JP2003174341A - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

Info

Publication number
JP2003174341A
JP2003174341A JP2001370785A JP2001370785A JP2003174341A JP 2003174341 A JP2003174341 A JP 2003174341A JP 2001370785 A JP2001370785 A JP 2001370785A JP 2001370785 A JP2001370785 A JP 2001370785A JP 2003174341 A JP2003174341 A JP 2003174341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
gain control
output
power
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001370785A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Miura
進 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2001370785A priority Critical patent/JP2003174341A/ja
Publication of JP2003174341A publication Critical patent/JP2003174341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号の電力変動にすばやく反応が可能
で、入力信号波形の歪みを低減することが可能な自動利
得制御回路を実現する。 【解決手段】 出力信号の電力値を自動的に制御する自
動利得制御回路において、入力信号を利得制御信号に基
づき設定された利得によって増幅して出力信号として出
力する可変利得増幅器と、出力信号の電力を検出する電
力検出器と、この電力検出器の出力と基準電圧信号と比
較して第1の利得制御信号を出力する時定数の短い第1
の比較積分器と、電力検出器の出力と基準電圧信号と比
較して第2の利得制御信号を出力する時定数の長い第2
の比較積分器と、入力信号の電力変動に基づき第1若し
くは第2の利得制御信号を選択して可変利得増幅器に供
給する応答時間切替手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、出力信号の電力値を自動的に制
御する自動利得制御(Auto Level Control)回路に関
し、特に入力信号の電力変動にすばやく反応が可能で、
入力信号波形の歪みを低減することが可能な自動利得制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動利得制御回路は出力信号の電
力を検出して、この検出された電力に基づき可変利得増
幅器の利得を制御することによって出力信号を一定の電
力値に制御するものである。
【0003】図3はこのような従来の自動利得制御回路
の一例を示す構成ブロック図である。図3において1は
可変利得増幅器、2は電力検出器、3は比較積分器、1
00は入力信号、101は基準電圧信号、102は出力
信号、103は比較積分器3の出力である利得制御信号
である。
【0004】入力信号100は可変利得増幅器1の入力
端子に入力され、可変利得増幅器1の出力端子からは出
力信号102が出力される。
【0005】この出力信号102は電力検出器2に印加
され、電力検出器2の出力は比較積分器3の一方の入力
端子に接続される。また、比較積分器3の他方の入力端
子には基準電圧信号101が印加される。
【0006】さらに、比較積分器3の出力である利得制
御信号103は可変利得増幅器1の制御入力端子に接続
される。
【0007】ここで、図3に示す従来例の動作を説明す
る。入力信号100は可変利得増幅器1で利得制御信号
103に基づき設定された利得によって増幅され出力信
号102として出力される。一方、電力検出器2は出力
信号102の電力を検出して当該電力に応じた電圧信号
を出力する。
【0008】比較積分器3は電力検出器2からの電圧信
号と印加された基準電圧信号101とを比較し、電圧信
号が基準電圧信号101に対応した値、例えば、両者が
等しくなるように出力である利得制御信号103を調整
する。
【0009】このような利得制御信号103を印加され
た可変利得増幅器1はその利得が変化するので、出力信
号102の電力も変化する。
【0010】この結果、出力信号102の電力値を帰還
させて可変利得増幅器1の利得を制御することによっ
て、出力信号102の電力値を基準電圧信号101に対
応した値に制御することが可能になる。
【0011】また、図3に示す従来例では自動利得制御
回路の応答特性は可変利得増幅器1、電力検出器2及び
比較積分器3の応答速度を無視すれば、一般的に抵抗、
