JP2003175477A - 衝撃工具の衝撃緩和装置 - Google Patents

衝撃工具の衝撃緩和装置

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JP2003175477A
JP2003175477A JP2001378459A JP2001378459A JP2003175477A JP 2003175477 A JP2003175477 A JP 2003175477A JP 2001378459 A JP2001378459 A JP 2001378459A JP 2001378459 A JP2001378459 A JP 2001378459A JP 2003175477 A JP2003175477 A JP 2003175477A
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JP
Japan
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tool
front cover
striker
ring
impact
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JP2001378459A
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Inventor
Hiroyuki Miyaguchi
宏之 宮口
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緩衝材として十分に機能させ、緩衝材を十分に
機能させ、緩衝材の耐久性を向上させることができると
ともに、工具の大型化を招くことがない衝撃工具の衝撃
緩和装置を提供することを目的とする。 【解決手段】シリンダ5内を往復動する打撃子の打撃力
を直接受ける中間打撃子8と、前記中間打撃子8を介し
て打撃力を受ける先端工具1を保持しているフロントカ
バー2を備えている衝撃工具において、上記フロントカ
バー2に先端工具1の軸方向の移動量を一定量に制限す
る規制部材10を備えるとともに、上記中間打撃子8
と、フロントカバー2の内側にあって中間打撃子8の軸
方向突当端面2aとの間に断面が円形の緩衝材を設けた
ことを特徴とするとともに、上記緩衝材に、Oリング9
を使用したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ハンマドリル、コ
ンクリートハンマ等の衝撃工具の衝撃緩和装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンマドリル、コンクリートハン
マ等の衝撃工具にあっては、コンクリート等の被加工物
のはつりや破砕作業を行っている時、コンクリートが破
砕された直後、或いは、作業を中断し衝撃工具を持ち上
げ、先端工具を被加工物から離した直後には、先端工具
の先端の抵抗がなくなり、中間打撃子及び先端工具が受
けた打撃力が、工具の先端部分や胴に衝撃力として掛か
り、それらの寿命を短くしていた。
【0003】そこで、上記問題を解決するために、実公
昭48−5090号公報に記載の従来技術に見られるよ
うに、工具保持部であるフロントカバーの内側にあって
打撃子に相対する面に、断面が四角形のリング状の緩衝
材を設けた衝撃緩和装置が開示されている。また、特開
平1−240278号公報には、断面が四角形のリング
状の緩衝材を、フロントカバー内側の中間打撃子の軸方
向突き当て端面より、一定量突き出してフロントカバー
内側に嵌着し、中間打撃子の端面がフロントカバーの内
側端面に突き当たる前に緩衝材に突き当たり、緩衝材に
圧縮タワミをあたえながらフロントカバーの内側端面に
突き当たるように設置して、中間打撃子の前方への打撃
力を緩衝材にて一部吸収し、ボルト、胴に加わる衝撃力
を緩和する衝撃緩和装置が開示されている。
【0004】しかし、前者においては、フロントカバー
の内側全面に断面四角形のリング状の緩衝材を設けてい
るので、衝撃力を吸収する際に、緩衝材が変形するため
の空間が全くないため、緩衝材に圧縮タワミをあたえる
ことができず、緩衝材として十分に機能せず、また、緩
衝材の変位量を制限していないため、緩衝材の厚さをか
なり厚いものとしなければならず、工具の大型化をまね
いていた。
【0005】次に、後者は、前者の問題点を改良したも
のであるが、断面四角形のリング状の緩衝材が、圧縮方
向のみの変形だけでなく、内周方向及び外周方向へ変形
し、フロントカバー内側の中間打撃子に相対する面と中
間打撃子との間に噛み込み、緩衝材の耐久性を低下させ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の方法
による衝撃工具の衝撃緩和装置においては、緩衝材に圧
縮タワミをあたえることができないため、緩衝材として
十分に機能せず、また、緩衝材の厚さをかなり厚いもの
としなければならないため、工具の大型化をまねくとい
う問題、更に、緩衝材がフロントカバー内側の中間打撃
子に相対する面と中間打撃子との間に噛み込み、緩衝材
