JP2003176367A - 光反射体 - Google Patents

光反射体

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JP2003176367A
JP2003176367A JP2002228223A JP2002228223A JP2003176367A JP 2003176367 A JP2003176367 A JP 2003176367A JP 2002228223 A JP2002228223 A JP 2002228223A JP 2002228223 A JP2002228223 A JP 2002228223A JP 2003176367 A JP2003176367 A JP 2003176367A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白色ポリエステルフィルムのような黄変を発
生せず、長期にわたり色調の変化を来さない光反射体を
提供すること。 【解決手段】 不透明度が95%以上、白色度が90%
以上、反射率が92%以上、面積延伸倍率が22〜80
倍の熱可塑性樹脂とフィラーを含有する二軸延伸フィル
ムよりなる光反射体であって、83℃、相対湿度50%
の環境条件で10cm離れた位置に設置したメタルハラ
イドランプから照射強度90mW/cm2で10時間照
射した後の色差△EHが10以下であることを特徴とす
る光反射体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外光による劣化が
少なく、かつ光源光を反射して高輝度を実現させる光反
射体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内蔵式光源を配置したバックライト型の
液晶ディスプレイが広く普及している。バックライト型
のうちサイドライト方式の典型的な構成は、図1に示す
とおりであり、透明なアクリル板13に網点印刷12を
行った導光板、その片面に設置した光反射体11、拡散
板14そして、導光板サイドに接近した冷陰極ランプ1
5からなる。導光板サイドより導入された光は網点印刷
部分で発光され、光反射体11で光の反射、洩れを防
ぎ、拡散板14で均一面状な光を形成する。
【0003】このようなバックライトユニットにおい
て、光反射体は、内蔵式光源の光を表示のために効率的
に利用できるようにするとともに、それぞれの目的にあ
った表示を実現するために機能する。一般に、ギラギラ
とした鏡面反射は嫌われるため、散乱反射による面方向
に比較的均一な輝度を実現し、見る人に自然な感じを与
えることが必要とされる。とくに液晶ディスプレイのサ
イドライト方式に用いられる反射板は、導光板から裏抜
けする光を面方向に輝度ムラなく、均一に反射させるこ
とが要求される。
【0004】従来から、本用途には特開平4−2395
40号公報に記載されるような白色ポリエステルフィル
ムが使用されることが多かった。ところが、光源光近傍
では光源光から発生する熱により80℃以上に加熱され
る部分があり、また、光源光から発生する、主に紫外光
付近の光により、反射体が黄変をきたし色調の変化や輝
度の経時的な低下を来すことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術に鑑
みて、本発明は、従来から反射体として用いられている
白色ポリエステルフィルムのような黄変を発生せず、長
期にわたり色調の変化を来さない反射体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、不透明度、白色度、反射率、面積延伸倍
率、光照射試験後の色差△EHなどの条件を特定の範囲
内に設定することによって、所期の効果を奏する光反射
体が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明は、不透明度が95%以
上、白色度が90%以上、反射率R0が92%以上、面
積延伸倍率が22〜80倍の熱可塑性樹脂とフィラーを
含有する二軸延伸フィルムよりなる光反射体であって、
83℃、相対湿度50%の環境条件で10cm離れた位
置に設置したメタルハライドランプから照射強度90m
W/cm2で10時間照射した後の色差△EHが10以下
であることを特徴とする光反射体を提供する。
【0008】本発明の光反射体は、反射率R0が92%
以上であることが好ましく、式(1)で計算される前記
10時間照射前と照射後の反射率の差ΔRが10%以下
であることが好ましい。また、前記10時間照射後に表
面にひび割れが認められないものであることが好まし
い。
【数3】ΔR = R0 − R1 (1) (上式において、R0は前記10時間照射前の反射率で
あり、R1は前記10時間照射後の反射率である) 本発明の光反射体を構成する二軸延伸フィルムは、式
(2)で計算される空孔率が15〜60%であることが
好ましい。
【数4】 (上式において、ρ0は真密度であり、ρは延伸フィル
ムの密度である。)
【0009】また、本発明の光反射体を構成する二軸延
伸フィルムは、基材層(A)と基材層(A)の少なくと
も片面に表面層(B)を有しており、かつ、基材層
(A)が0.5〜62重量%、表面層(B)が1重量%
未満の紫外光吸収フィラーを含有することが好ましい。
また、前記基材層(A)に含まれる無機フィラーの平均
粒径、または有機フィラーの平均分散粒径は0.1μm
以上1.5μm未満の範囲内であることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の光反射体
について詳細に説明する。なお、本明細書において
「〜」はその前後に記載される数値をそれぞれ最小値お
よび最大値として含む範囲を意味する。本発明の光反射
体に用いられる熱可塑性樹脂の種類は特に制限されな
い。例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン
等のエチレン系樹脂、あるいはプロピレン系樹脂、ポリ
メチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重
合体等のオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−
6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等の
ポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその
共重合体、ポリカーボネート、アタクティックポリスチ
レン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニ
レンスルフィド等が挙げられる。これらは2種以上混合
して用いることもできる。これらの中でも、オレフィン
系樹脂を用いることが好ましい。更にオレフィン系樹脂
の中でも、コスト面、耐水性、耐薬品性の面からプロピ
レン系樹脂、高密度ポリエチレンを用いることが好まし
く、プロピレン系樹脂を用いることが特に好ましい。
【0011】かかるプロピレン系樹脂としては、プロピ
レン単独重合体でありアイソタクティックないしはシン
ジオタクティックおよび種々の立体規則性を示すポリプ
ロピレン、プロピレンを主成分とし、これと、エチレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1,4−メ
チルペンテン−1等のα−オレフィンとの共重合体が使
用される。この共重合体は、2元系でも3元系でも4元
系でもよく、またランダム共重合体でもブロック共重合
体であってもよい。またプロピレン系樹脂を用いる場合
は、延伸性を良好とするためポリエチレン、ポリスチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のプロピレン系樹
脂よりも融点が低い熱可塑性樹脂を3〜25重量%配合
するのがよい。
【0012】このような熱可塑性樹脂は、二軸延伸フィ
ルム中に38〜91.5重量%で使用することが好まし
く、44〜89重量%で使用することがより好ましく、
50〜86重量%で使用することがさらに好ましい。
【0013】本発明に熱可塑性樹脂とともに用いられる
フィラーとしては、各種無機フィラーまたは有機フィラ
ーを使用することができる。無機フィラーまたは有機フ
ィラーは、二軸延伸フィルム中に8.5〜62重量%で
使用することが好ましく、11〜56重量%で使用する
ことがより好ましく、14〜50重量%で使用すること
がさらに好ましい。無機フィラーとしては、炭酸カルシ
ウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、硫酸
バリウム、アルミナ、紫外光吸収フィラー等が挙げられ
る。紫外光吸収フィラーとしては、二酸化チタン、酸化
亜鉛等が挙げられる。有機フィラーとしては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ナイロン−6、ナイロン−6,6、環
状オレフィン重合体、環状オレフィンとエチレンとの共
重合体等のポリオレフィン樹脂の融点よりは高い融点
(例えば、120〜300℃)ないしはガラス転移温度
(例えば、120〜280℃)を有するものが使用され
る。
【0014】二軸延伸フィルムには、上記の無機フィラ
ーまたは有機フィラーの中から1種を選択してこれを単
独で使用してもよいし、2種以上を選択して組み合わせ
て使用してもよい。2種以上を組み合わせて使用する場
合には、有機フィラーと無機フィラーを混合して使用し
てもよい。
【0015】本発明の反射体に所望の光反射特性を持た
せるためには、二軸延伸フィルム中に均一で真円に近い
微細な空孔を多量に発生させることが好ましい。後述す
る延伸成形により発生させる空孔サイズの調整のため、
基材層(A)に含まれる無機フィラーの平均粒径、また
は有機フィラーの平均分散粒径は好ましくはそれぞれが
0.1μm以上1.5μm未満の範囲、より好ましくは
それぞれが0.15〜1.4μmの範囲、特に好ましく
はそれぞれが0.2〜1.3μmの範囲のものを使用す
る。平均粒径または平均分散粒径が1.5μm以上の場
合、空孔が不均一になる傾向がある。また、平均粒径、
または平均分散粒径が0.1μmより小さい場合、所定
の空孔が得られなくなる傾向がある。
【0016】後述する延伸成形により発生させる空孔量
の調整のため、二軸延伸フィルム中への上記フィラーの
配合量は体積換算で好ましくは3.0〜35体積%、よ
り好ましくは4.0〜30体積%の範囲で使用できる。
フィラーの配合量が3.0体積%より少ない場合、充分
な空孔数が得られなくなる傾向がある。また、フィラー
の配合量が35体積%より多い場合、剛度不足による折
れシワが生じやすくなる傾向がある。
【0017】本発明で用いる二軸延伸フィルムは、単層
からなるものであっても2層以上が積層されたものであ
ってもよい。2層以上が積層されたものとして、例えば
基材層(A)と該基材層(A)の少なくとも片面に表面
層(B)を形成したものを例示することができる。積層
方法に関しては特に限定されず、公知の積層方法、例え
ば複数の押出機により溶融した樹脂をフィードブロック
またはマルチマニホールドにより一台のダイ内で積層す
る方法(共押し出し)、溶融押し出しラミネートにより
積層する方法、接着剤を用いたドライラミネートにより
積層する方法などを用いることができる。多層構造が、
例えば、表面層(B)/基材層(A)/裏面層(C)の
3層構造の場合、基材層(A)には紫外光吸収フィラー
を好ましくは0.5〜62重量%、より好ましくは3.
5〜50重量%、特に好ましくは4〜35重量%含有さ
せることができる。少なくとも表面層(B)には紫外光
吸収フィラーを1重量%未満、好ましくは0.1〜0.
9重量%含有させてもよい。基材層(A)の紫外光吸収
フィラーの配合量が62重量%を超えると、光反射体の
白色度に影響をきたし輝度低下を招くと共に、二軸延伸
フィルムの製造時に延伸切れを起こしやすくなる傾向が
ある。
【0018】また、好ましい空孔を形成するためには、
少なくとも基材層(A)に、例えば比表面積が20,0
00cm2/g以上で、かつ粒径10μm以上の粒子を
含まない無機フィラーを使用するのが効果的である。特
に、このような条件を満たす粒度分布がシャープな炭酸
カルシウムを使用するのが好ましい。
【0019】表裏面層の肉厚は0.1μm以上、好まし
くは0.1μm以上1.5μm未満であり、かつ光反射
体の全厚の15%未満、好ましくは0.2〜10%、更
に好ましくは0.5〜5%である。
【0020】本発明の反射体の二軸延伸フィルムには、
必要により、蛍光増白剤、安定剤、光安定剤、分散剤、
滑剤等を配合してもよい。安定剤としては、立体障害フ
ェノール系やリン系、アミン系等の安定剤を0.001
〜1重量%、光安定剤としては、立体障害アミンやベン
ゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系などの光安定剤を
0.001〜1重量%、無機フィラーの分散剤として
は、シランカップリング剤、オレイン酸やステアリン酸
等の高級脂肪酸、金属石鹸、ポリアクリル酸、ポリメタ
クリル酸ないしはそれらの塩等を0.01〜4重量%配
合してもよい。
【0021】熱可塑性樹脂およびフィラーを含む配合物
の成形方法としては、一般的な2軸延伸方法が使用でき
る。具体例としてはスクリュー型押出機に接続された単
層または多層のTダイやIダイを使用して溶融樹脂をシ
ート状に押し出した後、ロール群の周速差を利用した縦
延伸とテンターオーブンを使用した横延伸を組み合わせ
た2軸延伸方法や、テンターオーブンとリニアモーター
の組み合わせによる同時2軸延伸などが挙げられる。
【0022】延伸温度は使用する熱可塑性樹脂の融点よ
り2〜60℃低い温度であり、樹脂がプロピレン単独重
合体(融点155〜167℃)のときは152〜164
℃、高密度ポリエチレン(融点121〜134℃)のと
きは110〜120℃が好ましい。また、延伸速度は2
0〜350m/分が好ましい。
【0023】二軸延伸フィルム中に発生させる空孔の大
きさを調整するために、面積延伸倍率=(縦方向延伸倍
率LMD)×(横方向延伸倍率LCD)は22〜80倍の範
囲とし、25〜70倍の範囲にすることが好ましく、2
8〜60倍の範囲にすることがより好ましい。使用する
熱可塑性樹脂がプロピレン系樹脂の場合、面積延伸倍率
が22倍未満では、延伸ムラが発生し均一な二軸延伸フ
ィルムが得られず、本発明の光反射体に所望の光反射特
性が得られなくなる傾向がある。
【0024】二軸延伸フィルム中に発生させる空孔のア
スペクト比を調整するために、縦方向延伸倍率LMD及び
横方向延伸倍率LCDの比LMD/LCDは好ましくは0.2
5〜2.7の範囲とし、より好ましくは0.35〜2.
3の範囲とする。面積延伸倍率が22〜80倍を逸脱す
るか、LMD/LCDが0.25〜2.7の範囲を逸脱する
と、真円に近い微細な空孔が得られにくくなる傾向があ
る。
【0025】本発明の光反射体中に発生させる空孔の単
位体積あたりの量を調整するために、空孔率は好ましく
は3〜60%、より好ましくは15〜55%の範囲とす
る。本明細書において「空孔率」とは、上記式(2)に
したがって計算される値を意味する。式(2)のρ0
真密度を表し、ρは延伸フィルムの密度(JISP−8
118)を表す。延伸前の材料が多量の空気を含有する
ものでない限り、真密度は延伸前の密度にほぼ等しい。
本発明で用いる二軸延伸フィルムの密度は一般に0.5
5〜1.20g/cm 3の範囲であり、空孔が多いほど
密度は小さくなり空孔率は大きくなる。空孔率が大きい
方が表面の反射特性も向上させることができる。
【0026】延伸後の二軸延伸フィルムの肉厚は、好ま
しくは40〜400μm、より好ましくは80〜300
μmである。肉厚が40μmより薄いと光の裏抜けが生
じる傾向がある。また、肉厚が400μmより厚いとバ
ックライトユニットが厚くなり過ぎるきらいがある。
【0027】本発明の光反射体の不透明度(JIS P
−8138に準拠)は95%以上、好ましくは97%以
上である。95%未満では、光の裏抜けが生じる傾向が
ある。
【0028】本発明の光反射体の白色度(JIS L−
1015に準拠)は90%以上、好ましくは95%以上
である。90%未満では、光の吸収が生じる傾向があ
る。
【0029】本発明の光反射体は、83℃、相対湿度5
0%の環境条件で10cm離れた位置に設置したメタル
ハライドランプから照射強度90mW/cm2で10時
間照射した後の色差△EHが10以下であることを特徴
の1つとする。色差△EHが10を超えては光反射体の
使用環境下で黄変をきたす傾向がある。本発明の光反射
体の色差△EHは、5以下であることが好ましい。
【0030】本明細書でいう「色差△EH 」は、JIS
Z−8730のハンターの色差式による色差であり、
下記式にしたがって計算される値を意味する。
【数5】△EH =〔(△L)2 +(△a)2 +(△
b)2 1/2 上式において、△EHはハンターの色差式による色差で
あり、△L、△a、△bはそれぞれハンターの色差式に
おける二つの表面色の明度指数Lおよびクロマティクネ
ス指数a、bの差である。
【0031】本明細書における色差△EHの測定には、
岩崎電気(株)製:アイ・スーパーUVテスターSUV
−W13を用いた。また、光源であるメタルハライドラ
ンプとして、岩崎電気(株)製、商品名:M04L21
WB/SUVを用いた。なお、試験温度を83℃に設定
したのは、(株)ユポ・コーポレーション製の合成紙で
あるYUPO FPG150(商品名)の同じ測定装置
を用いたときの天曝相当条件に準拠したものである。
【0032】光反射体の色差△EHを10以下にするた
めには、酸化防止剤を配合する。酸化防止剤としては、
アミン系、フェノール系酸化防止剤が効果的であるが、
紫外線による光劣化防止にはリン系酸化防止剤を併用す
ることが好ましい。これらの酸化防止剤は、延伸フィル
ムの主成分である熱可塑性樹脂100重量部に対して、
通常0.01〜10重量部配合する。
【0033】また、本発明の光反射体は、反射率R0
92%以上であることが好ましく、94%以上であるこ
とがより好ましい。反射率R0が92%未満では、光の
裏抜けが生じる傾向がある。また前記10時間照射前と
照射後の反射率の差ΔRが10%以下であることが好ま
しい。10%を超えると長期間のバックライトの使用
で、明るさが低下する傾向がある。また、上記の10時
間照射後においても表面にひび割れが認められないもの
であることが好ましい。このような本発明の優れた表面
光劣化に対する耐性は、二軸延伸フィルム中に存在する
微細な空孔により入射光を散乱させることや、紫外光吸
収を行う上記紫外光吸収フィラーを配合することにより
達せられる。紫外光吸収フィラーの屈折率は、例えば本
願実施例で使用した二酸化チタンおよび酸化亜鉛の屈折
率がそれぞれ2.76と2.0であるように、一般的な
無機フィラーである炭酸カルシウムの屈折率(1.5
9)に比べて高い。このため、紫外光吸収フィラーを用
いることによって、光反射体特性の改善を図ることがで
きる。本発明の光反射体に所望の光反射特性を持たせる
ためには、基材層(A)に、紫外光吸収フィラーを無機
フィラー(紫外光吸収フィラーを除く)および/または
有機フィラーと混合して使用することが好ましい。また
紫外光によるフィルムのマトリックス樹脂の劣化を抑え
るため、ラジカル補足剤を添加することが好ましい。ラ
ジカル補足剤としては、ヒンダートアミン系安定剤(H
ALS)などが挙げられ、添加量としては、延伸フィル
ムの主成分である熱可塑性樹脂100重量部に対して、
通常0.01〜10重量部とする。
【0034】本発明の光反射体の表裏面には、本発明に
所望の光反射特性を阻害しない限り、コート層を設けて
もよい。特に裏面には、光反射特性を向上させるために
白色塗料の網点印刷が施される場合があり、印刷性改良
のためにコート層を設けることが好ましい。コート層は
肉厚が0.5〜20μmになるように、公知の方法によ
り塗工することができる。
【0035】本発明の光反射体の形状は特に制限され
ず、使用目的や使用態様に応じて適宜決定することがで
きる。通常は、板状やフィルム状にして使用するが、そ
の他の形状で使用した場合であっても光反射体として使
用するものである限り、本発明の範囲内に包含される。
【0036】本発明の光反射体は、バックライト型、中
でもサイドライト方式の表示装置を構成する光反射体と
して極めて有用である。本発明の光反射体を用いたサイ
ドライト方式の液晶表示装置は、導光板から裏抜けする
光を光反射体が面方向に輝度ムラなく均一に反射させる
ため、見る人に自然な感じを与えることができる。本発
明の光反射体は、このようなバックライト型液晶表示装
置のみならず、内蔵式光源を使用せずに室内光を反射さ
せることを意図した低消費電力型の表示装置にも利用す
ることが可能である。また、室内外照明用、電飾看板用
光源の背面にも幅広く利用することができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例、比較例及び試験例を記載し
て、本発明をさらに具体的に説明する。以下に示す材
料、使用量、割合、操作等は、本発明の趣旨を逸脱しな
い限り適宜変更することができる。従って、本発明の範
囲は以下に示す具体例に制限されるものではない。以下
の実施例及び比較例で使用する材料を表1にまとめて示
す。
【0038】(実施例1〜5および比較例1〜3)プロ
ピレン単独重合体、高密度ポリエチレン、重質炭酸カル
シウム、二酸化チタンおよび酸化亜鉛を表2に記載の量
で混合した組成物(A)と、プロピレン単独重合体、重
質炭酸カルシウム、二酸化チタンおよび酸化亜鉛を表2
に記載の量で混合した組成物(B)及び(C)とを、そ
れぞれ別々の3台の押出機を用いて250℃で溶融混練
した。その後、一台の共押ダイに供給してダイ内で
(A)の両面に(B)、(C)を積層後、シート状に押
し出し、冷却ロールで約60℃まで冷却することによっ
て積層物を得た。なお上記組成物(A)、(B)及び
(C)には、配合した熱可塑性樹脂100重量部に対し
て、酸化防止剤としてフェノール系安定剤(チバガイギ
ー社製、商品名:イルガノックス1010)0.05重
量部、リン系安定剤(ジー・イー・プラスチック(株)
製、商品名:ウエストン618)0.05重量部、ラジ
カル補足剤として、ヒンダードアミン系安定剤(三共
(株)製、商品名:HA−70G)を0.05重量部配
合した。
【0039】この積層物を145℃に再加熱した後、多
数のロール群の周速差を利用して縦方向に表2に記載の
倍率で延伸し、再び約150℃まで再加熱してテンター
で横方向に表2に記載の倍率で延伸した。その後、16
0℃でアニーリング処理した後、60℃まで冷却し、耳
部をスリットして表2に記載の厚みを有する三層構造
(B/A/C)の光反射体を得た。尚表面層(B)は、
液晶ディスプレイを組み立る場合に導光板と接する面と
なる。
【0040】比較例1は、二軸延伸フィルムの表裏面に
二酸化チタンを配合した特開2001−39042号公
報の実施例1に記載された方法で製造したものである。
比較例2は、実施例2において、二酸化チタンを使用せ
ず、組成物(A)の重質炭酸カルシウムの種類を表2に
記載のとおりに変更し、プロピレン単独重合体の配合量
を表2に記載のとおりに変更した以外は実施例2と同様
にして光反射体を得た。比較例3は、市販の白色ポリエ
ステルフィルム(東レ(株)製、商品名:E60L)を
光反射体として用いた。
【0041】(試験例)製造した実施例1〜5および比
較例1〜3の光反射体について、白色度、不透明度、空
孔率、反射率、色差△EHおよび表面劣化状態を測定し
た。白色度は、測定装置(スガ試験機(株)製:SM−
5)を用いて、JIS L−1015に準拠して測定し
た。不透明度は、測定装置(スガ試験機(株)製:SM
−5)を用いて、JISP−8138に準拠して測定し
た。
【0042】空孔率は、JIS P−8118に準拠し
て延伸フィルムの密度および真密度を測定し、上記式
(2)により計算して求めた。反射率は、測定装置
((株)日立製作所製:U−3310)を用いて、JI
SZ−8701に準拠して測定し、波長400〜700
nm の光の平均反射率を用いた。また反射率の差ΔR
は、下記条件で光照射する前と下記条件で10時間光照
射した後の反射率を測定し、上記式(1)により計算し
て求めた。
【0043】色差△EHは、83℃、相対湿度50%の
環境条件で10cm離れた位置に設置したメタルハライ
ドランプから照射強度90mW/cm2で10時間照射
した後の色差を上記の測定装置を用いて測定することに
より求めた。光反射体の表面劣化状態については、上記
の10時間照射後の表面状態を以下のように評価した。 ○:光反射体の表面全体が試験前と変わらず、表面ひび
割れはない。 ×:光反射体の表面全体に表面ひび割れが発生した。 これらの各測定結果を表3にまとめて示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の光反射体によれ
ば、使用環境において黄変しにくく、長期にわたって色
調の変化のない、明るいバックライトが実現できる。ま
た、本発明によれば、光学的特徴を有する成分に頼らず
に、安価に輝度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サイドライト方式の液晶ディスプレイの断面
図である。
【図2】 実施例1の光反射体の断面図である。
【符号の説明】
11 光反射体 12 反射用白色網点印刷 13 アクリル板(導光板) 14 拡散シート 15 冷陰極ランプ 21 表面層(B) 22 基材層(A) 23 裏面層(C)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/04 G02B 5/04 Z // F21V 8/00 601 F21V 8/00 601C Fターム(参考) 2H042 BA01 BA02 BA15 BA20 DA11 DA21 DE00 4F071 AA02 AA15 AA20 AA22 AA39 AA46 AA50 AA54 AA62 AF29 AH07 AH16 BC01 BC10 4J002 AA01W BB02W BB11W BC02W CE00X CF06W CF06X CF07X CG00W CG00X CL00W CL00X CN01W DE236 DJ006 DJ016 DJ036 FD016 GP00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明度が95%以上、白色度が90%
    以上、反射率R0が92%以上、面積延伸倍率が22〜
    80倍の熱可塑性樹脂とフィラーを含有する二軸延伸フ
    ィルムよりなる光反射体であって、83℃、相対湿度5
    0%の環境条件で10cm離れた位置に設置したメタル
    ハライドランプから照射強度90mW/cm2で10時
    間照射した後の色差△EHが10以下であることを特徴
    とする光反射体。
  2. 【請求項2】 前記10時間照射前と照射後の次式で示
    される反射率の差ΔRが10%以下であることを特徴と
    する請求項1に記載の光反射体。 【数1】ΔR = R0 − R1 (1) (上式において、R0は前記10時間照射前の反射率で
    あり、R1は前記10時間照射後の反射率である。)
  3. 【請求項3】 前記10時間照射後に表面にひび割れが
    認められないことを特徴とする請求項1または2に記載
    の光反射体。
  4. 【請求項4】 前記二軸延伸フィルムの次式で示される
    空孔率が3〜60%であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の光反射体。 【数2】 (上式において、ρ0は真密度であり、ρは延伸フィル
    ムの密度である。)
  5. 【請求項5】 前記二軸延伸フィルムが、基材層(A)
    と該基材層(A)の少なくとも片面に形成された表面層
    (B)を有しており、基材層(A)が0.5〜62重量
    %、表面層(B)が1重量%未満の紫外光吸収フィラー
    を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の光反射体。
  6. 【請求項6】 前記基材層(A)が、平均粒径が0.1
    μm以上1.5μm未満の無機フィラー、および/また
    は、平均分散粒径が0.1μm以上1.5μm未満の有
    機フィラーを含有することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の光反射体。
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