JP2003175457A - 被加工材保持具 - Google Patents

被加工材保持具

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JP2003175457A
JP2003175457A JP2001377270A JP2001377270A JP2003175457A JP 2003175457 A JP2003175457 A JP 2003175457A JP 2001377270 A JP2001377270 A JP 2001377270A JP 2001377270 A JP2001377270 A JP 2001377270A JP 2003175457 A JP2003175457 A JP 2003175457A
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JP
Japan
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workpiece
groove
plate
shaped
longitudinal direction
Prior art date
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JP2001377270A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Motojima
勝利 本島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性のない又は薄い長尺板状被加工材を確実
に保持する被加工材保持具を提供する。 【解決手段】 長尺板状被加工材を長手方向に移動可能
に受容する被加工材受容部を有しかつ研削盤のテーブル
に固定される基部と、被加工材受容部に対して長尺板状
被加工材を押圧しかつ基部に保持された少なくとも二つ
のピンとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺板状被加工材
を保持する被加工材保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺板状被加工材9を研削加工す
る場合、図3に示すように、研削盤のテーブル4上のマ
グネットチャック5の表面に長尺板状被加工材9を磁力
で吸引固定し、砥石6を被加工材9に接触させ、テーブ
ル4を被加工材9の長手方向(図3において矢印Bで示
されている)に移動させることにより被加工材9を長手
方向に研削加工する方法が採用されていた。
【0003】しかしながら、この研削加工方法では、被
加工材9が厚い磁性体である場合には、研削加工時に発
生する力に対して充分な磁力を発生させて板状加工材9
をマグネットチャック9に吸引固定し続けることができ
るが、被加工材9が薄い磁性材又は非磁性材である場合
には、研削時に発生する力に対して吸引固定するための
磁力が不十分であり、被加工材9の一部が浮き上がって
しまい、正確に研削加工できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、上記問題点
に鑑み、本発明の目的は、磁性のない又は薄い長尺板状
被加工材を確実に保持する被加工材保持具を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
被加工材保持具によれば、長尺板状被加工材を長手方向
に移動可能に受容する被加工材受容部を有しかつ研削盤
のテーブルに固定される基部と、被加工材受容部に対し
て長尺板状被加工材を押圧しかつ基部に保持された少な
くとも二つのピンとを備えている。このように、長尺板
状被加工材をピンで被加工受容部に対して押圧すること
により、研削加工時には、被加工材を被加工材保持具の
被加工材受容部から浮き上がることなく保持し、被加工
材を被加工材保持具の外部から長手方向に引張る又は押
し出すことにより、被加工材を長手方向に研削加工する
ことができる。
【0006】本発明の請求項2に係る被加工材保持具に
よれば、被加工材受容部は、基部に設けられた互いに平
行な二つの板状突起部の間に形成された溝部であり、少
なくとも二つのピンの各端は二つの板状突起部の各々に
保持され、ピンが被加工材を溝部に対して押圧するよう
に選択された厚さのスペーサが溝部の底部と被加工材の
間に挿入される。このように、被加工材保持具のピンと
溝部の底部にスペーサを挿入することにより、被加工材
が溝部の底部からピンまでの距離よりも薄い場合でも、
被加工材をピンで溝部に対して押圧することができ、被
加工材を被加工材保持具の溝部から浮き上がらせること
なく保持することができる。
【0007】本発明の請求項3に係る研削加工方法によ
れば、互いに平行な二つの板状突起部を有しかつ二つの
板状突起部の間に形成された溝部において長尺板状被加
工材を長手方向に移動可能に受容しかつ研削盤のテーブ
ルに固定された基部と、二つの板状突起部の各々にその
各端が保持された少なくとも二つのピンとを備えた被加
工材保持具を設ける段階と、溝部とピンの間に長尺板状
被加工材を押圧保持する段階と、回転する砥石を被加工
材に接触させる段階と、被加工材を溝部に沿って長手方
向に移動させることにより、被加工材を長手方向に研削
加工する段階とを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付図面を参照して説明する。本実施例では連続的なタイ
プの被加工材を例にとり本発明の被加工材保持具の構成
を説明する。図1は本発明の被加工材保持具の斜視図で
ある。図1において、1は長尺板状被加工材を保持する
被加工材保持具を全体的に示す。被加工材保持具1は、
マグネットチャック5を介して研削盤のテーブル4に固
定されている。被加工材保持具1は、被加工材9を受容
する領域を有する基部2と、基部2に取り付けられた二
つのピン3とを備えている。基部2は、平板状の底部2
1と、この底部21の両側部において垂直に延びている
