JP2003175649A - 記録装置、および記録媒体浮き防止部材 - Google Patents

記録装置、および記録媒体浮き防止部材

Info

Publication number
JP2003175649A
JP2003175649A JP2002259883A JP2002259883A JP2003175649A JP 2003175649 A JP2003175649 A JP 2003175649A JP 2002259883 A JP2002259883 A JP 2002259883A JP 2002259883 A JP2002259883 A JP 2002259883A JP 2003175649 A JP2003175649 A JP 2003175649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ejection port
port array
recording medium
recording sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002259883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3826088B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Saito
斎藤  弘幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002259883A priority Critical patent/JP3826088B2/ja
Publication of JP2003175649A publication Critical patent/JP2003175649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3826088B2 publication Critical patent/JP3826088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 余白有り記録、余白無し記録ともに記録媒体
と記録ヘッドとの衝突を防止する。 【解決手段】 領域2内の余白無し記録ノズル列より搬
送方向上流側に、記録シート浮き防止部材112と記録
シート301とが重なる領域である記録シート浮き防止
領域112aを設け、記録シート301の浮きを押さえ
る。記録シート301の側端部まで記録可能とするため
に、記録領域501のキャリッジ走査方向の最端位置A
は、記録シート301の側端部Bと同位置もしくは記録
シート301の外側となっている。また、記録シート浮
き防止領域112aは、記録領域501等と重ならない
ように配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に画像を
記録する記録装置等に関し、特に、記録媒体から離隔し
た記録ヘッドから液体を吐出して記録媒体に画像を記録
する記録装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアル型の記録装置の1つであ
るシリアルインクジェットプリンタは、例えば特許文献
1に開示されているように、記録媒体である記録シート
を、搬送手段である搬送ローラとそれに従動して回転す
るピンチローラとによって、記録シートを支持するプラ
テン上で最適量搬送し、記録シートから離隔され記録シ
ートに液体を吐出する記録手段である記録ヘッドをその
キャリア手段であるキャリッジに搭載し、そのキャリッ
ジを記録シートの搬送方向とは交差する方向(主走査方
向)に走査させつつ、記録ヘッドの少なくとも1つの吐
出口列(ノズル列)から液体インクを吐出することによ
って記録シートに画像を記録している。記録する画像の
高品位化が要求されるなか、最近では、記録ヘッドと記
録シートとの間隔(以下、紙間と呼ぶ)が狭くなってき
ている。これは、紙間を狭くすることによって記録ヘッ
ドから吐出されたインク滴の着弾までの距離と時間を短
縮し、インク滴の着弾位置と目標の位置とのずれ量を小
さく抑えるためである。
【0003】しかしながら、紙間を狭くしていくと、記
録シートの挙動が不安定となった時に記録ヘッドと記録
シートとが衝突してしまい、記録ヘッド表面に付着して
いたインクが記録シートに転写されて記録シートの画質
を低下させてしまったり、走査している記録ヘッド並び
にキャリッジが記録シートを引っかけて記録シートにダ
メージを与えてしまったりする可能性が高くなる。さら
に、記録シートに衝突した記録ヘッドがダメージを受け
て、正常な記録を保証できない状態に陥る可能性もあ
る。
【0004】上述のインクジェットプリンタでは、記録
シートの左右の側端部は、特に浮き上がり易くなってお
り、記録ヘッドと衝突する可能性が高くなる。また、シ
リアル式の記録装置の構成上、記録ヘッドよりも搬送方
向の上流に位置するピンチローラと、下流に位置する拍
車との間で記録シートを押え込んで搬送している間は、
記録シートの挙動は比較的安定しているが、記録シート
の搬送方向における先端部や後端部の記録時は、記録ヘ
ッドの上下流において、記録シートの先端部、後端部の
両方を押え込むことが困難となるので、記録シートが浮
きあがって記録ヘッドに衝突する可能性が高くなる。
【0005】インクジェットプリンタでは、上述した記
録ヘッドと記録シートとの衝突を防止するために従来か
ら様々な対策が講じられてきた。まず、記録シートの左
右の側端部における画像が記録される領域以外の領域、
すなわち、記録シートの記録領域にかからない余白部に
着目し、記録ヘッドのインク滴の吐出口列であるノズル
列の長さ以上の長さを有する板状の部材(記録シート浮
き防止部材)を、記録シートがそのノズル列に対向する
位置に搬送されたときの、キャリッジ走査上の余白部に
対応する位置に配設することによって、記録シートの側
端部の浮きを防止していた。
