JP2003174237A - 窒化物系半導体発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子 - Google Patents

窒化物系半導体発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子

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JP2003174237A JP2001374299A JP2001374299A JP2003174237A JP 2003174237 A JP2003174237 A JP 2003174237A JP 2001374299 A JP2001374299 A JP 2001374299A JP 2001374299 A JP2001374299 A JP 2001374299A JP 2003174237 A JP2003174237 A JP 2003174237A
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勤 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低温の熱処理によっても窒化物半導体層中の不
純物を十分に活性化することが可能な窒化物系半導体発
光素子の製造方法を提供する。 【解決手段】この窒化物系半導体レーザ素子の製造方法
は、MQW発光層6上に、p型AlGaNクラッド層7
およびp型GaNコンタクト層8を形成する工程と、p
型AlGaNクラッド層7およびp型GaNコンタクト
層8上にPd電極層9を形成する工程と、その後、約3
00℃で熱処理することによって、上記p型AlGaN
クラッド層7およびp型GaNコンタクト層8中の不純
物を活性化する工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窒化物系半導体
発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子に関
し、特に、窒化物系半導体層を含む窒化物系半導体発光
素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、窒化物系半導体発光素子は、次世
代の大容量ディスク用光源としての利用が期待され、そ
の開発が盛んに行われている。
【0003】図32は、従来の窒化物系半導体発光素子
(窒化物系半導体レーザ素子)を示した断面図である。
【0004】まず、図32を参照して、従来の窒化物系
半導体レーザ素子の構造について説明する。この従来の
窒化物系半導体レーザ素子では、図32に示すように、
サファイア基板101上に、約15nmの厚みを有する
AlGaN低温バッファ層102が形成されている。こ
のAlGaN低温バッファ層102上には、約3μmの
厚みを有するアンドープGaN層103、約5μmの厚
みを有するn型GaNコンタクト層104、約1μmの
厚みを有するn型AlGaNクラッド層105、約50
nmの厚みを有するAlGaN/InGaNからなるM
QW(Multiple Quantum Well)
発光層106、および、約300nmの厚みを有すると
ともに、凸部を含むp型AlGaNクラッド層107が
この順序で形成されている。このp型AlGaNクラッ
ド層107の凸部上には、約70nmの厚みを有するp
型GaNコンタクト層108が形成されている。p型A
lGaNクラッド層107の凸部と、p型GaNコンタ
クト層108とによってストライプ状のリッジ部が構成
されている。
【0005】また、p型GaNコンタクト層108の上
面以外の領域を覆うとともに、n型コンタクト層104
の上面上に開口部を有するTiO2層109が形成され
ている。また、p型GaNコンタクト層108の上面に
接触するように、p側電極110が形成されている。さ
らに、このp側電極110の上面と接触するように、p
側パッド電極111が形成されている。
【0006】また、p型AlGaNクラッド層107か
らn型GaNコンタクト層104までの一部領域が除去
されている。そして、TiO2層109の開口部によっ
て露出されたn型GaNコンタクト層104の上面に接
触するように、n側電極112が形成されている。さら
に、このn側電極112に接触するように、n側パッド
電極113が形成されている。
【0007】図33〜図38は、図32に示した従来の
窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するた
めの断面図である。次に、図32〜図38を参照して、
従来の窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスについ
て説明する。
【0008】まず、図33に示すように、MOCVD法
を用いて、サファイア基板101上に、格子不整合を緩
和するため約600℃の温度条件下で、AlGaN低温
バッファ層102を約15nmの厚みで低温成長させ
る。さらに、MOCVD法を用いて、AlGaN低温バ
ッファ層102上に、約3μmの厚みを有するアンドー
プGaN層103を形成する。その後、MOCVD法を
用いて、アンドープGaN層103上に、約5μm厚み
を有するn型GaNコンタクト層104、約1μmの厚
みを有するn型AlGaNクラッド層105、約50n
mの厚みを有するAlGaN/InGaNからなるMQ
W発光層106、約300nmの厚みを有するp型Al
GaNクラッド層107、および、約70nmの厚みを
有するp型GaNコンタクト層108を順次形成する。
その後、約800℃の窒素雰囲気中で30分間の熱処理
を行うことによって、p型AlGaNクラッド層107
およびp型GaNコンタクト層108内のMgなどのp
型不純物を活性化(導電化)する。
【0009】次に、図34に示すように、p型GaNコ
ンタクト層108からn型GaNコンタクト層104の
一部領域を異方性ドライエッチングを用いて除去するこ
とによって、n型GaNコンタクト層104の上面を露
出させる。この後、酸および有機溶媒による基板洗浄を
行う。
【0010】その後、図35に示すように、p型GaN
コンタクト層108上のリッジ部に対応する領域に、約
2μmの幅を有するストライプ状のシリコン酸化膜(S
iO 2膜)114を形成する。このシリコン酸化膜11
4をエッチングマスクにして、Cl2ガスを用いた異方
性ドライエッチングにより、p型GaNコンタクト層1
08をエッチングするとともに、p側AlGaNクラッ
ド層107を約150nmの厚み分だけエッチングす
る。これにより、図36に示すようなリッジ部が形成さ
れる。
【0011】次に、図37に示すように、EB(Ele
ctron Beam)蒸着法を用いて、全面にTiO
2層109を形成した後、希釈フッ酸を用いて、シリコ
ン酸化膜114をその上のTiO2層109とともに除
去する。それによりp型GaNコンタクト層108上に
開口部を形成する。
【0012】次に、図38に示すように、p型GaNコ
ンタクト層108の上面を覆うように、p側電極110
を形成する。
【0013】最後に、図32に示したように、p側電極
110と接触するように、p側パッド電極111を形成
する。また、n型GaNコンタクト層104の上面のT
iO 2層109の一部を除去した後、露出されたn型G
aNコンタクト層104の上面に接触するように、n側
電極112を形成する。さらに、n側電極112の上面
に接触するように、n側パッド電極113を形成する。
このようにして、従来の窒化物系半導体レーザ素子が形
成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の窒化物系半導体
レーザ素子では、上記のように、700℃以上の熱処理
を行うことによって、p型AlGaNクラッド層107
およびp型GaNコンタクト層108内のMgなどのp
型不純物を活性化していた。このように700℃以上の
高温の熱処理を行うのは、エピタキシャル成長中に取り
込まれた活性化を阻害する水素を半導体中から除去する
ためである。しかし、700℃以上の高温の熱処理を行
った場合は、窒化物半導体層の構成要素である窒素原子
が解離しやすくなるため、p型AlGaNクラッド層1
