JP2003177008A - 自動スイングドア用物体センサシステム - Google Patents

自動スイングドア用物体センサシステム

Info

Publication number
JP2003177008A
JP2003177008A JP2001377164A JP2001377164A JP2003177008A JP 2003177008 A JP2003177008 A JP 2003177008A JP 2001377164 A JP2001377164 A JP 2001377164A JP 2001377164 A JP2001377164 A JP 2001377164A JP 2003177008 A JP2003177008 A JP 2003177008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
door
detector
reference value
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001377164A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumitsu Kanou
増光 叶
Shigeaki Sasaki
重明 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP2001377164A priority Critical patent/JP2003177008A/ja
Publication of JP2003177008A publication Critical patent/JP2003177008A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体検出用の基準値を設定する際に、距離検
出器が距離測定不能の場合でも、信頼性の高い検出が可
能な基準値を設定する。 【解決手段】 自動スイングドア8のアプローチ側のド
ア面とスイング側のドア面とに複数のセンサ1S、1Aが設
けられている。センサ1S、1Aは、光線を投光する投光器
20SL、20SR、30SR、30SLと、この光線の反射光線を受光
して物体までの距離を測定する距離検出器22SL、22SR、
28SL、28SRとを、有している。距離検出器22SL、22SR、
28SL、28SRが測定した距離データを参照して、距離検出
器22SL、22SR、28SL、28SRに物体検出用の基準値をCP
U40Sが設定する。CPU40Sは、少なくとも1つの距離
検出器が距離データを測定不能のとき、その距離検出器
に、他の距離検出器の距離データを参照して、前記基準
値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動スイングドア
に接近する物体を検出する自動スイングドア用物体セン
サシステムに関し、特に、被検出物体までの距離を測定
する距離検出器を用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】距離検出器を用いた物体センサシステム
の一例が、国際公開公報WO97/42465号に示さ
れている。この物体センサシステムでは、検知範囲内に
投光器によって投光し、検知範囲内に存在する物体から
の反射光を距離検出器に入力し、三角測量の原理によっ
て、この物体から距離検出器までの距離を検出し、この
検出値を基準値と比較し、両者が一致したときには、新
たな物体が検知範囲内に侵入していないと判定し、検出
値が基準値と不一致であると、新たな物体が検知範囲内
に侵入したと判定する。この距離検出器は、移動するド
アに取り付けられ、ドアの異なる位置ごとに基準値が設
定されている。基準値は、ドアの異なる位置ごとに設定
した検知範囲内にある静止物体と距離検出器との距離を
表す距離検出器の出力(距離データ)を用いている。
【0003】ところで、静止物体としては、種々のもの
があり、その静止物体によって光の反射状態は大きく変
化し、充分な光量の反射光が距離検出器に入力されない
場合、正確に静止物体から距離検出器までの距離を測定
することができず、基準値を設定することができない可
能性がある。例えば床面が静止物体である場合、床面上
にマット等が敷かれている状態と敷いていない状態とで
は、反射の状態が異なる。例えば、マットが光を吸収し
やすいものの場合、充分な光量の反射光が得られず、基
準値を設定することができない。実際に、このマット上
に物体が存在するか否かを検知する場合、マットの上に
物体が存在しない場合、充分な光量が得られない。この
場合、新たな物体は存在しないと判断して、ドアを現状
のままにしておく。一方、マットの上に物体が存在する
と、この物体によって光が反射されるので、何からの方
法で基準値を設定しておけば、マットの上に物体が存在
することが検知される。従って、反射光量が不足する場
合でも、仮の基準値を設定することによって、物体を検
出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、仮の基準値
としては、このセンサシステムを出荷時に工場で設定し
たデフォルト基準値を使用することが考えられる。しか
し、デフォルト基準値は、このセンサシステムがどのよ
うな状況で使用されているかを無視して設定されたもの
である。例えば仮に床面から2mの高さの位置にセンサ
が取り付けられることを前提して、デフォルト基準値が
2mと設定されているのに、実際には床面から3mの高
さの位置にセンサが取り付けられるようなことが考えら
れる。この状況で、実際に検知範囲内に高さが1mの物
体が侵入してきたとき、この物体と距離検出器との距離
は2mと測定される。この値は、デフォルト基準値に等
しいので、実際には物体が存在するのに、物体が存在し
ていないと誤検知する。
【0005】このようなデフォルト基準値を使用するよ
りも、このセンサシステムが設けられている施工現場に
