JP2003173332A - かな漢字変換方式及び文字処理装置 - Google Patents

かな漢字変換方式及び文字処理装置

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JP2003173332A
JP2003173332A JP2001371453A JP2001371453A JP2003173332A JP 2003173332 A JP2003173332 A JP 2003173332A JP 2001371453 A JP2001371453 A JP 2001371453A JP 2001371453 A JP2001371453 A JP 2001371453A JP 2003173332 A JP2003173332 A JP 2003173332A
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Daiki Suzuki
大記 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力時とは別の読みを持つ単語を変換するこ
とで、文章入力および編集の効率を向上させる。 【解決手段】 ひとつの読みに複数の表記からなる表記
群を対応させて登録することが可能で、それぞれの表記
が登録した読みとは異なる読みを所有することが可能で
ある。また変換時の読みとそれぞれが所有する読みとの
交換が可能であり、交換結果からいずれの読みに戻すこ
とも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかな漢字変換方式及
び文字処理装置に関し、特にかな漢字変換において、正
しい文章を作成する処理方式および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に日本語ワードプロセッサなどの
文字処理装置における日本語の入力はかな漢字変換を使
って行われている。このかな漢字変換はユーザが所望す
る単語の読みを入力し、入力された読みをもとに単語辞
書を検索して変換結果を作成するものである。単語辞書
に単語が存在しない場合は変換されない。その場合ユー
ザが新規に単語を登録することで変換可能にする。この
単語登録は読みと表記を指定することで行われる。登録
する読みは登録する表記と無関係なため、覚えやすい読
みや略語など自由に読みを与えることができる。短い読
みでの登録が多い場合は同じ読みで別の表記を登録する
ことも多く、また意識的に同じ読みで登録する場合もあ
る。その場合、同じ読みでの単語登録を繰り返すのでは
なく単語をグループとして一つの読みに対応させて登録
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】同じ読みでいくつもの
単語をグループとして登録できる場合に、ユーザは登録
した読みから連想するような形でグループ内の単語に変
換していくことが可能である。しかし、その場合におい
て連想前の読みだけでは不十分であり、最終変換結果で
あるその単語自身の読みを必要とする場合がある。例え
ばかな漢字変換は変換結果だけでなく変換結果の読み情
報までを出力する場合、あるいは変換結果を読みに戻す
ような編集操作をサポートしている場合などである。こ
のような場合に、登録された単語グループそれぞれの表
記に読み情報を持たせ、連想前の読みとの交換、また結
果をいずれの読みにも戻すことが可能な単語登録方法を
備えたかな漢字変換方式及び文字処理装置を提供する点
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明にかかわるかな漢字変換方
法は、ひとつの読みに複数の表記からなる表記郡を対応
させて登録することを可能とし、それぞれの表記が登録
した読みとは異なる読みを所有することを特徴とする。
また変換候補中に上記表記郡が存在した場合、他の変換
候補と並列に出力することを特徴とする。また文章の読
み情報として変換時に使用した読みと変換結果の表記群
内の単語が所有する読みとを交換可能であることを特徴
とする。また編集操作で表記を読みに戻す場合にはいず
れの読みにも戻すことが可能であることを特徴とする。
【0005】さらに上述した課題を解決し、目的を達成
するため、本発明にかかわる文字処理装置は、文字を入
力する入力手段と、文字を表示する表示手段と、単語の
読みがなに対応して表記文字列を合む当該単語の情報を
格納した単語辞書手段と、入力されたかな文字列を読み
として、前記単語辞書手段を参照して表記文字列に変換
し、ひとつの読みに別の読みをそれぞれ所有する表記郡
を対応させて登録することが可能な上記かな漢字変換方