07およびp型GaNコンタクト層108の結晶性が劣
化しやすいという不都合が生じる。このため、p型Al
GaNクラッド層107およびp型GaNコンタクト層
108中のキャリア濃度(窒化物半導体中の活性化され
たp型不純物の濃度)が減少するので、十分なキャリア
濃度を得ることが困難である。このように、キャリア濃
度が減少すると、p型AlGaNクラッド層107およ
びp型GaNコンタクト層108の抵抗率やp側電極1
10とのコンタクト抵抗が高くなる。その結果、素子の
動作電圧が高くなるので、消費電力が増加するという問
題点があった。また、消費電力の増加によって発熱量が
大きくなり、その結果、素子寿命が低下するという問題
点もあった。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
低温の熱処理によっても窒化物半導体層内の不純物を十
分に活性化することが可能な窒化物系半導体発光素子の
製造方法を提供することである。
【0016】この発明のもう1つの目的は、低温の熱処
理によっても窒化物半導体層内の不純物を十分に活性化
することが可能な窒化物系半導体発光素子を提供するこ
とである。
【0017】この発明のさらにもう1つの目的は、上記
の窒化物系半導体発光素子において、電流に対する発光
効率を向上させることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に
よる窒化物系半導体発光素子の製造方法は、活性層上
に、第1導電型の不純物を含む窒化物系半導体層を形成
する工程と、窒化物系半導体層上に、第1電極層を形成
する工程と、その後、600℃以下で熱処理することに
よって、窒化物系半導体層内の第1導電型の不純物を活
性化する工程とを備えている。
【0019】この第1の局面による窒化物系半導体発光
素子の製造方法では、上記のように、窒化物系半導体層
上に第1電極層を形成した後、600℃以下で熱処理す
ることによって窒化物系半導体層内の第1導電型の不純
物を活性化することにより、第1電極層によって窒化物
系半導体層の表面の水素脱離エネルギが低減されるの
で、不純物の活性化を阻害する水素を低温で効率よく除
去することができる。また、600℃以下の低温で熱処
理することができるので、窒化物系半導体層の構成原子
である窒素の解離を防止することができる。これによ
り、窒化物系半導体層の結晶性が悪化するのを防止する
ことができるので、不純物の活性化を良好に行うことが
でき、その結果、キャリア濃度を高くすることができ
る。これにより、窒化物半導体層の抵抗率や第1電極層
とのコンタクト抵抗を低減することができるので、素子
の動作電圧を低減することができる。このため、素子の
消費電力を低減することができるので、発熱量を低減で
き、その結果、素子寿命を向上することができる。さら
に、第1電極層をそのまま窒化物系半導体発光素子の電
極として用いることにより、熱処理後の窒化物系半導体
層の表面の汚染や窒化物系半導体層の表面の不純物の減
少を防止することができるので、電極のコンタクト抵抗
をより低減することができる。また、不純物活性化のた
めの熱処理によって、第1電極層と窒化物系半導体層と
のコンタクト抵抗を低減するための熱処理を兼ねること
ができるので、製造プロセスを簡略化することができ
る。
【0020】上記第1の局面による窒化物系半導体発光
素子の製造方法において、好ましくは、第1電極層は、
50nm以下の膜厚を有する。このように構成すれば、
50nm以下の小さい膜厚を有する第1電極層によって
窒化物系半導体層の表面の水素脱離エネルギを容易に低
減することができる。
【0021】上記の窒化物系半導体発光素子の製造方法
において、好ましくは、第1電極層は、Pd層、Ni層
およびPt層の少なくとも1つを含む。このような金属
材料により第1電極層を形成すれば、容易に、窒化物系
半導体層の表面の水素脱離エネルギを低減することがで
きるので、不純物の活性化を阻害する水素を低温で効率
よく除去することができる。これにより、容易に、低温
で不純物の活性化を行うことができる。
【0022】上記の窒化物系半導体発光素子の製造方法
において、好ましくは、窒化物系半導体層を形成する工
程は、凹凸形状の表面を有する窒化物系半導体層を形成
する工程を含む。このように構成すれば、凹凸形状の表
面により窒化物系半導体層の表面積を増加することがで
きるので、窒化物系半導体層と第1電極層との接触面積
を増加することができる。これにより、水素が脱離する
面積が増加するので、熱処理時間をより短くすることが
でき、その結果、プロセス時間を短縮することができ
る。また、凹凸形状の表面により窒化物系半導体層の表
面積を増加することができるので、接触抵抗を低減する
ことができるとともに、窒化物系半導体層と第1電極層
との付着性を向上することができる。
【0023】上記の窒化物系半導体発光素子の製造方法
において、好ましくは、熱処理する工程に先立って、第
1電極層上に絶縁膜を形成する工程をさらに備える。こ
のように構成すれば、窒化物系半導体を構成するGaな
どの半導体元素が絶縁膜に向かって外部拡散されるの
で、空乏化したGaサイトに不純物が入りやすくなる。
これにより、キャリア濃度をさらに高めることができ
る。
【0024】この発明の第2の局面による窒化物系半導
体発光素子は、活性層上に形成された窒化物系半導体層
と、窒化物系半導体層上の一部に形成された第1電極層
と、窒化物系半導体層の、第1電極層の下方の領域に位
置する部分に、活性層に達するように形成された第1導
電型領域とを備えている。
【0025】この発明の第2の局面による窒化物系半導
体発光素子では、第1電極層の下方の領域にのみ電流が
流れるので、不要部分に電流が流れることに起因する、
弱発光またはリークによる電流損失が発生するのを抑制
することができる。これにより、電流に対する発光効率
を向上させることができる。また、第1電極層の下方の
領域に位置する部分の不純物を活性化する際に、第1電
極層を形成した後、熱処理するようにすれば、第1電極
層によって窒化物系半導体層の表面の水素脱離エネルギ
が低減されるので、不純物の活性化を阻害する水素を低
温で効率よく除去することができる。これにより、低温
の熱処理により不純物の活性化を行うことができるの
で、キャリア濃度を高くすることができる。これによ
り、窒化物半導体層の抵抗率や第1電極層とのコンタク
ト抵抗を低減することができるので、素子の動作電圧を
低減することができる。このため、素子の消費電力を低
減することができるので、発熱量を低減でき、その結
果、素子寿命を向上することができる。
【0026】なお、上記第1の局面による窒化物系半導
体発光素子の製造方法において、熱処理の後、第1電極
層上の所定領域に、第2電極層を形成する工程をさらに
備えるようにしてもよい。このように構成すれば、第1
電極層と第2電極層とからなる電極を容易に形成するこ
とができる。この場合、第2電極層をマスクとして、第
1電極層をエッチングする工程をさらに備えるようにし
てもよい。このように構成すれば、容易に第1電極層を
第2電極層と同一形状にパターニングすることができ
る。
【0027】また、上記の窒化物系半導体発光素子の製
造方法において、第2電極層をマスクとして、窒化物系
半導体層をエッチングすることによって、リッジ部を形
成する工程をさらに備えるようにしてもよい。このよう
に構成すれば、別途エッチングマスクを設けることな
く、リッジ部を形成することができる。
【0028】また、上記の凹凸形状の表面を有する窒化
物系半導体層を形成する工程を含む窒化物系半導体発光
素子の製造方法において、凹凸形状の表面を有する窒化
物系半導体層は、3%以上のIn組成を有していてもよ
い。このように構成すれば、容易に、窒化物系半導体層
の表面を凹凸形状にすることができる。また、この場
合、凹凸形状の表面を有する窒化物系半導体層を形成す
る工程は、窒化物系半導体層の表面をエッチングするこ
とによって、凹凸形状の表面を有する窒化物系半導体層
を形成する工程を含んでいてもよい。このように構成し
ても、容易に、窒化物系半導体層の表面を凹凸形状にす
ることができる。
【0029】また、上記の窒化物系半導体発光素子の製
造方法において、熱処理することによって第1導電型の
不純物を活性化する工程は、N2、Ar、He、N2O、
2および真空のいずれか1つの雰囲気中で熱処理を行
う工程を含んでいてもよい。このように構成すれば、雰
囲気中に水素を含まないので、不純物の活性化を阻害す
る水素を低温で効率よく除去することができる。
【0030】また、上記の窒化物系半導体発光素子の製
造方法において、第1電極層を形成する工程は、窒化物
系半導体層上の一部に、第1電極層を形成する工程を含
み、熱処理することによって第1導電型の不純物を活性
化する工程は、熱処理によって第1電極層の下方の領域
に位置する第1導電型の不純物のみを活性化する工程を
含むようにしてもよい。このように構成すれば、第1電
極層の下方の領域にのみ電流が流れるので、不要部分に
電流が流れることに起因する、弱発光またはリークによ
る電流損失が発生するのを抑制することができる。これ
により、電流に対する発光効率を向上させることができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0032】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態による窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体
レーザ素子)を示した断面図である。
【0033】まず、図1を参照して、第1実施形態の窒
化物系半導体レーザ素子の構造について説明する。この
第1実施形態では、図1に示すように、サファイア基板
1上に、約15nmの厚みを有するAlGaN低温バッ
ファ層2が形成されている。このAlGaN低温バッフ
ァ層2上には、約3μmの厚みを有するアンドープGa
N層3が形成されている。そのアンドープGaN層3上
には、約5μmの厚みを有するn型GaNコンタクト層
4、約1μmの厚みを有するn型AlGaNクラッド層
5、約50nmの厚みを有するAlGaN/InGaN
からなるMQW発光層6、および、約300nmの厚み
を有するとともに、凸部を含むp型AlGaNクラッド
層7がこの順序で形成されている。このp型AlGaN
クラッド層7の凸部上には、約70nmの厚みを有する
p型GaNコンタクト層8が形成されている。p型Al
GaNクラッド層7の凸部と、p型GaNコンタクト層
8とによってリッジ部が構成されている。
【0034】ここで、第1実施形態では、p型GaNコ
ンタクト層8上に、約2nmの厚みを有するPd電極層
9が形成されている。また、Pd電極層9上に、約10
nmの厚みを有するPd層と、約100nmの厚みを有
するAu層と、約200nmの厚みを有するNi層との
積層膜からなる金属膜10が形成されている。このPd
電極層9と、金属膜10とからp側電極が構成されてい
る。なお、p型AlGaNクラッド層7およびp型Ga
Nコンタクト層8は、本発明の「第1導電型の不純物を
含む窒化物系半導体層」の一例である。また、Pd電極
層9は、本発明「第1電極層」の一例である。
【0035】また、金属膜10の上面以外の領域を覆う
とともに、n型GaNコンタクト層4の上面上に開口部
を有するシリコン酸化膜(SiO2膜)11が形成され
ている。また、金属膜10の上面に接触するように、p
側パッド電極12が形成されている。そして、シリコン
酸化膜11の開口部によって露出されたn型GaNコン
タクト層4の上面に接触するように、n側電極13が形
成されている。さらに、n側電極13の上面に接触する
ように、n側パッド電極14が形成されている。
【0036】図2〜図7は、図1に示した第1実施形態
による窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ
素子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
次に、図1〜図7を参照して、第1実施形態による窒化
物系半導体レーザ素子の製造プロセスについて説明す
る。
【0037】まず、図2に示すように、MOCVD法を
用いて、サファイア基板1上に、格子不整合を緩和する
ため約600℃の温度条件下で、AlGaN低温バッフ
ァ層2を約15nmの厚みで低温成長させる。さらに、
MOCVD法を用いて、AlGaN低温バッファ層2上
に、約3μmの厚みを有するアンドープGaN層3を形
成する。その後、MOCVD法を用いて、アンドープG
aN層3上に、約5μmの厚みを有するn型GaNコン
タクト層4、約1μmの厚みを有するn型AlGaNク
ラッド層5、約50nmの厚みを有するAlGaN/I
nGaNからなるMQW発光層6、約300nmの厚み
を有するp型AlGaNクラッド層7、および、約70
nmの厚みを有するp型GaNコンタクト層8を順次形
成する。
【0038】次に、図3に示すように、p型GaNコン
タクト層8からn型GaNコンタクト層4の一部領域を
異方性ドライエッチングを用いて除去することによっ
て、n型GaNコンタクト層4の一部領域を露出させ
る。この後、酸および有機溶媒による基板洗浄を行う。
【0039】次に、この第1実施形態では、図4に示す
ように、EB蒸着法を用いて、全面に約2nmの厚みを
有するPd層9aを形成する。そして、約300℃の窒
素雰囲気中で10分間の熱処理を行うことによって、p
型AlGaNクラッド層7およびp型GaNコンタクト
層8内に含まれるMgなどのp型不純物を活性化する。
【0040】次に、図5に示すように、リフトオフ法を
用いて、Pd層9a上のリッジ部に対応する領域に、約
10nmの厚みを有するPd層と、約100nmの厚み
を有するAu層と、約200nmの厚みを有するNi層
との積層膜からなる約2μmの幅を有するストライプ状
の金属膜10を形成する。そして、この金属膜10の最
上層のNi層をエッチングマスクとして、CF4ガスを
用いた異方性ドライエッチングにより、Pd層9aと、
p型GaNコンタクト層8とをエッチングするととも
に、p型AlGaNクラッド層7を約150nmの厚み
分だけエッチングする。これにより、図6に示されるよ
うなリッジ部が形成される。このようにして金属膜10
と、Pd電極層9とからなるp側電極が形成される。
【0041】次に、図7に示すように、プラズマCVD
法を用いて、全面にシリコン酸化膜11を形成した後、
n型GaNコンタクト層4の一部上に開口部を形成す
る。その後、シリコン酸化膜11の開口部内に、n型G
aNコンタクト層4の上面に接触するように、n側電極
13を形成する。
【0042】最後に、図1に示したように、金属膜10
の上面のシリコン酸化膜11を除去した後、金属膜10
の上面に接触するように、p側パッド電極12を形成す
る。また、n側電極13に接触するように、n側パッド
電極14を形成する。このようにして、第1実施形態の
窒化物系半導体レーザ素子が形成される。
【0043】第1実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
の製造プロセスでは、上記のように、窒化物半導体層
(p型AlGaNクラッド層7およびp型GaNコンタ
クト層8)の表面に、約2nmの厚みを有するPd層9
aを形成した後、600℃以下の低温(約300℃)の
熱処理により、p型AlGaNクラッド層7およびp型
GaNコンタクト層8内のMgなどのp型不純物を活性
化することによって、Pd層9aによって、p型AlG
aNクラッド層7およびp型GaNコンタクト層8の表
面の水素脱離エネルギが低減されるので、p型不純物の
活性化を阻害する水素を低温で効率よく除去することが
できる。
【0044】また、第1実施形態では、600℃以下の
低温(約300℃)で熱処理することができるので、p
型AlGaNクラッド層7およびp型GaNコンタクト
層8の構成要素である窒素の解離を防止することができ
る。これにより、p型AlGaNクラッド層7およびp
型GaNコンタクト層8の結晶性が悪化するのを防止す
ることができるので、Mgなどのp型不純物の活性化を
良好に行うことができる。その結果、p型不純物のキャ
リア濃度(活性化率)を高くすることができる。これに
より、p型AlGaNクラッド層7およびp型GaNコ
ンタクト層8の抵抗率やPd電極層9とのコンタクト抵
抗を低減することができるので、素子の動作電圧を低減
することができる。このため、素子の消費電力を低減す
ることができるので、発熱量を低減でき、その結果、素
子寿命を向上することができる。
【0045】なお、本願発明者らが実験により確認した
ところ、従来の製造プロセスを用いて作製された窒化物
系半導体レーザ素子の動作電圧は、約7Vであったのに
対し、第1実施形態に示した製造プロセスを用いて作製
された窒化物系半導体レーザ素子では、動作電圧を約
4.5Vにまで低減することができた。
【0046】ところで、上記したPd膜が有する水素脱
離効果自体は、既に知られており、たとえば、第62回
応用物理学会学術講演会講演予稿集(2001.9.愛
知工業大学)P257の11p−Q―3などに開示され
ている。本願発明者らは、このPd膜の水素脱離効果に
着目して、鋭意検討した結果、上記のように、Pd膜を
窒化物系半導体レーザ素子のp側電極の一部として用い
ることを見い出した。すなわち、p型GaNコンタクト
層8の表面に、p側電極の一部となるPd層9aを形成
した後、約300℃で熱処理することによって、p型A
lGaNクラッド層7およびp型GaNコンタクト層8
のp型不純物の活性化を行う製造プロセスを見い出し
た。このように、Pd層9aを、熱処理終了後もそのま
まp側電極の一部として用いることによって、その後の
製造プロセスにおいて、Pd層9aによりp型GaNコ
ンタクト層8の表面が保護されるので、熱処理後のp型
GaNコンタクト層8の表面汚染およびp型GaNコン
タクト層8の表面でのキャリアの減少を防止することが
できる。その結果、p側電極のコンタクト抵抗を低減す
ることが可能となる。また、p型AlGaNクラッド層
7およびp型GaNコンタクト層8の活性化のための熱
処理と、p側電極のコンタクト抵抗を低減するための熱
処理とを兼ねることができるので、製造プロセスを簡略
化することが可能となる。
【0047】さらに、本願発明者らは、Pd膜の膜厚に
よって活性化の程度が変化することを見い出した。この
点を確認するため、以下の実験を行った。窒化物半導体
層上にPd膜を形成した後、約400℃の熱処理によ
り、窒化物半導体層内のp型不純物の活性化を行った。
そして、この場合におけるPd膜の膜厚と、熱処理後の
窒化物半導体層の抵抗率との関係を測定した。その結果
が図8に示されている。
【0048】図8に示すように、窒化物半導体層上のP
d膜の膜厚を約50nm以上にした場合は、約400℃
の熱処理では、抵抗率が高く、窒化物半導体層を活性化
(導電化)することは困難であることがわかる。これに
対して、Pd膜の膜厚を約50nm以下にした場合は、
約400℃の熱処理を行うことによって、抵抗率を低減
することができることがわかる。このことから、Pd膜
の膜厚を約50nm以下にした場合には、窒化物半導体
層を約400℃で活性化することが可能であることが判
明した。
【0049】(第2実施形態)図9は、本発明の第2実
施形態による窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体
レーザ素子)を示した断面図である。また、図10は、
図9に示した第2実施形態の窒化物系半導体発光素子
(窒化物系半導体レーザ素子)のp側電極周辺部の拡大
断面図である。この第2実施形態では、第1実施形態と
異なり、第1電極層の下に、凹凸形状の表面を有する窒
化物半導体層を形成した場合の例について説明する。第
2実施形態のその他の構造は、第1実施形態と同様であ
る。
【0050】まず、図9および図10を参照して、第2
実施形態の窒化物系半導体レーザ素子の構造について説
明する。この第2実施形態の構造では、第1実施形態と
同様、図9に示すように、サファイア基板1上に、約1
5nmの厚みを有するAlGaN低温バッファ層2が形
成されている。このAlGaN低温バッファ層2上に
は、約3μmの厚みを有するアンドープGaN層3が形
成されている。そのアンドープGaN層3上には、約5
μmの厚みを有するn型GaNコンタクト層4、約1μ
mの厚みを有するn型AlGaNクラッド層5、約50
nmの厚みを有するAlGaN/InGaNからなるM
QW発光層6、および、約300nmの厚みを有すると
ともに、凸部を含むp型AlGaNクラッド層7がこの
順序で形成されている。このp型AlGaNクラッド層
7の凸部上には、約70nmの厚みを有するp型GaN
コンタクト層8が形成されている。p型AlGaNクラ
ッド層7の凸部と、p型GaNコンタクト層8とによっ
てリッジ部が構成されている。
【0051】ここで、第2実施形態では、図9および図
10に示すように、p型GaNコンタクト層8上に、約
15%のIn組成を有するとともに、凹凸形状の表面を
有するp型InGaNコンタクト層21が約3nmの厚
みで形成されている。また、このp型InGaNコンタ
クト層21上に、下層の約1nmの厚みを有するPt層
29aと、上層の約1nmの厚みを有するPd層29b
とからなるPt/Pd電極層29が形成されている。ま
た、Pt/Pd電極層29上に、約10nmの厚みを有
するPd層と、約100nmの厚みを有するAu層と、
約200nmの厚みを有するNi層との積層膜からなる
金属膜20が形成されている。このPt/Pd電極層2
9と、金属膜20とからp側電極が構成されている。な
お、p型InGaNコンタクト層21は、本発明の「凹
凸形状の表面を有する窒化物半導体層」の一例であり、
Pt/Pd電極層29は、本発明の「第1電極層」の一
例である。
【0052】また、金属膜20の上面以外の領域を覆う
とともに、n型GaNコンタクト層4の上面上に開口部
を有するシリコン酸化膜11が形成されている。また、
金属膜20の上面に接触するように、p側パッド電極1
2が形成されている。そして、シリコン酸化膜11の開
口部によって露出されたn型GaNコンタクト層4の上
面に接触するように、n側電極13が形成されている。
さらに、n側電極13の上面に接触するように、n側パ
ッド電極14が形成されている。
【0053】第2実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
では、上記のように、Pt/Pd電極層29の下に、凹
凸形状の表面を有するp型InGaNコンタクト層21
を形成することによって、凹凸形状の表面によりp型I
nGaNコンタクト層21とPt/Pd電極層29との
接触面積を増加することができる。これにより、後述す
る製造プロセスにおける熱処理時に、窒化物半導体層内
の水素が外部に脱離することのできる面積が増加するの
で、活性化のための熱処理時間を短くすることができ
る。これにより、プロセス時間をより短縮することがで
きる。また、凹凸形状の表面によりp型InGaNコン
タクト層21の表面積を増加することができるので、コ
ンタクト抵抗を低減することができるとともに、Pt/
Pd電極層29との付着性を向上することができる。
【0054】また、第2実施形態の窒化物系半導体レー
ザ素子では、窒化物半導体に対して強い付着性を有する
Pt層29aを、Pd層29bとp型InGaNコンタ
クト層21との間に形成することによって、p型InG
aNコンタクト層21と、Pt/Pd電極層29との付
着性をさらに向上することができる。
【0055】図11〜図16は、図9および図10に示
した第2実施形態による窒化物系半導体発光素子(窒化
物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明するため
の断面図である。次に、図9〜図16を参照して、第2
実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセ
スについて説明する。
【0056】まず、図11に示すように、MOCVD法
を用いて、サファイア基板1上に、格子不整合を緩和す
るため約600℃の温度条件下で、AlGaN低温バッ
ファ層2を約15nmの厚みで低温成長させる。さら
に、MOCVD法を用いて、AlGaN低温バッファ層
2上に、約3μmの厚みを有するアンドープGaN層3
を形成する。その後、MOCVD法を用いて、アンドー
プGaN層3上に、約5μmの厚みを有するn型GaN
コンタクト層4、約1μmの厚みを有するn型AlGa
Nクラッド層5、約50nmの厚みを有するAlGaN
/InGaNからなるMQW発光層6、約300nmの
厚みを有するp型AlGaNクラッド層7、および、約
70nmの厚みを有するp型GaNコンタクト層8を順
次形成する。
【0057】ここで、第2実施形態では、p型GaNコ
ンタクト層8上に、15%のIn組成を有するp型In
GaNコンタクト層21を形成する。このp型InGa
Nコンタクト層21は、図10に示すように、Inを1
5%程度含むことによって、表面が凹凸形状に形成され
る。
【0058】次に、図12に示すように、p型InGa
Nコンタクト層21からn型GaNコンタクト層4の一
部領域を異方性ドライエッチングを用いて除去すること
によって、n型GaNコンタクト層4の一部領域を露出
させる。この後、酸および有機溶媒による基板洗浄を行
う。
【0059】次に、第2実施形態では、図13に示すよ
うに、EB蒸着法を用いて、全面に、下層の約1nmの
厚みを有するPt層29aと、上層の約1nmの厚みを
有するPd層29bとの積層膜からなるPt/Pd層9
cを形成する。そして、約300℃の窒素雰囲気中で1
0分間の熱処理を行うことによって、p型InGaNコ
ンタクト層21、p型AlGaNクラッド層7およびp
型GaNコンタクト層8内のMgなどのp型不純物を活
性化する。
【0060】次に、図14に示すように、リフトオフ法
を用いて、Pt/Pd層29c上のリッジ部に対応する
領域に、約10nmの厚みを有するPd層と、約100
nmの厚みを有するAu層と、約200nmの厚みを有
するNi層との積層膜からなる約2μmの幅を有するス
トライプ状の金属膜20を形成する。そして、この金属
膜20の最上層のNi層をエッチングマスクとして、C
4ガスを用いた異方性ドライエッチングにより、Pt
/Pd層29cと、p型GaNコンタクト層8と、p型
InGaNコンタクト層21とをエッチングするととも
に、p型AlGaNクラッド層7を約150nmの厚み
分だけエッチングする。これにより、図15に示される
ようなリッジ部が形成される。このようにして、金属膜
20とPt/Pd電極層29とからなるp側電極が構成
される。
【0061】次に、図16に示すように、プラズマCV
D法を用いて、全面にシリコン酸化膜11を形成した
後、n型GaNコンタクト層4の一部上に開口部を形成
する。その後、シリコン酸化膜11の開口部内に、n型
GaNコンタクト層4の上面に接触するように、n側電
極13を形成する。
【0062】最後に、図9に示したように、金属膜20
の上面のシリコン酸化膜11を除去した後、金属膜20
の上面に接触するように、p側パッド電極12を形成す
る。また、n側電極13に接触するように、n側パッド
電極14を形成する。このようにして、第2実施形態の
窒化物系半導体レーザ素子が形成される。
【0063】なお、実験により確認したところ、従来の
製造プロセスを用いて作製された窒化物系半導体レーザ
素子の動作電圧は、約7Vであったのに対し、第2実施
形態に示した製造プロセスを用いて作製された窒化物系
半導体発光素子では、動作電圧を約4Vにまで低減する
ことできた。
【0064】第2実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
【0065】(第3実施形態)図17は、本発明の第3
実施形態による窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導
体レーザ素子)を示した断面図である。また、図18
は、図17に示した第3実施形態の窒化物系半導体発光
素子(窒化物系半導体レーザ素子)の窒化物半導体層に
おけるp型不純物が活性化(導電化)された領域を示す
拡大断面図である。この第3実施形態では、第1実施形
態と異なり、第1電極層の下の領域の窒化物半導体層内
の不純物のみを活性化した場合の例について説明する。
【0066】まず、図17および図18を参照して、第
3実施形態の窒化物系半導体レーザ素子の構造について
説明する。この第3実施形態では、図17に示すよう
に、第1実施形態と同様、サファイア基板1上に、約1
5nmの厚みを有するAlGaN低温バッファ層2が形
成されている。このAlGaN低温バッファ層2上に
は、約3μmの厚みを有するアンドープGaN層3が形
成されている。そのアンドープGaN層3上には、約5
μmの厚みを有するn型GaNコンタクト層4、約1μ
mの厚みを有するn型AlGaNクラッド層5、約50
nmの厚みを有するAlGaN/InGaN超格子層か
らなるMQW発光層6、および、約300nmの厚みを
有するとともに、凸部を含むp型AlGaNクラッド層
37がこの順序で形成されている。このp型AlGaN
クラッド層37の凸部上には、約70nmの厚みを有す
るp型GaNコンタクト層38が形成されている。p型
AlGaNクラッド層37の凸部と、p型GaNコンタ
クト層38とによってリッジ部が構成されている。
【0067】ここで、第3実施形態では、p型GaNコ
ンタクト層38上に、約1nmの厚みを有するPd電極
層39が形成されている。また、第3実施形態では、図
18に示すように、p型AlGaNクラッド層37およ
びp型GaNコンタクト層38のうち、Pd電極層39
の下方に位置するp型活性化領域32のp型不純物のみ
が選択的に活性化(導電化)されている。なお、p型A
lGaNクラッド層37およびp型GaNコンタクト層
38は、本発明の「第1導電型の不純物を含む窒化物系
半導体層」の一例である。また、Pd電極層39は、本
発明の「第1電極層」の一例である。
【0068】また、Pd電極層39の上面以外の領域を
覆うとともに、n型GaNコンタクト層4の上面上に開
口部を有するシリコン酸化膜11が形成されている。そ
して、シリコン酸化膜11の開口部によって露出された
n型GaNコンタクト層4の上面に接触するように、n
側電極13が形成されている。さらに、n側電極13の
上面に接触するように、n側パッド電極14が形成され
ている。
【0069】第3実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
では、上記したように、Pd電極層39の下方のp型活
性化領域32のp型不純物のみを選択的に活性化するこ
とによって、素子に電流が印加された場合に、素子のリ
ッジ部以外の領域(非発光領域)に電流が流れ込むこと
に起因して発生する、弱発光またはリークによる電流損
失を抑制することができる。これにより、素子に印加し
た電流に対する窒化物系半導体レーザ素子の発光効率を
向上させることが可能となる。
【0070】なお、通常、窒化物系半導体レーザ素子で
は、非発光領域で発生する、弱発光またはリークによる
電流損失を抑制するため、素子の非発光領域に隣接する
窒化物半導体層の膜厚を厳密に制御(エッチング加工)
することによって、素子の非発光領域に流れ込む電流
(漏れ電流)を抑制している。そのため、良好な特性を
有する窒化物系半導体レーザ素子を作製するには、極め
て厳密なエッチング加工技術が要求される。これに対し
て、上記した第3実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
では、素子の発光領域に隣接する窒化物半導体層のみを
選択的に活性化(導電化)することによって、漏れ電流
を抑制することができる。その結果、素子の非発光領域
に隣接する窒化物半導体層の膜厚を厳密に制御(エッチ
ング加工)することなく、非発光領域で発生する弱発光
またはリークによる電流損失を抑制することが可能とな
る。
【0071】図19〜図23は、図17および図18に
示した第3実施形態による窒化物系半導体発光素子(窒
化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明するた
めの断面図である。次に、図17〜図23を参照して、
第3実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プ
ロセスについて説明する。
【0072】まず、図19に示すように、MOCVD法
を用いて、サファイア基板1上に、格子不整合を緩和す
るため、約600℃の温度条件下で、AlGaN低温バ
ッファ層2を約約15nmの厚みで低温成長させる。さ
らに、MOCVD法を用いて、AlGaN低温バッファ
層2上に、約3μmの厚みを有するアンドープGaN層
3を形成する。その後、MOCVD法を用いて、アンド
ープGaN層3上に、約5μmの厚みを有するn型Ga
Nコンタクト層4、約1μmの厚みを有するn型AlG
aNクラッド層5、約50nmの厚みを有するAlGa
N/InGaNからなるMQW発光層6、約300nm
の厚みを有するp型AlGaNクラッド層37、およ
び、約70nmの厚みを有するp型GaNコンタクト層
38を順次形成する。
【0073】次に、図20に示すように、p型GaNコ
ンタクト層38からn型GaNコンタクト層4の一部領
域を異方性ドライエッチングを用いて除去することによ
って、n型GaNコンタクト層4の一部領域を露出させ
る。この後、酸および有機溶媒による基板洗浄を行う。
【0074】次に、第3実施形態では、図21に示すよ
うに、EB蒸着法を用いて、全面に約1nmの厚みを有
するPd層39aを形成する。そして、Pd層39a上
のリッジ部に対応する領域に、約2μmの幅を有するス
トライプ状の絶縁膜31を形成する。
【0075】次に、図22に示すように、絶縁膜31を
エッチングマスクとして、硝酸を用いたウェットエッチ
ングにより、Pd層39aをエッチングすることによっ
て、Pd電極層39を形成する。さらに、絶縁膜31を
エッチングマスクとして、BCl3ガスを用いたRIE
(Reactive Ion Etching)法によ
り、p型GaNコンタクト層38をエッチングするとと
もに、p型AlGaNクラッド層37を約150nmの
厚み分だけエッチングする。
【0076】ここで、第3実施形態では、約300℃の
窒素雰囲気中で10分間の熱処理を行うことによって、
図23に示すように、エッチングによりパターニングさ
れたPd電極層39の下方に位置するp型活性化領域3
2内のp型不純物のみを選択的に活性化する。
【0077】この後、プラズマCVD法を用いて、全面
にシリコン酸化膜11を形成した後、n型GaNコンタ
クト層4の一部上に開口部を形成する。その後、シリコ
ン酸化膜11の開口部内に、n型GaNコンタクト層4
の上面に接触するように、n側電極13を形成する。さ
らに、n側電極13に接触するように、n側パッド電極
14を形成する。
【0078】最後に、図17に示したように、Pd電極
層39の上面のシリコン酸化膜11を除去した後、Pd
電極層39の上面に接触するように、p側パッド電極1
2を形成する。このようにして、第3実施形態の窒化物
系半導体レーザ素子が形成される。
【0079】第3実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
【0080】(第4実施形態)図24は、本発明の第4
実施形態による窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導
体LED素子)を示した断面図である。また、図25
は、図24に示した第4実施形態の窒化物系半導体発光
素子(窒化物系半導体LED素子)の窒化物半導体層に
おけるp型不純物が活性化(導電化)された領域を示す
拡大断面図である。この第4実施形態では、第1〜第3
実施形態と異なり、本発明を窒化物系半導体LED素子
に適用した例を示すとともに、第3実施形態と同様、第
1電極層の下の領域の窒化物半導体層内のp型不純物の
みを活性化した場合の例について説明する。
【0081】まず、図24および図25を参照して、第
4実施形態の窒化物系半導体LED素子の構造について
説明する。この第4実施形態では、図24に示すよう
に、サファイア基板1上に、約15nmの厚みを有する
AlGaN低温バッファ層2が形成されている。このA
lGaN低温バッファ層2上には、約3μmの厚みを有
するアンドープGaN層3が形成されている。そのアン
ドープGaN層3上には、約5μmの厚みを有するn型
GaNコンタクト層4、約50nmの厚みを有するAl
GaN/InGaNからなるMQW発光層6、約100
nmの厚みを有するp型AlGaNクラッド層47、お
よび、約70nmの厚みを有するp型GaNコンタクト
層48がこの順序で形成されている。なお、p型AlG
aNクラッド層47およびp型GaNコンタクト層48
は、本発明の「第1導電型の不純物を含む窒化物系半導
体層」の一例である。
【0082】また、p型GaNコンタクト層48の上面
の一部以外の領域を覆うとともに、n型GaNコンタク
ト層4の上面上に開口部を有するシリコン酸化膜11が
形成されている。
【0083】ここで、第4実施形態では、シリコン酸化
膜11の開口部によって露出されたp型GaNコンタク
ト層48の上面に接触するように、約1nmの厚みを有
するPd電極層49が形成されている。また、第4実施
形態では、図25に示すように、p型AlGaNクラッ
ド層47およびPd電極層48のうち、Pd電極層49
の下に位置するp型活性化領域42のp型不純物のみが
選択的に活性化されている。
【0084】また、Pd電極層49の上面に接触するよ
うに、p側パッド電極51が形成されている。また、シ
リコン酸化膜11の開口部によって露出されたn型Ga
Nコンタクト層4の上面に接触するように、n側電極1
3が形成されている。さらに、n側電極13の上面に接
触するように、n側パッド電極14が形成されている。
なお、Pd電極層49は、本発明の「第1電極層」の一
例である。
【0085】第4実施形態の窒化物系半導体LED素子
では、Pd電極層49の下のp型活性化領域42のp型
不純物のみを選択的に活性化することによって、素子に
電流が印加された場合に、素子の非発光領域に電流が流
れ込むことに起因して発生する、弱発光またはリークに
よる電流損失を抑制することができる。これにより、素
子に印加した電流に対する窒化物系半導体LED素子の
発光効率を向上させることが可能となる。
【0086】図26〜図30は、図24および図25に
示した第4実施形態による窒化物系半導体発光素子(窒
化物系半導体LED素子)の製造プロセスを説明するた
めの断面図である。次に、図24〜図30を参照して、
第4実施形態による窒化物系半導体LED素子の製造プ
ロセスについて説明する。
【0087】まず、図26に示すように、MOCVD法
を用いて、サファイア基板1上に、格子不整合を緩和す
るため約600℃の温度条件下で、AlGaN低温バッ
ファ層2を約15nmの厚みで低温成長させる。さら
に、MOCVD法を用いて、AlGaN低温バッファ層
2上に、約3μmの厚みを有するアンドープGaN層3
を形成する。その後、MOCVD法を用いて、アンドー
プGaN層3上に、約5μmの厚みを有するn型GaN
コンタクト層4、約50nmの厚みを有するAlGaN
/InGaNからなるMQW発光層6、約100nmの
厚みを有するp型AlGaNクラッド層47、および、
約70nmの厚みを有するp型GaNコンタクト層48
を順次形成する。
【0088】次に、図27に示すように、p型GaNコ
ンタクト層48からn型GaNコンタクト層4の一部領
域を異方性ドライエッチングを用いて除去することによ
って、n型GaNコンタクト層4の一部領域を露出させ
る。その後、プラズマCVD法を用いて、全面に約20
0nmの厚みを有するシリコン酸化膜11を形成した
後、p型GaNコンタクト層48の一部上に開口部を形
成する。この後、酸および有機溶媒による基板洗浄を行
う。
【0089】次に、図28に示すように、EB蒸着法を
用いて、全面に、約1nmの厚みを有するPd層49a
を形成する。ここで、第4実施形態では、約300℃の
窒素雰囲気中で10分間の熱処理を行うことによって、
シリコン酸化膜11の開口部内で、Pd層49aの下方
に位置するp型活性化領域42内のp型不純物のみを選
択的に活性化する。
【0090】次に、図29に示すように、リフトオフ法
を用いて、p型GaNコンタクト層48上のシリコン酸
化膜11の開口部上に、Pd層49aに接触するよう
に、下層の約1nmの厚みを有するPd層と、上層の約
3nmの厚みを有するAu層との積層膜からなるp側パ
ッド電極51を形成する。次に、このp側パッド電極5
1の上層のAu層をエッチングマスクにして、硝酸を用
いたウェットエッチングにより、Pd層49aをエッチ
ングすることによって、Pd電極49が形成される。
【0091】次に、図30に示すように、n型GaNコ
ンタクト層4の上面のシリコン酸化膜11の一部を除去
した後、n型GaNコンタクト層4の上面に接触するよ
うにn側電極13を形成する。
【0092】最後に、図24に示したように、n側電極
13に接触するように、n側パッド電極14を形成す
る。このようにして、第4実施形態の窒化物系半導体L
ED素子が形成される。
【0093】第4実施形態の窒化物系半導体LED素子
の製造プロセスでは、第1〜第3実施形態と同様、以下
のような効果を得ることができる。
【0094】すなわち、第4実施形態の窒化物系半導体
LED素子の製造プロセスでは、上記のように、窒化物
半導体層(p型AlGaNクラッド層47およびp型G
aNコンタクト層48)の表面に、約1nmの厚みを有
するPd層49aを形成した後、600℃以下の低温
(約300℃)の熱処理により、p型AlGaNクラッ
ド層47およびp型GaNコンタクト層48内のMgな
どのp型不純物を活性化することによって、Pd層49
aによって、p型AlGaNクラッド層47およびp型
GaNコンタクト層48の表面の水素脱離エネルギーが
低減されるので、p型不純物の活性化を阻害する水素を
効率よく除去することができる。
【0095】また、第4実施形態の窒化物系半導体LE
D素子の製造プロセスでは、上記のように、600℃以
下の低温(約300℃)で熱処理することができるの
で、p型AlGaNクラッド層47およびp型GaNコ
ンタクト層48の構成要素である窒素の解離を防止する
ことができる。これにより、p型AlGaNクラッド層
47およびp型GaNコンタクト層48の結晶性が悪化
するのを防止することができるので、Mgなどのp型不
純物の活性化を良好に行うことができる。その結果、p
型不純物のキャリア濃度(活性化率)を高くすることが
できる。これにより、p型AlGaNクラッド層47お
よびp型GaNコンタクト層48の抵抗率やPd電極層
49とのコンタクト抵抗を低減することができるので、
素子の動作電圧を低減することができる。このため、素
子の消費電力を低減することができるので、発熱量を低
減でき、その結果、素子寿命を向上することができる。
【0096】また、第4実施形態の窒化物系半導体LE
D素子の製造プロセスでは、上記のように、熱処理前に
p型GaNコンタクト層48の表面に形成したPd層9
aを、熱処理終了後もそのままp側電極の一部として用
いることによって、その後の製造プロセスにおいて、P
d層9aによりp型GaNコンタクト層48の表面が保
護されるので、熱処理後のp型GaNコンタクト層48
の表面汚染およびp型GaNコンタクト層48の表面で
のキャリアの減少を防止することができる。その結果、
p側電極のコンタクト抵抗を低減することが可能とな
る。また、p型AlGaNクラッド層47およびp型G
aNコンタクト層48の活性化のための熱処理と、p側
電極のコンタクト抵抗を低減するための熱処理とを兼ね
ることができるので、製造プロセスを簡略化することが
できる。
【0097】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって、制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説
明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許
請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が
含まれる。
【0098】たとえば、上記実施形態では、p型コンタ
クト層上の第1電極層としてPd電極層またはPt/P
d積層膜からなるPt/Pd電極層を用いたが、本発明
はこれに限らず、Pd層、Ni層またはPt層のいずれ
か1つを用いてもよい。また、これらの少なくとも1つ
を含む合金または積層膜を用いても同様の効果を得るこ
とができる。
【0099】また、上記第1実施形態では、図4に示し
た工程において、p型GaNコンタクト層8上にPd層
9aを形成した状態で熱処理することにより、p型Al
GaNクラッド層7およびp型GaNコンタクト層8内
のp型不純物を活性化したが、本発明はこれに限らず、
図31に示すように、Pd層9a上にさらにシリコン酸
化膜からなる絶縁膜60を形成した状態で熱処理するこ
とにより、p型AlGaNクラッド層7およびp型Ga
Nコンタクト層8内のp型不純物を活性化するようにし
てもよい。このように構成すれば、熱処理時に、絶縁膜
60によって、窒化物半導体層(p型AlGaNクラッ
ド層7およびp型GaNコンタクト層8)を構成するG
aなどの半導体元素が外部拡散されるので、Gaが脱離
することにより空乏化したGaサイトに不純物が入りや
すくなる。その結果、窒化物系半導体層(p型AlGa
Nクラッド層7およびp型GaNコンタクト層8)中の
不純物のキャリア濃度(活性化率)をさらに高めること
が可能となる。
【0100】また、上記実施形態では、窒素(N2)雰
囲気中で窒化物半導体層内の不純物を活性化するための
熱処理を行ったが、本発明はこれに限らず、ArやHe
などの不活性ガス、N2O、O2および真空のいずれかの
雰囲気中で熱処理を行ってもよい。このように構成すれ
ば、熱処理時の雰囲気中に水素を含まないので、窒化物
半導体層内の不純物の活性化を阻害する働きを有する水
素原子を効率よく除去することができる。
【0101】また、第2実施形態では、窒化物半導体層
のIn組成を15%にすることによって、窒化物半導体
層の表面を自然に凹凸形状に形成する例を示したが、窒
化物半導体層のIn組成を3%以上に構成すれば、同様
に、窒化物半導体層の表面を凹凸形状に形成することが
できる。また、窒化物半導体層の表面をエッチングする
ことによって、凹凸形状の表面を有する窒化物半導体層
を形成してもよい。
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、低温の
熱処理によっても窒化物系半導体層内の不純物を十分に
活性化することが可能な窒化物系半導体素子の製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体発
光素子(窒化物系半導体レーザ素子)を示した断面図で
ある。
【図2】図1に示した第1実施形態による窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図3】図1に示した第1実施形態による窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図4】図1に示した第1実施形態による窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図5】図1に示した第1実施形態による窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図6】図1に示した第1実施形態による窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図7】図1に示した第1実施形態による窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセ
スを説明するための断面図である。
【図8】Pd膜の膜厚と、窒化物系半導体層の抵抗率と
の関係を示した相関図である。
【図9】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体発
光素子(窒化物系半導体レーザ素子)を示した断面図で
ある。
【図10】図9に示した第2実施形態の窒化物半導体発
光素子(窒化物系半導体レーザ素子)のp側電極周辺部
の拡大断面図である。
【図11】図9および図10に示した第2実施形態によ
る窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図12】図9および図10に示した第2実施形態によ
る窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図13】図9および図10に示した第2実施形態によ
る窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図14】図9および図10に示した第2実施形態によ
る窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図15】図9および図10に示した第2実施形態によ
る窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図16】図9および図10に示した第2実施形態によ
る窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図17】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)を示した断面図
である。
【図18】図17に示した第3実施形態の窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の窒化物半導
体層におけるp型不純物が活性化(導電化)された領域
を示す拡大断面図である。
【図19】図17および図18に示した第3実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図20】図17および図18に示した第3実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図21】図17および図18に示した第3実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図22】図17および図18に示した第3実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図23】図17および図18に示した第3実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体レーザ素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図24】本発明の第4実施形態による窒化物半導体層
を含む窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体LED
素子)を示した断面図である。
【図25】図24に示した第4実施形態の窒化物系半導
体発光素子(窒化物系半導体LED素子)の窒化物半導
体層におけるp型不純物が活性化(導電化)された領域
を示す拡大断面図である。
【図26】図24および図25に示した第4実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体LED素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図27】図24および図25に示した第4実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体LED素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図28】図24および図25に示した第4実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体LED素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図29】図24および図25に示した第4実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体LED素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図30】図24および図25に示した第4実施形態に
よる窒化物系半導体発光素子(窒化物系半導体LED素
子)の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図31】第1実施形態の変形例による窒化物系半導体
発光素子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセス
を説明するための断面図である。
【図32】従来の窒化物系半導体発光素子(窒化物系半
導体レーザ素子)を示した断面図である。
【図33】図32に示した従来の窒化物系半導体発光素
子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明
するための断面図である。
【図34】図32に示した従来の窒化物系半導体発光素
子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明
するための断面図である。
【図35】図32に示した従来の窒化物系半導体発光素
子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明
するための断面図である。
【図36】図32に示した従来の窒化物系半導体発光素
子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明
するための断面図である。
【図37】図32に示した従来の窒化物系半導体発光素
子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明
するための断面図である。
【図38】図32に示した従来の窒化物系半導体発光素
子(窒化物系半導体レーザ素子)の製造プロセスを説明
するための断面図である。
【符号の説明】
6 MQW発光層(活性層) 7、37、47 p型AlGaNクラッド層(窒化物系
半導体層) 8、38、48 p型GaNコンタクト層(窒化物系半
導体層) 9、39、49 Pd電極層(第1電極層) 29 Pt/Pd電極層(第1電極層) 21 p型InGaNコンタクト層(窒化物系半導体
層) 32、42 p型活性化領域(第1導電型領域) 10 金属膜 41 p型パッド電極 15 シリコン酸化膜(絶縁膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 忠夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4M104 AA04 BB06 BB07 CC01 DD24 DD35 DD64 DD66 DD68 DD71 DD78 FF13 GG04 HH08 HH15 5F073 AA11 AA13 AA74 AA89 BA06 CA07 CB05 CB22 DA05 DA16 DA30 EA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層上に、第1導電型の不純物を含む
    窒化物系半導体層を形成する工程と、 前記窒化物系半導体層上に、第1電極層を形成する工程
    と、 その後、600℃以下で熱処理することによって、前記
    窒化物系半導体層内の前記第1導電型の不純物を活性化
    する工程とを備えた、窒化物系半導体発光素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1電極層は、50nm以下の膜厚
    を有する、請求項1に記載の窒化物系半導体発光素子の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1電極層は、Pd層、Ni層およ
    びPt層の少なくとも1つを含む、請求項1または2に
    記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記窒化物系半導体層を形成する工程
    は、凹凸形状の表面を有する前記窒化物系半導体層を形
    成する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理する工程に先立って、前記第
    1電極層上に絶縁膜を形成する工程をさらに備える、請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光
    素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 活性層上に形成された窒化物系半導体層
    と、 前記窒化物系半導体層上の一部に形成された第1電極層
    と、 前記窒化物系半導体層の、前記第1電極層の下方の領域
    に位置する部分に、前記活性層に達するように形成され
    た第1導電型領域とを備えた、窒化物系半導体発光素
    子。
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