容量及び演算増幅器等で構成される比較積分器3の時定
数によって決まる。
【0012】このため、当該時定数を短くすれば入力信
号100の電力変動にすばやく反応して、一定電力の出
力信号102を出力することが可能になる。また、時定
数を長くすれば入力信号100の信号波形を歪めること
なく一定電力の出力信号102を出力することが可能に
なる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示す従
来例において時定数を短くすると入力信号100の電力
変動にすばやく反応できるものの、入力信号100が瞬
時的な振幅の変化が頻繁に発生するような変調がかけら
れた信号であった場合には、入力信号100の信号波形
を歪めてしまうと言った問題点があった。
【0014】また、図3に示す従来例において時定数を
長くすると入力信号100の信号波形の歪みを低減でき
るものの、入力信号100がバースト状の信号であった
場合には、出力信号102の電力が所定の電力値に落ち
着くまでの時間が長くなってしまう、言い換えれば、入
力信号100の電力変動にすばやく反応できないと言っ
た問題点があった。従って本発明が解決しようとする課
題は、入力信号の電力変動にすばやく反応が可能で、入
力信号波形の歪みを低減することが可能な自動利得制御
回路を実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、出力信
号の電力値を自動的に制御する自動利得制御回路におい
て、入力信号を利得制御信号に基づき設定された利得に
よって増幅して前記出力信号として出力する可変利得増
幅器と、前記出力信号の電力を検出する電力検出器と、
この電力検出器の出力と基準電圧信号と比較して第1の
利得制御信号を出力する時定数の短い第1の比較積分器
と、前記電力検出器の出力と前記基準電圧信号と比較し
て第2の利得制御信号を出力する時定数の長い第2の比
較積分器と、前記入力信号の電力変動に基づき前記第1
若しくは前記第2の利得制御信号を選択して前記可変利
得増幅器に供給する応答時間切替手段とを備えたことに
より、入力信号の電力変動にすばやく反応が可能で、入
力信号波形の歪みを低減することが可能な自動利得制御
回路を実現する。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明である自動利得制御回路において、前記応答時間切替
手段が、前記入力信号の電力変動を検出する電力検出器
と、前記電力検出器の出力と基準電圧信号と比較する比
較器と、この比較器の出力に基づきパルス信号を発生さ
せる定時間パルス発生器と、前記パルス信号に基づき前
記第1若しくは前記第2の利得制御信号を選択して前記
可変利得増幅器に供給する切替手段とから構成されたこ
とにより、入力信号の電力変動にすばやく反応が可能
で、入力信号波形の歪みを低減することが可能な自動利
得制御回路を実現する。
【0017】請求項3記載の発明は、出力信号の電力値
を自動的に制御する自動利得制御回路において、入力信
号を利得制御信号に基づき設定された利得によって増幅
して前記出力信号として出力する可変利得増幅器と、前
記出力信号の電力を検出する電力検出器と、時定数が可
変で前記電力検出器の出力と基準電圧信号と比較して前
記利得制御信号を出力して前記可変利得増幅器に供給す
る比較積分器と、前記入力信号の電力変動に基づき前記
比較積分器の時定数を切替える応答時間切替手段とを備
えたことにより、入力信号の電力変動にすばやく反応が
可能で、入力信号波形の歪みを低減することが可能な自
動利得制御回路を実現する。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明である自動利得制御回路において、前記応答時間切替
手段が、前記入力信号の電力変動を検出する電力検出器
と、前記電力検出器の出力と基準電圧信号と比較する比
較器と、この比較器の出力に基づき前記比較積分器の時
定数を切替えるパルス信号を発生させる定時間パルス発
生器とから構成されたことにより、入力信号の電力変動
にすばやく反応が可能で、入力信号波形の歪みを低減す
ることが可能な自動利得制御回路を実現する。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明である自動利得制御回路において、前記比較積分器
が、前記パルス信号に基づき抵抗値の異なる2つの抵抗
の何れか一方を選択して前記時定数を切替えることによ
り、入力信号の電力変動にすばやく反応が可能で、入力
信号波形の歪みを低減することが可能な自動利得制御回
路を実現する。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明である自動利得制御回路において、前記比較積分器
が、前記パルス信号に基づき可変抵抗器の抵抗値を変化
させて前記時定数を切替えることにより、入力信号の電
力変動にすばやく反応が可能で、入力信号波形の歪みを
低減することが可能な自動利得制御回路を実現する。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1若しくは
請求項3記載の発明である自動利得制御回路において、
前記時定数を3段階以上の多段階で切替えることによ
り、入力信号の電力変動にすばやく反応が可能で、入力
信号波形の歪みを低減することが可能な自動利得制御回
路を実現する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る自動利得制御回路の一実
施例を示す構成ブロック図である。
【0023】図1において2及び100は図3と同一符
号を付してあり、1aは可変利得増幅器、4は電力検出
器、5は比較器、6は定時間パルス発生器、7及び8は
比較積分器、9は切替手段、102aは出力信号、10
3aは切替手段9の出力である利得制御信号、104及
び105は基準電圧信号、106は比較積分器7の出力
である利得制御信号、107は比較積分器8の出力であ
る利得制御信号である。また、4,5,6及び9は応答
時間切替手段50を構成している。
【0024】入力信号100は可変利得増幅器1aの入
力端子に入力され、可変利得増幅器1aの出力端子から
は出力信号102aが出力される。
【0025】この出力信号102aは電力検出器2に印
加され、電力検出器2の出力は比較積分器7及び8の一
方の入力端子に接続される。また、比較積分器7及び8
の他方の入力端子には基準電圧信号105が印加され
る。
【0026】さらに、比較積分器7及び8の出力である
それぞれの利得制御信号106及び107は切替手段9
を介して利得制御信号103aとして可変利得増幅器1
aの制御入力端子に接続される。
【0027】一方、入力信号100は電力検出器4に入
力され、電力検出器4の出力は比較器5の一方の入力端
子に接続される。また、比較器5の他方の入力端子には
基準電圧信号104が印加される。
【0028】比較器5の出力は定時間パルス発生器6に
接続され、定時間パルス発生器6の出力は切替手段9の
制御入力端子に接続される。
【0029】ここで、図1に示す実施例の動作を説明す
る。自動利得制御回路の基本的な動作は図3に示す従来
例と同様であるのでその部分の説明は省略する。
【0030】入力信号100は可変利得増幅器1aで利
得制御信号103aに基づき設定された利得によって増
幅され出力信号102aとして出力される。一方、電力
検出器2は出力信号102aの電力を検出して当該電力
に応じた電圧信号を出力する。
【0031】比較積分器7及び8は電力検出器2からの
電圧信号と印加された基準電圧信号105とをそれぞれ
が比較し、電圧信号が基準電圧信号105に対応した
値、例えば、両者が等しくなるように出力である利得制
御信号106及び107を調整する。
【0032】但し、比較積分器7の時定数は比較積分器
8の時定数と比較して短くなっている。言い換えれば、
比較積分器7は入力信号100の電力変動にすばやく反
応でき、比較積分器8は入力信号100の信号波形の歪
みを低減できるものとなっている。
【0033】また、電力検出器4は入力信号100の電
力を検出して当該電力に応じた電圧信号を出力し、比較
器5は電力検出器4からの電圧信号と印加された基準電
圧信号104とを比較して定時間パルス発生器6に出力
する。
【0034】定時間パルス発生器6は比較器5において
電力検出器4からの電圧信号が基準電圧信号104を超
えた瞬間から一定時間だけ持続するパルス信号を発生さ
せる。
【0035】切替手段9は定時間パルス発生器6からパ
ルス信号が印加されている場合には、時定数の短い比較
積分器7からの利得制御信号106を選択して可変利得
増幅器1aに供給し、定時間パルス発生器6からパルス
信号が印加されていない場合には、時定数の長い比較積
分器8からの利得制御信号107を選択して可変利得増
幅器1aに供給する。
【0036】このように選択された利得制御信号103
aを印加された可変利得増幅器1aはその利得が変化す
るので、出力信号102aの電力も変化する。
【0037】すなわち、電力検出器4で入力信号100
の電力変動を検出した場合には、応答速度切替手段50
が時定数の短い比較積分器7を選択して利得制御信号1
06を用いることにより、入力信号の電力変動にすばや
く反応が可能になる。
【0038】また、電力検出器4で入力信号100の電
力変動を検出しない場合には、応答速度切替手段50が
時定数の長い比較積分器8を選択して利得制御信号10
7を用いることにより、入力信号100の信号波形の歪
みを低減することが可能になる。
【0039】この結果、電力検出器4で入力信号100
の電力変動を検出した場合には、応答速度切替手段50
が時定数の短い比較積分器7を選択して利得制御信号1
06を用い、それ以外(定常時)の場合には、応答速度
切替手段50が時定数の長い比較積分器8を選択して利
得制御信号107を用いることにより、入力信号の電力
変動にすばやく反応が可能で、入力信号波形の歪みを低
減することが可能になる。
【0040】なお、図1に示す実施例では時定数の異な
る2つの比較積分器7及び8をそれぞれ設けて、電力検
出器4で検出される入力信号100の電力変動に基づき
何れか一方の比較積分器を選択していたが、勿論、時定
数が可変な比較積分器を設けて定時間パルス発生器6の
出力に基づき時定数を切り換えても構わない。
【0041】図2はこのような本発明に係る自動利得制
御回路の他の実施例を示す構成ブロック図である。
【0042】図2において1a,2,4,5,6,10
0,102a,104は図1と同一符号を付してあり、
10は時定数が可変である比較積分器、108は基準電
圧信号、109は比較積分器10の出力である利得制御
信号108である。また、4,5及び6は応答速度切替
手段51を構成している。
【0043】入力信号100は可変利得増幅器1aの入
力端子に入力され、可変利得増幅器1aの出力端子から
は出力信号102aが出力される。
【0044】この出力信号102aは電力検出器2に印
加され、電力検出器2の出力は時定数が可変な比較積分
器10の一方の入力端子に接続される。また、比較積分
器10の他方の入力端子には基準電圧信号108が印加
される。
【0045】さらに、比較積分器10の出力である利得
制御信号109は可変利得増幅器1aの制御入力端子に
接続される。
【0046】一方、入力信号100は電力検出器4に入
力され、電力検出器4の出力は比較器5の一方の入力端
子に接続される。また、比較器5の他方の入力端子には
基準電圧信号104が印加される。
【0047】比較器5の出力は定時間パルス発生器6に
接続され、定時間パルス発生器6の出力は比較積分器1
0の制御入力端子に接続される。
【0048】ここで、図2に示す実施例の動作を説明す
る。但し、図1に示す実施例の説明と重複する部分に関
しては説明を省略する。
【0049】入力信号100は可変利得増幅器1aで利
得制御信号109に基づき設定された利得によって増幅
され出力信号102aとして出力される。一方、電力検
出器2は出力信号102aの電力を検出して当該電力に
応じた電圧信号を出力する。
【0050】比較積分器10は電力検出器2からの電圧
信号と印加された基準電圧信号106とを比較し、電圧
信号が基準電圧信号108に対応した値、例えば、両者
が等しくなるように出力である利得制御信号を調整す
る。
【0051】また、電力検出器4は入力信号100の電
力を検出して当該電力に応じた電圧信号を出力し、比較
器5は電力検出器4からの電圧信号と印加された基準電
圧信号104とを比較して定時間パルス発生器6に出力
する。
【0052】定時間パルス発生器6は比較器5において
電力検出器4からの電圧信号が基準電圧信号104を超
えた瞬間から一定時間だけ持続するパルス信号を発生さ
せる。
【0053】比較積分器10は定時間パルス発生器6か
らのパルス信号に基づき時定数を切り換える。
【0054】例えば、比較積分器10は制御入力端子に
印加される制御信号(パルス信号)に基づき比較積分器
10内部の抵抗値の異なる2つの抵抗の何れか一方を選
択して時定数を切替える。
【0055】また、例えば、比較積分器10は制御入力
端子に印加される制御信号(パルス信号)に基づき抵抗
値が変化する可変抵抗を用い、制御信号(パルス信号)
に基づき可変抵抗の抵抗値を変化させて時定数を切替え
る。
【0056】すなわち、比較積分器10は定時間パルス
発生器6からパルス信号が印加されている場合には、時
定数が短くなるように変化させ、定時間パルス発生器6
からパルス信号が印加されていない場合には、時定数が
長くなるように変化させる。
【0057】このような利得制御信号109を印加され
た可変利得増幅器1aはその利得が変化するので、出力
信号102aの電力も変化する。
【0058】すなわち、電力検出器4で入力信号100
の電力変動を検出した場合には、応答速度切替手段51
からの制御信号(パルス信号)に基づき比較積分器10
が時定数を短くなるようにすることにより、入力信号の
電力変動にすばやく反応が可能になる。
【0059】また、電力検出器4で入力信号100の電
力変動を検出しない場合には、応答速度切替手段51か
らの制御信号(パルス信号)に基づき比較積分器10が
時定数を長くなるようにすることにより、入力信号10
0の信号波形の歪みを低減することが可能になる。
【0060】この結果、電力検出器4で入力信号100
の電力変動を検出した場合には、応答速度切替手段51
からの制御信号(パルス信号)に基づき比較積分器10
が時定数を短くなるようにし、それ以外(定常時)の場
合には、応答速度切替手段51からの制御信号(パルス
信号)に基づき比較積分器10が時定数を長くなるよう
にすることにより、入力信号の電力変動にすばやく反応
が可能で、入力信号波形の歪みを低減することが可能に
なる。
【0061】また、図1及び図2に示す実施例において
は電力検出器4で検出される入力信号100の電力変動
に基づき時定数を2段階に切替えているが、勿論、これ
に限定される訳ではなく、3段階以上の多段階に時定数
を切替えても構わない。
【0062】この場合には、応答時間切替手段内に複数
個の比較器と基準電圧信号を備えてそれぞれの比較器の
検出信号に応じて時定数の異なる複数の比較積分器の何
れかを選択し、若しくは、比較積分器10の時定数を変
化させれば良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1,2及
び請求項7の発明によれば、電力検出器で入力信号の電
力変動を検出した場合には、応答速度切替手段が時定数
の短い比較積分器を選択してこの比較積分器の利得制御
信号を用い、それ以外(定常時)の場合には、応答速度
切替手段が時定数の長い比較積分器を選択してこの比較
積分器の利得制御信号を用いることにより、入力信号の
電力変動にすばやく反応が可能で、入力信号波形の歪み
を低減することが可能になる。
【0064】また、請求項3,4,5,6及び請求項7
の発明によれば、電力検出器で入力信号の電力変動を検
出した場合には、応答速度切替手段からの制御信号(パ
ルス信号)に基づき比較積分器が時定数を短くなるよう
にし、それ以外(定常時)の場合には、応答速度切替手
段からの制御信号(パルス信号)に基づき比較積分器が
時定数を長くなるようにすることにより、入力信号の電
力変動にすばやく反応が可能で、入力信号波形の歪みを
低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動利得制御回路の一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図2】本発明に係る自動利得制御回路の他の実施例を
示す構成ブロック図である。
【図3】従来の自動利得制御回路の一例を示す構成ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,1a 可変利得増幅器 2,4 電力検出器 3,7,8,10 比較積分器 5 比較器 6 定時間パルス発生器 9 切替手段 50,51 応答時間切替手段 100 入力信号 101,104,105,108 基準電圧信号 102,102a 出力信号 103,103a,106,107,109 利得制御
信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力信号の電力値を自動的に制御する自動
    利得制御回路において、 入力信号を利得制御信号に基づき設定された利得によっ
    て増幅して前記出力信号として出力する可変利得増幅器
    と、 前記出力信号の電力を検出する電力検出器と、 この電力検出器の出力と基準電圧信号と比較して第1の
    利得制御信号を出力する時定数の短い第1の比較積分器
    と、 前記電力検出器の出力と前記基準電圧信号と比較して第
    2の利得制御信号を出力する時定数の長い第2の比較積
    分器と、 前記入力信号の電力変動に基づき前記第1若しくは前記
    第2の利得制御信号を選択して前記可変利得増幅器に供
    給する応答時間切替手段とを備えたことを特徴とする自
    動利得制御回路。
  2. 【請求項2】前記応答時間切替手段が、 前記入力信号の電力変動を検出する電力検出器と、 前記電力検出器の出力と基準電圧信号と比較する比較器
    と、 この比較器の出力に基づきパルス信号を発生させる定時
    間パルス発生器と、 前記パルス信号に基づき前記第1若しくは前記第2の利
    得制御信号を選択して前記可変利得増幅器に供給する切
    替手段とから構成されたことを特徴とする請求項1記載
    の自動利得制御回路。
  3. 【請求項3】出力信号の電力値を自動的に制御する自動
    利得制御回路において、 入力信号を利得制御信号に基づき設定された利得によっ
    て増幅して前記出力信号として出力する可変利得増幅器
    と、 前記出力信号の電力を検出する電力検出器と、 時定数が可変で前記電力検出器の出力と基準電圧信号と
    比較して前記利得制御信号を出力して前記可変利得増幅
    器に供給する比較積分器と、 前記入力信号の電力変動に基づき前記比較積分器の時定
    数を切替える応答時間切替手段とを備えたことを特徴と
    する自動利得制御回路。
  4. 【請求項4】前記応答時間切替手段が、 前記入力信号の電力変動を検出する電力検出器と、 前記電力検出器の出力と基準電圧信号と比較する比較器
    と、 この比較器の出力に基づき前記比較積分器の時定数を切
    替えるパルス信号を発生させる定時間パルス発生器とか
    ら構成されたことを特徴とする請求項3載の自動利得制
    御回路。
  5. 【請求項5】前記比較積分器が、 前記パルス信号に基づき抵抗値の異なる2つの抵抗の何
    れか一方を選択して前記時定数を切替えることを特徴と
    する請求項3載の自動利得制御回路。
  6. 【請求項6】前記比較積分器が、 前記パルス信号に基づき可変抵抗の抵抗値を変化させて
    前記時定数を切替えることを特徴とする請求項3載の自
    動利得制御回路。
  7. 【請求項7】前記時定数を3段階以上の多段階で切替え
    ることを特徴とする請求項1若しくは請求項3載の自動
    利得制御回路。
JP2001370785A 2001-12-05 2001-12-05 自動利得制御回路 Pending JP2003174341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001370785A JP2003174341A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 自動利得制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001370785A JP2003174341A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 自動利得制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003174341A true JP2003174341A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19179949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001370785A Pending JP2003174341A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 自動利得制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003174341A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171630A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Goyo Electronics Co Ltd 無線送受信装置
WO2011109967A1 (zh) * 2010-03-10 2011-09-15 青岛东软载波科技股份有限公司 解调信号的增益控制方法、装置以及微控制器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171630A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Goyo Electronics Co Ltd 無線送受信装置
WO2011109967A1 (zh) * 2010-03-10 2011-09-15 青岛东软载波科技股份有限公司 解调信号的增益控制方法、装置以及微控制器
CN102195681A (zh) * 2010-03-10 2011-09-21 青岛东软载波科技股份有限公司 解调信号的增益控制方法、装置以及微控制器
CN102195681B (zh) * 2010-03-10 2014-03-19 青岛东软载波科技股份有限公司 解调信号的增益控制方法、装置以及微控制器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050285682A1 (en) Amplifying circuit with variable supply voltage
WO2002003544A1 (fr) Amplificateur haute frequence
US7092533B1 (en) BTL amplifier apparatus
TW201308883A (zh) 具備直流偏移補償的增益級與相關方法
TWI382651B (zh) 可於寬動態範圍內切換之可變增益放大器及其控制方法
JPH0677753A (ja) Alc回路
JP2003174341A (ja) 自動利得制御回路
US6069533A (en) Circuit and method for automatically adjusting common mode rejection ratio
JP4299416B2 (ja) ピーク検波式agc回路
US6014058A (en) High-speed AGC circuit
JP2004274987A (ja) 電気自動車のバッテリーモジュール電圧検出方法及び装置
EP1164695B1 (en) Circuit for detecting distortion in an amplifier, in particular an audio amplifier
JPH1041769A (ja) 送信機用自動利得制御回路
JP4765824B2 (ja) A/d変換装置及びプログラマブルコントローラシステム
JP4386651B2 (ja) 映像信号処理回路
JP3253845B2 (ja) 自動電力制御回路
JPH05225460A (ja) 熱感知器
JPH0744248A (ja) 定電圧回路
JP2002217833A (ja) 光受信器
JPH0669744A (ja) 電力増幅回路
JP2004080445A (ja) 高周波パルス出力回路
JPH11136058A (ja) ディジタル信号処理装置および方法
JP3041149B2 (ja) パワー制御装置
JPH0817335B2 (ja) 雑音制御回路
JP2002246919A (ja) 自動レベル制御回路