JP2003176737A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

Info

Publication number
JP2003176737A
JP2003176737A JP2001374621A JP2001374621A JP2003176737A JP 2003176737 A JP2003176737 A JP 2003176737A JP 2001374621 A JP2001374621 A JP 2001374621A JP 2001374621 A JP2001374621 A JP 2001374621A JP 2003176737 A JP2003176737 A JP 2003176737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
output
deterioration
electric motor
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001374621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3931645B2 (ja
Inventor
Toshio Inoue
敏夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001374621A priority Critical patent/JP3931645B2/ja
Publication of JP2003176737A publication Critical patent/JP2003176737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3931645B2 publication Critical patent/JP3931645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒劣化によるエミッション悪化を防止でき
る車両制御装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン2及びモータ3を搭載しそのエ
ンジン2及びモータ3の少なくとも一方の駆動により走
行可能なハイブリッド車両に設置され、エンジン2の排
気ガスを浄化する触媒53、54の劣化状態を検出し、
その触媒53、54の劣化状態に応じて、エンジン2及
びモータ3の少なくとも一方の出力を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車両
の制御を行う車両制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハイブリッド車両の動作を制御す
るものとして、特開2000−324615号公報に記
載されるように、電動発電機から電力供給を受けるバッ
テリの蓄電状態を検出し、その蓄電状態が所定の蓄電量
を超えるときにバッテリとモータの接続を切断しバッテ
リの過充電を防止する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した装
置においては、バッテリの充電量が低下すると、エンジ
ンの駆動力を用いて電動発電機により発電しバッテリの
充電を行う。しかし、エンジンの排気ガスを浄化する触
媒が劣化している場合、大きな充電量を要求すると、エ
ンジン負荷が大きくなり、排気量が増加して、触媒の浄
化能力を超え、エミッションが悪化するおそれがある。
【0004】また、特開平11−173175号公報に
記載されるように、触媒が未活性である場合には、点火
遅角を行い触媒の暖機を促進するとともに、点火遅角に
よる出力不足を電動発電機の駆動力で補償することが知
られている。しかし、触媒の劣化が大きい場合には、十
分に温度を上げて浄化能力を維持する必要がある。この
ため、電動発電機の駆動量が多くなり充電量が不足する
おそれがある。この場合、触媒暖機に必要な時間が長く
なると、エンジン出力を触媒の暖機のために専念させる
ことができず、エンジン出力を走行動力として用いるこ
ととなる。その際、吸入空気量が変動し、エミッション
が悪化するような事態を生ずるおそれがある。
【0005】そこで本発明は、このような問題点を解決
するためになされたものであって、触媒劣化によるエミ
ッション悪化を防止する車両制御装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
車両制御装置は、内燃機関及び電動機を搭載しその内燃
機関及び電動機の少なくとも一方の駆動により走行可能
なハイブリッド車両に設置される制御装置であって、内
燃機関の排気ガスを浄化する触媒の劣化状態を検出する
劣化検出手段を備え、検出手段により検出された触媒の
劣化状態に応じて、内燃機関及び電動機の少なくとも一
方の出力を制御することを特徴とする。
【0007】また本発明に係る車両制御装置は、触媒の
劣化状態に応じて、内燃機関の出力を制限することを特
徴とする。この場合、触媒の劣化に起因して触媒の浄化
率が所定以下に低下しないように、内燃機関の出力を制
限することが望ましい。また、内燃機関の出力が制限さ
れたときに、電動機の出力を増加するように電動機の出
力を制御することが望ましい。
【0008】また本発明に係る車両制御装置は、触媒の
劣化状態に応じて、電動機の出力を制限することを特徴
とする。この場合、触媒の劣化度が大きいほど電動機に
給電するバッテリの充電量が大きくなければ電動機を駆
