JP2003175339A - 一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法 - Google Patents

一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法

Info

Publication number
JP2003175339A
JP2003175339A JP2002276667A JP2002276667A JP2003175339A JP 2003175339 A JP2003175339 A JP 2003175339A JP 2002276667 A JP2002276667 A JP 2002276667A JP 2002276667 A JP2002276667 A JP 2002276667A JP 2003175339 A JP2003175339 A JP 2003175339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon monoxide
catalyst
zeolite
content
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002276667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4120332B2 (ja
Inventor
Masahiro Inohara
雅博 井ノ原
Masato Yoshikawa
正人 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2002276667A priority Critical patent/JP4120332B2/ja
Publication of JP2003175339A publication Critical patent/JP2003175339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4120332B2 publication Critical patent/JP4120332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】固体高分子型燃料電池の燃料となる改質ガス中
に含まれ、燃料電池の触媒毒として作用する一酸化炭素
を選択的に酸化し、二酸化炭素へ転化することの出来る
高性能の改質ガス酸化触媒の提供を目的とする。従来公
知のゼオライトを担体とした一酸化炭素選択酸化用触媒
は、一酸化炭素濃度が低いところでは、良好な性能を示
すものの、一酸化炭素濃度が1%を越える濃度において
は、あるいは二酸化炭素共存下では活性・選択性共に満
足のいく結果は得られていなかった。 【解決手段】結晶の小さいゼオライトを担体として用い
ることによって、水素中の一酸化炭素を選択酸化する際
の選択性、活性共に向上することを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一酸化炭素を選択
的に酸化する触媒に関するものであり、特に固体高分子
型燃料電池で水素の供給源として用いられる改質ガスに
含まれる一酸化炭素を除去するための改質ガス酸化触媒
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より白金系の電極触媒を用いた高分
子電解質型燃料電池(以下、「PEFC」と称する。)
は、その燃料として、メタン等のガスを改質して得た水
素ガスが広く用いられている。このような改質ガスを用
いるのは、コスト的な面を考慮してのことである。
【0003】ところが、この改質ガス中には、改質途中
で不可避的に生ずる一酸化炭素が含まれている。この一
酸化炭素の含有量自体約1%程度と少量ではあるが、こ
の少量の一酸化炭素は白金系の電極触媒の触媒毒として
作用し、PEFCの白金系の電極触媒の被毒による深刻
な性能低下を引き起こすことが知られていた。
【0004】この問題を解決するため、改質ガス中のこ
のような一酸化炭素の量を、1/100以下に低減する
ことが求められた。この要求を満たすために燃料電池へ
供給する改質ガスに2%程度の酸素ガスを混合し、「白
金担持のγ−アルミナ触媒により共存する一酸化炭素を
予め酸化して二酸化炭素とする方法」、「燃料電池の電
極触媒上で共存する一酸化炭素を酸化して二酸化炭素と
する方法」がGottesfeld等により提唱されて
きた。
【0005】このGottesfeld等の提唱する方
法では、一酸化炭素を酸化して二酸化炭素とする際に、
燃料であるはずの水素ガスも同時に多量に酸化消費され
るため、燃料の利用効率を引き下げる結果となってい
た。これは、γ−アルミナ又は電極触媒であるカーボン
ブラックに担持した触媒粒子が、担体表面上に露出して
おり、一酸化炭素と共に燃料であるはずの水素も同時に
吸着し酸化するためと考えられてきた。吸着の速度は、
ガス分圧に比例する。即ち、改質ガスの主成分である水
素は高い分圧を持つため水素の消費速度が高くなるので
ある。
【0006】このような問題を解決するため、渡辺は燃
料電池用燃料である改質ガス中の一酸化炭素を選択的に
酸化し、水素ガスの酸化損失を抑制することのできる触
媒であって、分子サイズレベルの細孔を有する担体に触
媒が担持されている改質ガス酸化触媒を提唱した(特許
文献1参照。)。この中で、白金、パラジウム、ロジウ
ム、イリジウム、ルテニウム、ニッケル、コバルト又は
鉄より選ばれる一種又は2種以上の混合物若しくは合金
を触媒として用いることが好適であることを開示してい
る。更に、特開平11−347414号公報にはゼオラ
イト系の担体に白金合金触媒を担持した触媒において、
担体にはモルデナイトを用い、担持した白金合金中の白
金以外の合金金属を20〜50原子%としたことを特徴
とする改質ガス中の一酸化炭素を選択酸化するための改
質ガス酸化触媒が開示されている。
【0007】ここで述べた改質ガスを燃料として用いる
PEFCは、窒素酸化物等の有害物質の排出が全くない
ZEV(Zero Emittion Vehicl
e)の主流となるであろう電気自動車の実用化に大きく
寄与できるものでもある。従来の鉛蓄電池を使用した電
気自動車に比べれば、走行距離を飛躍的に上昇させるこ
とが可能である。また、この走行距離の問題をある程度
解決したニッケル−水素蓄電池を用いた電気自動車が普
及したとしても膨大な充電電力が必要であり、最終的に
は火力発電による二酸化炭素及び窒素酸化物の排出量を
増加させることになり、トータルでの環境配慮が十分で
はないということにもなり得る。
【0008】これに対し、高発電効率でしかも二酸化炭
素の排出を低減できるPEFCは、燃料の出発物質とし
てメタノール等を用い、これを水素に代えて燃料(改質
ガス)として用いるものである。このメタノールから水
素を得ることは、現在の技術では困難なことではなく、
十分に車載可能な装置により行える。この技術を電気自
動車に応用することで、既存のガソリンスタンドの設備
の転用使用が可能で、しかも長距離走行の可能な電気自
動車の提供が可能となるのである。
【0009】また、電気自動車にPEFCを用いること
を考えると、燃料である水素ガスの流速の変化により電
池性能の変動のないことが求められる。もし、電気自動
車の加速時及び減速時の、水素ガスの流速を変化させた
際に、十分に改質ガス中の一酸化炭素を除去ができてい
ないと、電気自動車の走行性能に悪影響を及ぼすことに
なる。
【0010】
【特許文献1】特開平7−256112号公報
【特許文献2】特開平11−347414号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】PEFCの性能を変動
させないためには、燃料となる改質ガス中の一酸化炭素
の酸化処理を行い、一酸化炭素による被毒を無くすこと
が必要である。この問題を解決することのできる可能性
を秘めた触媒担体としてゼオライト特にモルデナイト、
また触媒元素として白金、パラジウム、ロジウム、イリ
ジウム、ルテニウム、ニッケル、コバルト又は鉄より選
ばれる一種又は2種以上の混合物若しくは合金が一酸化
炭素の選択酸化用触媒として用いられることは公知であ
ったが、この中でもどのようなモルデナイトが、優れた
性能を出すかは不明であった。
【0012】特に、この改質ガス酸化触媒に求められる
触媒性能は、一般的な触媒とは全く異なり、一酸化炭素
の選択酸化を目的とするものであるから、適正な触媒元
素の選択と併せて、担体の持つ構造又は性質が非常に重
要となってくる。従来、担体のゼオライトの構造のみが
注目され、ゼオライト形態の影響については不明であっ
た。
【0013】また、従来公知のゼオライトを担体とした
一酸化炭素選択酸化用触媒は、一酸化炭素濃度が低いと
ころでは、良好な性能を示すものの、一酸化炭素濃度が
1%を越える濃度においては、あるいは二酸化炭素共存
下では活性・選択性共に満足のいく結果は得られていな
かった。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に鋭意検討を重ねた結果、結晶の小さいゼオライトを担
体として用いることによって、水素中の一酸化炭素を選
択酸化する際の選択性、活性共に向上することを見出
し、本発明に至った。
【0015】理由は明らかではないが、酸化反応は主に
ゼオライトの細孔の中で行われるため、反応分子の拡散
が良いほど、効率よく選択的に触媒反応を進行させるこ
とができるものと考えられる。すなわち、一酸化炭素が
細孔内に入って二酸化炭素になって出てくるのに時間が
かかると、次の一酸化炭素が細孔内に入ることができな
い。そのような場合、分子径の小さい水素が細孔内に入
りやすく、選択性を下げてしまうと考えられる。
【0016】本発明は、以下の構成を有する。すなわ
ち、「粉末X線回折法で求めた結晶子径が120nm以
下であるゼオライトと酸化能を有する金属を含有するこ
とを特徴とする一酸化炭素選択酸化用触媒。」「上記触
媒と一酸化炭素を含有するガス及び酸素を接触させるこ
とを特徴とする一酸化炭素の酸化方法。」
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に記述する。
【0018】本発明における第1の発明は、「粉末X線
回折法で求めた結晶子径が120nm以下であるゼオラ
イトと酸化能を有する金属を含有することを特徴とする
一酸化炭素選択酸化用触媒。」である。
【0019】本発明におけるゼオライトの種類は特に限
定されないが、一酸化炭素の分子サイズ(0.376n
m)よりも大きい細孔を有するゼオライトが好ましい。
例えば、MFI型ゼオライト、FAU型ゼオライト、β
型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、MEL型ゼ
オライト、MTW型ゼオライト、MWW型ゼオライトな
どが挙げられる。なかでも、モルデナイト構造のゼオラ
イトが、選択酸化性の点で最も優れ好ましい。しかしな
がら、ゼオライトが一酸化炭素の分子径より大きい細孔
を有する限り、水素よりは一酸化炭素を選択的に吸着す
るので、どのような構造のゼオライトであっても結晶子
が小さい効果は発現する。ゼオライトは、結晶性アルミ
ノシリケートだけでなく、アルミニウム以外の金属の入
った結晶性鉄シリケート等のメタロシリケートであって
もかまわない。
【0020】本発明におけるゼオライトの結晶子径は1
20nm以下であることが必須であるが、これは粉末X
線回折法で求めることができる。以下モルデナイトを例
に取り、その求め方を説明する。
【0021】ゼオライトがモルデナイト構造かどうかを
調べる方法として最も簡便な方法は、粉末X線回折であ
る。粉末X線回折を行ったとき、既知のモルデナイトと
同じ位置にピークがあるかどうかで判断できる。測定条
件としては、例えば、管球(X線源)=CuKα線(λ
=0.15418nm)、管電圧=34kV、管電流=
40mA、広角ゴニオメーター、サンプリング幅=0.
020度、スキャンスピード2度/分発散スリット=1
度、受光スリット=0.15mmである。
【0022】本発明においては、結晶子径が120nm
以下であることが必須である。結晶子の大きさは粉末X
線回折で容易に調べることができる。本発明の結晶子径
は次の方法で測定したものをいう。(200)結晶面の
ピークから求めた半値幅をシエラーの式(I)に代入し計
算することにより、結晶子径を算出する。(200)結
晶面のピークとは格子面間隔d=0.90±0.02n
mのピークであり、ピーク強度が大きく、かつ他のピー
クとの重なりがほとんどないことからこのピークを使用
して結晶子径を算出する。
【0023】 結晶子径=K×λ/(β1×cosθ) ・・・(I) (ここで、K:定数(0.9)、λ:X線の波長(0.
15418nm)、θ:回折角の1/2、β1:装置補
正を行った(200)結晶面ピークの半値幅(ra
d)。)
【0024】また、(I)式中の半値幅の補正β1は次
の(II),(III)式を用いて行う。 β2 2=βm2−βo2 ・・・(II) β1=β2×π/180 ・・・(III) (ここで、βm:(200)結晶面ピークの半値幅の実
測値(度)、βo:標準物質であるSiの(111)結
晶面の半値幅の実測値(度)。) 本発明の触媒に用いられるモルデナイトはこの方法で決
定した結晶子径が120nm以下のものであり、より好
ましくは100nm以下のものである。
【0025】また、モルデナイト以外のゼオライトでも
同様に結晶子径を求めることができる。
【0026】本発明においては、酸化能を有する金属を
含むことも必須である。これらの金属としては、酸化能
があれば、特に限定されないが、例えば、白金、パラジ
ウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、ニッケル、
コバルト、銅、バナジウム、マンガン、モリブデン、
銀、レニウム、金、オスミウム又は鉄より選ばれる一種
又は2種以上の混合物若しくは合金である。さらに好ま
しいのは白金、パラジウム、ルテニウム、銅および鉄よ
り選ばれる一種又は2種以上の混合物若しくは合金であ
り、特に好ましいのは白金および/またはパラジウムを
含む金属である。
