JP2003174604A - 画像撮影装置、注文シート、注文処理装置及び方法 - Google Patents

画像撮影装置、注文シート、注文処理装置及び方法

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JP2003174604A
JP2003174604A JP2002283909A JP2002283909A JP2003174604A JP 2003174604 A JP2003174604 A JP 2003174604A JP 2002283909 A JP2002283909 A JP 2002283909A JP 2002283909 A JP2002283909 A JP 2002283909A JP 2003174604 A JP2003174604 A JP 2003174604A
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order
sheet
customer
photographing
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JP2002283909A
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English (en)
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Naoto Kaneshiro
金城  直人
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客以外によって撮影された画像を顧客が注
文するに際し、画像の確認等の時間を顧客に十分に与え
ることを可能とする。 【解決手段】 カメラマン12がDSC14によって顧客17
を撮影すると、シートに取り付けられたICチップに撮
影画像の識別コードが書き込まれると共に撮影画像も記
録された注文シート68がDSC14によって作成され、顧
客17に手渡される。撮影画像の注文に際し、顧客17は注
文受付端末86の設置箇所へ出向き、注文シート読取部92
の挿入口にシート68を挿入する。これにより、識別コー
ドが読み取られると共にシート68の全面がスキャナによ
り読み取られ、読取結果が注文処理装置70へ送信され
る。注文処理装置70は識別コードをキーにして画像DBか
ら該当する画像データを抽出し、顧客の注文に応じた処
理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像撮影装置、注文
シート、注文処理装置及び方法に係り、特に、任意の人
物を被写体として撮影可能な画像撮影装置、顧客が画像
注文に利用可能な注文シート、顧客からの画像注文を処
理する注文処理装置及び注文処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の撮影手段を持参して観光地や
テーマパーク等に出掛け、主要な場所で記念撮影を行う
等の場合、カメラと共に三脚等を持参したとしても、セ
ッティングが面倒等の理由で、撮影者自身を被写体とし
て撮影した画像は少なくなりがちである。また、例えば
テーマパークの特定のアトラクションで楽しんでいるシ
ーンを撮影しようとした場合、被写体としての同行者の
みが前記アトラクションに参加し、撮影者自身は前記ア
トラクションに参加せず撮影に専念する等のように、撮
影のために多大な困難が伴うことも多い。
【0003】上述した不都合を解消するための一手法と
して、例えばテーマパークの特定のアトラクションの参
加者を自動的に撮影し、撮影した画像を特定のアトラク
ションの出口で被写体としての参加者に提示し、参加者
からの注文があれば写真プリントを作成して参加者(顧
客)に引き渡すことは従来より行われている(例えば非
特許文献1参照)。また、観光地等において、カメラマ
ンが不特定の観光客を撮影し、撮影した画像の写真プリ
ントを、被写体としての観光客(顧客)が購入可能に観
光地の出口付近等で提示することも行われている。
【0004】
【非特許文献1】富士写真フイルム(株)、"ジュラシ
ック・パーク・ザ・ライド(R) フォト(R)"、[onlin
e]、[平成14年9月20日検索]、インターネット <URL:http://www.fujifilm.co.jp/usj/check/phtr
ide.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手法では、顧客が所望する画像(例えば顧客自身が被写
体として写っている画像)を、提示された複数の画像の
中から顧客自身が探し出す必要がある。このため、提示
された画像の数が多くなるに従い、所望の画像を探し出
すための顧客の負担が顕著になるという欠点がある。ま
た、画像を顧客に提示する場所が混雑していたり、顧客
自身の時間的な都合等の理由で、顧客が所望の画像を鑑
賞したり、画像を注文するか否かを検討するための時間
的な余裕に乏しいことも多く、顧客の購買意欲の減退に
繋がる可能性もあった。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、顧客以外によって撮影された画像を顧客が注文する
に際し、画像の確認等の時間を顧客に十分に与えること
が可能な画像撮影装置、注文シート、注文処理装置及び
注文処理方法を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る画像撮影装置は、撮影手段
と、前記撮影手段による撮影によって得られた画像を所
定のシートにプリントすることで、顧客が撮影画像の注
文に利用可能な注文シートを作成する注文シート作成手
段を備えた画像撮影装置であって、前記注文シート作成
手段が、前記所定のシートに前記撮影画像を識別するた
めの識別情報を記録するか、又は、前記所定のシートに
予め記録された識別情報を読み出し、該識別情報を前記
撮影手段による撮影によって得られた画像の画像データ
に付加する情報付加手段を更に備えたことを特徴として
いる。
【0008】請求項1記載の発明に係る画像撮影装置
は、撮影手段による撮影によって得られた画像を所定の
シートにプリントすることで、顧客が撮影画像の注文に
利用可能な注文シートを作成する注文シート作成手段を
備えている。そして、請求項1記載の発明では、注文シ
ート作成手段により、前記所定のシートに撮影画像を識
別するための識別情報が記録されるか、又は、前記所定
のシートに予め記録された識別情報が情報付加手段によ
って読み出され、該識別情報が撮影手段による撮影によ
って得られた画像の画像データに付加される。
【0009】これにより、例えば請求項1記載の発明に
係る画像撮影装置を所持したカメラマンが、任意の場所
で任意の被写体を撮影する毎に、撮影によって得られた
画像がプリントされた注文シートが作成されることにな
り、カメラマンは、作成された注文シートをその場に居
合わせた顧客(例えば被写体として撮影された顧客)に
渡すことができる。そして顧客は、渡された注文シート
にプリントされている画像を参照することで、撮影画像
の内容を確認することができる。
【0010】請求項1記載の発明において、撮影画像の
注文は撮影直後に行うようにしてもよいが、請求項1記
載の発明では、撮影画像を識別するための識別情報が注
文シート作成手段によって所定のシート(注文シート)
に記録されるか、又は所定のシート(注文シート)に予
め記録された識別情報が対応する画像データに付加され
るので、撮影によって得られた画像データを記憶手段に
保管しておけば、撮影してから或る程度の期間が経過し
たとしても、顧客が所持している注文シートに記録され
ている識別情報に基づいて、画像(注文対象の画像)の
画像データを容易に特定することができ、顧客の注文に
応えることができる。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、画
像の注文を撮影直後に行う必要がなくなり、渡された注
文シートにプリントされている画像を顧客が十分に確認
し、該画像を注文するとの結論に達した後に画像を注文
することができるので、顧客以外によって撮影された画
像を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧客
に十分に与えることが可能となる。
【0012】なお、所定のシートへの撮影画像のプリン
トは、例えばインクジェット方式や熱転写方式等の公知
の記録方式を適用して行うことができる。また、単一の
シートに単一の画像を記録することに限られるものでは
なく、顧客が注文する可能性のある画像が複数存在して
いる場合には、単一のシートに複数の画像を記録するよ
うにしてもよい。
【0013】また、請求項1記載の発明において、撮影
手段による撮影によって得られた画像の画像データは、
例えば請求項2に記載したように、記録媒体(例えばス
マートメディア(R)やコンパクトフラッシュ(R)、メモリ
スティック(R)等)に一旦記録された後に、注文処理装
置によって記録媒体から読み出されるか、又は注文処理
装置へ送信されることで、注文処理装置の記憶手段に保
管することができる。
【0014】また、請求項1記載の発明において、注文
シート作成手段が所定のシートに識別情報を記録した
り、所定のシートに予め識別情報を記録したりすること
は、例えば請求項3に記載したように、所定のシートに
予め設けられたICチップ又は磁気媒体に記録するか、
又は識別情報を表すコード(例えばバーコードやその他
のコード)を所定のシートに記録することで行うことが
できる。
【0015】更に、請求項1記載の発明において、注文
シート作成手段によって作成された注文シートを、被写
体としての顧客に撮影時に渡すことを考慮すると、注文
シートの作成は短時間で完了させる必要がある。このた
め、請求項4に記載したように、注文シート作成手段
は、撮影手段による撮影によって得られた画像データを
低画質化(例えば低解像度化や低階調数化、色数低減化
(モノクロ化も含む)、線画化、アニメ調にシンプル化
等)し、該低画質化した画像データを用いて所定のシー
トへの撮影画像のプリントを行うことが好ましい。一般
に画像データを低画質化すると情報量が少なくなり、プ
リントの高速化が可能となるので、注文シートの作成時
間を短縮することができる。
【0016】また、請求項1記載の発明において、所定
のシートは、例えば請求項5に記載したように、電子的
に書き込まれた画像を保持すると共に視認可能に表示
し、かつ保持画像を書替え可能な電子表示媒体(例えば
電子ペーパ(特表平11−502950号公報等参照)
等)を含んで構成されていてもよい。この場合、注文シ
ート作成手段は、撮影手段による撮影によって得られた
画像を所定のシートの電子表示媒体に書き込むように構
成することが好ましい。電子表示媒体は保持画像(表示
画像)を書替え可能であるので、電子表示媒体に一旦書
き込んだ画像を書替えることで所定のシートを再利用す
ることも可能となる。
【0017】請求項6記載の発明に係る注文シートは、
請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像撮影装置
の撮影手段による撮影によって得られた画像が、前記画
像撮影装置の前記注文シート作成手段により、顧客が前
記撮影画像の注文に利用可能なようにプリントされると
共に、前記注文シート作成手段によって前記撮影画像を
識別するための識別情報が記録されるか、又は、前記撮
影画像の画像データに付加するために、予め記録された
識別情報が前記画像撮影装置の前記付加手段によって読
み出されることを特徴としているので、当該注文シート
を渡された顧客が画像の注文を撮影直後に行う必要がな
くなり、渡された注文シートにプリントされている画像
を顧客が十分に確認し、該画像を注文するとの結論に達
した後に画像を注文することができる。従って、請求項
1記載の発明と同様に、顧客以外によって撮影された画
像を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧客
に十分に与えることが可能となる。
【0018】請求項7記載の発明に係る注文処理装置
は、画像撮影装置を用いた撮影によって得られた画像デ
ータを保管する記憶手段と、前記撮影によって得られた
画像が所定のシートにプリントされることで作成されて
撮影時に渡された注文シートを所持している顧客によっ
て前記画像が注文される際に、顧客による注文対象の画
像を特定するための情報を前記注文シートから取得する
取得手段と、前記記憶手段に保管されている画像データ
のうち、前記取得手段によって取得された情報によって
特定される注文対象の画像の画像データを用いて、該画
像を対象とする顧客からの注文に応じた所定の処理を行
う処理手段と、を含んで構成されている。
【0019】請求項7記載の発明では、画像撮影装置を
用いた撮影によって得られた画像データが記憶手段に保
管される。なお、撮影によって得られた画像データを入
手することは、前述のように、画像撮影装置によって記
録媒体に一旦記録された画像データを記録媒体から読み
出すか、又は画像撮影装置によって送信された画像デー
タを受信することで実現できる。
【0020】また、請求項7記載の発明では、撮影によ
って得られた画像が所定のシートにプリントされること
で作成された注文シートが撮影時に顧客に渡され、該注
文シートを所持している顧客によって画像が注文される
際に、顧客による注文対象の画像を特定するための情報
が、取得手段によって注文シートから取得される。そし
て、請求項7記載の発明に係る処理手段は、記憶手段に
保管されている画像データのうち、取得手段によって取
得された情報によって特定される注文対象の画像の画像
データを用いて、前記画像を対象とする顧客からの注文
に応じた所定の処理を行う。
【0021】このように、請求項7記載の発明によれ
ば、顧客による注文対象の画像を特定するための情報が
注文シートから取得されるので、撮影してから或る程度
の期間が経過したとしても、注文対象の画像の画像デー
タを容易に特定することができ、顧客の注文に応えるこ
とができる。従って、請求項1記載の発明と同様に、撮
影画像の注文を撮影直後に行う必要がなくなり、渡され
た注文シートにプリントされている撮影画像を顧客が十
分に確認し、該画像を注文するとの結論に達した後に画
像を注文することができるので、顧客以外によって撮影
された画像を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時
間を顧客に十分に与えることが可能となる。
【0022】なお、請求項7記載の発明において、画像
撮影装置が、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の
画像撮影装置である場合、取得手段は、例えば請求項8
に記載したように、注文シートに記録された識別情報
(注文シート作成手段によって記録されるか、又は、所
定のシートに予め記録された識別情報)を読み取ること
で、注文対象の画像を特定するための情報を取得するよ
うに構成することができる。この場合、取得した識別情
報に基づいて、注文対象の画像を容易に特定することが
できる。
【0023】なお、例えば識別情報が所定のシートに予
め設けられたICチップに記録されている場合、識別情
報はICチップから電気的に読み取ることができる。ま
た、例えば識別情報が所定のシートに予め設けられた磁
気媒体に記録されている場合、識別情報は磁気媒体から
磁気的に読み取ることができる。更に、例えば識別情報
を表すコードが所定のシートに記録されている場合、識
別情報はコードを光学的に読み取ることで取得すること
ができる。
【0024】また、請求項7記載の発明において、取得
手段は、例えば請求項9に記載したように、注文シート
を読み取るか、又は読取装置による注文シートの読取結
果を受信することで、注文対象の画像を特定するための
情報として注文シートの読取結果を取得するようにして
もよい。注文シートの読み取りは、例えばイメージスキ
ャナ等によって行うことができる。また、読取装置によ
る注文シートの読取結果を受信する態様において、読取
装置としては、例えばファクシミリ装置のイメージスキ
ャナを適用することができ、顧客がファクシミリ装置を
用いて注文シートの読取結果を送信することで、該読取
結果を受信することができる。
【0025】この場合、処理手段は、例えば請求項9に
記載したように、取得された注文シートの読取結果を解
析することで注文対象の画像を特定することができる。
注文シートの読取結果の解析及び注文対象の画像の特定
は、具体的には、例えば注文シートの読取結果からシー
トにプリントされた画像に相当する領域のデータを抽出
し、抽出したデータが表す画像を記憶手段に保管されて
いる各画像データが表す各画像と各々照合することで行
ってもよいし、抽出したデータが表す画像の特徴量を演
算し、演算した特徴量を記憶手段に保管されている各画
像データが表す各画像の特徴量と各々比較することで行
ってもよい。
【0026】請求項9記載の発明では、注文シートの読
取結果を解析して注文対象の画像を特定する必要がある
ので、処理が若干複雑になるが、撮影時に識別情報を注
文シートに記録する必要がなくなるので、注文シートの
作成に要する時間を短縮することが可能となる。
【0027】また、請求項7記載の発明において、顧客
からの注文の内容(例えば画像の数やサイズ、トリミン
グを行う範囲等)が顧客によって注文シートに手書きで
記入される場合には、請求項10に記載したように、取
得手段は、注文内容が手書きで記入された注文シートを
読み取るか、又は読取装置による注文シートの読取結果
を受信し、注文シートの読取結果を解析することで顧客
からの注文内容を表す情報を取得し、処理手段は、取得
手段によって取得された顧客からの注文内容を表す情報
に基づいて所定の処理を行うことが好ましい。
【0028】これにより、顧客が注文内容を手書きで記