おいて測定した他の距離検出器の距離データを元に基準
値を設定する方が、信頼性の高い検出を行うことができ
る。
【0006】本発明は、基準値を設定する際に、距離検
出器が距離測定不能の場合でも、信頼性の高い検出が行
えるように、基準値を設定することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様による自
動スイングドア用物体センサシステムは、自動スイング
ドアのアプローチ側のドア面とスイング側のドア面とに
取り付けられた複数のセンサを有している。これらセン
サは、光線を投光する投光器と、この光線の反射光線を
受光して物体までの距離を測定する複数の距離検出器と
を、備えている。1つのセンサに1つの投光器と、複数
の距離検出器とを設けることもできるし、1つのセンサ
に、複数の投光器と複数の距離検出器とを設けることも
できる。各距離検出器が測定した距離データに基づい
て、各距離検出器に物体検出用の基準値を設定する手段
が設けられている。距離検出器には、例えば距離検出器
の設置位置から基準位置、例えば床面までの距離を物体
検出用の基準値として設定することができる。距離検出
器から得られる距離データが、この基準値若しくはこれ
に許容範囲を見込んで設定した比較値よりも小さい値を
示しているとき、物体を検出したと判断することができ
る。この基準値は、スイングドアの開閉行程中にスイン
グドアが通る各ドア位置ごとに設定することもできる
し、スイングドアの基準位置、例えばスイングドアが閉
位置にあるときに、基準値を設定し、スイングドアの開
閉行程中、閉位置で設定した基準値を常に使用すること
もできる。少なくとも1つの前記距離検出器が前記距離
データを測定不能のとき、その距離検出器に、他の距離
検出器の距離データを参照して、前記基準値が設定され
る。他の距離検出器としては、同一センサ内のもの、反
対側のドア面に設けられているセンサ内のものを使用す
ることができる。
【0008】このように構成した自動スイングドア用物
体センサシステムでは、各距離検出器に、その距離検出
器が測定した距離データに基づいて物体検出用基準値を
設定しているが、何らかの理由で距離データを測定でき
なかった場合、他の距離検出器の距離データに基づい
て、物体検出用の基準値が設定される。一般に、基準値
が設定できない場合、この自動スイングドア用物体セン
サシステムにデフォルト値として設定されているデフォ
ルト基準値が使用される。しかし、このデフォルト基準
値は、この自動スイングドア用物体センサが、どのよう
な大きさのスイングドアのどのような位置に取り付けら
れているかを全く無視して、設定されたものである。従
って、デフォルト基準値の信頼性は低い。これに対し、
この自動スイングドア用物体センサシステムでは、測定
不能になった距離検出器が実際に取り付けられているス
イングドアに同じ条件で取り付けられている他の距離検
出器からの距離データに基づいて基準値を設定している
ので、デフォルト基準値よりも、信頼性の高い基準値が
得られる。
【0009】前記参照する距離データを、同一のセンサ
内にある他の距離検出器からの距離データとすることも
できる。同一のセンサ内にある他の距離検出器は、測定
不能となった距離検出器と殆ど同様な環境下にある。例
えば、床面等に凹凸があったとしても、同一センサ内に
ある複数の距離検出器から床面等の基準位置までの距離
が、大きく異なることは殆どありえない。従って、同一
センサ内の他の距離検出器からの測定データは、測定不
能になった距離検出器が本来測定すべき測定データと殆
ど変化していないと考えられる。従って、信頼性の高い
基準値を得ることができる。
【0010】或いは、一方のドア面側の前記センサの全
距離検出器が前記距離データを測定不能のとき、通信手
段を介して他方のドア面側の前記センサの距離検出器が
測定するデータを参照することもできる。同一のドア面
にあるセンサ内の全ての距離検出器が、何らかの理由
で、距離測定不能となった場合でも、このセンサが晒さ
れている環境、例えば床面までの距離は、他方のドア面
にあるセンサが晒されている環境、例えば床面までの距
離と極端に異なったものであるとは、考えられない。従
って、他方のドア面にあるセンサの他の距離検出器から
の測定データに基づいて基準値を設定しても、本来設定
すべき基準値と大きく変化することはない。
【0011】本発明の他の態様の自動スイングドア用物
体センサシステムも、上記の態様の自動スイングドア用
物体センサシステムと同様に、複数のセンサを有し、こ
れらセンサは、投光器と、複数の距離検出器とを、備え
ている。スイングドアの各ドア位置ごとに、その距離検
出器が測定した距離データを参照して、物体検出用の基
準値を各距離検出器に設定する手段が設けられている。
各ドア位置とは、スイングドアの開閉行程中に、スイン
グドアが通過する複数の位置である。各ドア位置のいず
れかにおいて、少なくとも1つの前記距離検出器が測定
不能のとき、他のドア位置において当該距離検出器が測
定した距離データが参照される。参照される距離データ
は、測定不能となったドア位置に近い位置で得られたも
のが望ましい。
【0012】このように構成された自動スイングドア用
物体センサシステムでは、スイングドアが或るドア位置
にある状態において、少なくとも1つの距離検出器が測
定不能となった場合、測定不能となった距離検出器が、
測定不能となったドア位置と異なるドア位置において生
成した距離データを用いて基準値を設定している。異な
るドア位置での距離データであっても、デフォルト基準
値よりも測定不能となったドア位置の距離データに近い
値である。特に、測定不能となったドア位置に近いドア
位置での距離データであるなら、測定不能となった距離
検出器が本来生成すべきであった距離データと比較し
て、大きな相違はない。従って、このような距離データ
に基づいて設定された基準値と、デフォルト基準値とを
比較すると、この基準値の方が信頼性は高くなる。
【0013】各ドア位置のいずれかにおいて、前記セン
