JPH0675680U - 打撃工具の空打ち防止装置 - Google Patents

打撃工具の空打ち防止装置

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Publication number
JPH0675680U
JPH0675680U JP1799593U JP1799593U JPH0675680U JP H0675680 U JPH0675680 U JP H0675680U JP 1799593 U JP1799593 U JP 1799593U JP 1799593 U JP1799593 U JP 1799593U JP H0675680 U JPH0675680 U JP H0675680U
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JP
Japan
Prior art keywords
striking
flange portion
steel ball
inner circumference
spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1799593U
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English (en)
Inventor
則夫 新田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Publication of JPH0675680U publication Critical patent/JPH0675680U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、打撃工具の空打ち防止構造に関す
るものであり、その目的とするところは、空打ちを防止
することによって、操作性を改善して打撃工具本体の寿
命を向上させることである。 【構成】 フロントカバ内周12にスプリング18を介
してスチールボール17を装着してある。中間子のフラ
ンジ部11外径には任意の傾斜面を設けてある。本体を
負荷状態から無負荷状態にした時、中間子7が前進す
る。この時フロントカバ内周12にスプリング18を介
して設けたスチールボール17と中間子フランジ部11
外径の傾斜角度によって押し上げられ、フランジ部外周
に接しながら、フランジ部後端に落ち込み、中間子7の
先端工具8打撃後のはねかえり速度が減速される。従っ
て空打ちを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気ハンマーのように空気バネによって駆動される打撃子を有する 打撃工具の空転時における打撃動作の防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空転時の打撃動作(以下、空打ちと呼ぶ)の防止には、中間子の位置を 変えて打撃子が非打撃子位置にくると、打撃子とピストン間の空気が、シリンダ に設けられた空気抜きの穴から出入り可能になり、ピストンの吸引力をなくす構 造をとなっていた。しかし先端工具によっては、打撃子が中間子を打撃してはね 返えされる速度が速く、空気抜き穴の開放している時間が短かくなり、空気抜き 穴から空気の出入りが不完全になり、空打ち防止が不十分となることがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の空打ち防止機構は、先端工具によっては打撃子が中間子を打撃して、は ねかえされる速度が速く、空気抜き穴の開放している時間が短かくなり、空気抜 き穴から空気の出入りが不完全になり、空打ち防止が不十分となる問題があった 。本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、空打ちを防止することに より、機体の損傷を防ぐことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、中間子が先端工具打撃後、前進位置において、フロントカバ内周 にスプリングを介して装着したスチールボールを中間子のフランジ外周部で押圧 することで、中間子の前進速度を強制的に消勢させ、中間子のはねかえり速度を 減速させることにより達成される。
【0005】
【作用】
上記のように構成された、空打ち防止機構は、中間子のはねかえり速度が減速 され、中間子と先端工具の周期をみだすように動作する。
【0006】
【実施例】
以下図示実施例により本考案を説明する。図1は打撃時の説明図である。電動 機の動力は、クランクシャフト(図示省略)と連接棒2により、ピストン4の直 線往復運動に変換される、ピストン4の往復運動は、ピストン4と打撃子6との 間の空気バネにより打撃子6に伝達され、打撃子6は、中間子7に当接している 先端工具8を打撃する。図2は空転時の説明図である。先端工具8がコンクリー トの被削材から離れると先端工具8は、ストップレバ10に当たるまで前進する 。中間子7と打撃子6もほぼ同寸法前進する。このとき、フロントカバ内周12 と中間子フランジ部11と摺動する。フロントカバ内周12にスプリング18を 介して設けたスチールボール17と中間子フランジ部11の外径が当接し、スチ ールボール17が中間子フランジ部11の外径傾斜角度によって押し上げられ、 フランジ部外周に接しながら、フランジ部後端に落ち込み、中間子7の先端工具 8打撃後のはねかえり速度を減速させる。スプリング18、中間子フランジ部1 1の外径傾斜角度は、はねかえり速度の値、および空転時から打撃にするときの 操作荷重(中間子を打撃位置に移すときの荷重)を考慮して設定してある。空気 抜き穴13は、シリンダ5に設けられた穴であり、打撃子6が前進すると空気室 15を大気圧にする、このため、ピストン4の吸引力がなくなり、打撃子6の動 きが停止する。本動作を図5により説明する。(1)の区間が先端工具8を打撃 している状態である。(2)の区間は(1)の状態から、先端工具8を被加工物 から離した時である。ストップレバ10に当ってはね上がった先端工具8とピス トン4で追い返された打撃子6によって再度衝突が起こり、周期の一致したとこ ろで連続的に打撃する。これが空打ちである。(3)の区間は本考案を取り入れ た時の動作である。先端工具8はストップレバ10に当って中間子7と同体とな って、はね上がるがフロント内周12に装着したスチールボール17が中間子フ ランジ部11の後端に落ち込み、スチールボール17を押し上げる時に減速され る。このため(2)の区間が維持できなくなり、打撃子6は空気抜き穴12を通 過して停止する。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、先端工具と同体に動作する中間子のはね上がり速度を減速さ せて周期をみだす様にしたので、通常の打撃時の操作性をそこなうことがなく、 空打ち防止効果を上げられ機体の寿命向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案になる打撃工具の空打ち防止装置の一
実施例で、要部のみを示す縦断側面図である。
【図2】 先端工具が前進したときの空打ち防止状態の
縦断側面図である。
【図3】 中間子の前進時の縦断側面拡大図である。
【図4】 中間子の後退時の縦断側面拡大図である。
【図5】 主要構成部品の動作説明図である。
【符号の説明】
4はピストン、5はシリンダ、6は打撃子、7は中間
子、8は先端工具、9はフロントカバ、10はストップ
レバ、11は中間子フランジ部、12はフロントカバ内
周、13は空気抜き穴、15は空気室、17はスチール
ボール、18はスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復運動する打撃子と、該
    打撃子による打撃を中間子を介して先端工具に与える打
    撃工具において、前記シリンダの内周と摺動する前記中
    間子の前進過程で、フロントカバの内周にスプリングを
    介して装着したスチールボールと、前記中間子のフラン
    ジ部が前記スチールボールを押圧して前記中間子の前進
    速度を強制的に消勢させ前記中間子のはねかえり速度を
    減速させることを特徴とする打撃工具の空打ち防止装
    置。
JP1799593U 1993-04-09 1993-04-09 打撃工具の空打ち防止装置 Withdrawn JPH0675680U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1799593U JPH0675680U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 打撃工具の空打ち防止装置

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JP1799593U JPH0675680U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 打撃工具の空打ち防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0675680U true JPH0675680U (ja) 1994-10-25

Family

ID=11959313

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JP1799593U Withdrawn JPH0675680U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 打撃工具の空打ち防止装置

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JP (1) JPH0675680U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082758A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 打撃工具
JP2019181683A (ja) * 2018-04-11 2019-10-24 株式会社マキタ 打撃工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082758A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 打撃工具
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703