【0006】また、記録シートの先端部の記録について
は、ピンチローラの回転軸を搬送ローラの回転軸よりも
記録ヘッド側(記録シートの搬送方向の下流側)に配設
することにより、記録シートの先端部をピンチローラに
よってプラテンに押し付け、記録シートの浮き上がりを
防止していた。さらに、記録シートの後端部の記録につ
いては、排紙ローラに従動して回転する拍車の回転軸を
排紙ローラの回転軸よりも記録ヘッド側(記録シートの
搬送方向の上流側)に配設したり、排紙ローラを2列有
する場合には下流側の排紙ローラの高さを高くすること
によって記録シートの後端部をプラテンに押し付け、記
録シートの浮き上がりを防止していた。また、排紙トレ
イの高さを最適量高くして記録シートの下方への垂れ下
がりを防止することにより、排紙ローラを支点とした記
録領域内における記録シートの浮き上がりを防止してい
た。
【0007】
【特許文献1】特開平5−208746号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来のイン
クジェットプリンタにおける記録媒体の先端部の浮き上
がりに対する対策は、ピンチローラによるプラテンへの
押し付け力が大きいため、記録媒体浮き防止効果も大き
い。しかし、記録媒体の後端部の浮き上がりに対する対
策は、プラテンへの押し付け力が小さいため、浮きが生
じ易い。そのため、浮き防止部材によって記録媒体の側
端部、特に搬送方向の上流側の側端部を押さえないと、
搬送方向の下流側にある拍車および排紙ローラから最も
遠い、ピンチローラから抜けた後の記録媒体の後端部が
記録ヘッドと衝突する可能性が高くなってしまうという
問題があった。
【0009】一方、記録シート全体に記録を行ういわゆ
る余白無し記録を行う場合には、記録シートの側端部ま
でが記録領域となり、キャリッジ走査上の記録領域外の
余白部分に記録シート浮き防止部材を設けることが困難
となる。その結果、記録シートと記録ヘッドとが衝突し
やすくなってしまうという問題があった。
【0010】本発明の目的は、記録速度の低下や記録品
位の低下を招くことなく、余白有り記録、余白無し記録
ともに記録媒体と記録ヘッドとの衝突を防止することが
できる記録装置等を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段
と、前記記録媒体の浮きを防止する記録媒体浮き防止部
材とを含み、吐出口列から液体を吐出して、搬送された
前記記録媒体に記録を行う記録手段を搭載可能な記録装
置において、前記記録媒体浮き防止部材は、前記記録媒
体の幅全域に記録を行う余白無し記録に使用される前記
記録手段の吐出口列よりも前記記録媒体の搬送方向の上
流側だけに、前記記録媒体と前記記録手段との間に設け
られた浮き防止領域を有することを特徴とする。
【0012】本発明の記録装置では、記録媒体浮き防止
部材の浮き防止領域が、余白無し記録に使用される吐出
口列よりも記録媒体の搬送方向の上流側に設けられてい
る。こうすることによって、記録媒体の後端部の浮き上
がりを防止することができるとともに、余白無し記録が
行われた部分に、浮き防止部材が接触しないようにする
ことができる。そのため、本発明の記録装置では、記録
画像品位の低下を招くことなく、余白有り記録、余白無
し記録ともに記録媒体と記録ヘッドとの衝突を防止する
ことができる。
【0013】また、前記記録手段は、前記余白無し記録
に使用される吐出口列より前記搬送方向の上流側に、前
記記録媒体の側端部に余白を残して記録を行う余白有り
記録に使用される吐出口列を有しており、前記浮き防止
領域は、前記余白有り記録に使用される吐出口列による
記録領域外であって、該吐出口列の前記搬送方向におけ
る位置と略同位置に配設されている構成としてもよい。
【0014】これによれば、余白有り記録に使用される
吐出口列の構成を、余白無し記録に使用される吐出口列
を含み、かつ、余白無し記録に使用される吐出口列より
上流側に伸びる構成とすることによって、余白有り記録
に使用される吐出口列の長さを長くすることができるた
め、記録速度の低減を招くことなく、余白有り記録、余
白無し記録ともに記録媒体と記録ヘッドとの衝突を防止
することができる。
【0015】さらに、前記余白無し記録に使用される吐
出口列は、前記余白有り記録に使用される吐出口列に含
まれる構成としてもよい。
【0016】また、前記余白有り記録に使用される吐出
口列には、黒インクを吐出する黒インク吐出口列が含ま
れる構成としてもよく、加えて、前記余白無し記録に使
用される吐出口列には、カラーインクを吐出するカラー
インク吐出口列が含まれ、前記余白有り記録に使用され
る黒インク吐出口列の前記搬送方向における長さは、前
記カラーインク吐出口列の前記搬送方向における長さ以
上である構成としてもよい。
【0017】これにより、黒インクによる記録を行った
改行後に、カラーインクによる記録を行うことができる
ようになるため、黒インクとカラーインクの記録領域の
境界のにじみや、インクの引き込みによる濃度低下を軽
減することができる。
【0018】さらに、前記余白無し記録に使用される吐
出口列として黒インクを吐出する黒インク吐出口列とカ
ラーインクを吐出するカラーインク吐出口列とを具備
し、前記黒インク吐出口列は、前記カラーインク吐出口
列よりも上流側に配置されている構成としてもよく、加
えて、前記余白無し記録に使用される黒インク吐出口列
の前記搬送方向における長さが、前記余白無し記録に使
用されるカラーインク吐出口列の前記搬送方向における
長さ以上である構成としてもよい。
【0019】これにより、余白無し記録時においても、
カラーインク吐出口列での記録直前行において、余白無
し記録に使用される黒インク吐出口列から吐出される黒
インクによる記録が可能になり、にじみやすい普通紙の
ような記録媒体に対してもより高品位な余白無し記録を
実現することができる。
【0020】また、前記吐出口列の配置パターンが異な
る複数の前記記録手段を、選択的に搭載可能である構成