動させないように、電動機の出力を制限することが望ま
しい。また、触媒の劣化度が大きいほど電動機に給電す
るバッテリの温度が常温に近くなければ電動機を駆動さ
せないように、電動機の出力を制限することが望まし
い。
【0009】更に、これらの発明に係る車両制御装置
は、望ましくは、運転者の意思により電動機を駆動させ
て走行可能なハイブリッド車両に設置される。例えば、
電動機走行スイッチ(EV走行スイッチ)などを具備す
るハイブリッド車両に設置される。
【0010】これらの発明によれば、触媒の劣化度に応
じて内燃機関の出力を制御し、触媒の劣化により浄化能
力が低下しているときにその出力を制限することによっ
て、エミッションが悪化することを防止することができ
る。
【0011】また、触媒の劣化度に応じて電動機の出力
を制御し、触媒が劣化しているときにその出力を制限す
ることによって、電動機に給電するバッテリの充電電圧
の低下が防止され、車両始動などのエミッション悪化を
防止できる。また、触媒の劣化に応じて電動機の出力を
制限することにより、触媒の劣化前又は触媒の劣化度が
小さいときに電動機の駆動によるEV走行が必要以上に
制限されることを防止でき、EV走行範囲を拡大化が図
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。 (第一実施形態)図1は第一実施形態に係る車両制御装
置の構成概要図である。
【0013】図1に示すように、本実施形態に係る車両
制御装置1は、エンジン2及びモータ3を搭載しエンジ
ン2又はモータ3の駆動により走行可能なハイブリッド
車両に設置されている。モータ3は、バッテリ5から電
力供給を受けて駆動する電動機であり、減速機6を介し
て駆動輪7に機械的に接続され、駆動輪7に駆動力を伝
達する。エンジン2は、動力分配機構8及び減速機6を
介して駆動輪7に機械的に接続され、駆動輪7に駆動力
を伝達する。動力分配機構8としては、例えば遊星歯車
機構が用いられる。
【0014】動力分配機構8には、ジェネレータ9が接
続されている。ジェネレータ9は、エンジン2の駆動力
を受けて発電する発電機である。ジェネレータ9及びモ
ータ3は、インバータ10を介してバッテリ5に対し電
気的に接続されている。ジェネレータ9により発電され
た交流電力は、インバータ10により直流変換されてバ
ッテリ5に充電される。バッテリ5の直流電力は、イン
バータ10により交流変換されてモータ3に供給され、
その交流電力の供給によりモータ3が駆動する。
【0015】車両制御装置1が設置されるハイブリット
車両としては、上述したハイブリッド車両にものに限ら
れるものではなく、モータとジェネレータの双方の機能
を備えるモータジェネレータを搭載するものでもよい。
また、車両制御装置1が設置されるハイブリット車両
は、車輪駆動をモータで行いエンジンをジェネレータへ
の電力供給源として用いるシリーズタイプ、エンジンと
モータの双方で車輪を駆動可能としたパラレルタイプな
どいずれのタイプのものであってもよい。
【0016】車両制御装置1は、エンジンECU20、
ハイブリッドECU30、モータECU40を備えて構
成されている。エンジンECU20は、ハイブリッドE
CU30からの駆動要求に従い、エンジン2のスロット
ル開度指令信号を出力する制御器である。モータECU
40は、ハイブリッドECU30からの駆動要求に従
い、インバータ10を通じてモータ3の駆動信号を出力
する制御器であり、インバータ10と接続されている。
ハイブリッドECU30は、アクセル開度、シフトポジ
ションなどから必要なエンジン出力、モータトルクなど
を演算し、エンジンECU20、モータECU40に駆
動要求信号を出力し、エンジン2及びモータ3の駆動を
制御する制御器である。
【0017】なお、図1では、エンジンECU20、ハ
イブリッドECU30、モータECU40がそれぞれ別
体に設けられているが、これらの全部又は一部が一体に
構成されていてもよい。
【0018】車両には、EV走行スイッチ51が設置さ
れている。EV走行スイッチ51は、車両の運転者の意
思によりモータ走行を可能とするスイッチである。この
EV走行スイッチ51が運転者によりオンされることに
より、所定の条件下でモータ3の駆動により車両走行が
行われる。
【0019】エンジン2の排気経路52の途中には、触
媒53、触媒54が上流側から順に設けられている。触
媒53、54は、エンジン2から排出される排気ガスの
有害成分を浄化するものである。排気経路52の触媒5
3の上流側には、O2センサ57が設けられている。排
気管52の触媒53の下流側であって触媒54の上流側
には、O2センサ58が設けられている。また、排気管
52の触媒54の下流側には、O2センサ59が設けら
れている。O2センサ57〜59は、排気ガス中の酸素
濃度を検出する酸素濃度検出手段である。O2センサ5
7〜59は、それぞれエンジンECU20に接続され、
検出信号をエンジンECU20に出力する。
【0020】バッテリ5は、ハイブリッドECU30に
接続されており、その蓄電電圧はハイブリッドECU3
0に入力されている。また、バッテリ5には、温度セン
サ61が取り付けられている。温度センサ61は、バッ
テリ5の温度を検出する温度検出手段として機能する。
【0021】次に本実施形態に係る車両制御装置の動作
を説明する。
【0022】図2は、本実施形態に係る車両制御装置1
のEV走行制御処理を示すフローチャートである。図2
のS10に示すように、まず、ハイブリッドECU30
にて、EV(Electric Vehicle)走行要求があるか否か