の耐久性を低下させているという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の方法による問題点を
解決しようとするもので、緩衝材を十分に機能させ、更
に、緩衝材の耐久性を向上させることができるととも
に、工具の大型化を招くことがない衝撃工具の衝撃緩和
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ5内
を往復動する打撃子の打撃力を直接受ける中間打撃子8
と、前記中間打撃子8を介して打撃力を受ける先端工具
1を保持しているフロントカバー2を備えている衝撃工
具において、上記フロントカバー2に先端工具1の軸方
向の移動量を一定量に制限する規制部材10を備えると
ともに、上記中間打撃子8と、フロントカバー2の内側
にあって中間打撃子8の軸方向突当端面2aとの間に断
面が円形の緩衝材を設けたことを特徴とするとともに、
上記緩衝材に、Oリング9を使用したことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態による
衝撃工具の衝撃緩和装置を、図1乃至図4にもとづき説
明する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例の打撃状態を示す一
部断面正面図である。図2は、本発明の実施例の先端工
具を被加工物から離した直後の状態を示す一部断面正面
図である。図3は、本発明の実施例の衝撃力が緩衝材に
より緩和されている状態を示す一部断面正面図である。
図4は、本発明の実施例の中間打撃子が緩衝材に衝突
後、跳ね返り後退した状態を示す一部断面正面図であ
る。
【0011】図1乃至図4における衝撃工具は、コンク
リートハンマを示す。図中1は先端工具、2はフロント
カバー、3は衝撃工具のハウジングの一部を構成する
胴、4は胴3の先端に前記フロントカバー2を固定する
ためのボルト、5は胴3の内側に圧入し固着されている
シリンダ、6はシリンダ5内を往復動するピストン、7
はピストン6の往復動に連動して、往復動する打撃子、
8は打撃子7からの打撃力を受け、その打撃力を先端工
具1に伝える中間打撃子、9はフロントカバー2の内側
端面(図中右側端面)にあって、中間打撃子8の軸方向
突当端面2aに取り付けられた緩衝材であるOリング、
10はフロントカバー2に形成した孔2bに出し入れ可
能に取り付けられ、先端工具1の一定量以上の移動を規
制する規制部材であるスチールボール、11はフロント
カバー2の前側(図中左側)外周にあって、その軸方向
に摺動可能に設けられ、孔2bからスチールボール10
が抜け落ちるのを防止するツールスリーブである。13
は中間打撃子8が打撃力の反動で所定量以上に打撃子7
の側に移動するのを規制する金属で作られたストッパー
カラーである。
【0012】更に詳しくは、フロントカバー2は、その
内側の断面形状を正六角形とし、断面が正六角形をした
先端工具1を軸方向に摺動可能に収納するとともに、図
中右側には筒部2cを形成し中間打撃子8を摺動可能に
収納している。フロントカバー2の筒部2cの底部外周
には、軸方向突当端面2aに接する断面略半円形状の溝
2dが形成されている。この溝2dの径は、Oリング9
の太さと同じか、わずかに大きな寸法に、また、その深
さは、Oリング9の太さの半分よりやや小さな寸法に形
成している。従って、溝2dに、Oリング9の外周の一
部をほぼ隙間なく嵌合させることができ、筒部2c内を
Oリング9が移動することがなく、また、Oリング9
は、溝2dに嵌合していない部分で、中間打撃子8が前
進(図中左に動く場合)した時の打撃力を受け、緩衝材
となる。ちなみに、本実施例でのOリング9は、一般に
販売されているもので、その太さは、5.33mmであ
る。この様に緩衝材として、Oリング9を使用したの
で、安価で、入手が容易となり、アフターサービスでの
保守・管理が容易である。
【0013】次に、先端工具1のフロントカバー2に収
納されている部分には、リング状に工具溝1aが形成さ
れ、前述のスチールボール10が係合している。よっ
て、先端工具1は、工具溝1aの幅においてのみ軸方向
に移動可能となり、工具からの抜け落ちが防止されてい
る。この溝1aの前段部1bと後段部1cは、円弧状に
形成され、その径は、スチールボール10の径よりも大
きい寸法に設定されている。また、溝1aの幅、特に打
撃状態を示している図1の状態で、スチールボール10
の中心から後段部1cまでの寸法は、中間打撃子8が前
進した時、前述の緩衝材であるOリング9のつぶれ量が
20%程度になる寸法に設定されている。スチールボー
ル10の中心から前段部1bまでの寸法は、打撃状態を
示している図1の状態で、スチールボール10が前段部
1bに突き当たらない程度に間隔を持たせたものであれ
ばよい。なお、本実施例では、6個のスチールボール1
0を工具溝1aの円周に均等に配置させている。
【0014】上記の様に構成されたコンクリ−トハンマ
にあって、図1は打撃状態を示している。その動きは、
ピストン6の往復動に連動して、打撃子7が往復動し中
間打撃子8に打撃力をあたえる。中間打撃子8はその打
撃力を先端工具1に伝え、先端工具1は、その打撃力で
コンクリート等の被加工物の粉砕を行う。この打撃状態
