JP2003173437A - 色情報処理装置およびその方法 - Google Patents

色情報処理装置およびその方法

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JP2003173437A JP2002215439A JP2002215439A JP2003173437A JP 2003173437 A JP2003173437 A JP 2003173437A JP 2002215439 A JP2002215439 A JP 2002215439A JP 2002215439 A JP2002215439 A JP 2002215439A JP 2003173437 A JP2003173437 A JP 2003173437A
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Suzuko Fukao
珠州子 深尾
Hirochika Matsuoka
寛親 松岡
Kimitaka Arai
公崇 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガマットマッピングの良否の判定結果をガマ
ットマッピング技術に反映できるような、ガマットマッ
ピング技術の解析、評価技術が望まれる。 【解決手段】 色分布情報ファイルおよび画像ファイル
を読み込み(S403)、3Dオブジェクトデータから色分布デ
ータを、画像オブジェクトデータから画像データを初期
生成する(S404)。画像オブジェクトデータおよび3Dオブ
ジェクトデータをモニタ表示し(S405)、ユーザからのメ
ッセージが入力されると(S406)、メッセージ応じた処理
を行い、更新した画像オブジェクトデータおよび3Dオブ
ジェクトデータをモニタ表示する(S405)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色情報処理装置およ
びその方法に関し、例えば、色情報の三次元分布を様々
に表示し、三次元空間に分布する色情報を定性的に評価
するための色情報処理に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ションの普及に伴い、デスクトップパブリッシング(DT
P)システムやコンピュータ支援設計(CAD)システムが広
く普及した。このような状況において、コンピュータの
モニタ上に表現される色を、色材を用いて記録紙上に再
現するための色再現技術が重要になってきた。例えば、
カラーモニタおよびカラープリンタを有するコンピュー
タシステムを用いるDTPにおいては、モニタ上でカラー
画像が作成され、編集および加工などされた後、カラー
プリンタによってカラー画像が出力される。
【0003】上記のシステムのユーザは、モニタ上の画
像とプリンタから出力される画像との知覚的一致を強く
望む。しかし、モニタ上の画像とプリンタから出力され
る画像との知覚上の一致を図るには、以下の理由による
困難が伴う。
【0004】モニタは、蛍光体などを用いて、特定波長
の光を発光することでカラー画像を表現する。他方、プ
リンタは、インクなどを用いて特定波長の光を吸収し、
残る反射光によってカラー画像を表現する。つまり、画
像を表示する形態が異なるので、両者の画像を比較する
と色再現域が大きく異なる。さらに、モニタには液晶方
式、電子銃を利用するブラウン管方式およびプラズマ方
式などが利用されているが、それぞれ色再現域が異な
る。プリンタも、紙質、インクまたはトナーの相違、イ
ンクやトナーの使用量の相違により色再現域が異なる。
【0005】これら色再現域の異なるメディア間におい
て、画像の知覚的一致を図るために、均等表色系におい
て、ある色再現域と別の色再現域とを対応させる様々な
ガマットマッピング処理が存在する。これらガマットマ
ッピング処理の良否は、最終的に、様々な画像に対する
主観評価により決定されるが、主観評価には膨大なコス
トを要する上、得られた判定結果をガマットマッピング
処理に反映することは難い。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】そこで、予め良否
を判定するとともに、判定結果をガマットマッピング処
理に反映できるような、ガマットマッピング処理の解
析、評価技術が求められる。
【0007】ガマットマッピング処理の良否を判断する
ための解析技術には、すべての色において色差総和を算
出する、あるいは、個々の色において色差を評価するな
ど、定量的評価尺度を用いるものがある。ただし、画像
は色情報と空間情報との組み合わせであり、ガマットマ
ッピング処理の良否は空間情報を良好に保存するか否か
を考慮する必要がある。上記の定量的評価尺度には空間
情報の判断尺度は含まれず、従って、ガマットマッピン
グ処理の一面を判断することしかできない。さらに、色
情報は三次元空間に分布するため、定量的評価情報は膨
大になり、所望する局所的情報を収集し難い。
【0008】本発明は、上述の問題を個々にまたはまと
めて解決するためのもので、 色情報の三次元分布を様
々に表示することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0010】本発明にかかる色情報処理装置は、第一の
表色系において規則的に配置された標本点と、第二の表
色系の色座標値との関係を示す色分布情報に基づき、三
次元物体の表面情報を構成する構成手段と、前記構成手
段における構成動作のユーザ指示を入力する入力手段
と、モニタに、前記第一の表色系の画像情報を表示さ
せ、前記三次元物体の表面情報を疑似三次元表示させる
