JP2004524177A - 縁が角張ったメモリレンズ用の装置 - Google Patents
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Abstract
第一端と、レンズの第一の側面と係合しうる第一の面を画定する第二端と、を有する第一の部材を含む、レンズを保持するためのコレット。第二の部材は、第三端と、レンズの前記第二の側面と係合しうる第一の面を画定する第四端とを有する。少なくとも、前記第一の部材及び前記第二の部材の選択された一方が、前記第一の部材の前記第二端と前記第二の部材の前記第三端との間に吸引磁力を提供し、それにより、レンズをそれらの間に支持することができる磁気カプラを含む。前記第一の部材又は前記第二の部材の選択された一方が、また、旋盤又はドリルの心棒に固着しうる外面を含む。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズを保持するためのコレット及びレンズの角張った縁を切削する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のレンズ製造法は、円柱形のレンズ素材(このような円柱形の素材は一般に「ボタン」と呼ばれる)からレンズを旋削することを含む。ボタンは通常、はじめに棒材又は板材から裁断するか、硬化性液状モノマー組成物を使用してカップで個々に流し込み成形する。
【0003】
場合によってはボタンを旋盤コレットに直接挿入することも可能であるが、はじめにボタンを別個の金属ブロックに取り付けることがより一般的である。この金属ブロックの反対側端は、旋盤のコレットに脱着可能に挿入されるように設計されている。ボタンは通常、接着剤でブロックに接着される。ブロック及びボタンが回転する間、接着した端とは反対側のボタンの露出端に所望の凹状(又は「ベース」)カーブが旋削される。続いて、この半完成したボタンをこの第一のベースカーブ金属ブロックから取り出す。
【0004】
次いで、この部分的に完成したボタンが、第二の金属ブロックに対して接着され、第二の金属ブロックと切削されたベースカーブとに対して正しい相対関係で心合わせを維持しようとしながら、ボタンの旋削されたベースカーブが同じく典型的にはピッチで第二の金属ブロックに接着するようにされる。このフロントカーブ金属ブロックを、ボタンから凸カーブを旋削するための旋盤コレットに取り付ける。その後、レンズをフロントカーブ金属ブロックから取り出さなければならない。
【0005】
切削加工は、ボタンを旋盤スピンドルと同軸に心合わせさせて固定するチャック装置又はコレットにボタン又は金属ブロックを固着することを含む。そして、所望の完成面を達成するための種々の経路をたどるように配設され、プログラムされた切削工具を回転するボタンと接触させる。
【0006】
これらの作業は、フロントカーブを旋削する前に中間の旋削作業、たとえば所望の精密な厚さに切削する作業又はボタンに縁面取りを切削する作業を伴うこともある。また、通常これらの作業は、旋削された面に対するレンズエッジ立て作業及び研磨作業を伴う。
【0007】
現在のメモリレンズは、旋削加工を使用して製造されたのち、タンブリングによって研磨される。タンブリング加工は、旋盤痕を消して高品質面を提供する。しかし、タンブリング加工は、レンズの縁を丸める傾向を示し、これは、用途によっては、タンブリング加工の望ましくない人為的結果である。湿ったレンズをそれが加工される間に確実に保持することができる旋削加工は存在しない。
【0008】
したがって、角張った縁をもつレンズの形成を許容する手段が要望されている。
【0009】
本発明は、加工される縁を露呈させながら磁気的吸引を利用してレンズの中央部をクランプする磁気コレットを使用する。発生する磁力は、レンズを保持し、且つ、自己センターリング特性を示すのに十分である。コレット装置は、レンズのセンターリング・アダプタ及びマグネットガイドを含む。コレット装置は、切削工具がレンズの周囲から材料を削り取る間にレンズを保持することができ、それにより、完成したレンズにおいて角張った縁の切削を可能にする。この加工は、最終的な旋削加工が完了したのちレンズを仕上げて角張った縁を設けることができる。
【0010】
従来技術の欠点は、一つの態様では、第一の側面及び反対側の第二の側面を有するレンズを旋削加工の間に保持するためのコレットである本発明によって解消される。コレットは、第一の部材及び第二の部材を含む。第一の部材は、第一端及び離間した第二端を有する。第二端は、レンズの第一の側面と係合することができる第一の面を画定する。第二の部材は、第三端及び離間した第四端を有する。第三端は、レンズの第二の側面と係合することができる第二の面を画定する。少なくとも、第一の部材及び第二の部材の選択された一方が、第一の部材の第二端と第二の部材の第三端との間に吸引磁力を提供し、それにより、レンズをそれらの間に支持することができる磁気カプラを含む。第一の部材又は第二の部材の選択された一方はまた、旋盤又はドリルの心棒に固着されることができる外面を含む。
【0011】
もう一つの態様で、本発明は、第一の面、反対側の第二の面及び外周縁を有するレンズの角張った縁を切削する方法である。この方法では、第一の部材を旋盤又はドリルの心棒に取り付ける。第一の部材は、第一端と、レンズ面に対して相補的な形状である反対側の第二端とを有する。レンズの第一の面を第一の部材の第二端に取り付ける。第二の部材をレンズの第二の面に当てて配置する。第二の部材は、第三端及び反対側の第四端を有する。第三端は、レンズの第二の面に対して相補的な形状である。第二の部材は、第一の部材に対して磁気的に吸引してレンズをそれらの間に保持する。旋盤又はドリルの心棒を回転させ、切削工具をレンズの外周縁に適用してレンズの外周縁に実質的に平坦な面を切削する。
【0012】
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の図面と合わせて参照される好ましい実施態様の以下の説明から理解されよう。当業者には自明であるように、新規な開示の概念の本質及び範囲を逸することなく本発明の多くの変形及び改変を実現することができる。
【0013】
以下、本発明の好ましい実施態様を詳細に説明する。図面を参照すると、各図面を通じて同じ番号が同種の部品を示している。本明細書の記載及び請求の範囲を通じて使用するとおり、以下の語は、他の意味を課すことが明かでない限り、本明細書に明示的に関連する意味をとる。単数形冠詞の意味は複数の参照対象を含み、「〜における」の意味は「〜の中」及び「〜の上」を含む。
【0014】
図1に示すように、本発明の一つの実施態様は、旋削加工の間に第一の側面104及び反対側の第二の側面106を有するレンズ102を保持するためのコレット100である。コレット100は、第一の部材110と、第一の部材110に磁気的に吸引される第二の部材132と、レンズ102に対して第二の部材132を心出しするための心合わせ工具120とを含む。
【0015】
第一の部材110は、第一端114及び離間した第二端112を有する。第二端112は、レンズ102の第一の側面104と係合することができる第一の面115を画定する。第二の部材132は、第三端134及び離間した第四端136を有する。第三端134は、レンズ102の第二の側面106と係合することができる第二の面135を画定する。第一の部材110は、第二の部材132(同じくマグネットであってもよい)に対して吸引される磁気インサート130を含む。第一の部材110と第二の部材132との間の磁気的吸引が旋削加工中にレンズ102を支持する。
【0016】
第一の部材110は、第一端114から第二端112の方向に延びる第一の内腔118と、第二端112から第一端114の方向に延びる第二の内腔116とを画定するシリンダを含む。第二の内腔116の直径は第一の内腔118の直径よりも大きい。磁気インサート130が第二の内腔116の中に配置されている。磁気インサート130の表面は、レンズ102が磁気インサート130にぴったり嵌合するよう、レンズ102の第一の側面104の一部に対して形状が相補的である。
【0017】
磁気インサート130及び第二の部材132は、高度に磁化させることができるネオジムで作ることができる。薄い被覆、たとえば電子部品に使用されるタイプのラッカを磁性インサート130及び第二の部材132の両方に塗布してレンズ102の引掻きを防止してもよい。磁気インサート130は、多孔質の磁性材料で作ることができる。これは、第一の内腔118及び第二の内腔116を介してレンズに減圧を加えることを可能にし、それにより、より大きな保持力がレンズ102に加わるようにする。
【0018】
心合わせ工具120は、レンズ102の第二の側面106の一部に対して相補的な形状である嵌合面126と、反対側の外面127とを含む。心合わせ工具120は、嵌合面126から外面127まで縦方向に延び、第二の部材132を中に配置し、レンズ102の第二の側面106に隣接する位置まで動かすことを可能にする形状を有する第二の部材配置内腔128を画定する。
【0019】
図2A及び2Bに示すように、レンズ102は、旋盤又はドリル(図示せず)の心棒108に固定される第一の部材110に当てて配置される。心合わせ工具120がレンズ102の第二の側面106に当てて配置され、第二の部材132が第二の部材配置内腔128の中をレンズ102の第二の側面106に当たるまで滑動される。そして、心合わせ工具がレンズ102及び第二の部材132から取り外される。第一の部材110と第二の部材132との間の磁気的吸引がレンズ102を支持する。心棒108が回転し、切削工具140がレンズ102の外周縁に適用されて実質的に平坦な面142を切削する。
【0020】
図示するレンズ102は両面が凸状であるが、第一の部材110及び第二の部材132のレンズ嵌合面が、それらの嵌合面が接するレンズ面の形状に対して相補的な形状である限り、凹凹及び凹凸をはじめとするあらゆるレンズ形状が本発明とで作用するということが理解されよう。
【0021】
上記実施態様は例として記載したに過ぎない。本発明を逸脱することなく本明細書で開示した具体的な実施態様から多くの変形を実現しうるということが容易に理解されよう。したがって、本発明の範囲は、具体的に記載した上記実施態様に限定されるのではなく、請求の範囲によって決定される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明のコレット及びレンズの上方斜視図である。
【図2A】コレットに取り付けられたレンズの断面図である。
【図2B】コレットに取り付けられたレンズをレンズ縁に適用される切削工具とともに示す断面図である。
【0001】
本発明は、レンズを保持するためのコレット及びレンズの角張った縁を切削する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のレンズ製造法は、円柱形のレンズ素材(このような円柱形の素材は一般に「ボタン」と呼ばれる)からレンズを旋削することを含む。ボタンは通常、はじめに棒材又は板材から裁断するか、硬化性液状モノマー組成物を使用してカップで個々に流し込み成形する。
【0003】
場合によってはボタンを旋盤コレットに直接挿入することも可能であるが、はじめにボタンを別個の金属ブロックに取り付けることがより一般的である。この金属ブロックの反対側端は、旋盤のコレットに脱着可能に挿入されるように設計されている。ボタンは通常、接着剤でブロックに接着される。ブロック及びボタンが回転する間、接着した端とは反対側のボタンの露出端に所望の凹状(又は「ベース」)カーブが旋削される。続いて、この半完成したボタンをこの第一のベースカーブ金属ブロックから取り出す。
【0004】
次いで、この部分的に完成したボタンが、第二の金属ブロックに対して接着され、第二の金属ブロックと切削されたベースカーブとに対して正しい相対関係で心合わせを維持しようとしながら、ボタンの旋削されたベースカーブが同じく典型的にはピッチで第二の金属ブロックに接着するようにされる。このフロントカーブ金属ブロックを、ボタンから凸カーブを旋削するための旋盤コレットに取り付ける。その後、レンズをフロントカーブ金属ブロックから取り出さなければならない。
【0005】
切削加工は、ボタンを旋盤スピンドルと同軸に心合わせさせて固定するチャック装置又はコレットにボタン又は金属ブロックを固着することを含む。そして、所望の完成面を達成するための種々の経路をたどるように配設され、プログラムされた切削工具を回転するボタンと接触させる。
【0006】
これらの作業は、フロントカーブを旋削する前に中間の旋削作業、たとえば所望の精密な厚さに切削する作業又はボタンに縁面取りを切削する作業を伴うこともある。また、通常これらの作業は、旋削された面に対するレンズエッジ立て作業及び研磨作業を伴う。
【0007】
現在のメモリレンズは、旋削加工を使用して製造されたのち、タンブリングによって研磨される。タンブリング加工は、旋盤痕を消して高品質面を提供する。しかし、タンブリング加工は、レンズの縁を丸める傾向を示し、これは、用途によっては、タンブリング加工の望ましくない人為的結果である。湿ったレンズをそれが加工される間に確実に保持することができる旋削加工は存在しない。
【0008】
したがって、角張った縁をもつレンズの形成を許容する手段が要望されている。
【0009】
本発明は、加工される縁を露呈させながら磁気的吸引を利用してレンズの中央部をクランプする磁気コレットを使用する。発生する磁力は、レンズを保持し、且つ、自己センターリング特性を示すのに十分である。コレット装置は、レンズのセンターリング・アダプタ及びマグネットガイドを含む。コレット装置は、切削工具がレンズの周囲から材料を削り取る間にレンズを保持することができ、それにより、完成したレンズにおいて角張った縁の切削を可能にする。この加工は、最終的な旋削加工が完了したのちレンズを仕上げて角張った縁を設けることができる。
【0010】
従来技術の欠点は、一つの態様では、第一の側面及び反対側の第二の側面を有するレンズを旋削加工の間に保持するためのコレットである本発明によって解消される。コレットは、第一の部材及び第二の部材を含む。第一の部材は、第一端及び離間した第二端を有する。第二端は、レンズの第一の側面と係合することができる第一の面を画定する。第二の部材は、第三端及び離間した第四端を有する。第三端は、レンズの第二の側面と係合することができる第二の面を画定する。少なくとも、第一の部材及び第二の部材の選択された一方が、第一の部材の第二端と第二の部材の第三端との間に吸引磁力を提供し、それにより、レンズをそれらの間に支持することができる磁気カプラを含む。第一の部材又は第二の部材の選択された一方はまた、旋盤又はドリルの心棒に固着されることができる外面を含む。
【0011】
もう一つの態様で、本発明は、第一の面、反対側の第二の面及び外周縁を有するレンズの角張った縁を切削する方法である。この方法では、第一の部材を旋盤又はドリルの心棒に取り付ける。第一の部材は、第一端と、レンズ面に対して相補的な形状である反対側の第二端とを有する。レンズの第一の面を第一の部材の第二端に取り付ける。第二の部材をレンズの第二の面に当てて配置する。第二の部材は、第三端及び反対側の第四端を有する。第三端は、レンズの第二の面に対して相補的な形状である。第二の部材は、第一の部材に対して磁気的に吸引してレンズをそれらの間に保持する。旋盤又はドリルの心棒を回転させ、切削工具をレンズの外周縁に適用してレンズの外周縁に実質的に平坦な面を切削する。
【0012】
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の図面と合わせて参照される好ましい実施態様の以下の説明から理解されよう。当業者には自明であるように、新規な開示の概念の本質及び範囲を逸することなく本発明の多くの変形及び改変を実現することができる。
【0013】
以下、本発明の好ましい実施態様を詳細に説明する。図面を参照すると、各図面を通じて同じ番号が同種の部品を示している。本明細書の記載及び請求の範囲を通じて使用するとおり、以下の語は、他の意味を課すことが明かでない限り、本明細書に明示的に関連する意味をとる。単数形冠詞の意味は複数の参照対象を含み、「〜における」の意味は「〜の中」及び「〜の上」を含む。
【0014】
図1に示すように、本発明の一つの実施態様は、旋削加工の間に第一の側面104及び反対側の第二の側面106を有するレンズ102を保持するためのコレット100である。コレット100は、第一の部材110と、第一の部材110に磁気的に吸引される第二の部材132と、レンズ102に対して第二の部材132を心出しするための心合わせ工具120とを含む。
【0015】
第一の部材110は、第一端114及び離間した第二端112を有する。第二端112は、レンズ102の第一の側面104と係合することができる第一の面115を画定する。第二の部材132は、第三端134及び離間した第四端136を有する。第三端134は、レンズ102の第二の側面106と係合することができる第二の面135を画定する。第一の部材110は、第二の部材132(同じくマグネットであってもよい)に対して吸引される磁気インサート130を含む。第一の部材110と第二の部材132との間の磁気的吸引が旋削加工中にレンズ102を支持する。
【0016】
第一の部材110は、第一端114から第二端112の方向に延びる第一の内腔118と、第二端112から第一端114の方向に延びる第二の内腔116とを画定するシリンダを含む。第二の内腔116の直径は第一の内腔118の直径よりも大きい。磁気インサート130が第二の内腔116の中に配置されている。磁気インサート130の表面は、レンズ102が磁気インサート130にぴったり嵌合するよう、レンズ102の第一の側面104の一部に対して形状が相補的である。
【0017】
磁気インサート130及び第二の部材132は、高度に磁化させることができるネオジムで作ることができる。薄い被覆、たとえば電子部品に使用されるタイプのラッカを磁性インサート130及び第二の部材132の両方に塗布してレンズ102の引掻きを防止してもよい。磁気インサート130は、多孔質の磁性材料で作ることができる。これは、第一の内腔118及び第二の内腔116を介してレンズに減圧を加えることを可能にし、それにより、より大きな保持力がレンズ102に加わるようにする。
【0018】
心合わせ工具120は、レンズ102の第二の側面106の一部に対して相補的な形状である嵌合面126と、反対側の外面127とを含む。心合わせ工具120は、嵌合面126から外面127まで縦方向に延び、第二の部材132を中に配置し、レンズ102の第二の側面106に隣接する位置まで動かすことを可能にする形状を有する第二の部材配置内腔128を画定する。
【0019】
図2A及び2Bに示すように、レンズ102は、旋盤又はドリル(図示せず)の心棒108に固定される第一の部材110に当てて配置される。心合わせ工具120がレンズ102の第二の側面106に当てて配置され、第二の部材132が第二の部材配置内腔128の中をレンズ102の第二の側面106に当たるまで滑動される。そして、心合わせ工具がレンズ102及び第二の部材132から取り外される。第一の部材110と第二の部材132との間の磁気的吸引がレンズ102を支持する。心棒108が回転し、切削工具140がレンズ102の外周縁に適用されて実質的に平坦な面142を切削する。
【0020】
図示するレンズ102は両面が凸状であるが、第一の部材110及び第二の部材132のレンズ嵌合面が、それらの嵌合面が接するレンズ面の形状に対して相補的な形状である限り、凹凹及び凹凸をはじめとするあらゆるレンズ形状が本発明とで作用するということが理解されよう。
【0021】
上記実施態様は例として記載したに過ぎない。本発明を逸脱することなく本明細書で開示した具体的な実施態様から多くの変形を実現しうるということが容易に理解されよう。したがって、本発明の範囲は、具体的に記載した上記実施態様に限定されるのではなく、請求の範囲によって決定される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明のコレット及びレンズの上方斜視図である。
【図2A】コレットに取り付けられたレンズの断面図である。
【図2B】コレットに取り付けられたレンズをレンズ縁に適用される切削工具とともに示す断面図である。
Claims (13)
- 第一の側面及び反対側の第二の側面を有するレンズを旋削加工のあいだ保持するためのコレットであって、
第一端及び離間した第二端を有し、前記第二端が、レンズの第一の側面と係合することができる第一の面を画定するものである第一の部材と、
第三端及び離間した第四端を有し、前記第三端がレンズの第二の側面と係合することができる第二の面を画定するものである第二の部材とを含み、
少なくとも、前記第一の部材及び前記第二の部材の選択された一方が、前記第一の部材と前記第二の部材との間に吸引磁力を提供し、それにより、レンズをそれらの間に支持することができる磁気カプラを含み、前記第一の部材又は前記第二の部材の選択された一方がまた、旋盤又はドリルの心棒に固着されることができる外面を含むものであるコレット。 - 前記第一の部材が、
前記第二端から前記第一端の方向に延びる内腔を画定するシリンダと、
前記内腔の中に配置された第一のマグネット及び前記レンズの前記第一の側面の一部に対して形状が相補的である第一のマグネット面とを含む、請求項1記載のコレット。 - 前記第一のマグネットがネオジムを含む、請求項2記載のコレット。
- 前記第一のマグネットが、前記レンズに対する引掻きを防ぐための被覆を含む、請求項2又は請求項3記載のコレット。
- 前記第一の部材が、
前記第一端から前記第二端の方向に延びる、第一の直径を有する第一の内腔を画定し、かつ、前記第二端から前記第一端の方向に延びる、前記第一の直径よりも大きい第二の直径を有する第二の内腔を画定するシリンダと、
前記第二の内腔の中に配置され、かつ、前記第二の直径よりも小さく、前記第一の直径よりも大きい第三の直径を有し、前記レンズの前記第一の側面の一部に対して形状が相補的である第一のマグネット面を有する第一のマグネットとを含む、請求項1〜4のいずれか1項記載のコレット。 - 前記第一のマグネットが多孔質材料を含み、それにより、前記第一の内腔及び前記第二の内腔を介して前記レンズに減圧を加えることができる、請求項2〜5のいずれか1項記載のコレット。
- 前記第二の部材が、前記レンズの前記第二の側面の一部に対して形状が相補的である第二のマグネット面を有する第二のマグネットを含む、請求項1〜6のいずれか1項記載のコレット。
- 前記第二のマグネットがネオジムを含む、請求項7記載のコレット。
- 前記第二のマグネットが、前記レンズに対する引掻きを防ぐための被覆を含む、請求項7又は請求項8記載のコレット。
- 前記第二の部材を前記レンズに適用するとき前記第二の部材を前記第一の部材とで心合わせすることができる心合わせ工具をさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項記載のコレット。
- 前記心合わせ工具が、嵌合面及び反対側の外面を有するブロックを含み、前記嵌合面が、前記レンズの前記第二の側面の一部に対して相補的な形状であり、前記嵌合面から前記外面まで縦方向に延び、かつ、前記第二の部材を中に配置し、かつ、前記レンズの前記第二の側面に隣接する位置まで動かすことを可能にする形状を有する第二の部材配置内腔を画定する、請求項10記載のコレット。
- 第一の面、反対側の第二の面及び外周縁を有するレンズの角張った縁を切削する方法であって、
第一端と、レンズ面に対して相補的に形づけられた反対側の第二端とを有する第一の部材を旋盤又はドリルの心棒に取り付ける工程と、
前記レンズの前記第一の面を前記第一の部材の前記第二端に取り付ける工程と、
前記レンズの前記第二の面に対して相補的に形づけられた第三端と、反対側の第四端とを有する、前記第一の部材に対して磁気的に吸引してレンズをそれらの間に保持する第二の部材を前記レンズの前記第二の面に対して配置する工程と、
前記旋盤又はドリルの心棒を回転させる工程と、
切削工具を前記レンズの前記外周縁に適用して前記レンズの前記外周縁に実質的に平坦な面を切削する工程と
を含む方法。 - 前記第二の部材を前記レンズの前記第二の面に対して配置する工程が、
嵌合面から反対側の面まで延びる縦方向内腔を画定する心合わせ工具を前記レンズの前記第二の面の一部に対して配置する工程と、
前記第二の部材を前記縦方向内腔の中に配置し、前記第二の部材を前記レンズの前記第二の面に隣接する位置まで動かす工程と、
前記心合わせ工具を前記レンズの前記第二の面及び前記第二の部材から取り外し、それにより、前記第二の部材が前記レンズに対し前記第一の部材の方向へ力を加えるのを任せる工程と
を含む、請求項12記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US27919501P | 2001-03-27 | 2001-03-27 | |
US33475301P | 2001-10-31 | 2001-10-31 | |
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