二つの平板状の突起部22とを有する。これら平板状突
起部22は二つのピン3の各端部を受容する穴を有して
おり、ピン3は一方の突起部22から他方の突起部22
まで延びている。二つの突起部22の間には溝部7が形
成されている。この溝部7は、長尺板状被加工材9を受
容すると共に長手方向に案内するのに役立つ。
【0009】図2は研削加工時の本発明の被加工材保持
具1の部分断面図である。長尺板状被加工材9は、被加
工材9に接触している二つのピン3によって溝部7の底
面に押圧保持され、被加工材9が溝部7の底面から浮き
上がることがない。また、被加工材9の長手方向の研削
加工は、被加工材保持具1の外部に配置した巻き取り装
置(図示せず)によって被加工材9を巻き取り、被加工
材9を長手方向に移動させることにより実現される。
【0010】また、研削加工用砥石6は、研削加工前に
は被加工材保持具1の上方にあり、研削加工時には、被
加工材保持具1の溝部7に受容されている被加工材9に
接触するように位置決めされる。なお、研削加工を施す
横幅は被加工材の全横幅よりもやや狭いので、砥石6で
被加工材9を研削加工する際に砥石6が被加工材保持具
1の突起部22に接触することがない。
【0011】次に本発明の被加工材保持具を用いた研削
加工方法について説明する。最初に、テーブル4に固定
されたマグネットチャック5に被加工材保持具1の基部
2を固定し、次に、被加工材9をピン3と溝部7の間に
挿入し、ピン3によって被加工材9を溝部7に対して押
圧保持する。一方、被加工材9上にある砥石6を回転さ
せ、テーブル4又は砥石6を水平方向及び上下方向に移
動させることにより、基部2の溝部7内に保持されてい
る砥石6に接触させ、研削加工を開始する。砥石6と被
加工材9が接触した状態で、長尺板状被加工材9を長手
方向(図2において矢印Aで示されている)に移動させ
ることにより、被加工材9を長手方向に研削加工するこ
とができる。
【0012】また、被加工材9の厚さが溝部7の底部と
ピン3の間の距離よりも小さい場合には、被加工材9を
確実に保持するために被加工材9がピン3に接触するよ
うに、被加工材9と溝部7の底部の間にスペーサ8を挿
入してもよい。好ましくは、このスペーサ8は、研削加
工中に被加工材9が長手方向に移動する時にスペーサ8
が移動しないように、スペーサ8をボルトで基部2に留
めてもよい。
【0013】以上のように、本発明の被加工材保持具に
よれば、長尺板状被加工材の材質が非磁性体であって
も、また、薄い場合でも、二つのピンで被加工材を溝部
に対して押圧することにより、研削加工時には、被加工
材を溝部から浮き上がらせることなく保持し、その一方
で、被加工材を長手方向に引張る又は押し出すことによ
り、被加工材を長手方向に研削加工することができる。
【0014】前述の説明では、二つのピンを例にとり説
明したが、ピンは三つ以上でもよい。
【0015】また、前述の説明では、被加工材保持具を
マグネットチャックを介して研削盤のテーブルに固定し
た配置を例にとり説明したが、マグネットチャックを介
さずに被加工材保持具を直接的に研削盤のテーブルに固
定してもよい。
【0016】また、長尺板状被加工材が非連続なタイプ
である場合には、巻き取り装置を用いずに被加工材の端
部を手で引張る又は押し出すことにより被加工材を移動
させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被加工材保持具の斜視図である。
【図2】研削加工時の本発明の被加工材保持具の部分断
面図であり、明確に示すために研削補助部の一部が破断
している。
【図3】研削加工時の従来の研削装置の説明図である。
【符号の説明】
1…被加工材保持具 2…基部 3…ピン 4…テーブル 6…砥石 7…溝部 8…スペーサ 9…被加工材 21…底部 22…突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状被加工材を長手方向に移動可能
    に受容する被加工材受容部を有しかつ研削盤のテーブル
    に固定される基部と、 前記被加工材受容部に対して長尺板状被加工材を押圧し
    かつ前記基部に保持された少なくとも二つのピンとを備
    えたことを特徴とする被加工材保持具。
  2. 【請求項2】 前記被加工材受容部は、前記基部に設け
    られた互いに平行な二つの板状突起部の間に形成された
    溝部であり、 前記少なくとも二つのピンの各端は前記二つの板状突起
    部の各々に保持され、 前記ピンが前記被加工材を前記溝部に対して押圧するよ
    うに選択された厚さのスペーサが前記溝部の底部と前記
    被加工材の間に挿入されることを特徴とする請求項1に
    記載の被加工材保持具。
  3. 【請求項3】 互いに平行な二つの板状突起部を有しか
    つ前記二つの板状突起部の間に形成された溝部において
    長尺板状被加工材を長手方向に移動可能に受容しかつ研
    削盤のテーブルに固定された基部と、前記二つの板状突
    起部の各々にその各端が保持された少なくとも二つのピ
    ンとを備えた被加工材保持具を設ける段階と、 前記溝部と前記ピンの間に長尺板状被加工材を押圧保持
    する段階と、 回転する砥石を前記被加工材に接触させる段階と、 前記被加工材を前記溝部に沿って長手方向に移動させる
    ことにより、前記被加工材を長手方向に研削加工する段
    階とを備えたことを特徴とする長尺板状被加工材の研削
    加工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102528659A (zh) * 2012-03-30 2012-07-04 常熟市信立磁业有限公司 C字形铁氧体磁芯加工用的夹具结构
CN108544322A (zh) * 2018-06-27 2018-09-18 南通昌荣机电有限公司 一种高效可靠型电梯钢带生产装置

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