サの少なくとも1つの前記距離検出器が測定不能のと
き、当該センサの全ての距離検出器が、他のドア位置に
おいてそれぞれ測定した距離データを参照することもで
きる。
【0014】このように構成した場合、特定の距離検出
器の基準値のみを他のドア位置での距離データを参照し
て、基準値を設定するよりも、データの読み取りや書き
込み等の作業を迅速に行えるので、全ての距離検出器の
基準値を他のドア位置での全ての距離検出器の距離デー
タを参照して設定し直す方が、容易に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態の自動スイン
グドア物体センサシステム1S、1Aは、図2乃至図4
に示されている自動スイングドアに実施されている。こ
の自動スイングドアでは、床面2に間隔をおいて垂直に
配置された2つの方立4R、4Lと、これら2つの方立
4R、4Lの上端部間に跨る無目6とによって囲われ
て、矩形のドア開口が形成されている。このドア開口
に、これを閉じる形状のドア8が取り付けられている。
このドア8は、図2に一点鎖線で示すように、方立4L
の近傍にその上下方向に沿って回転軸を有し、この回転
軸の回りにドア8が回転する。
【0016】なお、図2における紙面の表側(図3にお
ける左側、図4における下側)をスイング側と称し、図
2における紙面の裏側(図3における右側、図4におけ
る上側)をアプローチ側と称する。この実施の形態で
は、アプローチ側が建物の屋内に位置し、スイング側が
屋外に位置している。ドア8は閉位置からスイング側に
開位置まで回転する。これを開行程という。閉位置は、
ドア8がドア開口を閉じている位置であり、開位置は、
閉位置から予め定めた角度だけスイング側にドア8が回
転した位置である。開位置までドア8が回転すると、そ
の後に、開位置から閉位置までドア8が回転して、ドア
開口を閉じる。これを閉行程という。
【0017】ドア8をスイングさせるために、無目6内
には、駆動装置10が設けられている。この駆動装置1
0は、例えば図1に示すように、モータ12と、モータ
12を制御するためのドアコントローラ14とを有して
いる。
【0018】なお、方立4L、4Rのスイング側には、
ガードレール15L、15Rが設けられている。
【0019】ドア8の一方のドア面、例えばスイング側
のドア面の上部に沿って、自動スイングドア用物体セン
サシステム1Sが設けられている。このシステム1Sで
は、方立4L側と方立4R側とに偏った位置に、センサ
18SL、18SRが設けられている。
【0020】センサ18SLは、図5に詳細を示すよう
に、例えば赤外線発光ダイオードのような2つの投光器
20SL、20SRを有している。これらは、いずれも
検知領域の最下端である床面2に向かって光ビームを投
射する。但し、投光器20SRは図2乃至図4に示すよ
うに、正面側の斜め前方に向かって光線21SRを投射
するのに対し、投光器20SLは、方立4R側に向かっ
て斜め前方に向かう光線21SLを投射する。投光器2
0SRからの光の反射光23SRは、距離検出器22S
Rに入射し、投光器20SLからの光の反射光23SL
は、距離検出器22SLに入射するように、投光器20
SLには投光レンズ24Sが、距離検出器22SLには
受光レンズ26Sが設けられている。
【0021】距離検出器22SL、22SRは、例えば
床面2によって反射された光と、床面上に存在する物体
によって反射された光とでは、距離検出器20SL、2
0SRへの光の入射位置が異なることを利用して、三角
測量の原理によって、距離検出器20SL、20SRか
ら、光を反射した物体までの距離を、出力信号の値が表
すものである。この距離検出器20SL、20SRは、
例えば位置検出素子(potioning sensitive device)と
して市販されており、公知であるので、その詳細な説明
は省略する。
【0022】同様に、センサ18SRにも、投光器28
SL、28SR及び距離検出器30SL、30SR、投
光レンズ32S、受光レンズ34Sが設けられている。
なお、投光器28SL、28SRは床面2側に光線を投
射する。但し、投光器28SRはほぼ正面の斜め前方に
向かって光線35SRを投射するのに対し、投光器28
SLは、方立4L側に向かって斜め前方に光線35SL
を投射する。投光器28SRからの光の反射光37SR
は、距離検出器30SRに入射し、投光器28SLから
の光の反射光37SLは、距離検出器30SLに入射す
【0023】投光器20SR、20SLは、駆動回路3
6Sから駆動信号が供給されたとき投光し、投光器28
SR、28SLは、駆動回路38Sから駆動信号が供給
されたとき投光する。各投光器20SR、20SL、2
8SR、28SLは、同時に投光せず、例えば投光器2
0SR、20SL、28SR、28SLの順にそれぞれ
所定時間だけ投光する。この制御は、制御部、例えばC
PU40Sからの制御信号に基づいて駆動回路36S、
38Sが行う。
【0024】上述した各投光器20SR、20SL、2
8SR、28SLの投光に基づき、距離検出器22S
R、22SL、30SR、30SLには、何らかの反射
物体によって反射された反射光23SL、23SR、3
7SL、37SRが順次入射し、各距離検出器22S
R、22SL、30SR、30SLから反射物体までの
距離を表す出力信号を、距離検出器22SR、22S
L、30SR、30SLは順次発生する。これら出力信
号は、増幅回路46S、48Sによって増幅される。増
幅回路46Sで増幅された距離検出器22SL、22S
Rの出力信号は、A/D変換器50Sによって距離デー
タ、例えばディジタル距離信号に変換され、CPU40
Sに入力される。
【0025】同様に、増幅器48Sで増幅された距離検
出器30SR、30SLの出力信号は、インターフェー
ス回路42S、44Sを介してA/D変換器50Sに供
給され、これによってディジタル距離信号に変換され
て、CPU40Sに入力される。
【0026】CPU40Sは、センサ18SLと、A/