が判断される。ここで、「EV走行」とは、モータ3の
駆動による車両走行を意味する。
【0023】EV走行要求がある場合としては、例え
ば、車両の発進時、加速時など予めハイブリッドECU
30に設定されたプログラムに基づいてEV走行が要求
される場合、EV走行スイッチ51がオンされることに
より運転者の意思に基づいてEV走行が要求される場合
などがある。
【0024】そして、S10にてEV走行要求がないと
判断されたときには、S18に移行し、EV走行禁止処
理が行われる。EV走行禁止処理は、モータ3の駆動に
よる車両走行を禁止させる処理である。この処理が行わ
れることにより、車両走行は、エンジン2の駆動によっ
て行われる。
【0025】一方、S10にてEV走行要求があると判
断されたときには、S12に移行し、触媒劣化状態が検
出される。触媒劣化状態の検出は、その触媒劣化度を推
定することによって行われる。触媒劣化度は、排気系に
設けられる触媒53、54の劣化度合いを意味し、例え
ば、O2センサ57〜59の検出信号に基づいて推定さ
れる。具体的には、O2センサ57〜59において触媒
上流側と下流側のセンサ出力波形を比較し、下流側のセ
ンサ出力波形の挙動変化の度合いに基づいて触媒劣化度
が推定される。下流側のセンサ出力波形の挙動変化の度
合いが大きいときには、触媒劣化度が大きいと推定され
る。
【0026】なお、触媒53、54の触媒劣化度の推定
は、いずれか一方の触媒劣化度のみをセンサ出力に基づ
いて推定し、他方の触媒劣化度を一方の劣化推定値に基
づいて推定してもよい。触媒53、54は同一の排気系
に設けられており、双方の劣化度はほぼ同じとなること
から、一方から他方の劣化状態の推定が可能となる。こ
の場合、O2センサの設置数を削減することが可能とな
る。
【0027】そして、S14に移行し、EV走行を許可
するか否かが判断される。このEV走行許可は、触媒5
3、54の劣化度に応じて判断される。例えば、図3に
示すように、触媒53、54の劣化度とバッテリ5の充
電状態(SOC:State of Charge)とをパラメータと
するマップが予めハイブリッドECU30に設定され、
S12にて推定された触媒劣化度とバッテリ5の電圧と
に基づきそのマップからEV走行許可の可否が判断され
る。その際、図3に示すように、EV走行の許可と不許
可の境界線Aは、触媒劣化度が大きいほどバッテリSO
Cが大きくなるように設定され、その境界線Aより上方
の領域がEV走行許可領域として設定される。
【0028】このようにEV走行許可領域を設定するこ
とにより、触媒劣化度が大きいときほどバッテリSOC
が大きくなければEV走行が許可されないこととなる。
このため、触媒劣化度が大きいほどバッテリ5の充電量
が大きく維持される。
【0029】また、図4に示すように、触媒53、54
の劣化度とバッテリ5の温度とをパラメータとするマッ
プが予めハイブリッドECU30に設定され、S12に
て推定された触媒劣化度と温度センサ61により検出さ
れたバッテリ温度とに基づきそのマップからEV走行許
可の可否が判断される。その際、図4に示すように、E
V走行の許可と不許可の境界線Bは触媒劣化度が大きい
ほどバッテリ温度が高くなるように設定され、EV走行
の許可と不許可の境界線Cは、境界線Bの上方であって
触媒劣化度が大きいほどバッテリ温度が低くなるように
設定され、境界線Bと境界線Cの間の領域がEV走行許
可領域として設定される。このとき、境界線B、Cは、
常温Dで交差するような傾きで設定するのが望ましい。
【0030】このようにEV走行許可領域を設定するこ
とにより、触媒劣化度が大きいほどバッテリ温度が常温
に近くなければEV走行が許可されないこととなる。こ
のため、バッテリ温度が常温に対し高いほど又は常温に
対し低いほどバッテリ5の充電量が大きく維持される。
【0031】なお、S14におけるEV走行を許可の可
否判断は、図3の触媒劣化度とバッテリSOCとの関係
及び図4の触媒劣化度とバッテリ温度との関係の双方に
基づいて行ってもよいし、又はそれらの関係の一方にの
みに基づいて行ってもよい。
【0032】そして、図2のS14にてEV走行を許可
しないと判断されたときには、S18に移行し、EV走
行禁止処理が行われる。一方、14にてEV走行を許可
すると判断されたときには、S16に移行し、EV走行
実行処理が行われる。このEV走行実行処理は、モータ
3の駆動により車両走行を行わせる処理である。この処
理が行われることにより、ハイブリッドECU30から
モータECU40に駆動要求信号が出力され、インバー
タ10の作動によりモータ3が駆動して車両走行が行わ
れる。EV走行実行処理を終えたら、制御処理を終了す
る。
【0033】図5に、本実施形態に係る車両制御装置1
における出力制御処理のフローチャートを示す。図5の
S30に示すように、触媒劣化状態が検出される。この
触媒劣化状態の検出は、触媒劣化度を推定することによ
り行われる。触媒劣化度は、排気系に設けられる触媒5
3、54の劣化度合いを意味し、例えば、O2センサ5
7〜59の検出信号に基づいて推定される。具体的な推
定方法は、上述した図2のS12と同様に行われる。
【0034】そして、S32に移行し、エンジン2の出
力上限値P1が算出される。出力上限値P1は、触媒劣
化度に応じて算出される。例えば、図6に示すように、
出力上限値P1と触媒53、54の劣化度とをパラメー
タとするマップが予めハイブリッドECU30に設定さ
れ、このマップにおいてS30にて推定された触媒劣化
度に対応する出力上限値を算出して行われる。図6にお
いて、エンジン出力上限値は、各触媒劣化度において触
媒浄化率が所定以下に低下するエンジン出力に基づいて
設定され、触媒劣化度が大きいほど小さくなるように設
定される。また、エンジン出力上限値の設定は、触媒容
量、触媒担持なども適宜考慮して行われる。このとき、
例えば、理論空燃比のときに触媒浄化率が95%以下に
低下しないようにエンジン出力上限値が設定される。ま
た、望ましくは、理論空燃比のときに触媒浄化率が99
%以下に低下しないようにエンジン出力上限値が設定さ
れる。
【0035】そして、S34に移行し、車両全体出力P
の算出が行われる。この車両全体出力Pは、運転者の走
行指示に対する車両全体における走行出力と走行以外に
必要な出力との和であり、例えば、アクセルペダルの踏
み込み量と現在の車速とに基づいて算出される。ここ
で、「走行以外に必要な出力」とは、バッテリ5の充電
に必要なエンジン出力やエアコン作動に必要な出力など
が該当する。
【0036】そして、S36に移行し、エンジン出力P
eとモータ出力Pmの算出が行われる。エンジン出力P
eとモータ出力Pmは、それらの和がS34で算出した
車両全体出力となるように設定される。それらの配分
は、負荷状態などを考慮してハイブリッドECU30に
より算出される。
【0037】そして、S38に移行し、エンジン出力P
eがエンジン出力上限値P1より大きいか否かが判断さ
れる。エンジン出力Peがエンジン出力上限値P1より
大きくないと判断されたときには、制御処理を終了す
る。一方、エンジン出力Peがエンジン出力上限値P1
より大きいと判断されたときには、出力補正処理が行わ
れる。
【0038】出力補正処理は、エンジン出力Peがエン
ジン出力上限値P1を超えないように出力補正する処理
である。これに伴い、走行以外に必要な出力であるバッ
テリ5の充電出力が低減され又はモータ出力Pmが増加
される。そして、出力補正処理を終えたら、制御処理を
終了する。
【0039】以上のように、本実施形態に係る車両制御
装置1によれば、上述したEV走行制御処理を実行する
ことにより、触媒劣化度に応じてEV走行を制御し、触
媒劣化度が小さいほどEV走行が大きく許容され、触媒
劣化度が大きいほどEV走行が大きく制限される。この
ため、触媒が劣化していないとき又は劣化度が小さいと
きにEV走行が必要以上に制限されることを防止でき、
EV走行範囲の拡大化が図れる。一方、触媒が劣化して
いるときにはバッテリ5の充電量が低下することを防止
でき、エミッション悪化を防止できる。
【0040】すなわち、触媒が劣化している場合には、
触媒をより高温にしないと活性化しないため、暖機に時
間がかかる。一方、バッテリ5の充電量が低下した状態
又は高温時や低温時などバッテリ5の出力が絞られる状
態で車両を始動すると、バッテリ5からモータ3へ十分
な給電が行えないため、EV走行が制限される。このと
き、触媒暖機に必要な時間がEV走行する時間よりも長
くなると、エンジン出力を触媒53、54の暖機のため
に専念させることができず、エンジン出力を走行動力と
して用いることとなる。この場合、吸入空気量が変動
し、エミッションが悪化するような事態を生ずる。これ
に対し、触媒劣化度が大きいほどEV走行を予め大きく
制限しておくことにより、バッテリ5の充電量を十分に
保つことができる。従って、車両始動時などにエミッシ
ョンが悪化するという事態を回避することができる。
【0041】また、このEV走行制御処理は、EV走行
スイッチ51などを有し運転者の意思によりEV走行可
能なハイブリッド車両の場合に、特に有効である。すな
わち、運転者の意思によるEV走行要求はバッテリ5の
充電量に無関係であるため、その全ての要求に従うと、
バッテリ充電量の低下を招き、エミッションが悪化する
ような事態を生ずるおそれがある。しかし、運転者の意
思によるEV走行要求を適切に制限することにより、そ
のような事態を未然に回避することが可能となる。
【0042】また、本実施形態に係る車両制御装置1に
よれば、上述した出力制御処理を実行することにより、
触媒劣化度に応じて触媒浄化率が所定以下に低下しない
ようにエンジン出力が制限される。このため、触媒5
3、54の劣化時にエンジン出力が高い状態とされ、排
気物ガスが触媒53、54を吹き抜けるなどしてエミッ
ションが悪化するような事態を防止できる。
【0043】なお、上述した実施形態では、EV走行制
御処理と出力制御処理の双方を実行可能な車両制御装置
について説明したが、本発明に係る車両制御装置はその
ようなものに限られるものではなく、それらの処理の一
方のみを実行する装置であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、触
媒の劣化度に応じて内燃機関の出力を制御し、触媒の劣
化により浄化能力が低下しているときにその出力を制限
することによって、エミッションが悪化することを防止
することができる。
【0045】また、触媒の劣化度に応じて電動機の出力
を制御し、触媒が劣化しているときにその出力を制限す
ることによって、電動機に給電するバッテリの充電電圧
の低下が防止され、車両始動などのエミッション悪化を
防止できる。また、触媒の劣化に応じて電動機の出力を
制限することにより、触媒の劣化前又は触媒の劣化度が
小さいときに電動機の駆動によるEV走行が必要以上に
制限されることを防止でき、EV走行範囲を拡大化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両制御装置の構成図
である。
【図2】図1の車両制御装置におけるEV走行制御処理
のフローチャートである。
【図3】図2のEV走行制御処理におけるEV走行許可
判断に用いられる触媒劣化度とバッテリSOCの関係図
である。
【図4】図1の車両制御装置におけるEV走行許可判断
に用いられる触媒劣化度とバッテリ温度の関係図であ
る。
【図5】図1の車両制御装置における出力制御処理のフ
ローチャートである。
【図6】図5の出力制御処理におけるエンジン出力上限
値の算出に用いられる触媒劣化度とエンジン出力上限値
の関係図である。
【符号の説明】
1…車両制御装置、2…エンジン(内燃機関)、3…モ
ータ(電動機)、5…バッテリ、20…エンジンEC
U、30…ハイブリッドECU、40…モータECU、
53…触媒、54…触媒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 314 F02D 45/00 368G 368 B60K 9/00 ZHVE Fターム(参考) 3G084 BA01 EB22 FA30 3G091 AA02 AA14 AB03 BA33 DA10 DC03 EA34 FC04 HA36 HA37 3G093 AA01 AA07 BA04 EA01 EC02 FB05 5H115 PA13 PA14 PC06 PG04 PI16 PU28 PV09 RE14 SE05 TE04 TE05 TI01 TO21 TO30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関及び電動機を搭載しその内燃機
    関及び電動機の少なくとも一方の駆動により走行可能な
    ハイブリッド車両に設置される車両制御装置であって、 前記内燃機関の排気ガスを浄化する触媒の劣化状態を検
    出する劣化検出手段を備え、 前記検出手段により検出された前記触媒の劣化状態に応
    じて、前記内燃機関及び電動機の少なくとも一方の出力
    を制御すること、を特徴とする車両制御装置。
  2. 【請求項2】 前記触媒の劣化状態に応じて、前記内燃
    機関の出力を制限することを特徴とする請求項1に記載
    の車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記触媒の劣化に起因して前記触媒の浄
    化率が所定以下に低下しないように、前記内燃機関の出
    力を制限することを特徴とする請求項2に記載の車両制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記内燃機関の出力が制限されたとき
    に、前記電動機の出力を増加するように前記電動機の出
    力を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の
    車両制御装置。
  5. 【請求項5】 前記触媒の劣化状態に応じて、前記電動
    機の出力を制限することを特徴とする請求項1に記載の
    車両制御装置。
  6. 【請求項6】 前記触媒の劣化度が大きいほど前記電動
    機に給電するバッテリの充電量が大きくなければ前記電
    動機を駆動させないように、前記電動機の出力を制限す
    ることを特徴とする請求項5に記載の車両制御装置。
  7. 【請求項7】 前記触媒の劣化度が大きいほど前記電動
    機に給電するバッテリの温度が常温に近くなければ前記
    電動機を駆動させないように、前記電動機の出力を制限
    することを特徴とする請求項5に記載の車両制御装置。
  8. 【請求項8】 運転者の意思により電動機を駆動させて
    走行可能なハイブリッド車両に設置されていることを特
    徴とする1〜7のいずれかに記載の車両制御装置。
JP2001374621A 2001-12-07 2001-12-07 車両制御装置 Expired - Fee Related JP3931645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001374621A JP3931645B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001374621A JP3931645B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003176737A true JP2003176737A (ja) 2003-06-27
JP3931645B2 JP3931645B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=19183162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001374621A Expired - Fee Related JP3931645B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3931645B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019628A1 (de) * 2003-08-20 2005-03-03 Volkswagen Aktiengesellschaft Hybridfahrzeug und verfahren zum betreiben eines hybridfahrzeugs
JP2009138643A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Hitachi Ltd 車両の診断制御装置