では、フロントカバー2の内側の中間打撃子8の軸方向
突当端面2aに接し、筒部2cに形成された断面略半円
形状の溝2dに係合しているOリング9には、打撃力は
伝わらない。
【0015】図2は先端工具1を被加工物から離した直
後の状態を示している。この状態は、図1の打撃状態か
ら、作業の中断や被加工物が破砕されたこと等により、
先端工具1が被加工物から離れた直後の状態を示すもの
で、打撃子7の動きに連動して中間打撃子8が前進し、
緩衝材であるOリング9に当たった瞬間である。この
時、先端工具1の後段部1cは、まだスチールボール1
0の位置まで動いていないため、打撃子7の打撃力によ
る衝撃力は、フロントカバー2やボルト4からなる工具
先端部及び胴3には働いていない。
【0016】図3は衝撃力がOリング9により緩和され
ている状態を示している。この状態は、図2の状態か
ら、更に打撃子7及び中間打撃子8が前進し、先端工具
1の一定量以上の移動を規制するスチールボール10
が、先端工具1の後段部1cに突き当たるとともに、中
間打撃子8がOリング9に突き当たり、Oリング9が予
め設定された量だけつぶされた状態を示すもので、Oリ
ング9が一定量つぶれることにより、衝撃力を緩和して
いる。また、Oリング9が一定量つぶれると同時に、ス
チールボール10が先端工具1の後段部1cに突き当た
るため、Oリング9がそれ以上つぶれるのを防ぐことが
できる。これにより、Oリング9を緩衝材として十分に
機能させることができ、また、Oリング9の耐久性を向
上させることができる。更に、スチールボール10で先
端工具1の移動を規制しているので、緩衝材を大きくし
て耐久性を持たせる必要がなく、規制部材のない装置に
比べ、工具を小型化することができる。
【0017】図4は中間打撃子8がOリング9に衝突
後、跳ね返り後退した状態を示している。この状態は、
図3の状態から中間打撃子8がOリング9に突き当たっ
た後、跳ね返り、後退した状態を示すもので、シリンダ
5の前部内周面に形成された溝に嵌合された第2Oリン
グ12が、中間打撃子8の外周に形成されたリング溝8
aに係合し、中間打撃子8がそれ以上後退しないように
している。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衝撃工具の
衝撃緩和装置は、フロントカバー2に先端工具1の軸方
向の移動量を一定量に制限する規制部材10を備えると
ともに、中間打撃子8と、フロントカバー2の内側にあ
って中間打撃子8の軸方向突当端面2aとの間に断面が
円形の緩衝材を設けたので、緩衝材を十分に機能させ、
緩衝材の耐久性を向上させることができるとともに、工
具の大型化を招くことがない衝撃工具の衝撃緩和装置を
提供できる。また、上記緩衝材に、Oリング9を使用し
たことにより、緩衝材が安価で、入手が容易となり、衝
撃工具の衝撃緩和装置のアフターサービスでの保守・管
理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の打撃状態を示す一部断面正面
図である。
【図2】本発明の実施例の先端工具を被加工物から離し
た直後の状態を示す一部断面正面図である。
【図3】本発明の実施例の衝撃力が緩衝材により緩和さ
れている状態を示す一部断面正面図である。
【図4】本発明の実施例の中間打撃子が緩衝材に衝突
後、跳ね返り後退した状態を示す一部断面正面図であ
る。
【符号の説明】
1 先端工具 2 フロントカバー 3 胴 4 ボルト 5 シリンダ 6 ピストン 7 打撃子 8 中間打撃子 9 Oリング 10 スチールボール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復動する打撃子の打撃力
    を直接受ける中間打撃子と、前記中間打撃子を介して打
    撃力を受ける先端工具を保持しているフロントカバーを
    備えている衝撃工具において、上記フロントカバーに先
    端工具の軸方向の移動量を一定量に制限する規制部材を
    備えるとともに、上記中間打撃子と、フロントカバーの
    内側にあって中間打撃子の軸方向突当端面との間に断面
    が円形の緩衝材を設けたことを特徴とする衝撃工具の衝
    撃緩和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の緩衝材に、Oリングを
    使用したことを特徴とする衝撃工具の衝撃緩和装置。
JP2001378459A 2001-12-12 2001-12-12 衝撃工具の衝撃緩和装置 Pending JP2003175477A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009035090A1 (ja) * 2007-09-13 2009-03-19 Makita Corporation 打撃工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009035090A1 (ja) * 2007-09-13 2009-03-19 Makita Corporation 打撃工具
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