D変換器50Sと共に1つのユニットを構成している。
このユニットは、センサ18SRとは離れた位置に取り
付けられている。CPU40Sによって駆動回路38S
も制御し、かつ増幅回路48Sの出力信号をA/D変換
器50Sでディジタル変換するため、インターフェース
回路44S、42Sが設けられている。
【0027】図1に示すように、CPU40Sは、RO
M56Sに記憶されたプログラムに従って動作する。C
PU40Sは、駆動回路36S、38Sの制御を行う他
に、記憶手段、例えばEEPROM58Sに記憶された
各基準値及び不感帯幅値に基づいて決定された不感帯内
にディジタル距離信号が存在するか否かの判断を行う。
もし、ディジタル距離信号の値が不感帯外の値なら、C
PU40Sは、ドアコントローラ14に対して物体検出
信号をインターフェース回路60Sを介して送る。同時
に、パイロットランプ61Sを点灯させる。これによっ
て、ドア8の移動を停止する。ディジタル距離信号の値
が不感帯内の値または測定不能によりディジタル距離信
号が出力されていない場合、CPU40Sは、ドアコン
トローラ14に物体検出信号を送らない。そのため、ド
ア8の移動を維持する。
【0028】ドアコントローラ14には、モータ12の
回転を検出するエンコーダ56が設けられている。この
エンコーダ56の信号に基づいてドアコントローラ14
は、例えば閉位置からドア8がどの程度回転した位置に
あるかを表すドア位置信号を生成している。これがイン
ターフェース回路62Sを介してCPU40Sに入力さ
れる。これら各ドア位置信号が表す各ドア位置に対応し
て、各距離検出器22SR、22SL、30SR、30
SLごとに基準値がそれぞれ設定されている。
【0029】これら基準値は、各基準位置における各距
離検出器22SR、22SL、30SR、30SLから
床面2までの距離に基づくものである。これら基準値
は、CPU40Sに設けられている学習スイッチ64S
が操作されたときに、ドア8を閉位置から開位置までス
イングさせ、この開位置から閉位置までスイングさせた
ときの、各距離検出器22SR、22SL、30SR、
30SLのディジタル距離信号に基づいて決定される。
この決定法については、後述する。
【0030】図3に示すように、この基準値から不感帯
幅(例えば床面2からの予め定めた高さに相当する値)
を減算した値である不感帯境界値と基準値との間が不感
帯Dである。
【0031】CPU40Sには、RAM66Sが接続さ
れている。これは、例えば、上述した基準値を作成する
際のワーキングエリアとして使用される。また、CPU
40Sには、例えばディップスイッチによって構成され
た設定スイッチ68Sが設けられている。この設定スイ
ッチ68Sの設定によって、このセンサシステムに必要
な各種モードが選択される。但し、各種モードは、本発
明とは直接に関係しないので、詳細な説明は省略する。
【0032】アプローチ側にも、センサシステム1Aが
センサシステム1Sと同様に取り付けられている。その
構成は、センサシステム1Sと同一であるので、その構
成要素に付した符号の添え字のSをAに代えて示し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0033】但し、センサシステム1Sと、1Aとは、
互いに通信が可能なように、通信手段、例えばRS23
2C仕様のインターフェース回路70S、70Aを有
し、これらは、ケーブルによって接続されている。
【0034】学習スイッチ64S、64Aは、センサが
スイング側に設けられたものであるか、アプローチ側に
設けられたものであるかを自己認識させるためのスイッ
チである。このスイッチが操作されたセンサが、そのス
イッチの操作によりアプローチ側に設定されている。ま
た、センサシステム1S、1AのROM56S、56A
に記憶されているプログラムは同一のものである。施工
時に、アプローチ側のセンサシステムの学習スイッチが
操作されることによって、各システム間の通信により、
各CPUがアプローチ側、スイング側を自己認識するよ
うになっている。
【0035】図6及び図7は、スイング側及びアプロー
チ側センサ1S、1Aが行う処理のうち、基準値を作成
するための初期学習処理を示したフローチャートであ
る。初期学習処理は、このドア8がドア開口に取り付け
られたとき、作業員がアプローチ側に設けられているア
プローチ側センサ1Aの初期学習スイッチ64Aを操作
することによって開始される(ステップS2)。
【0036】これによって、アプローチ側センサ1Aの
CPU40Aは、以下の処理を実行する。先ず、初期学
習スイッチ64Aが操作されたことによって、CPU4
0Aは、自己がアプローチ側のセンサのCPUであると
自己認識し、インターフェース回路70S、70Aを介
してスイング側センサ1Sに対してセンサ種別信号を送
信する(ステップS4)。
【0037】これに続いて、所定時間の間、パイロット
ランプ61Aを点滅させる(ステップS6)。このパイ
ロットランプ61Aが点滅している間に、作業員がドア
8から離れて、ドア8のスイング中にセンサ1Aによっ
て作業員が検出されないようにする。
【0038】一方、スイング側センサ1Sでは、ステッ
プS4において送信されたセンサ種別信号を受信し(ス
テップS8)、これによってスイング側のセンサのCP
UであるとCPU40Aは自己認識し(ステップS1
0)、パイロットランプ61Sを点滅させる(ステップ
S12)。このランプ61Sが点滅している間に、作業
員がドア8から離れることによって、この作業員がセン
サ1Sによって検出されることを防止する。
【0039】センサ種別信号を送信してから所定時間が
経過すると(両ランプ61A、61Sの点滅が終了した
とき)、CPU40Aは、インターフェース回路60を
介してドアコントローラ14に擬似検出信号を送出する
(ステップS14)。これによって、ドアコントローラ
14がドア8を開く(ステップS16)。このとき、ド
ア8は、閉位置からスイング側にスイングを開始する。