式の特徴を合わせ持つかな漢字変換手段と、を具備する
ことを特徴とする。
【0006】以上、本発明を整理して要約すれば以下の
構成に集約できる。
【0007】(1)ユーザが一つの読みに複数の表記か
らなる表記群を対応させて登録することが可能なかな漢
字変換方式において、表記群のそれぞれの表記が登録し
た読みとは別の読みを所有することを特徴とするかな漢
字変換方式。
【0008】(2)単語の読みに対する変換候補の中に
登録された表記群が存在した場合、表記群の中の任意の
数だけを他の変換候補と同じように並列に出力すること
を特徴とする前記(1)記載のかな漢字変換方式。
【0009】(3)登録された表記群の中の表記を選択
した時に、変換した読みとその表記が所有する読みとを
交換可能であることを特徴とする前記(1)記載のかな
漢字変換方式。
【0010】(4)選択された表記群の中の表記から、
その表記群を変換させた読みとその表記が所有する読み
のいずれにも戻すことが可能であることを特徴とする前
記(1)記載のかな漢字変換方式。
【0011】(5)文字を入力する入力手段と、文字を
表示する表示手段と、単語の読みがなに対応して表記文
字列を含む当該単語の情報を格納した単語辞書手段と、
上記単語辞書手段に対して、ユーザが一つの読みに複数
の表記からなる表記群を対応させて登録することが可能
であり、その表記群のそれぞれの表記が登録した読みと
は別の読みを所有することを特徴とするかな漢字変換手
段とを具備することを特徴とする文字処理装置。
【0012】(6)単語の読みに対する変換候補の中に
登録された表記群が存在した場合、表記群の中の任意の
数だけを他の変換候補と同じように並列に出力すること
が可能なかな漢字変換手段を具備することを特徴とする
前記(5)記載の文字処理装置。
【0013】(7)登録された表記群の中の表記を選択
した時に、変換した読みとその表記が所有する読みとを
交換可能であるかな漢字変換手段を具備することを特徴
とする前記(5)記載の文字処理装置。
【0014】(8)選択された表記群の中の表記から、
その表記群を変換させた読みとその表記が所有する読み
のいずれにも戻すことが可能であるかな漢字変換手段を
具備することを特徴とする前記(5)記載の文字処理装
置。
【0015】
【作用】かかる構成により、ユーザはひとつの読みに複
数の表記を対応させてまとめて登録することが可能であ
り、それぞれの表記が別の読みを所有することが可能で
ある。それら表記群を通常の変換候補として取り扱うこ
とが可能である。また読み情報としていずれの読みを出
力することが可能であり、編集操作によっていずれの読
みに戻すことも可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0017】図1は本発明の全体構成の一例である。
【0018】図示の構成において、CPU1は、マイク
ロプロセッサであり、文字処理のための演算、論理判断
等を行ない、アドレスバスAB、コントロールバスC
B、データバスDBを介して、それらのバスに接続され
た各構成要素を制御する。
【0019】アドレスバスABはマイクロプロセッサC
PU1の制御の対象とする構成要素を指示するアドレス
信号を転送する。コントロールバスCBはマイクロプロ
セッサCPU1の制御の対象とする各構成要素のコント
ロール信号を転送して印加する。データバスDBは各構
成機器相互間のデータの転送を行う。
【0020】次にROM2は、読出し専用の固定メモリ
である。PAは、マイクロプロセッサCPU1による制
御手順等を記憶させたプログラムエリアである。
【0021】また、RAM3は、1ワード16ビットの
構成の書込み可能のランダムアクセスメモリであって、
各構成要素からの各種データの一時記憶に用いる。
【0022】TBUFは文書バッファであり、キーボー
ドKB5より入力された文書情報を蓄えるためのメモリ
である。
【0023】YBUFはキーボードKB5より入力され
た読みを格納する入力読みバッファ・メモリである。
【0024】DICはかな漢字変換を行うための単語辞
書である。
【0025】GDICはかな漢字変換の学習データを格
納する学習データ辞書である。
【0026】TDICはかな漢字変換を行うための単語
を登録できる登録単語辞書である。
【0027】KLISTは辞書検索時に指定された単語
情報を格納するための候補リストメモリである。
【0028】DBPOOLはYBUFの読みを文節に解
析・変換した情報を格納する同音語候補格納メモリであ
る。
【0029】KHBUFは次候補表示の時に実際に表示
する変換候補列を格納するための候補バッファである。
【0030】LRNDATは個々の単語の学習状態を格
納するための学習データ格納メモリである。
