JP2003175146A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003175146A
JP2003175146A JP2001378370A JP2001378370A JP2003175146A JP 2003175146 A JP2003175146 A JP 2003175146A JP 2001378370 A JP2001378370 A JP 2001378370A JP 2001378370 A JP2001378370 A JP 2001378370A JP 2003175146 A JP2003175146 A JP 2003175146A
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JP2001378370A
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Mitsuo Ebihara
満夫 海老原
Yoshinori Sumiyasu
義則 角保
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West C KK
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WEST C KK
West C KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止制御を簡略化でき、且つ演出効果も向上
させることのできるスロットマシンを提供する。 【解決手段】 スタート操作に応答して複数個の回転リ
ール1a〜1cが回転し、ストップ操作に応答して各回
転リールが停止し、この停止状態において各回転リール
の図柄が揃うか否かを競うスロットマシンSLにおい
て、前記回転リールを構成するリールテープ21には、
各々その幅方向に複数の図柄が描かれた部分が存在し、
回転リールの内側に配置されたバックライト部26は、
前記複数の図柄の何れかを特定的に照明できるよう構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ回路
を内蔵した遊技機に関し、特に、回転リールの図柄配列
を改善して停止制御を単純化できると共に演出効果も向
上させたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンは、遊技者がスタートレ
バーを操作すると、回転リールの回転が開始され、その
後ストップボタンを押すと、その順番に図柄が停止する
ようゲーム機である。そして、停止状態で停止ライン上
に並んだ図柄の組合せに応じて、当該ゲームの大当り状
態、中当り状態、小当り状態、特殊当り状態、ハズレ状
態が決定される。
【0003】大当り状態とは、大当り図柄(BB図柄)
が揃うと、その後は当選確率が向上して多数のコイン取
得が望めるビッグボーナスゲームが開始される当選状態
である。中当り状態とは、中当り図柄(RB図柄)が揃
うとレギュラーボーナスゲームが開始される当選状態で
あり、大当り状態に準ずるコイン取得が望めるようにな
っている。
【0004】また、小当り状態とは、当選確率がその後
も変化しない当選状態であり、2〜15枚程度のコイン
が払出される。なお、特殊当り状態とは、例えば、リプ
レイ当選であり、コイン投入を要することなく次回のゲ
ームを同一条件で実効できる当選状態である。
【0005】このように、スロットマシンには各種の当
選状態が用意されているが、実際には、各ゲームの当否
はスタートレバー操作時の抽選動作によって決定され、
抽選結果に応じた図柄が停止ライン上に揃うように停止
制御がされている。例えば、抽選結果が大当り状態であ
れば、停止ライン上に大当り図柄が揃うように停止制御
がされることになる。
【0006】但し、遊技者によるストップボタン操作か
ら極端に遅れて強引に当選図柄を引き込んだのでは如何
にも不自然であるので、ストップ操作から所定時間以内
に回転リールを停止させることとし、その時間内に引き
込める場合に限り、当選図柄を整列させるようにしてい
る。この意味では、スロットマシンは、抽選処理によっ
てランダムに決定された当選状態を、正しく実効化でき
るか否かを競うゲームであると考えることもできる。
【0007】したがって、スロットマシンで好成績をあ
げるには、回転リールの回転中に抽選結果を正しく推理
し、回転する目標図柄が近づくタイミングでストップボ
タンを押すことが必要となる。しかし、実際には、抽選
結果を推理することなど不可能であるので、当選状態を
ある程度確実に実効化できるよう、小当り図柄について
は回転リールに密に配置するようにしている。同一図柄
を回転リール中に密に数多く配置すれば、遊技者がどの
ようなタイミングでストップボタンを押しても目標図柄
が確実に引き込めることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、小当り図
柄を回転リール中に密に多く配置する関係から、大当り
図柄や中当り図柄は、回転リールに多く配置することが
できず、その結果、従来のスロットマシンでは、折角の
当選状態を実効化できないという問題点がある。
【0009】かかる問題点に対処すべく、大当り状態や
中当り状態については、その当選状態を遊技者に告知し
たり、或いは該当する図柄が揃うまで当選状態が維持さ
れるように工夫されているが、それでも、一般の遊技者
は、大当り図柄や中当り図柄をハズシ続けることにな
る。一方、遊技機の停止制御の側面から見ても、大当り
図柄や中当り図柄についてそれぞれ別々の停止制御が必
要となり煩雑であるという問題点もある。
【0010】また、従来のスロットマシンでは、遊技者
を盛り上げるための演出に限界があった。すなわち、演
出動作の行われるタイミングとしては、スタートレバー
操作から第1番目のストップ操作まで、最初の回転リー
ルが停止してから第2番目のストップ操作まで、次の回
転リールが停止してから第3番目のストップ操作までで
あり、それ以外はゲーム結果が確定した後の演出しかで
きなかった。
【0011】本発明は、これらの問題点に鑑みてなされ
たものであり、遊技機による停止制御を簡略化でき、且
つ従来にはない斬新な演出動作を可能にしたスロットマ
シンを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、スタート操作に応答して複数個の回転リ
ールが回転し、ストップ操作に応答して各回転リールが
停止し、この停止状態において各回転リールの図柄が揃
うか否かを競うスロットマシンにおいて、前記回転リー
ルを構成するリールテープには、その幅方向に複数の図
柄が描かれた部分が存在する。また、好ましくは、前記
回転リールの内側に配置されたバックライト部は、前記
幅方向に複数の図柄の何れかを特定的に照明できるよう
構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のスロットマシンを実施例
に基づき更に詳細に説明する。図1は、本発明のスロッ
トマシンの一実施例を示す正面図である。図示のスロッ
トマシンSLは、複数種類の図柄を描いた3個の回転リ
ール1a〜1cを備えており、表示窓2には、各回転リ
ール1a〜1cの図柄が、回転方向に3コマ分(従来の
構成なら図柄3コマ分)の図柄領域が見えるようになっ
ている。
【0014】各回転リール1a〜1cには、回転リール
1a〜1cの図柄を背面から照明するバックランプ部が
設置されている。このバックランプ部は、単に図柄を照
明するだけでなく、内部抽選による当り状態を告知した
り、遊技者を楽しませる各種の演出に使用される。な
お、回転リール1a〜1cは、全3個の回転リールユニ
ット20…20で構成されているが、この点は後述す
る。
【0015】表示窓2には、水平方向に3本(L1〜L
3)、斜め方向に2本(L4,L5)の停止ラインが設
けられていて、メダル投入口3からのメダル投入枚数に
応じて有効な停止ラインの本数が変るようになってい
る。また、表示窓2の左側には、5つの表示ランプLP
1〜LP5が設けられていて、有効な停止ラインを明示
している(図2参照)。
【0016】例えば、1枚目のメダルを投入すると、図
2の表示ランプLP1が点灯され、2枚目のメダルを投
入すると表示ランプLP2,LP3が更に点灯され、3
枚目のメダルを投入すると表示ランプLP4,LP5が
更に点灯される。なお、ゲーム開始に先立って、多数の
メダルをメダル投入口3に投入するのが通例であるが、
そのような場合には、3枚目以降のメダル投入枚数は、
クレジット表示部CRに表示される。
【0017】このような準備の後でスタートレバー4を
操作すると、3個の回転リール1a〜1cが一斉または
順次に回転を開始し、ストップボタン5a〜5cが押さ
れる毎に該当する回転リール1a〜1cが停止する。そ
して、停止ライン上に図柄が揃ったか否かに応じて、受
け皿6から所定枚数のメダルが払い出されるようになっ
ている。
【0018】図3は、図1に示す装置の内部構成図であ
り、このスロットマシンSLは、ROM7、RAM8、
CPU9によるマイコン制御によって上記の動作を実現
している。また、このスロットマシンSLは、各回転リ
ール1a〜1cをステッピングモータMによって回転さ
せるモータ駆動部10と、位置センサ(不図示)の出力
に基づいて各回転リール1a〜1cの回転位置を検出す
る位置検出部11と、メダル投入口3からのメダル投入
枚数を検出する枚数検出部12と、ストップボタン5a
〜5cの操作を検出するストップ信号入力部13と、受
け皿6にメダルを払い出すメダル払出部14と、乱数発
生部15と、バックランプ制御部19とを備えている。
【0019】乱数発生部15は、詳細には、パルス発振
部16と、発振パルスを計数するカウンタ17と、ラッ
チ信号LATCHに同期してカウンタ17の計数値を取
り込むラッチ回路18とからなる。なお、位置センサS
は、各回転リール1a〜1c毎に設けられており、各回
転リール1a〜1cの回転に応じて信号を出力するよう
になっている。
【0020】バックランプ制御部19は、バックランプ
であるLEDランプの点灯・消灯・点滅のランプ制御を
実現する部分である。この実施例では、停止ライン上に
停止する3×3個の9個の図柄エリアに対応して9×4
個に区分された36個のLEDランプが設けられてお
り、各LEDランプが、それぞれ独立に駆動可能に構成
されている。
【0021】図4は、本実施例のスロットマシンに設置
される回転リール1a〜1cの内部構造を示す概略斜視
図であり、図5は、回転リールユニット20を示す斜視
図である。図5に示すように、回転リールユニット20
は、リールテープ21が取付けられる略円筒状のリール
ドラム22と、リールドラム22を回転させるモータ2
3と、モータ23及び他の全部材を保持する保持部材2
4と、保持部材24に固定される中間部材25と、中間
部材25に固定されるバックランプ部26とを備えてい
る。なお、図5には、1個のバックランプ部26しか図
示していないが、3個のバックランプ部26が中間部材
25に取付けられる。
【0022】保持部材24は、略矩形状に形成された金
属板であり、保持部材24の中央部にはモータ23
(M)を固定している。中間部材25は、略扇形に形成
された金属板であり、バックランプ部26は、ネジ部2
5aで中間部材25に固定され、略円筒形のリールドラ
ム22内部に開口面を周方向外側に向けて設置される。
また、バックランプ部26は、各中間部材25に3個固
定されるので、回転リールユニット全体では9個の取付
けられることになる。なお、バックランプ部26を中間
部材25に取付けた状態では、バックランプ部26の前
面には、リールテープ21が非接触状態で近接してい
る。
【0023】図4に示すように、以上の構成からなる回
転リールユニット20が左右方向に3個並べられる。そ
して、保持部材24の上端部と下端部が、フレーム29
の上板29aと下板29bに固定され、側板29cによ
り一体化されている。
【0024】図6は、バックランプ部26の構成を示す
斜視図である。バックランプ部26は、上下左右の側板
26aと底板26bとで箱形状に形成され、底板26b
には4個のLEDランプ31が取付けられている。な
お、上下左右の側板26a、及び底板26bとも反射特
性に優れた非透光性のプラスチック製である。
【0025】この実施例では、十字状に形成された仕切
板40を側板26aの高さに一致させてバックランプ部
26を4つの部屋に区画している。そして、区画された
各部屋の底板26cの中央位置には各1個のLEDラン
プ31が配置されている。取付け状態の正面視におい
て、仕切板40で遮蔽された左右位置には、各上下一対
のLEDランプ31a,31bが配置されており、この
実施例では、図柄配列に対応して、左右のLEDランプ
31a,31bは、通常は、それぞれ同一動作をするよ
うに制御されている。図6では、左側2個のLEDラン
プ31aが点灯し、右側2個のLEDランプ31bが消
灯している。
【0026】この実施例の場合、側板26a及び仕切板
40は、LEDランプ31からの光を阻害する高さに設
定されている。すなわち、LEDランプの照射角θ(半
値角で代表させる)と、LEDランプと側板26a及び
仕切板40との距離r(便宜上、全て同一距離rである
とする)に対して、側板26a及び仕切板40の高さH
は、H>r/tan(θ/2)の関係を満足する値に設
定されている。なお、LEDランプが中心に位置しない
場合には、LEDランプと、これを囲む4つの内側面と
の最短距離r1,r2,r3,r4(r1≦r2≦r3
≦r4)に対応して、側板26a及び仕切板40の高さ
Hは、H>r4/tan(θ/2)に設定される。
【0027】そのため、LEDランプの発光は、必ずそ
の一部が、側板26aや仕切板40に当ることになり、
全てが直接リールテープ21に到達することはない。そ
して、側板26aや仕切板40に当った光は、反射特性
に優れた非透光性のプラスチック面で反射された後にリ
ールテープ21に到達する。したがって、LEDランプ
からの発光は、リールテープの背面を明確な矩形状に照
明することになる。上記したように、この実施例では、
左右各2個のLEDランプ31a,31bは、通常は、
それぞれ同一の点灯/消灯動作をするので、LEDラン
プの点灯時には縦長矩形状のはっきりした結像を生じる
ことになる(図8(a)の左上欄参照)。
【0028】本実施例は、リールテープ上の図柄配置に
も特徴がある。図7は、リールテープ21の具体例を4
態様だけ例示した図面である。何れの場合もリールテー
プ21は透光性プラスチック製であるが、図7(a)の
場合、リールテープ表面の長さ方向の各欄には、第2欄
を除いて各2個の図柄が幅方向に併記されて合計21個
配置されている。
【0029】リールテープ21は、リールドラム22の
外周側面に巻着されて使用されるので、図7(a)の構
成ではリールテープ21が短過ぎリールドラム22に適
合しない可能性もある。そのような場合には、例えば、
図7(b)に示すように各図柄を長さ方向に疎に配列す
れば良い。また、図7(c)のように、大当り状態や中
当り状態に対応するBB図柄とRB図柄(図示例では
「7」と「BR」)のみ同一欄に左右併記し、他の図柄
は回転方向に1個ずつ配置したのでも良い。なお、この
場合には、図7(d)のように、左右併記した図柄につ
いては、回転方向に2個分の図柄エリアを使用しても良
い。
【0030】何れにしても、この実施例では、同一欄に
複数の図柄が併記される部分が存在するので、これらの
併記図柄が停止ライン上の停止した場合には、何れの図
柄が有効なのか不明となる。しかし、本実施例のリール
テープ21には十分な透光性がある上、リールテープの
背面に照射されたランプ光は明確な矩形状の輪郭を形成
するので、照射された輪郭によって有効な図柄をハッキ
リ特定することが可能となる。
【0031】図8(a)は、停止状態の回転リール1a
〜1cを表示窓2から見た状態を図示したものである。
図示の通り、各回転リール1a〜1cの各図柄は、図柄
が2個描かれている場合には、バックランプ部26の仕
切板40で仕切られた左右何れかのLEDランプが点灯
して有効な図柄が特定される。図8(a)では、図柄
「7」と図柄「BR」の併記された左上部は、図柄
「7」が有効であることを意味している。なお、破線部
は36個のLEDランプからの発光輪郭を図示したもの
である。
【0032】次に、本実施例の動作内容を図10に基づ
いて説明する。遊技者が(ボタン操作による投入動作を
含めて)メダルを投入すると(ST1)、図2に例示し
たように有効な停止ラインが表示ランプLP1〜5の点
灯や点滅によって明示される(ST2)。その後、遊技
者がスタートレバー4を操作すると(ST3)、各回の
ゲームが開始され、今回のゲームが当選状態か否かの抽
選処理が行われる(ST4)。具体的には、乱数発生部
15から抽選用乱数値を取得し、その取得値を抽選テー
ブル(不図示)に規定されている当選数値範囲と対比し
て当否が決定され、また、当選状態の場合には当選図柄
が特定される。
【0033】続いて、各種の演出素材を用いた演出を行
うか否かの抽選処理が行われる(ST5)。演出内容
は、特に限定されないが、この実施例では、ステップS
T4の抽選処理による当選状態を暗示する予告演出や、
全回転リールが停止した後のランプ演出(図9参照)を
実行することにしている。なお、回転リール停止後の演
出は、有効停止ライン上に当選図柄が不確定的に揃って
いる場合にのみ実効される。
【0034】また、遊技動作中の演出動作としては、遊
技者が停止操作すべき回転リールや、その停止操作タイ
ミングを所定確率で報知している。なお、当選状態や当
選図柄が同じでも演出内容は抽選によって変化し、演出
動作を行うか否かも所定確率δ(δ<1)で決定され
る。
【0035】演出抽選が終われば、3つの回転リール1
a〜1cの回転を開始させる(ST6)。また、ステッ
プST5の演出抽選処理の結果、予告演出を行うと決定
されている場合には、適宜な演出動作が行われる(ST
6)。したがって、遊技者は、演出動作が実行されてい
る場合には、その演出内容を参考にして特定の図柄の停
止を狙って停止操作を行うことになる。また、遊技者が
停止すべき回転リールやその停止操作タイミングが確定
的に報知される場合にはその指示にしたがって停止操作
を行うことになる。
【0036】次に、遊技者がストップボタン5を押せば
(ST7がYes)、それが3つ目の停止操作か否かが
判定された後(ST8)、リール停止制御が行われる
(ST9)。具体的には、今回のゲームが当選状態の場
合は、該当する当選図柄を停止ライン上に揃えるよう停
止制御される。なお、遊技者の停止操作のタイミングが
不適切であるため、当選状態を逃してしまうこともある
が、大当り状態と中当り状態については、当該当選図柄
が停止ライン上に揃うまで、次回のゲーム以降もその当
選状態が維持されるようになっている。
【0037】一方、今回のゲームがハズレ状態であれ
ば、何れの当選図柄も停止ライン上に揃わないように停
止制御がされる(ST9)。そして、図柄が停止された
後、再度、ステップST5の抽選結果に基づき必要な演
出動作が行われる(ST10)。具体的には、バックラ
ンプ部26の点灯・点滅動作や、音声演出などによって
暗示動作が実行される。
【0038】以上のような処理の結果、遊技者が3回目
の停止操作を行った場合は、ステップST11におい
て、上記と同様の停止制御を行った後、図柄の整列度合
いに応じて演出動作が実行される(ST12)。具体的
には、有効停止ライン上に当選図柄が不確定的に揃って
いる場合に演出動作が実行される。ここで、不確定的に
揃っているとは、有効な停止ライン上に左右併記された
図柄が存在する場合であり、遊技者にとって都合の良い
一方の図柄が有効なら当選状態が実効化される場合を意
味する。一方、有効な停止ライン上に左右併記された図
柄が存在せず、当選図柄が整列したか否か明確な場合に
は、必要な払い出し処理の後、次回のゲームに移行させ
る(ST14)。
【0039】以下、有効停止ライン上に当選図柄が不確
定的に揃っている場合について説明する。例えば、回転
リールの停止状態において、図9(a)の状態であれ
ば、停止ラインL4は、当選図柄が不確定的に揃ったこ
とになる。すなわち、各図柄欄において「7」図柄が有
効であるか、「BR」図柄が有効であるかによって結論
が異なり、「7−7−7」の大当り状態か、「BR−B
R−BR]の中当り状態か、「7−BR−7」その他の
ハズレ状態の可能性がある。
【0040】そこで、この実施例では、有効停止ライン
上に当選図柄が不確定的に揃っている場合には、全ての
回転リールが停止した後、バックランプ部を適宜に動作
させて、遊技者を盛上げハラハラさせる演出動作を実行
する。図9(a)(b)(c)は演出内容を例示したも
のであり、図9(a)のように当選可能性のある停止ラ
インL4を明示した後、「7」図柄と「BR」図柄をそ
れぞれバックランプ部に照明によって点滅させる(図9
(b))。
【0041】ここで「7」図柄が揃えば大当り状態とな
り、その後はビッグボーナスゲームが開始され、「B
R」図柄が揃えば中当り状態となり、その後はレギュラ
ーボーナスゲームが開始されるが、一方、図柄が揃わな
ければハズレ状態となる。そのため、遊技者はハラハラ
どきどきしながら、停止ラインL4に注目することにな
る。
【0042】但し、遊技機としては、既にステップST
4の段階で今回ゲームの結論を決定しているので、所定
時間の演出の後には、決定している結論に応じて、例え
ば図9(c)のように点灯状態を確定させる。その結
果、この場合には、大当り状態が確定し、払い出し動作
の後(ST15)、ビッグボーナスゲームが開始される
ことになる(ST16)。
【0043】一方、ステップST4の段階で今回ゲーム
がハズレであると決定されている場合には、「7−BR
−7」のような点灯状態で確定させ、次回のゲームに移
行させる(ST14,ST1)。
【0044】以上説明した通り、本発明においては、リ
ールテープに図柄が併記して複数表示されているので、
複数入賞が期待でき、停止ラインを増やすことなく、遊
技性を高めることができる。さらに、回転リールが停止
した後も、当選状態が判明しないことから、入賞の期待
がより一層高まり、入賞時の遊技者の喜びを促進するこ
とが可能となる。
【0045】また、遊技機の制御動作としても、停止制
御が単純化される。例えば、ステップST4の処理によ
って大当り状態であればBB図柄である「7」図柄を特
定的に整列させる必要があり、一方、中当り状態であれ
ば、別の場所に配置されているRB図柄を特定的に整列
させる必要があるが、本実施例の場合には、何れの場合
も同じ位置の図柄を引き込めば良いので停止制御プログ
ラムが簡略化される。限られたメモリ空間において複雑
高度な演出を実行しようとする場合、停止制御プログラ
ムが簡略化できる意義は大きい。
【0046】以上、本発明の実施例について具体的に説
明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するも
のではない。例えば、リールテープの図柄配列は、図7
に例示した以外の態様も考えられ、幅方向に複数の図柄
が描かれた部分が存在するリールテープは、本発明の対
象に含まれる。この場合、ゲーム価値が最高の大当り図
柄と、これに準ずる中当り図柄を併記するのが好適であ
り、回転リールの停止状態で図8(b)のような態様も
考えられる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のスロット
マシンによれば、遊技機による停止制御が比較的容易で
あって、且つ従来にはない斬新な演出動作も可能にした
スロットマシンを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロットマシンの一実施例を示す正面
図である。
【図2】停止ラインを図示したものである。
【図3】図1のスロットマシンの内部構成図である。
【図4】回転リールの内部構造を図示したものである。
【図5】回転リールユニットを図示した斜視図である。
【図6】バックランプ部の構成を示す斜視図である。
【図7】本実施例のリールテープを例示した図面であ
る。
【図8】リールテープの照射状態と当選図柄の整列状態
を示す図面である。
【図9】本実施例の特徴的な演出動作を説明する図面で
ある。
【図10】図1のスロットマシンの動作内容を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1a 回転リール 1b 回転リール 1c 回転リール 20 回転リールユニット 21 リールテープ 22 リールドラム 23 モータ 24 保持部材 25 中間部材 26 バックランプ部 40 仕切板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタート操作に応答して複数個の回転リ
    ールが回転し、ストップ操作に応答して各回転リールが
    停止し、この停止状態において各回転リールの図柄が揃
    うか否かを競うスロットマシンにおいて、 前記回転リールを構成するリールテープには、その幅方
    向に複数の図柄が描かれた部分が存在することを特徴と
    するスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記回転リールの内側に配置されたバッ
    クライト部は、前記幅方向に複数の図柄の何れかを特定
    的に照明できるよう構成されている請求項1に記載のス
    ロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記リールテープの幅方向に複数個描か
    れる図柄の中には、ゲーム価値が最高の大当り図柄が含
    まれている請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記バックライト部には、前記リールテ
    ープの幅方向に描かれる図柄の位置に対応して複数の発
    光体が配置され、前記発光体は、幅方向隣りの発光とは
    干渉しないよう区画されている請求項1〜3の何れかに
    記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記区画された発光体は、他の区画の発
    光体とは独立して動作可能に構成されている請求項4に
    記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記複数の発光体を区画する仕切板の側
    面には、少なくともその一部に、発光体からの光を反射
    する反射部が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜5の何れかに記載のスロットマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110261A (ja) * 2008-02-04 2008-05-15 Daito Giken:Kk 遊技台
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