とすることにより、様々な吐出口列構成を有する記録手
段の搭載が可能となるため、ユーザによる記録手段の選
択の自由度を大きくすることができる。
【0021】さらに、前記記録媒体浮き防止部材は、前
記記録媒体を支持するプラテンに一体的に形成されてい
る構成とすることにより、部品点数を少なくすることが
でき、記録装置のコストダウンを図ることができる。
【0022】また、本発明の記録媒体浮き防止部材は、
搬送された記録媒体と、吐出口列から液体を吐出して前
記記録媒体に記録を行う記録手段との間に設けられる浮
き防止領域を含む、前記記録媒体の浮きを防止する記録
媒体浮き防止部材において、前記浮き防止領域が前記記
録媒体の幅全域に記録を行う余白無し記録に使用される
前記記録手段の吐出口列よりも前記記録媒体の搬送方向
の上流側となるように、前記記録媒体浮き防止部材は記
録装置に取り付け可能であることを特徴とする。
【0023】上記本発明の記録媒体浮き防止部材によれ
ば、余白無し記録使用ノズル列が、記録媒体浮き防止部
材の浮き防止領域の搬送方向下流端よりも搬送方向下流
に配設された記録手段を搭載する他の記録装置に対して
も、適用することができるので、記録装置間で記録媒体
浮き防止部材の共通化を図ることができるため、コスト
ダウンや開発負荷の低減といったメリットを得ることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の記録装置につ
いて図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書に
おいて、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成
する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視
覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問
わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成
する、または媒体の加工を行う場合も言うものとする。
ここで、「記録シート」(「記録媒体」という場合もあ
る)とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみなら
ず、広く、布、プラスチック、フィルム、金属板等、ガ
ラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能
なものも言うものとする。
【0025】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈され
るべきもので、記録媒体上に付与されることによって、
画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、
あるいはインクの処理(例えば、記録媒体に付与される
インク中の色材の凝固または不溶化)に供され得る液体
を言うものとする。
【0026】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態の記録装置について説明する。図1は、本実施
形態の記録装置の全体構成を示す斜視図であり、図2
は、本実施形態の記録装置の全体構成を示す正面図であ
る。本実施形態の記録装置は、インクタンクを脱着可能
な記録ヘッドを搭載したシリアル式のインクジェットプ
リンタである。
【0027】図1、図2において、101は、インクタ
ンクを搭載する記録ヘッドであり、102は、記録ヘッ
ド101を搭載するキャリッジである。キャリッジ10
2の軸受け部(不図示)には、キャリッジ102が主走
査方向に摺動可能な状態となるように、ガイドシャフト
103が挿入されており、ガイドシャフト103の両端
は、シャーシ113に固定されている。キャリッジ10
2に係合したキャリッジ駆動伝達手段であるベルト10
4を介して、キャリッジ駆動手段である駆動モータ10
5の駆動が伝達されることによって、キャリッジ102
が主走査方向に移動可能となる。
【0028】記録待機中において記録シート(図1、図
2では不図示)は、給紙ベース106にスタックされて
おり、記録開始時には給紙ローラ201によって記録シ
ートが給紙される。給紙された記録シートは搬送モータ
107の駆動によって回転する搬送ローラ108と、ピ
ンチローラばね110により搬送ローラ108に押圧さ
れて従動回転するピンチローラ109とによって適切な
送り量だけ搬送される。そして、キャリッジ102の走
査中に記録ヘッド101は、プラテン111に押し付け
られた記録シートへインクを吐出して記録シート上に画
像を記録する。画像記録終了後、記録シートは、排紙手
段(図1、図2では不図示)によって排紙され、記録動
作が完了する。給紙ベース106への記録シートは、図
2の右側端106aを基準としてセットされる。したが
って、幅の異なる記録シートが給紙された場合にも、記
録シートの右側端の位置は変わらない。112は、搬送
中の記録シートの端部の浮きを押さえる記録シート浮き
防止部材(記録媒体浮き防止部材)であって、プラテン
111に取り付けられている。
【0029】図3は、本実施形態の記録装置における記
録ヘッド101およびプラテン111周辺の構造を示す
概略断面図である。図3に示すように、記録シート浮き
防止部材112は、プラテン111上の記録シート30
1と記録ヘッド101との間に配設されており、記録シ
ート301と記録ヘッド101との接触を防止する。ま
た、ピンチローラ109と搬送ローラ108とで搬送さ
れる記録シート301は、搬送方向Pの下流側で、排紙
手段である排紙ローラ302と拍車303とによって挟
持される。
【0030】図4は、本実施形態の記録装置における記
録ヘッド101の吐出口列が配設された面を示す正面図
である。401は、黒インク滴を吐出するノズル列であ
り、402は、カラーインク滴を吐出するノズル列であ