【0031】FZTBLは付属語をDICに格納されて
いる結合情報に対応させるための付属語列変換テーブル
である。
【0032】KB5はキーボードであって、アルファベ
ットキー、ひらがなキー、カタカナキー等の文字記号入
力キー、及び、変換を指示する変換キーなどの各種のフ
ァンクションキーを備えている。
【0033】図1において、YOMIは読みを入力する
ためのキー、CONは入力した読みを変換するための変
換指示キー、NXTは変換候補を変更して次候補に変換
するための次候補変換指示キー、SELは現在の同音語
表示候補に確定し同時にその候補表記を学習することを
指示するための選択キー、TORは単語登録の実行を支
持する登録キー、CANは選択された変換結果を読みに
戻すための取消キーである。
【0034】DISK4は定型文書を記憶するためのメ
モリで作成された文書の保管を行ない、保管された文書
はキーボードの指示により、必要な時呼び出される。
【0035】CR6はカーソルレジスタである。CPU
1により、カーソルレジスタの内容を読み書きできる。
後述するCRTコントローラCRTC8は、ここに蓄え
られたアドレスに対する表示装置CRT9上の位置にカ
ーソルを表示する。
【0036】DBUF7は表示用バッファ・メモリで、
TBUFに蓄えられた文書情報等のパターンを蓄える。
【0037】CRTC8はカーソルレジスタCR6及び
バッファDBUF7に蓄えられた内容を表示器CRT9
に表示する役割を担う。
【0038】またCRT9は陰極線管等を用いた表示装
置でありその表示装置CRT9におけるドット構成のパ
ターンおよびカーソルの表示をCRTコントローラで制
御する。
【0039】さらに、CG10はキャラクタジェネレー
タであって、表示装置CRT9に表示する文字、記号の
パターンを記憶するものである。
【0040】かかる各構成要素からなる本発明文字処理
装置においては、キーボードKB5からの各種の入力に
応じて作動するものであって、キーボードKB5からの
入力が供給されると、まず、インタラプト信号がマイク
ロプロセッサCPU1に送られ、そのマイクロプロセッ
サCPU1がROM2内に記憶してある各種の制御信号
を読出し、それらの制御信号に従って、各種の制御が行
なわれる。
【0041】以下、以上の構成よりなる本実施例装置に
おける一つの読みに複数の表記からなる表記郡を対応さ
せて登録し、またその表記郡を通常の変換候補と同列に
扱うことが可能である例を図2〜図5を参照して以下に
説明する。
【0042】図2上の画面例は単語登録を起動させた状
態の例である。読み、表記、品詞を入力して実行させる
ことで実際に辞書に登録する。図では読みに「どうき」
と入力している状態である。画面上部のメニューエリア
に記述されている「品詞設定」は設定可能な品詞列を表
示しユーザがその中から選択することで品詞を設定させ
る機能であり、「原文指定」は文書編集画面の中から表
記を選び出す機能でありいずれもよく行われている機能
である。「集合登録」は本特許の一つの読みに複数の表
記を対応させるための機能を起動させるキーであり、そ
の実行例が図2下の画面例である。「集合登録」を起動
すると表記郡を設定するためのウィンドウが表示され、
複数の表記の入力を可能とする。上の画面例で読み「ど
うき」を入力後に「集合登録」を起動、表記郡として
「読み:やまだ、表記:山田」と「読み:たなか、表
記:田中」を入力した状態である。この状態で単語登録
に実行をかければ、読み「どうき」に対して「読み:や
まだ、表記:山田」と「読み:たなか、表記:田中」の
2つを対応させて登録することになる。
【0043】図3は図2の例のようにユーザ登録された
状態を表示させたものである。登録方法によって種類訳
が行われている。通常の登録単語は「一般」、学習時に
自動的に登録された単語は「自動」、図2のような集合
登録された単語は「郡」と明記される。図3の画面例で
は、読み「さかな」「どうき」「めかま」と3つの集合
登録が行われたことがわかる。
【0044】図4は図3のように既に集合登録されてい
る状態での変換例である。読みとして「さかな」と入力
後に変換キーで変換、第一変換結果として「魚」が表示
される。ここで次候補表示キーで変換候補を表示させる
と候補の中に読み「さかな」で登録されていた表記郡が
通常の候補と同列に表示されている。ユーザが通常の候
補と同様に候補選択を行うことができる例である。
【0045】図5は図4のように通常の変換候補列と同
等に扱える表記郡内の数を設定した場合の例です。ここ
では通常の変換候補列と同等に扱える表記郡内の候補を
一つと設定しています。図4の場合と同様に読み「どう
き」を入力後に変換、第一変換結果として「同期」を得
てから候補表示を行っています。候補列の中には読み
「どうき」で集合登録されている表記郡の中から表記
「山田」のみエントリーされています。その表記「山
田」を選択後にさらに候補表示を行うことで表記郡候補
を表示させています。そこで表記郡内で「山田」から
「鈴木」に変更して選択しています。選択された「鈴
木」という単語は読みとして「すずき」を所有していま
す。この段階で取消操作を実行させると表記「鈴木」が
読み「すずき」に戻されています。またこの段階からさ
らに取消操作を実行させることで、表記群の読みである
「どうき」に戻されています。変換結果からいずれの読
みにも戻すことが可能です。
【0046】以上のようにユーザは、ひとつの読みに複
数の表記を対応させてまとめて登録することが可能であ
り、それぞれの表記がまた別の読み情報を所有すること
が可能である。またそれら表記郡を通常の変換候補とし
て取り扱うことが可能である。また変換結果からいずれ
の読みにも戻すことが可能である。
【0047】上述の実施例の作動をフローに従って説明
する。
【0048】図6は本発明文字処理装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【0049】ステップS6−1においてキーボードより
何らかのキーが押下され、割り込みが発生するのを待
つ。キーが入力されるとステップS6−2においてこの
キーを判別し、キーの種類に応じてステップS6−3、
ステップS6−4、ステップS6−5、ステップS6−
6、ステップS6−7、ステップS6−8、ステップS
6−9のいずれかのステップに分岐する。
【0050】ステップS6−3は読み入力キーYOMI
が押下されたときの処理であり、押下された読みのコー
ドを入力読みバッファ・メモリYBUFに蓄える。
【0051】ステップS6−4は変換キーCONが押下
されたときの処理であり、ステップS6−3で入力され
て入力読みバッファ・メモリYBUFに蓄えられてい
る、かな漢字変換の対象となる文字列を変換し、出力バ
ッファに出力する。
【0052】ステップS6−5は次候補表示キーNXT
が押下されたときの処理であり、ステップS6−4によ
って出力された出力バッファ中の同音語候補列を表示す
る。
【0053】ステップS6−6は選択キーSELが押下
されたときの処理であり、画面に表示されている出力バ
ッファ中の同音語を確定し、確定された文字列を文書中
に出力する。さらに選択された単語を学習する処理を行
う。変換された単語が辞書に存在しない場合は、その単
語を自動登録する。
【0054】ステップS6−7は単語登録キーTORが
押下された時の処理であり、読み、表記、品詞を設定し
て実行することで登録単語辞書TDICに新しい単語を
登録する。
【0055】ステップS6−8は取消キーCANが押下
された時の処理であり、表示中の単語を読みに戻す処理
である。表記群の単語であれば登録単語辞書TDICに
登録されているその単語の読みに戻し、すでにその読み
に戻されている場合は登録された読みに戻す。いずれも
戻した読みを出力バッファの表記と置き換える形で出力
する。
【0056】ステップS6−9は、YOMI、CON、
NXT、SEL、TOR、CAN以外のキー(たとえ
ば、カーソル移動キーなどの文書編集で用いるキーな
ど)が押下された場合の処理であり、各キーに対応した
処理が実行される。
【0057】ステップS6−10は上記の各処理の結
果、変更された部分を表示する表示処理である。文書中
のデータ1文字を読んではパターンに展開し、表示バッ
ファに出力するという通常広く行われている処理であ
る。
【0058】図7はステップS6−4の処理を詳細化し
たフローチャートである。
【0059】ステップS7−1は、文節単位に分ち書き
されて入力されたカナ漢字変換の対象となる文字列を解
析し、カナ漢字変換の出力の候補を同音語プールに出力
する処理である。分ち書きされた単位に文字列を順々に
取り出し、単語辞書を検索して解析を行ない、文節とし
て認定される候補のみを同音語プールに出力する処理で
あって、同種の文字処理装置において一般に行なわれて
いる処理である。
【0060】ステップS7−2はステップS7−1にお
いて同音語プールに出力された解析結果に対して、単語
辞書中に格納されている用例のパターンが存在するかど
うかをチェックし、用例のパターンが存在すれば、その
用例の対象となる同音語の候補を優先候補としてピック
アップする。
【0061】ステップS7−3はステップS7−2でピ
ックアップされた優先候補や、単語学習されている候補
の中から、カナ漢字変換の第1候補を決定する。
【0062】ステップS7−4はステップS7−3で決
定された第1候補と同じ読みを持つ文節候補を変換候補
列として候補バッファに編集する。表記が表記郡である
候補が存在した場合は、表記郡のそれぞれの表記を一つ
づつ候補として編集する。一般候補と同列に扱える表記
郡内の候補に制限が設けられている場合は、その数だけ
候補バッファに編集する。
【0063】ステップS7−5は、出力バッファに格納
されたカナ漢字変換の出力を表示する処理であり、同種
の文字処理装置において一般に行なわれている処理であ
り、公知であるので特に記述しない。
【0064】図8はステップS6−5の処理を詳細化し
たフローチャートである。
【0065】ステップS8−1は、この候補表示の指示
が変換直後に指示されているかを判定する。
【0066】ステップS8−2は、ステップS8−1で
変換直後でないと判断された場合に現在の候補が表記郡
内の候補であるかを判定する。
【0067】ステップS8−3は、ステップS8−2で
表記郡内の候補でないと判断された場合にもう一度現在
の候補の変換処理を実行しすべての候補を抽出する。
【0068】ステップS8−4は、ステップS8−2で
表記郡内の候補であると判断された場合に表記郡の表記
列を変換候補として抽出する。
【0069】ステップS8−5は、ステップS8−3や
ステップS8−4で抽出された候補を候補バッファに編
集する処理を行う。
【0070】ステップS8−6は、候補バッファをもと
に変換候補列を表示する処理である。
【0071】図9はステップS6−6の処理を詳細化し
たフローチャートである。
【0072】ステップS9−1においてキーボードより
何らかのキーが押下され、割り込みが発生するのを待
つ。キーが入力されるとステップS9−2においてこの
キーを判別し、キーの種類に応じてステップS9−3、
S9−4、S9−5、S9−6、S9−7、S9−8、
S9−9のいずれかのステップに分岐する。
【0073】ステップS9−3は登録する単語の読みが
入力された時の処理であり、ステップS9−4は表記が
入力された時の処理である。
【0074】ステップS9−5は表記郡の入力指示が出
された時の処理であり、複数の表記の入力を受けつける
処理を行う。
【0075】ステップS9−6は文書から表記を指定す
る場合の処理であり、ステップS9−7は品詞を指定す
るための処理である。
【0076】ステップS9−8は読み、表記、表記郡、
品詞の入力指示や文書指定の指示、また辞書への登録指
示以外のキーが押下された時の処理であり、各キーに対
応した処理が行われる。
【0077】ステップS9−9は辞書への登録が指示さ
れた時の処理であり、現在入力されている読み、表記、
品詞で辞書に対して単語登録を行う処理である。
【0078】ステップS9−10は上記の各処理の結
果、変更された部分を表示する表示処理である。
【0079】以上のように本実施の形態によれば、一つ
の読みに複数の表記を対応させて登録することが可能で
あり、それぞれの表記が別の読みを所有することが可能
である。よって、より効率的な文書入力操作を可能とす
る。
【0080】(他の実施例)前記実施例では、ユーザの
入力操作において表記郡の読み・表記すべてを直接入力
して登録させるものであった。
【0081】第2の実施例としては、表記郡の表記とし
て既存の単語を指定するものである。これは直接辞書に
おいて表記を持たず該当単語の表記へのリンク情報を持
つことで実現することが可能である。辞書に無い単語は
直接入力によって読み・表記自体を持つ必要があるが、
既存の単語はリンク情報のみにしてメモリの効率的な使
用が可能となる。これはユーザからは前記実施例同様に
直接入力させた後に登録時に自動的に判断してリンク情
報に変更させる方法で実現することも可能である。
【0082】また、本発明は、単体の装置に限らず、複
数の装置からなるシステムにも適用可能であり、また、
文字処理を専用とした装置に限らず、かな漢字変換によ
って漢字かな混じり文字列を出力する機能を具えた装置
またはシステムに適用可能であることは勿論である。更
に、装置またはシステムに、ソフトウェアを提供するこ
とによっても、実現可能であることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、かな
漢字変換において、ユーザはひとつの読みに複数の表記
を対応させ、それぞれの表記にそれぞれ固有の読みを持
たせた状態でまとめて登録することが可能である。これ
により連想しやすい読みから所望の単語を変換させるこ
とが可能となる。また入力時の読みと表記固有の読みを
交換することが可能であるため、入力時と最終出力時の
それぞれ効果的な読みを選択することが可能である。ま
たいずれの読みにも戻すことで、文章の編集効率を向上
させることが可能である。
【0084】また上記かな漢字変換方式を備えた文字処
理装置において、かな漢字変換の変換効率が上がること
によって効率の良い文字入力を可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の文字処理装置の全体構成を示すブ
ロック図
【図2】 一つの読みに複数の表記を対応させて登録す
る単語登録を実行した状態の画面例を示す図
【図3】 登録単語辞書の一覧表示を実行した状態での
画面例を示す図
【図4】 一つの読みに複数の表記を対応させて登録し
た表記郡を通常の変換候補と同列に扱っている操作手順
の一例を示す図
【図5】 一つの読みに複数の表記を対応させて登録し
た表記郡の変換候補から、その変換候補の読み、さらに
表記群の読みへ取消操作によって戻した場合の操作手順
の一例を示す図
【図6】 本実施例の動作全体の処理手順の一例を示す
フローチャート
【図7】 かな漢字変換の動作全体の処理手順の一例を
示すフローチャート
【図8】 次候補表示を表示する処理手順の一例を示す
フローチャート
【図9】 単語を辞書に登録する処理手順の一例を示す
フローチャート
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 DISK 5 KB(キーボード) 6 CR(カーソルレジスタ) 7 DBUF 8 CRTC 9 CRT 10 CG AB アドレスバス CB コントロールバス DB データバス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが一つの読みに複数の表記からな
    る表記群を対応させて登録することが可能なかな漢字変
    換方式において、 表記群のそれぞれの表記が登録した読みとは別の読みを
    所有することを特徴とするかな漢字変換方式。
  2. 【請求項2】 単語の読みに対する変換候補の中に登録
    された表記群が存在した場合、表記群の中の任意の数だ
    けを他の変換候補と同じように並列に出力することを特
    徴とする請求項1記載のかな漢字変換方式。
  3. 【請求項3】 登録された表記群の中の表記を選択した
    時に、変換した読みとその表記が所有する読みとを交換
    可能であることを特徴とする請求項1記載のかな漢字変
    換方式。
  4. 【請求項4】 選択された表記群の中の表記から、その
    表記群を変換させた読みとその表記が所有する読みのい
    ずれにも戻すことが可能であることを特徴とする請求項
    1記載のかな漢字変換方式。
  5. 【請求項5】 文字を入力する入力手段と、 文字を表示する表示手段と、 単語の読みがなに対応して表記文字列を含む当該単語の
    情報を格納した単語辞書手段と、 上記単語辞書手段に対して、ユーザが一つの読みに複数
    の表記からなる表記群を対応させて登録することが可能
    であり、その表記群のそれぞれの表記が登録した読みと
    は別の読みを所有することを特徴とするかな漢字変換手
    段とを具備することを特徴とする文字処理装置。
  6. 【請求項6】 単語の読みに対する変換候補の中に登録
    された表記群が存在した場合、表記群の中の任意の数だ
    けを他の変換候補と同じように並列に出力することが可
    能なかな漢字変換手段を具備することを特徴とする請求
    項5記載の文字処理装置。
  7. 【請求項7】 登録された表記群の中の表記を選択した
    時に、変換した読みとその表記が所有する読みとを交換
    可能であるかな漢字変換手段を具備することを特徴とす
    る請求項5記載の文字処理装置。
  8. 【請求項8】 選択された表記群の中の表記から、その
    表記群を変換させた読みとその表記が所有する読みのい
    ずれにも戻すことが可能であるかな漢字変換手段を具備
    することを特徴とする請求項5記載の文字処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013065158A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Yahoo Japan Corp 端末装置、方法及びプログラム

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JP2013065158A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Yahoo Japan Corp 端末装置、方法及びプログラム

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