表示手段と、前記画像情報から取得される色情報に対応
する前記第二の表色系の対応色情報を演算し、前記対応
色情報に基づき物体情報を構成する演算手段とを有する
ことを特徴とする。
【0011】本発明にかかる色情報処理方法は、第一の
表色系において規則的に配置された標本点と、第二の表
色系の色座標値との関係を示す色分布情報に基づき、三
次元物体の表面情報を構成し、前記表面情報の構成にお
ける構成動作のユーザ指示を入力し、モニタに、前記第
一の表色系の画像情報を表示させ、前記三次元物体の表
面情報を疑似三次元表示させ、前記画像情報から取得さ
れる色情報に対応する前記第二の表色系の対応色情報を
演算し、前記対応色情報に基づき物体情報を構成するこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】以下で説明する実施形態は、定性的、直感
的な判断、評価を実現するために、色情報の三次元分布
を様々に表示可能な色情報(色分布)解析装置に関す
る。この装置は、RGB表色系において規則的に配置され
た標本点がL*a*b*表色系においてどのような色座標を取
り得るかを示す色分布情報を取得し、この色分布情報に
基づき、三次元物体の表面情報を構成した後、三次元物
体の表面情報を疑似三次元表示する。その際、ユーザ
は、三次元物体の表面をどのような表示形態で表示する
かを指示、選択することができる。
【0014】実施形態によれば、例えばガマットマッピ
ング処理の局所的、大局的な情報を定性的、直感的に判
断、評価することが可能になる。さらに、ガマットマッ
ピング処理の局所的問題点を的確に把握、判定すること
ができ、判定結果をガマットマッピング処理に速やかに
反映することが可能になる。
【0015】
【第1実施形態】[構成]図1は実施形態の色分布解析装
置のシステム構成を示すブロック図である。
【0016】図1において、CPU 101は、RAMなどのメイ
ンメモリ103をワークエリアとして、ROM 102およびハー
ドディスクドライブ(HDD)105に格納されたプログラムや
データ、並びに、キーボード113やマウス114およびキー
ボード/マウスコントローラ112を介して入力されるユー
ザの指示に従い、バス115を介して接続される各構成を
制御するとともに、後述する処理を含む各種処理を実行
する。
【0017】なお、インタフェイス(HDD I/F)104は、HD
D 105を接続するためのSCSIやATAなどの汎用インタフェ
イスを提供する。グラフィックアクセラレータ106は、
カラーモニタ107に画像を表示するためのインタフェイ
スを提供する。USBコントローラ108は、カラープリンタ
109などの周辺機器を接続するためのインタフェイスを
提供する。パラレルポートコントローラ110は、測色器1
11などを接続するためのインタフェイスを提供する。な
お、インタフェイスはこれらに限定されるわけではな
く、後述する処理を実行することが可能であれば、どの
ようなインタフェイスを使用しても構わない。
【0018】[処理の概要]ユーザにより色解析プログ
ラムの動作開始が指示されると、CPU 101は、HDD 105な
どから色解析プログラムを読み出してメインメモリ103
に格納し、所定のアドレスからプログラムを実行する。
【0019】色解析プログラムは、まず、解析対象の色
分布情報ファイルおよび画像ファイルの指定をユーザに
要求する。この要求に基づき、ユーザが所定の色分布情
報ファイルおよび画像ファイルの存在位置を示すパス情
報を入力すると、色解析プログラムは、当該ファイルか
ら読み出したデータをメインメモリ103に格納し、各種
データの初期化を行った後、ユーザからの入力を待つ状
態に移る。
【0020】この後、ユーザからの動作指示に応じ、メ
インメモリ103に格納された色情報分布データを適宜処
理してカラーモニタ107に表示する。
【0021】なお、色解析プログラムの処理については
後に詳しく説明する。
【0022】[色分布データ]次に、色分布情報ファイ
ルに格納されている色分布データについて説明する。色
分布データには、RGB色空間における格子点の色座標デ
ータと、色分布データがL*a*b*色空間上で取る座標値と
の対応が記されている。
【0023】図2はRGB色空間における格子点を模式的に
示す図で、R、GおよびB軸ともに格子点の数は「4」であ
る。なお、図2にはブラック(Bk)、グリーン(G)、レッ
ド(R)、シアン(C)およびホワイト(W)にあたる各標本点
のRGB値、並びに、グリッド番号による標本点のグリッ
ド座標が記されている。
【0024】図3は色分布情報ファイルのデータ配置例
(書式)を説明する図である。ファイル先頭近傍には、
R、GおよびB値のステップが記述される。この記述に続
き、R、GおよびBの順にネストされた、標本点のデータ
(グリッドデータ)、並びに、対応するL*a*b*座標値が
記述される。なお、図3はR、GおよびB軸ともに格子点の
数が「9」の場合のファイル書式を示している。
【0025】色分布情報ファイルの生成は、コンピュー
タシステム上でRGB色空間の格子点(色座標)に対応す
る色パッチを作成し、プリンタで印刷した後、色パッチ
を測色器111で測色することで行う。あるいは、CIE CAM
97sに定められた知覚順応を考慮したRGB-Lab変換計算に
より、または、ガマットマッピングによって色分布情報
ファイルを生成する。
【0026】実施形態において、画像ファイルに格納さ
れている画像データは、画像を構成する各画素がR、Gお
よびBの三つの値からなるディジタルデータである。画
像データの生成は、ディジタルカメラやスキャナなどに
よるディジタイズまたはコンピュータグラフィクス(CG)
技術により行われる。
【0027】[色解析プログラム]図4は色解析プログ
ラムの処理動作を説明する状態遷移図である。
【0028】色解析プログラムは、起動されると、作業
用のヒープメモリを確保するなどの初期化を行う(S40
1)。続いて、ユーザから色分布情報ファイルおよび画像
ファイルのパス情報が入力されるのを待つ(S402)。な
お、入力されたパス情報が不正であればステップS402を
繰り返す。
【0029】入力されたパス情報が正しければ、パス情
報に基づき色分布情報ファイルおよび画像ファイルを読
み込み、ヒープメモリに格納し(S403)、三次元(3D)オブ
ジェクトデータから色分布データを、画像オブジェクト
データから画像データを、それぞれ初期生成するととも
に、3Dオブジェクトを表示する際のジオメトリ情報を初
期化する(S404)。なお、ステップS404におけるオブジェ
クト生成および表示については後述する。
【0030】続いて、画像オブジェクトデータおよび3D
オブジェクトデータに基づく画像を、ジオメトリ情報に
基づき、適切にモニタ表示する(S405)。ここでジオメト
リ情報は、ワールド座標系による3Dオブジェクトの位
置、3Dオブジェクトの回転角、スクリーン座標、スクリ
ーン回転角、視点座標および視線ベクトルなどから構成
される。
【0031】次に、ユーザからのメッセージを待つ状態
になり(S406)、入力される各種メッセージを判断して適
切なステップへ処理を移す。以下では、ステップS406で
通知されるメッセージに対する処理を説明する。なお、
メッセージリストは下記のとおりである。 メッセージリスト:{MOVE, CHANGE_RGBAREA1, CHANGE_RG
BAREA2, CHANGE_AREA_SIZE,CHANGE_GRIDAREA, LINK_TO_
IMAGE, LINK_TO_DIST, PROCESS_END}
【0032】●MOVE ステップS406でメッセージMOVEが検知されると、メッセ
ージに付加された視点平行移動量/視点回転量を抽出
し、抽出された視点平行移動量/視点回転量に基づき、
視点座標および視線ベクトルのジオメトリ情報を更新す
る(S407)。そして、ステップS405へ移り、更新されたジ
オメトリ情報に基づき、3Dオブジェクトデータに基づく
画像の表示を更新する。
【0033】●CHANGE_GRIDAREA ステップS406でメッセージCHANGE_GRIDAREAが検知され
ると、メッセージに付加された表示格子範囲の選択情報
を抽出し、抽出された表示格子範囲の選択情報に基づ
き、3Dオブジェクトデータを更新する(S408)。そして、
ステップS405へ移り、3Dオブジェクトデータに基づく画
像の表示を更新する。
【0034】●CHANGE_RGBAREA1 ステップS406でメッセージCHANGE_RGBAREA1が検知され
ると、メッセージに付加された点滅表示範囲の指定情報
を抽出し、抽出された点滅表示範囲の指定情報に基づ
き、色解析プログラムの点滅表示範囲を示す情報を更新
する(S412)。そして、ステップS405へ移り、表示を更新
する。
【0035】●CHANGE_RGBAREA2 ステップS406でメッセージCHANGE_RGBAREA2が検知され
ると、メッセージに付加された範囲表示量の指定情報を
抽出し、抽出された範囲表示量の指定情報に基づき、表
示オブジェクトのRGB表示範囲を更新する(S410)。そし
て、ステップS405へ移り、表示を更新する。
【0036】●CHANGE_IMAGE_AREA ステップS406でメッセージCHANGE_IMAGE_AREAが検知さ
れると、メッセージに付加された画像参照領域のサイズ
指定情報を抽出し、抽出された画像参照領域のサイズ指
定情報に基づき、画像参照領域のサイズを更新する(S40
9)。そして、ステップS405へ移り、表示を更新する。
【0037】●LINK_TO_IMAGE ステップS406でメッセージLINK_TO_IMAGEが検知される
と、メッセージに付加された色分布−画像リンク対象L*
a*b*値を抽出し、点滅表示範囲を示す情報および抽出さ
れた色分布−画像リンク対象L*a*b*値に基づき、後述す
る色分布→画像のリンクを操作して画像オブジェクトデ
ータを更新する(S412)。そして、ステップS405へ移り、
画像オブジェクトデータに基づく画像の表示を更新す
る。
【0038】●LINK_TO_DIST ステップS406でメッセージLINK_TO_DISTが検知される
と、メッセージに付加された画像−色分布リンク対象RG
B値を抽出し、画像参照領域のサイズ情報および抽出さ
れた画像−色分布リンク対象RGB値に基づき、後述する
画像→色分布のリンクを操作して範囲表示オブジェクト
データを更新する(S411)。そして、ステップS405へ移
り、範囲表示オブジェクトデータに基づく画像の表示を
更新する。
【0039】●メッセージPROCESS_END:ステップS406
でメッセージPROCESS_ENDが検知されると、ヒープメモ
リを解放するなどの終了処理を行い、色解析プログラム
を終了する。
【0040】続いて、3Dオブジェクトデータおよび画像
オブジェクトデータの生成、更新および表示について説
明する。
【0041】●オブジェクトデータの初期生成 図5は実施形態で用いるオブジェクトデータの構造例を
示す図である。
【0042】3Dオブジェクトデータを生成する際は、RG
B色空間上の最大の格子領域表面において、各格子点に
よって形成される最小の四角形それぞれについて、二通
りの三角形の組み合わせを生成する(図6参照)。
【0043】図6において、太線で示す領域が各格子点
により形成される最小の四角形である。この領域に対し
て、破線で四角形を分割する三角形の組み合わせ、並び
に、二点鎖線で四角形を分割する三角形の組み合わせを
生成する。これら三角形の頂点の格子点座標を、色分布
情報データを用いて、対応するL*a*b*座標値に変換し、
変換後の三角形の組み合わせから3Dオブジェクトデータ
を構成し、3Dオブジェクトデータの体積が最大になるよ
う、三角形の組み合わせを選択する。なお、3Dオブジェ
クトデータの表示格子範囲は、最大の格子領域に初期設
定される。
【0044】画像オブジェクトデータの初期状態は、ス
テップS403で読み込まれた画像データのみで構成され、
点滅表示エリアは指定されていない。また、範囲表示オ
ブジェクトの表示/非表示フラグは非表示状態に初期設
定されている。
【0045】図7はステップS405におけるカラーモニタ1
07上の表示例を示す図で、符号701は3Dオブジェクトデ
ータに、符号702は画像オブジェクトデータに基づく画
像の表示例を示している。
【0046】●表示格子範囲の選択 図8は表示格子範囲を選択するためのユーザインタフェ
イスを示す図で、R、GおよびB値それぞれの格子範囲を
選択することで、3Dオブジェクトを表示すべきRGB色空
間の領域を選択することができる。このユーザインタフ
ェイスを用いてユーザが表示格子範囲を選択すると、表
示格子範囲の選択を示すメッセージCHANGE_GRIDAREAが
色解析プログラムに通知され、色解析プログラムは、メ
ッセージに付加されたRGB格子範囲を示す情報に応じ
て、次のように3Dオブジェクトデータを更新する。
【0047】まず、RGB色空間上で、選択された領域表
面の各格子点によって形成される最小の四角形それぞれ
について二通りの三角形の組み合わせを生成する(図6
参照)。次に、これら三角形の頂点の格子点座標を、色
分布情報データを用いて、対応するL*a*b*座標値に変換
し、変換後の三角形の組み合わせから3Dオブジェクトデ
ータを構成し、3Dオブジェクトデータの体積が最大にな
る三角形の組み合わせを選択する。すなわち、RGB色空
間上に各格子点により形成される最小の四角形がN個存
在する際、3Dオブジェクトデータは2Nの組み合わせから
選択された2N個の三角形により表現される。
【0048】図9は、格子点の数がR、GおよびB軸ともに
「6」で、表示格子範囲がR軸で2〜5、G軸で2〜4、B軸で
1〜4と選択された場合の、カラーモニタ107上における3
Dオブジェクトデータの表示例を示す図である。また、
図10はRGB色空間における表示格子範囲を示す図で、点
線で示す範囲が最大の格子領域を、実線で示す範囲が選
択された領域をそれぞれ示す。なお、選択された領域中
の破線と実線との交点は格子点を示す。
【0049】●画像参照領域サイズの指定 画像→色分布のリンクを操作する際、ユーザから指定さ
れる画像上のポイント(画素)を中心に、周辺領域の画
素の平均値を算出し、この平均値を基準として3Dオブジ
ェクト上の対応するL*a*b*座標値を求める。
【0050】図11は周辺領域のサイズを指定するための
ユーザインタフェイスを示す図である。ユーザによって
周辺領域サイズが指定されると、参照領域サイズが選択
されたことを示すメッセージCHANGE_AREA_SIZEが色解析
プログラムに通知され、色解析プログラムは、メッセー
ジに付加された周辺領域サイズ情報に応じて、画像参照
領域のサイズ情報を更新する。
【0051】図11に示すように、参照領域サイズを縦横
±1画素とした状態でユーザが画像→色分布のリンク操
作を指示すると、ユーザが指定する画素を含む隣接九画
素のRGB値の平均値が算出され、後述する画像→色分布
のリンク操作における各処理が実行される。
【0052】●範囲表示オブジェクトのRGB範囲の指定 図12は範囲表示オブジェクトのRGB範囲を指定するため
のユーザインタフェイスを示す図である。ユーザによっ
てRGB範囲が指定されると、RGB範囲が指定されたことを
示すメッセージCHANGE_RGBAREA1が色解析プログラムに
通知され、色解析プログラムは、メッセージに付加され
たRGB範囲情報に応じて範囲表示オブジェクトデータを
更新する。
【0053】図13は、Rが-10〜+10、Gが-15〜+15、Bが-
10〜+10に指定された場合の、RGB色空間における範囲表
示オブジェクトのRGB範囲を示す図である。
【0054】●画像→色分布のリンク操作 ユーザがマウスなどを用いて画像上のポイントを指定す
ると、該当する位置に矢印(図16に符号162で示す)が
表示され、色解析プログラムにはメッセージLINK_TO_DI
STが通知される。色解析プログラムは、メッセージに付
加された画像→色分布のリンク対象のRGB値(つまり指
定ポイントのRGB値)に基づき、範囲表示オブジェクト
データを更新する。
【0055】図14は範囲表示オブジェクトデータの更新
手順を説明するフローチャートである。
【0056】ユーザにより指定された画像上のポイン
ト、および、参照領域サイズ情報に基づき、周辺画素の
RGB値が取得され、その平均値(rave, gave, bave)が算
出される(S151)。
【0057】次に、算出された平均値(rave, gave, bav
e)、並びに、範囲表示オブジェクトのRGB範囲(-rsize〜
+r'size、-gsize〜+g'sizeおよび-bsize〜+b'size)に基
づき、RGB範囲を示すrmin、rmax、gmin、gmax、bminお
よびbmaxの六つの値を求める(S152)。 rmin = r - rsize rmax = r + r'size gmin = g - gsize gmax = g + g'size bmin = b - bsize bmax = b + b'size
【0058】次に、(rmin, gave, bave)、(rmax, gave,
bave)、(rave, gmin, bave)、(rave, gmax, bave)、(r
ave, gave, bmin)、(rave, gave, bmax)および(rave, g
ave,bave)の七組のRGB値を、色分布データを用いてL*a*
b*値に変換する(S153)。
【0059】次に、七組のRGB値それぞれに対応するL*a
*b*値と、(rave, gave, bave)に対応するL*a*b*座標値
とを端点とする六つのセグメントを生成し、範囲表示オ
ブジェクトデータを更新する。
【0060】図15はL*a*b*空間における範囲表示オブジ
ェクトを模式的に示す図である。
【0061】色解析プログラムは、3Dオブジェクトデー
タを参照しながら、更新された範囲オブジェクトデータ
の表示位置を決定する。
【0062】図16は画像→色分布のリンク操作を行った
際のカラーモニタ107の表示例を示す図である。3Dオブ
ジェクトデータに基づく画像の表面上に範囲表示オブジ
ェクト161が表示されない場合、移動/回転操作や表示格
子範囲の選択操作を行い、3Dオブジェクトデータに基づ
く画像の表面上に範囲表示オブジェクト161を表示させ
る。
【0063】●点滅表示範囲の指定 図17は点滅表示範囲を指定するためのユーザインタフェ
イスを示す図である。
【0064】ユーザがRGB範囲を指定すると、点滅表示
範囲が指定されたことを示すメッセージCHANGE_RGBAREA
2が色解析プログラムに通知され、色解析プログラム
は、メッセージに付加されたRGB範囲情報に応じて点滅
表示範囲を示す情報を更新する。
【0065】図18はRが-5〜+5、Gが-10〜+10、Bが-15〜
+15に指定された場合の、RGB色空間における点滅表示範
囲を模式的に示す図である。
【0066】●色分布→画像のリンク操作 ユーザがマウスなどを用いて3Dオブジェクト上のポイン
トを指定すると、該当する位置に矢印(図21に符号220
で示す)が表示され、色解析プログラムにメッセージLI
NK_TO_IMAGEが通知される。色解析プログラムは、メッ
セージに付加された色分布→画像リンク対象のL*a*b*値
(つまり指定ポイントのL*a*b*値)に基づき、画像オブ
ジェクトデータを更新する。
【0067】図19は画像オブジェクトデータの更新手順
を説明するフローチャートである。
【0068】ユーザに指定されたポイントのL*a*b*値
を、色分布データを用いてRGB値に変換する(S201)。
【0069】次に、変換されたRGB値(R, G, B)、点滅表
示範囲-Rsize〜+R'size、-Gsize〜+G'sizeおよび-Bsize
〜+B'sizeに基づき、RGB範囲を示すRmin、Rmax、Gmin、
Gmax、BminおよびBmaxの六つの値を求める(S202)。 Rmin = R - Rsize Rmax = R + R'size Gmin = G - Gsize Gmax = G + G'size Bmin = B - Bsize Bmax = B + B'size
【0070】次に、([Rmin, Rmax],[Gmin, Gmax],[Bmi
n, Bmax])により定義される領域(図20参照)内のRGB値
を画像データから検索する(S203)。
【0071】次に、画像上の前記領域内に該当するRGB
値を点滅表示させるべく、画像オブジェクトデータの点
滅表示エリアを示す情報を更新する(S204)。
【0072】図21は色分布→画像のリンク操作を行った
場合のカラーモニタ107の表示例を示す図で、例えば、
符号221で示す領域が点滅表示される。
【0073】このように、第1実施形態によれば、三次
元の色分布情報と画像情報とを、モニタ上で、ユーザに
わかり易く対応付けることができる。従って、ユーザ
は、ガマットマッピング処理の局所的、大局的な情報を
定性的、直感的に判断、評価することが可能になり、ガ
マットマッピング処理の局所的問題点を的確に把握、判
定して、その判定結果をガマットマッピング処理に速や
かに反映することができる。
【0074】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、本実施形態において、第
1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付し
て、その詳細説明を省略する。
【0075】第1実施形態においては、画像→色分布の
リンクを操作する際、範囲表示オブジェクトの表示範囲
をRGB色空間で指定する例を説明した。第2実施形態では
範囲表示オブジェクトの表示範囲をL*a*b*色空間で指定
する。
【0076】図22は範囲表示オブジェクトのL*a*b*範囲
を指定するためのユーザインタフェイスを示す図であ
る。指定方法は、第1実施形態のRGB範囲の指定方法と同
様である。
【0077】ユーザがマウスなどを用いて画像上のポイ
ントを指定すると、該当する位置に矢印が表示され、色
解析プログラムにメッセージLINK_TO_DISTが通知され
る。色解析プログラムは、メッセージに付加された画像
→色分布のリンク対象RGB値に基づき、範囲表示オブジ
ェクトデータを更新する。
【0078】図23は範囲表示オブジェクトデータの更新
手順を説明するフローチャートである。
【0079】ユーザにより指定された画像上のポイン
ト、および、参照領域サイズ情報に基づき、周辺画素の
RGB値を取得し、その平均値(rave, gave, bave)を算出
する(S241)。
【0080】次に、算出された平均値(rave, gave, bav
e)を、色分布データに基づきL*a*b*値(Lave, aave, bav
e)に変換する(S242)。
【0081】次に、図22のユーザインタフェイスを用い
て指定されたL*a*b*範囲を用いて、変換によって得られ
たL*a*b*値(Lave, aave, bave)を中心とするL*a*b*範囲
を求める(S243)。
【0082】次に、求められたL*a*b*範囲の各軸の最大
値および最小値を端点とするセグメントを生成し、範囲
オブジェクトデータを更新する(S244)。
【0083】図24はL*が-10〜+10、a*が-15〜+15および
b*が-10〜+10に指定された場合の、範囲表示オブジェク
トの表示例を示す図である。なお、範囲表示オブジェク
トを表す形状は、図24に示す線分の組み合わせに限ら
ず、図25に示すような楕円体形状(または球状)、図26
に示すような多面体形状でもよい。
【0084】第2実施形態によれば、画像→色分布のリ
ンク操作の際、範囲表示オブジェクトの表示範囲を実際
に表示させるL*a*b*色空間上の値として指定するため、
ユーザにとってより直感的に表示範囲を指定することが
可能になる。
【0085】
【第3実施形態】以下、本発明にかかる第3実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第3実施形態において、
第1および第2実施形態と略同様の構成については、同一
符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0086】第1および第2実施形態においては、画像→
色分布のリンクを表示する際にリンク対象のL*a*b*値
が、3Dオブジェクトデータに基づく画像の表面に位置し
ない場合は、リンク対象のL*a*b*値に対応する指定ポイ
ントが現れるように、ユーザが表示グリッド範囲を操作
する必要がある。第3実施形態では、指定ポイントが表
示されるように、色解析プログラムが3Dオブジェクトデ
ータに基づく画像の表示範囲を変更する。
【0087】第3実施形態において、ユーザがマウスな
どを用いて画像上のポイントを指定すると、該当する位
置に矢印が表示され、色解析プログラムにはメッセージ
LINK_TO_DISTが通知される。
【0088】色解析プログラムは、メッセージLINK_TO_
DISTを検知すると、図14のフローチャートに示した手順
によって範囲表示オブジェクトを更新する。さらに、色
解析プログラムは、ユーザに指定された画像上のポイン
ト、および、参照領域サイズを示す情報に基づき算出さ
れる平均RGB値(rave, gave, bave)から表示グリッド範
囲を変更し、移動/回転操作を行って、3Dオブジェクト
データに基づく画像の表面に範囲表示オブジェクト161
を表示させる。表示グリッド範囲は、具体的には以下の
手順によって決定される。
【0089】まず、色分布情報ファイルに記述されたRG
B値のステップを参照し、対応するR値にraveを含まない
Rのグリッド範囲[i, gridRmax - i]を満たす整数iのう
ち、最小の値iminを取得する。ここで、gridRmaxはR軸
の最大の格子点番号である。対応するG値にgaveを含ま
ないGのグリッド範囲、および、対応するB値にbaveを含
まないBのグリッド範囲についても同様の値jminおよびk
minをそれぞれ取得する。
【0090】その後、imin、jmin、kminの最小値intmin
を取得し、[intmin, gridRmax - intmin]、[intmin, gr
idGmax - intmin]、[intmin, gridBmax - intmin]をそ
れぞれR、G、Bの表示格子範囲とする。なお、grid
Gmax、gridBmaxは、gridRmaxと同様に、G軸およびB軸の
最大格子点番号である。
【0091】図27はRGB色空間における表示格子範囲を
示す図で、点線で示す範囲が最大の格子領域を、実線で
示す範囲が実際の表示格子範囲を示す。図27に符号271
で示す点は平均RGB値(rave, gave, bave)を示す。ま
た、図28は、第3実施形態において、画像→色分布のリ
ンク操作を行った際のカラーモニタ107の表示例を示す
図である。
【0092】上記の説明においては、R、GおよびBとも
に3Dオブジェクトデータに基づく画像の表面から同じ格
子数分、内側に入った範囲を表示させる例を説明した
が、例えば、Rのみ、その表示範囲を[imin, gridRmax -
imin]に変更し、GおよびBについてはそのまま、画像の
表面を表示させるなどの変形も可能である。
【0093】第3実施形態によれば、画像→色分布のリ
ンク操作を行う際に、リンク対象のL*a*b*値が自動的に
3Dオブジェクトデータに基づく画像の表面に表示される
ため、より簡便な操作によって画像情報と対応付けた色
分布情報の解析が可能になる。
【0094】
【変形例】上記の各実施形態においては、ユーザに指定
された画像上の画素を中心とした周辺領域の平均RGB値
を求め、この値に基づき範囲表示オブジェクトの生成お
よび表示を行う例を説明した。さらに、周辺領域のRGB
値に重み付けを行い、畳み込み演算を行ったRGB値を用
いることも可能である。その際、重みには、ガウシアン
フィルタ係数を用いる、ユーザに指定させる、などでよ
い。
【0095】●色分布→画像リンクエリアの表示形態 上記の各実施形態においては、ユーザに指定された3Dオ
ブジェクト上のL*a*b*値に基づき、画像上の対応する領
域を点滅させる例を説明したが、対応領域のRGB値を反
転表示させてもよい。
【0096】●画像→色分布のリンク対象のL*a*b*値 上記の各実施形態においては、3Dオブジェクト上の一点
をユーザが指定し、指定された点のL*a*b*値に基づき画
像→色分布のリンク操作を行う例を説明した。しかし、
3Dオブジェクト上の所定領域をユーザが指定し、その領
域内のL*a*b*値に基づき画像→色分布のリンク操作を行
うことも可能である。その際、領域内のL*a*b*値の平均
値を求めて使用してもよいし、重み付けを行い畳み込み
演算を行ったL*a*b*値を用いてもよい。
【0097】●表色系 上記の各実施形態においては、RGBおよびL*a*b*表色系
を用いる例を説明したが、Luv、CMY、XYZなど、他の表
色系を用いても同様の処理が可能である。
【0098】●表示装置 上記の各実施形態では、表示装置をモニタとして説明し
たが、プリンタやプロッタなどに出力することも可能で
ある。
【0099】以上説明したように、各実施形態による色
情報の三次元分布表示によれば、三次元空間に分布する
色情報(ガマットマッピング処理の局所的/大局的な情
報)を定性的/直感的に評価し、画像に対する主観評価
を色情報の三次元分布と関連付けることで、三次元分布
とカラー画像との対応関係、画像とガマットマッピング
情報(処理)との関連を把握することができる。その結
果、上記評価結果、対応関係および関連をマッピング処
理に迅速に反映することが可能になる。
【0100】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0101】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0102】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0103】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色情報の三次元分布を様々に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の色分布解析装置のシステム構成を示
すブロック図、
【図2】RGB色空間における格子点を模式的に示す図、
【図3】色分布情報ファイルのデータ配置例(書式)を
説明する図
【図4】色解析プログラムの処理動作を説明する状態遷
移図、
【図5】実施形態で用いるオブジェクトデータの構造例
を示す図、
【図6】各格子点により形成される最小の四角形を示す
図、
【図7】カラーモニタ上の表示例を示す図、
【図8】表示格子範囲を選択するためのユーザインタフ
ェイスを示す図、
【図9】カラーモニタ上における3Dオブジェクトデータ
の表示例を示す図、
【図10】RGB色空間における表示格子範囲を示す図、
【図11】周辺領域のサイズを指定するためのユーザイ
ンタフェイスを示す図、
【図12】範囲表示オブジェクトのRGB範囲を指定する
ためのユーザインタフェイスを示す図、
【図13】RGB色空間における範囲表示オブジェクトのR
GB範囲を示す図、
【図14】範囲表示オブジェクトデータの更新手順を説
明するフローチャート、
【図15】L*a*b*空間における範囲表示オブジェクトを
模式的に示す図、
【図16】画像→色分布のリンク操作を行った際のカラ
ーモニタの表示例を示す図、
【図17】点滅表示範囲を指定するためのユーザインタ
フェイスを示す図、
【図18】RGB色空間における点滅表示範囲を模式的に
示す図、
【図19】画像オブジェクトデータの更新手順を説明す
るフローチャート、
【図20】RGB色空間における点滅表示範囲を説明する
図、
【図21】色分布→画像のリンク操作を行った場合のカ
ラーモニタの表示例を示す図、
【図22】範囲表示オブジェクトのL*a*b*範囲を指定す
るためのユーザインタフェイスを示す図、
【図23】範囲表示オブジェクトデータの更新手順を説
明するフローチャート、
【図24】範囲表示オブジェクトの表示例を示す図、
【図25】範囲表示オブジェクトの他の表示例を示す
図、
【図26】範囲表示オブジェクトの他の表示例を示す
図、
【図27】RGB色空間における表示格子範囲を示す図、
【図28】画像→色分布のリンク操作を行った際のカラ
ーモニタの表示例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 公崇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA06 BA09 CA07 EA09 EA12 EA27 EA30 FA02 FA03 FA05 FA09 FA13 FA17 5B057 BA25 CA01 CA08 CA13 CA17 CB01 CB08 CB13 CB16 CD02 CD03 CE17 CE18 5C077 LL01 LL19 MP08 PP32 PP36 PP37 PQ12 PQ23 TT02 5C079 HB01 HB08 HB11 LB02 MA04 MA11 NA03 NA29 PA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の表色系において規則的に配置され
    た標本点と、第二の表色系の色座標値との関係を示す色
    分布情報に基づき、三次元物体の表面情報を構成する構
    成手段と、 前記構成手段における構成動作のユーザ指示を入力する
    入力手段と、 モニタに、前記第一の表色系の画像情報を表示させ、前
    記三次元物体の表面情報を疑似三次元表示させる表示手
    段と、 前記画像情報から取得される色情報に対応する前記第二
    の表色系の対応色情報を演算し、前記対応色情報に基づ
    き物体情報を構成する演算手段とを有することを特徴と
    する色情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記物体情報を前記モ
    ニタに疑似三次元表示させることを特徴とする請求項1
    に記載された色情報処理装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記色分布情報を取得する色情
    報取得手段を有することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載された色情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記画像情報の一点か
    ら前記色情報を取得することを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載された色情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記画像情報の指定領
    域から前記色情報を取得することを特徴とする請求項1
    から請求項3の何れかに記載された色情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記指定領域の色情報
    の平均値を前記色情報として取得することを特徴とする
    請求項5に記載された色情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記指定領域の色情報
    の重み付け演算により前記色情報を取得することを特徴
    とする請求項5に記載された色情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記対応色情報は、前記第一の表色系の
    色情報を前記第二の表色系の色情報に変換することで演
    算されることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか
    に記載された色情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記物体情報は、前記対応色情報を中心
    とする線分の組み合わせ、楕円、球または多面体形状を
    示す情報として構成されることを特徴とする請求項8に
    記載された色情報処理装置。
  10. 【請求項10】 さらに、疑似三次元表示に関する視
    点、視線、物体位置、物体回転、スクリーン位置および
    スクリーン角の少なくとも一つを制御する制御手段を有
    することを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記
    載された色情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の表色系はRGB、CMY、XYZ、L
    uvまたはLab表色系であることを特徴とする請求項1から
    請求項10の何れかに記載された色情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第二の表色系はRGB、CMY、XYZ、L
    uvまたはLab表色系であることを特徴とする請求項1から
    請求項10の何れかに記載された色情報処理装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記入力手段により三次元の
    基底ごとに表示格子範囲を指定するユーザ指示を入力す
    ることが可能であり、前記構成手段は、指示される表示
    格子範囲に基づき、前記第一の表色系の領域表面の標本
    点が前記第二の表色系で取り得る色座標を取得して、前
    記表面情報を構成することを特徴とする請求項1から請
    求項12の何れかに記載された色情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記構成手段は、前記画像情報から取
    得される色情報に基づき、三次元の基底ごとに表示格子
    範囲を算出し、その表示格子範囲に基づき、前記第一の
    表色系の領域表面の標本点が前記第二の表色系で取り得
    る色座標を取得して、前記表面情報を構成することを特
    徴とする請求項1から請求項13の何れかに記載された色
    情報処理装置。
  15. 【請求項15】 第一の表色系において規則的に配置さ
    れた標本点と、第二の表色系の色座標値との関係を示す
    色分布情報に基づき、三次元物体の表面情報を構成し、 前記表面情報の構成における構成動作のユーザ指示を入
    力し、 モニタに、前記第一の表色系の画像情報を表示させ、前
    記三次元物体の表面情報を疑似三次元表示させ、 前記画像情報から取得される色情報に対応する前記第二
    の表色系の対応色情報を演算し、前記対応色情報に基づ
    き物体情報を構成することを特徴とする色情報処理方
    法。
  16. 【請求項16】 画像処理装置を制御して、請求項15に
    記載された色情報処理を実行することを特徴とするプロ
    グラム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載されたプログラムが記
    録されたことを特徴とする記録媒体。
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