即ち、開行程が実行される。
【0040】ドア8がスイングすると、エンコーダ56
の出力信号が変化する。このエンコーダ56の出力信号
がドアコントローラ14からインターフェース回路62
A、62Sを介してCPU40A、40Sに供給され
る。このエンコーダ56の出力信号に基づいて、CPU
40Aは、ドア8の現在のドア位置を算出する。
【0041】ドア位置が算出されると、投光器20A
L、20AR、28AL、28ARを順に投光させるこ
とを数回繰り返し、距離検出器22AL、22AR、2
8AL、28ARがそれぞれ数回発生する出力信号をA
/D変換器50Aでディジタル化した各ディジタル距離
信号を、距離検出器22AL、22AR、30AL、3
0ARごとに平均し、これら各平均値をこのドア位置に
おける開行程での距離検出器22AL、22AR、30
AL、30ARの各基準距離データとして、RAM66
Aに一時的に記憶すると共に、スイング側センサ1Sに
インターフェース回路70S、70Aを介して送信する
(ステップS18)。
【0042】同時に、スイング側センサ1SのCPU4
0Sにおいても、エンコーダ56の出力信号に基づい
て、ドア8の現在のドア位置を算出する。ドア位置が算
出されると、ステップS18と同様に、このドア位置に
おける開行程の各基準距離データとして、各距離検出器
22SL、22SR、30SL、30SRの出力信号に
基づくディジタル距離信号それぞれの平均値を、RAM
66Sに、一時的に記憶すると共に、アプローチ側セン
サ1Aに送信する(ステップS18a)。
【0043】アプローチ側センサ1Aにおいて、CPU
40Aは、記憶されたこのドア位置用の基準距離データ
が、各距離検出器22AL、22AR、30AL、30
ARに対応して、全て揃っているか判断する(ステップ
S20)。揃っていないと、後述するように基準距離デ
ータを補正する(ステップS22)。これに続いて、或
いはステップS20において全ての基準距離データが揃
っていると判断されると、このドア位置における各基準
距離を記憶する(ステップS24)。
【0044】そして、ドア8が開位置に到達したか判断
し(ステップS26)、開位置に到達していないと判断
されると、開位置に到達したと判断されるまで、ステッ
プS18からステップS26を繰り返す。
【0045】一方、スイング側センサ1Sにおいても、
ステップS18乃至ステップS26と同様なステップS
18a乃至S26aが実行される。
【0046】ドア8が開位置に到達したと、CPU40
Aが判断すると、CPU40Aは、ドアコントローラ1
4に擬似検出信号の送出を停止する(ステップS2
8)。これによって、図7に示すように、ドアコントロ
ーラ14は、ドア閉動作を開始する(ステップS3
0)。即ち、ドア8を開位置から閉位置にスイングさせ
る閉行程を開始する。
【0047】この閉行程においても、CPU40Aは、
ドア位置ごとに基準距離を測定し、スイング側センサ1
Sに通信する(ステップS32)。次にそのドア位置に
おいて全基準距離データが取得できたか判断し(ステッ
プS34)、取得できなかったと判断したなら、基準距
離データの補正を行う(ステップS36)。これに続い
て、またはステップS34において全基準距離データが
取得できた場合、基準距離を記憶し(ステップS3
8)、ドア8が閉位置に到達したか判断する(ステップ
S40)。閉位置に到達していないと、到達するまで、
ステップS32からS40までを繰り返す。閉位置に到
達した判断すると、CPU40Aは、開行程及び閉行程
における各ドア位置において、互いに対応する基準距離
データを再平均し、この再平均値を、CPU40Aは、
各ドア位置における各距離検出器ごとの基準値として、
EEPROM58Aに、各ドア位置に対応させて記憶さ
せると共に、アプローチ側であるとの種別も記憶する
(ステップS42)。これによってアプローチ側のセン
サ1Aでの基準値作成処理が終了する。
【0048】一方、スイング側センサ1Sでも、ステッ
プS32乃至S42にそれぞれ対応するステップS32
a乃至S42aが実行される。
【0049】なお、これらスイング側及びアプローチ側
の基準値作成の処理は、この自動スイングドアが始めて
設置されたときに1度だけ行うようにしてもよいし、保
守点検が行われる際に行うようにしてもよいし、この自
動スイングドアに電源が供給されるごとに行ってもよ
い。
【0050】ステップS22、S22a、S36、S3
6aにおいて行われている基準距離データ補正処理は、
図8に示すようなものである。
【0051】まず、距離データを測定不能であった距離
検出器が属するのと同一のセンサ内の他の距離検出器が
距離データを有しているか判断する(ステップS4
4)。
【0052】例えば距離検出器22SRが測定不能の場
合、距離検出器28SRが距離データを有しているか判
断する。逆に、距離検出器28SRが測定不能の場合、
距離検出器22SRが距離データを有しているか判断す
る。これは、両者が共にドア8の前方に向かって距離を
測定しているものであり、一方の距離検出器の距離デー
タとして、他方の距離検出器の距離データを使用できる
からである。
【0053】同様に、距離検出器22SLが測定不能の
場合、距離検出器28SLがデータを有しているか判断
する。逆に、距離検出器28SLが測定不能の場合、距
離検出器22SLがデータを有しているか判断する。こ
れは、両者が共にドア8の斜め前方に向かって距離検出
しているからである。
【0054】このステップS44における判断がイエス
の場合、同一のセンサ内の他の距離検出器の距離データ
を参照し、基準値データの補正を終了する(ステップS
46)。
【0055】例えば距離検出器22SRが測定不能であ
るなら、距離検出器28SRの距離データを距離検出器
22SRの距離データとして使用し、距離検出器22S
Rが測定不能であるなら、距離検出器22SRの距離デ
ータを距離検出器28SRの距離データとして使用す
る。同様に、距離検出器22SLが測定不能であるな
ら、距離検出器28SLの距離データを距離検出器22
SLの距離データとして使用し、逆に距離検出器28S
Lが測定不能であるなら、距離検出器22SLの距離デ
ータを距離検出器28SLの距離データとして使用す
る。
【0056】同一ドア位置において、同一センサ内にお
いて、同じように前方に向かってまたは斜めに距離測定
している距離検出器の距離データは、測定不能である距
離データに値が非常に近いと考えられるので、これを測
定不能な距離データの代わりに使用している。
【0057】ステップS44において、同一センサ内の
他の距離検出器の距離データが存在しないと判断される
と、反対側のセンサの距離データがあるか判断する(ス
テップS48)。
【0058】例えば、反対側のセンサにおいて対応する
距離検出器に距離データが存在するか判断する。具体的
には、例えばアプローチ側のセンサ18ALの距離検出
器22AR、28ARが共に測定不能の場合、スイング
側センサ18SLの距離検出器22SRまたは28SR
に距離データが存在するか判断する。
【0059】この判断がイエスの場合、反対側のセンサ
の距離データを参照する(ステップS50)。即ち、反
対側のセンサにおける対応する距離検出器の距離データ
を使用する。
【0060】例えばアプローチ側のセンサ18ALの距
離検出器22AR、28ARが距離データを測定不能
で、スイング側のセンサ18SLの距離検出器22S
L、28SLが共に距離データを有する場合、距離セン
サ22ARの基準値として、距離検出器22SLの距離
データを使用し、距離センサ28ARの基準として、距
離検出器28SLの距離データを使用する。またアプロ
ーチ側のセンサ18ALの距離検出器22AR、28A
Rが距離データを測定不能で、スイング側のセンサ18
SLのいずれか一方の距離検出器、例えば距離検出器2
2SLのみが距離データを有する場合、距離検出器22
AR、28ARの基準値として、その一方の距離検出
器、例えば距離検出器22SLの距離データを基準値と
して使用する。
【0061】同一ドア位置において反対側にあるセンサ
の距離検出器の距離データは、同一センサ内の距離検出
器の距離データよりも若干誤差を含むかもしれないが、
測定不能となっている距離データに近い値を持っている
と予測される。従って、同一センサ内の距離検出器の距
離データが使用できない場合には、これを使用してい
る。
【0062】ステップS48の判断がノーの場合、測定
不能である距離検出器が全閉位置において距離データを
有しているか判断する(ステップS52)。
【0063】例えばアプローチ側センサ18ALの距離
検出器22ALが、同一のドア位置において同一センサ
内の対応する距離検出器28ALが距離データを有して
無く、かつ反対側のセンサであるスイング側センサ18
SLの対応する距離検出器である距離検出器22SL、
28SLが距離データを有していない場合、全閉位置に
おける距離検出器22ALが距離データを有しているか
判断する。
【0064】この判断がイエスの場合、全閉位置の距離
データを参照する(ステップS54)。例えば距離検出
器22ALの場合、全閉位置における距離検出器22A
Lの距離データを、このドア位置での距離検出器22A
Lの距離データとする。
【0065】なお、全閉位置ではドア8の周囲環境は安
定しており、距離検出器による距離測定が不可能となる
確率が最も少なく、各距離検出器がそれぞれ距離データ
を有している確率が高い。しかも、この値は実際に施行
現場で測定された値であるので、施行現場の状況とは無
関係に工場出荷時に設定されているデフォルト基準値よ
りも信頼性は高い。従って、同一ドア位置における同一
センサ及び反対側センサに置いて距離データが得られな
い場合に、全閉位置での距離データを使用している。
【0066】ステップS52の判断がノーの場合、この
センサシステムを工場出荷する際に予め設定された初期
値(デフォルト基準値)を基準値として使用する(ステ
ップS56)。これは、同一ドア位置において同一セン
サ及び反対側のセンサにおいて測定不能であり、かつ全
閉位置でも測定不能な場合に、基準値が必要であるの
で、使用している。
【0067】この基準値の補正では、同一センサの他の
距離検出器の距離データ、反対側のセンサの距離検出器
の距離データ、全閉位置の距離データ及び初期値の順に
有線順位を付けてある。これは、この順に本来の基準値
に値が近いと考えられるからである。
【0068】図9は、基準値の作成が終了した後、スイ
ングドアを開閉するために、センサ1A、1Sが物体を
検出したか否か判断するための処理を示したフローチャ
ートである。なお、当初、ドア8は閉位置にある。
【0069】センサ1A、1Sでは、まずCPU40
A、40Sは、EEPROM58A、58Sから各基準
値とセンサ種別を読み出し、CPU40A、40Sは、
読み出したセンサ種別に対応した検出動作プログラムを
ROM56A、56Sから読み出し、これを実行する
(ステップS58)。
【0070】両センサ1A、1Sでは、ステップS58
に続いて、現在のドア位置情報を算出し、ドア位置ごと
に距離データを測定する(ステップS60)。即ち、C
PU40A、40Sは、各投光器を複数回にわたって順
次投光させ、各距離検出器からの出力信号をA/D変換
器50S、50Aで変換した各ディジタル距離信号の対
応するものを平均する。
【0071】ステップS60に続いて、測定した距離デ
ータと、不感帯とを比較する(ステップS62)。これ
に続いて、各距離データが、図2に示す不感帯幅Dの値
だけ、対応する基準値から減算した値である不感帯境界
値以上であるか、距離データが測定不能であるか判断す
る(ステップS64)。
【0072】そして、距離データが不感帯内の値であっ
たなら、即ち対応する不感帯境界値よりも大きければ物
体が存在していないと判断し、物体検出信号をオフとす
る(ステップS66)。或いは、距離データが測定不能
の場合も、物体検出信号をオフとする。不感帯外の値で
あると判断されると、即ち、距離データが、対応する不
感帯境界値よりも小さければ、物体が存在するので、物
体検出信号をオンとし(ステップS68)、ドアコント
ローラ14に送信する。そして、ステップS60に戻
る。
【0073】ドア8が閉位置にあるときに、アプローチ
側センサ1Aが物体を検出すると、ドアコントローラ1
4は、ドア8を開く。ドア8が開かれているときに、ス
イング側センサ1Sが物体を検出すると、ドアコントロ
ーラ14は、ドア8を停止させるか、減速させる。
【0074】上記の実施の形態では、基準値の補正にお
いて、同一センサ内の他の距離検出器の距離データ、反
対側センサの距離検出器の距離データまたは全閉位置の
同一の距離検出器の距離データを使用したが、これに加
えて、例えば図10に示すように、異なるドア位置、例
えば測定不能となったドア位置の近辺の同一距離検出器
の距離データを使用することもできる。即ち、ステップ
S48の判断がノーとなった場合、現ドア位置に近いド
ア位置で距離データが存在するか判断する(ステップS
70)。例えば、ドア位置が15度の場合に、或る距離
検出器で測定不能となると、このドア位置より予め定め
た角度、例えば5度だけ戻ったドア位置に距離データが
存在するか判断する。この判断がイエスの場合、現ドア
位置に近いドア位置での距離データを参照する(ステッ
プS72)。例えば、上記の場合、ドア位置10度での
同一の距離検出器の距離データを基準値として使用す
る。ステップS70の判断がノーの場合、ステップS5
2を実行する。以下、上述した基準値補正と同様に処理
が実行される。
【0075】図10では、同一センサ内の他の距離検出
器の距離データ、異なるドア位置の同一距離検出器の距
離データ、同一ドア位置の反対側センサの距離検出器の
距離データ、または全閉位置の同一の距離検出器の距離
データを使用したが、これらを全て使用する必要はな
く、これらを適宜組み合わせて使用することもできる。
【0076】また、図10では、異なるドア位置の距離
データを使用する場合、距離データが測定不能であった
距離検出器のみに、異なるドア位置の同一距離検出器の
距離データを基準値として使用したが、1つでも距離デ
ータが計測不能な距離検出器が存在する場合、その距離
検出器が含まれるセンサの全距離検出器に対して、この
ドア位置とは異なる1つのドア位置での同一センサの全
距離検出器の距離データを基準値として使用してもよ
い。例えばドア位置15度において、センサ18SLの
距離検出器22SLが測定不能となると、センサ18S
Lの距離検出器22SLに対して10度のドア位置での
距離検出器22SLの距離データを基準値として使用
し、距離検出器22SRに対して10度のドア位置での
距離検出器22SRの距離データを基準値として使用
し、距離検出器28SLに対して10度のドア位置での
距離検出器28SLの距離データを基準値として使用
し、距離検出器28SRに対して10度のドア位置での
距離検出器28SRの距離データを基準値として使用し
てもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、物体検
出用の基準値を設定する際に、距離検出器が距離測定不
能の場合でも、信頼性の高い検出が行える基準値を設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の物体センサシステムを使
用した自動スイングドアのブロック図である。
【図2】図1の自動スイングドアの正面図である。
【図3】図1の自動スイングドアの側面図である。
【図4】図1の自動スイングドアの平面図である。
【図5】図1のセンサシステムの一部の詳細なブロック
図である。
【図6】図1のセンサシステムの基準値設定処理の一部
を示すフローチャートである。
【図7】図1のセンサシステムの基準値設定処理の残り
の部分を示すフローチャートである。
【図8】図6の基準値設定処理における基準値補正処理
の詳細なフローチャートである。
【図9】図1のセンサシステムでの物体の有無の検出処
理のフローチャートである。
【図10】図8の基準値補正処理の変形例のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1A、1S センサ 20SL 20SR 28SL 28SR 投光器 22SL 22SR 30SL 30SR 距離検出器 40S CPU(基準値設定手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA02 AA05 CA06 EA03 EB01 EC01 GA06 GB01 2F065 AA06 BB15 CC16 FF09 JJ02 JJ05 JJ16 RR06 UU01 UU02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動スイングドアのアプローチ側のドア
    面とスイング側のドア面とに取り付けられた複数のセン
    サを有し、これらセンサは、光線を投光する投光器と、
    この光線の反射光線を受光して物体までの距離を測定す
    る複数の距離検出器とを、有する自動スイングドア用物
    体センサシステムであって、 前記各距離検出器が測定した距離データを参照して、前
    記各距離検出器に物体検出用の基準値を設定する手段を
    有し、 少なくとも1つの前記距離検出器が前記距離データを測
    定不能のとき、他の距離検出器の距離データを参照し
    て、その距離検出器用に前記基準値を設定する、自動ス
    イングドア用物体センサシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動スイングドア用物体
    センサシステムにおいて、前記参照する距離データが、
    同一のセンサ内にある他の距離検出器からの距離データ
    である自動スイングドア用物体センサシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動スイングドア用物体
    センサシステムにおいて、一方のドア面側の前記センサ
    の全距離検出器が前記距離データを測定不能のとき、通
    信手段を介して他方のドア面側の前記センサの距離検出
    器が測定するデータを参照する自動スイングドア用物体
    センサシステム。
  4. 【請求項4】 自動スイングドアのアプローチ側のドア
    面とスイング側のドア面とに取り付けられた複数のセン
    サを有し、これらセンサは、光線を投光する投光器と、
    この光線の反射光線を受光して物体までの距離を測定す
    る複数の距離検出器とを、有する自動スイングドア用物
    体センサシステムであって、 前記各距離検出器に、前記スイングドアの各ドア位置ご
    とに、その距離検出器が測定した距離データを参照し
    て、物体検出用の基準値を設定する手段を有し、 前記各ドア位置のいずれかにおいて、少なくとも1つの
    前記距離検出器が測定不能のとき、他のドア位置におい
    て当該距離検出器が測定した距離データを参照する自動
    スイングドア用物体センサシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動スイングドア用物体
    センサシステムにおいて、前記各ドア位置のいずれかに
    おいて、前記センサの少なくとも1つの前記距離検出器
    が測定不能のとき、当該センサの全ての距離検出器が、
    他のドア位置においてそれぞれ測定した距離データを参
    照する自動スイングドア用物体センサシステム。
JP2001377164A 2001-12-11 2001-12-11 自動スイングドア用物体センサシステム Withdrawn JP2003177008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377164A JP2003177008A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 自動スイングドア用物体センサシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377164A JP2003177008A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 自動スイングドア用物体センサシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003177008A true JP2003177008A (ja) 2003-06-27

Family

ID=19185205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001377164A Withdrawn JP2003177008A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 自動スイングドア用物体センサシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003177008A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7253901B2 (ja) 2018-11-19 2023-04-07 ナブテスコ株式会社 問合せ処理装置及び問合せ処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7253901B2 (ja) 2018-11-19 2023-04-07 ナブテスコ株式会社 問合せ処理装置及び問合せ処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2358023C (en) Object sensing system for use with automatic swing door
JP5242040B2 (ja) 自動ドア装置用センサ及びこのセンサを用いた自動ドア装置
EP2053424B1 (en) Target detecting device, target detecting method, and target detecting program
WO2017073423A1 (ja) エリアセンサ及び外部記憶装置
JP2014526034A (ja) センサによるロバスト且つ高速な存在検出方法
JP2017083251A5 (ja)
JP6163481B2 (ja) 車両の制御構造
JP2003177008A (ja) 自動スイングドア用物体センサシステム
US5808771A (en) Laser rotating and irradiating system
JP4164244B2 (ja) 自動ドアの開閉制御方法
CA3050443A1 (en) Obstacle detection systems and methods
JP2003090172A (ja) 自動スイングドア用物体センサシステム
JP4188251B2 (ja) 自動ドア用センサ
JP2002106255A (ja) 自動スイングドア用物体検出システム
JPH075242A (ja) 移動体の位置計測装置
JP3099248B2 (ja) 測距式侵入者検知器
JP2005325537A (ja) 安全センサ
JP2000107309A (ja) 障害物監視装置
JP2001101574A (ja) レーザセンサを用いた車両検出装置
JP3246271U (ja) ドアチャイム装置
JP7127517B2 (ja) 物体検出装置
JP2001147276A (ja) 投受光式物体検知装置
JPH11257960A (ja) レーザー照射装置
JPH11175881A (ja) 物体検知器
JP2011195313A (ja) ドアシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301