JP2013001372A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置およびそれを備えるハイブリッド車両、ならびにハイブリッド車両の制御方法
JP2018111341A (ja) * 2017-01-07 2018-07-19 ダイハツ工業株式会社 車両用制御装置
JP2021028211A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP2021109549A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019628A1 (de) * 2003-08-20 2005-03-03 Volkswagen Aktiengesellschaft Hybridfahrzeug und verfahren zum betreiben eines hybridfahrzeugs
US7458203B2 (en) 2003-08-20 2008-12-02 Volkswagen Aktiengesellschaft Hybrid vehicle and method for operating a hybrid vehicle
JP2009138643A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Hitachi Ltd 車両の診断制御装置
JP2013001372A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置およびそれを備えるハイブリッド車両、ならびにハイブリッド車両の制御方法
JP2018111341A (ja) * 2017-01-07 2018-07-19 ダイハツ工業株式会社 車両用制御装置
JP2021028211A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP7331548B2 (ja) 2019-08-09 2023-08-23 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP2021109549A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
JP7342707B2 (ja) 2020-01-10 2023-09-12 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3931645B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2738819B2 (ja) ハイブリッド車両の発電制御装置
WO2010100748A1 (ja) ハイブリッド車両の制御装置および制御方法
JP2587202B2 (ja) ハイブリッド車両の発電制御装置
US8939134B2 (en) Apparatus for controlling internal combustion engine
EP2066542B1 (en) Control device for hybrid vehicle and control method therefor
EP3300977B1 (en) Control apparatus of hybrid vehicle
US11092050B2 (en) Method and apparatus for controlling exhaust gas purification system for vehicle
JP2007531665A (ja) ハイブリッド車両の運転方法及び装置
JP2006275019A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JPWO2010079609A1 (ja) 車両の制御装置
JP2010195350A (ja) 車輌の制御装置
JP2001304032A (ja) 触媒劣化検出装置
JP3266056B2 (ja) 電気自動車の制御装置
JP2000008837A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
JP3931645B2 (ja) 車両制御装置
JP4682906B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3826295B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP2001103612A (ja) ハイブリッド車両のファン制御装置
JP2005012929A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2003247417A (ja) 車両制御装置
JPH05328526A (ja) ハイブリッド車の発電用内燃エンジンの運転方法
JP7420112B2 (ja) ハイブリッドシステムの制御装置
JP7342707B2 (ja) 車両制御装置
JPH0819112A (ja) シリーズハイブリッド車の制御装置
US20230347866A1 (en) Control method for hybrid vehicle and control device for hybrid vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140323

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees