
図11は、ユーザRが機器Xの機能Aおよび機能Bを別の機会に購入し、ユーザUが機器Xの機能Aおよび機能B,Cを別の機会に購入し、ユーザSが機器Yの機能D,Eを同時に購入し、ユーザTが機器Yの機能Fのみを購入し、ユーザUが機器Zの機能G,H,I,Jを同時に購入した後の時点での機能購入履歴である。
【0090】
ユーザが、ある機器のある機能を購入した後、同じ機器の別の機能を購入する場合、図5〜図8のステップ39では、PC7または機器1の図12に示すような表示画面8上には、図9に示したような前回の購入時とは異なる商品ラインナップ画面9bが表示される。
【0091】
ただし、この商品ラインナップ画面9bは、機器Xを保有するユーザ(図1のユーザRまたはユーザU)が、機器Xにつき、すでに機能Aを購入している時のものである。
【0092】
具体的に、この場合、ライセンス元サーバ10は、上記の機能購入履歴を参照して、すでに購入済みの機能を含む商品は商品ラインナップ画面にラインナップしないようにする。
【0093】
例えば、図12の商品ラインナップ画面9bでは、商品<B>、<C>および<B+C>のみが表示され、購入済み機能Aを含む商品<A>、<A+B>、<A+C>および<A+B+C>は表示されない。
【0094】
これによって、ユーザが誤って、購入済みの機能を二重に購入してしまうことを防止することができる。
【0095】
ユーザは、表示された商品の中から、購入を希望する商品を選択する。その選択された商品を示す情報は、PC7または機器1からライセンス元サーバ10に送られ、ライセンス元サーバ10は、図5〜図8のステップ49で、キー生成モジュール12によって、ユーザが選択した商品(機能)についてのライセンスキーを生成する。
【0096】
この場合、ユーザがそれまでに購入した機能に対応するキー情報および付属情報を含むライセンスキーを生成する。
【0097】
例えば、ユーザが商品<B>を購入した場合には、図13の式(4)で表されるように、ライセンスキーKとして、機能A,Bに対応するキー情報Ka,Kbおよび付属情報Na,Nbを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<C>を購入した場合には、図13の式(5)で表されるように、ライセンスキーKとして、機能A,Cに対応するキー情報Ka,Kcおよび付属情報Na,Ncを含むライセンスキーが生成され、ユーザが商品<B+C>を購入した場合には、図13の式(6)で表されるように、ライセンスキーKとして、機能A,B,Cに対応するキー情報Ka,Kb,Kcおよび付属情報Na,Nb,Ncを含むライセンスキーが生成される。
【0098】
これによって、機器1では、使用制限の有無などの、各機能の使用に関する設定情報を画一的・統一的に処理することができる。
【0099】
〔機能購入申し込みの受け付け:図14および図15〕
上述したシステムでは、機能購入申し込みおよびライセンスキー発行の方法(チャネル、ルート)として、複数の方法がある。第1は、図5または図6に示したような、PC7からの申し込みによってライセンスキーが発行されるものであり、第2は、図7または図8に示したような、機器1からの申し込みによってライセンスキーが発行されるものである。そのほか、ユーザが郵送やファクシミリによってライセンス元に機能購入を申し込み、ライセンス元が郵送やファクシミリによってユーザにライセンスキーを発行する方法などもある。
【0100】
このように、ユーザは幾つかの方法によって機能購入を申し込むことができるため、例えば、ユーザが、郵送で機器Xの機能Aの購入を申し込んだ後、そのことを失念して、または考え直して、機器1で機器Xの機能A,Bの購入を申し込み、結果として、ライセンス元に、ほぼ同じ時期に、重複した機能購入申し込みが到達することがあり得る。
【0101】
この場合、いずれの機能購入申し込みについても、いまだライセンスキーを発行していない状態では、ライセンス元サーバ10は、機能購入データベース13の機能購入履歴を見ても、機能購入申し込みが重複していることを識別することができない。
【0102】
そこで、ライセンス元サーバ10は、例えば、図14に示すような構成とする。この例では、管理コンピュータ11としては、CPU61を備え、そのバス62に、プログラムやデータが記録された記憶装置63、およびプログラムやデータが展開されるメモリ64が接続される。
【0103】
ライセンス元サーバ10としては、バス62に、図1に示したキー生成モジュール12、機能購入データベース13、機器購入データベース14および機器情報データベース15が接続されるとともに、申し込み受け付けテーブル16が接続される。ただし、申し込み受け付けテーブル16は、記憶装置63やメモリ64の一部の領域としてもよい。
【0104】
そして、CPU61は、図15に示すような処理によって、ユーザからの機能購入申し込みを処理する。
【0105】
すなわち、図15の例では、機能購入の申し込みがあると、CPU61は、まずステップ71で、申し込み受け付けテーブル16を参照し、次にステップ72に進んで、重複する申し込みがあるか否かを判断する。
【0106】
そして、重複する申し込みが無ければ、ステップ72からステップ73に進んで、その申し込みを受け付けて、申し込み対象の機器の機器ID、および申し込み対象の機能を示す情報を、申し込み受け付けテーブル16に書き込んだ上で、ステップ74に進んで、ライセンスキーを生成し、さらにステップ75に進んで、そのライセンスキーをユーザに発行し、さらにステップ76に進んで、申し込み受け付けテーブル16から当該の申し込みを消去するとともに、機能購入データベース13に当該の申し込みに対応する機能購入履歴を記録する。
【0107】
一方、重複する申し込みがある場合には、ステップ72からステップ77に進んで、別処理を行う。具体的に、別処理としては、ユーザに申し込みが重複していることを知らせるための処理などを行う。
【0108】
これによって、ライセンス元サーバ10が同じ機能につき、二重にライセンスキーを発行してしまうことを防止することができる。
【0109】
〔複数のキー生成モジュールによるキー生成:図16および図17〕
機器X,Y,Zが順次製造販売されるような場合、それに伴って、ライセンスキーのキー生成アルゴリズムをバージョンアップすることが考えられる。また、使用が制限された機能ごとに、その制限を解除するライセンスキーのキー生成アルゴリズムを変えることが考えられる。
【0110】
その場合には、ライセンス元サーバ10は、例えば、図16に示すような構成とする。この例では、キー生成モジュールとして、機器X,Y用のキー生成モジュール12aと、機器Z用のキー生成モジュール12bとを備え、図17に示すような処理によって、CPU61が、これらキー生成モジュール12aおよび12bを使い分けて、ライセンスキーを生成する。
【0111】
すなわち、図17の例では、機能購入の申し込みがあると、CPU61は、まずステップ81で、機種コードによって、申し込み対象の機器が機器X,Y,Zのいずれであるかを判断し、対象機器が機器Xまたは機器Yであるときには、ステップ82に進んで、キー生成モジュール12aによってライセンスキーを生成し、さらにステップ84に進んで、そのライセンスキーをユーザに発行する。
【0112】
一方、対象機器が機器Zであるときには、ステップ81からステップ83に進んで、キー生成モジュール12bによってライセンスキーを生成し、さらにステップ84に進んで、そのライセンスキーをユーザに発行する。
【0113】
申し込み対象の機能に応じて、例えば、機能A,B,D,Eについては、第1のキー生成モジュールによってライセンスキーを生成し、機能C,F,G,Hについては、第2のキー生成モジュールによってライセンスキーを生成し、機能I,Jについては、第3のキー生成モジュールによってライセンスキーを生成するように、ライセンス元サーバ10を構成することもできる。
【0114】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、守秘性が高く、不正使用の可能性が低いライセンスキーを生成することができるとともに、そのライセンスキーを正当なユーザの正当な機器に対して発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実行するシステムの一例を示す図である。
【図2】機器と機能およびライセンスキーとの関係を示す図である。
【図3】機器購入データベースの記録内容の一例を示す図である。
【図4】機器情報データベースの記録内容の一例を示す図である。
【図5】認証用サーバでユーザを認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図6】ライセンス元サーバでユーザを認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図7】認証用サーバで機器を認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図8】ライセンス元サーバで機器を認証する場合の処理の一例を示す図である。
【図9】機能の初回購入時の商品ラインナップ画面の一例を示す図である。
【図10】機能の初回購入時のライセンスキー生成の説明に供する図である。
【図11】機能購入データベースの機能購入履歴の一例を示す図である。
【図12】機能の次回購入時の商品ラインナップ画面の一例を示す図である。
【図13】機能の次回購入時のライセンスキー生成の説明に供する図である。
【図14】ライセンス元サーバの一例を示す図である。
【図15】ライセンス元サーバでの機能購入申し込みに対する処理の一例を示す図である。
【図16】ライセンス元サーバの一例を示す図である。
【図17】ライセンス元サーバでのライセンスキー生成の処理の一例を示す図である。
【図18】先願の発明の方法およびシステムを示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。
Claims (7)
- 複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、前記機器側に発行する方法であって、
前記機器側を認証して、前記機器に固有の機器識別情報を取得する工程と、
前記ライセンスキーとして、前記機器識別情報を用いて、前記機器に固有のライセンスキーを生成する工程と、
その生成したライセンスキーを、前記認証工程で認証した機器側に発行する工程と、
を備えるライセンスキー生成発行方法。 - 請求項1のライセンスキー生成発行方法において、
前記認証工程は、前記ライセンスキー生成工程および前記ライセンスキー発行工程を実行するサーバと別のサーバが実行するライセンスキー生成発行方法。 - 請求項1のライセンスキー生成発行方法において、
前記ライセンスキー生成工程の前の工程として、前記機器側に商品ラインナップ画面の表示用データを送る工程を備え、その商品ラインナップ画面には、ライセンスキー発行済み機能を含む商品はラインナップしないライセンスキー生成発行方法。 - 請求項1のライセンスキー生成発行方法において、
前記ライセンスキー生成工程では、ライセンスキー発行済み機能に対応するキー情報を含んでライセンスキーを生成するライセンスキー生成発行方法。 - 複数の機能が搭載され、その一部または全ての機能の使用が制限された機器側からの要求によって、使用が制限された機能の使用を許可するライセンスキーを生成して、前記機器側に発行するサーバであって、
前記機器側を認証して、前記機器に固有の機器識別情報を取得する手段と、
前記ライセンスキーとして、前記機器識別情報を用いて、前記機器に固有のライセンスキーを生成する手段と、
その生成されたライセンスキーを、前記認証手段によって認証された機器側に発行する手段と、
を備えるサーバ。 - 請求項5のサーバにおいて、
商品ラインナップ画面の表示用データを生成して、前記機器側に送る手段を備えるとともに、この手段は、ライセンスキー発行済み機能を含む商品を前記商品ラインナップ画面にラインナップしないサーバ。 - 請求項5のサーバにおいて、
前記ライセンスキー生成手段は、ライセンスキー発行済み機能に対応するキー情報を含んでライセンスキーを生成するサーバ。
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