る。実際には、ノズル列402は、シアン、マゼンタ、
イエローのインク滴をそれぞれ吐出する複数のノズル列
で構成されているが、図4では、説明の簡略化のため、
1列のノズル列として示している。
【0031】プリンタとしての通常使用においては、黒
インクによる記録は、テキスト記録が一般的であって、
高い記録速度が要求される。そのため、ノズル列401
は、記録シート301の搬送方向Pにできるだけ長いノ
ズル列であることが望まれる。そして、高品位な余白の
無い(例えば、写真のような)記録にはカラーインクに
よる記録が主に行われる。そこで、ノズル列401(長
さN1)はノズル列402(長さCol)より長く構成
されており、ノズル列402は、記録シート浮き防止部
材112の配設位置よりも、記録シートの搬送方向Pの
下流側に設けられている。ノズル列401、402を上
述のように吐出口面上に配設することによって、ノズル
列401が配設されている領域で記録シートの搬送方向
Pの長さがN1である領域1と、ノズル列401、40
2がともに配設されている領域で、記録シートの搬送方
向Pの長さがN2である領域2とが吐出口面上に形成さ
れる。
【0032】本実施形態の記録装置では、領域1のノズ
ル列を、記録シートの側端部に余白を残して記録を行う
余白有り記録で使用する余白有り記録ノズル列とし、領
域2のノズル列を、記録シート側端部まで、すなわち記
録シートの幅方向全域に記録する余白無し記録に使用す
る余白無し記録ノズル列とする。したがって、本実施形
態の記録装置では、黒インクを吐出するノズル列401
のすべてのノズルは、余白有り記録ノズル列となる。本
実施形態の記録装置では、領域1が領域2を含んでお
り、余白無し記録吐出口列が余白有り記録吐出口列に含
まれる構成となっている。
【0033】領域2は、領域1よりも記録シートの搬送
方向Pの下流側となるように設けられている。ノズル列
402よりノズル列401を記録シートの搬送方向Pの
上流側に設置するのには様々な意味がある。例えば、黒
を先に記録してインクがある程度定着した後にカラーを
記録するように、記録改行をずらすことができるので、
黒インクとカラーインクの記録境界のにじみや、インク
の引き込みによる濃度低下を軽減させることができる。
したがって、本実施形態の記録装置における記録ヘッド
101では、N1−N2≧Colとし、カラーインク記
録前の改行で黒インクの記録が可能な構成とするのが好
ましい。なお、複数の走査で画像を形成する高画質モー
ドでのみ、黒インクを吐出するノズル列401と、カラ
ーインクを吐出するノズル列402との両方を使用する
記録装置である場合には、N1−N2<Colであって
も、にじみや濃度低下の軽減効果が得られることもあ
る。
【0034】図5、図6は、ノズル列401、402に
おける記録領域と記録シート浮き防止部材112との関
係を示す図である。図5において、112aは、記録シ
ート浮き防止部材112における記録シート浮き防止領
域である。501は、記録ヘッド101の領域2の余白
無し記録ノズル列によって記録可能となる記録領域であ
る。記録シートの側端部まで記録可能とするために、記
録領域501のキャリッジ走査方向の最端位置Aは、記
録シート端Bと同位置もしくは記録シート301の外側
となっている。また、記録シート浮き防止領域112a
は、記録シートの搬送方向には、記録領域501と重な
らないように配設されている。
【0035】図4に示したノズル列401は、余白有り
記録時には領域1全体のノズル列からインクを吐出する
ことができ、余白無し記録時にはインクを吐出するノズ
ル列を限定して領域2内のノズル列のみからインクを吐
出することができるものとする。ただし、すでに述べた
ように、例えば、黒インクが顔料インクである等の理由
で、使用する記録シートとの相性が合わないときには、
黒インクを使用せずに、カラーインクの重ねあわせによ
って黒色を再現してもよい。この場合には、図4に示す
ように、余白無し記録ノズル列の搬送方向Pの長さN2
をノズル列402の長さColと同じにする。また、図
4では、搬送方向Pにおける、ノズル列401の下流端
の位置とノズル列402の下流端の位置とが一致してい
るが、必ずしもその必要はなく、ノズル列401の下流
端は、ノズル列402の下流端よりさらに下流に位置し
てもよいし、余白無し記録時に黒インクを使用しない場
合には、ノズル列402の下流端より上流に位置してい
てもよい。
【0036】本実施形態の記録装置では、領域2内の余
白無し記録ノズル列より搬送方向Pの上流側に、記録シ
ート浮き防止部材112と記録シート301とが重なる
領域である記録シート浮き防止領域112aを設け、記
録シート301の浮きを押さえる。上述のように記録シ
ート浮き防止領域112aを設けることによって、特
に、ピンチローラ109を抜けた直後の記録シート30
1の浮きを押さえることができる。なぜなら、下流に位
置する拍車303によってピンチローラ109を抜けた
記録シート301の浮き上がりが防止されているが、そ
の紙浮き防止効果は、拍車303から離れれば離れるほ
ど小さくなり、ピンチローラ109を抜けた直後の記録
シートの後端部における浮き上がりの発生が最も大きい
からである。
【0037】図5に示すように、記録シート搬送中の浮
き防止効果を高めるべく記録シート浮き防止領域112
aをできるだけ広くするためには、記録シート浮き防止
領域112aの下流端位置Cは、できるだけ余白無し記
録ノズル列の最上流位置Dに近づけるように配置するの
が好ましい。
【0038】本実施形態の記録装置では、記録領域50
1より上流では、記録シート浮き防止部材112と記録
シートが重なるものの、記録領域501とそれより下流
では、記録シート浮き防止部材112と記録シートが重
ならない。そのため、記録シート浮き防止部材112
は、記録シートのすでに記録が完了した領域と接触する
ことはなく、記録後の画像の劣化を防止することができ
る。
【0039】図6において、601は、記録ヘッド10
1の余白有り記録ノズル列により記録可能となる記録領
域である。記録シート浮き防止領域112aは、記録シ
ート301の搬送方向Pに対して余白有り記録に使用さ
れるノズル列と略同位置であり、かつキャリッジの走査
方向に対して余白有り記録に使用するノズル列による記
録領域601の外側に配設されている。記録シート浮き
防止領域112aの記録シート側の端部Eは、記録領域
601の端部A2よりも外側に位置し、かつ、記録シー
ト301の側端部Bより内側に位置している。すなわ
ち、記録シート浮き防止部材112には、記録シート3
01の余白領域のみが重なり、記録領域601とは接触
していないため、記録シート301の浮きを確実におさ
えることができ、かつ、記録後の画像の劣化を防止する
ことができる。
【0040】以上述べたように、本実施形態の記録装置
では、余白無し記録領域501より上流側の記録シート
301の浮きを記録シート浮き防止部材112でおさえ
ることによって、余白無し記録を実現することができ
る。また、余白有り記録ノズル列の搬送方向Pの長さを
長くすることによって、余白有り記録のノズル使用効率
(スピード)を保ちつつ、記録シート301と記録ヘッ
ド101との衝突を防止することができる。
【0041】また、記録シート浮き防止部材112は、
板状の部材をプラテン111に取り付けるだけで実現す
ることができるので、高さ寸法を出しやすく、記録ヘッ
ド101と記録シート浮き防止部材112との高さクリ
アランスも確保しやすい。ただし、記録シート浮き防止
部材112は、プラテン11に取り付けられるものに限
定されるものではなく、ピンチローラ109を保持する
部材や拍車303を保持する部材に取り付けられていて
もよいし、更なるコストメリットを求めて、プラテン1
11や前述の部材と一体化してもよい。プラテン111
と一体化すると、記録シート浮き防止部材112や取付
け手段などの部品点数が削減できる。
【0042】また、本実施形態の記録装置では、黒イン
クを使用する場合には、余白無し記録と余白有り記録と
で、使用ノズル領域を変更したが、図7に示す記録ヘッ
ド101のように、カラーインクを吐出するノズル列7
02も、黒インクを吐出するノズル列701と同様に、
余白有り記録時には、長さN1の全ノズル領域1を使用
し、余白無し記録時には長さN2の領域2のノズル列だ
けに使用を制限するようにしてもよい。
【0043】また、ここまで記録シート基準側の記録シ
ート浮き防止部材112の形状に関して述べてきたが、
非基準側の記録シート浮き防止部材についても説明す
る。図8は、非基準側の記録領域と、記録シート浮き防
止部材801との関係を示す図である。図8において、
802は、レターサイズの記録シートであり、803
は、使用頻度が高いA4サイズの記録シートである。W
A4は、A4サイズの記録シートの側端位置であり、W
LTRは、レターサイズの記録シートの側端位置であ
る。
【0044】図8に示すように、非基準側の記録シート
浮き防止部材801は、基準側の記録シート浮き防止部
材112と同様に、余白無し記録の記録領域と重ならな
いような形状となっており、A4サイズの記録シートの
浮きを防止する記録シート浮き防止領域801aとレタ
ーサイズの記録シートの浮きを防止する記録シート浮き
防止領域801bとを備えている。記録シート浮き防止
領域801aの端部の位置は、A4サイズの記録シート
の側端位置WA4よりも記録シート内側にあり、記録シ
ート浮き防止領域801bの端部の位置は、A4サイズ
の記録シートの側端位置WA4と、レターサイズの記録
シートの側端位置WLTRとの間となっている。つま
り、記録シート浮き防止部材801は、記録シートのサ
イズ毎に浮き防止領域を有している。そして、各浮き防
止領域の端部は、防止対象サイズの記録シートの側端部
位置と、そのサイズより1つサイズが小さい記録シート
の側端部位置との間となる。
【0045】こうすることによって、本実施形態の記録
装置では、記録シート浮き防止領域801a、801b
を有することにより、使用頻度の高いA4サイズの記録
シート802やレターサイズの記録シート803の非基
準側の浮きをおさえることができる。なお、本発明の記
録装置では、他のサイズの記録シートに記録する場合に
おいても、それぞれの記録シートの側端位置に沿った記
録シート浮き防止領域を有する記録シート浮き防止部材
を備えることによって、記録シートの浮きを防止するこ
とが可能となる。
【0046】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の記録装置について説明する。図9は、本実施
形態の記録装置におけるノズル列と記録シート浮き防止
部材との関係を示す図である。なお、本実施形態の記録
装置の説明で用いられる番号及び記号で示されるもの
で、第1の実施形態の記録装置の説明でも用いられた番
号及び記号で示されるものは、特に記載のない場合、第
1の実施形態の記録装置の説明で用いられた番号及び記
号で示されるものと、同じ要素であり、同じ構成であ
り、同じ働きをするものであるとする。
【0047】図4に示す第1の実施形態の記録装置にお
ける記録ヘッド101のノズル列の構成では、余白無し
記録に使用する、カラーインクを吐出するノズル列40
2および黒インクを吐出するノズル列とは、同じ領域2
に含まれるノズル列となっていた。それに対して、本実
施形態の記録装置では、図9に示すように、黒インクを
吐出するノズル列901(搬送方向長さBk2)の位置
を、カラーインクを吐出するノズル列902(搬送方向
長さCol)の位置よりも上流とし、余白無し記録ノズ
ル列の領域を領域3(搬送方向長さN3=Bk2+Co
l)としている。
【0048】本実施形態の記録装置では、ノズル列90
1における余白無し記録に使用するノズル列の長さBk
2、すなわち(N3−Col)は、Col以上となって
いることが好ましい。また、ノズル列901における余
白有り記録のみに使用可能なノズル列の長さBk1、す
なわち(N1−N3)が、Col以上となっていること
が好ましい。
【0049】こうすることによって、余白無し記録時に
もカラーインクのノズル列902での記録直前行におい
て、ノズル列901における余白無し記録に使用するノ
ズル列Bk2による黒記録が可能になり、にじみやすい
普通紙のような記録シートに対してもより高品位な余白
無し記録を実現することができる。同時に、余白有り記
録時においても、ノズル列902記録の直前2改行前に
ノズル列901における余白有り記録に使用するノズル
列Bk1による記録が可能になるため、にじみやすい記
録シートでも、より高品位な画像を得ることができる。
【0050】記録シート浮き防止部材112に対して
は、上記例と同様、記録シート浮き防止部材112の余
白部を押さえる領域を領域3より上流に設定すること
で、記録シートの浮きを確実に押さえられるとともに、
記録シート浮き防止部材112が記録領域に接触しなく
なるため、記録後の画像の劣化を防止することができ
る。
【0051】本実施形態の記録装置では、黒インクを吐
出するノズル列901の搬送方向Pにおける下流端と、
カラーインクを吐出するノズル列902の搬送方向Pに
おける上流端とが一致しているが、必ずしもその必要は
なく、ノズル列901の下流端は、ノズル列902の下
流端と一致しても、さらに下流に位置していても構わな
い。
【0052】このように、本実施形態の記録装置では、
余白無し記録時においてもノズル列902の上流にノズ
ル列901で記録する領域を設けることで、にじみやす
い記録シートでもより高品位な画像が得られる。また、
余白無し記録使用ノズルより上流に余白有り記録時使用
ノズルを設けることで、搬送方向Pに長いノズル列で記
録が可能であり記録速度を維持することができる。そし
て、記録シート301の搬送方向Pに対して余白有り記
録に使用されるノズル領域と略同位置であり、かつキャ
リッジの走査方向に対して余白有り記録に使用するノズ
ル領域の外側(余白部)に記録シート浮き防止部材11
2を配設したため、記録シートと記録ヘッドとの衝突を
防止し、記録後の画像の劣化と記録ヘッドの破損を防止
することができる。
【0053】なお、本発明の記録装置では、第1の実施
形態、第2の実施形態で述べたように、記録ヘッドのノ
ズル構成が記録シート浮き防止部材の形状に対応するも
の、すなわち、記録シートの搬送方向Pに対して、余白
無し記録使用ノズル列が、記録シート浮き防止部材の記
録シート浮き防止領域の下流端よりも下流に配設された
記録ヘッドであれば、様々なノズル構成の記録ヘッドが
適用可能となる。図10は、本発明の記録装置に適用可
能な記録ヘッドのノズル構成を示す正面図である。図1
0(a)は、第1の実施形態で述べた記録ヘッドのノズ
ル構成であり、図10(b)は、第2の実施形態で述べ
た記録ヘッドのノズル構成である。
【0054】図10(a)、(b)に示すように、第1
の実施形態における記録ヘッドの領域1(長さN1)の
上流端と、第2の実施形態の記録ヘッドの領域1の上流
端とを一致させつつ、第1の実施形態における記録ヘッ
ドのノズル列401の領域2の上流端と、第2の実施形
態における記録ヘッドのノズル列1001の領域3の上
流端とを一致させると、第1の実施形態で説明したN1
−N2≧Colなる関係、第2の実施形態で説明したB
k2≧Col、すなわちN3−Col≧Col、さら
に、Bk1≧Col、すなわちN1−N3≧Colの関
係が保たれたまま、同一の記録シート浮き防止部材11
2を適用可能となる。なお、ここでは、余白有り記録使
用ノズル列の上流端位置と、余白無し記録使用ノズル列
の上流端位置とを一致させたが、記録シート浮き防止部
材112の記録シート浮き防止領域112aの搬送方向
Pの下流端Cより余白無し記録時使用ノズル領域が下流
に位置してさえいれば、同様の記録シート浮き防止効果
を得ることができる。
【0055】さらに、黒インクを吐出するノズル列の長
さとカラーインクを吐出するノズル列の長さとが同一の
記録ヘッドを採用する場合においても、図10(c)に
示すように、黒インクを吐出するノズル列を1001、
カラーインクを吐出するノズル列を1002とし、余白
無し記録領域内(長さN4)にすべてのノズル列100
1、1002を設置したり、図10(d)に示すよう
に、黒インクを吐出するノズル列を701、カラーイン
クを吐出するノズル列を702とし、ノズル列701、
701では、余白無し記録時にインクを吐出するノズル
列を、長さN5の領域内のノズル列に制限することによ
って、同一の記録シート浮き防止部材112の適用が可
能となる。
【0056】以上述べたように、本発明の記録装置で
は、ノズル列の配置パターンが異なる様々な記録ヘッド
の選択的な搭載が可能となり、記録ヘッドの選択の自由
度を提供することができる。また、図10(a)〜図1
0(d)に示すような様々な記録ヘッドを有する他の記
録装置に対しても第1の実施形態の記録装置における同
一の記録シート浮き防止部材112、801を取り付け
て、本発明の記録シート浮き防止効果を得ることができ
る。すなわち、記録装置間で記録シート浮き防止部材の
共通化を図り、コストダウンや開発負荷の低減といった
メリットを得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の記録装置で
は、記録シートと記録ヘッドの間に位置し、かつ余白無
し記録時に使用するノズル列より記録シートの搬送方向
上流側だけに記録シートと重なる記録シート浮き防止領
域を有する記録シート浮き防止手段を設けたため、余白
無し記録時の記録シートの浮き上がりを防止し、記録シ
ートと記録ヘッドとの衝突を回避することができる。
【0058】また、本発明の記録装置では、余白無し記
録に使用するノズル列より搬送方向上流側にわたって余
白有り記録に使用するノズル列を具備し、余白有り記録
に使用するノズル列のキャリア走査方向における記録領
域外の記録シート余白領域に記録シート浮き防止領域部
を設置することによって、記録シートの浮き上がりを防
止するとともに、余白有り記録時のノズル列を長くする
ことが可能になるため、余白有り記録の記録速度を維持
することができる。その際には、黒ノズルを余白有り記
録に使用し、カラーノズルより上流に長いノズル列構成
とすることで、余白有り記録時の黒インクとカラーイン
クとのにじみも軽減でき、より高品位な記録も可能とな
る。
【0059】さらに、余白無し記録に使用する黒インク
のノズル列を、余白無し記録に使用するカラーインクの
ノズル列の長さ以上とし、搬送方向上流側に延びるよう
に配置することで、余白無し記録時の黒インクとカラー
インクのにじみを軽減でき、より一層高品位な記録も可
能となる。
【0060】また、本発明の記録装置では、記録シート
浮き防止部材の記録シート浮き防止部の搬送方向下流端
よりも、余白無し記録使用ノズル列が記録シートの搬送
方向下流に配設された記録ヘッドであれば、数種類の記
録ヘッドを使用できるので、記録ヘッドの選択の幅を拡
大し、自由度の高い記録状態を提供することができる。
【0061】さらに、前述の記録ヘッドを有する別の記
録装置にも同一の記録シート浮き防止部材が適用可能と
なり、それらの装置間で記録シート浮き防止部材の共通
部品化を図ることができ、コストや開発負荷の低減とい
ったメリットを得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の記録装置の全体構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の記録装置の全体構成
を示す正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の記録装置における記
録ヘッドおよびプラテン周辺の構造を示す概略断面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態の記録装置における記
録ヘッドの吐出口列が配設された面を示す正面図であ
る。
【図5】ノズル列における記録領域と記録シート浮き防
止部材との関係を示す図である。
【図6】ノズル列における記録領域と記録シート浮き防
止部材との関係を示す図である。
【図7】記録ヘッドの吐出口列が配設された面を示す正
面図である。
【図8】非基準側の記録領域と記録シート浮き防止部材
との関係を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の記録装置におけるノ
ズル列と記録シート浮き防止部材との関係を示す図であ
る。
【図10】本発明の記録装置に適用可能な記録ヘッドの
ノズル構成を示す正面図である。
【符号の説明】
101 記録ヘッド 102 キャリッジ 103 ガイドシャフト 104 ベルト 106 給紙ベース 106a 右側端 107 搬送モータ 108 搬送ローラ 109 ピンチローラ 110 ピンチローラばね 111 プラテン 112,801 記録シート浮き防止部材 112a,801a,801b 記録シート浮き防止
領域 113 シャーシ 301,802,803 記録シート 302 排紙ローラ 303 拍車 401,402,701,702,901,902,1
001,1002 ノズル列 501,601 記録領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記
    録媒体の浮きを防止する記録媒体浮き防止部材とを含
    み、吐出口列から液体を吐出して、搬送された前記記録
    媒体に記録を行う記録手段を搭載可能な記録装置におい
    て、 前記記録媒体浮き防止部材は、前記記録媒体の幅全域に
    記録を行う余白無し記録に使用される前記記録手段の吐
    出口列よりも前記記録媒体の搬送方向の上流側だけに、
    前記記録媒体と前記記録手段との間に設けられた浮き防
    止領域を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、前記余白無し記録に使
    用される吐出口列より前記搬送方向の上流側に、前記記
    録媒体の側端部に余白を残して記録を行う余白有り記録
    に使用される吐出口列を有しており、 前記浮き防止領域は、前記余白有り記録に使用される吐
    出口列による記録領域外であって、該吐出口列の前記搬
    送方向における位置と略同位置に配設されている、請求
    項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記余白無し記録に使用される吐出口列
    は、前記余白有り記録に使用される吐出口列に含まれ
    る、請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記余白有り記録に使用される吐出口列
    には、黒インクを吐出する黒インク吐出口列が含まれ
    る、請求項2または3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記余白無し記録に使用される吐出口列
    には、カラーインクを吐出するカラーインク吐出口列が
    含まれ、 前記余白有り記録に使用される黒インク吐出口列の前記
    搬送方向における長さは、前記カラーインク吐出口列の
    前記搬送方向における長さ以上である、請求項4に記載
    の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記余白無し記録に使用される吐出口列
    として黒インクを吐出する黒インク吐出口列とカラーイ
    ンクを吐出するカラーインク吐出口列とを具備し、 前記黒インク吐出口列は、前記カラーインク吐出口列よ
    りも上流側に配置されている、請求項1から5のいずれ
    か1項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記余白無し記録に使用される黒インク
    吐出口列の前記搬送方向における長さが、前記余白無し
    記録に使用されるカラーインク吐出口列の前記搬送方向
    における長さ以上である、請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記吐出口列の配置パターンが異なる複
    数の前記記録手段を、選択的に搭載可能である、請求項
    1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体浮き防止部材は、前記記録
    媒体を支持するプラテンに一体的に形成されている、請
    求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 搬送された記録媒体と、吐出口列から
    液体を吐出して前記記録媒体に記録を行う記録手段との
    間に設けられる浮き防止領域を含む、前記記録媒体の浮
    きを防止する記録媒体浮き防止部材において、 前記浮き防止領域が前記記録媒体の幅全域に記録を行う
    余白無し記録に使用される前記記録手段の吐出口列より
    も前記記録媒体の搬送方向の上流側となるように、前記
    記録媒体浮き防止部材は記録装置に取り付け可能である
    ことを特徴とする記録媒体浮き防止部材。
JP2002259883A 2001-09-07 2002-09-05 記録装置 Expired - Fee Related JP3826088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002259883A JP3826088B2 (ja) 2001-09-07 2002-09-05 記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-272246 2001-09-07
JP2001272246 2001-09-07
JP2002259883A JP3826088B2 (ja) 2001-09-07 2002-09-05 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003175649A true JP2003175649A (ja) 2003-06-24
JP3826088B2 JP3826088B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=26621848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002259883A Expired - Fee Related JP3826088B2 (ja) 2001-09-07 2002-09-05 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3826088B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021390A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Canon Inc インクジェット記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021390A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Canon Inc インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3826088B2 (ja) 2006-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4549025B2 (ja) インクジェット式プリンタ
US7887179B2 (en) Inkjet recording apparatus
WO2004110763A1 (ja) 記録装置および記録方法
US20080068432A1 (en) Inkjet printer and printing method using the same
JP4898315B2 (ja) インクジェット記録装置
US6869176B2 (en) Recording apparatus, and recording medium floating prevention member
JP6932982B2 (ja) 記録装置
JP2005067052A (ja) 画像形成装置
JP3826088B2 (ja) 記録装置
JP4222605B2 (ja) 画像形成装置
JPH1179470A (ja) インクジェット記録装置
US6582140B2 (en) Recording media discharging device and ink-jet printer with the discharging device
JP4425480B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2005059475A (ja) 画像形成装置
JP2003136798A (ja) インクジェットプリンタ
JP2002052761A (ja) 作像装置及び画像形成装置
JP4143494B2 (ja) 記録装置
JP2011126110A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の印字方法
JP3584114B2 (ja) プリンタ
JP2004331272A (ja) 画像形成装置
JP2004230863A (ja) インクジェット記録装置
JP2004034472A (ja) インクジェット記録装置
JP2007038579A (ja) インクジェットプリンタのふち無し印刷時の吐出制御
JP2004188759A (ja) 記録装置および記録方法
JP2002211059A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees