JP2003174828A - 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船 - Google Patents

海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船

Info

Publication number
JP2003174828A
JP2003174828A JP2002004520A JP2002004520A JP2003174828A JP 2003174828 A JP2003174828 A JP 2003174828A JP 2002004520 A JP2002004520 A JP 2002004520A JP 2002004520 A JP2002004520 A JP 2002004520A JP 2003174828 A JP2003174828 A JP 2003174828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seaweed
solution
chloride
net
aqueous solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002004520A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikio Tomita
力雄 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichimo Co Ltd
Original Assignee
Nichimo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichimo Co Ltd filed Critical Nichimo Co Ltd
Priority to JP2002004520A priority Critical patent/JP2003174828A/ja
Publication of JP2003174828A publication Critical patent/JP2003174828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Seaweed (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海苔網や海苔に対して、船上の空中にある間
に塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液
を用いて活性処理を施すとともに、活性処理に有効な時
間だけ浮上させておいた後に海面に戻すようにして、海
苔の健康的な育成をはかることができ、コストも低廉で
あり、環境に優しい活性処理を確実に施すことのできる
海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船を
提供する。 【解決手段】 動力推進機構を有する海苔作業船を海面
部分に展張されている海苔養殖施設の海苔網の下面をく
ぐるように進行させて、前記海苔網を船体の船首部から
後部へ相対移動させながら海苔網に対して塩化物水溶液
若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液を用いて活性処
理を施し、その後前記展張位置へ導びいて再び展張させ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海苔養殖場におい
て海面部分に展張されている海苔網および海苔網に繁殖
した海苔に対して効果的な海苔の活性処理を施したり、
前記海苔を刈取ったりする場合に用いられる海苔の活性
処理方法、活性処理装置および海苔作業船に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
海苔養殖は枠綱に浮子を取付けて海苔網を海面に浮かす
ように展張して錨で止める浮き流し方式や海中に立設し
た支柱に海苔網を展張した支柱方式によって行なわれて
いる。
【0003】また、健康な海苔を育成し、収穫率を向上
させるために海苔の刈取り後の海苔網に対して酸処理を
施している。
【0004】本出願人は特許第3193655号公報に
より、このような海苔養殖において、動力推進機構を有
する船を海面部分に展張されている海苔網の下面をくぐ
るように進行させて、前記海苔網を船体の船首部から後
部へ相対移動させながら海苔網に対して薬剤処理を施
し、更に後部案内部材をもってこの薬剤処理に有効な時
間だけ前記海苔網を浮上させた後に海面の前記展張位置
へ導びいて再び展張させるようにするとともに、海苔網
および海苔養殖施設を構成する綱類をスムースに通過さ
せつつ前記綱類より上方位置に所望の部材を支持するこ
とができるとともに、構成が簡単であり、軽量で、コス
トも低廉な海苔養殖施設を構成する綱類通過装置を提案
し、また、前記海苔養殖施設を構成する綱類通過装置を
利用して海苔網浸漬体を処理液槽に対して常に所定位置
関係に保持し、海苔網および前記綱類をスムーズに通過
させることができ、海苔網を確実に処理液槽中の処理液
中に浸漬通過させることができ、適正な処理を施すこと
のできる海苔網処理装置を提案し、また前記海苔養殖施
設を構成する綱類通過装置を利用して薬剤処理や海苔の
刈取りを施すことのできる海苔作業船を提案している。
【0005】この薬剤処理には食品添加可能な酸剤等が
用いられているが、酸剤等に代わるとともに取り扱いが
容易であり、しかも海苔の健康的な育成を促進できる手
法の開発が更に要望されている。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、海苔網や海苔に対して、船上の空中にある間
に塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液
を用いて活性処理を施すとともに、活性処理に有効な時
間だけ浮上させておいた後に海面に戻すようにして、海
苔の健康的な育成をはかることができ、コストも低廉で
あり、環境に優しい活性処理を確実に施すことのできる
海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の海苔の活性処理方法は、動力推進機構を有
する海苔作業船を海面部分に展張されている海苔養殖施
設の海苔網の下面をくぐるように進行させて、前記海苔
網を船体の船首部から後部へ相対移動させながら海苔網
に対して塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解
生成液を用いて活性処理を施し、その後前記展張位置へ
導びいて再び展張させたり、更に後部案内部材をもって
この活性処理に有効な時間だけ前記海苔網を浮上させた
後に前記展張位置へ導びいて再び展張させることを特徴
とする。ここで塩化物溶液とは、塩素と他の元素または
基との化合物、例えば塩化水素、二酸化塩素、塩化ナト
リウム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の溶液や、例
えば真水に塩化ナトリウムを所定量含有させたものや、
海水を含むものを意味する。
【0008】また、本発明の海苔の活性処理装置は、塩
化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液を生
成するとともに処理液槽に貯留する活性処理機構を設
け、海苔養殖施設を構成する綱類が上面を通過する下方
部材と、この下方部材上に接離自在にして載置されてい
る上方部材と、前記両部材間を前記綱類が通過している
際に前記上方部材を下方部材に対して一定位置に保持す
る上方部材保持機構とを有する綱類通過装置における前
記下方部材を前記活性処理機構の処理液槽の両側にそれ
ぞれ配設し、前記処理液槽の上部を海苔養殖施設を構成
する綱類と一緒に通過する海苔網を処理液槽中の前記塩
化物水溶液若しくは電気分解生成液中に押し下げて浸漬
させる海苔網浸漬体を前記両側の上方部材によって支持
するように配設したことを特徴とする。ここで海苔養殖
施設を構成する綱類とは、海苔網を養殖場において所定
位置に展張するために必要な縁綱、側綱、吊り綱等の綱
類の総称を意味する。
【0009】また、本発明の海苔作業船は、前記海苔の
活性処理装置や海苔網から海苔を刈取る刈取り機を搭載
したことを特徴とする。
【0010】また、前記塩化物水溶液の電気分解生成液
は、次亜塩素酸ソーダを含む溶液、次亜塩素酸を含む溶
液、超酸性溶液および超アルカリ性溶液の1種もしくは
複数種とするとよい。また、前記塩水の電気分解生成液
の他に、補助的に酸剤やアルカリ剤を用いたり、PH調
整を行うようにするとよい。
【0011】このように形成されている本発明の海苔の
活性処理装置を搭載した海苔作業船を用いて海苔の活性
処理方法を施すことにより、海苔網に繁殖している海苔
や海苔の刈取り後の海苔網に対して、海苔作業船上の空
中にある間に塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気
分解生成液を用いて海苔の活性処理を施した後に海面に
戻したり、活性処理を施すとともに、海苔網を活性処理
に有効な時間だけ浮上させておいた後に海面に戻すよう
にして、海苔の健康的な育成をはかることができる。
【0012】具体的には、綱類通過装置の上下の部材間
を綱類と一緒に海苔網を通過させている間に、海苔網を
上側の海苔網浸漬体と下側の活性処理機構の処理液槽と
の間を通過させ、海苔網浸漬体により海苔網を処理液槽
内の塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解生成
液中に確実に浸漬させて海苔の活性処理を行うようにし
ている。
【0013】また、酸剤等の薬剤の代わりに塩化物水溶
液としての塩化ナトリウム水溶液の電気分解生成液を用
いていると、海苔網に付着して海水中に持ち込まれる塩
化ナトリウム水溶液の電気分解生成液は元々海水の成分
に含まれるものであるために、海水の汚染を誘発するこ
ともなく環境にも優しいものとなり、環境破壊の要因が
全くない素材を用いて海苔の活性処理を施すことがで
き、更に活性処理用の特別な酸剤等を用意する必要がな
く、活性処理後に残留している塩化ナトリウム水溶液の
電気分解生成液は海中に戻すことができ、コストも低廉
となり、取り扱いも容易となる。また、塩化ナトリウム
水溶液として無尽蔵の海水を利用すれば活性処理を施す
海苔養殖の現場において容易に調達することができ、酸
剤を用いる場合に比べて資源の節約をはかることがで
き、船で現場まで酸剤を運んだり酸処理後の酸剤を持ち
帰る必要もなくなり、船の軽量化および高速移動化を図
ることができる。
【0014】また、海苔の活性処理に用いる塩化物水溶
液の電気分解生成液としては、次亜塩素酸ソーダを含む
溶液、次亜塩素酸を含む溶液、超酸性溶液および超アル
カリ性溶液の1種もしくは複数種を用いるとよい。これ
により所望の活性処理の目的に応じた活性処理を施すこ
とができる。
【0015】また、このように形成されている海苔の活
性処理装置を海苔作業船に搭載したり、海苔網から海苔
を刈取る刈取り機を更に搭載することにより、海苔作業
船を海苔網の下を潜らせる間に海苔網や海苔に対する活
性処理並びに海苔の刈取りを自動的に極めて良好に行な
うようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図8について説明する。
【0017】図1は本発明の海苔養殖施設を構成する綱
類通過装置(以下、綱類通過装置という)を利用して形
成されている海苔の活性処理装置を搭載した海苔作業船
を示している。
【0018】図1に示すように、海苔作業船Aによる海
苔の刈取りや海苔網Bに対する活性処理は次のようにし
て行なわれる。
【0019】すなわち、スクリューD等の自走機構を備
えた海苔作業船Aを船尾に配置されている操舵室Cにお
いて操船しながら、海苔作業船Aの前方の水面中に張出
すように設けられている前部案内部材Eによって海面に
展張されている海苔網Bを掬い上げるようにして海苔作
業船Aを海苔網Bの下に潜るようにして進行させて行
き、甲板の前方部分に配設されている刈取り機Fにより
海苔網Bから海苔を刈取り、続いて刈取り機Fの後方に
配置されている海苔の活性処理装置Gの処理液槽H内の
塩化物水溶液の電気分解生成液中に海苔網Bを浸漬通過
させることにより所定の活性処理を施し、船Aの後方に
伸縮自在にして張出された後部案内部材Iにより海苔網
Bを活性処理後所定時間空中に保持して電気分解生成液
を海苔網Bに十分に浸透させてから、再び海苔網Bを水
面に展張させるようにしている。
【0020】図2から図6は海苔の活性処理装置Gの1
実施形態を示している。
【0021】本実施形態における海苔の活性処理装置G
は、海苔作業船A上に設置されるとともに塩化物水溶液
の電気分解生成液が入れられる活性処理機構1の処理液
槽2と、この処理液槽2の左右両側に設置されている1
対の綱類通過装置3、3と、これらの綱類通過装置3、
3によって支持されているとともに、処理液槽2の上部
を通過する海苔網Bを処理液槽2中の塩化物水溶液の電
気分解生成液からなる処理液4中に上方から押し下げて
浸漬させる海苔網浸漬体5とをもって形成されている。
前記綱類通過装置3は、前記処理液槽2に対して前記海
苔網浸漬体5を上方に浮かして支持するものである。こ
れによって、処理液槽2と海苔網浸漬体5との間を海苔
網Bと綱類の1種である吊り綱Ba等が自由に通過でき
る。これらの海苔網Bと吊り綱Baとは図2、図3、図
5および図6において羽根矢印方向に進行する。
【0022】本実施形態においては、海苔作業船A上に
掬い上げた吊り綱Baを下から支えて後方へ案内する左
右1対の断面円形のほぼ水平な案内部材6、6の間に処
理液槽2を設置している。そして、各案内部材6上にそ
れぞれ綱類通過装置3を配設している。本実施形態の綱
類通過装置3においては、前記案内部材6が吊り綱Ba
が上面を通過する下方部材となる。この案内部材6上に
上方部材7が接離自在にして載置されているとともに、
上方部材保持機構8によって上方部材7と案内部材6と
の間を吊り綱Baが通過している際に上方部材7を案内
部材6に対して一定位置に保持するようにされている。
前記上方部材7は、2本の平行な主ロツド9、9の前後
2箇所に下方に突出するように湾曲する下方湾曲部1
0、10を形成し、各下方湾曲部10の湾曲途中をそれ
ぞれ連結材11、11によって連結して一体化し、前後
2本の連結材11、11を主ロツド9と平行で下方に突
出するように若干湾曲している中間ロツド12により連
結して形成されており、左右2つの下方湾曲部10、1
0によって案内部材6を跨ぐようにして載置されてい
る。また、各主ロツド9の前方端は1箇所に連結され、
そこから吊り綱Baを確実に下方湾曲部10と案内部材
6との間に導くガイドロツド9aが前方に向けて延設さ
れている。各下方湾曲部10は、吊り綱Baの通過を可
能とするとともに、案内部材6と係合することにより上
方部材7の左右方向への移動を阻止する作用を発揮す
る。また、案内部材6の前記各中間ロツド12の後方位
置には、それぞれ中間ロツド12と係合して上方部材7
の後方への移動を阻止する作用を発揮するストッパ13
が突設されている。更に、上方部材7はその自重により
上方への移動を阻止されるようになっている。従って、
本実施形態における上方部材保持機構8は、案内部材6
と各下方湾曲部10との係合部、中間ロツド12とスト
ッパ13との係合部および上方部材7の自重とにより形
成されている。
【0023】また、前記海苔網浸漬体5は、左右1対の
上方部材7、7の主ロツド9、9間に連結ロツド14を
掛け渡し、この連結ロツド14から処理液槽2の処理液
貯留部18内に延びるように複数本(本実施形態におい
ては4本)の略U字形をしたロツド状の浸漬バー15、
15を延設し、各浸漬バー15の後端部を後端部材16
により連結して形成されている。この処理液槽2は海苔
網Bの横幅より広い幅を有する略長方形状に形成されて
おり、内部に立設した隔壁17により内側の処理液4が
貯留される処理液貯留部18とその外側のオーバーフロ
ー部19とに分割されている。処理液貯留部18内には
後述する活性処理機構1の電解槽から処理液4が供給さ
れて、常に所定量の処理液4が貯留されるように制御さ
れている。また、図3および図5の鎖線に例示するよう
に、処理液4の左右方向への揺れを防止するために、各
浸漬バー15の上部にパンチングメタルなどにより多数
の孔が形成された平板状の処理液揺動防止部材20を立
設するようにして固着するとよい。
【0024】次に、活性処理機構1を図8により説明す
る。この活性処理機構1は、塩化物水溶液の1種である
塩化ナトリウム水溶液としての海水を電気分解して電気
分解生成液4を生成する海水電気分解手段32と、海苔
網Bと電気分解生成液4とを接触させて活性処理を施す
接触処理手段33とによって形成されている。
【0025】一方の海水電気分解手段32は、電解槽3
4を備えている。この電解槽34には、予め所定濃度に
生成された所定量の塩化物水溶液(海水)が充填供給さ
れるようになっている。また、図8に示すように、ポン
プ35によって吸水管36より海水37を汲み上げるこ
とができるようにして、塩化物溶液としての海水を現地
調達できるようにされている。また、電解槽34内には
陽極板38と陰極板39とが対面配置されており、それ
ぞれ図示しない電源供給手段より正電位および負電位が
供給されるように形成されている。これらの陽極板38
と陰極板39との間には、電解槽34を必要に応じて陽
極槽41と陰極槽42とに分割する隔壁40が着脱自在
に形成されている。この隔壁40を設置した場合には、
一方の陽極槽41において超酸性溶液が生成され、他方
の陰極槽42において超アルカリ性溶液が生成され、隔
壁40を設置しない場合には両極38、39の間に塩化
物溶液としての塩化ナトリウム水溶液から次亜塩素酸ソ
ーダを含む溶液が生成される。陽極槽41と陰極槽42
とからは、それぞれポンプ43、44を備えた供給管4
5、46を通して超アルカリ性溶液および超酸性溶液若
しくは次亜塩素酸ソーダを含む溶液が1個の処理液貯留
タンク47に供給されるように形成されている。更に、
この処理液貯留タンク47からポンプ48を備えた供給
管49により処理液が処理液槽2の処理液貯留部18に
供給されるように形成されている。また、処理液貯留タ
ンク47には活性処理の目的に応じて、超アルカリ性溶
液、超酸性溶液および次亜塩素酸ソーダを含む溶液のい
ずれか1種を選択して供給するようにされる。
【0026】次に、前述した構成からなる本実施形態の
作用を説明する。
【0027】先ず、活性処理機構1において、電解槽3
4内に隔壁40を設置して超酸性溶液または超アルカリ
性溶液を処理液槽4に供給する場合を説明する。海苔の
養殖現場において、陽極板38および陰極板39に正電
位および負電位を印可すると、電解槽34内において塩
化物溶液としての塩化ナトリウム水溶液の電気分解が行
われ、隔壁40が存在するために陽極槽41内にHCl
からなるpH2.7以下の超酸性溶液が生成され、陰極
槽42内にNaOHからなるpHll以上の超アルカリ
性溶液が生成される。このようにして生成された超酸性
溶液および超アルカリ性溶液のいずれか一方は、それぞ
れ陽極槽41および陰極槽42からポンプ43、44を
備えた供給管45、46を通して処理液貯留槽47に一
旦貯留され、その後ポンプ48によって供給管49を通
して処理液槽2の処理液貯留部18に供給される。
【0028】次に、活性処理機構1において、電解槽3
4内に隔壁40を設置しないで次亜塩素酸ソーダを含む
溶液を処理液槽4に供給する場合を説明する。前記と同
様にして陽極板38および陰極板39に正電位および負
電位を印可すると、電解槽34内において塩化物溶液と
しての塩化ナトリウム水溶液の電気分解が行われ、隔壁
40が存在しないために陽極槽41内の陽極板38およ
び陰極板39の間に弱アルカリ性の次亜塩素酸ソーダ
(NaClO)を含む溶液が生成される。このようにし
て生成された弱アルカリ性の次亜塩素酸ソーダ(NaC
lO)を含む溶液は、電解槽34からポンプ43、44
を備えた供給管45、46(いずれか一方でもよい)を
通して処理液貯留槽47に一旦貯留され、その後ポンプ
48によって供給管49を通して処理液槽2の処理液貯
留部18に供給される。
【0029】このようにして処理液槽2内に塩化物水溶
液の電気分解生成液からなる処理液4が充填されている
状態にして、海苔作業船Aが海苔網Bの下に潜って行く
と、海苔網Bが処理液槽2の処理液貯留部18内に海苔
網浸漬体5の浸漬バー15、15によって上から下方に
押付けられて強制的に処理液4内に浸漬させられて、適
正な活性処理が施される。この時、海苔網Bの吊り綱B
aは、案内部材6上を後方に移動し、綱類通過装置3の
主ロツド9の下方湾曲部10の部分に達すると、図6に
示すように、海苔作業船Aの進行力により綱類通過装置
3および海苔網浸漬体5の自重の総和に抗して下方湾曲
部10を持ち上げるようにしながら後方へ移動すること
により下方湾曲部10と案内部材6との間をスムースに
通過する。この下方湾曲部10と案内部材6との間を通
過するのは吊り綱Baだけであるから、吊り綱Baによ
る上方部材7を持ち上げようとする上向きの力は比較的
小さいので、前記上方部材保持機構8によって上方部材
7は常に案内部材6に対して一定位置に保持されること
となる。
【0030】その後、吊り綱Baは同様にして各上方部
材7の下方湾曲部10と案内部材6との間を通過して行
く。
【0031】このようにして綱類通過装置3は吊り綱B
aの通過を許容するとともに、処理液槽2と海苔網浸漬
体5との相対位置関係を一定位置に保持することがで
き、すなわち横揺れ、立て揺れを防止することができ、
そして、海苔網Bと海苔網浸漬体5との相対位置関係を
も一定位置に保持することができるので、海苔網Bに対
する活性処理を常に適正なものとすることができる。更
に、本実施の形態においては、浸漬バー15に固着され
ている処理液揺動防止部材20が、海苔網作業船Aと一
緒に処理液槽2が揺れた時に、処理液槽2内の処理液4
の揺れを小さく抑えることができ、これにより処理液4
の不規則な移動を確実に防止することができる。これに
より処理液4の揺れに起因する重心の変動量を小さく抑
えて、海苔作業船Aの安定性を向上させ、かつ、処理液
槽2内において海苔網Bを確実に処理液4内に浸漬させ
ることにより、海苔網Bに対する活性処理を常に均一に
施すことができる。本実施形態における綱類通過装置3
は、ロツド材を組み合わせることにより形成されている
ために、複雑なメカニズムが不要となり、構成が簡単
で、軽量であり、コストが非常に低廉となり、しかも吊
り綱Baをスムースに通過させることができるものであ
る。また、海苔網浸漬体の構成は前記実施形態に限定さ
れるものではなく、変更可能であり、例えば、図7に示
すように、上方部材7、7の間に略U字形のロツド21
を掛渡すとともに、海苔網Bを押さえるローラ22をロ
ツド21に回転自在に取付けてもよい。
【0032】また、前記実施形態においては、塩化物水
溶液として塩化ナトリウム水溶液(海水)を用いたが、
本発明においては、塩化物水溶液として塩素と他の元素
または基との化合物、例えば塩化水素、二酸化塩素、塩
化カリウム、塩化カルシウム等の溶液を同様にして用い
ることができる。
【0033】更に、これらの水溶液に中で電気分解に不
向きなもの、例えば塩化水素や二酸化塩素等は、そのま
まの塩化物水溶液を海苔の活性処理液として利用すると
よい。
【0034】このように本実施形態によれば、海苔作業
船Aの進行に伴って、刈取り機Fにより海苔網Bから海
苔が刈取られ、続いて海苔の活性処理装置Gにより、海
苔網Bが海苔網浸漬体5の下を潜って処理液4に浸漬さ
れる間に、刈取り後の海苔網Bに対して塩化物水溶液の
電気分解生成液による活性処理を均一に施し、更に、船
尾より張り出している後部案内部材Iの後端部まで相対
移動する間に塩化物水溶液の電気分解生成液からなる処
理液4を海苔の細胞内に十分に浸透させ、また、葉体に
付着している雑菌を殺菌させることによって適正な活性
処理が施される。また、後部案内部材Iを縮めておい
て、塩化物水溶液の電気分解生成液による活性処理を均
一に施した後に、海苔網を海面に戻して展張させるよう
にしてもよい。
【0035】このように本発明の海苔作業船Aを用いて
海苔の活性処理方法を施すことにより、海苔の刈取り後
の海苔網Bに対して、海苔作業船A上の空中にある間に
塩化物水溶液の電気分解生成液を用いて活性処理を施す
とともに、活性処理に有効な時間だけ浮上させておいた
後に海面に戻すようにして、海苔の健康的な育成をはか
ることができる。また、酸剤の代わりに塩化物水溶液と
して塩化ナトリウム水溶液の電気分解生成液を用いてい
ると、海苔網に付着して海水中に持ち込まれる塩化ナト
リウム水溶液の電気分解生成液は元々海水成分に含まれ
るものであるために海水の汚染を誘発することもなく環
境にも優しいものとなり、環境破壊の要因が全くない素
材を用いて海苔の活性処理を施すことができ、更に活性
処理用の特別な酸剤等を用意する必要がなく、活性処理
後に残留している塩化ナトリウム水溶液の電気分解生成
液は海中に戻すことができ、コストも低廉となり、取り
扱いも容易となる。更に、電気分解処理液として次亜塩
素酸ソーダを含む溶液若しくは次亜塩素酸を含む溶液、
を用いると、次亜塩素酸が短時間に悲惨してしまい環境
に悪影響を与えることがない。また、船で現場まで酸剤
を運んだり酸処理後の酸剤を持ち帰る必要もなくなり、
船の軽量化および高速移動化を図ることができる。
【0036】更に、海水の電気分解生成溶液の他に補助
的に酸剤やアルカリ剤を用いたり、pH調整を行うよう
にしてもよい。これにより海苔の活性処理をより確実に
行うことができる。
【0037】このように本実施形態においては、海苔作
業船Aを推進させるだけで、案内部材によって海水中に
展張されている海苔網Bを船上に抄い上げ、効果的な活
性処理を自動的に施して、再び海水中に展張させること
ができ、海苔の収穫率を向上させるとともに、海苔の健
康的な育成を促がすことができ、作業効率を向上させ、
省人、省力化を図ることができる。
【0038】なお、前記実施形態においては活性処理機
構1として処理液槽2に海苔網Bを浸漬けるようにした
が、例えば電気分解生成液を海苔網Bに噴射するように
してもよい。
【0039】また、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の海苔の活性
処理方法、活性処理装置および海苔作業船は構成される
ものであるから、本発明の海苔の活性処理装置を搭載し
た海苔作業船を用いて海苔の活性処理方法を施すことに
より、海苔網に繁殖している海苔や海苔の刈取り後の海
苔網に対して、海苔作業船上の空中にある間に塩化物水
溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液を用いて海
苔の活性処理を施すとともに、海苔網を活性処理に有効
な時間だけ浮上させておいた後に海面に戻すようにし
て、海苔の健康的な育成をはかることができる。
【0041】具体的には、綱類通過装置の上下の部材間
を綱類と一緒に海苔網を通過させている間に、海苔網を
上側の海苔網浸漬体と下側の活性処理機構の処理液槽と
の間を通過させ、海苔網浸漬体により海苔網を処理液槽
内の塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電気分解生成
液中に確実に浸漬させて海苔の活性処理を行うことがで
きる。
【0042】また、酸剤等の薬剤の代わりに塩化物水溶
液の電気分解生成液を用いているので、海苔網に付着し
て海水中に持ち込まれる塩化物水溶液としての塩化ナト
リウム水溶液の電気分解生成液は元々海水成分に含まれ
るものであるために海水の汚染を誘発することもなく環
境にも優しいものとなり、環境破壊の要因が全くない素
材を用いて海苔の活性処理を施すことができ、更に活性
処理用の特別な酸剤等を用意する必要がなく、活性処理
後に残留している塩化ナトリウム水溶液の電気分解生成
液は海中に戻すことができ、コストも低廉となり、取り
扱いも容易となる。また、塩化ナトリウム水溶液として
無尽蔵の海水を利用すれば活性処理を施す海苔養殖の現
場において容易に調達することができ、酸剤を用いる場
合に比べて資源の節約をはかることができ、船で現場ま
で酸剤を運んだり酸処理後の酸剤を持ち帰る必要もなく
なり、船の軽量化および高速移動化を図ることができ
る。
【0043】また、海苔の活性処理に用いる塩化物水溶
液の電気分解生成液として、次亜塩素酸ソーダを含む溶
液、次亜塩素酸を含む溶液、超酸性溶液および超アルカ
リ性溶液の1種もしくは複数種を用いることにより、所
望の活性処理の目的に応じた活性処理を施すことができ
る。
【0044】また、このように形成されている海苔の活
性処理装置を海苔作業船に搭載したり、海苔網から海苔
を刈取る刈取り機を更に搭載することにより、海苔作業
船を海苔網の下を潜らせる間に海苔網や海苔に対する活
性処理並びに海苔の刈取りを自動的に極めて良好に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る海苔の活性処理装置を搭載した
海苔作業船の構成を示す側面図
【図2】 本発明に係る海苔の活性処理装置の実施の形
態の1例をスケルトン的に示す平面図
【図3】 図2のA−A線に沿った断面図
【図4】 図2のB−B線に沿った断面図
【図5】 図2に示す海苔の活性処理装置の要部を示す
斜視図
【図6】 綱類通過装置の綱類通過時の要部を示す拡大
側面図
【図7】 海苔網浸漬体の他の例を示す斜視図
【図8】 活性処理機構の1例を示す構成図
【符号の説明】
1 海苔の活性処理機構 2 処理液槽 3、3a 綱類通過装置 4 処理液 5 海苔網浸漬体 6、6a 案内部材 7、7a 上方部材 8、8a 上方部材保持機構 32 塩化物水溶液(塩化ナトリウム水溶液、海水)の
電気分解手段 A 海苔作業船 B 海苔網 Ba 吊り綱 F 刈取り機 G 海苔の活性処理装置 I 後部案内部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力推進機構を有する海苔作業船を海面
    部分に展張されている海苔養殖施設の海苔網の下面をく
    ぐるように進行させて、前記海苔網を船体の船首部から
    後部へ相対移動させながら海苔網に対して塩化物水溶液
    若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液を用いて活性処
    理を施し、その後前記展張位置へ導びいて再び展張させ
    ることを特徴とする海苔の活性処理方法。
  2. 【請求項2】 動力推進機構を有する海苔作業船を海面
    部分に展張されている海苔養殖施設の海苔網の下面をく
    ぐるように進行させて、前記海苔網を船体の船首部から
    後部へ相対移動させながら海苔網に対して塩化物水溶液
    若しくは塩化物水溶液の電気分解生成液を用いて活性処
    理を施し、更に後部案内部材をもってこの活性処理に有
    効な時間だけ前記海苔網を浮上させた後に前記展張位置
    へ導びいて再び展張させることを特徴とする海苔の活性
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記塩化物水溶液は、塩素と他の元素ま
    たは基との化合物の溶液からなることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の海苔の活性処理方法。
  4. 【請求項4】 前記塩素と他の元素または基との化合物
    の溶液は、塩化水素、二酸化塩素、塩化ナトリウム、塩
    化カリウム、塩化カルシウムの溶液、真水に塩化ナトリ
    ウムを所定量含有させたもの、海水の1種もしくは複数
    種からなることを特徴とする請求項3に記載の海苔の活
    性処理方法。
  5. 【請求項5】 前記塩化物水溶液の電気分解生成液は、
    次亜塩素酸ソーダを含む溶液、次亜塩素酸を含む溶液、
    超酸性溶液および超アルカリ性溶液の1種もしくは複数
    種からなることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の海苔の活性処理方法。
  6. 【請求項6】 前記塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液
    の電気分解生成液の他に、補助的に酸剤やアルカリ剤を
    用いたり、PH調整を行うことを特徴とする請求項1か
    ら請求項5いずれか1項に記載の海苔の活性処理方法。
  7. 【請求項7】 塩化物水溶液若しくは塩化物水溶液の電
    気分解生成液を生成するとともに処理液槽に貯留する活
    性処理機構を設け、 海苔養殖施設を構成する綱類が上面を通過する下方部材
    と、この下方部材上に接離自在にして載置されている上
    方部材と、前記両部材間を前記綱類が通過している際に
    前記上方部材を下方部材に対して一定位置に保持する上
    方部材保持機構とを有する綱類通過装置における前記下
    方部材を前記活性処理機構の処理液槽の両側にそれぞれ
    配設し、前記処理液槽の上部を海苔養殖施設を構成する
    綱類と一緒に通過する海苔網を処理液槽中の前記塩化物
    水溶液若しくは電気分解生成液中に押し下げて浸漬させ
    る海苔網浸漬体を前記両側の上方部材によって支持する
    ように配設したことを特徴とする海苔の活性処理装置。
  8. 【請求項8】 前記塩化物水溶液は、塩素と他の元素ま
    たは基との化合物の溶液からなることを特徴とする請求
    項7に記載の海苔の活性処理装置。
  9. 【請求項9】 前記塩素と他の元素または基との化合物
    の溶液は、塩化水素、二酸化塩素、塩化ナトリウム、塩
    化カリウム、塩化カルシウムの溶液、真水に塩化ナトリ
    ウムを所定量含有させたもの、海水の1種もしくは複数
    種からなることを特徴とする請求項8に記載の海苔の活
    性処理装置。
  10. 【請求項10】 前記塩化物水溶液の電気分解生成液
    は、次亜塩素酸ソーダを含む溶液、次亜塩素酸を含む溶
    液、超酸性溶液および超アルカリ性溶液の1種もしくは
    複数種からなることを特徴とする請求項7に記載の海苔
    の活性処理装置。
  11. 【請求項11】 前記塩化物水溶液の電気分解生成液の
    他に、補助的に酸剤やアルカリ剤を用いたり、PH調整
    を行うことを特徴とする請求項7から請求項10のいず
    れか1項に記載の海苔の活性処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項7から請求項11いずれか1項
    に記載の海苔の活性処理装置を搭載したことを特徴とす
    る海苔作業船。
  13. 【請求項13】 請求項7から請求項11のいずれか1
    項に記載の海苔の活性処理装置および海苔網から海苔を
    刈取る刈取り機を搭載したことを特徴とする海苔作業
    船。
JP2002004520A 2001-10-03 2002-01-11 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船 Pending JP2003174828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004520A JP2003174828A (ja) 2001-10-03 2002-01-11 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001307766 2001-10-03
JP2001-307766 2001-10-03
JP2002004520A JP2003174828A (ja) 2001-10-03 2002-01-11 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003090809A Division JP2003304762A (ja) 2001-10-03 2003-03-28 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003174828A true JP2003174828A (ja) 2003-06-24

Family

ID=26623664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004520A Pending JP2003174828A (ja) 2001-10-03 2002-01-11 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003174828A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154053A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Hoshizaki Electric Co Ltd 魚介藻類用の収穫網の清浄化剤、清浄化方法および清浄化装置
JP2004344102A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Daiichi Seimou Co Ltd 海苔の雑藻駆除および海苔の病害菌防除のための海苔処理方法
KR101345130B1 (ko) * 2013-05-21 2013-12-26 (주)하나 김 활성처리제 제조 방법 및 그 제조 장치, 김 활성처리제 처리 장치
JP7378130B2 (ja) 2019-12-18 2023-11-13 光洋通商株式会社 塩分調整装置及び箱型船

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154053A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Hoshizaki Electric Co Ltd 魚介藻類用の収穫網の清浄化剤、清浄化方法および清浄化装置
JP2004344102A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Daiichi Seimou Co Ltd 海苔の雑藻駆除および海苔の病害菌防除のための海苔処理方法
KR101345130B1 (ko) * 2013-05-21 2013-12-26 (주)하나 김 활성처리제 제조 방법 및 그 제조 장치, 김 활성처리제 처리 장치
JP7378130B2 (ja) 2019-12-18 2023-11-13 光洋通商株式会社 塩分調整装置及び箱型船

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8123958B2 (en) Method for treating ship ballast water
CN114853229A (zh) 来自盐水水产养殖系统的氮物质的消毒和去除
DE60222024T2 (de) Zucht und ernte von schalentieren
CN1015953B (zh) 活鱼运输方法和设备
CN103814859B (zh) 一种喷淋式虾蟹类立体暂养与保鲜系统
JP2003174828A (ja) 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船
KR102330706B1 (ko) 김 양식망 산처리 장치
KR102368207B1 (ko) 선박평형수 처리시스템
AU2018276248B2 (en) Method and system for treating fish in fish farms
JP2003304762A (ja) 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船
JP2004097042A (ja) 海苔作業船
JP2004313175A (ja) 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船
JP2007089438A (ja) 海苔網の干出装置、海苔養殖システムおよび海苔作業船
JP2007104950A (ja) 海苔の活性処理方法、活性処理装置および海苔作業船
JPH0824500B2 (ja) 海苔の刈取り酸処理方法および刈取り酸処理船
JPH07327531A (ja) 海苔網展張装置、海苔の刈り取り方法、海苔網の酸処理方法ならびに海苔の刈り取りおよび海苔網の酸処理方法
JPH07147859A (ja) 海苔の酸処理方法および酸処理船
JPH0956284A (ja) 吊り綱類通過装置、吊り綱類通過装置を用いた海苔網薬剤処理装置および吊り綱類通過装置を用いた海苔作業船
JP7359456B2 (ja) 水生生物の陸上養殖装置
KR102556604B1 (ko) 김 양식망 활성처리제 처리장치 및 이를 이용한 처리방법
JP3670058B2 (ja) 海苔網薬剤処理装置
JP2009112258A (ja) 海苔網活性処理装置
JP5424207B2 (ja) 海苔養殖方法及び海苔処理方法
JPH0856455A (ja) 海苔網処理装置
JP2009112257A (ja) 海苔網活性処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080603