【0027】金属の導入の仕方は、特に限定されない
が、平衡吸着法又はイオン交換法が好ましい。なかで
も、イオン交換法は最も好ましい方法である。
【0028】イオン交換の方法は、特に限定されるもの
ではなく、一般的に知られた方法でかまわない。また、
後で述べるゼオライト合成中に混入する有機物の除去
(焼き飛ばし)と、イオン交換を実施する順序は、どち
らが先でもかまわないが、触媒をより高分散させ、白金
などの高価な触媒の担持量を減らすことができるという
目的のためには、イオン交換処理を先に実施した方が好
ましい。
【0029】本発明では結晶子の小さいゼオライトを用
いることがポイントであり、粉末X線回折法で測定した
結晶子径が120nm以下であることが必須であるが、
ゼオライトの単結晶の大きさは、走査型電子顕微鏡(S
EM)で観察、測定することもできる。走査型電子顕微
鏡(SEM)で単結晶の大きさを調べる場合、1万倍で
測定したときに最小単位の粒子と認められるもの(1次
粒子)を結晶子と定義する。本発明での好ましい結晶子
のサイズは、長軸の長さが0.24μm以下であること
であり、さらに好ましくは長軸の長さが0.20μm以
下であることである。
【0030】本発明では、結晶子の小さいゼオライトで
あることが必須であるが、通常市販されているゼオライ
トは、本発明の範囲に入らない。従って、特別の方法で
微結晶のゼオライトを作る必要がある。例えば、モルデ
ナイトは天然品と合成品があるが、本発明には合成品が
好ましい。モルデナイトの合成法にはこれまで種々の方
法が開示されている。例えば、特公昭47−46677
号公報、特開昭55−126529号公報、特開昭58
−91032号公報等を挙げることができる。モルデナ
イトの結晶子の大きさは合成時の反応混合物組成、結晶
化温度、結晶化時間、攪拌速度等により様々に変化する
ので一概には言えないが、一般的傾向としては反応混合
物中にテトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド等
の含窒素塩基性有機化合物やポリエチレングリコール等
の界面活性剤を存在させると結晶子が小さくなる傾向が
ある。又、反応混合物中の組成比についてはシリカやア
ルミナの濃度、アルカリの濃度により結晶子の大きさは
複雑に変化するので適宜、最適組成比を選ぶ必要があ
る。結晶化条件では結晶化温度を低くしたり結晶化時間
を短くするか、あるいは攪拌速度を速くすると結晶子が
小さくなる傾向がある。
【0031】ゼオライト合成時の反応混合物中に、テト
ラエチルアンモニウムハイドロオキサイド等の含窒素塩
基性有機化合物やポリエチレングリコール等の界面活性
剤を存在させた場合、ゼオライトの細孔中にこれらの含
窒素塩基性有機化合物や界面活性剤が取り込まれること
がある。しかし、これら含窒素塩基性有機化合物等がゼ
オライト細孔を塞ぎ、触媒活性点と一酸化炭素の接触を
阻害すると考えられるので、使用前に500℃以上で焼
き飛ばすことが好ましい。
【0032】焼き飛ばす方法は、あらかじめゼオライト
の状態で焼いても良いし、触媒を調製してから焼いても
良く、反応直前に反応管内で酸素と接触させて焼いても
良い。
【0033】さらに本発明は「触媒と一酸化炭素を含有
するガス及び酸素を接触させることを特徴とする一酸化
炭素の酸化方法。」である。一酸化炭素の酸化反応方式
としては、固定床、移動床、流動床のいずれの方法も用
いられるが、操作の容易さから固定床流通方式が特に好
ましい。特に、自動車触媒とする場合、ハニカム状支持
体の壁表面にゼオライト微結晶をコーティングしたもの
を触媒として用い、ハニカムの孔に反応ガスを送り込む
方法をとることが、圧損が少ないという点で好ましい。
またこの場合、ゼオライト結晶子が小さい方がコーティ
ングが容易で、コーティング物の強度が高くなるので好
ましい。さらに、触媒外表面積が大きくなるため、ハニ
カム面積は少なくても良いという利点があり、本発明触
媒はハニカム状支持体にコーティングするときに特に効
果を発する。
【0034】反応温度は20〜250℃が好ましく、さ
らに好ましくは20〜150℃である。
【0035】本発明は気相反応、液相反応のいずれでも
良いが、気相反応のほうが好ましい。
【0036】反応ガスの組成には、一酸化炭素と酸素が
含まれていることが必須であるが、他にも、水素、窒
素、二酸化炭素、アルゴンなどの大気中に含まれるガス
が含まれていても構わない。これまでに知られている一
酸化炭素選択酸化用触媒では、二酸化炭素が共存する状
況での性能は良く知られていないが、本発明の触媒で
は、二酸化炭素が共存していても高い活性を示してい
る。
【0037】また、本発明における反応時間は、空間速
度(WHSV=時間あたりの重量空間速度)として、0.
01〜30h-1、好ましくは0.05〜5h-1の範囲である。
【0038】また、本発明における反応を行う直前に、
触媒を高温で水素に接触させて触媒を活性化することが
好ましい。接触させる温度は、200℃以上が好まし
く、さらに好ましくは300℃以上、より好ましくは5
00℃以上が好ましい。
【0039】
【実施例】以下に、本発明を実施例を持って説明する
が、本発明は、これらによって規定されるものではな
い。
【0040】(ゼオライト合成) ゼオライト1 固形苛性ソーダ(NaOH含量96.0wt%,H2
含量4.0wt%、片山化学)1.28グラム、アルミ
ン酸ソーダ溶液(Al23含量18.5wt%、NaO
H含量26.1wt%、H2O含量55.4wt%、住
友化学)9.38グラム、トリメチルベンジルアンモニ
ウムハイドロオキサイド(以下”TMBAOH”と呼
称)(TMBAOH含量10wt%,H2O含量90w
t%、東京化成)54.86グラムを蒸留水186.0
7グラムに加え、均一な溶液とした。この混合液に含水
ケイ酸(SiO2含量91.6wt%,Al23含量
0.33wt%、NaOH含量0.27wt%、ニップ
シールVN−3、日本シリカ)29.53グラムを攪拌
しながら徐々に加え、、均一なスラリー状水性反応混合
物を調製した。この反応混合物の組成比(モル比)は次
のとおりであった。
【0041】SiO2/Al23=25 OH/SiO2=0.3 Q/(Q+Na)=0.305 (ただし、QはTMB
AOH) H2O/SiO2=30 反応混合物は、400ml容のオートクレーブに入れ密
閉し、その後250rpmで攪拌しながら160℃で1
0日間反応させた。
【0042】反応終了後、蒸留水で5回水洗、濾過を繰
り返し、約120℃で一晩乾燥した。得られた生成物の
X線回折を行ったところ図1に示すようなX線回折図を
示し、モルデナイトであることがわかった。X線回折の
条件は、X線源は、Cu/34kV/40mAで、スキ
ャンスピード2度/分であった。また、(200)結晶
面のピークから求めた半値幅をもとに算出した結晶子径
は、45nmであった。結晶の元素分析を蛍光X線で測
定したところ、このモルデナイトのシリカ/アルミナモ
ル比は19.5であった。
【0043】ゼオライト2 固形苛性ソーダ(NaOH含量96.0wt%,H2
含量4.0wt%、片山化学)1.28グラム、アルミ
ン酸ソーダ溶液(Al23含量18.5wt%、NaO
H含量26.1wt%、H2O含量55.4wt%、住
友化学)9.38グラム、トリエチルメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイド(以下”TEMAOH”と呼称)
(TEMAOH含量20wt%,H2O含量80wt
%、東京化成)27.43グラムを蒸留水213.50
グラムに加え、均一な溶液とした。この混合液に含水ケ
イ酸(SiO2含量91.6wt%,Al23含量0.
33wt%、NaOH含量0.27wt%、ニップシー
ルVN−3、日本シリカ)29.53グラムを攪拌しな
がら徐々に加え、、均一なスラリー状水性反応混合物を
調製した。この反応混合物の組成比(モル比)は次のと
おりであった。
【0044】SiO2/Al23=25 OH/SiO2=0.3 Q/(Q+Na)=0.305 (ただし、QはTEM
AOH) H2O/SiO2=30 反応混合物は、400ml容のオートクレーブに入れ密
閉し、その後250rpmで攪拌しながら160℃で1
0日間反応させた。
【0045】反応終了後、蒸留水で5回水洗、濾過を繰
り返し、約120℃で一晩乾燥した。得られた生成物の
X線回折を行ったところ図2に示すようなX線回折図を
示し、モルデナイトであることがわかった。X線回折の
条件は、X線源は、Cu/34kV/40mAで、スキ
ャンスピード2度/分であった。また、(200)結晶
面のピークから求めた半値幅をもとに算出した結晶子径
は、55nmであった。結晶の元素分析を蛍光X線で測
定したところ、このモルデナイトのシリカ/アルミナモ
ル比は19.1であった。
【0046】ゼオライト3 固形苛性ソーダ(NaOH含量96.0wt%,H2
含量4.0wt%、片山化学)0.40グラム、アルミ
ン酸ソーダ溶液(Al23含量18.5wt%、NaO
H含量26.1wt%、H2O含量55.4wt%、住
友化学)23.89グラム、テトラエチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(以下”TEAOH”と呼称)(T
EAOH含量20wt%,H2O含量80wt%、三洋
化成)55.2グラムを蒸留水567グラムに加え、均
一な溶液とした。この混合液に含水ケイ酸(SiO2含
量91.6wt%,Al23含量0.33wt%、Na
OH含量0.27wt%、ニップシールVN−3、日本
シリカ)65.5グラムを攪拌しながら徐々に加え、、
均一なスラリー状水性反応混合物を調製した。この反応
混合物の組成比(モル比)は次のとおりであった。
【0047】SiO2/Al23=22 OH/SiO2=0.245 Q/(Q+Na)=0.305 (ただし、QはTEA
OH) H2O/SiO2=35 反応混合物は、1000ml容のオートクレーブに入れ
密閉し、その後250rpmで攪拌しながら160℃で
7日間反応させた。
【0048】反応終了後、蒸留水で5回水洗、濾過を繰
り返し、約120℃で一晩乾燥した。
【0049】得られた生成物のX線回折を行ったところ
図3に示すようなX線回折図を示し、モルデナイトであ
ることがわかった。X線回折の条件は、X線源は、Cu
/34kV/40mAで、スキャンスピード2度/分で
あった。また、(200)結晶面のピークから求めた半
値幅をもとに算出した結晶子径は、100nmであっ
た。結晶の元素分析を蛍光X線で測定したところ、この
モルデナイトのシリカ/アルミナモル比は18.5であ
った。電界放射型走査型電子顕微鏡(FE−SEM)で
ゼオライト粒子を観察した結果、結晶子の長軸は、0.
12μmであった。
【0050】(触媒調整) 触媒1 ゼオライト1を1g、80℃で30分間、5wt%テト
ラアンミンジクロロ白金1水和物(三津和化学薬品製)
水溶液2gに浸した。その後、蒸留水で2回水洗、濾過
を繰り返し、80℃で一晩乾燥した。
【0051】得られた粉末を打錠成型したあと破砕し、
粒径250〜425μmに整粒した。
【0052】触媒2 ゼオライト1のかわりにゼオライト2を用い、触媒1と
同様の方法で触媒2を調整した。
【0053】触媒3 ゼオライト1のかわりにゼオライト3を用い、触媒1と
同様の方法で触媒3を調整した。
【0054】触媒4 ゼオライト1のかわりに東ソー製ゼオライト(モルデナ
イトHSZ−642NAA,Lot.6BAA9Y01)を用い、触
媒1と同様の方法で触媒4を調整した。X線回折測定を
行い、(200)結晶面のピークから求めた半値幅をも
とに算出した結晶子径は、150nmであった。結晶の
元素分析を蛍光X線で測定したところ、このモルデナイ
トのシリカ/アルミナモル比は19.5であった。電界
放射型走査型電子顕微鏡(FE−SEM)でゼオライト
粒子を観察した結果、結晶子の長軸は、0.26μmで
あった。
【0055】触媒5 昇温速度1℃/分、550℃で3時間焼成したゼオライ
ト3を1g、80℃で30分間、5wt%テトラアンミ
ンジクロロ白金1水和物(三津和化学薬品製)水溶液2
gに浸した。その後、蒸留水で2回水洗、濾過を繰り返
し、80℃で一晩乾燥した。
【0056】得られた粉末を打錠成型したあと破砕し、
粒径250〜425μmに整粒した。
【0057】触媒6 ゼオライト3を1g、80℃で30分間、5wt%テト
ラアンミンジクロロ白金1水和物(三津和化学薬品製)
水溶液0.6gと5wt%硝酸第二鉄(ナカライテスク
製)水溶液0.2gと水1.2gの混合液に浸した。そ
の後、蒸留水で2回水洗、濾過を繰り返し、80℃で一
晩乾燥した。
【0058】得られた粉末を打錠成型したあと破砕し、
粒径250〜425μmに整粒した。
【0059】実施例1 上記触媒1を0.2g反応管に取り、空気を20ml/minで流し
ながら500℃に昇温、30分保持した後、窒素を30ml/m
inで5分間流し、そのまま500℃の温度で水素を30ml
/minで30分間流した。その後、水素を30ml/minで流しな
がら反応管温度を200℃にした後、改質ガス(酸素1.
6%、一酸化炭素2.8%、窒素6.0%、二酸化炭素22.3%含有
の水素ガス)を27ml/minで流して反応管出口側の酸素
量、一酸化炭素量、窒素量をガスクロマトグラフィーで
検出し、酸素転化率、一酸化炭素転化率、一酸化炭素選
択率を求めた。結果を表1に示す。
【0060】実施例2 実施例1において、触媒1の代わりに触媒2を用いた他
は、実施例1と同じ条件で反応を行った。求めた酸素転
化率、一酸化炭素転化率、一酸化炭素選択率を表1に示
す。
【0061】実施例3 実施例1において、触媒1の代わりに触媒3を用いた他
は、実施例1と同じ条件で反応を行った。求めた酸素転
化率、一酸化炭素転化率、一酸化炭素選択率を表1に示
す。
【0062】比較例1 実施例1において、触媒1の代わりに触媒4を用いた他
は、実施例1と同じ条件で反応を行った。求めた酸素転
化率、一酸化炭素転化率、一酸化炭素選択率を表1に示
す。
【0063】実施例4 実施例1において、触媒1の代わりに触媒5を用いた他
は、実施例1と同じ条件で反応を行った。求めた酸素転
化率、一酸化炭素転化率、一酸化炭素選択率を表1に示
す。
【0064】実施例5 実施例1において、触媒1の代わりに触媒6を用いた他
は、実施例1と同じ条件で反応を行った。求めた酸素転
化率、一酸化炭素転化率、一酸化炭素選択率を表1に示
す。
【0065】
【表1】
【0066】この表中に示す酸素転化率とは、改質ガス
中に存在する酸素分子のうち、何%の酸素分子が消費し
たかを示す指標であり、CO転化率とは、改質ガス中の
一酸化炭素分子のうち、何%の一酸化炭素分子が消費さ
れたかを示す指標である。
【0067】
【発明の効果】一酸化炭素を選択的に酸化する方法にお
いて、結晶子の小さい触媒を用いることにより、触媒活
性を大きく向上することが出来た。また、改質ガスの成
分に含まれる一酸化炭素濃度が1%を越えていても、あ
るいは二酸化炭素濃度共存下においても活性の高い一酸
化炭素選択酸化用触媒を得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例中にあるゼオライト1(モルデナイト)
のX線回折図である。
【図2】実施例中にあるゼオライト2(モルデナイト)
のX線回折図である。
【図3】実施例中にあるゼオライト3(モルデナイト)
のX線回折図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA03 BA07A BA07B BC67A BC68A BC70A BC71A BC72A BC74A BC75A BC75B CC17 CC25 CC32 ZA01A ZA03A ZA06A ZA06B ZA11A ZA12A ZA13A ZA19A ZC06 ZF05A ZF05B 4G140 EA01 EA05 EB36 5H027 AA06 BA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末X線回折法で求めた結晶子径が120
    nm以下であるゼオライトと酸化能を有する金属を含有
    することを特徴とする一酸化炭素選択酸化用触媒。
  2. 【請求項2】ゼオライトがモルデナイトであることを特
    徴とする請求項1記載の一酸化炭素選択酸化用触媒。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の触媒と一酸化炭素
    を含有するガス及び酸素を接触させることを特徴とする
    一酸化炭素の酸化方法。
JP2002276667A 2001-09-28 2002-09-24 一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法 Expired - Fee Related JP4120332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002276667A JP4120332B2 (ja) 2001-09-28 2002-09-24 一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298708 2001-09-28
JP2001-298708 2001-09-28
JP2002276667A JP4120332B2 (ja) 2001-09-28 2002-09-24 一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003175339A true JP2003175339A (ja) 2003-06-24
JP4120332B2 JP4120332B2 (ja) 2008-07-16

Family

ID=26623185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002276667A Expired - Fee Related JP4120332B2 (ja) 2001-09-28 2002-09-24 一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4120332B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535656A (ja) * 2005-04-08 2008-09-04 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 安定性を改善する貴金属合金の形成方法
US11932545B2 (en) 2018-09-21 2024-03-19 Sk Innovation Co., Ltd. Method for preparing mordenite zeolite having controllable particle size

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101942884B (zh) * 2009-07-09 2013-12-25 .贵州大学 一种近似正方形平面超大空间预应力钢网格结构屋盖及制作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535656A (ja) * 2005-04-08 2008-09-04 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 安定性を改善する貴金属合金の形成方法
US11932545B2 (en) 2018-09-21 2024-03-19 Sk Innovation Co., Ltd. Method for preparing mordenite zeolite having controllable particle size

Also Published As

Publication number Publication date
JP4120332B2 (ja) 2008-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dasireddy et al. Selective catalytic reduction of NOx by CO over bimetallic transition metals supported by multi-walled carbon nanotubes (MWCNT)
JP5094028B2 (ja) 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法
CN110494216B (zh) 簇载持多孔载体及其制造方法
JP5096712B2 (ja) 一酸化炭素のメタネーション方法
JP2007252989A (ja) 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法
JP4676690B2 (ja) 金属イオン交換ゼオライト及びその製造方法、並びに該金属イオン交換ゼオライトを含む硫黄化合物除去用吸着剤
US20060142144A1 (en) Carbon monoxide selective oxidizing catalyst and manufacturing method for the same
JP2008155147A (ja) 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法
JPH11347414A (ja) 改質ガス酸化触媒
JP4120332B2 (ja) 一酸化炭素選択酸化用触媒および酸化方法
JP2006036616A (ja) ゼオライトの製造方法及び該ゼオライトを含む硫黄化合物除去用吸着剤
JP2006312150A (ja) 酸化触媒、一酸化炭素の除去方法、燃料電池用燃料精製装置および燃料電池発電装置
JP4912706B2 (ja) 一酸化炭素のメタネーション方法
JP2001054734A (ja) 一酸化炭素選択酸化触媒、一酸化炭素の選択除去方法、水素精製触媒及び水素精製方法
JP4961102B2 (ja) ゼオライトの製造方法及び該ゼオライトを含む硫黄化合物除去用吸着剤
US20040156771A1 (en) Method of reducing carbon monoxide concentration
JP4120862B2 (ja) Coシフト反応用触媒
JP2000345175A (ja) 一酸化炭素の選択除去方法
JP2001224965A (ja) 一酸化炭素選択酸化触媒及び一酸化炭素の選択除去方法
JP2009189911A (ja) 一酸化炭素選択酸化触媒体、及びそれを用いたフィルタ、一酸化炭素選択除去装置。
KR100505032B1 (ko) 개질가스 내의 일산화탄소를 선택적으로 제거하기 위한촉매 및 이를 이용한 일산화탄소의 제거방법
JP2003047857A (ja) 一酸化炭素選択酸化触媒の製造方法
WO2006065138A1 (en) Catalyst of gold particles on a mixed support for selective oxidation of co in the presence of h2
WO2019138536A1 (ja) メタノール水蒸気改質触媒、メタノール水蒸気改質装置及び水素生成方法
JP2005082409A (ja) 水素生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080414

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees