JP2003174003A - 半導体装置製造用洗浄剤及びそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置製造用洗浄剤及びそれを用いた半導体装置の製造方法Info
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Abstract
能とし、配線へのダメージを最小限に抑える。 【解決手段】 半導体基板上の金属膜又は半導体膜をド
ライエッチングし、所定のパターンを有する配線層4を
形成した後、あるいは、配線層4が形成された半導体基
板上に絶縁層を形成し、これを所定のパターンにドライ
エッチングした後、フッ素化合物、有機溶剤及び水を含
有し、フッ素化合物の含有量が0.001〜0.2重量
%である洗浄剤により洗浄処理する。有機溶剤の含有量
は、50重量%以上である。有機溶剤としては、ジメチ
ルスルホキシドを使用する。
Description
後に残存するフォトレジストや副生成物であるポリマー
残渣を剥離除去するための半導体装置製造用洗浄剤に関
するものであり、さらには、それを用いた半導体装置の
製造方法に関するものである。
路形成のために要求される加工寸法は微細化の一途をた
どっており、かつ配線の多層化も進んでいる。配線材料
としてはメタル系材料が多く用いられており、特に半導
体装置の場合はアルミニウム配線が一般的に用いられて
いる。このアルミニウム配線の形成に際しては、リソグ
ラフィ技術によってパターニングされたレジストをマス
クとし、ドライエッチングで加工することが一般的に行
われている。
用されるレジストは、IC,LSIのような集積回路
や、液晶表示装置(LCD),EL素子のような表示機
器、プリント基板、微小機械、DNAチップ等、幅広い
分野において使用されているが、ドライエッチング後に
は、速やかに剥離除去することが必要である。フォトレ
ジストやドライエッチング後にアルミニウム配線に付着
するポリマー残渣が残存すると、半導体装置の特性劣化
に繋がる。
に、洗浄剤による洗浄処理を施すことが行われており、
洗浄剤としてアルカリ性剥離剤が使用されている。この
アルカリ性剥離剤は、剥離性を向上するために、ヒドロ
キシルアミンを含む形で使用されることが多い。例え
ば、特開平6−266119号公報には、アルカノール
アミン、ヒドロキシルアミンとカテコールと水からなる
溶液を洗浄剤として使用することが開示されている。ま
た、特開平7−325404号公報には、エタノールア
ミンとヒドロキシルアミン、カテコールを含む洗浄組成
物が開示されている。
剥離剤は、室温付近では十分な洗浄性を有しておらず、
70℃程度の高温処理が必要であり、加温設備が必要で
あるという欠点を有している。また、フォトレジスト剥
離工程で上記アルカリ性剥離剤を使用した後には、イソ
プロパノール、N−メチルピロリドンやN,N−ジメチル
アセトアミド等の有機溶剤によるリンスを行った後、さ
らに水リンスを経て乾燥するという工程を経る必要があ
るが、環境への配慮とプロセスの簡略化のためは、例え
ば有機溶剤リンスを省くことが望まれる。さらには、上
記のアルカリ性剥離剤では、水リンス時に起こる水との
混合による腐食を抑えることができないという欠点を有
している。さらにまた、ヒドロキシルアミンは不安定な
化合物で爆発の危険性を有する化合物であり、これを使
用しないレジスト剥離液が求められている。
フッ素化合物と有機溶剤及び水とからなる組成物を洗浄
剤(レジスト剥離液)として使用することが提案されて
いる。例えば、ジメチルスルホキシドと約1重量%のフ
ッ化アンモニウムを含む組成物や、ジメチルホルムアミ
ドと約1重量%のフッ化アンモニウムを含む組成物等が
代表例である。これらの組成物は、市販されているため
入手が容易であり、また、使用温度は室温付近で良く、
水リンスが使用できる等の利点を有している。
積化に伴い配線が微細化した際に、配線への腐食、例え
ばアルミニウム若しくはアルミニウム合金配線が上記薬
剤により腐食され、あるいはエッチングされ、これに伴
い配線抵抗が上昇するという現象が観察されている。具
体的には、微細なアルミニウム合金配線、例えばライン
/スペースが0.22μm/0.24μmといった密な
配線について配線抵抗歩留まりを測定すると、上記組成
物を使用した場合、配線抵抗の上昇を抑えることが難し
く、結局、配線抵抗歩留りを確保できないことがわかっ
た。
22μm/0.24μm)よりも緩やかな条件で配線を
形成する場合には、従来技術でも配線抵抗の上昇幅が問
題にならず、良好な歩留まりを確保できている状況にあ
るが、配線が微細化すればするほど上記問題が顕著にな
り、その改善が待たれるところである。
点を解消することを目的に提案されたものである。すな
わち、本発明は、レジストやポリマー残渣を確実に剥離
除去することができ、しかも配線へのダメージ(腐食や
エッチング)を最小限に抑えることが可能な半導体装置
製造用洗浄剤を提供することを目的とする。また、本発
明は、ヒドロキシルアミンのような爆発の危険性の高い
ものを含まず、室温付近で使用可能な半導体装置製造用
洗浄剤を提供することを目的とする。さらに、本発明
は、レジストやポリマー残渣の残存による特性の劣化を
解消し、配線抵抗の上昇を抑制することが可能な半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
的を達成するべく、種々の検討を重ねてきた。その結
果、フッ素化合物の割合を減らすことで配線へのダメー
ジ(腐食やエッチング)を抑えることができ、レジスト
やポリマーに対して溶解除去能力を有する有機溶剤を併
用することで十分なレジスト除去能力が実現されるとの
知見を得るに至った。
たものである。すなわち、本発明の半導体装置製造用洗
浄剤は、フッ素化合物、有機溶剤及び水を含有してな
り、フッ素化合物の含有量が0.001〜0.2重量%
であることを特徴とするものである。また、本発明の半
導体装置の製造方法は、半導体基板上の金属膜又は半導
体膜をドライエッチングし、所定のパターンを有する配
線層を形成した後、あるいは、配線層が形成された半導
体基板上に絶縁層を形成し、当該絶縁層を所定のパター
ンにドライエッチングした後、フッ素化合物、有機溶剤
及び水を含有し、フッ素化合物の含有量が0.001〜
0.2重量%である洗浄剤により洗浄処理することを特
徴とするものである。
線の線幅減少を抑えるためには、薬剤によるアルミニウ
ム若しくはアルミニウム合金配線へのアタック(腐食や
エッチング作用)を限りなくゼロにすることが得策であ
り、これを実現するためには、アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金の表面に形成されるアルミナを含む層を
エッチングしなければ良いことになる。
は、主にフッ素化合物によるものであり、したがって洗
浄剤におけるフッ素化合物の含有量を上記範囲内に抑え
れば、アルミナを含む層に対するエッチングはほとんど
進行しない。具体的には、フッ素化合物の含有量を上記
範囲内とすることにより、使用温度(室温)でのアルミ
ナのエッチングレートは1.4nm/分以下になる。し
たがって、配線抵抗の上昇が解消される。
しただけでは、レジストやポリマー残渣に対する剥離除
去能力が不足する。そこで、本発明では、レジストやポ
リマーに対して溶解除去能力を有する有機溶剤を併用
し、上記フッ素化合物の含有量を減らしたことによる能
力低下を補完することとする。特に、有機溶剤の含有量
を50重量%以上とし、また有機溶剤としてジメチルス
ルホキシドを選択することで、配線抵抗上昇の抑制と、
剥離除去能力の確保が両立される。
置製造用洗浄剤及び半導体装置の製造方法について、図
面を参照しながら詳細に説明する。
素化合物、有機溶剤、及び水からなるものであり、アル
ミナのエッチングレートが1.4nm/分以下となるよ
うに調製されていることが大きな特徴点である。使用温
度でのアルミナのエッチングレートがこれ以上になる
と、配線抵抗が上昇してしまう。
化合物としては、フッ化アンモニウム、酸性フッ化アン
モニウム、バッファードフッ酸等を挙げることができ
る。これらの中で、フッ素化合物がフッ化アンモニウム
であることが好ましい。フッ化アンモニウムはアルミニ
ウムのエッチングも小さく、その他のフッ素化合物に比
べて扱い易く使用が容易である。
合物と混和可能であれば如何なるものであっても構わな
い。例示するならば、例えばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレンゴリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、トリエチレンゴリコー
ルモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレン
グリコールジメチルエーテル等のグリコール系溶剤、ホ
ルムアミド、モノメチルホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、モノエチルホルムアミド、ジエチルホルムアミ
ド、アセトアミド、モノメチルアセトアミド、ジメチル
アセトアミド、モノエチルアセトアミド、ジエチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリド
ン等のアミド系溶剤、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソプロパノール、グリセロール、プロピレング
リコール等のアルコール系溶剤、ジメチルスルホキシド
等のスルホキシド系溶剤、ジメチルスルホン、ジエチル
スルホン、ジエチルスルホン、ビス(2−ヒドロキシス
ルホン、テトラメチレンスルホン等のスルホン系溶剤、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジ
エチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジイソプロピ
ル−2−イミダゾリジノン等のイミダゾリジノン系溶
剤、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン等のラク
トン系溶剤等が挙げられる。
はジメチルスルホキシドと混和可能な有機溶剤との混合
溶剤である。ジメチルスルホキシドはアルミナのエッチ
ングレートを抑えるのに効果的であり、さらにジメチル
スルホキシドとの混合溶媒はアルミナのエッチングレー
トをコントロールし易く、且つレジスト剥離性、低誘電
率材料への対応等の面で有効な能力を得ることができ
る。
場合、混合される有機溶剤は特に制限されないが、好ま
しくはN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイ
ミダゾリジノンである。これらの溶剤はレジスト剥離性
を上げる効果が高く、さらにはアルミニウム、若しくは
アルミニウム合金のエッチングを抑える効果が高い。
メチルスルホキシドの濃度はレジスト剥離性、エッチン
グレートを考慮して任意決めればよい。好ましくはジメ
チルスルホキシドが25重量%以上であり、この濃度以
上に含有している組成がアルミナのエッチングレートを
抑え易い。
有機溶剤の濃度は基本的には特に規定されず、アルミナ
のエッチングレートが1.4nm/分以下であれば構わ
ないが、このエッチングレートを満足させるには、フッ
素化合物の含有量は0.001〜0.2重量%とする必
要がある。フッ素化合物の含有量が上記範囲を越えて多
すぎると、アルミナのエッチングが多すぎ、配線抵抗の
上昇が問題になる。上記下限よりも少ない場合には、レ
ジストが除去し難くなり、剥離除去能力の低下が問題に
なる。有機溶剤の含有量は、50重量%以上であること
が好ましい。有機溶剤が50重量%未満であると、アル
ミニウム、若しくはアルミニウム合金のエッチングが大
きくなり、当初の目的を満足できない。また、レジスト
やポリマー残渣の溶解除去能力も不足する虞れがある。
全有機溶剤量が80重量%以上の場合、レジスト剥離と
エッチングのバランスが良く使用し易い。
がないが、フッ素化合物の溶解度、エッチング、アッシ
ング条件等を勘案して濃度を決定すればよい。好ましく
は0〜50重量%の範囲である。なお、本発明の洗浄剤
において、界面活性剤、防食剤、キレート剤の添加は何
ら問題はない。
する半導体素子の製造方法に適用することができ、これ
により高集積回路を容易に形成することができる。以
下、本発明を適用した半導体装置の製造プロセスについ
て説明する。
先ず、図1に示すように、下地基板1上に導電薄膜2を
形成する。下地基板1に使用される無機質基体として
は、シリコン、非晶質シリコン、ポリシリコン、シリコ
ン酸化膜、シリコン窒化膜、銅及び銅合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、チタン、チタン−タングステ
ン、窒化チタン、タングステン、タンタル、タンタル化
合物、クロム、クロム酸化物、クロム合金、ITO(イ
ンジウム−スズ酸化物)等の半導体配線材料、あるいは
ガリウム−砒素、ガリウム−リン、インジウム−リン等
の化合物半導体、さらにLCDにおけるガラス基板等が
挙げられる。
用されるが、特に、導電薄膜2がアルミニウム、あるい
はアルミニウム合金(アルミニウム−銅、アルミニウム
−シリコン等)である場合に本発明を適用して好適であ
る。また、導電薄膜2は、単層膜であってもよいし、多
層膜とすることも可能である。例えば、アルミニウム合
金膜の上限に密着性改善のためのTi層やTiN層等を
積層形成してもよい。
によってパターニングし、所定のパターンを有する配線
層とするが、ドライエッチングに際しては、図2に示す
ように、レジストパターン3を形成し、これをマスクと
してドライエッチングを行い、図3に示すような配線層
4を形成する。ドライエッチング後には、上記配線層4
上にレジスト残渣5が残存し、また配線層4の側壁を覆
って副生成物であるポリマー残渣6が付着している。
て洗浄処理を行い、図4に示すように、上記レジスト残
渣5やポリマー残渣6を剥離除去する。本発明の洗浄剤
を使用して洗浄処理を行う際の温度は、通常は常温〜9
0℃の範囲であるが、特に30℃以下の低い温度でも剥
離することができることから、材料(配線層4)へのア
タックを考慮するとできるだけ低い温度で実施するのが
好ましい。
化処理を行い、しかる後にドライエッチングにより生じ
た残査を上述した洗浄剤で除去するようにしてもよい。
ここで言う灰化処理(アッシング)とは、例えば有機高
分子よりなるレジストをプラズマ中で発生する酸素プラ
ズマにより処理し、燃焼反応でCO,CO2として除去
するものである。また、上記洗浄処理の前、または後
に、リンス薬剤による処理を併せて行うようにしてもよ
い。リンス薬液としては、第四級アンモニウム重炭酸塩
を含む薬液が好適である。
うに層間絶縁膜7を形成し、配線層4を保護するととも
に、その後形成される配線層等との絶縁を図る。この層
間絶縁膜7に対しても、ドライエッチングを行い、例え
ば層間接続のためのコンタクトホール等を形成する。こ
の層間絶縁膜7のドライエッチング後にも、上述の洗浄
剤による洗浄処理が有効である。
は、図6に示すように、層間絶縁膜7上にレジストパタ
ーン8を形成し、これをマスクとしてドライエッチング
を施すことにより行う。これにより、図7に示すよう
に、層間絶縁膜7にコンタクトホール9が形成される。
それと同時に、コンタクトホール9の側壁にエッチング
の副生成物であるポリマー残渣10が付着する。このポ
リマー残渣10がそのまま残存すると、例えば層間接続
における特性劣化の原因となる。そこで、このドライエ
ッチングの後に、上述の洗浄剤を用いた洗浄処理を行
い、ポリマー残渣10を剥離除去する。コンタクトホー
ル9内には、配線層4が一部露呈しているが、上記洗浄
剤により腐食やエッチングされることはなく、当該洗浄
により抵抗が上昇することはない。
タクトホール9に金属等の導電材料を充填してメタル接
続孔11を形成し、図9に示すように、この上に第2の
配線層12を形成する。その結果、配線層4と第2の配
線層12とは、メタル接続孔11を介して電気的に接続
されることになる。
いて、実験結果に基づいて説明する。
ランジスタ等の素子が形成された下地基板上にメタル配
線を形成し、洗浄効果を確認した。本実施例における製
造プロセスは、下記の通りである(図1〜図5参照)。
メタル配線膜形成→ドライエッチング→レジストアッシ
ング処理→洗浄処理→純水リンス→乾燥
成はマグネトロンスパッター法により行った。 Ti 20nm (0.52Pa, 2kW, Ar35sccm, 300℃) TiN 20nm (0.78Pa, 6kW, N2 42sccm, Ar 21sccm, 300
℃) Al-0.5%Cu 500nm (0.52Pa, 15kW, Ar 65sccm, 300℃) Ti 5nm (0.52Pa, 2kW, Ar 35sccm, 300℃) TiN 100nm (0.78Pa, 6kW, N2 42sccm, Ar 21sccm, 300
℃)
のパターンに加工するための工程であり、フォトリソグ
ラフィー技術によりレジストパターンを形成し、これを
マスクとして下記の条件にて加工した。 ドライエッチング条件: BCl3/Cl2 = 100/150 sccm, 1
Pa, マイクロ波400mA,RF110W、ジャスト+40%オーバーエ
ッチング
ジストパターンの残存分をアッシング処理により除去し
た。アッシング処理の条件は下記の通りである。 レジストアッシング処理:平行平板型RIE装置 O2=3250sccm, 250℃, 150Pa, 900W, 60sec.
らにはメタル配線のドライエッチング加工によりメタル
配線に付着するポリマーを、下記洗浄処理にて除去し
た。洗浄剤:フッ素化合物0.1重量%+ジメチルスル
ホキシドとN,N−ジメチルアセトアミドの混合有機溶剤
(ジメチルスルホキシド:N,N−ジメチルアセトアミド
=2:1)75.0重量%(残分は水) 洗浄処理時間:180秒
で、約180秒の薬剤処理において、Al−Cu(0.
5%)のベタ膜上でのエッチング量1.4nm以下が達
成されていることを確認している。上記処理後の形状は
良好であり、レジストパターンの残分も無く、ポリマー
残渣もきれいに剥離され、かつメタル配線の線幅減少も
ほとんど無い形状を実現することが可能であった。
いて、メタル配線の配線抵抗歩留まりの測定結果を示し
たものが図10である。これは、ライン/スペースが
0.22μm/0.24μmという密な配線TEGにて
測定したものであるが、図示の通り、従来技術に比べて
配線抵抗の上昇を抑えること可能となっており、結果的
に配線抵抗歩留りを良好に確保できていることがわか
る。
トアッシング処理までは先の実施例1と同様であるが、
その後のプロセスを下記の通り変更した。洗浄処理→リ
ンス薬剤処理→純水リンス→乾燥
いて、メタル配線のドライエッチング加工条件によって
は半導体基板上に残留するハロゲンの絶対量が多く、洗
浄処理だけでは良好な形状(レジスト除去、ポリマー除
去等)が達成できない場合もある。そこで、洗浄処理の
後、純水リンスの前に第四級アンモニウム重炭酸塩5.0%
(残分は水)で構成されているリンス薬剤によるリン
ス薬剤処理を組み合わせたところ、かかる問題が回避さ
れた。
前段に実施しても同等の効果が得られた。この場合のプ
ロセスは、下記の通りである。リンス薬剤処理→洗浄処
理→純水リンス→乾燥
明を用いることで、メタル配線加工後の配線抵抗の上昇
を抑制することが可能になり、半導体装置の歩留まりや
信頼性の低下を引き起こすことなく半導体装置の製造が
可能になる。また、本発明によれば、レジストやポリマ
ー残渣を確実に剥離除去することができ、半導体装置に
おける特性劣化を確実に回避することができる。さら
に、本発明の洗浄剤は、ヒドロキシルアミンのような爆
発の危険性の高いものを含まず、室温付近で使用可能で
ある。
に示すものであり、導電薄膜形成工程を示す概略断面図
である。
ある。
程を示す概略断面図である。
ある。
ある。
る。
る。
違を示す特性図である。
ン、4 配線層、5 レジスト残渣、6,10 ポリマ
ー残渣、7 層間絶縁膜、9 コンタクトホール
Claims (18)
- 【請求項1】 フッ素化合物、有機溶剤及び水を含有し
てなり、フッ素化合物の含有量が0.001〜0.2重
量%であることを特徴とする半導体装置製造用洗浄剤。 - 【請求項2】 上記有機溶剤の含有量が50重量%以上
であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置製造
用洗浄剤。 - 【請求項3】 上記フッ素化合物は、フッ化アンモニウ
ムであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置製
造用洗浄剤。 - 【請求項4】 上記有機溶剤としてジメチルスルホキシ
ドを含有することを特徴とする請求項1記載の半導体装
置製造用洗浄剤。 - 【請求項5】 ジメチルスルホキシドの含有量が25重
量%以上であることを特徴とする請求項4記載の半導体
装置製造用洗浄剤。 - 【請求項6】 上記有機溶剤は、ジメチルスルホキシド
と、ジメチルスルホキシドと混和可能な有機溶剤との混
合溶剤であることを特徴とする請求項4記載の半導体装
置製造用洗浄剤。 - 【請求項7】 上記ジメチルスルホキシドと混和可能な
有機溶剤がN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチ
ルイミダゾリジノンから選ばれる少なくとも1種である
ことを特徴とする請求項5記載の半導体装置製造用洗浄
剤。 - 【請求項8】 半導体基板上の金属膜又は半導体膜をド
ライエッチングし、所定のパターンを有する配線層を形
成した後、フッ素化合物、有機溶剤及び水を含有し、フ
ッ素化合物の含有量が0.001〜0.2重量%である
洗浄剤により洗浄処理することを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項9】 上記洗浄剤に含まれる有機溶剤の含有量
が50重量%以上であることを特徴とする請求項8記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 上記洗浄剤に含まれるフッ素化合物
は、フッ化アンモニウムであることを特徴とする請求項
8記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 上記洗浄剤は、有機溶剤としてジメチ
ルスルホキシドを含有することを特徴とする請求項8記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 上記洗浄剤に含まれるジメチルスルホ
キシドの含有量が25重量%以上であることを特徴とす
る請求項11記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 上記有機溶剤は、ジメチルスルホキシ
ドと、ジメチルスルホキシドと混和可能な有機溶剤との
混合溶剤であることを特徴とする請求項11記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項14】 上記ジメチルスルホキシドと混和可能
な有機溶剤がN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメ
チルイミダゾリジノンから選ばれる少なくとも1種であ
ることを特徴とする請求項13記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項15】 上記金属膜は、アルミニウム膜又はア
ルミニウム合金膜であることを特徴とする請求項8記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項16】 上記ドライエッチングの後、灰化処理
を施し、上記洗浄処理を行うことを特徴とする請求項8
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 上記洗浄処理の前又は後に、第四級ア
ンモニウム重炭酸塩を含むリンス薬剤による処理を行う
ことを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項18】 配線層が形成された半導体基板上に絶
縁層を形成し、当該絶縁層を所定のパターンにドライエ
ッチングした後、フッ素化合物、有機溶剤及び水を含有
し、フッ素化合物の含有量が0.001〜0.2重量%
である洗浄剤により洗浄処理することを特徴とする半導
体装置の製造方法。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005251368A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体記憶素子におけるディレイロックループ及びそのロック方法 |
JP2006342282A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Japan Energy Corp | 光学部品用樹脂洗浄液組成物 |
JP2009290040A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路装置の製造方法 |
CN113853423A (zh) * | 2019-05-22 | 2021-12-28 | 信越化学工业株式会社 | 基板用临时粘接剂的清洗液、基板的清洗方法和支承体或基板的清洗方法 |
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2001
- 2001-12-04 JP JP2001370691A patent/JP2003174003A/ja active Pending
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