入することが可能になり、顧客による注文を容易に行う
ことができるようになると共に、手書きで記入された注
文内容が自動的に認識されるので、顧客からの注文の受
け付けを省力化することができる。
【0029】また、請求項7記載の発明における所定の
処理としては、例えば請求項11に記載したように、記
憶手段に保管されている画像データのうち、注文対象の
画像の画像データを用いてプリントを作成するか又は該
プリントの作成を依頼する処理、注文対象の画像の画像
データを顧客へ引き渡すか又は配信する処理が挙げられ
る。なお、画像データを顧客へ引き渡すか又は配信する
際に所定の画像処理(例えば拡大縮小、トリミング、画
質向上のための画像処理)を行うようにしてもよい。
【0030】請求項12記載の発明に係る注文処理方法
は、撮影を行った際に、前記撮影によって得られた画像
を所定のシートにプリントすることで注文シートを作成
して顧客に渡すと共に、撮影によって得られた画像デー
タを記憶手段に保管しておき、前記注文シートを所持し
ている顧客によって前記画像が注文される際に、顧客に
よる注文対象の画像を特定するための情報を前記注文シ
ートから取得し、取得した前記情報に基づいて注文対象
の画像を特定し、前記記憶手段に保管されている注文対
象の画像の画像データを用いて、該画像を対象とする顧
客からの注文に応じた所定の処理を行うので、請求項7
記載の発明等と同様に、顧客以外によって撮影された画
像を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧客
に十分に与えることが可能となる。
【0031】また、請求項12記載の発明において、例
えば請求項13に記載したように、所定のシートは、電
子的に書き込まれた画像を保持すると共に視認可能に表
示し、かつ保持画像を書替え可能な電子表示媒体を含ん
で構成しておき、撮影によって得られた画像を所定のシ
ートの電子表示媒体に書き込むことで注文シートを作成
し、注文シートを所持している顧客によって前記画像が
注文される際に、注文シートを回収し、回収した注文シ
ートの電子表示媒体に書き込まれている画像を消去して
再利用するようにしてもよい。これにより、所定のシー
トを注文シートとして繰り返し利用することが可能とな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に
係る画像注文システム10が示されている。本実施形態
では、例えば観光地やテーマパーク、イベント会場、公
園等の任意の撮影場所において、カメラマン12によ
り、その場に居合わせた任意の人物を被写体として撮影
が行われる。本実施形態に係る画像注文システム10
は、上記の撮影で被写体として撮影された人物(顧客1
7)が撮影画像を注文する(詳しくは写真プリントの作
成を注文したり、撮影画像の画像データの引渡しを注文
する)ことを可能とするシステムである。
【0033】カメラマン12はプリンタを内蔵したデジ
タルスチルカメラ14(以下、DSC14という)を所
持しており、カメラマン12による撮影はDSC14を
用いて行われる。なお、DSC14は本発明に係る画像
撮影装置に対応している。
【0034】図2に示すように、DSC14の本体16
は略箱型で、正面から見て左側に、本体16の把持を容
易とするための突起(把持部)が形成された形状とされ
ている。図2(A)に示すように、本体16の正面側中
央にはレンズ18が取付けられており、本体16のレン
ズ18上方には、ユーザが撮影範囲等を目視で確認する
ための光学ファインダ20、低照度での撮影等の場合に
補助光を発するためのストロボ22が取付けられてい
る。また、正面から見て左側の側面には、撮影によって
得られた画像データ(撮影画像データ)を記録する記録
メディア24(例えばスマートメディア(R)、コンパク
トフラッシュ(R)、メモリスティック(R)等)を装填する
ためのスロット26が設けられている。
【0035】本体16の上面には、正面から見て右側に
電源スイッチ28が、左側(把持部に対応する位置)に
シャッターボタン30が各々設けられており、図2
(B)に示すように、本体16の背面における光学ファ
インダ20の下方側には、撮影した画像を再生表示する
ためのLCD等から成るディスプレイ32が設けられて
おり、ディスプレイ32の上方にはメニュースイッチ3
4及び表示切替スイッチ36が各々取付けられている。
【0036】また、本体16の背面には、背面から見て
右側上方にスクロールスイッチ38が設けられており、
背面から見て右側側面には、複数枚の印刷用シートを収
納したカートリッジ40を装填するためのスロット42
が設けられている。スクロールスイッチ38の下方側に
相当する本体16の内部にはプリンタ部44が設けられ
ている。プリンタ部44はDSC14にカートリッジ4
0が装填された状態で、印刷用シートへのプリントが指
示されると、カートリッジ40から印刷用シートを引き
出して画像等を記録する。プリンタ部44によって画像
等が記録されたシート(注文シート68:図1も参照)
は、本体16の下面から排出される。
【0037】なお、図5にも示すように、注文シート6
8(印刷用シート)にはICチップ68Aが予め取付け
られている。ICチップ68Aは記憶内容を書き換え可
能で不揮発性の半導体メモリから成り、プリンタ部44
は注文シート68のICチップに情報を記録する機能も
有している。
【0038】DSC14の電気系の構成は図3に示され
ている。レンズ18は、詳しくはオートフォーカス(A
F)機構を備えたズームレンズ(焦点距離可変レンズ)
であり、レンズ18のAF機構及びズーム機構は駆動回
路46によって駆動される。なおズームレンズに代え
て、AF機構のみを備えた焦点距離固定レンズをレンズ
18として用いてもよい。
【0039】本体16内部のレンズ18の焦点位置に相
当する位置には、エリアCCDセンサ等で構成される撮
像デバイス48が配置されており、被写体を反射してレ
ンズ18に入射された光は撮像デバイス48の受光面に
結像される。撮像デバイス48は、駆動回路46が内蔵
しているタイミング発生回路(図示省略)によって発生
されたタイミング信号に同期したタイミングで駆動さ
れ、画像信号(受光面上にマトリクス状に配列された多
数個の光電変換セルの各々における受光量を表す信号)
を出力する。
【0040】レンズ18と撮像デバイス48との間には
シャッタ/絞り50が配置されている。シャッタ及び絞
りは駆動回路46によって駆動される。シャッタは撮像
デバイス48から画像信号が出力されるときに、撮像デ
バイス48の受光面に光が入射することでスミアが発生
することを防止するためのものであり、撮像デバイス4
8の構成によっては省略可能である。また絞りは、絞り
量を連続的に変更可能な単一の絞りで構成してもよい
し、絞り量が異なる複数の絞りを切替える構成であって
もよい。駆動回路46にはストロボ22も接続されてい
る。ストロボ22は、低照度であることが検出された場
合や、ユーザによって発光が指示された場合に、駆動回
路46によって発光される。
【0041】撮像デバイス48の信号出力端にはA/D
変換器52、信号処理部54、データ圧縮部56、内蔵
メモリ58が順に接続されている。撮像デバイス48か
ら出力された画像信号は、A/D変換器52によってデ
ジタルの画像データに変換されて信号処理部54へ入力
され、色補正・γ補正・Y/C変換等の各種処理が行わ
れる。信号処理部54から出力された画像信号は、デー
タ圧縮部56によって所定のフォーマット(例えばjpeg
形式)の画像ファイルに圧縮・変換されて内蔵メモリ5
8に一時記憶される。
【0042】駆動回路46、A/D変換器52、信号処
理部54、データ圧縮部56及び内蔵メモリ58はバス
60に接続されており、このバス60には、CPU,R
OM(後述する画像撮影処理を行うためのプログラムは
このROMに予め記憶されている),RAM等を含んで
構成された制御部62が接続されていると共に、メニュ
ースイッチ34が接続され、更に、電源スイッチ28や
表示切替スイッチ36、スクロールスイッチ38、シャ
ッターボタン30が操作されることでオンオフされるシ
ャッタースイッチを含むスイッチ類(図3では「操作ス
イッチ64」と表記)、前述のプリンタ部44、スロッ
ト26に装填された記録メディア24への情報の書き込
み及び記録メディア24からの情報の読み出しを行う外
部I/F部66が各々接続されている。
【0043】なお、図3において、プリンタ部44を除
く各構成要素は請求項1に記載の撮影手段に対応してお
り、制御部62はプリンタ部44と共に、請求項1に記
載の注文シート作成手段としての機能を兼ね備えてい
る。
【0044】次に、画像注文システム10の注文処理装
置70について説明する。注文処理装置70はワークス
テーション等のコンピュータから成り、CPU70A、
ROM70B、RAM70C、入出力ポート70Dがバ
ス70Eを介して互いに接続され、入出力ポート70D
に通信制御装置(例えばモデム又はルータ)72、メデ
ィアドライバ74、ハードディスク装置(HDD)76
が各々接続されて構成されている。
【0045】注文処理装置70のHDD76には、本発
明に係る画像注文処理(詳細は後述)を注文処理装置7
0のCPU70Aによって実行するための画像注文プロ
グラムが予めインストールされており、CPU70Aが
画像注文プログラムを実行することで、注文処理装置7
0を構成するコンピュータが本発明に係る注文処理装置
として機能する。
【0046】カメラマン12が所持しているDSC14
は、カメラマン12が撮影を行う度に撮影画像データや
その他の情報を記録メディア24に記録するが、メディ
アドライバ74は、カメラマン12によって持ち込まれ
た記録メディア24から撮影画像データ等の情報の読出
しを行う。HDD76には画像データ等を記憶するため
の画像データベース(画像DB)が設けられており、メ
ディアドライバ74によって記録メディア24から読み
出された情報はHDD76の画像DBに記憶(保管)さ
れる。このように、HDD76は請求項7に記載の記憶
手段に対応している。
【0047】また、注文処理装置70の通信制御装置7
2は通信網78に接続されている。この通信網78は、
公衆電話網、高速かつ大容量の専用通信網、インターネ
ット等のコンピュータ・ネットワークの少なくとも1つ
を含んで構成されており、全国に多数存在するプリント
仕上げ業者80が各々所有するコンピュータ(PC)8
2、複数台の注文受付端末86、画像注文システム10
の顧客17が所持しているコンピュータ(PC)94が
各々接続されている。
【0048】プリント仕上げ業者80は、写真フィルム
に記録されている画像を読み取るフィルムスキャナ、画
像データが表す画像を印画紙等の記録材料に記録するプ
リント仕上げ処理を行うデジタルプリンタ等の機器から
成るデジタルプリントシステム84を所持している。デ
ジタルプリントシステム84はPC82に接続されてお
り、通信網78を介してPC82が受信した画像データ
を用いてプリント仕上げ処理を行うことも可能とされて
いる。
【0049】また、注文受付端末86は顧客17からの
注文を受け付けるための端末であり、任意の場所(カメ
ラマン12が撮影を行っている場所の近傍でもよいし、
撮影場所と無関係の場所(例えばコンビニエンスストア
やDPE受付店の店頭等)でもよい)に設置されてい
る。注文受付端末86は、CPU,ROM(後述する注
文受付処理を行うためのプログラムはこのROMに予め
記憶されている),RAM等を含んで構成された制御部
86A、CRTやLCD等から成り画像等を表示可能な
ディスプレイ88、顧客17が任意の情報を入力するた
めのキーボード等から成る入力部90、注文シート読取
部92を含んで構成されており、通信網78を介して注
文処理装置70と通信を行う機能も有している。
【0050】また、注文シート読取部92には注文シー
ト68を挿入するための挿入口(図示省略)が設けられ
ていると共に、図示しないイメージスキャナを内蔵して
おり、挿入口を介して挿入された注文シート68のIC
チップ68Aから情報を読み出すと共に、装填された注
文シート68をイメージスキャナによって読み取る機能
を有している。
【0051】次に本実施形態の作用を説明する。本実施
形態において、カメラマン12は前述した任意の撮影場
所内の一定の位置に留まったり、或いはその近辺を徘徊
しながら被写体としての人物の到来を待ち、人物が到来
すると、所持しているDSC14を用いて到来した人物
を撮影することを繰り返す。DSC14の電源が投入さ
れている間、DSC14の制御部62によって実行され
る画像撮影処理について、図4のフローチャートを参照
して説明する。
【0052】ステップ150では、カメラマン12によ
ってシャッターボタン30が押されたか否か判定する。
判定が否定された場合にはステップ152へ移行し、カ
メラマン12によって操作スイッチ64が操作されるこ
とで注文シート68の作成が指示されたか否か判定す
る。この判定も否定された場合にはステップ150に戻
り、何れかの判定が肯定される迄ステップ150,15
2を繰り返す。
【0053】カメラマン12がDSC14の光学ファイ
ンダ20を覗いて撮影対象の被写体を確認し、シャッタ
ーボタン30を押すと、シャッタスイッチがオンされる
ことでステップ150の判定が肯定されてステップ15
4へ移行し、撮像デバイス48からA/D変換器52、
信号処理部54、データ圧縮部56を経由して内蔵メモ
リ58に一時記憶された画像データ(画像信号)を取り
込み、該画像データに基づいて自動的に露出を決定し、
シャッタースピード(撮像デバイス48の電荷蓄積時
間)及び絞りにおける絞り量を決定し、駆動回路46を
介して撮像デバイス48の電子シャッタ機構の作動タイ
ミングを制御すると共に絞りを駆動するAE処理を行
う。
【0054】ステップ156では、合焦位置(フォーカ
ス状態におけるレンズ位置)を探索し、フォーカス状態
(合焦状態)となるようにレンズ18のAF機構のステ
ッピングモータを駆動する公知のAF処理を行う。そし
てステップ158では、フォーカス状態で撮像デバイス
48によって被写体を撮像する撮影処理を行い、次のス
テップ160では、A/D変換器52、信号処理部5
4、データ圧縮部56を経由した画像データを撮影画像
データとして内蔵メモリ58に一時記憶させる。
【0055】次のステップ162では、内蔵メモリ58
に一時記憶させた撮影画像データに対し、個々の撮影画
像データを識別するための識別コードを設定する。そし
てステップ164では、一時記憶させた撮影画像データ
を、ステップ162で設定した識別コードと対応付けて
記録メディア24に書き込んだ後にステップ150に戻
る。カメラマン12が撮影を行う毎に上記処理が繰り返
されることで、撮影によって得られた撮影画像データ
は、各々異なる識別コードと対応付けられて記録メディ
ア24に順次記憶されることになる。
【0056】またカメラマン12は、例えば同一の人
物、或いは複数の人物から成る単一のグループ内の各人
物を被写体とする撮影(撮影枚数は1枚でも複数枚でも
よい)を終了する毎に操作スイッチ64を操作し、被写
体としての顧客17に手渡すための注文シート68の作
成を指示する。これにより、ステップ152の判定が肯
定されてステップ168へ移行する。
【0057】ステップ168以降の処理は請求項1に記
載の注文シート作成手段(詳しくは請求項3及び請求項
4に記載の注文シート作成手段)に対応しており、記録
メディア24に記憶されている撮影画像データのうち、
注文シート68の作成を行っていない撮影画像データを
全て読み出す。そしてステップ170では、ステップ1
68で読み出した撮影画像データが表す画像をディスプ
レイ32に一覧表示させると共に、作成する注文シート
68に記録すべき画像の選択をカメラマン12に要請す
るメッセージをディスプレイ32に表示させる。
【0058】次のステップ172では、処理対象の画像
(注文シート68への記録対象の画像)がカメラマン1
2によって選択されたか否か判定し、判定が肯定される
迄待機する。ステップ168でディスプレイ32に表示
されたメッセージを参照したカメラマン12が、例えば
注文シート68を手渡す顧客17が被写体として写って
いる全ての画像を選択すると、前記判定が肯定されてス
テップ174へ移行し、カメラマン12によって選択さ
れた画像の撮影画像データに対し、解像度を低下させる
と共に階調数を低下させる低画質化処理を行う。
【0059】また、次のステップ176では、ステップ
174の低画質化処理を経た画像データを用い、例とし
て図5に示すような注文シート68の画像や文字をプリ
ンタ部44によって印刷用シートに記録させることで、
注文シート68を作成させるための注文シート印刷用デ
ータを生成する。一例として図5に示す注文シート68
は、注文可能な複数の画像がマトリクス状に記録される
と共に記入欄68Bが設けられ、顧客17による注文内
容の記入を補助するための文字が記入欄68Bに記録さ
れて構成されている。
【0060】図5の例では、注文内容として、注文種別
(プリント注文か画像データ配信か)を指定可能とさ
れ、更に、注文種別がプリント注文の場合にはプリント
サイズ、プリント枚数及びトリミングの有無を、注文種
別が画像データ配信の場合には配信対象の画像を指定可
能とされている。なお、記入欄68Bは注文シート68
の裏面に設けてもよい。また、注文シート68の裏面
に、注文受付端末86の設置位置や、注文受付端末86
が設置された特定のDPE受付店の広告等を記録するよ
うにしてもよい。
【0061】ステップ178では、処理対象の撮影画像
データと対応付けて記憶されている識別コードを記録メ
ディア24から各々読み出し、次のステップ180で
は、カートリッジ40から単一の印刷用シートが取り出
され、ステップ178で読み出した識別コードが、取り
出された印刷用シートのICチップ68Aに書き込まれ
るようにプリンタ部44を制御する。
【0062】そしてステップ182では、ステップ17
6で生成した注文シート印刷用データをプリンタ部44
へ出力し、該注文シート印刷用データが表す画像・文字
が、ステップ180で取り出された印刷用シート(IC
チップ68Aに識別コードが書き込まれた印刷用シー
ト)に記録されるようにプリンタ部44を制御し、ステ
ップ150に戻る。これにより、図5に示すような注文
シート68が作成されてDSC14の本体16外部へ排
出されることになる。
【0063】作成された注文シート68がDSC14の
本体16外部へ排出されると、カメラマン12は作成さ
れた注文シート68を顧客17に手渡す。これにより、
顧客17は、手渡された注文シート68を参照すること
で、撮影画像の確認等を行うことができる。また、詳細
は後述するが、顧客17に注文シート68を手渡すこと
で、撮影してから或る程度の期間が経過したとしても、
注文シート68に記録された画像の注文を顧客17が注
文シート68を用いて容易に行うことができるので、顧
客17が画像の注文を撮影直後に行う必要がなくなり、
注文シート68にプリントされている画像を十分に確認
し、該画像を注文するとの結論に達した後に画像を注文
することができる。
【0064】なお、注文シート68に記録されている画
像は、各々低画質化処理を経た画像データを用いて記録
されるので、プリンタ部44による注文シート68の作
成(画像の記録)を短時間で完了させることができ、注
文シート68を手渡すために顧客17を必要以上に待た
せることも回避することができる。
【0065】一方、カメラマン12は、一定数の画像を
撮影した、或いは1日の撮影を終了した等のタイミング
で、注文処理装置70が設置された管理センタへ記録メ
ディア24を送付し、管理センタのオペレータはカメラ
マン12から送付された記録メディア24を注文処理装
置70のメディアドライバ74にセットする。
【0066】注文処理装置70では、メディアドライバ
74に記録メディア24がセットされたり、注文受付端
末86から何らかの情報を受信すると、図6に示す画像
注文処理が起動される。この画像注文処理では、ステッ
プ200で入力情報の種類を判定する。メディアドライ
バ74に記録メディア24がセットされることで起動さ
れた場合には、入力情報は撮影画像データであると判断
してステップ202へ移行する。
【0067】ステップ202では記録メディア24から
単一の撮影画像データ、及び該撮影画像データと対応付
けて記憶されている識別コードを読み出し、次のステッ
プ204では、HDD76に設けた画像DBに、ステッ
プ202で読み出した撮影画像データと識別コードを対
応付けて記憶させる。次のステップ206では、記録メ
ディア24に記録されている全ての撮影画像データを画
像DBに記憶させたか否か判定する。
【0068】判定が否定された場合にはステップ202
に戻り、ステップ206の判定が肯定される迄ステップ
202〜ステップ206を繰り返す。そして、ステップ
206の判定が肯定されると画像注文処理を終了する。
カメラマン12から記録メディア24を受領する毎に上
記処理を行うことにより、画像DBには、カメラマン1
2によって撮影された全ての画像について、撮影画像デ
ータ及び識別コードが各々記録されることになる。
【0069】続いて画像注文について説明する。撮影時
に注文シート68を手渡された顧客17は、注文シート
68に記録されている画像を十分に確認・鑑賞した後
に、注文を所望する画像が有れば、注文シート68の記
入欄68Bに注文内容を手書きで書き込む。また、注文
種別がプリント注文であり、撮影画像に対してトリミン
グを行った写真プリントの作成を所望している場合に
は、例として図5に符号「68C」を付して示すよう
に、トリミング範囲を表す枠を手書きで記入する。
【0070】そして、注文シート68への注文内容の記
入が完了すると、顧客17は注文受付端末86が設置さ
れた箇所に出向き、注文受付端末86の注文シート読取
部92に設けられた挿入口を介して注文シート68を挿
入する。これにより、注文受付端末86の制御部86A
によって図7に示す注文受付処理が実行される。
【0071】すなわち、ステップ240では挿入口を介
して挿入された注文シート68のICチップ68Aか
ら、注文シート68に記録されている各画像の識別コー
ドを注文シート読取部92によって各々読み出す。ま
た、次のステップ242では、挿入された注文シート6
8を注文シート読取部92のイメージスキャナによって
読み取る。ステップ244では顧客情報の入力を要請す
るメッセージをディスプレイ88に表示させることで、
顧客情報の入力を顧客17に要請する。ステップ246
では顧客情報が入力されたか否か判定し、判定が肯定さ
れる迄待機する。
【0072】顧客情報の入力が要請されると、顧客17
は、氏名、住所、連絡先電話番号等の顧客情報を、入力
部90を介して入力する。また、注文種別が「画像デー
タ配信」の場合には、注文対象の画像データの送信先を
特定するための情報(例えば顧客17のメールアドレス
等)も同時に指定する。これにより、ステップ246の
判定が肯定されてステップ248へ移行する。なお、注
文を受け付けた顧客17に顧客IDを付与すると共に、
前記顧客17によって入力された顧客情報を顧客IDと
対応付けて記憶しておき、次回以降の注文では、顧客1
7が顧客IDのみを入力することで、入力された顧客I
Dに対応する顧客情報を読み出すようにしてもよい。ま
た、顧客17によって入力された顧客情報を顧客カード
等に書き込んで顧客17に渡し、次回以降の注文では、
顧客17が所持している顧客カード等から顧客情報を読
み出すようにしてもよい。
【0073】次のステップ248では、注文シート68
のICチップ68Aから読み出した識別コード、イメー
ジスキャナによって注文シート68を読み取ることによ
って得られた注文シートのイメージデータ、顧客17に
よって入力された顧客情報を、通信網78を介して注文
処理装置70へ注文要求情報として送信する。次のステ
ップ250では、注文処理装置70から応答を受信した
か否か判定し、判定が肯定される迄待機する。
【0074】注文受付端末86から送信された上記の注
文要求情報が注文処理装置70で受信されると、注文処
理装置70で画像注文処理(図6)が起動され、前述のス
テップ200からステップ208へ移行する。ステップ
208では、受信した注文要求情報から単一の画像の識
別情報を取り出し、次のステップ210では、取り出し
た識別情報をキーにしてHDD76の画像DBを検索す
ることで、取り出した識別情報に対応する単一の撮影画
像データを画像DBから抽出する。このように、識別コ
ードをキーとすることで、注文シート68に記録されて
いる画像の撮影画像データを容易に取得することができ
る。
【0075】次のステップ212では、受信した注文要
求情報に含まれる全ての識別コードに対して上記の処理
を行ったか否か判定する。判定が否定された場合にはス
テップ208に戻り、ステップ212の判定が肯定され
る迄、ステップ208〜ステップ212を繰り返す。こ
れにより、注文シート68に記録されている全ての画像
の撮影画像データを取得することができる。
【0076】ステップ212の判定が肯定されるとステ
ップ214へ移行し、受信した注文要求情報から注文シ
ート68のイメージデータを取り出す。そしてステップ
216では、取り出した注文シート68のイメージデー
タを解析し、顧客17からの注文内容(注文種別等)を
認識する。
【0077】この注文内容の認識は、例えば注文シート
68の記入欄68Bを未記入状態で読み取ることによっ
て得られるイメージデータを予め用意しておき、注文要
求情報から取り出したイメージデータから、記入欄68
Bに相当する領域のイメージデータを抽出し、抽出した
イメージデータを予め用意したイメージデータと比較・
照合することで、顧客17が手書きで記入したマークや
文字等を抽出し、抽出したマーク等の位置を判断した
り、抽出した文字を認識することで行うことができる。
【0078】また、顧客17によって手書きで記入され
たトリミング枠68Cについても、例えば注文要求情報
から取り出したイメージデータから、個々の画像に相当
する領域のイメージデータを抽出し、抽出したイメージ
データを、先のステップ210で抽出した撮影画像デー
タと比較・照合することで、トリミング枠68Cに相当
する線を抽出し、抽出した線の位置からトリミング範囲
を判断することができる。
【0079】なお、上述したステップ208〜ステップ
216は、注文シート68のICチップ68Aからの識
別コードの読み出し及びイメージスキャナによる注文シ
ート68の読み取りを行う注文受付端末86と共に、請
求項7(詳しくは請求項8及び請求項10)に記載の取
得手段に対応している。
【0080】顧客17からの注文内容の認識が完了する
と、次のステップ218において、注文要求情報送信元
の注文受付端末86に対し、注文を受け付けた旨を通知
する情報を送信する。この情報が注文受付端末86で受
信されることで、注文受付端末86で実行されている注
文受付処理(図7)のステップ250の判定が肯定され
てステップ252へ移行し、注文を受け付けた旨を通知
するメッセージが注文受付端末86のディスプレイ88
に表示される。これにより、注文が受け付けられたこと
を顧客17が認識することができる。
【0081】なお、注文受付端末86に、顧客が所持し
ている注文シート68に基づき、そのコピー(同一の画
像が記録されたシート)を作成する機能を搭載してもよ
い。これにより、カメラマン12から注文シート68を
手渡された顧客が、注文受付端末86を利用して前記注
文シート68のコピーを入手し、入手したコピーを知人
に配布し、顧客自身及び知人が所望しているプリント注
文を後日集計(例えば個々の画像毎のプリント枚数を集
計する等)した後にプリント注文を行う等の利用も可能
となる。
【0082】一方、注文処理装置70で実行されている
画像注文処理では、次のステップ220において、ステ
ップ216で認識した注文内容に基づき、顧客17によ
る注文種別がプリント注文か画像データの配信か判定す
る。
【0083】注文種別がプリント注文である場合には、
ステップ220からステップ222へ移行し、注文要求
情報に含まれる顧客情報によって特定できる顧客17の
住所等に基づいて、多数のプリント仕上げ業者80の中
から今回のプリント注文の発注に最適なプリント仕上げ
業者80を選定した後に、ステップ216で認識した注
文内容(プリントサイズ、注文対象の個々の画像毎のプ
リント枚数・トリミングの有無やトリミング範囲)を表
す情報、注文対象の個々の画像の撮影画像データ、顧客
17の顧客情報等を、選定したプリント仕上げ業者80
のPC82へ送信することで顧客からのプリント注文を
発注し、画像注文処理を終了する。
【0084】なお、注文要求情報送信元の注文受付端末
86が、特定のDPE受付店の店頭に設置された端末で
あった場合には、プリント仕上げ業者80の選定に際
し、前記特定のDPE受付店と関係のある特定のプリン
ト仕上げ業者80を選定することが望ましい。
【0085】通信網78を介してPC82により上記の
情報を受信したプリント仕上げ業者80は、受信した撮
影画像データを用いて、受信した注文内容を表す情報に
合致するプリントサイズ・プリント枚数だけ写真プリン
トを作成し(トリミング有りの場合は指定されたトリミ
ング範囲をトリミングした写真プリントを作成し)、顧
客17の住所へ配送する。これにより、顧客17は、注
文対象として選択した画像の写真プリントを、指定した
注文内容に合致する条件(サイズ・枚数)で受け取るこ
とができる。
【0086】また、顧客17による注文が「画像データ
配信」の場合にはステップ220からステップ224へ
移行し、顧客17により注文対象として選択された画像
の撮影画像データを、顧客17から指定された送信先へ
送信し、画像注文処理を終了する。これにより、顧客1
7は、注文対象として選択した画像の撮影画像データ
を、PC94や、顧客17が所持している携帯電話機等
を介して受信することができる。上述したステップ22
0〜ステップ224は請求項7に記載の処理手段(詳し
くは請求項11に記載の処理手段)に対応している。
【0087】なお、上記のように撮影画像データを配信
することに代えて、撮影画像データを所定の記録媒体
(例えばフロッピー(R)ディスクやCD−R、MO等)
に記録して顧客17へ発送することで、注文を受けた撮
影画像データを顧客17へ引き渡すようにしてもよい。
また、撮影画像データを顧客17へ配信又は引き渡す際
に、所定の画像処理(例えば拡大縮小、トリミング、画
質向上のための画像処理等)を行うようにしてもよい。
【0088】なお、上記ではDSC14を用いた撮影に
よって得られた撮影画像データが、記録メディア24を
媒介して注文処理装置70のHDD76(画像DB)に
記憶(保管)される場合を説明したが、これに限定され
るものではなく、DSC14を用いて撮影が行われる
毎、或いは注文シート68に記録される毎、等のタイミ
ングで、該当する撮影画像データがDSC14から注文
処理装置70へ無線で送信されるようにしてもよい。
【0089】なお、上記ではカメラマン12が撮影を行
う場合を説明したが、これに限定されるものではなく、
自動的に撮影を行って注文シート68を作成し、顧客1
7に渡すようにしても良いことは言うまでもない。具体
的には、例えばテーマパーク等に設置された乗り物の各
座席に撮影部及びプリンタ(本発明に係る画像撮影装
置)を各々設置し、所定のタイミングで撮影部により自
動撮影を行わせ、自動撮影によって得られた撮影画像デ
ータを注文処理装置へ伝送させる(データ伝送の方式は
有線でも無線でもよい)ことで、顧客からの画像注文に
備えて撮影画像データを注文処理装置に保管させると共
に、乗り物の各座席に着席していた顧客が乗り物から降
車する際に、撮影画像データに基づきプリンタによって
注文シート68を作成・出力させる(顧客へ渡す)よう
にしてもよい。
【0090】また、上記態様の変形例として、撮影部と
プリンタの台数及び設置箇所を相違させるようにしても
よい。例えば、複数の座席(に着席している顧客)を1
回の撮影で撮影可能なように撮影部の設置位置及び撮影
範囲を定め、当該撮影部による自動撮影によって得られ
た撮影画像データを、当該撮影部の撮影範囲内に位置し
ている複数の座席に各々設置された複数台のプリンタへ
各々伝送し、同一の画像が記録された注文シートを各々
作成・出力させるようにしてもよい。また、複数台の撮
影部により特定の被写体が複数地点又は複数方向から各
々撮影されるように、各撮影部の設置位置及び撮影範囲
を定め(例えば乗り物の移動ルートに沿った複数箇所で
同一人物を時系列に撮影したり、同一人物を同一タイミ
ングで複数方向から撮影する等)、複数台の撮影部によ
って撮影された複数の画像を注文シート上にインデック
ス画像として記録するようにしてもよい。
【0091】また、上記では注文シート68の記入欄6
8Bに顧客17が注文内容を記入する例を説明したが、
これに限定されるものではなく、例えば注文受付端末8
6にタッチパネル式の入力装置を設置し、表示画面に撮
影画像が表示されている状態で、顧客17が電子ペン等
を操作することで注文内容を指定・入力するようにして
もよい。
【0092】更に、上記では注文シート68にICチッ
プ68Aを取付けておき、個々の撮影画像を識別するた
めの識別コードをICチップ68Aに書き込む態様を例
に説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、ICチップ68Aに代えて磁気テープ等の磁気記録
媒体を注文シート68に付加し、識別コード又はその類
の情報を磁気記録媒体に磁気的に記録するようにしても
よい。また、識別コード又はその類の情報を注文シート
68にバーコード等として記録するようにしてもよい。
【0093】ICチップや磁気記録媒体への記録に好適
な識別コード以外の他の情報としては、例えば撮影画像
データを低解像度化した縮小画像データが挙げられる。
この縮小画像データを記録しておくことで、例えば注文
受付端末86を介して画像注文を行う際に、縮小画像デ
ータを用いて撮影画像を表示したり、縮小画像データを
用いて顧客が所持しているPCに撮影画像を表示するこ
とで、顧客が撮影画像を確認することも可能となる。ま
た、上記の縮小画像データに代えて、撮影画像データそ
のものを注文シートに記録するようにしてもよい。この
場合、注文シートに識別コードを記録したり、注文処理
装置で撮影画像データを保管したりする必要がなくな
る。このように、請求項1に記載の識別情報には撮影画
像データも含まれる。なお、注文シートに撮影画像デー
タを記録する場合には、所定の注文受付端末86や系列
のプリント仕上げ業者80でのみ画像表示や写真プリン
トの作成が可能なように、撮影画像データに対して所定
の暗号化を施した後に注文シートに記録するようにして
もよい。
【0094】また、注文シートを作成するためのシート
に、書き込まれた画像を電子的に保持すると共に視認可
能に表示し、かつ保持画像を書替え可能な電子ペーパ等
の電子表示媒体が設けられていてもよい。図8に示す注
文シート94は、カメラ(例えばDSC)に設けられた
図示しない書込装置(請求項5に注文シート作成手段に
相当)により、電子表示媒体96に画像が書き込まれる
と共に、ICチップ94Aに識別コードが書き込まれる
ことによって作成される。電子表示媒体96は保持画像
(表示画像)を書替え可能であるので、顧客からの画像
注文を受け付けた際に注文シート94を回収し、電子表
示媒体96に書き込まれている画像を消去すると共にI
Cチップ94Aに書き込まれている識別コード等の情報
を消去した後に、カメラに再装填することにより、前記
シートを注文シートの作成に繰り返し利用することがで
きる。なお、上記の態様は請求項13記載の発明に対応
している。また、注文シートを、画像部分をシールとし
て使用可能な所謂シールプリントにしてもよい。
【0095】また、上記では個々の撮影画像に付与した
識別コードを注文シート68に記録しておき、注文シー
ト68に記録されている識別コードをキーにして画像D
Bを検索することで、注文対象の画像の撮影画像データ
を抽出する態様を例に説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、識別コード又はその類の情報を注
文シート68に記録することなく、注文シート68をイ
メージスキャナによって読み取ることで得られる注文シ
ート68のイメージデータから、個々の画像に対応する
イメージデータを抽出し、抽出したイメージデータを、
HDD76の画像DBに記憶されている個々の撮影画像
データと比較・照合することで、注文対象の画像の撮影
画像データを抽出するようにしてもよい。この態様は請
求項9に記載の発明に対応している。
【0096】上記の態様では、注文対象の画像の撮影画
像データを特定するための処理が複雑になるものの、注
文シート68に識別コード又はその類の情報を記録する
機能を備えた特殊なDSC14を用意する必要がなくな
る。また、上記の態様では注文シート68のイメージデ
ータがあれば注文を受け付けることができるので、顧客
17が、前述した顧客情報に相当する情報も注文シート
68に手書きで記入した後に、ファクシミリ装置を用い
て注文シート68を送信することで、注文シート68に
記録されている画像の注文を行うことも可能となる。
【0097】更に、顧客17がPC94に接続可能なイ
メージスキャナを所持している場合には、通信網78経
由で事前に注文用ソフト等をダウンロードしてPC94
にインストールしておき、イメージスキャナによって注
文シート68を読み取ることで得られた注文シートのイ
メージデータを、注文用ソフトを用いて注文処理装置7
0へ送信することで、画像の注文を行うことも可能であ
る。
【0098】また、本発明における「画像」は静止画像
に限られるものではなく、本発明に係る画像撮影装置と
して、デジタルスチルカメラ14に代えてデジタルビデ
オカメラを用い、静止画像に代えて動画像を撮影するよ
うにしてもよい。この場合、注文シートには撮影された
動画像から抽出した単一又は複数の静止画像を記録する
ようにすればよい。また、撮影時に音声も録音し、録音
によって得られた音声データを音声認識によって文字化
し、注文シートに記録したり、顧客からのプリント注文
に基づいて作成する写真プリントに画像と合成して記録
するようにしてもよい。また、「画像データ配信」が注
文された際に、撮影画像データ(静止画像/動画像のデ
ータ)と共に前述の音声データも配信するようにしても
よい。
【0099】また、上記では各顧客からの画像の注文を
注文処理装置70が受ける場合を説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、個々のDPE受付店や
プリント仕上げ業者80が顧客からの注文を受け、個々
のDPE受付店やプリント仕上げ業者80が、注文シー
ト86に記録されていた識別コードや、注文シート86
を読み取ることによって得られた注文シート86のイメ
ージデータを注文処理装置70に送信し、対応する撮影
画像データの送信を依頼することで、個々のDPE受付
店やプリント仕上げ業者80が撮影画像データを取得す
るようにしてもよい。
【0100】なお、上記では撮影によって得られた撮影
画像データに識別コードを設定し、設定した識別コード
を撮影画像データと対応付けると共に、撮影画像データ
が表す画像を記録した印刷用シート(注文シート68)
のICチップ68Aに書き込む例を説明したが、これに
限定されるものではなく、印刷用シート(注文シート6
8)のICチップ68Aに予め識別コードを書き込んで
おき、印刷用シートへの画像記録時にICチップ68A
から識別コードを読み出し、読み出した識別コードを、
記録した画像に対応する撮影画像データと対応付けて記
憶させるようにしてもよい。上記処理は請求項1に記載
の情報付加手段に対応している。
【0101】また、上記では人物を被写体として撮影す
る場合を例に説明したが、本発明は人物以外(例えば風
景等)を被写体として撮影する場合にも適用可能である
ことは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、撮影によって得られた画像を所定のシートにプリン
トすることで、顧客が撮影画像の注文に利用可能な注文
シートを作成すると共に、所定のシートに撮影画像を識
別するための識別情報を記録するか、又は、所定のシー
トに予め記録された識別情報を読み出し、撮影画像の画
像データに付加するので、顧客以外によって撮影された
画像を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧
客に十分に与えることが可能となる、という優れた効果
を有する。
【0103】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、撮影によって得られた画像データを低画質
化した画像データを用いて所定のシートへの撮影画像の
プリントを行うので、上記効果に加え、注文シートの作
成時間を短縮することができる、という効果を有する。
【0104】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5の何れか1項記載の画像撮影装置の撮影手段による
撮影によって得られた画像が、顧客が該画像の注文に利
用可能なようにプリントされると共に、撮影画像を識別
するための識別情報が記録されるか、又は、撮影画像の
画像データに付加するために、予め記録された識別情報
が読み出されるので、顧客以外によって撮影された画像
を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧客に
十分に与えることが可能となる、という優れた効果を有
する。
【0105】請求項7記載の発明は、撮影によって得ら
れた画像が所定のシートにプリントされることで作成さ
れて撮影時に渡された注文シートを所持している顧客に
よって画像が注文される際に、顧客による注文対象の画
像を特定するための情報を注文シートから取得し、記憶
手段に保管されている画像データのうち、取得した情報
によって特定される注文対象の画像の画像データを用い
て、該画像を対象とする顧客からの注文に応じた所定の
処理を行うので、顧客以外によって撮影された画像を顧
客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧客に十分
に与えることが可能となる、という優れた効果を有す
る。
【0106】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、画像撮影装置が請求項1乃至請求項5の何
れかに記載の画像撮影装置であり、注文シートに記録さ
れた識別情報を読み取ることで注文対象の画像を特定す
るための情報を取得するので、上記効果に加え、取得し
た識別情報に基づいて、注文対象の画像を容易に特定す
ることができる、という効果を有する。
【0107】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、注文シートを読み取るか、又は読取装置に
よる注文シートの読取結果を受信することで注文シート
の読取結果を取得し、注文シートの読取結果を解析する
ことで、注文対象の画像を特定するので、上記効果に加
え、注文シートの作成に要する時間を短縮することが可
能となる、という効果を有する。
【0108】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
発明において、注文内容が手書きで記入された注文シー
トを読み取るか、又は読取装置による注文シートの読取
結果を受信し、注文シートの読取結果を解析することで
顧客からの注文内容を表す情報を取得し、該情報に基づ
いて所定の処理を行うので、上記効果に加え、顧客が注
文を容易に行えるようになると共に、顧客からの注文の
受け付けを省力化できる、という効果を有する。
【0109】請求項12記載の発明は、撮影を行った際
に、撮影によって得られた画像を所定のシートにプリン
トすることで注文シートを作成して顧客に渡すと共に、
撮影によって得られた画像データを保管しておき、注文
シートを所持している顧客によって画像が注文される際
に、注文対象の画像を特定するための情報を注文シート
から取得し、取得した情報に基づいて注文対象の画像を
特定し、保管されている注文対象の画像の画像データを
用いて、該画像を対象とする顧客からの注文に応じた所
定の処理を行うので、顧客以外によって撮影された画像
を顧客が注文するに際し、画像の確認等の時間を顧客に
十分に与えることが可能となる、という優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る画像注文システムの概略構
成を示すブロック図である。
【図2】 カメラマンが所持しているデジタルスチルカ
メラの外観を示す斜視図である。
【図3】 デジタルスチルカメラの電気系の概略構成を
示すブロック図である。
【図4】 デジタルスチルカメラで実行される画像撮影
処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】 注文シートの一例を示す平面図である。
【図6】 注文処理装置で実行される画像注文処理の内
容を示すフローチャートである。
【図7】 注文受付端末で実行される注文受付処理の内
容を示すフローチャートである。
【図8】 注文シートを説明するためのイメージ図であ
る。
【符号の説明】
10 画像注文システム 14 デジタルスチルカメラ 24 記録メディア 40 カートリッジ 44 プリンタ部 62 制御部 68 注文シート 68A ICチップ 68B 記入欄 68C トリミング枠 70 注文処理装置 86 注文受付端末 86A 制御部 92 注文シート読取部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影手段と、 前記撮影手段による撮影によって得られた画像を所定の
    シートにプリントすることで、顧客が撮影画像の注文に
    利用可能な注文シートを作成する注文シート作成手段を
    備えた画像撮影装置であって、 前記注文シート作成手段が、前記所定のシートに前記撮
    影画像を識別するための識別情報を記録するか、 又は、前記所定のシートに予め記録された識別情報を読
    み出し、該識別情報を前記撮影手段による撮影によって
    得られた画像の画像データに付加する情報付加手段を更
    に備えたことを特徴とする画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影手段による撮影によって得られ
    た画像の画像データは、記録媒体に一旦記録された後
    に、注文処理装置によって前記記録媒体から読み出され
    るか、又は注文処理装置へ送信されることで、該注文処
    理装置の記憶手段に保管されることを特徴とする請求項
    1記載の画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記注文シートは、予め設けられたIC
    チップ又は磁気媒体に前記識別情報が前記注文シート作
    成手段によって或いは予め記録されるか、又は、前記識
    別情報を表すコードが前記注文シート作成手段によって
    或いは予め記録されることを特徴とする請求項1記載の
    画像撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記注文シート作成手段は、前記撮影手
    段による撮影によって得られた画像データを低画質化
    し、該低画質化した画像データを用いて前記所定のシー
    トへの撮影画像のプリントを行うことを特徴とする請求
    項1記載の画像撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のシートは、電子的に書き込ま
    れた画像を保持すると共に視認可能に表示し、かつ保持
    画像を書替え可能な電子表示媒体を含んで構成されてお
    り、 前記注文シート作成手段は、前記撮影手段による撮影に
    よって得られた画像を前記所定のシートの前記電子表示
    媒体に書き込むことを特徴とする請求項1記載の画像撮
    影装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れか1項記載
    の画像撮影装置の撮影手段による撮影によって得られた
    画像が、前記画像撮影装置の前記注文シート作成手段に
    より、顧客が前記撮影画像の注文に利用可能なようにプ
    リントされると共に、 前記注文シート作成手段によって前記撮影画像を識別す
    るための識別情報が記録されるか、又は、前記撮影画像
    の画像データに付加するために、予め記録された識別情
    報が前記画像撮影装置の前記付加手段によって読み出さ
    れることを特徴とする注文シート。
  7. 【請求項7】 画像撮影装置を用いた撮影によって得ら
    れた画像データを保管する記憶手段と、 前記撮影によって得られた画像が所定のシートにプリン
    トされることで作成されて撮影時に渡された注文シート
    を所持している顧客によって前記画像が注文される際
    に、顧客による注文対象の画像を特定するための情報を
    前記注文シートから取得する取得手段と、 前記記憶手段に保管されている画像データのうち、前記
    取得手段によって取得された情報によって特定される注
    文対象の画像の画像データを用いて、該画像を対象とす
    る顧客からの注文に応じた所定の処理を行う処理手段
    と、 を含む注文処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像撮影装置は、請求項1乃至請求
    項5の何れか1項記載の画像撮影装置であり、前記取得
    手段は、前記注文シートに記録された識別情報を読み取
    ることで、前記注文対象の画像を特定するための情報を
    取得することを特徴とする請求項7記載の注文処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記取得手段は、前記注文シートを読み
    取るか、又は読取装置による注文シートの読取結果を受
    信することで、注文対象の画像を特定するための情報と
    して注文シートの読取結果を取得し、 前記処理手段は、前記取得手段によって取得された注文
    シートの読取結果を解析することで、注文対象の画像を
    特定することを特徴とする請求項7記載の注文処理装
    置。
  10. 【請求項10】 顧客からの注文の内容が顧客によって
    前記注文シートに手書きで記入され、 前記取得手段は、注文内容が手書きで記入された注文シ
    ートを読み取るか、又は読取装置による注文シートの読
    取結果を受信し、注文シートの読取結果を解析すること
    で顧客からの注文内容を表す情報を取得し、 前記処理手段は、前記取得手段によって取得された顧客
    からの注文内容を表す情報に基づいて前記所定の処理を
    行うことを特徴とする請求項7記載の注文処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理手段は、前記所定の処理とし
    て、前記記憶手段に保管されている画像データのうち、
    前記注文対象の画像の画像データを用いてプリントを作
    成するか又は該プリントの作成を依頼する処理、前記注
    文対象の画像の画像データを顧客へ引き渡すか又は配信
    する処理の何れかを行うことを特徴とする請求項7記載
    の注文処理装置。
  12. 【請求項12】 撮影を行った際に、前記撮影によって
    得られた画像を所定のシートにプリントすることで注文
    シートを作成して顧客に渡すと共に、撮影によって得ら
    れた画像データを記憶手段に保管しておき、 前記注文シートを所持している顧客によって前記画像が
    注文される際に、顧客による注文対象の画像を特定する
    ための情報を前記注文シートから取得し、 取得した前記情報に基づいて注文対象の画像を特定し、 前記記憶手段に保管されている注文対象の画像の画像デ
    ータを用いて、該画像を対象とする顧客からの注文に応
    じた所定の処理を行う注文処理方法。
  13. 【請求項13】 前記所定のシートは、電子的に書き込
    まれた画像を保持すると共に視認可能に表示し、かつ保
    持画像を書替え可能な電子表示媒体を含んで構成されて
    おり、 前記撮影によって得られた画像を前記所定のシートの前
    記電子表示媒体に書き込むことで注文シートを作成し、 前記注文シートを所持している顧客によって前記画像が
    注文される際に、前記注文シートを回収し、 回収した注文シートの電子表示媒体に書き込まれている
    画像を消去して再利用することを特徴とする請求項12
    記載の注文処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007124623A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Seiko Epson Corp 印刷方法、印刷装置および印刷プログラム
JP2009241610A (ja) * 2009-07-27 2009-10-22 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法

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